JP5172609B2 - 無線通信装置、無線端末及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

この発明は、無線LAN(Local Area Network)のように複数の無線局間で相互に通信を行なう無線通信装置に関する。
WirelessHDは、ミリ波(60GHz帯)を利用し、最大で4Gビット/秒の高速無線通信を可能とする技術である(例えば、特許文献1を参照。)。この技術により、非圧縮のハイビジョン映像(1920×1080ピクセル)を10メートル程度まで伝送することができる。この技術では、直進性の強いミリ波を利用するため、1つのシンボルを連続的に異なる方向へ繰り返し送信する指向性繰返し符号送信方式(Repetition Coding)が用いられている。
WirelessHD Specification Version 1.0 Overview
ところが、指向性繰返し符号送信方式において、端末がCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)に基づいたメディアアクセスを行う場合、端末の位置によってキャリアを検出するタイミングが異なる。このため、同一のシンボルであっても検出タイミングが遅い端末はキャリアのアイドル期間が長くなりパケットを送信する機会が大きくなり、検出タイミングが早い端末はキャリアのアイドル期間が短くなりパケットを送信する機会が小さくなるという、メディアアクセスの公平性の問題があった。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、CSMA/CAによるアクセス制御において各端末に公平な送信機会を与えることができる無線通信装置を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一態様は、同一のシンボルを方向の異なる複数のアンテナビームを切り替えて送信する繰り返しシンボル列を含むパケットによって通信を行う無線通信装置であって、前記パケットを受信して受信信号を得る受信部と、前記受信信号からシンボル期間毎にキャリアを検出するキャリア検出部と、前記受信信号から少なくとも2つの前記繰り返しシンボル列を含むように予め決められたスロット長を計測する計測部と、前記パケットの送信までの時間を前記スロット長の単位で減算する送信タイマー部と、前記スロット長の時間内に前記キャリアが検出された場合に前記送信タイマーを前記スロット長の時間停止させる制御部と、前記受信部、前記キャリア検出部、前記計測部、前記送信タイマー部、及び前記制御部において行われる処理を繰り返し、前記送信タイマー部の値が送信タイミングとなった場合に前記パケットを送信する送信部とを具備する無線通信装置を提供することにある。
また、この発明の他の態様は、シンボル毎に方向の異なる複数のアンテナビームを切り替えて時間的に連続する複数のシンボルを含むスロットを単位とするパケットによって通信を行う無線通信装置であって、互いに識別可能な複数のパイロットシンボルによってパケット検出用スロットを生成するスロット生成部と、前記パケット検出用スロットを含む送信パケットを生成するパケット生成部と、前記送信パケットを送信する送信部とを具備する無線通信装置を提供することにある。
また、この発明の他の態様は、シンボル毎に方向の異なる複数のアンテナビームを切り替えて時間的に連続する複数のシンボルを含むスロットを単位とするパケットによって通信を行う無線通信装置であって、互いに識別可能な複数のパイロットシンボルにより構成されたパケット検出用スロットを含むパケットを受信して受信信号を得る受信部と、前記受信信号から前記シンボル期間毎にキャリアを検出するキャリア検出部と、前記キャリアが検出された場合に、前記パケット検出用スロットに含まれるパイロットシンボルに基づいて前記スロットの先頭時刻を求めてスロット同期を行うスロット同期部とを具備する無線通信装置を提供することにある。
したがってこの発明によれば、CSMA/CAによるアクセス制御において各端末に公平な送信機会を与えることができる無線通信装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る無線通信装置1〜8が構成するネットワーク構成の一例を示したものある。図1では、無線通信装置1〜8が1つの周波数チャネルを共用して通信を行っており、同一のシンボルを予め決められた回数だけ繰返し、それぞれのシンボルを異なる方向に送信する。例えば、無線通信装置1は、同一のシンボルを4回だけ繰返し、それぞれのシンボルを異なる4方向(11、12、13、14)に送信するようなフィールドを含んだパケットの通信を行う。また、無線通信装置1〜8は、無線LANで広く適用されているCSMA/CA方式で通信を行う。CSMA/CA方式では、パケットの衝突を回避するために、通信を開始しようとする各端末は、開始前にキャリア(電波)を検出し、キャリアが使用されていないことを確認してパケットを送信する。なお、無線通信装置1〜8は同一の構成であるため、以下の各実施形態では、無線通信装置1について説明する。
