JP5077578B2 - 受信機 - Google Patents
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Description
一方、各基地局から携帯電話等の移動局へのダウンリンクに対して、2本のアンテナを使用してデータを送信する送信ダイバーシティ方式が採用されている。この送信ダイバーシティ方式として、STTD(Space Time block coding based Transmit antenna Diversity:空間時間送信ダイバーシティ)、TSTD(Time Switched Transmit Diversity:時間切替送信ダイバーシティ)、及び、closed loop transmit diversity mode 1(CLM1)方式が3GPPによって規定されている。
このうち、STTD方式は、同一の送信データを符号化して2つのアンテナから同時に送信する方式であり、この方式では受信データのレベル変動を緩和することができる。また、TSTD方式は、無線フレームのスロット毎に送信アンテナを切り替える方式であり、更に、CLM1方式は、移動局から基地局にフィードバックされるダウンリンク情報に基づいて動作を行う方式である。
一方、この種の通信システムには、上記した送信ダイバーシティ方式のいずれかを採用してデータを送受信する基地局と、他の送信ダイバーシティ方式を採用してデータの送受信を行う基地局とが混在するシステムがあり、また、上記した送信ダイバーシティ方式を採用していない基地局が含まれているシステムもある。
このような事態に対処するために、特開2005−79836号公報(特許文献1)には、アンテナダイバーシティ適用/非適用を判断し、その判断結果に応じた方式で受信/復調処理を行う受信装置が提案されている。即ち、特許文献1では、複数のアンテナに対応して複数のCPICH(Common Pilot Channel:共通パイロットチャネル)受信部、各CPICH受信部において得られる伝播路推定値を用いてSCH(Synchronization Channel)を復調する複数のSCH受信部、復調されたSCHを用いて受信信号のCCPCH(Common Control Physical Channel)にSTTD方式が適用されているどうかを判定する判定部を備えた受信装置が開示されている。
特許文献1に示された受信装置では、各CPICH受信部において得られる伝播路推定値を用いて、CCPCHを復調し、CCPCHにSTTD方式が適用されている場合には、更に、CCPCHに対してSTTD復調処理が行われている。
米国特許第6937644号明細書(特許文献2)には、サンプリング装置、チャネル推定器、チャネル等化器、及び、分解器を備えた無線送受信装置が開示されている。更に、チャネル等化器は、チャネル推定器から与えられるチャネル応答マトリクス(H)及び雑音分散(σ2)を用いて受信ベクトルを等化し、拡散シンボルベクトルを出力している。また、分解器は、チャネル等化器から与えられる拡散シンボルベクトルを受信信号のコードを用いて分解し、推定されたシンボルを生成している。
更に、WO2006/016722A1(特許文献3)には、FIRフィルタのフィルタ係数に関わる演算を減らすことができるフィルタ係数演算手法が開示されている。
しかしながら、特許文献1はSTTD方式適用の判定を行っているだけで、入力信号を選択した後の処理については開示していない。また、特許文献1はFIRフィルタのフィルタ係数を演算する手法についても記載していない。
また、特許文献2に記載されたフィルタブロックフーリエ変換(FT)を用いて信号コードを処理し、コードブロック対角行列を得る一方、受信信号のチャネル応答を推定、拡張して、チャネル応答ブロック対角行列を生成している。また、サンプルされた受信信号は、結合されたチャネル応答ブロック対角行列と前記コードブロック対角行列とにより、コレスキー(Cholesky)アルゴリズムを用いて処理されている。更に、コレスキーアルゴリズムの結果に基づいて、ブロック逆FTが実行され、拡散シンボルが生成され、当該拡散シンボルが分解されて受信信号を再生している。
