JP4977532B2 - ストレージシステムの電力消費を制御するデータベース管理システム - Google Patents

ストレージシステムの電力消費を制御するデータベース管理システム Download PDF

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Description

本発明は、ストレージシステムの電力消費の制御に関する。
ストレージシステムは、一般に、記憶装置の記憶領域をホストコンピュータへ提供する。ホストコンピュータは、ストレージシステムが提供する記憶領域へデータを書き込んだり、記憶領域に格納されているデータを読み出したりする。最近では、ストレージシステムが取り扱うデータ量が増加してきたため、ストレージシステムは、より多くの記憶装置を備えるようになっている。一方、ストレージシステムが備える記憶装置が多くなると、ストレージシステムが消費する電力も多くなるので、ストレージシステムを運用するためのコストが増加する。
このような問題に対して、例えば、特許文献1に開示の技術がある。特許文献1では、データの書込み又は読出し等のデータアクセスが行われている記憶装置を稼働させ、データアクセスが行われていない記憶装置を停止させておくことで、ストレージシステムの消費電力を低減する。
特開2005−157710号公報
上述した電力消費制御は、ストレージシステム自身が、自己が備える記憶装置に対してデータアクセスが行われているかいないかを監視することで実現される。例えば、ストレージシステムは、データアクセスが所定の期間ない記憶装置の電源をOFFにし、データアクセスがあったときに、そのデータアクセスの対象となる記憶装置の電源をONにする。
しかしながら、このような方法では、次のような問題が生じる。即ち、通常、記憶装置の電源がONにされてからその記憶装置へアクセスができるようになるまでには、ある程度の時間がかかる。例えば、記憶装置として、ハードディスクドライブ(HDD)が利用された場合は、HDDの電源がONにされた後、ハードディスクの回転速度をアクセス可能となる回転速度まで上げるいわゆるスピンアップが行われるため、その分、アクセス可能となるまでに時間がかかる。従って、データアクセスがあったときに、そのデータアクセスの対象となる記憶装置の電源をONにしても、直ぐにはその記憶装置にアクセスできない。
この点は、特に、データベース(以下、DB)のデータにアクセスすることができないという障害が発生しその障害からDBをリストアするときに問題となると考えられる。
すなわち、上記の障害が発生した場合には、その障害から早期にDBをリストアすることが望まれるが、リストアに利用されるデータ(以下、リストア利用データ)が格納されている記憶装置(以下、リストア利用記憶装置)は、通常。アクセス頻度が低い。このため、記憶装置にデータアクセスがあるときにその記憶装置の電源をONにするという上述の技術を採用した場合は、そのリストア利用記憶装置の電源がOFFになっていることが多い。そのため、障害から早期にDBをリストアするために、なるべく早くリストア利用データを読み出す必要があるにもかかわらず、リストア利用記憶装置から直ぐにはリストア利用データを読み出すことはできないので、リストアに長い時間を要してしまうことになる。
そこで、本発明の目的は、ストレージシステムの消費電力を節約しつつ、データベースのリストアに要する時間を短縮することにある。
データベース管理システムが、ストレージシステムにある複数の記憶装置のうちの第一種の記憶装置に関わるアクセスを行う際に、そのアクセスに関するエラーを検知したならば、第一種の記憶装置に記憶されているデータのバックアップを記憶している第二種の記憶装置を特定し、その第二種の記憶装置の節電を解除することの節電解除指示を出す。
一つの実施形態では、複数の記憶装置を備えたストレージシステムに接続された計算機で動作するデータベース管理システムが、アクセス部と、記憶装置特定部と、電力消費制御部とを備える。ストレージシステムが、インタフェース部と、電源制御部(例えば、各記憶装置の電源を制御する電源制御回路とその電源制御回路をコントロールするコンピュータプログラムとの組合せ)とを備える。アクセス部は、複数の記憶装置のうちの第一種の記憶装置に関わるアクセスを行う。記憶装置特定部は、そのアクセスに関するエラーを検知した場合に、第一種の記憶装置に記憶されているデータのバックアップを記憶している、複数の記憶装置のうちの第二種の記憶装置を特定する。電力消費制御部は、特定した第二種の記憶装置の節電を解除することの節電解除指示を出す。インタフェース部は、その節電解除指示を受ける。電源制御部は、その節電解除指示で指定されている第二種の記憶装置の節電を解除する。この実施形態では、第二種の記憶装置は節電の状態としておき、上記のように節電解除指示を受けたときに、電源制御部によって、その節電が解除される。
ここで、記憶装置の節電とは、例えば、記憶装置(記憶装置が論理的な記憶装置であれば、その論理的な記憶装置を構成する全ての物理的な記憶装置)の電源がOFF状態、或いはその記憶装置が省電力状態(例えば、ディスクが低速回転している状態)になっていることを意味する。節電の解除とは、記憶装置の電源がオン状態にされる、或いは省電力状態が解除されてアクセス可能な状態(例えば、ディスクが高速回転している状態)に遷移されることを意味する。
一つの実施形態では、第一種の記憶装置としては、データベースを構成する要素であるDBデータを記憶するDB記憶装置がある。第二種の記憶装置としては、DB記憶装置内のDBデータのバックアップ先となるバックアップDB記憶装置がある。
一つの実施形態では、第一種の記憶装置としては、更に、前記データベースへのアクセスに関するログを表すログデータを記憶するログ記憶装置がある。第二種の記憶装置としては、更に、ログ記憶装置に記憶されているログデータのアーカイブが記憶されるアーカイブログ記憶装置がある。
一つの実施形態では、計算機内の記憶資源(例えばメモリ)に設けられたログ用バッファに、複数のログ記憶装置が関連付けられている。データベース管理システムに、スワップ処理を実行するログスワップ部が更に備えられる。スワップ処理とは、ログ用バッファに記憶されたログデータのアクセス先とする対象ログ記憶装置を複数のログ記憶装置のうちの第一のログ記憶装置から第二のログ記憶装置へスワップする処理と、第一のログ記憶装置に記憶されているログデータをアーカイブログ記憶装置に書込む処理とを含んだ処理である。アクセス部が、ログデータをログ用バッファに一時記憶させ、そのログ用バッファに記憶されているログデータを対象ログ記憶装置に格納するよう構成されている。電力消費制御部が、スワップ処理の開始より前に、第二のログ記憶装置及びアーカイブログ記憶装置の節電を解除することの節電解除指示を出す。
一つの実施形態では、電力消費制御部が、今回の前記スワップ処理の次回のスワップ処理で第二の記憶装置となる記憶装置の節電を解除することの節電解除指示を、その次回のスワップ処理の開始よりも前に出す。
一つの実施形態では、データベース管理システムに、複数の記憶装置から選択されたバックアップDB記憶装置にDB記憶装置に記憶されているデータをバックアップするバックアップ部が更に備えられる。電力消費制御部は、DB記憶装置から前記バックアップ記憶装置へのデータのバックアップの開始よりも前に、バックアップDB記憶装置の節電を解除することの節電解除指示を出し、そのバックアップが完了した後に、バックアップDB記憶装置を節電することの節電指示を出す。
一つの実施形態では、データベース管理システムに、複数の記憶装置から選択されたバックアップDB記憶装置に記憶されているデータを利用してデータベースをリストアするリストア部が更に備えられる。電力消費制御部は、バックアップDB記憶装置に記憶されているデータを利用したリストアが完了した後に、バックアップDB記憶装置を節電することの節電指示を出す。
一つの実施形態では、リストアの際に読み出されるデータが記憶されている、選択されたバックアップDB記憶装置は、電力消費制御部により出された節電解除指示での節電解除の対象となっているバックアップDB記憶装置である。
一つの実施形態では、複数の記憶装置の各々は、二以上の物理記憶装置で構成されたRAIDグループ上に形成される論理記憶装置である。電力消費制御部は、バックアップDB論理記憶装置が存在するRAIDグループに存在する他の論理記憶装置の節電を解除することが不可であれば、そのバックアップDB論理記憶装置についての節電指示を発行しない。
