JP4893437B2 - 光伝送装置および光伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光伝送装置および光伝送方法に関し、特に、受信側において確実に同期を確立するとともに受信品質の劣化を防止し、異なるビットレートの信号を混在させて伝送することができる光伝送装置および光伝送方法に関する。
近年、高速かつ大容量のデータ伝送を可能とする通信システムとして、光ファイバを用いた光伝送システムが注目されている。光伝送システムは、局側装置であるOLT(Optical Line Terminal)と加入者側装置である複数のONU(Optical Network Unit)とが光ファイバによって接続されて構成される。
このような光伝送システムにおいては、OLTからONUへ向かう下り方向のフレーム構成の標準化が進められている。すなわち、例えば非特許文献1に記載されたように、ITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector)によるG.984.3においては、フレームのヘッダ部分に相当するPCBd(Physical Control Block downstream)に続いてATM(Asynchronous Transfer Mode)セルやGEM(G-PON Encapsulation Mode)領域などを含むデータ部分が設けられている。また、例えば非特許文献2に記載されたように、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)による802.3においては、MPCP(Multi-Point Control Protocol)フレームがプリアンブルや宛先アドレスを含むヘッダ部分と可変長のデータを含むデータ部分とを有している。
そして、このようなフレームに格納されるデータは、それぞれのデータに対応する宛先のONUへ伝送される。すなわち、例えばITU−TのG.984.3におけるフレームに関しては、1フレーム中に複数のONU宛てのデータが含まれるため、ATMセルやGEM領域に付加されたヘッダにそれぞれのデータの宛先が格納されている。具体的には、ATMセルのヘッダのVPI(Virtual Path Identifier)やGEM領域のヘッダのポートID(Port ID)にデータの宛先となるONUの識別子が格納されており、ONUは、それぞれのヘッダに格納された識別子によって自装置宛てのデータを識別する。
また、例えばIEEEの802.3におけるMPCPフレームに関しては、1フレーム中に1つのONU宛てのデータが含まれるため、MPCPフレームのヘッダ部分にデータの宛先が格納されている。具体的には、ヘッダ部分のプリアンブルに格納されたLLID(Logical Link Identifier)によってONUが識別され、ONUは、自装置宛のMPCPフレームを識別して受信する。
ところで、これらの標準化された仕様においては、フレームのビットレートについては何も考慮されていない。換言すれば、すべてのONUが同一のビットレートの信号を送受信することを前提として伝送が行われており、ONUが受信可能な信号のビットレートが多様である場合には、1つのOLTから複数のONUへ信号を送信することは困難である。
そこで、例えば特許文献1に開示された技術においては、OLTは、フレームに含まれる各々のサブフレームに関する速度情報と位相情報とをフレームのヘッダ部分に格納し、ONUは、速度情報と位相情報とが適合するサブフレームを受信する。これにより、複数のONUが受信可能な信号のビットレートが異なっていても、各ONUが自装置宛ての信号を正しく受信することができる。
"Gigabit-capable Passive Optical Networks(G-PON):Transmission convergence layer specification", ITU-T Recommendation G.984.3, 2004年2月 "Part 3:Carrier sense multiple access with collision detection(CSMA/CD) access method and physical layer specifications", IEEE Std 802.3TM-2005, 2005年12月 特開2000−188593号公報
