JP5044247B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、ケース内に回路基板を収容してなる電気接続箱に関する。
従来より、電気接続箱としては特許文献1記載のものが知られている。このものは、ケース内に、回路基板にリレーが実装されたリレーモジュールを収容してなる。上述のリレーに通電すると、リレーからは熱が発生する。この熱はケース内に放散された後、ケースの壁部から外部に放散される。
特開2005−295724公報
近年、電気接続箱には高密度化が求められているため、ケース内に収容されるリレーの個数が多くなり、リレーからの発熱量が全体として増大する傾向にある。さらに、電気接続箱には小型化が求められており、ケース内の容積は減少する傾向にある。このため、リレーから発生した熱がケース内にこもり、ケース内が高温になることが懸念される。ケース内が高温になると、回路基板に実装された電子部品の性能が低下するおそれがある。
そこで、ケースに吸気口及び排気口を形成してケース内を空気が流れるようにし、リレーを空冷することが考えられる。しかしこの手法によっても、リレーが局所的に高温になることは抑制できない。理由は以下のようである。すなわち、リレーに通電すると、リレーの筐体内に収容された、コイル等のリレー構成部品が発熱する。特に、リレー構成部品が配された筐体の底部近傍は高温になりやすい。このため、リレーの筐体を全体的に空冷しても、リレーの底部と回路基板との間の領域には空気が流れにくくなっているため、リレーの底部が局所的に高温になることを抑制することは難しいのである。そして、リレーが回路基板に実装されている場合、熱伝導率が比較的小さな合成樹脂製の回路基板には熱が伝達されにくいので、リレーの底部は一層熱がこもりやすくなっている。
そこで、回路基板にバスバーを配設し、このバスバーとリレーとを接続し、リレーの構成部品から発生した熱をリレーの端子を介してバスバーに伝達させ、このバスバーを空気により冷却することが考えられる。しかしこの手法によっても、空気はバスバーの表面としか接触しないため、バスバーから空気へ熱が効率的には伝達されず、リレーを十分に冷却することは難しい。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電気接続箱に収容された発熱部品が局所的に高温になることを抑制することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、電気接続箱であって、回路基板と、内部に前記回路基板を収容するケースとを備え、前記回路基板には、前記回路基板から離間する方向に延びる複数の導電部材が互いに間隔を空けて並設されており、前記ケース内には空気が上下方向に流通可能な通気路が形成されており、前記ケースには前記通気路に連なる吸気口及び排気口が上下に設けられており、前記導電部材には前記通気路内に位置して前記導電部材間を空気が上下に流通する被冷却部が設けられており、前記導電部材の前記被冷却部には発熱部品が直接に接続されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記導電部材には、前記発熱部品との接続部分を除く領域に、絶縁皮膜が形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2記載のものにおいて、前記導電部材は、前記回路基板の端縁から延びるバスバーであることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1または請求項2記載のものにおいて、前記導電部材は、前記回路基板の板面から離間する方向に延びて配設された接続金具であり、前記接続金具の一方の端部は前記回路基板にはんだ付けされると共に、他方の端部は前記発熱部品に接続されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のものにおいて、前記吸気口は前記ケースの底壁に設けられていることを特徴とすることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のものにおいて、前記発熱部品はリレーであって、前記リレーはその底部を下側にした姿勢で前記被冷却部に配設されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のものにおいて、前記通気路は、前記ケース内に前記回路基板を縦置き姿勢で配置することで、前記回路基板と、この回路基板の板面と対向する前記ケースの内壁面との間を空気が上下方向に流通可能に形成されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7に記載のものにおいて、前記発熱部品は前記ケース内の底部に配設されていることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項7または請求項8に記載のものにおいて、前記回路基板の一方の面には電子部品が実装されることで他方の面が非実装面とされており、前記通気路は、前記ケース内の内壁面に前記回路基板の非実装面を対向させて前記回路基板の非実装面と前記ケースの内壁面との間を空気が流通可能に形成されていることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載のものにおいて、前記通気路は、前記ケースにおいて前記回路基板の板面と対向する側壁に外部から電装品が嵌合される複数の嵌合凹部を、前記回路基板側に陥没させると共に互いに間隔を空けて横並びに設けることで、空気が前記嵌合凹部間を流通可能に形成されていることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載のものにおいて、前記排気口の開口面積は、前記吸気口の開口面積よりも大きく設定されていることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1ないし請求項11のいずれかに記載のものにおいて、前記排気口は前記ケースの側壁に形成して横向きに開口していることを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、通気路内に位置する導電部材の各被冷却部間には空気が流通可能になっている。このため、導電部材の被冷却部と、この被冷却部に接続された発熱部品との間の領域にも、各被冷却部の間から空気が流通するようになっている。これにより、発熱部品のうち導電部材側に位置する領域を効率よく空冷できるから、発熱部品が局所的に高温になることを抑制できる。
<請求項2の発明>
吸気口からはほこりがケース内に流入することが懸念される。このほこりが隣り合う導電部材同士にまたがるように接触すると、導電部材同士がショートするおそれがある。請求項2の発明によれば、導電部材には絶縁皮膜が形成されているから、隣り合う導電部材同士にまたがるようにしてほこりが接触しても、導電部材同士がショートすることを防止できる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、バスバーは回路基板の端縁から延びて設けられているから、バスバーの被冷却部には、その全面に亘って空気が接触するようになっている。これにより、バスバーの冷却効率が向上するから、発熱部品からバスバーへ伝達された熱を、効率的に空気に伝達できる。これにより発熱部品からの冷却効率を一層向上させることができる。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、接続金具の一方の端部に接続された発熱部品から発生した熱は、接続金具に伝達された後、被冷却部において冷却される。これにより、接続金具の他方の端部に伝達される熱量が減少する。すると、熱に起因する回路基板の膨張、収縮が抑制される。この結果、接続金具と回路基板とのはんだ付け部において、回路基板の膨張、抑制に起因するクラックの発生を抑制できるから、接続金具と回路基板との接続信頼性を向上させることができる。
