JP4899551B2 - 認証装置、認証方法、認証プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

認証装置、認証方法、認証プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、被認証者の顔の撮像画像に基づいて本人確認を行う認証装置および認証方法に関するものである。
携帯端末の普及・機能の強化につれて、セキュリティ強化に対するニーズが高まっている。特に、電子マネーのような金融取引に直結する機能を搭載する場合には、セキュリティの確保は絶対条件となる。
このような要求にこたえるべく、従来の暗証番号・パスワードといったセキュリティ対策に加えて、よりセキュリティの確保が容易な生体認証が提案されている。中でも、顔認証は、普段の生活で人がごく普通に行っている識別方法であり、精神的な抵抗が少ないこと、CCD(Charge Coupled Device)カメラの普及で撮像可能な装置が増加し、少ない投資で実現可能なこと、などから採用されるケースが増加している。
しかし、他の認証方法と同様に、顔認証においても、本人(本来の被認証者)ではない者が本人になりすますという問題が生じる。すなわち、従来の顔認証装置では、被認証者を正面から撮像することにより認証のための画像が取得されるが、本人を正面から撮像した写真は、比較的簡単に入手できる場合がある。そのため、正面からの写真を利用することにより本人になりすますことができる。
図8は、本人の写真を用いて本人なりすましを行う方法を説明するための図である。図8に示すように、本人の写真を用いて本人なりすましを行う場合には、携帯電話50のカメラ51の正面に、本人の顔53が写っている写真52を配置し、写真52を撮像する。このような撮像を行い、本人の顔を撮像しているかのように見せかけることで本人なりすましを行う。
このような問題を解決するために、正面ではない方向から撮像した画像を顔認証に用いることにより、本人なりすましによる誤認証を防ぐ装置が開発されている。
例えば、特許文献1に記載の個人認証装置では、被認証者の顔を予め定められた、正面ではない特定方向から撮像し、その撮像画像を認証辞書に登録している。そして、認証時に、上記特定の方向から撮像された被認証者の顔画像と認証辞書に登録されている画像とを照合することにより、被認証者が本人であるか否かを判断する。
なお、本人確認のための装置ではないが、人物の画像を下方向から撮像することにより人物認証を行う発明として、特許文献2に記載の画像処理装置を挙げることができる。この画像処理装置では、人物の画像を斜め下方向から撮像できる画像入力部を設け、当該画像入力部によって取得された画像に基づいて人物認証を行っている。斜め下方向から撮像することにより、対象者の身長にばらつきがある場合でも、確実に対象者の顔画像を入手することが可能となる。
また、顔認証用の画像から顔の特徴点を抽出する方法の発明として、特許文献3に記載の特徴点抽出方法を挙げることができる。
特開2003−178306号公報(2003年6月27日公開) 特開2000−259814号公報(2000年9月22日公開) 特開平9-251534号公報(1997年9月22日公開)
ところが、上記従来の認証装置は、下方向から撮像するように撮像手段が固定されているものであるのに対し、携帯端末を利用した認証装置では、カメラと被認証者の顔との位置関係は容易に変化してしまう。仮に、常に一定の方向から被認証者の顔を撮像することを携帯端末のユーザに強要すれば、ユーザにとって大きな負担となる。そのため、上記従来の構成を携帯端末のカメラを利用した認証装置に適用することは困難である。
また、上記従来の構成では、定められた撮像方向から撮像した登録画像を登録する必要があり、そのような登録画像を登録することが面倒であるとともに、登録時と認証時の顔向きを一致させる必要があるという問題が生じる。また、撮像方向がどの方向に固定されているのか容易に確認できるため、なりすましが行われるリスクが高いという問題が生じる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、携帯端末を利用した認証装置にも適用できる、本人なりすましに対する耐性の高い認証装置および認証方法を提供することにある。
本発明に係る認証装置は、上記の課題を解決するために、被認証者の顔を撮像することにより本人確認を行う認証装置であって、被認証者の顔を撮像する撮像手段と、上記撮像手段が被認証者の顔を当該顔に対して斜め下方向から撮像したかどうかを判定する撮像方向判定手段と、上記撮像手段が被認証者の顔を当該顔に対して斜め下方向から撮像していないと上記撮像方向判定手段が判定した場合に、当該被認証者は本人ではないと判断する判断手段とを備えることを特徴としている。
