以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明に係るポイント管理装置50は、図27(a)に示すように、各店舗(遊技場)において会員登録した会員を個々に識別可能な会員識別情報(会員カードID)に対応付けて、該会員が所有するポイントを管理し、図49に示すように、当該会員のポイントを使用して、当該会員に特典を付与するための処理(ポイントを使用した抽選に当選したことに基づいて特典を付与する処理や、ポイントとの交換で特典を付与する処理)を行うものであり、特に特典としての電子マネーを前記会員が所有する電子マネー記憶媒体(携帯電話7)に記憶させるための電子マネー記憶処理を行うことを特徴とするものである。
またポイント管理装置50は、予め定められた合算条件を満たすことを条件として、複数の会員識別情報を対応付けるための会員識別情報対応付け処理(会員統合処理)を行い、該会員識別情報対応付け処理により対応付けられた各会員識別情報に対応する各ポイントを合算するポイント合算処理により合算された合算ポイント数を使用させるためのポイント使用処理を行うものであり、特に各会員識別情報が同一店舗の会員識別情報でないこと,及び各会員識別情報が同一グループに属する店舗の会員識別情報であることを前記合算条件とすることを特徴とする。
またポイント管理装置50は、図1に示すように、各店舗において会員登録した会員に対して発行された記録媒体(会員カード)の記録情報を含む登録要求を、前記会員が操作する操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から受信して、該登録要求に含まれる記録媒体の記録情報から特定される、前記会員を個々に識別可能な会員識別情報(会員カードID)をポイント会員として登録するものであり、特に前記記録媒体に磁気的又は電気的に記録されている、前記会員識別情報を特定可能な第1会員特定情報を含む第1登録要求を、前記操作端末である店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)から受信したことに基づいて、該受信した第1登録要求に含まれる第1会員特定情報から特定される会員識別情報を登録すると共に、前記記録媒体に目視可能に記録されている、前記会員識別情報を特定可能な第2会員特定情報を含む第2登録要求を、前記操作端末である情報端末(PC6,携帯電話7)から受信したことに基づいて、該受信した第2登録要求に含まれる第2会員特定情報から特定される会員識別情報を登録することを特徴とする。
またポイント管理装置50は、前記操作端末から、店舗を特定可能な店舗特定情報(会員カードID)を含む店舗情報要求(登録要求A)を受信したことに基づいて、該受信した店舗情報要求に含まれる店舗特定情報から特定される店舗に関する店舗情報(イベント情報)を操作端末に対して提供するものであり、特に図8のD112又はD114,及び図14のD213又はD216に示すように、当該店舗が予め設定されたグループに属する場合には、該グループに属する他の店舗(グループ店)を認識可能なグループ店情報を操作端末に対して提供することを特徴とする。
またポイント管理装置50は、既に登録されている既登録会員識別情報が記録された記録媒体に代えて新たな記録媒体の再発行が行われた場合に、当該既登録会員識別情報に対応付けられたポイントと当該新たな記録媒体に記録された新会員識別情報とを対応付ける引き継ぎ処理を行うものであり、特に前記操作端末から、既登録会員識別情報と共に新会員識別情報を含む引き継ぎ要求を受信したことに基づいて、前記引き継ぎ処理を行うことを特徴とする。
さらにポイント管理装置50は、図27(a)に示すように、前記記録媒体(会員カード)を使用した特定取引(玉貸)に関する記録媒体特定取引情報(カード使用額)と、該記録媒体に記録された会員識別情報(会員カードID)とを受信したことを条件として、該記録媒体特定取引情報に応じて付与されるポイントを該会員識別情報に対応付けて管理するものであり、特に会員識別情報と、該会員識別情報の会員が所持している電子マネー記憶媒体(携帯電話7)の電子マネー記憶媒体識別情報(携帯電話ID)とを対応付けて記憶しておき、該電子マネー記憶媒体の記録情報から特定される電子マネーを使用した特定取引に関する電子マネー特定取引情報(電子マネー使用額)と、電子マネー記憶媒体識別情報とを受信したことを条件として、該電子マネー特定取引情報に応じて付与されるポイントを、該電子マネー記憶媒体識別情報に対応付けて記憶されている会員識別情報の会員のポイントとして管理することを特徴とする。
このポイント管理装置50及び該ポイント管理装置50を含むポイント管理システム1には、図1〜図54に示す第1実施形態と、図55〜図62に示す第2実施形態とが含まれ、両実施形態では、会員統合処理と引き継ぎ処理とが異なる。ここで会員統合処理に関し、第1実施形態では、統合対象となる会員カードIDのすべてが既にポイント会員として登録されていることを条件として会員統合処理が行われ、第2実施形態では、統合対象となる会員カードIDのいずれかが既にポイント会員として登録されていることを条件として会員統合処理が行われる。また引き継ぎ処理に関し、第1実施形態では、引き継ぎ先の新会員カードIDがポイント会員として登録されていないことを条件として引き継ぎ処理が行われ、第2実施形態では、引き継ぎ先の新会員カードIDがポイント会員として登録されているか否かに拘わらず引き継ぎ処理が行われる。
以下においては、まず第1実施形態に係るポイント管理装置50を含むポイント管理システム1について説明し、次に第2実施形態に係るポイント管理装置50を含むポイント管理システム1について第1実施形態と異なる点のみを説明し、最後に変形例について説明する。
なお、以下においては、図1に示すように、店舗が遊技場であり、該店舗での取引処理(特定取引)が玉貸処理である例について説明する。ここで遊技場には、複数の第1遊技場(遊技場A,遊技場B,…),複数の第2遊技場(遊技場X,遊技場Y,…),及び複数の第3遊技場(遊技場イ,遊技場ロ,…)が含まれ、これら各遊技場は、各遊技場(店舗)を個々に識別可能な店舗識別情報である店舗IDにより識別される。ここでの店舗IDは、各遊技場に割り当てられた符号であり、例えば遊技場A(「A店」とも称する。)であれば「A」,遊技場X(「X店」とも称する。)であれば「X」,遊技場イ(「イ店」とも称する。)であれば「イ」,である。なお第1遊技場,第2遊技場,及び第3遊技場の数は、特に限定されない。
ここで第1遊技場,第2遊技場,及び第3遊技場は、前記電子マネーを使用した特定取引(玉貸)が可能な店舗である。また第1遊技場及び第2遊技場は、ポイント管理装置50が提供するポイントサービスの加盟店であるが、第3遊技場は、該ポイントサービスの非加盟店である。
また、以下においては、リーダ/ライタを「R/W」,データベースを「DB」,ステップを「S」と略記する。さらに、以下においては、後述する図27(a)に示すポイント会員情報DBにおいて、会員カードID,暗証番号,及び属性情報(少なくとも性別及び生年月日)がポイント会員として登録されていることを「既登録(又は登録済)」と称し、それらが登録されていないことを「未登録」と称する。
[1.第1実施形態に係るポイント管理装置50を含むポイント管理システム1]
まず、図1〜図51を参照して、第1実施形態に係るポイント管理装置50を含むポイント管理システム1の構成について説明する。このポイント管理システム1は、図1に示すように、第1遊技場(A,B,…)においてパチンコ機10に対応して設けられるカードユニット20と、第1遊技場に設置されるキオスク端末30と、第1遊技場に設置され、カードユニット20と通信可能なシステム管理装置40と、カードユニット20及びシステム管理装置40と通信可能な第1会員管理装置100と、第2遊技場(X,Y,…)においてパチンコ機10に対応して設けられるカードユニット20と、第2遊技場に設置されるキオスク端末30と、第2遊技場に設置され、カードユニット20と通信可能なシステム管理装置40と、第3遊技場(イ,ロ,…)においてパチンコ機に対応して設けられるカードユニットと、第3遊技場に設置され、カードユニットと通信可能なシステム管理装置と、遊技場外のカード会社に設置され、各遊技場のシステム管理装置40と転送装置70を介して通信可能なポイント管理装置50と、カード会社に設置され、該ポイント管理装置50と通信可能であると共に各遊技場のシステム管理装置40と転送装置70を介して通信可能な電子マネー管理サーバ80と、からなる。なお第3遊技場に設置されるカードユニット及びシステム管理装置については、第1遊技場や第2遊技場に設置されるカードユニット20及びシステム管理装置40と同様であるため、図示を省略している。
このポイント管理装置50は、会員が所持している情報端末であるPC(パーソナルコンピュータ)6及び携帯電話7,並びに遊技場に設置される店舗端末であるカードユニット20及びキオスク端末30と、インターネットを介して通信可能である。この情報端末及び店舗端末は、会員(即ち記録媒体である会員カードの所有者)が操作可能な操作端末でもある。またポイント管理装置50は、会員カードエンコード機構に設置されるエンコード情報管理装置60とも通信可能である。また電子マネー管理サーバ80は、遊技場に設置されるカードユニット20と、インターネットを介して通信可能である。また電子マネー管理サーバ80は、銀行等の金融機関A,Bに設置される金融機関サーバ90A,90Bと通信可能である。また携帯電話7は、電子マネー管理サーバ80とインターネットを介して通信可能であると共に、リモート発行センタに設置されるリモート発行サーバ95とインターネットを介して通信可能である。なお第2遊技場内には、カードユニット20と通信可能な第2会員管理装置200が設置されている。
ポイント管理システム1を運営するカード会社は、遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさを特定可能な有価価値特定情報(第1会員カードID,カード残額,第2会員カードID,カード残額)が記録された記録媒体(第1会員カード4,第2会員カード5)を管理する機関である。該ポイント管理システム1の運営機関であるカード会社は、当該カード会社が運営する会員管理システム(第1システム)の会員として第1遊技場(A,B,…)において会員登録した第1会員遊技者に対して発行され、該カード会社において当該第1会員遊技者を個々に特定するための第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と、前記有価価値特定情報(第1会員カードID,カード残額)とが記録された第1記録媒体(第1会員カード4)を管理するポイント管理システム1を運営する機関である。またカード会社は、該ポイント管理システム1とは異なる運営機関(他社)により運営される他の会員管理システム(第2システム)の会員として第2遊技場において会員登録した第2会員遊技者に対して発行され、該他の会員管理システムの運営機関において当該第2会員遊技者を個々に特定するための他システム会員遊技者特定情報(他システム会員ID)と、前記ポイント管理システム1の運営機関において当該第2記録媒体(第2会員カード5)を個々に識別するための情報であると共に、前記有価価値特定情報である第2記録媒体識別情報(第2会員カードID,カード残額)とが記録された第2記録媒体を管理するポイント管理システム1を運営する機関である。さらにカード会社は、前記有価価値特定情報であるプリペイドカードID及びカード残額が記録されたプリペイドカード(図示外)を管理する機関でもある。
ここで、第1遊技場に設置されるカードユニット20,キオスク端末30,システム管理装置40,及び第1会員管理装置100と、第2遊技場に設置されるカードユニット20,キオスク端末30,及びシステム管理装置40と、第3遊技場に設置されるカードユニット,及びシステム管理装置と、管理センタに設置される転送装置70と、カード会社に設置されるポイント管理装置50と、会員カードエンコード機構に設置されるエンコード情報管理装置60は、ポイント管理システム1及び会員管理システム(第1システム)を運営する運営機関であるカード会社が設置・管理するものである。一方、第2遊技場に設置される第2会員管理装置200は、ポイント管理システム1とは異なる会員管理システム(第2システム)を運営する運営機関である他社(図示外)が設置・管理するものである。
またカード会社は、いわゆる財布機能を有する電子マネー記憶媒体である携帯電話7を電子マネー管理サーバ80で登録(電子マネー使用登録)することにより、該電子マネー記憶媒体の記録情報から特定される電子マネーを使用した特定取引(玉貸)を可能とする、電子マネーサービスを運営及び提供する機関である。
この電子マネー管理サーバ80は、図29(a)に示す電子マネーDBを記憶している。この電子マネーDBでは、後述する図3に示す電子マネー使用登録が行われたときに付与される各携帯電話IDに対応付けて、該携帯電話7の所持者の氏名と、決済銀行の銀行名と、該携帯電話7の電子メールアドレスと、該携帯電話7にチャージ(記憶)されている電子マネー額とが記憶される。
また電子マネー管理サーバ80は、図29(b)に示す発行履歴DBを記憶している。この発行履歴DBでは、各携帯電話IDに対応付けて、電子マネーの発行(即ち電子マネーの購入,ポイントと電子マネーとの交換,又は当選による電子マネーの付与のいずれか)が行われたときに付与される発行番号と、発行額と、発行の種別(購入,交換,又は付与のいずれか)と、チャージ済フラグとが記憶される。ここでチャージ済フラグが「0」であれば、発行額が携帯電話7にチャージされていない旨を示し、チャージ済フラグが「1」であれば、発行額が携帯電話7にチャージされている旨を示す。
金融機関サーバ90Aが設置されている金融機関Aは、会員が利用する金融機関であり、該金融機関Aには、電子マネーサービスを利用するにあたって該電子マネーサービスの提供機関(カード会社)に電子マネーの対価を支払うための、会員の預金口座が設けられている。なお図1では、金融機関Aを1つだけ表示しているが、該金融機関Aは会員の決済銀行の数だけ存在する。
金融機関サーバ90Bが設置されている金融機関Bは、電子マネーサービスの提供機関(カード会社)が利用する金融機関であり、該金融機関Bには、電子マネーの対価を受け取るための、カード会社の電子マネー対価受取用の預金口座である決済口座と、電子マネーを会員に付与(商品交換による付与,又は当選による付与)するためのギフト用資金が入金される、カード会社のギフト資金用の預金口座であるギフト口座とが設けられている。
これら金融機関サーバ90A,90Bは、各種収納機関及び金融機関が専用線で閉域接続された金融機関専用ネットワークを運営する団体に加盟する金融機関に設置される。そして金融機関サーバ90A,90Bは、該金融機関専用ネットワークを介して、電子マネー管理サーバ80と通信することが可能である。また金融機関サーバ90Aは、インターネットを介して、携帯電話7と通信することが可能である。
リモート発行サーバ95は、電子マネー記憶媒体である携帯電話7の記憶部であるICチップに、電子マネーを書き込むための書込処理を行うものである。このリモート発行サーバ95は、図29(c)に示す書込状況DBを記憶している。この書込状況DBでは、携帯電話ID毎に、該携帯電話7から受信した後述する図5のSa28に示す書込開始要求に含まれる発行番号,及び発行額が記憶されると共に、書込済フラグが記憶される。ここで書込済フラグが「0」であれば、書込処理が完了していない旨を示し、書込済フラグが「1」であれば、書込処理が完了している旨を示す。
このポイント管理システム1では、図1及び図12に示すように、紙幣2,硬貨3,第1会員カード4,第2会員カード5,PC6,及び携帯電話7が使用される。以下においては、第1会員カード4と第2会員カード5とを区別しない場合には、単に「会員カード」と総称する。
紙幣2は貨幣の一例であって、ここでは図12(b)に示すように、1000円紙幣,2000円紙幣,5000円紙幣,及び10000円紙幣の4種類が使用される。硬貨3も貨幣の一例であって、ここでは500円硬貨,及び100円硬貨の2種類が使用される。ただしカードユニット20において会員カードが受け付けられているとき(即ち後述する入金処理が行われるとき)には、すべての金種の貨幣を使用できるが、カードユニット20において会員カードが受け付けられていないとき(即ち後述するビジタ玉貸処理が行われるとき)には、1000円紙幣,500円硬貨,及び100円硬貨のみを使用できる。
第1会員カード4は記録媒体の一例であって、図2(a)に示すように、店舗(ここでは遊技場)での取引処理(ここでは玉貸処理)に使用可能なものであり、当該記録媒体を個々に識別可能な記録媒体識別情報(第1会員カードID)が記録されたものである。また記録媒体である第1会員カード4は、各店舗(ここでは第1遊技場)において店舗会員として会員登録した会員に対して発行され、当該会員を個々に識別可能な会員識別情報(第1会員カードID)を特定可能な第1会員特定情報(第1会員カードID及び第1会員ID)が磁気的又は電気的に記録されると共に、前記会員識別情報を特定可能な第2会員特定情報(第1会員カードID及び第1会員ID)が目視可能に記録されたものである。さらに第1会員カード4は第1記録媒体の一例でもあって、ポイント管理システム1と同一の運営機関(ここではカード会社)により運営される会員管理システム(ここでは第1システム)の会員として第1遊技場(A,B,…)において会員登録した第1会員遊技者に対して発行され、該ポイント管理システム1の運営機関において当該第1会員遊技者を個々に特定するための第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と、遊技機での遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさ(ここではカード残額)を特定可能な有価価値特定情報(ここでは第1会員カードID,カード残額)とが記録されたものである。
この第1会員カード4は、長方形状を呈するプラスチック製の薄板において、表面に形成された表示領域4aで、第2会員特定情報である第1会員カードID及び第1会員IDを目視可能に記録(ここでは印字)しており、内部に搭載されたICチップ4bで、第1会員特定情報である第1会員カードID及び第1会員IDとカード残額とを電気的に記録しており、上部に形成された磁気ストライプ4cで、第1会員特定情報である第1会員IDを磁気的に記録している、IC/磁気ハイブリッドカードである。
ここで第1会員IDは、後述する図28(a)等に示すように、カード会社が運営する会員管理システム(第1システム)を導入している第1遊技場に対して発行されたことを示す数字(ここでは100番台の3桁の数字)と、該第1遊技場において会員登録した第1会員遊技者を個々に識別するための数字(ここではユニークな5桁の数字)の組み合わせからなるIDである。第1遊技場及びカード会社では、この第1会員IDによって第1会員遊技者を個々に特定可能である。
また第1会員カードIDは、当該第1会員カード4を発行した第1遊技場の前記店舗ID(A,B,…)と、該第1遊技場において会員登録した第1会員遊技者を個々に識別するための数字(ここではユニークな5桁の数字)の組み合わせからなるIDである。即ち第1会員カードIDの所定箇所(ここでは先頭の1文字)には、当該第1会員カード4を発行した店舗の店舗IDが含まれるので、該第1会員カードIDは、店舗を特定可能な情報である。この第1会員カードIDは、ポイント管理システム1の運営機関であるカード会社において、当該第1記録媒体(第1会員カード4)及び当該第1記録媒体を所持する会員を個々に識別するための情報として作用する。また第1会員カードIDは、システム管理装置40のカード残額DB(図17(a))において、遊技用有価価値の大きさであるカード残額と対応付けて管理されるため、遊技用有価価値の大きさを特定可能な有価価値特定情報として作用する。
これら第1会員カードIDと第1会員IDは、図28(a)のエンコード情報DBに示すように、ポイント管理装置50において1対1に対応付けて管理されており、カード会社においては、第1会員IDから第1会員カードIDを特定可能である。即ち第1会員カードID及び第1会員IDは、会員識別情報である第1会員カードIDを特定可能な第1会員特定情報及び第2会員特定情報であり、情報端末であるPC6又は携帯電話7においては、第2会員特定情報として表示領域4aに記録されている第1会員カードIDが入力され、店舗端末であるカードユニット20においては、第1会員特定情報としてICチップ4bに記録されている第1会員カードIDが読み取られ、また第2会員特定情報として表示領域4aに記録されている第1会員カードIDが入力され、店舗端末であるキオスク端末30においては、第1会員特定情報として磁気ストライプ4cに記録されている第1会員IDが読み取られる。
なお第1会員カード4に記録されているカード残額は、遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさであり、該カード残額自体を特定可能な有価価値特定情報でもある。即ち第1会員カード4に記憶されている上記第1会員カードID,及びカード残額は、いずれも有価価値特定情報である。
この第1会員カード4は、以下のようにして発行される。まず第1会員管理装置100において、遊技者が希望する暗証番号と、該遊技者の属性情報(ここでは氏名,住所,性別,生年月日,及び電子メールアドレス)が受け付けられて会員登録が行われると、カード会社から第1遊技場に納入されている第1会員カード4のうちの1枚から、当該第1会員カード4に予め記録されている第1会員IDが読み取られ、該読み取った第1会員IDと前記受け付けられた暗証番号及び属性情報が、後述する図17(b)に示す第1会員情報DBに対応付けて記憶されると共に、ポイント管理装置50に対して送信されて、該第1会員カード4が遊技者に対して発行される。なおポイント管理装置50に対して送信された暗証番号は、第1会員ID及び第1会員カードIDと対応付けて、後述する図28(a)に示すエンコード情報DBで記憶されるが、属性情報(氏名,住所,性別,生年月日,及び電子メールアドレス)は、特に使用されずに破棄される。
なお会員が第1会員カード4を紛失したり破損したりして、該第1会員カード4(旧会員カード)に代えて新たな第1会員カード4(新会員カード)の再発行が行われる場合には、まず遊技場の店員が、第1会員管理装置100の第1会員情報DB(図17(b))を検索して、該会員の属性情報に対応する旧会員カードの第1会員IDを特定し、該特定した第1会員IDをカード会社に対して送信する。次に該第1会員IDを受信したカード会社のオペレータは、ポイント管理装置50のエンコード情報DB(図28(a))を検索して、該第1会員IDに対応する旧会員カードの第1会員カードIDを特定し、該特定した第1会員カードIDを遊技場に対して返信する。そして該第1会員カードIDを受信した遊技場の店員は、該第1会員カードIDを記載した紙片を会員に手渡す。この紙片に記載された旧会員カードの第1会員カードIDは、後述する図14のD221に示すように、会員がカードユニット20又はキオスク端末30から引き継ぎ要求を送信する際に、該カードユニット20又はキオスク端末30において入力される。
第2会員カード5も記録媒体の一例であって、図2(b)に示すように、店舗(ここでは遊技場)での取引処理(ここでは玉貸処理)に使用可能なものであり、当該記録媒体を個々に識別可能な記録媒体識別情報(第2会員カードID)が記録されたものである。また記録媒体である第2会員カード5は、各店舗(ここでは第2遊技場)において店舗会員として会員登録した会員に対して発行され、当該会員を個々に識別可能な会員識別情報(第2会員カードID)を特定可能な第1会員特定情報(第2会員カードID及び他システム会員ID)が磁気的又は電気的に記録されると共に、前記会員識別情報を特定可能な第2会員特定情報(第2会員カードID及び他システム会員ID)が目視可能に記録されたものである。さらに第2会員カード5は第2記録媒体の一例であって、ポイント管理システム1とは異なる運営機関(ここでは他社)により運営される他の会員管理システム(第2システム)の会員として第2遊技場(遊技場X,Y,…)において会員登録した第2会員遊技者に対して発行され、該他の会員管理システムの運営機関において当該第2会員遊技者を個々に特定するための他システム会員遊技者特定情報(他システム会員ID)と、ポイント管理システム1の運営機関において当該第2記録媒体を個々に識別するための情報であると共に、前記有価価値特定情報である第2記録媒体識別情報(第2会員カードID,カード残額)とが記録されたものである。
この第2会員カード5は、長方形状を呈するプラスチック製の薄板において、表面に形成された表示領域5aで、第2会員特定情報である第2会員カードID及び他システム会員IDを目視可能に記録しており、内部に搭載されたICチップ5bで、第1会員特定情報である第2会員カードID及び他システム会員IDとカード残額とを電気的に記録しており、上部に形成された磁気ストライプ5cで、第1会員特定情報である他システム会員IDを磁気的に記録している、IC/磁気ハイブリッドカードである。
ここで他システム会員IDは、後述する図28(a)等に示すように、カード会社とは異なる他社が運営する会員管理システム(第2システム)を導入している第2遊技場に対して発行されたことを示す数字(ここでは200番台の3桁の数字)と、該第2遊技場において会員登録した第2会員遊技者を個々に識別するための数字(ここではユニークな5桁の数字)の組み合わせからなるIDである。第2遊技場及び前記他社では、この他システム会員IDによって第2会員遊技者を個々に特定可能である。
また第2会員カードIDは、当該第2会員カード5を発行した第2遊技場の前記店舗ID(X,Y,…)と、該第2遊技場において会員登録した第2会員遊技者を個々に識別するための数字(ここではユニークな5桁の数字)の組み合わせからなるIDである。即ち第2会員カードIDの所定箇所(ここでは先頭の1文字)には、当該第2会員カード5を発行した店舗の店舗IDが含まれるので、該第2会員カードIDは、店舗を特定可能な情報である。この第2会員カードIDは、ポイント管理システム1の運営機関であるカード会社において、当該第2記録媒体(第2会員カード5)及び当該第2記録媒体を所持する会員を個々に識別するための情報として作用する。また第2会員カードIDは、システム管理装置40のカード残額DB(図17(a))において、遊技用有価価値の大きさであるカード残額と対応付けて管理されるため、遊技用有価価値の大きさを特定可能な有価価値特定情報として作用する。
これら第2会員カードIDと他システム会員IDは、図28(a)のエンコード情報DBに示すように、ポイント管理装置50において1対1に対応付けて管理されており、カード会社においては、他システム会員IDから第2会員カードIDを特定可能である。即ち第2会員カードID及び他システム会員IDは、会員識別情報である第2会員カードIDを特定可能な第1会員特定情報及び第2会員特定情報であり、情報端末であるPC6又は携帯電話7においては、第2会員特定情報として表示領域5aに記録されている第2会員カードID及び他システム会員IDの下4桁が入力され、店舗端末であるカードユニット20においては、第1会員特定情報としてICチップ5bに記録されている第2会員カードIDが読み取られ、また第2会員特定情報として表示領域5aに記録されている第2会員カードID及び他システム会員IDの下4桁が入力され、店舗端末であるキオスク端末30においては、第1会員特定情報として磁気ストライプ5cに記録されている他システム会員IDが読み取られる。
なお第2会員カード5に記録されているカード残額は、遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさであり、該カード残額自体を特定可能な有価価値特定情報でもある。即ち第2会員カード5に記憶されている上記第2会員カードID,及びカード残額は、いずれも有価価値特定情報であることから、これら第2会員カードID及びカード残額の両方の情報を以て、前記第2記録媒体識別情報としても良い。
この第2会員カード5は、以下のようにして発行される。まず第2会員管理装置200において、遊技者の属性情報(ここでは暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,及び電子メールアドレス)が受け付けられて会員登録が行われると、カード会社から第2遊技場に納入されている第2会員カード5のうちの1枚から、当該第2会員カード5に予め記録されている他システム会員IDが読み取られ、該読み取った他システム会員IDと前記受け付けられた属性情報が、後述する図17(c)に示す第2会員情報DBに対応付けて記憶されて、該第2会員カード5が遊技者に対して発行される。
なお会員が第2会員カード5を紛失したり破損したりして、該第2会員カード5(旧会員カード)に代えて新たな第2会員カード5(新会員カード)の再発行が行われる場合には、まず遊技場の店員が、第2会員管理装置200の第2会員情報DB(図17(c))を検索して、該会員の属性情報に対応する旧会員カードの他システム会員IDを特定し、該特定した他システム会員IDをカード会社に対して送信する。次に該他システム会員IDを受信したカード会社のオペレータは、ポイント管理装置50のエンコード情報DB(図28(a))を検索して、該他システム会員IDに対応する旧会員カードの第2会員カードIDを特定し、該特定した第2会員カードIDを遊技場に対して返信する。そして該第2会員カードIDを受信した遊技場の店員は、該第2会員カードIDを記載した紙片を会員に手渡す。この紙片に記載された旧会員カードの第2会員カードIDは、後述する図14のD221に示すように、会員がカードユニット20又はキオスク端末30から引き継ぎ要求を送信する際に、該カードユニット20又はキオスク端末30において入力される。
以上に説明したように、第1会員特定情報は、会員カードに磁気的又は電気的に記録されたものであり、第2会員特定情報は、会員カードに目視可能に記録されたものである。これら第1会員特定情報及び第2会員特定情報は、情報の記録の仕方で区別されるものであり、その情報自体は同じものであっても良い。なお、以下においては、第1会員カードIDと第2会員カードIDとを区別しない場合には、単に「会員カードID」と総称し、第1会員IDと他システム会員IDとを区別しない場合には、単に「会員ID」と総称する。
図1に戻り、PC6,携帯電話7は、会員が操作する操作端末及び会員が所持する情報端末の一例であって、電子メール送受信機能及びインターネット接続機能等を備える一般的なものである。
また携帯電話7は、予めダウンロードされたプログラムを実行するプログラム実行機能,及び財布機能を備えるものであり、電子マネー管理サーバ80に電子マネー使用登録を行うことにより電子マネー記憶媒体となり、該電子マネー記憶媒体を個々に識別可能な電子マネー記憶媒体識別情報である携帯電話ID,電子マネー額を特定可能な情報(ここでは該電子マネー額そのもの),及び電子マネー使用プログラムが記録される。この携帯電話7は、該携帯電話7の電源で作動するアクティブ型のICチップを搭載している。このICチップは、CPU,RAM,ROM,EEPROM,通信モジュール等を備えており、ROM(あるいはEEPROM)に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行される。またEEPROMでは、電子マネー管理サーバ80から送信されてくる携帯電話ID,電子マネー額,及び電子マネー使用プログラムが記憶される。この電子マネー使用プログラムが実行されることにより、インターネットを介して、電子マネー管理サーバ80,金融機関サーバ90A,及びリモート発行サーバ95と通信可能になる。
ここで携帯電話7のディスプレイに表示される図3に示す画面を参照して、該携帯電話7における電子マネー使用登録及び電子マネー使用プログラムの起動について説明する。まず携帯電話7の所持者が、インターネット接続機能により、電子マネー管理サーバ80が提供するウェブサイトにアクセスして、電子マネー使用登録フォームの送信を要求すると、DK1〜DK2に示す電子マネー使用登録フォームの画面が、該ウェブサイトから携帯電話7に対して配信されて一時的に記憶され、まずDK1に示す画面がディスプレイに表示される。このDK1では、氏名の入力欄,及び決済銀行の銀行名の入力欄が表示されると共に、携帯電話7の電子メールアドレスが表示される。
このDK1で各入力欄に入力されて「次へ」ボタンが操作されると、前記記憶されているDK2に示す画面がディスプレイに表示される。このDK2では、ポイント会員として登録済の会員カードIDの入力を促す旨が表示されると共に、該会員カードIDの入力欄が表示される。
このDK2で会員カードIDが入力されずに「登録」ボタンが操作されると、DK1で入力及び表示された内容(即ち氏名,銀行名,及び電子メールアドレス)を含む電子マネー使用登録要求が、インターネットを介して、電子マネー管理サーバ80に対して送信される。またDK2で会員カードID(例えばA00001)が入力されて「登録」ボタンが操作されると、DK1で入力及び表示された内容に加えてDK2で入力された内容(即ち会員カードID)を含む電子マネー使用登録要求が、インターネットを介して、電子マネー管理サーバ80に対して送信される。
該電子マネー使用登録要求を受信した電子マネー管理サーバ80は、携帯電話IDを付与し、図29(a)に示す電子マネーDBで、該付与した携帯電話IDに対応付けて、電子マネー使用登録要求に含まれる氏名,及び銀行名を記憶すると共に、該携帯電話IDを含むDK3に示す画面を、インターネットを介して、前記携帯電話7に対して送信する。
また電子マネー管理サーバ80は、電子マネー使用登録要求に会員カードIDが含まれる場合には、該会員カードIDと前記付与した携帯電話IDとを含む携帯電話ID登録要求を、ポイント管理装置50に対して送信する。なお、該携帯電話ID登録要求を受信したポイント管理装置50では、後述する図35(a)に示す携帯電話ID登録処理が行われて、図27(a)に示すポイント会員情報DBで、携帯電話ID登録要求に含まれる会員カードIDと携帯電話IDとが対応付けて登録される。
図3に戻り、DK3に示す画面を受信した携帯電話7では、該画面に含まれる携帯電話IDがICチップのEEPROMで記憶されると共に、該画面がディスプレイに表示される。このDK3では、電子マネー使用登録が完了した旨,付与された携帯電話ID,及び電子マネー使用プログラムのダウンロードを促す旨が表示される。
このDK3で「ダウンロード」ボタンが操作されると、ダウンロード要求が、インターネットを介して、電子マネー管理サーバ80に対して送信され、該ダウンロード要求に応じて電子マネー管理サーバ80から送信されてくる電子マネー使用プログラムを受信した携帯電話7では、該電子マネー使用プログラムがICチップのEEPROMで記憶される。
次に携帯電話7の所持者が、プログラム実行機能により、ICチップで記憶している電子マネー使用プログラムを起動すると、該電子マネー使用プログラムに含まれるDK10に示すメニュー画面がディスプレイに表示される。このDK10では、メニューの選択を受け付けるために、「1.電子マネー購入」,「2.残高照会」,「3.登録情報変更」,「4.ポイント会員登録」,及び「5.ポイント会員専用HP」の各選択肢が表示される。
このDK10で「1.電子マネー購入」が選択された場合において携帯電話7,電子マネー管理サーバ80,金融機関サーバ90A,及びリモート発行サーバ95が行う処理について、図4〜図6を参照して説明する。このシステムおいては、まず図4に示す電子マネー購入処理が行われることにより、購入された電子マネーが電子マネー管理サーバ80で記憶され、次に図5に示す電子マネーチャージ処理が行われることにより、該電子マネー管理サーバ80で記憶された電子マネーが携帯電話7のICチップで記憶(チャージ)される。
まず図4を主として、図6を参照しつつ、電子マネー購入処理について説明する。携帯電話7において、DK10で「1.電子マネー購入」が選択されると、図4に示すように、電子マネー使用プログラムに含まれるDK11(図6を参照)の画面がディスプレイに表示される(Sa01)。このDK11では、電子マネーの購入額(ここでは1000円,2000円,3000円,5000円,及び10000円の5種類)の選択肢を示すラジオボタンが表示される。このDK11でいずれかの購入額(ここでは5000円)が選択されて「確認」ボタンが操作されると、電子マネー使用プログラムに含まれるDK12(図6を参照)の画面がディスプレイに表示される(Sa02)。このDK12では、DK11で選択された購入額と、電子マネーの購入毎に該電子マネーの書込処理に対してリモート発行センタが徴収する手数料(ここでは200円)と、該購入額と手数料との合計額が表示される。
このDK12で「送信」ボタンが操作されると、電子マネー使用プログラムの処理により、携帯電話7のICチップで記憶している携帯電話IDを含む購入要求が、電子マネー管理サーバ80に対して送信される(Sa03)。該購入要求を受信した電子マネー管理サーバ80は、該購入要求に含まれる携帯電話IDに対応付けて図29(a)に示す電子マネーDBで登録されている決済銀行を抽出し(Sa04)、該決済銀行の金融機関サーバ90AのモバイルバンキングにアクセスするためのURLを、インターネットを介して、前記携帯電話7に対して送信する(Sa05)。
モバイルバンキングにアクセスするためのURLを受信した携帯電話7では、電子マネー使用プログラムに含まれるDK13(図6を参照)の画面がディスプレイに表示される(Sa06)。このDK13では、決済銀行のモバイルバンキングに遷移する旨が表示される。
このDK13で「確認」ボタンが操作されると、インターネット接続機能により、前記受信したURL、即ち決済銀行の金融機関サーバ90Aが提供するウェブサイトにアクセスし(Sa07)、該金融機関サーバ90AからDK14(図6を参照)に示すログイン画面が配信されて、ディスプレイに表示される(Sa08)。このDK14では、預金口座の口座番号の入力欄,及びモバイルバンキングの暗証番号の入力欄が表示される。
このDK14で各入力欄に入力されて「ログイン」ボタンが操作されると、該入力された内容(即ち口座番号,及び暗証番号)とDK12で表示された合計額とを含むログイン要求が、金融機関サーバ90Aに対して送信される(Sa09)。該ログイン要求を受信した金融機関サーバ90Aは、該ログイン要求に含まれる口座番号及び暗証番号の認証を行い、認証OKであるか否かを判定する(Sa10)。ここで認証NGであれば(NO)、再度のログインを促す再ログイン画面を前記携帯電話7に対して配信する。一方、認証OKであれば(YES)、該口座番号の預金口座の残高が前記ログイン要求に含まれる合計額以上であるか否かを判定する(Sa11)。ここで預金口座の残高が合計額未満であれば(NO)、その旨を示すエラー画面を前記携帯電話7に対して配信する。一方、預金口座の残高が合計額以上であれば(YES)、DK15(図6を参照)の画面を前記携帯電話7に対して配信する(Sa12)。携帯電話7では、金融機関サーバ90Aから受信した画面がディスプレイに表示される。ここでDK15では、預金口座の残高と引き落とし額(即ち前記合計額)とが表示される。
このDK15で「決済」ボタンが操作されると、携帯電話7のICチップで記憶している携帯電話IDを含む決済要求が、金融機関サーバ90Aに対して送信される(Sa13)。該決済要求を受信した金融機関サーバ90Aは、前記預金口座から前記合計額を引き落とし、該合計額のうちの購入額(即ち合計額から手数料を減産した額)を、金融機関サーバ90Bに設けられているカード会社の決済口座に振り込むと共に、合計額のうちの手数料を、リモート発行センタの決済口座に振り込むことにより、決済処理を行い(Sa14)、前記決済要求に含まれる携帯電話IDと前記カード会社の決済口座に振り込まれた購入額とを含む決算完了情報を、電子マネー管理サーバ80に対して送信する(Sa15)。
該決済完了情報を受信した電子マネー管理サーバ80は、発行番号を生成し、図29(b)に示す発行履歴DBで、前記決済完了情報に含まれる携帯電話IDに対応付けて、該生成した発行番号を記憶し、発行額として前記決済完了情報に含まれる購入額を記憶し、種別として「購入」と記憶し、かつチャージ済フラグとして「0(即ち発行額が携帯電話7にチャージされていない旨)」を記憶して(Sa16)、DK16(図6を参照)の電子メールを、前記決済完了情報に含まれる携帯電話IDに対応付けて図29(a)に示す電子マネーDBで登録されている電子メールアドレスの携帯電話7に対して送信する(Sa17)。この電子メールでは、前記発行額(ここでは5000円)分の電子マネーが購入された旨,及び前記発行番号が表示されると共に、「ここをクリックすると電子マネーが携帯電話にチャージされます」と表示されたチャージ要求の送信リンクが表示される。
次に図5を主として、図6を参照しつつ、電子マネーチャージ処理について説明する。携帯電話7において、DK16(図6を参照)の電子メールを展開すると(Sa21)、ICチップで記憶している電子マネー使用プログラムが起動され(Sa22)、該電子メールで表示されるチャージ要求の送信リンクがクリックされると、電子マネー使用プログラムの処理により、前記電子メールに含まれる発行番号及び発行額と、ICチップで記憶している携帯電話IDとを含むチャージ要求が、電子マネー管理サーバ80に対して送信される(Sa23)。
該チャージ要求を受信した電子マネー管理サーバ80は、該チャージ要求に含まれる発行番号に対応付けて図29(b)に示す発行履歴DBでチャージ済フラグとして「1(即ち発行額が携帯電話7にチャージされている旨)」が記憶されているか否かを判定する(Sa24)。ここでチャージ済フラグとして「1」が記憶されていれば(YES)、発行額が携帯電話7にチャージされている旨を示すチャージ済画面を前記携帯電話7に対して送信する。一方、チャージ済フラグとして「0」が記憶されていれば(NO)、チャージOK情報を前記携帯電話7に対して送信し(Sa25)、該チャージOK情報を受信した携帯電話7から受信応答を受信すると(Sa26)、前記チャージ要求に含まれる発行番号に対応付けて図29(b)に示す発行履歴DBで記憶している発行額を、該発行番号に対応する携帯電話IDに対応付けて図29(a)に示す電子マネーDBで記憶している電子マネー額に加算すると共に、発行履歴DBで、当該発行番号に対応するチャージ済フラグとして「1」を記憶する(Sa28)。
前記チャージOK情報を受信した携帯電話7では、電子マネー使用プログラムの処理により、前記受信応答が電子マネー管理サーバ80に対して送信されると共に(Sa26)、前記電子メールに含まれる発行番号及び発行額と、ICチップで記憶している携帯電話IDとを含む書込開始要求が、リモート発行サーバ95に対して送信される(Sa28)。
該書込開始要求を受信したリモート発行サーバ95は、該書込開始要求に含まれる発行番号が図29(c)に示す書込状況DBで記憶されているか否かを判定する(Sa29)。ここで発行番号が記憶されていなければ(NO)、書込状況DBで、前記書込開始要求に含まれる携帯電話IDに対応付けて、該書込開始要求に含まれる発行番号及び発行額を記憶し、かつ書込済フラグとして「0(即ち書込処理が完了していない旨)」を記憶して(Sa30)、書込実行情報を前記携帯電話7に対して送信する(Sa31)。一方、Sa29で発行番号が記憶されていれば(YES)、該発行番号に対応付けて書込状況DBで書込済フラグとして「1(即ち書込処理が完了している旨)」が記憶されているか否かを判定する(Sa32)。ここで書込済フラグとして「1」が記憶されていれば(YES)、書込済である旨を示す書込済画面を前記携帯電話7に対して送信する。一方、書込済フラグとして「0」が記憶されていれば(NO)、Sa31の書込実行情報を前記携帯電話7に対して送信する(Sa31)。
書込実行情報を送信したリモート発行サーバ95は、携帯電話7のICチップで記憶している電子マネー使用プログラムを介さずに、該ICチップと直接やり取りを行うことにより、発行額を携帯電話7のICチップに記憶(チャージ)する。具体的には、該ICチップのCPUに対して前記発行額の書込を指示し、該CPUがEEPROMで記憶している電子マネー額に該発行額を加算することにより、書込処理を行い(Sa33)、該書込処理が完了すると、書込完了情報を当該携帯電話7に対して送信し(Sa34)、書込情報DBで、当該発行番号にに対応する書込済フラグとして「1」を記憶する(Sa35)。
前記書込完了情報を受信した携帯電話7では、電子マネー使用プログラムに含まれるDK17(図6を参照)の画面がディスプレイに表示される。このDK17では、Sa28に含まれる発行額が今回チャージ額として表示されると共に、チャージ後にICチップで記憶している電子マネー額の残高が表示される。なおDK17で「メニュー」ボタンが操作されると、図3のDK10に示すメニュー画面に戻る。
このようにして携帯電話7に記憶(チャージ)された電子マネー額は、該携帯電話7が図10〜図12に示すカードユニット20の携帯電話R/W28に近接される(かざされる)ことにより、該携帯電話R/W28と携帯電話7に搭載されているICチップとの間で相互認証が行われた後に、図20に示す電子マネー玉貸処理に使用されるが、これについては後述する。
図3に戻り、前記DK10で「2.残高照会」が選択されると、ICチップで記憶している携帯電話ID及び電子マネー額を含む残高照会要求が、インターネットを介して、電子マネー管理サーバ80に対して送信される。
該残高照会要求を受信した電子マネー管理サーバ80は、該残高照会要求に含まれる電子マネー額が、該残高照会要求に含まれる携帯電話IDに対応付けて図29(a)に示す電子マネーDBで記憶している電子マネー額と一致するか否かの照合を行い、該電子マネー額の照合が一致である場合には、残高照会一致通知を、前記携帯電話7に対して送信する。該残高照会一致通知を受信した携帯電話7では、前記記憶している電子マネー額を示す画面がディスプレイに表示される。なお電子マネー管理サーバ80において電子マネー額の照合が不一致である場合には、電子マネー使用不可通知が携帯電話7に対して送信され、該携帯電話7で記憶されている電子マネー額の使用が不可となる。
前記DK10で「3.登録情報変更」が選択されると、前記電子マネー使用プログラムに含まれる前記DK1と同様の登録情報変更画面がディスプレイに表示され、この登録情報変更画面で各入力欄に入力されて「次へ」ボタンが操作されると、該入力された内容(即ち氏名及び銀行名)及び表示された内容(即ち電子メールアドレス)と、ICチップで記憶している携帯電話IDとを含む登録情報変更要求が、インターネットを介して、電子マネー管理サーバ80に対して送信される。
該登録情報変更要求を受信した電子マネー管理サーバ80は、図29(a)に示す電子マネーDBで、該登録情報変更要求に含まれる携帯電話IDに対応付けて、該登録情報変更要求に含まれる氏名,銀行名,及び電子メールアドレスを記憶すると共に、変更完了通知を、前記携帯電話7に対して送信する。該変更完了通知を受信した携帯電話7では、登録情報の変更が完了した旨を示す画面がディスプレイに表示される。
前記DK10で「4.ポイント会員登録」が選択されると、前記電子マネー使用プログラムに含まれるDK21に示すポイント会員登録画面がディスプレイに表示される。このDK21では、ポイント会員として登録済の会員カードIDの入力を促す旨が表示されると共に、該会員カードIDの入力欄が表示される。
このDK21で会員カードID(例えばA00001)が入力されて「登録」ボタンが操作されると、該入力された会員カードIDと、ICチップで記憶している携帯電話IDとを含むポイント会員登録要求が、インターネットを介して、電子マネー管理サーバ80に対して送信される。
該ポイント会員登録要求を受信した電子マネー管理サーバ80は、該ポイント会員登録要求に含まれる会員カードIDと携帯電話IDとを含む携帯電話ID登録要求を、ポイント管理装置50に対して送信する。なお、該携帯電話ID登録要求を受信したポイント管理装置50では、後述する図35(a),(b)に示す携帯電話ID登録処理が行われて、図27(a)に示すポイント会員情報DBで、携帯電話ID登録要求に含まれる会員カードIDと携帯電話IDとが対応付けて登録される。
なお、DK2又はDK21で会員カードID(ここではA00001)を入力して初回のポイント会員登録を行った会員が、別のポイント会員登録として、DK21で別の会員カードID(例えばD00001)を入力して「登録」ボタンを操作した場合にも、該入力された会員カードIDと、ICチップで記憶している携帯電話IDとを含むポイント会員登録要求が、インターネットを介して、電子マネー管理サーバ80に対して送信され、電子マネー管理サーバ80及びポイント管理装置50において、前述した初回のポイント会員登録時と同様の処理が行われる。
前記DK10で「5.ポイント会員専用HP」が選択されると、後述する図7のD150に示すポイント会員専用ホームページがディスプレイに表示される。なお図6に示すDK18及びDK19については後述する。
次に図7〜図9を参照して、PC6,携帯電話7から、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される、各種の要求や情報について説明する。この図7〜図9に示す各画面は、D180を除き、ポイント管理装置50から配信されてきて、当該PC6,携帯電話7のディスプレイで表示される画面である。なおD180は、前記電子マネー使用プログラムに含まれる画面である。
具体的には、まず図7のD101に示すように、各店舗に掲示されているポイント会員の登録に関するポスターを見た当該店舗の会員が、PC6又は携帯電話7に備えられる図示しない操作キーを操作して、D102に示すように、該ポスターに掲載されている電子メールアドレス宛に電子メール(ここではタイトルや内容を入力していない、いわゆる空メール)を送信すると、該電子メールが、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該PC6又は携帯電話7に対して、初期画面アクセス用のURLを含む電子メールが返信される。
この電子メールを受信したPC6又は携帯電話7では、D103に示すように、該電子メールの内容がディスプレイに表示される。このD103で、会員が操作キーを操作して、表示されているURLをクリックすると、初期画面アクセス要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該PC6又は携帯電話7に対して、D104に示す初期画面が配信されて、ディスプレイに表示される。このD104では、メニューを選択するためのボタンとして、「新規登録」ボタン,「会員」ボタン,「お知らせ」ボタン,及び「サイト案内」ボタンが表示される。
このD104で、会員が操作キーを操作して、「お知らせ」ボタンを操作すると、該操作が行われた旨が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該PC6又は携帯電話7に対して、ポイント管理システム1を運営するカード会社からのお知らせを示すお知らせ画面(図示外)が配信されて、ディスプレイに表示される。またD104で、会員が操作キーを操作して、「サイト案内」ボタンを操作すると、該操作が行われた旨が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該PC6又は携帯電話7に対して、サイト案内画面(図示外)が配信されて、ディスプレイに表示される。このサイト案内画面からは、利用規約,プライバシー・ポリシー,よくある質問,又は問い合わせ先の各々の画面にアクセスするためのURLがリンクされており、該URLをクリックすると、ポイント管理装置50から当該PC6又は携帯電話7に対して、リンク先の画面が配信されて、ディスプレイに表示される。
またD104で、会員が操作キーを操作して、「新規登録」ボタンを操作すると、該操作が行われた旨が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該PC6又は携帯電話7に対して、図8のD110に示す画面が配信されて、ディスプレイに表示される。このD110では、ポイント会員として登録する会員カードの種類を選択するためのボタンとして、「第1会員カード」ボタン,及び「第2会員カード」ボタンが表示される。
このD110で、第1会員カード4を所有している会員が操作キーを操作して、「第1会員カード」ボタンを操作すると、該操作が行われた旨が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該PC6又は携帯電話7に対して、D111に示す画面が配信されて、ディスプレイに表示される。このD111では、登録する第1会員カード4について、第1会員カードID,及び初期暗証番号の入力欄が表示される。ここで初期暗証番号とは、第1会員カード4の発行時(即ち店舗での会員登録時)に登録されて、後述する図17(b)に示す第1会員情報DBで記憶されている暗証番号である。
このD111で、第1会員カード4を所有している会員が操作キーを操作して、当該第1会員カード4の表示領域4aに表示されている第2会員特定情報である第1会員カードIDと、初期暗証番号とを入力して「登録」ボタンを操作すると、該入力された第1会員カードIDが一時的に記憶されると共に、第2会員特定情報である当該第1会員カードID,及び入力された初期暗証番号を含む第2登録要求Aが、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該PC6又は携帯電話7に対して、D112に示す画面が配信されて、ディスプレイに表示される。
このD112では、前記記憶している第1会員カードIDが表示されると共に、登録を希望する暗証番号(初期暗証番号と異なっていても良い),及び属性情報である生年月日と性別の入力欄が表示され、かつD102で送信した空メールの送信元である電子メールアドレスが表示される。
またD112では、前記記憶している第1会員カードIDから特定される店舗(ここではA店)がグループに属する(即ち当該店舗の店舗IDが図28(b)に示すグループDBで登録されている)場合には、当該店舗の店舗名と、該グループ(ここでは◎◎グループ)に属する他のグループ店であって当該店舗と同一地域(例えば東京都)に所在する店舗(ここではB店)の店舗名とが、店舗情報(ここではイベント情報を含む電子メール)の提供を希望する店舗の選択を受け付けるために表示される。なお図示しないが、前記記憶している第1会員カードIDから特定される店舗がグループに属さない(即ち当該店舗の店舗IDが図28(c)に示す店舗DBで登録されている)場合には、当該店舗の店舗名のみが、店舗情報の提供を希望する店舗の選択を受け付けるために表示される。
さらに前記電子マネー使用プログラムを記憶している携帯電話7では、該電子マネー使用プログラムの機能により、D112で、携帯電話IDの登録を促す旨が表示されると共に、ICチップのEEPROMで記憶している携帯電話IDが表示される。
一方、前記D110で、第2会員カード5を所有している会員が操作キーを操作して、「第2会員カード」ボタンを操作すると、該操作が行われた旨が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該PC6又は携帯電話7に対して、D113に示す画面が配信されて、ディスプレイに表示される。このD113では、登録する第2会員カード5について、第2会員カードID,及び他システム会員IDの下4桁の入力欄が表示される。ここで他システム会員IDの全桁ではなく下4桁の入力を求めるのは、全桁の入力は会員にとって大変であると共に却って入力を間違える可能性が高くなる一方、下4桁が偶然に一致する確率はかなり低いため、照合する桁数としては充分だからである。
このD113で、第2会員カード5を所有している会員が操作キーを操作して、当該第2会員カード5の表示領域5aに表示されている第2会員特定情報である第2会員カードID及び他システム会員IDの下4桁を入力して「登録」ボタンを操作すると、該入力された第2会員カードIDが一時的に記憶されると共に、第2会員特定情報である当該第2会員カードID,及び入力された他システム会員IDの下4桁を含む第2登録要求Aが、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該PC6又は携帯電話7に対して、D114に示す画面が配信されて、ディスプレイに表示される。
このD114では、前記記憶している第2会員カードIDが表示されると共に、登録を希望する暗証番号(第2会員カード5の発行時に登録された暗証番号と異なっていても良い),及び属性情報である生年月日と性別の入力欄が表示され、かつD102で送信した空メールの送信元である電子メールアドレスが表示される。
またD114では、前記記憶している第2会員カードIDから特定される店舗(ここではX店)がグループに属する(即ち当該店舗の店舗IDが図28(b)に示すグループDBで登録されている)場合には、当該店舗の店舗名と、該グループ(ここでは◎◎グループ)に属する他のグループ店であって当該店舗と同一地域(例えば神奈川県)に所在する店舗(ここではC店)の店舗名とが、店舗情報(ここではイベント情報を含む電子メール)の提供を希望する店舗の選択を受け付けるために表示される。なお図示しないが、前記記憶している第2会員カードIDから特定される店舗がグループに属さない(即ち当該店舗の店舗IDが図28(c)に示す店舗DBで登録されている)場合には、当該店舗の店舗名のみが、店舗情報の提供を希望する店舗の選択を受け付けるために表示される。
さらに前記電子マネー使用プログラムを記憶している携帯電話7では、該電子マネー使用プログラムの機能により、D112で、携帯電話IDの登録を促す旨が表示されると共に、ICチップのEEPROMで記憶している携帯電話IDが表示される。
これらD112又はD114で、会員が操作キーを操作して、登録を希望する暗証番号と、属性情報である生年月日と性別とを入力し、かつ表示されている店舗名のうち、店舗情報の提供を希望する店舗名に対応するチェックボックスをチェックして、「登録」ボタンを操作すると、表示されている会員カードID(即ち第2会員特定情報である第1会員カードID又は第2会員カードID)と、入力された暗証番号及び属性情報と、表示されている電子メールアドレスと、チェックされたチェックボックスに対応する店舗の店舗ID(即ち店舗情報の提供を希望する店舗の店舗ID)とを含む第2登録要求Bが、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。ここで第2登録要求Bは、店舗情報の提供を希望する店舗を特定可能な情報(店舗ID)を含む返信情報でもある。
以下においては、前記第2登録要求Aと当該第2登録要求Bとを併せたものを、単に「第2登録要求」と称する。ここで第2登録要求は、店舗を特定可能な店舗特定情報(ここでは第1会員カードID又は第2会員カードID)を含む店舗情報要求であり、また会員の電子メールアドレスと、店舗特定情報として会員識別情報(ここでは第1会員カードID又は第2会員カードID)を含む店舗情報要求である。
またD112又はD114で、会員が操作キーを操作して、携帯電話IDに対応するチェックボックスをチェックして、「登録」ボタンを操作すると、該携帯電話IDをさらに含む第2登録要求Bが、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。ここで第2登録要求Bは、会員カードIDと携帯電話IDとを含む登録要求でもある。
なおD111又はD113で会員カードID(ここではA00001又はX00003)を入力し、D112又はD114で携帯電話IDに対応するチェックボックスをチェックして「登録」ボタンを操作することにより、初回のポイント会員登録を行った会員が、別のポイント会員登録として、D111又はD113で別の会員カードID(例えばD00001)を入力し、D112又はD114で携帯電話IDに対応するチェックボックスをチェックして「登録」ボタンを操作した場合にも、該携帯電話IDをさらに含む第2登録要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
このPC6又は携帯電話7から送信される第2登録要求A,Bには、会員が会員カード(第1会員カード4又は第2会員カード5)を目視して入力した第2会員特定情報が含まれる。また第2登録要求Bに含まれる属性情報は、氏名等のような、個人を特定可能な個人情報ではなく、個人を特定できない属性情報とされており、ここでは性別及び生年月日である。このように、個人を特定できない属性情報のみの登録を求めることにより、個人情報の登録を好まない会員がポイント会員として登録する際の抵抗感を少なくすることができると共に、後述するアンケートやイベント情報をポイント管理装置50から通知する際に、通知対象(ターゲット)となるポイント会員を有効に抽出することができる。
図7に戻り、前記D104で、会員が操作キーを操作して、「会員」ボタンを操作すると、該操作が行われた旨が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該PC6又は携帯電話7に対して、D150に示すログイン画面が配信されて、ディスプレイに表示される。このD150では、ポイント会員として登録済の会員カードについて、該登録済の会員カードID,及び暗証番号の入力欄が表示される。
このD150で、ポイント会員が操作キーを操作して、ポイント会員として登録済の会員カードの表示領域に表示されている該登録済の会員カードID,及び登録済の暗証番号を入力して「ログイン」ボタンを操作すると、該入力された会員カードID及び暗証番号が一時的に記憶されると共に、該会員カードID及び暗証番号を含むログイン要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。ここでログイン要求は、後述する情報公開要求の一部であり、また確認要求でもある。このログイン要求に含まれる会員カードID(以下「ログインID」と称する。)は、後述する図27(a)に示すポイント会員情報DBにおいて、ポイント会員として対応付けて登録されているいずれの会員カードIDであっても良い。具体的には、○○太郎氏であれば、A00001又はX00003のいずれの会員カードIDであっても、ログインすることができる。
なおPC6又は携帯電話7において、D150に示すログイン画面に会員カードID及び暗証番号が入力された状態で、該ログイン画面のURLをブックマーク(お気に入り)に登録しておくと、該入力された会員カードID及び暗証番号がクッキーに記憶される。そして該登録されているブックマークを選択すると、クッキーに記憶されている会員カードID及び暗証番号が入力された状態でD150のログイン画面が表示され、「ログイン」ボタンを操作すると、該ログイン画面に表示されている会員カードID(即ちログインID)及び暗証番号を含むログイン要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
前記ログイン要求を受信したポイント管理装置50からは、当該PC6,携帯電話7に対して、D151に示す会員専用ページが配信されて、ディスプレイに表示される。このD151では、ログインID,及び後述する図27(a)に示すポイント会員情報DBで該ログインIDに対応付けられているポイントが表示されると共に、「ポイント使用」ボタン,「登録情報の更新」ボタン,「グループ店一覧」ボタン,「統合登録」ボタン,及び「カードの引き継ぎ」ボタンが表示され、かつグループ店追加情報表示領域,アンケート表示領域,イベント情報表示領域,及び当選情報表示領域が表示される。ここで各表示領域の表示内容については、図42及び図51を参照して後述する。また前記電子マネー使用プログラムを記憶している携帯電話7では、該電子マネー使用プログラムの機能により、D151で、「携帯電話IDの登録」ボタンが表示される。
このD151で、ポイント会員が操作キーを操作して、「ポイント使用」ボタンを操作するとポイント使用要求が、また「登録情報の更新」ボタンを操作すると登録情報の更新要求が、また「グループ店一覧」ボタンを操作するとグループ店一覧要求が、それぞれインターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。これらの要求に応じてポイント管理装置50から送信されてきて表示される内容については、図49及び図50を参照して後述する。
またD151で、ポイント会員が操作キーを操作して、「統合登録」ボタンを操作すると、統合登録処理要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該PC6又は携帯電話7に対して、図9のD160〜D161に示す統合受付ページが配信されて一時的に記憶され、まずD160の統合受付ページがディスプレイに表示される。
このD160では、前記ログインIDから特定される店舗IDの店舗が属するグループのグループ名が表示されると共に、該グループのグループ店のうち、前記ログインIDから特定される店舗IDの店舗と当該ログインIDに対応付けて登録されている他の既登録会員カードIDから特定される店舗IDの店舗(以下「統合済店舗」と称する。)が、「既にポイントを統合している店舗」として表示され、かつ当該ログインIDに対応付けて登録されていない店舗(以下「未統合店舗」と称する。)が、「ポイント統合可能なその他の店舗」として表示され、さらに該未統合店舗についての統合を受け付けるための「統合」ボタンが表示される。これにより、ポイント会員は、統合が完了している統合済店舗と、統合が完了していない未統合店舗とを一見して把握可能であるため、統合を行う際の判断材料となる。なおログインIDに対応付けてすべてのグループ店の会員カードIDが登録されている場合には、未統合店舗及び「統合」ボタンは表示されず、「統合できる店舗はすべて統合済です」というメッセージが表示される。
具体的には、後述する図27(a)に示すポイント会員情報DBにおいて、○○太郎氏について、A00001の会員カードIDとX00003の会員カードIDとが対応付けて登録されており、後述する図28(b)に示すグループDBにおいて、◎◎グループとして、A店,B店,C店,及びX店が登録されている状況において、図7のD150に示すログイン画面でログインIDとしてA00001が入力されてログインされ、かつ同D151に示す会員専用ページで「統合登録」ボタンが操作された場合には、図9のD160に示すように、統合済店舗としてA店及びX店が表示され、かつ未統合店舗としてB店及びC店が表示される。
このD160で、ポイント会員が操作キーを操作して、「統合」ボタンを操作すると、前記一時的に記憶しているD161の統合受付ページがディスプレイに表示される。このD161では、前記未統合店舗の各々について、ポイント会員として登録済の会員カードID,及び暗証番号の入力欄が表示される。このD161で、会員が操作キーを操作して、一又は複数の未統合店舗について、ポイント会員として登録済の会員カードの表示領域に表示されている該登録済の会員カードID(ここではB00777),及び暗証番号を入力して「統合」ボタンを操作すると、該入力された会員カードID及び暗証番号と共に、会員カードIDが入力された未統合店舗(ここではB店)の店舗IDを含む統合ID情報が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。ここで統合ID情報に含まれる店舗IDは、統合受付ページにて選択された同一グループ店(即ち未統合店舗)を特定可能な選択情報である。
該統合ID情報を受信したポイント管理装置50において、後述する会員統合処理(即ち会員識別情報対応付け処理及びポイント合算処理)が行われると、該ポイント管理装置50から当該PC6又は携帯電話7に対して、D162に示す統合登録完了画面が配信されて、ディスプレイに表示される。このD162では、統合登録が完了した旨,及び統合後のポイントが表示される。
この第1実施形態では、前述の如く、統合対象となる会員カードIDのすべてが既にポイント会員として登録されている既登録会員カードIDであることを条件として会員統合処理が行われ、PC6,携帯電話7からは、複数の既登録会員カードIDの各々を特定可能な複数の会員特定情報(ここでは当該既登録会員カードIDそのもの)を含む会員統合要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。本例では、図7のD150に示す画面で入力された既登録会員カードID(即ちログインID)及び登録済の暗証番号を含むログイン要求と、図9のD161に示す画面で入力された既登録会員カードID及び登録済の暗証番号,並びに未統合店舗の店舗IDを含む統合ID情報とを合わせたものが、会員統合要求である。このPC6,携帯電話7から送信される会員統合要求に含まれる会員特定情報は、会員が表示領域を目視して入力した第2会員特定情報である。なお会員統合要求は、複数の記録媒体識別情報である会員カードIDを含む合算要求でもある。
図7に戻り、前記D151で、ポイント会員が操作キーを操作して、「カードの引き継ぎ」ボタンを操作すると、引き継ぎ処理要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該PC6又は携帯電話7に対して、図9のD170に示す引き継ぎ画面が配信されて、ディスプレイに表示される。
このD170では、前記記憶しているログインIDが、ポイントの引き継ぎ元である既登録の旧会員カードID(即ち紛失又は破損した会員カードである旧会員カードに記録されている会員カードID)として表示され、かつ前記記憶している登録済の暗証番号が表示されると共に、ポイントの引き継ぎ先である未登録の新会員カードID(即ち再発行された新会員カードに記録されている会員カードID),及び初期暗証番号の入力欄が表示される。
このD170で、ポイント会員が操作キーを操作して、新会員カードの表示領域に表示されている新会員カードIDと、初期暗証番号とを入力して「引き継ぎ」ボタンを操作すると、該D170で表示及び入力された内容(即ち登録済の旧会員カードID及び登録済の暗証番号と、未登録の新会員カードID及び初期暗証番号)を含む引き継ぎ要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。即ちPC6,携帯電話7からは、既登録会員識別情報である旧会員カードID(以下「引き継ぎ元ID」とも称する。)と共に新会員識別情報である新会員カードID(以下「引き継ぎ先ID」とも称する。)を含む引き継ぎ要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
図7に戻り、前記電子マネー使用ポイントを記憶している携帯電話7のディスプレイに表示される前記D151で、ポイント会員が操作キーを操作して、「携帯電話IDの登録」ボタンを操作すると、該電子マネー使用プログラムに含まれる、D180に示すポイント会員登録画面がディスプレイに表示される。このD180では、携帯電話IDの登録を促す旨が表示されると共に、ICチップのEEPROMで記憶している携帯電話IDが表示される。
このD180で、ポイント会員が操作キーを操作して、「登録」ボタンを操作すると、前記D150で入力された会員カードIDと該D180で表示された携帯電話IDを含む携帯電話ID登録要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
なおD150で会員カードID(ここではA00001)を入力してログインし、D180で「登録」ボタンを操作することにより、携帯電話IDの登録を行った会員が、ポイント会員として登録済の別の会員カードID(例えばD00001)をD150で入力してログインし、D180で「登録」ボタンを操作した場合にも、該D150で入力された会員カードIDとD180で表示された携帯電話IDを含む携帯電話ID登録要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
図1に戻り、前記パチンコ機10は遊技機の一例であって、カードユニット20に対応して設けられ、遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域に打ち込むことにより遊技を行うものであり、ここでは対応するカードユニット20との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて玉貸処理(後述するビジタ玉貸処理及び会員カード玉貸処理)が行われる、いわゆるCR式のパチンコ機である。このパチンコ機10は、遊技場内に配置された遊技島(図示外)において該パチンコ機10の機種等に従って設置されている。
