JP5222469B2 - 記憶システム及びデータ管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記憶システム及びデータ管理方法に関し、特に、外部接続された記憶装置を用いてデータをバックアップ又はリストアする技術に関する。
従来、ホスト装置と呼ばれる汎用計算機からのデータを複製する外部記憶装置として磁気テープカートリッジを利用したテープライブラリ装置や、物理ディスクの記憶領域上に論理的なボリューム(以下、これを論理ボリュームという)を用いたストレージ装置がある。
またホスト装置と外部記憶装置との間に接続され、物理ディスクの記憶領域上に仮想的な論理ボリューム(以下、単に仮想ボリュームという)をホスト装置に提供する仮想化装置がある。
これらの装置を利用して、ホスト装置からのデータを高速にバックアップする方法としては、次の通りである。
まずホスト装置からのデータは、仮想化装置内に設けられ、物理ディスクの記憶領域上に形成された論理的なボリューム(以下、単に論理ボリュームという)に記憶される。そしてバックアップ処理により、論理ボリューム内のデータは別の論理ボリュームにボリューム単位で複製される。また当該データを複製した複製データは、仮想ボリューム内に記憶されるが、実際には、仮想化装置と外部接続されるストレージ装置内の論理ボリュームに格納される。
ここでバックアップ処理は、データ保護及び信頼性向上のために複数世代のバックアップを行う必要がある。一般的にバックアップ処理は、安価なテープライブラリ装置に行う。そうして複製データは、仮想化装置からバックアップサーバを介してテープライブラリ装置に格納されることとなる。
なお、データを格納する容量管理とデータアクセスの効率化を図るため、磁気ディスクを用いた磁気ディスク装置とテープライブラリ装置とを1つの外部記憶装置内に納め、磁気ディスク装置及びテープライブラリ装置間でデータのバックアップ及びデータのリストアを行う技術が特許文献1に開示されている。
特開平11−242570号公報
上記のように外部接続されたストレージ装置に複製データを転送する速度は非常に高速であるものの、論理ボリュームを形成するための物理ディスクは高価である。これに対し、磁気テープは安価であるものの、複製データを転送する速度は低速である。
また、仮想化装置からバックアップサーバを介してテープライブラリ装置内にバックアップするため、複製データを転送する速度は非常に低速である。加えて、バックアップ作業を行う際に生じる仮想化装置の負荷は、主業務にも影響を及ぼすという問題が生じる。
特に、複数のホスト装置が構築された環境において、複製データをファイル単位でバックアップしようとすると、OS(Operating System)の種類と同じ数だけのバックアップサーバが必要となる。従ってこのような環境で、バックアップサーバを介してバックアップしようとすると、高価で複雑な構築となるばかりでなく、システム管理も煩雑になる。
たとえ外部接続されたストレージ装置から直接バックアップサーバを介して複製データをファイル単位でバックアップしてもオーバーヘッドにより、ボリューム単位で行うバックアップと比べ、バックアップ性能が低くならざるを得ない。
また上記は、リストア処理についても同様である。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、外部接続されたストレージ装置とテープライブラリ装置とを一体化した外部記憶装置内でバックアップ処理又はリストア処理を行うことで、仮想化装置にかかる負荷を軽減させ得る記憶システム及びデータ管理方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、ホスト装置から送られるデータを記憶し物理ディスクの記憶領域上に形成される実ボリュームと、前記データを複製した複製データを記憶し前記実ボリュームとペア設定される仮想ボリュームと、を有する仮想化装置と、前記仮想ボリュームの実際の記憶領域である論理ボリュームと、前記論理ボリュームと対応付けられて前記複製データを記憶するテープと、を有する外部記憶装置と、前記外部記憶装置には、前記テープに前記論理ボリュームに記憶された前記複製データをコピーするコピー部と、を備えることを特徴とする。
その結果、仮想化装置に影響を及ぼすことなく、外部記憶装置内でバックアップ処理を行うことができる。
また本発明においては、ホスト装置から送られるデータを記憶し物理ディスクの記憶領域上に形成される実ボリュームと、前記データを複製した複製データを記憶し前記実ボリュームとペア設定される仮想ボリュームと、リストアした複製データを記憶するワーク仮想ボリュームと、を有する仮想化装置と、前記仮想ボリュームの実際の記憶領域である論理ボリュームと、前記論理ボリュームと対応付けられて複製データを記憶するテープと、前記ワーク仮想ボリュームと対応付けられるワーク論理ボリュームと、を有する外部記憶装置と、前記外部記憶装置には、前記ホスト装置からのリストア指示に基づいて前記複製データを記憶した前記テープから前記複製データのリストアを実行し、リストアした複製データを前記ワーク論理ボリュームに記憶するコントローラ部と、備えることを特徴とする。
その結果、ボリューム単位で高速にリストアしたワーク論理ボリュームからリストア処理をファイルごとに行うことができる。
さらに本発明においては、ホスト装置から送られるデータを記憶する仮想化装置と、前記仮想化装置と接続される外部記憶装置と、を備える記憶システムのデータ管理方法であって、前記仮想化装置では、前記データを記憶し物理ディスクの記憶領域上に形成される実ボリュームと、前記データを複製した複製データを記憶し前記実ボリュームとをペア設定されるステップと、前記外部記憶装置では、前記仮想ボリュームの実際の記憶領域である論理ボリュームと、前記複製データを記憶するテープとを対応付けるステップと、前記外部記憶装置には、前記テープに前記論理ボリュームに記憶された複製データをコピーするコピーステップと、を備えることを特徴とする。
その結果、仮想化装置に影響を及ぼすことなく、外部記憶装置内でバックアップ処理を行うことができる。
また本発明においては、ホスト装置から送られるデータを記憶する仮想化装置と、前記仮想化装置と接続される外部記憶装置と、を備える記憶システムのデータ管理方法であって、前記仮想化装置では、前記データを記憶し物理ディスクの記憶領域上に形成される実ボリュームと、前記データを複製した複製データを記憶し前記実ボリュームとペア設定されるステップと、リストアした複製データを記憶するワーク仮想ボリュームを形成するステップと、前記外部記憶装置では、前記仮想ボリュームの実際の記憶領域である論理ボリュームと、前記複製データを記憶する複数のテープとを対応付けるステップと、前記ワーク仮想ボリュームと対応付けられるワーク論理ボリュームを形成するステップと、前記ホスト装置からのリストア指示に基づいて前記複製データを記憶した前記テープから前記複製データのリストアを実行し、リストアした複製データを前記ワーク論理ボリュームに記憶するコントローラステップと、を備えることを特徴とする。