本発明に係る認証方法は、上記の課題を解決するために、被認証者の顔を撮像することにより本人確認を行う認証装置による認証方法であって、上記認証装置が備える撮像手段によって被認証者の顔を撮像する撮像工程と、上記撮像手段が被認証者の顔を当該顔に対して斜め下方向から撮像したかどうかを判定する撮像方向判定工程と、上記撮像手段が被認証者の顔を当該顔に対して斜め下方向から撮像していないと上記撮像方向判定工程において判定した場合、当該被認証者は本人ではないと判断する判断工程とを含むことを特徴としている。
本人(本来の被認証者)の写真を利用して本人なりすましを行う場合には、通常、撮像手段を写真に対して正面に配置する。
上記の構成によれば、撮像方向判定手段は、撮像手段が被認証者の顔を、当該顔に対して斜め下方向から撮像したかどうかを判定する。そして、撮像手段が被認証者の顔を、当該顔に対して斜め下方向から撮像していないと上記撮像方向判定手段が判定した場合に、当該被認証者は本人ではないと判断手段が判断する。
すなわち、被認証者の顔が斜め下方向から撮像されなければ、認証されない。そのため、本人なりすましを行うために本人の写真を正面から撮像した場合には、認証されない。
それゆえ、撮像方向を本人なりすましが行われているか否かを判断する基準として撮像方向を用いることができ、本人なりすましに対する耐性を高めることができる。
なお、上記斜め下方向とは、被認証者が自分の顔を鉛直方向に対して平行にした状態で撮像手段を有する認証装置を保持したときに、撮像手段の撮像方向が水平方向に対して仰角をなした状態で、被認証者の顎をほぼ正面に捉える位置から撮像した場合の撮像方向である。
また、上記認証装置は、上記撮像手段によって取得された、被認証者の顔の画像である認証画像を解析し、上記認証画像における顔の向きを判定する画像解析手段をさらに備え、上記撮像方向判定手段は、上記画像解析手段の解析結果に基づいて上記撮像手段の撮像方向を判定することが好ましい。
上記の構成によれば、画像解析手段が、認証画像を解析することにより被認証者の顔の向きを判定し、その判定結果に基づいて方向判定手段は、撮像手段の撮像方向を判定する。それゆえ、従来の認証装置でも利用されている認証画像を用いて撮像方向を判定できるため、撮像方向判定に必要な情報を新たに取得することなく、撮像方向の判定を行うことができる。
また、上記画像解析手段は、上記認証画像における、顔の複数の構成部分の位置を示す位置情報を抽出する位置検出手段と、上記位置検出手段によって抽出された上記位置情報をもとに、上記構成部分の相対的な位置関係を示す相対位置指標を算出する相対位置算出手段と、上記相対位置算出手段によって算出された上記相対位置指標をもとに上記認証画像における顔の向きを判定する顔方向判定手段とを備えることをことが好ましい。
上記の構成によれば、位置検出手段は、認証画像における顔の複数の構成部分、例えば、顔の輪郭、目、鼻、口の位置を示す位置情報を抽出する。さらに、相対位置算出手段は、位置情報をもとに相対位置指標を算出する。そして、相対位置指標に基づいて、顔方向判定手段は認証画像における顔の向きを判定する。
それゆえ、認証画像における被認証者の顔の向きに基づいて撮像方向を判定することができ、ユーザが撮像方向を自由に変えた場合でも的確に撮像方向を判定することができる。
本発明に係る認証装置は、上記の課題を解決するために、被認証者の顔を撮像することにより本人確認を行う認証装置であって、被認証者の顔を撮像する撮像手段と、上記撮像手段の水平面に対する傾きを検出する傾き検出手段と、被認証者の顔を撮像する時の上記撮像手段の撮像方向が水平面に対して仰角をなしていないことを上記傾き検出手段が検出した場合に、当該被認証者は本人ではないと判断する判断手段とを備えることを特徴としている。
本発明に係る認証方法は、上記の課題を解決するために、被認証者の顔を撮像することにより本人確認を行う認証装置による認証方法であって、上記認証装置が備える撮像手段によって被認証者の顔を撮像する撮像工程と、上記撮像工程における上記撮像手段の水平面に対する傾きを検出する傾き検出工程と、上記撮像工程における上記撮像手段の撮像方向が水平面に対して仰角をなしていないと上記傾き検出手段が判定した場合に、当該被認証者は本人ではないと判断する判断工程とを含むことを特徴としている。
本人(本来の被認証者)の写真を利用して本人なりすましを行う場合には、通常、撮像手段を写真に対して正面に配置する。このとき、撮像手段の撮像方向は、水平面に対して平行になるか、水平面に対して俯角をなすことが多い。
上記の構成によれば、傾き検出手段は、被認証者の顔を撮像する時の撮像手段の水平面に対する傾きを検出し、被認証者の顔を撮像する時の撮像手段の撮像方向が水平面に対して仰角をなしていない場合に、当該被認証者は本人ではないと判断手段が判断する。
それゆえ、撮像方向を本人なりすましが行われているか否かを判断する基準として撮像方向を用いることができ、本人なりすましに対する耐性を高めることができる。
