JP4910063B2 - 磁気記録再生装置および浮上制御方法 - Google Patents

磁気記録再生装置および浮上制御方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、磁気記録再生装置および浮上制御方法に関する。
磁気ディスクを有するハードディスクドライブ(HDD)では、磁気ヘッドは磁気ディスクと隙間をあけながら、すなわち磁気ディスクから浮上しながら、磁気ディスクに対する記録再生を行っている。しかしながら、HDDの使用環境の温度、湿度または高度、あるいは、磁気ディスク上の部分的な突起等に起因して、浮上制御を良好に行えず、ヘッドが磁気ディスクに接触するというタッチダウンが発生する場合がある。
このタッチダウンが発生した場合、タッチダウンに伴うヘッドの高浮上、ヘッドの位置決め精度の低下、接触時の発熱による高温消磁等により、記録エラーや再生エラーが発生する。このため、ユーザのHDD使用環境下においてタッチダウンが発生しないように、HDDの製造工程でヘッドの磁気ディスクに対する浮上設計を高精度に行うことが求められている。
一方、近年、磁気ディスクは、高密度記録により大容量化していく傾向にある。磁気ディスクに対する高密度な記録を実現するためには、ヘッドの磁気ディスクからの浮上量を極限まで低下させる必要がある。このため、磁気ディスクの大容量化に伴って、外部環境の変化等により意図しないタッチダウンが発生する可能性が高くなっている。
ユーザのHDD使用環境下で、タッチダウンが発生した場合、特殊な記録または再生の再実行処理(リトライ処理)が必要となるが、従来の技術では、ユーザのHDD使用環境下でタッチダウンの検知、およびタッチダウン発生時における記録再生の再実行処理を行うことが困難であった。
特開平9−44979号公報
本発明の実施形態は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの使用環境下において、記録再生時におけるヘッドと記録媒体との接触の検知、記録再生の再実行処理を可能とし、記録再生時のエラー発生を低減することができる磁気記録再生装置および浮上制御方法を提供することを目的とする。
実施形態の磁気記録再生装置は、磁気記録媒体と、前記磁気記録媒体に対して記録または再生を行うヘッドと、電力を供給されることにより前記ヘッドを加熱する加熱部と、抵抗素子を備え、前記ヘッドと前記磁気記録媒体との接触に伴う前記抵抗素子の抵抗値の変化を検出することにより、前記ヘッドと前記磁気記録媒体との接触を検知する検知部と、前記加熱部に電力供給を行い、前記加熱部による加熱に伴う前記ヘッドの熱変形により前記ヘッドと前記磁気記録媒体とを接触させて、接触時の供給電力量である基準電力量を求め、前記基準電力量に基づく前記加熱部への電力供給により前記ヘッドの前記磁気記録媒体からの浮上量を制御する浮上制御部と、前記ヘッドを駆動して前記磁気記録媒体に対する記録再生を制御する記録再生制御部と、を備え、前記浮上制御部は、前記磁気記録媒体の再生時において、再生エラーが発生し、かつ前記検知部が前記ヘッドと前記磁気記録媒体との接触を検知した場合に、前記基準電力量を変更し、変更後の前記基準電力量に基づいて前記浮上量を調整し、前記記録再生制御部は、調整後の前記浮上量で前記磁気記録媒体の再生を再度実行する。
図1は、本実施の形態にかかる磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図2は、磁気ディスクの記録面からみた磁気ヘッドの概略構成図である。 図3は、磁気ディスクの周縁部からみた磁気ヘッドの概略構成図である。 図4は、HDIセンサと検出回路の回路図である。 図5は、HDIセンサのHDIセンサ出力信号の出力特性図である。 図6は、磁気ディスク装置1のCPUによる磁気ディスク制御プログラムの実行で実現されるソフトウェア構成を示したブロック図である。 図7は、DFH制御を説明するための模式図である。 図8は、DFH制御を実行する場合におけるヒータの電力と磁気ヘッドの浮上量の関係を示すグラフである。 図9は、本実施の形態の基準電力量の計測処理の手順を示すフローチャートである。 図10は、タッチダウンが発生していない場合のHDIセンサ出力信号の変化を示すグラフである。 図11は、ヒータへの供給電力とタッチダウンの検出回数の関係を示すグラフである。 図12は、本実施の形態にかかる磁気ディスクの再生処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、本実施の形態にかかる磁気ディスクの記録処理の手順を示すフローチャートである。 図14は、本実施の形態にかかる磁気ディスクの記録処理の手順を示すフローチャートである。 図15は、本実施の形態にかかる基準電力量の変更処理の手順を示すフローチャートである。 図16は、基準電力量の変更の一例を示す説明図である。 図17は、図16の例で変更される基準電力量の変化を示したグラフである。 図18は、第1の従来技術のタッチダウン判定手法による位置決め信号とヒータ電力の関係を示すグラフである。 図19は、第2の従来技術のタッチダウン判定手法による磁気ヘッドの出力信号とヒータ電力の関係を示すグラフである。
以下に、磁気記録再生装置及び浮上制御方法を適用した磁気ディスク装置の一実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施の形態にかかる磁気ディスク装置1の構成を示すブロック図である。本実施の形態の磁気ディスク装置1は、既知のハードディスクドライブと同様に、概略構成として、筐体(不図示)の内部に、磁気ディスク11と、磁気ディスク11を回転させるスピンドルモータ12と、磁気ヘッド22と、アクチュエータアーム15、ボイスコイルモータ(VCM)16と、ランプ23等を備えている。
磁気ディスク11は、スピンドルモータ12によって回転される。アクチュエータアーム15は、ピボット17に回動自在に取り付けられている。このアクチュエータアーム15の一端に磁気ヘッド22が取り付けられている。アクチュエータアーム15の他端にはボイスコイルモータ(VCM)16が接続されている。このボイスコイルモータ(VCM)16がアクチュエータアーム15をピボット17周りに回転させ、磁気ヘッド22を磁気ディスク11の任意の半径位置上に浮上した状態で位置決めする。