その結果、ボリューム単位で高速にリストアしたワーク論理ボリュームからリストア処理をファイルごとに行うことができる。
本発明によれば、外部接続されるストレージ装置とテープライブラリ装置とを一体化させ、仮想化装置と切り離して複製データをバックアップするため、バックアップ作業を行う際に生じる仮想化装置の負荷を軽減させて主業務の性能の向上を図るとともに、バックアップの性能の向上を図ることができる。
また本発明によれば、外部接続されるストレージ装置とテープライブラリ装置とを一体化させた装置を構築するため、機器及びソフトウエアの削減に伴うコストの削減が図れ、装置の信頼性の向上を図ることができる。
さらに本発明によれば、最新の複製データを物理ディスクに保存し、当該最新の複製データと過去の複数世代の複製データとを磁気テープに保存することを可能とし、安価で高性能なバックアップを実現することができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)第1の実施の形態による記憶システムの構成
まず、第1の実施の形態による記憶システムについて以下に説明する。
図1において、1は全体として第1の実施の形態による記憶システムを示す。この記憶システム1は、ホスト装置2がネットワーク3を介して仮想化装置4と接続され、仮想化装置4が外部記憶装置5と接続される構成である。
ホスト装置2は、CPU(Central Processing Unit)20やメモリ21等の情報処理資源を備えたコンピュータ装置であり、例えばパーソナルコンピュータや、ワークステーション、メインフレームなどから構成される。またホスト装置2は、キーボード、スイッチやポインティングデバイス、マイクロフォン等の情報入力装置(図示せず)と、モニタディスプレイやスピーカ等の情報出力装置(図示せず)とを備える。
そしてホスト装置2のメモリ21には、ミラーボリューム制御プログラム22及びバックアップ制御プログラム23が実装され、世代管理テーブル24が格納されている。各種プログラム22、23及び世代管理テーブル24については後述する。
ネットワーク3は、例えばSAN(Storage Area Network)、LAN(Local Area Network)、インターネット、公衆回線又は専用回線などから構成される。このネットワーク3を介したホスト装置2及び仮想化装置4間の通信は、例えばネットワーク3がSANである場合にはファイバチャネルプロトコルに従って行われ、ネットワーク3がLANである場合にはTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルに従って行われる。
仮想化装置4は、コントローラ部40及びデバイス部41を備えて構成される。
コントローラ部40は、CPU42、メモリ(図示せず)、キャッシュ43及び通信インタフェース等を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成されており、ホスト装置2からのコマンド及びデータを制御し、ホスト装置2と仮想化装置4との間でコマンド及びデータの授受を行う。
キャッシュ43は、主に仮想化装置4に入出力するデータを一時的に記憶するために利用される。
デバイス部41は、例えばSCSI(Small Computer System Interface)ディスク等の高価なハードディスクドライブ、又はSATA(Serial AT Attachment)ディスク等の安価なハードディスクドライブでなる複数のハードディスクドライブ(図示せず)から構成される。
これらハードディスクドライブが提供する記憶領域上には、1又は複数の論理ボリューム(図示せず)が定義される。そして、この論理ボリュームにホスト装置2からのデータが所定大きさのブロックを単位として読み書きされる。
各論理ボリュームには、それぞれ固有の識別子(LUN:Logical Unit Number)が割り当てられる。本実施の形態の場合、ユーザデータの入出力は、この識別子と、各ブロックにそれぞれ割り当てられるそのブロックに固有の番号(LBA:Logical Block Address)との組み合わせたものをアドレスとして、当該アドレスを指定して行われる。
仮想化装置4内に作成される論理ボリュームには、プライマリボリューム(PVOL)とセカンダリボリューム(SVOL)とがある。セカンダリボリュームは、プライマリボリュームのバックアップ用として用いられる論理ボリュームである。万一、プライマリボリュームに障害が発生しても、セカンダリボリュームを用いてプライマリボリュームを速やかに再生することができる。また、論理ボリュームの属性としては、実ボリュームPVOL0〜PVOLn、仮想ボリュームSVVOL0〜SVVOLnがある。ここでは、プライマリボリュームを実ボリュームPVOL0〜PVOLnとして定義し、セカンダリボリュームを仮想ボリュームSVVOL0〜SVVOLnとして定義する。
実ボリュームPVOL0〜PVOLnは、記憶領域が割り当てられた論理ボリュームであり、実際にデータの入出力を行うことができる。
これに対して仮想ボリュームSVVOL0〜SVVOLnは、現実に存在しない仮想的な論理ボリュームである。この仮想ボリュームSVVOL0〜SVVOLnには、1又は複数の実ボリュームPVOL0〜PVOLnがペアを組んで関連付けられる。そして仮想化装置4によるバックアップ処理又はリストア処理により仮想ボリュームSVVOL0〜SVVOLnに対してデータの入出力要求が与えられた場合、仮想ボリュームSVVOL0〜SVVOLnに関連付けられた、後述する外部記憶装置5の論理ボリュームLU0〜LUnに対してデータの読み書きが行われる。
複数の仮想ボリュームSVVOL0〜SVVOLnのうち、少なくとも1つの仮想ボリュームSVVOLmは、仮想コマンドボリュームSVVOLmに割り当てられている。
本実施の形態において、ホスト装置2からのデータは実ボリュームPVOL0〜PVOLnに記憶される。そして、当該データのコピーを複製データとして、実ボリュームPVOL0〜PVOLnと関連付けられる仮想ボリュームSVVOL0〜SVVOLnからさらに関連付けられた、後述する外部記憶装置5の論理ボリュームLU0〜LUnに記憶される。
仮想コマンドボリュームSVVOLmは、後述する外部記憶装置5の論理コマンドボリュームLUmと関連付けられる。したがって、ホスト装置2から仮想コマンドボリュームSVVOLmに対してコマンドが与えられた場合、仮想コマンドボリュームSVVOLmに関連付けられた論理コマンドボリュームLUmにコマンドが転送される。
外部記憶装置5は、コントローラ部6、デバイス部7、FCスイッチ8及びテープライブラリ装置9を備えて構成される。
コントローラ部6は、CPU60、メモリ61及び通信インタフェース等を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成されており、仮想化装置4を介して授受されるホスト装置2からのコマンド及びデータを制御する。