(第1の実施形態)
図2は、第1の実施形態において、図1に示す無線通信装置1が送信するパケット構成の一例を示す図である。無線通信装置が送信するパケット61は、4つの繰り返しシンボル列(S1、S2、S3、S4)の集合で構成されており、それぞれのシンボルが4回繰り返された構成となっている。例えばシンボルS1は、S1−1(66)、S1−2(67)、S1−3(68)、S1−4(69)が4シンボル繰り返されて1つの繰り返しシンボル列62が構成されており、同様に、シンボルS2はS2−1(70)、S2−2(71)、S2−3(72)、S2−4(73)が4シンボル繰り返されて1つの繰り返しシンボル列63が、シンボルS3はS3−1(74)、S3−2(75)、S3−3(76)、S3−4(77)が4シンボル繰り返されて1つの繰り返しシンボル列64が、シンボルS4はS4−1(78)、S4−2(79)、S4−3(80)、S4−4(81)が4シンボル繰り返されて1つの繰り返しシンボル列65が構成されている。さらに、それぞれのシンボルはシンボル毎に異なる方向へ送信される。例えば、シンボルS1−1(66)は図1に示す11の方向、シンボルS1−2(67)は図1に示す12の方向、シンボルS1−3(68)は図1に示す13の方向、シンボルS1−4(69)は図1に示す14の方向に送信される。
図3は、図2に示したパケット構成とスロットの関係の一例を示した図である。無線通信装置1がキャリア検出のために用いるスロットは、無線通信装置1が送信するパケットに含まれる少なくとも2つの繰り返しシンボル列を含んでいる。図3に示す例ではスロット121は繰り返しシンボル列62と63を含んでおり、スロット122は繰り返しシンボル列64と65を含んでいる。
図4は、第1の実施形態に係る無線通信装置1の構成例を示すブロック図である。無線通信装置1Aは、アンテナ21、無線部22、受信部23、キャリア検出部24、スロット時間計測部25、スロット判定部26、送信タイマー27、制御部28、パケット生成部29、送信部30、及びメモリ31を備える。送信タイマー27は、バックオフ制御を行うためのバックオフカウンタであり、パケットの送信までの時間(バックオフ時間)をスロット長の単位でカウントダウンする。
アンテナ21は、アダプティブ・アンテナで構成され、異なる複数の方向にアンテナビームを形成する。スロット時間計測部25は、上述したように、少なくとも2つの繰り返しシンボル列を含むように予め決められたスロット長(時間)を計測する。キャリア検出部24は、受信部23で受信された信号からシンボル期間毎にキャリアを検出し、検出結果をメモリ31に記憶する。スロット判定部26は、スロット長の時間内にメモリ31に記憶されたキャリアの検出結果をもとに当該スロットをビジー(キャリアあり)又はアイドル(キャリアなし)と判定する。制御部28は、このスロット判定部26のスロット判定結果に基づいて、送信タイマー27をスロット長の単位でカウントダウン又は停止させる。送信タイマー27が送信タイミングになった時に、パケット生成部29で生成された送信パケットが送信部30、無線部22を介してアンテナから送信される。
次に、このように構成された無線通信装置1Aの動作について説明する。図5は、無線通信装置1Aが行う、キャリア検出処理からパケット送信処理までの処理手順の一例を示すフローチャートである。スロット時間計測部25はスロット時間の計測を開始し(ステップS41)、キャリア検出部24はシンボル期間毎にキャリア検出処理を行い(ステップS42)、キャリアの検出結果をメモリ31に記憶する(ステップS43)。スロット時間計測部25は、スロット時間の終了を判定する(ステップS44)。ステップS44において、スロット時間が終了していなければ、キャリア検出部24は、ステップS42に移行して上記処理を繰り返し行う。スロット時間が終了すると、スロット判定部26は、メモリ31に記憶されたキャリア検出結果に基づいて当該スロット長の時間内にキャリアが検出されたか否かの判定を行う(ステップS45)。ステップS45において、キャリアが検出されていれば当該スロットをビジーと判定し(ステップS46)、ステップS41に移行して上記処理を繰り返す。
一方、ステップS45において、キャリアが検出されていなければ当該スロットはアイドルと判定し(ステップS47)、送信タイマー27はスロット長の単位でカウントダウンする(ステップS48)。制御部28は、送信タイマー27を参照して送信タイミングとなったか否かを判定し(ステップS49)、送信タイミングでなければステップS41に移行して上記キャリア検出処理を繰り返し実行する。ステップS49の判定において、送信タイミングであれば、制御部28は、パケット生成部29により送信パケットを生成し、生成されたパケットを送信部30、無線部22、アンテナ21を介して送信させる(ステップS50)。