また、本実施の形態にかかる磁気ディスク装置1は、電気的ハードウェア構成として、図1に示すように、モータドライバ21と、ヘッドアンプ24と、RDC(Read Write Channel)25と、HDC(Hard Disk Controller)31と、CPU(Central Processing Unit)26と、動作用メモリであるSRAM(Random Access Memory)27と、不揮発性メモリであるFlash ROM(Read Only Memory)28と一時記憶用のバッファRAM29とを備えている。
モータドライバ21は、CPU26からの指令により、スピンドルモータ12を駆動して、磁気ディスク11を回転軸を中心に所定の回転速度で回転させる。また、モータドライバ21は、CPU26からの指令により、ボイスコイルモータ(VCM)16を駆動して、アクチュエータアーム15の先端の磁気ヘッド22を磁気ディスク11の半径方向に移動させる。
磁気ヘッド22は、磁気ディスク11に対してデータを書き込み、また、磁気ディスク11に記録されたデータを読み込むものである。
図2および図3は、磁気ヘッド22の概略構成図である。図2は、磁気ディスク11の記録面側からの磁気ヘッド22の構成を示し、図3は、磁気ディスク11の周縁部側からみた磁気ヘッド22の構成を示している。
本実施の形態の磁気ヘッド22は、図2、3に示すように、ヘッドスライダ205に、記録ヘッド201と、再生ヘッド202と、加熱部としてのヒータ204と、検出部としてのHDI(Head−Disk Interface)センサ203とが設けられた構成となっている。
記録ヘッド201は、その磁極から発生する磁界により、磁気ディスク11のデータ領域にデータの書き込みを行う。再生ヘッド202は、磁気ディスク11上の磁界の変化をデータとして読み取ることで、磁気ディスク11に記録されたデータの読み出しを行う。なお、磁気ディスク11の回転が停止しているときなどは、磁気ヘッド22は、ランプ23(図1参照)上に退避される。
HDIセンサ203は、抵抗素子(図2,3では不図示)を備え、この抵抗素子により記録ヘッド201または再生ヘッド202と磁気ディスク11との接触を検知する。なお、HDIセンサ203による検知の詳細については後述する。
ヒータ204は、電力供給部33からの電力供給を受けて磁気ヘッド22のヘッドスライダ205を加熱する。この加熱により、磁気ヘッド22は、ヘッドスライダ205が熱変形するため、磁気ヘッド22の磁気ディスク11からの浮上量が変化することになる。
図1に戻り、電力供給部33は、CPU26からの指令により、ヒータ203に対して電力供給を行う。ヒータ204の加熱による磁気ヘッド22の浮上量の制御の詳細については後述する。
ヘッドアンプ24は、再生ヘッド202が磁気ディスク11から読み取った再生波形の信号を増幅してRDC25に出力する。また、ヘッドアンプ24は、RDC25から供給された書き込み信号を増幅して、記録ヘッド201に出力する。
ヘッドアンプ24は、このような増幅機能を有する他、さらに、図1に示すように、検知部としての検出回路101と、判定レジスタ102とを備えている。検出回路101は、HDIセンサ203の抵抗素子の抵抗値の変化を検出する回路である。判定レジスタ102は、検出回路101が抵抗値の変化を検知した場合に、ヘッドアンプ24によって磁気ヘッド22の磁気ディスク11への接触を検知した旨のフラグが設定されるレジスタである。また、ヘッドアンプ24には、HDIセンサ203の抵抗素子401(図4参照)を通電する定電流源(不図示)が内蔵されている。
ここで、HDIセンサ203とヘッドアンプ24の検出回路101による記録ヘッド201または再生ヘッド202と磁気ディスク11との接触の検知の詳細について説明する。図4は、HDIセンサ203と検出回路101の回路図である。HDIセンサ203には、図4に示すように、上述の抵抗素子401が内蔵されている。抵抗素子401はヘッドアンプ24内の定電流源に接続されている。
記録ヘッド201および再生ヘッド202は、磁気ディスク11から数nmの隙間で浮上して、磁気ディスク11に対する記録再生を行っている。しかし、磁気ディスク装置1の使用環境の温度、湿度または高度、あるいは磁気ディスク11上の部分的な突起等に起因して、浮上制御を良好に行えず、記録ヘッド201または再生ヘッド202が磁気ディスク11に接触(衝突)する場合がある。記録ヘッド201または再生ヘッド202が磁気ディスク11に接触した場合には、両者の接触の際の摩擦熱の影響でHDIセンサ203が熱変化する。これにより、HDIセンサ203の抵抗素子401の抵抗値が変化するため、この抵抗値の変化を検出回路101で検出することにより、磁気ヘッド22のタッチダウンを検知している。このため、抵抗素子401は、熱変化率が高い素子を用いることが好ましい。
なお、これ以降、記録ヘッド201または再生ヘッド202と磁気ディスク11との接触(衝突)を「タッチダウン」と称する。
検出回路101は、この抵抗素子401と接続されたアンプ402と、アンプ402に接続されたハイパスフィルタ(HPF)403と、HPF403に接続されたローパスフィルタ(LPF)404と、LPF404に接続されたアンプ405で構成される。抵抗素子401はヘッドアンプ24内の定電流源に接続されているため、抵抗素子401の抵抗値が変化すると、その変化は抵抗素子401の端子から出力される電圧値の変化として現れる。このため、検出回路101は、この電圧値の変化を検出することにより、抵抗素子401の抵抗値の変化を検出する。より具体的には、抵抗素子401の電圧値が、アンプ402で増幅され、さらにHPF402で低周波成分、LPF403で高周波成分がそれぞれ除去されて、さらにアンプ405で増幅されて、アンプ405からHDIセンサ出力信号として出力される。