デバイス部7は、例えばSCSI(Small Computer System Interface)ディスク等の高価なハードディスクドライブ、又はSATA(Serial AT Attachment)ディスク等の安価なハードディスクドライブでなる複数のハードディスクドライブ70から構成される。
これらハードディスクドライブ70が提供する記憶領域上には、1又は複数の論理ボリュームLU0〜LUnが定義される。そして、この論理ボリュームLU0〜LUnと関連付けられた仮想ボリュームSVVOL0〜SVVOLnからの複製データが所定大きさのブロックを単位として読み書きされる。論理ボリュームLU0〜LUnは、仮想化装置4の論理ボリュームPVOL0〜PVOLnと同様の構成のため説明は省略する。
複数の論理ボリュームLU0〜LUnのうち1つの論理コマンドボリュームLUmは、仮想コマンドボリュームSVVOLmに割り当てられている。
FCスイッチ8は、ファイバチャネルプロトコルが適用されているネットワークを介してコントローラ部6及びテープライブラリ装置9と接続され、スイッチングによりデータ転送を行うスイッチである。FCスイッチ8は、論理ボリュームLU0〜LUnに記憶される複製データを、コントローラ部6を介してパスPと呼ばれるデータ転送路を通じてテープライブラリ装置9に転送する。
テープライブラリ装置9は、テープ92を搬送する搬送機構90を制御するためのCPU(図示せず)、搬送機構90を制御する制御プログラムを記憶するメモリ(図示せず)、搬送機構90、テープドライブ91及びテープ92を備えて構成される。
テープドライブ91は、複製データをテープ92に読み書きするための駆動部である。テープドライブ91によってテープ92に複製データを記憶することができる。
テープ92は、論理ボリュームLU0〜LUnに記憶されている複製データを記憶する。
(1−2)バックアップ機能
次に、以上のように構成された本実施の形態による記憶システム1に搭載されたバックアップ機能について説明する。
この記憶システム1は、最新世代の複製データを仮想ボリュームと関連付けられた論理ボリュームに記憶するとともに、当該論理ボリュームに記憶された過去の複数世代の複製データをテープにボリューム単位で記憶することで、外部記憶装置5内のみでバックアップできる点を特徴としている。
このようなバックアップ機能を実現するため、ホスト装置2にはミラーボリューム制御プログラム22及びバックアップ制御プログラム23が実装され、世代管理テーブル24が格納されている。
そして、外部記憶装置5には、バックアッププログラム62が実装され、テープグループ情報63、バックアップLU対象テーブル64、パス転送量管理テーブル65及びRAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)グループ転送テーブル66が格納されている。
ここではまず、各種テーブル24、63〜66について説明をし、各種プログラム22、23、62については後述で説明をする。
(1−2−1)世代管理テーブル
世代管理テーブル24は、図2に示すように、外部記憶装置5内における複製データに対するバックアップ元とバックアップ先との関係を管理するためのテーブルである。世代管理テーブル24は、「バックアップ元グループ番号」フィールド24A、「スケジュール名」フィールド24B及び「バックアップ先テープグループ番号」フィールド24Cから構成されている。
「バックアップ元グループ番号」フィールド24Aは、複製データを記憶するバックアップ元の複数の仮想ボリュームSVVOL0〜SVVOLnをグループ分けしたグループ番号が格納されている。
「スケジュール名」フィールド24Bは、複製データのバックアップ更新を管理した情報が格納されている。例えば、「schedule_day」では、複製データが毎日バックアップされていることを示し、「schedule_week」では、複製データが毎週バックアップされていることを示している。
世代管理テーブル24によれば、例えば「バックアップ元グループ番号」が「1」である場合、「バックアップ先テープグループ番号」が「10」〜「13」のテープグループに複製データが格納されていることを示す。ある1つの複製データを格納する世代数は、「10」〜「13」の「4」世代の複数世代であることがわかる。このことから格納先のテープグループ番号に関連付けられたテープ92を、世代数によって順次切り替えることで、複数世代の複製データに関する世代管理を可能としている。
(1−2−2)テープグループ情報
テープグループ情報63は、図3に示すように、複製データを記憶するテープグループごとのバックアップ更新履歴情報が格納される。テープグループとは、複数のテープの中からいくつかのテープを1つのグループにまとめたものをいう。そしてテープグループ情報63としては、テーブルグループ番号情報63A、複製データのバックアップを実行したバックアップ日時情報63B、ユーザがバックアップを識別するための任意の文字列であるキーワード情報63C、複製データを記憶した論理ボリューム数情報63D、複製データを記憶した論理ボリューム番号情報63E、論理ボリュームの状態(アクセス可能モード、バックアップモード、リストアモード、エラーモード、未定義モード)を示すコピーステータス情報63F及び、バックアップ及びリストアの進捗率情報63Gである。
特にバックアップ日時情報63Bには、ある複製データに対して複数世代のバックアップ更新日時の履歴情報が格納される。
(1−2−3)バックアップ対象LUテーブル
バックアップ対象LUテーブル64は、図4に示すように、複製データを記憶する外部記憶装置5内のバックアップ元を管理するためのテーブルである。バックアップ対象LUテーブル64は、「論理ボリューム番号」フィールド64A、「所属RAIDグループ」フィールド64B及び「バックアップ性能」フィールド64Cから構成されている。
そして「論理ボリューム番号」フィールド64Aには、外部記憶装置5内のハードディスクドライブ70から形成される複数の論理ボリュームLU0〜LUnのボリューム番号が格納される。外部記憶装置5内のコントローラ部6はボリューム単位で複製データを管理している。
「所属RAIDグループ」フィールド64Bには、複数の論理ボリュームLU0〜LUnが所属するRAIDグループのグループ番号が格納される。
「バックアップ性能」フィールド64Cは、ある論理ボリュームLU0〜LUnが過去にテープライブラリ装置9側に複製データをバックアップしたデータ転送速度(MB/s)の速度情報が格納されている。
(1−2−4)パス転送量管理テーブル
パス転送量管理テーブル65は、図5に示すように、複製データがコントローラ部6とFCスイッチ8との間にあるデータ転送路を通過する転送量を管理するためのテーブルである。パス転送量管理テーブル65は、「パス番号」フィールド65A、「転送量しきい値」フィールド65B及び「現在の転送量」フィールド65Cから構成される。