また、上記認証装置を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための認証プログラムおよび当該認証プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る認証装置は、以上のように、被認証者の顔を撮像する撮像手段と、上記撮像手段が被認証者の顔を当該顔に対して斜め下方向から撮像したかどうかを判定する撮像方向判定手段と、上記撮像手段が被認証者の顔を当該顔に対して斜め下方向から撮像していないと上記撮像方向判定手段が判定した場合に、当該被認証者は本人ではないと判断する判断手段とを備える構成である。
本発明に係る認証装置は、以上のように、被認証者の顔を撮像する撮像手段と、上記撮像手段の水平面に対する傾きを検出する傾き検出手段と、被認証者の顔を撮像する時の上記撮像手段の撮像方向が水平面に対して仰角をなしていないことを上記傾き検出手段が検出した場合に、当該被認証者は本人ではないと判断する判断手段とを備える構成である。
本発明に係る認証方法は、以上のように、上記認証装置が備える撮像手段によって被認証者の顔を撮像する撮像工程と、上記撮像手段が被認証者の顔を当該顔に対して斜め下方向から撮像したかどうかを判定する撮像方向判定工程と、上記撮像手段が被認証者の顔を当該顔に対して斜め下方向から撮像していないと上記撮像方向判定工程において判定した場合、当該被認証者は本人ではないと判断する判断工程とを含む構成である。
本発明に係る認証方法は、以上のように、認証装置が備える撮像手段によって被認証者の顔を撮像する撮像工程と、上記撮像工程における上記撮像手段の水平面に対する傾きを検出する傾き検出工程と、上記撮像工程における上記撮像手段の撮像方向が水平面に対して仰角をなしていないと上記傾き検出手段が判定した場合に、当該被認証者は本人ではないと判断する判断工程とを含む構成である。
それゆえ、撮像方向を本人なりすましが行われているか否かを判断する基準として撮像方向を用いることができ、本人なりすましに対する耐性を高めることができるという効果を奏する。
本発明の実施の一形態について図1〜図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、以下では、本発明の認証装置の一例として携帯電話1を挙げて説明する。この携帯電話1は、ユーザの認証を行い、認証が成功した場合に、アプリケーションに所定の処理を実行させるものである。
なお、上記アプリケーションは、例えば、電子メール受信用や課金決済用のものであるが、これらに限定されない。また、上記アプリケーションは、携帯電話1が有するものであってもよいし、携帯電話1と通信を行う外部の装置が有するものであってもよい。ここで、外部の装置とは、ユーザの認証結果を必要とする者が所有する装置であり、例えば、商品を販売する業者やクレジット会社が所有するコンピュータである。
(携帯電話1の構成)
図1は、携帯電話1の構成を示す概略図である。図1に示すように、携帯電話1は、カメラ2(撮像手段)、傾斜センサ3(傾き検出手段)、画像解析部4(画像解析手段)、撮像方向比較部5、照合部6、データベース7、主制御部8(判断手段)を備えている。また、携帯電話1は、通信部、マイク、スピーカを備えているが、これらの構成は、図1では省略されている。
カメラ2は、被認証者であるユーザの顔の画像(以下、認証画像と称する)を撮像するための撮像手段である。カメラ2は、例えば、CCDカメラであり、入力部9を介してユーザによって操作される。カメラ2によって取得された認証画像は、画像解析部4へ出力される。
図2は、携帯電話1の外観を示す図である。図2に示すように、カメラ2は、ユーザの顔20を撮像しやすいように、携帯電話1の、入力部9や表示部10が設けられている面と同じ側の面に設けられていることが好ましい。
傾斜センサ3は、携帯電話1の傾きを検出するためのセンサであり、例えば、GPS(Global Positioning System)用の装置にも組み込まれている、3軸加速度センサやジャイロセンサである。この傾斜センサ3は、携帯電話1の水平方向に対する傾きを検出し、その傾きの情報を、撮像方向比較部5へ出力する。つまり、傾斜センサ3は、ユーザがどのような角度で携帯電話1を保持しているのかを検出する。
画像解析部4は、認証画像を解析し、顔の向きからカメラ2の撮像方向を判定する。画像解析部4の詳細については後述する。画像解析部4の判定結果は、撮像方向比較部5へ出力される。
撮像方向比較部5は、画像解析部4の判定結果および傾斜センサ3からの傾き情報に基づいてカメラ2の撮像方向を最終的に判定し、その撮像方向が下方向(斜め下から斜め上への方向)であるか否か、すなわち、斜め下方向からの撮像であるか否かを判定する。撮像方向比較部5は、この判定結果を主制御部8へ出力する。