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、底壁に設けられた吸気口からケース内に流入した空気は、ケース内を下方から上方へ流通して排気口から流出する。これにより、ケース内における空気の流通抵抗の増大を抑制できるから、空気の流量が増大し、発熱部品の冷却効率を向上させることができる。
<請求項6の発明>
リレーの筐体内にはコイル等のリレー構成部品が収容されている。リレーに通電すると、上述のリレー構成部品が発熱する。一般にリレー構成部品は筐体の底部に収容されているので、リレーの底部が特に熱を帯びるようになっている。請求項6の発明によれば、リレーの底部に対して下方から空気が接触するようになっているので、リレーを効率よく冷却可能となり、リレーが局所的に高温になることを防止できる。
<請求項7の発明>
請求項7の発明によれば、吸気口からケース内に流入した空気は通気路内に配された発熱部品と接触し、これにより発熱部品から発生する熱は空気に伝達される。この熱により温度が上昇した空気は密度が小さくなる。すると、空気は、回路基板の板面と、この回路基板の板面と対向するケースの壁面との間を、いわゆる煙突効果により上昇し、排気口からケース外に流出する。このようにして発熱部品から発生した熱はケース外部に効率的に放散される。
<請求項8の発明>
請求項8の発明によれば、発熱部品はケース内の底部に配する構成となっている。これにより、通気路の下部を、上部よりも高温にすることができる。煙突効果による空気の流量は、通気路の上下の温度差が大きいほど大きくなるので、より一層、通気路内の空気の流量を大きくすることができる。これにより、更に放熱性を向上させることができる。
<請求項9の発明>
請求項9の発明によれば、空気は、回路基板の非実装面と、ケースの内壁面との間を流通するようになっている。これにより空気が通気路を上昇する際に抵抗となるものがないため、通気路内の空気の流量を大きくすることができる。この結果、発熱部品の冷却効率を向上させることができる。
<請求項10の発明>
従来、ケースに嵌合凹部を形成すると、ケース内の形状が複雑になってしまうため、ケース内を空気が流通しにくくなってしまう場合があった。すると、発熱部品からの熱が伝達された空気が速やかにケース外に流出しないため、発熱部品の冷却効率が低下することが懸念される。
請求項10の発明によれば、ケースの側壁に、嵌合凹部を、互いに間隔を空けて横並びに設けることで、嵌合凹部間を空気が流通する通気路を設けることができる。これにより、放熱部から熱を伝達された空気を速やかにケース外に流出させることができるから、発熱部品の冷却効率を向上させることができる。
<請求項11の発明>
発熱部品から熱を吸収して温度が上昇した空気は体積が膨張する。このため、排気口における空気の体積は、吸気口からケース内に流入したときよりも膨張している。したがって、例えば、排気口と吸気口の開口面積を等しく設定した場合には、排出口から空気が流出しにくくなることが懸念される。
請求項11の発明によれば、排気口の開口面積は吸気口の開口面積よりも大きく設定されているから、空気は、発熱部品からの熱を吸収して体積が膨張した場合でも、排気口から流出しやすくなっている。
<請求項12の発明>
例えば、排気口をケースの上壁に設けると、その排気口から水滴が浸入することが懸念される。請求項12の発明によれば、排気口はケースの側壁に形成して横向きに開口しているから、上方から落下する水滴がケース内部に浸入することを防止できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7を参照して説明する。本実施形態の電気接続箱は、バッテリー(図示せず)と、ランプ、パワーウィンドウ等の車載電装品(図示せず)との間に取り付けられて、これら車載電装品を通断電制御する。この電気接続箱は、図6に示す縦型状態で自動車(図示せず)の室内に取り付けられて使用される。この電気接続箱は扁平なケース10内に回路基板11が収容されてなる。
(回路基板)
回路基板11は略矩形状であって、その両面にはプリント配線技術により導電路(図示せず)が形成されている。回路基板11には図7における右側の面(以下、実装面という)には、フォグランプ、ドアロック等、間欠的に使用される車載電装品(図示せず)の通断電を行う間欠系リレー12(本発明の電子部品に相当)が実装されている。また、回路基板11の実装面には、間欠系リレー12の逆起電力防止用の抵抗13(本発明の電子部品に相当)が実装されている。これにより、回路基板11の図7における左側の面は非実装面64とされる。さらに、回路基板11の実装面には、外部回路と接続するためのコネクタ14と接続する雄タブ17が、雄タブ台座18を介して取り付けられている。
間欠系リレー12及び抵抗13のリード端子60は、回路基板11の実装面側から非実装面64側に貫通している。このリード端子60は、回路基板11に形成されて、導電路と電気的に接続されたランド(図示せず)に半田付けされている。リード端子60の先端は、回路基板11の非実装面64側に突出している。
図6及び図7に示すように、回路基板11の下端部には、複数本の端子金具19の一方の端部が回路基板11を貫通しており、この一方の端部は回路基板11に形成されて、導電路と電気的に接続されたランドに半田付けされている。これら端子金具19の他方の端部は、下方に略L字状に折り曲げられて後述するヒューズブロック20に装着されている。端子金具19の他方の端部は、ヒューズ15が装着されるヒューズ端子21とされる。
図6に示すように、ヒューズブロック20は合成樹脂製であって略矩形状をなしている。ヒューズブロック20の下面には、ヒューズ15を装着するためのヒューズ装着部22が図7における上方に陥没して形成されており、下方に開口する開口部23が形成されている。このヒューズ装着部22内に上述の端子金具19のヒューズ端子21が臨んでいる。図4に示すように、ヒューズ装着部22は、図4における左右方向に並ぶと共に、図4における上下に並んで(本実施形態では上下二段に並んでいる)形成されている。ヒューズ装着部22の上壁には、貫通孔44が形成されており、これにより、後述するヒューズ収容部35内にヒューズ装着部22から貫通孔44を通って外気が流入可能になっている。この結果、ヒューズ15を空冷することができる。また、ヒューズブロック20には、隣り合うヒューズ装着部22間に、通気孔70が、ヒューズブロック20の底壁を貫通して設けられて、ヒューズ収容部35の内部空間と、外部空間とを連通するようになっている。この通気孔70からケース10内に外気が流入可能となっている。これにより電気接続箱の放熱性の向上を図ることができるようになっている。
なお、詳細には図示しないが、回路基板11の上端縁の非実装面64には、後述するECU27と接続するための中継端子(図示せず)が取り付けられている。
(ケース)
図2に示すように、ケース10は、合成樹脂製であって、回路基板11を収容する扁平なケース本体50と、そのケース本体50の開口面を覆うカバー26とを備える。カバー26には、ケース本体50と反対側の面に、ECU27が取り付けられている。
ECU27は、ECU回路基板28(図6において二点鎖線で示す)がECUケース29内に収容されてなる。ECU回路基板28にはマイコン30(図6において二点鎖線で示す)が実装されており、間欠系リレー12の駆動回路等が形成されている。ECU回路基板28と回路基板11とはカバー26及びECUケース29を貫通して設けた中継端子により接続されている。