「パス番号」フィールド65Aには、コントローラ部6とFCスイッチ8との間にあるデータ転送路であるパスPの番号が格納されている。本実施の形態では、パスPは4本としているが、この本数に限られるものではない。
「転送量しきい値」フィールド65Bには、1つのパスPが複製データを転送できる限界転送速度量(MB/s)が格納されている。
「現在の転送量」フィールド65Cには、現在パスPに流れている複製データの転送量(MB/s)が格納されている。
(1−2−5)RAIDグループ転送テーブル
RAIDグループ転送テーブル66は、図6に示すように、RAIDグループ内の論理ボリュームLU0〜LUnに記憶される複製データの転送状況を管理するためのテーブルである。RAIDグループ転送テーブル66は、「RAIDグループ番号」フィールド66A及び「転送フラグ」フィールド66Bから構成される。
「RAIDグループ番号」フィールド66Aには、複数の論理ボリュームLU0〜LUnをグループ分けしたRAIDグループの番号が格納される。なお、RAIDグループとは複数のハードディスクドライブをRAID方式で運用するように構築されたグループのことをいう。
そして「転送フラグ」フィールド66Bには、RAIDグループ内の論理ボリュームLU0〜LUnに記憶される複製データが転送中であるか否かの情報が格納されている。本実施の形態では、複製データが転送中であれば「1」のフラグを立て、転送していなければ「0」のフラグを立てている。
(1−3)記憶システム内での運用
それでは次に、記憶システム1内においてホスト装置2からのデータがどのように記憶され、バックアップされるかを説明する。ここでは、複数ある実ボリュームPVOL0〜PVOLn、仮想ボリュームSVVOL0〜SVVOLn及びテープ92の中から、1つの実ボリュームPVOL0、仮想ボリュームSVVOL0及びテープ92を選択して説明する。
図7に示すグラフは、縦軸Rに記憶システム1の稼動負荷を示し、横軸Tに1日又は1週間の時間を示している。グラフは、縦軸R方向に曲線グラフが伸びている時間帯域は高負荷帯域R1、R3を示し、記憶システム1においてホスト装置2と仮想化装置4との間でのコマンド及びデータの送受信が頻繁に行われている帯域を示している。一方、横軸T方向に直線グラフが伸びている時間帯域は低負荷帯域R2を示し、記憶システム1においてホスト装置2と仮想化装置4との間でのコマンド及びデータの送受信が頻繁に行われていない帯域を示している。
図7に示すグラフの上段には、稼動負荷Rと時間Tとに応じて変化する、仮想化装置4内の実ボリュームPVOL0と仮想ボリュームSVVOL0との間でのデータの流れ及び仮想ボリュームSVVOL0と外部記憶装置5内のテープ92との間での複製データの流れを示している。
まず、例えば昼間などの高負荷帯域R1において、仮想化装置4内の実ボリュームPVOL0と仮想ボリュームSVVOL0とを切り離して記憶システム1を運用する。高負荷帯域R1ではホスト装置2からのデータは、仮想化装置4内の実ボリュームPVOL0に記憶される。
そして、例えば夜間などの低負荷帯域R2においては、仮想化装置4内の実ボリュームPVOL0に記憶されたデータと仮想ボリュームSVVOL0とに記憶された複製データを一致させるために、実ボリュームPVOL0と仮想ボリュームSVVOL0とに生じた差分データを実ボリュームPVOL0から仮想ボリュームSVVOL0にコピーして複製データを記憶させる。これは仮想ボリュームSVVOL0の実際の記憶領域となる外部記憶装置5の論理ボリュームLU0に複製データが記憶されることになる。こうして仮想ボリュームSVVOL0に記憶される複製データが最新世代の複製データとなる。
なお、本実施の形態では、実ボリュームPVOL0と仮想ボリュームSVVOL0とに生じた差分データをコピーしたが、実ボリュームPVOL0と仮想ボリュームSVVOL0とに生じた増分データでもよく、実ボリュームPVOL0のデータと仮想ボリュームSVVOL0のデータとを一致させるコピー形態であればよい。
再び高負荷帯域R3になると、仮想化装置4内の実ボリュームPVOL0と仮想ボリュームSVVOL0とを切り離して記憶システム1を運用する。切り離した後、仮想化装置4のキャッシュ43に一時的に蓄えられていた複製データを論理ボリュームLU0に記憶させる。そして、外部記憶装置5は切り離された仮想ボリュームSVVOL0の実際の記憶領域となる論理ボリュームLU0を利用して、外部記憶装置5内において論理ボリュームLU0に記憶された最新世代の複製データのバックアップをテープ92に行う。
このように本実施の形態における記憶システム1では、仮想化装置4に影響することなく、外部記憶装置5内でバックアップ処理を行うことができる。
(1−3−1)ホスト装置におけるバックアップ処理
上記のような記憶システム1の運用を行うために、ホスト装置2のCPU20は、ミラーボリューム制御プログラム22及びバックアップ制御プログラム23に基づいてバックアップ処理を実行する。
具体的には、図8に示すように、夜間などの低負荷帯域R2の際にホスト装置2のCPU20はバックアップ処理を開始する(SP0)。そしてCPU20は、実ボリュームPVOL0〜PVOLnと仮想ボリュームSVVOL0〜SVVOLnとを同期させペア設定の指示を行う(SP1)。このとき仮想化装置4では、ホスト装置2からのデータがペア設定された実ボリュームPVOL0〜PVOLnに、当該データを複製した複製データが仮想ボリュームSVVOL0〜SVVOLnに記憶される。
つぎにCPU20は、キャッシュパージ指示を行い、仮想化装置4のキャッシュ43に一時的に蓄えられていた複製データを、仮想ボリュームSVVOL0〜SVVOLnと対応付けられた外部記憶装置5の論理ボリュームLU0〜LUnに記憶させる(SP3)。
その後CPU20は、外部記憶装置5に対して論理ボリュームLU0〜LUnに記憶した複製データのバックアップ指示を行い(SP4)、ホスト装置2側におけるバックアップ処理を終了する(SP5)。
なお、上述のステップSP3ではCPU20はバックアップ制御プログラム23に基づいてバックアップ処理を実行し、その他のステップSP1、SP2及びSP4ではミラーボリューム制御プログラム22に基づいてバックアップ処理を実行する。
(1−3−2)ホスト装置と外部記憶装置間におけるバックアップ処理
では次に、ホスト装置2がバックアップ処理の指示を外部記憶装置5に与えて、外部記憶装置5がバックアップ処理を完了させるまでについてのシーケンスを説明する。
まず図9に示すように、ホスト装置2はユーザからバックアップ指示を受領すると(SP10)、外部記憶装置5にテープグループ情報63の取得要求をする(SP11)。
この要求を受領した外部記憶装置5は、メモリ61内にあるテープグループ情報63をホスト装置2に送信する(SP12)。