ここで、カメラ2の撮像方向とは、被認証者の顔に対して、どの方向から撮像したのかを示すものであり、被認証者の顔とカメラ2との位置関係を示すものである。
図3は、携帯電話1の傾きを示す図である。図3に示すように、携帯電話1を操作するとき、ユーザは、自分の顔20に対して携帯電話1を真正面に保持するのではなく、顔の位置よりも携帯電話1を下げ、かつ、携帯電話1の端部のうち、上の方の端部(図3において、カメラ2が設けられている側の端部)を顔から遠ざかる方向に傾けた状態で保持する場合が多い。この状態で撮像したときの撮像方向を下方向と定義する。
換言すれば、下方向とは、ユーザが自分の顔を鉛直方向に対して平行にした状態で携帯電話1を保持したときに、携帯電話1の撮像方向が水平方向に対して仰角をなす場合、すなわち、携帯電話1の水平方向に対する角度のうち、カメラ2が配されている面とは反対側の面の側に形成される角度(図3にて角度θ)が鉛直上側において90度よりも小さい場合の撮像方向である。なお、ユーザの顔が鉛直方向に対して傾いた場合には、ユーザの顔とカメラ2との相対的な位置が変わらないように、カメラ2とユーザの顔とを結ぶ撮像軸も同様に傾ければよい。
また、ユーザの顔の正面にカメラ2を配置した状態で撮像した場合の撮像方向を正面方向と定義し、携帯電話2の撮像方向が水平方向に対して俯角をなす状態での撮像方向を上方向と定義する。
図1に示す、データベース7には、ユーザの顔を撮像した画像(以下、登録画像と称する)が予め格納されている。この登録画像は、カメラ2によって取得されたものであってもよいし、他の撮像装置によって取得されたものであってもよい。
照合部6は、カメラ2によって取得された認証画像と、データベース7に格納されている登録画像とを照合し、両画像がどれだけ類似しているかに基づいて、被認証者が本人であるかどうかを判定する。
照合部6における照合方法は、特に限定されない。例えば、認証画像の顔領域から特徴量を抽出し、それらの特徴量と、登録画像の顔領域から抽出した特徴量とマッチングさせることにより照合を行ってもよい。
照合部6は、主制御部8から出力された照合命令を受け取ると、上記の照合処理を行い、照合結果を主制御部8へ出力する。
主制御部8は、照合部6から照合結果を受け取ると、当該照合結果を上記アプリケーションに出力する。また、認証が失敗した場合には、主制御部8は、表示部10を介して認証失敗結果を報知してもよい。
(画像解析部4の構成)
次に、画像解析部4の構成について図4を参照しつつ説明する。図4は、画像解析部4の構成を示す概略図である。図4に示すように、画像解析部4は、絶対位置検出部41(位置検出手段)、相対位置算出部42(相対位置算出手段)、顔方向判定部43(顔方向判定手段)を備えている。
絶対位置検出部41は、認証画像における顔の構成部分(パーツ)の絶対位置を検出する。この構成部分として、顔の輪郭、目、口、鼻を挙げることができる。これら構成部分の位置を検出する方法は特に限定されず、例えば、特許文献3に記載された方法を用いてもよい。この方法では、円形や楕円形などの特定形状の領域を抽出する分離度フィルタとテンプレートパターンとの照合の組み合わせによって特徴点抽出を行う。
図5は、顔の構成部分の位置を説明するための図である。図5(a)に示すように、認証画像11の左下の角部を原点として、当該角部から右下の角部に伸びる辺を含むX軸と、上記左下の角部から左上の角部に伸びる辺を含むY軸とを設定し、X座標およびY座標により各構成部分の位置を規定する。
絶対位置検出部41は、抽出した構成部分の位置(座標)の情報(位置情報)を相対位置算出部42へ出力する。
相対位置算出部42は、絶対位置検出部41よって抽出された位置情報をもとに、構成部分の間の相対的な位置関係を示す値(以下、相対位置指標と称する)を算出する。この相対位置算出部42は、算出した相対位置指標を顔方向判定部43へ出力する。上記相対位置指標の詳細については、後述する。
顔方向判定部43は、相対位置算出部42において算出された、目、口、鼻の相対位置指標がそれぞれ所定の範囲内のものであるかどうかを判定し、すべての相対位置指標が所定の範囲内であるかどうかによって顔の向き(撮像方向)を判定する。顔方向判定部43は、判定結果を撮像方向比較部5へ出力する。
(相対位置算出部42における算出方法)
次に、相対位置算出部42において相対位置指標を算出する方法について詳細に説明する。
まず、絶対位置検出部41から出力された、構成部分の座標から特定の座標を抽出する。すなわち、輪郭21のうち、最も大きなY座標を有する部分のY座標をY outline_upper、最も小さなY座標を有する部分のY座標をY outline_lowerとし、右目22aのY座標をY eye_left、左目22bのY座標をY eye_rightとし、鼻23のうち、最も大きなY座標を有する部分のY座標をY nose_upper、最も小さなY座標を有する部分のY座標をY nose_lowerとし、口24のY座標をY mouthとする。
