JP4908085B2 - ウエーハの処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表面に半導体素子を形成したウェーハを、ウェーハの表裏面に触れることなく外周縁部を保持するウエーハの処理装置に関する。
半導体チップの製造工程では、表面に半導体デバイスを形成したウェーハを薄化したり、薄化したウェーハを個片化するためにダイシングテープフレームに貼着したり、薄化ウェーハの裏面に化学的処理によって物理的なダメージ層を除去して強度を向上させたり、さらに、裏面に金属膜を付与したり熱処理を施すなどの加工が行われる。こうした加工は、一般には専用の装置にてそれぞれ実施され、ウェーハを収納するカセットからウェーハを引き出して加工エリアにて必要な加工を実施し、加工が終了すると元のカセットに戻すか次の装置や加工ステージへと移送される。
ここで、ウェーハの表面に形成された半導体デバイスを保護するために、その表面に保護テープを貼着してはあるが、テープの基材はポリオレフィンなどの緩衝能力を有する樹脂フィルムであるため、50μmやそれ以下の厚さに薄化されたウェーハを支持して撓み変形を阻止する機能は期待できない。そこで、特許文献1には、上記のような薄化されたウェーハをウェーハと略同径の多孔質吸着面を持つ吸着搬送手段にて搬送する方法が提案されている。
さらに、特許文献2には、ウェーハを薄化する方法として、ウェーハのデバイス形成領域に相当する裏面のみを必要な厚さに加工し、外周縁にデバイス形成領域よりも厚くしたリング状の補強部を残す方法が知られている。このようなウェーハでは、補強部によって強度と剛性が向上しているため、厚さが薄くてもハンドリングや各種処理を行う際に破損し難いという利点がある。このため、上記のようなウェーハは、特に、裏面にスパッタリングや蒸着といった方法で金などの金属膜を付与することにより、電極や放熱手段を設ける場合に適している。また、補強部の無い従来のウェーハでは、強度と剛性を補うために表面に保護テープを貼着することがあった。この場合、保護テープは耐熱性が不充分であるため、スパッタリング等を行う際の温度を低く設定する必要があり、そのためにスパッタリングに長時間を要していたが、そのような問題も解決される。しかしながら、裏面に凹部を形成したウェーハは、これに対応する吸着搬送手段が必要となる。
特開2000−21952 特開2005−123425
特許文献1に開示されているような薄化したウェーハを吸着搬送した場合、ミクロンレベルの埃や研削粉等が搬送手段またはウェーハのどちらかの吸着面に付着し、それを挟み込んで吸着してしまうことによりウェーハのその部分にクラックが生じ、その結果、ウェーハが破損してしまうという問題があった。また、搬送手段の吸着面の多孔質の凹凸がウェーハの吸着面に転写されるため、50μm以下の極薄ウェーハではそれだけでウェーハ損傷の起因となる場合があった。
また、ウェーハのデバイス形成領域に相当する裏面のみを必要な厚さに加工し、外周縁にデバイス形成領域よりも厚いリング状の補強部を残したウェーハの場合は、外周縁は厚く強度を有するため、この部分を搬送時に保持することができれば薄肉部を損傷することなく搬送可能である。しかしながら、従来の吸着手段にて面で吸着する搬送方法では、立体的なリング形状である外周縁部を吸着保持することはできない。
したがって、本発明は、薄化したウェーハを損傷することなく保持することができるとともに、リング状の補強部を残したウェーハであっても搬送することができるウェーハの保持機構を備えたウエーハの処理装置を提供することを目的としている。
本発明のウェーハの処理装置は、ウェーハを、ウェーハ保持機構を有するウェーハハンドによって、ウェーハ供給部から、ダイシングテープ貼着部に位置付けられたチャックテーブルに移し、該チャックテーブルにウェーハを保持した後、該チャックテーブルごとウェーハをウェーハ研削部に送り、該ウェーハ研削部でウェーハを研削加工してから、ウェーハを前記チャックテーブルごと前記ダイシングテープ貼着部に戻し、該ダイシングテープ貼着部で、ダイシングテープ搬送部から送られてくるダイシングテープをウェーハに貼着するウェーハの処理装置であって、前記ウェーハ保持機構は、ウェーハの外周縁を保持する少なくとも3個の保持部材と、これら保持部材を回転可能に支持する支持手段とを備え、保持部材は、回転軸と該回転軸の端部に設けられウェーハの外周縁の内側へ進退自在な保持部を有することを特徴としている。
本発明では、保持部材を回転させて保持面をウェーハの外周縁の内側へ進入させることにより、ウェーハを保持部材によって支持することができる。したがって、薄化したウェーハであってもリング状の補強部を残したウェーハであっても、ウェーハを損傷することなく搬送することができる。
