JP4951198B2 - 資金集中管理方法、資金集中管理システム及び資金集中管理システム用プログラム - Google Patents

資金集中管理方法、資金集中管理システム及び資金集中管理システム用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の企業で構成される企業グループにおける資金の集中管理方法、資金集中管理システム及び資金集中管理システム用プログラムに関し、コンピュータによる企業管理技術の分野に属する。
複数の企業で構成される企業グループにおいては、グループ所属各企業の資金の一元的な管理、運用を行うことが行われており、その一例として特許文献1には、管理会社に設けた資金集中口座とグループ所属各企業の口座とを連携させ、これらの口座間で、グループ所属企業の口座の残高が常にゼロになるように資金移動させるいわゆるゼロバランス処理を行うものが開示されている。
これによれば、資金運用のスケールメリットが実現されると共に、各企業の共通の取引先に対する支払を一括して行うことができる等により手数料が削減されまた各企業が個々に資金管理を行う場合に比べて、トータルの管理コストが低減されることになる。
特開2000−339391号公報
しかし、上記特許文献1に記載された発明では、資金管理の対象がグループに所属する企業の資金のみであるから、資金集中のスケールメリットは必ずしも満足できるものではなく、さらに資金を広範囲に集中させて、管理や資金運用の一層の効率化が望まれるところである。
そこで、本発明は、各企業において行われている社内預金制度に着目し、これをグループ内企業の資金の集中化システムに取り込んで、その集中規模を大幅に拡大し、もって、資金管理や資金運用の更なる効率化を実現することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、コンピュータを用いて構成され、グループ統括部門の資金集中口座と、グループ所属企業ごとの口座とを連携させ、各企業の資金をグループ全体で一括管理する資金集中管理システムであって、上記資金集中口座と上記グループ所属企業の口座との間のゼロバランス処理のための資金移動を伴う取引を記録する集中口座取引記録手段と、グループ所属企業の社員の社内預金口座をコンピュータ内の仮想口座として開設するための社内預金口座開設手段と、該開設手段で開設された社内預金口座の取引を記録する社内預金口座取引記録手段と、各社員ごとの給与からの天引きに関する情報を記録した天引き情報記録手段と、各社員ごとの給与振込口座を記録した給与振込口座記録手段と、各社員ごとの自動振替口座を記録した自動振替口座記録手段と、グループ所属企業から社員の給与振込データを取得するための給与振込データ取得手段と、該取得手段で取得した給与振込データに含まれている給与額を上記集中口座取引記録手段に記録する給与額記録手段と、上記取得手段で取得した給与振込データと上記天引き情報記録手段に記録されている天引き情報とに基づいて天引き額と天引き後の給与額を算出する算出手段と、該算出手段で算出した天引き額を上記社内預金口座取引記録手段と集中口座取引記録手段に記録する天引き額記録手段と、上記算出手段で算出した天引き後の給与額を上記給与振込口座記録手段に記録されている当該社員の給与振込口座に振り込むための給与振込データを作成する給与振込データ作成手段と、各社員ごとの自動振替情報を取得する自動振替情報取得手段と、該取得手段で取得した自動振替情報に含まれる振替金額を上記社内預金口座取引記録手段と集中口座取引記録手段に記録する自動振替金額記録手段と、上記振替金額を上記自動振替口座記録手段に記録されている振替口座に振り込むための自動振替データを作成する自動振替データ作成手段と、上記資金集中口座取引記録手段に記録されている資金集中口座の残高を、上記グループ所属企業の口座との間の取引の残高と社内預金口座の取引の残高とに分けて表示すると共に、該資金集中口座の残高についての運用先ごとの元本保証額を表示する残高表示手段とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載のシステムにおいて、天引き情報記録手段に記録された給与からの天引きに関する情報とは別に、臨時の天引きに関する情報を設定する臨時天引き情報設定手段が備えられ、前記算出手段は、上記天引き情報記録手段に記録されている天引き情報と、上記臨時天引き情報設定手段で設定された臨時天引き情報とに基づいて天引き額と天引き後の給与額を算出することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、上記請求項1又は請求項2に記載のシステムにおいて、社内預金口座からの資金の引出情報を設定するための引出情報設定手段と、該設定手段で設定された引出情報に含まれる引出額を上記社内預金口座取引記録手段と集中口座取引記録手段に記録する引出額記録手段とを有することを特徴とする。