上述したように、通常、OLTから複数のONU宛ての信号のビットレートは同一であることが前提となっているため、一部のONU宛ての信号のビットレートを他のONU宛ての信号のビットレートより大きくすると、ONUにおける誤同期などが発生することがある。具体的には、ONUは、受信信号に含まれるクロック成分を抽出して同期を確立するCDR(Clock Data Recovery)処理を行うため、受信信号のビットレートが自装置が正しく受信可能なビットレートより大きい場合には、正常な同期確立ができず、ヘッダに格納されたONUの識別子を取得できないことがある。そして、識別子が取得されなければ、ONUは、自装置宛てのデータを受信することができない。
さらに、ONUにとって、自装置が正しく受信可能なビットレート以外の信号は、単なるノイズと同等であるため、このような信号の位置が正確に検知されなければ、受信品質が著しく劣化するおそれがある。
また、上述した特許文献1のように、速度情報および位相情報によってONUを識別することが考えられるが、この場合には、すべてのONUの速度が異なっており、速度情報および位相情報から一意にONUを識別可能であることが要求される。つまり、光伝送システムにおいて、1つのOLTに接続されるすべてのONUは、互いに受信可能な信号のビットレートが異なっている必要があり、柔軟なシステム設計を行うことができない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、受信側において確実に同期を確立するとともに受信品質の劣化を防止し、異なるビットレートの信号を混在させて伝送することができる光伝送装置および光伝送方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、第1のビットレートおよび前記第1のビットレートより大きい第2のビットレートのデータを伝送する光伝送装置であって、前記第1のビットレートを有するデータに宛先を識別する識別情報を含む前記第1のビットレートのヘッダを付加する第1付加手段と、前記第2のビットレートを有するデータに宛先を識別する識別情報を含む前記第1のビットレートのヘッダを付加する第2付加手段と、前記第1付加手段または前記第2付加手段によって前記第1のビットレートのヘッダが付加されたデータを送信する送信手段とを有する構成を採る。
この構成によれば、データのビットレートに拘わらずヘッダのビットレートが最小のビットレートに統一された伝送単位が送信されるため、すべての伝送単位のヘッダの内容をすべての受信側の装置が把握することができ、受信側において確実に同期を確立するとともに受信品質の劣化を防止し、異なるビットレートの信号を混在させて伝送することができる。
また、本発明は、上記構成において、前記第2のビットレートのデータに所定の周期で前記第1のビットレートの既知ビットパターンを挿入する挿入手段をさらに有する構成を採る。
この構成によれば、ビットレートが大きいデータ部分に最小のビットレートの既知ビットパターンが挿入されるため、最小のビットレートに対応する受信側の装置においても、ビットレートが大きいデータ部分を利用して、確立済みの同期を継続させることができる。
また、本発明は、上記構成において、前記第2付加手段は、前記第2のビットレートのデータにこのデータの宛先を一意に識別する識別情報を含む前記第2のビットレートの個別ヘッダを付加する個別ヘッダ付加手段と、前記個別ヘッダ付加手段によってそれぞれ個別ヘッダが付加された複数のデータにこれらのデータが前記第2のビットレートのデータであることを示す共通ヘッダを付加する共通ヘッダ付加手段とを含む構成を採る。
この構成によれば、ビットレートが大きい個別ヘッダとデータの組を複数含むデータ部分に共通ヘッダが付加されるため、受信側の装置は、共通ヘッダからデータ部分のビットレートが大きいことを識別することができるとともに、大きいビットレートに対応する受信側の装置は、個別ヘッダから自装置宛てのデータを識別することができる。
また、本発明は、上記構成において、前記第2のビットレートのデータを前記第1のビットレートの整数倍の第3のビットレートのデータに変換する変換手段をさらに有し、前記第2付加手段は、前記第3のビットレートのデータにこのデータの宛先を識別する識別情報を含む前記第1のビットレートのヘッダを付加する構成を採る。
この構成によれば、大きいビットレートが小さいビットレートの整数倍となるため、受信側の装置は、分周によって大きいビットレートに対応するクロック信号から小さいビットレートのクロック信号を容易に得ることができる。
また、本発明は、上記構成において、前記第1付加手段は、前記第1のビットレートのヘッダに前記第1のビットレートのデータの長さを示す情報を含め、前記第2付加手段は、前記第1のビットレートのヘッダに前記第2のビットレートのデータの長さを示す情報を含める構成を採る。
この構成によれば、データの長さの情報を最小のビットレートのヘッダに格納するため、受信側の装置は、データの長さが可変の伝送単位に関しても、確実にヘッダからデータの長さを把握することができる。