ここで、保持部は、保持部材の回転方向に向けて下り傾斜となるすくい面を有すると好適である。このような構成により、例えば吸着テーブル上に際しされたウェーハをすくい上げることができる。また、そのようなすくい面でウェーハの外周縁を保持することにより、ウェーハに求芯作用が働き、ウェーハを中心位置に保持することができる。このような作用を確実にするために、保持部の上側に、保持部材の回転方向に向けて登り傾斜となる抑え部を設けると好適である。このような構成により、ウェーハの外周縁が上下方向から支持されるので、ウェーハが搬送中に保持部材からずれるのを確実に防止することができる。この場合において、保持部がウェーハの外周縁と接触する位置と、抑え部がウェーハの外周縁と接触する位置との距離が、少なくともウェーハ外周縁の厚みより長くすることにより、ウェーハの外周縁に余計な応力がかからないようにすることが望ましい。
本発明は、全体を薄化したウェーハは勿論のこと、表面に半導体素子を形成し半導体素子形成面に対応するウェーハの裏面が他の面よりも薄く加工されているウェーハにも適用可能である。
本発明が備えるウェーハハンドのウェーハ保持機構によれば、保持部材を回転させてすくい面でウェーハの外周縁をすくい上げるからウェーハが保持部材によって支持され、したがって、薄化したウェーハであってもリング状の補強部を残したウェーハであっても、ウェーハを損傷することなく搬送することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明に係る一実施形態を説明する。
[1]半導体ウエーハ
図1の符号1は、一実施形態によって処理される円盤状の半導体ウエーハ(以下ウエーハと略称)を示している。このウエーハ1はシリコンウエーハ等であって、図1(a)に示すように、その表面には格子状の分割予定ライン2によって複数の矩形状の半導体チップ(デバイス)3が区画されている。これら半導体チップ3の表面には、ICやLSI等の図示せぬ電子回路が形成されている。複数の半導体チップ3は、ウエーハ1と同心の概ね円形状のデバイス領域4に形成されており、このデバイス領域4の周囲は、半導体チップ3が形成されない環状の外周余剰領域5となっている。
図1(b),(c)はウエーハ1の裏面を上側にした図であり、これら図に示すようにウエーハ1の裏面は、環状の外周縁部が突出しており、この環状凸部6の内側に凹部4aが形成されている。凹部4aは裏面のデバイス領域4に対応する部分を砥石等で研削、除去することにより形成される。凹部4aの周囲は、外周余剰領域5がそのまま残った外周補強部5aとされ、裏面側に突出する環状凸部6を有している。ウエーハ1の厚さは、外周補強部5aが例えば600μm程度であり、凹部4aが形成されて薄く加工されたデバイス領域4の厚さは、例えば50〜100μm程度である。
ウエーハ1は、裏面のデバイス領域4に対応する領域、すなわち凹部4aの底部に、蒸着やスパッタリング等の手段で金等の金属薄膜が形成されたものであってもよい。また、ウエーハ1は裏面からのイオン注入のために所定の加熱工程を経る場合もある。このようなウエーハ1は、図1に示すように、半導体チップの電子回路を保護する保護テープ7が表面に貼られてから、以下に説明する工程に移される。
[2]ウエーハ処理装置
図2〜図9を参照して、ウエーハ1の外周補強部5aの環状凸部6を除去し、次いでそのウエーハ1を次工程に搬送させるための処理を行う本発明の一実施形態に係るウエーハ処理装置を説明する。なお、本発明に係るウェーハハンドおよび保持機構の実施形態は、ウエーハ処理装置のウェーハ供給部100に用いられている。
図2はウエーハ処理装置の処理装置10の斜視図、図3は平面図である。処理装置10は基台11を有し、この基台11上のY方向手前側(図3において下側)には、図3でX方向右側から左側にわたってウエーハ供給部100、ダイシングテープ貼着部(保持テープ貼着手段)200、ダイシングテープ搬送部400がこの順に配設され、また、ダイシングテープ貼着部200のY方向奥側(図3において上側)には、ウエーハ研削部300が配設されている。ウエーハ1は、ウエーハ供給部100から一旦ダイシングテープ貼着部200に移された後にウエーハ研削部300に送られ、このウエーハ研削部300で外周補強部5aの少なくとも環状凸部6が研削されてからダイシングテープ貼着部200に戻され、このダイシングテープ貼着部200で、ダイシングテープ搬送部400から送られてくるダイシングテープがウエーハ1に貼着される。以下、これら各部を説明していく。
(a)ウエーハ供給部
ウエーハ供給部100は、基台11上のY方向手前側に設置されたウエーハキャリア101と、このウエーハキャリア101からY方向奥側に向かって延びる一対の搬送ベルト102と、搬送ベルト102間の下流端部(図3で上端部)に設けられたストッパ111と、ウエーハ1をピックアップしてダイシングテープ貼着部200に搬送するウエーハハンド120と、このウエーハハンド120をX・Z方向に移動させるウエーハハンド駆動機構140とを備えている。
ウエーハキャリア101は、複数のウエーハ1を、裏面側が上に向いた水平な状態に積層して収容するもので、エレベータ機構103によって収容したウエーハ1を1段ずつ上下方向に移動させる機能を有している。そのエレベータ機構で最下段に移動させられたウエーハ1は、搬送ベルト102上に載り、搬送ベルト102によってストッパ111に当たるまで搬送される。