一つの実施形態であれば、一つのRAIDグループに存在する二以上の記憶装置には、第一種の記憶装置と第二種の記憶装置とが非混在である。
上述した複数の実施形態のうちの二以上の実施形態を組み合わせることが可能である。また、前述した各部(例えば、アクセス部、記憶装置特定部、電力消費制御部、バックアップ部、リストア部など)は、ハードウェア、コンピュータプログラム又はそれらの組み合わせ(例えば一部をコンピュータプログラムにより実現し残りをハードウェアで実現すること)により構築することができる。コンピュータプログラムは、所定のプロセッサに読み込まれて実行される。また、コンピュータプログラムがプロセッサに読み込まれて行われる情報処理の際、適宜に、メモリ等のハードウェア資源上に存在する記憶域が使用されてもよい。また、コンピュータプログラムは、CD−ROM等の記録媒体から計算機にインストールされてもよいし、通信ネットワークを介して計算機にダウンロードされてもよい。
以下、本発明の幾つかの実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
<第一の実施形態>。
図1は、本発明の第一の実施形態に係るシステム全体の構成例を示した図である。
ホストコンピュータ100とストレージシステム300とが、通信ネットワーク(例えばSAN(Storage Area Network))200を介して接続される。
ホストコンピュータ100は、ストレージシステム300が記憶するデータベース(DB)へのアクセスを制御するコンピュータである。クライアントコンピュータ(図示しない)は、ホストコンピュータ100を介して、DBのデータの更新や参照を行うことができる。ホストコンピュータ100は、CPU110や、記憶資源(例えばメモリ120)や、通信ネットワーク200に接続されるインタフェース装置(例えばFC I/F(Fibre Channel Interface)140)を備えることができる。記憶資源は、例えば、メモリ120及び補助記憶装置(例えばHDD)の一方或いはその組み合わせである。メモリ120は、例えば、コンピュータプログラムとして、データベース管理システム(DBMS)121や、ディスク電源制御指示プログラム122を記憶することができる。CPU110は、DBMS121やディスク電源制御指示プログラム122を読み込んで実行することができる。以下、CPUがコンピュータプログラムを読み込んで実行することにより行われる処理の主体を、説明を分かりやすくするために、CPUではなくコンピュータプログラムとする場合がある。
DBMS121は、クライアントコンピュータからの要求(例えばSQL(Structured Query Language)文)を解析し、その解析の結果に基づく処理を実行する。DBMS121は、例えば、サブプログラムとして、DBアクセス制御部1211と、バックアップ処理部1212と、リストア処理部1213とを備える。ホストコンピュータ100のメモリ120には、DBバッファ1214と、ログバッファ1215とが用意される。また、そのメモリ120には、DBバッファ1214と論理ディスクとのマッピング等を管理するための後述のDB−ディスクマッピングテーブル1216(図4参照)が記憶される。
DBアクセス制御部1211は、DBへのアクセス処理(データのリードやライト等)を実行する。例えば、データのライトの場合は、DBアクセス制御部1211は、ライト対象のデータ(以下、「ライトデータ」)をDBバッファ1214へ格納し、また、そのアクセス処理のログデータを作成してログバッファ1215に格納する。DBバッファ1214に格納されたライトデータは、その後、所定の物理的或いは論理的な環境要素(例えば、ファイルシステムや論理ボリュームや論理ディスク)を介して、ストレージシステム300におけるライト対象の論理ユニット(LU)360へ転送される。同様に、ログバッファ1215に格納されたログデータも、その後、所定の物理的或いは論理的な環境要素を介して、ストレージシステム300の対応するLU360(ログデータを格納するためのLU360)へ転送される。以下、このような物理的或いは論理的な環境要素により構成された環境を、「DBアクセス環境」と呼ぶことがある。DBアクセス環境についての詳細は、後述する。
バックアップ処理部1212は、ストレージシステム300が備えるディスク装置に格納されているデータのバックアップを行う。バックアップ処理部1212は、ストレージシステム300がホストコンピュータ100へ記憶領域として提供するLU360を単位としてバックアップを行うことができる。具体的には、バックアップ処理部1212は、バックアップの対象となるLU360に格納されているデータをリードして、リードしたバックアップデータを、バックアップ対象のLU360に対応するバックアップ用のLU360へライトする。バックアップの際に行われるリードやライト、即ち、DBへのアクセス処理は、DBアクセス制御部1211によって行われ、LU360へアクセスする際にはDBアクセス環境が利用される。
リストア処理部1213は、ストレージシステム300に障害が発生したとき等、必要があるときに、ディスク装置に格納されているデータのリストアを行う。リストア処理部1213は、バックアップの場合と同様にLU360を単位としてリストアを行うことができ、指定されたLU360のデータを所定の時刻のデータへリストアする。具体的には、リストア処理部1213は、バックアップ用のLU360等からデータをリードして、リードしたデータを、リストアの対象であるLU360へライトする。バックアップの場合と同様に、リストアの際に行われるDBへのアクセス処理も、DBアクセス制御部1211によって行われ、LU360へアクセスする際にはDBアクセス環境が利用される。これらのプログラム1211、1212、1213が実行する処理の詳細については、後述する。
ディスク電源制御指示プログラム122は、ストレージシステム300の電源制御部323に対して、指定したディスク装置の電力消費状態を指定した指示(以下、電力消費状態指示)を送信する。本実施形態では、電力消費状態指示では、LU360が指定されるが、それに代えて、電力消費状態の切替えの対象となるディスク装置が指定されてもよい。電力消費状態指示においてLU360が指定されているので、その指定されたLU360に対応する一又は複数のディスク装置が、電力消費状態の切替えの対象となる。電力消費状態としては、例えば、電源ONか電源OFFかといった2つの状態を定義することができる。また、電源ON、電源OFFの2つの状態に限らず、種々の電力消費状態を定義することもできる。例えば、電力消費状態として、電源ONについて、通常状態と省電力状態とを定義することもできる。通常状態とは、ディスク装置内のディスクがアクセス可能な回転速度で回転している状態である。省電力状態とは、通常状態よりもディスク装置内のディスクの回転速度が遅い状態である。以下の説明では、電力消費状態として電源ONと電源OFFの2つの状態が定義されているものとする。そのため、電力消費状態指示としては、電源ON指示と電源OFF指示の2つがあるとする。
ストレージシステム300は、ホストコンピュータ100がアクセスするDBを記憶するコンピュータである。ストレージシステム300は、複数のディスク装置を備え、一又は複数のディスク装置の記憶空間の一部又は全部が割当てられることにより形成されたLU360を、ホストコンピュータ100へ提供する。ディスク装置は、ディスク型の記憶メディアにデータを読み書きする装置であり、例えば、HDDドライブである。ディスク装置に代えて、他種の物理記憶装置、例えば、フラッシュメモリドライブが採用されてもよい。ホストコンピュータ100へ提供されるLU360は、例えば、用途ごとに形成される。本実施形態では、同図に示すように、ストレージシステム300は、ログデータを格納するためのLU360(ログVOL)と、ログデータのアーカイブ(以下、「アーカイブログ」)を格納するためのLU360(アーカイブログVOL)と、ユーザデータ(クライアントコンピュータがDBMSを利用してアクセスするDBの全部又は一部)を格納するためのLU360(DBVOL)と、DB VOLに格納されているデータのバックアップデータを格納するためのLU360(バックアップDB VOL)とを備える。これらのLU(ログVOL、アーカイブログVOL、DB VOL、バックアップDB VOL)のうちの少なくとも一つは、複数個備えられてもよい。