また、本発明は、上記構成において、前記送信手段は、前記第1付加手段によってヘッダが付加されたデータと前記第2付加手段によってヘッダが付加されたデータとを時分割多重してフレームを生成する生成手段を含む構成を採る。
この構成によれば、複数の伝送単位を含むフレームを生成するため、例えばITU−TのG.984.3などにおいて標準化された仕様を適用する場合にも、フレーム中にビットレートが異なる複数のデータを含めて伝送することができる。
また、本発明は、上記構成において、前記生成手段は、前記第1のビットレートのデータまたは前記第2のビットレートのデータのフレーム内での位置を示すフレームヘッダを先頭に含むフレームを生成する構成を採る。
この構成によれば、フレームヘッダを先頭に設けるため、受信側の装置は、フレーム中の複数の伝送単位の位置を把握することができる。
また、本発明は、上記構成において、ビットレートが変化する境界に変化後のビットレートの同期確立用信号を配置する配置手段をさらに有する構成を採る。
この構成によれば、ビットレートの境界に同期確立用信号を配置するため、受信側の装置において、ビットレートが変化する際にも確実に同期を確立することができる。
また、本発明は、ビットレートが異なる複数のデータを含む信号を受信する光伝送装置であって、受信信号からクロック信号を抽出するクロック信号抽出手段と、前記クロック信号抽出手段によって抽出されたクロック信号を分周して前記複数のデータのビットレートのうち最小のビットレートに対応する低速クロック信号を得る分周手段と、前記分周手段によって得られた低速クロック信号を用いて受信信号に含まれる最小のビットレートのヘッダを抽出するヘッダ抽出手段と、前記ヘッダ抽出手段によって抽出されたヘッダを参照して自装置宛てのデータを取得する取得手段とを有する構成を採る。
この構成によれば、分周により最小のビットレートに対応する低速クロック信号を取得し、この低速クロック信号を用いてヘッダからデータの宛先を識別するため、すべてのデータに最小のビットレートのヘッダが付加されていれば、このヘッダから容易にデータの宛先を識別することができる。
また、本発明は、第1のビットレートおよび前記第1のビットレートより大きい第2のビットレートのデータを伝送する光伝送方法であって、前記第1のビットレートを有するデータに宛先を識別する識別情報を含む前記第1のビットレートのヘッダを付加する第1付加工程と、前記第2のビットレートを有するデータに宛先を識別する識別情報を含む前記第1のビットレートのヘッダを付加する第2付加工程と、前記第1付加工程または前記第2付加工程にて前記第1のビットレートのヘッダが付加されたデータを送信する送信工程とを有するようにした。
この方法によれば、データのビットレートに拘わらずヘッダのビットレートが最小のビットレートに統一された伝送単位が送信されるため、すべての伝送単位のヘッダの内容をすべての受信側の装置が把握することができ、受信側において確実に同期を確立するとともに受信品質の劣化を防止し、異なるビットレートの信号を混在させて伝送することができる。
また、本発明は、ビットレートが異なる複数のデータを含む信号を受信する光伝送方法であって、受信信号からクロック信号を抽出するクロック信号抽出工程と、前記クロック信号抽出工程にて抽出されたクロック信号を分周して前記複数のデータのビットレートのうち最小のビットレートに対応する低速クロック信号を得る分周工程と、前記分周工程にて得られた低速クロック信号を用いて受信信号に含まれる最小のビットレートのヘッダを抽出するヘッダ抽出工程と、前記ヘッダ抽出工程にて抽出されたヘッダを参照してこのヘッダに対応するデータの宛先を識別する識別工程とを有するようにした。
この方法によれば、分周により最小のビットレートに対応する低速クロック信号を取得し、この低速クロック信号を用いてヘッダからデータの宛先を識別するため、すべてのデータに最小のビットレートのヘッダが付加されていれば、このヘッダから容易にデータの宛先を識別することができる。
本発明によれば、受信側において確実に同期を確立するとともに受信品質の劣化を防止し、異なるビットレートの信号を混在させて伝送することができる。
本発明の骨子は、ビットレートが異なる複数のデータを送信する際、それぞれのデータに付加するヘッダのビットレートを複数のデータのビットレートのうち最小のビットレートで統一し、一組のデータとヘッダを伝送単位として送信することである。以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る光伝送システムの概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施の形態においては、局側装置であるOLT100に加入者側装置である複数のONU300がスプリッタ200を介して接続されている。