一方、請求項4に記載の発明は、グループ統括部門の資金集中口座と、グループ所属企業ごとの口座とを連携させ、各企業の資金をグループ全体で一括管理する資金集中管理システム用プログラムであって、コンピュータを、上記資金集中口座と上記グループ所属企業の口座との間のゼロバランス処理のための資金移動を伴う取引を記録する集中口座取引記録手段、グループ所属企業の社員の社内預金口座をコンピュータ内の仮想口座として開設するための社内預金口座開設手段、該開設手段で開設された社内預金口座の取引を記録する社内預金口座取引記録手段、各社員ごとの給与からの天引きに関する情報を記録した天引き情報記録手段、各社員ごとの給与振込口座を記録した給与振込口座記録手段、各社員ごとの自動振替口座を記録した自動振替口座記録手段、グループ所属企業から社員の給与振込データを取得するための給与振込データ取得手段、該取得手段で取得した給与振込データに含まれている給与額を上記集中口座取引記録手段に記録する給与額記録手段、上記取得手段で取得した給与振込データと上記天引き情報記録手段に記録されている天引き情報とに基づいて天引き額と天引き後の給与額を算出する算出手段、該算出手段で算出した天引き額を上記社内預金口座取引記録手段と集中口座取引記録手段に記録する天引き額記録手段、上記算出手段で算出した天引き後の給与額を上記給与振込口座記録手段に記録されている当該社員の給与振込口座に振り込むための給与振込データを作成する給与振込データ作成手段、各社員ごとの自動振替情報を取得する自動振替情報取得手段、該取得手段で取得した自動振替情報に含まれる振替金額を上記社内預金口座取引記録手段と集中口座取引記録手段に記録する自動振替金額記録手段、上記振替金額を上記自動振替口座記録手段に記録されている振替口座に振り込むための自動振替データを作成する自動振替データ作成手段、及び、上記資金集中口座取引記録手段に記録されている資金集中口座の残高を、上記グループ所属企業の口座との間の取引の残高と社内預金口座の取引の残高とに分けて表示すると共に、該資金集中口座の残高についての運用先ごとの元本保証額を表示する残高表示手段として機能させることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、上記請求項4に記載のプログラムにおいて、コンピュータを、天引き情報記録手段に記録された給与からの天引きに関する情報とは別に、臨時の天引きに関する情報を設定する臨時天引き情報設定手段として機能させ、かつ、前記算出手段として機能させるときは、上記天引き情報記録手段に記録されている天引き情報と、上記臨時天引き情報設定手段で設定された臨時天引き情報とに基づいて天引き額と天引き後の給与額を算出するように機能させることを特徴とする。
また、請求項6に記載に発明は、上記請求項4又は請求項5に記載のプログラムにおいて、コンピュータを、社内預金口座からの資金の引出情報を設定するための引出情報設定手段、及び、該設定手段で設定された引出情報に含まれる引出額を上記社内預金口座取引記録手段と集中口座取引記録手段に記録する引出額記録手段として機能させることを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明によれば、グループ統括部門の資金集中口座により、グループ所属各企業の資金を一括管理する資金集中管理システムにおいて、グループ所属各企業の社員の社内預金口座の資金が各企業の資金と合体されて総合的に管理されることになるから、グループ全体としての資金集中の規模が大幅に拡大されてスケールメリットが増大されると共に、各企業に所属する社員にとっては、自社が単独で管理する社内預金制度より信頼度の高い制度を利用することが可能となる。
その場合に、このシステムでは、上記社内預金口座を集中口座に設けた仮想口座として構成するので、例えばコンピュータの記憶装置にテーブルを設けるだけで社内預金口座を開設することができ、システムの構成を複雑化させないというメリットがある。
また、各社員の社内預金口座に入金された給与が天引き額を差し引いた上で、各社員が予め登録した給与振込口座に自動的に振り込まれることになり、この種のシステムの社員に対する利便性が向上する。そして、給与から天引きされた金額は、集中口座の残高に組み込まれるから、グループ全体としての運用可能な資金が増大することになる。
さらに、各社員の社内預金口座から、例えば公共料金等を自動振替で支払うことが可能となり、この種のシステムの社員に対する利便性が向上すると共に、公共料金等の自動振替を全グループの多数の社員について一括処理することにより振替手数料が低減されるなど、管理コストの削減も期待されることになる。
そして、残高表示手段に、資金集中口座の残高が、グループ所属企業の口座との間の取引の残高と、社内預金口座の取引の残高とに分けて表示されると共に、該資金集中口座の残高についての運用先ごとの元本保証額が表示されることにより、統括部門における資金の運用を適切に行うことが可能となる。

そして、請求項2に記載のシステムによれば、予め設定された給与からの天引きに加えて、臨時の天引きにも対応することが可能となる。
また、請求項3に記載のシステムによれば、公共料金等の自動支払とは別に、社内預金からの任意の出金にも対応可能となる。
また、請求項4から請求項6に記載のプログラムによれば、これをコンピュータに搭載して実行することにより、請求項1から請求項3のシステムと同様の作用効果が実現される。


以下、本発明の実施の形態に係る資金集中管理システムについて説明する。なお、このシステムは本発明に係る資金集中管理方法を実施するものであると共に、このシステムを構成するコンピュータを機能させるプログラムは本発明に係る資金集中管理システム用プログラムの実施の形態を構成する。また、以下の説明では、当該システム中、社内預金に関する部分を重点的に説明する。