このように、特許文献2は、逆FTを行うことにより、受信信号を再生することを開示しているが、互いに異なる送信ダイバーシティ方式に対処する手段及びFIRフィルタを含むチップ等化器については、何等、開示していない。このため、特許文献2は、FIRフィルタのフィルタ係数演算に伴う計算量の増大について記載していないし、また、フィルタ係数演算を簡略化する手法についても明らかにしていない。
前述したように、この種、CDMA受信機には、拡散シーケンスであるPNシーケンスを等化し、検出するチップレベル等化器(Chip Level Equalizer:CLE)が使用されている。このチップ等化器では、FIRフィルタの係数を制御することにより、入力データからチップ推定値を生成している。
このFIRフィルタの各係数を演算するために、逆マトリクス演算が使用される。逆マトリクス演算には、行列分解操作、前進代入、後退代入等の操作が必要であり、これら操作は、送信アンテナが一つだけの場合には、比較的簡単である。しかしながら、送信ダイバーシティのように、複数のアンテナが使用される場合には、演算は非常に複雑になってしまう。
特許文献3には、FIRフィルタの各係数に必要な演算量を軽減できる演算手法が開示されているが、送信ダイバーシティ方式に適用した場合について何等考慮されていない。
本発明の目的は、送信ダイバーシティ方式に適用して、FIRフィルタの各係数の演算に必要な演算量を軽減できる受信機を提供することである。
本発明の更に他の目的は、STTD方式及びCL1方式の場合、互いに異なる演算を行うことによってシンボル再生を行える受信機を提供することである。
本発明の他の目的は、送信ダイバーシティ方式に適用して、FIRフィルタのフィルタ係数の演算量を低減できる演算方法を提供することである。
この場合、前記フィルタ係数は次式であらわされることを特徴とする受信機。
wg = c0 H H g H, (1)
ここで、gは1又は2、上付きのHはハミルトン転置を示し、H gは前記伝送路の推定されたチャネル応答マトリクスである。
また、前記共通の因子c0は、前記送信ダイバーシティ方式に応じたチャネル応答マトリクスH 1,H 2とした場合、前記伝送路の利得マトリクスGを次式によってあらわすことによって導かれたものである。
G = H 1 H H 1+H 2 H H 2+βI (2)
ここで、βは前記伝送路において加わる雑音指数であり、Iは単位行列である。
本発明の態様によれば、前記共通の因子c0は、式(2)をコレスキー分解することによって得られた下三角マトリクスLを前進代入及び後退代入することによって演算されたものであることを特徴とする受信機が得られる。
この場合、前記前進代入は、次式(3)にしたがって、行ベクトルdを演算することによって行われる。
Ld = e(N+1)/2= [e1,e2,..eN]T, (3)
ここで、Nはマトリクスのベクトル要素数、eiは、i=(N+1)/2のとき、1をとり、それ以外、0であるような列ベクトルである。
更に、本発明の態様によれば、行ベクトルdとして、d=d[(N−1)/2,(N−2)/2,...N−1]が次の後退代入に使用されることを特徴とする受信機が得られる。
また、前記後退代入では、次式(4)にしたがって、共通の因子c0を求める演算が行われる。
L Hc0 = d, (4)
ここで、L H[i,j]=L H[i+(N−1)/2,j+(N−1)/2]であり、∀0≦i,j ≦ (N−1)/2である。
また、共通の因子c0は、次式(5)であらわされる。
c0[(N−1)/2+k]=c 0[k],c0[k]=c0[N−1−k]*,
k=0,..., (N−1)/2 (5)。
更に、フィルタ係数wは、式(5)によって得られた共通の因子c0をハミルトン転置したc0 Hを得た後、式(1)の演算を行うことによって得られる。