OLT100は、複数のONU300宛ての信号を時分割多重し、光ファイバを介して送信する。このとき、OLT100は、ビットレートが異なるデータに対して同一のビットレートのヘッダを付加し、得られた一組のデータとヘッダを伝送単位として送信する。データに付加されるヘッダのビットレートは、すべてのONU300のビットレートのうち最小のビットレートに等しい。また、ヘッダには、データの宛先のONU300を識別するIDと伝送単位中におけるデータの位置とに関する情報が格納されている。
スプリッタ200は、OLT100に接続する光ファイバを分岐して、複数のONU300へ接続させる。このため、OLT100から光ファイバを介して送信される信号は、スプリッタ200を経由してすべてのONU300へ伝送される。
ONU300は、光ファイバを介して信号を受信し、受信信号からヘッダに自装置のIDが格納された伝送単位のデータを取得する。なお、図1においては、すべてのONU300が完全に同一の機能を有するものではなく、それぞれのONU300が受信可能な信号のビットレートは多様であり、一部のビットレートが等しかったり異なっていたりして良い。ただし、以下においては説明を簡単にするため、ビットレートAおよびビットレートBの2種類のビットレートに対応するONU300が混在するものとして説明する。ビットレートBは、ビットレートAよりも大きいビットレートである。
図2は、本実施の形態に係るOLT100の要部構成を示すブロック図である。図2に示すOLT100は、バッファ部101、出力制御部102、ビットレート指示部103、ヘッダ付加部104、ヘッダ付加部105、時分割多重部106、およびE/O(Electrical/Optical)変換部107を有している。
バッファ部101は、ONU300へ送信するデータを一時的に保持する。このとき、バッファ部101は、ビットレートAに対応するONU300宛てのデータと、ビットレートBに対応するONU300宛てのデータとを保持する。換言すれば、バッファ部101は、ビットレートAのデータとビットレートBのデータとを保持している。
出力制御部102は、1つの伝送単位に含めるデータをバッファ部101からヘッダ付加部104またはヘッダ付加部105へ出力する。具体的には、出力制御部102は、ビットレートAのデータをヘッダ付加部104へ出力し、ビットレートBのデータをヘッダ付加部105へ出力する。そして、出力制御部102は、1つの伝送単位に含めるデータを出力すると、その旨をビットレート指示部103へ通知する。
ここで、1つの伝送単位に含めるデータとは、例えば伝送単位が固定長のATMセルである場合には、ATMセルのヘッダを除く固定長のペイロードに相当する分のデータであり、例えば伝送単位が可変長のGEM領域やMPCPフレームである場合には、バッファ部101に入力されたイーサネット(登録商標)のパケット分のデータなどである。したがって、1つの伝送単位には、必ず1つのONU300宛てのデータが含められることになる。
ビットレート指示部103は、出力制御部102によってデータがヘッダ付加部104またはヘッダ付加部105へ出力されると、データが入力されたヘッダ付加部104またはヘッダ付加部105に対して、データに付加するヘッダのビットレートを指示する。すなわち、ビットレート指示部103は、ヘッダ付加部104またはヘッダ付加部105に対して、最小のビットレートであるビットレートAのヘッダを付加するように指示する。
ヘッダ付加部104は、ビットレート指示部103からの指示を受け、ビットレートAのデータにビットレートAのヘッダを付加して伝送単位を生成する。具体的には、ヘッダ付加部104は、データの宛先のONU300のIDとデータ長とを格納するビットレートAのヘッダを生成し、出力制御部102から出力されるビットレートAのデータに付加する。
ヘッダ付加部105は、ビットレート指示部103からの指示を受け、ビットレートBのデータにビットレートAのヘッダを付加して伝送単位を生成する。具体的には、ヘッダ付加部105は、データの宛先のONU300のIDとデータ長とを格納するビットレートAのヘッダを生成し、出力制御部102から出力されるビットレートBのデータに付加する。すなわち、ヘッダ付加部105は、データとヘッダのビットレートが異なる伝送単位を生成する。
ヘッダ付加部104およびヘッダ付加部105がデータに付加するヘッダのビットレートは、いずれもビットレートAであり、ビットレートAおよびビットレートBのうち最小のビットレートである。ここでは、ビットレートAおよびビットレートBの2種類のビットレートのみを考慮しているが、3種類以上のビットレートに対応するONU300がある場合にも、データのビットレートに拘わらず最小のビットレートを共通のビットレートとしてヘッダが生成される。
