JP5168012B2 - プログラマブルコントローラのプログラム編集装置 - Google Patents
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Description
(手段1)手段1に係るプログラマブルコントローラのプログラム編集装置は、
プログラマブルコントローラで実行可能な制御プログラムを編集するプログラマブルコントローラのプログラム編集装置において、
保護ファンクションブロックおよび非保護ファンクションブロックを保存するライブラリと、
前記ライブラリ内の前記保護ファンクションブロックあるいは前記非保護ファンクションブロックにそれぞれ含まれる関数プログラムのいくつかをリンクさせて前記制御プログラムを形成し、前記ライブラリ内の前記非保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムを変更することを許可するとともに、前記ライブラリ内の前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムを変更することを禁止する。
また、前記保護ファンクションブロックには、含まれている前記関数プログラムに基づく変更不能な演算結果が付され、
前記編集手段は、
付されている前記演算結果に基づき、前記保護ファンクションブロックを前記非保護ファンクションブロックに対して区別する。
したがって、特別な方法を実行しなくても、保護ファンクションブロックを非保護ファンクションブロックに対して容易に区別して、関数プログラムの変更を禁止することができる。
前記プログラマブルコントローラは、
外部安全装置が接続される安全用I/Oモジュールと、
前記外部安全装置以外の外部装置が接続される常用I/Oモジュールと、
を備え、
前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムは、前記安全用I/Oモジュールに対する固有のものであり、
前記非保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムは、前記常用I/Oモジュールに関するものである。
前記保護ファンクションブロックは既製のものであり、
前記非保護ファンクションブロックはユーザーにより作成可能なものである。
前記編集手段は、
入力された前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムの変更コマンドを拒否する。
したがって、手段4に係るプログラマブルコントローラのプログラム編集装置によれば、極めて容易に保護ファンクションブロックに含まれる関数プログラムの変更を禁止することができる。
形成された前記制御プログラムを、前記保護ファンクションブロックあるいは前記非保護ファンクションブロック単位で表示するプログラム表示部を備え、
前記編集手段は、
前記プログラム表示部による前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムの表示を禁止する。
前記編集手段は、
前記制御プログラムが形成される際に、前記ライブラリ外において変更された前記関数プログラムを、前記ライブラリ内の対応する前記関数プログラムと置き換えるファンクションブロックセーブ部を有するとともに、
前記ライブラリ外において変更された前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムを、前記ファンクションブロックセーブ部により前記ライブラリ内において対応する前記関数プログラムと置き換えることを禁止する。
前記編集手段は、
付されている前記演算結果に基づき、前記保護ファンクションブロックに含まれている前記関数プログラムの変更の有無を判定する。
したがって、手段7に係るプログラマブルコントローラのプログラム編集装置によれば、特別な方法を実行しなくても、含まれる関数プログラムの変更の有無を容易に判定し、ライブラリ内において対応する関数プログラムと置き換えることを禁止することができる。
前記保護ファンクションブロックには、含まれている前記関数プログラムのステップ数が付されている。
したがって、手段8に係るプログラマブルコントローラのプログラム編集装置によれば、付されたステップ数に基づき保護ファンクションブロックを非保護ファンクションブロックに対して容易に区別することができ、また、実際に含まれる関数プログラムのステップ数を付されたステップ数と比較して、関数プログラムの変更の有無を容易に判定することができる。
前記保護ファンクションブロックには、含まれている前記関数プログラムに基づく誤り検出により算出された値が付されている。
したがって、手段9に係るプログラマブルコントローラのプログラム編集装置によれば、付された誤り検出により算出された値に基づき保護ファンクションブロックを非保護ファンクションブロックに対して容易に区別することができ、また、実際に含まれる関数プログラムの誤り検出により算出された値を付された値と比較して、関数プログラムの変更の有無を容易に判定することができる。
形成された前記制御プログラムを、前記保護ファンクションブロックあるいは前記非保護ファンクションブロック単位で表示するプログラム表示部を備え、
前記保護ファンクションブロックには重み付け数値が付され、
前記編集手段は、
前記制御プログラムが形成される際に、前記ライブラリ外において変更された前記関数プログラムを、前記ライブラリ内の対応する前記関数プログラムと置き換えるファンクションブロックセーブ部を有するとともに、
前記重み付け数値に基づいて、前記保護ファンクションブロックに含まれている前記関数プログラムの保護の重要性が高いと判定された場合、前記プログラム表示部による前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムの表示を禁止し、かつ変更された前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムを、前記ファンクションブロックセーブ部により前記ライブラリ内において対応する前記関数プログラムと置き換えることを禁止し、
前記重み付け数値に基づいて、前記保護ファンクションブロックに含まれている前記関数プログラムの保護の重要性が低いと判定された場合、前記プログラム表示部による前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムの表示を許可するが、変更された前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムを、前記ファンクションブロックセーブ部により前記ライブラリ内において対応する前記関数プログラムと置き換えることを禁止する。
