JP5119801B2 - 携帯情報端末、携帯情報端末認証方法、および携帯情報端末認証プログラム - Google Patents
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Description
この場合、携帯電話ユーザは、携帯電話に対する入力操作のロック設定を解除するために、上記指紋センサ部に指の指紋部を当てるか、もしくは、指の指紋部をセンサ部上でスライドさせるという動作が必要である。
これにより、携帯電話では、読み取られた指紋情報によってユーザ本人であることの認証が行われ、予め登録されたユーザの指紋情報との一致が照合認証された場合、ロック設定が解除され、ユーザは携帯端末の入力操作を行うことができる。
本発明は、上記従来例の有する不都合を改善し、登録された使用者以外に対するセキュリティを確保し、且つ容易に使用者認証処理を行う携帯情報端末、携帯情報端末認証方法、および携帯端末認証プログラムを提供することを、その目的とする。
ここでは、まず、本発明の実施形態の基本的構成内容について説明する。
これにより、携帯電話ユーザの行う電話番号の入力やE−mail等の文字入力などの通常の入力操作から上記指紋センサが指紋情報を読み取ることができる。
尚、本実施形態の携帯電話では、入力操作ボタン(1〜♯)それぞれにボタン型指紋センサ(1〜n)が備えられているが、携帯電話に一般的に備えられたメニューボタン、通話開始ボタン、通話終了ボタン、選択ボタン、実行ボタン、E−mailメニューボタン等にもボタン型指紋センサーが備えられていてもよい。
更に、ボタン型指紋センサは、それぞれ携帯電話ユーザの本人認証を行う認証を行う情報処理制御部21に接続し、情報処理制御部21は、入力操作ボタンを介して読み取られた指紋情報を記憶する指紋情報記憶部22に接続された構成となっている。
これにより、図3(A)に示すように、携帯電話ユーザは、入力操作(キー操作)のロック設定操作およびロック解除操作等を意識的に行うことなく、入力操作ボタンの指紋センサにより本人認証が自動的に行われ、使用できる状態を維持できる
一方、上記携帯電話ユーザ以外の他人(登録外ユーザ)が使用する場合は、入力操作ボタンを介して行われる本人認証の結果、本人認証失敗となるため、自動的にロックがかかり、入力操作を行うことができない。
情報処理制御部21は、入力操作ボタンかから入力された入力情報を一時的に保持し、本人認証が行われた後に、前記入力情報に基づく実行を行う入力情報一時保持機能を有する。
これにより、携帯電話ユーザ以外の他人による入力操作が行われた場合に、当該入力操作を有効に排除することができる。
先ず、携帯電話ユーザが各ボタン操作を行なう場合、一般にボタンを押すときの指の角度、指の接触面などはボタン毎で異なるという特徴がある。
例えば、この図4では2キーを押した場合と0キーを押した場合の例を示しているが、同じ親指で押したとしても、ボタンに対する指の角度が異なり、各々のボタン入力操作での指紋情報から抽出した特徴点情報は、入力操作ボタン毎に異なる。
ここでは、携帯電話ユーザにより2キーを押された場合、情報処理制御部21は、上記特徴点情報データベース(図5)の2キーに対応した特徴点情報データ2に基づいて本人認証処理が行う認証処理機能を有する。
一方、上記携帯電話ユーザと異なる他人が利用した場合では、特徴点情報の一致が認められないため、本人認証が失敗となり、入力操作ボタンの入力操作は無効に設定され、入力およびメニュー操作などを行なうことができない。
更に、本実施形態では、1回のボタン入力操作に基づいて認証処理を行うのではなく、複数ボタンの入力操作の結果(複数の指紋情報および特徴点情報)を総合的に判断し、認証処理を行うことにより、認証精度を向上させることができる。
情報処理制御部21が、1回の入力操作毎に本人認証処理を行うことは、携帯情報端末のセキュリティ確保という面では、最も有効で効率的である。しかしながら、この場合、本人認証動作を1回の入力動作に対して行うことにより、情報処理制御部21に負荷が大きくなる。