図5は、HDIセンサ203のHDIセンサ出力信号の出力特性図である。図5では、横軸が時間を示し、縦軸がHDIセンサ出力信号を示している。本実施の形態のヘッドアンプ24は、タッチダウン判定の一定の閾値である判定レベルを内部メモリに設定し、検知回路101から出力されるHDIセンサ出力信号がこの判定レベルを超えた場合に、判定レジスタ102にタッチダウン検知を示すフラグを設定する。CPU26(後述する浮上制御部501)は、この判定レジスタ102のフラグを確認することで、タッチダウンの有無が判定可能となる。
なお、ヘッドアンプ24にカウンタを設け、カウンタによりHDIセンサ出力信号が判定レベルを超えた数をカウントすることにより、タッチダウンの回数をヘッドアンプ24で計測するように構成してもよい。
図1に戻り、RDC25は、ヘッドアンプ24から出力される信号をコード復調してディジタルデータとしてHDC31へ出力する。また、RDC25は、HDC31から供給される書き込みデータをコード変調してヘッドアンプ24に出力する。
HDC31は、I/Fバスを介してホストコンピュータ(Host)40との間で行われるデータの送受信の制御や、バッファRAM29の制御、ならびに、記録データに対するデータの誤り訂正処理などを行う。また、バッファRAM29は、ホストコンピュータ40との間で送受信されるデータのキャッシュとして用いられる。さらに、バッファRAM29は、磁気ディスク11から読み出されるデータ、磁気ディスク11に書き込むデータ、又は磁気ディスク11から読み出される制御用ファームウェアを、一時記憶するためなどに用いられる。
CPU26は、Flash ROM28に予め記憶された磁気ディスク制御プログラムに従って、磁気ディスク装置1の全体的な制御を行う。
図6は、磁気ディスク装置1のCPU26による磁気ディスク制御プログラムの実行で実現されるソフトウェア構成を示したブロック図である。図6に示すように、磁気ディスク装置1のCPU26は、Flash ROM28に格納された磁気ディスク制御プログラムを起動させることで、浮上制御部501と、記録再生制御部502とによるブロック構成を実現する。
浮上制御部501は、磁気ヘッド22の磁気ディスク11からの浮上量を制御する。本実施の形態では、浮上量制御としてDFH(Dynamic Fly Height)制御を用いている。
図7は、DFH制御を説明するための模式図である。本実施の形態では、上述のとおり、磁気ヘッド22の記録ヘッド201と再生ヘッド202の間にヒータ204を実装する。そして、浮上制御部501は、電力供給部33に電極供給指令を送出し、これを受けた電力供給部33がヒータ204に電力供給を行って、ヒータ204を加熱する。この加熱により、図7の上図から下図に示すように、磁気ヘッド22のヘッドスライダ205が熱変形し、記録ヘッド201と再生ヘッド202の磁気ディスク11からの浮上量が変化する。
図8は、DFH制御を実行する場合におけるヒータ203の電力と磁気ヘッド22の浮上量の関係を示すグラフである。図8において、横軸はヒータ204への供給電力(ヒータ電力)を示し、縦軸は磁気ヘッド22の浮上量を示している。図8に示すように、磁気ヘッド22の熱変形は、ヒータ203を加熱するための電力量により変わるため、浮上制御部501は、電力供給部33からのヒータ203に対する供給電力を制御することにより、磁気ヘッド22の浮上量を制御している。
すなわち、DFH制御を使用しない状態では、磁気ヘッドによって個々に浮上量は異なるが、本実施の形態の浮上制御部501では、DFH制御を使用することで、ヒータ204に電力供給する旨の指令を電力供給部33に送出して、意図的に磁気ヘッド22を磁気ディスク11にタッチダウンさせて、そのときの供給電力量である基準電力量を求める。そして、浮上制御部501は、目標値としての浮上量に相当する電力量として、基準電力量(Ptd)から調整分の電力量(Pbo)を差し引いた電力量(Popt)でヒータ204に電力供給する指令を電力供給部33に送出し、磁気ヘッド22の浮上量を制御する。
また、浮上制御部501は、磁気ディスク11の再生時において再生エラーが発生し、あるいは磁気ディスク11の記録時において記録エラーが発生し、もしくは記録データの検証時において再生エラーが発生した場合であって、かつヘッドアンプ24内の判定レジスタ102にタッチダウン発生のフラグが設定されている場合(磁気ヘッド22のタッチダウンが検知された場合)に、基準電力量を変更し、変更後の基準電力量から調整分の電力量(Pbo)を差し引いた電力量(Popt)でヒータ204に電力供給する指令を電力供給部33に送出し、磁気ヘッド22の浮上量を制御する。
ここで、浮上制御部501は、判定レジスタ102にタッチダウン発生のフラグが設定されている場合、基準電力量を減少することで、基準電力量の変更を行うが、判定レジスタ102にタッチダウン発生のフラグが設定されていない場合(磁気ヘッド22のタッチダウンを検知していない場合)であって、すでに基準電力量の減少を行っていた場合には、基準電力量を増加することにより基準電力量を変更する。
ここで、従来技術の磁気ヘッドのタッチダウンを判定手法として、2つの手法がある。第1の手法は、位置決め信号の変化に基づいて磁気ヘッドのタッチダウンを判定する手法である。図18は、第1の従来技術のタッチダウン判定手法による位置決め信号とヒータ電力の関係を示すグラフである。図18では、横軸がヒータへの供給電力(ヒータ電力)を示し、縦軸が位置決め信号(PES)の出力を示している。この手法では、図18に示すように、磁気ヘッドのタッチダウンの際に生じるヘッドの位置決め信号(PES)を監視し、位置決め精度の悪化量がある一定の判定レベルを超えたヒータの供給電力量をタッチダウン時の基準電力量(Ptd)と判定する。
この第1の従来手法では、外部振動やサーボ品質、装置の機械的な特性により、磁気ヘッドがタッチダウンを発生していない時の位置決め精度が悪い場合、タッチダウン時の位置決め精度の変化を検知しにくく、タッチダウン時のヒータの基準電力量が大きくなりすぎてしまう。また、基準電力量を計測中に突発的な外部振動が起こった場合、タッチダウンしていないヒータの電力量でタッチダウンと判定してしまい、タッチダウン時のヒータの基準電力量が小さくなりすぎてしまう。更に、磁気ディスクの中周部付近において、タッチダウン時の位置決め精度悪化が検知しにくく、タッチダウン時のヒータの基準電力量の測定が困難である。