また、保護ファンクションブロックに含まれる関数プログラムの保護の重要性が低いと判定された場合、プログラム表示部により関数プログラムが表示されるため、ユーザーが関数プログラムを見ることができ、制御プログラムの作成作業を効率化できる。
図1乃至図3に基づき、本発明の実施形態1によるプログラマブルコントローラのプログラム編集装置について説明する。尚、図3において保護ファンクションブロックを保護FBと記載している。本実施形態におけるプログラマブルコントローラのプログラム編集装置は、フリープログラミングによる制御プログラムの作成方法を採用したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
制御プログラム記憶部103は書き込み可能なメモリにより形成されており、後述するように、端末機30により作成されたマシン語による制御プログラムが記憶される。
セーブ部314(本発明のファンクションブロックセーブ部に該当する)は制御部303の比較判定部304bおよびライブラリ308と接続され、制御プログラムを形成する際に、ライブラリ308外においてユーザーにより変更されたユーザーファンクションブロック309、310に含まれる関数プログラムを、ライブラリ308内の対応する関数プログラムと置き換える(関数プログラムをセーブする)。
通信部315は制御部303と接続され、CPUモジュール10との間で信号の授受を行い、形成された制御プログラムをCPUモジュール10に送信したり、I/Oモジュール1、2の仕様情報を入手する。
作成された制御プログラムは、機械語変換部304aにおいてマシン語に変換された後、制御部303から通信部315を介してCPUモジュール10へと送られ、制御プログラム記憶部103に記憶される。CPUモジュール10は、記憶された制御プログラムを実行し、I/Oモジュール1、2と接続された外部装置との間の信号のやりとりを制御する。
データ本体311bはユーザーファンクションブロック309、310と同様に、I/Oモジュール1等の制御プログラムであるラダーロジックを形成するためのプログラムデータである。
新たに演算された保護ファンクションブロック311の関数プログラムのステップ数と、誤り検出により算出された値が、ともにフッター311cに記憶された関数プログラムのステップ数311dおよび誤り検出により算出された値311eと一致した場合、セーブ要求された保護ファンクションブロック311の関数プログラムは変更されていないと判定される。
したがって、ユーザーによる変更を禁止する保護ファンクションブロック311と、変更を可能とするユーザーファンクションブロック309、310とを同一のライブラリ308に保存することが可能となり、制御プログラムの作成において両種のファンクションブロック309、310、311を使用できることにより、制御プログラムの作成の自由度が増大する。また、ライブラリ308が1個ですむことによりメモリ容量の増大を防ぎ、低コストの端末機30にすることができる。
したがって、プログラマブルコントローラの製造者による、既製の保護ファンクションブロック311に含まれる関数プログラムを保護できるとともに、ユーザーファンクションブロック309、310に含まれる関数プログラムを、制御プログラム作成時にユーザーが変更することができる。
したがって、ユーザーが関数プログラムを見ることのできないようにして、保護ファンクションブロック311に含まれる関数プログラムが、変更されることを防止することができる。
したがって、たとえ保護ファンクションブロック311に含まれる関数プログラムが、プログラム形成部313のようなライブラリ308外において変更されたとしても、ライブラリ308内において対応する関数プログラムが変更されることがない。
したがって、2つの方法により保護ファンクションブロック311に含まれる関数プログラムの変更が禁止され、保護ファンクションブロック311に含まれる関数プログラムの保護精度がより向上する。
したがって、特別な方法を実行しなくても、保護ファンクションブロック311をユーザーファンクションブロック309、310に対して容易に区別して、関数プログラムの変更を禁止することができる。
したがって、特別な方法を実行しなくても、含まれる関数プログラムの変更の有無を容易に判定し、ライブラリ308内において対応する関数プログラムと置き換えることを禁止することができる。
図4および図5に基づき、本発明の実施形態2によるプログラマブルコントローラのプログラム編集装置について説明する。尚、図5において保護ファンクションブロックを保護FBと記載している。図4において示すように、本実施形態による保護ファンクションブロック321も実施形態1による保護ファンクションブロック311と同様に、種々の識別子が記憶されたヘッダー321a、保護ファンクションブロック321に含まれる関数プログラムを形成するデータ本体321bおよびフッター321cにより構成されている。
また、フッター321cにはデータ本体321bによる関数プログラムに基づいて演算され、その結果であるステップ数321dと、データ本体321bに基づく誤り検出により算出された値321eが記憶されている。値321eは、データ本体321bに基づくチェックサムまたはCRC、もしくはその他の方法による誤り検出により算出された値である。
その他の構成については、実施形態1の場合と同様であるため、説明は省略する。
一方、表示要求のあった関数プログラムを含んだファンクションブロック309、321が保護ファンクションブロック321である場合、フッター321cに記憶されたレベル数値321fが1であるか否かが判定される(ステップS503)。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
ユーザーファンクションブロック309、310と保護ファンクションブロック311とが混在して保存されたライブラリ308を複数個設けてもよい。
ファンクションブロック309、311のフッター309c、311cには、必ずしもステップ数309d、311dと誤り検出により算出された値309e、311eの双方を記憶させる必要はなく、いずれか一方のみでもよい。
上述した保護ファンクションブロック311に含まれる関数プログラムの変更を防止する方法に代えて、または、上述した方法とともに、制御部303が、ユーザーの操作によって入力された保護ファンクションブロック311に含まれる関数プログラムの変更コマンド自体を拒否するようにしてもよい。