ウエーハハンド120は、図4および図5に示すように、円盤状のベース(支持手段)121と、このベース121に設けられた複数のハンドピック(保持部材)122と、ベース121の上方に配された円盤状のギヤプレート123と、このギヤプレート123の中心に固定された上方に延びるハンドシャフト124とを備えている。ベース121の外周部には、Z方向(鉛直方向)に延びる複数(この場合4つ)のピックシャフト125が、等間隔をおいて、回転自在、かつ軸方向には移動不能な状態に貫通して装着されている。図5において符号126は、ピックシャフト125の上方への移動を阻止するストッパであり、ストッパ126はピックシャフト125に固定されている。これらピックシャフト125のベース121から下方へ突出した端部には、下方に向かうにつれて広がる比較的平たい略円錐状の上記ハンドピック122が取り付けられている。
一方、ピックシャフト125のベース121から上方に突出した端部にはギヤ部125aが形成されており、これらピックシャフト125のギヤ部125aに、ギヤプレート123の外周面に形成されたギヤ部123aが噛み合っている。ギヤプレート123およびピックシャフト125は、ハンドシャフト124と同心状に配され、ハンドシャフト124とともにギヤプレート123が一方向に回転すると、ギヤ部123a,125aを介してその回転が各ピックシャフト125に伝わり、ハンドピック122が連動して回転するようになっている。
各ハンドピック122は平面視が涙滴形状であり、涙滴形状の根本の部分でピックシャフト125に取り付けられている。また、各ハンドピック122は、その根本の部分から外周側へ向かうに従って漸次肉薄となる略円錐状に形成されている。これにより、ハンドピック122の鋭角状の先端部122aは、回転方向に向けて下り傾斜となるすくい面とされている。さらに、各ハンドピック122は、ある回転角度において鋭角状の先端部122aが全てハンドシャフト124の回転軸線に向かうように、ピックシャフト125に取り付けられている。このように全てのピックシャフト125の先端部122aがハンドシャフト124の回転軸線に向かうと、図5(c)に示すように各ハンドピック122の先端部122a上にウエーハ1を受けることができるようになっている。そして、このピックアップ位置から、図5(b)に示すようにハンドピック122が約180°回転すると、ハンドピック122ではウエーハ1を受けることができず、ウエーハ1は各ハンドピック122の内側を通過することが可能となっている。
図2および図3に示すように、ウエーハハンド120のハンドシャフト124は、ウエーハハンド駆動機構140のZ軸駆動機構170に、回転自在かつ昇降自在に支持されている。Z軸駆動機構170内には、ハンドシャフト124を回転/昇降駆動する駆動機構が内蔵されている。ウエーハハンド駆動機構140は、上記ストッパ111のやや手前側の位置において搬送ベルト102上をX方向に横断して設けられたX軸駆動機構160と、このX軸駆動機構160にベースブロック171を介して係合された上記Z軸駆動機構170とから構成されている。X軸駆動機構160はねじロッド式の駆動機構であって基台11に立設された支柱161の上端に固定されており、Z軸駆動機構170をX方向に移動させるように作動する。ウエーハハンド120は、これらX軸およびZ軸の各駆動機構によってX・Z方向に移動し、搬送ベルト102で搬送されてストッパ111で停止させられたウエーハ1を取り上げて、ウエーハ1をダイシングテープ貼着部200に移すように作動する。
(b)ダイシングテープ貼着部
搬送ベルト102で搬送されストッパ111で停止させられたウエーハ1の、図3でY方向左隣りに相当する位置が、ウエーハ着脱位置として設定されている。ダイシングテープ貼着部200は、その着脱位置に配される円盤状のチャックテーブル(保持テーブル)201と、ウエーハ着脱位置にあるチャックテーブル201上をY方向に横断するように移動することにより、図8に示すダイシングテープ(保持テープ)31をウエーハ1の裏面に押し付けて貼着する押し付けローラ210と、この押し付けローラ210をY・Z方向に移動させるローラ駆動機構220とを備えている。
チャックテーブル201は周知の真空チャック式であって、中心を回転軸として図示せぬ回転駆動機構により回転駆動されるもので、水平な上面に載置されたウエーハ1を真空作用で吸着、保持するとともに、回転させる。このチャックテーブル201は、Y方向に往復移動するように駆動されるテーブルベース202に回転可能に支持されている。テーブルベース202の移動方向の両端部には、自身の移動路を塞いで研削屑等が侵入することを防ぐための蛇腹状のカバー203が伸縮自在に設けられている。
チャックテーブル201は、テーブルベース202のY方向への移動によって、上記ウエーハ着脱位置と、ウエーハ研削部300での外周補強部5aが研削、除去されるウエーハ研削位置との間を往復移動させられる。上記ストッパ111で停止させられたウエーハ1は、上記ウエーハハンド120によって、着脱位置にあるチャックテーブル201上に載置される。