本発明の別の態様によれば、送信ダイバーシティ方式として、STTD方式及びCLM1方式を選択的に使用して、2つの送信アンテナを介して、HS−DSCH/HS−SCCHにシンボルSg(0),Sg(1),Sg(2)..(ここで、g=1及び2)を送信する送信側との通信に使用される受信機であって、STTD方式の場合、式(6)したがって、CLM1方式の場合、式(7)にしたがって、それぞれ、シンボル推定値S(0),S(1),S(2),...を出力する処理部を備えていることを特徴とする受信機が得られる。
S(2i)=S1(2i)+S2(2i+1)*,
S(2i+1)=S1(2i+1)−S2(2i)*, (6)
S(i)=S1(i)+S2(i)×W2, (7)
ここで、i=0,1,2..、W2は第2の送信アンテナに対応する加重である。
図2は本発明に係る等化装置を示す機能ブロック図である。
図3は本発明に係る等化装置において実行される前進代入を説明する図である。
図4は本発明に係る等化装置において実行される後退代入を説明する図である。
図示された送信側11は、送信シンボルSをSTTD方式にしたがって符号化するか、又は、CLM1方式にしたがって加重を加え、符号化された信号を出力する符号化機能ブロック21と、符号化機能ブロック21からの出力を拡散符号(ここでは、PNシーケンスで拡散する場合についてのみ説明する)でそれぞれ拡散する2つの拡散機能ブロック22、23とによって特徴付けられている。拡散機能ブロック22、23でチップ信号によって拡散された信号は、図示された例では、2つの送信アンテナTx1、Tx2から、伝送路13に出力される。
このように、図1に示された送信側11は、送信ダイバーシティ方式を採用して、2つの送信アンテナTx1、Tx2を介して送信を行っている。図示された送信側11は、選択的にSTTD方式及びCLM1方式を用いて送信を行うものとして説明するが、通信システム内には、異なる送信ダイバーシティ方式を採用した送信側11が存在しても良い。尚、TSTD方式の場合には、伝送レートが低いため、本発明を利用する必要がないので、ここでは、STTD方式とCLM1方式が選択的に使用された場合について説明する。
また、送信ダイバーシティ方式を用いた際における伝送路13は等価的に図に示すようにあらわすことができる。即ち、送信ダイバーシティ方式を採用した伝送路13は、送信アンテナTx1からの送信信号を伝搬する第1のマルチパスと、送信アンテナTx2からの送信信号を伝搬する第2のマルチパスと、及び、これらマルチパスで加わるノイズとによってあらわすことができる。尚、図1では、第1及び第2のマルチパスは、それぞれ分散チャネル応答マトリクスH1とH2、伝送路13中で加わるノイズ(ここでは、ノイズの分散σ2)、及び、分散チャネル応答マトリクスH1、H2及びノイズによって等価的にあらわされている。換言すれば、受信側12に入力される入力データrは、これら伝送路13と逆システムを構成することによって、復調・再生できることが判る。
一方、図示された受信側12は、本発明に係る等化装置40だけによって特徴付けられており、当該等化装置40は伝送路13を介して受信した入力データrからシンボルSを再生する。具体的に云えば、本発明の等化装置40は、直接逆マトリクス法(direct matrix inverse approach)を利用したものであり、この直接逆マトリクス法により、FIRフィルタのフィルタ係数を求める。この場合、本発明に係る等化装置40は、互いに異なる複数の送信ダイバーシティ方式(ここでは、STTD方式及びCLM1方式)に対応して、これらの方式で符号化された信号を再生、復調できる構成を持つと共に、複数の送信ダイバーシティに必要なフィルタ係数を比較的少ない計算量で求めることができる。
図2を参照して、本発明に係る等化装置40をより具体的に説明する。
図2に示された等化装置40には、入力データrが与えられると共に、図示されないチャネル推定器からチャネル推定値が与えられる。ここでは、入力データrは、スロット同期、フレーム同期、コードグループ同定、スクランブリングコード同定等のセルサーチ動作を行った後における通常の通信データであるものとする。