図1は、本実施の形態に係る資金集中管理システムの全体の概略の構成を示すもので、該システムは、企業グループAに属する複数の会社A1、A2…の資金を統括する統括部門に設置されたサーバコンピュータ10を中心として構成されている。ここで、上記統括部門は、企業グループを構成する親会社等のいずれかの会社に設置される場合や、統括会社として独立している場合などがあり、図例の場合、独立した統括会社の存在を想定している。
この統括会社に備えられたサーバコンピュータ10には、記憶装置11と、管理者用端末12と、通信用モデム13とが備えられているおり、このモデム13には、ファームバンキング用端末14が接続されている。
また、当該企業グループAのメインバンクBにもモデム21が備えられ、上記統括会社のモデム13とメインバンクBのモデム21とが専用電話回線22で接続され、これらを介して、統括会社のサーバコンピュータ10とファームバンキング用端末14とがメインバンクBのホストコンピュータ23に接続可能とされている。
また、グループ所属会社A1、A2…には、それぞれの会社における資金管理用端末31と、当該会社に所属する社員の社内預金管理用端末32とが備えられ、これらの端末31、32が、インターネット又はイントラネット等のネットワークシステム33を介して統括会社のサーバコンピュータ10に接続可能とされている。ここで、上記社内預金管理用端末32は専用のものが設置される場合と、各社員のパソコンが社内預金管理用端末32として用いられる場合と、それらが並存する場合とがある。
上記サーバコンピュータ10の記憶装置11には、図2に示すように、プログラム記憶部11aとデータ記憶部11bとが設けられ、プログラム記憶部11aには、当該システムを所定の機能を実現するように作動させるプログラムがインストールされている。
また、データ記憶部11bには、システム管理用マスタとして、会社マスタと、社員マスタと、社内預金口座マスタと、給与振込口座マスタと、自動振替口座マスタとが備えられており、また、取引の実績を記録するテーブルとして、集中口座取引テーブルと、プーリング口座取引テーブルと、社内預金口座取引テーブルと、出金取引テーブルと、入金取引テーブルとが備えられている。
次に、上記各マスタ及びテーブルの構成を説明すると、まず、会社マスタM1は、当該企業グループAに属する会社を管理するもので、図3に示すように、会社コードをキーとして、会社名を記録するようになっている。
ここで、当該レコードの使用が終了すると、停止フラグ欄に「1」が記録されるようになっているが、このことは、以下の各マスタについて共通である。
次に、社員マスタM2は、企業グループAを構成する各会社の社員を一括して管理するもので、図4に示すように、所属会社コードと社員コードとをキーとして、社員の氏名を記録するようになっている。
また、社内預金口座マスタM3は、社内預金口座を仮想口座としてサーバコンピュータ10の記憶装置11内に設定するためのもので、図5に示すように、社内預金口座番号をキーとして、その口座の所有者の所属会社のコード、社員コード、及びその社員に対して予め設定されている貸越限度額とを記録するようになっている。
また、給与振込口座マスタM4は、各社員が自分の給与を振り込むための口座として予め設定した銀行口座を登録しておくもので、図6に示すように、給与振込管理番号をキーとして、当該社員の所属会社のコード、社員コード、定額か定率かの天引き区分、定額天引きの場合の天引き額又は定率天引きの場合の天引き率、並びに給与振込先となる銀行の銀行コード、支店コード、普通か当座かの口座区分、口座番号及び口座名義を登録するようになっている。
また、自動振替管理マスタM5は、各社員が自分の社内預金口座から自動振替する公共料金等の内容や振替先口座等を予め設定して登録しておくもので、図7に示すように、自動振替管理番号をキーとして、当該社員の所属会社のコード、社員コード、公共料金等の請求元が当該社員に対して設定した需要家番号、請求元名、並びに振替先となる銀行の銀行コード、支店コード、普通か当座かの口座区分、口座番号、及び口座名義を登録するようになっている。
また、取引の実績を記録するテーブルのうち、まず、集中口座取引テーブルT1は、グループ全体の取引ないし資金の移動及び残高を管理するもので、図8に示すように、取引番号をキーとて、取引種類、取引日、金額、入金元口座番号、出金先口座番号、摘要、及び残高を記録するようになっている。
ここで、取引種類として、社内預金に関するものとしては、「給与天引き」、「給与スポット天引き」、「公共料金引落し」、「社内預金引出し」、「社内預金入金」などが設定されている。また、グループ所属の各会社の資金に関するものとしては、通常のゼロバランス処理に伴う各種取引種類が設定されている。また、入金元口座番号及び出金口座番号の欄には、給与振込元の口座や公共料金の自動振替先の口座等の番号が記録されるようになっている。
次に、プーリング口座取引テーブルT2は、グループ所属各会社ごとに設けられたプーリング口座と集中口座との間の取引を記録するもので、図9に示すように、取引番号をキーとして、取引日、プーリング口座番号、金額、及びそのプーリング口座の残高を記録するようになっている。
このプーリング口座取引テーブルT2への記録は、集中口座と各会社の口座との間の取引ごとに、上記集中口座取引テーブルT1への記録と同時に行われるようになっており、取引番号により両テーブルT1、T2のレコードが関連付けられるようになっている。また、プーリング口座番号が集中口座取引テーブルT1の入金元口座番号又は出金先口座番号に記録されることにより、集中口座といずれの会社の口座との間での取引であるかが判別されるようになっている。