時分割多重部106は、1つまたは複数の伝送単位を時分割多重して、データフレームを生成する。すなわち、時分割多重部106は、1つまたは複数の伝送単位を時系列に配置し、ひとまとまりのデータフレームとして出力する。このとき、時分割多重部106は、複数の伝送単位からデータフレームを生成する場合には、データフレーム全体のヘッダとしてフレームヘッダを付加しても良い。
E/O変換部107は、時分割多重部106によって生成されたデータフレームを光信号に変換し、光ファイバへ送出する。
次いで、上記のように構成されたOLT100の動作について、図3に示すフロー図を参照しながら説明する。
まず、ONU300宛てのデータがOLT100に入力され、バッファ部101によって保持される(ステップS101)。このデータのビットレートは、宛先のONU300が対応するビットレートに等しいため、ここでは、ビットレートAまたはビットレートBとなっている。そして、出力制御部102によって、データのビットレートがビットレートAであるか否かが判断され(ステップS102)、ビットレートAのデータであれば(ステップS102Yes)、出力制御部102によって、1つの伝送単位分のデータがバッファ部101からヘッダ付加部104へ出力される(ステップS103)。
同時に、出力制御部102によって、1つの伝送単位分のデータがヘッダ付加部104へ出力された旨がビットレート指示部103へ通知され、ビットレート指示部103によって、ビットレートAのヘッダを付加するようにヘッダ付加部104へ指示が出される(ステップS104)。
そして、ヘッダ付加部104においては、ビットレート指示部103からの指示により、データの宛先のONU300のIDとデータ長とに関する情報が格納されたビットレートAのヘッダが生成され、出力制御部102から出力されたデータに付加される(ステップS105)。これにより、ビットレートAのデータにビットレートAのヘッダが付加された伝送単位が生成される。
一方、出力制御部102の判断の結果、データがビットレートBのデータであれば(ステップS102No)、出力制御部102によって、1つの伝送単位分のデータがバッファ部101からヘッダ付加部105へ出力される(ステップS106)。
同時に、出力制御部102によって、1つの伝送単位分のデータがヘッダ付加部105へ出力された旨がビットレート指示部103へ通知され、ビットレート指示部103によって、ビットレートAのヘッダを付加するようにヘッダ付加部105へ指示が出される(ステップS107)。
そして、ヘッダ付加部105においては、ビットレート指示部103からの指示により、データの宛先のONU300のIDとデータ長とに関する情報が格納されたビットレートAのヘッダが生成され、出力制御部102から出力されたデータに付加される(ステップS108)。これにより、ビットレートBのデータにビットレートAのヘッダが付加された伝送単位が生成される。
ここで、ヘッダ付加部104およびヘッダ付加部105によって生成される伝送単位は、データのビットレートが異なるため、伝送単位の大きさが等しくても伝送されるデータ量は異なっている。すなわち、ヘッダ付加部105によって生成される伝送単位のデータはビットレートBであるため、伝送単位の大きさが等しければ、ヘッダ付加部104によって生成される伝送単位よりもヘッダ付加部105によって生成される伝送単位の方が多くのデータを伝送することができる。
これに対して、ヘッダ付加部104およびヘッダ付加部105によって生成される伝送単位のヘッダは、いずれもビットレートがビットレートAで共通している。したがって、低速のビットレートAに対応するONU300であっても、すべての伝送単位のヘッダを正確に受信することができ、ヘッダに格納されたONU300のIDから伝送単位が自装置宛てのデータを含むか否かを判断することができる。
ヘッダ付加部104またはヘッダ付加部105によって伝送単位が生成されると、時分割多重部106によって、1つまたは複数の伝送単位が時分割多重され、データフレームが生成される(ステップS109)。そして、生成されたデータフレームは、E/O変換部107によって光信号に変換され(ステップS110)、光ファイバを介して複数のONU300へ送信される。
ここで、E/O変換部107から送信されるデータフレームには、一組のヘッダとデータからなる伝送単位を1つまたは複数含んでいる。そして、例えば図4に示すように、各伝送単位のデータ部分は、宛先のONU300が対応するビットレートAまたはビットレートBであるのに対し、各伝送単位のヘッダ部分は、宛先のONU300のビットレートに拘わらずすべてビットレートAである。このビットレートAのヘッダ部分には、宛先のONU300を示すIDとデータ部分の長さとの情報が格納されている。データ部分の長さの情報としては、単にデータ長を示すものであっても良く、データ部分の開始位置および終了位置を示すものであっても良い。