等化装置40は、シグナリングパルスに対する伝送路13のチャネル応答を推定し、当該伝送路13の逆システムを作り、この逆システムを伝送路13に直列に接続することにより、マルチパス間の干渉を補償するものである。具体的には、等化装置40は、逆システムをFIRフィルタによって実現し、入力データr中のPNシーケンスに対応するチップ信号を正確に再現する構成を備えたチップ等化器として動作する。
受信側12に設けられたチャネル推定器は、伝送路13を構成する2つのマルチパスのチャネル応答マトリクスH1、H2を推定し、その推定結果である推定チャネル応答マトリクスH 1、H 2が、チャネル推定値として等化装置40に与えられる。また、図示された例では、ノイズをあらわす雑音指数(スカラー量)βの推定値βも与えられるものとする。尚、雑音指数の推定値の算出については、特開2006−54900号公報に記述されているから、ここでは、詳述しない。
ここで、チャネル推定器で推定された2つのマルチパスに対応した2つのチャネル応答マトリクスH 1、H 2を簡略化のためにH gで表すものとする(尚、gは、この例の場合、1又は2である)。まず、入力データrが第g番目の送信アンテナからL個のマルチパスを介して与えられ、その推定値がhl gであらわされるものとする。ここで、l=0,1,2,...L−1である。この場合、チャネル推定値は、以下のチャネル応答マトリクスH gによって表すことができる。
チャネル推定器で推定されたチャネル応答マトリクスH gは、図示された等化装置40のチャネルマトリクス演算機能ブロック42に与えられ、当該チャネルマトリクス演算機能ブロック42において、チャネル応答マトリクスH gに応じた利得マトリクスGが計算される。
一方、送信ダイバーシティ方式を採用していない通信システムでは、利得マトリクスGは、
G=H H H+βI,
であらわされる。ここで、H Hは推定されたチャネル応答マトリクスHの相関マトリクス(即ち、Hをハミルトン転置マトリクス)であり、Iは単位マトリクスである。
通常、送信アンテナが複数存在する場合、各送信アンテナに応じたマルチチャネル毎に、個別に利得マトリクスを演算するのが普通である。しかしながら、マルチチャネル毎に、利得マトリクスを個別に演算して、逆マトリクスを得ることは、実際には、計算量が多くなりすぎ、携帯電話等で実用化することは容易ではない。
そこで、本発明では、伝送路13を図1に示されたようにあらわし、単一の利得マトリクスGを用いて、逆システムを構成する。
G=H 1 H H 1+H 2 HH2+βI, (8)
尚、上付きのHはマトリクスのハミルトン転置マトリクスであることを示す。
ここで、H 1及びH 2は、それぞれ2つのマルチパスのチャネル応答マトリクスの推定値であり、H 1 H、H 2 Hは、それぞれH 1及びH 2のハミルトン転置マトリクスであり、Iは単位マトリクス、βは雑音指数の推定値であり、この雑音指数の推定値は前述した手法により演算できる。
図2に示す等化装置40のチャネル応答マトリクス演算機能ブロック42は、チャネル推定器から与えられるチャネル応答マトリクスの推定値H 1、H 2及び雑音指数の推定値βを受け、H 1 H、H 2 Hを算出すると共に、式(8)にしたがって、利得マトリクスGを算出する。
チャネル応答マトリクス演算機能ブロック42は、上記した演算を行うための機能ブロックであり、当該ブロック42で算出されたハミルトン変換マトリクスH 1 H、H 2 H及び、利得マトリクスGを出力する。
チャネル応答マトリクス演算機能ブロック42の出力のうち、利得マトリクスGは、ステップ1の処理を実行するコレスキー分解機能ブロック44に与えられる。
コレスキー分解機能ブロック44は、利得マトリクスGのコレスキー分解を行い(ステップ1)、利得マトリクスGの下三角マトリクスLと上三角マトリクスUを算出する。