また、ストレージシステム300は、CPU310や、記憶資源(例えばメモリ320)や、通信ネットワーク200に接続されるインタフェース装置(例えばFC I/F340)や、キャッシュメモリ330や、各LU360を提供する各ディスク装置に接続されるインタフェース装置であるディスクI/F350や、ディスク装置の電力消費状態を制御する電源制御回路(以下、ディスク電源制御回路)370を備えることができる。ホストコンピュータ100と同様に、記憶資源は、例えば、メモリ320及び補助記憶装置(例えばHDD)の一方或いはその組み合わせである。メモリ320は、例えば、コンピュータプログラムとして、ホストI/F制御部321や、ディスク制御部322や、電源制御部323を記憶することができる。
ホストI/F制御部321は、ホストコンピュータ100に対するインタフェースとして機能するコンピュータプログラムである。ホストI/F制御部321は、ホストコンピュータ100から、アクセスコマンドや電力消費状態指示を受け付ける。ホストI/F制御部321は、ホストコンピュータ100から電力消費状態指示を受けた場合には、その電力消費状態指示を電源制御部323に転送する。一方、ホストI/F制御部321は、アクセスコマンドを受けた場合には、そのアクセスコマンドを解析し、そのアクセスコマンドに従うアクセスをディスク制御部322に実行させることができる。例えば、アクセスコマンドがライトコマンドである場合は、ホストI/F制御部321は、ライトコマンドで指定されているDB VOLの領域へライトデータをライトするライト指示を、ディスク制御部322に出す。また、アクセスコマンドがリードコマンドである場合は、ホストI/F制御部321は、リードコマンドで指定されているDB VOLの領域からデータ(以下、リード対象のデータを「リードデータ」と言う)をリードするリード指示を、ディスク制御部322に出す。
ディスク制御部322は、ホストI/F321からの指示に従って、ディスクI/F350を介して各LU360へのアクセスを制御する。ホストI/F制御部321からライト指示を受けたディスク制御部322は、指定されたライトデータを、指定されたDB VOLの領域へライトする。また、ホストI/F制御部321からリード指示を受けたディスク制御部322は、指定されたDB VOLの領域からリードデータをリードし、リードしたリードデータをホストI/F制御部322へ渡す。この場合、リードデータは、ホストI/F制御部322からホストコンピュータ100に送信される。
電源制御部323は、電力消費状態指示で指定されているLU360を構成するディスク装置の電力消費状態の切替えを行うためにディスク電源制御回路370を制御するコンピュータプログラムである。電源制御部323は、ディスク電源制御指示プログラム122からの電力消費状態指示を受けたときに、その電力消費状態指示において指定されているLU360に対応するディスク装置の電力消費状態を制御することができる。例えば、電力消費状態指示が、或るDB VOLを指定している電源ON指示であるならば、電源制御部323は、その或るDB VOLへ割当てられたディスク装置の電源をONにすることをディスク電源制御回路370に命令する(もし、そのディスク装置の電源が既にONである場合には、そのような命令をわざわざ行わなくても良い)。以下、LU360に対応するディスク装置の電力消費状態のことを、単に、LU360の電力消費状態という場合がある。例えば、LU360の電源がONであるといえば、そのLU360に対応する全てのディスク装置の電源がONであることを意味するものとする。
図2は、LU360とディスク装置の構成例を示した図である。
上述したように、LU360は、一又は複数のディスク装置380の記憶空間の一部又は全部が割当てられることにより形成される。同図では、ログVOL、アーカイブログVOL、DB VOL及びバックアップDB VOLのそれぞれは、3つのディスク装置380から形成されている。例えば、ログVOLは、ディスク装置A、ディスク装置B及びディスク装置Cから形成される。このような構成の下では、電源制御部323は、ログVOLの電源をONに切替える場合、ディスク装置A、ディスク装置B及びディスク装置Cの全ての電源をONにするようディスク電源制御回路370を制御する(例えば、ディスク装置A、ディスク装置B及びディスク装置Cの全ての電源をONにするための命令をディスク電源制御回路370に出す)。
図3は、DBアクセス環境の構成例を示した図である。
同図には、8つのDBアクセス環境(DBAREA1、DBAREA2、LOG1、LOG2、DBAREA1用バックアップ領域1、DBAREA2用バックアップ領域2、ログ用アーカイブ領域1及びログ用アーカイブ領域2といった8つのDB格納領域をそれぞれ含んだ8つのDBアクセス環境)が示されている。
例えば、DB格納領域(DBAREA1)を含んだDBアクセス環境は、DB VOL(LU#1)にアクセスするために利用される。DB格納領域(LOG1及びLOG2)をそれぞれ含んだDBアクセス環境は、ログVOL(LU#3及びLU#4)にアクセスするために利用される。また、DB格納領域(DBAREA1用バックアップ領域1)を含んだDBアクセス環境は、DB格納領域(DBAREA1)に対応したDB VOL(LU#1)のバックアップデータが格納されるバックアップDB VOL(LU#5)へアクセスするために利用される。DB格納領域(ログ用アーカイブ領域1)を含んだDBアクセス環境は、ログVOL(LU#3或いはLU#4)のアーカイブログが格納されるアーカイブログVOL(LU#8)へアクセスするために利用される。
一つのDB VOLに対応したバックアップDB VOLの数は、例えば、取得するバックアップの世代の数に応じた数である。そのため、例えば、DB VOL(LU#1)の第一世代のバックアップデータが、DBVOL(LU#1)に対応する第一のバックアップDB VOLに格納され、それの第二世代のバックアップデータが、DB VOL(LU#1)に対応する第二のバックアップDB VOLに格納される。
一つのログVOLに、例えば、複数のDB VOLに対応する複数のDBに関するログデータが格納される(ログVOLとDV VOLが1対1で対応していても良い)。また、ログ用アーカイブVOLは、ログVOLについてのアーカイブ世代に対応している。また、例えば、DBMS121では、各チェックポイントの日時が管理されている。これにより、最新のチェックポイント日時より後のアーカイブ世代に対応したアーカイブログVOLや、或るチェックポイント日時とその次のチェックポイント日時との間におけるアーカイブ世代に対応したアーカイブログVOLなどをDBMS121が特定することができる。
同図に示されるように、どのDBアクセス環境も、一つのDB格納領域に、一つのバッファ(DBバッファ1214やログバッファ1215等)が関連付けられ、その一つのバッファに、一つのファイルが関連付けられ、一つのファイルに、一つの論理ボリュームが関連付けられ、一つの論理ボリュームに、一つの論理ディスクが関連付けられ、一つの論理ディスクに、一つのLU360が関連付けられて構成される。ここで言うバッファとは、データ(DBのデータ、ログデータ、バックアップデータ、或いはアーカイブログ)が一時的に記憶される、ホストコンピュータ100のメモリ120に設けられた記憶領域である。
尚、ログデータへアクセスするために利用されるDBアクセス環境(DB格納領域(LOG1及びLOG2)のそれぞれのDBアクセス環境)では、同図のように、共通のログバッファ1215が関連付けられてもよい。このように一つのログバッファ1215が複数のログVOLに対応した複数のDBアクセス環境で共通である場合は、それら複数のDBアクセス環境のうちのどれか一つのDBアクセス環境(ここでは、DB格納領域(LOG1)を含んだDBアクセス環境又はDB格納領域(LOG2)を含んだDBアクセス環境)が選択的に利用される。例えば、利用対象とされるログVOLは、いわゆるラウンドロビン形式で、切り替わる。具体的には、例えば、2つあるログVOL(LU#3又はLU#4)のうちの一方がログデータで充満したときに(或いは他の所定の状況になったときに)、利用対象のログVOLが一方のログVOLから他方のログVOLに切り替わり、その他方のログVOLがログデータで充満したときには、利用対象のログVOLが他方のログVOLから一方のログVOLに切り替わる。以下、このようなログVOLの切替え(言い換えれば、ログVOLへアクセスするためのDBアクセス環境の切替え)を「スワップ」と呼び、スワップを行う処理のことを、「ログスワップ処理」と呼ぶ。ログスワップ処理は、DBMS121によって行われる。