これに対し本実施の形態では、上述したHDIセンサ203を用いたDFH制御を行うことにより、磁気ヘッド22の位置決め精度による影響を受けずに、正確なタッチダウン時のヒータの基準電力量を計測することができる。また、磁気ディスク11の中周付近におけるタッチダウンも検出可能であり、基準電力量を計測することができる。
第2の手法は、磁気ヘッドの出力信号レベルの飽和状態によって磁気ヘッドのタッチダウンを判定する手法である。図19は、第2の従来技術のタッチダウン判定手法による磁気ヘッドの出力信号とヒータ電力の関係を示すグラフである。図19では、横軸がヒータへの供給電力(ヒータ電力)を示し、縦軸が磁気ヘッドの出力信号を示している。この手法では、磁気ヘッドの出力信号のレベルを監視し、ヒータの供給電力に対して出力信号のレベルが飽和した状態をタッチダウンと判定する。
第2の手法では、磁気ヘッドの浮上に対する出力変化は、記録するデータの記録密度に依存する。このため、サーボ出力を用いた場合、磁気ディスクの外周側でタッチダウンの検知の感度が悪化し、タッチダウン時のヒータの基準電力量が大きくなりすぎてしまう。
これに対し本実施の形態では、上述したHDIセンサ203を用いたDFH制御を行うことにより、タッチダウンの検出において磁気ディスク11のデータを再生する必要はないため、磁気ディスク11の記録密度によらずにタッチダウンの検知を行うことができる。
また、第1および第2の従来技術の手法は、いずれも磁気ヘッドのタッチダウンの検知専用に、位置決め精度の悪化量を監視したり、磁気ヘッドの出力信号を監視する必要があり、ユーザが磁気ディスク装置を使用する環境では実施不能な特殊な動作で行う必要がある。
また、磁気ヘッドのタッチダウン判定には、タッチダウン時の状態と、非タッチダウン時の状態を比較して検知を行わなければならないため、タッチダウン時のみでの計測値では磁気ヘッドのタッチダウンを判別することが困難である。従って、第1および第2のタッチダウンの検知は、磁気ディスク装置の出荷時における調整工程内でヒータ電力調整時に実行可能であるが、出荷後にユーザが磁気ディスク装置を使用している状況の下では、常時、磁気ヘッドと磁気ディスクの接触を監視することは動作上困難である。
このため、本実施の形態では、上述したHDIセンサ203を用いたDFH制御を行うことにより、磁気ディスク11への記録時、磁気ディスク11の再生時というユーザの使用環境下でも磁気ヘッド22のタッチダウンの検知およびタッチダウン検知時における磁気ヘッドの浮上制御を実現可能としている。
図6に戻り、記録再生制御部502は、再生コマンドや記録コマンドを発行することにより、磁気ヘッド22を駆動して磁気ディスク11に対する記録再生を制御する。記録再生制御部502は、浮上制御部501により、基準電力量が変更された場合には、変更後の基準電力量に基づく調整後の磁気ヘッド22の浮上量で、再度、再生や記録を実行する。
また、記録再生制御部502は、磁気ディスク11への記録時において、記録エラーが発生せず、かつ判定レジスタ102にタッチダウン発生のフラグが設定されている場合には、磁気ディスク11の記録データの再生を行うことにより記録データの検証を実行する。
また、記録再生制御部502は、磁気ディスク11の記録時において、記録エラーが発生せず、かつ判定レジスタ102にタッチダウン発生のフラグが設定されている場合であって、すでに基準電力量を変更した後である場合にも、磁気ディスク11の記録データの検証を実行する。
次に、以上のように構成された本実施の形態の磁気ディスク装置1による基準電力量の計測処理について説明する。図9は、本実施の形態の基準電力量の計測処理の手順を示すフローチャートである。この基準電力量の計測処理は、磁気ディスク装置1の出荷前の製造過程における調整工程で実行される。
まず、浮上制御部501は、計測する磁気ヘッド22、シリンダを選択する(ステップS81)。そして、浮上制御部501は、タッチダウン検出の閾値である判定レベルを調整する(ステップS82)。
ここで、判定レベルを調整について説明する。図10は、タッチダウンが発生していない場合のHDIセンサ出力信号の変化を示すグラフである。図10において、縦軸はタッチダウンが発生していない場合におけるHDIセンサ出力信号を示し、横軸は時間を示している。
図10に示すように、ヒータ204の供給電力が十分に低くタッチダウンが発生していない場合においても、環境温度起因によるHDIセンサ203内の抵抗素子401の抵抗値の微少な変化や、定電流源の回路ノイズが起因し、HDIセンサ出力信号のレベルが変動する。浮上制御部501は、このようなHDIセンサ出力信号のノイズをタッチダウンとして判定しないように、変動するレベルより大きい値でタッチダウン判定の閾値である判定レベルを設定し、ヘッドアンプ24内の内部メモリに保存する。
図9に戻り、次に、浮上制御部501は、電力供給部33に対して供給電力の増加指令を送出し、ヒータ204への供給電力を増加させる(ステップS83)。そして、浮上制御部501は、HDIセンサ203のリセットと磁気ディスク11の再生を所定の回数、繰り返し実行する。この際、浮上制御部501は、リセットと再生を繰り返すごとにヘッドアンプ24の判定レジスタ102にアクセスし、タッチダウン発生の旨のフラグが設定されているか否か調べ、磁気ヘッド22のタッチダウンを検出した回数をカウントする(ステップS84)。
そして、浮上制御部501は、タッチダウンを検出した回数が所定の判定回数を超えたか否かを判断し(ステップS85)、タッチダウンを検出した回数が所定の判定回数を超えていない場合には(ステップS85:No)、ステップS83,S84の処理を繰り返す。
一方、タッチダウンを検出した回数が所定の判定回数を超えた場合には(ステップS85:Yes)、その時点のヒータ204への供給電力量をタッチダウン発生時のヒータ電力量、すなわち基準電力量として決定し(ステップS86)、決定した基準電力量をFlash ROM28等に保存する。