コレスキー分解機能ブロック44で算出された下三角マトリクスLは、ステップ2の処理を実行する前進代入機能ブロック46、及び、ステップ3の処理を実行する後退代入機能ブロック48に与えられ、各機能ブロック46、48では、それぞれ、後述するような前進代入(ステップ2)及び後退代入(ステップ3)を実行し、それぞれ、システム等式の解(d及びc 0)をそれぞれ求める。
次に、ステップ4では、後退代入機能ブロック48(即ち、ステップ3)で得られた解c 0及びチャネルマトリクス演算機能ブロック42で計算されたマトリクスH 1 H、H 2 Hがフィルタ係数計算機能ブロック50に与えられ、当該機能ブロック50は、前述した解c0及びマトリクスH 1 H、H 2 Hを用いて、フィルタ係数をあらわす重みベクトル(ここでは、w1、w2)を算出する。
図2に示された等化装置40は、送信ダイバーシティ方式に用いられる複数の送信アンテナTx1、Tx2に応じて、複数のFIRフィルタ(ここでは、第1及び第2のFIRフィルタ52、54)を備え、各FIRフィルタ52、54には、入力データrが与えられると共に、フィルタ係数計算機能ブロック50からフィルタ係数として、重みベクトルw1、w2が与えられ、フィルタ係数を適応的に変更することによって伝送路13の逆システムを実現する。
ここで、第1及び第2のFIRフィルタ52、54の最適重みベクトルw1、w2は、以下の重みマトリクスW gの中央列によってあらわされる。
即ち、W g= G−1 H g H.
上記マトリクスの中央列を計算することは、G−1の中央列だけが、H g H との乗算のために必要であることを意味している。最適重みベクトルの計算については、後述する。
第1及び第2のFIRフィルタ52、54に与えられる入力データrは当該FIRフィルタ52、54で等化された後、それぞれ第1及び第2の逆拡散機能ブロック56、58に供給されている。各FIRフィルタ52、54のフィルタ係数が最適重みベクトルw1、w2によって最適化されている場合、チップ等化が行われると共に、逆拡散動作が行われ、逆拡散シンボルS1、S2が逆拡散機能ブロック56、58から出力される。
逆拡散機能ブロック56、58から出力される逆拡散シンボルS1、S2は処理部60に与えられ、処理部60は、STTD方式或いはCLM1方式に応じた処理を行ない、復調シンボルSを生成する。
以下、チャネルマトリクス演算機能ブロック42〜フィルタ係数計算ブロック50で実行される演算動作で用いられるアルゴリズムについて説明する。
まず、チャネルマトリクス演算機能ブロック42では、式(8)で示された演算、即ち、G=H 1 H H 1+H 2 H H 2+βIにしたがって、利得マトリクスGを計算する。式(8)からも明らかな通り、利得マトリクスGはハミルトンマトリクスであり、実数である。
このことは、一意的な下(上)三角マトリクスL(U)を用いて、G=LLH=UHUとあらわすことができることを意味している。
本発明に係る等化装置40において、FIRフィルタ52、54のフィルタ係数を演算する場合、利得マトリクスGの逆マトリクスG−1を求めることが必要である。しかしながら、逆マトリクスG−1を直接求めることは、実際には、計算量が多くなってしまい、実用化の点で問題が生じる。このため、以下の式(9)及び(10)を用いて、ステップa、b、及びcの手順により、G−1を求める。
即ち、一般に、マトリクスGと逆マトリクスG−1との間には、以下の関係があることが知られている。
GG−1 = I ⇔ L(LHG−1) = I ⇔ LD=I、 (9)
ここで、Iは単位マトリクスであり、Dは次式で表される。
LHG−1 = D (10)
式(9)及び(10)を用いて、演算は以下のステップa,b,cで行われる。 ステップa:チャネル応答マトリクスGのコレスキー分解(Cholesky decomposition)を行い、下部三角マトリクスLを得る。
ステップb:式(9)の解を求める。この場合、下部三角マトリクスLとして前進代入を行い、マトリクスDを得る。単位マトリクスIが既知であることから、マトリクスDを計算できる。