ホスト装置2は、外部記憶装置5から送信されたテープグループ情報63を受信して取得すると(SP13)、バックアップ先の選定を行う(SP14)。具体的には、ホスト装置2は、世代管理情報テーブル24を読み込み、バックアップ元の論理ボリューム番号とバックアップ先のテープグループ番号と、を確認する。その後、ホスト装置2は、複数あるバックアップ先のテープグループ番号の中から、取得したテープグループ情報63のバックアップ日時情報63Bを参照して、最も古いバックアップ更新日時の履歴であるテープグループを選定し、バックアップ先のテープグループに特定する。
テープグループが特定するとホスト装置2は、外部記憶装置5に対して、当該特定したテープグループに複製データの上書き保存をしてもよいという上書き許可の指示を行う(SP15)。そして外部記憶装置5は、この上書き許可の指示を受領する(SP16)。
次にホスト装置2は、外部記憶装置5に対して、特定したテープグループに複製データのバックアップを行うよう指示をする(SP17)。バックアップ指示のコマンドには、論理ボリューム番号、特定したテープグループ番号及びユーザが任意に設定したキーワードが含まれている。
外部記憶装置5は、ホスト装置2からバックアップ指示を受領すると、特定したテープグループにバックアップ処理を行う(SP18)。バックアップ処理の詳細な説明は後述する。外部記憶装置5は、バックアップ処理を完了させると(SP19)、テープグループ情報63を更新させる(SP20)。
そうして外部記憶装置5は、ホスト装置2にバックアップの完了と正常又は異常状態とを通知するために、バックアップ処理の完了通知と更新されたテープグループ情報63とを送信する(SP21)。
ホスト装置2は、バックアップ処理の完了通知と更新されたテープグループ情報63とを受領すると(SP22)、ホスト装置2の表示画面に、バックアップ処理が正常終了した旨又は異常終了した旨を表示して(SP23)、この処理を終了させる。
(1−3−3)外部記憶装置におけるバックアップ処理
それでは次に、ホスト装置2からのバックアップ指示を受領した外部記憶装置5がどのように外部記憶装置5内でバックアップ処理を行うかについて説明をする。外部記憶装置5のCPU60がバックアッププログラム62に基づいてバックアップ処理を実行する。なお、ここでは複数の論理ボリュームLU0〜LUnのうち、RAIDグループ「0」の論理ボリュームLU0〜LU3について説明をする。
まず、図10に示すように、外部記憶装置5のCPU60は、ホスト装置2からのバックアップ指示を受領してバックアップ処理を開始すると(SP30)、バックアップ対象LUテーブル64において、RAIDグループ毎にバックアップ性能の数値を高い順にソートする(SP31)。
その後、CPU60は、バックアッププログラム62での論理ボリュームLU0〜LUnの参照ポインタを初期化し、前処理において換算した処理での数値を「0」に戻す(SP32)。
そしてCPU60は、ホスト装置2からのバックアップ指示のコマンドによって指定された論理ボリューム番号が所属するRAIDグループのデータ転送の状態を、RAIDグループ転送テーブル66を参照して判断する(SP33)。これは、バックアップ性能を最大限引き出し、バックアップ処理の実行に時間差をつけるためである。
CPU60は、指定された論理ボリューム番号が所属するRAIDグループのデータ転送の状態が転送中であると判断すると(SP33:YES)、論理ボリュームLU0の参照ポインタを1つ増やし(SP43)、次の論理ボリュームLU1にバックアップ処理の対象を移す。その後CPU60は、ステップSP44におけるバックアップ処理の判断が行われることとなる。
一方、CPU60は、指定された論理ボリューム番号が所属するRAIDグループのデータ転送の状態が転送中ではないと判断すると(SP33:NO)、バックアッププログラム62でのパスPの参照ポインタを初期化する(SP34)。そしてCPU60は、パス転送量管理テーブル65を参照して、指定の論理ボリュームに記憶された複製データの転送量を「現在の転送量」フィールド65Cの数値に加えても、パス転送量がしきい値以下であるか否かを判断する(SP35)。
そしてCPU60は、パス転送量がしきい値以下ではないと判断すると(SP35:NO)、パスPの参照ポインタを1つ増やして(SP52)、全てのパス番号をチェックしたか判断する(SP53)。本実施の形態では、パスは4本であるため、4本ある全てのパスについてチェックする。また同様に、ステップSP36においてCPU60は、たとえパス転送量がしきい値以下であっても(SP35:YES)、テープ92の確保は可能か否かを判断し(SP36)、テープ92が確保されていないと判断すると(SP36:NO)、上記に説明をしたステップSP52及びステップSP53の処理を行うこととなる。
CPU60は、全てのパス番号をチェックしていないと判断すると(SP53:NO)、次のパス番号に対して、パス転送量がしきい値以下か否かを判断し(SP35)、パスPの特定を行う。
一方CPU60は、全てのパス番号をチェックした判断すると(SP53:YES)、ステップSP43の処理に進む。
CPU60は、パス転送量がしきい値以下であると判断してパスを特定すると(SP35:YES)、次にCPU60は、特定したテープグループ番号の中から実際に記憶するテープ92を確保できるか否か判断する(SP36)。そしてCPU60は、特定したテープグループ番号の中から実際に記憶するテープ92を確保できると判断すると(SP36:YES)、パス転送量管理テーブル65の「現在の転送量」フィールド65Cの数値に、バックアップ対象LUテーブル64で指定された論理ボリューム番号に相当する「バックアップ性能」フィールド64Cの数値を加算する(SP37)。
CPU60は、加算後に次の判断用のため、パス転送量管理テーブル65を転送量の少ない順にソートする(SP38)。
CPU60は、パスを特定すると、次にRAIDグループ転送テーブル66を更新する(SP39)。すなわち、CPU60は、指定した論理ボリュームLU0〜LU3が所属するRAIDグループ番号「0」を転送中にしてフラグ「1」を立てる。
その後CPU60は、バックアップ元である対象の論理ボリュームに記憶された複製データを特定したバックアップ先のテープ92にバックアップする(SP40)。このとき、CPU60は、バックアップの転送速度を計測しバックアップの履歴を記録する。
加えてCPU60は、バックアップ時にテープグループ情報63を更新する(SP41)。具体的にはCPU60はバックアップ元の論理ボリュームのバックアップ日時情報63Bを更新し、コピーステータス情報63Fをバックアップモードとする。なおCPU60はその他のテープグループ情報63C〜63E、63Gも更新する。
そしてCPU60は、バックアップした論理ボリュームを削除するため、バックアップ対象LUテーブル64を更新する(SP42)。CPU60は、バックアップ対象LUテーブル64の「バックアップ性能」フィールド64Cに、複製データをテープ92にバックアップしたデータ転送速度の数値を格納する。