ケース本体50は、浅い容器状をなしており、その内部に回路基板11を収容するようになっている。ケース本体50の側壁の外側面には、電気接続箱を自動車の車体に取り付けるための車体ロック部31が設けられている。また、図2におけるケース本体50の上面及び側面には、カバー26の上面及び側面に設けられたロック突部32と弾性的に係合するロック受け部33が設けられており、これらロック受け部33と、ロック突部32とが係合することで、ケース本体50とカバー26とが一体化される。
ケース本体50の下端部は、図6における右方に膨出されており、上述したヒューズブロック20を収容するためのヒューズ収容部35とされる。ヒューズ収容部35の下端部は下方に開口しており、この開口部23内にヒューズブロック20が装着されている。図6に示すように、ヒューズ収容部35の下側開口縁部と、ヒューズブロック20の底部の外側面とは、略面一に設定されている。
ケース本体50の、図6における右側壁には、回路基板11側(図6における左側)に陥没して、コネクタ14を装着するためのコネクタ嵌合部36が設けられている。
図3に示すように、ケース本体50の上側に形成された上側コネクタ嵌合部36Aは上下方向に延びて形成されており、図3における左右方向に間隔を空けて複数(本実施系形態では4つ)並んで形成されている。これら各上側コネクタ嵌合部36Aの下方位置には、下側コネクタ嵌合部36Bが、図3における左右方向に間隔を空けて複数(本実施形態では4つ)並んで形成されている。また、図3における左端に位置する下側コネクタ嵌合部36Bの下方には、バッテリーの電源ライン(図示せず)と接続される電源用コネクタ嵌合部36Cが形成されている。図3に示すように、上側、及び下側コネクタ嵌合部36A,36Bの奥壁には窓部38が開口されている。この窓部38から、上述した雄タブ17及び雄タブ台座18が、上側、及び下側コネクタ嵌合部36A,36Bに臨むようになっている。また、電源用コネクタ嵌合部36Cの奥壁からは雄タブ17が突出している。
図5に示すように、ケース本体50のヒューズ収容部35の上部には、図5の左右方向に延びて、通気口43が形成されている。この通気口43により、外気がケース10内部に流入可能になっている。
カバー26は、図2に示すように、浅い皿状をなしており、ケース本体50の開口面を塞ぐように取り付けられるようになっている。図2に示すように、カバー26の上壁及び側壁には、ケース本体50のロック受け部33と係合するロック突部32か形成されている。また、カバー26には、ECU27と対向する壁面に、ECU27側に突出して弾性撓み可能なロック部39が形成されており、ECU27に形成されたロック受け部40と弾性的に係合して、カバー26とECU27とが一体化されるようになっている。
そして、図2に示すように、カバー26の、ECU27と対向する壁面には、ECU27側に突出する板状のガイド部41が形成されている。カバー26とECU27とを組み付ける際には、ガイド部41がECU27のECUケース29の外側面と摺接することで、ECU27を正規組付位置に案内するようになっている。さらに、ケース本体50の開口面の四隅からは、カバー26側に向けて延びる4つのガイド部34が設けられている。ケース本体50と、カバー26及びECU27とを組み付ける際には、カバー26及びECU27におけるガイド部34と対応する位置の外側面が、ガイド部34の内側面と摺接するようになっており、これによりカバー26及びECU27が正規組付け位置に案内されるようになっている。なお、ケース本体50とカバー26とを組み付けた後に、ECU27を組み付ける構成としてもよい。
図6に示すように、カバー26の下端部は、図6における左方に膨出されており、上述したリレー25を収容するためのリレー収容部51とされる。図6に示すように、リレー収容部51の底壁の外側面は、ケース本体50のヒューズブロック20の底部の外側面とは、面一に形成されている。リレー25は、カバー26の底部の内面側に配設されるようになっている。
さて、図7における左側に位置するヒューズ装着部22には、側方から見て略S字状に曲げ形成されたバスバー(本発明の導電部材に相当)24が装着されて、その右端がヒューズ装着部22内に臨んでいる。このバスバー24は、図7に示すように、ヒューズ15及び端子金具19を介して回路基板11と電気的に接続されている。このバスバー24には、回路基板11の板面と交差する方向に延びる被冷却部61が形成されており、この被冷却部61の図7における上面に複数のリレー(本発明の発熱部品に相当)25が、その底部を下側にした姿勢で接続されている。なお、図7においては、バスバー24はヒューズ15を介して回路基板11に電気的に接続される構成が示されているが、バスバー24は、回路基板11と、半田付け等により直接に接続される構成としてもよい。これらバスバー24は、図2に示すように、回路基板の下縁から、間隔を空けて並んで設けられている。
上述の端子金具19及びバスバー24には、ヒューズ15及びリレー25との接続部分を除いて絶縁皮膜(図示せず)が形成されている。これにより、隣り合う端子金具19同士、又は、隣り合うバスバー24同士をまたぐようにしてほこりが付着しても、端子金具19同士、又はバスバー24同士が短絡することを防止できる。
リレー収容部51の側壁には、図5の左右方向に延びると共に上下に並んで、側部吸気口62が開口されている。また、図4に示すように、リレー収容部51の底壁には、図4における上下方向に延びると共に左右に並んで、底部吸気口63が開口されている。これら、側部吸気口62及び底部吸気口63により、外気がケース10内に流入可能となっている。
一方、図7に示すように、図7における右側壁の上端部寄りの位置には、右方に開口する本体側排気口45が形成されており、この本体側排気口45により、空気がケース10内からケース10外に流出可能になっている。この本体側排気口45は、図3に示すように、ケース本体50の側壁の上端寄りの位置に、図3における左右方向に延びて、間隔を空けて横に並んで形成されている。また、図7に示すように、カバー26の回路基板11と対向する側壁の上端部寄りの位置には、カバー26を貫通して左方に開口するカバー側排気口46が形成されている。このカバー側排気口46により、ケース10内の空気がケース10外に流出可能になっている。
回路基板11の非実装面64は、カバー26の図6における左側壁の内壁面65と対向して配されている。これにより、回路基板11の非実装面64と、カバー26の内壁面65との間には、空気が上下に流通可能な通気路66が形成されている。
この通気路66の下端は、リレー収容部51内の空間と連なっており、このリレー収容部51内の空間も、通気路66を構成する。すなわち、リレー収容部51に形成された側部吸気口62及び底部吸気口63は、通気路66に連なっている。
上述した被冷却部61は、リレー収容部51の底部に位置しており、上述した通気路66内に配されている。また、被冷却部61を構成する各バスバー24の間には、底部吸気口63からリレー収容部51内に流入して通気路66を上昇する空気が上下方向に流通するようになっている。
一方、通気路66の上端は、上述したカバー側排気口46と連なっている。また、図6及び図7に示すように、ケース10内の空間は、回路基板11の上端縁よりも上方で連通しており、通気路66の上端は、上述した本体側排気口45とも連通している。
なお、本体側及びカバー側排気口45,46の開口面積は、側部吸気口62及び底部吸気口63の開口面積よりも大きく設定されている。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。電気接続箱により、車載電装品が通電されると、リレー25に電流が流れる。すると、リレー25が発熱し、これらリレー25の温度が上昇する。次いで、リレー収容部51の底部吸気口63から外気がリレー収容部51(通気路66)内に流入する。この底部吸気口63から流入した空気は、被冷却部61を構成するバスバー24間を下方から上方に向かって流通する。これにより、バスバー24の被冷却部61の表面全体に空気が接触するようになるから、バスバー24を効率よく冷却できる。被冷却部61には、この被冷却部61に接続されたリレー25からの発生した熱が伝達されるようになっているから、リレー25の冷却効率が向上する。