このパチンコ機10は、図12(a)に示すように、その前面に遊技領域,上皿,下皿,及び発射ハンドル等を備えると共に、残度数表示器14,玉貸ボタン15,及びカード返却ボタン16を備え、図10及び図11に示すように、その内部に遊技制御基板11,払出制御基板12,及び玉払出装置13等を備えており、これらの各構成要素は図10及び図11に示すように接続されている。
遊技制御基板11は、パチンコ機10における遊技状態を制御するものである。払出制御基板12は、カードユニット20の後述する玉貸通信部21bと通信可能に接続され、パチンコ機10とカードユニット20との間における通信を司るものである。これにより、玉貸処理が行われる場合に、パチンコ機10とカードユニット20との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われる。また払出制御基板12は、玉払出装置13と接続され、該玉払出装置13を制御するものである。さらに払出制御基板12は、残度数表示器14,玉貸ボタン15,及びカード返却ボタン16とも接続されている。玉払出装置13は、玉貸処理が行われて遊技者に貸し出されたパチンコ玉や、遊技の結果として遊技者に付与されるパチンコ玉(いわゆる賞球)を払い出すものである。
残度数表示器14は、カードユニット20のカードR/W25にて受け付けている会員カード(第1遊技場では第1会員カード4,第2遊技場では第2会員カード5)に記録されているカード残額に相当する残度数を表示するための表示器である。ここで残度数は、カード残額が所定の比率で変換されたもの(例えば100円=1度数)である。この残度数表示器14では、玉貸通信部21bから残度数を示す度数表示信号が入力されることにより、残度数が表示される。
玉貸ボタン15は、カードユニット20のカードR/W25にて受け付けている前記会員カードに記録されているカード残額を使用するための玉貸操作を受け付けるボタンである。この玉貸ボタン15が操作されたことにより、玉貸通信部21bに貸出入力信号が入力され、該入力の検出によってカードユニット20のユニット制御部22が、玉貸ボタン15が操作された旨を認識する。
カード返却ボタン16は、カードユニット20のカードR/W25にて受け付けている前記会員カードを遊技用装置外部に排出するための排出操作を受け付けるものである。このカード返却ボタン16が操作されたことにより、玉貸通信部21bに返却入力信号が入力され、該入力の検出によってカードユニット20のユニット制御部22が、カード返却ボタン16が操作された旨を認識し、カードR/W制御部26の制御により、カードR/W25にて受け付けている会員カードの排出制御が行われ、該会員カードがカード挿入口25aから排出されて遊技者に返却される。
このパチンコ機10において、玉払出装置13から払い出されたパチンコ玉は、上皿に供給され、発射ハンドルの操作により遊技領域の内部に打ち込まれて、遊技が行われる。そして該打ち込まれたパチンコ玉が、遊技領域に形成された入賞口に入賞すると、払出制御基板12から発せられる払出信号に基づいて、賞球として玉払出装置13からパチンコ玉が払い出されて、上皿又は下皿に供給される。また、このパチンコ機10からは、打ち込まれたパチンコ玉が始動入賞口に入賞した旨を示すスタート信号や、大当りが発生した旨を示す大当り信号等の遊技情報が出力される。
以下、ポイント管理システム1の各構成要素について説明する。
まず、図10〜図12を参照して、第1遊技場に設置される各装置(カードユニット20,キオスク端末30,システム管理装置40,及び第1会員管理装置100)と、第2遊技場に設置される各装置(カードユニット20,キオスク端末30,システム管理装置40,及び第2会員管理装置200)について説明する。
図10に示す第1遊技場において、カードユニット20は、ハブ(図示外),中継器(図示外),及び通信ケーブル等を介して、システム管理装置40及び第1会員管理装置100と双方向のデータ通信可能に接続されており、各接続機器にはそれぞれローカルIPアドレスが付与されてローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されている。また、前記システム管理装置40と第1会員管理装置100とは、個別の通信ケーブルを介して、比較的高速のデータ通信を実施可能に接続されている。
また図11に示す第2遊技場において、カードユニット20は、ハブ(図示外),中継器(図示外),及び通信ケーブル等を介して、システム管理装置40及び第2会員管理装置200と双方向のデータ通信可能に接続されており、各接続機器にはそれぞれローカルIPアドレスが付与されてローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されている。
また第1遊技場及び第2遊技場に設置されるシステム管理装置40は、通信回線(ここでは専用線)を介して、管理センタに設置された転送装置70と双方向のデータ通信を実施できるように接続されていて、管理センタでは、該転送装置70によって、遊技場の会員カードによる売上や、システム管理装置40及びカードユニット20のエラー状況等を把握できるようになっている。
次に、第1遊技場(遊技場A,B…)に設置されるカードユニット20について説明する。このカードユニット20は遊技用装置の一例であって、図1及び図12(a)に示すように、遊技場においてパチンコ機10に対応して(ここではパチンコ機10の左側に隣接して)設けられ、後述する玉貸処理(ビジタ玉貸処理,会員カード玉貸処理)を行うものである。またカードユニット20は、会員が操作する操作端末及び店舗内に設置される店舗端末の一例である。このカードユニット20は、装置IDにより、該カードユニット20を個々に識別可能とされている。
このカードユニット20は、縦長の箱型の形状を呈するものであり、図12(a)に示すように、その前面に紙幣挿入口23a,硬貨挿入口24a,硬貨返却ボタン24b,タッチパネル式のディスプレイ27,硬貨返却口24f,携帯電話近接部28a,及びカード挿入口25a等を備え、図12(b)に示すように、その内部に紙幣識別機23,ユニット制御部22,会員管理装置用通信部21a,玉貸通信部21b,硬貨識別機24,携帯電話R/W28,カードR/W25,及びカードR/W制御部26等を備えており、これらの各構成要素は図10に示すように接続されている。
会員管理装置用通信部21aは、ハブ(図示外),中継器(図示外),及び通信ケーブル等を介して、第1会員管理装置100の後述するユニット用通信部101aと通信可能に接続されており、カードユニット20と第1会員管理装置100との間における通信を司るものである。このカードユニット20から中継器に対して、カードR/W25により読み取った第1会員IDが送信され、該第1会員IDと対応付けて、パチンコ機10から該中継器に対して送信された遊技情報(大当り信号,スタート信号等)が第1会員管理装置100に対して送信されることで、後述する図17(b)に示すように、第1会員管理装置100において、第1会員IDに対応付けて、各第1会員遊技者の大当り回数やスタート回数等の遊技情報を管理することができる。玉貸通信部21bは、前述の如く、パチンコ機10の払出制御基板12と接続されている。
ユニット制御部22は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROM(あるいはEEPROM)に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、カードユニット20に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものであるが、その機能については後述する。なおEEPROMには、前記装置IDが記憶されている。
紙幣識別機23は貨幣受付手段の一例であって、貨幣を受け付けるものであり、ここでは図12(b)に示すように、カードR/W25が第1会員カード4を受け付けていない状態,及びカードR/W25で受け付けている第1会員カード4に記録されているカード残額が零である状態(即ちここでは会員カード玉貸可能状態ではない状態)で、紙幣挿入口23aから挿入され搬送されてきた紙幣2を受け付けて、該受け付けた紙幣2が前記4種類の紙幣のうちのいずれの紙幣であるかを識別する(いずれの紙幣でもなければ正規の紙幣ではないと識別する)識別機である。
この識別により、受付けた紙幣が正規の紙幣2(1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣)であれば、識別結果(識別された紙幣2に応じた入金金額)をユニット制御部22に出力する。なお識別が完了した正規の紙幣2は、紙幣通路23bを通じてカードユニット20の背面から外部に排出され、遊技島に設けられた紙幣搬送機構(図示外)により搬送されて、金庫(図示外)に回収される。なお、正規の紙幣ではないと識別した場合には、受け付けた紙幣2を紙幣挿入口23aから返却する。
硬貨識別機24も貨幣受付手段の一例であって、貨幣を受け付けるものであり、ここでは図12(b)に示すように、カードR/W25が第1会員カード4を受け付けていない状態,及びカードR/W25で受け付けている第1会員カード4に記録されているカード残額が零である状態(即ちここでは会員カード玉貸可能状態ではない状態)で、硬貨挿入口24aから投入され、硬貨通路24bを通じて搬送された硬貨3を受け付けて、該受け付けた硬貨3が前記2種類の硬貨のうちのいずれの硬貨であるかを識別する(いずれの硬貨でもなければ正規の硬貨ではないと識別する)識別機である。
この識別により、受付けた硬貨が正規の硬貨3(100円硬貨,500円硬貨)であれば、識別結果(識別された硬貨3に応じた入金金額)をユニット制御部22に出力する。なお識別が完了した正規の硬貨3は、硬貨通路24cを通じてカードユニット20の背面から外部に排出され、遊技島に設けられた硬貨搬送機構(図示外)により搬送されて、金庫(図示外)に回収される。硬貨返却ボタン24eは、硬貨通路24bや硬貨識別機24において詰まった硬貨3の返却操作を受け付けるためのボタンであり、遊技者により硬貨返却ボタン24eが操作されると、該詰まった硬貨3が硬貨通路24dを通じて硬貨返却口24fに戻る。なお、正規の硬貨ではないと識別した場合には、受け付けた硬貨3を硬貨通路24dを通じて硬貨返却口24fから返却する。
カードR/W25は記録媒体受付手段の一例であって、記録媒体(ここでは自店で発行された第1会員カード4)を受け付けて、該受け付けた記録媒体に記録されている第1会員特定情報を読み取るものであり、ここでは図12(b)に示すように、カード挿入口25aから挿入された第1会員カード4を受け付けて、該第1会員カード4のICチップ4bに記録されている第1会員特定情報である第1会員カードID,第1会員ID,及びカード残額を読み取ると共に、会員カード玉貸処理が行われたことに基づいて、該会員カード玉貸処理に使用されたカード残額であるカード使用額を減算した後のカード残額を第1会員カード4に記録する(書き込む)ものである。このカードR/W25は、前記第1会員カード4に対応したICチップR/Wを備えている。
カードR/W制御部26は、カードR/W25が受け付けた第1会員カード4とのデータ送受を行う通信部や、カードR/W25の制御を行うコントローラ等を備えている。このカードR/W制御部26は、図10に示すように、ユニット制御部22に接続されており、該ユニット制御部22との各種データの送受が実施可能とされている。
またカードR/W制御部26は、システム管理装置用通信部26aを備えている。このシステム管理装置用通信部26aは、ハブ,中継器,及び通信ケーブル等を介して、システム管理装置40のユニット用通信部41aに接続され、カードユニット20とシステム管理装置40とのデータ通信を実施可能とされている。なおカードR/W制御部26から送信する情報には、該情報の送信元を特定可能なように、ユニット制御部22のEEPROMに記憶されている装置IDが含まれる。
ここでシステム管理装置用通信部26aは、ユニット制御部22により入金処理が行われたときに、後述する図18に示すように、前記読み取った第1会員カードIDと該入金処理に供された入金金額を、システム管理装置40に対して送信するものである(S12)。
またシステム管理装置用通信部26aは、ユニット制御部22によりビジタ玉貸処理が行われたときに、図示しないが、該ビジタ玉貸処理に使用された金額(即ちここでは入金金額)を、システム管理装置40に対して送信するものである。ここで送信された金額(ビジタ玉貸処理に使用された金額)は、各装置IDと対応付けてシステム管理装置40で管理される。
またシステム管理装置用通信部26aは、カードR/W25により第1会員カード4から第1会員カードID及びカード残額が読み取られたときに、後述する図19に示すように、該読み取った第1会員カードID及びカード残額を含む使用許諾要求を、システム管理装置40に対して送信し(S32)、該システム管理装置40から、第1会員カードIDとカード残額の照合結果を受信するものである。
またシステム管理装置用通信部26aは、ユニット制御部22により会員カード玉貸処理が行われたときに、後述する図19に示すように、前記読み取った第1会員カードIDと該会員カード玉貸処理に使用されたカード残額であるカード使用額を、システム管理装置40に対して送信するものである(S52)。
またシステム管理装置用通信部26aは、ユニット制御部22により電子マネー玉貸処理が行われたときに、後述する図20に示すように、前記読み取った携帯電話IDと該電子マネー玉貸処理に使用された電子マネー額である電子マネー使用額を、システム管理装置40に対して送信するものである(S67)。
タッチパネル式のディスプレイ27は、カードユニット20の前面から突設されており、対応するパチンコ機10で遊技をする遊技者に向くように、各種の情報を表示するメッセージ表示領域27aと、各種の入力を受け付ける操作キーを操作する操作キー表示領域27bとを備えている。このディスプレイ27のメッセージ表示領域27aでは、図示しないが、カードR/W25が第1会員カード4を受け付けている状態で、該第1会員カード4の第1会員IDに対応付けて第1会員管理装置100で管理されている遊技情報(個人遊技情報)を閲覧可能であると共に、カードR/W25が第1会員カード4を受け付けていない状態であっても、個人遊技情報以外の遊技情報やテレビ画像を閲覧可能である。
携帯電話R/W28は電子マネー記憶媒体受付手段の一例であって、携帯電話7を受け付けて、該受け付けた携帯電話7から携帯電話IDと電子マネー額とを読み取ると共に、電子マネー玉貸処理が行われると、該電子マネー玉貸処理に使用される電子マネー使用額を減算した後の電子マネー額を記録する(書き込む)ものである。
具体的には、携帯電話R/W28は、「ケイタイ TOUCH」と表示されている携帯電話近接部28aを中心とした半球型の空間に向けて、携帯電話7のICチップにアクセスするための電磁波を発信しており、携帯電話7が携帯電話近接部28aに近接される(かざされる)ことにより当該空間に入ってくると、該携帯電話7のICチップから、携帯電話IDと電子マネー額とを読み取り、電子マネー玉貸処理が行われると、該電子マネー玉貸処理に使用される電子マネー使用額を減算した後の電子マネー額に書き換える。
ここで前記ユニット制御部22の機能について説明する。まずユニット制御部22は、前記入金金額を使用したビジタ玉貸処理を行うものである。具体的には、カードR/W25により第1会員カード4が受け付けられていない状態で紙幣識別機23又は硬貨識別機24により紙幣2又は硬貨3が受け付けられて、該受け付けられて識別された貨幣の金額が所定額(ここでは1000円とする)以下であれば、該入金金額が入金残額としてユニット制御部22のRAMに記憶されて、該入金残額に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示し、払出制御基板12が指示された度数分のパチンコ玉の払出を玉払出装置13により行う。これにより、第1会員カード4を所有しないビジタ遊技者であっても、パチンコ玉の貸出を受けてパチンコ機10による遊技をすることができる。
またユニット制御部22は、前記カード残額を使用した会員カード玉貸処理を行うものである。具体的には、会員カード使用許諾情報を受信したことにより会員カード玉貸可能状態となり、玉貸ボタン15が操作されて貸出入力信号が入力されたときに、第1会員カード4に記録されたカード残額と予め設定された玉貸設定金額(例えば500円)とを比較して、カード残額≧玉貸設定金額であれば該玉貸設定金額に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示し、払出制御基板12が指示された度数分のパチンコ玉の払出を玉払出装置13により行う。一方、カード残額<玉貸設定金額であれば該カード残額に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示し、払出制御基板12が該指示された度数分のパチンコ玉の払出を玉払出装置13により行う。
またユニット制御部22は、第1会員カード4に対する入金処理を行うものである。具体的には、カードR/W25によりカード残額が零である第1会員カード4が受け付けられている状態で紙幣識別機23又は硬貨識別機24により紙幣2又は硬貨3が受け付けられたときに、該受け付けられて識別された貨幣の金額をカード残額としてカードR/W制御部26及びカードR/W25により第1会員カード4に記録する処理を行う。
またユニット制御部22は、前記電子マネー額を使用した電子マネー玉貸処理を行うものである。具体的には、携帯電話R/W28により携帯電話7を受け付け、該受け付けた携帯電話7から携帯電話IDと電子マネー額とを読み取ったときに、該読み取った電子マネー額と予め設定された電子マネー玉貸設定金額(例えば1000円)とを比較して、電子マネー額≧電子マネー玉貸設定金額であれば、該電子マネー玉貸設定金額に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示し、払出制御基板12が指示された度数分のパチンコ玉の払出を玉払出装置13により行う。なお、電子マネー額<電子マネー玉貸設定金額であれば、払出制御基板12に対する払出の指示は行わない。
さらにユニット制御部22は、当該カードユニット20のカードR/W制御部26,及びシステム管理装置用通信部26aと、システム管理装置40の後述するユニット用通信部41a,制御部42,及び外部通信部41dと、インターネットを介して(以下単に「インターネットを介して」と称する。)、ポイント管理装置50に対して、各種の要求や情報を送信する送信手段として機能するものである。ここで図13〜図15を参照して、該送信手段として機能するユニット制御部22から送信される各種の要求や情報について説明する。この図13〜図15に示す各画面は、D201を除き、ポイント管理装置50から配信されてきて、ディスプレイ27のメニュー表示領域27aに表示される(以下単に「ディスプレイに表示される」と称する。)画面である。
まずカードユニット20のディスプレイ27では、該カードユニット20で予め記憶されている、図13のD201に示す初期画面が表示されている。このD201では、新規登録を希望する会員,及びポイント会員に対して会員カードの挿入を促す旨が表示されると共に、メニューを選択するためのボタンとして、「お知らせ」ボタン,「サイト案内」ボタン,及び「会員カードID手入力」ボタンが表示される。
このD201に示す「お知らせ」ボタンは、前記図7のD104に示す同ボタンと同様に機能するものであり、該「お知らせ」ボタンを操作すると、該操作が行われた旨が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該カードユニット20に対して、前記お知らせ画面(図示外)が配信されて、ディスプレイに表示される。またD201に示す「サイト案内」ボタンも、前記図7のD104に示す同ボタンと同様に機能するものであり、該「サイト案内」ボタンを操作すると、該操作が行われた旨が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該カードユニット20に対して、前記サイト案内画面(図示外)が配信されて、ディスプレイに表示される。
このD201で、会員が操作キー表示領域27bに表示される操作キーを操作して(以下単に「操作キーを操作して」と称する。)、「会員カードID手入力」ボタンを操作すると、該操作が行われた旨が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該カードユニット20に対して、D202に示す画面が配信されて、ディスプレイに表示される。このD202では、会員カードIDの入力欄が表示される。
このD202で、会員カード(ここでは第1会員カード4)を所有している会員が操作キーを操作して、該会員カードの表示領域に表示されている第2会員特定情報である会員カードID(ここでは第1会員カードID)を入力して「送信」ボタンを操作すると、該入力された会員カードIDを含む登録確認要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。一方、D202の画面が表示されている状態で、会員がカードR/W25に会員カードを挿入すると、該会員カードのICチップから読み取った第1会員特定情報である会員カードID(ここでは第1会員カードID)を含む登録確認要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
該登録確認要求を受信したポイント管理装置50では、該登録確認要求に含まれる会員カードIDが後述する図27(a)に示すポイント会員情報DBで登録されているか否か(即ち左1列に示す会員カードIDの記憶欄で記憶されているか否か)の判定が行われ、登録されていないと判定された場合には図14のD210に示す画面,登録されていると判定された場合には図13のD250に示すログイン画面が、ポイント管理装置50から当該カードユニット20に対して配信されて、ディスプレイに表示される。
D210では、前記登録確認要求に含まれる未登録の会員カードIDが表示されると共に、「新規登録」ボタン,及び「カードの引き継ぎ」ボタンが表示される。
このD210で、会員が操作キーを操作して、「新規登録」ボタンを操作すると、表示されている未登録の会員カードIDが一時的に記憶されると共に、該操作が行われた旨が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から第1遊技場に設置される当該カードユニット20に対して、D211に示す画面が配信されて、ディスプレイに表示される。このD211では、前記記憶している会員カードID(即ち第1会員カードID)が表示されると共に、初期暗証番号の入力欄が表示される。
このD211で、会員が操作キーを操作して、初期暗証番号を入力して「登録」ボタンを操作すると、表示されている第1会員カードIDと、入力された初期暗証番号とを含む第1登録要求Aが、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該カードユニット20に対して、D212〜D213に示す画面が配信されて一時的に記憶され、まずD212の画面がディスプレイに表示される。
このD212では、前記記憶している第1会員カードIDが表示されると共に、登録を希望する暗証番号(初期暗証番号と異なっていても良い),及び属性情報である生年月日と性別の入力欄が表示され、かつ電子メールアドレスを入力するか又は省略するかを選択するためのボタンとして、「入力する」ボタンと「省略する」ボタンが表示される。
このD212で、会員が操作キーを操作して、登録を希望する暗証番号と、属性情報である生年月日と性別とを入力して「省略する」ボタンを操作すると、表示されている第1会員カードIDと、入力された暗証番号及び属性情報とを含む第1登録要求Bが、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
一方、D212で、会員が操作キーを操作して、登録を希望する暗証番号と、属性情報である生年月日と性別とを入力して「入力する」ボタンを操作すると、前記記憶しているD213の画面がディスプレイに表示される。このD213では、前記記憶している第1会員カードIDと、D212で入力された登録を希望する暗証番号,及び属性情報である生年月日と性別とが表示されると共に、電子メールアドレスの入力欄が表示される。
またD213では、前記記憶している第1会員カードIDから特定される店舗(ここではA店)がグループに属する(即ち当該店舗の店舗IDが図28(b)に示すグループDBで登録されている)場合には、当該店舗の店舗名と、該グループ(ここでは◎◎グループ)に属する他のグループ店であって当該店舗と同一地域(例えば東京都)に所在する店舗(ここではB店)の店舗名とが、店舗情報(ここではイベント情報を含む電子メール)の提供を希望する店舗の選択を受け付けるために表示される。なお図示しないが、前記記憶している第1会員カードIDから特定される店舗がグループに属さない(即ち当該店舗の店舗IDが図28(c)に示す店舗DBで登録されている)場合には、当該店舗の店舗名のみが、店舗情報の提供を希望する店舗の選択を受け付けるために表示される。
このD213で、会員が操作キーを操作して、電子メールアドレスを入力し、かつ表示されている店舗名のうち、店舗情報の提供を希望する店舗名に対応するチェックボックスをチェックして、「登録」ボタンを操作すると、表示されている第1会員カードID,暗証番号,及び属性情報と、入力された電子メールアドレスと、チェックされたチェックボックスに対応する店舗の店舗ID(即ち店舗情報の提供を希望する店舗の店舗ID)とを含む第1登録要求Bが、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。ここで第1登録要求Bは、店舗情報の提供を希望する店舗を特定可能な情報(店舗ID)を含む返信情報でもある。
即ち第1登録要求Bは、第1会員特定情報(会員カードID),登録する暗証番号,及び会員の属性情報(性別及び生年月日)を少なくとも含み,会員により選択された場合には電子メールアドレス,及び店舗情報の提供を希望する店舗の店舗IDをさらに含むものである。以下においては、前記第1登録要求Aと当該第1登録要求Bとを併せたものを、単に「第1登録要求」と称する。ここで第1登録要求は、店舗を特定可能な店舗特定情報(ここでは会員カードID)を含む店舗情報要求であり、また会員の電子メールアドレスと、店舗特定情報として会員識別情報(会員カードID)を含む店舗情報要求である。
このカードユニット20から送信される第1登録要求A,Bには、カードR/W25が読み取った第1会員特定情報が含まれる。また第1登録要求Bに含まれる属性情報は、前記第2登録要求Bに含まれる属性情報と同様に、氏名等のような、個人を特定可能な個人情報ではなく、個人を特定できない属性情報とされており、ここでは性別及び生年月日である。従って、ユニット制御部22は、カードR/W25により読み取った第1会員特定情報(ここでは会員カードID)を含む第1登録要求をポイント管理装置50に対して送信する第1登録要求送信手段として機能するものである。
またD210で、会員が操作キーを操作して、「カードの引き継ぎ」ボタンを操作すると、表示されている未登録の会員カードIDが一時的に記憶されると共に、該操作が行われた旨が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から第1遊技場に設置される当該カードユニット20に対して、D221に示す引き継ぎ画面が配信されて、ディスプレイに表示される。このD221では、ポイントの引き継ぎ元である既登録の旧会員カードID(即ち紛失又は破損した会員カードである旧会員カードに記録されている会員カードID),及び登録済の暗証番号の入力欄が表示されると共に、前記記憶している会員カードIDが、ポイントの引き継ぎ先である未登録の新会員カードID(即ち再発行された新会員カードに記録されている会員カードID)として表示され、かつ初期暗証番号の入力欄が表示される。
このD221で、会員が操作キーを操作して、新会員カードの再発行の際に遊技場の店員から手渡された紙片に記載されている旧会員カードIDと、登録済の暗証番号と、初期暗証番号とを入力して「引き継ぎ」ボタンを操作すると、該D221で表示及び入力された内容(即ち登録済の旧会員カードID及び登録済の暗証番号と、未登録の新会員カードID及び初期暗証番号)を含む引き継ぎ要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。即ちカードユニット20からは、既登録会員識別情報である旧会員カードID(引き継ぎ元ID)と共に新会員識別情報である新会員カードID(引き継ぎ先ID)を含む引き継ぎ要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
図13に戻り、D250に示すログイン画面では、前記登録確認要求に含まれる既登録の会員カードIDが表示されると共に、該会員カードIDに対応付けて登録済の暗証番号の入力欄が表示される。このD250で、ポイント会員が操作キーを操作して、登録済の暗証番号を入力して「ログイン」ボタンを操作すると、前記表示されている会員カードID及び該入力された暗証番号が一時的に記憶されると共に、該会員カードID及び暗証番号を含むログイン要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。このログイン要求は、PC6又は携帯電話7から送信される前記ログイン要求と同様のものである。
前記ログイン要求を受信したポイント管理装置50からは、当該カードユニット20に対して、D251に示す会員専用ページが配信されて、ディスプレイに表示される。このD251では、ログインID,及び後述する図27(a)に示すポイント会員情報DBで該ログインIDに対応付けられているポイントが表示されると共に、「ポイント使用」ボタン,「登録情報の更新」ボタン,「グループ店一覧」ボタン,及び「統合登録」ボタンが表示され、かつグループ店追加情報表示領域,アンケート表示領域,イベント情報表示領域,及び当選情報表示領域が表示される。ここで各表示領域の表示内容については、図42及び図51を参照して後述する。
このD251で、ポイント会員が操作キーを操作して、「ポイント使用」ボタンを操作するとポイント使用要求が、また「登録情報の更新」ボタンを操作すると登録情報の更新要求が、また「グループ店一覧」ボタンを操作するとグループ店一覧要求が、それぞれインターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。これらの要求に応じてポイント管理装置50から送信されてきて表示される内容については、図49及び図50を参照して後述する。
またD251で、ポイント会員が操作キーを操作して、「統合登録」ボタンを操作すると、統合登録処理要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該カードユニット20に対して、図15のD260〜D261に示す統合受付ページが配信されて一時的に記憶され、まずD260の統合受付ページがディスプレイに表示される。
このD260では、前記ログインIDから特定される店舗IDの店舗が属するグループのグループ名が表示されると共に、該グループのグループ店のうち、前記統合済店舗が、「既にポイントを統合している店舗」として表示され、かつ前記未統合店舗の各々を示すボタン(ここでは「B」ボタン,及び「C」ボタン)が表示される。これにより、ポイント会員は、統合が完了している統合済店舗と、統合が完了していない未統合店舗とを一見して把握可能であるため、統合を行う際の判断材料となる。なおログインIDに対応付けてすべてのグループ店の会員カードIDが登録されている場合には、未統合店舗を示すボタンは表示されず、「統合できる店舗はすべて統合済です」というメッセージが表示される。
このD260で、ポイント会員が操作キーを操作して、未統合店舗を示すボタンのいずれか(例えば「B」ボタン)を操作すると、前記一時的に記憶しているD261の統合受付ページがディスプレイに表示される。このD261では、操作されたボタンが示す未統合店舗(ここではB店)について、ポイント会員として登録済の会員カードID,及び暗証番号の入力欄が表示される。このD261で、会員が操作キーを操作して、当該未統合店舗について、ポイント会員として登録済の会員カードの表示領域に表示されている該登録済の会員カードID,(ここではB00222),及び暗証番号を入力して「統合」ボタンを操作すると、該入力された会員カードID及び暗証番号,並びにD260で操作されたボタンが示す未統合店舗(ここではB店)の店舗IDを含む統合ID情報が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
なおD261で、会員カードID及び暗証番号の入力後に、「統合」ボタンでなく「別のカード」ボタンを操作すると、再びD260の統合受付ページがディスプレイに表示される。このD260では、前記未統合店舗のうち、最初のD260で選択された未統合店舗(ここではB店)を除く未統合店舗を示すボタン(ここでは「C」ボタン)が表示される。このD260で、未統合店舗を示すボタンを操作すると、再びD261の統合受付ページがディスプレイに表示され、このD261で、会員カードID及び暗証番号の入力後に、「統合」ボタンを操作すると、前回のD261で入力された会員カードID及び暗証番号,並びに前回のD260で操作されたボタンが示す未統合店舗(ここではB店)の店舗IDと、今回のD261で入力された会員カードID及び暗証番号,並びに今回のD260で操作されたボタンが示す未統合店舗(ここではC店)の店舗IDとを含む統合ID情報が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
ここで統合ID情報に含まれる店舗IDは、統合受付ページにて選択された同一グループ店(即ち未統合店舗)を特定可能な選択情報である。該統合ID情報を受信したポイント管理装置50において、後述する会員統合処理(即ち会員識別情報対応付け処理及びポイント合算処理)が行われると、該ポイント管理装置50から当該カードユニット20に対して、D262に示す統合登録完了画面が配信されて、ディスプレイに表示される。このD262では、統合登録が完了した旨,及び統合後のポイントが表示される。
この第1実施形態では、前述の如く、統合対象となる会員カードIDのすべてが既にポイント会員として登録されている既登録会員カードIDであることを条件として会員統合処理が行われ、カードユニット20からは、複数の既登録会員カードIDの各々を特定可能な複数の会員特定情報(ここでは当該既登録会員カードIDそのもの)を含む会員統合要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。本例では、図13のD250に示す画面で表示されている既登録会員カードID(即ちログインID)及び該画面で入力された登録済の暗証番号を含むログイン要求と、図15のD261に示す画面で入力された既登録会員カードID及び登録済の暗証番号,並びに未統合店舗の店舗IDを含む統合ID情報とを合わせたものが、会員統合要求である。このカードユニット20から送信される会員統合要求に含まれる会員特定情報は、ログイン要求については、カードR/W25がICチップから読み取った会員カードIDであり、統合ID情報については、会員が表示領域を目視して入力した第2会員特定情報である。なお会員統合要求は、複数の記録媒体識別情報である会員カードIDを含む合算要求でもある。
次に、第2遊技場(遊技場X,Y…)に設置されるカードユニット20について説明する。この第2遊技場に設置されるカードユニット20は、第1遊技場に設置されるカードユニット20と同様のものであるが、以下の5点について、第1遊技場に設置されるカードユニット20と異なる。
まず1点目として、記録媒体受付手段であるカードR/W25は、前記第1会員カード4に代えて、記録媒体として自店で発行された第2会員カード5を受け付けて、該受け付けた記録媒体に記録されている第1会員特定情報を読み取るものであり、ここでは図12(b)に示すように、カード挿入口25aから挿入された第2会員カード5を受け付けて、該第2会員カード5のICチップ5bに記録されている第1会員特定情報である第2会員カードID及び他システム会員IDと、カード残額とを読み取ると共に、会員カード玉貸処理が行われたことに基づいて、該会員カード玉貸処理に使用されたカード使用額を減算した後のカード残額を第2会員カード5に記録する(書き込む)ものである。
また2点目として、会員管理装置用通信部21aからは、中継器に対して、カードR/W25により読み取った他システム会員IDが送信され、該他システム会員IDと対応付けて、パチンコ機10から該中継器に対して送信された遊技情報(大当り信号,スタート信号等)が第2会員管理装置200に対して送信されることで、後述する図17(c)に示すように、第2会員管理装置200において、他システム会員IDに対応付けて、各第2会員遊技者の大当り回数やスタート回数等の遊技情報を管理することができる。
また3点目として、ディスプレイ27のメッセージ表示領域27aでは、図示しないが、カードR/W25が第2会員カード5を受け付けている状態で、該第2会員カード5の他システム会員IDに対応付けて第2会員管理装置200で管理されている遊技情報(個人遊技情報)を閲覧可能であると共に、カードR/W25が第2会員カード5を受け付けていない状態であっても、個人遊技情報以外の遊技情報やテレビ画像を閲覧可能である。
また4点目として、前記送信手段として機能するユニット制御部22は、登録確認要求(図13のD201),ログイン要求(同D250),及び引き継ぎ要求(図14のD221)に、前記第1会員カードIDに代えて、カードR/W25に挿入された第2会員カード5のICチップ5bから読み取った第2会員カードIDを含めて送信する。
さらに5点目として、前記第1登録要求送信手段として機能するユニット制御部22は、第1会員特定情報(第2会員カードID),及び他システム会員IDの下4桁を含む第1登録要求Aと、第1会員特定情報(第2会員カードID),登録する暗証番号,及び会員の属性情報(性別及び生年月日)を少なくとも含み、会員により選択された場合には電子メールアドレス,及び店舗情報の提供を希望する店舗の店舗IDをさらに含む第1登録要求Bを、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信するものである。ここで第1登録要求は、店舗を特定可能な店舗特定情報(ここでは第2会員カードID)を含む店舗情報要求であり、また会員の電子メールアドレスと、店舗特定情報として会員識別情報(ここでは第2会員カードID)を含む店舗情報要求である。
具体的には、前記図14のD210で、会員が操作キーを操作して、「新規登録」ボタンを操作すると、表示されている未登録の会員カードIDが一時的に記憶されると共に、該操作が行われた旨が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から第2遊技場に設置される当該カードユニット20に対して、D214に示す画面が配信されて、ディスプレイに表示される。このD214では、前記記憶している会員カードID(即ち第2会員カードID)が表示されると共に、他システム会員IDの下4桁の入力欄が表示される。
このD214で、会員が操作キーを操作して、第2会員カード5の表示領域5aに表示されている他システム会員IDの下4桁を入力して「登録」ボタンを操作すると、表示されている第2会員カードIDと、入力された他システム会員IDの下4桁を含む第1登録要求Aが、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50から当該カードユニット20に対して、D215〜D216に示す画面が配信されて一時的に記憶され、まずD215の画面がディスプレイに表示される。
このD215では、前記記憶している第2会員カードIDが表示されると共に、登録を希望する暗証番号(第2会員カード5の発行時に登録された暗証番号と異なっていても良い),及び属性情報である生年月日と性別の入力欄が表示され、かつ電子メールアドレスを入力するか又は省略するかを選択するためのボタンとして、「入力する」ボタンと「省略する」ボタンが表示される。
このD215で、会員が操作キーを操作して、登録を希望する暗証番号と、属性情報である生年月日と性別とを入力して「省略する」ボタンを操作すると、表示されている第2会員カードIDと、入力された暗証番号及び属性情報とを含む第1登録要求Bが、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
一方、D215で、会員が操作キーを操作して、登録を希望する暗証番号と、属性情報である生年月日と性別とを入力して「入力する」ボタンを操作すると、前記記憶しているD216の画面がディスプレイに表示される。このD216では、前記記憶している第2会員カードIDと、D215で入力された登録を希望する暗証番号,及び属性情報である生年月日と性別とが表示されると共に、電子メールアドレスの入力欄が表示される。
またD216では、前記記憶している第2会員カードIDから特定される店舗(ここではX店)がグループに属する(即ち当該店舗の店舗IDが図28(b)に示すグループDBで登録されている)場合には、当該店舗の店舗名と、該グループ(ここでは◎◎グループ)に属する他のグループ店であって当該店舗と同一地域(例えば神奈川県)に所在する店舗(ここではC店)の店舗名とが、店舗情報(ここではイベント情報を含む電子メール)の提供を希望する店舗の選択を受け付けるために表示される。なお図示しないが、前記記憶している第2会員カードIDから特定される店舗がグループに属さない(即ち当該店舗の店舗IDが図28(c)に示す店舗DBで登録されている)場合には、当該店舗の店舗名のみが、店舗情報の提供を希望する店舗の選択を受け付けるために表示される。
このD216で、会員が操作キーを操作して、電子メールアドレスを入力し、かつ表示されている店舗名のうち、店舗情報の提供を希望する店舗名に対応するチェックボックスをチェックして、「登録」ボタンを操作すると、表示されている第2会員カードID,暗証番号,及び属性情報と、入力された電子メールアドレスと、チェックされたチェックボックスに対応する店舗の店舗ID(即ち店舗情報の提供を希望する店舗の店舗ID)とを含む第1登録要求Bが、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。ここで第1登録要求Bは、店舗情報の提供を希望する店舗を特定可能な情報(店舗ID)を含む返信情報でもある。
なお、第3遊技場(遊技場イ,ロ…)に設置されるカードユニット(図示外)は、第1遊技場及び第2遊技場に設置されるカードユニット20と同様のものであるが、会員管理装置用通信部21aが設けられていない点と、カードR/W25において、会員カードではなくプリペイドカードを受け付ける点と、ユニット制御部22において、前記受け付けたプリペイドカードの記録情報から特定されるカード残額を使用したプリペイド玉貸処理が行われる点と、ディスプレイにおいて、図13〜図15に示す各画面が表示されない点で、カードユニット20と異なる。
次に、第1遊技場及び第2遊技場に設置されるキオスク端末30について説明する。キオスク端末30は、会員が操作する操作端末及び店舗(遊技場)内に設置される店舗端末の一例であって、インターネット接続機能を備えるコンピュータである。このキオスク端末30は、第1遊技場内及び第2遊技場内の所定箇所(例えば景品交換カウンタの近傍等)に設けられ、図16(a)に示すように、L字型の筐体を有するものであり、該筐体の垂直部の前面にディスプレイ34を備え、該筐体の水平部の上面に操作キー35,前面にカード挿入口33aを備え、その内部に外部通信部31,制御部32,及びカードR/W143を備えており、これらの各構成要素は図16(b)に示すように接続されている。
外部通信部31は、図1及び図16(b)に示すように、インターネットと通信可能に接続されており、キオスク端末30とインターネットを介して接続されるポイント管理装置50との間における通信を司るものである。制御部32は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、キオスク端末30に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものであるが、その機能については後述する。
カードリーダ33は記録媒体受付手段の一例であって、記録媒体(ここでは第1会員カード4及び第2会員カード5)を受け付けて、該受け付けた記録媒体に記録されている第1会員特定情報を読み取るものであり、ここではカード挿入口33aから挿入された第1会員カード4を受け付けて、該第1会員カード4の磁気ストライプ4cに記録されている第1会員特定情報である第1会員IDを読み取ると共に、カード挿入口33aから挿入された第2会員カード5を受け付けて、該第2会員カード5の磁気ストライプ5cに記録されている第1会員特定情報である他システム会員IDを読み取るものである。このカードリーダ33では、自店の会員カードであっても他店の会員カードであっても受付可能である。
ディスプレイ34は各種の情報を表示するもの(例えば液晶ディスプレイ)であり、操作キー35は各種の入力を受け付けるものである。このディスプレイ34では、カードユニット20について説明したのと同様の図13〜図15に示す各画面(D201の画面を除く)が、ポイント管理装置50から配信されてきて、表示される。なおD201の画面は、キオスク端末30で予め記憶されている画面である。
前記制御部32は、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して、各種の要求や情報を送信する送信手段,及びカードリーダ33により読み取った第1会員特定情報(ここでは第1会員ID又は他システム会員ID)を含む第1登録要求を送信する第1登録要求送信手段として機能するものである。この制御部32からは、カードユニット20について説明したのと同様の要求及び情報が送信される。ただし前記D202の画面が表示されている状態で、会員がカードリーダ33に会員カードを挿入すると、該会員カードの磁気ストライプから読み取った第1会員特定情報である会員ID(第1会員ID又は他システム会員ID)を含む登録確認要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
該登録確認要求を受信したポイント管理装置50では、制御部52の制御により、後述する図28(a)に示すエンコード情報DBの記憶内容に基づいて、該送信されてきた登録確認要求に含まれる会員ID(第1会員ID又は他システム会員ID)に対応する会員カードID(第1会員カードID又は第2会員カードID)を特定し、該特定した会員カードIDをキオスク端末30に対して返信する、会員カードID特定処理が行われる。
そしてポイント管理装置50では、該会員カードID特定処理により特定された会員カードIDが後述する図27(a)に示すポイント会員情報DBで登録されているか否か(即ち左1列に示す会員カードIDの記憶欄で記憶されているか否か)の判定が行われ、登録されていないと判定された場合には図14のD210に示す画面,登録されていると判定された場合には図13のD250に示すログイン画面が、ポイント管理装置50から当該キオスク端末30に対して配信されて、ディスプレイ34に表示される。そして該D210以降又はD250以降の各画面において、前記カードユニット20では、カードR/W25に挿入されている会員カードのICチップから読み取った会員カードIDが表示されていたのに代えて、当該キオスク端末30では、ポイント管理装置50から返信されてきた会員カードID(即ち会員特定情報である会員IDから前記会員カードID特定処理により特定された会員カードID)が表示される。
次に、第1遊技場及び第2遊技場に設置されるシステム管理装置40について説明する。システム管理装置40は遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられるものであり、図10及び図11に示すように接続されるユニット用通信部41a,会員管理装置用通信部41b,場外通信部41c,外部通信部41d,制御部42,ハードディスク43,ディスプレイ44,及び入力装置45等を備えているコンピュータである。なお第3遊技場に設置されるシステム管理装置(図示外)も、第1遊技場及び第2遊技場に設置されるシステム管理装置40と同様のものである。
ユニット用通信部41aは、前述の如くカードユニット20のシステム管理装置用通信部26aと通信可能に接続されており、システム管理装置40とカードユニット20との間における通信を司るものである。
会員管理装置用通信部41bは、第1遊技場においては、第1会員管理装置100のシステム管理装置用通信部101bと通信可能に接続されており、システム管理装置40と第1会員管理装置100との間における通信を司るものである。ただし会員管理装置用通信部41bは、第2遊技場においては、第2会員管理装置200とは接続されていない。
場外通信部41cは、専用線を通じて遊技場外の通信機器とのデータ通信を可能とするためのデジタルサービスユニット(DSU)等を備え、管理センタに設けられた転送装置70と通信可能に接続されており、システム管理装置40と転送装置70との間における通信を司るものである。
この場外通信部41cからは、後述する図21のD40に示すように、定型レポート送信要求,イベント情報送信要求,アンケート結果送信要求,及びポイント状況送信要求が、転送装置70を介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
また場外通信部41cからは、後述する図26に示すように、遊技場の営業終了後において(即ち1日1回)、システム管理装置40にて管理されているカード残額DB(図17(a)),カード使用額DB(図17(b)),及び電子マネー使用額DB8(図17(c))の記憶内容が、転送装置70を介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
外部通信部41dは、インターネットと通信可能に接続されており、遊技場内に設置される各カードユニット20と、インターネットを介して接続されるポイント管理装置50との間における通信を中継するルータとして機能するものである。
制御部42は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク43に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、システム管理装置40に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
記憶装置であるハードディスク43は、図17に示すカード残額DB,カード使用額DB,及び電子マネー使用額DBを記憶している。ここで図17(a)に示すカード残額DBでは、当該遊技場で発行された会員カードの会員カードIDと対応付けて、遊技用有価価値の大きさであるカード残額を記憶している。このカード残額DBでは、各カードユニット20から、会員カードIDと入金金額が送信されてくると、制御部42の制御により、該送信されてきた会員カードIDに対応付けて記憶しているカード残額に、該送信されてきた入金金額が加算更新され、また各カードユニット20から、会員カードIDとカード使用額が送信されてくると、制御部42の制御により、該送信されてきた会員カードIDに対応付けて記憶しているカード残額から、該送信されてきたカード使用額が減算更新される。
また図17(b)に示すカード使用額DBでは、当該遊技場で発行された会員カードの会員カードIDと対応付けて、該会員カードIDの会員遊技者が本日(当該遊技場の営業当日)に会員カード玉貸処理に使用したカード残額の合計額(使用有価価値の大きさ)であるカード使用額を記憶している。このカード使用額は、会員識別情報(会員カードID)が記録されている記録媒体(会員カード)を使用した店舗での取引処理(玉貸処理)により発生するポイント付与対象情報であると共に、会員カードを使用した特定取引(玉貸処理)に関する記録媒体特定取引情報である。このカード使用額DBでは、各カードユニット20から、会員カードIDとカード使用額が送信されてくると、制御部42の制御により、該送信されてきた会員カードIDに対応付けて記憶しているカード使用額に、該送信されてきたカード使用額が加算更新される。
また図17(c)に示す電子マネー使用額DBでは、当該遊技場で本日使用された携帯電話7の携帯電話IDと対応付けて、該携帯電話7の所持者が本日(当該遊技場の営業当日)に電子マネー玉貸処理に使用した電子マネー額の合計額(使用有価価値の大きさ)である電子マネー使用額を記憶している。この電子マネー使用額は、電子マネー額を使用した店舗での取引処理(玉貸処理)により発生するポイント付与対象情報であると共に、電子マネー額を使用した特定取引(玉貸処理)に関する電子マネー特定取引情報である。この電子マネー使用額DBでは、各カードユニット20から、携帯電話IDと電子マネー使用額が送信されてくると、制御部42の制御により、該送信されてきた携帯電話IDに対応付けて記憶している電子マネー使用額に、該送信されてきた電子マネー使用額が加算更新される。
これらカード残額DB,カード使用額DB,及び電子マネー使用額DBの記憶内容は、遊技場の営業終了後に、転送装置70に対して送信される。
ディスプレイ44は、各種の情報を表示するための表示デバイスであり、例えば液晶ディスプレイである。入力装置45は、各種の情報を入力するためのデバイスであり、例えばキーボードやマウスである。
ここで図18〜図24を参照して、システム管理装置40の作用について説明する。図18〜図20は、カードユニット20との間における作用の一例を表す図である。
まず図18を参照して、カードユニット20への入金に際しての処理について説明する。第1遊技場又は第2遊技場の営業中に、カードユニット20への貨幣の入金が行われると、該入金された貨幣が紙幣識別機23又は硬貨識別機24によって受け付けられて、貨幣の識別が行われる(S01)。その結果、正規の貨幣であると識別されると、次いで会員カード(第1会員カード4又は第2会員カード5)を受け付けているか否かの判定が実施される(S02)。該S02で会員カードを受付中である(Y)と判定されると、次いで該受け付けている会員カードにカード残額が残存しているか否かの判定が実施される(S10)。該S10でカード残額が残存している(Y)と判定されると、受け付けられた貨幣が返却される(S00)。一方、S10でカード残額が残存していない(N)と判定されると、S11〜S15の入金処理が実施される。
この入金処理では、まず前記識別された貨幣の金額である入金金額を受付中の会員カードにカード残額として記録して(S11)、該入金金額と、該受付中の会員カードの会員カードID(第1会員カードID又は第2会員カードID)とを、システム管理装置40に対して送信する(S12)。該S12で送信された情報を受信したシステム管理装置40においては、受信した入金金額をカード残額として、受信した会員カードIDと対応付けてカード残額DBに記憶する(S13)。次いで、前記装置IDの送信元であるカードユニット20に対してカード残額の記憶がなされた旨を示す入金処理終了通知を送信する(S14)。該入金処理終了通知を受信したカードユニット20では、会員カードのカード残額に相当する度数を残度数として残度数表示器14に表示して、玉貸ボタン15の操作により会員カード玉貸処理を行う状態(以下「会員カード玉貸可能状態」と言う。)となる(S15)。
ここでS02に戻り、該S02で会員カードを受付中でない(N)と判定されると、入金金額が入金残額としてユニット制御部22のRAMに記憶されると共に、該入金残額が所定額(ここでは1000円とする)以下であるか否かの判定が実施される(S20)。該S20の判定で、所定額以下であると判定されると(Y)、入金残額分のビジタ玉貸処理が実施される(S21)。一方、S20の判定で所定額以下でない(1000円より大きい金額)と判定されると(N)、入金された貨幣が返却される(S00)。
次に図19を参照して、会員カードの挿入時の処理,玉貸ボタン操作時の処理,及び会員カード玉貸処理について説明する。遊技場の営業中に、カードユニット20に会員カードが挿入されると(S30)、カードR/W25により該受け付けた会員カードから記録情報である会員カードID(第1会員カードID又は第2会員カードID),会員ID(第1会員ID又は他システム会員ID),及びカード残額を読み取って(S31)、該読み取った会員カードID及びカード残額を含む使用許諾要求を当該カードユニット20の装置IDと共にシステム管理装置40に対して送信する(S32)。使用許諾要求を受信したシステム管理装置40では、該受信したカード残額が、該受信した会員カードIDに対応付けてカード残額DBに記憶しているカード残額以下であるか否か(受信したカード残額≦受信した会員カードIDに対応付けてカード残額DBに記憶しているカード残額?)の照合を実施する(S33)。
このS33の照合が照合OK(即ち、受信したカード残額≦受信した会員カードIDに対応付けてカード残額DBに記憶しているカード残額)である場合には、該照合OKの旨を示す会員カード使用許諾情報を前記S32で送信されてきた装置IDのカードユニット20に対して送信する(S34)。なお、カードユニット20とシステム管理装置40との間の通信状態がオフラインであるときに、カードユニット20にてカード残額が使用されると、受信したカード残額<受信した会員カードIDに対応付けてカード残額DBに記憶しているカード残額となるが、この場合には、受信した会員カードIDに対応付けてカード残額DBに記憶しているカード残額を、受信したカード残額に更新しておく。会員カード使用許諾情報を受信したカードユニット20では、受け付けた会員カードのカード残額が残存しているか否かの判定を実施する(S36)。このS36の判定で残額有りと判定された場合には(Y)、会員カードのカード残額に相当する度数を残度数として残度数表示器14に表示して、会員カード玉貸可能状態となる(S37)。一方、S36の判定で残額無しと判定された場合には(N)、該会員カードのカード残額に相当する度数(0度数)を残度数として残度数表示器14に表示して、会員カード玉貸可能状態とはならない(S38)。
ここでS33に戻り、該S33で照合NG(即ち、受信したカード残額>受信した会員カードIDに対応付けてカード残額DBに記憶しているカード残額)である場合には、該照合NGの旨を示す会員カード使用不可情報を前記S32で送信されてきた装置IDのカードユニット20に対して送信する(S35)。会員カード使用不可情報を受信したカードユニット20では、受け付けた会員カードを返却する。
次に玉貸ボタン15が操作される場合の処理について説明する。玉貸ボタン15が操作されると(S40)、該操作を検出したユニット制御部22によって、会員カード玉貸可能状態であるか否かの判定が実施される(S41)。S41の判定で、会員カード玉貸可能状態でないと判定された場合には(N)、処理を終了する。一方、S41の判定で、会員カード玉貸可能状態であると判定された場合には(Y)、S50〜に示す会員カード玉貸処理を行う。
この会員カード玉貸処理では、まず玉貸設定金額(又はカード残額)分の玉貸処理がユニット制御部22により実施され(S50)、受け付けている会員カードのカード残額から該玉貸処理に使用したカード使用額を減算すると共に、残度数の表示も更新する(S51)。次いで、カード使用額と、受付中の会員カードの会員カードIDとを、システム管理装置40に対して送信する(S52)。システム管理装置40では、受信した会員カードIDと対応付けてカード残額DBに記憶しているカード残額から、受信したカード使用額を減算更新すると共に(S53)、受信した会員カードIDと対応付けてカード使用額DBに記憶しているカード使用額に、受信したカード使用額を加算更新する(S54)。次いで、カード残額の減算が完了した旨を示す減算完了通知をカードユニット20に対して送信する(S55)。S55の減算完了通知を受信したカードユニット20では、会員カードのカード残額が0であるか否かの判定が実施され(S56)、カード残額が0でないと判定されると(N)、会員カード玉貸可能状態が継続する(S57)。S56の判定でカード残額が0と判定されると(Y)、会員カード玉貸可能状態が解除される(S58)。
次に図20を参照して、カード返却ボタン16が操作される場合の処理,及び携帯電話7が受け付けられた場合の処理について説明する。カード返却ボタン16が操作されると(S60)、会員カードを受け付けているか否かの判定がカードR/W制御部26により実施され(S61)、受付中でないと判定されると(N)、処理を終了する。一方、S61の判定において受付中と判定されると(Y)、会員カード玉貸可能状態が解除されると共に、残度数の表示が停止する(S62)。そして、会員カードが返却される(S63)。
次に携帯電話7が受け付けられた場合の処理について説明する。携帯電話リーダ35により携帯電話7が受け付けられると、該受け付けた携帯電話7から携帯電話IDと電子マネー額とを読み取って、該読み取った電子マネー額と予め設定された電子マネー玉貸設定金額(例えば1000円)とを比較し、電子マネー額≧電子マネー玉貸設定金額であれば、該電子マネー玉貸設定金額に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示する前記電子マネー玉貸処理を行うと共に(S65)、携帯電話7が記憶している電子マネー額を、該電子マネー額から当該電子マネー玉貸処理に使用された電子マネー使用額(即ち電子マネー玉貸設定金額である1000円)を減算した後の電子マネー額に書き換える減算処理を行って(S66)、該電子マネー使用額と、前記読み取った携帯電話ID及び電子マネー額とを、システム管理装置40に対して送信する(S67)。
システム管理装置40では、受信した携帯電話IDと対応付けて電子マネー使用額DBに記憶している電子マネー使用額に、受信した電子マネー使用額を加算更新する(S68)。次いで、S67で送信されてきた電子マネー使用額,携帯電話ID,及び電子マネー額を含む減算要求を、電子マネー管理サーバ80に対して送信する(S69)。
該減算要求を受信した電子マネー管理サーバ80は、図示しないが、該減算要求に含まれる電子マネー額が、該減算要求に含まれる携帯電話IDに対応付けて図29(a)に示す電子マネーDBで記憶している電子マネー額と一致するか否かの照合を行い、該電子マネー額の照合が一致である場合には、該電子マネーDBで記憶している電子マネー額から、受信した電子マネー使用額を減算更新する。なお電子マネー額の照合が不一致である場合には、電子マネー使用不可通知が携帯電話7に対して送信され、該携帯電話7で記憶されている電子マネー額の使用が不可となる。
図21〜図24は、システム管理装置40のディスプレイ44で表示される経営支援画面の一例を表す図である。まず図21は、システム管理装置40で表示される定型レポート表示画面の一例を表す図である。ここでD40〜D44は、システム管理装置40が記憶している画面であり、D45は、ポイント管理装置50から送信されてくる画面である。システム管理装置40において、オペレータが入力装置45を操作して、経営支援画面表示モードが実行されると、D40に示すメニュー画面がディスプレイ44に表示される。このD40では、「定型レポート」ボタン,「イベント情報」ボタン,「アンケート結果」ボタン,及び「ポイント状況ボタン」が表示される。
このD40で、オペレータが入力装置45を操作して、「定型レポート」ボタンを操作すると、D41に示す期間選択画面がディスプレイ44に表示される。このD41では、定型レポートで表示する使用金額の集計期間を選択するためのボタンとして、「月別」ボタン,「週別」ボタン,及び「日別」ボタンが表示される。
このD41で、オペレータが入力装置45を操作して、「月別」ボタンを操作すると、D42に示す集計月選択画面がディスプレイ44に表示される。このD42では、定型レポートを作成可能な月が選択可能に表示され、デフォルトでは当年の月が表示されるが、画面右下に表示される「前年」ボタンを操作すると、前年の月が表示され、該前年以前の月が表示されている状態で画面右下に表示される「次年」ボタンを操作すると、次年の月が表示される。このD42で、オペレータが入力装置45を操作して、定型レポートの送信を希望する月を選択すると、該選択された月の定型レポートの送信を要求する定型レポート送信要求が、場外通信部41cから転送装置70を介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
またD41で、オペレータが入力装置45を操作して、「週別」ボタンを操作すると、D43に示す集計週選択画面がディスプレイ44に表示される。このD43では、定型レポートを作成可能な週が選択可能に表示され、デフォルトでは当年の週が表示されるが、画面右下に表示される「前年」ボタンを操作すると、前年の週が表示され、該前年以前の週が表示されている状態で画面右下に表示される「次年」ボタンを操作すると、次年の週が表示される。このD43で、オペレータが入力装置45を操作して、定型レポートの送信を希望する週を選択すると、該選択された週の定型レポートの送信を要求する定型レポート送信要求が、場外通信部41cから転送装置70を介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
またD41で、オペレータが入力装置45を操作して、「日別」ボタンを操作すると、D44に示す集計日選択画面がディスプレイ44に表示される。このD44では、定型レポートを作成可能な日が選択可能に表示され、デフォルトでは当月の日が表示されるが、画面右下に表示される「前月」ボタンを操作すると、前月の日が表示され、該前月以前の日が表示されている状態で画面右下に表示される「次月」ボタンを操作すると、次月の日が表示される。このD44で、オペレータが入力装置45を操作して、定型レポートの送信を希望する日を選択すると、該選択された日の定型レポートの送信を要求する定型レポート送信要求が、場外通信部41cから転送装置70を介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
これら定型レポート送信要求に応じて、ポイント管理装置50からシステム管理装置40に対して、D45に示す定型レポート表示画面が送信されてきてディスプレイ45に表示されるが、これについては後述する。
図21のD40に戻り、オペレータが入力装置45を操作して、「イベント情報」ボタンを操作すると、メールソフトが起動して、図22のD50に示すイベント情報送信画面がディスプレイ44に表示される。このD50では、送信する電子メールのタイトルと、送信内容の入力欄が設けられる他、送信対象となるポイント会員の属性を指定するためのチェックボックスが設けられており、性別,生年月日を属性として、10代男性,10代女性,20代男性,20代女性,30代男性,30代女性,40代男性,40代女性,50代男性,50代女性,60代男性,60代女性,70代以上男性,70代以上女性の14のグループに分類されていて、当該遊技場メールの送信対象とするグループを選択可能である。
このD50で、オペレータが入力装置45を操作して、タイトルを入力し(ここでは「レディスデー」)、チェックボックスをチェックすることにより送信対象グループを選択し(ここでは全年代の女性)、送信内容を入力して(ここではA店で開催されるイベントであるレディースデーについての告知)、「送信」ボタンを選択すると、該D50で入力・選択された内容を含むイベント情報が、場外通信部41cから転送装置70を介して、ポイント管理装置50に対して送信される。このイベント情報を受信したポイント管理装置50は、該イベント情報を記憶し、所定のタイミングで、前記送信対象となるポイント会員の電子メールアドレスに対して、該イベント情報を含む電子メールを送信するが、これについては図34を参照して後述する。
図21のD40に戻り、オペレータが入力装置45を操作して、「アンケート結果」ボタンを操作すると、アンケート結果送信要求が、場外通信部41cから転送装置70を介して、ポイント管理装置50に対して送信される。このアンケート結果送信要求に応じて、ポイント管理装置50からシステム管理装置40に対して、図23のD60に示すアンケート結果表示画面が送信されてきてディスプレイ45に表示されるが、これについては後述する。
図21のD40に戻り、オペレータが入力装置45を操作して、「ポイント状況」ボタンを操作すると、ポイント状況送信要求が、場外通信部41cから転送装置70を介して、ポイント管理装置50に対して送信される。このポイント状況送信要求に応じて、ポイント管理装置50からシステム管理装置40に対して、図24のD70又はD71に示すポイント状況表示画面が送信されてきてディスプレイ45に表示されるが、これについては後述する。
次に、第1遊技場に設置される第1会員管理装置100について説明する。第1会員管理装置100は、第1遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられるものであり、図11に示すように接続されるユニット用通信部101a,システム管理装置用通信部101b,制御部102,ハードディスク103等を備えているコンピュータである。
ユニット用通信部101aは、前述の如くカードユニット20の会員管理装置用通信部21aと通信可能に接続されており、第1会員管理装置100とカードユニット20との間における通信を司るものである。このユニット用通信部101aは、前述の如く、カードユニット20で読み取られた第1会員ID,及び該カードユニット20に対応するパチンコ機10で発生した遊技情報を受信する。
システム管理装置用通信部101bは、システム管理装置40の会員管理装置用通信部41bと通信可能に接続されており、第1会員管理装置100とシステム管理装置40との間における通信を司るものである。このシステム管理装置用通信部101bは、第1会員情報DBにより管理されている第1会員IDと属性情報(暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレス)とを送信するものであり、第1会員情報DBへの会員IDと属性情報の登録や登録情報の変更が行われた場合に、更新後の第1会員情報DBの記憶内容を、システム管理装置40及び転送装置70を介して、ポイント管理装置50に対して送信するが、前述の如く、ポイント管理装置50に対して送信された該属性情報のうち、暗証番号は、第1会員ID及び第1会員カードIDと対応付けて、後述する図28(a)に示すエンコード情報DBで記憶されるが、該暗証番号以外の氏名,住所,性別,生年月日,及び電子メールアドレスは、特に使用されずに破棄される。
制御部102は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク103に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、第1会員管理装置100に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
記憶装置であるハードディスク103は、図17(b)に示す第1会員情報DBを記憶している。この第1会員情報DBは属性情報管理手段の一例であって、第1会員IDと対応付けて、当該第1会員IDから特定される第1会員遊技者の属性情報(暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレス)を管理するものであり、第1遊技場の会員として会員登録を行った第1会員遊技者の「第1会員ID」に対応付けて、該第1会員遊技者の「暗証番号」と、同「氏名」と、同「住所」と、同「性別」と、同「生年月日」と、同「電子メールアドレス」が記憶されている。この第1会員情報DBへ登録する情報の入力は、第1会員管理装置100が備える図示しないディスプレイや入力装置を使用して行われる。また第1会員IDに対応付けて、パチンコ機10から送信されてきた遊技情報を集計してなる、大当り回数等の遊技情報も記憶されている。
ここで前記制御部102は、後述する図27(a)に示すポイント会員情報DBにおいて第1会員カードIDに対応する属性情報(氏名,住所,電子メールアドレス)の更新が行われたポイント管理装置50から、該第1会員カードIDと更新後の属性情報とを受信したことに基づいて、該受信した第1会員カードIDに対応付けて第1会員情報DBで記憶している属性情報を、該受信した更新後の属性情報に更新する処理を行う。