ちなみに、図示のDBアクセス環境において、DBオブジェクト(例えば表T1)から論理ディスクまでが、ホストコンピュータ100内で管理されており、キャッシュメモリ330及びLU360が、ストレージシステム300内で管理されている。ホストコンピュータ100のオペレーティングシステム(OS)には、複数のコンピュータプログラム(図示せず)として、例えば、デバイスマネージャ、ボリュームマネージャ及びファイルシステムが含まれる。論理ディスクは、ストレージシステム300から提供されるLU360を基にデバイスマネージャにより作成された論理的なディスク装置である。論理ボリュームは、論理ディスクを基にボリュームマネージャにより作成された論理的な記憶資源である。ファイルは、ファイルシステムで管理される資源である。DB格納領域とは、DBMS121で管理されている論理的な記憶領域である。また、図示の各DBアクセス環境において、DB格納領域を表す図形上の文字列(例えばDBAREA1)は、DB格納領域名を表し、ファイルを表す図形上の文字列(例えば/DB/DB1)は、ファイル名を表し、論理ボリュームを表す図形上の文字列(例えばLVOL1)は、論理ボリューム名を表し、論理ディスクを表す図形上の文字列(例えば/dev/dsik1)は、論理ディスク名を表す。また、キャッシュパーティション領域を表す図形上の文字列(例えばDBBuff1)は、キャッシュパーティション領域の名称(パーティション名)を表し、LU360を表す図形上の文字列(例えばLU#1)は、LUN(Logical Unit Number)を表す。
DBMS121は、このようなDBアクセス環境を利用して、ストレージシステム300のLU360へアクセスする。例えば、DBMS121は、LU(LU#1)へデータをライトする場合は、ライトデータをDB格納領域(DBAREA1)へライトするためのコマンドを発行する。この場合、DB格納領域(DBAREA1)に関連付けられたDBバッファ1214にそのライトデータが一時記憶され、そのライトデータが、そのDBバッファ1214に関連付けられたファイル(/DB/DB1)、ファイル(/DB/DB1)に関連付けられた論理ボリューム(LVOL1)、論理ボリューム(LVOL1)に関連付けられた論理ディスク(/dev/dsik1)を介して、LU(LU#1)へ転送される。
図4は、DB−ディスクマッピングテーブル1216の一例を示した図である。
本テーブル1216には、DBアクセス環境における各環境要素の全部又は一部の対応関係と、LU360ごとの電力消費状態とが記録される。例えば、本テーブル1216には、DBアクセス環境ごとに、DB格納領域名12161と、ファイル名12162と、種別12163と、ストレージシステムID12164と、LU ID(例えばLUN)12165と、電力消費状態12166とが、それぞれ対応付けられて記録される。種別12163は、そのDBアクセス環境が取り扱うデータの種別である。例えば、ユーザデータであれば「DB」が、ログデータであれば「ログ」が、バックアップデータであれば「バックアップ」が、アーカイブログであれば「アーカイブログ」が、それぞれ種別12163として記録される。ストレージシステムID12164は、LU ID12165によって示されるLU360を備えるストレージシステム300のIDである。電力消費状態12166は、LU ID12165によって示されるLU360に対応するディスク装置380の電力消費状態を示す情報である。例えば、そのLU360に対応するディスク装置380の電源がONであれば「ON」が、反対に電源がOFFであれば「OFF」が、それぞれ電力消費状態12166として記録される。電力消費状態12166は、DBMS121により設定される。例えば、DBMS121は、ディスク電源制御指示プログラム122へ電力消費状態の切替えを指示したときに(或いは、その指示に応じて完了という通知を受けたときに)、その指示内容に基づいて、電力消費状態12166を設定する(例えば「ON」から「OFF」に切り替える、或いは、「OFF」から「ON」に切替える)ことができる。
本テーブル1216を参照することにより、DBMS121は、DBMS121が認識するDB格納領域ごとに、そのDB格納領域に対応するDBアクセス環境の構成を知ることができる。更に、DBMS121は、DBアクセス環境ごとに、そのDBアクセス環境を利用した場合にアクセスされるLU360の電力消費状態を知ることができる。従って、DBMS121は、LU360へアクセスする際に、前もってそのLU360がどのような電力消費状態にあるか(例えば、そのLU360の電源がONになっているかどうか)を知ることができる。
以上が、本実施形態に係るシステムの構成の説明である。本実施形態では、DB VOL及び現在利用対象のログVOLには実質的に頻繁にアクセスが生じることに鑑み、DB VOL及び現在利用対象のログVOLの電力消費状態は、原則として、DBMS121により、電源ONの状態とされる。一方、バックアップDB VOL及びアーカイブログVOLにはバックアップのとき或いはリストアのときにしか実質的にアクセスが生じないため、バックアップDB VOL及びアーカイブログVOLの電力消費状態は、原則として、DBMS121により、電源OFFの状態とされる。
以下、DBMS121が備える各種のプログラム1211、1212、1213が実行する処理について説明する。
図5は、DBアクセス制御部1211が実行する処理のフローチャートである。
まず、DBアクセス制御部1211は、例えばクライアントコンピュータからの要求に応答して(或いは他のイベントに応じて)、DBアクセス処理を行う(S501)。例えば、DBアクセス制御部1211は、或るDB(例えば、クライアントコンピュータからの要求に応じたDB、或いは、他のイベントの発生に応じたDB)へのデータのライトを行う場合は、その或るDBへアクセスするためのDB格納領域にライトデータを格納する。また、DBアクセス制御部1211は、そのライトデータの格納についてのログデータを作成し、そのログデータを、現在利用対象のログVOLに対応したDB格納領域に格納する。
アクセス処理が正常に行われる場合は、DB格納領域に格納されたデータ(ライトデータ及びログデータ)は、上述したように、そのDB格納領域を含んだDBアクセス環境を介して、対応するLU360へ格納される。しかし、そのDBアクセス環境を構成する環境要素などに障害が発生している場合、ライトデータ及び/又はログデータのLU360に対する書込みは失敗する。この場合、DBアクセス制御部1211は、エラー(以下、I/Oエラー)を受ける(例えば、ファイルシステム、ボリュームマネージャ、或いはストレージシステム300からI/Oエラーを受ける)ことになる。
DBアクセス制御部1211は、S501のアクセス処理が正常に終了したか否かを判定する(S502)。例えば、DBアクセス制御部1211は、I/Oエラーを受けることなく完了報告を受けた場合に、アクセス処理が正常に終了したものと判定し、I/Oエラーを受けた場合にアクセス処理が正常に終了しなかったものと判定することができる。
アクセス処理が正常に終了した場合は(S502:NO)、本処理は終了する。
一方、アクセス処理が正常に終了しなかった場合は(S502:YES)、I/Oエラーの生じたDB格納領域について障害閉塞処理が行われる(S503)。具体的には、例えば、DBアクセス制御部1211は、そのDB格納領域が利用できない旨を登録し、以後、そのDB格納領域にアクセスを行わないようにする。