被冷却部61を通った空気は、リレー25と接触して、リレー25から発生した熱が伝達される。空気は被冷却部61を構成するバスバー24の間を流通可能なので、リレー25とバスバー24との間の領域にも空気が容易に流通可能になっている。この結果、リレー25とバスバー24との間の領域に熱がこもることを抑制できる。さらに、リレー25はその底部を下側に向けた姿勢で被冷却部61に接続されているから、リレー25の底部を効率よく冷却することができる。このリレー25の底部には、コイル等のリレー構成部品(図示せず)が配されているため、比較的高温になりやすい。本実施形態によれば、比較的高温になりやすいリレー25の底部を効率よく冷却できるから、リレー25が局所的に高温になることを一層抑制できる。
また、側部吸気口62からリレー収容部51内に流入した空気は、リレー25の側方からリレー25と接触し、リレー25から熱を伝達される。
上述したようにバスバー24及びリレー25から熱が伝達された空気の温度は上昇し、その密度が小さくなる。すると、空気はリレー収容部51内を煙突効果により上昇し、回路基板11の非実装面64と、カバー26の内壁面65との間に形成された通気路66内に進入し、煙突効果によりさらに上昇する。
回路基板11の非実装面64には、間欠系リレー12や抵抗13といった電子部品が実装されていない。また、カバー26の内壁面65は、上述したように平坦面とされている。このように、通気路66内に進入した空気に対して流動抵抗となるものが存在しないので、本実施形態においては、通気路66内を流通する空気の流量を大きくすることができる。これにより、リレー25の冷却効率を向上させることができる。
そして、ECU27内には熱に弱いマイコン30が実装されている。このため、回路基板11やリレー25から発生する熱がマイコン30に伝達されないようにする必要がある。そこで、ECU27を回路基板11からできるだけ離間させて配することが考えられるが、電気接続箱が全体として大型化するので好ましくない。上記の点に鑑み、本実施形態では、通気路66内を煙突効果により空気を流通させる構成としたから、回路基板11やリレー25から熱がECU27に伝わることを抑制できる。これにより、ECU27をカバー26から離間させて配する必要がないので、電気接続箱を全体として小型化できる。
そして、回路基板11の非実装面64には、間欠系リレー12及び抵抗13のリード端子60の先端が突出している。間欠系リレー12及び抵抗13に通電されると、間欠系リレー12及び抵抗13から発生した熱は、リード端子60に伝達される。このリード端子60に伝達された熱は、通気路66内を流通する空気と接触して、空気により冷却される。これにより、間欠系リレー12及び抵抗13の冷却効率を向上させることができる。
通気路66の上端にまで上昇した空気は、本体側排気口45及びカバー側排気口46からケース10外部に流出する。これにより、リレー25から発生した熱は、効率よく外部に放散される。
なお、通気路66に露出しているのはリード端子60の先端なので、空気が流通する際に大きな抵抗とはならず、通気路66を流通する空気の流量を低下させるほどの影響は及ぼさない。
さらに、リレー25はケース内の底部に配する構成となっている。これにより、通気路66の下部を、上部よりも高温にすることができる。煙突効果による空気の流量は、通気路66の上下の温度差が大きいほど大きくなるので、より一層、通気路66内の空気の流量を大きくすることができる。これにより、更に放熱性を向上させることができる。
そして、カバー26の底壁に設けられた底部吸気口63からケース10内に流入した空気は、ケース10内を下方から上方に流通して本体側及びカバー側排気口45,46から流出する。このため、ケース10の側壁に吸気口が設けられた場合のように空気の流路が折れ曲がることがないので、空気の流通抵抗の増大を抑制できる。これにより、空気の流量が増大するから、リレー25の冷却効率を向上させることができる。さらに、カバー26底壁に設けられた底部吸気口63からケース10内に流入した空気はリレー25に対して下方から接触する。これにより、例えばケース10の側壁のみに吸気口が設けられて、この吸気口から流入した空気がリレー25に対して側方から接触する場合に比べて、空気とリレー25とが接触する時間を長くすることができる。この結果、リレー25の冷却効率を向上させることができる。
また、リレー25から熱を吸収して温度が上昇した空気は体積が膨張する。このため、本体側及びカバー側排気口45,46における空気の体積は、側部及び底部吸気口62,63からケース10内に流入したときの空気の体積よりも膨張している。したがって、例えば、本体側及びカバー側排気口45,46と、側部及び底部吸気口62,63の開口面積を等しく設定した場合には、本体側及びカバー側排気口45,46から空気が流出しにくくなることが懸念される。
そこで、本実施形態によれば、本体側及びカバー側排気口45,46の開口面積は側部及び底部吸気口62,63の開口面積よりも大きく設定されているから、空気は、リレー25からの熱を吸収して体積が膨張した場合でも、本体側及びカバー側排気口45,46から流出しやすくなっている。
また、例えば、電気接続箱がエアコンのダクトの下方に配設された場合、ダクトに凝結した水滴が電気接続箱の上に落下することが懸念される。このような場合に、本体側及びカバー側排気口45,46をケース10の上壁に設けると、その本体側及びカバー側排気口45,46から水滴が浸入することが懸念される。本実施形態によれば、本体側及びカバー側排気口45,46はケース10の側壁に形成して横向きに開口しているから、上方から落下する水滴がケース10内部に浸入することを防止できる。
また、側部及び底部吸気口62,63からはほこりがケース10内に流入することが懸念される。このほこりが隣り合うバスバー24同士にまたがるように接触すると、バスバー24同士がショートするおそれがある。本実施形態によれば、バスバー24には絶縁皮膜が形成されているから、隣り合うバスバー24同士にまたがるようにしてほこりが接触しても、バスバー24同士がショートすることを防止できる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図8ないし図13を参照して説明する。
(回路基板)
回路基板11は略矩形状であって、その両面にはプリント配線技術により導電路(図示せず)が形成されている。回路基板11には図12における左側の面(以下、実装面という場合がある)には、フォグランプ、ドアロック等、間欠的に使用される車載電装品(図示せず)の通断電を行う間欠系リレー12が実装されている。また、回路基板11の実装面には、間欠系リレー12の逆起電力防止用の抵抗13が実装されている。さらに、回路基板11の実装面には、外部回路と接続するためのコネクタ14(本発明の電装品に相当)と接続する雄タブ17が、雄タブ台座18を介して取り付けられている。
図11及び図12に示すように、回路基板11の下端部には、複数本の端子金具19の一方の端部が回路基板11を貫通して取り付けられており、これら端子金具19の他方の端部は、下方に略L字状に折り曲げられて後述するヒューズブロック20に装着されている。端子金具19の他方の端部は、ヒューズ15が装着されるヒューズ端子21とされる。