比較判定部304bを含んだ制御部303、引当部312、プログラム形成部313およびセーブ部314は、CPUモジュール10内に設けられていてもよい。この場合、端末機30およびCPUモジュール10を包括して、本発明のプログラム編集装置に該当する。
Claims (10)
- プログラマブルコントローラで実行可能な制御プログラムを編集するプログラマブルコントローラのプログラム編集装置において、
保護ファンクションブロックおよび非保護ファンクションブロックを保存するライブラリと、
前記ライブラリ内の前記保護ファンクションブロックあるいは前記非保護ファンクションブロックにそれぞれ含まれる関数プログラムのいくつかをリンクさせて前記制御プログラムを形成し、前記ライブラリ内の前記非保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムを変更することを許可するとともに、前記ライブラリ内の前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムを変更することを禁止する編集手段と、
を備え、
前記保護ファンクションブロックには、含まれている前記関数プログラムに基づく変更不能な演算結果が付され、
前記編集手段は、
付されている前記演算結果に基づき、前記保護ファンクションブロックを前記非保護ファンクションブロックに対して区別することを特徴とするプログラマブルコントローラのプログラム編集装置。 - 前記プログラマブルコントローラは、
外部安全装置が接続される安全用I/Oモジュールと、
前記外部安全装置以外の外部装置が接続される常用I/Oモジュールと、
を備え、
前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムは、前記安全用I/Oモジュールに対する固有のものであり、
前記非保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムは、前記常用I/Oモジュールに関するものであることを特徴とする請求項1記載のプログラマブルコントローラのプログラム編集装置。 - 前記保護ファンクションブロックは既製のものであり、
前記非保護ファンクションブロックはユーザーにより作成可能なものであることを特徴とする請求項1または2に記載のプログラマブルコントローラのプログラム編集装置。 - 前記編集手段は、
入力された前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムの変更コマンドを拒否することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプログラマブルコントローラのプログラム編集装置。 - 形成された前記制御プログラムを、前記保護ファンクションブロックあるいは前記非保護ファンクションブロック単位で表示するプログラム表示部を備え、
前記編集手段は、
前記プログラム表示部による前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムの表示を禁止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプログラマブルコントローラのプログラム編集装置。 - 前記編集手段は、
前記制御プログラムが形成される際に、前記ライブラリ外において変更された前記関数プログラムを、前記ライブラリ内の対応する前記関数プログラムと置き換えるファンクションブロックセーブ部を有するとともに、
前記ライブラリ外において変更された前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムを、前記ファンクションブロックセーブ部により前記ライブラリ内において対応する前記関数プログラムと置き換えることを禁止することを特徴とする請求項1乃至3または5のいずれか一項に記載のプログラマブルコントローラのプログラム編集装置。 - 前記編集手段は、
付されている前記演算結果に基づき、前記保護ファンクションブロックに含まれている前記関数プログラムの変更の有無を判定することを特徴とする請求項6記載のプログラマブルコントローラのプログラム編集装置。 - 前記保護ファンクションブロックには、含まれている前記関数プログラムのステップ数が付されていることを特徴とする請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載のプログラマブルコントローラのプログラム編集装置。
- 前記保護ファンクションブロックには、含まれている前記関数プログラムに基づく誤り検出により算出された値が付されていることを特徴とする請求項1乃至8のうちのいずれか一項に記載のプログラマブルコントローラのプログラム編集装置。
- 形成された前記制御プログラムを、前記保護ファンクションブロックあるいは前記非保護ファンクションブロック単位で表示するプログラム表示部を備え、
前記保護ファンクションブロックには重み付け数値が付され、
前記編集手段は、
前記制御プログラムが形成される際に、前記ライブラリ外において変更された前記関数プログラムを、前記ライブラリ内の対応する前記関数プログラムと置き換えるファンクションブロックセーブ部を有するとともに、
前記重み付け数値に基づいて、前記保護ファンクションブロックに含まれている前記関数プログラムの保護の重要性が高いと判定された場合、前記プログラム表示部による前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムの表示を禁止し、かつ変更された前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムを、前記ファンクションブロックセーブ部により前記ライブラリ内において対応する前記関数プログラムと置き換えることを禁止し、
前記重み付け数値に基づいて、前記保護ファンクションブロックに含まれている前記関数プログラムの保護の重要性が低いと判定された場合、前記プログラム表示部による前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムの表示を許可するが、変更された前記保護ファンクションブロックに含まれる前記関数プログラムを、前記ファンクションブロックセーブ部により前記ライブラリ内において対応する前記関数プログラムと置き換えることを禁止することを特徴とする請求項1記載のプログラマブルコントローラのプログラム編集装置。
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