図11は、ヒータへの供給電力とタッチダウンの検出回数の関係を示すグラフである。図11において、縦軸はタッチダウンの検出回数を示し、横軸はヒータへの供給電力(ヒータ電力)を示している。図11に示すように、タッチダウンの検出回数が判定回数を超えた時点の供給電力量が基準電力量(Ptd)として決定されている。
次に、本実施の形態の磁気ディスク装置1による磁気ディスク11の再生処理について説明する。図12は、本実施の形態にかかる磁気ディスク11の再生処理の手順を示すフローチャートである。かかる処理は、ユーザによる磁気ディスク装置1の使用環境において、磁気ディスク11の再生時に実行される。
まず、浮上制御部501は、リトライ回数1、リトライ回数2、タッチダウン検出フラグ、電力変更フラグをそれぞれ初期化する(ステップS101)。ここで、リトライ回数1は基準電力量の変更回数を制限するために用いる変数である。リトライ回数2は再生リトライの回数を制限するために用いる変数である。タッチダウン検出フラグは、HDIセンサ203が磁気ヘッド22のタッチダウンを検出したときにON(1)が設定されるフラグである。電力変更フラグは基準電力量の変更があったときにON(1)に設定されるフラグであり、すでに基準電力量が変更されているか否かを判断するために用いられる。
次に、浮上制御部501は、HDIセンサ203の検出をリセットする(ステップS102)。具体的には、浮上制御部501は、ヘッドアンプ24の判定レジスタ102をリセットし、またヘッドアンプ24に設定されている判定レベルを、図9のS83で決定された値に設定する。
次に、記録再生制御部502は、再生コマンドを発行して、再生ヘッド202による磁気ディスク11の再生を行う(ステップS103)。そして、浮上制御部501はヘッドアンプ24内の判定レジスタ102を参照して、タッチダウン検出の有無を確認する(ステップS104)。
そして、記録再生制御部502は、再生エラーが発生しているか否か確認し(ステップS105)、発生していなければ(ステップS105:No)、処理を終了する。
一方、再生エラーが発生している場合には(ステップS105:Yes)、浮上制御部501は、ステップS104の判定レジスタ102の参照結果から、タッチダウンが発生しているか否かを確認する(ステップS106)。
そして、タッチダウンが発生している場合には(ステップS106:Yes)、浮上制御部501はタッチダウン検出フラグをON(1)に設定し(ステップS109)、リトライ回数1をインクリメント(1だけ増加)する(ステップS110)。
次に、浮上制御部501は、リトライ回数1が予め定められた規定回数R1未満であるか否かを判断する(ステップS111)。そして、リトライ回数1が規定回数R1未満である場合には(ステップS111:Yes)、浮上制御部501は基準電力量(Ptd)の変更処理を行う(ステップS112)。この場合の基準電力量の変更処理としては、基準電力量の減少が行われる。ここで、基準電力量(Ptd)の変更処理の詳細については後述する。そして、浮上制御部501は電力変更フラグをON(1)に設定する(ステップS113)。
ステップS111において、リトライ回数1が規定回数R1以上である場合には(ステップS111:No)、ステップS112,S113の処理は実行されず、基準電力量の変更は行われない。
次に、浮上制御部501は、リトライ回数2をインクリメントし(ステップS114)、リトライ回数2が予め定められた規定回数R2未満であるか否かを判断する(ステップS115)。そして、リトライ回数2が規定回数R2未満である場合には(ステップS115:Yes)、記録再生制御部502は、磁気ディスク11の再生リトライを実行し、すなわち、再生を再実行し(ステップS116)、ステップS104からの処理を再度実行する。
一方、ステップS115において、リトライ回数2が規定回数R2以上である場合には(ステップS115:No)、記録再生制御部502は、再生エラーとして処理し(ステップS117)、処理を終了する。
ステップS106に戻り、再生エラーが発生し、かつタッチダウンを検出していない場合には(ステップS106:No)、浮上制御部501は、タッチダウン検出フラグをOFF(0)に設定し(ステップS107)、電力変更フラグがON(1)であるか否かを調べることにより、すでに基準電力量が変更されているか否かを判断する(ステップS108)。そして、電力変更フラグがON(1)である場合には(ステップS108:Yes)、浮上制御部501は、すでに基準電力量が変更されていると判断する。そして、ステップS110へ進み、基準電力量の変更処理が行われる。この場合、磁気ヘッド22の浮上量が高すぎる可能性があるため、基準電力量の増加が行われる。
一方、ステップS108において、電力変更フラグがOFF(0)である場合には(ステップS108:No)、ステップS114へ進み、基準電力量の変更処理は行われない。
このように、磁気ディスク11の再生というユーザの使用環境において、HDIセンサ203を用いて常時、磁気ヘッド22のタッチダウン検知し、再生リトライを実行し、再生エラーを低減することができる。
次に、本実施の形態の磁気ディスク装置1による磁気ディスク11の記録処理について説明する。図13、図14は、本実施の形態にかかる磁気ディスク11の記録処理の手順を示すフローチャートである。かかる処理は、ユーザによる磁気ディスク装置1の使用環境において、磁気ディスク11の記録時に実行される。
まず、浮上制御部501は、リトライ回数1フラグ、リトライ回数2フラグ、タッチダウン検出フラグ、電力変更フラグをそれぞれ初期化する(ステップS131)。ここで、リトライ回数1、タッチダウン検出フラグ、電力変更フラグは、図12で説明した再生処理の場合と同様の変数、フラグである。リトライ回数2は記録リトライの回数を制限するために用いる変数である。
そして、浮上制御部501は、HDIセンサ203の検出をリセットする(ステップS132)。具体的には、再生処理と同様に、判定レジスタ102のリセット、判定レベルの設定が行われる。