その後、S501でのアクセス先であったDB VOLのデータをリストアするために利用されるバックアップDB VOL及びアーカイブログVOLの選定が行われる(S504)。例えば、DB格納領域(DBAREA1)について障害閉塞処理が行われた場合には、DB格納領域(DBAREA1用のバックアップ領域1)に対応した特定の(例えば最新の)バックアップ世代のLU(LU#5)が、リストアに利用されるバックアップDB VOLとして選定される。また、リストアに利用されるアーカイブログVOLとしては、特定の(例えば最新の)アーカイブ世代のアーカイブログが格納されているLU360が選定される。具体的には、例えば、図3において、LU(LU#8)に格納されているアーカイブログのアーカイブ世代が、LU(LU#7)に格納されているアーカイブログよりも新しいとすれば、LU(LU#8)が、リストアに利用されるアーカイブログVOLとして選定される。バックアップVOLとバックアップ世代との対応関係を表す情報と、アーカイブVOLとアーカイブ世代との対応関係を表す情報と、どのバックアップ世代に対応したDBをリストアするのにどのアーカイブ世代のアーカイブログが必要になるかを表す情報などが、例えば、DBMS121によって管理されている。
次に、DBアクセス制御部1211は、DB−ディスクマッピングテーブル1216を参照して、S504にて選定されたバックアップDB VOLとアーカイブログVOLの両方の電力消費状態が、電源ONとなっているか否かを判定する(S505)。例えば、バックアップDB VOLとしてLU(LU#5)が、アーカイブログVOLとしてLU(LU#8)がそれぞれ選定された場合は、DB−ディスクマッピングテーブル1216が図4に示したものであれば、LU(LU#5)とLU(LU#8)のそれぞれの電力消費状態12166は両方とも「OFF」となっているので、S504にて選定されたバックアップDB VOLとアーカイブログVOLのそれぞれの電力消費状態が、両方とも電源OFFになっていることがわかる。
S504にて選定されたバックアップDB VOLとアーカイブログVOLの両方の電力消費状態が、電源ONとなっている場合は(S505:YES)、本処理は終了する。
一方、S504にて選定されたバックアップDB VOLとアーカイブログVOLの両方又は一方の電力消費状態が、電源OFFとなっている場合は(S505:NO)、電源OFFとなっているバックアップDB VOL及び/又はアーカイブログVOLの電力消費状態が、電源ONに切替えられる(S506)。例えば、DBアクセス制御部1211は、LU(LU#5)とLU(LU#8)の電力消費状態を電源ONに切替える場合は、電源ONとすることの指示を、ディスク電源制御指示プログラム122に対して行う。その指示の際には、例えば、ストレージシステムIDとLU IDとの組合せ(例えば、「CTL#A1」及び「LU#5」と、「CTL#A1」及び「LU#8」)が指定される。そして、電源ON指示を受けたディスク電源制御指示プログラム122は、指定されたストレージシステムIDから識別されるストレージシステムに、指定されたLU IDを指定した電源ON指示を、ストレージシステム300の電源制御部323に送信する。電源制御部323は、その電源ON指示に従って、その電源ON指示で指定されているLU(LU#5)と(LU#8)を電源ONにするようディスク電源制御回路370に命令する。具体的には、例えば、電源制御部323は、メモリ320に記憶されている図示しない構成情報(例えば、どのLUがどのRAIDグループを基に形成されており、そのRAIDグループがどのディスク装置380で構成されているかを表す情報)を参照し、指定された「LU#5」と「LU#8」にそれぞれ対応したディスク装置380を特定し、特定したディスク装置380の電源をターンオンするようディスク電源制御回路370に命令する。ディスク電源制御回路370が、その命令に応答して、電源制御部323から指定されたディスク装置380の電源をターンオンする。なお、RAID(Redundant Array of Independent (or Inexpensive) Disks)グループとは、二以上のディスク装置380で構成され所定のRAIDレベルに従うグループであり、アレイグループ或いはパリティグループと呼ばれることもある。
以上が、DBアクセス制御部1211が実行する処理のフローチャートの説明である。
図6は、バックアップ処理部1212が実行する処理のフローチャートである。
まず、バックアップ処理部1212は、バックアップ対象のDB VOLの選択を受け付ける(S601)。例えば、システム管理者が、バックアップ処理部1212が提供するユーザインタフェースを介して、バックアップ対象のDB VOLを選択することができる。
次に、バックアップ処理部1212は、S601にて選択されたDB VOLのバックアップデータを格納するバックアップDB VOLを選定する(S602)。例えば、S601にてDB VOLとしてLU(LU#1)が選択された場合は、LU(LU#1)に対応した最新のバックアップ世代のバックアップDB VOL(LU#5)が選定される(なお、DB VOLとバックアップDB VOLとの対応関係を表す情報は、例えば、DBMS121によって管理されている)。尚、S602以降の処理は、システム管理者がバックアップ対象のDB VOLを選択してバックアップを指示したときに(S601の後すぐに)行われてもよいし、S601にてシステム管理者がバックアップ対象のDB VOLの選択とともにバックアップの開始の契機を示す情報を設定しておき、その契機に従って開始されてもよい。
次に、バックアップ処理部1212は、DB−ディスクマッピングテーブル1216を参照して、S602にて選定されたバックアップDB VOLの電力消費状態が、電源ONとなっているか否かを判定する(S603)。例えば、S602にてバックアップDB VOL(LU#5)が選定された場合は、DB−ディスクマッピングテーブル1216が図4に示したものであれば、そのバックアップVOL LU#5)の電力消費状態12166は「OFF」となっているので、バックアップDB VOL(LU#5)の電力消費状態が電源OFFとなっていることがわかる。
S602で選定されたバックアップDB VOLの電力消費状態が電源ONとなっている場合は(S603:NO)、本処理はS605へ移行する。
S602で選定されたバックアップDB VOLの電力消費状態が電源OFFとなっている場合は(S603:YES)、そのバックアップDB VOLの電力消費状態が電源ONに切替えられる(S604)。電力消費状態の切替えは、図5におけるS506と同じような方法で行われる。
その後、バックアップ処理部1212は、選択されたDB VOLのデータのバックアップを行う(S605)。即ち、バックアップ処理部1212は、バックアップ対象のDB VOLのデータをリードして、リードしたデータを、対応するバックアップDB VOLへライトする。例えば、上記のようにDB VOL(LU#1)及びバックアップVOL(LU#5)が選択された場合は、バックアップ処理部1212は、DB格納領域(DBAREA1)のDBアクセス環境を利用してDB VOL(LU#1)からデータをリードし、DB格納領域(DBAREA1用バックアップ領域1)のDBアクセス環境を利用して、リードしたデータをバックアップDB VOL(LU#5)へライトする。
その後、バックアップ処理部1212は、S605にてバックアップデータが格納されたバックアップDB VOLの電力消費状態を電源OFFに切替える(S606)。具体的には、例えば、バックアップ処理部1212は、バックアップDB VOL(LU#5)の電力消費状態を電源OFFに切替える場合は、電源OFFとすることの指示を、ディスク電源制御指示プログラム122に対して行う。その指示の際には、例えば、ストレージシステムIDとLU IDとの組合せ(例えば、「CTL#A1」及び「LU#5」)が指定される。そして、電源OFF指示を受けたディスク電源制御指示プログラム122は、指定されたストレージシステムIDから識別されるストレージシステムに、指定されたLU IDを指定した電源OFF指示を、ストレージシステム300の電源制御部323に送信する。電源制御部323は、その電源OFF指示に従って、その電源OFF指示で指定されているLU(LU#5)を電源OFFにするようディスク電源制御回路370に命令する。具体的には、例えば、電源制御部323は、メモリ320に記憶されている図示しない前述した構成情報を参照し、指定された「LU#5」に対応したディスク装置380を特定し、特定したディスク装置380の電源をターンオフするようディスク電源制御回路370に命令する。ディスク電源制御回路370が、その命令に応答して、電源制御部323から指定されたディスク装置380の電源をターンオフする。
以上が、バックアップ処理部1212が実行する処理のフローチャートの説明である。
図7は、リストア処理部1213が実行する処理のフローチャートである。