そして、輪郭21のY軸方向の長さ(H out)、目の位置(Y座標)(H eye)、鼻の位置(Y座標)(H nose)を下記のように算出する。
H out=Y outline_upper - Y outline_lower
H eye=(Y eye_left + Y eye_right)/2
H nose=(Y nose_upper + Y nose_lower)/2
すなわち、輪郭21のうち、最も大きなY座標を有する部分のY座標から、最も小さなY座標を有する部分のY座標を引くことにより、輪郭21のY軸方向の長さを算出する。また、右目22aのY座標と左目22bのY座標との平均値を算出することにより、目のY座標を算出する。また、鼻23のうち、最も大きなY座標を有する部分のY座標と、最も小さなY座標を有する部分のY座標との平均値を算出することにより、鼻のY座標を算出する。
そして、1)目のY座標とY outline_lowerとの差に対する輪郭21の長さの比であるR eye、2)鼻のY座標とY outline_lowerとの差に対する輪郭21の長さの比であるR nose、3)口のY座標とY outline_lowerとの差に対する輪郭21の長さの比であるR eyeを算出する。
すなわち、各構成部分の、輪郭21の上端部に対する相対位置関係を示す相対位置指標である、R eye、R nose、R mouthを、下記の式によって算出する。
R eye=(H eye - Y outline_lower)/H out
R nose=(H nose - Y outline_lower)/H out
R mouth=(Y mouth - Y outline_lower)/H out
つまり、R eye、R nose、R mouthは、輪郭21の上端部に目、鼻、口がどれだけ近づいているかを示す値であり、これらの値が大きくなるほど目、鼻、口が輪郭21の上端部に近づいていることを意味している。
相対位置算出部42は、R eye、R nose、R mouthの各相対位置指標を顔方向判定部43へ出力する。
(顔方向判定部43における方向判定方法)
顔方向判定部43は、相対位置算出部42から出力される、R eye、R nose、R mouthの各相対位置指標の大きさから顔の向き(撮像方向)を判定する。各相対位置指標の取り得る値の範囲は、それぞれ3つ(第1〜第3範囲)に区分されており、顔方向判定部43は、各相対位置指標がどの範囲のものであるかに基づいて撮像方向を判定する。
すなわち、顔方向判定部43は、相対位置指標が第1範囲のものであれば、撮像方向は下方向であると判定し、第2範囲のものであれば、撮像方向は正面方向であり、第3範囲のものであれば、撮像方向は上方向であると判定する。
換言すれば、相対位置指標の取り得る範囲を分割した分割範囲を定め、当該分割範囲に対して撮像方向をそれぞれ対応づけている。そして、顔方向判定部43は、相対位置指標がどの分割範囲に属するのかを判定することにより、撮像方向を判定する。
具体的には、R eyeに関して、0.8 < R eye ≦ 1.0(第1範囲)、0.6 < R eye ≦ 0.8(第2範囲)、R eye ≦ 0.6(第3範囲)が設定されており、R noseに関して、0.7 < R nose ≦ 1.0(第1範囲)、0.4 < R nose ≦ 0.7(第2範囲)、R nose ≦ 0.4(第3範囲)が設定されており、R mouthに関して、0.3 < R mouth ≦ 0.5(第1範囲)、0.1 < R mouth ≦ 0.3(第2範囲)、R mouth ≦ 0.1(第3範囲)が設定されている。
R eye、R nose、R mouthの3つの相対位置指標をもとに撮像方向を判定する場合には、顔方向判定部43は、以下の3つの処理のうち、少なくとも1)の処理を行う。
1)顔方向判定部43は、各相対位置指標のすべてが第1範囲内のものかどうかを判定する。
0.8 < R eye ≦ 1.0
0.7 < R nose ≦ 1.0
0.3 < R mouth ≦ 0.5
各相対位置指標のすべてが上記式を満たす場合、顔方向判定部43は、当該認証画像は下方向から撮影されたものである(顔は上向き、図5(b)に示す状態)と判定する。
2)顔方向判定部43は、各相対位置指標のすべてが第2範囲内のものであるかどうかを判定する。
0.6 < R eye ≦ 0.8
0.4 < R nose ≦ 0.7
0.1 < R mouth ≦ 0.3
各相対位置指標のすべてが上記式を満たす場合には、当該認証画像は正面から撮影されたものである(顔は正面向き、図5(a)に示す状態)と判定する。