図11に示すように、ヒューズブロック20は合成樹脂製であって略矩形状をなしている。ヒューズブロック20の下面には、ヒューズ15を装着するためのヒューズ装着部22が図11における上方に陥没して形成されており、下方に開口する開口部23が形成されている。このヒューズ装着部22内に上述の端子金具19のヒューズ端子21が臨んでいる。図9に示すように、ヒューズ装着部22は、図9における左右方向に並ぶと共に、図9における上下に並んで(本実施形態では上下二段に並んでいる)形成されている。
詳細には図示しないが、回路基板11の上端縁の非実装面(図12における右側の面)には、後述するECU27と接続するための中継端子(図示せず)が取り付けられている。
(ケース)
図11に示すように、ケース10は、合成樹脂製であって、回路基板11を収容する扁平なケース本体50と、そのケース本体50の開口面を覆うカバー26とを備える。カバー26には、ケース本体50と反対側の面に、ECU27が取り付けられている。
ECU27は、ECU回路基板28(図11において二点鎖線で示す)がECUケース29内に収容されてなる。ECU回路基板28にはマイコン30(図11において二点鎖線で示す)が実装されており、間欠系リレー12の駆動回路等が形成されている。ECU回路基板28と回路基板11とはカバー26及びECUケース29を貫通して設けた中継端子により接続されている。
カバー26は、図11に示すように、浅い皿状をなしており、ケース本体50の開口面を塞ぐように取り付けられるようになっている。カバー26の下端部は、図11における右方に膨出されており、上述したヒューズブロック20を収容するためのヒューズ収容部35とされる。ヒューズ収容部35の下端部は下方に開口しており、この開口部23内にヒューズブロック20が装着されている。図11に示すように、ヒューズ収容部35の下側開口縁部と、ヒューズブロック20の底部の外側面とは、略面一に設定されている。
ケース本体50の、図11における左側壁には、回路基板11側(図11における右側)に陥没して、コネクタ14を装着するためのコネクタ嵌合部36(本発明の嵌合凹部に相当)が設けられている。
図8に示すように、ケース本体50の上側に形成された上側コネクタ嵌合部36Aは上下方向に延びて形成されており、図8における左右方向に間隔を空けて複数(本実施系形態では4つ)並んで形成されている。これら各上側コネクタ嵌合部36Aの下方位置には、下側コネクタ嵌合部36Bが、図8における左右方向に間隔を空けて複数(本実施形態では4つ)並んで形成されている。また、図8における左端に位置する下側コネクタ嵌合部36Bの下方には、バッテリーの電源ライン(図示せず)と接続される電源用コネクタ嵌合部36Cが形成されている。図13に示すように、上側、及び下側コネクタ嵌合部36A,36Bの奥壁には窓部38が開口されている。この窓部38から、上述した雄タブ17及び雄タブ台座18が、上側、及び下側コネクタ嵌合部36A,36Bに臨むようになっている。また、電源用コネクタ嵌合部36Cの奥壁からは雄タブ17が突出している。
図11に示すように、ケース本体50の下端部は、図11の左方に膨出されており、上述したリレー25を収容するためのリレー収容部51とされる。図11に示すように、リレー収容部51の底壁の外側面は、ケース本体50のヒューズブロック20の底部の外側面とは、面一に形成されている。
さて、図10に示すように、リレー収容部51の側壁には、図10における左右方向に延びる側部吸気口62が上下に並んで形成されている。この側部吸気口62により外気がケース10内に流入可能となっている。また、図9に示すように、ヒューズブロック20の底壁には底部吸気口63が図9における左右方向に延びて形成されている。この底部吸気口63により、外気がケース10内に流入可能となっている。
一方、図12に示すように、図12における左側壁の上端部寄りの位置には、左方に開口する本体側排気口45が形成されており、この本体側排気口45により、空気がケース10内からケース10外に流出可能になっている。この本体側排気口45は、図8に示すように、ケース本体50の側壁の上端寄りの位置に、図8における左右方向に延びて、間隔を空けて横に並んで形成されている。また、図12に示すようにカバー26の回路基板11と対向する側壁の上端部寄りの位置には、カバー26を貫通して右方に開口するカバー側排気口46が形成されている。このカバー側排気口46により、ケース10内の空気がケース10外に流出可能になっている。
図13に示すように、ケース本体50の回路基板11と対向する壁面には、上述の上側コネクタ嵌合部36A、下側コネクタ嵌合部36B、及び、電源用コネクタ嵌合部36Cが、回路基板11側(図13における手前側)に陥没して形成されている。これにより、ケース本体50の回路基板11と対向する壁面には複数の凹凸が形成されている。
これら凹凸により、図13における最左端に位置する上側コネクタ嵌合部36A及び下側コネクタ嵌合部36Bと、左から二番目に位置する上側コネクタ嵌合部36A、下側コネクタ嵌合部36Bとの間には、上下方向に延びる空間が形成されており、上下方向に空気が流通可能な上部第1通気路47とされる。上述した間欠系リレー12及び抵抗13は、上述の上部第1通気路47内に配されている。
また、図13における最右端に位置する上側コネクタ嵌合部36A及び下側コネクタ嵌合部36Bと、右から二番目に位置する上側コネクタ嵌合部36Aとの間には、上下方向に延びる空間が形成されている。この上下に延びる空間の下端部は、最右端に位置する下側コネクタ嵌合部36Bの下縁部と、電源用コネクタ嵌合部36Cの上端縁とに囲まれて、左右方向に延びる空間に連なっている。この左右方向に延びる空間の右端は、ケース本体50の図13における右側壁と、電源用コネクタ嵌合部36Cとの間に囲まれた上下方向に延びる空間に連なっている。これにより、全体として空気が上下方向に流通可能な上部第2通気路48が形成されている。
第1及び第2通気路47,48の上端は、上述した本体側排気口45と連なっている。また、図11及び図12に示すように、ケース10内の空間は、回路基板11の上端縁よりも上方で連通しており、第1及び第2通気路47,48の上端は、上述したカバー側排気口46とも連通している。
一方、図13に示すように、第1及び第2通気路47,48の下端部はリレー収容部51内の空間に連なっており、このリレー収容部51内の空間は下部通気路49を構成する。この下部通気路49内には、バスバー24の被冷却部61が位置しており、この被冷却部61にはリレー25が接続されている。
上記の構成以外は、実施形態1と略同様なので、同一部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。電気接続箱により、車載電装品が通電されると、リレー25に電流が流れる。すると、リレー25が発熱し、これらリレー25の温度が上昇する。次いで、リレー収容部51の底部吸気口63から外気がリレー収容部51(通気路66)内に流入する。この底部吸気口63から流入した空気は、被冷却部61を構成するバスバー24間を下方から上方に向かって流通する。これにより、バスバー24の被冷却部61の表面全体に空気が接触するようになるから、バスバー24を効率よく冷却できる。被冷却部61には、この被冷却部61に接続されたリレー25からの発生した熱が伝達されるようになっているから、リレー25の冷却効率が向上する。
被冷却部61を通った空気は、リレー25と接触して、リレー25から発生した熱が伝達される。空気は被冷却部61を構成するバスバー24の間を流通可能なので、リレー25とバスバー24との間の領域にも空気が容易に流通可能になっている。この結果、リレー25とバスバー24との間の領域に熱がこもることを抑制できる。さらに、リレー25はその底部を下側に向けた姿勢で被冷却部61に接続されているから、リレー25の底部を効率よく冷却することができる。このリレー25の底部には、コイル等のリレー構成部品(図示せず)が配されているため、比較的高温になりやすい。本実施形態によれば、比較的高温になりやすいリレー25の底部を効率よく冷却できるから、リレー25が局所的に高温になることを一層抑制できる。