次に、第2遊技場に設置される第2会員管理装置200について説明する。この第2会員管理装置200は、前述の如く、第1会員管理装置100を設置・管理するカード会社とは異なる他社が設置・管理するものである。この第2会員管理装置200は第2遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられるものであり、図11に示すように接続されるユニット用通信部201a,制御部202,ハードディスク203等を備えているコンピュータである。
ユニット用通信部201aは、前述の如くカードユニット20の会員管理装置用通信部21aと通信可能に接続されており、第2会員管理装置200とカードユニット20との間における通信を司るものである。このユニット用通信部201aは、前述の如く、カードユニット20で読み取られた他システム会員ID,及び該カードユニット20に対応するパチンコ機10で発生した遊技情報を受信する。
制御部202は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク203に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、第2会員管理装置200に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
記憶装置であるハードディスク203は、図17(c)に示す第2会員情報DBを記憶している。この第2会員情報DBでは、第2遊技場の会員として会員登録を行った第2会員遊技者の「他システム会員ID」に対応付けて、該第2会員遊技者の「暗証番号」と、同「氏名」と、同「住所」と、同「性別」と、同「生年月日」と、同「電子メールアドレス」が記憶されている。この第2会員情報DBへ登録する情報の入力は、第2会員管理装置200が備える図示しないディスプレイや入力装置を使用して行われる。また他システム会員IDに対応付けて、パチンコ機10から送信されてきた遊技情報を集計してなる、大当り回数等の遊技情報も記憶されている。
次に、図25を参照して、遊技場外の各装置(転送装置70,エンコード情報管理装置,及びポイント管理装置50)について説明する。
まず、エンコード情報管理装置60について説明する。エンコード情報管理装置60は、会員カードエンコード機構に設置されるコンピュータであって、図示しないが、エンコード情報DBを記憶している。このエンコード情報DBでは、各第1会員カード4に記録(エンコード)された第1会員IDと第1会員カードIDとの対応付け,及び各第2会員カード5に記録(エンコード)された他システム会員IDと第2会員カードIDとの対応付けを示すエンコード情報とが記憶されている。またエンコード情報管理装置60は、カード会社のポイント管理装置50と通信を行うためのインターフェイス(例えば専用線に接続するための機器等)を備えている。ここでは、ポイント管理装置50からの要求に応じて、エンコード情報DBの記憶内容を該ポイント管理装置50に対して送信する。
次に、転送装置70について説明する。転送装置70は、管理センタに設置されるコンピュータであって、カード会社に属するものである。この転送装置70では、図17(a)に示すカード残額DB,図17(b)に示すカード使用額DB,及び図17(c)に示す電子マネー使用額DBを記憶しており、各遊技場から営業終了後に送信されてきた各DBの記憶内容を、各遊技場毎に管理している。
また転送装置70は、各遊技場のシステム管理装置40,及びカード会社のポイント管理装置50と通信を行うためのインターフェイスを備えており、システム管理装置40とポイント管理装置50との間における通信,及びシステム管理装置40とポイント管理装置50との間における通信を中継する。
ここで図26を参照して、遊技場の営業終了後における転送装置70の作用について説明する。ある営業日(例えば9月16日)において、各遊技場(第1遊技場,第2遊技場)の営業終了時刻(S70)を経過すると、システム管理装置40は、カード残額DB(図17(a)),カード使用額DB(図17(b)),及び電子マネー使用額DB(図17(c))の記憶内容を、当該遊技場の店舗IDと共に、転送装置70に対して送信する(S71)。これを各遊技場から受信した転送装置70は、該送信されてきた各DBの記憶内容に基づいて、転送装置70が記憶している各DBの記憶内容を更新し(S72)、S71で受信したカード使用額DB及び電子マネー使用額DBの記憶内容を、送信元の遊技場の店舗IDと共に、ポイント管理装置50に対して送信する(S73)。
これを受信したポイント管理装置50は、制御部52により、図27(a)に示すポイント会員情報DBの更新(S74)と、図27(d)に示す使用金額DBの更新(S75)と、図28(b)(c)に示すグループDB及び店舗DBの更新(S76)とを行う。
まずS74では、後述する図36及び図37に示すポイント付与処理及びポイント加算処理を行って、ポイント会員情報DBにおいて、累計使用金額及びポイントを更新する。次にS75では、使用金額DBにおいて、会員カードIDと対応付けて、受信した各会員カードIDに対応するカード使用額を、当該営業日に対応する記憶領域(ここでは9月16日に対応する記憶領域)に記憶すると共に、受信した各携帯電話IDに会員カードIDが対応付けられている場合には、該携帯電話IDに対応する電子マネー使用額を、当該営業日に対応する記憶領域に記憶する(即ちカード使用額と電子マネー使用額とを合算する)ことにより、営業日別使用金額として管理する。これにより各会員遊技者の使用金額を日単位で管理することができる。そしてS76では、グループDB及び店舗DBにおいて、ポイント会員情報DBで加算更新されたポイント数を、各会員カードIDに含まれる店舗IDと対応付けて管理されている総獲得ポイント数及び残ポイント数に対して加算更新する。
次に、ポイント管理装置50について説明する。ポイント管理装置50は、図27(a)のポイント会員情報DBに示すように、記録媒体識別情報及び会員識別情報である会員カードIDを登録すると共に、該登録した会員識別情報に対応付けて、当該記録媒体(第1会員カード4又は第2会員カード5)を使用した店舗での取引処理(即ち遊技場での玉貸処理)に関連して発生する取引関連情報である該記録媒体の所有者(即ち会員)の使用金額及びポイントを管理するものである。ここでのポイントは、当該記録媒体の所有者の使用金額に応じて、1日あたり10ポイントを上限値として付与される点数である。またポイント管理装置50は、会員の属性情報(性別,生年月日等)を含む登録要求(第1登録要求又は第2登録要求)を受信し、前記登録した会員カードIDに対応付けて、該受信した登録要求に含まれる属性情報を管理するものである。
またポイント管理装置50は、図27(a)のポイント会員情報DBに示すように、会員カードIDに対応付けて、携帯電話ID及び潜在ポイントを記憶するものである。ここでの潜在ポイントは、会員カードIDをポイント管理装置50に登録している会員が、該登録している会員カードIDの店舗(例えばA店)以外のポイントサービスの加盟店(例えばB店)で電子マネー額を使用した場合に、後述するポイント管理手段(制御部52)により、該使用した電子マネー使用額に応じて付与され、当該加盟店(ここではB店)のポイントとして、携帯電話IDに対応付けて管理される点数である。
またポイント管理装置50は、図27(b)の携帯電話DBに示すように、会員カードIDに対応付けずに、携帯電話ID及び潜在ポイントを記憶するものである。ここでの潜在ポイントは、会員カードIDをポイント管理装置50に登録していない会員が、ポイントサービスの加盟店(例えばB店)で電子マネー額を使用した場合に、後述するポイント管理手段(制御部52)により、該使用した電子マネー使用額に応じて付与され、当該加盟店(ここではB店)のポイントとして、携帯電話IDに対応付けて管理される点数である。
上記潜在ポイントは、このままでは後述するポイント使用処理(抽選への応募や商品との交換)に使用することはできず、当該会員が、当該加盟店(ここではB店)で会員登録をし、かつ当該加盟店の会員カードIDをポイント管理装置50に登録することにより、当該加盟店の会員カードIDに対応するポイントとして顕在化されて、ポイント使用処理に使用することができるようになる。
さらにポイント管理装置50は店舗情報提供装置の一例であって、会員が操作する操作端末から、店舗を特定可能な店舗特定情報(会員カードID)を含む店舗情報要求(登録要求A)を受信したことに基づいて、該受信した店舗情報要求に含まれる店舗特定情報から特定される店舗に関する店舗情報(イベント情報)を前記操作端末に対して提供する店舗情報提供手段である制御部52を有するものである。
またポイント管理装置50は、前述した図7〜図9,及び図13〜図15に示す各画面や、後述する図49〜図50に示す各画面を、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)に対して配信する、ウェブサーバとして機能するものである。さらにポイント管理装置50は、システム管理装置40からの要求に応じて、前述した図21〜図24に示す管理画面を送信する、経営支援装置として機能するものである。
このポイント管理装置50は、カード会社内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設置されるものであり、図25に示すように接続されるエンコード情報管理装置用通信部51a,転送装置用通信部51b,外部通信部51c,電子マネー管理サーバ用通信部51d,制御部52,ハードディスク53,ディスプレイ54,及び入力装置55等を備えているコンピュータである。このポイント管理装置50は、インターネット接続機能を備えるものであり、外部通信部51cを介してインターネットに接続されている。
エンコード情報管理装置用通信部51aは、会員カードエンコード機構に設置されるエンコード情報管理装置60と通信可能に接続されており、ポイント管理装置50とエンコード情報管理装置60との間における通信を司るものであり、ここではエンコード情報管理装置60からエンコード情報DBの記憶内容を受信する。
転送装置用通信部51bは、管理センタに設置される転送装置70と通信可能に接続されており、ポイント管理装置50と転送装置70との間における通信を司るものである。この転送装置用通信部51bは、前記図22のD50で、送信内容として入力されたイベントの内容を含むと共に、送信対象として選択されたイベント対象会員の属性情報を含むイベント情報を、システム管理装置40から転送装置70を介して受信することにより、会員に対して通知する通知内容(ここではイベントの内容)と、通知対象とする会員の会員カードIDを特定可能な情報(ここではイベント対象会員の属性情報)とを設定する通知情報設定手段として機能するものである。
また転送装置用通信部51bは、会員カードIDとポイント付与対象情報(カード使用額)を所定の収集間隔で収集するポイント付与対象情報収集手段として機能すると共に、会員カードを使用した特定取引に関する記録媒体特定取引情報(カード使用額)と会員カードIDとを受信し、かつ電子マネー額を使用した特定取引に関する電子マネー特定取引情報(電子マネー使用額)と携帯電話IDとを受信する受信手段として機能するものであり、ここではシステム管理装置40から転送装置70を介して送信されてくるカード使用額DBの記憶内容(会員カードID及びカード使用額)と電子マネー使用額DBの記憶内容(携帯電話ID及び電子マネー使用額)を、遊技場の営業終了時に、1日毎の収集間隔で受信して収集する。
外部通信部51cは、インターネットと通信可能に接続されており、ポイント管理装置50とインターネットを介して接続される操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)との間における通信を司るものである。電子マネー管理サーバ用通信部51dは、電子マネー管理サーバ80と通信可能に接続されており、ポイント管理装置50と電子マネー管理サーバ80との間における通信を司るものである。
制御部52は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ハードディスク53に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、ポイント管理装置50に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものであるが、その機能については後述する。
記憶装置であるハードディスク53は、図27(a)に示すように、ポイント会員情報DBを記憶している。このポイント会員情報DBでは、会員カードIDに対応付けて、携帯電話ID,潜在ポイント,暗証番号,属性情報(氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレス),メール配信店舗,累計使用金額,ポイント数(累計ポイント,カード使用ポイント,電子マネー使用ポイント),及び引き継ぎ特定情報(引き継ぎ日付,引き継ぎ元ID)を記憶(管理)する記憶欄が設けられている。
ここでポイント会員情報DBは会員管理手段の一例であって、後述する電子メールアドレス取得手段により取得した電子メールアドレスを、前記受信した第2登録要求に含まれる第2会員特定情報から特定される会員カードIDに対応付けて管理(記憶)するものである。具体的には、PC6又は携帯電話7から、第2登録要求B(図7のD112又はD114)を受信したことに基づいて、電子メールアドレス取得手段として機能する制御部52により、該第2登録要求Bに含まれる電子メールアドレスを該PC6又は携帯電話7から取得し、ポイント会員情報DBにおいて、該電子メールアドレス取得手段により取得した電子メールアドレスを、前記第2登録要求に含まれる第2会員特定情報から特定される会員カードIDに対応付けて管理(記憶)するものである。
また会員管理手段として機能するポイント会員情報DBは、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から、店舗情報要求として、該会員の電子メールアドレスと、店舗特定情報として店舗を特定可能な会員カードIDとを受信したことに基づいて、該受信した電子メールアドレスと会員カードIDとを対応付けて管理(記憶)するものである。具体的には、PC6又は携帯電話7から、店舗情報要求として第2登録要求B(図7のD112又はD114)を受信したことに基づいて、該第2登録要求Bに含まれる電子メールアドレスと会員カードIDとを対応付けて記憶し、またカードユニット20又はキオスク端末30から、店舗情報要求として電子メールアドレスを含む第1登録要求B(図14のD213又はD216)を受信したことに基づいて、該第1登録要求Bに含まれる電子メールアドレスと会員カードIDとを対応付けて記憶する。なおカードユニット20又はキオスク端末30から、店舗情報要求として電子メールアドレスを含まない第1登録要求B(図14のD212又はD215)を受信した場合には、該第1登録要求Bに含まれる会員カードIDを記憶する。
即ちPC6又は携帯電話7から第2登録要求Bを受信した場合には、電子メールアドレスが必ず登録されるが、カードユニット20又はキオスク端末30から第1登録要求Bを受信した場合には、該第1登録要求Bに電子メールアドレスが含まれていれば該電子メールアドレスが登録され、該第1登録要求Bに電子メールアドレスが含まれていなければ電子メールアドレスは登録されない。
また会員管理手段として機能するポイント会員情報DBは、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から、店舗情報(イベント情報)の提供を希望する店舗を特定可能な情報(店舗ID)を含む返信情報を受信したことに基づいて、該受信した返信情報から特定される店舗の店舗IDを会員カードIDに対応付けて管理(記憶)するものである。具体的には、PC6又は携帯電話7から、返信情報として第2登録要求B(図7のD112又はD114)を受信したことに基づいて、該第2登録要求Bに含まれる会員カードIDに対応付けて、該第2登録要求Bに含まれる店舗ID(D112の場合にはA店及びB店,D114の場合にはX店及びC店)をメール配信店舗の記憶欄に記憶し、またカードユニット20又はキオスク端末30から、返信情報として店舗IDを含む第1登録要求B(図14のD213又はD216)を受信したことに基づいて、該第1登録要求Bに含まれる会員カードIDに対応付けて、該第1登録要求Bに含まれる店舗ID(D213の場合にはA店及びB店,D216の場合にはX店及びC店)をメール配信店舗の記憶欄に記憶する。
またポイント会員情報DBはポイント管理手段の一例であって、各店舗において会員登録した会員を個々に識別可能な会員識別情報である会員カードIDに対応付けて、当該会員カードIDの会員が所有するポイントを管理(記憶)するものである。
またポイント会員情報DBは識別情報記憶手段の一例であって、会員カードIDと、電子マネー額を特定可能な情報が記録された電子マネー記憶媒体(携帯電話7)を個々に識別可能な電子マネー記憶媒体識別情報(携帯電話ID)とを対応付けて記憶するものである。このポイント会員情報DBでは、図35に示すように、前記図3で説明した携帯電話ID登録要求を、電子マネー管理サーバ80から受信したときと、図40のS147及び図41のS291に示すように、図7のD112及びD114で説明した第2登録要求や図9のD180で説明した携帯電話ID登録要求を、電子マネー使用プログラムを記憶している携帯電話7から受信したときに、会員カードIDと対応付けて携帯電話IDが登録(記憶)されるが、これについては後述する。
さらにポイント会員情報DBは、後述する引き継ぎ処理において、既登録会員カードIDに対するポイント加算処理の後に当該引き継ぎ処理が行われた旨(即ち前日のポイント加算処理から本日のポイント加算処理までの間に当該既登録会員カードIDについて引き継ぎ処理が行われた旨)を特定可能な引き継ぎ特定情報を記憶するものである。具体的には、後述する図45(b)に示すように、引き継ぎ処理が行われると、引き継ぎ先IDである新会員カードIDに対応付けて、当該引き継ぎ処理が行われた日付を引き継ぎ日付として記憶すると共に、既登録会員カードIDを引き継ぎ元IDとして記憶する。この第1実施形態では、新会員カードIDに対するポイント加算処理が行われた後であっても、引き継ぎ特定情報は消去されずに存置される。
なお同一の会員について、一の会員カードID(例えばA00001)と他の会員カードID(例えばX00003)とを統合する会員統合処理が行われた場合には、ポイント会員情報DBにおいて、当該一の会員カードIDと他の会員カードIDとを上下に並べることにより両会員カードIDが対応付けて登録されると共に、各会員カードIDに対応する属性情報,メール配信店舗,累計使用金額,及び累計ポイントの記憶欄が統合される。そして統合された属性情報の記憶欄には、両会員カードIDに対応付けられていた属性情報が記憶され、統合されたメール配信店舗の記憶欄には、各会員カードIDに対応付けられていたメール配信店舗が統合されて記憶され、統合された累計使用金額の記憶欄には、各会員カードIDに対応付けられていた累計使用金額が統合(合算)されて記憶され、統合された累計ポイントの記憶欄には、各会員カードIDに対応付けられていた累計ポイントが統合(合算)された合算ポイント数が記憶される。ただし会員統合処理が行われた場合であっても、ポイント会員情報DBにおいて、暗証番号,カード使用ポイント,電子マネー使用ポイント,及び引き継ぎ特定情報の記憶欄は統合されずに、各会員カードIDに対応して存置される。このポイント会員情報DBの各欄の記憶方法及び更新方法については後述する。
またハードディスク53は、図27(c)に示すように、通知情報DBを記憶している。この通知情報DBは、ポイント会員として登録されている会員カードIDに対応付けて、当該会員カードIDの会員に対して通知する通知情報を記憶するものであり、ここでは該通知情報として、後述するグループ店追加情報,アンケート情報,イベント情報,及び当選情報を記憶するように構成されている。なお同一の会員について、一の会員カードID(例えばA00001)と他の会員カードID(例えばX00003)とを統合する会員統合処理が行われた場合には、通知情報DBにおいて、当該一の会員カードIDと他の会員カードIDとが上下に並べられると共に、各会員カードIDに対応するグループ店追加情報,アンケート情報,イベント情報,及び当選情報の記憶欄が統合され、該統合された各記憶欄には、各会員カードIDに対応付けられていた記憶内容が統合されて記憶される。この通知情報DBの各欄の記憶方法及び消去方法については後述する。なおアンケート情報は、当該アンケートのアンケート期間が終了すると消去される。
またハードディスク53は、図27(d)に示すように、使用金額DBを記憶している。この使用金額DBでは、ポイント会員として登録されている会員カードIDに対応付けて、該会員カードIDの会員遊技者が当日の遊技に使用した使用価値の大きさである使用金額を、営業日別使用金額として営業日別に記憶している。
この使用金額DBでは、転送装置70から、遊技場の営業終了後に、図17(b)に示すカード使用額DBの記憶内容が送信されてくると、該カード使用額DBで各会員カードIDと対応付けられているカード使用額が、当日の営業日別使用金額の記憶欄に記憶されると共に、図17(c)に示す電子マネー使用額DBの記憶内容が送信されてくると、該電子マネー使用額DBに含まれる各携帯電話IDに会員カードIDが対応付けられている場合には、該電子マネー使用額DBで各携帯電話IDに対応付けられている電子マネー使用額が、各携帯電話IDに対応する会員カードIDの当日の営業日別使用金額の記憶欄に記憶される(即ちカード使用額と電子マネー使用額とが合算された使用金額となる)。
なお同一の会員について、一の会員カードID(例えばA00001)と他の会員カードID(例えばX00003)とを統合する会員統合処理が行われた場合には、使用金額DBにおいて、当該一の会員カードIDと他の会員カードIDとが上下に並べられると共に、各会員カードIDに対応する営業日別使用金額の記憶欄が統合され、該統合された各記憶欄には、各会員カードIDに対応付けられていた記憶内容が統合(合算)されて記憶される。
またハードディスク53は、図28(a)に示すように、エンコード情報DBを記憶している。このエンコード情報DBでは、エンコード情報管理装置60から取得したエンコード情報として、各第1会員カード4に記録された第1会員IDと第1会員カードIDとの対応付け,及び各第2会員カード5に記録された他システム会員IDと第2会員カードIDとの対応付けが記憶されると共に、第1会員管理装置100から、店舗会員として登録した第1会員ID,暗証番号(即ち第1会員カード4の発行時に登録された暗証番号),及び属性情報が送信されてきたときに、該送信されてきた第1会員IDに対応する暗証番号が記憶される。
またハードディスク53は、図28(b)に示すグループDB,及び図28(c)に示す店舗DBを記憶している。これらグループDB及び店舗DBは店舗管理手段の一例であって、ポイント管理装置50が提供するポイントサービスの加盟店として登録された店舗を個々に識別可能な店舗IDを管理(記憶)すると共に、該店舗が後述するグループ設定手段により設定されたグループに属するときには、該グループを個々に識別可能なグループ識別情報であるグループ名を対応付けて管理(記憶する)ものである。また店舗管理手段として機能するグループDBは、店舗IDに対応付けて、当該店舗IDの店舗の所在地が属する地域を個々に識別可能な地域識別情報である地域名を管理(記憶)するものである。
ここでグループDBは、グループ設定手段によりグループ店として登録された各店舗の店舗名及び店舗IDに対応付けて、各店舗が属するグループのグループ名,及び各店舗の所在地が属する地域の地域名(ここでは都道府県名)を記憶している。また店舗DBは、グループ設定手段によりグループ店として設定可能な各店舗(換言すれば未だいずれのグループ店としても設定されていない店舗)の店舗名及び店舗IDを記憶している。これらグループ名,地域名,店舗名,及び店舗IDの登録については後述する。
またグループDBは、各店舗IDに対応付けて、ポイント会員数を記憶していると共に、グループ名に対応付けて、総獲得ポイント数,残ポイント数,及び当月使用ポイント数(抽選応募使用ポイント数と商品交換使用ポイント数)のグループ合計を記憶している。また店舗DBは、各店舗IDに対応付けて、ポイント会員数,総獲得ポイント数,残ポイント数,及び当月使用ポイント数を記憶している。なお各店舗は、いずれか1つのグループにしか属することができないので、1つの店舗が複数のグループに登録されることはない。
ここでポイント会員数は、ポイント会員として登録した当該店舗の店舗会員の数(即ちポイント会員情報DBにおいて登録されている当該店舗の会員カードIDの数)であり、ポイント会員情報DBにおいてポイント会員の登録が行われると、ポイント会員数が加算更新される。
また総獲得ポイント数は、各グループ又は各店舗の各ポイント会員に対して付与されたポイント数の合計である。この総獲得ポイント数は、ポイント会員情報DBにおけるポイント数の加算更新に伴って、該加算更新されたポイント数分だけ加算更新され、所定のタイミング(例えば半年毎,一年毎等)でリセットされる。
また残ポイント数は、前記総獲得ポイント数のうち、各グループ又は各店舗の各ポイント会員が未使用のポイント数の合計である。この残ポイント数は、ポイント会員情報DBにおけるポイント数の加算更新に伴って、該加算更新されたポイント数分だけ加算更新され、ポイント会員情報DBにおけるポイント数の減算更新に伴って、該減算更新されたポイント数分だけ減算更新される。
さらに当月使用ポイント数は、各グループ又は各店舗の各ポイント会員が今月使用したポイント数の合計であり、抽選への応募に使用されたポイント数(以下「抽選応募使用ポイント数」と称する。)と、商品との交換に使用されたポイント数(以下「商品交換使用ポイント数」と称する。)とが、分けて記憶される。この抽選応募使用ポイント数は、ポイント会員情報DBにおける抽選への応募に使用されたポイント数の減算更新に伴って、該減算更新されたポイント数分だけ加算更新される。また商品交換使用ポイント数は、ポイント会員情報DBにおける商品との交換に使用されたポイント数の減算更新に伴って、該減算更新されたポイント数分だけ加算更新される。
ここでグループは、商品交換使用ポイント数のグループ合計に応じた対価を負担し、グループに登録されていない各店舗は、当該店舗の商品交換使用ポイント数に応じた対価を負担する。なお抽選応募については、抽選応募使用ポイント数に応じた対価ではなく、各店舗が一律の料金(例えば月額○万円)は負担する。この当月使用ポイント数は、決済期間の1ヶ月が経過するとリセットされる。
またハードディスク53は、図28(d)に示すように、抽選情報DBを記憶している。この抽選情報DBでは、各抽選を識別可能な抽選IDに対応付けて、該抽選の種別(ポイントを使用した抽選であるか、又はアンケートに対応した抽選であるか)と、該抽選への応募を受け付ける期間である応募期間と、該抽選にあたり用意される各賞の賞名と、各賞の当選者数と、各賞に応募するために必要なポイント数である必要ポイントと、商品種別(各賞の商品が、電子マネー以外の一般商品であるか、あるいは電子マネーであるか)と、各賞の説明と、各賞に応募した会員の会員カードID(及び商品が電子マネーである場合には携帯電話ID)とが記憶される。
ここで抽選IDから賞の説明までの各項目は、ポイント管理装置50において抽選の設定が行われると記憶される。この抽選情報DBは電子マネー設定手段の一例であって、ポイントの使用により付与される特典として所定額の電子マネーを設定するものであり、ここでは抽選に当選したことに基づいて付与される特典として各当選毎に所定額の電子マネーを設定するものである。本例では、抽選IDが4034である抽選のC賞の特典(商品)として、10000円の電子マネーが設定されている。
また応募者会員カードIDの項目は、以下のようにして記憶される。まず操作端末から、後述する図49のD410に示すように、当該画面で選択した賞の抽選への応募を示す応募情報を受信すると、当該抽選の抽選IDに対応付けて、該選択した賞に対応する応募者会員カードIDの記憶欄に、該応募情報の送信元である操作端末から送信されているログイン要求に含まれる会員カードID(即ちログインID)が記憶される。なおD410で商品として電子マネー(ここではC賞))が選択されてD410−1に進み、当該画面で入力(又は表示)された携帯電話IDをさらに含む応募情報を受信すると、前記会員カードID(即ちログインID)と共に当該携帯電話IDが記憶される。本例では、抽選IDが4034である抽選のC賞について、会員カードIDと共に携帯電話IDが記憶される。
また操作端末から、後述する図51のD460に示すように、アンケートへの回答を含む回答情報を受信すると、当該アンケートに対応する抽選の抽選IDに対応する応募者会員カードIDの記憶欄に、該回答情報の送信元である操作端末から送信されているログイン要求に含まれる会員カードID(即ちログインID)が記憶される。さらにアンケートが配信されたPC6又は携帯電話7から、後述する図31(b)のD21に示すように、アンケート期間中に前記回答情報と共に会員カードIDを受信すると、当該アンケートに対応する抽選の抽選IDに対応する応募者会員カードIDの記憶欄に、該回答情報に含まれる会員カードIDが記憶される。
またハードディスク53は、図28(e)に示すように、商品情報DBを記憶している。この商品情報DBでは、ポイントに応じて付与される商品の商品名と、該商品と交換するために必要なポイント数である必要ポイントと、商品種別(各賞の商品が、電子マネー以外の一般商品であるか、あるいは電子マネーであるか)とが記憶される。この商品情報DBは電子マネー設定手段の一例であって、ポイントの使用により付与される特典として所定額の電子マネーを設定するものであり、ここではポイントとの交換(商品交換)で付与される特典として該交換されるポイントに応じた額の電子マネーを設定するものである。本例では、商品交換により付与される商品として、100ポイントの必要ポイントに対して1000円の電子マネーが設定されている。
さらにハードディスク53は、図示しないが、すべての店舗に設けられるすべてのカードユニット20及びキオスク端末30のIPアドレスを記憶している。これにより制御部52は、外部通信部51cで外部から情報を受信したことに基づいて、該情報の送信元端末のIPアドレスを記憶しているか否かを判定し、記憶していれば、店舗端末(即ちカードユニット20又はキオスク端末30)から情報を受信したと判定し、記憶していなければ、情報端末(PC6又は携帯電話7)から情報を受信したと判定する。
ディスプレイ54は各種の情報を表示するもの(例えば液晶ディスプレイ)であり、入力装置55は各種の入力を受け付けるもの(例えばキーボードやマウス)である。
これらディスプレイ54及び入力装置55は加盟店設定手段の一例であって、ポイント管理装置50が提供するポイントサービスに加盟する店舗を設定するものである。またディスプレイ54及び入力装置55はグループ設定手段の一例であって、複数の店舗が属するグループを設定するものである。具体的には、オペレータがポイント管理装置50を操作して加盟店・グループ設定モードを実行すると、図30(a)のD01に示すグループ編集画面がディスプレイ54に表示される。このD01では、新規店舗の登録(即ち加盟店の設定)を行うための「新規店舗の登録」ボタンと、新たなグループの設定を行うための「新グループの設定」ボタンと、既に登録されているグループに対する新規店舗の追加を行うための「グループ店の追加」ボタンが表示される。
このD01で、オペレータが入力装置55を操作して、「新規店舗の登録」ボタンを操作すると、図30(a)のD02に示す画面がディスプレイ54に表示される。このD02では、新規店舗の店舗名と店舗IDの入力が求められると共に、店舗名の入力欄と店舗IDの入力欄が表示され、さらに当該店舗の所在地が属する地域名(都道府県名)を選択するためのプルダウンメニューが表示される。このD02で、オペレータが入力装置55を操作して店舗名と店舗IDを入力し、プルダウンメニューから当該店舗の所在地が属する地域名を選択して「登録」ボタンを操作すると、図28(c)に示す店舗DBにおいて、該選択された地域名と該入力された店舗名及び店舗IDとが対応付けて記憶され、加盟店として設定される。
また前記D01で、オペレータが入力装置55を操作して、「新グループの登録」ボタンを操作すると、図30(a)のD03に示す画面がディスプレイ54に表示される。このD03では、新グループ名の入力と該グループに登録する店舗の選択が求められると共に、新グループ名の入力欄が表示され、かつ該グループに登録可能な店舗を選択するためのチェックボックスが、当該店舗の店舗ID又は店舗名(ここでは店舗ID)と対応付けて複数表示される。ここでグループに登録可能な店舗とは、いずれのグループにも登録されていない店舗であり、具体的には、図28(c)に示す店舗DBにおいて記憶されている店舗である。
このD03で、オペレータが入力装置55を操作して、新グループ名を入力し、グループ店として登録する複数の店舗に対応する各チェックボックスをチェックして選択し、「設定」ボタンを操作すると、該選択された複数の店舗がグループ店として設定され、図28(b)に示すグループDBにおいて、当該複数の店舗の店舗IDとグループ名とが対応付けて記憶される。また該記憶された店舗IDと対応付けて店舗DBで記憶されている地域名,店舗名,ポイント会員数,総獲得ポイント数,残ポイント数,及び当月使用ポイント数(抽選応募使用ポイント数と商品交換使用ポイント数)が、当該店舗DBから消去されると共に、グループDBに移行されて、地域名,店舗名,及びポイント会員数については、前記記憶された各店舗IDと対応付けられ、総獲得ポイント数,残ポイント数,及び当月使用ポイント数については、各店舗毎の値が合算されたグループ合計が、前記記憶されたグループ名と対応付けられる。
また前記D01で、オペレータが入力装置55を操作して、「グループ店の追加」ボタンを操作すると、図30(a)のD04に示す画面がディスプレイ54に表示される。このD04では、グループ店を追加するグループの選択が求められると共に、該グループを選択するためのプルダウンメニューが表示される。このプルダウンメニューでは、図28(c)に示すグループDBで記憶されているグループ名が表示される。
このD04で、オペレータが入力装置55を操作して、プルダウンメニューに表示されるグループの中からグループ店を追加するグループを選択し、「次へ」ボタンを操作すると、図30(a)のD05に示す画面がディスプレイ54に表示される。このD05では、図28(b)に示すグループDBの記憶内容に基づいて、D04で選択したグループに属する店舗が表示され、該グループに追加する店舗の選択が求められると共に、該グループに登録可能な店舗を選択するためのチェックボックスが、当該店舗の店舗ID又は店舗名(ここでは店舗ID)と対応付けて複数表示される。ここでグループに登録可能な店舗とは、いずれのグループにも登録されていない店舗であり、前記と同様に、図28(c)に示す店舗DBにおいて記憶されている店舗である。
このD05で、オペレータが入力装置55を操作して、グループ店として追加する一又は複数の店舗に対応するチェックボックスをチェックして選択し、「設定」ボタンを操作すると、該選択された店舗がグループ店として新たに追加され、図28(b)に示すグループDBにおいて、D04で選択されたグループにD05で選択された店舗の店舗IDが追加される。また該追加された店舗IDと対応付けて店舗DBで記憶されている地域名,店舗名,ポイント会員数,総獲得ポイント数,残ポイント数,及び当月使用ポイント数(抽選応募使用ポイント数と商品交換使用ポイント数)が、当該店舗DBから消去されると共に、グループDBに移行されて、地域名,店舗名,及びポイント会員数については、前記記憶された各店舗IDと対応付けられ、総獲得ポイント数,残ポイント数,及び当月使用ポイント数については、当該追加された店舗の値がグループ合計に加算される。
このようにしてグループ設定手段により新たなグループの設定又は既に設定されているグループに対する新規店舗の追加が行われると、会員識別情報抽出手段として機能する制御部52により、当該ポイント管理装置50で既に登録されている会員カードIDのうち、当該グループに属する各店舗で発行された会員カードの会員カードIDが抽出され、店舗通知手段として機能する制御部52により、該会員識別情報抽出手段により抽出された会員カードIDの会員に対して前記グループに属する店舗の一覧又は前記新規店舗を通知するための処理が行われる。
具体的には、会員識別情報抽出手段として機能する制御部52は、新たなグループの設定が行われた場合には、図28(b)に示すグループDBから、該新たに設定されたグループに属する各店舗の店舗IDを抽出し、図27(a)に示すポイント会員情報DBから、該抽出された店舗IDを含む会員カードIDを抽出する。また新規店舗の追加が行われた場合には、グループDBから、該新規店舗の追加が行われたグループに属する各店舗の店舗IDを抽出し、ポイント会員情報DBから、該抽出された店舗IDを含む会員カードIDを抽出する。
そして店舗通知手段として機能する制御部52は、新たなグループの設定が行われた場合には、前記抽出された会員カードIDの会員に対して当該新たなグループに属する店舗の一覧を通知するための処理を行い、新規店舗の追加が行われた場合には、前記抽出された会員カードIDの会員に対して当該新規店舗を通知するための処理を行う。
ここで店舗の一覧又は新規店舗を通知するための処理とは、前記抽出された会員カードIDに対応付けてポイント会員情報DBで電子メールアドレスが登録されている会員については、店舗の一覧又は新規店舗を示す内容の電子メールを、当該電子メールアドレスに対して送信する処理である。また前記抽出された会員カードIDに対応付けてポイント会員情報DBで電子メールアドレスが登録されていない会員については、図27(c)に示す通知情報DBにおいて、店舗の一覧又は新規店舗を示すグループ店追加情報を、当該会員カードIDに対応付けて記憶する処理であり、当該処理を行うことにより、操作端末から情報公開要求(ログイン要求)を受信したときに、該記憶しているグループ店追加情報(図51のD450−2に示す店舗の一覧,又は同D450−1に示す新規店舗)が、図7のD151又は図13のD251に示すメニュー画面のグループ店追加情報表示領域に設定され、該メニュー画面が配信されて通知される。
これによれば、新たなグループの設定又は既に設定されているグループに対する新規店舗の追加が行われた場合に、当該グループに属する各店舗で発行された記録媒体の所有者に対して、グループ店一覧又は新規店舗が通知されるので、会員に新たに統合できる店舗があることを認識させることができる。
またディスプレイ54及び入力装置55は上限値設定手段の一例であって、所定期間(例えば1日あたり)に付与するポイントの上限値を設定するものである。具体的には、オペレータがポイント管理装置50を操作して上限値設定モードを実行すると、図30(b)のD06に示す上限値設定画面がディスプレイ54に表示される。このD06では、前記所定期間である1日あたりに付与するポイント数の上限値を設定するための入力欄が表示される。このD06で、オペレータが入力装置55を操作して、入力欄にポイント数(ここでは10)を入力し、「設定」ボタンを操作すると、該入力されたポイント数が上限値として設定されて、制御部52のEEPROMで記憶される。
またディスプレイ54及び入力装置55は付与率設定手段の一例であって、記録媒体特定取引情報(カード使用額)に応じたポイントの付与率と、電子マネー特定取引情報(電子マネー使用額)に応じたポイントの付与率とを設定可能なものである。具体的には、オペレータがポイント管理装置50を操作して付与率設定モードを実行すると、図30(b)のD07に示す付与率設定画面がディスプレイ54に表示される。このD07では、カード使用額1000円毎に付与するポイント数と、電子マネー使用額1000円毎に付与するポイント数とを設定するための入力欄が表示される。このD07で、オペレータが入力装置55を操作して、各入力欄にポイント数(ここでは各々1)を入力し、「設定」ボタンを操作すると、該入力されたポイント数が付与率として設定されて、制御部52のEEPROMで記憶される。
これによれば、会員カードの使用に基づくポイントの付与率と電子マネーの使用に基づくポイントの付与率とを設定することができるので、ポイント管理装置50が提供するポイントサービスを運営するカード会社や店舗の要望に応じた付与率を設定できる。具体的には、カード会社や店舗の要望により、会員カードの使用を促進したい場合には、会員カードの使用に基づくポイントの付与率を上げ、また電子マネーの使用を促進したい場合には、電子マネーの使用に基づくポイントの付与率を上げることにより、前記要望に応えることができる。
またディスプレイ54及び入力装置55はアンケート情報受付手段の一例であって、アンケート内容と、当該アンケートの対象とするポイント会員の属性情報(性別,年代)を受け付けるものである。具体的には、オペレータがポイント管理装置50を操作してアンケートモードを実行すると、図31(a)のD10に示すウェブコンテンツ作成画面がディスプレイ54に表示される。このD10では、「ウェブコンテンツ作成」ボタンと、「アンケートメール送信」ボタンが表示される。
このD10で、オペレータが入力装置55を操作して、「ウェブコンテンツ作成」ボタンを操作すると、ウェブコンテンツ作成ソフトが起動して、図31(a)のD11に示す画面がディスプレイ54に表示される。このD11では、html形式でウェブに公開するアンケートを作成するための編集画面によって、アンケート内容を作成することができる。
このD11で、オペレータが入力装置55を操作して、アンケートを作成し、「公開」ボタンを操作すると、ハードディスク53において、該作成されたアンケートのデータがURLと対応付けて記憶され、該アンケートがウェブ上に公開されて、操作端末のブラウザで閲覧可能となる。
一方、前記D10で、オペレータが入力装置55を操作して、「アンケートメール送信」ボタンを操作すると、メールソフトが起動して、図31(a)のD12に示すアンケートメール送信画面がディスプレイ54に表示される。このD12では、送信する電子メールのタイトルと、送信内容(通知内容)の入力欄が設けられる他、送信対象(通知対象)となるポイント会員の属性を指定するためのチェックボックスが設けられており、性別,生年月日を属性として、10代男性,10代女性,20代男性,20代女性,30代男性,30代女性,40代男性,40代女性,50代男性,50代女性,60代男性,60代女性,70代以上男性,70代以上女性の14のグループに分類されていて、前記アンケートのURLの送信対象(即ちアンケートの対象)とするグループを選択可能である。
このD12で、オペレータが入力装置55を操作して、タイトルを入力し(ここでは「懸賞アンケート」)、チェックボックスをチェックすることにより送信対象グループを選択し(ここでは「30代男性」)、送信内容を入力して(ここでは上記アンケートのURL及び回答者に抽選でデジタルカメラが当たる旨)、「送信」ボタンを選択すると、該選択・入力された内容が設定される。即ちディスプレイ54及び入力装置55は、会員に対して通知する通知内容(ここでは送信内容として入力されたアンケートの内容)と、通知対象とする会員の会員カードIDを特定可能な情報(ここではアンケート対象会員の属性情報)とを設定する通知情報設定手段として機能するものである。
また制御部52は、該通知情報設定手段により設定された情報から特定される前記通知対象の会員カードIDに対応付けてポイント会員情報DBで管理されている電子メールアドレスを抽出する電子メールアドレス抽出手段として機能するものであり、ここではD12で選択されたグループの属性(ここでは30代男性)に合致するポイント会員をポイント会員情報DBで管理されている性別及び生年月日から特定し、該特定したポイント会員の会員カードIDを抽出すると共に、該会員カードIDに対応付けられている電子メールアドレスを抽出する。
また制御部52は、前記通知情報設定手段により設定された通知内容を提供するための通知情報を含む電子メールを該電子メールアドレス抽出手段により抽出された電子メールアドレス宛に送信する電子メール送信手段として機能するものであり、ここでは前記アンケートのURLを通知情報として含む電子メールを、外部通信部51cからインターネットを介して当該電子メールアドレスに対して送信する処理を行う。
この電子メールを受信したPC6又は携帯電話7では、図31(b)のD20のように、アンケートのURLが表示される。ポイント会員は、該URLの入力又は選択によってPC6又は携帯電話7が備えるインターネットブラウザ機能を使用し、D21に示すように、ウェブ上で公開されているアンケートを閲覧することが可能である。ここでポイント会員がアンケートの内容に応じた選択肢(ここでは好きな景品の選択肢)に対応するチェックボックスをチェックして、画面左下の会員カードIDの入力欄に会員カードID(第1会員カードID,第2会員カードID)を入力し、「応募」ボタンを選択することで、チェックされた選択肢(即ちアンケートへの回答)を示す回答情報,及び入力された会員カードIDを、ポイント管理装置50に対して送信する。
ポイント管理装置50では、アンケート期間中に前記回答情報と共に会員カードIDを受信すると、図28(d)に示す抽選情報DBにおいて、当該アンケートに対応する抽選の抽選ID(ここでは4035)に対応付けて、該会員カードIDが記憶される。またポイント管理装置50では、制御部52により、アンケート期間中に受信した回答情報に基づいて、各選択肢の選択数が集計される。このアンケートの集計結果は、ハードディスク53に記憶され、各遊技場のシステム管理装置40からの要求に応じて、該システム管理装置40に対して配信される。なおアンケートの集計結果は、アンケートの依頼元が他の企業であれば、インターネット等を介して当該他の企業に配信され、カード会社独自のアンケートであれば、ディスプレイ54に表示される。
このように、ポイント管理装置50が、アンケートメール送信画面(図31(a)のD12)にて受け付けた属性情報に合致するポイント会員の電子メールアドレスを、ポイント会員情報DBで記憶されている電子メールアドレスの中から特定し、該特定した電子メールアドレス宛にアンケートのURLを送信する処理を行うので、ポイント管理装置50で管理されているポイント会員の属性情報を、遊技場や他の企業から依頼されたアンケート調査に利用することができる。
なお制御部52は、図27(c)に示す通知情報DBにおいて、前記アンケートの内容を示すアンケート情報を通知情報として、前記通知対象の各会員カードIDに対応付けて記憶する処理を行う。
また制御部52はポイント使用処理手段の一例であって、会員のポイントを使用して、当該会員に特典を付与するための処理を行うものであり、ここではポイントを使用して抽選を行い、該抽選に当選したことに基づいて会員に特典を付与するための処理を行う抽選手段として機能するものである。具体的には、制御部52は、図32(a)に示すように、図28(d)に示す抽選情報DBに記憶されている各抽選IDから特定される抽選の応募期間の終了に伴って抽選処理を開始し、抽選を行って各賞の当選者を決定する(S81)。この抽選方法としては、当該抽選の抽選IDと対応付けて記憶されている会員カードIDから当選者数分の会員カードIDをランダムに抽出する(例えば乱数を発生させて該乱数に応じて会員カードIDを抽出する)方法により行われる。次に制御部52は、全ての当選者の各々について、当選した商品が電子マネーであるか否か、即ち各当選者の会員カードIDに対応付けて抽選情報DBで記憶されている商品種別が電子マネーであるか否かを判定する(S82)。
そして制御部52は、S82で、当選した商品が電子マネーでない(NO)、即ち当選した商品が一般商品であると判定された場合には、会員に対して通知する通知内容(ここでは抽選に当選した旨)と、通知対象とする会員の会員カードIDを特定可能な情報(ここでは当選会員の会員カードID)とを設定する通知情報設定手段として機能し、図27(c)に示す通知情報DBにおいて、当選会員の会員カードIDに対応付けて、抽選に当選した旨を示す当選情報を記憶する(S83)。また前記電子メールアドレス抽出手段として機能する制御部52は、該通知情報設定手段により設定された情報から特定される前記通知対象の会員カードIDに対応付けてポイント会員情報DBで管理されている電子メールアドレスを抽出し、ここでは図27(a)に示すポイント会員情報DBの記憶内容に基づいて、当選会員の会員カードIDに対応付けられている電子メールアドレスを抽出する(S84)。そして該電子メールアドレスが登録されているか否かを判定する(S85)。このS85で登録されていない(NO)と判定された場合には、S89に進む。このように、前記S83の記憶が行われ、後述するS87及びS88の電子メールの送信が行われなかった状態で、抽選処理の終了後に操作端末から情報公開要求(ログイン要求)を受信すると、前記S83で記憶した当選情報(図51のD480−1,D480−2)が、図7のD151又は図13のD251に示すメニュー画面の当選情報表示領域に設定され、該メニュー画面が配信されて通知される。
一方、S85で登録されている(YES)と判定された場合には、ポイント会員情報DBにおいて、当選会員の会員カードIDに対応付けて氏名及び住所が登録されているか否かを判定する(S86)。このS86で登録されている(YES)と判定された場合には、再度氏名及び住所の登録は求めず、前記電子メール送信手段として機能する制御部52により、図32(b)のD30に示す当選情報を通知情報として含む電子メールを、当該電子メールアドレスに対して送信して(S87)、S89に進む。一方、S86で登録されていない(NO)と判定された場合には、氏名及び住所の登録を求め、前記電子メール送信手段として機能する制御部52により、図32(b)のD31に示す当選情報を通知情報として含む電子メールを、当該電子メールアドレスに対して送信して(S88)、S89に進む。このように、S87又はS88の電子メールの送信が行われた状態で、抽選処理の終了後に操作端末から情報公開要求(ログイン要求)を受信しても、後述する電子メールアドレス管理判定手段により電子メールアドレスを管理していると判定されるので、当選情報は配信されない。
図32(b)のD30に示す電子メールでは、抽選により一般商品が当選した旨のみが表示されている。ポイント管理装置50が設置されるカード会社からは、該電子メールを送信した後に、登録されている氏名及び住所を宛先として、当選した賞品が発送される。一方、図32(b)のD31に示す電子メールでは、抽選により一般商品が当選した旨が表示されていると共に、氏名及び住所の入力が求められており、氏名及び住所の入力欄が表示されている。ここで会員が氏名及び住所を入力して「登録」ボタンを操作すると、該入力された氏名及び住所を含む電子メールがポイント管理装置50に対して返信され、図27(a)に示すポイント会員情報DBにおいて、該電子メールに含まれる氏名及び住所が、該電子メールの送信元である電子メールアドレスに対応付けて登録される。そして該ポイント管理装置50においては、ハードディスク53で記憶している発送情報DB(図示外)で、当選したポイント会員の氏名及び住所に対応付けて、当選した賞品が登録され、カード会社からは、該登録された氏名及び住所を宛先として、当選した賞品が発送される。
また制御部52は、S82で、当選した商品が電子マネーである(YES)と判定された場合には、S90で、電子マネー付与処理を行う。この電子マネー付与処理では、図33に示すように、電子マネーが当選した全ての当選者の会員カードIDと共に図28(d)に示す抽選情報DBに記憶されている全ての携帯電話IDを抽出し(Sa41)、該抽出した各携帯電話IDと、各当選者に付与される電子マネー額である付与額とを含む付与要求を、電子マネー管理サーバ80に対して送信する(Sa42)。例えば図28(d)に示す抽選情報DBに記憶されている、抽選IDが4034である抽選により、C賞の商品として10000円の電子マネーが30人に当選した場合には、該30人分の携帯電話IDと、該30人分×10000円の付与額とが、付与要求に含まれる。
該付与要求を受信した電子マネー管理サーバ80は、該付与要求に含まれる付与額の合計(上記の例では30万円)を含む資金移動要求を、カード会社のギフト口座及び決済口座が設けられている金融機関サーバ90Bに対して送信する(Sa43)。該資金移動要求を受信した金融機関サーバ90Bは、ギフト口座の残高(ギフト資金)が該資金移動要求に含まれる付与額の合計以上であるか否かを判定する(Sa44)。ここでギフト口座残高が付与額合計未満であれば(NO)、資金移動ができない旨を電子マネー管理サーバ80を介してポイント管理装置50に対して報知するエラー処理を行う。一方、ギフト口座残高が付与額合計以上であれば(YES)、ギフト口座の残高から決済口座に付与額合計分の金額を資金移動して(Sa45)、資金移動完了情報を、電子マネー管理サーバ80に対して送信する(Sa46)。
該資金移動完了情報を受信した電子マネー管理サーバ80は、前記付与要求に含まれる各携帯電話ID及び付与額について発行番号を生成し、図29(b)に示す発行履歴DBで、各携帯電話IDに対応付けて、該生成した発行番号を記憶し、発行額として各付与額を記憶し、種別として「付与」と記憶し、かつチャージ済フラグとして「0(即ち発行額が携帯電話7にチャージされていない旨)」を記憶し(Sa47)、付与完了情報を、ポイント管理装置50に対して送信すると共に(Sa48)、DK18(図6を参照)の電子メールを、前記付与要求に含まれる携帯電話IDに対応付けて図29(a)に示す電子マネーDBで登録されている電子メールアドレスの携帯電話7に対して送信する(Sa49)。この電子メールでは、前記付与額(ここでは10000円)分の電子マネーが当選した旨,及び前記発行番号が表示されると共に、「ここをクリックすると電子マネーが携帯電話にチャージされます」と表示されたチャージ要求の送信リンクが表示される。そして該電子メールを展開してチャージ要求の送信リンクがクリックされることにより、前記図5で説明した電子マネーチャージ処理が行われて、当該発行額が携帯電話7のICチップに記憶(チャージ)される。
ここで前記ポイント使用処理手段として機能する制御部52は、特典としての電子マネーを会員が所有する電子マネー記憶媒体(携帯電話7)に記憶させるための電子マネー記憶処理を行うものであり、ここでは各当選毎に設定された額の電子マネーを前記抽選手段により決定された当選者が所有する電子マネー記憶媒体(携帯電話7)に記憶させるための処理を電子マネー記憶処理として行う。具体的には、Sa42で電子マネー管理サーバ80に対して付与要求を送信することにより、該電子マネー管理サーバ80においてSa47で電子マネーの発行が行われ、その後に前記図5で説明した電子マネーチャージ処理が行われて、該電子マネーが携帯電話7のICチップに記憶(チャージ)されるので、Sa42で付与要求を送信する処理が、電子マネー記憶処理に相当する。
また、以上に説明したように、金融機関サーバ90BにおいてSa45でギフト口座の残高から決済口座に付与額合計分の金額が資金移動されたことを条件として、電子マネー管理サーバ80においてSa47で電子マネーの発行が行われることにより、ギフト口座の残高を超えて電子マネーが発行されることが無いので、仮にカード会社のオペレータが不正な操作を行ったとしても、ギフト口座に入金されたギフト資金以上に損害が拡大するのを防止することができる。
Sa48の付与完了情報を受信したポイント管理装置50は、電子マネー付与処理を終了して、図32(a)に戻り、S89に進む。S89では、全ての当選者についてS82の判定が終了したか否かを判定し、判定が終了していなければ(NO)、S82に戻り、判定が終了していれば(YES)、抽選処理を終了する。
また制御部52は、各店舗のシステム管理装置40から転送装置70を介してイベント情報(図22のD50)を受信すると、該イベント情報をハードディスク53で記憶し、所定のタイミングで、図34(a)に示すイベント情報配信処理を行う。
ここで前記通知情報設定手段として機能する転送装置用通信部51bは、会員に対して通知する通知内容(ここでは送信内容として入力されたイベントの内容)と、通知対象とする会員の会員カードIDを特定可能な情報(ここでは送信対象として選択されたイベント対象会員の属性情報)とを設定する。
また前記電子メールアドレス抽出手段として機能する制御部52は、該通知情報設定手段により設定された情報から特定される前記通知対象の会員カードIDに対応付けてポイント会員情報DBで管理されている電子メールアドレスを抽出し、ここでは図27(a)に示すポイント会員情報DBの記憶内容に基づいて、前記イベント情報の送信元の店舗(ここではA店)のポイント会員の中から、該イベント情報に含まれる送信対象の属性に合致するポイント会員を特定し、該特定されたポイント会員の会員カードIDを通知対象として抽出すると共に、前記イベント情報の送信元の店舗(ここではA店)の店舗IDがメール配信店舗の記憶欄に記憶されているポイント会員の中から、該イベント情報に含まれる送信対象の属性に合致するポイント会員を特定し、該特定されたポイント会員の会員カードID及び電子メールアドレスを送信対象として抽出する(図34(a)のS91)。
そして前記電子メール送信手段として機能する制御部52は、前記通知情報設定手段により設定された通知内容を提供するための通知情報を含む電子メールを該電子メールアドレス抽出手段により抽出された電子メールアドレス宛に送信し、ここでは前記送信内容を通知情報として含む電子メールを、外部通信部51cからインターネットを介して当該電子メールアドレスに対して送信する処理を行う。換言すれば、前記店舗情報提供手段として機能する制御部52は、ポイント会員情報DBで会員カードIDに対応付けてメール配信店舗の記憶欄で管理(記憶)している店舗IDの店舗の店舗情報(イベント情報)を含む電子メールを当該会員カードIDに対応付けて管理している電子メールアドレスに対して送信する処理を行う(図34(a)のS94又はS95)。
さらに制御部52は、図27(c)に示す通知情報DBにおいて、前記イベントの内容を示すイベント情報を通知情報として、前記通知対象の各会員カードIDに対応付けて記憶する処理を行う(図34(a)のS96)。
この制御部52は、図34(a)に示すように、所定のタイミングで、その時点でハードディスク53に記憶されている各店舗のイベント情報のうち、ある店舗(例えばA店:以下「配信対象店舗」と称する。)のイベント情報を配信するためのイベント情報配信処理を開始するが、このイベント情報配信処理では、メール配信店舗として該配信対象店舗以外の他の店舗の店舗IDが記憶されている場合には、当該他の店舗のイベント情報を含む電子メールが送信されるようになっている。
具体的には、まず制御部52は、前記電子メールアドレス抽出手段として機能することにより、前記通知対象の会員カードIDを抽出すると共に、前記送信対象の会員カードID及び電子メールアドレスを抽出する(S91)。ここでは図22に示すように、イベント対象会員がA店の女性会員なので、該A店の女性会員の会員カードIDを通知対象として抽出すると共に、メール配信店舗としてA店が記憶されている女性会員の会員カードID及び電子メールアドレスを送信対象として抽出する。次に制御部52は、該送信対象として抽出した各会員カードIDに対応付けて、メール配信店舗として当該配信対象店舗以外の他の店舗の店舗IDが記憶されているか否かを判定する(S92)。
このS92で他のメール配信店舗の店舗IDが記憶されていない(NO)と判定された場合には、前記電子メール送信手段として機能する制御部52により、図34(b)のD36に示すように、配信対象店舗(ここではA店)のイベント情報のみを含む電子メールを、前記送信対象として抽出した電子メールアドレスに対して送信する(S95)。
一方、S92で他のメール配信店舗(例えばB店)の店舗IDが記憶されている(YES)と判定された場合には、制御部52により、当該他のメール配信店舗のイベント情報をハードディスク53で記憶しているか否かを判定する(S93)。このS93でイベント情報を記憶していない(NO)と判定された場合には、前記S95に進む。
一方、S93でイベント情報を記憶している(YES)と判定された場合には、前記電子メール送信手段として機能する制御部52により、図34(b)のD35に示すように、配信対象店舗(ここではA店)のイベント情報と他のメール配信店舗(ここではB店)のイベント情報とを含む電子メールを、前記送信対象として抽出した電子メールアドレスに対して送信する(S94)。このように、メール配信店舗として配信対象店舗以外の他の店舗の店舗IDが記憶されている場合には、当該他の店舗のイベント情報を含む電子メールが送信されことにより、複数のメール配信店舗が記憶されている場合であっても、メール配信店舗毎のイベント情報を含む複数の電子メールではなく、当該複数のメール配信店舗のイベント情報を含む1通の電子メールが配信されるので、会員にとっては複数の電子メールを受信して確認する手間が省ける。
またS94又はS95に示すように、会員が会員登録した店舗のグループに属する他のグループ店のうち、該会員が希望する店舗の店舗情報を含む電子メールが、該会員の電子メールアドレスに対して送信されるので、会員の利便性が向上する。
これらS94又はS95で電子メールを配信した制御部52は、通知情報DBにおいて、前記イベントの内容を示すイベント情報を通知情報として、前記通知対象の各会員カードIDに対応付けて記憶して(S96)、処理を終了する。
また制御部52は、図3のDK2で説明した電子マネー使用登録要求又はDK21で説明したポイント会員登録要求を受信した電子マネー管理サーバ80から、会員カードIDと携帯電話IDとを含む携帯電話ID登録要求を受信すると、図35(a)に示す携帯電話ID登録処理を行う。
具体的には、携帯電話ID登録要求の受信を待機し(S010)、該S010で携帯電話ID登録要求の受信が有る(YES)と判定された場合には、該受信した携帯電話ID登録要求に含まれる会員カードIDがポイント会員情報DB(図27(a)における会員カードIDの欄)で登録されているか否かを判定する(S011)。
このS011で登録されていない(NO)と判定された場合には、後述する図38のS110〜図40のS145に示すポイント会員登録処理を行って(S012)、S015に進む。このポイント会員登録処理では、図38のS110で、前記図8のD110に示す画面を携帯電話7に対して配信した後、S113又はS114で、D111又はD113に示す画面(ただしS010で受信した携帯電話ID登録要求には、既に会員カードIDが含まれているので、D111又はD113に示す画面からは、該会員カードIDの入力欄は除く)を携帯電話7に対して配信し、S115で、前記第2登録要求Aを該携帯電話7から受信すると、S121で、D112又はD114に示す画面(ただしS010で受信した携帯電話ID登録要求には、既に携帯電話IDが含まれているので、D112又はD114に示す画面からは、携帯電話IDに対応するチェックボックスは除く)を携帯電話7に対して配信し、S123で、前記第2登録要求Bを該携帯電話7から受信すると、図40のS141で、ポイント会員情報DBにおいて、該受信した第2登録要求Bに含まれる会員カードIDに対応付けて暗証番号及び属性情報を登録し、S143で、会員カードIDに対応付けて電子メールアドレスも登録し、S145で、会員カードIDに対応付けてメール配信店舗の店舗IDを記憶する。またS015では、前記識別情報記憶手段であるポイント会員情報DBで、前記受信した第2登録要求Bに含まれる会員カードIDと携帯電話IDとを対応付けて記憶(登録)して、処理を終了する。
ここで図40のS141及び図35(a)のS015の処理は、会員カードIDと携帯電話IDとを含む登録要求(第2登録要求B)を受け付けたことに基づき、該登録要求に含まれる会員カードIDがポイント会員情報DBで管理されていないこと(S011でNO)を条件として、該会員カードIDをポイント会員情報DBで登録すると共に(S141)、前記登録要求に含まれる携帯電話IDを、該会員カードIDに対応付けてポイント会員情報DBで記憶する処理である(S015)。これによれば、会員カードID及び携帯電話IDの両方が登録されていない場合には、該会員カードIDと携帯電話IDとを対応付けて登録することができるので、会員の利便性を向上できる。
前記S011で登録されている(YES)と判定された場合には、受信した携帯電話ID登録要求に含まれる携帯電話IDが、図27(b)に示す携帯電話DBで登録されているか否か(S013),図27(a)に示すポイント会員情報DBで登録されているか否か(S014),又はいずれのDBでも登録されていないかを判定する。ここで、受信した携帯電話ID登録要求に含まれる携帯電話IDが携帯電話DB及びポイント会員情報DBのいずれのDBでも登録されていない(S013でNO,及びS014でNO)と判定された場合には、図3のDK2で説明したように、電子マネー使用登録と同時に会員カードIDを登録した場合であり、前記受信した携帯電話ID登録要求に含まれる携帯電話IDに対応付けて潜在ポイントが管理されていることがないため、前記識別情報記憶手段であるポイント会員情報DBで、前記受信した携帯電話ID登録要求に含まれる会員カードIDと携帯電話IDとを対応付けて記憶(登録)して(S015)、処理を終了する。
また、受信した携帯電話ID登録要求に含まれる携帯電話IDが携帯電話DBで登録されている(S013でYES)と判定された場合には、図3のDK21で説明したように、電子マネー使用登録が行われた後に会員カードIDを登録した場合であり、前記受信した携帯電話ID登録要求に含まれる携帯電話IDに対応付けて潜在ポイントが管理されていることがあるため、S016〜S018の処理を行う。即ち、前記識別情報記憶手段であるポイント会員情報DBで、前記受信した携帯電話ID登録要求に含まれる会員カードIDと携帯電話IDとを対応付けて記憶(登録)すると共に、該携帯電話IDに対応付けて携帯電話DBで管理されている潜在ポイントを移行して会員カードIDに対応付けて記憶し(S016)、該移行した潜在ポイントの中に該S016で登録した会員カードIDの店舗の潜在ポイントが有るか否かを判定する(S017)。このS017で無い(NO)と判定された場合には、処理を終了する。一方、S017で有る(YES)と判定された場合には、当該潜在ポイントを移行して会員カードIDの累計ポイントに加算することにより顕在化して(S018)、処理を終了する。
一方、受信した携帯電話ID登録要求に含まれる携帯電話IDがポイント会員情報DBで登録されている(S014でYES)と判定された場合には、図3のDK21で説明したように、初回のポイント会員登録(即ち会員カードIDと携帯電話IDとの対応付け)が行われた後に別の会員カードIDを登録した場合であるため、S019〜S021の処理を行う。即ち、前記識別情報記憶手段であるポイント会員情報DBで、前記受信した携帯電話ID登録要求に含まれる会員カードIDと既に登録されている携帯電話IDとを対応付けて記憶(登録)し(S019)、該携帯電話IDに対応付けられている潜在ポイントの中に該S019で登録した会員カードIDの店舗の潜在ポイントが有るか否かを判定する(S020)。このS020で無い(NO)と判定された場合には、処理を終了する。一方、S020で有る(YES)と判定された場合には、当該潜在ポイントを移行して会員カードIDの累計ポイントに加算することにより顕在化して(S021)、処理を終了する。
以上に説明したS016〜S018の処理,及びS019〜S021は、会員カードIDと携帯電話IDとを含む登録要求(携帯電話ID登録要求又はポイント会員登録要求)を受け付けたことに基づき、該登録要求に含まれる会員カードIDがポイント会員情報DBで管理されていること(S011でYES)を条件として、前記登録要求に含まれる携帯電話IDを、該会員カードIDに対応付けてポイント会員情報DBで記憶する処理である。これによれば、会員カードIDを先に登録した場合であっても、後から携帯電話IDを登録することができるので、会員の利便性を向上できる。
ここで図35(b)を参照して、制御部52が行う携帯電話ID登録処理の具体例について、ポイント会員情報及び携帯電話DBの記憶内容の推移を参照しながら説明する。まず初期状態として、ある会員について、ポイント会員情報DBで、A00001及びX00003の会員カードIDが統合されて登録されており、D00001の会員カードIDが統合されずに統合されていると共に、A00001及びX00003に対応する累計ポイント(ここでは115ポイント)と、D00001に対応する累計ポイント(ここでは43ポイント)が管理されており、携帯電話DBで、K−000001の携帯電話IDが登録されていると共に、該K−000001に対応する潜在ポイント(ここではA店の15ポイント,及びD店の27ポイント)が管理されているものとする。即ち、この初期状態は、当該会員が、図3のDK2に示すように、K−000001の携帯電話IDを電子マネー使用登録して、ポイントサービスの加盟店(ここではA店及びD店)で電子マネー額を使用した玉貸を行い、該使用された電子マネー額に応じた潜在ポイントが付与されている状態である。
この初期状態で、当該会員が、図3のDK21に示すように、A00001の会員カードIDを入力してポイント会員登録を行ったことにより、該会員カードID(即ちA00001)及び携帯電話ID(即ちK−00001)を含む携帯電話ID登録要求を受信すると(前記S010)、S011でYES,及びS013でYESと判定されるので、ポイント会員情報DBで、該携帯電話ID登録要求に含まれる会員カードIDと携帯電話IDとを対応付けて記憶すると共に、該携帯電話IDに対応付けて携帯電話DBで管理されている潜在ポイント(即ちA店の15ポイント,及びD店の27ポイント)を移行して会員カードIDに対応付けて記憶し(S016)、該移行した潜在ポイントの中にS016で登録した会員カードID(ここではA00001)の店舗の潜在ポイント(即ちA店の15ポイント)が有るので、当該潜在ポイントを移行してA00001及びX00003の累計ポイントに加算することにより顕在化して(S018)、処理を終了する。
この状態で、当該会員が、図3のDK21でD00001の会員カードIDを入力してポイント会員登録を行ったことにより、該会員カードID(即ちD00001)及び携帯電話ID(即ちK−00001)を含む携帯電話ID登録要求を受信すると(前記S010)、S011でYES,S013でNO,S014でYESと判定されるので、ポイント会員情報DBで、該携帯電話ID登録要求に含まれる会員カードIDと携帯電話IDとを対応付けて記憶(登録)し(S019)、該携帯電話IDに対応付けられている潜在ポイントの中にS019で登録した会員カードIDの中にS019で登録した会員カードID(ここではD00001)の店舗の潜在ポイント(即ちD店の27ポイント)が有るので、当該潜在ポイントを移行してD00001の累計ポイントに加算することにより顕在化して(S021)、処理を終了する。
ここで制御部52のその他の機能について説明する。制御部52は、前述の如き各DBの更新や管理等の他に、[1]システム管理装置40から転送装置70を介して送信されてくる携帯電話ID及び電子マネー使用額,並びに会員カードID及びカード使用額(ポイント付与対象情報)の受信に基づくポイント管理処理,[2]システム管理装置40からの要求に基づく経営支援画面送信処理,[3]操作端末からの登録要求A(第1登録要求A又は第2登録要求A)の受信に基づくグループ店情報提供処理,[4]操作端末からの登録要求の受信に基づくポイント会員登録処理,[5]操作端末からの会員統合要求の受信に基づく会員統合処理,[6]操作端末からのグループ店一覧要求の受信に基づく店舗一覧返信処理,[7]操作端末からの引き継ぎ要求の受信に基づく引き継ぎ処理,並びに[8]操作端末からの情報公開要求の受信に基づく会員専用ページ送信処理等を行うものである。
まず[1]のポイント管理処理には、[1−1]電子マネー使用額に応じたポイント付与処理と、[1−2]カード使用額に応じたポイント付与処理と、[1−3]両ポイント付与処理で付与されたポイントを加算するポイント加算処理とが含まれる。
この[1−1]電子マネー使用額に応じたポイント付与処理に関し、制御部52は、転送装置用通信部51bにより電子マネー使用額と携帯電話IDとを受信したことを条件として、該受信した電子マネー使用額に応じて付与されるポイントを、該受信した携帯電話IDに対応付けてポイント会員情報DBで記憶されている会員カードIDの会員のポイントとして管理するポイント管理手段として機能するものである。