3)顔方向判定部43は、相対位置指標のうち、第3範囲に含まれるものがあるかどうかを判定し、第3範囲に含まれるものがある場合に当該認証画像は上方向から撮影されたものである(顔は下向き、図5(c)に示す状態)と判定する。
(画像解析部4における処理の流れ)
次に、画像解析部4における処理の流れについて、図6を用いて説明する。図6は、画像解析部4における処理の流れを示すフローチャートである。
図6に示すように、まず、絶対位置検出部41は、カメラ2によって取得された認証画像に含まれる、顔の構成部分の位置を検出し(S1)、その位置情報を相対位置算出部42へ出力する。
位置情報を受け取ると、相対位置算出部42は、輪郭21のY軸方向の長さ(H out)、目の位置(H eye)、鼻の位置(H nose)を算出し、さらに、輪郭21の上端部に対する目、鼻、口の位置関係を示す相対位置指標(R eye、R nose、R mouth)を算出する(S2)。そして、相対位置算出部42は、各相対位置指標を顔方向判定部43へ出力する。
相対位置指標を受け取ると、顔方向判定部43は、各相対位置指標がすべて第1範囲内のものであるかどうかを判定する(S3)。
各相対位置指標がすべて第1範囲内のものであれば(S3にて、YES)、顔方向判定部43は、顔は上向き(撮像方向は下方向)であると判定する(S4)。
一方、相対位置指標のうち、ひとつでも第1範囲外のものがあれば(S3にて、NO)、顔方向判定部43は、各相対位置指標が第2範囲内のものであるかどうかを判定する(S5)。
相対位置指標がすべて第2範囲内のものであれば(S5にて、YES)、顔方向判定部43は、顔は正面向き(撮像方向は正面方向)であると判定する(S6)。
一方、相対位置指標のうち、ひとつでも第2範囲外のものがあれば(S5にて、NO)、顔方向判定部43は、顔は下向き(撮像方向は上方向)であると判定する(S7)。
顔方向判定部43は、上記の判定結果を撮像方向比較部5へ出力する(S8)。
(撮像方向比較部5における判定方法)
次に、撮像方向比較部5における、撮像方向の最終判定方法について説明する。撮像方向比較部5は、傾斜センサ3および顔方向判定部43から受け取った情報の両方を考慮することにより認証画像の撮像方向を判定する。
傾斜センサ3からの情報および顔方向判定部43の判定結果がともに、撮像方向は下方向であることを示すものである場合、あるいは、傾斜センサ3からの情報または顔方向判定部43の判定結果のいずれかが、撮像方向は下方向であることを示すものである場合、撮像方向比較部5は、撮像方向は下方向であると判定する。その結果、照合部6において照合処理が行われる。一方、上記の場合以外の場合は、照合処理は行われない。
上記の判定方法を表に表すと以下のようになる。
Figure 0004899551
表1において、センサ利用とは、傾斜センサ3によって検出された携帯電話1の傾きから判定された撮像方向を意味し、画像利用とは、画像解析部4(顔方向判定部43)における、撮像方向の判定結果を意味している。
また、判定基準をより厳しくし、傾斜センサ3からの情報および顔方向判定部43の判定結果がともに、撮像方向は下方向であることを示すものである場合のみ、撮像方向は下方向であると判定し、照合部6に照合処理を行わせるようにしてもよい。
この場合の判定方法を表に表すと以下のようになる。
Figure 0004899551
撮像方向比較部5は、最終判定した撮像方向が下方向である場合には、撮像方向が下方向であることを示す下方向情報を、下方向でない場合には、撮像方向が下方向でないことを示す非下方向情報を、主制御部8へ出力する。
(携帯電話1における処理の流れ)
次に、携帯電話1における処理の流れについて、図7を参照しつつ説明する。図7は、携帯電話1における処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、まず、ユーザによって認証画像を取得するための操作が入力部9を介して行われると、カメラ2によってユーザの顔が撮像される(画像取得工程)(S11)。
取得された画像(認証画像)は、画像解析部4に送られ、認証画像における顔の向き(撮像方向)が判定される(S12)。そして、その判定結果は、撮像方向比較部5へ出力される。
一方、認証画像が取得されたときの携帯電話1の傾きは、傾斜センサ3により検出され(傾き検出工程)(S13)、その検出結果は撮像方向比較部5へ出力される。
画像解析部4および傾斜センサ3からの情報を受け取ると、撮像方向比較部5は、上述したように、両方の情報を考慮して撮像方向を判定し(撮像方向判定工程)(S14)、その最終判定結果が下方向であるかどうかを判定する(S15)。
撮像方向が下方向である場合には(S15にて、YES)、撮像方向比較部5は、下方向情報を主制御部8へ出力する。
下方向情報を受け取ると、主制御部8は、照合部6へ照合命令を出力する。この照合命令を受け取ると、照合部6は、認証画像と、データベース7に格納されている登録画像とを照合する(S16)。