まず、リストア処理部1213は、システム管理者からリストア指示を受け付ける。このリストア指示では、例えば、DBのリストア先となるストレージシステムのLUに対応したストレージシステムID及びLU ID(例えば、リストア対象のDB VOL)と、どの時点のDBをリストアするかとが指定されている。リストア処理部1213は、上記のリストア指示に基づいて、指定された時点に対応するバックアップ世代の(つまり、リストアに利用する)バックアップDB VOLと、その時点のDBのリストアに必要なログデータが記憶されているアーカイブログVOLとを選定する(S701)。
次に、リストア処理部1213は、DB−ディスクマッピングテーブル1216を参照して、S701にて選定されたバックアップDB VOLとアーカイブログVOLの両方の電力消費状態が、電源ONとなっているか否かを判定する(S702)。
バックアップDB VOLとアーカイブログVOLの両方の電力消費状態が電源ONとなっている場合は(S702:YES)、本処理はS704へ移行する。
バックアップDB VOLとアーカイブログVOLの両方又はいずれか一方の電力消費状態が電源OFFとなっている場合は(S702:NO)、電源OFFとなっているバックアップDB VOL及び/又はアーカイブログVOLの電力消費状態が、電源ONに切替えられる(S703)。
その後、リストア処理部1213は、上記のリストア指示に従ってリストア処理を行う(S704)。即ち、リストア処理部1213は、選定されたバックアップDB VOLからバックアップデータを、アーカイブログVOLからアーカイブログを、それぞれリードし、アーカイブログを基に、バックアップデータを、リストア先とするLUにライトする。これにより、指定された時点におけるDBがそのLUにリストアされる。
その後、リストア処理部1213は、リストアに利用されたバックアップログVOL及びアーカイブログVOLの電力消費状態を電源OFFに切替える(S705)。
以上が、リストア処理部1213が実行する処理のフローチャートの説明である。
図8は、DBアクセス制御部1211が実行するログスワップ処理のフローチャートである。
まず、DBアクセス制御部1211は、ログスワップ処理の開始の指示を受ける(S801)。
ログスワップ処理の開始の指示を受けたDBアクセス制御部1211は、スワップ先のログVOL、即ち、このログスワップ処理が終了した後に利用されることになるログVOLを選択する(S802)。例えば、DBアクセス制御部1211は、いわゆるラウンドロビン方式で、スワップ先のログVOLを選択する。具体的には、例えば、DBアクセス制御部1211は、現在利用しているログVOL(スワップ元のログVOL)のLU IDが「LU#3」であった場合には、スワップ先のログVOLとして、スワップ元のログVOLのLU IDに1を加算したLU ID「LU#4」のログVOLを選択する。
次に、DBアクセス制御部1211は、スワップ元のログVOLに記憶されているログデータ(アーカイブログ)の格納先とするアーカイブログVOLを選択する(S803)。
次に、DBアクセス制御部1211は、DB−ディスクマッピングテーブル1216を参照して、S802及びS803で選択されたスワップ先のログVOLとアーカイブログVOLの両方の電力消費状態が、電源ONとなっているか否かを判定する(S804)。
スワップ先のログVOLとアーカイブログVOLの両方の電力消費状態が電源ONとなっている場合は(S804:YES)、本処理はS806へ移行する。
スワップ先のログVOLとアーカイブログVOLの両方又はいずれか一方の電力消費状態が電源OFFとなっている場合は(S804:NO)、電源OFFとなっているログVOL及び/又はアーカイブログVOLの電力消費状態が、電源ONに切替えられる(S805)。
その後、DBアクセス制御部1211は、ログスワップ処理を行う。即ち、DBアクセス制御部1211は、ログデータにアクセスするために利用するDBアクセス環境を、スワップ元のログVOL(例えばLU(LU#3))に対応したDBアクセス環境からスワップ先のログVOL(例えばLU(LU#4))に対応したアクセス環境に切替えることにより、利用対象のログVOLをスワップ元のログVOLからスワップ先のログVOLへ切替える。そして、DBアクセス制御部1211は、スワップ元のログVOLからアーカイブログをリードし、S803にて選択したアーカイブログVOLに、そのアーカイブログをライトする。
その後、DBアクセス制御部1211は、スワップ元のログVOL及びS806にてアーカイブログが格納されたアーカイブログVOLの電力消費状態を電源OFFに切替える(S807)。
以上が、ログスワップ処理のフローチャートの説明である。なお、利用対象のログVOLの切替えを迅速に行う観点から、次回のログスワップ処理でスワップ先となるログVOLの電力消費状態が、今回のログスワップ処理におけるログVOLの切替え完了時から次回のログスワップ処理の開始よりも前までの間に電源ONとされても良い。具体的には、例えば、今回のログスワップ処理におけるログVOLの切替え完了の際、或いは、今回のログスワップ処理でのスワップ先ログVOL(次回のログスワップ処理でスワップ元となるログVOL)にログデータが或る程度(例えばそのログVOLの消費記憶容量或いは消費記憶容量率が所定の閾値を超えた場合に)に、次回のログスワップ処理でスワップ先となるログVOLの電力消費状態が電源ONとされても良い。
本実施形態によれば、DBMS121によって、ストレージシステム300に存在するどのLU360がどんな用途で利用されるLU(例えば、DB VOL、ログVOL、バックアップDB VOL、アーカイブログVOL)であり、各LU360の電力消費状態はどのような状態であるかが管理される。このため、DBMS121は、各LU360の電力消費状態を知ることができる。これにより、障害発生時に、リストアに利用されるバックアップVOL及びアーカイブログVOLの電力消費状態を前もって電源ONにすることができる。このため、ディスク装置380の立ち上げのためにリストアの開始が待たされることがなくなり、故に、早期にリストアを開始できるようになる。
<第二の実施形態>。
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。ここでは、主に、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態との共通点については説明を省略或いは簡略する。
図9は、本発明の第二の実施形態に係るシステム全体の構成例を示した図である。
本実施形態では、ストレージシステム300には、LU360のペア(コピーペア)が形成されている。コピーペアの一方のLU360(正側VOL)には、上述したDB VOLのようにユーザデータが格納される。他方のLU360(副側VOL)には、ペアとなる正側VOLのデータのコピーが格納される。
ストレージシステム300のメモリ320には、ボリュームコピー制御部324が更に記憶される。ボリュームコピー制御部324は、正側VOLから副側VOLへのデータのコピー(以下、「VOL間コピー」)を行うプログラムである。ボリュームコピー制御部324は、ホストコンピュータ100のボリュームコピー制御指示プログラム123(後述する)からの指示に従って、VOL間コピーを実行する。
ホストコンピュータ100のメモリ120には、ボリュームコピー制御指示プログラム123が更に記憶される。ボリュームコピー制御指示プログラム123は、バックアップ処理部1212からの指示に従って、ストレージシステム300のボリュームコピー制御部324に対して、VOL間コピーの指示を出す。
ホストコンピュータ100のバックアップ処理部1212は、データのバックアップを行う際に、上述したような処理(バックアップ処理部1212自身が所定のDB VOLからバックアップデータをリードして、所定のバックアップDB VOLへライトする処理)を行わずに、ボリュームコピー制御プログラム123に対して、ボリューム間コピーの指示を出す。本実施形態におけるバックアップ処理部1212が実行する処理の詳細については、後述する。
図10は、本実施形態におけるDB−ディスクマッピングテーブル1216’の一例を示した図である。
本テーブル1216’には、図4のテーブル1216におけるストレージシステムID12164及びLU