このポイント管理手段として機能する制御部52は、転送装置70から、図17(c)に示す電子マネー使用額DBの記憶内容である携帯電話ID及び電子マネー使用額と共に、送信元の店舗の店舗IDを受信すると(図26のS73)、該受信した携帯電話IDの全てについて、図36(a)に示すようにして、電子マネー使用額に応じたポイント付与処理を行う。
具体的には、まず制御部52は、Sb01で、ポイント会員情報DBにおいて、前記受信した携帯電話IDに会員カードIDが対応付けられているか否かを判定する。このSb01で会員カードIDが対応付けられている(YES)、即ち携帯電話IDが図27(a)のポイント会員情報DBに記憶されていると判定された場合には、Sb02に進む。
Sb02では、携帯電話IDと共に送信されてくる店舗ID(図26のS73)と、該携帯電話IDと共に送信されてくる会員カードIDに含まれる店舗IDとが一致するか否かを判定する。このSb02における制御部52は、転送装置用通信部51bにより電子マネー使用額と携帯電話IDとを受信したことを条件として、該受信した携帯電話IDに対応付けてポイント会員情報DBで記憶されている会員カードIDが記録された会員カードを発行した店舗と、該電子マネー使用額と携帯電話IDの送信元である店舗とが一致するか否かを判定する、店舗一致判定手段として機能するものである。
このSb02で店舗が一致すると判定された場合には、Sb03で、ポイント会員情報DBにおいて、前記受信した電子マネー使用額を、前記受信した携帯電話IDに対応する会員カードIDの累計使用金額に加算し、Sb04で、前記付与率設定手段(図30(b)のD07)により設定された付与率に基づいて、電子マネー使用額に応じた電子マネー使用ポイントを算出し、該算出した電子マネー使用ポイントを、会員カードIDに対応付けて記憶して、処理を終了する。ここで記憶された電子マネー使用ポイントは、図36(c)に示すポイント加算処理において、会員カードIDに対応する累計ポイントに加算されることにより、会員のポイントとして管理される。このSb04における制御部52は、転送装置用通信部51bにより電子マネー使用額と携帯電話IDとを受信し、前記店舗一致判定手段により一致すると判定されたことを条件として、該受信した電子マネー使用額に応じて付与されるポイントを、該受信した携帯電話IDに対応付けてポイント会員情報DBで記憶されている会員カードIDに対応付けられているポイントに加算することにより、前記会員のポイントとして管理する、前記ポイント管理手段として機能するものである。
これによれば、会員登録している店舗における電子マネーの使用に基づいて付与されるポイントが、会員カードIDに対応付けられているポイントに加算されることにより、該電子マネーの使用に基づいて付与されるポイントと会員カードの使用に基づいて付与されるポイントとの合算ポイント数を会員が使用することができるようになるので、会員の利便性を向上できる。
前記Sb02で店舗が一致しないと判定された場合には、Sb05で、携帯電話IDと共に送信されてくる店舗ID(図26のS73)が、ポイントサービスの加盟店としてグループ情報DB(図28(b))又は店舗DB(図28(c))で登録されているか否かを判定する。このSb05における制御部52は、前記店舗一致判定手段により一致しないと判定されたことを条件として、電子マネー使用額と携帯電話IDの送信元である店舗が前記加盟店設定手段(図30(a)のD02)により設定された加盟店であるか否かを判定する加盟店判定手段として機能するものである。
このSb05で送信元店舗がポイントサービスの加盟店である(YES)と判定された場合には、Sb06で、前記付与率設定手段(図30(b)のD07)により設定された付与率に基づいて、電子マネー使用額に応じた潜在ポイントを算出し、該算出した潜在ポイントが前記上限値設定手段(図30(b)のD06)により設定された上限値を超えているか否かを判定する。このSb06で上限値を超えていない(NO)と判定された場合には、Sb07で、前記算出した潜在ポイントを、携帯電話IDに対応する当該店舗の潜在ポイントに対して加算することにより、会員のポイントとして管理して、処理を終了する。一方、Sb06で上限値を超えている(YES)と判定された場合には、Sb08で、該上限値である10ポイントを、携帯電話IDに対応する当該店舗の潜在ポイントに対して加算することにより、会員のポイントとして管理して、処理を終了する。
これらSb07及びSb08における制御部52は、前記店舗一致判定手段により一致しないと判定されたことを条件として、前記受信した電子マネー使用額に応じて付与されるポイントを、前記受信した携帯電話IDに対応付けて、ポイント会員情報DBにおいて、前記送信元の店舗の潜在ポイントとして管理することにより、前記会員のポイントとして管理する、前記ポイント管理手段として機能するものである。
これによれば、会員登録していない店舗における電子マネーの使用に基づいて付与されるポイントは、携帯電話IDに対応付けて管理されることにより、会員登録をしている店舗であるか否かに拘わらず、電子マネーの使用に基づいて付与されるポイントを当該会員のポイントとして管理することができるので、電子マネーの使用を促進することができる。
なお、前記Sb01で会員カードIDが対応付けられていない(NO)、即ち携帯電話IDが図27(b)の携帯電話DBに記憶されていると判定された場合にも、Sb05に進み、該Sb05で送信元店舗がポイントサービスの加盟店である(YES)と判定された場合には、Sb06〜Sb08に進む。
これによれば、会員登録していない店舗における電子マネーの使用に基づいて付与されるポイントが、会員の記録媒体の使用に基づいて付与されるポイントと同様に、店舗毎に管理されるため、例えば各店舗との間における当該ポイントに関する決済等を確実に行うことができる。
一方、Sb05で送信元店舗がポイントサービスの加盟店でない(NO)、即ち携帯電話IDと共に受信した店舗IDがポイントサービスの加盟店でない第3遊技場(遊技場イ,ロ、…)の店舗IDであると判定された場合には、Sb09で、電子マネー使用額に応じたポイントを付与せずに、処理を終了する。換言すれば、第1遊技場及び第2遊技場から送信されてくる電子マネー使用額に基づくポイントの付与は行われるが、第3遊技場から送信されてくる電子マネー使用額に基づくポイントの付与は行われない。
以上に説明したポイント管理装置50によれば、会員の会員カードに記録されている会員カードIDと、該会員が所持している携帯電話7の携帯電話IDとを対応付けて記憶しておくことにより、会員カードを使用することなく、当該会員が該携帯電話7の電子マネーを使用した特定取引(玉貸)を行った場合であっても、該電子マネーの使用に基づいて付与されるポイントを当該会員のポイントとして管理することができる。
次に[1−2]カード使用額に応じたポイント付与処理に関し、制御部52は、転送装置用通信部51bによりカード使用額と会員カードIDとを受信したことを条件として、該受信したカード使用額に応じて付与されるポイントを、該受信した携帯電話IDに対応付けて管理する前記ポイント管理手段として機能するものである。換言すれば、制御部52は、転送装置用通信部51bにより収集した会員カードIDに対応付けられたポイント数に対して、前記収集したポイント付与対象情報であるカード使用額に応じたポイント数を加算するポイント加算処理を行うポイント加算処理手段として機能する。
また該ポイント加算処理手段として機能する制御部52は、前記新会員カードIDに対応付けて引き継ぎ特定情報(引き継ぎ日付及び引き継ぎ元ID)が記憶されていること(図36(b)のSb14及びSb15でYES)を条件として、該新会員カードIDに対応付けられたポイント数に対して、前記既登録会員カードIDに対応するカード使用額に応じたポイント数と当該新会員カードIDに対応するカード使用額に応じたポイント数とを加算する引き継ぎ時ポイント加算処理を行う一方、引き継ぎ特定情報が記憶されていないこと(同Sb15でNO)を条件として、前記新会員カードIDに対応付けられたポイント数に対して、前記既登録会員カードIDに対応するカード使用額に応じたポイント数を加算しない。
このポイント管理手段(ポイント加算処理手段)として機能する制御部52は、転送装置70から、図17(b)に示すカード使用額DBの記憶内容である会員カードID及びカード使用額を受信すると(図26のS73)、該受信した会員カードID(以下「受信ID」とも称する。)の全てについて、図36(b)に示すようにして、カード使用額に応じたポイント付与処理を行う。
具体的には、まず制御部52は、Sb11で、受信IDが図27(a)に示すポイント会員情報DBにおいてポイント会員として登録されているか否か、即ち該受信IDが図27(a)の左から3列目に示す会員カードIDの記憶欄で記憶されているか否かを判定する。このSb11で受信IDが登録されている(YES)と判定された場合には、Sb12で、ポイント会員情報DBにおいて、前記受信したカード使用額を、該受信IDに対応する累計使用金額に対して加算し、Sb13で、前記付与率設定手段(図30(b)のD07)により設定された付与率に基づいて、カード使用額に応じたカード使用ポイントを算出し、該算出したカード使用ポイントを、会員カードIDに対応付けて記憶して、処理を終了する。なお、後述するSb17の処理により、会員カードIDに対応付けて既にカード使用ポイントが記憶されている場合には、前記算出したカード使用ポイントを、該記憶されているカード使用ポイントに対して加算する。
前記Sb11で受信IDが登録されていない(NO)と判定された場合には、Sb14で、ポイント会員情報DBにおいて、該受信IDが引き継ぎ元IDとして記憶されているか否かを判定する。このSb14で受信IDが引き継ぎ元IDとして記憶されていない(NO)と判定された場合には、Sb19で、カード使用額に応じたポイントを付与せずに、処理を終了する。
一方、Sb14で受信IDが引き継ぎ元IDとして記憶されている(YES)と判定された場合には、Sb15で、ポイント会員情報DBにおいて、該引き継ぎ元IDに対応する引き継ぎ日付が本日であるか否かを判定する。このSb15で引き継ぎ元ID(例えばX01439の会員カードIDの引き継ぎ元IDであるX00002)に対応する引き継ぎ日付が本日でない(NO)と判定された場合には、Sb19で、ポイントを付与せずに、処理を終了する。
一方、Sb15で引き継ぎ元ID(例えばA01234の引き継ぎ元IDであるA00007)に対応する引き継ぎ日付が本日である(YES)と判定された場合には、Sb16で、ポイント会員情報DBにおいて、該引き継ぎ元IDに対応する前記受信したカード使用額を、該引き継ぎ元IDが対応付けられている引き継ぎ先ID(ここではA01234)に対応する累計使用金額に対して加算更新し、Sb17で、前記付与率設定手段(図30(b)のD07)により設定された付与率に基づいて、引き継ぎ元IDに対応するカード使用額に応じたカード使用ポイントを算出し、該算出したカード使用ポイントを、引き継ぎ先IDに対応付けて記憶して、処理を終了する。なお、前記Sb13の処理により、引き継ぎ先IDに対応付けて既にカード使用ポイントが記憶されている場合には、前記算出したカード使用ポイントを、該記憶されているカード使用ポイントに対して加算する。
即ち制御部52は、引き継ぎ元IDが記憶されており(Sb14でYES)、かつ引き継ぎ日付が本日である(Sb15でYES)場合には、引き継ぎ特定情報が記憶されているという条件が満たされたものとして、引き継ぎ元IDに対応するカード使用額に応じたカード使用ポイントを、引き継ぎ先IDである新会員カードIDのカード使用ポイントの記憶欄に記憶する、前記引き継ぎ用情報ポイント加算処理を行う。一方、制御部52は、引き継ぎ日付及び引き継ぎ元IDが記憶されていても、該引き継ぎ日付が本日でない(Sb15でNO)場合には、引き継ぎ特定情報が記憶されていないという条件が満たされたものとして、引き継ぎ元IDに対応するカード使用額に応じたポイントを付与しない。
換言すれば、引き継ぎ特定情報の記憶欄に引き継ぎ日付及び引き継ぎ元IDが記憶されていたとしても、該引き継ぎ日付が本日(例えば9月16日)でない場合には、当該記憶されている情報は、引き継ぎ元IDに対するポイント加算処理の後に引き継ぎ処理が行われた旨(即ち前日のポイント加算処理から本日のポイント加算処理までの間に当該引き継ぎ元IDについて引き継ぎ処理が行われた旨)を特定可能な情報ではなく、該引き継ぎ日付の日において既に引き継ぎ時ポイント加算処理が行われた旨が特定されるため、この場合には、引き継ぎ元IDに対応するカード使用額に応じたポイントを付与しない。つまり引き継ぎ特定情報は、ポイント加算処理が行われる当日の引き継ぎ日付である。
次に[1−3]両ポイント付与処理で付与されたポイントを加算するポイント加算処理に関し、制御部52は、前記所定期間(ここでは当日)におけるカード使用額に応じたカード使用ポイントと、該所定期間における電子マネー使用額に応じた電子マネー使用ポイントとの合算値が、前記上限値設定手段(図30(b)のD06)により設定した上限値(ここでは10ポイント)を超えていることを条件として、該上限値を前記会員のポイントとして管理する前記ポイント管理手段として機能する。
このポイント管理手段として機能する制御部52は、各遊技場から送信されてきたカード使用額DBの記憶内容に基づく、前記電子マネー使用額に応じたポイント付与処理と、各遊技場から送信されてきたカード使用額DBの記憶内容に基づく、前記カード使用額に応じたポイント付与処理とが全て終了すると、ポイント会員情報DBで記憶している会員カードIDの全てについて、図36(c)に示すようにして、ポイント加算処理を行う。
具体的には、まず制御部52は、Sb21で、ポイント会員DBにおいて会員カードIDに対応付けて記憶しているカード使用ポイントと電子マネー使用ポイントの合算値が、上限値である10ポイントを超えているか否かを判定する。このSb21で上限値を超えていない(NO)と判定された場合には、Sb22で、前記合算値を、会員カードIDに対応するポイントに対して加算することにより、会員のポイントとして管理し、Sb24で、カード使用ポイントと電子マネー使用ポイントを消去して、処理を終了する。一方、Sb21で上限値を超えている(YES)と判定された場合には、Sb23で、該上限値である10ポイントを、会員カードIDに対応するポイントに対して加算することにより、会員のポイントとして管理し、Sb24で、カード使用ポイントと電子マネー使用ポイントを消去して、処理を終了する。
これによれば、所定期間における会員カードの使用に基づいて付与されるポイントと電子マネーの使用に基づいて付与されるポイントとの合算値が上限値を超えている場合であっても、該上限値を超えたポイントが付与されることがないので、会員カードのみを所持する会員との公平性を保つことができる。即ち、カード使用ポイントと電子マネー使用ポイントの両方が無条件に累計ポイントに加算されるとすれば、会員カードと携帯電話7の両方を所持している会員は、会員カードの使用によるカード使用ポイントを10ポイント獲得できると共に、電子マネーの使用による電子マネー使用ポイントを10ポイント獲得できることにより、合計20ポイントを獲得できることになるが、会員カードのみを所持している会員は、会員カードの使用によるカード使用ポイントを10ポイント獲得できるのみであるため、両者に不公平が生ずるが、これによれば、前者についても10ポイントが付与されるのみであるため、両者に不公平が生じない。
また引き継ぎ元IDに対して付与されたポイントと引き継ぎ先IDに対して付与されたポイントとの合算値が上限値を超えている場合であっても、引き継ぎを行った会員に該上限値を超えたポイントが付与されることがなく、公平にポイントを付与することができる。即ち、カード使用ポイントのみが上限値を超えている場合であっても、該上限値のポイントが付与されるのみであるため、公平にポイントを付与することができる。
ここで図37を参照して、制御部52が行う[1]ポイント管理処理について、ポイント会員情報の記憶内容の推移を参照しながら説明する。まず初期状態において、A00001及びX00003の会員カードIDとK−000001の携帯電話IDとが対応付けて登録されていると共に、該会員カードIDに対応する115ポイントの累計ポイントと、該携帯電話IDに対応するB店10ポイントとD店18ポイントの潜在ポイントが管理されている。
この状態で、A店から、K−000001の携帯電話IDについて、12000円の電子マネー使用額を受信すると、図36(a)に示すポイント付与処理において、Sb01でYES(即ち受信した携帯電話IDに会員カードIDの対応付け有り),Sb02でYES(即ち携帯電話IDの送信元店舗と会員カードIDの店舗がA店で一致)と判定されて、図37(a)に示すように、Sb03で、前記受信した電子マネー使用額を、前記受信した携帯電話IDに対応する会員カードIDの累計使用金額に加算し、Sb04で、付与率設定手段により設定された付与率に基づいて、電子マネー使用額に応じた電子マネー使用ポイント(ここでは12ポイント)を算出し、該算出した電子マネー使用ポイントを、会員カードIDに対応付けて記憶する。
この状態で、A店から、A00001の会員カードIDについて、16000円のカード使用額を受信すると、図36(b)に示すポイント付与処理において、Sb11でYES(即ち受信した会員カードIDが登録済)と判定されるので、図37(b)に示すように、Sb12で、前記受信したカード使用額を、前記受信した会員カードIDの累計使用金額に加算し、Sb13で、付与率設定手段により設定された付与率に基づいて、カード使用額に応じたカード使用ポイント(ここでは16ポイント)を算出し、該算出したカード使用ポイントを、会員カードIDに対応付けて記憶する。
これらポイント付与処理が終了すると、図36(c)に示すポイント加算処理において、Sb21でYES(即ちカード使用ポイントと電子マネー使用ポイントとの合算値が28ポイントであり、上限値である10ポイントを超えている)と判定されるので、図37(c)に示すように、Sb23で、上限値である10ポイントを、会員カードIDに対応するポイントに対して加算することにより、会員のポイントとして管理し、Sb24で、カード使用ポイントと電子マネー使用ポイントを消去する。
なお前記初期状態で、B店から、K−000001の携帯電話IDについて、12000円の電子マネー使用額を受信すると、図36(a)に示すポイント付与処理において、Sb01でYES(即ち受信した携帯電話IDに会員カードIDの対応付け有り),Sb02でNO(即ち携帯電話IDの送信元店舗がB店,会員カードIDの店舗がA店又はX店で不一致),Sb05でYES(即ち送信元店舗がポイントサービスの加盟店である),Sb06でYES(即ち電子マネー使用額に基づいて算出される潜在ポイントが12ポイントであり、上限値である10ポイントを超えている)と判定されるので、図37(a’)に示すように、Sb08で、上限値である10ポイントを、携帯電話IDに対応する当該店舗(ここではB店)の潜在ポイントに対して加算することにより、会員のポイントとして管理する。
また図37(a”)に示すように、K−000002の携帯電話IDに会員カードIDが対応付けられておらず、該携帯電話IDに対応するA店33ポイントとB店12ポイントの潜在ポイントが管理されている状態で、A店から、K−000002の携帯電話IDについて、12000円の電子マネー使用額を受信すると、図36(a)に示すポイント付与処理において、Sb01でNO(即ち受信した携帯電話IDに会員カードIDの対応付け無し),Sb05でYES(即ち送信元店舗がポイントサービスの加盟店である),Sb06でYES(即ち電子マネー使用額に基づいて算出される潜在ポイントが12ポイントであり、上限値である10ポイントを超えている)と判定されるので、Sb08で、上限値である10ポイントを、携帯電話IDに対応する当該店舗(ここではA店)の潜在ポイントに対して加算することにより、会員のポイントとして管理する。
次に[2]システム管理装置40からの要求に基づく経営支援画面送信処理に関し、制御部52は、前記定型レポート送信要求(図21を参照)を受信すると、該定型レポート送信要求に含まれる期間について、属性情報別(性別,年代別)に使用価値の大きさの平均値(平均使用金額)を算出する平均使用価値算出処理を行う。具体的には、ポイント会員情報DBにて管理されるポイント会員の性別,生年月日と、使用金額DBにて管理される営業日別のポイント会員の使用金額に基づいて、性別,年代別の平均使用金額を算出する処理を行う。ここではポイント会員情報DBにて管理されるポイント会員を、10代男性,10代女性,20代男性,20代女性,30代男性,30代女性,40代男性,40代女性,50代男性,50代女性,60代男性,60代女性,70代以上男性,70代以上女性の14のグループに分類し、それぞれのグループにおける1日あたりの平均使用金額を、1日分のデータ,1週間分のデータ,1ヶ月分のデータに基づいて各々算出する。そして制御部52は、該算出されたデータに基づいて、図21のD45に示すように、各属性情報別(性別,年代別)の平均使用金額を棒グラフ形式で表した定型レポートを、転送装置用通信部51bから転送装置70を介して、前記定型レポート送信要求の送信元のシステム管理装置40に対して送信する処理を行う。そして定型レポートを受信したシステム管理装置40では、該D45に示す定型レポート表示画面がディスプレイ44に表示される。
このように、ポイント管理装置50が、属性情報別(ここでは性別,年代別)に平均使用金額を算出して、各遊技場に配信するので、遊技場では顧客の属性に応じた平均使用金額を把握して、各属性の顧客に対しての集客活動を検討することができる。例えば、D45の平均使用金額のグラフを参照して、30代男性の平均使用金額が大きいこと(つまり、優良顧客であること)を把握し、30代男性の電子メールアドレスに対して好きな景品のアンケートを行って、30代男性に人気の高い景品(例えばタバコ)の種類を増やす等の集客活動を行ったり、設定の甘い遊技機の情報提供等の優遇サービスを行うことができる。また、女性の平均使用金額が小さいことを把握して、女性会員専用の推奨台で遊技可能なイベント等の優遇策を実施し、売上げ増加を見込むといった営業活動を行うことができる。
また制御部52は、前記アンケート結果送信要求を受信すると、図23のD60に示すように、ハードディスク53で記憶しているアンケート結果の各選択肢の選択数を棒グラフ形式で表したレポートを作成し、該作成したレポートを、転送装置用通信部51bから転送装置70を介して、前記アンケート結果送信要求の送信元のシステム管理装置に対して送信する処理を行う。このレポートを受信したシステム管理装置40では、D60に示すアンケート結果表示画面がディスプレイ44に表示される。
このように、システム管理装置40において、ポイント管理装置50からアンケート結果を受信し、ポイント会員を対象としたアンケートついての結果を得ることができるので、各属性の顧客に対しての集客活動を検討することができる。例えば、各属性の顧客の好きな景品を把握して、ターゲットとなる客層に応じた景品を揃えることで、集客を図ることができる。
さらに制御部52は、前記ポイント状況送信要求を受信すると、図28(b)に示すグループDB及び同(c)に示す店舗DBの記憶内容に基づいて、当該ポイント状況送信要求の送信元のシステム管理装置40が設置されている店舗が、いずかのグループに属するか(即ち当該店舗の店舗IDがグループDBで記憶されているか),又はいずれのグループにも属さないか(即ち当該店舗の店舗IDが店舗DBで記憶されているか)を判定する。そして制御部52は、当該店舗(例えばA店)がグループに属すると判定された場合には、図24のD70に示すように、該グループに関するグループDBの記憶内容を、転送装置用通信部51bから転送装置70を介して、当該店舗のシステム管理装置40に対して送信する処理を行う。一方、制御部52は、当該店舗(例えばP店)がグループに属さないと判定された場合には、同D71に示すように、当該店舗に関する店舗DBの記憶内容を、転送装置用通信部51bから転送装置70を介して、当該店舗のシステム管理装置40に対して送信する処理を行う。
このように、システム管理装置40において、ポイント管理装置50から、当該店舗が属するグループのポイント状況又は当該店舗のポイント状況を受信し、該ポイント状況に含まれる商品交換使用ポイント数を参照することにより、当該グループ又は店舗が当月に対価を負担しなければならない商品交換使用ポイント数を把握することができるので、該対価の決済の目安にすることができる。なお前述の如く、抽選応募については、抽選応募使用ポイント数に応じた対価ではなく、各店舗が一律の料金(例えば月額○万円)は負担する。
次に[3]操作端末からの登録要求A(第1登録要求A又は第2登録要求A)の受信に基づくグループ店情報提供処理に関し、制御部52は、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から店舗情報要求(ここでは該店舗特定情報である会員カードIDを含む第1登録要求A又は第2登録要求A)を受信したことに基づいて、店舗管理手段(グループDB及び店舗DB)において該受信した店舗情報要求に含まれる店舗特定情報から特定される店舗の店舗IDにグループ識別情報(グループ名)が対応付けられているか否かを判定する第1の判定を行うグループ識別情報判定手段として機能するものである。
具体的には、制御部52は、例えばA店の会員カードIDを含む登録要求A(第1登録要求A又は第2登録要求A)を受信した場合には、該A店の店舗IDが図28(b)に示すグループDBに記憶されており、該A店の店舗IDにグループ名(ここでは◎◎グループ)が対応付けられていると判定する。また制御部52は、例えばP店の会員カードIDを含む登録要求A(第1登録要求A又は第2登録要求A)を受信した場合には、該P店の店舗IDが、図28(c)に示す店舗DBに記憶されており、該P店の店舗IDにグループ名が対応付けられていないと判定する。
また制御部52は、該グループ識別情報判定手段によりグループ識別情報(グループ名)が対応付けられていると判定されたことを条件として、店舗管理手段(グループDB)において当該グループ識別情報に対応付けられている他の店舗IDの店舗を認識可能なグループ店情報を操作端末に対して提供するグループ店情報提供手段として機能するものであり、ここでは店舗管理手段において前記受信した店舗情報要求に含まれる店舗特定情報(即ち第1登録要求A又は第2登録要求Aに含まれる会員カードID)から特定される店舗の店舗IDに対応付けて管理している地域識別情報(地域名)と同一の地域識別情報に対応付けられている他の店舗IDの店舗を認識可能なグループ店情報を前記操作端末に対して提供する。
具体的には、制御部52は、例えばA店の会員カードIDを含む登録要求A(第1登録要求A又は第2登録要求A)を受信し、前記グループ識別情報判定手段により、該A店の店舗IDが図28(b)に示すグループDBに記憶されており、該A店の店舗IDにグループ名(ここでは◎◎グループ)が対応付けられていると判定された場合には、該A店の店舗IDに対応付けて管理している地域名である「東京都」に対応付けられているB店を認識可能なグループ店情報を提供する。また制御部52は、例えばX店の会員カードIDを含む登録要求A(第1登録要求A又は第2登録要求A)を受信し、前記グループ識別情報判定手段により、該X店の店舗IDが図28(b)に示すグループDBに記憶されており、該X店の店舗IDにグループ名(ここでは◎◎グループ)が対応付けられていると判定された場合には、該X店の店舗IDに対応付けて管理している地域名である「神奈川県」に対応付けられているC店を認識可能なグループ店情報を提供する。
そしてグループ店情報提供手段として機能する制御部52は、前記グループ識別情報判定手段により前記受信した店舗情報要求に含まれる店舗特定情報(即ち第1登録要求A又は第2登録要求Aに含まれる会員カードID)から特定される店舗の店舗IDにグループ識別情報が対応付けられていると判定されたことを条件として、当該グループ識別情報に対応付けられている他の店舗識別情報の店舗の店舗情報(イベント情報)の提供を希望するか否かを確認する確認情報を前記グループ店情報として前記操作端末に対して提供するものであり、ここでの確認情報は、前記特定された店舗の店舗情報の提供を希望するか否かを確認するものでもある。
具体的には、制御部52は、例えばA店の会員カードIDを含む登録要求A(第1登録要求A又は第2登録要求A)を受信し、前述の如く、他のB店を認識可能なグループ店情報を提供する場合には、図8のD112又は図13のD213に示すように、前記A店と該B店とを認識可能であり、A店のイベント情報の提供を希望するか否か,及びB店のイベント情報の提供を希望するか否かを確認する確認情報を提供する。また制御部52は、例えばX店の会員カードIDを含む登録要求A(第1登録要求A又は第2登録要求A)を受信し、前述の如く、他のC店を認識可能なグループ店情報を提供する場合には、図8のD114又は図13のD216に示すように、前記X店と該C店とを認識可能であり、X店のイベント情報の提供を希望するか否か,及びC店のイベント情報の提供を希望するか否かを確認する確認情報を提供する。これら確認情報において、店舗の表示順序は、まず受信した登録要求に含まれる会員カードIDから特定される店舗が表示され、次に同一グループの同一地域に属する他の店舗が表示される。
次に[4]操作端末からの登録要求の受信に基づくポイント会員登録処理に関し、制御部52は、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から第1会員カードIDと初期暗証番号とを含む登録要求A(第1登録要求A又は第2登録要求A)を受信したときに、図28(a)に示すエンコード情報DBの記憶内容に基づいて、該受信した登録要求Aに含まれる第1会員カードIDに対応付けて記憶されている暗証番号が、該受信した登録要求Aに含まれる初期暗証番号と一致するか否かを判定するエンコード情報照合処理を行う。該判定を行わずに第1会員カードIDの登録を行うと、仮にPC6又は携帯電話7において第1会員カードIDが間違って入力された場合であっても誤って登録されてしまうことから、暗証番号の一致も判定することとしたものである。なおカードユニット20又はキオスク端末30から第1登録要求Aを受信した場合には、該第1登録要求Aに含まれる第1会員カードIDは、ICチップから読み取ったもの又は磁気ストライプから読み取った第1会員IDから前記会員カードID特定処理により特定されたものであるため間違っていることは無く、必ずしもエンコード情報照合処理を行う必要はないが、PC6又は携帯電話7から第2登録要求Aを受信した場合と同様に処理するために、該エンコード情報照合処理を行う。
同様に、制御部52は、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から第2会員カードIDと他システム会員IDの下4桁とを含む登録要求A(第1登録要求A又は第2登録要求A)を受信したときに、図28(a)に示すエンコード情報DBの記憶内容に基づいて、該受信した登録要求Aに含まれる第2会員カードIDに対応付けて記憶されている他システム会員IDの下4桁が、該受信した登録要求Aに含まれる他システム会員IDの下4桁と一致するか否かを判定するエンコード情報照合処理を行う。該判定を行わずに第2会員カードIDの登録を行うと、仮にPC6又は携帯電話7において第2会員カードIDが間違って入力された場合であっても誤って登録されてしまうことから、他システム会員IDの一致も判定することとしたものである。なおカードユニット20又はキオスク端末30から第1登録要求Aを受信した場合には、該第1登録要求Aに含まれる第2会員カードIDは、ICチップから読み取ったもの又は磁気ストライプから読み取った他システム会員IDから前記会員カードID特定処理により特定されたものであるため間違っていることは無く、必ずしもエンコード情報照合処理を行う必要はないが、PC6又は携帯電話7から第2登録要求Aを受信した場合と同様に処理するために、該エンコード情報照合処理を行う。
また制御部52は、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から、前記登録要求B(第1登録要求B又は第2登録要求B)を受信したことに基づいて、該受信した登録要求Bに含まれる属性情報(性別,生年月日)が既に管理されているか否かを判定する属性情報判定手段として機能するものである。具体的には、登録要求Bに含まれる性別及び生年月日が、図27(a)に示すポイント会員情報DBで既に登録されているか否かを判定する。
ここで既に登録されている場合とは、第1には、ポイント会員として既に登録している当該店舗の会員が当該店舗の他の会員の会員カードを拾って、該拾った会員カードの会員カードIDと当該会員の性別及び生年月日とを含む登録要求Bが送信されてきた場合であり、第2には、ポイント会員として既に登録している当該店舗の会員の、別の店舗の会員カードの会員カードIDと当該会員の性別及び生年月日とを含む登録要求Bが送信されてきた場合であり、第3には、当該店舗の当該会員の性別及び生年月日と同じ性別及び生年月日が当該店舗の他の会員の属性情報として偶然に登録されている場合である。ここで第1の場合はポイント会員として登録すべきでない場合であり、第2の場合と第3の場合はポイント会員として登録すべき場合である。
また制御部52は、該属性情報判定手段により管理されていると判定されたことを条件として、前記登録要求B(第1登録要求B又は第2登録要求B)に含まれる会員特定情報(第1会員特定情報又は第2会員特定情報)から特定される会員カードID(即ち登録要求Bに含まれる会員カードID)に対応する店舗の店舗IDと、前記既に管理されている属性情報に対応付けて既に登録されている会員カードIDに対応する店舗の店舗IDとを特定する店舗特定手段として機能するものである。具体的には、会員カードIDの所定箇所(ここでは先頭1文字)には店舗IDが含まれているという情報を記憶しているので、該情報に基づいて会員カードIDから店舗IDを抽出することにより、店舗IDを特定する。
また制御部52は、該店舗特定手段により特定された前記登録要求B(第1登録要求B又は第2登録要求B)に含まれる会員特定情報(第1会員特定情報又は第2会員特定情報)から特定される会員カードID(即ち登録要求Bに含まれる会員カードID)に対応する店舗の店舗IDと、前記既に登録されている会員カードIDに対応する店舗の店舗IDとが一致するか否かを判定する店舗一致判定手段として機能するものである。ここで一致する場合には、前記第1の場合と第3の場合とが含まれる。
さらに制御部52は、該店舗一致判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記登録要求B(第1登録要求B又は第2登録要求B)に含まれる会員特定情報(第1会員特定情報又は第2会員特定情報)から特定される会員カードID(即ち登録要求Bに含まれる会員カードID)と前記既に管理されている会員カードIDとを抽出する会員識別情報抽出手段として機能するものである。これにより、前記第1の場合と第3の場合に、対象となる会員カードIDが抽出される。
また制御部52は、店舗端末(カードユニット20又はキオスク端末30)から第1登録要求Bを受信したことに基づいて、該受信した第1登録要求Bに含まれる第1会員特定情報から特定される会員カードIDをポイント会員情報DBに登録する登録手段として機能するものであり、具体的には、カードユニット20から受信した第1登録要求Bに含まれる会員カードID(即ち第1会員特定情報であると共に会員識別情報である会員カードID)を登録し、またキオスク端末30から受信した第1登録要求Bに含まれる会員カードID(即ち第1会員特定情報である会員IDから特定された会員カードID)を登録する。
また登録手段として機能する制御部52は、情報端末(PC6又は携帯電話7)から第2登録要求Bを受信したことに基づいて、該受信した第2登録要求Bに含まれる第2会員特定情報から特定される会員カードIDをポイント会員情報DBに登録するものであり、具体的には、情報端末から受信した第2登録要求Bに含まれる会員カードID(即ち第2会員特定情報であると共に会員識別情報である会員カードID)を登録する。
ここで登録手段として機能する制御部52は、前記エンコード情報照合処理で照合OKと判定され、かつ前記属性情報判定手段により属性情報が登録されていないと判定されるか、又は該属性情報が登録されていると判定されても、前記店舗一致判定手段により店舗IDが一致しないと判定されたことを条件として、会員カードIDの登録を行う。
次に[5]操作端末からの会員統合要求(ログイン要求及び統合ID情報)の受信に基づく会員統合処理に関し、前記グループ識別情報判定手段として機能する制御部52は、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から会員特定情報(第1会員特定情報若しくは第2会員特定情報),又は会員カードIDを受信したことに基づいて、該受信した会員特定情報から特定される会員カードID,又は該受信した会員カードIDである統合元会員識別情報(統合元会員カードID)に対応する店舗の店舗IDに前記グループ識別情報(グループ名)が対応付けられているか否かを判定する第2の判定を行う。なお、この第2の判定を行うグループ識別情報判定手段は、前記統合元会員カードIDに対応する店舗の店舗IDが、前記グループ設定手段により設定されたグループに属する店舗の店舗IDであるか否かを判定するグループ該当店舗判定手段でもある。
具体的には、会員統合処理要求を受信したことに基づいて、該操作端末から既に受信しているログイン要求に含まれる前記会員カードIDであるログインIDから店舗IDを特定(抽出)し、該店舗IDにグループ名が対応付けられているか否か、即ち該店舗IDが図28(b)に示すグループDBで記憶されているグループに属する店舗の店舗IDであるか否かを判定する。
また制御部52は、該グループ該当店舗判定手段により店舗IDにグループ名が対応付けられている、即ちグループに属する店舗の店舗IDであると判定されたことを条件として、前記統合元会員カードIDに統合を希望する他の会員カードIDである統合対象会員識別情報(統合対象会員カードID),又は該統合対象会員カードIDを特定可能な会員特定情報(第1会員特定情報若しくは第2会員特定情報)の入力を受け付けるための統合受付ページを前記操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)に対して送信する統合受付ページ送信手段として機能するものである。
また制御部52は、操作端末から統合元会員カードID,又は該統合元会員カードIDを特定可能な会員特定情報(第1会員特定情報若しくは第2会員特定情報)を受信したことに基づいて、該受信した会員特定情報から特定される統合元会員カードID,又は該受信した統合元会員カードIDに対応する店舗のグループに属する同一グループ店を特定する同一グループ店特定手段として機能するものである。また統合受付ページ送信手段として機能する制御部52は、該同一グループ店特定手段により特定された同一グループ店を認識可能な情報を含む前記統合受付ページを前記操作端末に対して送信すると共に、該同一グループ店特定手段により特定された同一グループ店のうち、統合を希望する店舗の選択を受付可能であると共に、該選択された同一グループ店における統合対象会員カードID,又は該統合対象会員カードIDを特定可能な会員特定情報(第1会員特定情報若しくは第2会員特定情報)の入力を受け付けるための前記統合受付ページを前記操作端末に対して送信する。
具体的には、まず同一グループ店特定手段として機能する制御部52は、前記ログインIDから特定される店舗IDの店舗のグループに属する同一グループ店を特定する。即ち図28(b)に示すグループDBの記憶内容に基づいて、例えば前記特定された店舗IDがA店の店舗IDである場合には、該A店が属する◎◎グループのグループ店として登録されているA店,B店,C店,及びX店を特定する。次に制御部52は、該特定された同一グループ店のうち、前記ログインIDから特定される店舗IDの店舗と当該ログインIDに対応付けて登録されている他の既登録会員カードIDから特定される店舗IDの店舗を統合済店舗として特定すると共に、当該ログインIDに対応付けて登録されていない店舗を未統合店舗として特定する。そして統合受付ページ送信手段として機能する制御部52は、該特定された統合済店舗及び未統合店舗を示す前記統合受付ページ(図9のD160及びD161,又は図15のD260及びD261)を前記操作端末に対して送信する。
また制御部52は、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から前記統合受付ページにて入力された統合対象会員カードID,又は該統合対象会員カードIDを特定可能な会員特定情報(第1会員特定情報若しくは第2会員特定情報)を受信したことに基づいて、該受信した統合対象会員カードID,又は該受信した会員特定情報から特定される統合対象会員カードIDに対応する店舗の店舗IDが、前記統合元会員カードIDに対応する店舗のグループに属する同一グループ店の店舗IDであるか否かを判定する同一グループ店判定手段として機能するものであり、ここでは操作端末から、前記統合受付ページにて入力された統合対象会員カードID,又は該統合対象会員カードIDを特定可能な会員特定情報(第1会員特定情報若しくは第2会員特定情報)と共に、該統合受付ページにて選択された同一グループ店を特定可能な選択情報(即ち図9のD161で会員カードIDが入力された未統合店舗の店舗ID,又は図14のD260で操作されたボタンに対応する未統合店舗の店舗ID)を受信したことに基づいて、該受信した統合対象会員カードID,又は該受信した会員特定情報から特定される統合対象会員カードIDに対応する店舗の店舗IDが、該受信した選択情報から特定される同一グループ店の店舗IDであるか否かを判定することにより、統合対象会員カードIDに対応する店舗の店舗IDが、前記統合元会員カードIDに対応する店舗のグループに属する同一グループ店の店舗IDであるか否かを判定する。
また制御部52は、該同一グループ店判定手段により同一グループ店の店舗IDであると判定されたことを条件として、統合元会員カードIDと統合対象会員カードIDとを対応付けるための会員識別情報対応付け処理を行う会員識別情報対応付け処理手段として機能するものであり、ここでは統合元会員カードIDに対応する店舗の店舗IDと統合対象会員カードIDに対応する店舗の店舗IDとが一致しないことを条件として、前記会員識別情報対応付け処理を行う。
また会員識別情報対応付け処理手段として機能する制御部52は、統合受付ページにて入力された複数の統合対象会員カードID,又は該複数の統合対象会員カードIDを特定可能な複数の会員特定情報(第1会員特定情報若しくは第2会員特定情報)を受信したときに、該受信した複数の統合対象会員カードID,又は該受信した複数の会員特定情報から特定される複数の統合対象会員カードIDに対応する店舗の店舗IDが同一でないことを条件として、これら複数の統合対象会員カードIDと統合元会員カードIDとを対応付けるための会員識別情報対応付け処理を行う。
具体的には、統合受付ページにて入力された一の会員カードID(第2会員特定情報)と、該会員カードIDが入力された未統合店舗の店舗IDとを含む統合ID情報を受信したことに基づいて、該統合ID情報に含まれる会員カードIDがポイント会員として登録済であり、かつ、該会員カードIDから特定される店舗IDと統合ID情報に含まれる未統合店舗の店舗IDとが一致する(即ち、ある未統合店舗についての入力欄に入力された会員カードIDが当該未統合店舗の会員カードIDである)場合に、統合元会員カードIDが記録された会員カードの発行店舗と統合対象会員カードIDが記録された会員カードの発行店舗とが異なり、かつ各会員カードの発行店舗が同一グループに属すると判定して、会員識別情報対応付け処理を行う。即ち、統合受付ページにおいて、未統合店舗であるB店の入力欄にB店の会員カードIDが入力された場合には、会員識別情報対応付け処理が行われる一方、未統合店舗であるC店の入力欄にB店の会員カードIDが入力された場合には、会員識別情報対応付け処理が行われない。
また、統合受付ページにて入力された複数の会員カードID(第2会員特定情報)と、該会員カードIDが入力された複数の未統合店舗の店舗IDとを含む統合ID情報を受信したことに基づいて、該統合ID情報に含まれる会員カードIDがポイント会員として登録済であり、かつ、該会員カードIDから特定される店舗IDと統合ID情報に含まれる未統合店舗の店舗IDとが一致する(即ち、ある未統合店舗についての入力欄に入力された会員カードIDが当該未統合店舗の会員カードIDである)場合に、統合元会員カードIDが記録された会員カードの発行店舗と統合対象会員カードIDが記録された会員カードの発行店舗とが異なり、複数の統合対象会員カードIDが記録された各会員カードの発行店舗が異なり、かつ各会員カードの発行店舗が同一グループに属すると判定して、会員識別情報対応付け処理を行う。即ち、統合受付ページにおいて、未統合店舗であるB店の入力欄にB店の会員カードIDが入力されると共に、未統合店舗であるC店の入力欄にC店の会員カードIDが入力された場合には、会員識別情報対応付け処理が行われる一方、未統合店舗であるB店の入力欄にB店の会員カードIDが入力されると共に、未統合店舗であるC店の入力欄にB店の会員カードIDが入力された場合には、会員識別情報対応付け処理が行われない。
なお制御部52は、複数の各会員カードIDに対応するポイント数を合算(統合)するための合算条件設定手段として機能するものであり、ここでは受信した合算要求である会員統合要求(即ちログイン要求及び統合ID情報)に含まれる各会員カードIDが記録された各会員カードの発行店舗が異なること(即ち各会員カードIDが同一店舗の会員カードIDでないこと),及び受信した合算要求である会員統合要求に含まれる各会員カードIDが記録された各会員カードの発行店舗が前記グループ設定手段により設定された同一グループに属すること(即ち各会員カードIDが同一グループに属する店舗の会員カードIDであること)を、合算条件として設定する。
そして制御部52は、前記操作端末から、複数の会員カードIDを含む合算要求である会員統合要求(即ちログイン要求及び統合ID情報)を受信したことに基づいて、該受信した合算要求に含まれる複数の会員カードIDが前記合算条件設定手段により設定した合算条件を満たすか否かを判定する合算条件判定手段として機能するものであり、ここでは統合ID情報に含まれる会員カードIDがポイント会員として登録済であり、かつ、統合ID情報に含まれる未統合店舗の店舗IDと該統合ID情報に含まれる会員カードIDから特定される店舗IDとが一致する(即ちある未統合店舗についての入力欄に入力された会員カードIDが当該未統合店舗の会員カードIDである)場合に、会員統合要求に含まれる各会員カードIDが記録された各会員カードの発行店舗が異なり、かつ会員統合要求に含まれる各会員カードIDが記録された各会員カードの発行店舗が同一グループに属するという合算条件を満たすと判定される。この合算条件判定手段は、前記同一グループ店判定手段に相当する。
そして前記会員識別情報対応付け処理手段として機能する制御部52は、該合算条件判定手段により合算条件を満たすと判定されたことを条件として、合算要求に含まれる各会員カードIDを対応付けるための会員識別情報対応付け処理を行う。
そして制御部52は、前記会員識別情報対応付け処理により対応付けられた各会員識別情報に対応するポイント数を合算するポイント合算手段として機能するものである。以上に説明した会員識別情報対応付け処理手段による会員識別情報対応付け処理と、ポイント合算手段によるポイント合算処理の詳細については、会員統合処理として、図43を参照して後述する。
次に[6]操作端末からのグループ店一覧要求の受信に基づく店舗一覧返信処理に関し、前記店舗特定手段として機能する制御部52は、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)からグループ店一覧要求を受信したことに基づいて、該操作端末から既に受信しているログイン要求に含まれるログインIDから店舗IDを特定(抽出)する。また前記グループ店特定手段として機能する制御部52は、該店舗特定手段により特定された店舗IDの店舗が属するグループのグループ店として前記グループ設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)により設定されている各店舗を特定する。
さらに制御部52は、該グループ店特定手段により特定された店舗の一覧を前記操作端末に対して配信する店舗一覧返信手段として機能するものである。具体的には、後述する図50のD440に示すように、店舗の一覧を含む画面を、外部通信部51cからインターネットを介して、前記グループ店一覧要求の送信元の操作端末に対して返信する。
次に[7]操作端末からの引き継ぎ要求の受信に基づく引き継ぎ処理に関し、制御部52は、既に登録されている既登録会員カードIDが記録された会員カードに代えて新たな会員カードの再発行が行われた場合に、当該既登録会員カードIDに対応付けられたポイント数と当該新たな会員カードに記録された新会員カードIDとを対応付ける引き継ぎ処理を行う引き継ぎ処理手段として機能するものであり、ここでは操作端末から引き継ぎ要求を受信したことに基づいて、引き継ぎ処理を行うものである。
また制御部52は、操作端末から引き継ぎ要求を受信したことに基づいて、該受信した引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードIDと新会員カードIDが同一店舗で発行された会員カードの会員カードIDであるか否かを判定する同一店舗判定手段として機能するものである。具体的には、制御部52は、前記店舗特定手段として機能することにより、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から、前記引き継ぎ要求を受信したことに基づいて、該引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードID(旧会員カードID)及び新会員カードIDに対応する各店舗の店舗IDを特定し、前記店舗一致判定手段として機能することにより、該店舗特定手段により特定された各店舗IDが一致するか否かを判定する。この店舗特定手段及び店舗一致判定手段が、前記同一店舗判定手段に相当する。
また制御部52は、前記受信した引き継ぎ要求に含まれる新会員カードIDが、図27(a)に示すポイント会員情報DBで登録されているか否かを判定する登録判定手段として機能するものである。
そして引き継ぎ処理手段として機能する制御部52は、前記同一店舗判定手段により同一店舗で発行された会員カードの会員カードIDであると判定され、かつ前記登録判定手段により登録されていないと判定されたことを条件として、引き継ぎ処理を行う。
また制御部52は、引き継ぎ要求を受信したことに基づいて、該受信した引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードIDに対応付けて登録されている他の既登録会員カードIDがあるか否かを判定する対応付け判定手段として機能するものであり、具体的には、前記受信した引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードIDに対応付けて、図27(a)に示すポイント会員情報DBで登録されている他の会員カードIDがあるか否かを判定する。例えば既登録会員カードIDがA00001である場合には、対応付けて登録されている他の会員カードID(ここではX00003)があると判定され、既登録会員カードIDがA00004である場合には、対応付けて登録されている他の会員カードIDがないと判定される。
そして制御部52は、引き継ぎ処理手段として機能することにより、該対応付け判定手段によりあると判定されたことを条件として、前記引き継ぎ処理を行うと共に、登録手段として機能することにより、前記引き継ぎ要求に含まれる新会員カードIDを前記他の既登録会員カードIDに対応付けて登録する。以上に説明した引き継ぎ処理の詳細については、図44及び図45を参照して後述する。
最後に[8]操作端末からの情報公開要求の受信に基づく会員専用ページ配信処理に関し、制御部52は、ログイン画面配信要求の受信に応じてログイン画面を操作端末に対して配信する処理を行う。
また制御部52は、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から会員カードID,又は会員特定情報(第1会員特定情報若しくは第2会員特定情報)を含む情報公開要求(ここではログイン要求)を受信したことに基づいて、該受信した情報公開要求に含まれる会員カードID,又は該受信した情報公開要求に含まれる会員特定情報から特定される会員カードIDであるログイン会員識別情報(ログインID)に対応付けられている会員カードIDがあるか否かを判定する同一会員判定手段として機能するものである。
また制御部52は、該同一会員判定手段により無いと判定されたことを条件として、ログインIDに対応するポイント数を少なくとも含む当該会員専用の会員専用ページを操作端末に対して送信し、前記同一会員判定手段により有ると判定されたことを条件として、ポイント合算手段により合算された合算ポイント数を少なくとも含む会員専用ページを操作端末に対して送信する会員専用ページ送信手段として機能するものである。
即ち前記情報公開要求の一部であるログイン要求には、ポイント会員として登録されている会員カードの会員カードID(即ちログインID)と暗証番号とが含まれるが、ここで含まれるログインIDが、ポイント会員として対応付けて登録されているいずれの会員カードIDであっても、即ち該ログインIDが図27(a)の左1列に示す会員カードIDの記憶欄で記憶されていれば、該ログインIDに関連する情報として、該ログインIDに対応付けて、図27(a)に示すポイント会員情報DBにおいて記憶されているポイントや、図27(c)に示す通知情報DBで記憶されているグループ店追加情報,アンケート,イベント情報,及び当選情報等を表示した、単一の会員専用ページ(いわゆるマイページ)が配信される。なおログインIDが図27(a)の右1列に示す引き継ぎ元IDの欄で記憶されていても、ログインは行われず、会員専用ページは配信されない。
ここで制御部52は、前記ポイント合算手段により合算された合算ポイント数を会員が所定のサービスを享受するために使用させるための処理を行うポイント使用処理手段として機能するものである。ここでは情報公開要求の一部であるポイント使用要求を受信したことに基づいて、該ポイント使用処理手段として機能する。
ここで「所定のサービス」とは、ポイントを使用した抽選への応募であり、「所定のサービスを享受するために使用させるための処理」とは、後述する図49のD410に示すように、抽選情報DBから抽出した応募期間中である抽選の内容と、ポイント会員情報DBから抽出した該抽選への応募に使用可能なポイント数とを表示したポイント使用画面を、外部通信部51cからインターネットを介して、前記ログイン要求の送信元の操作端末に対して配信し、該操作端末から、前記ポイント使用画面で選択した賞の抽選への応募を示す応募情報を受信して、抽選情報DBにおいて、前記ログイン要求に含まれる会員カードIDを、前記選択した賞に対応する応募者会員カードIDの記憶欄に記憶し、ポイント会員情報DBにおいて、該会員カードIDに対応付けて記憶しているポイント数から、前記選択した賞に応募するために必要なポイント数を減算する処理である。
また「所定のサービス」とは、ポイントを使用した商品との交換であり、「所定のサービスを享受するために使用させるための処理」とは、後述する図49のD412に示すように、商品情報DBから抽出した交換可能な商品の内容と、ポイント会員情報DBから抽出した該商品との交換に使用可能なポイント数とを表示したポイント使用画面を、外部通信部51cからインターネットを介して、前記ログイン要求の送信元の操作端末に対して配信し、該操作端末から、前記ポイント使用画面で選択した商品との交換を示す交換情報を受信して、ポイント会員情報DBにおいて、該会員カードIDに対応付けて記憶しているポイント数から、前記商品と交換するために必要なポイント数を減算する処理である。
またポイント使用処理手段として機能する制御部52は、前記抽選手段として機能すると共に、ポイントとの交換で会員に特典を付与するための処理(商品交換)を行う交換手段として機能するものである。ここではポイントを当選により特典が付与される抽選への応募に使用させるための処理(図49のD410,D410−1)と、ポイントを該ポイントに応じた商品が付与される商品交換に使用させるための処理(図49のD412,D412−1)とを、ポイント使用処理として行う。
また制御部52は、店舗端末(カードユニット20又はキオスク端末30)から第1会員特定情報(ここでは会員カードID)を含む確認要求(ここではログイン要求)を受信したことに基づいて、該受信した確認要求に含まれる第1会員特定情報から特定される会員カードIDが前記通知情報設定手段により設定された情報から特定される前記通知対象の会員カードIDであるか否かを判定する通知対象判定手段として機能すると共に、該通知対象判定手段により通知対象の会員カードIDであると判定されたことを条件として、前記通知情報を前記店舗端末に対して返信する通知情報返信手段として機能するものである。
なお確認要求は、店舗端末(カードユニット20又はキオスク端末30)から送信されてくるもののみならず、情報端末(PC6又は携帯電話7)から送信されてくるものも含む。従って、通知対象判定手段として機能する制御部52は、情報端末から確認要求を受信した場合にも前記判定を行い、通知情報返信手段として機能する制御部52は、該通知対象判定手段により通知対象の会員カードIDであると判定されたことを条件として、前記通知情報を前記情報端末に対して返信する。
また制御部52は、前記確認要求に含まれる第1会員特定情報から特定される会員カードIDに対応付けてポイント会員情報DBで電子メールアドレスを管理しているか否かを判定する電子メールアドレス管理判定手段として機能するものであり、前記通知情報返信手段として機能する制御部52は、該電子メールアドレス管理判定手段により電子メールアドレスを管理していると判定されたことを条件として、前記通知情報を前記店舗端末(ここでは操作端末)に対して返信しない。
これら通知対象判定手段,通知情報返信手段,及び電子メールアドレス管理判定手段の機能の詳細については、図42(b),(c),(d)を参照して後述する。
以下、図38〜図47を参照して、ポイント管理装置50が行う処理について説明する。ポイント管理装置50は、図38に示すように、外部からのアクセスを待機しており(S000)、外部からのアクセスにより情報を受信すると、該受信した情報が、情報端末(PC6,携帯電話7)から送信されたものであるか、又は店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)から送信されたものであるか、具体的には、当該情報の送信元端末のIPアドレスをハードディスク53で記憶しているか否かを判定する(S100)。このS100で前記受信した情報が店舗端末から送信されたものである(YES)、即ち当該情報の送信元端末のIPアドレスを記憶していると判定された場合には、図39のSH100に進む。
一方、前記受信した情報が情報端末から送信されたものである(NO)、即ち当該情報の送信元端末のIPアドレスを記憶していないと判定された場合には、当該情報が、図7のD102に示すようにして情報端末から送信されてきた空メールか(S101)、同D103に示す画面でURLがクリックされることにより情報端末から送信されてきた初期画面アクセス要求か(S102)、又はブックマークされている同D150に示すログイン画面で「ログイン」ボタンが操作されることにより情報端末から送信されてきたログイン画面アクセス要求か(S103)を判定する。なお当該情報が、S101〜S103のいずれの情報にも該当しなければ(S103でNO)、再び外部からのアクセスを待機する状態(S000)に戻る。
このS101で空メールの受信有り(YES)と判定された場合には、図7のD103に示すように、初期画面へのアクセス用のURLを含む電子メールを、空メールの送信元である情報端末に対して返信して(S104)、S000に戻る。またS102で初期画面アクセス要求の受信有り(YES)と判定された場合には、図7のD104に示す初期画面を、初期画面アクセス要求の送信元である情報端末に対して配信して(S105)、S106に進む。またS103でログイン画面アクセス要求の受信有り(YES)と判定された場合には、図7のD150に示すログイン画面を、ログイン画面アクセス要求の送信元の情報端末に対して配信して(S150)、図41のS200に進む。
S105で初期画面を情報端末に対して配信したポイント管理装置50は、該初期画面で、「新規登録」ボタンが操作されたか(S106)、「会員」ボタンが操作されたか(S107)、「お知らせ」ボタンが操作されたか(S108)、又は「サイト案内」ボタンが操作されたか(S109)を判定する。
このS107で「会員」ボタンが操作された旨の受信有り(YES)と判定された場合には、図7のD150に示すログイン画面を情報端末に対して配信して(S150)、図41のS200に進む。またS108で「お知らせ」ボタンが操作された旨の受信有り(YES)と判定された場合には、前記お知らせ画面を情報端末に対して配信して(S160)、初期画面アクセス要求の受信を待機し(S171)、該S171で初期画面アクセス要求の受信有り(YES)と判定された場合には、前記D105に戻って、前記初期画面を再び配信する。またS109で「サイト案内」ボタンが操作された旨の受信有り(YES)と判定された場合には、前記サイト案内画面を情報端末に対して配信して(S170)、前記S171に進む。
またS106で「新規登録」ボタンが操作された旨の受信有り(YES)と判定された場合には、図8のD110に示す画面を情報端末に対して配信して(S110)、該D110に示す画面で、「第1会員カード」ボタンが操作されたか(S111)、又は「第2会員カード」ボタンが操作されたか(S112)を判定する。このS111又はS112で所定時間内にいずれの操作も無い場合には、タイムアウトである旨を示す画面(図示外)を情報端末に対して配信して、S105に戻る。このS111で「第1会員カード」ボタンが操作された旨の受信有り(YES)と判定された場合には、図8のD111に示す第1会員カード用の登録画面を情報端末に対して配信して(S113)、S115に進む。またS112で「第2会員カード」ボタンが操作された旨の受信有り(YES)と判定された場合には、図8のD113に示す第2会員カード用の登録画面を情報端末に対して配信して(S114)、S115に進む。
S115では、情報端末から送信されてくる第2登録要求Aの受信を待機する。このS115で所定時間内に第2登録要求Aの受信が無い場合には、タイムアウトである旨を示す画面(図示外)を情報端末に対して配信して、S105に戻る。このS115で第2登録要求Aの受信有り(YES)と判定された場合には、前記エンコード情報照合処理を行う(S116)。このS116で照合NG(NO)と判定された場合には、入力が間違っている旨を示す画面を情報端末に対して配信して(S117)、S113又はS114に戻り、再入力を受け付ける。一方、S116で照合OK(YES)と判定された場合には、店舗特定手段により、前記受信した第2登録要求Aに含まれる会員カードID(第1会員カードID又は第2会員カードID)から店舗IDを抽出して(S118)、グループ識別情報判定手段により、店舗管理手段(グループDB及び店舗DB)において当該店舗IDにグループ識別情報(グループ名)が対応付けられているか否か、即ち当該店舗IDの店舗がいずれかのグループに属しているか否かを判定する(S119)。
このS119で第2登録要求Aに含まれる会員カードIDから抽出した店舗IDにグループ識別情報が対応付けられている(YES)、即ち当該店舗IDの店舗がグループDBに記憶されており、グループに属していると判定された場合には、当該店舗IDに対応付けて管理している地域識別情報(地域名)と同一の地域識別情報に対応付けられている他の店舗IDがあるか否かを判定する(S120)。
このS120で同一の地域名に対応付けられている他の店舗IDがある(YES)と判定された場合には、S121に進んで、図8のD112又はD114に示すように、グループ店情報提供手段により、第2登録要求Aに含まれる会員カードIDから抽出した店舗IDの店舗を筆頭に、当該店舗IDと同一の地域名に対応付けられている他の店舗IDの店舗を認識可能な画面を情報端末に対して配信して、S123に進む。
これによれば、会員が操作する情報端末(PC6,携帯電話7)から受信した第2登録要求Aに含まれる会員カードIDから特定される店舗IDの店舗がグループに属する場合には、グループ店情報が情報端末に対して提供されるので、当該グループに属する他のグループ店の存在を会員に認識させることができる。
また、グループに属する店舗が多い場合(例えば大型グループの場合)であっても、会員が操作する情報端末(PC6,携帯電話7)から受信した第2登録要求Aに含まれる会員カードIDから特定される店舗IDの店舗と同一地域に所在するグループ店(即ち会員が来店する可能性が高い店舗)を認識可能なグループ店情報が情報端末に対して提供されるので、会員の利便性が向上する。
なお、前記S119で当該店舗IDにグループ識別情報が対応付けられていない(NO)、即ち当該店舗IDの店舗がいずれのグループにも属しておらず、店舗DBに記憶されていると判定された場合と、前記S120で同一の地域名に対応付けられている他の店舗IDがない(NO)と判定された場合には、S122に進んで、図8のD112又はD114において、グループ店情報提供手段により、第2登録要求Aに含まれる会員カードIDから抽出した店舗IDの店舗のみを認識可能な画面を情報端末に対して配信して、S123に進む。
S123では、情報端末から送信されてくる第2登録要求Bの受信を待機する。このS123で所定時間内に第2登録要求Bの受信が無い場合には、タイムアウトである旨を示す画面(図示外)を情報端末に対して配信して、S105に戻る。このS123で第2登録要求Bの受信有り(YES)と判定された場合には、図40のS130に進む。
前記S100で店舗端末(カードユニット20又はキオスク端末30)から情報を受信したポイント管理装置50は、図39に進み、該店舗端末から会員カードID又は会員IDを含む登録確認要求を受信したか(SH100)、該店舗端末で予め記憶されていて表示されている初期画面(図13のD201)で、「会員カードID手入力」ボタンが操作されたか(SH101)、「お知らせ」ボタンが操作されたか(SH102)、又は「サイト案内」ボタンが操作されたかを判定する。
このSH101で「会員カードID手入力」ボタンが操作された旨の受信有り(YES)と判定された場合には、図13のD202に示す画面を店舗端末に対して配信して(SH155)、前記S000に戻る。このD202に示す画面で、会員カードIDが入力されて「送信」ボタンが操作されると、該入力された会員カードIDを含む登録確認要求が、当該店舗端末からポイント管理装置50に対して送信され、S000,S100,及びSH100でYESと判定される。またSH102で「お知らせ」ボタンが操作された旨の受信有り(YES)と判定された場合には、前記お知らせ画面を店舗端末に対して配信して(SH160)、前記S000に戻る。一方、SH102でNOと判定された場合には、「サイト案内」ボタンが操作された旨の受信有りと判定し、前記サイト案内画面を情報端末に対して配信して(SH170)、前記S000に戻る。
またSH100で登録確認要求の受信有り(YES)と判定された場合には、該登録確認要求に会員IDが含まれるか否かを判定する。このSH104で登録確認要求に会員IDが含まれる(YES)と判定された場合には、該登録確認要求が、キオスク端末30から送信されてきて、カードリーダ33により会員カードの磁気ストライプから読み取った会員IDを会員特定情報として含むものであるため、該会員IDに対応する会員カードIDを特定する前記会員カードID特定処理を行って(SH105)、SH106に進む。一方、SH104で登録確認要求に会員IDが含まれない(NO)と判定された場合には、該登録確認要求が、カードユニット20から送信されてきて、カードR/W25により会員カードのICチップから読み取った会員カードIDを会員特定情報として含むものであるか、又はカードユニット20若しくはキオスク端末30から送信されてきて、会員が会員カードの表示領域を目視して手入力した会員カードIDを会員特定情報として含むものであり、前記会員カードID特定処理を行う必要がないため、そのままSH106に進む。
SH106では、前記受信した登録確認要求に含まれる会員カードID又はSH105で特定された会員カードIDがポイント会員として登録されているか否か、即ち図27(a)の左1列に示す会員カードIDの記憶欄で記憶されているか否かを判定する。このSH106で会員カードIDがポイント会員として登録されている(YES)と判定された場合には、図13のD250に示すログイン画面を店舗端末に対して配信して(SH150)、図41のS200に進む。一方、SH106で会員カードIDがポイント会員として登録されていない(NO)と判定された場合には、図14のD210に示す画面を店舗端末に対して配信する(SH107)。
SH107でD210に示す画面を配信したポイント管理装置50は、該D210に示す画面で、「新規登録」ボタンが操作されたか(SH108)、又は「カードの引き継ぎ」ボタンが操作されたか(SH109)を判定する。このSH109で「カードの引き継ぎ」ボタンが操作された旨の受信有り(YES)と判定された場合には、図14のD221に示す引き継ぎ画面を店舗端末に対して配信して(SH110)、図44のS400に進む。またSH108で「新規登録」ボタンが操作された旨の受信有り(YES)と判定された場合には、SH111に進む。
SH111では、前記受信した登録確認要求に含まれる会員カードID又はSH105で特定された会員カードIDが第1会員カードIDであるか否かを判定する。このSH111で会員カードIDが第1会員カードIDである(YES)と判定された場合には、図14のD211に示す第1会員カード用の登録画面を店舗端末に対して配信して(SH113)、SH115に進む。一方、SH111で会員カードIDが第1会員カードIDでない(NO)、即ち該会員カードIDが第2会員カードIDであると判定された場合には、図14のD214に示す第2会員カード用の登録画面を店舗端末に対して配信して(SH114)、SH115に進む。
SH115では、店舗端末から送信されてくる第1登録要求Aの受信を待機する。このSH115で所定時間内に第1登録要求Aの受信が無い場合には、タイムアウトである旨を示す画面(図示外)を店舗端末に対して配信して、SH107に戻る。このSH115で第1登録要求Aの受信有り(YES)と判定された場合には、前記エンコード情報照合処理を行う(SH116)。このSH116で照合NG(NO)と判定された場合には、入力が間違っている旨を示す画面を店舗端末に対して配信して(SH117)、SH113又はSH114に戻り、再入力を受け付ける。一方、SH116で照合OK(YES)と判定された場合には、店舗特定手段により、前記受信した第1登録要求Aに含まれる会員カードID(第1会員カードID又は第2会員カードID)から店舗IDを抽出して(SH118)、グループ識別情報判定手段により、店舗管理手段(グループDB及び店舗DB)において当該店舗IDにグループ識別情報(グループ名)が対応付けられているか否か、即ち当該店舗IDの店舗がいずれかのグループに属しているか否かを判定する(SH119)。
このSH119で第1登録要求Aに含まれる会員カードIDから抽出した店舗IDにグループ識別情報が対応付けられている(YES)、即ち当該店舗IDの店舗がグループDBに記憶されており、グループに属していると判定された場合には、当該店舗IDに対応付けて管理している地域識別情報(地域名)と同一の地域識別情報に対応付けられている他の店舗IDがあるか否かを判定する(SH120)。
このSH120で同一の地域名に対応付けられている他の店舗IDがある(YES)と判定された場合には、SH121に進んで、図14のD211及びD213,又はD215及びD216に示すように、グループ店情報提供手段により、第1登録要求Aに含まれる会員カードIDから抽出した店舗IDの店舗を筆頭に、当該店舗IDと同一の地域名に対応付けられている他の店舗IDの店舗を認識可能な画面を情報端末に対して配信して、SH123に進む。