認証画像と、登録画像とが一致した場合、すなわち、被認証者が本人であると判断した場合(S17にて、YES)、照合部6は、認証成功情報を主制御部8へ出力する。
認証成功情報を受け取ると、主制御部8は、認証成功情報を、上述したアプリケーションに出力する(S18)。
一方、認証画像と、登録画像とが一致しなかった場合(S17にて、NO)、照合部6は、認証失敗情報を主制御部8へ出力する。
認証失敗情報を受け取ると、主制御部8は、認証失敗情報をアプリケーションに出力するとともに、表示部10を介して認証が失敗した旨を報知する(S19)。
一方、撮像方向が下方向でなかった場合には(S15にて、NO)、撮像方向比較部5は、非下方向情報を主制御部8へ出力する。
非下方向情報を受け取ると、主制御部8は、被認証者は本人ではないと判断し(判断工程)、認証失敗情報をアプリケーションに出力するとともに、表示部10を介して認証が失敗した旨を報知する(S20)。
なお、認証が成功した場合には、アプリケーションがユーザの所望する動作を行う。このとき、外部の装置と携帯電話1との間で種々の通信が行われてもよい。
(携帯電話1の効果)
以上のように、携帯電話1では、照合部6における照合処理に加え、認証画像の撮像方向が下方向であるか否かを撮像方向比較部5において判定する。そのため、本人なりすましに対する耐性を高めることができる。
また、画像解析部4において、認証画像における顔の構成部分の位置関係から撮像方向を判定することにより、傾斜センサ等の傾き検出手段を用いなくとも撮像方向を判定することができる。
(変更例)
上述の構成では、撮像方向比較部5は、画像解析部4および傾斜センサ3からの情報に基づいて、撮像方向を最終的に判定しているが、撮像方向比較部5は、画像解析部4または傾斜センサ3の一方からの情報をもとに撮像方向を判定してもよい。
また、主制御部8は、非下方向情報を受け取り、被認証者は本人ではないと判断した後、所定の時間後に、認証失敗結果を報知してもよい。
撮像方向が下方向でない場合に認証結果が出るまでの時間は、撮像方向が下方向である場合よりも短い。なぜなら、撮像方向が下方向である場合には、照合部6において照合処理が行われるからである。
そのため、撮像方向が下方向でない場合に、すぐに認証失敗結果を報知すれば、照合処理が行われていないことが、本人を装った人間に察知される可能性がある。照合処理が行われていないことを察知すれば、その人間は何らかの対抗策を講じてくる虞がある。
それゆえ、上記の構成により、撮像方向が下方向でなく、照合処理が行われていない場合に、本人を装った人間に、照合処理が行われているかのように見せかけることができ、本人成りすましが再度行われる可能性を低減できる。
また、照合部6およびデータベース7を外部の装置に設け、携帯電話1と当該外部の装置とが通信を行うことで、照合処理を行ってもよい。
また、上述の構成では、顔の構成部分として、顔の輪郭、目、口、鼻を挙げ、顔の輪郭の上端部に対する目、口、鼻の位置によって撮像方向を判定したが、撮像方向の判定に利用する構成部分の数や構成部分の種類は上述のものに限定されない。しかし、判定精度を考慮すると、より多くの構成部分の位置に基づいて撮像方向を判定することが好ましい。また、目、口、鼻以外の構成部分、例えば眉毛を用いて顔の向きを判定してもよい。
また、上述の構成では、Y軸方向における顔の構成部分の配置をもとに撮像方向を判定したが、顔の構成部分の位置関係を求めるための方向軸は、上述したY軸に限定されず、顔の構成部分の位置関係を求めるために利用できるものであればどのようなものであってもよい。
また、上述した相対位置指標の区分の仕方および顔方向判定部43における撮像方向の判定方法は、あくまで一例であり、適宜変更してもよい。すなわち、相対位置指標を区切る分割範囲の数や各分割範囲の大きさは、適宜変更してもよい。例えば、相対位置指標の範囲を第1範囲と第2範囲との2つに分け、相対位置指標が第1範囲内のものかどうかを判定することにより、撮像方向が下方向であるかないかを判定してもよい。また、相対位置指標がどの分割範囲に含まれるのかを判定するための処理手順や各処理の組み合わせ方も上述のものに限定されない。例えば、相対位置指標が第2範囲のものかどうかを判定した後に第1範囲のものかどうかを判定してもよいし、相対位置指標が或るひとつの分割範囲に属しているか否かを判定するだけでもよい。
また、撮像方向比較部5における、撮像方向の最終判定方法は、表1・表2に示したものに限定されず、適宜変更してもよい。
また、上述の構成では、撮像方向を判定し、当該撮像方向が下方向であると判定した後に、照合部6において照合処理を行っているが、撮像方向の判定に関する処理と照合処理とを並行して行ってもかまわない。しかし、先に撮像方向の判定を行う方が、被認証者が本人ではない場合の処理量を低減することができるため、処理量低減という観点から、より好ましい。