これにより、本人認証処理と並行して行われる入力情報処理のレスポンスが低下することが生じうる。
尚、本人認証処理に利用されるボタン入力操作の回数は、予め設定されていてもよい。これにより、許容する入力ボタン回数によってセキュリティレベルを段階的に設定することができる。
又、上述のように、読み取られた指紋情報の特徴点情報を入力操作ボタン毎に対応させて管理するため、全体の指紋データの一部である指紋情報を複数取得し照合することにより、精度の高い認証処理を実行することができる。
しかしながら、一般に携帯電話の入力操作を行なう上では、メニュー操作などにより機能の選択および実行など、複数回のボタン操作を伴うため、本手法によっても十分にセキュリティを確保することが可能であると考えられる。
次に、上記実施形態の動作について説明する。
先ず、指紋情報読取手段が、入力操作キーを介して指紋情報を読み取ると共に、前記情報処理制御部21が、前記指紋情報の登録を行い(指紋情報登録工程)、次いで、情報処理制御部21は、読み取られた指紋情報に対する処理動作を登録処理モードから認証処理モードに切り替え(処理モード切替工程)、次いで、情報処理制御部21に入力操作ボタンを介して入力情報が送り込まれ(入力情報入力工程)、指紋情報読取手段が、入力操作ボタンを介して指紋情報を読み取り(指紋情報読取工程)、情報処理制御部21は、前記指紋情報に基づき使用者認証を行い(使用者認証工程)、前記入力情報(に対する)処理の実行を許容するか否かを決定する(実行許容決定工程)。
次いで、予め設定された入力回数(登録数)の入力があった後、情報処理制御部21は、読み取られた指紋情報に対する処理動作を登録処理モードから認証処理モードに切り替える(ステップS104:処理モード切替工程)。
次に、情報処理制御部21に入力操作ボタンを介して入力情報が送り込まれる(ステップS105:入力情報入力工程)。次いで、新たに指紋情報読取手段は、入力操作ボタンを介して指紋情報を読み取り(ステップS106:指紋情報読取工程)、読み取られた指紋情報に基づいて情報処理制御部21は使用者認証を行い(ステップS107:使用者認証工程)、前記入力情報について実行処理を行うか否かを決定する(ステップS108:実行許容決定工程)。
ここで、前記認証処理により認証され、入力情報の処理実行が許容される場合は、入力情報について処理(通常処理)が行われ、許容されない場合は、通常処理を行わず、以降の入力に対しても処理を行わない。
これにより、入力操作に対するロック設定およびその解除などの煩雑な操作を行なう必要なく、他人による使用を回避する高いセキュリティを確保することができる。
また、各入力操作ボタンに対応して指紋の特徴情報を個別に管理することにより、指紋データの一部分である指紋情報から認証精度の高い認証処理を行うことができる。
個人認証装置を内蔵する携帯情報端末に適用することが可能である。
21 情報処理制御部
22 指紋情報記憶部
Claims (13)
- 入力操作用の複数の入力操作キーと、当該入力操作キーからの入力情報に基づき処理を行う情報処理制御部とを有する携帯情報端末であって、
前記入力操作キーに指紋情報を読み取る指紋情報読取手段を設け、
前記情報処理制御部が、前記複数の入力操作キーにおいて読み取られた指に対する複数の異なる角度からの前記指紋情報に基づいて使用者認証を行う機能を備えたことを特徴とする携帯情報端末。 - 前記請求項1に記載の携帯情報端末において、
前記情報処理制御部に前記指紋情報を記憶する指紋情報記憶部を併設し、
前記情報処理制御部が、前記指紋情報記憶部に前記指紋情報を登録する処理を行う指紋情報登録機能を備えたことを特徴とする情報携帯端末。 - 前記請求項2に記載の携帯情報端末において、