また、社内預金口座取引テーブルT3は、グループ所属各会社の社員の社内預金口座の取引を記録するもので、図10に示すように、取引番号をキーとして、取引日、社内預金口座番号、金額、及びその社内預金口座の残高を記録するようになっている。
この社内預金口座取引テーブルT3への取引の記録は、集中口座取引テーブルT1への記録と同時に行われるようになっており、取引番号により両テーブルT1、T3のレコードが関連付けられるようになっている。また、社内預金口座番号によりいずれの社員との間の取引であるかが判別されるようになっている。
さらに、出金取引テーブルT4は、社内預金口座から、給与振込口座への出金や自動振替口座への公共料金等の支払い等を記録するもので、図11に示すように、取引番号をキーとして、振込日、社内預金口座番号、振込種類、金額、及び振込先の銀行の銀行コード、支店コード、口座区分、口座番号、口座名義が記録されるようになっている。ここで、銀行口座に関するデータは、給与振込の場合には、図6の給与振込口座マスタM4から転記され、自動振替の場合には、図7の自動振替口座マスタM5から転記されるようになっている。
また、この出金取引テーブルT4への記録も、取引ごとに、上記集中口座取引テーブルT1への記録と同時に行われるようになっており、取引番号により両テーブルT1、T4のレコードが関連付けられるようになっている。
また、入金取引テーブルT5は、外部の金融機関等から社内預金口座への入金を記録するもので、図12に示すように、取引番号をキーとして、振込日、社内預金口座番号、金額、及び振込元の銀行の銀行コード、支店コード、口座区分、口座番号、口座名義が記録されるようになっている。
この入金取引テーブルT5への記録も、取引ごとに上記集中口座取引テーブルT1への記録と同時に行われるようになっており、取引番号により両テーブルT1、T5のレコードが関連付けられるようになっている。
ここで、上記各マスタM1〜M5、テーブルT1〜T5の相関関係をまとめると、図13に示すように、マスタについては、会社マスタM1の各レコードに会社コードを介して社員マスタM2の各レコードが関連付けられ、かつ社員マスタM2の各レコードに、所属会社コードと社員コードとを介して社内預金マスタM3、給与振込口座マスタM4及び自動振替口座マスタM5の各レコードが関連付けられている。
また、図14に示すように、テーブルについては、集中口座取引テーブルT1の各レコードと、プーリング口座取引テーブルT2、社内預金口座取引テーブルT3、出金取引テーブルT4、及び入金取引テーブルT5の各レコードとが、取引番号を介して関連付けられている。
以上の構成により、この資金集中管理システムによれば、図15に示すような取引が管理されるようになっている。
つまり、統括会社の集中口座とグループ所属各会社A1、A2…のプーリング口座との間で、プーリング口座の残高が常に0に保持されるように資金を移動させるゼロバランス処理が行われ、その取引が集中口座取引テーブルT1とプーリング口座取引テーブルT2とに記録される。
また、仮想口座として設けられた各会社の社員の社内預金口座からは給与振込口座への出金、自動振替口座への出金、及びその他の金融機関の口座への出金が行われるが、これらの出金は集中口座から行われ、また、他の金融機関等から、集中口座への入金、該集中口座内の社内預金口座への入金等が行われる。そして、これらの取引は、集中口座取引テーブルT1と、社内預金口座取引テーブルT3、出金取引テーブルT4及び入金取引テーブルT5のうちの該当するものとに同時に記録される。
次に、上記システムの運用時の処理について、グループ所属のいずれかの会社の社員が、社内預金管理端末32を用いて自分の社内預金口座を設定し、これを運用する場合について説明する。
まず、社内預金口座を開設する場合について説明すると、この場合、まず上記社内預金管理端末32からネットワークシステム33を介して統括会社のサーバコンピュータ10にアクセスし、所定の操作を経て図16に示す社内預金口座設定画面W1を開く。
そして、この画面W1上で、自分の所属会社、社員氏名、社内預金口座番号及び貸越限度額を入力する。この場合、所属会社及び社員氏名は、図3の会社マスタM1、及び図4の社員マスタM2から読み出された会社名及び社員氏名がそれぞれ表示されるので、該当するものを選択することにより設定する。また、社内預金口座番号及び貸越限度額は予め定められたルールに従って入力する。
この画面W1で設定したデータは、図5の社内預金口座マスタM3に登録され、これにより、サーバコンピュータ10の記憶装置11内に、その社員の社内預金口座が仮想口座として開設されたことになる。
ここで、この口座を閉じるときは、画面W1の停止用チェックボタンをオンすればよく、これにより図5の社内預金口座マスタM3の停止フラグ欄に「1」が記入され、当該口座が閉じられる。なお、このことは以下の画面W2〜W5についても同様である。
次に、図17の給与振込口座設定画面W2で、所属会社から支給された給与を振り込む銀行口座を設定する。つまり、画面W2上で、自身の所属会社名及び氏名を、上記画面W1による社内預金口座開設時と同様に入力すると共に、給与振込先として設定する銀行の銀行コード、支店コード、口座区分、口座番号及び口座名義を入力する。これらの入力データは、給与振込管理番号を付与された上で、図6の給与振込口座マスタM4に登録される。