図6は、無線通信装置1Aの構成に受信処理機能を追加した構成例を示すブロック図であり、図4に示すブロック図に復調部91とパケット解析部92とを設けたものである。なお、図4と同一部分には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
図7は、図6に示す無線通信装置1Bにおけるスロット同期処理の一例を示すフローチャートである。キャリア検出部24はシンボル期間毎にキャリア検出処理を行い(ステップS101)、キャリアが検出されたか否かを判定する(ステップS102)。キャリアが検出されない場合はステップS101の処理を繰り返し行い、キャリアが検出された場合は、制御部28はキャリアの検出時刻をメモリ31に記憶する(ステップS103)。アンテナ21、無線部22、受信部23を介して入力された信号は復調部91で復調処理が行われ(ステップS104)、復調された信号はパケット解析部92に入力されてパケットのフィールドの解析が行われる(ステップS105)。ステップS105のパケット解析の結果、制御部28は受信した信号がビーコン(制御情報)であるか否かの判定を行い(ステップS106)、ビーコンでなければ終了し、ビーコンであればキャリア検出時刻をスロットの先頭時刻として設定する(ステップS107)。
図8A〜8Cは、無線通信装置の配置と無線通信装置が送信する繰り返しシンボル列の一例を示した図である。図8Aは、無線通信装置A(251)、無線通信装置B(252)、無線通信装置C(253)、無線通信装置D(254)の4台の無線通信装置が配置されている。また、無線通信装置Aは、1番目のシンボル255、2番目のシンボル2563番目のシンボル257、4番目のシンボル258を送信する。図8Bも同様に無線通信装置A(251)、無線通信装置B(252)、無線通信装置C(253)、無線通信装置D(254)の4台の無線通信装置が配置されており、無線通信装置Cは、1番目のシンボル259、2番目のシンボル260、3番目のシンボル261、4番目のシンボル262を送信する。図8Cも同様に無線通信装置A(251)、無線通信装置B(252)、無線通信装置C(253)、無線通信装置D(254)の4台の無線通信装置が配置されており、無線通信装置Bは、1番目のシンボル263、2番目のシンボル264、3番目のシンボル265、4番目のシンボル266を送信する。
図9は、繰り返しシンボル列の1つを1スロットとした場合の、図8A〜8Cに示す4台の無線通信装置の動作シーケンスの一例を示す図である。図9には、無線通信装置Aのシーケンス401、無線通信装置Bのシーケンス402、無線通信装置Cのシーケンス403、及び無線通信装置Dのシーケンス404を示す。図8Aに示すタイミングで無線通信装置Aが送信パケット中の最後の繰り返しシンボル列を送信し、無線通信装置Aが送信した1番目のシンボル301を無線通信装置Bは検出し(311)、無線通信装置Aが送信した4番目のシンボル451を無線通信装置Cと(321)無線通信装置Dが(329)検出したものとする。無線通信装置Bは、時刻t1のタイミングでスロット時間の計測を開始し、無線通信装置A、無線通信装置C、無線通信装置Dは時刻t2のタイミングでスロット時間の計測を開始する。いま、それぞれの無線通信装置がスロット時間の計測を開始した後の1番目のスロットにおける送信バックオフカウンタが、無線通信装置A、無線通信装置B、無線通信装置Dは4、無線通信装置Cは2であるとする。この状態で、それぞれの無線通信装置はキャリアを検出しないため、スロット毎に送信バックオフカウンタをデクリメントし、最初に送信バックオフカウンタが0となった無線通信装置Cが図8Bに示したタイミングでパケットを送信する(322)。無線通信装置Aは、無線通信装置Cが送信したパケットのシンボル302、303を検出し、無線通信装置Bは、無線通信装置Cが送信したパケットのシンボル312、313を検出し、無線通信装置Dは、無線通信装置Cが送信したパケットのシンボル330、331を検出する。したがって、無線通信装置Aは、期間306をビジーと判定し、送信バックオフカウンタをデクリメントせずに待機する。一方、無線通信装置Bは、期間317をビジーと判定し、送信バックオフカウンタをデクリメントせずに待機する。また、無線通信装置Dは、期間334をビジーと判定し、送信バックオフカウンタをデクリメントせずに待機する。無線通信装置Cがパケットの送信を終了した後、無線通信装置Aは時刻t3のタイミングでスロット時間の計測を開始し、無線通信装置B、無線通信装置C、無線通信装置Dは時刻t4のタイミングでスロット時間の計測を開始する。線通信装置Aの送信終了後に、無線通信装置A、無線通信装置B、無線通信装置Dの送信バックオフカウンタの値がいずれも4であったのに対し、無線通信装置Cの送信終了後の送信バックオフカウンタの値は、無線通信装置Aは2、無線通信装置Bは1、無線通信装置Dは2となりばらつきが生じているため、送信機会が不公平であるといえる。