前記情報処理制御部が、前記読み取られた指紋情報について、予め記憶された指紋情報に基づき使用者認証を行うか、指紋情報登録処理を行うかを、予め記憶された指紋情報の有無に基づき決定する認証登録決定機能を有することを特徴とした携帯情報端末。 - 前記請求項2に記載の携帯情報端末において、
前記情報処理制御部が、前記入力操作キーからの入力情報を受信するに際して、前記入力情報について通常処理を行うか、予め登録済みの指紋情報に基づいて使用者認証を行うか、又は前記指紋情報を登録する処理を行うか、を決定する指紋情報処理決定機能を備えたことを特徴とする携帯情報端末。 - 前記請求項3又は4に記載の携帯情報端末において、
前記情報処理制御部は、前記使用者認証を行うのと並列に入力操作キーからの入力情報に基づく処理を行う並列処理実行機能を有することを特徴とする携帯情報端末。 - 前記請求項5に記載の携帯情報端末において、
前記情報処理制御部は、前記読み取られた各指紋情報の特徴点を示す特徴点情報を取得し当該特徴点情報の取得された各入力操作キーに対応付けて記憶する特徴点情報管理機能を有することを特徴とした携帯情報端末。 - 前記請求項6に記載の携帯情報端末において、
前記使用者認証を行う際に、前記情報処理制御部が、前記読み取られた指紋情報と前記指紋情報記憶部に予め登録された指紋情報とを照合し一致の可否を判定する指紋照合判定機能を有することを特徴とした携帯情報端末。 - 入力操作用の複数の入力操作キーと、当該入力操作キーからの入力情報に基づく入力情報処理を行う情報処理制御部と、前記入力操作キーを介して指紋情報を読み取る指紋情報読取手段とを備えた携帯情報端末にあって、前記入力操作キーを介して読み取られた当該指紋情報に基づき使用者認証を行う携帯情報端末認証方法において、
前記入力操作キーを介して入力される入力情報を前記情報処理制御部が取得し、
複数の前記入力操作キーを介して前記指紋情報読取手段が指に対する複数の異なる角度からの前記指紋情報を読み取り、
前記複数の異なる指紋情報に基づき前記情報処理制御部が使用者認証を行い前記入力情報処理の実行を許容するか否かを決定することを特徴とした携帯情報端末認証方法。 - 前記請求項8に記載の携帯情報端末認証方法において、
前記情報処理制御部が前記入力情報を取得するのに先立って、前記指紋情報読取手段が入力操作キーを介して指紋情報を読み取り、前記情報処理制御部が前記指紋情報の登録を行うことを特徴とした携帯情報端末認証方法。 - 前記請求項9に記載の携帯情報端末認証方法において、
前記情報処理制御部が前記指紋情報の登録を行った後に、前記情報処理制御部が、読み取られた指紋情報に対する処理動作を、登録処理モードから認証処理モードに切り替えることを特徴とした携帯情報端末認証方法。 - 入力操作用の複数の入力操作キーを備え当該入力操作キーを介して指に対する複数の異なる角度からの指紋情報を読み取ると共に前記入力操作キーからの入力情報を処理する携帯情報端末にあって、
前記複数の異なる指紋情報に基づいて使用者認証を行う使用者認証機能と、前記認証の結果に基づき前記入力情報に対する処理を行うか否かを決定する処理実行決定機能とを前記携帯情報端末が備えているコンピュータに実行させることを特徴とした携帯情報端末認証プログラム。 - 前記請求項11に記載の携帯情報端末認証プログラムにおいて、
前記使用者認証が行われるのに先立ち
前記入力操作キーを介して読み取られた指紋情報を前記入力操作キーに対応させて登録する指紋情報登録機能を前記コンピュータに実行させることを特徴とした携帯情報端末認証プログラム。 - 前記請求項12に記載の携帯情報端末認証プログラムにおいて、
前記指紋情報に対する処理動作を、当該指紋情報を登録処理する登録処理モードから前記指紋情報に基づき使用者認証を行う認証処理モードに切り替える処理モード移行機能を前記コンピュータに実行させることを特徴とした携帯情報端末認証プログラム。
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