これによれば、会員が操作する店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)から受信した第1登録要求Aに含まれる会員カードIDから特定される店舗IDの店舗がグループに属する場合には、グループ店情報が店舗端末に対して提供されるので、当該グループに属する他のグループ店の存在を会員に認識させることができる。
また、グループに属する店舗が多い場合(例えば大型グループの場合)であっても、会員が操作する店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)から受信した第1登録要求Aに含まれる会員カードIDから特定される店舗IDの店舗と同一地域に所在するグループ店(即ち会員が来店する可能性が高い店舗)を認識可能なグループ店情報が店舗端末に対して提供されるので、会員の利便性が向上する。
なお、前記SH119で当該店舗IDにグループ識別情報が対応付けられていない(NO)、即ち当該店舗IDの店舗がいずれのグループにも属しておらず、店舗DBに記憶されていると判定された場合と、前記SH120で同一の地域名に対応付けられている他の店舗IDがない(NO)と判定された場合には、SH122に進んで、図14のD211及びD213,又はD215及びD216において、グループ店情報提供手段により、第1登録要求Aに含まれる会員カードIDから抽出した店舗IDの店舗のみを認識可能な画面を店舗端末に対して配信して、SH123に進む。
SH123では、店舗端末から送信されてくる第1登録要求Bの受信を待機する。このSH123で所定時間内に第1登録要求Bの受信が無い場合には、タイムアウトである旨を示す画面(図示外)を店舗端末に対して配信して、SH107に戻る。このSH123で第1登録要求Bの受信有り(YES)と判定された場合には、図40のS130に進む。
図40に進み、前記S123又はSH123で操作端末(情報端末であるPC6又は携帯電話7,店舗端末であるカードユニット20又はキオスク端末30)から登録要求B(第1登録要求B又は第2登録要求B)を受信したポイント管理装置50は、属性情報判定手段により、該受信した登録要求Bに含まれる属性情報(性別,生年月日)が既に管理(登録)されているか否かを判定する(S130)。このS130で属性情報が登録されていない(NO)と判定された場合には、ポイント会員として初めての登録であるため、ポイント会員情報DBにおいて、前記受信した登録要求に含まれる会員カードIDに対応付けて暗証番号及び属性情報を登録し(S141)、該登録要求Bに電子メールアドレスが含まれる場合(S142でYES)には、会員カードIDに対応付けて該電子メールアドレスも登録し(S143)、さらに該登録要求Bにメール配信店舗の店舗IDが含まれる場合(S144でYES)には、会員カードIDに対応付けて当該店舗IDをメール配信店舗の記憶欄に記憶する(S145)。
また登録要求Bに携帯電話IDが含まれる場合(S146でYES)、即ち電子マネー使用プログラムが記憶されている携帯電話7において、図8のD112又はD114で携帯電話IDに対応するチェックボックスがチェックされ、該携帯電話7から会員カードIDと当該携帯電話IDとを含む第2登録要求Bを受信した場合には、前記図35に示すS013〜S021の携帯電話ID登録処理を行う(S147)。ここでS141及びS147の処理は、会員カードIDと携帯電話IDとを含む登録要求(第2登録要求B)を受け付けたことに基づき、該登録要求に含まれる会員カードIDがポイント会員情報DBで管理されていないことを条件として、該会員カードIDをポイント会員情報DBで登録すると共に(S141)、前記登録要求に含まれる携帯電話IDを、該会員カードIDに対応付けてポイント会員情報DBで記憶する処理である(S147)。なお、会員カードIDをポイント会員として登録するための第2登録要求Bを受け付けたということは、該第2登録要求Bに含まれる会員カードIDが未登録(即ちポイント会員情報DBで管理されていない)ということであるため、ここでは該第2登録要求Bを受け付けると、S141及びS147の処理を行うのである。これによれば、会員カードID及び携帯電話IDの両方が登録されていない場合には、該会員カードIDと携帯電話IDとを対応付けて登録することができるので、会員の利便性を向上できる。その後、登録が完了した旨を示す登録完了画面(図示外)を操作端末に配信して(S148)、該操作端末が情報端末である場合にはS171に進み、店舗端末である場合にはS000に進む。
これによれば、ポイント管理装置50において、会員の所持する情報端末(PC6,携帯電話7)から第2登録要求Bが送信されてくると会員カードIDの登録が行われると共に、店舗に設置される店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)から第1登録要求Bが送信されてきても会員識別情報の登録が行われるので、情報端末を所有していない店舗会員や情報端末の操作が不得意な店舗会員であってもポイント会員として会員識別情報の登録が可能となり、すべての店舗会員に公平にポイント会員としての利益を享受する機会を与えることができる。
一方、前記S130で属性情報が登録されている(YES)と判定された場合には、店舗特定手段により、前記登録要求Bに含まれる会員カードIDから店舗IDを抽出すると共に、前記登録されている属性情報に対応付けて既に管理されている会員カードIDから店舗IDを抽出し(S131)、店舗一致判定手段により、S131で抽出された店舗IDが一致するか否かを判定する(S132)。このS132で店舗IDが一致しない(NO)と判定された場合には、同一会員による異なる店舗の会員カードの登録であり、ポイント会員として登録すべきであるため、S141以下に進む。
一方、S132で店舗IDが一致する(YES)と判定された場合とは、ある店舗の会員カードをポイント会員として既に登録している会員が、当該店舗の他の会員の会員カードを拾って、該拾った会員カードを自分の会員カードとは別に登録しようとしている場合か、又は当該会員の性別及び生年月日と同じ性別及び生年月日が当該店舗の他の会員の属性情報として偶然に登録されている場合であるため、会員識別情報抽出手段により、前記登録要求Bに含まれる会員カードIDと前記既に管理されている会員カードIDとを抽出して(S133)、S134に進む。
これによれば、登録要求Bに含まれる属性情報が既に管理されており、該管理されている属性情報に対応付けて既に登録されている会員カードIDに対応する店舗と、登録要求に含まれる会員カードIDに対応する店舗とが一致する場合には、該登録要求Bに含まれる会員カードIDと前記既に登録されている会員カードIDとが抽出されるので、他の会員の記録媒体を拾った会員が当該他の会員の記録媒体を自分の記録媒体とは別に登録しようとしている可能性を特定することができる。
S134では、S133で抽出した会員カードIDの両方が第1会員カードIDであるか否かを判定する。このS134で両方が第1会員カードIDである(YES)と判定された場合には、該第1会員カードIDが記録された記録媒体の発行店舗に設置されている第1会員管理装置100に対して、各第1会員カードIDに対応付けて管理されている氏名及び住所の送信を要求して(S135)、氏名及び住所の受信を待機する(S137)。このS137で氏名及び住所の受信が有る(YES)と判定された場合には、該受信した各々の氏名及び住所が一致するか否かを判定する(S138)。
このS138で一致しない(NO)と判定された場合とは、当該会員の性別及び生年月日と同じ性別及び生年月日が当該店舗の他の会員の属性情報として偶然に登録されている場合であり、ポイント会員として登録すべきであるため、S141以下に進む。一方、S138で一致する(YES)と判定された場合とは、ある店舗の会員カードをポイント会員として既に登録している会員が、当該店舗の他の会員の会員カードを拾って、該拾った会員カードを自分の会員カードとは別に登録しようとしている場合であり、ポイント会員として登録すべきでないため、前記S133で抽出した会員カードIDをディスプレイ54に表示し(S139)、会員カードIDの登録が行われなかった旨を示すエラー画面(図示外)を操作端末に対して配信して(S140)、該操作端末が情報端末である場合にはS171に進み、店舗端末である場合はS000に進む。
前記S134で両方が第1会員カードIDでない(NO),即ちS133で抽出した会員カードIDの両方が第2会員カードIDであると判定された場合には、該会員カードIDをディスプレイ54に表示し(S135)、該第2会員カードIDをポイント会員として登録するために、S141以下に進む。S135で表示された第2会員カードIDを見たオペレータは、該第2会員カードIDが記録された記録媒体の発行店舗に対して、該第2会員カードIDに対応付けて第2会員管理装置200で管理されている氏名及び住所を電話等で問い合わせて、該氏名及び住所を取得する。そしてオペレータは、該取得した各々の氏名及び住所が一致すると判断した場合には、入力装置55を操作して、S141,S143,S145,及びS147の登録を消去する処理を行う。
図41に進み、前記S150又はSH150で操作端末(情報端末であるPC6又は携帯電話7,店舗端末であるカードユニット20又はキオスク端末30)に対してログイン画面を配信したポイント管理装置50は、該操作端末から送信されてくるログイン要求の受信を待機する(S200)。
具体的には、PC6又は携帯電話7に対しては、図7のD150に示すように、登録済の会員カードID及び暗証番号の入力欄が表示されているログイン画面が配信されて、ディスプレイに表示される。このログイン画面で、ポイント会員が操作キーを操作し、会員カードID及び暗証番号を入力して「ログイン」ボタンを操作すると、該入力された会員カードID及び暗証番号が一時的に記憶されると共に、該会員カードID及び暗証番号を含むログイン要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
なお前述の如く、PC6又は携帯電話7において、図7のD150に示すログイン画面に会員カードID及び暗証番号が入力された状態で、該画面(URL)をブックマーク(お気に入り)に登録しておくと、該入力された会員カードID及び暗証番号がクッキーに記憶される。そして該登録されているブックマークを選択すると、クッキーに記憶されている会員カードID及び暗証番号が入力された状態でD150のログイン画面が表示され、「ログイン」ボタンを操作すると、該ログイン画面に表示されている登録済の会員カードID(即ちログインID)と暗証番号とを含むログイン要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
またカードユニット20及びキオスク端末30に対しては、図13のD250に示すように、登録済の暗証番号の入力欄が表示されているログイン画面が配信されて、ディスプレイに表示される。このログイン画面では、カードユニット20においては、挿入されている登録済の会員カードのICチップからカードR/W25により読み取った会員カードIDが表示され、キオスク端末30においては、挿入されている登録済の会員カードの磁気ストライプからカードリーダ33により読み取った会員カードIDに基づいて前記会員カードID特定処理により特定された会員カードIDが表示され、カードユニット20又はキオスク端末30において会員カードIDが手入力された場合には、該手入力された会員カードIDが表示される。このログイン画面で、ポイント会員が操作キーを操作し、暗証番号を入力して「ログイン」ボタンを操作すると、前記表示されている会員カードID及び該入力された暗証番号が一時的に記憶されると共に、該会員カードID及び暗証番号を含むログイン要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
このS200で情報端末から所定時間内にログイン要求の受信が無い場合には、タイムアウトである旨を示す画面(図示外)を該情報端末に対して配信して、S105に戻る。このS200でログイン要求の受信が有る(YES)と判定された場合には、該ログイン要求に含まれる会員カードID及び暗証番号とポイント会員情報DBで記憶している会員カードID及び暗証番号との照合を行い、該照合がOKであるか否かを判定する(S201)。このS201で照合NG(NO)と判定された場合には、照合NGである旨を示すエラー画面を配信して(S202)、操作端末が情報端末である場合にはS171に進み、店舗端末である場合にはS000に進む。一方、S201で照合OK(YES)と判定された場合には、受信したログイン要求に含まれる会員カードID(即ちログインID)を特定し(S203)、該特定したログインIDを、前記ログイン要求の送信元である操作端末(以下「送信元端末」と称する。)のIPアドレスに対応付けて記憶して(S204)、S205に進む。
このように、ログインIDがIPアドレスに対応付けて記憶されることにより、送信元端末から送信されてくる、会員統合処理要求(S260),引き継ぎ処理要求(S262),登録情報の更新要求(S264),グループ店一覧要求(S265),ポイント使用要求(S266),アンケートの回答情報(S270),当選時の氏名・住所の登録情報(S280),及び統合ID情報(図43のS307)にログインIDが含まれていなくても、該送信元端末のIPアドレスに対応付けて記憶しているログインIDを特定することができる。従って、該ログインIDを含むログイン要求と、登録情報の更新要求(S264),グループ店一覧要求(S265),又はポイント使用要求(S266)とを合わせたものが、会員カードIDを含む情報公開要求であり、またログインIDを含むログイン要求と、統合ID情報(図43のS307)とを合わせたものが、複数の会員カードIDを含む会員統合要求である。
S205では、前記ログインIDに対応付けてポイント会員情報DBで記憶しているポイントを特定し、S206で、該特定したポイントをメニュー画面(送信元端末が情報端末である場合には図7のD151に示すメニュー画面,送信元端末が店舗端末である場合には図13のS251に示すメニュー画面)の所定領域に設定し、さらに当該メニュー画面について、グループ店追加情報設定処理(S210),アンケート設定処理(S220),イベント情報設定処理(S230),及び当選情報設定処理(S240)を行う。
具体的には、S210のグループ店追加情報設定処理では、図42(a)に示すように、ログインIDに対応付けて、通知情報DBでグループ店追加情報が記憶されているか否かを判定する(S211)。このS211でグループ店追加情報の記憶が無い(NO)と判定された場合には、追加グループ店がない旨を、メニュー画面のグループ店追加情報表示領域に設定して(S213)、S220に進む。
一方、S211でグループ店追加情報の記憶が有る(YES)と判定された場合には、該記憶されているグループ店追加情報の内容に応じて、図51のD450−1又はD450−2に示す情報(即ち新規店舗の追加情報又は新グループのグループ店一覧情報)を、メニュー画面のグループ店追加情報表示領域に設定して(S212)、S220に進む。
ここでD450−1は、ログイン要求に含まれる会員カードID(例えばD150やD250に示すA店の会員カードID)から抽出した店舗IDの店舗が属するグループに新規店舗の追加が行われた旨を、該会員カードIDの会員に対して示す画面であり、該追加された新規店舗(ここではZ店)が表示される。またD450−2は、ログイン要求に含まれる会員カードID(例えば図示しないがP店の会員カードID)から抽出した店舗IDの店舗について新たなグループが設定された旨を、該会員カードIDの会員に対して示す画面であり、該設定された新グループ(ここでは□□グループ)に属するグループ店(ここではP店,Q店,R店)の一覧が表示される。
これによれば、新たなグループの設定又は既に設定されているグループに対する新規店舗の追加が行われた場合に、当該グループに属する各店舗で発行された会員カードの所有者に対して、グループ店一覧又は新規店舗が通知されるので、会員に新たに統合できる店舗があることを認識させることができる。
またS220のアンケート設定処理では、図42(b)に示すように、通知対象判定手段により、ログインIDに対応付けて、通知情報DBでアンケートが記憶されているか否かを判定する(S221)。このS221でアンケートが記憶されていない(NO)と判定された場合には、アンケートが無い旨を、メニュー画面のアンケート表示領域に設定して(S224)、S230に進む。
一方、S221でアンケートが記憶されている(YES)と判定された場合には、電子メールアドレス管理判定手段により、前記記憶しているログインIDに対応付けてポイント会員情報DBで電子メールアドレスが登録されているか否かを判定する(S222)。このS222で電子メールアドレスが登録されている(YES)と判定された場合には、通知情報返信手段により、通知情報であるアンケート情報を設定せず、該アンケート情報を電子メールで配信済みである旨を、メニュー画面のアンケート表示領域に設定して(S225)、S230に進む。
前記S222で電子メールアドレスが登録されていない(NO)と判定された場合には、通知情報返信手段により、アンケートを表示した図51のD460に示す情報を、メニュー画面のアンケート表示領域に設定して(S223)、S230に進む。なおD460で、ポイント会員が操作キーを操作して、アンケートの内容に応じた選択肢(ここでは好きな景品の選択肢)に対応するチェックボックスをチェックして、「応募」ボタンを選択することで、チェックされた選択肢(即ちアンケートへの回答)を示す回答情報が、インターネットを介してポイント管理装置50に対して送信される。
またS230のイベント情報設定処理では、図42(c)に示すように、通知対象判定手段により、ログインIDに対応付けて、通知情報DBでイベント情報が記憶されているか否かを判定する。このS231でイベント情報が記憶されていない(NO)と判定された場合には、イベント情報が無い旨を、メニュー画面のイベント情報表示領域に設定して(S234)、S240に進む。
一方、S231でイベント情報が記憶されている(YES)と判定された場合には、S222と同様に、電子メールアドレス管理判定手段により、前記ログインIDに対応付けてポイント会員情報DBで電子メールアドレスが登録されているか否かを判定する(S232)。このS232で電子メールアドレスが登録されている(YES)と判定された場合には、通知情報返信手段により、通知情報であるイベント情報を設定せず、該イベント情報を電子メールで配信済みである旨を、メニュー画面のイベント情報表示領域に設定して(S235)、S240に進む。
前記S232で電子メールアドレスが登録されていない(NO)と判定された場合には、通知情報返信手段により、イベント情報を表示した図51のD470に示す情報を、メニュー画面のイベント情報表示領域に設定して(S233)、S240に進む。このD470では、前記図22のD50で入力されたイベント情報が表示される。
これによれば、ある店舗のイベント情報を、当該店舗の会員であって、電子メールアドレスを登録していない会員に対しても提供することができる。なお電子メールアドレスを登録しており、当該店舗の店舗IDをメール配信店舗として登録している会員に対しては、当該店舗のイベント情報は、前記図34(a)のS94又はS95に示すように、電子メールに含まれて該電子メールアドレスに対して送信される。
またS240の当選情報設定処理では、図42(d)に示すように、通知対象判定手段により、ログインIDに対応付けて、通知情報DBで当選情報が記憶されているか否かを判定する(S241)。このS241で当選情報が記憶されていない(NO)と判定された場合には、当選情報が無い旨を、メニュー画面の当選情報表示領域に設定して(S245)、S250に進む。
一方、S241で当選情報が記憶されている(YES)と判定された場合には、S222と同様に、電子メールアドレス管理判定手段により、前記ログインIDに対応付けてポイント会員情報DBで電子メールアドレスが登録されているか否かを判定する(S242)。このS242で電子メールアドレスが登録されている(YES)と判定された場合には、通知情報返信手段により、通知情報である当選情報を設定せず、該当選情報を電子メールで配信済みである旨を、メニュー画面の当選情報表示領域に設定して(S246)、S250に進む。
前記S242で電子メールアドレスが登録されていない(NO)と判定された場合には、前記ログインIDに対応付けてポイント会員情報DBで氏名及び住所が登録されているか否かを判定する(S243)。
このS243で氏名及び住所が登録されている(YES)と判定された場合には、通知情報返信手段により、当選情報を表示した図51のD480−1に示す情報を、メニュー画面の当選情報表示領域に設定して(S247)、S250に進む。このD480−1では、前記図32(b)のD30と同様に、抽選に当選した旨が表示される。
一方、S243で氏名及び住所が登録されていない(NO)と判定された場合には、当選情報と氏名及び住所の入力要求とを表示した図51のD480−2に示す情報を、メニュー画面の当選情報表示領域に設定して(S244)、S250に進む。このD480−2では、前記図38のD31と同様に、抽選に当選した旨が表示されると共に、氏名及び住所の入力が求められ、氏名及び住所の入力欄が表示される。なお図51のD480−2で、ポイント会員が操作キーを操作して、氏名及び住所を入力欄に入力して、「登録」ボタンを操作すると、該入力された氏名及び住所を含む登録情報が、インターネットを介してポイント管理装置50に対して送信される。
これらグループ店追加情報設定処理,アンケート設定処理,イベント情報設定処理,及び当選情報設定処理によれば、店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)から登録を行い電子メールアドレスが登録されていないポイント会員に対しても、通知情報を店舗端末に返信して通知することができる。また情報端末(PC6,携帯電話7)から登録を行ったポイント会員に対しては、通知情報が電子メールで迅速に通知される一方、該ポイント会員に対しては、確認要求を受信しても通知情報が返信されないので、通知情報を既に電子メールで受け取っているポイント会員に対する該通知情報の無駄な重複送信が防止される。
図41に戻り、S210,S220,S230,及びS240の各処理を行ったポイント管理装置50は、ログインIDに対応付けて通知情報DBで記憶されているグループ店追加情報,アンケート情報,イベント情報,及び当選情報を消去して(S250)、設定されたメニュー画面を記憶し(S251)、会員専用ページ送信手段により、送信元端末が情報端末(PC6,携帯電話7)である場合には図7のD151に示すメニュー画面,送信元端末が店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)である場合には図13のD251に示すメニュー画面を、会員専用ページとして配信する(S252)。
このS252でメニュー画面を配信したポイント管理装置50は、該メニュー画面でのボタン操作や入力に応じて操作端末から送信されてくる、会員統合処理要求(S260),引き継ぎ処理要求(S262),登録情報の更新要求(S264),グループ店一覧要求(S265),ポイント使用要求(S266),アンケートの回答情報(S270),当選時の氏名・住所の登録情報(S280),携帯電話ID登録要求(S290),及びログアウト要求(S295)の受信を待機する状態となる。
このS260で会員統合処理要求の受信有り(YES)と判定された場合には、図43に進み、グループ該当店舗判定手段により、該会員統合処理要求の送信元端末のIPアドレスに対応付けて記憶しているログインIDから店舗IDを抽出して(S300)、該店舗IDにグループ名が対応付けられているか否か(即ち該店舗IDが図28(b)に示すグループDBで記憶されているグループに属する店舗の店舗IDであるか否か)を判定する(S301)。
このS301で店舗IDにグループ名が対応付けられていない(即ちグループに属する店舗の店舗IDでない)と判定された場合には、「グループ店でないので統合できません」というメッセージを表示したエラー画面を操作端末に対して配信して(S302)、S316に進む。一方、S301で店舗IDにグループ名が対応付けられている(即ちグループに属する店舗の店舗IDである)と判定された場合には、同一グループ店判定手段により、S300で抽出した店舗IDの店舗(例えばA店)と同一のグループ(ここでは◎◎グループ)に属するグループ店(ここではA店,B店,C店,及びX店)を特定し(S303)、該グループ店のうち、当該ログインIDの店舗(ここではA店)と当該ログインIDに対応付けて登録されている他の会員カードIDの店舗(ここではX店)とを統合済店舗として特定すると共に(S304)、当該ログインIDに対応付けて登録されていない店舗(ここではB店,及びC店)を未統合店舗として特定して(S305)、S306に進む。なおログインIDに対応付けてすべてのグループ店の会員カードIDが登録されている場合には、未統合店舗は特定されず、該未統合店舗は統合受付ページには表示されない。
S306では、統合受付ページ送信手段により、送信元端末が情報端末である場合には、前記特定したグループ名,統合済店舗,及び未統合店舗を表示した図9のD160及びD161に示す統合受付ページを、当該情報端末に対して配信し、送信元端末が店舗端末である場合には、前記特定したグループ名,統合済店舗,及び未統合店舗を表示した図15のD260及びD261の統合受付ページを、当該店舗端末に対して配信して、S307に進む。
S307では、送信元端末から送信されてくる統合ID情報の受信を待機する。このS307で所定時間内に統合ID情報の受信が無い場合には、タイムアウトである旨を示す画面(図示外)を該送信元端末に対して配信して、S252に戻る。このS307で統合ID情報の受信有り(YES)と判定された場合には、同一グループ店判定手段により、S308及びS310の判定を行う。
まずS308では、S307で受信した統合ID情報に含まれる会員カードID(第1会員カードID又は第2会員カードID)がポイント会員として登録済であるか否か、具体的には、該統合ID情報に含まれる会員カードIDが図27(a)の左1列に示す会員カードIDの記憶欄で記憶されており、かつ該会員カードIDに対応付けられている暗証番号と前記統合ID情報に含まれる暗証番号とが一致するか否かを判定する。このS308でポイント会員として登録されていない(NO)と判定された場合には、「ポイント会員登録を行って下さい」というメッセージを表示したエラー画面を操作端末に対して配信して(S309)、S316に進む。一方、S308でポイント会員として登録済である(YES)と判定された場合には、S310に進む。
S310では、S307で受信した統合ID情報に含まれる未統合店舗の店舗IDと該統合ID情報に含まれる会員カードIDから特定される店舗IDとが一致するか否か、即ち統合ID情報に含まれる会員カードIDについて、ある未統合店舗(例えばB店)についての入力欄に入力された該会員カードIDが当該未統合店舗の会員カードIDであるか否かを判定する。このS310で店舗IDが一致しない(NO)と判定された場合、例えばB店の会員カードIDがC店の入力欄に入力されている場合には、会員統合処理が行われず、「C店の会員カードIDではありません」というメッセージを表示したエラー画面を操作端末に対して配信して(S311)、S316に進む。一方、S310で店舗IDが一致する(YES)と判定された場合、即ちB店の会員カードIDがB店の入力欄に入力されている場合には、S312に進む。
S312では、会員統合処理として、会員識別情報対応付け処理手段により会員識別情報対応付け処理を行うと共に、ポイント合算手段によりポイント合算処理を行う。具体的には、ログインID(例えばA00001)と未統合店舗の会員カードID(ここではB00777)とを統合する会員統合処理が行われた場合には、ポイント会員情報DBにおいて、A00001とB00777とを上下に並べることにより両会員カードIDが対応付けて登録されると共に、各会員カードIDに対応する属性情報,メール配信店舗,累計使用金額,及び累計ポイントの記憶欄が統合される。そして統合された属性情報の記憶欄には、両会員カードIDに対応付けられていた属性情報が記憶され、統合されたメール配信店舗の記憶欄には、各会員カードIDに対応付けられていたメール配信店舗が統合されて記憶され、統合された累計使用金額の記憶欄には、各会員カードIDに対応付けられていた累計使用金額が統合(合算)されて記憶され、統合された累計ポイントの記憶欄には、各会員カードIDに対応付けられていた累計ポイントが統合(合算)された合算ポイント数が記憶される。ただし会員統合処理が行われた場合であっても、ポイント会員情報DBにおいて、暗証番号,カード使用ポイント,電子マネー使用ポイント,及び引き継ぎ特定情報の記憶欄は統合されずに、各会員カードIDに対応して存置される。
即ち、この第1実施形態では、S308に示すように、統合対象となるすべての会員カードIDが既にポイント会員として登録されている場合に限って、会員統合処理が行われる。また第1実施形態では、S309に示すように、統合ID情報に含まれる会員カードIDが未統合店舗の会員カードIDである場合,つまり統合対象となる会員カードIDの店舗が同一でなく、かつ該店舗が同一のグループに属するグループ店である場合に限って、会員統合処理が行われる。
従って、ポイント管理手段であるポイント会員情報DBは、前記操作端末から、該ポイント会員情報DBで既に登録している統合元会員カードID(ここではA店,X店の会員カードID)に対して、該統合元会員カードIDから特定される店舗と異なる店舗の会員カードIDであって、該ポイント会員情報DBで既に登録している統合対象会員カードID(ここではB店の会員カードID)を統合する旨の会員統合要求を受信したこと(即ち同一店舗でないこと)を条件として、当該統合元会員カードIDと統合対象会員カードIDとを対応付けて登録するものである。
またポイント管理手段であるポイント会員情報DBは、前記操作端末から、該ポイント会員情報DBで既に登録している統合元会員カードID(ここではA店,X店の会員カードID)に対して、該統合元会員カードIDから特定される店舗と同一のグループに属する店舗の会員カードIDであって、該ポイント会員情報DBで既に登録している統合対象会員カードID(ここではB店の会員カードID)を統合する旨の会員統合要求を受信したこと(即ち同一グループであること)を条件として、当該統合元会員カードIDと統合対象会員カードIDとを対応付けて登録するものである。
換言すれば、この第1実施形態では、同一店舗でないこと,及び同一グループであることという条件に加えて、S310でYESと判定されることを統合の条件としている。つまり第1実施形態では、S303〜S305において、店舗が同一ではなく、かつ同一グループに属する店舗が、未統合店舗として操作端末に対して返信されるので、S310でYESと判定されると、結果として、同一店舗でなく、かつ同一グループであることを条件として、会員統合処理が行われることとなる。
なおS312の会員統合処理において、統合された各会員カードIDの店舗の潜在ポイントがある場合には、当該潜在ポイントが移行されて会員カードIDの累計ポイントに加算されることにより顕在化される。例えばB店の潜在ポイントが対応付けられているA店の会員カードIDと、B店の会員カードIDとが統合された場合には、該B店の潜在ポイントが移行されて、A店及びB店の会員カードIDの累計ポイントに加算される。
S312で会員統合処理を行ったポイント管理装置50は、S313で、統合後のポイントを特定し、S314で、送信元端末が情報端末である場合には、図9のD162に示す統合登録完了画面を、当該情報端末に対して配信し、送信元端末が店舗端末である場合には、図15のD262に示す統合登録完了画面を、当該店舗端末に対して配信して、S315に進む。このD162又はD262では、統合された店舗と統合後のポイントが表示される。
S315では、前記S251で記憶したメニュー画面で設定されているポイントを、S313で特定した統合後のポイントに更新して、S316で、メニュー画面アクセス要求の受信を待機する(S316)。このS316でメニュー画面アクセス要求の受信有り(YES)と判定された場合には、前記S252に戻って、S315で更新したメニュー画面を配信する。
以上に説明したように、統合元会員カードIDと統合対象会員カードIDとを統合する旨の会員統合要求を受信した際に、該統合元会員カードIDから特定される店舗と統合対象会員カードIDから特定される店舗とが同一グループに属するグループ店である場合に限って統合可能となるので、当該各会員カードIDに対応するポイントを合算して使用でき、グループ店での集客の向上に利用することができる。
また、統合元会員カードIDと統合対象会員カードIDとを統合する旨の会員統合要求を受信した際に、該統合元会員カードIDから特定される店舗と統合対象会員カードIDから特定される店舗とが異なっている場合に限って統合が行われるので、会員カードIDが記録された会員カードを紛失した会員のポイントが、該会員カードを拾った他の会員のポイントと統合されてしまうおそれが低減し、該会員カードを紛失した会員が不利益を被るおそれを低減することができる。即ち、店舗が一致しても統合が行われてしまうと、会員カードを拾った会員は、該会員カードを紛失した会員のポイントも使用することができ、該会員カードを紛失した会員は勝手にポイントを使用されてしまうことにより不利益を被るが、これによれば、店舗が一致すると統合が行われないので、かかる不利益を被ることがない。
さらに、会員が1つの店舗で2枚の会員カードを所持すると、1日あたりで付与されるポイントに上限値(例えば10ポイント)がある場合であっても、2枚の会員カードを所持することによりそれぞれの会員カードで10ポイントを獲得でき、当該2枚の会員カードを統合すると2倍のポイントを獲得して使用できてしまうという不都合があるが、これによれば、店舗が一致する場合には統合が行われないので、かかる不都合がない。
なお、統合元会員カードIDと統合対象会員カードIDに対応する各店舗が一致しない場合には統合されることから、例えばA店の会員が、当該A店で他人のA店の会員カードを拾い、該拾った他人のA店の会員カードと自分のB店の会員カードとを統合しようとする場合には統合が行われてしまうが、該拾った他人のA店の会員カードを統合しようとする会員は、自身もA店の会員カードを所持しており、既にポイント会員として登録しているか,又は登録しようとする自分のA店の会員カードと統合しようとするのが通常であるため、多くの場合には統合を防止することができる。
図41のD262で引き継ぎ処理要求の受信有り(YES)、即ち情報端末(PC6,携帯電話7)から引き継ぎ処理要求を受信したと判定された場合には、図9のD170に示す引き継ぎ画面を、当該情報端末に対して配信して(S263)、図44のS400に進む。
S400では、操作端末から送信されてくる引き継ぎ要求の受信を待機する。このS400で所定時間内に引き継ぎ要求の受信が無い場合には、タイムアウトである旨を示す画面(図示外)を該操作端末に対して配信して、該操作端末が情報端末であればS252,該操作端末が店舗端末であればSH107に戻る。このS400で引き継ぎ要求の受信有り(YES)と判定された場合には、登録判定手段により、該引き継ぎ要求に含まれる新会員カードIDがポイント会員情報DBで登録済であるか否か、即ち図27(a)の左1列に示す会員カードIDの記憶欄で記憶されているか否かを判定する(S401)。このS401で登録済である(YES)と判定された場合には、引き継ぎができない旨を示すエラー画面を操作端末に対して配信して(S402)、メニュー画面アクセス要求の受信を待機する(S403)。このS403でメニュー画面アクセス要求の受信有り(YES)と判定された場合には、前記S252に戻って、前記S251で記憶しているメニュー画面を配信する。一方、S401で登録済でない(NO)と判定された場合には、S405以下に進んで引き継ぎ処理を行う。このS401の判定を行うのは、既登録の新会員カードIDに対する引き継ぎ処理を認めると、以下の問題が生ずるからである。
具体的には、既登録の新会員カードIDに対する引き継ぎ処理が認められ、該引き継ぎ処理に伴って新会員カードIDに対応するポイントが無効とされる場合において、前記引き継ぎ要求を送信する前に、新会員カードIDが登録されて新たな会員カードが使用され、該新会員カードIDに対してポイントが付与された後に引き継ぎ要求を送信すると、当該新会員カードIDに対応付けられているポイントが無効になってしまうという問題が生ずる。
また既登録の新会員カードIDに対する引き継ぎ処理が認められ、該引き継ぎ処理に伴って新会員カードIDに対応するポイントが無効とされずに既登録会員カードIDに対応するポイントと合算される場合において、ある既登録の会員カードの所有者が他人の既登録の会員カードを拾って、該他人の既登録会員カードIDを含むと共に自己の既登録会員カードIDを新会員カードIDとして含む引き継ぎ要求を送信すると、該他人の既登録会員カードIDに対応するポイントが新会員カードIDに対応するポイントと合算されてしまうという問題が生ずる。
そこで第1実施形態では、前記S401の判定を行い、新会員カードIDが登録されていないことを条件として引き継ぎ処理を行うこととしたので、これらの問題が生じない。即ち、既登録の新会員カードIDに対応付けられているポイント数が無効になってしまうということがなく、また既登録の新会員カードIDに対応付けられているポイント数に他人の既登録会員カードIDに対応付けられているポイント数が合算されて当該他人が損をしてしまうということがない。
S405では、前記引き継ぎ要求に含まれる未登録の新会員カードIDについて、前記エンコード情報照合処理を行う。このS405で照合NG(NO)と判定された場合には、入力が間違っている旨を示す画面を操作端末に対して配信して(S407)、S403に進む。一方、S405で照合OK(YES)と判定された場合には、前記引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードIDについて、前記ポイント会員情報照合処理を行う(S406)。このS406で照合NG(NO)と判定された場合には、S407に進む。
一方、S406で照合OK(YES)と判定された場合には、店舗特定手段により、前記引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードID及び新会員カードIDから各々店舗IDを抽出し(S408)、店舗一致判定手段(同一店舗判定手段)により、S408で抽出した各店舗IDが一致するか否かを判定する(S409)。このS409で店舗IDが一致しない(NO)と判定された場合には、引き継ぎができない旨を示すエラー画面を操作端末に対して配信して(S410)、S403に進む。一方、S409で店舗IDが一致する(YES)と判定された場合には、S412以下の引き継ぎ処理を行う。これによれば、同一店舗で発行された会員カードの会員カードIDに対して引き継ぎ処理が行われるので、他の店舗で発行された会員カードの会員カードIDに対して引き継ぎ処理が行われてしまうおそれがない。
S412では、ポイント会員情報DBにおいて、引き継ぎ処理手段により、前記引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードIDに代えて新会員カードIDを登録することにより、前記引き継ぎ処理を行い、S413で、該新会員カードIDに対応付けて、引き継ぎ日付を記憶すると共に、前記既登録会員カードIDを引き継ぎ元IDとして記憶し、S414で、引き継ぎが完了した旨を示す引き継ぎ完了画面を操作端末に対して配信して、S403に進む。
なお該引き継ぎ完了画面を受信した情報端末(PC6,携帯電話7)では、クッキーに記憶されている会員カードID及び暗証番号が、図9のD170に示す画面で入力された新会員カードID及び登録する暗証番号に書き換えられて、該書換後の新会員カードID及び暗証番号でポイント会員専用ホームページにログインしている状態となり、該書換以降は、書換前の会員カードID及び暗証番号ではログインできないようになる。
以上に説明したように、会員カードの所有者が操作する操作端末から引き継ぎ要求を受信したことに基づいて引き継ぎ処理が行われるので、該ポイント管理装置50及び店舗に設けられる会員管理装置(第1会員管理装置100,第2会員管理装置200)において引き継ぎ要求の送受信に伴うプログラムを組んだり、該送受信を行うための装置を設けたりする必要がなく、引き継ぎ処理のためのコストが低減される。また該ポイント管理装置50を含むポイント管理システム1において、引き継ぎ要求を送信するための会員管理装置を店舗に設ける必要が無くなる。
ここで図45を参照して、制御部52が行う引き継ぎ処理について、ポイント会員情報の記憶内容の推移を参照しながら説明する。まず図45(a)に示すように、ポイント会員情報DBにおいて、A00009とB00246の会員カードIDが対応付けて登録されている状態で、既登録会員カードID(旧会員カードID)であるA00009と未登録の新会員カードIDであるA01111とを含む引き継ぎ要求を受信すると、同一店舗判定手段により既登録会員カードIDと新会員カードIDが同一店舗(ここではA店)で発行された会員カードの会員カードIDであると判定され、かつ登録判定手段により新会員カードIDがポイント会員情報DBで登録されていないと判定されるので、前記引き継ぎ処理が行われて、図45(b)に示すようになる。
具体的には、まず引き継ぎ処理手段により、図44に示すS412の処理が行われて、A00009に代えてA01111が登録される引き継ぎ処理が行われる。これにより、新会員カードIDであるA01111が、既登録会員カードIDであるA00009に対応付けて登録されている他の既登録会員カードIDであるB00246に対応付けて登録されたことになる。次に同S413の処理が行われて、A01111に対応付けて、引き継ぎ日付(ここでは9月16日)が記憶されると共に、A00009が引き継ぎ元IDとして記憶される。
次に当日の遊技場の営業終了後において、カード使用額DBの記憶内容(図17(b))を受信すると、前記受信IDが小さい順に、前記図36(b)に示すポイント付与処理が行われて、図45(c)に示すようになる。具体的には、B00246の会員カードIDについては、図示しないが、カード使用額として該22000円が使用されているので、22ポイントが付与されて、カード使用ポイントの記憶欄に記憶される。
またA01111の会員カードIDについては、本日に引き継ぎ処理が行われているので、以下のようにしてポイント付与処理が行われる。まず引き継ぎ元IDであるA00009に対応するカード使用額(例えば9000円)に応じて9ポイントが付与されて、引き継ぎ先IDであるA01111に対応するカード使用ポイントの記憶欄に記憶される。次に引き継ぎ先であるA01111に対応するカード使用額(例えば3000円)に応じて3ポイントが付与されて、前記記憶されている9ポイントと該付与された3ポイントとの合算値である12ポイントが、引き継ぎ先IDであるA01111に対応するカード使用ポイントの記憶欄に記憶される。
このポイント付与処理が行われた後に、ポイント加算処理が行われて、図45(d)に示すようになる。具体的には、A01111の会員カードIDについてカード使用ポイントの記憶欄に記憶されている12ポイントのうちの、上限値である10ポイントと、B00246の会員カードIDについてカード使用ポイントの記憶欄に記憶されている22ポイントのうちの、上限値である10ポイントが、両会員カードIDについて累計ポイントの記憶欄に記憶されている374ポイントに対して加算更新されて394ポイントとされると共に、両会員カードIDについてカード使用ポイントの記憶欄に記憶されているポイントが0にされる。なおA01111に対応付けて登録されている引き継ぎ特定情報である引き継ぎ日付及び引き継ぎ元IDは、これらポイント付与処理及びポイント加算処理が行われた後であっても、消去されずに存置される。
この例では、図26に示す如く、ポイント付与対象情報であるカード使用額が遊技場の営業終了時に送信されてくるので、該ポイント付与対象情報の収集間隔は1日毎であり、該ポイント付与対象情報が送信されてくるとポイント付与処理が行われるので、ポイント付与間隔も1日毎であるが、仮にポイント付与対象情報の収集間隔がポイント付与間隔よりも短い(例えば6時間毎の)場合には、該ポイント付与対象情報が収集される前に引き継ぎ要求を受信して引き継ぎ処理を完了すると、収集されるはずのポイント付与対象情報に応じたポイントが付与されず、会員にとって不利益になるという問題がある。具体的には、例えば10時に営業を開始して22時に営業を終了する遊技場から、6時間毎、即ち営業中の16時と営業終了後の22時にポイント付与対象情報が送信されてくる場合において、15時に引き継ぎ要求を受信して引き継ぎ処理を完了すると、該15時までの間に玉貸を行っていたとしても、その玉貸に使用された使用金額は16時まで収集されないので、該使用金額に応じたポイントが付与されない。
そこで本発明では、引き継ぎ処理を行うときに、引き継ぎ特定情報として引き継ぎ日付及び引き継ぎ元IDを記憶することにより、前日のポイント付与から本日のポイント付与までの間に引き継ぎ要求が行われた旨を特定可能に管理しておくようにした。そしてポイント付与処理及びポイント加算処理を行う際に、ポイント付与間隔(ここでは当日)中に引き継ぎ処理が行われた旨が管理されていれば、既登録会員カードIDに対応するポイント付与対象情報に応じたカード使用ポイント及び新会員カードIDに対応するポイント付与対象情報に応じたカード使用ポイントを、新会員カードIDに対応する累計ポイントに合算するようにしたのである。これによれば、ポイント付与対象情報の収集間隔に依らずに、既登録会員カードIDに対応するポイント付与対象情報のうち、新会員カードIDに対応付けられたポイントに加算すべきポイントを確実に加算することができる。
また本発明では、既登録会員カードIDに対応するカード使用額に応じたカード使用ポイントと新会員カードIDに対応するカード使用額に応じたカード使用ポイントとの合算値が1日あたりに付与されるポイントの上限値を超えている場合には、該新会員カードIDに対応付けられている累計ポイントに対して、当該上限値のポイントが加算されるので、引き継ぎを行った会員に当該上限値を超えたポイントが付与されることがなく、公平にポイントを付与することができる。
図41のS264で登録情報の更新要求の受信有り(YES)と判定された場合には、図46(a)に進み、登録情報の更新要求の送信元端末のIPアドレスに対応付けて記憶しているログインIDに対応付けて、ポイント会員情報DBで氏名及び住所が登録されているか否かを判定する。このS500で氏名及び住所が登録されていない(NO)と判定された場合には、更新すべき登録情報の登録がない旨を表示した画面(図示外)を送信元端末に対して配信して(S507)、メニュー画面アクセス要求の受信を待機する(S508)。このS508でメニュー画面アクセス要求の受信有り(YES)と判定された場合には、前記S252に戻って、前記S251で記憶しているメニュー画面を配信する。一方、S500で氏名及び住所が登録されている(YES)と判定された場合には、ポイント会員情報DBから、ログインIDに対応付けて登録されている氏名,住所,及び電子メールアドレスも登録されている場合には該電子メールアドレスを抽出し(S501)、該抽出した氏名,住所,及び電子メールアドレスを現在の登録情報として表示した図50のD430に示す登録情報表示画面を送信元端末に対して配信して(S502)、更新情報の受信を待機する(S503)。
このD430では、現在の登録情報として、氏名,住所,及び電子メールアドレスが表示されると共に、更新後の登録情報として、氏名,住所,及び電子メールアドレスの入力欄が表示される。このD430で、ポイント会員が操作キーを操作して、更新する氏名,住所,及び/又は電子メールアドレスを入力欄に入力して(更新しない情報の入力欄は空欄のままにして)、「更新」ボタンを操作すると、該入力された情報を含む更新情報が、インターネットを介してポイント管理装置50に対して送信される。
ポイント管理装置50において、S503で送信元端末から更新情報の受信が有る(YES)と判定された場合には、ログインIDに対応付けてポイント会員情報DBで記憶している氏名,住所,及び電子メールアドレスを、該受信した更新情報に含まれる氏名,住所,及び電子メールアドレスに更新して(S504)、S505に進む。
このように、制御部52が、操作端末から受け付けた会員カードID(ここでは受信済のログイン要求に含まれる会員カードID)と更新情報とに基づいて、該会員カードIDと対応付けてポイント会員情報DBで管理されている属性情報を更新するので、ポイント管理装置50にて管理されているポイント会員の属性情報の変更や修正に対応して、最新の属性情報を管理することができる。
S505では、記憶しているログインID及び該ログインIDに対応付けて登録されている他の会員カードIDに第1会員カードIDが含まれるか否かを判定する。このS505で第1会員カードIDが含まれない(NO)と判定された場合には、更新が完了した旨の更新完了画面を、送信元端末に対して配信して(S510)、前記S508に進む。一方、S505で第1会員カードIDが含まれる(YES)と判定された場合には、該第1会員カードIDと前記更新情報とを、該第1会員カードIDに含まれる店舗IDから特定される店舗の第1会員管理装置100に対して送信して(S506)、前記S510に進む。このS506の更新情報と第1会員カードIDとを受信した第1会員管理装置100は、第1会員情報DB(図17(b))において、該第1会員カードIDに対応付けて記憶している氏名,住所,及び電子メールアドレスを該受信した更新情報に更新する。
このように、第1会員管理装置100において、ポイント管理装置50から送信されてきた第1会員カードIDと対応付けて第1会員情報DBにより管理している属性情報(ここでは氏名,住所,電子メールアドレス)を、該ポイント管理装置50から送信されてきた更新後の属性情報に更新するので、第1遊技場においても、変更作業の手間なく、最新の属性情報を管理することができる。
図41のS265でグループ店一覧要求の受信有り(YES)と判定された場合には、図46(b)に進み、店舗特定手段により、該グループ店一覧要求の送信元端末のIPアドレスに対応付けて記憶しているログインIDから店舗IDを抽出し、グループ店特定手段により、該抽出した店舗IDの店舗が属するグループのグループ店として図28(b)に示すグループDBで記憶されている各店舗を特定して(S600)、S601に進む。
S601では、S600で特定されたグループ店が有るか否かを判定する。このS601でグループ店が無い(NO)と判定された場合には、グループ店が無い旨を表示した画面(図示外)を送信元端末に配信して(S603)、メニュー画面アクセス要求の受信を待機する(S604)。このS604でメニュー画面アクセス要求の受信有り(YES)と判定された場合には、前記S252に戻って、前記S251で記憶しているメニュー画面を配信する。一方、S601でグループ店が有る(YES)と判定された場合には、図50のD440に示すように、グループ店一覧を表示した画面を、送信元端末に配信して(S602)、S604に進む。
これによれば、会員が操作する操作端末から受信したグループ店一覧要求の送信元端末のIPアドレスに対応付けて記憶しているログインIDに対応する店舗が特定され、該特定された店舗が属するグループのグループ店一覧が返信されるので、会員にグループ店を認識させることができる。
図41のS266でポイント使用要求の受信有り(YES)と判定された場合には、図47に進み、抽選情報DBで記憶している抽選情報を抽出し(S700)、前記メニュー画面に設定されているポイント(現在のポイント数),及び抽出した抽選情報を表示した図49のD410と、D410−1に示す画面を送信元端末に対して配信して(S702)、応募情報の受信(S704),又は「商品交換」ボタンの操作(S711)を待機する。このS704又はS711で所定時間内に応募情報の受信又は「商品交換」ボタンの操作が無い場合には、タイムアウトである旨を示す画面(図示外)を該操作端末に対して配信して、S252に戻る。
D410では、前記ログイン要求に含まれる会員カードIDに対応するポイント数が現在のポイント数として表示されると共に、抽選情報DBから抽出した抽選の内容(賞名,賞の説明,必要ポイント,及び当選者数)が、「応募」ボタン及び「商品交換」ボタンと共に表示される。このD410で、ポイント会員が操作キーを操作して、現在のポイント数の範囲内で応募可能な賞を選択(ここでは当該賞に対応するチェックボックスをチェック)して、「応募」ボタンを操作すると、該選択した賞(ここではB賞)の抽選への応募を示す応募情報が、インターネットを介してポイント管理装置50に対して送信される。
なおD410で、電子マネーを商品とする賞(ここではC賞)を選択して、「応募」ボタンを操作すると、該商品である電子マネーを付与するために必要な携帯電話IDの入力又は確認を求める画面が表示される。具体的には、前記電子マネー使用プログラムを介さずにログインが行われている場合には、D410−1で、携帯電話IDの入力欄が表示される。一方、携帯電話7において、電子マネー使用プログラムに含まれるDK10(図3を参照)の画面で「5.ポイント会員専用HP」が選択されたことにより表示される、図7のD150に示すポイント会員専用ホームページからログインが行われている場合には、D410−1で、携帯電話IDの入力欄に、携帯電話7のICチップで記憶されている携帯電話IDが表示された状態で、表示される。このD410−1で、前者の場合には携帯電話IDを入力して「確認」ボタンを操作し、後者の場合には「確認」ボタンを操作すると、D410で選択した賞(ここではC賞)の抽選への応募を示すと共に、入力欄に入力されている携帯電話IDを含む応募情報が、インターネットを介してポイント管理装置50に対して送信される。
前記S704で送信元端末から応募情報の受信が有る(YES)と判定された場合には、抽選情報DBにおいて、前記抽出した抽選情報の抽選IDの、該応募情報で示される賞に対応する応募者会員カードIDの記憶欄に、前記ログインIDを記憶し、応募情報に携帯電話IDが含まれる場合には、前記ログインIDと共に該携帯電話IDも記憶する(S705)。次に、抽選への応募に使用されたポイントを、該ログインIDに含まれる店舗IDに対応付けてグループDB又は店舗DBで記憶されている残ポイント数から減算更新すると共に、抽選応募使用ポイント数に加算更新し(S706)、抽選への応募に使用されたポイントを、該ログインIDに対応付けてポイント会員情報DBで記憶されているポイント数から減算更新すると共に、記憶しているメニュー画面で設定されているポイントも減算更新し(S707)、該減算更新後のポイントを表示した図49のD411に示す画面を操作端末に対して配信して(S708)、メニュー画面アクセス要求の受信を待機する(S709)。このS709でメニュー画面アクセス要求の受信有り(YES)と判定された場合には、前記S252に戻って、S707で更新したメニュー画面を配信する。D411では、賞への応募に使用されたポイント数を減算した後の現在のポイント数と、応募した賞(ここではB賞)と、賞への応募に使用されたポイント数(ここでは40P)とが表示される。
前記S711で「商品交換」ボタンの操作が有る(YES)と判定された場合には、前記メニュー画面に設定されているポイント(現在のポイント数),及び商品情報を表示した図49のD412と、D412−1に示す画面を送信元端末に対して配信して(S712)、交換情報の受信(S713),又は「抽選応募」ボタンの操作(S716)を待機する。このS713又はS716で所定時間内に交換情報の受信又は「抽選応募」ボタンの操作が無い場合には、タイムアウトである旨を示す画面(図示外)を該操作端末に対して配信して、S252に戻る。S716で「抽選応募」ボタンの操作が有る(YES)と判定された場合には、S702に戻る。
D412では、前記ログイン要求に含まれる会員カードIDに対応するポイント数が現在のポイント数として表示されると共に、予め設定されている交換可能な商品の内容(商品名,及び必要ポイント)が、「交換」ボタン及び「抽選応募」ボタンと共に表示される。このD412で、ポイント会員が操作キーを操作して、現在のポイント数の範囲内で交換可能な商品を選択(ここでは当該商品に対応するチェックボックスをチェック)して、「交換」ボタンを操作すると、該選択した商品(ここでは携帯ストラップ)との交換を示す交換情報が、インターネットを介してポイント管理装置50に対して送信される。
なおD412で、交換する商品として電子マネー(ここでは電子マネー1000円)を選択して、「交換」ボタンを操作すると、該商品である電子マネーを付与するために必要な携帯電話IDの入力又は確認を求める画面が表示される。具体的には、前記電子マネー使用プログラムを介さずにログインが行われている場合には、D412−1で、携帯電話IDの入力欄が表示される。一方、携帯電話7において、電子マネー使用プログラムに含まれるDK10(図3を参照)の画面で「5.ポイント会員専用HP」が選択されたことにより表示される、図7のD150に示すポイント会員専用ホームページからログインが行われている場合には、D412−1で、携帯電話IDの入力欄に、携帯電話7のICチップで記憶されている携帯電話IDが表示された状態で、表示される。このD412−1で、前者の場合には携帯電話IDを入力して「確認」ボタンを操作し、後者の場合には「確認」ボタンを操作すると、D412で選択した商品(ここでは電子マネー1000円)との交換を示すと共に、入力欄に入力されている携帯電話IDを含む交換情報が、インターネットを介してポイント管理装置50に対して送信される。
前記S713で送信元端末から交換情報の受信が有る(YES)と判定された場合には、商品との交換に使用されたポイントを、前記記憶しているログインIDに含まれる店舗IDに対応付けてグループDB又は店舗DBで記憶されている残ポイント数から減算更新すると共に、商品交換使用ポイント数に加算更新し(S714)、商品との交換に使用されたポイントを、該ログインIDに対応付けてポイント会員情報DBで記憶されているポイント数から減算更新すると共に、記憶しているメニュー画面で設定されているポイントも減算更新して(S715)、交換した商品が電子マネーであるか否かを判定する(S717)。
このS717で交換した商品が電子マネーでない(NO)、即ち交換した商品が一般商品であると判定された場合には、ログインIDに対応付けてポイント会員情報DBで氏名及び住所が登録されているか否かを判定する(S740)。このS740で氏名及び住所が登録されている(YES)と判定された場合には、図49のD413−1に示す画面を送信元端末に対して配信し、S709に進む。このD413−1では、商品を発送する旨が表示される。一方、S740で氏名及び住所が登録されていない(NO)と判定された場合には、氏名及び住所の入力要求を表示した図49のD413−2に示す画面を送信元端末に対して配信して(S742)、該送信元端末から氏名及び住所を含む登録情報の受信を待機する(S743)。このD413−2では、商品を発送する旨が表示されると共に、氏名及び住所の入力が求められ、氏名及び住所の入力欄が表示される。このD413−2で、ポイント会員が操作キーを操作して、氏名及び住所を入力欄に入力して、「登録」ボタンを操作すると、該入力された氏名及び住所を含む登録情報が、インターネットを介してポイント管理装置50に対して送信される。
このS743で登録情報の受信が有る(YES)と判定された場合には、ポイント会員情報DBにおいて、該受信した登録情報に含まれる氏名及び住所を前記ログインIDに対応付けて登録して(S744)、S709に進む。その後、ハードディスク53で記憶している発送情報DB(図示外)において、ポイント会員の氏名及び住所に対応付けて、交換した商品が登録され、カード会社からは、該登録された氏名及び住所を宛先として、交換した商品が発送される。
前記S717で交換した商品が電子マネーである(YES)と判定された場合には、S718で、電子マネー交換処理を行う。この電子マネー交換処理では、図48に示すように、交換された電子マネー額である交換額を特定し(Sa61)、前記交換情報に含まれる携帯電話IDと、該特定した交換額とを含む交換要求を、電子マネー管理サーバ80に対して送信する(Sa62)。
該交換要求を受信した電子マネー管理サーバ80は、該交換要求に含まれる交換額を含む資金移動要求を、カード会社のギフト口座及び決済口座が設けられている金融機関サーバ90Bに対して送信する(Sa63)。該資金移動要求を受信した金融機関サーバ90Bは、ギフト口座の残高(ギフト資金)が該資金移動要求に含まれる交換額以上であるか否かを判定する(Sa64)。ここでギフト口座残高が交換額未満であれば(NO)、資金移動ができない旨を電子マネー管理サーバ80を介してポイント管理装置50に対して報知するエラー処理を行う。一方、ギフト口座残高が交換額以上であれば(YES)、ギフト口座の残高から決済口座に交換額分の金額を資金移動して(Sa65)、資金移動完了情報を、電子マネー管理サーバ80に対して送信する(Sa66)。
該資金移動完了情報を受信した電子マネー管理サーバ80は、前記交換要求に含まれる携帯電話ID及び付与額について発行番号を生成し、図29(b)に示す発行履歴DBで、該携帯電話IDに対応付けて、該生成した発行番号を記憶し、発行額として交換額を記憶し、種別として「交換」と記憶し、かつチャージ済フラグとして「0(即ち発行額が携帯電話7にチャージされていない旨)」を記憶し(Sa67)、交換完了情報を、ポイント管理装置50に対して送信すると共に(Sa68)、DK19(図6を参照)の電子メールを、前記交換要求に含まれる携帯電話IDに対応付けて図29(a)に示す電子マネーDBで登録されている電子メールアドレスの携帯電話7に対して送信する(Sa69)。この電子メールでは、前記交換額(ここでは1000円)分の電子マネーと交換された旨,及び前記発行番号が表示されると共に、「ここをクリックすると電子マネーが携帯電話にチャージされます」と表示されたチャージ要求の送信リンクが表示される。そして該電子メールを展開してチャージ要求の送信リンクがクリックされることにより、前記図5で説明した電子マネーチャージ処理が行われて、当該発行額が携帯電話7のICチップに記憶(チャージ)される。
ここで前記ポイント使用処理手段として機能する制御部52は、特典としての電子マネーを会員が所有する電子マネー記憶媒体(携帯電話7)に記憶させるための電子マネー記憶処理を行うものであり、ここでは商品交換に使用されるポイントに応じて設定された額の電子マネーを該商品交換を行った会員が所有する電子マネー記憶媒体(携帯電話7)に記憶させるための処理を電子マネー記憶処理として行う。具体的には、Sa62で電子マネー管理サーバ80に対して交換要求を送信することにより、該電子マネー管理サーバ80においてSa67で電子マネーの発行が行われ、その後に前記図5で説明した電子マネーチャージ処理が行われて、該電子マネーが携帯電話7のICチップに記憶(チャージ)されるので、Sa62で付与要求を送信する処理が、電子マネー記憶処理に相当する。
また、以上に説明したように、金融機関サーバ90BにおいてSa65でギフト口座の残高から決済口座に交換額分の金額が資金移動されたことを条件として、電子マネー管理サーバ80においてSa67で電子マネーの発行が行われることにより、ギフト口座の残高を超えて電子マネーが発行されることが無いので、仮にカード会社のオペレータが不正な操作を行ったとしても、ギフト口座に入金されたギフト資金以上に損害が拡大するのを防止することができる。
Sa68の交換完了情報を受信したポイント管理装置50は、電子マネー交換処理を終了して、図48に戻り、S709に進む。
この図47で説明したように、本発明に係るポイント管理装置50によれば、ポイントの使用により特典としての電子マネーが付与され、該電子マネーを会員が所有する携帯電話7に記憶させるための処理が行われるので、会員にとって魅力のあるポイントの使用用途を提供することができる。またポイントを使用した抽選に当選したことに基づいて特典が付与される場合と、ポイントとの交換で特典が付与される場合とがある(つまりポイントの使用用途として、電子マネーと交換可能な商品交換と、当選により電子マネーが付与される抽選への応募とがある)ので、ポイントの使用用途が多様になり、会員にとっての魅力をさらに増すことができる。
図41のS270で回答情報の受信有り(YES)と判定された場合には、抽選情報DBにおいて、該アンケートに対応する抽選の抽選IDの応募者会員カードIDの記憶欄に、前記ログインIDを記憶して(S271)、S285に進む。具体的には、ポイント管理装置50では、該回答情報を受信すると、図28(d)に示す抽選情報DBにおいて、当該アンケートに対応する抽選の抽選ID(ここでは4035)に対応付けて、前記ログイン要求に含まれる会員カードIDが記憶される。またポイント管理装置50では、制御部52により、アンケート期間中に受信した回答情報に基づいて、各選択肢の選択数が集計される。S285では、メニュー画面アクセス要求の受信を待機する。このS285でメニュー画面アクセス要求の受信有り(YES)と判定された場合には、前記S252に戻って、前記S251で記憶しているメニュー画面を配信する。
図41のS280で登録情報の受信有り(YES)と判定された場合には、ポイント会員情報DBにおいて、該受信した登録情報に含まれる氏名及び住所を前記ログインIDに対応付けて登録して(S281)、S285に進む。その後、ハードディスク53で記憶している発送情報DB(図示外)において、当選したポイント会員の氏名及び住所に対応付けて、当選した賞品が登録され、カード会社からは、該登録された氏名及び住所を宛先として、当選した賞品が発送される。
図41のS290で携帯電話ID登録要求の受信有り(YES)と判定された場合、即ち電子マネー使用プログラムが記憶されている携帯電話7において、図9のD180で「登録」ボタンが操作され、該携帯電話7から会員カードIDと携帯電話IDとを含む携帯電話ID登録要求を受信した場合には、前記図35に示すS013〜S021の携帯電話ID登録処理を行う(S291)。ここでS291の処理は、会員カードIDと携帯電話IDとを含む登録要求(携帯電話ID登録要求)を受け付けたことに基づき、該登録要求に含まれる会員カードIDがポイント会員情報DBで管理されていることを条件として、該登録要求に含まれる携帯電話IDを、該会員カードIDに対応付けてポイント会員情報DBで記憶する処理である。なお、会員カードIDを入力したログイン後に送信されてくる携帯電話ID登録要求を受け付けたということは、該携帯電話ID登録要求に含まれる会員カードIDが登録済(即ちポイント会員情報DBで管理されている)ということであるため、ここでは該携帯電話ID登録要求を受け付けると、S291の処理を行うのである。これによれば、会員カードIDを先に登録した場合であっても、後から携帯電話IDを登録することができるので、会員の利便性を向上できる。
図41のS295でログアウト要求の受信有り(YES)と判定された場合には、前記S251で記憶しているメニュー画面の設定内容を消去して(S296)、処理を終了する。
[1’.第1実施形態の変形例]
第1実施形態の変形例に係るポイント管理システム1は、第1実施形態に係るポイント管理システム1と同様の構成を備えるが、上記の第1実施形態では、ポイント管理装置50において、店舗管理手段であるグループDB及び店舗DBが、店舗IDに対応付けて、当該店舗IDの店舗の所在地が属する地域を個々に識別可能な地域識別情報(地域名)を管理し、操作端末から登録要求Aを受信すると、グループ店情報提供手段である制御部52が、図8のD112又はD114や、図14のD213又はD216に示すように、グループDBにおいて前記受信した登録要求Aに含まれる店舗特定情報である会員カードIDから特定される店舗の店舗IDに対応付けて管理している地域識別情報(地域名)と同一の地域名に対応付けられている他の店舗IDの店舗を認識可能なグループ店情報を操作端末に対して返信したのに対し、この変形例では、店舗管理手段であるグループDB及び店舗DBが、店舗IDに対応付けて、当該店舗IDの店舗の所在地を特定可能な情報(ここでは郵便番号)を管理し、操作端末から登録要求Aを受信すると、グループ店情報提供手段である制御部52が、グループDBにおいてグループ識別情報(グループ名)に対応付けられている他の店舗IDの店舗を、前記受信した登録要求Aに含まれる店舗特定情報である会員カードIDから特定される店舗の所在地から近い場所に所在する順で認識可能なグループ店情報を操作端末に対して返信する点が異なり、その他の点は同様である。
即ち、この変形例では、ポイント管理装置50のハードディスク53は、前記図28(b)(c)に示すグループDB及び店舗DBに代えて、図53(b’)(c’)に示すグループDB及び店舗DBを記憶しており、これらグループDB及び店舗DBでは、店舗IDに対応付けて、前記地域名に代えて、当該店舗IDの店舗の所在地を特定可能な情報として郵便番号を管理(記憶)している。
また前記加盟店設定手段及び前記グループ設定手段として機能するディスプレイ54及び入力装置55においては、図52に示すように、前記図30(a)と同様のD01で、オペレータが入力装置55を操作して、「新規店舗の登録」ボタンを操作すると、D02’に示す画面がディスプレイ54に表示される。このD02’では、新規店舗の店舗名と店舗IDの入力が求められると共に、店舗名の入力欄と店舗IDの入力欄が表示され、さらに当該店舗の郵便番号を選択するためのプルダウンメニューが表示される。このD02’で、オペレータが入力装置55を操作して店舗名と店舗IDを入力し、プルダウンメニューから当該店舗の郵便番号を選択して「登録」ボタンを操作すると、図53(c’)に示す店舗DBにおいて、該選択された郵便番号と該入力された店舗名及び店舗IDとが対応付けて記憶され、加盟店として設定される。
また前記図30(a)と同様のD03で、新グループの設定が行われると、図53(b’)に示すグループDBにおいて、グループ店として設定された複数の店舗の店舗IDとグループ名とが対応付けて記憶されると共に、該記憶された店舗IDと対応付けて店舗DBで記憶されている郵便番号,店舗名,ポイント会員数,総獲得ポイント数,残ポイント数,及び当月使用ポイント数(抽選応募使用ポイント数と商品交換使用ポイント数)が、当該店舗DBから消去されると共に、グループDBに移行されて、前記記憶された店舗IDと対応付けられる。
また前記図30(a)と同様のD04及びD05で、グループ店の追加が行われると、図53(b’)に示すグループDBにおいて、D04で選択されたグループにD05で選択された店舗の店舗IDが追加されると共に、該追加された店舗IDと対応付けて店舗DBで記憶されている郵便番号,店舗名,ポイント会員数,総獲得ポイント数,残ポイント数,及び当月使用ポイント数(抽選応募使用ポイント数と商品交換使用ポイント数)が、当該店舗DBから消去されると共に、グループDBに移行されて、前記追加された店舗IDと対応付けられる。
また制御部52は、前記図38に示すS118又は図39に示すSH118の処理に代えて、図示しないが、受信した登録要求Aに含まれる会員カードIDから特定される店舗IDに対応付けられているグループ識別情報(グループ名)に対応付けられている他の店舗IDの店舗(即ち同一グループに属する店舗)を、当該会員カードIDから特定される店舗(以下「特定店舗」と称する。)の所在地から近い場所に所在する順に抽出する処理を行う。具体的には、特定店舗の郵便番号と他の店舗の郵便番号との差の絶対値が小さい順に他の店舗を抽出する。例えば図53(b’)に示すグループDBで管理されている◎◎グループについては、A店が特定店舗である場合には、郵便番号の差の絶対値が小さい順に、B店,C店,及びX店の順で、他の店舗を抽出する。またX店が特定店舗である場合には、郵便番号の差の絶対値が小さい順に、C店,A店,及びB店の順で、他の店舗を抽出する。
そして前記グループ店情報提供手段として機能する制御部52は、特定店舗を筆頭に、前記抽出された順で他の店舗を認識可能な画面を、操作端末に対して送信する処理を行う。
具体的には、PC6又は携帯電話7から、A店の会員カードIDを含む第2登録要求Aを受信した場合には、前記図8のD112に代えて、図54のD112’に示すように、特定店舗であるA店を筆頭に、前記抽出されたB店,C店,及びX店の順で他の店舗を認識可能な画面を、PC6又は携帯電話7に対して送信する。またPC6又は携帯電話7から、X店の会員カードIDを含む第2登録要求Aを受信した場合には、前記図8のD114に代えて、図54のD114’に示すように、特定店舗であるX店を筆頭に、前記抽出されたC店,A店,及びB店の順で他の店舗を認識可能な画面を、PC6又は携帯電話7に対して送信する。