図10は、繰り返しシンボル列の2つを1スロットとした場合の、図8A〜8Cに示す4台の無線通信装置の動作シーケンスの一例を示す図である。図10には、無線通信装置Aのシーケンス405、無線通信装置Bのシーケンス406、無線通信装置Cのシーケンス407、及び無線通信装置Dのシーケンス408を示す。図8Aに示すタイミングで無線通信装置Aが送信パケット中の最後の繰り返しシンボル列を送信し、無線通信装置Aが送信した1番目のシンボル351を無線通信装置Bは検出し(352)、無線通信装置Aが送信した4番目のシンボル501を無線通信装置Cと(353)無線通信装置Dが(354)検出したものとする。無線通信装置Bは時刻t1のタイミングでスロット時間の計測を開始し、無線通信装置A、無線通信装置C、無線通信装置Dは時刻t2のタイミングでスロット時間の計測を開始する。いま、それぞれの無線通信装置がスロット時間の計測を開始した後の1番目のスロットにおける送信バックオフカウンタが、無線通信装置A、無線通信装置B、無線通信装置Dは4、無線通信装置Cは2であるとする。この状態で、それぞれの無線通信装置はキャリアを検出しないため、スロット毎に送信バックオフカウンタをデクリメントし、最初に送信バックオフカウンタが0となった無線通信装置Cが図8Bに示したタイミングでパケットを送信する(373)。無線通信装置Aは、無線通信装置Cが送信したパケットのシンボル355、356を検出し、無線通信装置Bは無線通信装置Cが送信したパケットのシンボル363、364を検出し、無線通信装置Dは無線通信装置Cが送信したパケットのシンボル374、375を検出する。したがって、無線通信装置Aは期間359をビジーと判定し、送信バックオフカウンタをデクリメントせず待機する。また、無線通信装置Bは期間367をビジーと判定し送信バックオフカウンタをデクリメントせず待機する。また、無線通信装置Dは期間378をビジーと判定し送信バックオフカウンタをデクリメントせず待機する。無線通信装置Cがパケットの送信を終了した後、無線通信装置Aは時刻t3のタイミングでスロット時間の計測を開始し、無線通信装置B、無線通信装置C、無線通信装置Dは時刻t4のタイミングでスロット時間の計測を開始する。無線通信装置A、無線通信装置B、無線通信装置Dは無線通信装置Aの送信終了後に送信バックオフカウンタの値がいずれも4であったのに対し、無線通信装置Cの送信終了後の送信バックオフカウンタの値は無線通信装置A、無線通信装置B、無線通信装置Dとも2となっており、全て同じ送信バックオフカウンタ値であるため、送信機会が公平であるといえる。
したがって、上記第1の実施形態のように、少なくとも2以上の繰り返しシンボル列を含む単位を1スロットとすることにより、指向性繰返し符号方式を用いた場合であっても、CSMA/CAによるアクセスにおいて各端末の送信機会の公平性を保つことができる。
(第2の実施形態)
図11は、第2の実施形態において、図1に示す無線通信装置1が送信するパケット構成の一例を示す図であり、図2に示すパケット構成を変形したものである。無線通信装置1が送信するパケット121は、図2に示したパケット61の先頭に2つのパケット検出用シンボル列(122、123)を付加したものである。パケット検出用シンボル列122は、A1(124)、A2(125)、A3(126)、A4(127)の4つのパケット検出用パイロットシンボルから構成されており、パケット検出用シンボル列123は、B1(128)、B2(129)、B3(130)、B4(131)の4つのパケット検出用パイロットシンボルから構成されている。
それぞれのパケット検出用パイロットシンボルのシンボル長は、繰り返しシンボル列を構成するシンボルのシンボル長に等しく、パケット検出用シンボル列を構成するパケット検出用パイロットシンボルの個数は、繰り返しシンボル列を構成するシンボルの個数に等しい。また、それぞれのパケット検出用パイロットシンボルは、当該シンボルがパケット検出用シンボル列の中の何番目のシンボルであるか対応付けられているものとする。
図12は、図11に示したパケット構成とスロットの関係の一例を示した図である。無線通信装置1がキャリア検出のために用いるスロットは、少なくとも1つのパケット検出用シンボル列或いは繰り返しシンボル列を含んでいる。図12に示す例では、スロット132はパケット検出用シンボル列122を、スロット133はパケット検出用シンボル列123を、スロット134は繰り返しシンボル列62を、スロット135は繰り返しシンボル列63を、スロット136は繰り返しシンボル列64を、スロット137は繰り返しシンボル列65を含んでいる。
パケット検出用シンボル列を構成するパケット検出用パイロットシンボルのフォーマットの一例を図13〜15に示す。図13に示すパケット検出用シンボル列122Aは、4つのパケット検出用パイロットシンボル201、202、203、204から構成されており、パケット検出用パイロットシンボル201には信号系列1が割当てられており、パケット検出用パイロットシンボル202には信号系列2が、パケット検出用パイロットシンボル203には信号系列3が、パケット検出用パイロットシンボル204には信号系列4が割り当てられている。また、信号系列1はパケット検出用スロットの1番目に送信される系列、信号系列2はパケット検出用スロットの2番目に送信される系列、信号系列3はパケット検出用スロットの3番目に送信される系列、信号系列4はパケット検出用スロットの4番目に送信される系列、と予め決められており、ビーコン等で報知される。