押し付けローラ210は、適度な弾性を有するゴム等の弾性体で表面が構成されたもので、ローラフレーム211が備えたX方向の回転軸に回転自在に支持されている。ローラフレーム211は、Z方向に延びるシャフト212を介して、ローラ駆動機構220のZ軸駆動機構270に昇降自在に支持されている。Z軸駆動機構270内には、シャフト212とともに押し付けローラ210を昇降駆動する駆動機構が内蔵されている。
ローラ駆動機構220は、基台11に立設された支柱251に片持ち状に支持されて着脱位置にあるチャックテーブル201上をY方向に横断して設けられたY軸駆動機構250と、このY軸駆動機構250に係合して設けられたZ方向に延びる上記Z軸駆動機構270とを備えている。Y軸駆動機構250はねじロッド式の駆動機構であって、Z軸駆動機構270をY方向に移動させるように作動する。押し付けローラ210は、Y軸駆動機構250によって、着脱位置にあるチャックテーブル201上をY方向に往復移動し、また、Z軸駆動機構270によって昇降させられる。
(c)ウエーハ研削部
ウエーハ研削部300は、着脱位置にあるチャックテーブル201がテーブルベース202によってY方向奥側に移動させられた先の基台11上に立設されたコラム301と、このコラム301の手前側の側面に装着された研削ユニット(外周補強部除去手段)310とから構成されている。研削ユニット310は、コラム301の側面に、スライドプレート302およびガイドレール303を介してZ方向に昇降自在に取り付けられており、昇降駆動機構304によって昇降させられる。
研削ユニット310は、図6および図7に示すように、軸心がZ方向と平行な状態にスライドプレートに固定された円筒状のスピンドルハウジング311と、このスピンドルハウジング311内に同軸状に組み込まれて、一端部がスピンドルハウジング311の下端部から突出し、モータ312によって回転駆動させられるスピンドル313と、このスピンドル313の突出端部にフランジ314を介して固定されたカップホイール315と、このカップホイール315の下面の外周部に全周にわたって環状に配列されて固定された多数の砥石316とから構成されている。カップホイール315の回転駆動軸であるスピンドル311は、Z方向に延びていてチャックテーブル201の回転軸心と平行である。この研削ユニット310は、昇降駆動機構304によって徐々に下降して砥石316をワークに押圧させることにより、そのワークを研削する。この場合の砥石316の円形の研削軌跡の外径は、ワークである上記ウエーハ1の直径にほぼ等しい寸法とされている。
図3に示すように、研削ユニット310のX方向の位置は、スピンドル313の回転軸心とチャックテーブル201の回転軸心とを結ぶ線がY方向と平行になるように設定されており、またY方向の位置は、研削位置にあるチャックテーブル201よりも奥側(コラム301側)に偏心してオフセットされている。カップホイール315には、下方のワークの加工点に冷却や潤滑あるいは研削屑の排出のための研削水を供給する研削水供給口が設けられ、研削ユニット310には、その研削水供給口に研削水を供給する給水ラインが備えられている(いずれも図示略)。
カップホイール315に固定される砥石316は、レジノイドやビトリファイドをボンド材とする砥粒径が5μm以下の砥石など、ウエーハ1の研削面をファイン仕上げ可能な粗さのものが好適に用いられる。これは、例えば♯320や♯600といった比較的粗い砥石で研削すると研削面に形成される深いダメージによって撓みが生じ、その後の工程でその撓みがきっかけとなって損傷するなどの問題を招くためである。しかしながら、外周補強部5aの裏面にも金属膜が形成されている場合には、初期研削として♯320程度の粗めの砥石で金属膜を研削、除去してから、次に♯2000程度のファインメッシュ砥石で仕上げ研削する手法が好ましく採用される。その場合のファインメッシュ砥石の回転数は2000〜5000rpm程度で、毎秒0.1〜0.5μmの速度での研削が行われる。
ダイシングテープ貼着部200とウエーハ研削部300との境界部分には、チャックテーブル201上のウエーハ1に洗浄水を噴射する洗浄水シャワーノズル320と、洗浄水を被ったウエーハ1に高圧エアーを噴射して水分を除去するエアーノズル321とが並んで配設されている。これらノズル320,321は、X方向に延びる長尺な管状ノズルで、下向きの噴射口が長手方向に多数点在する構成であり、ウエーハ研削部300側に洗浄水シャワーノズル320、ダイシングテープ貼着部200側にエアーノズル321が配され、基台11に立設された図示せぬ支柱を介してテーブルベース202の移動路上を横断するように設けられている。
(d)ダイシングテープ搬送部
ダイシングテープ搬送部400は、図8に示すダイシングテープ31を上記ダイシングテープ貼着部200に搬送する機能を有する。ダイシングテープ31は、例えば、厚さ100μm程度のポリ塩化ビニルを基材とし、その片面に厚さ5μm程度でアクリル樹脂系の粘着剤が塗布されたものが用いられる。ダイシングテープ31の粘着面には、ウエーハ1の直径よりも大きな内径を有する環状のダイシングフレーム32が貼り付けられる。ダイシングフレーム32は剛性を有する金属板等からなるもので、ウエーハ1はダイシングテープ31に貼着され、ダイシングフレーム32を保持することによって運搬等の取扱いがなされる。