次に、記録再生制御部502は、記録コマンドを発行して、記録ヘッド201による磁気ディスク11に対する記録を行う(ステップS133)。そして、浮上制御部501はヘッドアンプ24内の判定レジスタ102を参照して、タッチダウン検出の有無を確認する(ステップS134)。
そして、記録再生制御部502は、記録エラーが発生しているか否か確認する(ステップS135)。記録エラーが発生している場合には(ステップS135:Yes)、浮上制御部501は、ステップS134の判定レジスタ102の参照結果から、タッチダウンが発生しているか否かを確認する(ステップS136)。そして、タッチダウンが発生している場合には(ステップS136:Yes)、浮上制御部501はタッチダウン検出フラグをON(1)に設定し(ステップS138)、リトライ回数1をインクリメント(1だけ増加)する(ステップS139)。
次に、浮上制御部501は、リトライ回数1が予め定められた規定回数W1未満であるか否かを判断する(ステップS140)。そして、リトライ回数1が規定回数W1未満である場合には(ステップS140:Yes)、浮上制御部501は基準電力量(Ptd)の変更処理を行う(ステップS141)。そして、浮上制御部501は電力変更フラグをON(1)に設定する(ステップS142)。この場合の基準電力量の変更処理としては、基準電力量の減少が行われる。
ステップS140において、リトライ回数1が規定回数W1以上である場合には(ステップS140:No)、ステップS141,S142の処理は実行されず、基準電力量の変更は行われない。
次に、浮上制御部501は、リトライ回数2をインクリメントし(ステップS143)、リトライ回数2が予め定められた規定回数W2未満であるか否かを判断する(ステップS144)。そして、リトライ回数2が規定回数W2未満である場合には(ステップS144:Yes)、記録再生制御部502は、磁気ディスク11の記録リトライを実行し、すなわち、記録を再実行し(ステップS146)、ステップS134からの処理を再度実行する。
一方、ステップS144において、リトライ回数2が規定回数W2以上である場合には(ステップS144:No)、記録再生制御部502は、記録エラーとして処理し(ステップS145)、処理を終了する。
ステップS135に戻り、記録エラーが発生し、かつタッチダウンを検出していない場合には(ステップS136:No)、浮上制御部501は、タッチダウン検出フラグをOFF(0)に設定し(ステップS137)、ステップS143へ進む。従って、記録エラーが発生し、かつタッチダウンを検出していない場合には、基準電力量の変更処理は行われず、記録エラーとして処理されるか(ステップS144:No,S145)、記録リトライ(ステップS146)が実行されることになる。
ステップS135に戻り、記録エラーが発生していない場合には(ステップS135:No)、ステップS134の判定レジスタ102の参照結果から、タッチダウンが検出されているか否かを確認する(ステップS151)。そして、タッチダウンが検出されている場合には(ステップS151:Yes)、浮上制御部501はタッチダウン検出フラグをON(1)に設定する(ステップS154)。
このように記録エラーが発生せず記録が成功したにもかかわらずタッチダウンが検出された場合には、位置決め精度では記録エラーが発生しなかったが、磁気ヘッド22の浮上量が高いために記録特性が悪化している可能性がある。このため、記録再生制御部502は、記録処理で磁気ディスク11に記録したデータ(記録データ)の再生を行って、記録データの検証を実行する(ステップS155)。
そして、検証が成功した場合、すなわち記録データと再生データが一致した場合には(ステップS156:Yes)、記録特性には問題がないと判断して処理を終了する。
一方、検証が失敗した場合、すなわち記録データと再生データが一致しない場合には(ステップS156:No)、浮上制御部501は、リトライ回数1をインクリメントし(ステップS157)、リトライ回数1が規定回数W1未満であるか否かを判断する(ステップS158)。
そして、リトライ回数1が規定回数W1未満である場合には(ステップS158:Yes)、浮上制御部501は基準電力量(Ptd)の変更処理を行う(ステップS159)。そして、浮上制御部501は電力変更フラグをON(1)に設定する(ステップS160)。この場合の基準電力量の変更処理としては、基準電力量の減少が行われる。
ステップS158において、リトライ回数1が規定回数W1以上である場合には(ステップS158:No)、ステップS159,S160の処理は実行されず、基準電力量の変更は行われない。
次に、浮上制御部501は、リトライ回数2をインクリメントし(ステップS161)、リトライ回数2が規定回数W2未満であるか否かを判断する(ステップS162)。そして、リトライ回数2が規定回数W2未満である場合には(ステップS162:Yes)、記録再生制御部502は、磁気ディスク11の記録リトライを実行し(ステップS164)、ステップS134からの処理を再度実行する。
一方、ステップS162において、リトライ回数2が規定回数W2以上である場合には(ステップS162:No)、記録再生制御部502は、記録エラーとして処理し(ステップS163)、処理を終了する。
ステップS151に戻り、タッチダウンが検出されていない場合には(ステップS151:No)、浮上制御部501は、タッチダウン検出フラグをOFF(0)に設定し(ステップS152)、電力変更フラグがON(1)であるか否かを調べることにより、すでに基準電力量が変更されているか否かを判断する(ステップS153)。そして、電力変更フラグがOFF(0)である場合には(ステップS153:No)、処理を終了する。
一方、電力変更フラグがON(1)である場合には(ステップS153:Yes)、浮上制御部501は、すでに基準電力量が変更されていると判断する。そして、ステップS155に進み、記録再生制御部502が、磁気ディスク11へ記録したデータの検証の実行する(ステップS155)。その後、検証結果に応じて、基準電力量の変更、記録リトライ等が行われる(ステップS156〜S164)。