また、図18の社内預金給与天引き設定画面W3では、予め給与から天引きして社内預金口座に残す金額を設定する。つまり、上記の社内預金口座開設時等と同様に、自身の所属会社及び氏名を入力すると共に、天引き区分として定額又は定率のいずれかを選択し、定額の場合はその額を、定率の場合はその率をそれぞれ入力する。この給与天引きに関する設定は、上記給与振込口座等と共に、図6の給与振込口座マスタM4に登録される。
さらに、図19の自動振替口座設定画面W4では、社内預金口座から支払う公共料金等の自動振替口座を設定する。つまり、上記の社内預金口座開設時等と同様に、自身の所属会社及び氏名を入力すると共に、請求元の公共事業者等から自身に付与された需要家番号、その公共事業者等の請求元名とを入力すると共に、振込先口座として設定する銀行の銀行コード、支店コード、口座区分、口座番号及び口座名義を入力する。これらの入力データは、自動振替管理番号を付与された上で、図7の自動振替口座マスタM5に登録される。
以上により、社内預金口座の開設及びこれに伴う各種の設定処理が終了し、次に、所属会社から給与が支払われたときの給与振込処理について説明する。
この処理に際しては、予め設定された天引き額とは別に、社員は、臨時に給与から天引いて社内預金口座に所定額を残しておくことが可能とされている。
この場合は、図20に示す社内預金給与スポット入金画面W5を開き、上記の各場合と同様に、自身の所属会社及び氏名を入力すると共に、社内預金へのスポット入金の対象となる給与の支払い月、及び入金額(天引き額)とを入力する。このデータは、図11に示す出金取引テーブルT4に記録される。その場合、このテーブルT4には、振込先銀行口座に関するデータとして、予め設定された給与振込口座に関するデータが記録される。
以上の処理の後、給与の振込処理が実行されることになるが、この振込処理に際しては、まず、図1に示すように、グループ所属各会社A1、A2…から統括会社に持込まれる給与振込データ記録媒体41に記録されている給与振込データをサーバコンピュータ10に読み込ませる。
この給与振込データD1は、図21に示すように、振込日、金額、社内預金口座番号、社員氏名、及び振込先の銀行の銀行コード、支店コード、口座区分、口座番号及び口座名義で構成されている。この場合、振込銀行口座に関するデータは、当該社員が予め設定して給与振込口座マスタM4に登録しているものと一致する。
そして、次に、図22に示す給与振込画面W6を開き、振込実行ボタンaをクリックする。これにより、給与振込プログラムが動作し、図23に示すフローチャートに従って給与振込処理が実行される。
即ち、まずステップS1で、上記給与振込データ記録媒体41に記録されている給与振込データD1から1レコードを読み取り、次いでステップS2で、読み込んだレコードの社員氏名から社員マスタM2を参照して社員コードを判別し、その社員コードについての給与振込口座マスタM4のレコードから天引きに関するデータを取得する。その場合に、天引き区分が定額の場合にはその額を天引き額とし、天引き区分が定率の場合は、その率と給与振込データD1から読み取った振込金額とから天引き額を算出する。
また、ステップS3で、給与振込データD1から読み込んだレコードの振込日のうちの振込月と、振込先銀行口座のデータとが一致するレコードを、出金取引テーブルT4から抽出する。この出金取引テーブルT4には、図20の社内預金給与スポット入金画面W5で設定された臨時に給与から天引いて社内預金口座に残す金額が記録されている。そして、ステップS4で、上記ステップS2で得られた天引き額とステップS3で得られた臨時の天引き額とを合算する。
次に、ステップS5で、合算した金額を集中口座取引テーブルT1、社内預金口座取引テーブルT3及び出金取引テーブルT4に記録した後、ステップS6で、その合算した金額を上記給与振込データD1から読み取った金額から減算し、ステップS7で、減算して得られた金額を給与振込データD1に記録されている振込口座、即ち予め給与振込口座マスタM4に登録されている当該社員の給与振込口座に振り込むためのデータを作成する。そして、このデータを天引き済み給与振込データ記録媒体42に記録する。
以上のステップS1〜S7を、給与振込データ記録媒体41に記録されている給与振込データD1の全てのレコードについて行い、また、給与振込データ記録媒体41が複数ある場合には、それらの全てについて同様に処理する。
これにより、給与振込データD1の全てのレコードは、天引き処理されたデータに更新され、天引き済み給与振込データ記録媒体42を介して図1に示すファームバンキング用端末14に読み込まれる。そして、ファームバンキングシステムを介してメインバンクBのホストコンピュータ23に読み取られ、その上で、天引きされた後の各社員の給与は、給与振込データD1の各レコードにそれぞれ記録されている給与振込口座に振り込まれることになる。
次に、いずれかの会社の社員が自分の社内預金口座から現金を引き出す場合について説明する。
この場合、図24に示す社内預金引出画面W7を開き、この画面W7上で、社内預金口座取引テーブルT3から読み出されて表示されている自分の社内預金口座の残高を確認した上で、引出額を入力する。また、引き出した資金を予め給与振込口座マスタM4に登録してある銀行口座に振り込むか、その他の銀行口座に振り込むかを選択し、後者の場合は、その口座についての銀行コード、支店コード、口座区分、口座番号、及び口座名義を入力する。そして、引出日(振込日)を設定した上で、実行ボタンbをクリックする。