またカードユニット20又はキオスク端末30から、A店の会員カードIDを含む第1登録要求Aを受信した場合には、前記図14のD213に代えて、図示しないが、特定店舗であるA店を筆頭に、前記抽出されたB店,C店,及びX店の順で他の店舗を認識可能な画面を、カードユニット20又はキオスク端末30に対して送信する。さらにカードユニット20又はキオスク端末30から、X店の会員カードIDを含む第1登録要求Aを受信した場合には、前記図14のD216に代えて、図示しないが、特定店舗であるX店を筆頭に、前記抽出されたC店,A店,及びB店の順で他の店舗を認識可能な画面を、カードユニット20又はキオスク端末30に対して送信する。
これによれば、グループに属する店舗が多い場合(例えば大型グループである場合)であっても、会員が操作する操作端末から受信した会員カードIDから特定される店舗の所在地から近い場所に所在する順に(即ち会員が来店する可能性が高い順に)グループ店を認識可能なグループ店情報が操作端末に対して提供されるので、会員の利便性が向上する。
[2.第2実施形態に係るポイント管理装置50を含むポイント管理システム1]
第2実施形態に係るポイント管理システム1は、第1実施形態に係るポイント管理システム1と同様の構成を備えるが、該第1実施形態と比較して、第1に、ポイント会員情報DB,通知情報DB,及び使用金額DBのデータ記憶形式が相違し、第2に、会員統合処理が相違し、第3に、引き継ぎ処理が相違する。
まず第1の相違点(DBのデータ記憶形式)に関し、第1実施形態のポイント会員情報DBでは、図27(a)に示すように、統合されている各会員カードIDが、上下に並べて登録されるが、第2実施形態のポイント会員情報DBでは、図55(a)に示すように、各会員カードIDに対応付けて、他の会員カードIDの記憶欄が設けられており、統合されている各会員カードIDは、当該他の会員カードIDの記憶欄で互いに登録される。具体的には、A00001の会員カードIDに対応付けて、他の会員カードIDとしてX00003が登録されていると共に、該X00003の会員カードIDに対応付けて、他の会員カードIDとしてA00001が登録されている。
また第1実施形態のポイント会員情報DBでは、図27(a)に示すように、統合されている各会員カードIDについて、属性情報,メール配信店舗,累計使用金額,及び累計ポイントの記憶欄が統合されているが、第2実施形態のポイント会員情報DBでは、図55(a)に示すように、統合されている各会員カードIDであっても、これら属性情報,メール配信店舗,累計使用金額,及び累計ポイントの記憶欄は統合されずに独立しており、各会員カードIDに対応付けて、各記憶欄が設けられている。
従って、前記ポイント合算手段は、第1実施形態では、会員統合処理が行われたときにポイント合算処理を行っているが、第2実施形態では、ログイン要求を受信したときにポイント合算処理を行う。また操作端末から応募情報又は交換情報を受信した際には、図47のS707及びS715に示すように、各会員カードIDに対応付けて記憶しているポイント数から、前記選択した賞に応募するために必要なポイント数又は前記選択した商品と交換するために必要なポイント数を減算するが、ここでは前記ログイン要求に含まれる会員カードIDに対応するポイントから優先して減算され、該ポイントが不足するようであれば、不足分が当該会員カードIDに対応付けて登録されている他の会員カードIDに対応するポイントから減算される。
このポイント会員情報DBと同様に、第2実施形態の通知情報DBでは、図55(c)に示すように、統合されている各会員カードIDであっても、各記憶欄は統合されずに独立しており、また第2実施形態の使用金額DBでは、図55(d)に示すように、統合されている各会員カードIDであっても、各記憶欄は統合されずに独立している。
また第2の相違点(会員統合処理)に関し、第1実施形態では、統合対象となる会員カードIDのすべてが既にポイント会員として登録されていることを条件として会員統合処理が行われるが、第2実施形態では、統合対象となる会員カードIDのいずれかが既にポイント会員として登録されていることを条件として会員統合処理が行われる。即ち第2実施形態では、統合対象となる会員カードIDのいずれかがポイント会員として未登録であっても、会員統合処理が行われる。
ここで第2実施形態のPC6及び携帯電話7では、図7のD151に示すメニュー画面において、「統合登録」ボタンが表示されない一方、同D104に示す初期画面に変えて表示される図56のD104’に示す初期画面において、「統合登録」ボタンが表示される。
このD104’で、会員が操作キーを操作して、「統合登録」ボタンを操作すると、該統合登録が選択された旨が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50からPC6又は携帯電話7に対して、D121’〜D125’に示す画面が配信されて一時的に記憶され、まずD121’の画面がディスプレイに表示される。このD121’では、既登録の会員カードについて会員カードID(第1会員カードID又は第2会員カードID)及び登録済の暗証番号の入力が求められると共に、該会員カードIDと暗証番号の入力欄が表示される。
このD121’で、会員が操作キーを操作して、会員カードの表示領域に表示されている会員カードIDと、登録済の暗証番号とを入力して「登録」ボタンを操作すると、該入力内容が一時的に記憶されると共に、前記記憶しているD122’の画面がディスプレイに表示される。このD122’では、統合する会員カードの種類を選択するためのボタンとして、「未登録の第1会員カード」ボタン,「未登録の第2会員カード」ボタン,及び「登録済」ボタンが表示される。
このD122’で、会員が操作キーを操作して、「未登録の第1会員カード」ボタンを操作すると、前記記憶しているD123’の画面がディスプレイに表示される。このD123’では、第1会員カードID及び初期暗証番号の入力欄が表示される。このD123’で、未登録の第1会員カード4を所有している会員が操作キーを操作して、当該第1会員カード4の表示領域4aに表示されている第1会員カードIDと、初期暗証番号とを入力して「登録」ボタンを操作すると、D121’で入力されて記憶している内容(即ち既登録の会員カードの会員カードID及び登録済の暗証番号)と、D123’で入力された内容(即ち未登録の第1会員カード4の会員カードID及び初期暗証番号)とを含む第1の会員統合要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
またD122’で、会員が操作キーを操作して、「未登録の第2会員カード」ボタンを操作すると、前記記憶しているD124’の画面がディスプレイに表示される。このD124’では、第2会員カードID及び他システム会員IDの下4桁の入力欄が表示される。このD124’で、未登録の第2会員カード5を所有している会員が操作キーを操作して、当該第2会員カード5の表示領域5aに表示されている第2会員カードID及び他システム会員IDの下4桁を入力して「登録」ボタンを操作すると、D121’で入力されて記憶している内容(即ち既登録の会員カードの会員カードID及び登録済の暗証番号)と、D124’で入力された内容(即ち未登録の第2会員カード5の会員カードID及び他システム会員IDの下4桁)とを含む第1の会員統合要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
ここで第1の会員統合要求とは、ポイント会員としてポイント管理装置50に新たに登録する(未登録の)会員カードIDを特定可能な会員特定情報(ここでは当該会員カードIDそのもの)と該ポイント管理装置50に既に登録されている(既登録の)会員カードIDを特定可能な会員特定情報(ここでは当該会員カードIDそのもの)とを含むものである。
一方、D122’で、会員が操作キーを操作して、「登録済」ボタンを操作すると、前記記憶しているD125’の画面がディスプレイに表示される。このD125’では、会員カードID及び登録済の暗証番号の入力欄が表示される。このD125’で、登録済の会員カードを所有している会員が操作キーを操作して、当該会員カードの表示領域に表示されている会員カードIDと、登録済の暗証番号とを入力して「登録」ボタンを操作すると、D121’で入力されて記憶している内容(即ち既登録の会員カードの会員カードID及び登録済の暗証番号)と、D125’で入力された内容(即ち既登録の会員カードの会員カードID及び登録済の暗証番号)とを含む第2の会員統合要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。ここで第2の会員統合要求とは、ポイント会員としてポイント管理装置50に既に登録されている複数の(既登録の)会員カードIDを特定可能な複数の会員特定情報(ここでは当該会員カードIDそのもの)を含むものである。
また第2実施形態のカードユニット20及びキオスク端末30では、PC6及び携帯電話7では、図13のD251に示すメニュー画面において、「統合登録」ボタンが表示されない一方、同D201に示す初期画面に変えて表示される図57のD201’に示す初期画面において、「統合登録」ボタンが表示されると共に、統合登録の場合には会員カードを挿入せずに該「統合登録」ボタンの操作を促す旨が表示される。
このD201’で、会員が操作キーを操作して、「統合登録」ボタンを操作すると、該統合登録が選択された旨が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50からカードユニット20又はキオスク端末30に対して、D220’〜D225’に示す画面が配信されて一時的に記憶され、まずD220’の画面がディスプレイに表示される。このD220’では、登録済の会員カードの挿入を促す旨が表示される。
このD220’が表示されているカードユニット20で、会員が登録済の会員カードをカードR/W25に挿入すると、該会員カードのICチップから会員カードIDが読み取られて、前記記憶しているD221’の画面がディスプレイに表示される。このD221’では、前記読み取った登録済の会員カードIDが表示されると共に、登録済の暗証番号の入力欄が表示される。
またD220’が表示されているキオスク端末30で、会員が登録済の会員カードをカードリーダ33に挿入すると、該会員カードの磁気ストライプから会員IDが読み取られて、該会員IDがポイント管理装置50に対して送信され、該ポイント管理装置50において前記会員カードID特定処理が行われて、該ポイント管理装置50から会員カードID特定処理により特定された会員カードIDが返信されてきて、前記記憶しているD221’の画面がディスプレイに表示される。このD221’では、ポイント管理装置50から返信されてきた会員カードIDが表示されると共に、登録済の暗証番号の入力欄が表示される。
これらカードユニット20又はキオスク端末30で表示されるD221’で、会員が操作キーを操作して、登録済の暗証番号を入力して「登録」ボタンを操作すると、該D221’で表示されている会員カードID及び該D221’で入力された暗証番号が一時的に記憶されると共に、前記記憶しているD222’の画面がディスプレイに表示される。このD222’では、統合する会員カードの種類を選択するためのボタンとして、「未登録の第1会員カード」ボタン,「未登録の第2会員カード」ボタン,及び「登録済」ボタンが表示される。
このD222’で、会員が操作キーを操作して、「未登録の第1会員カード」ボタンを操作すると、前記記憶しているD223’の画面がディスプレイに表示される。このD223’では、第1会員カードID及び初期暗証番号の入力欄が表示される。このD223’で、未登録の第1会員カード4を所有している会員が操作キーを操作して、当該第1会員カード4の表示領域4aに表示されている第1会員カードIDと、初期暗証番号とを入力して「登録」ボタンを操作すると、D221’で表示・入力されて記憶している内容(即ち既登録の会員カードの会員カードID及び登録済の暗証番号)と、D223’で入力された内容(即ち未登録の第1会員カード4の会員カードID及び初期暗証番号)とを含む第1の会員統合要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
またD222’で、会員が操作キーを操作して、「未登録の第2会員カード」ボタンを操作すると、前記記憶しているD224’の画面がディスプレイに表示される。このD224’では、第2会員カードID及び他システム会員IDの下4桁の入力欄が表示される。このD224’で、未登録の第2会員カード5を所有している会員が操作キーを操作して、当該第2会員カード5の表示領域5aに表示されている第2会員カードID及び他システム会員IDの下4桁を入力して「登録」ボタンを操作すると、D221’で表示・入力されて記憶している内容(即ち既登録の会員カードの会員カードID及び登録済の暗証番号)と、D224’で入力された内容(即ち未登録の第2会員カード5の会員カードID及び他システム会員IDの下4桁)とを含む第1の会員統合要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
一方、D222’で、会員が操作キーを操作して、「登録済」ボタンを操作すると、前記記憶しているD225’の画面がディスプレイに表示される。このD225’では、会員カードID及び登録済の暗証番号の入力欄が表示される。このD225’で、登録済の会員カードを所有している会員が操作キーを操作して、当該会員カードの表示領域に表示されている会員カードIDと、登録済の暗証番号とを入力して「登録」ボタンを操作すると、D221’で表示・入力されて記憶している内容(即ち既登録の会員カードの会員カードID及び登録済の暗証番号)と、D225’で入力された内容(即ち既登録の会員カードの会員カードID及び登録済の暗証番号)とを含む第2の会員統合要求が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に対して送信される。
ここで操作端末からの会員統合要求(第1の会員統合要求又は第2の会員統合要求)の受信に基づく会員統合処理に関し、制御部52は、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から、未登録の第1会員カードIDと初期暗証番号とを含む会員統合要求,又は未登録の第2会員カードIDと他システム会員IDの下4桁とを含む会員統合要求(即ち第1の会員統合要求)を受信したときに、前記エンコード情報照合処理を行う。
また制御部52は、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から、会員統合要求(第1の会員統合要求又は第2の会員統合要求)を受信したときに、図27(a)に示すポイント会員情報DBの記憶内容に基づいて、該受信した会員統合要求に含まれる既登録の会員カードID及び登録済の暗証番号を照合するポイント会員情報照合処理を行う。
また制御部52は、前記店舗特定手段として機能することにより、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から、前記会員統合要求(第1の会員統合要求又は第2の会員統合要求)を受信したことに基づいて、該会員統合要求に含まれる複数の会員特定情報(第1会員特定情報,第2会員特定情報)から特定される複数の会員カードID(第1会員カードID,第2会員カードID)に対応する各店舗の店舗IDを特定し、前記店舗一致判定手段として機能することにより、該店舗特定手段により特定された各店舗IDが一致するか否かを判定する。この店舗特定手段及び店舗一致判定手段が、前記合算条件判定手段に相当する。そして前記登録手段として機能する制御部52は、該店舗一致判定手段により一致しない(即ち受信した会員統合要求に含まれる各会員カードIDが記録された各会員カードの発行店舗が異なるという合算条件を満たす)と判定されたことを条件として、前記複数の会員識別情報を対応付けて登録する一方、前記店舗一致判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記複数の会員識別情報を登録しない。
ここで会員統合要求が前記第1の会員統合要求である場合には、前記店舗特定手段として機能する制御部52は、店舗端末(カードユニット20又はキオスク端末30)から、当該ポイント管理装置50に新たに登録する会員カードID(第1会員カードID,第2会員カードID)を特定可能な第1会員特定情報又は第2会員特定情報と当該ポイント管理装置50に既に登録されている会員カードIDを特定可能な第1会員特定情報又は第2会員特定情報とを含む第1の会員統合要求を受信したことに基づいて、該受信した第1の会員統合要求に含まれる第1会員特定情報及び/又は第2会員特定情報から特定される各会員カードID(即ち第1の会員統合要求に含まれる各会員カードID)に対応する各店舗の店舗IDを特定すると共に、情報端末(PC6又は携帯電話7)から、当該ポイント管理装置50に新たに登録する会員カードID(第1会員カードID,第2会員カードID)を特定可能な第1会員特定情報と当該ポイント管理装置50に既に登録されている会員カードIDを特定可能な第2会員特定情報とを含む第1の会員統合要求を受信したことに基づいて、該受信した第1の会員統合要求に含まれる各第2会員特定情報から特定される各会員カードID(即ち第1の会員統合要求に含まれる各会員カードID)に対応する各店舗の店舗IDを特定する。
次に前記店舗一致判定手段として機能する制御部52は、該店舗特定手段により特定された、前記新たに登録する会員識別情報に対応する店舗の店舗IDと、前記既に登録されている会員識別情報に対応する店舗の店舗IDとが一致するか否かを判定する。そして前記登録手段として機能する制御部52は、該店舗一致判定手段により一致しないと判定されたことを条件として、前記新たに登録する複数の会員識別情報を前記既に登録されている会員識別情報に対応付けて登録する一方、前記店舗一致判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記新たに登録する複数の会員識別情報を登録しない。
具体的には、図58(a)に示すように、ある会員が自分のA店の会員カードの会員カードIDをポイント会員として登録済である場合において、図58(a−1)に示すように、当該会員が操作する操作端末から、自分の既登録のA店の会員カードの会員カードID及び暗証番号と、自分の未登録のB店の会員カードの会員カードID及び暗証番号とを含む第1の会員統合要求を受信すると、前記エンコード情報照合処理及び前記ポイント会員情報照合処理で照合OKであると判定された後、店舗特定手段として機能する制御部52は、該第1の会員統合要求に含まれる会員カードIDからA店の店舗IDとB店の店舗IDとを抽出し(S1)、店舗一致判定手段として機能する制御部52は、該S1で抽出されたA店の店舗IDとB店の店舗IDとが不一致であると判定し(S2)、登録手段として機能する制御部52は、B店の会員カードIDに対応付けて、第1の会員統合要求に含まれる暗証番号,及び既登録の性別と生年月日を登録し、かつA店の会員カードIDを他の会員カードIDとして登録すると共に(S3)、該B店の会員カードIDを、A店の会員カードIDに対応付けて、他の会員カードIDとして登録する(S4)。
一方、図58(a−2)に示すように、当該会員が操作する操作端末から、自分の既登録のA店の会員カードの会員カードID及び暗証番号と、他人の未登録のA店の会員カードの会員カードID及び暗証番号とを含む第1の会員統合要求を受信すると、前記エンコード情報照合処理及び前記ポイント会員情報照合処理で照合OKであると判定された後、店舗特定手段として機能する制御部52は、該第1の会員統合要求に含まれる会員カードIDからA店の店舗IDとA店の店舗IDとを抽出し(S1)、店舗一致判定手段として機能する制御部52は、該S1で抽出されたA店の店舗IDとA店の店舗IDとが一致であると判定し(S2)、登録手段として機能する制御部52は、他人のA店の会員カードIDを登録しない(S3)。
ここで制御部52は、第1の会員統合要求を受信したことに基づいて、該受信した第1の会員統合要求に含まれる会員特定情報(第1会員特定情報又は第2会員特定情報)から特定される既に登録されている会員カードID(即ち第1の会員統合要求に含まれる各会員カードID)に対応付けて登録されている会員カードIDが有るか否かを判定する同一会員判定手段として機能し、前記店舗特定手段として機能する制御部52は、該同一会員判定手段により有ると判定されたことを条件として、前記対応付けて登録されている会員カードIDに対応する店舗の店舗IDをさらに特定し、前記店舗一致判定手段として機能する制御部52は、該店舗特定手段により特定された、前記対応付けて登録されている会員カードIDに対応する店舗の店舗IDと、前記会員統合要求に含まれる会員特定情報から特定される新たに登録する会員カードIDに対応する店舗の店舗IDとが一致するか否かを判定する。
具体的には、図58(a’)に示すように、ある会員が自分のA店の会員カードの会員カードIDと、自分のB店の会員カードの会員カードIDとを対応付けてポイント会員として登録済である場合において、図58(a−1’)に示すように、当該会員が操作する操作端末から、自分の既登録のA店の会員カードの会員カードID及び暗証番号と、自分の未登録のC店の会員カードの会員カードID及び暗証番号とを含む第1の会員統合要求を受信すると、前記エンコード情報照合処理及び前記ポイント会員情報照合処理で照合OKであると判定された後、店舗特定手段として機能する制御部52は、該第1の会員統合要求に含まれる会員カードIDからA店の店舗IDとC店の店舗IDとを抽出し(S1)、店舗一致判定手段として機能する制御部52は、該S1で抽出されたA店の店舗IDとC店の店舗IDとが不一致であると判定し(S2)、同一会員判定手段として機能する制御部52は、該第1の会員統合要求に含まれる既登録のA店の会員カードIDに対応付けて登録されているB店の会員カードIDがあると判定し(S3)、店舗特定手段として機能する制御部52は、該既登録のB店の会員カードIDからB店の店舗IDを抽出し(S4)、店舗一致判定手段として機能する制御部52は、前記S1で抽出されたC店の店舗IDと該S4で抽出されたB店の店舗IDとが不一致であると判定し(S5)、登録手段として機能する制御部52は、C店の会員カードIDに対応付けて、第1の会員統合要求に含まれる暗証番号,及び既登録の性別と生年月日を登録し、かつA店の会員カードID,及びB店の会員カードIDを他の会員カードIDとして登録すると共に(S6)、該C店の会員カードIDを、A店の会員カードIDに対応付けて、他の会員カードIDとして登録し、かつB店の会員カードIDに対応付けて、他の会員カードIDとして登録する(S7)。
一方、図58(a−2’)に示すように、当該会員が操作する操作端末から、自分の既登録のA店の会員カードの会員カードID及び暗証番号と、他人の未登録のB店の会員カードの会員カードID及び暗証番号とを含む第1の会員統合要求を受信すると、前記エンコード情報照合処理及び前記ポイント会員情報照合処理で照合OKであると判定された後、店舗特定手段として機能する制御部52は、該第1の会員統合要求に含まれる会員カードIDからA店の店舗IDとB店の店舗IDとを抽出し(S1)、店舗一致判定手段として機能する制御部52は、該S1で抽出されたA店の店舗IDとB店の店舗IDとが不一致であると判定し(S2)、同一会員判定手段として機能する制御部52は、該第1の会員統合要求に含まれる既登録のA店の会員カードIDに対応付けて登録されているB店の会員カードIDがあると判定し(S3)、店舗特定手段として機能する制御部52は、該既登録のB店の会員カードIDからB店の店舗IDを抽出し(S4)、店舗一致判定手段として機能する制御部52は、前記S1で抽出されたB店の店舗IDと該S4で抽出されたB店の店舗IDとが一致であると判定し(S5)、登録手段として機能する制御部52は、他人のB店の会員カードIDを登録しない(S6)。
また会員統合要求が前記第2の会員統合要求である場合には、前記店舗特定手段として機能する制御部52は、店舗端末(カードユニット20又はキオスク端末30)から、当該ポイント管理装置50に既に登録されている複数の会員カードID(第1会員カードID,第2会員カードID)のそれぞれを特定可能な第1会員特定情報及び/又は第2会員特定情報を複数含む第2の会員統合要求を受信したことに基づいて、当該複数の第1会員特定情報及び/又は第2会員特定情報から特定される各会員カードID(即ち第2の会員統合要求に含まれる各会員カードID)に対応する各店舗の店舗IDを特定すると共に、情報端末(PC6又は携帯電話7)から、当該ポイント管理装置50に既に登録されている複数の会員カードID(第1会員カードID,第2会員カードID)のそれぞれを特定可能な複数の第2会員特定情報を含む第2の会員統合要求を受信したことに基づいて、当該複数の第2会員特定情報から特定される各会員カードID(即ち第2の会員統合要求に含まれる各会員カードID)に対応する各店舗の店舗IDを特定する。
次に前記店舗一致判定手段として機能する制御部52は、該店舗特定手段により特定された各店舗IDが一致するか否かを判定する。そして前記登録手段として機能する制御部52は、該店舗一致判定手段により一致しないと判定されたことを条件として、前記既に登録されている複数の会員識別情報を対応付けて登録する一方、前記店舗一致判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記既に登録されている複数の会員識別情報を対応付けて登録しない。
具体的には、図59(b)に示すように、ある会員が自分のA店の会員カードの会員カードIDと自分のB店の会員カードの会員カードIDとを各々ポイント会員として登録済である場合において、図59(b−1)に示すように、当該会員が操作する操作端末から、自分の既登録のA店の会員カードの会員カードID及び暗証番号と、自分の既登録のB店の会員カードの会員カードID及び暗証番号とを含む第2の会員統合要求を受信すると、前記ポイント会員情報照合処理で照合OKであると判定された後、店舗特定手段として機能する制御部52は、該第2の会員統合要求に含まれる会員カードIDからA店の店舗IDとB店の店舗IDとを抽出し(S1)、店舗一致判定手段として機能する制御部52は、該S1で抽出されたA店の店舗IDとB店の店舗IDとが不一致であると判定し(S2)、登録手段として機能する制御部52は、A店の会員カードIDに対応付けてB店の会員カードIDを他の会員カードIDとして登録し、かつB店の会員カードIDに対応付けてA店の会員カードIDを他の会員カードIDとして登録する(S3)。
即ちポイント管理手段であるポイント会員情報DBは、前記操作端末から、該ポイント会員情報DBで既に登録している統合元会員カードID(ここではA店の会員カードID)に対して、該統合元会員カードIDから特定される店舗と異なる店舗の会員カードIDであって、該ポイント会員情報DBで既に登録している統合対象会員カードID(ここではB店の会員カードID)を統合する旨の会員統合要求(第2の会員統合要求)を受信したことを条件として、当該統合元会員カードIDと統合対象会員カードIDとを対応付けて登録する。
一方、図59(b−2)に示すように、当該会員が操作する操作端末から、自分の既登録のA店の会員カードの会員カードID及び暗証番号と他人の既登録のA店の会員カードの会員カードID及び暗証番号とを含む第2の会員統合要求を受信すると、前記ポイント会員情報照合処理で照合OKである(即ち他人の既登録のA店の会員カードIDについては、第2の会員統合要求に含まれる暗証番号が、該会員カードIDに対応付けてポイント会員情報DBに登録されている暗証番号と偶然に一致した)と判定された後、店舗特定手段として機能する制御部52は、該第2の会員統合要求に含まれる会員カードIDからA店の店舗IDとA店の店舗IDとを抽出し(S1)、店舗一致判定手段として機能する制御部52は、該S1で抽出されたA店の店舗IDとA店の店舗IDとが一致であると判定し(S2)、登録手段として機能する制御部52は、第2の会員統合要求に含まれる会員カードIDの対応付けを行わない(S3)。
ここで前記同一会員判定手段として機能する制御部52は、第2の会員統合要求を受信したことに基づいて、該受信した第2の会員統合要求に含まれる会員特定情報(第1会員特定情報,第2会員特定情報)から特定される複数の会員カードID(即ち第2の会員統合要求に含まれる各会員カードID)のいずれかに対応付けて登録されている会員カードIDが有るか否かを判定し、前記店舗特定手段として機能する制御部52は、該同一会員判定手段により有ると判定されたことを条件として、前記対応付けて登録されている会員カードIDに対応する店舗の店舗IDをさらに特定し、前記店舗一致判定手段として機能する制御部52は、該店舗特定手段により特定された、前記対応付けて登録されている会員カードIDに対応する店舗の店舗IDと、前記会員統合要求に含まれる会員特定情報から特定される残りの会員カードIDに対応する店舗の店舗IDとが一致するか否かを判定する。
具体的には、図59(b’)に示すように、ある会員が自分のA店の会員カードの会員カードIDと自分のB店の会員カードの会員カードIDとを対応付けてポイント会員として登録済であり、かつ自分のC店の会員カードの会員カードIDをポイント会員として別個に登録済である場合において、図59(b−1’)に示すように、当該会員が操作する操作端末から、自分の既登録のA店の会員カードの会員カードID及び暗証番号と、自分の既登録のC店の会員カードの会員カードID及び暗証番号とを含む第2の会員統合要求を受信すると、前記ポイント会員情報照合処理で照合OKであると判定された後、店舗特定手段として機能する制御部52は、該第2の会員統合要求に含まれる会員カードIDからA店の店舗IDとC店の店舗IDとを抽出し(S1)、店舗一致判定手段として機能する制御部52は、該S1で抽出されたA店の店舗IDとC店の店舗IDとが不一致であると判定し(S2)、同一会員判定手段として機能する制御部52は、該会員統合要求に含まれる既登録のA店の会員カードIDに対応付けて登録されているB店の会員カードIDがあると判定し(S3)、店舗特定手段として機能する制御部52は、該登録されているB店の会員カードIDからB店の店舗IDを抽出し(S4)、店舗一致判定手段として機能する制御部52は、前記S1で抽出されたC店の店舗IDと該S4で抽出されたB店の店舗IDとが不一致であると判定し(S5)、登録手段として機能する制御部52は、C店の会員カードIDに対応付けて、A店の会員カードID及びB店の会員カードIDを他の会員カードIDとして登録すると共に(S6)、該C店の会員カードIDを、A店の会員カードIDに対応付けて、他の会員カードIDとして登録し、かつB店の会員カードIDに対応付けて、他の会員カードIDとして登録する(S7)。
一方、図59(b−2’)に示すように、当該会員が操作する操作端末から、自分の既登録のA店の会員カードの会員カードID及び暗証番号と、他人の既登録のB店の会員カードの会員カードID及び暗証番号とを含む第2の会員統合要求を受信すると、前記ポイント会員情報照合処理で照合OKである(即ち他人の既登録のA店の会員カードIDについては、第2の会員統合要求に含まれる暗証番号が、該会員カードIDに対応付けてポイント会員情報DBに登録されている暗証番号と偶然に一致した)と判定された後、店舗特定手段として機能する制御部52は、該第2の会員統合要求に含まれる会員カードIDからA店の店舗IDとB店の店舗IDとを抽出し(S1)、店舗一致判定手段として機能する制御部52は、該S1で抽出されたA店の店舗IDとB店の店舗IDとが不一致であると判定し(S2)、同一会員判定手段として機能する制御部52は、該会員統合要求に含まれる既登録のA店の会員カードIDに対応付けて登録されているB店の会員カードIDがあると判定し(S3)、店舗特定手段として機能する制御部52は、該登録されているB店の会員カードIDからB店の店舗IDを抽出し(S4)、店舗一致判定手段として機能する制御部52は、前記S1で抽出されたB店の店舗IDと該S4で抽出されたB店の店舗IDとが一致であると判定し(S5)、登録手段として機能する制御部52は、他人のB店の会員カードIDとの対応付けを行わない(S6)。
また制御部52は、前記店舗特定手段により特定された各店舗IDが前記グループ設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)により設定されたグループに属する店舗の店舗IDであるか否かを判定するグループ判定手段として機能する。この店舗特定手段及びグループ判定手段が、前記合算条件判定手段に相当する。そして前記登録手段として機能する制御部52は、該グループ判定手段によりグループに属する店舗の店舗IDである(即ち受信した会員統合要求に含まれる各会員カードIDが記録された各会員カードの発行店舗がグループ設定手段により設定された同一グループに属するという合算条件を満たす)と判定されたことを条件として、前記複数の会員識別情報を対応付けて登録する。
ここで会員統合要求が前記第1の会員統合要求である場合には、前記登録手段として機能する制御部52は、前記グループ判定手段によりグループに属する店舗の店舗IDであると判定されたことを条件として、前記新たに登録する会員カードIDを前記既に登録されている会員カードIDに対応付けて登録する一方、前記グループ判定手段によりグループに属する店舗の店舗IDでないと判定されたことを条件として、前記新たに登録する会員カードIDを前記既に登録されている会員カードIDに対応付けずに登録する。
具体的には、前記図58(a−1)に示す例では、店舗特定手段として機能する制御部52は、前記第1の会員統合要求に含まれる会員カードIDからA店の店舗IDとB店の店舗IDとを抽出しているので(S1)、グループ判定手段として機能する制御部52は、図28(b)に示すグループDBの記憶内容に基づいて、該S1で抽出された店舗IDが同一の◎◎グループに属すると判定し、登録手段として機能する制御部52は、前記S3及びS4の登録を行う。
一方、図示しないが、自分の既登録のA店の会員カードの会員カードID及び暗証番号と、自分の未登録のD店の会員カードの会員カードID及び暗証番号とを含む第1の会員統合要求を受信すると、前記エンコード情報照合処理及び前記ポイント会員情報照合処理で照合OKであると判定された後、店舗特定手段として機能する制御部52は、該第1の会員統合要求に含まれる会員カードIDからA店の店舗IDとD店の店舗IDとを抽出し、グループ判定手段として機能する制御部52は、図28(b)に示すグループDBの記憶内容に基づいて、該抽出された店舗IDが同一のグループに属さない(即ち抽出された店舗IDがグループに属する店舗の店舗IDでない)と判定し、登録手段として機能する制御部52は、D店の会員カードIDをA店の会員カードIDに対応付けないで、該D店の会員カードIDに対応付けて、第1の会員統合要求に含まれる暗証番号,及び既登録の性別と生年月日を登録する。
また会員統合要求が前記第2の会員統合要求である場合には、前記登録手段として機能する制御部52は、前記グループ判定手段によりグループに属する店舗の店舗IDであると判定されたことを条件として、前記複数の会員カードIDを対応付けて登録する一方、前記グループ判定手段によりグループに属する店舗の店舗IDでないと判定されたことを条件として、前記複数の会員カードIDの対応付けを行わない。
具体的には、前記図59(b−1)に示す例では、店舗特定手段として機能する制御部52は、前記第2の会員統合要求に含まれる会員カードIDからA店の店舗IDとB店の店舗IDとを抽出しているので(S1)、グループ判定手段として機能する制御部52は、図28(b)に示すグループDBの記憶内容に基づいて、該S1で抽出された店舗IDが同一の◎◎グループに属すると判定し、登録手段として機能する制御部52は、前記S3の登録を行う。
即ちポイント管理手段であるポイント会員情報DBは、前記操作端末から、該ポイント会員情報DBで既に登録している統合元会員カードID(ここではA店の会員カードID)に対して、該統合元会員カードIDから特定される店舗と同一のグループに属する店舗の会員カードIDであって、該ポイント会員情報DBで既に登録している統合対象会員カードID(ここではB店の会員カードID)を統合する旨の会員統合要求(第2の会員統合要求)を受信したことを条件として、当該統合元会員カードIDと統合対象会員カードIDとを対応付けて登録する。
一方、図示しないが、自分の既登録のA店の会員カードの会員カードID及び暗証番号と、自分の既登録のD店の会員カードの会員カードID及び暗証番号とを含む第2の会員統合要求を受信すると、前記前記ポイント会員情報照合処理で照合OKであると判定された後、店舗特定手段として機能する制御部52は、該第2の会員統合要求に含まれる会員カードIDからA店の店舗IDとD店の店舗IDとを抽出し、グループ判定手段として機能する制御部52は、図28(b)に示すグループDBの記憶内容に基づいて、該S1で抽出された店舗IDが同一のグループに属さない(即ち抽出された店舗IDがグループに属する店舗の店舗IDでない)と判定し、登録手段として機能する制御部52は、A店の会員カードIDとD店の会員カードIDとの対応付けを行わない。
また第3の相違点(引き継ぎ処理)に関し、第1実施形態では、引き継ぎ先の新会員カードIDがポイント会員として登録されていないことを条件として引き継ぎ処理が行われるが、第2実施形態では、引き継ぎ先の新会員カードIDがポイント会員として登録されているか否かに拘わらず引き継ぎ処理が行われる。
即ち第2実施形態では、引き継ぎ処理手段として機能する制御部52は、登録判定手段による判定結果に依らずに、前記同一店舗判定手段により同一店舗で発行された会員カードの会員カードIDであると判定されたことを条件として、引き継ぎ処理を行う。
また第2実施形態では、引き継ぎ処理手段として機能する制御部52は、登録判定手段により新会員カードIDが登録されていると判定された場合には、引き継ぎ処理として、既登録会員カードIDに対応付けられているポイント数を該新会員カードIDに対応付けて管理すると共に、該新会員カードIDに対応付けられているポイント数と合算する処理を行う。
さらに第1実施形態では、図45(c)(d)に示すように、ポイント付与処理が行われた後であっても、引き継ぎ特定情報が消去されずに存置されるが、第2実施形態では、図62(c)(d)に示すように、ポイント付与処理が行われた後に、引き継ぎ特定情報が消去される。従って、前記ポイント加算処理手段は、引き継ぎ特定情報が記憶されていることを条件として、前記引き継ぎ時ポイント加算処理を行う一方、引き継ぎ特定情報が記憶されていないことを条件として、引き継ぎ先IDである新会員カードIDに対応付けられたポイントに対して、引き継ぎ元IDである既登録会員カードIDに対応するカード使用額に応じたポイントを加算しない。
以下、第2実施形態に係るポイント管理装置50が行う処理について、第1実施形態に係るポイント管理装置50が行う処理と異なる点についてのみ説明する。
まず図36(b)に示すポイント付与処理において、Sb17の処理が行われた後に、引き継ぎ特定情報(引き継ぎ日付,引き継ぎ元ID)を消去する処理を行う(Sb18)。このように、ポイント付与処理が行われた後に、引き継ぎ特定情報が消去されるので、Sb15の処理を行う必要がなくなり、Sb14でYESと判定された場合には、該Sb15の処理を行わずに、Sb16に進む。
また図41に示す処理において、S203の処理が行われた後には、ログイン要求に含まれる会員カードID(ログインID)に対応付けて登録されている他の会員カードID(以下「対応ID」と称する。)が有るか否かを判定する(S203−1’)。このS203−1’で対応IDが無い(NO)と判定された場合には、S203で特定したログインIDを送信元端末のIPアドレスに対応付けて記憶し(S204’)、S204’で記憶したログインIDに対応付けてポイント会員情報DBで記憶しているポイントを特定し(S205’)、該特定したポイントをメニュー画面(送信元端末が情報端末である場合には図7のD151に示すメニュー画面,送信元端末が店舗端末である場合には図13のS251に示すメニュー画面)の所定領域に設定して(S206’)、S210に進む。
一方、S203−1’で対応IDが有る(YES)と判定された場合には、該対応IDを特定し(S203−2’)、S203で特定したログインID及びS203−2’で特定した対応IDを送信元端末のIPアドレスに対応付けて記憶し(S204−1’)、該記憶したログインID及び対応IDに対応付けてポイント会員情報DBで記憶している各ポイントを特定し(S205−1’)、ポイント合算手段により、該特定した各ポイントを合算し(S205−2’)、該合算したポイントをメニュー画面(送信元端末が情報端末である場合には図7のD151に示すメニュー画面,送信元端末が店舗端末である場合には図13のS251に示すメニュー画面)の所定領域に設定して(S206−1’)、S210に進む。
S210〜S252の処理が行われた後には、操作端末から送信されてくる会員統合要求(第1会員統合要求又は第2会員統合要求)の受信を待機する(S260’)。このS260’で会員統合要求の受信無し(NO)と判定された場合には、S262に進む。一方、S260’で会員統合要求の受信有り(YES)と判定された場合には、図60に進んで、受信した会員統合要求に未登録の会員カードIDが含まれるか否かを判定する(S300’)。
このS300’で未登録の会員カードIDが含まれる(YES)と判定された場合には、受信した会員統合要求が第1の会員統合要求なので、該第1の会員統合要求に含まれる未登録の会員カードIDについて、前記エンコード情報照合処理を行う(S330’)。このS330’で照合NG(NO)と判定された場合には、入力が間違っている旨を示す画面を操作端末に対して配信して(S331’)、メニュー画面アクセス要求の受信を待機する(S346’)。このS346’でメニュー画面アクセス要求の受信有り(YES)と判定された場合には、前記S252に戻り、前記S251で記憶しているメニュー画面を配信する。一方、S330’で照合OK(YES)と判定された場合には、第1の会員統合要求に含まれる既登録の会員カードIDについて、前記ポイント会員情報照合処理を行う(S332’)。このS332’で照合NG(NO)と判定された場合には、S331’に進む。
一方、S332’で照合OK(YES)と判定された場合には、店舗特定手段により、前記第1の会員統合要求に含まれる複数の会員カードIDから各々店舗IDを抽出し(S333’)、グループ判定手段により、該抽出した店舗IDのすべてが図28(b)に示すグループDBで記憶されている同一のグループに属するか否かを判定する(S334’)。このS334’で同一のグループに属する(YES)と判定された場合には、S337’以下に進み、S342’及びS343’で、登録手段により、前記登録要求に含まれる複数の会員カードIDが対応付けて登録される。
これによれば、統合元会員カードIDと統合対象会員カードIDとを統合する旨の会員統合要求を受信した際に、該統合元会員カードIDから特定される店舗と統合対象会員カードIDから特定される店舗とがグループ店である場合に限って統合が行われるので、当該各会員カードIDに対応するポイントを合算して使用でき、グループ店での集客の向上に利用することができる。
一方、S334’で同一のグループに属さない(NO)と判定された場合には、前記登録手段は、各未登録の会員カードIDに対応付けて既登録の属性情報を登録し(S335’)、グループ店でないために統合はできなかったが単独で登録した旨を示す個別登録完了画面(図示外)を操作端末に対して配信して(S336’)、S346’に進む。
これによれば、会員統合要求に含まれる各会員カードIDに対応する各店舗がグループ店でない場合には、会員統合要求に含まれる新たに登録する会員カードIDが対応付けられずに登録されるので、登録操作を再度やり直す必要が無く、会員の利便性が向上する。
S337’では、店舗一致判定手段により、S333’で抽出した各店舗IDが一致するか否かを判定する。このS337’で店舗IDが一致する(YES)と判定された場合とは、ある店舗の他の会員の会員カードを拾った会員が、当該店舗の自分の会員カードと統合しようとしている場合であるため、統合ができない旨を示すエラー画面を操作端末に対して配信して(S338’)、S346’に進む。
これによれば、統合元会員カードIDと統合対象会員カードIDとを統合する旨の会員統合要求を受信した際に、該統合元会員カードIDから特定される店舗と統合対象会員カードIDから特定される店舗とが異なっている場合に限って統合が行われるので、会員カードIDが記録された会員カードを紛失した会員のポイントが、該会員カードを拾った他の会員のポイントと統合されてしまうおそれが低減し、該会員カードを紛失した会員が不利益を被るおそれを低減することができる。即ち、店舗が一致しても統合が行われてしまうと、会員カードを拾った会員は、該会員カードを紛失した会員のポイントも使用することができ、該会員カードを紛失した会員は勝手にポイントを使用されてしまうことにより不利益を被るが、これによれば、店舗が一致すると統合が行われないので、かかる不利益を被ることがない。
さらに、会員が1つの店舗で2枚の会員カードを所持すると、1日あたりで付与されるポイントに上限値(例えば10ポイント)がある場合であっても、2枚の会員カードを所持することによりそれぞれの会員カードで10ポイントを獲得でき、当該2枚の会員カードを統合すると2倍のポイントを獲得して使用できてしまうという不都合があるが、これによれば、店舗が一致する場合には統合が行われないので、かかる不都合がない。
なお、会員統合要求に含まれる複数の会員カードIDに対応する各店舗が一致しない場合には統合されることから、例えばA店の会員が、当該A店で他人のA店の会員カードを拾い、該拾った他人のA店の会員カードと自分のB店の会員カードとを統合しようとする場合には統合が行われてしまうが、該拾った他人のA店の会員カードを統合しようとする会員は、自身もA店の会員カードを所持しており、既にポイント会員として登録しているか,又は登録しようとする自分のA店の会員カードと統合しようとするのが通常であるため、多くの場合には統合を防止することができる。
一方、S337’で店舗IDが一致しない(NO)と判定された場合には、同一会員判定手段により、前記第1の会員統合要求に含まれる既登録の会員カードIDに対応付けてポイント会員情報DBで登録されている他の会員カードID(対応ID)が有るか否かを判定する(S339’)。このS339’で対応IDが無い(NO)と判定された場合には、登録手段により、未登録の会員カードIDに対応付けて、会員統合要求に含まれる暗証番号,及び既登録の属性情報を登録し、かつ既登録の会員カードIDを登録すると共に(S342’)、該登録された会員カードIDを既登録の会員カードに対応付けて登録,即ち統合する(S343’)。
そして前記図35に示すS017〜S018の処理を行うことにより(S344’)、統合された各会員カードIDの店舗の潜在ポイントがある場合には、当該潜在ポイントが移行されて会員カードIDの累計ポイントに加算されることにより顕在化される。例えばB店の潜在ポイントが対応付けられているA店の会員カードIDと、B店の会員カードIDとが統合された場合には、該B店の潜在ポイントが移行されて、A店の会員カードIDの累計ポイントに加算される。その後、統合が完了した旨を示す統合登録完了画面(図示外)を操作端末に対して配信して(S345’)、S346’に進む。
一方、S339’で対応IDが有る(YES)と判定された場合には、店舗特定手段により、当該対応IDから店舗IDを抽出し(S340’)、店舗一致判定手段により、S340’で抽出した店舗IDと、前記第1の会員統合要求に含まれる未登録の会員カードIDから前記S333’で抽出した店舗IDとが一致するか否かを判定する(S341’)。このS341’で一致しない(NO)と判定された場合には、S342’に進む。一方、S341’で一致する(YES)と判定された場合には、登録手段による未登録会員カードIDの登録及び会員カードIDの対応付けの登録が行われず、S338’の後、S346’に進む。
これによれば、第1の会員統合要求に含まれる既に登録されている会員カードIDに対応付けて登録されている他の会員カードIDに対応する店舗と、新たに登録する会員カードIDに対応する店舗とが一致する場合にも、当該新たに登録する会員カードIDが登録されないので、会員カードを紛失した会員が不利益を被るおそれをさらに低減することができる。
前記S303’で未登録の会員カードIDが含まれない(NO)と判定された場合には、受信した会員統合要求が第2の会員統合要求なので、該第2の会員統合要求に含まれるすべての会員カードID(即ち既登録の会員カードID)について、前記ポイント会員情報照合処理を行う(S351’)。このS351’で照合NG(NO)と判定された場合には、入力が間違っている旨を示す画面を操作端末に対して配信して(S352’)、S346’に進む。
一方、S351’で照合OK(YES)と判定された場合には、店舗特定手段により、前記第2の会員統合要求に含まれる複数の会員カードIDから各々店舗IDを抽出し(S353’)、グループ判定手段により、該抽出した店舗IDのすべてが図28(b)に示すグループDBで記憶されている同一のグループに属するか否かを判定する(S354’)。このS354’で同一のグループに属する(YES)と判定された場合には、S357’以下に進み、S363’で、登録手段により、前記登録要求に含まれる複数の会員カードIDが対応付けて登録される。
一方、S354’で同一のグループに属さない(NO)と判定された場合には、前記登録手段は、既登録の各会員カードIDを対応付けて登録せず、該対応付けを行わない旨を示す画面(図示外)を操作端末に対して配信して(S355’)、S346’に進む。
S357’では、店舗一致判定手段により、S353’で抽出した各店舗IDが一致するか否かを判定する。このS357’で店舗IDが一致する(YES)と判定された場合とは、ある店舗の他の会員の会員カードを拾った会員が、当該店舗の自分の会員カードと統合しようとしている場合であるため、統合ができない旨を示すエラー画面を操作端末に対して配信して(S358’)、S346’に進む。
一方、S357’で店舗IDが一致しない(NO)と判定された場合には、同一会員判定手段により、前記第2の会員統合要求に含まれる既登録の会員カードIDに対応付けてポイント会員情報DBで登録されている他の会員カードID(対応ID)が有るか否かを判定する(S359’)。このS359’で対応IDが無い(NO)と判定された場合には、登録手段により、既登録の複数の会員カードIDを対応付けて登録,即ち統合して(S363’)、S344’に進む。
一方、S359’で対応IDが有る(YES)と判定された場合には、店舗特定手段により、当該対応IDから店舗IDを抽出し(S360’)、店舗一致判定手段により、S360’で抽出した店舗IDと、前記第2の会員統合要求に含まれる残りの既登録の会員カードIDから前記S353’で抽出した店舗IDとが一致するか否かを判定する(S361’)。このS361’で一致しない(NO)と判定された場合には、S363’に進む。一方、S361’で一致する(YES)と判定された場合には、登録手段による会員カードIDの対応付けの登録が行われず、S358’の後、S346’に進む。
これによれば、第2の会員統合要求に含まれる既に登録されている複数の会員カードIDのいずれかに対応付けて登録されている会員カードIDに対応する店舗と、当該複数の会員カードIDのうちの残りの会員カードIDに対応する店舗とが一致する場合にも、当該複数の会員カードIDの対応付けが行われないので、記録媒体を紛失した会員が不利益を被るおそれをさらに低減することができる。
また図44に示す処理において、S400で引き継ぎ要求の受信有り(YES)と判定された場合には、図61に進んで、登録判定手段により、該引き継ぎ要求に含まれる新会員カードIDがポイント会員情報DBで登録済であるか否かを判定する(S400’)。
このS400’で登録済でない(NO)と判定された場合には、前記引き継ぎ要求に含まれる未登録の新会員カードIDについて、前記エンコード情報照合処理を行う(S430’)。このS430’で照合NG(NO)と判定された場合には、入力が間違っている旨を示す画面を操作端末に対して配信して(S431’)、メニュー画面アクセス要求の受信を待機する(S346’)。このS346’でメニュー画面アクセス要求の受信有り(YES)と判定された場合には、前記S252に戻り、前記S251で記憶しているメニュー画面を配信する。一方、S430’で照合OK(YES)と判定された場合には、前記引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードIDについて、前記ポイント会員情報照合処理を行う(S432’)。このS432’で照合NG(NO)と判定された場合には、S431’に進む。
一方、S432’で照合OK(YES)と判定された場合には、店舗特定手段により、前記引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードID及び新会員カードIDから各々店舗IDを抽出し(S433’)、店舗一致判定手段(同一店舗判定手段)により、S433’で抽出した各店舗IDが一致するか否かを判定する(S437’)。このS437’で店舗IDが一致しない(NO)と判定された場合には、引き継ぎができない旨を示すエラー画面を操作端末に対して配信して(S438’)、S445’に進む。一方、S437’で店舗IDが一致する(YES)と判定された場合には、S439’以下に進んで、S442’で引き継ぎ処理を行う。これによれば、同一店舗で発行された会員カードの会員カードIDに対して引き継ぎ処理が行われるので、他の店舗で発行された会員カードの会員カードIDに対して引き継ぎ処理が行われてしまうおそれがない。
S439’では、対応付け判定手段により、前記引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードIDに対応付けて登録されている他の既登録会員カードIDがあるか否かを判定する。このS439’で他の既登録会員カードIDがない(NO)と判定された場合には、S442’に進む。一方、S439’で他の既登録会員カードIDがある(YES)と判定された場合には、登録手段により、前記引き継ぎ要求に含まれる新会員カードIDを当該他の既登録会員カードIDに対応付けて登録すると共に、当該他の既登録会員カードIDに対応する前記引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードIDを消去して(S440’)、S442’に進む。これによれば、引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードIDに対応付けて登録されている他の既登録会員カードIDがあれば、引き継ぎ要求に含まれる新会員カードIDが当該他の既登録会員カードIDに対応付けて登録されるので、当該他の既登録会員カードIDと新会員カードIDとを含む合算要求(会員統合要求)を送信する必要が無く、それら会員カードIDが記録された複数の会員カードを所有する所有者の利便性が向上する。
S442’では、ポイント会員情報DBにおいて、引き継ぎ処理手段により、前記引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードIDに代えて新会員カードIDを登録し、登録済の暗証番号に代えて引き継ぎ要求に含まれる登録する暗証番号を登録することにより、前記引き継ぎ処理を行い、S443’で、引き継ぎ特定情報管理手段により、該新会員カードIDに対応付けて、引き継ぎ日付を記憶(登録)すると共に、前記既登録会員カードIDを引き継ぎ元IDとして記憶(登録)し、S444’で、引き継ぎが完了した旨を示す引き継ぎ完了画面を操作端末に対して配信して、S445’に進む。
前記S400’で登録済である(YES)と判定された場合には、前記引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードID(旧会員カードID)及び既登録の新会員カードIDについて、前記ポイント会員情報照合処理を行う(451’)。このS451’で照合NG(NO)と判定された場合には、入力が間違っている旨を示す画面を操作端末に対して配信して(S452’)、S445’に進む。
一方、S451’で照合OK(YES)と判定された場合には、店舗特定手段により、前記引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードID及び新会員カードIDから各々店舗IDを抽出し(S453’)、店舗一致判定手段(同一店舗判定手段)により、S453’で抽出した各店舗IDが一致するか否かを判定する(S457’)。このS457’で店舗IDが一致しない(NO)と判定された場合には、引き継ぎができない旨を示すエラー画面を操作端末に対して配信して(S458’)、S445’に進む。一方、S457’で店舗IDが一致する(YES)と判定された場合には、S459’以下に進んで、S462’で引き継ぎ処理を行う。これによれば、同一店舗で発行された会員カードの会員カードIDに対して引き継ぎ処理が行われるので、他の店舗で発行された会員カードの会員カードIDに対して引き継ぎ処理が行われてしまうおそれがない。
S459’では、対応付け判定手段により、前記引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードIDに対応付けて登録されている他の既登録会員カードIDがあるか否かを判定する。このS459’で他の既登録会員カードIDがない(NO)と判定された場合には、S462’に進む。一方、S459’で他の既登録会員カードIDがある(YES)と判定された場合には、登録手段により、前記引き継ぎ要求に含まれる新会員カードIDを当該他の既登録会員カードIDに対応付けて登録すると共に、当該他の既登録会員カードIDに対応する前記引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードIDを消去して(S460’)、S463’に進む。これによれば、引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードIDに対応付けて登録されている他の既登録会員カードIDがあれば、引き継ぎ要求に含まれる新会員カードIDが当該他の既登録会員カードIDに対応付けて登録されるので、当該他の既登録会員カードIDと新会員カードIDとを含む合算要求(会員統合要求)を送信する必要が無く、それら会員カードIDが記録された複数の会員カードを所有する所有者の利便性が向上する。
S462’では、ポイント会員情報DBにおいて、引き継ぎ処理手段により、前記引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードIDに代えて新会員カードIDを登録し、登録済の暗証番号に代えて引き継ぎ要求に含まれる登録する暗証番号を登録すると共に、既登録会員カードIDに対応付けられている累計使用金額及び累計ポイントを新会員カードIDに対応付けられている累計使用金額及び累計ポイントと合算することにより、前記引き継ぎ処理を行い、S463’で、引き継ぎ特定情報管理手段により、該新会員カードIDに対応付けて、引き継ぎ日付を記憶(登録)すると共に、前記既登録会員カードIDを引き継ぎ元IDとして記憶(登録)し、S444’で、引き継ぎが完了した旨を示す引き継ぎ完了画面を操作端末に対して配信して、S445’に進む。
これによれば、新会員カードIDに対応付けてポイント数が管理されている場合であっても、既登録会員カードIDに対応付けられているポイント数と該新会員カードIDに対応付けられているポイント数とが合算されるので、それら会員カードIDが記録された複数の会員カードを所有する所有者の利便性が向上する。
なお前記引き継ぎ完了画面を受信した情報端末(PC6,携帯電話7)では、クッキーに記憶されている会員カードID及び暗証番号が、図52のD405に示す画面で入力された新会員カードID及び登録する暗証番号に書き換えられて、該書換後の新会員カードID及び暗証番号でポイント会員専用ホームページにログインしている状態となり、該書換以降は、書換前の会員カードID及び暗証番号ではログインできないようになる。
以上に説明したように、会員カードの所有者が操作する操作端末から引き継ぎ要求を受信したことに基づいて引き継ぎ処理が行われるので、該ポイント管理装置50及び店舗に設けられる会員管理装置(第1会員管理装置100,第2会員管理装置200)において引き継ぎ要求の送受信に伴うプログラムを組んだり、該送受信を行うための装置を設けたりする必要がなく、引き継ぎ処理のためのコストが低減される。また該ポイント管理装置50を含むポイント管理システム1において、引き継ぎ要求を送信するための会員管理装置を店舗に設ける必要が無くなる。
ここで図62を参照して、制御部52が行う引き継ぎ処理について説明する。まず図62の(a)(b)(c)(d)を参照して、新会員カードIDが未登録である場合において制御部52が行う引き継ぎ処理について説明する。図62(a)に示すように、ポイント会員情報DBにおいて、A00009とB00246の会員カードIDが対応付けて登録されている状態で、既登録会員カードID(旧会員カードID)であるA00009と未登録の新会員カードIDであるA01111とを含む引き継ぎ要求を受信すると、同一店舗判定手段により既登録会員カードIDと新会員カードIDが同一店舗(ここではA店)で発行された会員カードの会員カードIDであると判定され、かつ登録判定手段により新会員カードIDがポイント会員情報DBで登録されていないと判定されるので、前記引き継ぎ処理が行われて、図62(b)に示すようになる。
具体的には、まず登録手段により、前記図61に示すS440’の処理が行われて、新会員カードIDであるA01111が、既登録会員カードIDであるA00009に対応付けて登録されている他の既登録会員カードIDであるB00246に対応付けて登録されると共に、B00246に対応付けて登録されているA00009が消去される。次に引き継ぎ処理手段により、同S442’の処理が行われて、A00009に代えてA01111が登録される引き継ぎ処理が行われ、さらに引き継ぎ特定情報管理手段により、同S443’の処理が行われて、A01111に対応付けて、引き継ぎ日付(ここでは9月16日)が登録されると共に、A00009が引き継ぎ元IDとして登録される。
次に当日の遊技場の営業終了後において、カード残額DBの記憶内容(図20(a))を受信すると、前記受信IDが小さい順に、前記図36(b)に示すポイント付与処理が行われて、図62(c)に示すようになる。具体的には、B00246の会員カードIDについては、累積使用金額が22000円増加しており、カード使用額として該22000円が使用されているので、22ポイントが付与されて、カード使用ポイントの記憶欄に記憶される。
またA01111の会員カードIDについては、本日に引き継ぎ処理が行われているので、以下のようにしてポイント付与処理が行われる。まず引き継ぎ元IDであるA00009に対応するカード使用額(例えば9000円)に応じて9ポイントが付与されて、引き継ぎ先IDであるA01111に対応するカード使用ポイントの記憶欄に該9ポイントが記憶される。次に引き継ぎ先であるA01111に対応するカード使用額(例えば3000円)に応じて3ポイントが付与されて、前記記憶されている9ポイントと該付与された3ポイントとの合算値である12ポイントが、引き継ぎ先IDであるA01111に対応するカード使用ポイントの記憶欄に記憶される。そして該A01111に対応付けて登録されている引き継ぎ特定情報である引き継ぎ日付及び引き継ぎ元IDが消去される。
このポイント付与処理が行われた後に、ポイント加算処理が行われて、図62(d)に示すようになる。具体的には、B00246の会員カードIDについては、カード使用ポイントの記憶欄に記憶されている22ポイントのうちの、上限値である10ポイントが、累計ポイントの記憶欄に記憶されている369ポイントに対して加算更新されて379ポイントとされると共に、カード使用ポイントの記憶欄に記憶されているポイントが0にされる。またA01111の会員カードIDについては、カード使用ポイントの記憶欄に記憶されている12ポイントのうちの、上限値である10ポイントが、累計ポイントの記憶欄に記憶されている5ポイントに対して加算更新されて15ポイントとされると共に、カード使用ポイントの記憶欄に記憶されているポイントが0にされる。
次に図62(a’)(b’)を参照して、新会員カードIDが既登録である場合において制御部52が行う引き継ぎ処理について説明する。図62(a’)に示すように、ポイント会員情報DBにおいて、A00009とB00246の会員カードIDが対応付けて登録されており、かつA01111の会員カードIDが登録されている状態で、既登録会員カードID(旧会員カードID)であるA00009と既登録の新会員カードIDであるA01111とを含む引き継ぎ要求を受信すると、同一店舗判定手段により既登録会員カードIDと新会員カードIDが同一店舗(ここではA店)で発行された会員カードの会員カードIDであると判定され、かつ登録判定手段により新会員カードIDがポイント会員情報DBで登録されていると判定されるので、前記引き継ぎ処理が行われて、図62(b’)に示すようになる。
具体的には、まず登録手段により、前記図61に示すS360の処理が行われて、新会員カードIDであるA01111が、既登録会員カードIDであるA00009に対応付けて登録されている他の既登録会員カードIDであるB00246に対応付けて登録されると共に、B00246に対応付けて登録されているA00009が消去される。次に引き継ぎ処理手段により、同S362の処理が行われて、A00009に代えてA01111が登録されると共に、既登録会員カードIDに対応付けられている累計使用金額及び累計ポイントが新会員カードIDに対応付けられている累計使用金額及び累計ポイントと合算される引き継ぎ処理が行われ、さらに引き継ぎ特定情報管理手段により、同S363の処理が行われて、A01111に対応付けて、引き継ぎ日付(ここでは9月16日)が登録されると共に、A00009が引き継ぎ元IDとして登録される。
なおポイント付与処理は、図62(c)に示すのと同様にして行われ、ポイント加算処理は、図62(d)に示すのと同様にして行われる。
[3.本発明の変形例]
次に、本発明の変形例について説明する。
上記の実施形態では、店舗が遊技場であり、取引処理が玉貸処理である例について説明したが、これに限らず、該店舗は、商品やサービスを提供する一般店舗であっても良い。例えば店舗がコンビニエンスストアであり、該コンビニエンスストアの店舗会員がポイント会員として登録した場合に、各コンビニエンスストアで取引処理である買い物が行われると、該買い物金額に応じてポイントを付与し、他のコンビニエンスストアの会員カードと統合することにより、各会員カードに対応するポイントを合算して使用できるようにしても良い。また店舗がゲームセンタであり、各ゲームセンタの店舗会員がポイント会員として登録した場合に、該ゲームセンタに備えられている麻雀ゲーム機で取引処理であるゲームが行われると、該ゲーム結果に応じてポイントを付与し、他のゲームセンタの会員カードと統合することにより、各会員カードに対応するポイントを合算して使用できるようにしても良い。即ち本発明は、各店舗において店舗会員として登録されると共に、ポイント管理装置50においてポイント会員として登録される形態であれば、いかなる店舗にも適用可能である。
上記の実施形態では、図1に示すように、店舗端末が、カードユニット20及びキオスク端末30である例について説明したが、これに限らず、該店舗端末は、カードユニット20又はキオスク端末30のいずれか一方のみであっても良い。
上記の実施形態では、図1,図10,図11に示すように、カードユニット20が、システム管理装置40及びインターネットを介して、ポイント管理装置50と通信(第1登録要求及び会員統合要求の送信,並びに表示画面の配信)する例について説明したが、これに限らず、該カードユニット20が、システム管理装置40及び転送装置70を介して、ポイント管理装置50と通信するようにしても良く、またカードユニット20を直接インターネットに接続可能に構成し、該インターネットを介して、ポイント管理装置50と通信するようにしても良い。
上記の実施形態では、カードユニット20から送信される会員カードID及び使用金額が、システム管理装置40,及び転送装置70を介して、ポイント管理装置50に送信される例について説明したが、これに限らず、システム管理装置40,転送装置70を介さずにポイント管理装置50に送信されるようにしても良く、いずれか一方のみを介して、ポイント管理装置50に送信されるようにしても良い。あるいは、カードユニット20から送信される第1会員カードID及び使用金額が、一時的に所定の記憶装置に記憶されて、該記憶装置の記憶内容が、インターネットを介して、ポイント管理装置50に送信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図1に示すように、システム管理装置40がカード残額DBを管理し、第1会員管理装置100が第1会員情報DBを管理する例について説明したが、これに限らず、システム管理装置40と第1会員管理装置100の両方の機能を備えるコンピュータで、カード残額DBと第1会員情報DBの両方を管理するようにしても良い。
上記の実施形態では、ポイント管理装置50がウェブサーバとして機能する例について説明したが、これに限らず、該ポイント管理装置50とは別のコンピュータがウェブサーバとして機能するようにしても良い。
上記の実施形態では、店舗情報提供装置がポイント管理装置50である例について説明したが、これに限らず、該店舗情報提供装置は、店舗情報を公開するウェブサイトを運営するウェブサーバであっても良い。この場合には、複数の店舗の店舗IDがリンク情報として貼り付けられている各店舗名が表示されているウェブページにおいて、ある店舗名がクリックされると、該クリックされた店舗名のリンク情報である店舗IDが、前記「店舗特定情報を含む店舗情報要求」として、操作端末からウェブサーバに対して送信され、前記グループ店情報提供手段により、グループ店情報が操作端末に対して提供される。ここでグループ店情報提供手段は、前記クリックされた店舗(例えばA店)と同一グループ(即ち◎◎グループ)に属するすべての店舗(即ちA店,B店,C店,及びX店)の店舗情報を、グループ店情報として操作端末に対して提供するようにしても良く、またクリックされた店舗の店舗情報と、該クリックされた店舗と同一グループに属する他の店舗(即ちB店,C店,及びX店)の店舗IDがリンク情報として貼り付けられている当該各店舗名とが表示されているウェブページを、グループ店情報として操作端末に対して提供するようにしても良い。
上記の実施形態では、図2に示すように、記録媒体が、カード型の会員カード(第1会員カード4,第2会員カード5)である例について説明したが、これに限らず、該記録媒体は、コイン型であっても良く、また携帯電話であっても良い。
上記の実施形態では、図2に示すように、会員カード(第1会員カード4,第2会員カード5)において、非接触式のICチップ及び磁気ストライプにより、第1会員特定情報が電気的又は磁気的に記録されている例について説明したが、これに限らず、ICチップ又は磁気ストライプのいずれか一方のみで第1会員特定情報を記録するものであっても良く、またICチップは、非接触式のものではなく、接触式のものであっても良い。
上記の実施形態では、図2に示すように、会員カード(第1会員カード4,第2会員カード5)において、会員カードID及び会員IDの番号自体が、第2会員特定情報として目視可能に記録されている例について説明したが、これに限らず、該会員カードIDや会員IDを示す二次元コード(例えばバーコードやQRコード),三次元コード,又は光干渉コード(例えばホログラム)等が、第2会員特定情報として目視可能に記録されているようにしても良く、この場合には該コードを読み取るリーダ(例えば携帯電話7に設けられたカメラ等)で該コードが読み取られ、該読み取ったコードから特定される会員カードIDや会員IDが第2会員特定情報として入力される。即ち第2会員特定情報は、目視可能に記録されているものであれば、該第2会員特定情報を直接的に認識できるもののみならず、リーダにより読み取ることで該第2会員特定情報を間接的に認識できるものであっても良い。