リレー収容部51内の空間(下部通気路49)内の空気は、リレー25及びバスバー24からの熱が伝達されて温度が上昇しており、これにより密度が小さくなっているので、煙突効果により下部通気路49内を上昇する。そして、空気は、上部第1通気路47又は上部第2通気路48に移動する。
まず、上部第1通気路47に移動した空気は、上部第1通気路47内を煙突効果により上昇し、本体側排気口45及びカバー側排気口46からケース10外部に流出する。これにより、リレー25から発生した熱は、効率よく外部に放散される。
また、上部第2通気路48内に進入した空気は、上部第2通気路48内を煙突効果により上昇する。すると、上部第2通気路48内に配された間欠系リレー12及び抵抗13と接触して、これらから発生した熱が空気に伝達される。これら間欠系リレー12及び抵抗13は、間欠的に通電されるので、リレー25よりも総発熱量が小さくなっている。このため、リレー25の近傍の温度よりも間欠系リレー12及び抵抗13の近傍の温度が高くなることはなく、煙突効果の妨げになることはない。
上部第2通気路48内を煙突効果により上昇した空気は、本体側排気口45及びカバー側排気口46からケース10外部に流出する。これにより、リレー25から発生した熱は、効率よく外部に放散される。
ケース本体50の壁面に、コネクタ嵌合部36等が、回路基板11側に陥没して形成されている場合、ケース10内には凹凸が形成される。このため、ケース10内に空気を流通させて、リレー25等の発熱部品を冷却しようとしても、空気が効率よく流通せず、十分な冷却効果が得られないおそれがある。
そこで、本実施形態では、ケース本体50の回路基板11と対向する壁面を回路基板11側に陥没させて、上側、下側、及び電源用コネクタ嵌合部36A,36B,36Cを形成し、これによりケース10内に形成された凹凸を利用して、空気が上下に流通可能な、第1、第2及び下部通気路47,48,49を形成した。この結果、側部及び底部吸気口62,63から流入した空気は、下部通気路49内に配したリレー25と接触し、リレー25から発生した熱が空気に伝達され、空気の温度が上がり、煙突効果により下部通気路49から、第1及び第2通気路47,48内を上昇する。この空気が本体側及びカバー側排気口45,46から流出することで、ヒューズ15から発生した熱はケース10外に排出される。この結果、電気接続箱の放熱性を向上させることができる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を図14ないし図18を参照して説明する。
図14に示すように、回路基板11の下端部には、リレー25を含むリレーユニット80が取り付けられている。図17に示すように、回路基板11の下端部には、その板面を貫通するスルーホール81が形成されている。このスルーホール81内に、後述するリレーユニット80のタブ82が挿通された状態で、回路基板11の導電路とはんだ付けされており、これにより回路基板11とリレーユニット80とが電気的に接続される。
リレーユニット80は、合成樹脂製のフレーム83に、金属製のバスバー84、リレー25、第1接続金具85、及び第2接続金具86を組みつけてなる。図16に示すように、フレーム83は、略ブロック状をなし、リレー25を組み付けるためのリレー組付け窓87が、図16における左右方向に貫通して形成されている。フレーム83には、リレー25を支持するためのリレー支持部88が、リレー組付け窓87の内方に突設されている。これにより、図14に示す姿勢でフレーム83にリレー25を組み付けたときに、リレー25の底部がリレー支持部88の上面に上方から当接することで、リレー25が下方に変位するのを規制するようになっている。リレー25の底部には、複数のリード端子89が突設されている。
図16におけるフレーム83の上端縁にはバスバー84を収容するバスバー収容溝90が、右斜め奥方に向かって陥没して形成されている。リレー組付け窓87の側方には、第1接続金具85を収容するための第1接続金具収容溝97が、図16における右奥方に陥没して形成されている。この第1接続金具収容溝97の内壁面には、第1接続金具収容溝97の内方に突出する係合凸部98が設けられており、後述する第1接続金具85の係合凹部99と係合可能になっている。図16におけるフレームの下縁部には、第2接続金具86を取り付けるための第2接続金具取付け部103が左手前方向に突設されている。この第2接続金具取付け部103には、第2接続金具86を収容するための収容溝104が、右奥方に陥没して形成されている。収容溝104の内壁面には、収容溝104の内方に突出する係合凸部107が設けられており、この係合凸部107と、後述する第2接続金具86の係合凹部105とが係合可能になっている。
バスバー84は、大まかにはL字状をなしており、上述のバスバー収容溝90に収容される収容部91と、収容部91から下方に延出されて、回路基板11と電気的に接続される延出部92とを備える。収容部91には、図16における下方に折り曲げ形成されてなり、リレー25のリード端子89に接続されるリレー接続部93が形成されている。リレー接続部93には、溶接凸部94が設けられており、この溶接凸部94とリード端子89とが、公知の手法により溶接される。一方、延出部92には、図16における下端部に、接続片95が突設されており、この接続片95と、回路基板11に配設されたバスバー24とが公知の手法により溶接される。
第1接続金具85は金属板材を所定形状にプレス成形してなる。図16における第1接続金具85の上端縁には、左手前側に突出する共に、クランク状に曲げ形成されたリレー接続部100が設けられている。このリレー接続部100には、溶接凸部94が設けられており、この溶接凸部94とリレー25のリード端子89とが、公知の手法により溶接される。第1接続金具85には、リレー接続部100の下方に、上述の係合凸部98と係合可能な係合凹部99が形成されている。フレーム83の第1接続金具収容溝97に第1接続金具85を収容した状態で、係合凸部98と係合凹部99とが係合することで、第1接続金具85が抜け止めされるようになっている。
図16における第1接続金具85の下端縁には、回路基板11に形成されたスルーホール81に挿通されて回路基板11の導電路とはんだ付けされるタブ82が下方に突設されている。
第2接続金具86は金属板材を所定形状にプレス成形してなる。図16における第2接続金具86の上端縁にはリレー接続部106が設けられており、このリレー接続部106には溶接凸部108が設けられており、この溶接凸部108とリレー25のリード端子89とが、公知の手法により溶接される。このリレー溶接部106の下方には、右奥方に向かって突出する一対の係合突起109,109が設けられている。この係合突起109は、第2接続金具86が収容溝104に収容された状態で、第2接続金具取付け部103を図16における上下から挟むようになっており、これにより、第2接続金具86の図16における上下方向の変位を規制するようになっている。また、第2接続金具86のうち溶接凸部108の下方には、図16の右奥方に陥没する係合凹部105が形成されている。この係合凹部105は、第2接続金具86が収容溝104に収容された状態で、係合凸部107と係合して、第2接続金具86が抜け止めされるようになっている。
第2接続金具86の下端部には、回路基板11のスルーホール81に挿通された回路基板11の導電路とはんだ付けされるタブ82が下方に突設されている。
さて、図18に示すように、複数の第1接続金具85及び第2接続金具86は、回路基板11の板面から離間する方向に延びて、互いに間隔を空けて並設されている。これら第1及び第2接続金具85,86の図18における上端部にはそれぞれ、リレー接続部93が形成されており、リレー25のリード端子89と接続されている。一方、第1及び第2接続金具85,86の図18における下端部にはそれぞれタブ82が形成されており、回路基板11のスルーホール81に挿通されてはんだ付けされている。