図14に、パケット検出用シンボル列を構成するパケット検出用パイロットシンボルのフォーマットの他の例を示す。図14に示すパケット検出用シンボル列122Bは、4つのパケット検出用パイロットシンボル211、212、213、214から構成されており、パケット検出用パイロットシンボル211は信号系列A(215)と信号系列1(216)から構成されており、パケット検出用パイロットシンボル212は信号系列A(215)と信号系列2(217)から、パケット検出用パイロットシンボル213は信号系列A(215)と信号系列3(218)から、パケット検出用パイロットシンボル214は信号系列A(215)と信号系列4(219)から構成されている。また、信号系列1はパケット検出用スロットの1番目に送信される系列、信号系列2はパケット検出用スロットの2番目に送信される系列、信号系列3はパケット検出用スロットの3番目に送信される系列、信号系列4はパケット検出用スロットの4番目に送信される系列、と予め決められており、ビーコン等で報知される。
また、図15にパケット検出用シンボル列を構成するパケット検出用パイロットシンボルのフォーマットの他の例を示す。図15に示すパケット検出用シンボル列122Cは、4つのパケット検出用パイロットシンボル231、232、233、234から構成されており、パケット検出用パイロットシンボル231は初期位相がπ/4の信号系列Bから構成されており、パケット検出用パイロットシンボル232は初期位相が3π/4の信号系列Bから、パケット検出用パイロットシンボル233は初期位相が5π/4の信号系列Bから、パケット検出用パイロットシンボル234は初期位相が7π/4の信号系列Bから構成されている。また、初期位相がπ/4の信号系列Bはパケット検出用スロットの1番目に送信される系列、初期位相が3π/4の信号系列Bはパケット検出用スロットの2番目に送信される系列、初期位相が5π/4の信号系列Bはパケット検出用スロットの3番目に送信される系列、初期位相が7π/4の信号系列Bはパケット検出用スロットの4番目に送信される系列、と予め決められており、ビーコン等で報知される。
図16は、第2の実施形態に係る無線通信装置1の構成例を示すブロック図である。図16の無線通信装置1Cは、アンテナ21、無線部22、受信部23、キャリア検出部24、パケット検出シンボル識別部151、スロット同期部152、復調部91、パケット解析部92、送信タイマー27、制御部28、パケット検出スロット生成部153、パケット生成部29、及び送信部30を備える。なお、図4及び図6と同一部分には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
パケット検出スロット生成部153は、互いに識別可能な複数のパケット検出用パイロットシンボルを含むパケット検出用スロットを生成し、パケット生成部29に出力する。パケット検出シンボル識別部151は、パケット検出用スロットに含まれるパケット検出用パイロットシンボルを識別し、その識別結果に基づいて当該シンボルがパケット検出用スロットの中の何番目の検出用パイロットシンボルであるかを検出する。スロット同期部152は、パケット検出シンボル識別部151による検出結果に基づいてスロットの先頭時刻を求めスロット同期を行う。
図17は、無線通信装置1Cにおける送信パケット生成処理の一例を示すフローチャートである。制御部28はインデックスiをi=1に初期化し(ステップS161)、パケット検出スロット生成部153は、パケット生成部29により生成されるパケットのパケット検出用スロットにi番目のパケット検出用パイロットシンボルを挿入する(ステップS162)。制御部28は予め決められた数だけ検出用パイロットシンボルが挿入されたか否かを判定し(ステップS163)、予め決められた数だけ検出用パイロットシンボルが挿入されていなければiに1を加えて(ステップS165)、ステップS162以降の処理を繰り返す。ステップS163において、予め決められた数だけパケット検出用パイロットシンボルが挿入されていれば、制御部28は後続のスロットに繰り返しシンボル列を挿入し(ステップS164)、パケット生成を終了する。