上記の実施形態では、図2に示すように、記録媒体(会員カード)に会員識別情報(会員カードID)が記録されている例について説明したが、これに限らず、該記録媒体には、会員識別情報は記録されていなくても良く、第1会員特定情報及び第2会員特定情報が記録されていれば良い。
上記の実施形態では、図2(a)に示すように、第1会員カード4の表示領域4aに第1会員ID及び第1会員カードIDが目視可能に表示されているが、該第1会員IDは表示しないようにしても良い。
上記の実施形態では、図12に示すように、貨幣として、紙幣2及び硬貨3の双方を使用可能である例について説明したが、これに限らず、紙幣2又は硬貨3のいずれか一方のみを使用可能としても良い。また使用可能な貨幣の種類は、上記のものには限定されない。また貨幣は、紙幣2や硬貨3のような実物以外にも、クレジットカードにより使用可能な与信金額,デビットカードにより使用される預金残高等であっても良い。
上記の実施形態では、遊技用有価価値の大きさや使用価値の大きさが、カード残額や使用金額自体である例について説明したが、これに限らず、遊技用有価価値の大きさや使用価値の大きさは、金額が所定の比率で換算された残度数や点数等であっても良い。
上記の実施形態では、遊技用有価価値の大きさを特定可能な有価価値特定情報として、第1記録媒体(第1会員カード4)には第1会員カードID及びカード残額が記録され、第2記録媒体(第2会員カード5)には第2会員カードID及びカード残額が記録されている例について説明したが、これに限らず、第1記録媒体には、有価価値特定情報として、第1会員カードID又はカード残額のいずれか一方のみが記録されるようにしても良く、第2記録媒体には、有価価値特定情報として、第2会員カードID又はカード残額のいずれか一方のみが記録されるようにしても良い。また、有価価値特定情報は、第1記録媒体及び第2記録媒体への入金処理に伴いシステム管理装置40において生成される入金IDであっても良く、該入金IDとカード残額とを対応付けて管理することで遊技用有価価値の大きさを特定可能としても良い。さらに第1記録媒体に記録される有価価値特定情報は、第1会員IDであっても良く、システム管理装置40において、第1会員IDに対応付けてカード残額を記憶しておくことにより、第1会員IDからカード残額を特定可能となり、該第1会員IDが有価価値特定情報として作用する。
上記の実施形態では、第2会員カード5に第2会員カードID及びカード残額が記録されており、第2会員カードIDが、カード会社において当該第2会員カード5を個々に識別するための情報であると共に、有価価値特定情報である第2記録媒体識別情報として作用するとともに、第2会員カードID及びカード残額の両情報を含む情報が、前記第2記録媒体識別情報として作用する例について説明したが、これに限らず、第2会員カード5にカード残額を記録することなく、システム管理装置40において、第2会員カードIDと対応付けてカード残額を記憶することで、第2会員カードIDからカード残額を特定可能として、第2会員カードIDが第2記録媒体識別情報として作用するようにしても良い。また、第2会員カード5に第2会員カードID及びカード残額を記録し、システム管理装置40において、第2会員カードIDとカード残額が対応付けて記憶されないようにしても良く、この場合には、第2会員カード5に記録されている第2会員カードIDが当該第2会員カード5を個々に識別するための情報であり、同記録されているカード残額が有価価値特定情報となる。つまり、これら第2会員カードID及びカード残額の両情報を含む情報が、第2記録媒体識別情報となる。
上記の実施形態では、図1に示すように、遊技機がパチンコ機10である例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、例えば遊技媒体としてメダルを使用するスロットマシン,遊技媒体としてパチンコ玉を使用するスロットマシンであるパロット(登録商標),遊技媒体であるパチンコ玉が指触不能に封入された封入式のパチンコ機,パチンコ玉やメダルを用いることなく得点データを使用して遊技可能なパチンコ機やスロットマシン,遊技領域やパチンコ玉が画像にて表示される画像式のパチンコ機,リールが画像にて表示される画像式のスロットマシン等であっても良い。
上記の実施形態では、貨幣の金額又は遊技用有価価値の大きさを遊技に使用させるための処理が玉貸処理(ビジタ玉貸処理又は会員カード玉貸処理)である例について説明したが、これに限らず、該処理は、前記メダルを貸与するメダル貸出処理や、前記画像式のパチンコ機やスロットマシンにおいて有価価値の大きさを遊技媒体としての得点に変換して遊技に使用させる処理等でも良い。
上記の実施形態では、玉貸処理が行われた場合に、カードユニット20とパチンコ機10との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて、該パチンコ機10に設けられた玉払出装置13からパチンコ玉が払い出されて貸与される例について説明したが、これに限らず、カードユニット20に設けられた図示しない玉払出装置からパチンコ玉が払い出されて貸与されるようにしても良い。
上記の実施形態では、カードユニット20のユニット制御部22のRAMに入金残額を記憶する例について説明したが、これに限らず、該カードユニット20は、ユニット制御部がEEPROMを備えているものであれば、該EEPROMに入金残額を記憶するようにしても良い。またカードユニット20は、ビジタ遊技者用の記録媒体を外部から受け付けるタイプのものであっても良く、封入カードに入金残額を記憶するものであっても良い。
上記の実施形態では、図27(a)に示すポイント会員情報DBにおいて、属性情報として、ポイント会員に登録するときには性別,生年月日のみの登録を求め、抽選に当選したとき,及び商品との交換をしたときに、氏名と住所の登録を求める例について説明したが、これに限らず、ポイント会員に登録するときにすべての属性情報の登録を求めるようにしても良い。
上記の実施形態では、図27(a)に示すポイント会員情報DBでポイント会員として登録された後の使用金額に基づいてポイントが付与される例について説明したが、これに限らず、図27(d)に示す使用金額DBでポイント会員として登録されていない店舗会員の使用金額も記憶しておき、ポイント会員として登録された際に、該記憶されている使用金額に基づいてポイントが付与されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図27(a)に示すポイント会員情報DBで会員カードIDに対応付けて電子メールアドレスが登録されている場合にも、図27(c)に示す通知情報DBで該会員カードIDに対応付けて通知情報であるアンケート情報,イベント情報,及び当選情報が記憶される例について説明したが、これに限らず、電子メールアドレスが登録されている会員カードIDについては、これら通知情報が記憶されないようにしても良く、この場合には、通知対象判定手段により通知対象でないと判定されるので、通知情報は返信されない。
上記の第1実施形態では、図27(a)に示すように、会員カードIDの対応付けが行われた時点で各会員カードIDに対応するポイントを合算して、該合算ポイントを管理する例について説明し、上記の第2実施形態では、図55(a)に示すように、各会員カードIDに対応付けて個別にポイントを管理し、図41のS205−2’に示すように、メニュー画面を配信する際に、ポイントの合算を行う例について説明したが、これに限らず、第1実施形態で個別ポイントを管理し、第2実施形態で合算ポイントを管理するようにしても良く、また第1実施形態及び/又は第2実施形態で、個別ポイントと合算ポイントの両方を管理するようにしても良く、この場合には、各店舗の個別ポイントから各店舗の個別ポイントからの使用分がそれぞれ減算されると共に、合算ポイントからも使用ポイントが減算される。
上記の実施形態では、図28(a)に示すように、第1会員カードIDと第1会員IDとの対応付け,及び第2会員カードIDと他システム会員IDとの対応付けを示す対応情報が、エンコード情報管理装置60から送信されるエンコード情報DBの記憶内容であり、エンコード情報管理装置用通信部51aが、該対応情報を受け付ける対応情報受付手段として機能する例について説明したが、これに限らず、該対応情報受付手段は、メディアに記録された対応情報を読み取る読み取り装置であっても良く、紙に記録された対応情報を読み取るOCRであっても良い。また、ポイント管理装置50のオペレータが、ディスプレイ54等に表示される対応情報入力画面によって対応情報を入力するようにしても良く、例えば1000枚分の第2会員カード5にエンコードされた対応情報を入力する場合には、最初の1枚のカードについてのみ他システム会員IDと第2会員カードIDを入力し、その状態でエンコードされた第2会員カードが1000枚である旨を入力すると、最初に入力された他システム会員IDと第2会員カードIDを基準として、その後所定のルールに従って(例えば、他システム会員IDと第2会員カードIDをいずれも1ずつ増加させる等)連続的に1000枚分の対応付けが行われるようにすると良い。
上記の実施形態では、図28(b)に示すグループDBにおいて、グループについて合算した残ポイント数及び当月使用ポイント数を管理している例について説明したが、これに限らず、各店舗について個別に残ポイント数及び当月使用ポイント数を管理するようにしても良く、合算したものと個別のものとを両方管理するようにしても良い。
上記の実施形態では、各グループ又は各店舗が、図28(b)に示すグループDB及び図28(c)に示す店舗DBで記憶されている商品交換使用ポイント数に応じて対価を負担する例について説明したが、これに限らず、抽選応募使用ポイント数に応じて対価を負担するようにしても良く、また今月使用ポイント数に応じて対価を負担するようにしても良い。
上記の実施形態では、図30(a)のD03に示す新グループの設定登録や、同D05に示すグループ店の追加設定において、表示された店舗に対応するチェックボックスをチェックすることで店舗が選択されて、該選択された店舗が新グループに登録又はグループに追加される例について説明したが、これに限らず、新グループに登録又はグループに追加する店舗を直接入力し、該入力された店舗が登録又は追加されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図30(a)又は図52に示すように、新規店舗をグループ店として登録する場合には、まずD02又はD02’で新規店舗の登録を行ってから、D03で新グループの設定,又はD05でグループ店の追加を行う例について説明したが、これに限らず、新規店舗の登録時にグループ店として登録できるようにしても良く、この場合には、例えばD03で新グループの設定を行う際に当該新規店舗もグループ店として登録することができるようにし、またD05でグループ店の追加を行う際に当該新規店舗をグループ店として追加できるようにする。
上記の実施形態では、図31(b)のD21に示すように、制御部52が送信するアンケート情報が、アンケートにアクセスするためのURLである例について説明したが、これに限らず、アンケート情報がアンケートの内容自体であっても良く、この場合には、インターネットに接続される外部通信部51cから該アンケートの内容自体を含む電子メールが送信される。
上記の実施形態では、図26に示すように、カード残額DB,カード使用額DB,及び電子マネー使用額DBの記憶内容が、遊技場の営業終了後に転送装置70に送信される例について説明したが、これに限らず、これらの情報は、予め定められた所定時刻又は所定間隔で送信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、第1会員遊技者に対して付与されるポイント及び第2会員遊技者に対して付与されるポイントのいずれもが、使用金額1000円毎に1ポイント付与される例について説明したが、これに限らず、前者と後者で異なる金額比率でポイントが付与されるようにしても良い。例えば第1会員遊技者には使用金額1000円につき1ポイント付与し、第2会員遊技者には使用金額2000円につき1ポイント付与するようにしても良い。
上記の実施形態では、ポイント付与処理において、1日あたりに付与されるポイントに上限値が設けられている例について説明したが、これに限らず、該上限値を設けないようにしても良い。
上記の実施形態では、ポイント付与処理において、カード使用額に応じてポイント(使用ポイント)が付与される例について説明したが、これに限らず、来店に応じて(例えば1日あたり1ポイントの)来店ポイントが付与されるようにしても良い。ここで引き継ぎ処理が行われている場合には、引き継ぎ先の会員カードIDと引き継ぎ元の会員カードIDの各々について各1ポイント(即ち合計2ポイント)の来店ポイントを付与するのではなく、引き継ぎ先の会員カードIDについてのみ1ポイントの来店ポイントを付与する。なお前記上限値は、使用ポイントに対してのみ適用されるようにしても良く、使用ポイントと来店ポイントの合算値に対して適用されるようにしても良い。
上記の実施形態では、ポイント付与処理において、使用価値の大きさ(使用金額)に応じたポイントを付与する例について説明したが、これに限らず、遊技時間に応じたポイントを付与するようにしても良い。この場合には、システム管理装置40のカード残額DBにおいて、会員カードIDに対応付けて、例えば該会員カードIDの会員カードがカードユニット20に挿入されている時間を遊技時間をして記憶しておき、該カード残額DBの記憶内容がポイント管理装置50に送信されてくると、制御部52が、該遊技時間に応じたポイントを付与するポイント付与処理を行うようにすれば良い。
上記の実施形態では、ポイント付与処理において、ポイント付与間隔が1日である例について説明したが、これに限らず、該ポイント付与間隔は、ポイント付与対象情報の収集間隔以上であれば、1日よりも短い間隔(例えば6時間毎)であっても良い。この場合には、ポイント会員情報DBにおいて、引き継ぎ特定情報として、引き継ぎ日付のみならず、引き継ぎ時刻も管理する。
上記の実施形態では、ポイント付与処理において、受信IDが小さい順にポイント付与処理が行われる例について説明したが、受信IDが大きい順にポイント付与処理が行われるようにしても良く、この場合には、前記図45(c)に示す例では、まず引き継ぎ先であるA01111に対応するカード使用額(例えば3000円)に応じて3ポイントが付与されて、該A01111に対応するカード使用ポイントの記憶欄に該3ポイントが記憶され、次に引き継ぎ元IDであるA00009に対応するカード使用額(例えば9000円)に応じて9ポイントが付与されるが、前記記憶されている3ポイントと該付与された9ポイントとの合算値が1日あたりに付与されるポイントの上限値である10ポイントを超えているので、該10ポイントがカード使用ポイントの記憶欄に記憶される。
上記の第1実施形態では、ポイント付与処理が行われた後であっても、引き継ぎ特定情報(引き継ぎ日付,引き継ぎ元ID)が消去されずに存置され、上記の第2実施形態では、ポイント付与処理が行われた後に、引き継ぎ特定情報が消去される例について説明したが、これに限らず、第1実施形態で引き継ぎ特定情報を消去し、第2実施形態で引き継ぎ特定情報を存置するようにしても良い。
上記の第2実施形態では、引き継ぎ特定情報として、引き継ぎ日付及び引き継ぎ元IDが記憶される例について説明したが、これに限らず、ポイント付与処理が行われた後に該引き継ぎ特定情報が消去されるのであれば、引き継ぎ特定情報として、引き継ぎ日付は記憶せずに、引き継ぎ元IDのみを記憶するようにしても良い。
上記の実施形態では、ポイント管理装置50において、システム管理装置から定型レポート送信要求が送信されてきたことに基づいて、図21のD45に示す定型レポートが作成されて、ポイント管理装置50に対して送信される例について説明したが、これに限らず、予め定型レポートを作成しておき、システム管理装置から定型レポート送信要求が送信されてきたことに基づいて、該作成されている定型レポートをポイント管理装置50に対して送信するようにしても良い。
上記の実施形態では、図23に示すように、制御部52により集計されたアンケート結果が、転送装置用通信部51bから各遊技場のシステム管理装置に対して配信される例について説明したが、これに限らず、アンケート結果がディスプレイ54で出力されるようにしても良く、またアンケート結果をウェブ上で閲覧可能なようにしても良い。
上記の実施形態では、D201の画面を除き、図13〜図15に示す各画面が、ポイント管理装置50から店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)に対して、インターネットを介して配信される例について説明したが、カードユニット20については、これらの画面が、システム管理装置40及び転送装置70を介して、ポイント管理装置50から配信されるようにしても良く、またキオスク端末30についても、システム管理装置40と通信可能に構成し、これらの画面が、システム管理装置40及び転送装置70を介して、ポイント管理装置50から配信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、D201の画面を除き、図13〜図15に示す各画面が、ポイント管理装置50から店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)に対して配信されて、該店舗端末で表示される例について説明したが、これに限らず、これらの画面の一部又は全部を表示させるためのプログラムをポイント管理装置50からダウンロードし、該プログラムの実行により当該画面が表示されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図7〜図9に示す各画面が、ポイント管理装置50から情報端末(PC6,携帯電話7)に対して配信されて、該情報端末で表示される例について説明したが、これに限らず、これらの画面の一部又は全部を表示させるためのプログラムをポイント管理装置50からダウンロードし、該プログラムの実行により当該画面が表示されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図8のD110に示すように、情報端末(PC6,携帯電話7)において、ポイント会員として登録する会員カードが第1会員カード4か第2会員カード5かを会員に選択させているが、これに限らず、会員カードIDの入力を求め、該入力された会員カードIDをポイント管理装置50に対して送信し、ポイント管理装置50において、受信した会員カードIDが記録されているのが第1会員カード4か第2会員カード5かを特定し、第1会員カード4であればD111及びD112に示す画面,第2会員カード5であればD113及びD114に示す画面を配信するようにしても良い。
上記の実施形態では、例えば図8のD113に示すように、PC6,携帯電話7,又はカードユニット20において、第2会員特定情報として他システム会員IDを入力する際に、下4桁の入力が求められる例について説明したが、これに限らず、下4桁以外の桁数(例えば下5桁以上)の入力が求められるようにしても良い。即ち第2会員特定情報として入力される会員IDの桁数は、ポイント管理装置50で行われるエンコード情報照合処理において、偶然の一致を排除できるに充分な桁数であれば良い。
上記の実施形態では、カードユニット20において、該カードユニット20が設置されている店舗以外の他店で発行された会員カード(第1会員カード4,第2会員カード5)は受付不能である例について説明したが、これに限らず、他店で発行された会員カードも受付可能として、該他店で発行された会員カードについてポイント会員登録ができるようにしても良く、また他店で発行された会員カード同士の統合登録ができるようにしても良い。
上記の実施形態では、キオスク端末30において、該キオスク端末30が設置されている店舗以外の他店で発行された会員カード(第1会員カード4,第2会員カード5)も受付可能である例について説明したが、これに限らず、自店で発行された会員カードのみを受付可能であるようにしても良く、この場合には、他店で発行された会員カードの会員カードID,会員ID等の手入力を受け付けることによりポイント会員登録ができるようにしても良く、あるいは他店で発行された会員カードについてはポイント会員登録ができないようにしても良い。
上記の実施形態では、図12に示すように、カードユニット20のカードR/W25が、会員カードの挿入を受け付けて、該会員カードのICチップから会員カードIDを読み取る例について説明したが、これに限らず、該カードR/W25に近接された会員カードのICチップから会員カードIDを読み取るものであっても良い。
上記の実施形態では、図16に示すように、キオスク端末30のカードリーダ33が、会員カードの挿入を受け付けて、該会員カードの磁気ストライプから会員IDを読み取る例について説明したが、これに限らず、該カードリーダ33にスライドされた会員カードの磁気ストライプから会員IDを読み取るものであっても良い。
上記の実施形態では、店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)において、統合される会員カードの会員カードIDが手入力される例について説明したが、これに限らず、カードユニット20においては、該統合される会員カードの挿入を受け付けて、該会員カードのICチップから会員カードIDを読み取るようにしても良く、キオスク端末30においては、該統合される会員カードの挿入を受け付けて、該会員カードの磁気ストライプから会員IDを読み取ってポイント管理装置50に対して送信し、ポイント管理装置50において会員カードID特定処理が行われることにより該会員IDから特定されたかカードIDを受信するようにしても良い。また店舗端末において、例えば先行して挿入された会員カードを内部留保しておいて次に挿入される会員カードを受け付けたり、また複数のカード挿入口を設けたりして、複数枚の会員カードを同時に受け付け可能としても良い。
上記の実施形態では、キオスク端末30において、会員カード(第1会員カード4,第2会員カード5)の磁気ストライプ4c,5cを読み取り可能である例について説明したが、これに限らず、会員カードのICチップ4b,5cを読み取り可能にしても良く、これによれば、該ICチップから会員カードID(第1会員カードID,第2会員カードID)を読み取ることができるため、会員ID(第1会員ID,他システム会員ID)をポイント管理装置50に対して送信し、該ポイント管理装置50において特定された会員カードIDを取得する工程が不要となる。
上記の実施形態では、図14のD210に示すように、ポイント会員登録を受け付けるキオスク端末30において、ポイント管理装置から会員カードID(第1会員カードID又は第2会員カードID)を取得して、該取得した会員カードIDが表示される例について説明したが、これに限らず、該会員カードIDの取得及び表示は行われなくても良い。
上記の実施形態では、ポイント会員情報DBにおいて氏名及び住所が登録されている場合には、図32(b)のD30及び図51のD480−1に示すように、当選した旨のみを示す電子メール又は画面が配信され、また図49のD413−1に示すように、商品を発送した旨のみを示す画面が配信される例について説明したが、これら電子メール又は画面に、前記登録されている氏名及び住所を含めて配信し、該氏名及び住所の確認を求めるようにすると共に、該氏名及び/又は住所が変更されている場合には、変更後の該氏名及び/又は住所の入力を受け付けるようにしても良い。
上記の実施形態では、グループ設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)により新グループの設定が行われた場合には、図51のD450−2に示すグループ店一覧が配信され、グループ店の追加が行われた場合には、同D450−1に示す追加店舗が配信される例について説明したが、これに限らず、グループ店の追加が行われた場合にも、グループ店一覧が配信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図40に示すように、ポイント管理装置50において、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から送信されてくる登録要求に基づいてポイント会員登録処理を行う際に、登録要求Bを受信してから該処理を行う例について説明したが、これに限らず、登録要求Aを受信したことに基づいて、該登録要求Aに含まれる会員カードIDを一旦登録し、所定時間内に登録要求Bを受信したことに基づいて、前記登録された会員カードIDに対応付けて該登録要求Bに含まれる属性情報を登録し、所定時間内に登録要求Bを受信しなければ、前記会員カードIDの登録を消去するようにしても良い。
上記の実施形態では、図40のS133で属性情報が一致する会員カードIDが抽出された場合において、第1会員カードIDならば、各会員カードIDから抽出した店舗IDの遊技場に設置されている第1会員管理装置100に対して氏名,住所の送信を要求し(S134)、第2会員カードIDならば、各会員カードIDをディスプレイ54に表示して(S135)、オペレータが、各会員カードIDから抽出した店舗IDの遊技場に対して、該遊技場に設置されている第2会員管理装置200で記憶している氏名,住所を問い合わせる例について説明したが、これに限らず、第2会員管理装置200を管理する他社とその他の構成要素を管理するカード会社とが連携している場合には、ポイント管理装置50から第2会員管理装置200に対して氏名,住所の送信を要求するようにしても良い。また第1会員管理装置100に対しても住所,氏名の送信を要求するのではなく、連携しているか否かに拘わらず、常にオペレータが問い合わせるようにしても良い。
上記の実施形態では、図41に示すように、情報公開要求が、会員カードIDを含むログイン要求と、該会員カードIDを含まないポイント使用要求,及びグループ店一覧要求とを合わせたものである例について説明したが、これに限らず、操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)において、ログイン要求に含まれる会員カードIDを記憶しておき、該記憶している会員カードIDを含むポイント使用要求,及びグループ店一覧要求が送信されるようにしても良く、この場合には、ログイン要求は情報公開要求ではなく、会員カードIDを含んで送信されるポイント使用要求,及びグループ店一覧要求が単独で情報公開要求となる。
上記の実施形態では、図47に示すように、店舗DB又はグループDB(S706,S714)におけるポイントの更新が行われてから、ポイント会員情報DB(S707,S715)におけるポイントの更新が行われる例について説明したが、これに限らず、これらポイントの更新が行われる順序は逆であっても良い。
上記の実施形態では、図42に示すように、店舗端末(カードユニット20又はキオスク端末30)から確認要求(ログイン要求)が送信されてきた場合のみならず、情報端末(PC6又は携帯電話7)から確認要求が送信されてきた場合にも、前記電子メールアドレス管理判定手段による判定が行われ(S221,S231,S241)、該電子メールアドレス管理判定手段により電子メールアドレスを管理していると判定されると、通知情報(アンケート情報,イベント情報,当選情報)が該情報端末に対して返信されない例について説明したが、これに限らず、情報端末から確認要求が送信されてきた場合には、前記電子メールアドレス管理判定手段による判定を行わず、一律に該通知情報が情報端末に対して返信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図42に示すように、電子メールアドレス管理判定手段により電子メールアドレスを管理していると判定された場合には、一律に通知情報(アンケート情報,イベント情報,当選情報)が操作端末に対して返信されない(S225,S235,S246)例について説明したが、これに限らず、常に返信する通知情報を予め設定しておき、電子メールアドレス管理判定手段により電子メールアドレスを管理していると判定された場合であっても、当該常に返信すると設定されている通知情報については返信するようにしても良く、これによれば、例えば当選情報等の比較的重要なものを常に返信する通知情報として設定しておくことにより、電子メールによる該通知情報の通知に加えて、店舗端末でも該通知情報を通知することができる。
上記の実施形態では、図28(b)や図53(b’)に示すように、グループ識別情報がグループ名である例について説明したが、これに限らず、該グループ識別情報は、数字や記号等からなるグループIDであっても良い。即ちグループ識別情報は、グループを個々に識別可能な情報であれば良い。
上記の実施形態では、図28(b)(c)に示すように、地域識別情報が地域名である例について説明したが、これに限らず、該地域識別情報は、数字や記号等からなる地域IDであっても良い。即ち地域識別情報は、地域を個々に識別可能な情報であれば良い。
上記の実施形態では、図28(b)(c)に示すように、地域の単位が都道府県である例について説明したが、これに限らず、該地域の単位は、都道府県よりも広い地域(例えば東北地方,関東地方等や、南関東地方,北関東地方等)でも良く、また都道府県よりも狭い地域(例えば新宿区,渋谷区等や、東京23区地域,多摩地域等)でも良く、さらには行政区画ではない独自の地域(例えば山の手,下町等)でも良い。
上記の実施形態では、図30(a)に示す地域名の登録,又は図52に示す郵便番号の登録が、新規店舗の登録時(D2,D2’)に行われる例について説明したが、これに限らず、これら地域名や郵便番号の登録は、新グループの設定時又はグループ店の追加時に行われるようにしても良く、この場合には、該登録された地域名や郵便番号は、図28(c)又は図53(c’)に示す店舗DBでは登録されず、図28(b)又は図53(b’)に示すグループDBでのみ登録される。
上記の実施形態では、図8のD112やD114,図14のD213やD216に示すように、登録要求Aに含まれる会員カードIDから特定される店舗の所在地が属する地域の他の店舗を認識可能なグループ店情報が操作端末に対して提供される例について説明したが、これに限らず、当該地域(例えば東京都)に属する他の店舗のみならず、当該地域に隣接する地域(例えば神奈川県,千葉県,埼玉県,山梨県)に属する店舗も認識可能なグループ店情報が操作端末に対して提供されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図8のD112やD114,図14のD213やD216に示すように、グループ店情報に、他の店舗と共に、受信した店舗情報要求に含まれる店舗特定情報から特定される店舗(ここではA店又はX店)が含まれる例について説明したが、これに限らず、該グループ店情報には、受信した店舗情報要求に含まれる店舗特定情報から特定される店舗は含まれず、他の店舗のみが含まれるようにしても良い。この場合には、受信した店舗情報要求に含まれる店舗特定情報から特定される店舗の店舗情報を含む電子メールは、会員の希望によらずに強制的に、該会員の電子メールアドレスに対して送信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、店舗に関する店舗情報が、当該店舗のイベント情報である例について説明したが、これに限らず、該店舗情報は、例えば当該店舗の所在地や営業時間等の営業情報であっても良く、またイベント情報や営業情報を示すURLであっても良い。
上記の実施形態では、図34(a)に示すように、配信対象店舗のイベント情報を含む電子メールを配信する際に、メール配信店舗として該配信対象店舗以外の他の店舗の店舗IDが記憶されている場合には、当該他の店舗のイベント情報を含む電子メールが送信される(S94)例について説明したが、これに限らず、配信対象店舗毎に、各配信対象店舗のイベント情報を含む電子メールを配信するようにしても良い。
上記の実施形態では、図40のS143に示すように、ポイント管理装置50において、PC6又は携帯電話7からポイント会員登録を受け付けた場合にも、カードユニット20又はキオスク端末30からポイント会員登録を受け付けた場合と同様に、第2登録要求Bに含まれる電子メールアドレスをポイント会員情報DBに登録する例について説明したが、これに限らず、PC6又は携帯電話7からポイント会員登録を受け付ける場合には、該PC6又は携帯電話7から空メールを受信したときに、該空メールの送信元である電子メールアドレスをポイント会員情報DBに登録するようにしても良い。
上記の実施形態では、図14のD214に示すように、第2遊技場に設置されるカードユニット20からポイント管理装置50に対して送信される第1登録要求Aに、エンコード情報照合処理(図38のS114)を行うための他システム会員IDの下4桁が含まれる例について説明したが、該第1登録要求Aに含まれる第2会員カードIDは、第2会員カード5のICチップ5bから読み取ったものであり、間違っているということが無いため、該第1登録要求Aに他システム会員IDの下4桁を含めず、該第1登録要求を受信してもエンコード情報照合処理を行わないようにしても良い。
上記の第1実施形態の変形例では、図53(b’)(c’)に示すように、所在地を特定可能な情報が郵便番号である例について説明したが、これに限らず、該所在地を特定可能な情報は、住所そのものであっても良い。この場合には、例えば該住所を地図上にプロットし、店舗特定情報から特定される店舗の所在地から他の店舗の所在地までの直線距離が短い順に当該他の店舗を抽出するようにしても良く、また各店舗の最寄り駅を特定し、店舗特定情報から特定される店舗の最寄り駅から他の店舗の最寄り駅までの鉄道距離が短い順に当該他の店舗を抽出するようにしても良い。
また第1実施形態の変形例において、所在地を特定可能な情報は、例えば店舗の所在地に応じて順に(例えば北から南まで順に)付与された店舗番号であっても良い。この場合には、店舗特定情報から特定される店舗の店舗番号と他の店舗の店舗番号との差の絶対値が小さい順に当該他の店舗を抽出する。
また第1実施形態の変形例において、前記グループ店情報を送信する毎に、これらの抽出を行うのではなく、各店舗毎に、当該店舗から近い順の他の店舗を予め決定しておき、グループ店情報を送信する際には、該決定されている結果を送信するようにしても良い。
上記の第1実施形態では、既登録の会員カードID同士の統合のみが行われる例について説明したが、これに限らず、既登録の会員カードIDと未登録の会員カードIDの統合が行われるようにしても良く、この場合には、図43に示すS308の処理は省略される。また、この場合には、操作端末において、メニュー画面(図7のD151又は図13のD251)に「統合登録」ボタンを設けるのみならず、該メニュー画面にログインするためのログイン画面(図7のD150又は図13のD250)に「統合登録」ボタンを設けるようにしても良く、該ログイン画面において、未登録の会員カードID(例えばB店の会員カードID)が入力されて「統合登録」ボタンが操作されると、該入力された会員カードIDが操作端末からポイント管理装置50に対して送信され、該会員カードIDの店舗と同一グループに属する店舗(即ちA店,B店,及びX店)が統合候補店舗としてポイント管理装置50から操作端末に対して返信され、該統合候補店舗の会員カードIDのうちの既登録の会員カードIDと登録済の暗証番号とが入力されて会員統合要求が行われると、該会員統合要求に含まれる既登録の会員カードIDと前記ログイン要求に含まれる未登録の会員カードIDとの統合処理が行われる。
上記の実施形態では、図9のD170,及び図14のD221に示すように、既登録会員カードID(旧会員カードID)と新会員カードIDの両方を含む引き継ぎ要求が送信される例について説明したが、これに限らず、既登録会員カードIDを含む第1の引き継ぎ要求と、新会員カードIDを含む第2の引き継ぎ要求とが、それぞれ別個に送信されるようにしても良く、この場合には、第1の引き継ぎ要求と第2の引き継ぎ要求とを合わせたものが引き継ぎ要求となる。即ち引き継ぎ要求は、既登録会員カードIDと共に新会員カードIDを含むものであれば、両会員カードIDが一緒に送信されるものであっても良く、また両会員カードIDが別個に送信されるものであっても良い。
上記の実施形態では、記録媒体が店舗で発行された会員カードであり、記録媒体識別情報が会員カードIDであり、ポイント数の引き継ぎを行う例について説明したが、これに限らず、例えば記録媒体はクレジットカードであり、記録媒体識別情報は該クレジットカードのカード番号であり、該クレジットカードによる決済金額の引き継ぎを行うものであっても良く、この場合における管理装置は、引き継ぎ元である既登録カード番号を含むと共に引き継ぎ先である新カード番号を含む引き継ぎ要求を受信したことに基づいて、既登録カード番号に対応付けられた決済金額と新カード番号とを対応付ける引き継ぎ処理を行う。
上記の実施形態では、引き継ぎ特定情報が、引き継ぎ日付及び引き継ぎ元IDである例について説明したが、これに限らず、該引き継ぎ特定情報は、引き継ぎ日付のみであっても良い。
上記の第2実施形態では、図58〜図59に示すように、会員識別情報(会員カードID)に店舗識別情報(店舗ID)が含まれ、店舗特定手段(制御部52)は、該会員識別情報から店舗識別情報を抽出することにより店舗識別情報を特定する例について説明したが、これに限らず、例えばポイント管理装置50において、店舗識別情報を含まない会員識別情報と、当該会員識別情報の記録媒体を発行した店舗の店舗識別情報とを対応付けて記憶しておき、店舗特定手段は、会員識別情報に対応付けて記憶されている店舗識別情報を特定するようにしても良い。なお会員識別情報と店舗識別情報との対応付けは、各会員識別情報毎に店舗識別情報が対応付けられているものでも良く、複数の会員識別情報(例えば何番〜何番)に1つの店舗識別情報が対応付けられているものでも良い。即ち店舗特定手段は、会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報を特定可能なものであれば良い。
上記の第2実施形態において、図60のS334’とS337’,S354’とS357’の各処理の順番を逆にしても良い。即ちグループ判定手段による判定と店舗一致判定手段による判定は、いずれが先に行われるようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図60のS337’,S357’で店舗IDが一致する(YES)と判定された場合に、一律にエラー画面が配信される例について説明したが、これに限らず、例えば会員統合要求に含まれる会員カードIDが3つ以上ある場合には、一律にエラーにするのではなく、店舗IDが一致しない会員カードIDのみを対応付けて登録するようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図60のS361’で、店舗一致判定手段により、受信した会員統合要求に含まれる複数の会員カードIDのいずれかに対応付けて登録されている会員識別情報に対応する店舗の店舗ID(ここではS360’で抽出した店舗ID)と、前記会員統合要求に含まれる残りの会員カードIDに対応する店舗の店舗ID(ここではS353’で抽出した店舗ID)とが一致するか否かを判定し、前記登録手段は、該店舗一致判定手段により一致しない(NO)と判定されたことを条件として、会員カードIDを対応付けて登録する一方、一致する(YES)と判定されたことを条件として、会員カードIDを対応付けて登録しない例について説明したが、さらに以下のようにしても良い。
即ち、店舗一致判定手段は、受信した会員統合要求に含まれる複数の会員カードIDのいずれかに対応付けて登録されている会員カードIDに対応する店舗の店舗IDと、前記会員統合要求に含まれる残りの会員カードIDに対応付けて登録されている会員カードIDに対応する店舗の店舗IDとが一致するか否かを判定し、前記登録手段は、該店舗一致判定手段により一致しないと判定されたことを条件として、各会員カードIDを対応付けて登録する一方、一致すると判定されたことを条件として、各会員カードIDを対応付けて登録しないようにしても良い。
具体的には、図63に示すように、ポイント管理装置50のポイント会員情報DBで、ある会員(ここでは甲)について、該会員甲のA店の会員カードIDとB店の会員カードIDとが対応付けて登録されていると共に、該会員甲のC店の会員カードIDとD店の会員カードIDとが対応付けて登録されている場合において、会員甲の属性情報とA店の会員カードIDとC店の会員カードIDとを含む会員統合要求を受信すると、店舗一致判定手段は、該会員統合要求に含まれるA店の会員カードIDに対応付けて登録されているB店の会員カードIDと、該会員統合要求に含まれる残りのC店の会員カードIDに対応付けて登録されているD店の会員カードIDとが一致するか否かを判定する。この例では一致しないと判定されるので、登録手段は、各会員カードIDを対応付けて登録する。
また店舗一致判定手段は、受信した会員統合要求に含まれる複数の会員カードIDの各々に対応する各店舗の店舗IDと、該複数の会員カードIDの各々に対応付けて登録されている会員カードIDに対応する各店舗の店舗IDのうち、一致するものがあるか否かを判定し、前記登録手段は、該店舗一致判定手段により一致するものがないと判定されたことを条件として、各会員カードIDを対応付けて登録する一方、一致するものがあると判定されたことを条件として、各会員カードIDを対応付けて登録しないようにしても良い。
具体的には、前記図63に示す例では、会員統合要求を受信すると、該会員統合要求に含まれるA店の会員カードID及びC店の会員カードIDと、該A店の会員カードIDに対応付けて登録されているB店の会員カードID及び該C店の会員カードIDに対応付けて登録されているD店の会員カードIDのうち、一致するものがあるか否かを判定する。この例では一致するものがないと判定されるので、登録手段は、各会員カードIDを対応付けて登録する。
上記の第2実施形態では、図47に示すように、合算ポイントが使用された場合に、使用ポイント数が、ログインIDに対応するポイントから優先して減算され、該ポイントが不足するようであれば不足分が、対応IDに対応するポイントから減算される例について説明したが、これに限らず、該ポイントの減算を、ログインIDに対応するポイントから優先して行うか,又は対応IDに対応するポイントから優先して行うかを、ポイント会員が選択できるようにしても良く、また各ポイントから減算するポイントを、ポイント会員が任意に指定できるようにしても良い。
上記の第2実施形態では、既登録の会員カードIDと未登録の会員カードIDの統合,及び既登録の会員カードID同士の統合が行われる例について説明したが、これに限らず、未登録の会員カードID同士の統合が行われるようにしても良い。この場合には、まず1枚目の未登録の会員カードについて、ポイント会員登録を行う場合の登録要求Aと同様に、会員カードIDと初期暗証番号又は他システム会員IDの下4桁を送信して、前記グループ店情報を受信し、次に登録要求Bと同様の内容,及び2枚目の未登録の会員カードの会員カードIDと初期暗証番号又は他システム会員IDの下4桁を含む会員統合要求を送信するようにすれば良い。
上記の第2実施形態では、カードユニット20又はキオスク端末30から送信される引き継ぎ要求と同様に処理するために、図9のD170に示すように、PC6又は携帯電話7から送信される引き継ぎ要求に、該登録済の暗証番号が含まれ、該引き継ぎ要求を受信したポイント管理装置50において、図61のS432’に示すポイント会員情報照合処理が行われる例について説明したが、これに限らず、PC6又は携帯電話7から送信される引き継ぎ要求に、該登録済の暗証番号が含まれず、該引き継ぎ要求を受信したポイント管理装置50において、図60のS432’に示すポイント会員情報照合処理が行われないようにしても良い。当該登録済の暗証番号については、図41のS201で既に照合OKとされているからである。
上記の第2実施形態では、図61に示すように、登録判定手段による判定(S400’)を行ってから、同一店舗判定手段による判定(S437’)を行う例について説明したが、これに限らず、同一店舗判定手段による判定を行ってから、登録判定手段による判定を行うようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図61のS433’及びS437’に示すように、同一店舗判定手段が、引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードID及び新会員カードIDから店舗を特定して、該店舗が一致するか否かを判定する例について説明したが、これに限らず、例えばログイン要求の受信に基づいて、該ログイン要求に含まれるログインID(既登録会員カードID)から店舗(例えばA店)を特定して、該特定した店舗のシステム管理装置40から店舗会員として登録されている全会員カードIDを抽出し、引き継ぎ要求の受信に基づいて、該引き継ぎ要求に含まれる新会員カードIDが前記抽出した会員カードIDのいずれかであるか否かを判定するようにしても良く、これによれば、新会員カードIDから店舗を特定する必要がない。即ち同一店舗判定手段は、引き継ぎ要求に含まれる既登録会員カードIDと新会員カードIDが同一店舗で発行された会員カードの会員カードIDであるか否かを判定するものであれば良い。
上記の第2実施形態では、図62に示すように、引き継ぎ特定情報として、引き継ぎ日付及び引き継ぎ元IDを記憶している例について説明したが、これに限らず、該引き継ぎ特定情報として、引き継ぎ日付を記憶せずに引き継ぎ元IDのみを記憶するようにしても良く、また引き継ぎ特定情報として、フラグを記憶するようにしても良い。
上記の実施形態では、図1に示すように、電子マネー管理サーバ80がカード会社に設けられ、ポイントサービスを運営する該カード会社が電子マネーシステムも運用する例について説明したが、これに限らず、該カード会社以外の機関が電子マネーシステムを運用するものであっても良い。
上記の実施形態では、図8のD112又はD114や、図9のD180に示すように、識別情報記憶手段(ポイント会員情報DB)に対する携帯電話IDの登録要求が、電子マネー使用プログラムを記憶している携帯電話7からのみ送信可能な例について説明したが、これに限らず、PC6,カードユニット20,キオスク端末30において、手入力や携帯電話7のICチップからの読み取り等により携帯電話IDを受け付け、該受け付けた携帯電話IDを含む登録要求が送信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図17(b)に示すように、記録媒体特定取引情報がカード使用額である例について説明したが、これに限らず、会員カードを使用した特定取引に応じて付与されるポイントが、店舗への来店に応じて付与される来店ポイントである場合には、前記記録媒体特定取引情報は、来店を示す情報であれば良い。この場合には、図19に示すように、S30でカードユニット20に会員カードが挿入され、S32で該カードユニット20からシステム管理装置40に対して使用許諾要求を送信したときに、S33でカード残額の照合がOKであれば、システム管理装置40において、会員カードIDに対応付けて来店を示す来店フラグを管理し、遊技場の営業終了後に、該システム管理装置40から転送装置70を介してポイント管理装置50に対して、会員カードIDと、来店フラグが管理されている旨を示す記録媒体特定取引情報とを送信する。即ち記録媒体特定取引情報は、会員カードを使用した特定取引に関する情報であれば良い。
上記の実施形態では、図17(c)に示すように、電子マネー特定取引情報が電子マネー使用額である例について説明したが、本実施例の如く、特定取引である電子マネー玉貸処理において常に一定の電子マネー額(ここでは1000円)が使用される場合には、前記電子マネー特定取引情報は、特定取引が行われた回数を示す情報であっても良い。また電子マネー特定取引情報は、来店を示す情報であっても良い。この場合には、図20に示すように、カードユニット20で携帯電話7が受け付けられ、S67で該カードユニット20からシステム管理装置40に対して電子マネー使用額,携帯電話ID,及び電子マネー額を送信したときに、システム管理装置40において、携帯電話IDに対応付けて来店を示す来店フラグを管理し、遊技場の営業終了後に、該システム管理装置40から転送装置70を介してポイント管理装置50に対して、携帯電話IDと、来店フラグが管理されている旨を示す記録媒体特定取引情報とを送信する。即ち電子マネー特定取引情報は、電子マネー額を使用した特定取引に関する情報であれば良い。
上記の実施形態では、図25に示すように、カードユニット20と電子マネー管理サーバ80との間における通信が、インターネットを介して行われる例について説明したが、これに限らず、両者の間における通信は、転送装置70及びポイント管理装置50を介して行われるようにしても良く、また別の専用回線を介して行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、図27(a)に示すように、ポイント管理手段と識別情報記憶手段とが、共にポイント会員情報DBである例について説明したが、これに限らず、該ポイント管理手段と識別情報記憶手段とは、別個の手段であっても良い。
上記の実施形態では、図30(b)のD06に示すように、上限値設定手段における設定の基準となる所定期間が1日(当日)である例について説明したが、これに限らず、該所定期間は、1日よりも短い期間(例えば数時間)であっても良く、また1日よりも長い期間(例えば3日間)であっても良い。
上記の実施形態では、図30(b)のD07に示すように、付与率設定手段が、使用額1000円毎に付与するポイント数を設定することにより、ポイントの付与率を設定する例について説明したが、これに限らず、ポイントの付与率を、使用額に対するパーセンテージ(例えば使用額の0.001%)や、1ポイントを付与するのに要する使用額(例えば1ポイントあたり500円)で設定するようにしても良い。
上記の実施形態では、ポイントサービスの非加盟店である第3遊技場(遊技場イ,ロ,…)から送信されてきた電子マネー使用額についてもポイント付与処理の対象としているために、図36(a)のSb05に示す判定(即ち加盟店判定手段による判定)を行っているが、非加盟店から送信された電子マネー使用額についてはポイント付与処理の対象としないようにするか、又は非加盟店からは電子マネー使用額の送信を受け付けないようにして、該判定を行わないようにしても良い。
上記の実施形態では、図36(a)のSb09に示すように、ポイントサービスの非加盟店である第3遊技場(遊技場イ,ロ,…)から送信されてきた電子マネー使用額に応じたポイントは付与しない例について説明したが、これに限らず、各非加盟店毎ではなく、すべての非加盟店についてまとめた潜在ポイントを付与するようにしても良い。この場合には、該潜在ポイントをポイント使用処理に使用できるようにした方が良いが、会員カードIDに対応付けて管理されている累計ポイントの使い勝手と同じにしてしまうと、会員カードIDをポイント会員として登録する意味が無くなってしまうので、累計ポイントのポイント使用処理よりもサービスレベルを落として抽選への応募や商品との交換を認める(例えば抽選への応募や商品との交換に必要なポイントを、累計ポイントのポイント使用処理の2倍にする)ようにするのが望ましい。なお、この場合における抽選や商品に必要な費用は、ポイントサービスの運営機関であるカード会社が負担する。また、この場合において、非加盟店の潜在ポイントのみならず、加盟店の潜在ポイントも使用できるようにしても良い。
上記の実施形態では、図36(a)のSb04における電子マネー使用ポイントの記憶時や、図36(b)のSb13及びSb17におけるカード使用ポイントの記億時には、上限値を考慮することなくポイントを記憶し、カード使用ポイントと電子マネー使用ポイントとを累計ポイントに対して加算するときに、上限値を考慮してポイントを加算する例について説明したが、これに限らず、カード使用ポイントの記憶時において、該カード使用ポイントと電子マネー使用ポイントとの合算値が上限値となるように、カード使用ポイントを記憶するようにしても良い。例えば電子マネー使用ポイントとして7ポイントが記憶されているときには、カード使用額が4000円以上であっても、カード使用額として3ポイントのみを記憶するようにしても良い。
上記の実施形態では、まず図36(a)に示すように、電子マネー使用額に応じたポイント付与処理が行われ、次に図36(b)に示すように、カード使用額に応じたポイント付与処理が行われる例について説明したが、これに限らず、両ポイント付与処理を行う順序は逆であっても良い。
上記の実施形態では、図37(a”)に示すように、携帯電話IDと会員カードIDとが対応付けられていない場合であっても、携帯電話IDの送信元店舗がポイントサービスの加盟店である場合には、電子マネー使用額に応じた潜在ポイントを付与する例について説明したが、この場合には、潜在ポイントを付与しないようにしても良い。
上記の実施形態では、図36(c)に示すように、カード使用ポイントと電子マネー使用ポイントとが加算されて管理される例について説明したが、これに限らず、該カード使用ポイントと電子マネー使用ポイントとを別々に管理するようにしても良く、この場合には、ポイント使用処理を行うときに、カード使用ポイントと電子マネー使用ポイントとを合算するようにしても良い。
上記の実施形態では、店舗(遊技場)において会員登録を行うと記録媒体(会員カード)が発行され、該記録媒体に記録されている会員識別情報(会員カードID)に対応付けて当該会員のポイントが管理される例について説明したが、これに限らず、店舗において会員登録を行っても記録媒体を発行せずに、該店舗が付与したユーザIDや当該会員が指定したユーザID等を会員識別情報として登録し、該登録された会員識別情報に対応付けて当該会員のポイントが管理されるようにしても良い。このように記録媒体が発行されない例において、当該店舗に設けられる端末装置で、前記登録された会員識別情報を入力してログインし、特定の取引(商品やサービスの購入)が行われるとポイントが付与されるようにすると、ログイン時に入力される会員識別情報が他人に盗み見られて知られてしまい、該知られてしまった会員のポイントが当該他人のポイントと合算されてしまうと、会員識別情報を知られてしまった会員が不利益を被ることになるが、ポイント管理装置50が、該知られてしまった会員識別情報と当該他人の会員識別情報を含む合算要求を受信した場合であっても、前記合算条件判定手段により、該受信した合算要求に含まれる会員識別情報が同一店舗の会員識別情報である(即ち合算条件を満たさない)と判定されれば、会員識別情報対応付け処理は行われないので、会員識別情報を他人に知られてしまった会員のポイントが当該他人のポイントと合算されてしまうおそれが低減し、前記会員識別情報を他人に知られてしまった会員が不利益を被るおそれを低減することができる。
上記の実施形態では、図1に示すように、ポイント管理装置50と電子マネー管理サーバ80とが別体である例について説明したが、これに限らず、ポイント管理装置50と電子マネー管理サーバ80とが一体のポイント管理装置(以下、「ポイント管理装置50’」と称する)であっても良い。
この場合においては、図33に示す電子マネー付与処理に代えて、図64に示す電子マネー付与処理が行われる。この電子マネー付与処理では、まずポイント管理装置50’が、前記Sa41の処理を行って、付与額の合計を含む資金移動要求を、カード会社のギフト口座及び決済口座が設けられている金融機関サーバ90Bに対して送信する(Sa43)。該資金移動要求を受信した金融機関サーバ90Bは、前記Sa44及びSa45の処理を行って、資金移動完了情報を、ポイント管理装置50’に対して送信する(Sa46)。該資金移動完了情報を受信したポイント管理装置50’は、Sa41で抽出した各携帯電話ID及び付与額について発行番号を生成し、図29(b)に示す発行履歴DBで、各携帯電話IDに対応付けて、該生成した発行番号を記憶し、発行額として各付与額を記憶し、種別として「付与」と記憶し、かつチャージ済フラグとして「0(即ち発行額が携帯電話7にチャージされていない旨)」を記憶し(Sa47)、DK18(図6を参照)の電子メールを、Sa41で抽出した各携帯電話IDに対応付けて図29(a)に示す電子マネーDBで登録されている電子メールアドレスの携帯電話7に対して送信する(Sa49)。ここでポイント使用処理手段である制御部52が行う前記電子マネー記憶処理は、Sa47及びSa49の処理である。
また、この場合においては、図48に示す電子マネー交換処理に代えて、図65に示す電子マネー交換処理が行われる。この電子マネー付与交換では、まずポイント管理装置50’が、前記Sa61の処理を行って、交換額を含む資金移動要求を、カード会社のギフト口座及び決済口座が設けられている金融機関サーバ90Bに対して送信する(Sa63)。該資金移動要求を受信した金融機関サーバ90Bは、前記Sa64及びSa65の処理を行って、資金移動完了情報を、ポイント管理装置50’に対して送信する(Sa66)。該資金移動完了情報を受信したポイント管理装置50’は、前記Sa67及びSa69の処理を行う。ここでポイント使用処理手段である制御部52が行う前記電子マネー記憶処理は、Sa67及びSa69の処理である。
上記の実施形態では、図5のSa33に示す書込処理において、リモート発行サーバ95が、携帯電話7のICチップで記憶している電子マネー使用プログラムを介さずに、該ICチップと直接やり取りを行うことにより、発行額を携帯電話7のICチップに記憶(チャージ)する例について説明したが、これに限らず、携帯電話7がリモート発行サーバ95から書込指示情報を受信したことに応じて、電子マネー使用プログラムがICチップのCPUに対して発行額の書込を指示することにより、書込処理を行うようにしても良い。
上記の実施形態では、図6のDK16,DK18,及びDK19に示すように、電子マネー管理サーバ80において電子マネーが発行(購入,付与,交換)が行われると、チャージ要求の送信リンクを含む電子メールが、電子マネー記憶媒体である携帯電話7に対して送信され、該電子メールで表示されるチャージ要求の送信リンクがクリックされると、図5に示す電子マネーチャージ処理が行われて、電子マネー管理サーバ80で発行された電子マネーが携帯電話7のICチップに記憶される、いわゆるエアチャージが行われる例について説明したが、これに限らず、電子マネー管理サーバ80で発行された電子マネーは、店舗に設けられるチャージ機で、携帯電話7のICチップに記憶されるようにしても良い。
この場合には、第1のチャージ方法として、会員が電子マネーの発行を要求する際に、該電子マネーの受取店舗を指定し(具体的には、電子マネーを購入する際には、例えば図6のDK12に示す画面で受取店舗を指定し、抽選に応募する際には、例えば図49のD410−1に示す画面で受取店舗を指定し、商品交換をする際には、例えば図49のD412−1に示す画面で受取店舗を指定する)、ポイント管理装置50(又は50’)は、図4のSa16,図33若しくは図64のSa47,図48若しくは図65のSa67で電子マネーを発行すると、電子メールの送信は行わずに、図29(b)に示す発行履歴DBで記憶しているチャージ済フラグが「0」である携帯電話ID,発行番号,及び発行額を、前記指定された受取店舗のチャージ機に対して送信し、該チャージ機は、ポイント管理装置50から送信されてきた携帯電話ID,発行番号,及び発行額を対応付けて記憶し、該記憶している携帯電話IDがICチップで記憶されている携帯電話7を受け付けると、該携帯電話IDに対応付けて記憶している発行額を携帯電話7のICチップに記憶し、該携帯電話IDに対応付けて記憶している発行番号をポイント管理装置50に対して送信し、該ポイント管理装置50は、チャージ機から送信されてきた発行番号に対応付けて発行履歴DBで記憶しているチャージ済フラグとして「1」を記憶するようにすれば良い。
また、第2のチャージ方法として、ポイント管理装置50(又は50’)は、図4のSa16,図33若しくは図64のSa47,図48若しくは図65のSa67で電子マネーを発行すると、電子メールの送信は行わず、チャージ機は、携帯電話7を受け付けると、ICチップで記憶している携帯電話IDをポイント管理装置50に対して送信し、ポイント管理装置50は、チャージ機から送信されてきた携帯電話IDに対応付けて図29(b)に示す発行履歴DBで記憶しているチャージ済フラグが「0」である発行番号,及び発行額をチャージ機に対して返信し、該チャージ機は、ポイント管理装置50から送信されてきた発行額を携帯電話7のICチップに記憶し、前記送信されてきた発行番号をポイント管理装置50に対して送信し、該ポイント管理装置50は、チャージ機から送信されてきた発行番号に対応付けて発行履歴DBで記憶しているチャージ済フラグとして「1」を記憶するようにすれば良い。
なお、前記エアチャージと、第1のチャージ方法又は第2のチャージ方法とを併用するようにしても良く、この場合には、ポイント管理装置50(又は50’)は、電子マネーを発行すると、電子メールの送信を行い、該電子メールで表示されるチャージ要求の送信リンクがクリックされるとエアチャージが行われ、チャージ機で携帯電話7を受け付けると第1のチャージ方法又は第2のチャージ方法が行われるように構成すれば良い。
上記の実施形態では、電子マネー記憶媒体が携帯電話7である例について説明したが、これに限らず、該電子マネー記憶媒体は、ICチップを搭載しており、電子メール送受信機能を有するPDA等の携帯端末であっても良い。また電子マネー記憶媒体は、ICチップを搭載したICカードであっても良いが、該ICカードは電子メール送受信機能を有しないので、この場合には、前記エアチャージは行われず、第1のチャージ方法又は第2のチャージ方法が行われる。
上記の実施形態では、図4のSa14に示すように、会員の預金口座から購入額が引き落とされる決済処理が行われることにより、該購入額分の電子マネーが発行される例について説明したが、これに限らず、例えば店舗に設けられるチャージ機で貨幣を受け付けると、該受付額分の電子マネーが発行されて、該発行された電子マネーをチャージ機が携帯電話7のICチップに記憶するようにしても良い。
上記の実施形態では、図28(d)の抽選情報DB及び図28(e)の商品情報DBに示すように、ポイントを使用して会員に付与される特典として、商品,及び電子マネーのようなデータが設定される例について説明したが、これに限らず、該特典は、遊技場において提供されるサービス(例えば無制限,台移動可能,出玉共有可能等のサービス)や、その他の店舗において提供されるサービス(例えば支払代金の割引)等であっても良い。
上記の実施形態では、図28(d)の抽選情報DB及び図28(e)の商品情報DBに示すように、当選により付与される特典及び商品交換により付与される特典の両方について、該特典として電子マネーが設定される例について説明したが、これに限らず、当選により付与される特典又は商品交換に付与される特典のいずれか一方についてのみ、該特典として電子マネーが設定されて、電子マネー記憶処理が行われるものであっても良い。即ち前記抽選手段及び前記交換手段の少なくとも一方が、電子マネー記憶処理を行うものであれば良い。
上記の実施形態では、図28(d)の抽選情報DBに示すように、当選により付与される商品として、一般商品と電子マネーとが混在して設定される例について説明したが、これに限らず、一般商品のみ又は電子マネーのみが設定されるようにしても良い。また該商品として複数種類の電子マネー(例えばA賞は10000円の電子マネー,B賞は5000円の電子マネー,C賞は1000円の電子マネー)が設定されるようにしても良く、この場合において、付与される電子マネーの種類毎に異なる必要ポイント(例えばA賞は100ポイント,B賞は50ポイント,C賞は10ポイント)が設定されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図49に示すように、会員が抽選への応募や商品交換の操作を行うと、当該会員のポイントを抽選への応募や商品交換に使用させるためのポイント使用処理が行われる例について説明したが、これに限らず、会員のポイントが所定値に到達すると、該会員の操作無しで自動的に、当該ポイントを抽選への応募や商品交換に使用させるためのポイント使用処理が行われるようにしても良い。
[4.実施形態に記載した発明]
最後に、上記の実施形態に記載した発明に対応する「従来技術」,「発明が解決しようとする課題」,及び「発明の効果」を説明する。
[4−1.第1の発明]
まず、従来技術1として、特開2006−102079号公報(図9,段落0163,0198,及び0200)を示す。この従来技術1には、会員識別情報である会員IDに対応付けて、当該会員IDが記録された会員カードを所持する会員の属性情報とポイントとを管理する統合管理装置において、会員が操作する情報端末から送信される会員IDと属性情報とを受信してメール会員として登録を行う際に、該受信した属性情報が既に登録されていれば、該既に登録されている属性情報に対応付けられている会員IDと前記受信した会員IDとを対応付けて登録すると共に、各会員IDに対応するポイントを統合する旨が記載されている。
しかしながら、従来技術1に示す統合管理装置では、前記会員IDが記録された記録媒体の一例である会員カードをある会員(例えばAさん)が紛失し、当該紛失した会員カードを拾った当該会員とは異なる他の会員(例えばBさん)が、当該拾った会員カードの会員ID(つまりAさんの会員ID)と当該他の会員の属性情報(つまりBさんの属性情報)とを情報端末から統合管理装置に対して送信した場合に、該統合管理装置において、当該他の会員の属性情報が既に登録されていると、会員カードを紛失した会員のポイントと当該他の会員のポイントが統合されるので、会員カードを紛失した会員が不利益を被るという第1の問題があった。また従来技術1に示す統合管理装置では、前記会員IDを他の会員に知られてしまい、当該他の会員が、該知った会員ID(前記Aさんの会員ID)と当該他の会員の属性情報(前記Bさんの属性情報)とを情報端末から統合管理装置に対して送信した場合に、該統合管理装置において、当該他の会員の属性情報が既に登録されていると、会員IDを知られてしまった会員のポイントと当該他の会員のポイントが統合されるので、会員IDを知られてしまった会員が不利益を被るという問題もあった。
そこで、上記の実施形態に記載した第1の発明では、前記第1の問題を解決するために、各店舗において店舗会員として会員登録した会員に対して発行された記録媒体(会員カード)に記録されている当該会員を個々に識別可能な会員識別情報(会員カードID)を含む登録要求を、前記会員が操作する操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から受信し、該受信した登録要求に含まれる会員識別情報を登録する登録手段と(制御部52)、該登録手段により登録した会員識別情報に対応付けて、当該会員識別情報の会員が所有するポイント数を管理するポイント管理手段(ポイント会員情報DB)と、を有するポイント管理装置50であって、前記操作端末から、複数の会員識別情報を含む会員統合要求を受信したことに基づいて、当該複数の会員識別情報に対応する各店舗を個々に識別可能な店舗識別情報(店舗ID)を特定する店舗特定手段(制御部52)と、該店舗特定手段により特定された各店舗識別情報が一致するか否かを判定する店舗一致判定手段(制御部52)と、該店舗一致判定手段により一致しないと判定されたことを条件として、前記複数の会員識別情報を対応付けるための会員識別情報対応付け処理を行う会員識別情報対応付け処理手段(制御部52)と、を有するポイント管理装置を構成した。これによれば、会員統合要求に含まれる複数の会員特定情報から特定される複数の会員識別情報に対応する各店舗が一致する場合には、当該複数の会員識別情報が対応付けられないので、記録媒体を紛失した会員のポイントが当該記録媒体を拾った他の会員のポイントと統合されてしまうおそれが低減し、該記録媒体を紛失した会員が不利益を被るおそれを低減することができると共に、会員識別情報を知られてしまった会員のポイントが当該会員識別情報を知った他の会員のポイントと統合されてしまうおそれが低減し、該会員識別情報を知られてしまった会員が不利益を被るおそれを低減することができる。
また前記第1の発明において、前記ポイント管理手段(ポイント会員情報DB)に既に登録されている会員識別情報(会員カードID)と新たに登録する(未だ登録されていない)会員識別情報とを含む前記会員統合要求を受信したことに基づいて、該受信した会員統合要求に含まれる前記既に登録されている会員識別情報に対応付けられている会員識別情報が有るか否かを判定する同一会員判定手段(制御部52)をさらに有し、該同一会員判定手段により有ると判定されたことを条件として、前記対応付けられている会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報(店舗ID)を前記店舗特定手段(制御部52)によりさらに特定し、該店舗特定手段により特定された、前記対応付けられている会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報と、前記会員統合要求に含まれる前記新たに登録する会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報とが一致するか否かを前記店舗一致判定手段(制御部52)により判定することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、会員統合要求に含まれる既に登録されている会員識別情報に対応付けて登録されている会員識別情報に対応する店舗と、新たに登録する会員識別情報に対応する店舗とが一致する場合にも、当該新たに登録する会員識別情報が対応付けられないので、記録媒体を紛失した会員や会員識別情報を知られてしまった会員が不利益を被るおそれをさらに低減することができる。
また前記第1の発明において、前記ポイント管理手段(ポイント会員情報DB)に既に登録されている複数の会員識別情報(会員カードID)を含む前記会員統合要求を受信したことに基づいて、該受信した会員統合要求に含まれる複数の会員識別情報のいずれかに対応付けられている会員識別情報が有るか否かを判定する同一会員判定手段(制御部52)をさらに有し、該同一会員判定手段により有ると判定されたことを条件として、前記対応付けられている会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報(店舗ID)を前記店舗特定手段(制御部52)によりさらに特定し、該店舗特定手段により特定された、前記対応付けられている会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報と、前記会員統合要求に含まれる残りの会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報とが一致するか否かを前記店舗一致判定手段(制御部52)により判定することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、会員統合要求に含まれる既に登録されている複数の会員識別情報のいずれかに対応付けられている会員識別情報に対応する店舗と、当該複数の会員識別情報のうちの残りの会員識別情報に対応する店舗とが一致する場合にも、当該複数の会員識別情報が対応付けられないので、記録媒体を紛失した会員や会員識別情報を知られてしまった会員が不利益を被るおそれをさらに低減することができる。