この場合、社内預金引出しプログラムが起動し、図25に示すフローチャートに従って動作する。
即ち、まずステップS11で、図24の画面W7で設定した振込先銀行口座を決定し、次いでステップS12で、社内預金口座残高と引出額とを比較し、引き出し可能かどうかを判定する。そして、引き出し可能な場合には、ステップS13で、振込先口座が、自分の給与振込口座やグループ所属会社の口座など、グループ内の口座、即ちサーバコンピュータ10が管理している口座であるか否かを判定する。
振込先口座がグループ内口座である場合には、ステップS14で、集中口座取引テーブルT1、社内預金口座テーブルT3、及び出金取引テーブルT4に、その資金引出データを記録し、かつ集中口座取引テーブルT1及び社内預金口座テーブルT3については、集中口座としての残高、及び当該社員の社内預金口座としての残高をそれぞれ更新記録する。
一方、振込先口座が、グループ内の口座でない場合は、ステップS15で振込用データを作成し、振込データ記録媒体43に記録する。この記録媒体43の内容は、図1に示すように、ファームバンキング用端末14で読み取られ、メインバンクBを介して指定された銀行の口座に振り込まれる。
そしてこの場合も、上記ステップS14で、集中口座取引テーブルT1、社内預金口座テーブT3、及び出金取引テーブルT4に、その資金引出データを記録し、かつ集中口座取引テーブルT1及び社内預金口座テーブルT3については残高を更新記録する。
また、サーバコンピュータ10は、他の金融機関との間での取引を処理するために取引明細データをメインバンクBを介して取得し、その取引明細データについてのバッチ処理を行う。
取引明細データD2は、図26に示すように、取引日、取引対象口座番号、入出金区分、金額、及び取引相手方銀行口座についての銀行コード、支店コード、口座区分、口座番号、需要家番号とが記録されるようになっている。
このうち、取引対象口座番号の欄には、当該企業グループの集中口座宛ての取引である場合には、その集中口座番号が、各社員の社内預金口座宛ての場合には、その社内預金口座が記録される。また、公共料金等の支払請求の場合には、需要家番号の欄に、当該公共料金の請求先である社員に付与した番号が付与される。この取引対象口座番号と需要家番号とを参照することにより、取引の種類が判明するようになっている。
この取引明細データD2を記録した記録媒体44は、図1に示すようにサーバコンピュータ10に内容が読み取られ、図27、図28に示すフローチャートに従って処理される。
即ち、まず図27のフローチャートのステップS21で、取引明細データ記録媒体44から取引明細データD2のレコードを1件読み込み、次いでステップS22で、そのレコードの需要家番号の欄に番号が記録されているか否かを判定し、記録されている場合には、ステップS23で、自動振替口座マスタM5の需要家番号から該当する社員コードを取得する。
そして、ステップS24で、その社員の社内預金口座取引テーブルT3にその振替取引のレコードを記録すると共に、集中口座取引テーブルT1及び出金取引テーブルT4にもその取引を記録する。その場合に、当該社員の社内預金口座取引テーブルT3及び集中口座取引テーブルT1については残高を更新記録する。
一方、需要家番号の欄に番号が記録されていない場合、即ち他の金融機関からの入金の場合は、ステップS25で、取引対象口座番号によって集中口座への入金か、社内預金口座への入金かを判定し、社内預金口座への入金の場合は、ステップS26で、社内預金口座取引テーブルT3にその取引レコードを記録した上で、該テーブルT3の当該レコードの残高を更新記録する。そして、社内預金口座への入金、集中口座への入金のいずれの場合にも、ステップS27で、集中口座取引テーブルT1及び入金取引テーブルT5に、その入金データを記録し、集中口座取引テーブルT1については、残高を更新記録する。
そして、以上の処理を取引明細データD2に記録されている全レコードについて実行する。その場合、記録媒体44が複数にわたるときには、全ての記録媒体について同様に処理する。
ついで、ステップS28で、公共料金等の支払請求データについて、後述するサブプログラムに従ってその振込み処理を行う。
そして、ステップS29で、今回のバッチ処理時点が利息を元本に組入れられる時期であるかどうかを判定し、その時期である場合には、ステップS30で、社内預金口座の利息を計算し、ステップS31で、その利息を当該社内預金口座及び集中口座の残高に組み入れ、社内預金口座取引テーブルT3及び集中口座取引テーブルT1の残高を更新記録する。
上記ステップS28による振込処理は、図28にフローチャートを示すサブプログラムに従って行われる。この処理は、出金取引テーブルT4に記録されているレコードのうちの本日出金分のレコードについて行われ、まずステップS41で、出金額が、社内預金口座残高と当該社員について設定されている貸越限度額の和よりも小さいか否かを判定し、小さい場合、即ち出金可能な場合にはステップS42で、振込先口座が、自分の給与振込口座やグループ所属会社の口座など、グループ内の口座、即ちサーバコンピュータ10が管理している口座であるか否かを判定する。
振込先口座がグループ内口座である場合には、ステップS43で、集中口座取引テーブルT1、社内預金口座テーブルT3、及び出金取引テーブルT4に、その振込取引についてのレコードを記録し、かつ集中口座取引テーブルT1及び社内預金口座取引テーブルT3については、残高をそれぞれ更新記録する。