ダイシングテープ搬送部400は、基台11上のY方向手前側に設置されたカセット405と、このカセット405を移動させるて収容したダイシングテープ付きダイシングフレーム32を1段ずつ上下方向に移動させるエレベータ機構406を備えている。またダイシングテープ搬送部400は、カセット405のY方向奥側に配されて、カセット405内から1枚のダイシングテープ付きダイシングフレーム32を引き出す引き出しクランプ410と、この引き出しクランプ410で把持したダイシングフレーム32をダイシングテープ貼着部200のウエーハ着脱位置に搬送する搬送クランプ部420と、この搬送クランプ部420をX・Z方向に移動させるクランプ駆動機構430とを備えている。
カセット405内には、ダイシングテープ付きの複数のダイシングフレーム32が、ダイシングテープ31の粘着面を下に向けた水平な状態で積層して収容される。クランプ駆動機構430は、上記ウエーハ供給部100のX軸駆動機構160と同一構成のX軸駆動機構460と、Z軸駆動シリンダ470とを備えている。カセット405は、上記ウエーハキャリア101と同様に、内蔵するエレベータ機構によってダイシングフレーム32を1段ずつ上下方向に移動させる機能を有しており、所定の引き出し位置まで移動したダイシングフレーム32が、引き出しクランプ410によってカセット405から引き出されるようになっている。
引き出しクランプ410は、カセット405内の1枚のダイシングフレーム32を把持するもので、基台11の上面に形成されたY方向に延びる溝411内に、この溝411に沿って移動自在に設けられており、図示せぬ駆動機構によってカセット405からX軸駆動機構460の間を往復移動するようになされている。カセット405内のダイシングフレーム32を把持した引き出しクランプ410はY方向奥側に移動してダイシングフレーム32をカセット405内から待機位置まで引き出す。その待機位置は、ウエーハ供給部100でのストッパ111で停止させられたウエーハ1の停止位置、ダイシングテープ貼着部200のチャックテーブル201の着脱位置を結ぶX方向の延長上にある。つまり、ウエーハ供給部100のウエーハ1の停止位置、ダイシングテープ貼着部200のチャックテーブル201の着脱位置、ダイシングテープ搬送部400のダイシングフレーム32の待機位置は、X方向に並んでいる。
X軸駆動機構460は、基台11上に立設された支柱461に、溝411の奥側部分の上方をX方向に横断するよう片持ち状に支持されており、このX軸駆動機構460に、該X軸駆動機構460によってX方向に移動させられるZ方向に延びるZ軸駆動機構470が、ベースプレート471を介して係合されている。Z軸駆動シリンダ470は、下方に対して伸縮するピストン473を有している(図9参照)。搬送クランプ部420は、一端部がZ軸駆動シリンダ470のピストン473の下端に固定され、ダイシングテープ貼着部200方向に向かってX方向に延びるステー421と、このステー421のカセット405側の面に、X方向に所定間隔をあけて設けられた一対の搬送クランプ422とから構成されている。搬送クランプ422も、引き出しクランプ410と同様にダイシングフレーム32を把持する機能を有している。搬送クランプ部420は、X軸駆動機構460によってZ軸駆動シリンダ470とともにX方向に移動させられ、また、Z軸駆動シリンダ470のピストン473によって上下方向(Z方向)に移動させられる。
[3]ウエーハ処理装置の動作
次に、上記構成のウエーハ処理装置10の動作例を説明する。
ウエーハ供給部100のウエーハキャリア101から、搬送ベルト102によって1枚のウエーハ1が引き出される。そのウエーハ1は、凹部4a側、すなわち裏面側が上を向いている。ウエーハ1が搬送ベルト102によってストッパ111に当たる停止位置まで搬送されたら、搬送ベルト102が停止する。次いで、ウエーハ1がウエーハハンド120でピックアップされる。
図5(a)に示すように、ウエーハハンド120は、ハンドピック122が先端部122aを外向きにされた状態で、ウエーハハンド駆動機構140によってウエーハ1の直上に移動し、さらに図5(b)に示すようにZ軸駆動機構170によってハンドピック122の下面がウエーハ1の下面よりも下に位置するまで下降する。次いで、ハンドシャフト124が回転することによってギヤプレート123が回転し、これに連動して各ピックシャフト125とともにハンドピック122が約180°回転し、図5(c)に示すようにハンドピック122の先端部122aがウエーハ1の下面に入り込む。この状態を保持して、図5(d)に示すようにウエーハハンド120を上昇させウエーハ1を持ち上げる。ウエーハ1は、表面の外周補強部5aに対応する外周部がハンドピック122で受けられるので、ウエーハ1には余計な応力がかかることなく搬送することができる。