このように、磁気ディスク11の記録というユーザの使用環境において、HDIセンサ203を用いて常時、磁気ヘッド22のタッチダウン検知し、記録リトライを実行し、記録エラーを低減することができる。
次に、ステップS112、S141,S159における基準電力量の変更処理の詳細について説明する。図15は、本実施の形態にかかる基準電力量の変更処理の手順を示すフローチャートである。図15において、nはリトライ回数を示す。
まず、浮上制御部501は、直前の基準電力量を設定値Pに設定する(ステップS171)。次に、浮上制御部501は、タッチダウン検出フラグがON(1)か否かを調べる(ステップS172)。そして、タッチダウン検出フラグがON(1)である場合には(ステップS172:Yes)、磁気ヘッド22の浮上量が低下して磁気ディスク11へのタッチダウンが発生しているため、設定値PをP(n)だけ減少し(ステップS175)、変更された設定値Pを基準電力量(Ptd)に設定する(ステップS176)。
これにより、浮上制御部501は、この減少した基準電力量(Ptd)から調整分の電力量(Pbo)を差し引いて目標の浮上量に相当する供給電力(Popt)でヒータ204を加熱することになり、磁気ヘッド22の浮上量が高くなるように制御される。
ステップS172において、タッチダウン検出フラグがOFF(0)の場合には(ステップS172:No)、浮上制御部501は電力変更フラグがON(1)か否かを調べることにより、すでに基準電力量(Ptd)が減少変更されているか否かを調べる(ステップS173)。そして、電力変更フラグはON(1)の場合には(ステップS173:Yes)、すでに基準電力量(Ptd)が減少変更され、磁気ヘッド22の浮上量は高くなっているため、設定値PをP(n)だけ増加し(ステップS174)、変更された設定値Pを基準電力量(Ptd)に設定する(ステップS176)。
これにより、浮上制御部501は、この増加した基準電力量(Ptd)から調整分の電力量(Pbo)を差し引いて目標の浮上量に相当する供給電力(Popt)でヒータ204を加熱することになり、磁気ヘッド22の浮上量が低くなるように制御される。
ステップS173において、電力変更フラグがOFF(0)の場合には(ステップS173:No)、浮上制御部501は、設定値Pの変更を行わず、設定値Pを基準電力量(Ptd)に設定する(ステップS176)。このため、タッチダウンが検出されず、かつまだ基準電力量(Ptd)の変更が行われていない場合には、基準電力量(Ptd)の変更は行われないことになる。
図16は、基準電力量の変更の一例を示す説明図である。図16の例では、リトライ回数1が0〜3回それぞれにおけるタッチダウン検出フラグ、電力変更フラグ、基準電力量(Ptd)、再生結果の例を示している。
Ptnは、初期の基準電力量である。また、基準電力量の変更値として、予めPr(1)〜Pr(3)の数値を準備しておく。ここで、Pr(1)>Pr(2)>Pr(3)とする。
最初の再生(リトライ回数1=0)で、再生エラーが発生し、かつ磁気ヘッド22のタッチダウンが発生した場合、再生エラーが発生したときの基準電力量PtnからPr(1)を差し引いた値を、次の再生リトライ時(リトライ回数1=1)の基準電力量として設定する。
再生リトライ時(リトライ回数1=1)においても、再生エラーが発生し、かつタッチダウンが発生した場合、再生リトライ時の基準電力量Ptn−Pr(1)からPr(2)を差し引いた値を、次の再生リトライ時(リトライ回数1=2)の基準電力量として設定する。
この再生リトライ時(リトライ回数1=2)において、再生エラーが発生し、タッチダウンが発生しなかった場合(タッチダウン検出フラグ=0)、すでに前回、基準電力量を減少しているため(電力変更フラグ=1)、基準電力量Ptn−Pr(1)−Pr(2)にPr(3)を加算した値を、次の再生リトライ時(リトライ回数1=3)の基準電力量として設定する。図17は、図16の例で変更される基準電力量の変化を示したグラフである。図17において、横軸がリトライ回数1であり、縦軸が基準電力量である。
このように本実施の形態にかかる磁気ディスク装置1では、磁気ヘッド22を磁気ディスク11に接触させて、このタッチダウンをHDIセンサ203で検出して、タッチダウン時のヒータ204への供給電力である基準電力量を計測しているので、位置決め精度による影響を受けずに、正確な基準電力量を測定することができ、また、磁気ディスク11の中周部付近でも計測することはできる。
また、本実施の形態によるHDIセンサ203によるタッチダウンの検出では、磁気ディスク11からデータを読み込む必要がないため、磁気ディスク11の記録密度によらずにタッチダウンの検出を行うことができる。
また、本実施の形態の磁気ディスク装置1では、磁気ディスク11の再生時および記録時に、常時、HDIセンサ203を用いてタッチダウンの有無を検出し、タッチダウンを検出した場合に、基準電力量の変更を行って、再生リトライまたは記録リトライを行っているので、記録エラーや再生エラーの発生を低減することができる。
なお、本実施の形態にかかる磁気ディスク装置1のCPU26で実行される磁気ディスク制御プログラムは、Flash ROM28に予め組み込まれて提供される。
本実施の形態にかかる磁気ディスク装置1のCPU26で実行される磁気ディスク制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態にかかる磁気ディスク装置1のCPU26で実行される磁気ディスク制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態にかかる磁気ディスク装置1のCPU26で実行される磁気ディスク制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施の形態にかかる磁気ディスク装置1のCPU26で実行される磁気ディスク制御プログラムは、上述した各部(浮上制御部501、記録再生制御部502)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU26が上記Flash ROM28から磁気ディスク制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、浮上制御部501、記録再生制御部502が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、実施形態の磁気記録再生装置及び方法は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