一方、振込先口座が、グループ内の口座でない場合は、ステップS44で振込データを作成し、振込み用記録媒体45に記録する。この記録媒体45の内容は、図1に示すように、ファームバンキング用端末14で読み取られ、請求された金額がメインバンクBを介して指定された銀行の口座に振り込みまれる。
そしてこの場合も、上記ステップS43で、集中口座取引テーブルT1、社内預金口座テーブルT3及び出金取引テーブルT4に、その振込取引のレコードを記録し、かつ集中口座取引テーブルT1及び社内預金口座テーブルT3については残高を更新記録する。
以上のようにして、グループ所属会社の資金と各会社の社員の社内預金の資金とが一体的に管理されることになる。そして、これらの資金は統括会社の財務部門等において一体的に運用されることになるが、その運用処理の一例を説明する。
図29に示すように、資金管理画面W8を開けば、集中口座取引テーブルT1のデータに基づいて、グループ所属各会社の資金のトータルの残高と社内預金のトータルの残高とが算出され、それらが区別されて表示される。
一方、本システムとは別に構成された資金運用システムからは、運用先ごとに運用額や総資金に対する割合等が読み出されて表示される。そして、この表には、運用先ごとの元本保証率と元本保証額とが表示され、全運用資金のトータルの元本保証額が表示される。

資金管理者は、これらのデータを参照し、社内預金については、元本を保証する必要があると共に、常に全額出金可能な状態に維持する必要があるので、全運用資金のトータルの元本保証額が社内預金のトータルの残高を下回っていないか否かを確認する。そして、下回っているときには、資金の運用先を保証率の高いところに移動させるように、資金運用部門に指示するなどの処置を行う。
このようにして、グループ所属会社の資金を一括管理するシステムにおいて、信頼度の高い社内預金制度が実現されることになる。
なお、以上の実施の形態は、社内預金口座を集中口座内の仮想口座として構成したが、集中口座とは別の口座として構成し、各会社のプーリング口座と同様に、残高が常にゼロ又は一定額に保持されるように、集中口座との間でバランス処理を行うようにしてもよく、この場合、従来の企業の口座のみを対象としたシステムにおいて、プーリング口座数を増設するだけで、社内預金口座の管理も行われるシステムが実現されることになる。
以上のように、本発明によれば、企業グループの資金を一括管理する資金集中管理システム等において、グループ所属企業の各社員の社内預金の資金も組み込んで管理するようにしたから、資金管理、資金運用のスケールメリットが一層増大することになり、この種の企業グループの資金管理の合理化に貢献することになる。
本発明の実施の形態を含むシステム全体の構成図である。 同実施の形態における記憶装置に記憶されているマスタ及びテーブルの説明図である。 上記マスタのうちの会社マスタの説明図である。 社員マスタの説明図である。 社内預金口座マスタの説明図である。 給与振込口座マスタの説明図である。 自動振替口座マスタの説明図である。 上記テーブルのうちの集中口座取引テーブルの説明図である。 プーリング口座取引テーブルの説明図である。 社内預金口座取引テーブルの説明図である。 出金取引テーブルの説明図である。 入金取引テーブルの説明図である。 各マスタの相関図である。 各テーブルの相関図である。 本実施の形態において行われる各種取引の説明図である。 コンピュータの表示装置に表示される社内預金口座設定画面の説明図である。 給与振込口座設定画面の説明図である。 社内預金給与天引き設定画面の説明図である。 自動振替口座設定画面の説明図である。 社内預金給与スポット入金画面の説明図である。 給与振込みデータの説明図である。 給与振込画面の説明図である。 給与振込処理プログラムの動作を示すフローチャートである。 社内預金引出し画面の説明図である。 引出しプログラムの動作を示すフローチャートである。 取引明細データの説明図である。 バッチ処理プログラムの動作を示すフローチャートである。 振込処理を行うサブプログラムの動作を示すフローチャートである。 資金管理画面の説明図である。
符号の説明
10 サーバコンピュータ
11 記憶装置
11a プログラム記憶部
11b データ記憶部
31 資金管理端末
32 社内預金管理端末

Claims (6)

  1. コンピュータを用いて構成され、グループ統括部門の資金集中口座と、グループ所属企業ごとの口座とを連携させ、各企業の資金をグループ全体で一括管理する資金集中管理システムであって、
    上記資金集中口座と上記グループ所属企業の口座との間のゼロバランス処理のための資金移動を伴う取引を記録する集中口座取引記録手段と、
    グループ所属企業の社員の社内預金口座をコンピュータ内の仮想口座として開設するための社内預金口座開設手段と、
    該開設手段で開設された社内預金口座の取引を記録する社内預金口座取引記録手段と、
    各社員ごとの給与からの天引きに関する情報を記録した天引き情報記録手段と、
    各社員ごとの給与振込口座を記録した給与振込口座記録手段と、
    各社員ごとの自動振替口座を記録した自動振替口座記録手段と、
    グループ所属企業から社員の給与振込データを取得するための給与振込データ取得手段と、
    該取得手段で取得した給与振込データに含まれている給与額を上記集中口座取引記録手段に記録する給与額記録手段と、