対象の論理ボリュームLU0に対してバックアップ処理が終了すると、次にCPU60は、論理ボリュームの参照ポインタを1つ増やし(SP43)、次の論理ボリュームLU1にバックアップ処理の対象を移す。
次の論理ボリュームLU1に対象を移すと、CPU60は、論理ボリュームLU1の参照ポインタがバックアップの対象となる論理ボリュームの数を超えているか否かを判断する(SP44)。そしてCPU60は、論理ボリュームLU1の参照ポインタがバックアップの対象となる論理ボリュームの数を超えていないと判断すると(SP44:NO)、ステップSP33に戻り、引き続き対象となる次の論理ボリュームLU1に対してバックアップ処理を実行する。そしてCPU60は、対象となる論理ボリュームLU0〜LU3についてステップSP33〜ステップSP44までの処理を繰り返し実行する。
一方、CPU60は、対象となる論理ボリュームLU0〜LU3のバックアップ処理を終え、例えば論理ボリュームLU4の参照ポインタがバックアップの対象となる論理ボリュームの数を超えていると判断すると(SP44:YES)、引き続きバックアップ処理を終了したか否かを判断する(SP45)。
CPU60は、バックアップ処理を終了していないと判断すると(SP45:NO)、後述するステップSP49に進む。
一方CPU60は、バックアップ処理を終了したと判断すると(SP45:YES)、パス転送量管理テーブル65の「現在の転送量」フィールド65Cの数値から、バックアップ対象LUテーブル64で指定された論理ボリューム番号に相当する「バックアップ性能」フィールド64Cの数値を減算する(SP46)。
減算後、CPU60は、パス転送量管理テーブル65を転送量の少ない順に再びソートする(SP47)。
加えてCPU60は、RAIDグループ転送テーブル66を更新する(SP48)。す具体的にCPU60は、指定した論理ボリュームLU0〜LU3が所属するRAIDグループ番号「0」の「転送フラグ」フィールド66Bの数値を「1」から「0」に変更する。
CPU60は、一定時間待った後(SP49)、バックアップ対象となる論理ボリュームがあるか否かを判断する(SP50)。
CPU60は、バックアップ対象となる論理ボリュームがあると判断すると(SP50:YES)、ステップSP31に戻り、再びバックアップ処理を行うこととなる。
一方、CPU60は、バックアップ対象となる論理ボリュームがないと判断すると(SP50:NO)、全てのバックアップが終了したか否かを判断する(SP51)。
そして、CPU60は、全てのバックアップが終了していないと判断すると(SP51:NO)、ステップSP45に戻る。
CPU60は、全てのバックアップが終了したと判断すると(SP51:YES)、ホスト装置2から指定された全ての論理ボリュームLU0〜LU3の複製データを、指定された全てのテープグループ0〜9のテープ92にバックアップしたことになるので、バックアップ処理を終了する(SP54)。
このような手順により、外部記憶装置5内においてバックアップ処理が行われるため、仮想化装置4に影響を及ぼすことなく複製データをバックアップすることができる。
(1−3−4)ホスト装置におけるリストア処理
上記のように、外部記憶装置5のテープ92に複製データをバックアップした後に、テープ92に記憶された複製データをホスト装置2にリストア(元に戻す)処理について、説明をする。ホスト装置2のCPU20は、ユーザの判断に基づいて、ミラーボリューム制御プログラム22及びバックアップ制御プログラム23に基づいてリストア処理を実行する。但し、複製データが最新世代の複製データであれば、仮想ボリュームSVVOL0〜SVVOLnからホスト装置2にリストアするため、テープ92からリストアを行うことはない。
具体的には図11に示すように、まずユーザは、最新世代の複製データをリストアするか、テープに記憶されている古い世代の複製データからリストアするかを判断する(SP61)。
そしてユーザは、テープに記憶されている古い世代の複製データからリストアすると判断すると(SP61:NO)、ホスト装置2のCPU20はテープに記憶された複製データのバックアップ先である論理ボリュームLU0に対応した仮想ボリュームSVVOL0と、当該仮想ボリュームSVVOL0とペア設定された実ボリュームPVOL0とのペア設定を解除して、切り離す(SP62)。
その後ホスト装置2のCPU20は、リストア前の複製データが転送されるのを防止するために、キャッシュパージ指示を仮想化装置4に行い(SP63)、仮想化装置4のキャッシュ43に一時的に蓄えられていた複製データを破棄する。
そしてホスト装置2のCPU20は、仮想化装置4に、旧世代の複製データを記憶したテープ92から最近世代の複製データを記憶した論理ボリュームLU0にリストア指示を行う(SP64)。
次にホスト装置2のCPU20は、リストア指示の対象となった論理ボリュームLU0と対応付けられた仮想化装置4の仮想ボリュームSVVOL0と、ペア設定されていた実ボリュームPVOL0とを入れ替えてペアを組みなおし、ペアの再設定の指示をする(SP65)。すなわち、ホスト装置2のCPU20は、実ボリュームPVOL0を副側の論理ボリューム、仮想ボリュームSVVOL0の実際の記憶領域をもつ論理ボリュームLU0を正側の論理ボリュームとしてペアの再設定の指示をする。このとき、副側の論理ボリュームとして再設定された実ボリュームPVOL0が、ホスト装置2からのデータの入出力を受け付けることとなる。
ホスト装置2のCPU20は、仮想化装置4に、論理ボリュームLU0に記憶したリストア後の複製データを、論理ボリュームLU0から仮想化装置4の実ボリュームPVOL0にコピーするよう指示をする(SP66)。
この指示を受け取った仮想化装置4のCPU42は、論理ボリュームLU0から仮想化装置4の実ボリュームPVOL0にコピーを実行した後、ホスト装置2のCPU20は再び仮想化装置4に、実ボリュームPVOL0を正側の論理ボリューム、仮想ボリュームSVVOL0の実際の記憶領域をもつ論理ボリュームLU0を副側の論理ボリュームとしてペアを再び入れ替えて(SP67)、ペア設定を元に戻すと、リストア処理を終了する。
一方、ステップSP61において、ユーザは、最新世代の複製データをリストアすると判断すると、(SP61:YES)、その後ステップSP65〜ステップSP67までの処理を行い、リストア処理を終了する。
(1−3−5)ホスト装置と外部記憶装置間におけるテープリストア処理
では次に、ホスト装置2がリストア処理の指示を外部記憶装置5に与えて、外部記憶装置5がテープ92からリストア処理を完了させるまでについてのシーケンスを説明する。なお、本実施の形態ではバックアップ時にユーザが指定したキーワードを利用してリストアする場合について説明するが、ユーザがリストア先のテープグループ番号を直接指定してリストアしてもよい。
まず図9に示すように、ホスト装置2は、ユーザからバックアップ時に指定したキーワードをパラメータとしてリストア指示を受領すると(SP70)、外部記憶装置5にテープグループ情報63の取得要求をする(SP71)。