ID12165の代わりに、正ストレージシステムID12167と、正LU ID12168と、副ストレージシステムID12169と、副LU ID12160とが記録される。正LU ID12168は、正側VOLのIDである。副側LU ID12160は、副側VOLのIDである。正ストレージシステムID12167は、正LU ID12168によって示される正側VOLを備えるストレージシステム300のIDである。副ストレージシステムID12169は、副LU ID12160によって示される副側VOLを備えるストレージシステム300のIDである。本テーブル1216’における電力消費状態12166には、副LU ID12160によって示される副側VOLの電力消費状態が記録される。
本テーブル1216’を参照することにより、DBMS121は、図4のテーブル1216の場合と同様にDBアクセス環境の構成を知ることができることに加えて、正側VOLと副側VOLとの対応関係及び副側VOLの電力消費状態を知ることができる。従って、DBMS121は、正側VOLのデータのバックアップを行う際に、そのコピーを格納するために利用される副側VOLの電力消費状態を前もって知ることができる。
以上が、本実施形態におけるシステムの構成の説明である。以下、本実施形態におけるDBMS121が実行する処理について説明する。
DBアクセス制御部1211が実行する処理は、以下の点を除き、図5に示したものと実質的に同一である。即ち、本実施形態では、S504乃至S506において「バックアップDB VOL」とあるのは、「正側VOLに対応する副側VOL」となる。
図11は、本実施形態におけるバックアップ処理部1212が実行する処理のフローチャートである。
まず、バックアップ処理部1212は、バックアップ対象の正側VOLの選択を受け付ける(S1101)。例えば、システム管理者が、バックアップ処理部1212が提供するユーザインタフェースを介して、バックアップ対象の正側VOLを選択することができる。
次に、バックアップ処理部1212は、DB−ディスクマッピングテーブル1216’を参照して、S1101にて選択された正側VOLのコピーデータを格納する副側VOLを選定する(S1102)。例えば、S1101にて正側VOLとしてLU(LU#1)が選択された場合は、DB−ディスクマッピングテーブル1216’が図10に示したものであれば、LU(LU#1)に対応するLU(LU#11)が副側VOLとして選定される。尚、図6における処理と同様に、S1102以降の処理は、システム管理者がバックアップ対象の正側VOLを選択してバックアップを指示したときに(S1101の後すぐに)行われてもよいし、S1101にてシステム管理者がバックアップ対象の正側VOLの選択とともにバックアップの開始の契機を示す情報を設定しておき、その契機に従って開始されてもよい。
次に、バックアップ処理部1212は、DB−ディスクマッピングテーブル1216’を参照して、S1102にて選定された副側VOLの電力消費状態が、電源ONとなっているか否かを判定する(S1103)。例えば、S1102にて副側VOLとしてLU(LU#11)が選定された場合は、DB−ディスクマッピングテーブル1216が図10に示したものであれば、LU(LU#11)の電力消費状態12166は「ON」となっているので、副側VOLの電力消費状態が電源ONとなっていることがわかる。
副側VOLの電力消費状態が電源ONとなっている場合は(S1103:NO)、本処理はS1105へ移行する。
副側VOLの電力消費状態が電源OFFとなっている場合は(S1103:YES)、その副側VOLの電力消費状態が電源ONに切替えられる(S1104)。
その後、バックアップ処理部1212は、S1101にて選択された正側VOLからS1102にて選定された副側VOLへのVOL間コピーを行う(S1105)。
その後、バックアップ処理部1212は、S1105にてコピーが格納された副側VOLの電力消費状態を電源OFFに切替える(S1106)。
以上が、本実施形態におけるバックアップ処理部1212が実行する処理のフローチャートの説明である。
<第三の実施形態>。
第三の実施形態は、第一及び第二の実施形態のいずれにも組み合わせることができる。第三の実施形態では、一つのRAIDグループに、複数のLUが形成される。LUの種類として、アクセスが頻繁に生じるタイプのLU(以下、常時アクセス用LU)であるDB
VOL及びログVOLと、バックアップに利用されるタイプのLU(以下、バックアップ用LU)であるバックアップDB
VOL及びアーカイブログVOLとに大別することができるが、第三の実施形態で注意すべきは、図12Aに示すように、一つのRAIDグループに、同種のLUが存在することが許可されるが、図12Bに示すように、異種のLUが存在することは禁止される。なぜなら、常時アクセス用LUを有するRAIDグループを構成するディスク装置については、電源OFFとすることが実質的に無いため、バックアップ用LUを構成するディスク装置と常時アクセス用LUとが共通してしまうと、バックアップ用LUを構成するディスク装置を節電することができないからである。このような、LU種類はDBMS121にて管理されているため、このようなLU種類の組合せの制御は、DBMS121が実行することができる。
また、第三の実施形態では、電源OFF指示が出される場合、図13のS1200に示すように、DBMS121(例えば、電源OFF指示を出すバックアップ処理部1212或いはリストア処理部1213)或いは電源制御部323によって、指定されたLUを構成するディスク装置380の電源をOFFとすることが可能か否かが判断される。可能との判断になれば、DBM121から電源OFF指示が送信される、或いは、電源OFF指示に応答して電源制御部323によりディスク装置380の電源OFFが実行される(S1201)。不可能との判断になれば、DBMS121から電源OFF指示が送信されない、或いは、電源OFFを実行できないことを表す応答と電源制御部323からDBMS121に送信される(S1202)。電源OFFが不可能と判断されるケースとしては、例えば、電源OFF対象のLUが存在するRAIDグループに存在する他のLUについて電源ON指示が出ている、バックアップ処理中であり、或いはリストア処理中であるケースがある。図13の処理は、例えば、DBMS121が行う場合、図6のS605や図7のS705で行うことができる。また、DBMS121において、どのRAIDグループにどのLUが存在するかを表す情報が管理されていても良い。
以上、本発明の幾つかの実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
例えば、電力消費状態指示(例えば電源ON指示、電源OFF指示)は、ホストコンピュータ100から送信されたI/Oコマンドが流れる通信ネットワーク(例えばSAN200)と同じ通信ネットワークを流れても良いし、それとは異なる通信ネットワーク(例えばLAN(Local Area Network))を流れても良い。
また、例えば、電源OFF指示の代わりに、他種の節電ステータスに移行するための指示、例えば、ディスクの回転速度をアクセス可能な回転速度よりも低くすることの指示であるスピンダウン指示が採用されても良い。また、電源ON指示の代わりに、他種の節電解除指示、例えば、省電力ディスクの回転速度をアクセス可能な回転速度に上げることの指示であるスピンアップ指示が採用されても良い。
また、例えば、電源OFFは、ストレージシステム300によって制御され、電源ONが、DBMS121によって制御されても良い。言い換えれば、DBMS121は、電源ON指示を出すが電源OFF指示を出さない構成となっていても良い(例えば、ストレージシステム300の電源制御部323が、最後にアクセスがあってから一定時間アクセスの生じないLU360のディスク装置を電源OFFとして、DBMS121が、上記のようにI/Oエラーを検出した場合に、電源ON指示を出しても良い)。
また、例えば、図5のS506の後、直ちに、S506により電源ONとなったバックアップDB VOL及びアーカイブログVOLを用いて、S704が実行されても良い。この場合、そのS704でのリストア先となるLUは、所定のLUとすることができる。