図14に示すように、第1及び第2接続金具85,86のうち、通風路66内に位置する領域は、被冷却部61とされる。被冷却部61は、リレー接続部93を含む構成となっている。
第1及び第2接続金具85,86及びバスバー84には、リレー25との接続部分を除いて絶縁皮膜(図示せず)が形成されている。これにより、ほこりがケース10内に流入して隣り合う第1接続金具85又は第2接続金具86にまたがるように接触しても、ショートすることを防止できる。さらに、回路基板11の表面にも、絶縁皮膜(図示せず)が形成されている。
図17に示すように、リレー25は回路基板11の板面と離間して配されており、回路基板11のうちリレー25と対向する領域には、抵抗110が実装されている。
上記以外の構成については、実施形態1と略同じなので、同一構成については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、リレー25から発生した熱は、リード端子89から第1及び第2接続金具85、86の被冷却部61に伝達される。この被冷却部61は、空気が下方から上方に向かって流通する通風路66内に位置しているから、被冷却部61の表面全体に空気が接触する。これにより、第1及び第2接触金具85,86を効率よく冷却できる。これにより、第1及び第2接続金具のタブ82と回路基板11とのはんだ付け部分に伝達される熱量が減少する。すると、熱に起因する回路基板11の膨張、収縮が抑制される。この結果、第1及び第2接続金具85,86と、回路基板11とのはんだ付け部分において、回路基板11の膨張、収縮に起因するクラックの発生を抑制できるから、第1及び第2接続金具85,86と回路基板11との接続信頼性を向上させることができる。
被冷却部61を通った空気は、リレー25と接触して、リレー25から発生した熱が伝達される。空気は被冷却部61を構成する第1及び第2接続金具85,86の間を流通可能なので、リレー25と第1及び第2接続金具85,86との間の領域にも空気が容易に流通可能になっている。この結果、リレー25と第1及び第2接続金具85,86との間の領域に熱がこもることを抑制できる。さらに、リレー25、リード端子89、第1接続金具85、及び第2接続金具86にも空気が当たり、直接に冷却することができる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を図19ないし図23を参照して説明する。
リレーユニット80は、合成樹脂製のフレーム120に、金属製のバスバー121、リレー25、第3接続金具122、及び第4接続金具123を組みつけてなる。図21に示すように、フレーム120は、第1フレーム124と、第2フレーム125とを合体させてなる。
図21において下側に位置する第1フレーム124は、板状をなしており、第3接続金具122及び第4接続金具123を取り付けるためのスリット126が形成されている。第1フレームの外側縁部には、外方に突出するロック突部127が形成されており、このロック突部127と、後述する第2フレーム125のロック係止部128とが係合することで、第1及び第2フレームが合体される。
図21において上側に位置する第2フレーム125は、リレー25を取り付けるためのリレー取り付け窓129を備えた格子状のリレー取付け部130と、リレー取付け部130から図21における下方に垂下する脚部131とを備えてなる。リレー取付け部130には、リレー取り付け窓129の内方に突出する受け部132が設けられている。この受け部132は、リレー25をリレー取り付け窓129に取り付けたときに、リレー25と係合して、リレー25が図21における下方に変位するのを規制する。また、脚部131には、ロック係止部128が形成されている。
バスバー121は、大まかにはL字状をなしており、図21において右手前側から左奥方に延びて、第2フレーム125に組み付けられる組付け部133と、組付け部133から下方に延出される延出部134とを備える。組付け部133には、図21における左手前側に折り曲げ形成されてなり、リレー25のリード端子89に接続されるリレー接続部93が形成されている。
第3接続金具122は、金属板材を所定形状にプレス成形してなる。図21における3接続金具122の上端縁には、リレー接続部135が形成されている。このリレー接続部135には、溶接凸部137が設けられており、この溶接凸部137とリレー25のリード端子89とが、公知の手法により溶接される。第3接続金具122には、下端部には、図21の右奥方に突出する係合凸部136が設けられている。この係合凸部136は、第3接続金具122が第1フレーム124のスリット126に挿入されたときに、スリット126の口縁部に係合して、第3接続金具122が図21における下方に変位するのを規制する。
第3接続金具122の下端縁には、回路基板11に形成されたスルーホール81に挿通されて回路基板11の導電路とはんだ付けされるタブ82が下方に突設されている。
第4接続金具123は、金属板材を所定形状にプレス成形してなる。図21における第4接続金具123の上端縁には、リレー接続部135が設けられている。このリレー接続部135には溶接凸部138が設けられており、この溶接凸部138とリレー25のリード端子89とが、公知の手法により溶接される。第4接続金具123の下端部には、図21における右奥方に突出する係合凸部139が設けられている。この係合凸部139は、第4接続金具123が第1フレーム124のスリット126に挿入されたときに、スリット126の口縁部に係合して、第4接続金具123が図21における下方に変位するのを規制する。
第4接続金具123の下端縁には、回路基板11に形成されたスルーホール81に挿通されて回路基板11の導電路とはんだ付けされるタブ82が下方に突設されている。
さて、図23に示すように、複数の第3接続金具122及び第4接続金具123は、回路基板11の板面から離間する方向に延びて、互いに間隔を空けて並設されている。上述したように、これら第3及び第4接続金具122,124の図23における上端部には、それぞれ、リレー接続部135が形成されており、リレー25のリード端子89と接続されている。一方、第3及び第4接続金具122,123の図23における下端部にはそれぞれタブ82が形成されており、回路基板11のスルーホール81に挿通されてはんだ付けされている。
図19に示すように、第3及び第4接続金具122,123のうち、通風路66内に位置する領域は、被冷却部61とされる。被冷却部61は、リレー接続部135を含む構成となっている。リレー25は、この被冷却部61に、底部を回路基板11側に向けた姿勢で配設されている。すなわち、リレー25の底部は、通風路66に露出した状態になっている。
第3及び第4接続金具122,123及びバスバー121には、リレー25との接続部分を除いて絶縁皮膜(図示せず)が形成されている。これにより、ほこりがケース10内に流入して隣り合う第3接続金具122又は第4接続金具123にまたがるように接触しても、ショートすることを防止できる。
上記以外の構成については、実施形態3と略同じなので、同一構成については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、リレー25の底部は、通風路66に露出した状態になっているから、リレー25の底部を効率よく冷却できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態においては、回路基板11は縦置き姿勢でケース10内に収容される構成としてが、回路基板11は例えば横置き姿勢でケース10内に収容してもよく、任意の姿勢で収容できる。