この要求を受領した外部記憶装置5は、メモリ61内にあるテープグループ情報63をホスト装置2に送信する(SP72)。
ホスト装置2は、外部記憶装置5から送信されたテープグループ情報63を受信して取得すると(SP73)、リストア元のテープグループの検索を行う(SP74)。具体的には、ホスト装置2は、ユーザから指定されたキーワードとテープグループ情報63のキーワード63Cを検索して、両者が一致するテープグループ番号を特定する。本実施の形態では、リストア元のテープグループをテープグループ「0」とする。
次にホスト装置2は、外部記憶装置5に対して、特定したテープグループ0に複製データのリストアを行うよう指示をする(SP75)。リストア指示のコマンドには、リストア先の論理ボリューム番号、特定したテープグループ番号が含まれている。本実施の形態では、論理ボリューム番号「0」及び特定したテープグループ番号「0」とする。
外部記憶装置5は、ホスト装置2からリストア指示を受領すると、特定したテープグループ0にリストア処理を行う(SP76)。外部記憶装置5は、特定したテープグループ0のテープに記憶された過去の複製データを、リストア先の論理ボリュームにリストアする。本実施の形態では、論理ボリュームLU0にリストアする。その後、外部記憶装置5は、リストア処理を完了させると(SP77)、テープグループ情報63を更新させる(SP78)。
そうして外部記憶装置5は、ホスト装置2にリストアの完了と正常又は異常状態とを通知するために、リストア処理の完了通知と更新されたテープグループ情報63とを送信する(SP79)。
ホスト装置2は、バックアップ処理の完了通知と更新されたテープグループ情報63とを受領すると(SP80)、ホスト装置2の表示画面に、リストア処理が正常終了した旨又は異常終了した旨を表示して(SP81)、この処理を終了させる。
(1−4)第1の実施の形態の効果
第1の実施の形態によれば、外部接続されるストレージ装置とテープライブラリ装置とを一体化させて外部記憶装置5を構築した。外部記憶装置5は、仮想化装置4と切り離して複製データをバックアップするため、バックアップ作業を行う際に生じる仮想化装置4の負荷を軽減させて主業務の性能の向上を図るとともに、バックアップの性能の向上を図ることができる。
加えて第1の実施の形態によれば、外部記憶装置5を構築したため、機器及びソフトウエアの削減に伴うコストの削減が図れ、装置の信頼性の向上を図ることができる。
さらに第1の実施の形態によれば、最新世代の複製データを仮想ボリュームと関連付けられた論理ボリュームに記憶するとともに、当該最近の複製データと過去の複数世代の複製データを磁気テープにボリューム単位で保存でき、安価で高性能なバックアップを実現することができる。
(2)第2の実施の形態
(2−1)第2の実施の形態による記憶システムの構成
第2の実施の形態による記憶システムについて以下に説明する。
図13において、1’は全体として第2の実施の形態による記憶システムを示す。本実施の形態では、仮想化装置4’のデバイス部41’に実ボリュームPVOL0〜PVOLnと同一容量のワーク仮想ボリュームWVVOLを形成する。また、外部記憶装置5’のデバイス部7’にはワーク仮想ボリュームWVVOLの実際の記憶領域であるワーク論理ボリュームWLUを形成する。ホスト装置2は、ワーク論理ボリュームWLUに当該ホスト装置2に実装されるOSを認識させる。なお、その他の構成要件については、第1の実施の形態で説明をした構成要件と対応するため、説明を省略する。
外部記憶装置5のテープ92からリストアする際、テープ92に記憶される複製データをワーク論理ボリュームWLUにボリューム単位でリストアする。
(2−2)第2の実施の形態による効果
第2の実施の形態によれば、ホスト装置2に実装されるOSを認識できるワーク論理ボリュームWLU及びワーク仮想ボリュームWVVOLを形成させるので、ファイル単位によるリストアを実現することができる。
(3)他の実施の形態
外部記憶装置5は、テープ92に論理ボリュームLU0〜LUnに記憶された前記複製データをコピーするコピー部をステップSP17に設けたが、コピー部を個別のハードウェアとして構成してもよい。
また、外部記憶装置5は、2ホスト装置からのリストア指示に基づいて前記複製データを記憶した前記テープからファイルごとに前記複製データのリストアを実行し、リストアした前記複製データを前記ワーク論理ボリュームに記憶するコントローラ部41’を設けたが、コントローラ部を個別のハードウェアとして構成してもよい。
本発明は、1又は複数のストレージシステムを有する記憶システムや、その他の形態の記憶システムに広く適用することができる。
第1の実施の形態における記憶システムの全体構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における世代管理テーブルを示す図表である。 第1の実施の形態におけるテープグループ情報を示す図表である。 第1の実施の形態におけるバックアップ対象LUテーブルを示す図表である。 第1の実施の形態におけるパス転送量管理テーブルを示す図表である。 第1の実施の形態におけるRAIDグループ転送テーブルを示す図表である。 第1の実施の形態における記憶システムの運用を示す概念図である。 第1の実施の形態におけるホスト装置でのバックアップ処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態におけるバックアップ処理を示すシーケンスである。 第1の実施の形態における外部記憶装置でのバックアップ処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態におけるホスト装置でのリストア処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態におけるリストア処理を示すシーケンスである。 第2の実施の形態における記憶システムの全体構成を示すブロック図である。
符号の説明
1……記憶システム、2……ホスト装置、4……仮想化装置、5……外部記憶装置、7……デバイス部、9……テープライブラリ装置、PVOL0〜PVOLn……実ボリューム、SVVOL0〜SVVOLn……仮想ボリューム、LU0〜LUn……論理ボリューム、92……テープ

Claims (8)

  1. ホスト装置から送られるデータを記憶し物理ディスクの記憶領域上に形成される実ボリュームと、前記データを複製した複製データを記憶し前記実ボリュームとペア設定される仮想ボリュームとを有する仮想化装置と、
    前記仮想ボリュームの実際の記憶領域である論理ボリュームと、前記論理ボリュームと対応付けられて前記複製データを記憶するテープとを有する外部記憶装置と、
    前記論理ボリュームに記憶された前記複製データを前記テープにコピーするコピー部と
    を備え、
    前記コピー部は、