次に、ウエーハハンド120がウエーハハンド駆動機構140のX軸駆動機構160によってダイシングテープ貼着部200側に搬送され、さらにZ軸駆動機構170によって下降させられることにより、予め着脱位置に移動させられる。次いで、ハンドシャフト124が回転することによってギヤプレート123が回転し、これに連動して各ピックシャフト125とともにハンドピック122が約180°回転し、ハンドピック122の先端部122aがウエーハ1の下面から離脱する。これにより、ウェーハ1は、真空運転されていたダイシングテープ貼着部200のチャックテーブル201上に載置され、チャックテーブル201上に吸着、保持される。そして、ウエーハハンド120は、ハンドピック122が先端部122aを外向きにされた状態でZ軸駆動機構170によって上昇し、次のウエーハ1を搬送するためにウエーハキャリア101の前まで戻る。なお、ウエーハ1は、チャックテーブル201の回転中心と同心状に載置されることが望ましい。
次に、ウエーハ1を保持したチャックテーブル210を、テーブルベース202をY方向奥側に移動させることによって研削位置に配置する。そして、図6に示すように、ウエーハ1をチャックテーブル201ごと回転させ、研削ユニット310のカップホイール315を高速回転させながら砥石316を外周補強部5aの上面に押圧し、この砥石316により少なくとも環状凸部6を削り取って除去する。この場合、回転する砥石316の回転軌跡の最外周縁を、半導体ウエーハ1のデバイス領域4と外周補強部5aとの境界に一致させ、環状凸部6のみを除去する。また、必要に応じてテーブルベース202をY方向に往復移動させ、砥石316がY方向に相対的に揺動するように動かし、環状凸部6を研削する。なお、少なくとも環状凸部6を除去できればよいものであるが、さらに外周補強部5aをデバイス領域4よりも薄くなるまで研削、除去してもよい。
このようにして外周補強部5aを加工したら、研削ユニット310の運転を停止して上方に退避させ、次いで、テーブルベース202をY方向手前側に移動させてウエーハ1を着脱位置に配置させる。その移動の途中においては、洗浄水シャワーノズル320からウエーハ1に洗浄水を噴射して研削屑等をウエーハ1から洗い流して洗浄し、次いでエアーノズル321から高圧エアーを噴射してウエーハ1に付着する水分を除去する。
ウエーハ研削部300でウエーハ1の外周補強部5aが加工され、次いでそのウエーハ1がダイシングテープ貼着部200の着脱位置に搬送される間に、ダイシングテープ搬送部400では、ダイシングテープ31が装着された1枚のダイシングフレーム32をカセット405から引き出し、そのダイシングフレーム32をダイシングテープ貼着部200に搬送する動作が行われる。
その動作は、まず、引き出しクランプ410がカセット405内の1枚のダイシングフレーム32を把持し、次いでY方向奥側に移動してダイシングフレーム32を待機位置まで引き出す。次に、搬送クランプ部420を、待機位置にあるダイシングフレーム32のY方向奥側の近傍に配し、ピストン473を下降させ、搬送クランプ422によってダイシングフレーム32を把持するとともに、引き出しクランプ410による把持を解除して、ダイシングフレーム32を搬送クランプ422に受け渡す。続いてピストン473を上昇させてダイシングフレーム32を持ち上げ、搬送クランプ部420をダイシングテープ貼着部200の着脱位置に移動させて、搬送クランプ422で把持したダイシングフレーム32に装着されたダイシングテープ31を、ダイシングテープ貼着部200に配置されたウエーハ1(このウエーハは既に外周補強部5aが加工されている)の直上に移動させる。ダイシングテープ31は、ウエーハ1の上に数mm程度の間隔に近付けて配置されることが望ましい。
次に、押し付けローラ210によってダイシングテープ31をウエーハ1の裏面に貼り付ける。押し付けローラ210は、図3に示すように予めY軸駆動機構250のY方向手前側で待機しており、まず、Y軸駆動機構250によってダイシングテープ31上に移動する。そして、押し付けローラ210は図9(a)に示すようにZ軸駆動機構270によってダイシングテープ31の表面に当たるまで下降してから、さらに下降して、ダイシングテープ31の端部をウエーハ1の裏面に押圧する。続いて図9(b)〜(c)に示すように、押し付けローラ210は、ダイシングテープ31を押圧しながら搬送クランプ422方向に向かって転動する。これによってダイシングテープ31はウエーハ1の裏面に押し付けられ、貼着される。このように押し付けローラ210によってウエーハ1の裏面にダイシングテープ31を一端側から他端側に向かって押し付けていくことにより、ウエーハ1とダイシングテープ31との間に空気が入ることなく、ダイシングテープ31を貼着することができる。
なお、貼り付けの最終段階ではダイシングフレーム32とウエーハ1との上下方向のギャップによって貼り付けられていないダイシングテープ31の端部が捲り上がった状態となって円滑に貼り付けにくくなる。そこで、例えばZ軸駆動シリンダ470をクッションバネで上下方向に移動可能なようにベースプレート471に対して弾性的に支持するなどして、搬送クランプ422がダイシングテープ31に倣って下降するようにすれば、ダイシングテープ31の密着性を挙げることができるので好ましい。