ステップc:式(10)の解を求める。この場合、マトリクスDとLHについて後退代入を行い、逆チャネル応答マトリクスG−1を得る。
しかしながら、線形システムは、N個の未知数のN倍の等式(即ち、マトリクスD及びG−1はN×Nマトリクスである)で表されるから、上記したステップb及びcでは、O(N3)の計算の複雑さがある。
この計算の複雑さは、実際の通信システムに使用される装置の実用化を阻む大きな要因となっている。
図2に示される本発明に係る等化装置40は、以下のような演算処理を行うことにより、ステップb及びcにおける計算量をO(N3)からO(N2)にまで低減し、実際の通信システムに対する適用を可能にする。
図示されたように、本発明に係る等化装置40は、前述したように、次の基本機能ブロックを備えている。
1. 入力されたチャネル推定値に基づいて、チャネル応答マトリクスH及びGを計算するチャネルマトリクス演算機能ブロック42。
2. チャネル応答マトリクスGのコレスキー分解を実行し、下三角マトリクスL及び上三角マトリクスUを得るコレスキー分解ブロック44。
3. 前進代入機能ブロック46。このブロックは下三角マトリクスLを用いてシステム等式の解を求めるための計算を行う。即ち、
Ld =e(N+1)/2=[e1,e2,...eN]T, (11)
ここで、ei=1 i=(N+1)/2,
0 (それ以外)
であり、行ベクトルdを得る。即ち、単位マトリクスIの代わりに、中央列に対応するベクトル要素だけが1で、他の要素が0であるベクトルeを導入することによって、行ベクトルdの演算は著しく簡略化できる。この結果、この行ベクトルdの半分(d=d[(N−1)/2,. ..N−1]だけが、次の機能ブロック48に演算結果ベクトルdとして入力される。
図3は、このブロックによって実行される前進代入ステップを示す概念図であり、式(9)の代わりに、式(11)を用いることによって、行ベクトルdを求める演算は簡略化できることが判る。
4.後退代入機能ブロック48(ステップ3)。図2に示されているように、後退代入機能ブロック48には、前進代入機能ブロック46(ステップ2)で演算された前述した行ベクトルの半分dと、コレスキー分解機能ブロック44(ステップ1)で演算された下三角マトリクスLとが入力されており、このブロック48は、式(10)の代わりに、次式(12)を用いて演算を行う(ステップ4)。即ち、後退代入機能ブロック48は、下三角マトリクスLからハミルトン転置マトリクスLHを得ると共に、当該ハミルトン転置マトリクスLHと行ベクトルの半分dとを用いて、次のような演算を行う(ステップ4)。
L H c 0 =d, (12)
ここで、L H[i,j]
=L H[i+(N−1)/2,j+(N−1)/2]
∀0 ≦ i,j≦ (N−1)/2。
図4はこのブロック48で実行される後退代入を説明する図であり、式(10)の逆マトリクスG−1の演算に対応するc0の演算は、著しく簡略化されることが判る。尚、c0の全ベクトルは下式で表される。
c0[(N−1)/2+k]=c 0[k],c0[k]=c0[N−1−k]*,
k=0,... (N−1)/2 (13)
5.フィルタ係数計算ブロック50(ステップ4)は、フィルタ係数のベクトルw0を得るためのブロックである。このブロック50には、チャネルマトリクス演算機能ブロック42から、ハミルトン転置マトリクスH1 H、H2 H 及び後進代入ブロック48からc0が与えられており、フィルタ係数計算ブロック50は次式(14)の演算を行う。
w0=c0 HHH (14)
図2に示された本発明に係る等化装置40は、2つの送信アンテナTx1、Tx2からの送信データを等化する。このため、図示された等化装置40は、2つのFIRフィルタ52、54を備えており、これら2つのFIRフィルタ52、54のフィルタ係数(w1、w2:wg)がフィルタ係数計算ブロック50で演算され、それぞれFIRフィルタ52、54に与えられる(ステップ5)。