(2)本実施形態においては、発熱部品は、リレー25としたが、半導体リレーでもよいし、ヒューズであってもよく、通電により発熱するものであれば任意のものを用いることができる。また、発熱部品は通気路内に位置されていればよく、底部に配されていなくてもよい。
(3)本実施形態においては、本体側及びカバー側排気口45,46はケース本体50の側壁及びカバー26の側壁に設ける構成としてが、例えば水滴が上方から落下しない場所に設置する場合には、排気口をケース10の上面に設けてもよい。また、例えば、排気口の上方にひさしを設け、上方から落下する水滴の浸入を防止してもよい。
(4)本実施形態においては、本体側及びカバー側排気口45,46の開口面積は、通気口43及び開口部23の開口面積よりも大きく設定されていたが、これに限られず、本体側及びカバー側排気口45,46の開口面積は、通気口43及び開口部23と同じか、又は小さく設定されていてもよい。
(5)本体側及びカバー側排気口45,46の排気方向後方に覆い部を設けて、ケース10の上部から流下する水滴やほこりが両排気口からケース10内に入り込むのを防止するようにしてもよい。
(6)被冷却部61に絶縁板が貼付され、この絶縁板には、バスバー24が貼付されていない部分に多数の通気孔が設けられることで、バスバー24間を上下方向に空気が流通する構成としてもよい。
(7)本実施形態においては、側部吸気口62をカバー26の側壁に設け、底部吸気口63をカバー26の底壁に設ける構成としたが、これに限られず、吸気口は、カバー26の底壁のみ、又は、側壁のみに設けられる構成としてもよい。この吸気口は、通気路66に連なり、且つ、被冷却部61のバスバー24間を空気が上下方向に流通可能な構成であれば、ケース10の任意の位置に形成してもよい。
(8)本体側及びカバー側排気口45,46の排気方向後方に覆い部を設けて、ケース10の上部から流下する水滴やほこりが両排気口からケース10内に入り込むのを防止するようにしてもよい。
(9)本実施形態においては、リレー25は、その底部を下側にした姿勢でバスバー24に接続される構成としてが、これに限られず、リレー25は、通気路内に位置して配されていれば、任意の姿勢でバスバー24の接続される構成としてもよい。
(10)本実施形態においては、導電部材としてバスバー又は接続部材を用いる構成としたが、これに限られず、電線を導電部材とし、この電線に被冷却部を設ける構成としてもよい。
(11)実施形態4においては、リレーと、導電部材(接続部材)とは別部品としたが、これに限られず、導電部材は、リレーのリード端子を延長して形成される構成としてもよい。
実施形態1に係る電気接続箱の斜視図 電気接続箱の分解斜視図 電気接続箱の正面図 電気接続箱の底面図 電気接続箱の側面図 図3におけるA−A線断面図 図3におけるB−B線断面図 実施形態2に係る電気接続箱の正面図 電気接続箱の底面図 電気接続箱の側面図 図8におけるC−C線断面図 図8におけるD-D線断面図 ケース本体の要部拡大背面図 実施系形態3に係る電気接続箱の断面図 リレーユニットを示す要部拡大斜視図 リレーユニットを示す要部拡大分解斜視図 回路基板とリレーユニットとの接続構造を示す要部拡大斜視図 回路基板と第1及び第2接続金具との接続構造を示す要部拡大斜視図 実施系形態4に係る電気接続箱の断面図 リレーユニットを示す要部拡大斜視図 リレーユニットを示す要部拡大分解斜視図 回路基板とリレーユニットとの接続構造を示す要部拡大斜視図 回路基板と第3及び第4接続金具との接続構造を示す要部拡大斜視図
符号の説明
10…ケース
11…回路基板
12…間欠系リレー(電子部品)
13…抵抗(電子部品)
14…コネクタ(電装品)
24…バスバー(導電部材)
25…リレー(発熱部品)
36A…上側コネクタ嵌合部(嵌合凹部)
36B…下側コネクタ嵌合部(嵌合凹部)
36C…電源用コネクタ嵌合部(嵌合凹部)
45…本体側排気口(排気口)
46…カバー側排気口(排気口)
47…上部第1通気路
48…上部第2通気路
49…下部通気路
61…被冷却部
62…側部吸気口
63…底部吸気口
64…非実装面
65…内壁面
66…通気路
81…スルーホール
85…第1接続金具(導電部材)
86…第2接続金具(導電部材)
122…第3接続金具(導電部材)
123…第4接続金具(導電部材)

Claims (12)

  1. 回路基板と、内部に前記回路基板を収容するケースとを備え、前記回路基板には、前記回路基板から離間する方向に延びる複数の導電部材が互いに間隔を空けて並設されており、前記ケース内には空気が上下方向に流通可能な通気路が形成されており、前記ケースには前記通気路に連なる吸気口及び排気口が上下に設けられており、前記導電部材には前記通気路内に位置して前記導電部材間を空気が上下に流通する被冷却部が設けられており、前記導電部材の前記被冷却部には発熱部品が直接に接続されていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記導電部材には、前記発熱部品との接続部分を除く領域に、絶縁皮膜が形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 前記導電部材は、前記回路基板の端縁から延びるバスバーであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気接続箱。
  4. 前記導電部材は、前記回路基板の板面から離間する方向に延びて配設された接続金具であり、前記接続金具の一方の端部は前記回路基板にはんだ付けされると共に、他方の端部は前記発熱部品に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気接続箱。
  5. 前記吸気口は前記ケースの底壁に設けられていることを特徴とすることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  6. 前記発熱部品はリレーであって、前記リレーはその底部を下側にした姿勢で前記被冷却部に配設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  7. 前記通気路は、前記ケース内に前記回路基板を縦置き姿勢で配置することで、前記回路基板と、この回路基板の板面と対向する前記ケースの内壁面との間を空気が上下方向に流通可能に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  8. 前記発熱部品は前記ケース内の底部に配設されていることを特徴とする請求項7に記載の電気接続箱。
  9. 前記回路基板の一方の面には電子部品が実装されることで他方の面が非実装面とされており、前記通気路は、前記ケース内の内壁面に前記回路基板の非実装面を対向させて前記回路基板の非実装面と前記ケースの内壁面との間を空気が流通可能に形成されていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の電気接続箱。
  10. 前記通気路は、前記ケースにおいて前記回路基板の板面と対向する側壁に外部から電装品が嵌合される複数の嵌合凹部を、前記回路基板側に陥没させると共に互いに間隔を空けて横並びに設けることで、空気が前記嵌合凹部間を流通可能に形成されていることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  11. 前記排気口の開口面積は、前記吸気口の開口面積よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  12. 前記排気口は前記ケースの側壁に形成して横向きに開口していることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の電気接続箱。
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