1 磁気ディスク装置
11 磁気ディスク
12 スピンドルモータ
15 アクチュエータアーム
16 ボイスコイルモータ(VCM)
17 ピボット
21 モータドライバ
22 磁気ヘッド
23 ランプ
24 ヘッドアンプ
25 RDC
26 CPU
27 SRAM
28 Flash ROM
31 HDC
33 電力供給部
40 ホストコンピュータ
101 検知回路
102 判定レジスタ
201 記録ヘッド
202 再生ヘッド
203 HDIセンサ
204 ヒータ
401 抵抗素子
402,405 アンプ
403 HPF
404 LPF
501 浮上制御部
502 記録再生制御部

Claims (7)

  1. 磁気記録媒体と、
    前記磁気記録媒体に対して記録または再生を行うヘッドと、
    電力を供給されることにより前記ヘッドを加熱する加熱部と、
    抵抗素子を備え、前記ヘッドと前記磁気記録媒体との接触に伴う前記抵抗素子の抵抗値の変化を検出することにより、前記ヘッドと前記磁気記録媒体との接触を検知する検知部と、
    前記加熱部に電力供給を行い、前記加熱部による加熱に伴う前記ヘッドの熱変形により前記ヘッドと前記磁気記録媒体とを接触させて、接触時の供給電力量である基準電力量を求め、前記基準電力量に基づく前記加熱部への電力供給により前記ヘッドの前記磁気記録媒体からの浮上量を制御する浮上制御部と、
    前記ヘッドを駆動して前記磁気記録媒体に対する記録再生を制御する記録再生制御部と、を備え、
    前記浮上制御部は、前記磁気記録媒体の再生時において、再生エラーが発生し、かつ前記検知部が前記ヘッドと前記磁気記録媒体との接触を検知した場合に、前記基準電力量を変更し、変更後の前記基準電力量に基づいて前記浮上量を調整し、
    前記記録再生制御部は、調整後の前記浮上量で前記磁気記録媒体の再生を再度実行する、磁気記録再生装置。
  2. 記浮上制御部は、前記磁気記録媒体の記録時において、記録エラーが発生し、かつ前記検知部が前記ヘッドと前記磁気記録媒体との接触を検知した場合に、前記基準電力量を変更し、変更後の前記基準電力量に基づいて前記浮上量を調整し、
    前記記録再生制御部は、調整後の前記浮上量で前記磁気記録媒体への記録を再度実行する、請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  3. 前記記録再生制御部は、前記磁気記録媒体の記録時において、記録エラーが発生せず、かつ前記検知部が前記ヘッドと前記磁気記録媒体との接触を検知した場合に、前記磁気記録媒体の記録データの再生を行うことにより前記記録データの検証を実行し、
    前記浮上制御部は、前記記録データの検証時において再生エラーが発生した場合に、前記基準電力量を変更し、変更後の前記基準電力量に基づいて前記浮上量を調整し、
    前記記録再生制御部は、調整後の前記浮上量で前記磁気記録媒体への記録を再度実行する、請求項に記載の磁気記録再生装置。
  4. 前記記録再生制御部は、前記磁気記録媒体の記録時において、記録エラーが発生せず、かつ前記検知部が前記ヘッドと前記磁気記録媒体との接触を検知していない場合であって、すでに前記基準電力量を変更した後である場合には、前記磁気記録媒体の記録データの再生を行うことにより前記記録データの検証を実行し、
    前記浮上制御部は、前記記録データの検証時において再生エラーが発生した場合に、前記基準電力量を変更し、変更後の前記基準電力量に基づいて前記浮上量を調整し、
    前記記録再生制御部は、調整後の前記浮上量で前記磁気記録媒体への記録を再度実行する、請求項に記載の磁気記録再生装置。
  5. 前記浮上制御部は、前記検知部が前記ヘッドと前記磁気記録媒体との接触を検知した場合には、前記基準電力量を減少させる、請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  6. 前記浮上制御部は、前記検知部が前記ヘッドと前記磁気記録媒体との接触を検知していない場合であって、すでに前記基準電力量の減少を行っていた場合には、前記基準電力量を増加する、請求項に記載の磁気記録再生装置。
  7. 磁気記録再生装置で実行される浮上制御方法であって、
    前記磁気記録再生装置は、磁気記録媒体と、前記磁気記録媒体に対して記録または再生を行うヘッドと、電力を供給されることにより前記ヘッドを加熱する加熱部と、を備え、
    前記ヘッドと前記磁気記録媒体との接触に伴う抵抗素子の抵抗値の変化を検出することにより、前記ヘッドと前記磁気記録媒体との接触を検知するステップと、
    前記加熱部に電力供給を行い、前記加熱部による加熱に伴う前記ヘッドの熱変形により前記ヘッドと前記磁気記録媒体とを接触させて、接触時の供給電力量である基準電力量を求めるステップと、
    前記基準電力量に基づく前記加熱部への電力供給により前記ヘッドの前記磁気記録媒体からの浮上量を制御するステップと、
    前記ヘッドを駆動して前記磁気記録媒体に対する記録再生を制御するステップと、
    前記磁気記録媒体の再生時において、再生エラーが発生し、かつ前記ヘッドと前記磁気記録媒体との接触を検知した場合に、前記基準電力量を変更し、変更後の前記基準電力量に基づいて前記浮上量を調整するステップと、
    調整後の前記浮上量で前記磁気記録媒体の再生を再度実行するステップと、
    を含む浮上制御方法。
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