    前記ホスト装置と前記仮想化装置との間において行われるコマンド及びデータの送受信の頻度を稼働負荷として常時監視し、該監視する稼働負荷が第1の稼働負荷の時間帯域の場合、前記実ボリュームと前記仮想ボリュームとのペア設定を切り離し、前記ホスト装置からデータが送られてきた場合には該データを前記実ボリュームに記憶し、
    前記稼働負荷が前記第1の稼働負荷よりも低負荷である第2の稼働負荷の時間帯域の場合であって、前記ホスト装置から送られてきたデータが前記実ボリュームに記憶されている場合、前記実ボリュームと前記仮想ボリュームとをペア設定し、前記実ボリュームと前記仮想ボリュームとの間に生じた差分データを前記実ボリュームから前記仮想ボリュームにコピーして前記複製データを前記仮想ボリュームの実際の記憶領域である前記論理ボリュームに記憶し、
    前記稼働負荷が前記第2の稼働負荷よりも高負荷である第3の稼働負荷の時間帯域の場合であって、前記複製データが前記論理ボリュームに記憶されている場合、前記実ボリュームと前記仮想ボリュームとのペア設定を切り離し、前記論理ボリュームに記憶されている前記複製データを前記テープに記憶する
    ことを特徴とする記憶システム。
  2. 前記コピー部は、
    前記論理ボリュームに記憶された複製データを前記テープにバックアップするバックアップ処理であり、前記仮想化装置の実ボリュームと仮想ボリュームとのペア設定を解除した後にバックアップ処理を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の記憶システム。
  3. 前記外部記憶装置は、
    複数の前記論理ボリュームと複数の前記テープとのバックアップ処理を制御するコントローラ部を備え、
    前記コントローラ部は、
    複数の前記テープに記憶される複製データのバックアップ更新履歴を管理するテープグループ情報を有し、
    前記コピー部は、
    前記テープグループ情報に基づいて前記テープに対してバックアップ処理を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の記憶システム。
  4. 前記外部記憶装置は、
    複数の前記論理ボリュームと複数の前記テープのバックアップ処理を制御するコントローラ部を備え、
    複数の前記論理ボリュームは、
    レイドグループを構成し、
    複数の前記テープは、
    テープグループを構成し、
    前記レイドグループと前記テープグループとは、
    複数のデータ転送路を介して対応付けられ、
    前記コントローラ部は、
    バックアップの対象となる前記論理ボリュームが所属する前記レイドグループに記憶される複製データが前記データ転送路に流れるデータ転送の状態に基づいて、バックアップの対象となる前記論理ボリュームに記憶される複製データに対するバックアップ処理の実行を判断し、
    前記複数のデータ転送路の夫々に流れる複製データのデータ転送量に応じて使用するデータ転送路を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の記憶システム。
  5. ホスト装置から送られるデータを記憶し物理ディスクの記憶領域上に形成される実ボリュームと、前記データを複製した複製データを記憶し前記実ボリュームとペア設定される仮想ボリュームとを有する仮想化装置と、
    前記仮想ボリュームの実際の記憶領域である論理ボリュームと、前記論理ボリュームと対応付けられて前記複製データを記憶するテープとを有する外部記憶装置と、
    前記論理ボリュームに記憶された前記複製データを前記テープにコピーするコピー部と
    を備えた記憶システムのデータ管理方法であって、
    前記コピー部は、
    前記ホスト装置と前記仮想化装置との間において行われるコマンド及びデータの送受信の頻度を稼働負荷として常時監視し、該監視する稼働負荷が第1の稼働負荷の時間帯域の場合、前記実ボリュームと前記仮想ボリュームとのペア設定を切り離し、前記ホスト装置からデータが送られてきた場合には該データを前記実ボリュームに記憶する第1のステップと、
    前記稼働負荷が前記第1の稼働負荷よりも低負荷である第2の稼働負荷の時間帯域の場合であって、前記ホスト装置から送られてきたデータが前記実ボリュームに記憶されている場合、前記実ボリュームと前記仮想ボリュームとをペア設定し、前記実ボリュームと前記仮想ボリュームとの間に生じた差分データを前記実ボリュームから前記仮想ボリュームにコピーして前記複製データを前記仮想ボリュームの実際の記憶領域である前記論理ボリュームに記憶する第2のステップと、
    前記稼働負荷が前記第2の稼働負荷よりも高負荷である第3の稼働負荷の時間帯域の場合であって、前記複製データが前記論理ボリュームに記憶されている場合、前記実ボリュームと前記仮想ボリュームとのペア設定を切り離し、前記論理ボリュームに記憶されている前記複製データを前記テープに記憶する第3のステップと
    を含むことを特徴とするデータ管理方法。
  6. 前記第3のステップにおいて、
    前記コピー部は、
    前記論理ボリュームに記憶された複製データを前記テープにバックアップするバックアップ処理であり、前記仮想化装置の実ボリュームと仮想ボリュームとのペア設定を解除した後にバックアップ処理を行う
    ことを特徴とする請求項5記載のデータ管理方法。
  7. 前記外部記憶装置は、
    複数の前記論理ボリュームと複数の前記テープとのバックアップ処理を制御するコントローラ部を備え、
    前記コントローラ部は、
    複数の前記テープに記憶される複製データのバックアップ更新履歴を管理するテープグループ情報を有し、
    前記第3のステップにおいて、
    前記コピー部は、
    前記テープグループ情報に基づいて前記テープに対してバックアップ処理を行う
    ことを特徴とする請求項5記載のデータ管理方法。
  8. 前記外部記憶装置は、
    複数の前記論理ボリュームと複数の前記テープのバックアップ処理を制御するコントローラ部を備え、
    複数の前記論理ボリュームは、
    レイドグループを構成し、
    複数の前記テープは、
    テープグループを構成し、
    前記レイドグループと前記テープグループとは、
    複数のデータ転送路を介して対応付けられ、
    前記第3のステップにおいて、
    前記コントローラ部は、
    バックアップの対象となる前記論理ボリュームが所属する前記レイドグループに記憶される複製データが前記データ転送路に流れるデータ転送の状態に基づいて、バックアップの対象となる前記論理ボリュームに記憶される複製データに対するバックアップ処理の実行を判断し、
    前記複数のデータ転送路の夫々に流れる複製データのデータ転送量に応じて使用するデータ転送路を選択する
    ことを特徴とする請求項5記載のデータ管理方法。
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