また前記第1の発明において、前記操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から前記会員識別情報(会員カードID)と当該会員の属性情報とを含む前記登録要求を受信したことに基づいて、該受信した登録要求に含まれる会員識別情報に対応付けて、該登録要求に含まれる属性情報を管理する会員管理手段(ポイント会員情報DB)と、前記操作端末から前記登録要求を受信したことに基づいて、該受信した登録要求に含まれる属性情報が既に管理されているか否かを判定する属性情報判定手段(制御部52)と、をさらに有し、該属性情報判定手段により管理されていると判定されたことを条件として、前記登録要求に含まれる会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報(店舗ID)と、前記会員管理手段に既に管理されている属性情報に対応付けて既に登録されている会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報とを前記店舗特定手段(制御部52)により特定し、該店舗特定手段により特定された、前記登録要求に含まれる会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報と、前記既に登録されている会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報とが一致するか否かを前記店舗一致判定手段(制御部52)により判定し、該店舗一致判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記登録要求に含まれる会員識別情報と前記既に管理されている会員識別情報とを抽出する会員識別情報抽出手段(制御部52)をさらに有することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、登録要求に含まれる属性情報が既に管理されており、該管理されている属性情報に対応付けて既に登録されている会員識別情報に対応する店舗と、登録要求に含まれる会員識別情報に対応する店舗とが一致する場合には、該登録要求に含まれる会員識別情報と前記既に登録されている会員識別情報とが抽出されるので、他の会員の記録媒体を拾った会員や他の会員の会員識別情報を知った会員が当該他の会員の記録媒体や会員識別情報を自分の記録媒体や会員識別情報とは別に登録しようとしている可能性を特定することができる。
また前記第1の発明において、前記会員識別情報対応付け処理により対応付けられた各会員識別情報に対応するポイント数を合算するポイント合算手段(制御部52)と、該ポイント合算手段により合算された合算ポイント数を前記会員が所定のサービスを享受するために使用させるための処理を行うポイント使用処理手段(制御部52)と、をさらに有することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、対応付けて登録された各会員識別情報に対応するポイントを合算して使用できるため、会員の利便性が向上する。
さらに前記第1の発明において、前記操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から前記会員識別情報(会員カードID)を含む情報公開要求(ログイン要求)を受信したことに基づいて、該受信した会員識別情報であるログイン会員識別情報(ログインID)に対応付けられている会員識別情報が有るか否かを判定する同一会員判定手段(制御部52)と、該同一会員判定手段により無いと判定されたことを条件として、前記ログイン会員識別情報に対応するポイント数を少なくとも含む当該会員専用の会員専用ページを前記操作端末に対して送信し、前記同一会員判定手段により有ると判定されたことを条件として、前記ポイント合算手段(制御部52)により合算された合算ポイント数を少なくとも含む前記会員専用ページを前記操作端末に対して送信する会員専用ページ送信手段(制御部52)と、をさらに有することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、受信した情報公開要求に含まれる会員識別情報が、対応付けられている会員識別情報のいずれであっても、当該会員専用の会員専用ページが送信されるので、会員の利便性を向上できる。
[4−2.第2の発明]
次に、従来技術2として、特開2006−102079号公報(図19,段落0195〜0197)を示す。この従来技術2には、各店舗において店舗会員として会員登録した会員が、自己の情報端末(PC又は携帯電話)において、該会員を個々に識別可能な会員識別情報である会員ID等を入力して登録操作を行うと、該入力された会員ID等を含む登録要求が統合管理装置に対して送信され、統合管理装置において、該送信されてきた登録要求に含まれる会員IDがメール会員として登録される旨が記載されている。
しかしながら、従来技術2に示す統合管理装置では、情報端末を所有していない店舗会員や情報端末の操作が不得意な店舗会員は、前記登録要求を送信することができないため、ポイント会員の一例である前記メール会員として登録することができず、すべての店舗会員に公平にポイント会員としての利益を享受する機会を与えることができないという第2の問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第2の発明では、前記第2の問題を解決するために、各店舗において店舗会員として会員登録した会員に対して発行された記録媒体(会員カード)から特定され、当該会員を個々に識別可能な会員識別情報(会員カードID)に対応付けて、該会員が所有するポイント数を管理するポイント管理手段(ポイント会員情報DB)を有するポイント管理装置50であって、前記記録媒体には、前記会員識別情報を特定可能な第1会員特定情報が磁気的又は電気的に記録されると共に、前記会員識別情報を特定可能な第2会員特定情報が目視可能に記録され、各店舗に設置される店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)において前記会員が前記記録媒体の受付を行うことにより該店舗端末から送信されてくる、前記受け付けた記録媒体から読み取った第1会員特定情報を含む第1登録要求を受信したことに基づいて、該受信した第1登録要求に含まれる第1会員特定情報から特定される会員識別情報を前記ポイント管理手段に登録すると共に、会員が所持する情報端末(PC6,携帯電話7)において当該会員が前記第2会員特定情報を入力して登録操作を行うことにより該情報端末から送信されてくる、該入力された第2会員特定情報を含む第2登録要求を受信したことに基づいて、該受信した第2登録要求に含まれる第2会員特定情報から特定される会員識別情報を前記ポイント管理手段に登録する登録手段(制御部52)を有するポイント管理装置を構成した。これによれば、ポイント管理装置において、会員の所持する情報端末から第2登録要求が送信されてくると会員カードIDの登録が行われると共に、店舗に設置される店舗端末から第1登録要求が送信されてきても会員カードIDの登録が行われるので、情報端末を所有していない店舗会員や情報端末の操作が不得意な店舗会員であってもポイント会員として会員カードIDの登録が可能となり、すべての店舗会員に公平にポイント会員としての利益を享受する機会を与えることができる。
また前記第2の発明において、前記第2登録要求に伴って、前記登録操作を行う会員の電子メールアドレスを前記情報端末(PC6,携帯電話7)から取得する電子メールアドレス取得手段(制御部52)と、該電子メールアドレス取得手段により取得した電子メールアドレスを、前記受信した第2登録要求に含まれる第2会員特定情報から特定される会員識別情報(会員カードID)に対応付けて管理する会員管理手段(ポイント会員情報DB)と、前記会員に対して通知する通知内容(アンケート情報,イベント情報,当選情報)と、通知対象とする会員の会員識別情報を特定可能な情報(アンケート対象会員の属性情報,イベント対象会員の属性情報,当選会員の会員カードID)とを設定する通知情報設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55,転送装置用通信部51b,制御部52)と、該通知情報設定手段により設定された情報から特定される前記通知対象の会員識別情報に対応付けて前記会員管理手段で管理されている電子メールアドレスを抽出する電子メールアドレス抽出手段(制御部52)と、前記通知情報設定手段により設定された通知内容を提供するための通知情報を含む電子メールを該電子メールアドレス抽出手段により抽出された電子メールアドレス宛に送信する電子メール送信手段(制御部52)と、前記店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)から前記第1会員特定情報を含む確認要求(ログイン要求)を受信したことに基づいて、該受信した確認要求に含まれる第1会員特定情報から特定される会員識別情報が前記通知情報設定手段により設定された情報から特定される前記通知対象の会員識別情報であるか否かを判定する通知対象判定手段(制御部52)と、該通知対象判定手段により通知対象の会員識別情報であると判定されたことを条件として、前記通知情報を前記店舗端末に対して返信する通知情報返信手段(制御部52)と、をさらに有することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、情報端末から登録を行ったポイント会員に対しては、通知情報を電子メールで迅速に通知することができると共に、店舗端末から登録を行い電子メールアドレスが登録されていないポイント会員に対しても、通知情報を店舗端末に返信して通知することができる。
また前記第2の発明において、前記店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)から前記確認要求(ログイン要求)を受信したことに基づいて、該受信した確認要求に含まれる第1会員特定情報から特定される会員識別情報(会員カードID)に対応付けて前記会員管理手段(ポイント会員情報DB)で電子メールアドレスを管理しているか否かを判定する電子メールアドレス管理判定手段(制御部52)をさらに有し、前記通知情報返信手段(制御部52)は、該電子メールアドレス管理判定手段により電子メールアドレスを管理していると判定されたことを条件として、前記通知情報を前記店舗端末に対して返信しないことを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、ポイント管理装置において、電子メールアドレスが登録されているポイント会員に対しては、通知情報が店舗端末に返信されないので、通知情報を既に電子メールで受け取っているポイント会員に対する該通知情報の無駄な重複送信が防止される。
また前記第2の発明において、前記店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)から複数の会員識別情報(会員カードID)のそれぞれを特定可能な第1会員特定情報及び/又は第2会員特定情報を複数含む会員統合要求を受信したことに基づいて、当該複数の第1会員特定情報及び/又は第2会員特定情報から特定される各会員識別情報に対応する各店舗を個々に識別可能な店舗識別情報(店舗ID)を特定すると共に、前記情報端末(PC6,携帯電話7)から、複数の会員識別情報のそれぞれを特定可能な複数の第2会員特定情報を含む会員統合要求を受信したことに基づいて、当該複数の第2会員特定情報から特定される各会員識別情報に対応する各店舗の店舗識別情報を特定する店舗特定手段(制御部52)と、該店舗特定手段により特定された各店舗識別情報が一致するか否かを判定する店舗一致判定手段(制御部52)と、該店舗一致判定手段により一致しないと判定されたことを条件として、前記複数の会員識別情報を対応付けるための会員識別情報対応付け処理を行う会員識別情報対応付け処理手段(制御部52)と、をさらに有するポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、会員統合要求に含まれる複数の会員特定情報から特定される複数の会員識別情報に対応する各店舗が一致する場合には、当該複数の会員識別情報が対応付けられないので、記録媒体を紛失した会員のポイントが当該記録媒体を拾った他の会員のポイントと統合されてしまうおそれが低減し、該記録媒体を紛失した会員が不利益を被るおそれを低減することができる。
また前記第2の発明において、複数の店舗が属するグループを設定するグループ設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)と、前記店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)から複数の会員識別情報(会員カードID)のそれぞれを特定可能な第1会員特定情報及び/又は第2会員特定情報を複数を含む会員統合要求を受信したことに基づいて、当該複数の第1会員特定情報及び/又は第2会員特定情報から特定される各会員識別情報に対応する各店舗を個々に識別可能な店舗識別情報(店舗ID)を特定すると共に、前記情報端末(PC6,携帯電話7)から、複数の会員識別情報のそれぞれを特定可能な複数の第2会員特定情報を含む会員統合要求を受信したことに基づいて、当該複数の第2会員特定情報から特定される各会員識別情報に対応する各店舗の店舗識別情報を特定する店舗特定手段(制御部52)と、該店舗特定手段により特定された各店舗識別情報が前記グループ設定手段により設定された同一グループに属する店舗の店舗識別情報であるか否かを判定するグループ判定手段(制御部52)と、該グループ判定手段により同一グループに属する店舗の店舗識別情報であると判定されたことを条件として、前記複数の会員識別情報を対応付けるための会員識別情報対応付け処理を行う会員識別情報対応付け処理手段(制御部52)と、前記会員識別情報対応付け処理により対応付けられた各会員識別情報に対応するポイント数を合算するポイント合算手段(制御部52)と、該ポイント合算手段により合算された合算ポイント数を前記会員が所定のサービスを享受するために使用させるための処理を行うポイント使用処理手段(制御部52)と、をさらに有することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、会員統合要求に含まれる複数の会員特定情報から特定される各会員識別情報に対応する各店舗が同一グループに属するグループ店である場合に限って、当該会員統合要求に含まれる複数の会員特定情報から特定される複数の会員識別情報が対応付けて登録され、当該複数の会員識別情報に対応するポイントを合算して使用できるため、グループ店での集客の向上に利用することができる。
さらに前記第2の発明に係るポイント管理装置(50)と、前記店舗端末(カードユニット20,キオスク端末30)とを備えるポイント管理装置(1)において、該店舗端末は、統合対象とする複数の記録媒体(会員カード)を受け付けて、該受け付けた各記録媒体に記録されている第1会員特定情報を読み取り、該読み取った複数の第1会員特定情報を含む前記会員統合要求を前記ポイント管理装置に対して送信することを特徴とするポイント管理装置としても良い。これによれば、店舗端末において、統合対象とする会員識別情報を手入力する手間が省ける。
[4−3.第3の発明]
次に、従来技術3として、特開2005−296235号公報(図7,段落0061,0064)を示す。この従来技術3には、各店舗において会員として会員登録した該会員の会員識別情報に対応付けて、当該会員の属性情報を記憶すると共に、各会員が会員となっている各店舗の会員識別情報に対応付けて、当該会員が所有する各店舗のポイントを記憶する管理装置を備える会員サービス提供システムにおいて、新規の会員登録が行われて新たに登録する会員識別情報と当該会員識別情報が記録された会員カードを所持する会員の属性情報とを受信したときに、該属性情報(氏名及び電子メールアドレス)が既に登録されている属性情報と一致するか否かを判定し、一致すれば、該属性情報に対応する会員識別情報と前記受信した新たに登録する会員識別情報とを対応付けて登録して、各店舗のポイントを統合する旨が記載されている。
しかしながら、従来技術3に示す会員サービス提供システムでは、属性情報が一致すればいずれの店舗のポイントであっても統合されてしまうため、該会員サービス提供システムをグループ店間における来店促進に利用したいという店舗の要望に応えることができないという第3の問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第3の発明では、前記第3の問題を解決するために、各店舗において店舗会員として会員登録した会員に対して発行された記録媒体(会員カード)に記録されている当該会員を個々に識別可能な会員識別情報(会員カードID)を含む登録要求を、前記会員が操作する操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から受信し、該受信した登録要求に含まれる会員識別情報を登録する登録手段(制御部52)と、該登録手段により登録した会員識別情報に対応付けて、当該会員識別情報の会員が所有するポイント数を管理するポイント管理手段(ポイント会員情報DB)と、を有するポイント管理装置50であって、複数の店舗が属するグループを設定するグループ設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)と、前記操作端末から複数の会員識別情報を含む会員統合要求を受信したことに基づいて、該受信した会員統合要求に含まれる複数の会員識別情報に対応する各店舗を個々に識別可能な店舗識別情報(店舗ID)を特定する店舗特定手段(制御部52)と、該店舗特定手段により特定された各店舗識別情報が前記グループ設定手段により設定された同一グループに属する店舗の店舗識別情報であるか否かを判定するグループ判定手段(制御部52)と、該グループ判定手段により同一グループに属する店舗の店舗識別情報であると判定されたことを条件として、前記複数の会員識別情報を対応付けるための会員識別情報対応付け処理を行う会員識別情報対応付け処理手段(制御部52)と、前記会員識別情報対応付け処理により対応付けられた各会員識別情報に対応するポイント数を合算するポイント合算手段(制御部52)と、該ポイント合算手段により合算された合算ポイント数を前記会員が所定のサービスを享受するために使用させるための処理を行うポイント使用処理手段(制御部52)と、を有するポイント管理装置を構成した。これによれば、会員統合要求に含まれる複数の会員特定情報から特定される各会員識別情報に対応する各店舗が同一グループに属するグループ店である場合に限って、当該会員統合要求に含まれる複数の会員特定情報から特定される複数の会員識別情報が対応付けて登録され、当該複数の会員識別情報に対応するポイントを合算して使用できるため、グループ店での集客の向上に利用することができる。
また前記第3の発明において、前記登録手段(制御部52)は、前記グループ判定手段(制御部52)により同一グループに属する店舗の店舗識別情報(店舗ID)でないと判定されたことを条件として、前記ポイント管理手段に新たに登録する(未だ登録されていない)複数の会員識別情報(会員カードID)を含む前記会員統合要求に含まれる各会員識別情報を対応付けずに登録することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、会員統合要求に含まれる新たに登録する複数の会員識別情報が対応付けられずに各々登録されるので、登録操作を再度やり直す必要が無く、会員の利便性が向上する。
また前記第3の発明において、前記登録手段(制御部52)は、前記グループ判定手段(制御部52)により同一グループに属する店舗の店舗識別情報(店舗ID)でないと判定されたことを条件として、前記ポイント管理手段に新たに登録する(未だ登録されていない)会員識別情報(会員カードID)と既に登録されている会員識別情報とを含む前記会員統合要求に含まれる該新たに登録する会員識別情報を該既に登録されている会員識別情報に対応付けずに登録することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、会員統合要求に含まれる各会員識別情報に対応する各店舗が同一グループ店でない場合には、会員統合要求に含まれる新たに登録される会員識別情報が既に登録されている会員識別情報に対応付けられずに登録されるので、登録操作を再度やり直す必要が無く、会員の利便性が向上する。
また前記第3の発明において、前記操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から前記会員識別情報(会員カードID)を含むグループ店一覧要求(ログイン要求及びグループ店一覧要求)を受信したことに基づいて、該受信したグループ店一覧要求に含まれる会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報(店舗ID)を特定する店舗特定手段(制御部52)と、該店舗特定手段により特定された店舗識別情報の店舗が属するグループのグループ店として前記グループ設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)により設定されている各店舗を特定するグループ店特定手段(制御部52)と、該グループ店特定手段により特定された店舗の一覧を前記操作端末に対して返信する店舗一覧返信手段(制御部52)と、をさらに有することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、会員が操作する操作端末から受信したグループ店一覧要求に含まれる会員識別情報に対応する店舗が特定され、該特定された店舗が属するグループのグループ店一覧が返信されるので、会員にグループ店を認識させることができる。
また前記第3の発明において、前記グループ設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)により新たなグループの設定又は既に設定されているグループに対する新規店舗の追加が行われたことに基づいて、当該ポイント管理装置で既に登録されている会員識別情報(会員カードID)のうち、当該グループに属する各店舗で発行された記録媒体(会員カード)の会員識別情報を抽出する会員識別情報抽出手段(制御部52)と、該会員識別情報抽出手段により抽出された会員識別情報の会員に対して前記グループに属する店舗の一覧又は前記新規店舗を通知するための処理を行う店舗通知手段(制御部52)と、をさらに有することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、新たなグループの設定又は既に設定されているグループに対する新規店舗の追加が行われた場合に、当該グループに属する各店舗で発行された記録媒体の所有者に対して、グループ店一覧又は新規店舗が通知されるので、会員に新たに統合できる店舗があることを認識させることができる。
さらに前記第3の発明において、前記操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から前記会員識別情報(会員カードID)を含む情報公開要求(ログイン要求)を受信したことに基づいて、該受信した会員識別情報であるログイン会員識別情報(ログインID)に対応付けられている会員識別情報が有るか否かを判定する同一会員判定手段(制御部52)と、該同一会員判定手段により無いと判定されたことを条件として、前記ログイン会員識別情報に対応するポイント数を少なくとも含む当該会員専用の会員専用ページを前記操作端末に対して送信し、前記同一会員判定手段により有ると判定されたことを条件として、前記ポイント合算手段(制御部52)により合算された合算ポイント数を少なくとも含む前記会員専用ページを前記操作端末に対して送信する会員専用ページ送信手段(制御部52)と、をさらに有することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、受信した情報公開要求に含まれる会員識別情報が、対応付けられている会員識別情報のいずれであっても、当該会員専用の会員専用ページが送信されるので、会員の利便性を向上できる。
[4−4.第4の発明]
次に、従来技術4として、特開2005−296235号公報(図7,段落0061,0064)を示す。この従来技術4には、各店舗において会員として会員登録した該会員の会員識別情報に対応付けて、当該会員の属性情報を記憶すると共に、各会員が会員となっている各店舗の会員識別情報に対応付けて、当該会員が所有する各店舗のポイントを記憶する管理装置を備える会員サービス提供システムにおいて、新規の会員登録が行われて新たに登録する会員識別情報と当該会員識別情報が記録された会員カードを所持する会員の属性情報とを受信したときに、該属性情報(氏名及び電子メールアドレス)が既に登録されている属性情報と一致するか否かを判定し、一致すれば、該属性情報に対応する会員識別情報と前記受信した新たに登録する会員識別情報とを対応付けて登録して、各店舗のポイントを統合する旨が記載されている。
しかしながら、従来技術4に示す会員サービス提供システムでは、属性情報が一致すればいずれの店舗のポイントであっても統合されてしまうため、該会員サービス提供システムをグループ店間における来店促進に利用したいという店舗の要望に応えることができないという第4の問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第4の発明では、前記第4の問題を解決するために、各店舗において店舗会員として会員登録した会員に対して発行された記録媒体(会員カード)に記録されている当該会員を個々に識別可能な会員識別情報(会員カードID)を含む登録要求を、前記会員が操作する操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から受信し、該受信した登録要求に含まれる会員識別情報を登録する登録手段(制御部52)と、該登録手段により登録した会員識別情報に対応付けて、当該会員識別情報の会員が所有するポイント数を管理するポイント管理手段(ポイント会員情報DB)と、を有するポイント管理装置(50)であって、複数の店舗が属するグループを設定するグループ設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)と、前記操作端末から前記会員識別情報を受信したことに基づいて、該受信した会員識別情報である統合元会員識別情報に対応する店舗を個々に識別可能な店舗識別情報(店舗ID)が、前記グループ設定手段により設定されたグループに属する店舗の店舗識別情報であるか否かを判定するグループ該当店舗判定手段(制御部52)と、該グループ該当店舗判定手段によりグループに属する店舗の店舗識別情報であると判定されたことを条件として、前記統合元会員識別情報に統合を希望する他の会員識別情報である統合対象会員識別情報の入力を受け付けるための統合受付ページを前記操作端末に対して送信する統合受付ページ送信手段(制御部52)と、前記操作端末から前記統合受付ページにて入力された統合対象会員識別情報を受信したことに基づいて、該受信した統合対象会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報が、前記統合元会員識別情報に対応する店舗のグループに属する同一グループ店の店舗識別情報であるか否かを判定する同一グループ店判定手段(制御部52)と、該同一グループ店判定手段により同一グループ店の店舗識別情報であると判定されたことを条件として、前記統合元会員識別情報と前記統合対象会員識別情報とを対応付けるための会員識別情報対応付け処理を行う会員識別情報対応付け処理手段(制御部52)と、前記会員識別情報対応付け処理により対応付けられた各会員識別情報に対応するポイント数を合算するポイント合算手段(制御部52)と、該ポイント合算手段により合算された合算ポイント数を前記会員が所定のサービスを享受するために使用させるための処理を行うポイント使用処理手段(制御部52)と、をさらに有することを特徴とするポイント管理装置を構成した。これによれば、グループ設定手段によりグループ設定されている同一グループ店に限ってポイント数が合算され、該合算されたポイント数を会員が使用することができるようになるので、該ポイント数の合算を、グループ店での集客の向上に利用することができる。
また前記第4の発明において、前記会員識別情報対応付け処理手段(制御部52)は、前記統合元会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報(店舗ID)と前記統合対象会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報とが一致しないことを条件として、前記会員識別情報対応付け処理を行うことを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、自己が会員登録している店舗において拾った他人の記録媒体を使用して、当該他人が所有するポイント数が不正に合算されてしまうことを防止することができる。
また前記第4の発明において、前記会員識別情報対応付け処理手段(制御部52)は、前記統合受付ページにて入力された複数の前記統合対象会員識別情報を受信したときに、該受信した複数の統合対象会員識別情報に対応する各店舗の店舗識別情報(店舗ID)が同一でないことを条件として、これら複数の統合対象会員識別情報と前記統合元会員識別情報とを対応付けるための前記会員識別情報対応付け処理を行うことを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、統合対象会員識別情報が複数の場合においても、これら複数の統合対象会員識別情報に対応する店舗が同一であるときにはポイント数の合算が行われないので、同一店舗における記録媒体のポイント数が不正に合算されてしまうことを防止することができる。
また前記第4の発明において、前記グループ該当店舗判定手段によりグループに属する店舗の店舗識別情報であると判定されたことを条件として、前記統合元会員識別情報に対応する店舗のグループに属する同一グループ店を特定する同一グループ店特定手段(制御部52)をさらに有し、前記統合受付ページ送信手段(制御部52)は、該同一グループ店特定手段により特定された同一グループ店を認識可能な情報を含む前記統合受付ページを前記操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)に対して送信することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、会員が、ポイント数の合算に際して、該合算が可能な店舗を認識することができるようになるので、会員の利便性を向上できる。
また前記第4の発明において、前記統合受付ページ送信手段(制御部52)は、前記同一グループ店特定手段(制御部52)により特定された同一グループ店のうち、統合を希望する店舗の選択を受付可能であると共に、該選択された同一グループ店における前記統合対象会員識別情報の入力を受け付けるための前記統合受付ページを前記操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)に対して送信し、前記同一グループ店判定手段(制御部52)は、前記操作端末から、前記統合受付ページにて入力された統合対象会員識別情報と共に、該統合受付ページにて選択された同一グループ店を特定可能な選択情報を受信したことに基づいて、該受信した統合対象会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報(店舗ID)が、該受信した選択情報から特定される同一グループ店の店舗識別情報であるか否かを判定することにより、前記統合対象会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報が、前記統合元会員識別情報に対応する店舗のグループに属する同一グループ店の店舗識別情報であるか否かを判定することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、受信した会員識別情報が、統合受付ページにて選択された統合可能なグループ関係にある店舗における会員識別情報に該当するか否かという判定を行うことにより、受信した会員識別情報に対応する店舗が同一グループ店であるか否かを判定できる。
さらに前記第4の発明において、前記操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から前記会員識別情報(会員カードID)を含む情報公開要求(ログイン要求)を受信したことに基づいて、該受信した会員識別情報であるログイン会員識別情報(ログインID)に対応付けられている会員識別情報が有るか否かを判定する同一会員判定手段(制御部52)と、該同一会員判定手段により無いと判定されたことを条件として、前記ログイン会員識別情報に対応するポイント数を少なくとも含む当該会員専用の会員専用ページを前記操作端末に対して送信し、前記同一会員判定手段により有ると判定されたことを条件として、前記ポイント合算手段(制御部52)により合算された合算ポイント数を少なくとも含む前記会員専用ページを前記操作端末に対して送信する会員専用ページ送信手段(制御部52)と、をさらに有することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、受信した情報公開要求に含まれる会員識別情報が、対応付けられている会員識別情報のいずれであっても、当該会員専用の会員専用ページが送信されるので、会員の利便性を向上できる。
[4−5.第5の発明]
次に、従来技術5として、特開2002−890号公報(図6,図9,図10)を示す。この従来技術5には、所定の地域毎に、各地域に属する店舗の店舗名と当該店舗に関する店舗情報(例えばイベント情報等)とを対応付けて記憶しておき、ユーザーが操作する携帯端末装置から、該ユーザーが選択した地域の情報を受信したことに基づいて、当該地域に属する店舗を選択可能に返信し、ユーザーが選択した店舗の店舗情報を返信する遊技場情報配信装置が記載されている。
しかしながら、従来技術5に示す遊技場情報配信装置では、ユーザーが選択した店舗の店舗情報を該ユーザーに認識させることはできるが、該店舗がグループ店である場合に、当該グループに属する他の店舗の存在をユーザーに認識させることができないため、前記遊技場情報配信装置をグループ店での集客の向上に利用したいという店舗の要望に応えることができないという第5の問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第5の発明では、前記第5の問題を解決するために、会員が操作する操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から、店舗を特定可能な店舗特定情報(会員カードID)を含む店舗情報要求(登録要求)を受信したことに基づいて、該受信した店舗情報要求に含まれる店舗特定情報から特定される店舗に関する店舗情報(イベント情報)を前記操作端末に対して提供する店舗情報提供手段(制御部52)を有するポイント管理装置(50)であって、複数の店舗が属するグループを設定するグループ設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)と、当該店舗情報提供装置に登録された店舗を個々に識別可能な店舗識別情報(店舗ID)を管理すると共に、該店舗が前記グループに属するときには、該グループを個々に識別可能なグループ識別情報(グループ名)を対応付けて管理する店舗管理手段(グループDB,店舗DB)と、前記店舗情報要求を受信したことに基づいて、前記店舗管理手段において該受信した店舗情報要求に含まれる店舗特定情報から特定される店舗の店舗識別情報に前記グループ識別情報が対応付けられているか否かを判定するグループ識別情報判定手段(制御部52)と、該グループ識別情報判定手段により前記グループ識別情報が対応付けられていると判定されたことを条件として、前記店舗管理手段において当該グループ識別情報に対応付けられている他の店舗識別情報の店舗を認識可能なグループ店情報を前記操作端末に対して提供するグループ店情報提供手段(制御部52)と、を有するポイント管理装置を構成した。これによれば、会員が操作する操作端末から受信した店舗情報要求に含まれる店舗特定情報から特定される店舗がグループに属する場合には、グループ店情報が操作端末に対して提供されるので、当該グループに属する他のグループ店の存在を会員に認識させることができ、ポイント管理装置をグループ店での集客の向上に利用したいという店舗の要望に応えることができる。
また前記第5の発明において、前記操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から、前記店舗情報要求(登録要求A及びB)として、前記会員の電子メールアドレスと、前記店舗特定情報として店舗を特定可能な前記会員識別情報(会員カードID)とを受信したことに基づいて、該受信した電子メールアドレスと会員識別情報とを対応付けて管理する会員管理手段(ポイント会員情報DB)をさらに有し、前記グループ店情報提供手段(制御部52)は、前記グループ識別情報判定手段により前記グループ識別情報(グループ名)が対応付けられていると判定されたことを条件として、当該グループ識別情報に対応付けられている他の店舗識別情報(店舗ID)の店舗の店舗情報(イベント情報)の提供を希望するか否かを確認する確認情報を前記グループ店情報として前記操作端末に対して提供し、前記会員管理手段は、該操作端末から、前記店舗情報の提供を希望する店舗を特定可能な情報を含む返信情報(登録要求B)を受信したことに基づいて、該受信した返信情報から特定される店舗の店舗識別情報を前記会員識別情報に対応付けて管理し、前記店舗情報提供手段(制御部52)は、該会員管理手段で会員識別情報に対応付けて管理している店舗識別情報の店舗の店舗情報を含む電子メールを当該会員識別情報に対応付けて管理している電子メールアドレスに対して送信することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、会員が会員登録した店舗のグループに属する他のグループ店のうち、該会員が希望する店舗の店舗情報を含む電子メールが、該会員の電子メールアドレスに対して送信されるので、会員の利便性が向上する。
また前記第5の発明において、前記店舗管理手段(グループDB,店舗DB)は、前記店舗識別情報(店舗ID)に対応付けて、当該店舗識別情報の店舗の所在地が属する地域を個々に識別可能な地域識別情報(地域名)を管理し、前記グループ店情報提供手段(制御部52)は、前記店舗管理手段において前記受信した店舗情報要求(登録要求A)に含まれる店舗特定情報(会員カードID)から特定される店舗の店舗識別情報に対応付けて管理している地域識別情報と同一の地域識別情報に対応付けられている他の店舗識別情報の店舗を認識可能な前記グループ店情報を前記操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)に対して提供することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、グループに属する店舗が多い場合であっても、会員が操作する操作端末から受信した店舗情報要求に含まれる店舗特定情報から特定される店舗と同一地域に所在するグループ店を認識可能なグループ店情報が操作端末に対して提供されるので、会員の利便性が向上する。
また前記第5の発明において、前記店舗管理手段(グループDB,店舗DB)は、前記店舗識別情報(店舗ID)に対応付けて、当該店舗識別情報の店舗の所在地を特定可能な情報(郵便番号)を管理し、前記グループ店情報提供手段(制御部52)は、前記店舗管理手段において前記グループ識別情報(グループ名)に対応付けられている他の店舗識別情報の店舗を、前記受信した店舗情報要求(登録要求A)に含まれる店舗特定情報(会員カードID)から特定される店舗の所在地から近い場所に所在する順で認識可能な前記グループ店情報を前記操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)に対して提供することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、グループに属する店舗が多い場合であっても、会員が操作する操作端末から受信した店舗情報要求に含まれる店舗特定情報から特定される店舗の所在地から近い場所に所在する順にグループ店を認識可能なグループ店情報が操作端末に対して提供されるので、会員の利便性が向上する。
また前記第5の発明において、前記操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から、前記ポイント管理手段(ポイント会員情報DB)で既に登録している会員識別情報(会員カードID)である統合元会員識別情報に対して、該統合元会員識別情報から特定される店舗と異なる店舗の会員識別情報であって、該ポイント管理手段で既に登録している統合対象会員識別情報を統合する旨の会員統合要求を受信したことに基づいて、当該統合元会員識別情報と統合対象会員識別情報とを対応付けるための会員識別情報対応付け処理を行う会員識別情報対応付け処理手段(制御部52)をさらに有するポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、統合元会員識別情報と統合対象会員識別情報とを統合する旨の会員統合要求を受信した際に、該統合元会員識別情報から特定される店舗と統合対象会員識別情報から特定される店舗とが異なっている場合に限って統合が行われるので、記録媒体を紛失した会員や会員識別情報を知られてしまった会員のポイントが当該記録媒体を拾った他の会員や当該会員識別情報を知った他の会員のポイントと統合されてしまうおそれが低減し、該記録媒体を紛失した会員や会員識別情報を知られてしまった会員が不利益を被るおそれを低減することができる。
また前記第5の発明において、前記操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から、前記ポイント管理手段(ポイント会員情報DB)で既に登録している会員識別情報(会員カードID)である統合元会員識別情報に対して、該統合元会員識別情報から特定される店舗と同一のグループに属する店舗の会員識別情報であって、該ポイント管理手段で既に登録している統合対象会員識別情報を統合する旨の会員統合要求を受信したことを条件として、当該統合元会員識別情報と統合対象会員識別情報とを対応付けるための会員識別情報対応付け処理を行う会員識別情報対応付け処理手段(制御部52)と、前記会員識別情報対応付け処理により対応付けられた各会員識別情報に対応するポイント数を合算するポイント合算手段(制御部52)と、該ポイント合算手段により合算された合算ポイント数を前記会員が所定のサービスを享受するために使用させるための処理を行うポイント使用処理手段(制御部52)と、をさらに有することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、統合元会員識別情報と統合対象会員識別情報とを統合する旨の会員統合要求を受信した際に、該統合元会員識別情報から特定される店舗と統合対象会員識別情報から特定される店舗とがグループ店である場合に限って統合が行われるので、当該各会員識別情報に対応するポイントを合算して使用でき、グループ店での集客の向上に利用することができる。
[4−6.第6の発明]
次に、従来技術6として、特開2006−141882号公報(図1,図11,図24,図37〜図40,段落0338,0390)を示す。この従来技術6には、店舗(遊技場)において会員登録した会員に対して発行された記録媒体(会員カード)に記録されている記録媒体識別情報(会員ID)を含む登録要求を、当該会員が操作する情報端末(PC又は携帯電話)から受信し、該受信した登録要求に含まれる会員IDを登録するメール会員登録処理を行うと共に、該会員IDに対応付けて、会員の属性情報及び累計使用金額を管理し、該累計使用金額に応じたポイントを付与する統合管理装置が記載されている。この統合管理装置では、会員が会員カードを紛失したり破損したりして、該会員カード(旧会員カード)に代えて新たな会員カード(新会員カード)の再発行が行われた場合に、旧会員IDと新会員IDとを含む引き継ぎ要求を、店舗に設けられた会員管理装置から受信すると、旧会員IDに対応付けられた情報を新会員IDに対応付ける引き継ぎ処理が行われる。
しかしながら、従来技術6に示す統合管理装置では、メール会員登録処理については、会員が操作する情報端末から登録要求を受信したことに基づいて処理を行うにも拘わらず、引き継ぎ処理については、店舗に設けられた会員管理装置から引き継ぎ要求を受信したことに基づいて処理を行うので、該引き継ぎ処理を行うために、会員管理装置及び統合管理装置において引き継ぎ要求の送受信に伴うプログラムを組んだり、該送受信のための装置を設けたりする必要があり、そのためのコストがかかって費用対効果が低いという第6の問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第6の発明では、前記第6の問題を解決するために、各店舗(遊技場)において店舗会員として会員登録した会員に対して発行された記録媒体(会員カード)に記録されている当該会員を個々に識別可能な会員識別情報(会員カードID)を含む登録要求を、該会員が操作する操作端末から受信し、該受信した登録要求に含まれる会員識別情報を登録する登録手段(制御部52)と、該登録手段により登録した会員識別情報に対応付けて、当該会員識別情報の会員が所有するポイント数を管理するポイント管理手段(ポイント会員情報DB)と、既に登録されている会員識別情報である既登録会員識別情報が記録された記録媒体に代えて新たな記録媒体の再発行が行われた場合に、当該既登録会員識別情報に対応付けられたポイント数と当該新たな記録媒体に記録された会員識別情報である新会員識別情報とを対応付ける引き継ぎ処理を行う引き継ぎ処理手段(制御部52)と、を有するポイント管理装置(50)であって、前記操作端末から前記既登録会員識別情報と共に前記新会員識別情報を含む引き継ぎ要求を受信したことに基づいて、前記引き継ぎ処理を前記引き継ぎ処理手段により行うことを特徴とするポイント管理装置を構成した。これによれば、会員が操作する操作端末から引き継ぎ要求を受信したことに基づいて引き継ぎ処理が行われるので、該ポイント管理装置及び店舗に設けられる会員管理装置において引き継ぎ要求の送受信に伴うプログラムを組んだり、該送受信を行うための装置を設けたりする必要がなく、引き継ぎ処理を行うためのコストが低減される。
また前記第6の発明において、前記引き継ぎ処理手段(制御部52)は、前記引き継ぎ処理として、前記既登録会員識別情報に対応付けられているポイント数を前記新会員識別情報に対応付けて管理すると共に、該新会員識別情報に対応付けられているポイント数と合算する処理を行うことを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、新会員識別情報に対応付けてポイント数が管理されている場合であっても、既登録会員識別情報に対応付けられているポイント数と該新会員識別情報に対応付けられているポイント数とが合算されるので、それら会員識別情報が記録された複数の記録媒体を所有する所有者の利便性が向上する。
また前記第6の発明において、前記引き継ぎ要求を受信したことに基づいて、該受信した引き継ぎ要求に含まれる既登録会員識別情報と新会員識別情報とが同一店舗で発行された記録媒体(会員カード)に記録されている会員識別情報(会員カードID)であるか否かを判定する同一店舗判定手段(制御部52)と、前記受信した引き継ぎ要求に含まれる新会員識別情報が登録されているか否かを判定する登録判定手段(制御部52)と、をさらに有し、前記引き継ぎ処理手段(制御部52)は、前記同一店舗判定手段により同一店舗で発行された記録媒体に記録されている会員識別情報であると判定され、かつ前記登録判定手段により登録されていないと判定されたことを条件として、前記引き継ぎ処理を行うことを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、同一店舗で発行された記録媒体の会員識別情報に対して引き継ぎ処理が行われるので、他の店舗で発行された記録媒体の会員識別情報に対して引き継ぎ処理が行われてしまうおそれがない。またポイント管理装置に登録されていない未登録の新会員識別情報に対して引き継ぎ処理が行われるので、既登録の新会員識別情報に対応付けられているポイント数が無効になってしまうということがなく、また既登録の新会員識別情報に対応付けられているポイント数に他人の既登録会員識別情報に対応付けられているポイント数が合算されて当該他人が損をしてしまうということがない。
また前記第6の発明において、前記会員識別情報(会員カードID)と、該会員識別情報が記録されている記録媒体(会員カード)を使用した前記店舗での取引処理(玉貸処理)により発生するポイント付与対象情報(使用金額)とを、所定の収集間隔(1日毎)で収集するポイント付与対象情報収集手段(転送装置用通信部51b)と、該ポイント付与対象情報収集手段により収集した会員識別情報に対応付けられたポイント数に対して、前記収集したポイント付与対象情報に応じたポイントを加算するポイント加算処理を行うポイント加算処理手段(制御部52)と、をさらに有し、前記引き継ぎ処理において、前記既登録会員識別情報に対応するポイント付与対象情報に応じたポイントを加算するポイント加算処理が行われた後に当該引き継ぎ処理が行われた旨を特定可能な引き継ぎ特定情報(引き継ぎ日付,引き継ぎ元ID)を記憶し、前記ポイント加算処理手段は、前記新会員識別情報に対応付けて前記引き継ぎ特定情報が記憶されていることを条件として、該新会員識別情報に対応付けられたポイント数に対して、前記既登録会員識別情報に対応するポイント付与対象情報に応じたポイントと当該新会員識別情報に対応するポイント付与対象情報に応じたポイントとを加算する引き継ぎ時ポイント加算処理を行う一方、前記引き継ぎ特定情報が記憶されていないことを条件として、前記新会員識別情報に対応付けられたポイント数に対して、前記既登録会員識別情報に対応するポイント付与対象情報に応じたポイントを加算しないことを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、引き継ぎ特定情報が管理されていることを条件として、引き継ぎ時ポイント加算処理が行われるので、ポイント付与対象情報の収集間隔に依らずに、既登録会員識別情報に対応するポイント付与対象情報のうち、新会員識別情報に対応付けられたポイントに加算すべきポイントを確実に加算することができる。
また前記第6の発明において、前記ポイント加算処理手段(制御部52)による前記ポイント加算処理において、前記会員識別情報(会員カードID)に対応付けられたポイント数に対して加算するポイントの上限値を設定する上限値設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)をさらに有し、前記ポイント加算処理手段(制御部52)は、前記引き継ぎ時ポイント加算処理を行う際に、前記既登録会員識別情報に対応するポイント付与対象情報(使用金額)に応じたポイントと前記新会員識別情報に対応するポイント付与対象情報に応じたポイントとの合算値が前記上限値設定手段により設定した上限値を超えていることを条件として、該新会員識別情報に対応付けられたポイント数に対して、当該上限値のポイントを加算する処理を行うことを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、既登録会員識別情報に対応するポイント付与対象情報に応じたポイントと新会員識別情報に対応するポイント付与対象情報に応じたポイントとの合算値が上限値を超えている場合には、新会員識別情報に対応付けられたポイントに対して、該上限値のポイントが加算されるので、引き継ぎを行った者に当該上限値を超えたポイントが付与されることがなく、公平にポイントを付与することができる。
また前記第6の発明において、複数の各会員識別情報(会員カードID)に対応する各ポイント数を合算するための合算条件を設定する合算条件設定手段(制御部52)と、前記操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から、複数の会員識別情報を含む会員統合要求を受信したことに基づいて、該受信した会員統合要求に含まれる複数の会員識別情報が前記合算条件設定手段により設定した合算条件を満たすか否かを判定する合算条件判定手段(制御部52)と、該合算条件判定手段により合算条件を満たすと判定されたことを条件として、前記受信した会員統合要求に含まれる各会員識別情報を対応付けるための会員識別情報対応付け処理を行う会員識別情報対応付け処理手段(制御部52)と、前記会員識別情報対応付け処理により対応付けられた各会員識別情報に対応するポイント数を合算するポイント合算手段(制御部52)と、をさらに有することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、複数の各会員識別情報が合算条件を満たすことを条件として、当該各会員識別情報に対応する各ポイント数を合算するポイント合算処理が行われるので、当該各会員識別情報が記録された複数の記録媒体を所有する所有者の利便性が向上する。
また前記第6の発明において、前記合算条件設定手段(制御部52)は、前記受信した会員統合要求に含まれる各会員識別情報(会員カードID)が記録された各記録媒体(会員カード)の発行店舗が異なることを前記合算条件として設定することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、会員統合要求に含まれる各会員識別情報が記録された各記録媒体の発行店舗が異なる場合に限ってポイント合算処理が行われるので、記録媒体を紛失した会員や会員識別情報を知られてしまった会員のポイント数が該記録媒体を拾った他の会員や該会員識別情報を知った他の会員のポイント数と合算されてしまうおそれが低減し、該記録媒体を紛失した会員や会員識別情報を知られてしまった会員が不利益を被るおそれを低減することができる。
また前記第6の発明において、複数の店舗が属するグループを設定するグループ設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)をさらに有し、前記合算条件設定手段(制御部52)は、前記受信した会員統合要求に含まれる各会員識別情報(会員カードID)が記録された各記録媒体(会員カード)の発行店舗が前記グループ設定手段により設定された同一グループに属することを前記合算条件として設定することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、会員統合要求に含まれる各会員識別情報が記録された各記録媒体の発行店舗が同一グループに属する場合に限ってポイント合算処理が行われるので、当該各会員識別情報に対応するポイント数を合算して使用でき、グループ店での集客の向上に利用することができる。
さらに前記第6の発明において、前記引き継ぎ要求を受信したことに基づいて、該受信した引き継ぎ要求に含まれる既登録会員識別情報に対応付けて登録されている他の既登録会員識別情報が有るか否かを判定する対応付け判定手段(制御部52)をさらに有し、該対応付け判定手段により有ると判定されたことを条件として、前記引き継ぎ処理手段(制御部52)により、前記引き継ぎ処理を行うと共に、前記登録手段(制御部52)により、前記引き継ぎ要求に含まれる新会員識別情報を前記他の既登録会員識別情報に対応付けて登録することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、引き継ぎ要求に含まれる既登録会員識別情報に対応付けて登録されている他の既登録会員識別情報があれば、引き継ぎ要求に含まれる新会員識別情報が当該他の既登録会員識別情報に対応付けて登録されるので、当該他の既登録会員識別情報と新会員識別情報とを含む会員統合要求を送信する必要が無く、それら会員識別情報が記録された複数の記録媒体を所有する所有者の利便性が向上する。
[4−7.第7の発明]
次に、従来技術7−1として、特開2005−270210号公報(図12〜図14)を示す。この従来技術7−1には、各遊技場において会員登録した会員が、該会員の会員IDをポイント管理装置に登録し、該会員IDが記録された会員カードをカードユニットに挿入して玉貸を行うと、該玉貸金額に応じて付与されるポイントが前記会員IDに対応付けて管理されるポイント管理装置が記載されている。
また従来技術7−2として、特開2006−215754号公報(図18〜図29,図34)を示す。この従来技術7−2には、携帯端末を所持するユーザが、該携帯端末をサーバに登録し、該携帯端末をユニットのアンテナに近接させると、該携帯端末にチャージされた特定の電子マネーを使用した玉貸が行われる電子マネーシステムが記載されている。
しかしながら、従来技術7−1に示す会員が、電子マネー記憶媒体の一例である従来技術7−2に示す前記携帯端末の電子マネーを使用して、特定取引の一例である前記玉貸を行う場合には、記録媒体の一例である前記会員カードをカードユニットに挿入していないと、玉貸金額に応じたポイントの付与を受けられないという第7の問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第7の発明では、前記第7の問題を解決するために、各店舗(遊技場)において会員登録した会員に対して発行された記録媒体(会員カード)を使用した特定取引(玉貸処理)に関する記録媒体特定取引情報(カード使用額)と、該記録媒体に記録され、当該会員を個々に識別可能な会員識別情報(会員カードID)とを受信する受信手段(転送装置用通信部51b)と、該受信手段により記録媒体特定取引情報と会員識別情報とを受信したことを条件として、該受信した記録媒体特定取引情報に応じて付与されるポイントを、該受信した会員識別情報に対応付けて管理するポイント管理手段(制御部52及びポイント会員情報DB)と、を有するポイント管理装置(50)であって、前記会員識別情報と、当該会員識別情報の会員が所持しており、電子マネー額を特定可能な情報が記録された電子マネー記憶媒体(携帯電話7)を個々に識別可能な電子マネー記憶媒体識別情報(携帯電話ID)とを対応付けて記憶する識別情報記憶手段(ポイント会員情報DB)をさらに有し、前記受信手段は、前記電子マネー記憶媒体の記録情報から特定される電子マネー額を使用した前記特定取引に関する電子マネー特定取引情報(電子マネー使用額)と、該電子マネー記憶媒体の電子マネー記憶媒体識別情報とを受信し、前記ポイント管理手段は、該受信手段により電子マネー特定取引情報と電子マネー記憶媒体識別情報とを受信したことを条件として、該受信した電子マネー特定取引情報に応じて付与されるポイントを、該受信した電子マネー記憶媒体識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段で記憶されている会員識別情報の会員のポイントとして管理することを特徴とするポイント管理装置を構成した。これによれば、会員の記録媒体に記録されている会員識別情報と、該会員が所持している電子マネー記憶媒体の電子マネー記憶媒体識別情報とを対応付けて記憶しておくことにより、前記会員の記録媒体を使用することなく、当該会員が該電子マネー記憶媒体の電子マネーを使用した特定取引を行った場合であっても、該電子マネーの使用に基づいて付与されるポイントを当該会員のポイントとして管理することができる。
また前記第7の発明において、前記ポイント管理手段(制御部52及びポイント会員情報DB)は、前記受信手段(転送装置用通信部51b)により電子マネー特定取引情報(電子マネー使用額)と電子マネー記憶媒体識別情報(携帯電話ID)とを受信したことを条件として、該受信した電子マネー特定取引情報に応じて付与されるポイントを、該受信した電子マネー記憶媒体識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段(ポイント会員情報DB)で記憶されている会員識別情報(会員カードID)に対応付けられているポイントに加算することにより、前記会員のポイントとして管理することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、電子マネーの使用に基づいて付与されるポイントが、会員識別情報に対応付けられているポイントに加算されることにより、該電子マネーの使用に基づいて付与されるポイントと記録媒体の使用に基づいて付与されるポイントとの合算ポイント数を会員が使用することができるようになるので、会員の利便性を向上できる。
また前記第7の発明において、前記受信手段(転送装置用通信部51b)により電子マネー特定取引情報(電子マネー使用額)と電子マネー記憶媒体識別情報(携帯電話ID)とを受信したことを条件として、該受信した電子マネー記憶媒体識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段(ポイント会員情報DB)で記憶されている会員識別情報(会員カードID)が記録された記録媒体(会員カード)を発行した店舗(遊技場)と、該電子マネー特定取引情報と電子マネー記憶媒体識別情報の送信元である店舗とが一致するか否かを判定する店舗一致判定手段(制御部52)をさらに有し、前記ポイント管理手段(制御部52及びポイント会員情報DB)は、該店舗一致判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記受信した電子マネー特定取引情報に応じて付与されるポイントを、前記受信した電子マネー記憶媒体識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段で記憶されている会員識別情報に対応付けられているポイントに加算することにより、前記会員のポイントとして管理する一方、前記店舗一致判定手段により一致しないと判定されたことを条件として、前記受信した電子マネー特定取引情報に応じて付与されるポイントを、前記受信した電子マネー記憶媒体識別情報に対応付けて(潜在ポイントとして)管理することにより、前記会員のポイントとして管理することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、会員登録している店舗における電子マネーの使用に基づいて付与されるポイントは、会員識別情報に対応付けられているポイントに加算される一方、会員登録していない店舗における電子マネーの使用に基づいて付与されるポイントは、電子マネー記憶媒体識別情報に対応付けて管理されることにより、会員登録をしている店舗であるか否かに拘わらず、電子マネーの使用に基づいて付与されるポイントを当該会員のポイントとして管理することができるので、電子マネーの使用を促進することができる。
また前記第7の発明において、ポイント管理装置が提供するポイントサービスに加盟する店舗(遊技場)を設定する加盟店設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)と、前記店舗一致判定手段(制御部52)により一致しないと判定されたことを条件として、前記電子マネー特定取引情報(電子マネー使用額)と電子マネー記憶媒体識別情報(携帯電話ID)の送信元である店舗が前記加盟店設定手段により設定された加盟店であるか否かを判定する加盟店判定手段(制御部52)と、をさらに有し、前記ポイント管理手段(制御部52及びポイント会員情報DB)は、該加盟店判定手段により加盟店であると判定されたことを条件として、前記受信した電子マネー特定取引情報に応じて付与されるポイントを、前記受信した電子マネー記憶媒体識別情報に対応付けて、当該加盟店のポイント(潜在ポイント)として管理することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、会員登録していない店舗における電子マネーの使用に基づいて付与されるポイントが、会員の記録媒体の使用に基づいて付与されるポイントと同様に、店舗毎に管理されるため、例えば各店舗との間における当該ポイントに関する決済等を確実に行うことができる。
また前記第7の発明において、所定期間(当日)に付与するポイントの上限値を設定する上限値設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)をさらに有し、前記ポイント管理手段(制御部52及びポイント会員情報DB)は、前記所定期間における前記記録媒体特定取引情報(カード使用額)に応じたポイントと、前記所定期間における前記電子マネー特定取引情報(電子マネー使用額)に応じたポイントとの合算値が、前記上限値設定手段により設定した上限値を超えていることを条件として、該上限値を前記会員のポイントとして管理することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、所定期間における記録媒体の使用に基づいて付与されるポイントと電子マネーの使用に基づいて付与されるポイントとの合算値が上限値を超えている場合であっても、該上限値を超えたポイントが付与されることがないので、記録媒体のみを所持する会員との公平性を保つことができる。
また前記第7の発明において、前記記録媒体特定取引情報(カード使用額)に応じたポイントの付与率と、前記電子マネー特定取引情報(電子マネー使用額)に応じたポイントの付与率とを設定可能な付与率設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)をさらに有することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、記録媒体の使用に基づくポイントの付与率と電子マネーの使用に基づくポイントの付与率とを設定することができるので、ポイント管理装置が提供するポイントサービスの運営機関や店舗の要望に応じた付与率を設定できる。
また前記第7の発明において、複数の店舗(遊技場)が属するグループを設定するグループ設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)と、一の会員識別情報(会員カードID)と他の会員識別情報との統合要求を受け付けたことに基づいて、各会員識別情報が記録された記録媒体(会員カード)を発行した各店舗が前記グループ設定手段により設定された同一グループに属する店舗であるか否かを判定する同一グループ店判定手段(制御部52)と、該同一グループ店判定手段により同一グループ店に属する店舗であると判定されたことを条件として、前記一の会員識別情報と前記他の会員識別情報とを対応付けるための対応付け処理を行う対応付け処理手段(制御部52)と、該対応付け処理により対応付けられた各会員識別情報に対応するポイントを合算するポイント合算手段(制御部52)と、該ポイント合算手段により合算された合算ポイント数を前記会員が所定のサービスを享受するために使用させるための処理を行うポイント使用処理手段(制御部52)と、をさらに有することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、グループ設定手段によりグループ設定されている同一グループ店に限ってポイントが合算され、該合算ポイント数を会員が使用することができるようになるので、会員の利便性を向上できると共に、該ポイントの合算をグループ店での集客の向上に利用することができる。
さらに前記第7の発明において、前記会員識別情報(会員カードID)と前記電子マネー記憶媒体識別情報(携帯電話ID)とを含む登録要求(携帯電話ID登録要求)を受け付けたことに基づき、該登録要求に含まれる会員識別情報が前記ポイント管理手段(ポイント会員情報DB)で管理されていることを条件として、前記登録要求に含まれる電子マネー記憶媒体識別情報を、該会員識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段(ポイント会員情報DB)で記憶する一方、前記登録要求に含まれる会員識別情報が前記ポイント管理手段で管理されていないことを条件として、該会員識別情報を前記ポイント管理手段で管理すると共に、前記登録要求に含まれる電子マネー記憶媒体識別情報を、該会員識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段で記憶することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、会員識別情報及び電子マネー記憶媒体識別情報の両方が登録されていない場合には、該会員識別情報と電子マネー識別情報とを対応付けて登録することができると共に、会員識別情報を先に登録した場合であっても、後から電子マネー識別情報を登録することができるので、会員の利便性を向上できる。
[4−8.第8の発明]
次に、従来技術8として、特開2006−102079号公報(図9,段落0161,0237)を示す。この従来技術8には、店舗の一例である各遊技場において会員登録した会員が所有するポイントを管理装置で管理し、該ポイントを抽選への応募や商品との交換に使用させるシステムが記載されている。
しかしながら、従来技術8に示すシステムでは、抽選への応募及び商品との交換のいずれにしても、ポイントの使用により得られるのが物品であるため、該ポイントの使用用途が前記会員にとって魅力に乏しいという第8の問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第8の発明では、前記第8の問題を解決するために、各店舗(遊技場)において会員登録した会員を個々に識別可能な会員識別情報(会員カードID)に対応付けて、該会員が所有するポイントを管理するポイント管理手段(制御部52及びポイント会員情報DB)と、前記会員のポイントを使用して、当該会員に特典を付与するための処理を行うポイント使用処理手段(制御部52)と、を有するポイント管理装置(50)であって、前記ポイント使用処理手段は、前記特典としての電子マネーを前記会員が所有する電子マネー記憶媒体(携帯電話7)に記憶させるための電子マネー記憶処理(電子マネー管理サーバ80に対する付与要求,交換要求の送信)を行うことを特徴とするポイント管理装置を構成した。これによれば、ポイントの使用により特典としての電子マネーが付与され、該電子マネーを会員が所有する電子マネー記憶媒体に記憶させるための処理が行われるので、会員にとって魅力のあるポイントの使用用途を提供することができる。
また前記第8の発明において、前記ポイント使用処理手段(制御部52)は、前記ポイントを使用しての抽選を行い、該抽選に当選したことに基づいて前記会員に特典を付与するための処理を行う抽選手段と、前記ポイントとの交換で前記会員に特典を付与するための処理を行う交換手段と、を有し、前記抽選手段及び前記交換手段の少なくとも一方が、前記電子マネー記憶処理を行うことを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、ポイントを使用した抽選に当選したことに基づいて特典が付与される場合と、ポイントとの交換で特典が付与される場合とがあるので、ポイントの使用用途が多様になり、会員にとっての魅力をさらに増すことができる。
また前記第8の発明において、複数の会員識別情報(会員カードID)に対応する各ポイントを合算するための合算条件を設定する合算条件設定手段(制御部52)と、前記会員が操作する操作端末(PC6,携帯電話7,カードユニット20,キオスク端末30)から、複数の会員識別情報を含む合算要求を受信したことに基づいて、該受信した合算要求に含まれる各会員識別情報が前記合算条件設定手段により設定した合算条件を満たすか否かを判定する合算条件判定手段(制御部52)と、該合算条件判定手段により合算条件を満たすと判定されたことを条件として、前記受信した合算要求に含まれる各会員識別情報を対応付けるための会員識別情報対応付け処理を行う会員識別情報対応付け処理手段(制御部52)と、前記会員識別情報対応付け処理により対応付けられた各会員識別情報に対応する各ポイントを合算するポイント合算手段(制御部52)と、をさらに有することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、複数の各会員識別情報が合算条件を満たすことを条件として、当該各会員識別情報に対応する各ポイントが合算されるので、当該複数の会員識別情報を所有する所有者の利便性が向上する。
また前記第8の発明において、前記合算条件設定手段(制御部52)は、前記受信した合算要求に含まれる各会員識別情報(会員カードID)が同一店舗の会員識別情報でないことを前記合算条件として設定することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、合算要求に含まれる各会員識別情報が同一店舗の会員識別情報でないことを条件として、当該各会員識別情報に対応する各ポイントが合算されるので、会員識別情報を他人に知られてしまった会員のポイントが当該他人のポイントと合算されてしまうおそれが低減し、前記会員識別情報を他人に知られてしまった会員が不利益を被るおそれを低減することができる。
さらに前記第8の発明において、複数の店舗(遊技場)が属するグループを設定するグループ設定手段(ディスプレイ54及び入力装置55)をさらに有し、前記合算条件設定手段(制御部52)は、前記受信した合算要求に含まれる各会員識別情報(会員カードID)が前記グループ設定手段により設定された同一グループに属する店舗の会員識別情報であることを前記合算条件として設定することを特徴とするポイント管理装置(50)としても良い。これによれば、合算要求に含まれる各会員識別情報が同一グループに属する店舗の会員識別情報であることを条件として、当該各会員識別情報に対応する各ポイントが合算されるので、当該各会員識別情報に対応する各ポイントを合算して使用でき、グループ店での集客の向上に利用することができる。