本発明の第一の実施形態に係るシステム全体の構成例を示した図である。 LUとディスク装置の構成例を示した図である。 DBアクセス環境の構成例を示した図である。 DB−ディスクマッピングテーブルの一例を示した図である。 DBアクセス制御部が実行する処理のフローチャートである。 バックアップ処理部が実行する処理のフローチャートである。 リストア処理部が実行する処理のフローチャートである。 DBMSが実行するログスワップ処理のフローチャートである。 本発明の第二の実施形態に係るシステム全体の構成例を示した図である。 第二の実施形態におけるDB−ディスクマッピングテーブルの一例を示した図である。 第二の実施形態におけるバックアップ処理部が実行する処理のフローチャートである。 図12Aは、本発明の第三の実施形態において一つのRAIDグループに存在することが許可される複数種類のLUの組合せを示す。図12Bは、本発明の第三の実施形態において一つのRAIDグループに存在することが禁止される複数種類のLUの組合せを示す。 第三の実施形態において電源OFF指示が送信される場合に実行される処理の流れを示す。
符号の説明
100…ホストコンピュータ、200…通信ネットワーク、300…ストレージシステム

Claims (3)

  1. 複数の物理記憶装置に基づく複数のLU(Logical Unit)を備えたストレージシステムに接続された計算機で動作するデータベース管理システムであって、
    前記ストレージシステムは、前記計算機からの指示によって前記LUの電源状態を制御できる電源制御部を有し、前記LUとしては、データベースを格納するDBボリューム、前記データベースへのアクセスに関するログを表すログデータを格納するログボリューム、前記DBボリュームに格納されているデータのバックアップデータを格納するバックアップDBボリューム、及び前記ログボリュームに格納されているログデータのアーカイブを記憶するアーカイブログボリュームがあり、
    前記計算機は、DBアクセス制御部、及びDBディスクマッピングテーブルを有し、
    前記DBアクセス制御部は、前記複数のLUへのアクセス処理を実行し、
    前記DBディスクマッピングテーブルは、前記計算機が認識するDB格納領域毎に、LUに記憶されているファイルデータのファイル名と、前記ファイルデータの種別と、前記ファイル名が示すファイルデータが格納されたストレージシステムのストレージIDと、前記ファイルデータが格納されている前記ストレージシステムのLUと、前記LUの基になっている物理記憶装置の電源状態とを対応付けて記憶し、
    前記DBアクセス制御部は、前記DB格納領域にアクセスしたときに、I/Oエラーを受けると、下記処理、
    (a)前記I/Oエラーの生じたDB格納領域を閉塞する、
    (b)前記DBディスクマッピングテーブルを参照して、前記アクセス先であったDBボリュームのデータをリストアするために利用されるバックアップDBボリュームとアーカイブログボリュームを選定する、
    (c)前記選定したバックアップDBボリュームと前記選定したアーカイブログボリュームの電源状態が、OFFとなっている場合は、電源状態をONにする指示を前記電源制御部に送り、前記選定したバックアップDBボリュームと前記選定したアーカイブログボリュームに基づいてリストア処理を行う、
    (d)リストア処理が終わった後に、リストア処理に用いた前記バックアップDBボリュームと前記アーカイブログボリュームの電源状態をOFFにする指示を前記電源制御部に送る、
    を行うことを特徴とするデータベース管理システム。
  2. 複数の物理記憶装置に基づく複数のLU(Logical Unit)を備えたストレージシステムと、データベース管理システムを有する計算機とを備えるコンピュータシステムで行われる電源制御方法であって、
    前記ストレージシステムは、前記計算機からの指示によって前記複数のLUの電源状態を制御できる電源制御部を有し、前記LUとしては、データベースを格納するDBボリューム、前記データベースへのアクセスに関するログを表すログデータを格納するログボリューム、前記DBボリュームに格納されているデータのバックアップデータを格納するバックアップDBボリューム、及び前記ログボリュームに格納されているログデータのアーカイブを記憶するアーカイブログボリュームがあり、
    前記計算機は、DBアクセス制御部、及びDBディスクマッピングテーブルを有し、
    前記DBアクセス制御部は、前記複数のLUへのアクセス処理を実行し、
    前記DBディスクマッピングテーブルには、前記計算機が認識するDB格納領域毎に、LUに記憶されているファイルデータのファイル名と、前記ファイルデータの種別と、前記ファイル名が示すファイルデータが格納されたストレージシステムのストレージIDと、前記ファイルデータが格納されている前記ストレージシステムのLUと、前記LUの基となっている物理記憶装置の電源状態とが対応付けて記憶されており、
    前記DBアクセス制御部は、前記DB格納領域にアクセスしたときに、I/Oエラーを受けると、下記処理、
    (a)前記I/Oエラーの生じたDB格納領域を閉塞する、
    (b)前記DBディスクマッピングテーブルを参照して、前記アクセス先であったDBボリュームのデータをリストアするために利用されるバックアップDBボリュームとアーカイブログボリュームを選定する、
    (c)前記選定したバックアップDBボリュームと前記選定したアーカイブログボリュームの電源状態が、OFFとなっている場合は、電源状態をONにする指示を前記電源制御部に送り、前記選定したバックアップDBボリュームと前記選定したアーカイブログボリュームに基づいてリストア処理を行う、
    (d)リストア処理が終わった後に、リストア処理に用いた前記バックアップDBボリュームと前記アーカイブログボリュームの電源状態をOFFにする指示を前記電源制御部に送る、
    を行うことを特徴とする電力制御方法。
  3. 複数の物理記憶装置に基づく複数のLU(Logical Unit)を備えたストレージシステムとデータベース管理システムを有する計算機とを備えるコンピュータシステムにおける、前記複数のLUの電源状態を制御するコンピュータプログラムであって、
    前記ストレージシステムは、前記計算機からの指示によって前記複数のLUの電源状態を制御できる電源制御部を有し、前記LUとしては、データベースを格納するDBボリューム、前記データベースへのアクセスに関するログを表すログデータを格納するログボリューム、前記DBボリュームに格納されているデータのバックアップデータを格納するバックアップDBボリューム、及び前記ログボリュームに格納されているログデータのアーカイブを記憶するアーカイブログボリュームがあり、
    前記計算機は、DBアクセス制御部、及びDBディスクマッピングテーブルを有し、
    前記DBアクセス制御部は、前記複数のLUへのアクセス処理を実行し、
    前記DBディスクマッピングテーブルには、前記計算機が認識するDB格納領域名毎に、LUに記憶されているファイルデータのファイル名と、前記ファイルデータの種別と、前記ファイル名が示すファイルデータが格納されたストレージシステムのストレージIDと、前記ファイルデータが格納されている前記ストレージシステムのLUと、前記LUの基となっている物理記憶装置の電源状態とが対応付けて記憶されており、
    前記コンピュータプログラムは、前記DBアクセス処理部が、前記DB格納領域にアクセスしたときにI/Oエラーを受けた情報を得ると、下記処理、
    (a)前記計算機に、前記I/Oエラーの生じたDB格納領域を閉塞するように指示する、
    (b)前記DBディスクマッピングテーブルを参照して、前記アクセス先であったDBボリュームのデータをリストアするために利用されるバックアップDBボリュームとアーカイブログボリュームを選定する、
    (c)前記選定したバックアップDBボリュームと前記選定したアーカイブログボリュームの電源状態が、OFFとなっている場合は、電源状態をONにする指示を前記電源制御部に送り、前記選定したバックアップDBボリュームと前記選定したアーカイブログボリュームに基づいて、前記計算機にリストア処理を行わせる、
    (d)リストア処理が終わった後に、リストア処理に用いた前記バックアップDBボリュームと前記アーカイブログボリュームの電源状態をOFFにする指示を前記電源制御部に送る、
    をすることを特徴とするコンピュータプログラム。
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