また、上記の説明では、本発明の認証装置の一例として携帯電話1を挙げたが、上記認証装置は、カメラを備えた端末装置であればよく、カメラを備えた、PAD(Personal Digital Assistance)やパーソナルコンピュータであってもよい。
また、携帯電話1の各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、携帯電話1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit )、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。
そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである、携帯電話1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、携帯電話1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、携帯電話1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。
また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された搬送波あるいはデータ信号列の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本人なりすましによる誤認証が起こる可能性を低減できるため、本人確認のための認証を行う装置に適用できる。
一実施形態の携帯電話の構成を示す概略図である。 一実施形態の携帯電話の外観を示す図である。 一実施形態の携帯電話の傾きを示す図である。 画像解析部の構成を示す概略図である。 顔の構成部分の位置を説明するためのものであり、(a)は被認証者の顔が正面を向いている画像を示す図であり、(b)は被認証者の顔が上方向を向いている画像を示す図であり、(c)は被認証者の顔が下方向を向いている画像を示す図である。 画像解析部における処理の流れを示すフローチャートである。 一実施形態の携帯電話における処理の流れを示すフローチャートである。 本人の写真を用いて本人なりすましを行う方法を説明するための図である。
符号の説明
1 携帯電話(認証装置)
2 カメラ(撮像手段)
3 傾斜センサ(傾き検出手段)
4 画像解析部(画像解析手段)
5 撮像方向比較部(方向判定手段)
8 主制御部(判断手段)
11 認証画像
20 被認証者
21 輪郭(顔の構成部分)
22a 右目(顔の構成部分)
22b 左目(顔の構成部分)
23 鼻(顔の構成部分)
24 口(顔の構成部分)
41 絶対位置検出部(位置検出手段)
42 相対位置算出部(相対位置算出手段)
43 顔方向判定部(顔方向判定手段)

Claims (4)

  1. 被認証者の顔を撮像することにより本人確認を行う認証装置であって、
    被認証者の顔を撮像する撮像手段と、
    上記撮像手段の水平面に対する傾きを検出する傾き検出手段と、
    被認証者の顔を撮像する時の上記撮像手段の撮像方向が水平面に対して仰角をなしていないことを上記傾き検出手段が検出した場合に、当該被認証者は本人ではないと判断する判断手段と
    被認証者が本人であるかどうかを判定する照合処理を行う照合手段とを備え、
    上記撮像方向が水平面に対して仰角をなしていることを上記傾き検出手段が検出した場合に、上記照合手段は、上記照合処理を行うことを特徴とする認証装置。
  2. 被認証者の顔を撮像することにより本人確認を行う認証装置による認証方法であって、
    上記認証装置が備える撮像手段によって被認証者の顔を撮像する撮像工程と、
    上記撮像工程における上記撮像手段の水平面に対する傾きを検出する傾き検出工程と、
    上記撮像工程における上記撮像手段の撮像方向が水平面に対して仰角をなしていないと上記傾き検出工程が判定した場合に、当該被認証者は本人ではないと判断する判断工程と、
    被認証者が本人であるかどうかの照合処理を行う照合工程とを備え、
    上記撮像方向が水平面に対して仰角をなしていることを上記傾き検出工程が検出した場合に、上記照合工程は、上記照合処理を行うことを特徴とする認証方法。
  3. 請求項に記載の認証装置を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための認証プログラム。
  4. 請求項に記載の認証プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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