この場合、フィルタ係数計算ブロック50から出力されるフィルタ係数wg(即ち、w1、w2)はwg=c0 HHg Hで表される。即ち、2つのフィルタ係数の演算に、共通のco Hが使用されており、この結果、フィルタ係数の演算は極めて簡略化される。
FIRフィルタ52、54は、それぞれ時間的に更新されるフィルタ係数wgを用いて、入力データrをフィルタリングする(ステップ6)。
次に、逆拡散機能ブロック56、58は、第g送信アンテナに対応した推定シンボル値(Sg)を得るために、逆拡散を行い(ステップ7)、推定シンボル値(ここでは、S1、S2)を処理部60に出力する(ステップ8)。
処理部60は、STTDデコーダ、或いは、CLM1位相補償器として動作する。具体的に説明すると、単一スロットにおける第g送信アンテナに対応した出力シンボル(HS−DSCH/HS−SCCH)を{Sg(0),Sg(1),Sg(2),..}として表すものとする。
STTD方式の場合における処理部60の出力は、S(0),S(1),S(2)..となり、下式にしたがって再生シンボルが出力される。
S(2i)=S1(2i)+S2(2i+1)*:
S(2i+1)=S1(2i+1)−S2(2i)*,
ここで、i=0,1,2..
他方、CLM1方式の場合における処理部60の出力(S(0),S(1),S(2))は、
S(i)=S1(i)+S2(i)×W2,
ここで、i=0,1,2,..であり、W2は第2送信アンテナの重みである。
以上、説明したように、本発明に係る処理によれば、送信ダイバーシティ方式に使用される複数のFIRフィルタのフィルタ係数の演算を、逆マトリクスG−1を用いる場合に比較して著しく簡略化できる。
Claims (15)
- 複数のFIRフィルタを備え、当該複数のFIRフィルタを使用して、送信ダイバーシティ方式に適用した送信側と伝送路を介して通信を行うことができる受信機において、前記各FIRフィルタのフィルタ係数wを共通の因子(c0)を用いて演算し、前記複数のFIRフィルタに出力する処理演算回路を備え、前記フィルタ係数は次式(1)であらわされ、且つ、前記共通の因子c 0 は、前記送信ダイバーシティ方式に応じたチャネル応答マトリクスH 1,H 2 とした場合、前記伝送路の利得マトリクスGを次式(2)によってあらわすことによって導かれたものであることを特徴とする受信機。
ることを特徴とする受信機。
wg = c0 H H g H, (1)
(ここで、gは1又は2、上付きのHはハミルトン転置を示し、H g は前記伝送路の推定されたチャネル応答マトリクスである。)
G = H 1 H H 1+H 2 H H 2+βI (2)
(ここで、βは前記伝送路において加わる雑音指数であり、Iは単位行列である。) - 請求項1において、前記共通の因子c0は、式(2)をコレスキー分解することによって得られた下三角マトリクスLを前進代入及び後退代入することによって演算されたものであることを特徴とする受信機。
- 請求項2において、前記前進代入は、次式(3)にしたがって、行ベクトルdを演算することによって行われることを特徴とする受信機。
Ld = e(N+1)/2= [e1,e2,..eN]T, (3)
ここで、Nはマトリクスのベクトル要素数、eiは、i=(N+1)/2のとき、1をとり、それ以外、0であるような列ベクトルである。 - 請求項3において、行ベクトルdとして、d=d[(N−1)/2,(N−2)/2,...N−1]が次の後退代入に使用されることを特徴とする受信機。
- 請求項4において、前記後退代入は、次式(4)にしたがって、共通の因子c0を求める演算であることを特徴とする受信機。
L Hc0 = d, (4)
ここで、L H[i,j]=L H[i+(N−1)/2,j+(N−1)/2]であり、∀0≦i,j ≦ (N−1)/2である。 - 請求項5において、共通の因子c0は、次式(5)であらわされることを特徴とする受信機。