図18は無線通信装置1Cにおける送受信処理の一例を示すフローチャートである。キャリア検出部24はシンボル期間毎にキャリア検出処理を行い(ステップS171)、キャリアが検出されたか否かの判定を行う(ステップS172)。キャリアが検出されると、パケット検出シンボル識別部151はパケット検出用スロットに含まれるパケット検出用パイロットシンボルをもとに、当該パケット検出用パイロットシンボルがパケット検出用スロットの中の何番目のシンボルであるかを識別する(ステップS173)。スロット同期部152はパケット検出シンボル識別部151の識別結果に基づいてスロット同期を行う(ステップS174)。スロット同期は、パケット検出シンボル識別部151が識別したパケット検出用パイロットシンボルの順番をもとに、1番目のパケット検出用パイロットシンボルの先頭時刻をスロットの先頭時刻として設定するような処理である。スロット同期をとった後、復調部91は復調処理を行い(ステップS175)、パケット解析部92は復調された信号のパケット解析を行う(ステップS176)。
一方、ステップS172においてキャリアが検出されない場合には、送信データがあるか否かの判定を行い(ステップS177)、送信データがなければステップS171以降の処理を繰り返す。送信データがあれば、送信タイマー27はパケットの送信までの時間(バックオフ時間)をスロット長の単位でカウントダウンする(ステップS178)。制御部28は、送信タイマー27を参照して送信タイミングとなったか否かを判定する(ステップS179)。送信タイミングでなければステップS171以降の処理を繰返し、送信タイミングであれば制御部28は、パケット生成部29により送信パケットを生成し(ステップS180)、生成されたパケットを送信部30、無線部22、アンテナ21を介して送信させる(ステップS181)。ステップS176およびステップS181の後にユーザからの要求等により通信が終了であるか否かの判定を行い(ステップS182)、通信終了であれば終了し、通信終了でなければステップS171以降の処理を繰り返す。
このようにパケット検出用パイロットシンボルを挿入することにより、スロットの先頭時刻を検出しスロット同期を取ることができるので、指向性繰り返し送信を用いた場合であっても、CSMA/CAによるアクセスにおいて各端末の送信機会の公平性を保つことができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、第2の実施形態の無線通信装置を用いてRTS/CTS交換を行うようにしたものである。RTS/CTS交換では、送信しようとする端末局は、宛先に向けてRTS(Request to Send:送信要求)を送信し、このRTSに応じて宛先から送信されるCTS(Clear to Send:送信応答)を受信した後に、データを送信する。
図19A,19Bは、無線通信装置の配置と無線通信装置が送信する繰り返しシンボル列の一例を示した図である。図19Aは、無線通信装置A(251)、無線通信装置B(252)、無線通信装置C(253)、無線通信装置D(254)と無線通信装置A(251)が送信した信号を検出できない位置に存在する無線通信装置Q(602)および無線通信装置C(253)が送信した信号を検出できない位置に存在する無線通信装置P(601)の6台の無線通信装置が配置されている。即ち、無線通信装置Pは無線通信装置Cに対して隠れ端末となっており、無線通信装置Qは無線通信装置Aに対して隠れ端末となっている。図19Aでは、無線通信装置Aが送信するRTSパケットの1番目のシンボル255、無線通信装置Aが送信するRTSパケットの2番目のシンボル256、無線通信装置Aが送信するRTSパケットの3番目のシンボル257、無線通信装置Aが送信するRTSパケットの4番目のシンボル258を示している。実際は1番目のシンボル255から4番目のシンボル258までのシンボルが複数繰り返されてRTSパケットが構成されている。
図19Bには、無線通信装置Cが送信するCTSパケットの1番目のシンボル259、無線通信装置Cが送信するCTSパケットの2番目のシンボル260、無線通信装置Cが送信するCTSパケットの3番目のシンボル261、無線通信装置Cが送信するCTSパケットの4番目のシンボル262が表されており、実際は1番目のシンボル259から4番目のシンボル262までのシンボルが複数繰り返されてCTSパケットが構成されている。
図20は、パケット検出用シンボル列を挿入し、1つの繰り返しシンボル列を1スロットとした場合の、図19A、19Bに示す6台の無線通信装置の動作シーケンスの一例を示す図である。図20には、無線通信装置C宛てのRTSパケットおよびDataパケットを送信する無線通信装置Aのシーケンス701、無線通信装置Aから受信したRTSパケットの応答として無線通信装置A宛てのCTSパケットを送信する無線通信装置Cのシーケンス702、無線通信装置Pのシーケンス703を、無線通信装置Qのシーケンス704を示す。無線通信装置Aは無線通信装置C宛てのRTSパケットを送信し(712)、無線通信装置Cはこれを受信する(718)。無線通信装置Pは無線通信装置Aが送信したRTSパケットを受信できる位置にいるためRTSパケットを受信するが、自端末宛てのRTSパケットではないため、NAVをビジーと判定しRTSパケットに記載された期間だけ送信を行わない(725)。無線通信装置AからRTSパケットを受信した無線通信装置Cは無線通信装置A宛てのCTSパケットを送信し(720)、無線通信装置Aはこれを受信する(714)。無線通信装置Qは無線通信装置Cが送信したCTSパケットを受信できる位置にいるためCTSパケットを受信するが、自端末宛てのCTSパケットではないため、NAVをビジーと判定しCTSパケットに記載された期間だけ送信を行わない(728)。無線通信装置CからCTSパケットを受信した無線通信装置AはDataパケットの送信を行う(716)。無線通信装置Pと無線通信装置QはNAVをビジーと設定しているため、無線通信装置AのDataパケット送信に干渉を与えることなく、また無線通信装置CのDataパケット受信に干渉を与えることがない。