ダイシングテープ310の貼着が完了したら、チャックテーブル201の真空運転を停止してチャックテーブル201上でのウエーハ1の吸着、保持の状態を解除する。続いて、ダイシングテープ搬送部400が上記と逆動作することにより、ウエーハ1は、貼着されたダイシングテープ31およびダイシングフレーム32ごと、カセット405内に収容される。そして、最終的には、ダイシングテープ31に貼着されたまま切削装置等により分割予定ライン2に沿って切断され、複数の半導体チップ3に個片化される。上記のようにウエーハ研削部300で外周補強部5aを研削、除去する目的は、裏面の環状凸部6を無くして平坦化し、切削装置等で半導体チップ3に個片化する際に裏面を通常のチャックテーブルに保持できるようにするためである。
上記ウエーハ処理装置10によれば、ウエーハ1は、表面の外周補強部5aに対応する外周部がハンドピック122で受けられるので、ウエーハ1に余計な応力がかかることなく搬送することができる。また、ウェーハ1の裏面を吸着することがないので、ウェーハ1に付着した埃や研削粉等を挟み込むことによる損傷が防止される。特に、本実施形態では、ウェーハ1の外周縁がハンドピック122の傾斜面で支持されるので、ウェーハ1に求芯作用が働いて中心位置に保持されるという利点がある。
[4]ウエーハハンドの第2実施形態
図10および図11はウエーハハンド520の第2実施形態を示すものである。なお、以下の説明においては、図4および図5に示すウェーハハンド120と異なる構成についてのみ説明し、同等の構成については説明を省略する。図10に示すように、ウエーハハンド520は、円盤状のベース(支持手段)521と、このベース521に設けられた複数のハンドピック(保持部材)522と、ベース521の上方に配された円盤状のギヤプレート523と、このギヤプレート523の中心に固定された上方に延びるハンドシャフト524とを備えている。ベース521の外周部には、複数(この場合3つ)の孔527が円周方向に等間隔に形成され、孔527には、Z方向(鉛直方向)に延びるピックシャフト525が、回転自在な状態に貫通して装着されている。ピックシャフト525の上端部にはフランジ525bが形成され、ベース521の直下の箇所にはストッパ526が固定されている。これにより、ピックシャフト525は、上下方向へ移動不能な状態となっている。
ピックシャフト525の中央部には孔525cが形成され、孔525cには、ボルト528が挿入されている。孔525cの下端部には、座ぐり穴525dが形成され、座ぐり穴525dには、コイルバネ529の上端部が挿入されている。そして、ボルト528は、コイルバネ529を貫通してハンドピック522に形成したネジ孔522bに螺合されている。以上の構成のもとに、ハンドピック522はコイルバネ529により下方へ向けて付勢されており、上方へ向けて押圧するとボルト528とともに上方へ移動可能である。なお、この実施形態においても、ピックシャフト525のフランジ525bの下側にはネジ部525aが形成されている。
上記構成のウエーハハンド520では、図5を参照して説明したように、ウェーハ1を搬送ベルト102からピックアップして搬送することができるのは勿論のこと、図11に示すように、チャックテーブル201からウェーハ1をピックアップすることもできる。チャックテーブル201には、多孔質プレート201aが埋設され、多孔質プレート201aには、外部の真空ポンプおよび水・エアー供給手段(それぞれ図示略)と接続された流路201bが臨んでいる。
図11(a)に示すように、ウエーハハンド520は、ハンドピック522が先端部522aを外向きにされた状態で、ウエーハハンド駆動機構140(図2参照)によってウエーハ1の直上に移動し、さらに図11(b)に示すようにZ軸駆動機構170(図2参照)によってハンドピック122の下面がチャックテーブル201の上面を押圧するまで下降する。次いで、真空吸着を解除してチャックテーブル201の流路に水・エアー供給手段から水・エアーWを供給する。これにより、ウェーハ1は、チャックテーブル201から僅かに浮き上がる。同時に、ハンドシャフト524が回転することによってギヤプレート523が回転し、これに連動して各ピックシャフト525とともにハンドピック522が約180°回転し、図11(c)に示すようにハンドピック522の先端部522aがウエーハ1の下面に入り込む。この場合、ハンドピック522が略円錐状に形成されているので、ウェーハ1とチャックテーブル201との隙間が僅かでも、先端部522aはその隙間にスムーズに入り込むことができる。この状態を保持して、図11(d)に示すようにウエーハハンド520を上昇させウエーハ1を持ち上げる。
[5]ウエーハハンドの第3実施形態