c0[(N−1)/2+k]=c 0[k],c0[k]=c0[N−1−k]*, k=0,...,(N−1)/2 (5)。 - 請求項6において、前記フィルタ係数wは、式(5)によって得られた共通の因子c0をハミルトン転置したc0 Hを得た後、式(1)の演算を行うことによって得られることを特徴とする受信機。
- 請求項7において、送信ダイバーシティ方式として、STTD方式及びCLM1方式を選択的に使用して、2つの送信アンテナを介して、HS−DSCH/HS−SCCHにシンボルSg(0),Sg(1),Sg(2)..(ここで、g=1及び2)を送信する送信側との通信に使用される受信機であって、STTD方式の場合、式(6)にしたがって、CLM1方式の場合、式(7)にしたがって、それぞれ、シンボル推定値S(0),S(1),S(2),...を出力する処理部を備えていることを特徴とする受信機。
S(2i)=S1(2i)+S2(2i+1)*,
S(2i+1)=S1(2i+1)−S2(2i)* ,(6)
S(i)=S1(i)+S2(i)×W2, (7)
ここで、i=0,1,2..、W2は第2の送信アンテナに対応する加重である。 - 複数のFIRフィルタを備え、当該複数のFIRフィルタを使用して、送信ダイバーシティ方式に適用した送信側と伝送路を介して通信を行うことができる受信機に使用され、前記各FIRフィルタのフィルタ係数wを演算する演算方法において、前記伝送路における利得マトリクスGを
G = H 1 H H 1+H 2 H H 2+βI, (8)
(ここで、上付きのHはハミルトン転置したマトリクスであることを示し、H 1及びH 2は、それぞれ2つの送信アンテナに対応した伝送路の推定チャネル応答マトリクス、βは伝送路における雑音指数、Iは単位行列である。)
と仮定し、当該利得マトリクスを用いて共通の因子(c0)を演算し、当該共通因子(c0)から前記フィルタ係数wを得ることを特徴とする演算方法。 - 請求項9において、チャネル推定入力から、前記利得マトリクスG、前記推定チャネル応答マトリクスH 1、H 2を計算するステップと、
前記利得マトリクスGをコレスキー分解し、下三角マトリクスL及び上三角マトリクスUを計算するステップと、
前記下三角マトリクスLについて前進代入を行い、行ベクトルdを得るステップと、
行ベクトルdと、下三角マトリクスLのハミルトン転置マトリクスLHについて後退代入を行い、前記利得マトリクスGの逆マトリクスG−1の中央行c0を前記共通因子として計算するステップと、
前記チャネル応答マトリクスH1,H2のハミルトン転置マトリクスHHと、前記共通因子c0とから、前記フィルタ係数wを計算するステップとを有することを特徴とする演算方法。 - 請求項10において、前記後退代入を行うステップでは、逆マトリクスG−1の中央行c0の半分の要素だけを計算することを特徴とする演算方法。
- 請求項11において、前記フィルタ係数wを計算するステップは、ベクトルc 0から中央行c0を得るステップを含んでいることを特徴とする演算方法。
- 請求項12において、前記前進代入を行うステップは、式(9)から、行ベクトルdを得ることを特徴とする演算方法。
Ld = e(N+1)/2= [e1,e2,..eN]T, (9)
ここで、Nはマトリクスのベクトル要素数、eiは、i=(N+1)/2のとき、1をとり、それ以外、0であるような列ベクトルである。 - 請求項13において、前記後退代入を行うステップは、式(10)を用いて行われることを特徴する演算方法。
L Hc0 = d, (10)
ここで、L H[i,j]=L H[i+(N−1)/2,j+(N−1)/2]であり、∀0≦i,j ≦ (N−1)/2である。 - 請求項14において、前記フィルタ係数を計算するステップで用いられる共通の因子c0は、次式(11)であらわされることを特徴とする演算方法。
c0[(N−1)/2+k]=c 0[k],c0[k]=c0[N−1−k]*,
k=0,...,(N−1)/2 (11)。
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