具体的に、例えばITU−TのG.984.3におけるGEM領域を伝送単位とした場合、図5に示すように、ヘッダ部分にはPLI(Payload Length Indicator)、Port
ID、PTI(Payload Type Indicator)、およびHEC(Header Error Control)の4つのフィールドがあるため、このうちPLIフィールドがデータ長の情報を格納し、Port IDフィールドに宛先のONU300の識別情報を格納すれば良い。そして、これらのフィールドからなるヘッダ部分は、データ部分であるペイロードのビットレートに拘わらず、ビットレートAの信号となっている。
また、例えばITU−TのG.984.4におけるATMセルを伝送単位とした場合、図6に示すように、ヘッダ部分にはGFC(General Flow Control)、VPI(Virtual Path Identifier)、VCI(Virtual Channel Identifier)、PT(Payload Type)、CLP(Cell Loss Priority)、およびHEC(Header Error Control)の6つのフィールドがあるため、このうちVPIフィールドに宛先のONU300の識別情報を格納すれば良い。なお、ATMセルは固定長であるため、図6に示すようにデータ部分であるペイロードの大きさは48バイトに固定されており、データ長の情報をヘッダ部分に格納する必要はない。
さらに、図示は省略したが、例えばIEEEの802.3におけるMPCPフレームを伝送単位とした場合、ヘッダ部分のLLID(Logical Link Identifier)フィールドに宛先のONU300の識別情報を格納し、Type/Lengthフィールドにデータ長の情報を格納すれば良い。
これらのいずれの場合も、それぞれの伝送単位には一組のヘッダとデータが含まれており、ヘッダのビットレートは、複数のONU300が対応するビットレートのうち最小のビットレートAとなっている。このため、データのビットレートに拘わらず、すべてのONU300がすべての伝送単位のヘッダを用いて同期を確立することが可能であり、ヘッダに格納された宛先のONU300のIDやデータ長の情報を参照することができる。換言すれば、受信側において確実に同期を確立するとともに受信品質の劣化を防止し、異なるビットレートの信号を混在させて伝送することができる。
次に、本実施の形態に係るONU300の構成について、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施の形態に係るビットレートBに対応するONU300の要部構成を示すブロック図である。なお、ビットレートAに対応するONU300の構成については、従来と同様であるため、その説明を省略する。図7に示すONU300は、O/E(Optical/Electrical)変換部301、CDR(Clock Data Recovery)部302、分周部303、ヘッダ抽出部304、ID識別部305、およびデータ取得部306を有している。
O/E変換部301は、スプリッタ200によって分岐された光ファイバからデータフレームを受信し、受信信号を電気信号に変換してCDR部302へ出力する。
CDR部302は、データフレームに含まれるクロック信号を抽出して分周部303へ出力するとともに、データフレームに含まれる1つまたは複数の伝送単位をヘッダ抽出部304およびデータ取得部306へ出力する。ここでは、ONU300がビットレートBに対応しているため、CDR部302は、ビットレートBに対応するクロック信号をデータフレームから抽出することになる。
分周部303は、CDR部302によって抽出されたクロック信号を分周して、ビットレートAに対応するクロック信号をヘッダ抽出部304へ出力する。すなわち、分周部303は、ビットレートBに対応するクロック信号からヘッダの抽出用にビットレートAに対応するクロック信号を生成し、ヘッダ抽出部304へ出力する。
ヘッダ抽出部304は、分周部303から出力されるビットレートAのクロック信号を用いてデータフレームに含まれる伝送単位との同期を確立し、伝送単位からヘッダを抽出する。
ID識別部305は、伝送単位のヘッダに含まれる宛先のONU300のIDが自装置のIDであるか否かを識別する。そして、ID識別部305は、ヘッダに含まれるIDが自装置のIDである場合には、この伝送単位に含まれるデータを取得するようにデータ取得部306へ指示する。