このようにすることで、上記第2の実施形態と同様の効果を奏するとともに、RTS/CTSパケットにより指向性繰返し符号送信方式を用いることで、隠れ端末問題を防ぐことが可能となる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、第2の実施形態の無線通信装置において、パケットの検出精度を高めるようにしたものである。なお、この第4の実施形態は、第1の実施形態の無線通信装置についても同様に適用可能である。
図21は、本発明の第4の実施形態に係る無線通信装置1の構成の一例を示すブロック図である。無線通信装置1Cは、上記図16のブロック図において、アンテナ21を複数本設け、アンテナウェイト付加部801、アンテナウェイト制御部802、受信ウェイト制御タイマー803を追加したものである。
図22は、図21に示す無線通信装置1Cが行うキャリア検出処理の一例を示すフローチャートを示しており、図18のフローチャートのキャリア検出処理S171の詳細な処理内容である。アンテナウェイト制御部802はアンテナウェイト付加部801にアンテナウェイトを設定し(ステップS901)、キャリア検出部24はキャリア検出処理を行う(ステップS902)。アンテナウェイト制御部802は受信ウェイト制御タイマー803を参照しn分の1シンボル時間経過したか否かの判定を行う(ステップS903)。なお、nは予め決められた整数である。ステップS903においてn分の1シンボル時間経過していなければステップS902以降の処理を繰返し、n分の1シンボル時間経過していれば1シンボル時間経過したか否かの判定を行う(ステップS904)。1シンボル時間経過していなければ、アンテナウェイト制御部802はアンテナウェイト付加部801によりアンテナウェイトを変更し(ステップS905)、ステップS902以降の処理を繰り返す。一方、ステップS904において、1シンボル時間経過していれば、アンテナウェイト制御部802はリアンブル期間が経過したか否かを判定し(ステップS906)、プリアンブル期間経過していなければステップS901以降の処理を繰返し、プリアンブル期間が経過していれば終了する。
図23は、無線通信装置の送信信号と受信ウェイトの一例を示した図である。無線通信装置A(951)が953に示す指向性で1シンボルを送信している期間に、無線通信装置C(952)は4種類の受信ウェイト954、955、956、957で信号の検出を行う。図23に示す例では、無線通信装置C(952)が受信ウェイト4(957)で無線通信装置A(951)からの信号を検出した場合に、最も検出特性が高くなる。
このように、1シンボル期間で2以上の受信ウェイトでパケット検出を行うことにより、パケットの検出精度を高めることができる。
なお、この発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明に係る無線通信装置が構成するネットワーク構成の一例を示す図。 第1の実施形態に係る無線通信装置が送信するパケット構成の一例を示す図。 図2に示したパケット構成とスロットの関係の一例を示した図。 第1の実施形態に係る無線通信装置の構成の一例を示すブロック図。 図4に示す無線通信装置におけるキャリア検出処理からパケット送信処理までの処理手順の一例を示すフローチャート。 図4に示す無線通信装置に受信機能を追加した構成例を示すブロック図。 図6に示す無線通信装置におけるスロット同期処理の一例を示すフローチャート。 無線通信装置の配置と無線通信装置が送信する繰り返しシンボル列の一例を示した図。 無線通信装置の配置と無線通信装置が送信する繰り返しシンボル列の一例を示した図。 無線通信装置の配置と無線通信装置が送信する繰り返しシンボル列の一例を示した図。 1つの繰り返しシンボル列を1スロットとした場合の、図8A〜8Cに示す4台の無線通信装置の動作シーケンスの一例を示す図。 2つの繰り返しシンボル列を1スロットとした場合の、図8A〜8Cに示す4台の無線通信装置の動作シーケンスの一例を示す図。 第2の実施形態に係る無線通信装置が送信するパケット構成の一例を示す図。 11に示したパケット構成とスロットの関係の一例を示した図。 パケット検出用パイロットシンボルのフォーマットの一例を示す図。 パケット検出用パイロットシンボルのフォーマットの他の例を示す図。 