    上記取得手段で取得した給与振込データと上記天引き情報記録手段に記録されている天引き情報とに基づいて天引き額と天引き後の給与額を算出する算出手段と、
    該算出手段で算出した天引き額を上記社内預金口座取引記録手段と集中口座取引記録手段に記録する天引き額記録手段と、
    上記算出手段で算出した天引き後の給与額を上記給与振込口座記録手段に記録されている当該社員の給与振込口座に振り込むための給与振込データを作成する給与振込データ作成手段と、
    各社員ごとの自動振替情報を取得する自動振替情報取得手段と、
    該取得手段で取得した自動振替情報に含まれる振替金額を上記社内預金口座取引記録手段と集中口座取引記録手段に記録する自動振替金額記録手段と、
    上記振替金額を上記自動振替口座記録手段に記録されている振替口座に振り込むための自動振替データを作成する自動振替データ作成手段と、
    上記資金集中口座取引記録手段に記録されている資金集中口座の残高を上記グループ所属企業の口座との間の取引の残高と社内預金口座の取引の残高とに分けて表示すると共に、該資金集中口座の残高についての運用先ごとの元本保証額を表示する残高表示手段とを有することを特徴とする資金集中管理システム。
  2. 天引き情報記録手段に記録された給与からの天引きに関する情報とは別に、臨時の天引きに関する情報を設定する臨時天引き情報設定手段が備えられ、
    前記算出手段は、上記天引き情報記録手段に記録されている天引き情報と、上記臨時天引き情報設定手段で設定された臨時天引き情報とに基づいて天引き額と天引き後の給与額を算出することを特徴とする請求項1に記載の資金集中管理システム。
  3. 社内預金口座からの資金の引出情報を設定するための引出情報設定手段と、
    該設定手段で設定された引出情報に含まれる引出額を上記社内預金口座取引記録手段と集中口座取引記録手段に記録する引出額記録手段とを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の資金集中管理システム。
  4. グループ統括部門の資金集中口座と、グループ所属企業ごとの口座とを連携させ、各企業の資金をグループ全体で一括管理する資金集中管理システム用プログラムであって、
    コンピュータを、
    上記資金集中口座と上記グループ所属企業の口座との間のゼロバランス処理のための資金移動を伴う取引を記録する集中口座取引記録手段、
    グループ所属企業の社員の社内預金口座をコンピュータ内の仮想口座として開設するための社内預金口座開設手段、
    該開設手段で開設された社内預金口座の取引を記録する社内預金口座取引記録手段、
    各社員ごとの給与からの天引きに関する情報を記録した天引き情報記録手段、
    各社員ごとの給与振込口座を記録した給与振込口座記録手段、
    各社員ごとの自動振替口座を記録した自動振替口座記録手段、
    グループ所属企業から社員の給与振込データを取得するための給与振込データ取得手段、
    該取得手段で取得した給与振込データに含まれている給与額を上記集中口座取引記録手段に記録する給与額記録手段、
    上記取得手段で取得した給与振込データと上記天引き情報記録手段に記録されている天引き情報とに基づいて天引き額と天引き後の給与額を算出する算出手段、
    該算出手段で算出した天引き額を上記社内預金口座取引記録手段と集中口座取引記録手段に記録する天引き額記録手段、
    上記算出手段で算出した天引き後の給与額を上記給与振込口座記録手段に記録されている当該社員の給与振込口座に振り込むための給与振込データを作成する給与振込データ作成手段、
    各社員ごとの自動振替情報を取得する自動振替情報取得手段、
    該取得手段で取得した自動振替情報に含まれる振替金額を上記社内預金口座取引記録手段と集中口座取引記録手段に記録する自動振替金額記録手段、
    上記振替金額を上記自動振替口座記録手段に記録されている振替口座に振り込むための自動振替データを作成する自動振替データ作成手段、及び、
    上記資金集中口座取引記録手段に記録されている資金集中口座の残高を上記グループ所属企業の口座との間の取引の残高と社内預金口座の取引の残高とに分けて表示すると共に、該資金集中口座の残高についての運用先ごとの元本保証額を表示する残高表示手段として機能させることを特徴とする資金集中管理システム用プログラム。
  5. コンピュータを、天引き情報記録手段に記録された給与からの天引きに関する情報とは別に、臨時の天引きに関する情報を設定する臨時天引き情報設定手段として機能させ、かつ、
    前記算出手段として機能させるときは、上記天引き情報記録手段に記録されている天引き情報と、上記臨時天引き情報設定手段で設定された臨時天引き情報とに基づいて天引き額と天引き後の給与額を算出するように機能させることを特徴とする請求項4に記載の資金集中管理システム用プログラム。
  6. コンピュータを、
    社内預金口座からの資金の引出情報を設定するための引出情報設定手段、及び、
    該設定手段で設定された引出情報に含まれる引出額を上記社内預金口座取引記録手段と集中口座取引記録手段に記録する引出額記録手段として機能させることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の資金集中管理システム用プログラム。
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