データ取得部306は、ID識別部305から指示された伝送単位からデータを取得する。データ取得部306が取得するデータは、付加されたヘッダに自装置のIDが含まれている自装置宛てのデータである。そして、このデータはヘッダとは異なり、ビットレートBの信号となっている。
本実施の形態においては、OLT100において生成される各伝送単位にビットレートAのヘッダが含まれているため、ビットレートBに対応するONU300は、ビットレートBに対応するクロック信号を分周して、ビットレートAに対応するクロック信号を得る必要がある。そして、ONU300は、ビットレートAに対応するクロック信号を用いて伝送単位のヘッダに対する同期を確立し、伝送単位が自装置宛てのデータを含むか否かをヘッダに格納されたIDから識別する。これにより、ビットレートBに対応するONU300は、ビットレートAのヘッダを含む伝送単位からも自装置宛てのデータを取得することができる。
一方、図示を省略したビットレートAに対応するONU300は、通常通り、ビットレートAに対応するクロック信号を用いて伝送単位のヘッダに対する同期を確立し、伝送単位が自装置宛てのデータを含むか否かをヘッダに格納されたIDから識別する。そして、ビットレートAに対応するONU300は、自装置宛てではないビットレートBのデータを含む伝送単位を無視するため、ビットレートBのデータによって受信品質が劣化したり誤動作が起きたりすることはない。
以上のように、本実施の形態によれば、OLTは、信号を受信し得る複数のONUが対応するビットレートのうち最小のビットレートのヘッダを各ONUへ送信するすべてのデータに付加して伝送単位を生成し、1つまたは複数の伝送単位を時分割多重して得られるデータフレームを送信する。そして、伝送単位中のヘッダには、データの宛先のONUを識別するIDを格納する。このため、取得可能なデータのビットレートに拘わらずすべてのONUがすべての伝送単位のヘッダを用いて同期確立し、伝送単位の宛先を確認することが可能となり、受信側において確実に同期を確立するとともに受信品質の劣化を防止し、異なるビットレートの信号を混在させて伝送することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の特徴は、ビットレートBに対応するONU宛てのデータにビットレートAに対応するONU用の同期保護パターンを挿入し、ビットレートAに対応するONUにおける同期はずれを確実に防止する点である。
図8は、本実施の形態に係るOLT100の要部構成を示すブロック図である。同図において、図2と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図8に示すOLT100は、図2に示すOLT100に同期保護パターン挿入部121を追加し、時分割多重部106をフレーム生成部122に代えた構成を有している。
同期保護パターン挿入部121は、出力制御部102から出力されるビットレートBのデータに所定の周期でビットレートAの同期保護パターンを挿入する。同期保護パターンは、ONU300において既知のビットパターンの信号であり、ビットレートAに対応するONU300がビットレートBのデータに挿入された同期保護パターンを検出することにより、一度確立された同期を継続させることが容易となる。
フレーム生成部122は、複数の伝送単位を時分割多重した上でビットレートAのフレームヘッダを付加して、データフレームを生成する。すなわち、フレーム生成部122は、それぞれビットレートAまたはビットレートBのデータとビットレートAのヘッダとからなる複数の伝送単位を時系列に配置し、複数の伝送単位全体にフレームヘッダを付加する。
本実施の形態においては、実施の形態1と同様に一組のヘッダとデータから伝送単位が構成されており、例えば図9に示すように、複数の伝送単位とフレームヘッダからデータフレームが構成されている。そして、フレームヘッダには、フレーム同期を確立するための既知の信号やフレーム内の各伝送単位が配置されている位置に関する情報などが格納されている。すなわち、ONU300は、フレームヘッダに格納された情報から、ビットレートAのデータを含む伝送単位の位置やビットレートBのデータを含む伝送単位の位置を把握することができる。このフレームヘッダは、ビットレートAの信号であり、すべてのONU300が共通して内容を確認することができる。
また、実施の形態1と同様に、すべての伝送単位のヘッダはビットレートAの信号であり、すべてのONU300は、ヘッダに格納された宛先の情報から各伝送単位が自装置宛てであるか否かを識別することができる。
さらに、本実施の形態においては、図9に斜線で示すように、ビットレートBのデータ部分に周期的にビットレートAの同期保護パターンが挿入されている。同期保護パターンのビットパターンや周期は、すべてのONU300において既知である。