パケット検出用パイロットシンボルのフォーマットの他の例を示す図。 第2の実施形態に係る無線通信装置の構成例を示すブロック図。 図16に示す無線通信装置における送信パケット生成処理の一例を示すフローチャート。 図16に示す無線通信装置における送受信処理の一例を示すフローチャート。 無線通信装置の配置と無線通信装置が送信する繰り返しシンボル列の一例を示した図。 無線通信装置の配置と無線通信装置が送信する繰り返しシンボル列の一例を示した図。 パケット検出用シンボル列を挿入し、1つの繰り返しシンボル列を1スロットとした場合の、図19A、19Bに示す6台の無線通信装置の動作シーケンスの一例を示す図。 第4の実施形態に係る無線通信装置の構成の一例を示すブロック図。 図21に示す無線通信装置が行うキャリア検出処理の一例を示すフローチャート。 図21に示す無線通信装置の送信信号と受信ウェイトの一例を示す図。
符号の説明
1〜8…無線通信装置、21…アンテナ、22…無線部、23…受信部、24…キャリア検出部、25…スロット時間計測部、26…スロット判定部、27…送信タイマー、28…制御部、29…パケット生成部、30…送信部、31…メモリ、91…復調部、92…パケット解析部、151…パケット検出シンボル識別部、152…スロット同期部、153…パケット検出スロット生成部、801…アンテナウェイト付加部、802…アンテナウェイト制御部、803…受信ウェイト制御タイマー。

Claims (4)

  1. 同一のシンボルを方向の異なる複数のアンテナビームを切り替えて送信する繰り返しシンボル列を含むパケットによって通信を行う無線通信装置であって、
    前記パケットを受信して受信信号を得る受信部と、
    前記受信信号からシンボル期間毎にキャリアを検出するキャリア検出部と、
    前記受信信号から少なくとも2つの前記繰り返しシンボル列を含むように予め決められたスロット長を計測する計測部と、
    前記パケットの送信までの時間を前記スロット長の単位で減算する送信タイマー部と、
    前記スロット長の時間内に前記キャリアが検出された場合に前記送信タイマーを前記スロット長の時間停止させる制御部と、
    前記受信部、前記キャリア検出部、前記計測部、前記送信タイマー部、及び前記制御部において行われる処理を繰り返し、前記送信タイマー部の値が送信タイミングとなった場合に前記パケットを送信する送信部と
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記キャリア検出部は、1シンボル期間内に複数の受信ウェイトによって前記キャリアを検出することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 同一のシンボルを方向の異なる複数のアンテナビームを切り替えて送信する繰り返しシンボル列を含むパケットによって通信を行う無線端末であって、
    前記方向の異なる複数のアンテナビームを形成するアンテナと、
    前記パケットを受信して受信信号を得る受信部と、
    前記受信信号からシンボル期間毎にキャリアを検出するキャリア検出部と、
    前記受信信号から少なくとも2つの前記繰り返しシンボル列を含むように予め決められたスロット長を計測する計測部と、
    前記パケットの送信までの時間を前記スロット長の単位で減算する送信タイマー部と、
    前記スロット長の時間内に前記キャリアが検出された場合に前記送信タイマー部を前記スロット長の時間停止させる制御部と、
    前記受信部、前記キャリア検出部、前記計測部、前記送信タイマー部、及び前記制御部において行われる処理を繰り返し、前記送信タイマー部の値が送信タイミングとなった場合に前記パケットを前記アンテナから送信する送信部と
    を具備することを特徴とする無線端末。
  4. 同一のシンボルを方向の異なる複数のアンテナビームを切り替えて送信する繰り返しシンボル列を含パケットによって通信を行う無線通信装置で実行される無線通信方法であって、
    前記パケットを受信して受信信号を得る受信ステップと、
    前記受信信号からシンボル期間毎にキャリアを検出するキャリア検出ステップと、
    前記受信信号から少なくとも2つの前記繰り返しシンボル列を含むように予め決められたスロット長を計測する計測ステップと、
    前記パケットの送信までの時間を前記スロット長の単位で減算する送信タイマーステップと、
    前記スロット長の時間内に前記キャリアが検出された場合に前記送信タイマーステップを前記スロット長の時間停止させる制御部ステップと、
    前記受信ステップ、前記キャリア検出ステップ、前記計測ステップ、前記送信タイマーステップ、及び前記制御ステップにおいて行われる処理を繰り返し、前記送信タイマーステップの値が送信タイミングとなった場合に前記パケットを送信する送信ステップと
    を有することを特徴とする無線通信方法
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