図12はウェーハハンドの第3実施形態を示す図である。この実施形態は、図5に示すストッパ126に代えて抑え部材127を取り付けた点のみが図5に示すものと異なっている。抑え部材127は、ハンドピック122とほぼ同形同大のもので、両者が上下に背中合わせとなるようにピックシャフト125に固定されている。ここで、ウェーハ1がハンドピック122の先端部122aと接触する位置と、ウェーハ1が抑え部材127の先端部127aと接触する位置との距離は、少なくともウェーハ1の厚みより厚く設定されている。すなわち、ウェーハ1がハンドピック122および抑え部材127との間で押圧されないようになっている。
図12(a)に示すように、ウエーハハンド120は、ハンドピック122が先端部122aを外向きにされた状態で、ウエーハハンド駆動機構140(図2参照)によってウエーハ1の直上に移動し、さらに図12(b)に示すように、Z軸駆動機構170(図2参照)によってウェーハ1がハンドピック122および抑え部材127に対向する位置まで下降する。次いで、ハンドシャフト124が回転することによってギヤプレート123が回転し、これに連動して各ピックシャフト125とともにハンドピック122および抑え部材127が約180°回転し、図12(c)に示すようにハンドピック122の先端部122aがウエーハ1の下面に入り込む。この状態を保持して、図5(d)に示すようにウエーハハンド120を上昇させウエーハ1を持ち上げる。ウエーハ1は、表面の外周補強部5aに対応する外周部がハンドピック122と抑え部材127で拘束されるので、ウエーハ1は位置ずれを生じることなく搬送される。また、ウェーハ1とハンドピック122および抑え部材127との間に隙間が設定されているので、ウェーハ1に余計な応力がかかることなく搬送することができる。
なお、上記実施形態では、ハンドピック122を略円錐状に形成しているが、例えば、平面視形状は楕円状または長円状あるいは任意の形状を採用することができる。側面視形状についても平板状であっても良く、回転方向に向けて下り傾斜となるすくい面を有するものでっても良い。
本発明の一実施形態で加工されるウエーハの(a)表面側斜視図、(b)裏面側斜視図、(c)断面図である。 一実施形態のウエーハ処理装置の全体斜視図である。 同処理装置の平面図である。 ウエーハ処理装置のウエーハ供給部が具備するウエーハハンドの平面図である。 ウエーハハンドの動作を(a)〜(d)の順に示す側面図である。 ウエーハ研削部の研削ユニットでウエーハの外周補強部を研削している状態を示す斜視図である。 図6の側面図である。 ダイシングテープおよびダイシングフレームを示す(a)平面図、(b)断面図である。 押し付けローラでダイシングテープをウエーハ裏面に貼着する過程を(a)〜(c)の順に示す側面図である。 本発明の第2実施形態のウエーハハンドを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態のウエーハハンドの動作を(a)〜(d)の順に示す側面図である。 本発明の第2実施形態のウエーハハンドの動作を(a)〜(d)の順に示す側面図である。
符号の説明
1…半導体ウエーハ
3…半導体チップ(デバイス)
4…デバイス領域
5a…外周補強部
121…ベース(支持手段)
122…ハンドピック(保持部材)

Claims (5)

  1. ウェーハを、ウェーハ保持機構を有するウェーハハンドによって、ウェーハ供給部から、ダイシングテープ貼着部に位置付けられたチャックテーブルに移し、該チャックテーブルにウェーハを保持した後、該チャックテーブルごとウェーハをウェーハ研削部に送り、該ウェーハ研削部でウェーハを研削加工してから、ウェーハを前記チャックテーブルごと前記ダイシングテープ貼着部に戻し、該ダイシングテープ貼着部で、ダイシングテープ搬送部から送られてくるダイシングテープをウェーハに貼着するウェーハの処理装置であって、 前記ウェーハ保持機構は、前記ウェーハの外周縁を保持する少なくとも3個の保持部材と、これら保持部材を回転可能に支持する支持手段とを備え、前記保持部材は、回転軸と該回転軸の端部に設けられ前記ウェーハの外周縁の内側へ進退自在な保持部を有することを特徴とするウェーハの処理装置
  2. 前記保持部は、前記保持部材の回転方向に向けて下り傾斜となるすくい面を有することを特徴とする請求項1に記載のウェーハの処理装置
  3. 前記保持部の上側に、前記保持部材の回転方向に向けて登り傾斜となる抑え部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のウェーハの処理装置
  4. 前記保持部がウェーハの外周縁と接触する位置と、前記抑え部がウェーハの外周縁と接触する位置との距離が、少なくともウェーハ外周縁の厚みより長いことを特徴とする請求項3に記載のウェーハの処理装置
  5. 前記ウェーハの表面に半導体素子を形成し該半導体素子形成面に対応するウェーハの裏面が他の面よりも薄く加工されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のウェーハの処理装置
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