通常、ビットレートAに対応するONU300は、ビットレートAのヘッダから伝送単位が自装置宛てのものであるか否かを識別し、自装置宛て以外の伝送単位は無視するが、このとき、自装置宛て以外の伝送単位であっても、信号に含まれるクロック信号を用いて同期はずれを防止することが可能である。しかし、ビットレートBのデータ部分におけるクロック信号を用いてビットレートAに対応するONU300が同期を継続させることは不可能であるため、本実施の形態においては、ビットレートBのデータ部分にビットレートAの同期保護パターンが挿入される。
これにより、ビットレートAに対応するONU300においてもビットレートBのデータ部分を用いて同期を保護することができ、一度確立した同期はずれを防止することができる。
次に、本実施の形態に係るONU300の構成について、図10を参照しながら説明する。同図において、図7と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図10に示すONU300は、図7に示すONU300にフレーム同期部321および同期保護パターン削除部322を追加した構成を有している。なお、図10は、ビットレートBに対応するONU300の構成を示している。
フレーム同期部321は、データフレームのフレームヘッダに格納されたフレーム同期用の信号を用いてフレームの先頭を検出し、フレーム同期を確立する。上述したように、フレームヘッダはビットレートAの信号であるため、フレーム同期部321は、分周部303によって分周されて得られたビットレートAのクロック信号を利用する。そして、フレーム同期部321は、フレーム同期が確立された後、データフレーム内のすべての伝送単位のヘッダをヘッダ抽出部304へ出力する。
同期保護パターン削除部322は、自装置宛ての伝送単位のデータ部分から所定の周期で挿入された同期保護パターンを削除する。そして、同期保護パターン削除部322は、自装置宛ての伝送単位に含まれるデータ部分のみをデータ取得部306へ出力する。
本実施の形態においては、ビットレートBのデータ部分に同期保護パターンが挿入されるが、上述したように、この同期保護パターンはビットレートBに対応するONU300においては削除されるため、データ部分に影響を与えることはない。また、ビットレートAに対応するONU300においては、自装置宛てではないビットレートBのデータ部分を用いて同期を保護することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、OLTは、ビットレートBのデータに所定の周期でビットレートAの同期保護パターンを挿入するため、ビットレートAに対応するONUは、自装置宛てではないビットレートBのデータ部分の同期保護パターンを用いて、確立された同期を継続的に保護することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の特徴は、高速のビットレートに対応する複数のONU宛てのデータを含むデータ部分に最小のビットレートの共通ヘッダを付加して伝送単位を生成する点である。
図11は、本実施の形態に係るOLT100の要部構成を示すブロック図である。同図において、図2と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図11に示すOLT100は、バッファ部101、出力制御部102、ビットレート指示部141、ヘッダ付加部104、個別ヘッダ付加部142、共通ヘッダ付加部143、フレーム生成部144、およびE/O変換部107を有している。
ビットレート指示部141は、データがヘッダ付加部104、個別ヘッダ付加部142、および共通ヘッダ付加部143へ入力されると、入力されたデータに付加するヘッダのビットレートを指示する。すなわち、ビットレート指示部141は、ヘッダ付加部104に対して、ビットレートAのヘッダを付加するように指示する。また、ビットレート指示部141は、個別ヘッダ付加部142に対して、ビットレートBの個別ヘッダを付加するように指示する一方、共通ヘッダ付加部143に対して、ビットレートAの共通ヘッダを付加するように指示する。
個別ヘッダ付加部142は、ビットレート指示部141からの指示を受け、ビットレートBのデータにビットレートBの個別ヘッダを付加する。個別ヘッダには、ビットレートBのデータの宛先のONU300の個別IDが格納されている。
共通ヘッダ付加部143は、ビットレート指示部141からの指示を受け、個別ヘッダが付加された1つまたは複数のビットレートBのデータ全体に、共通ヘッダを付加して伝送単位を生成する。共通ヘッダには、共通ヘッダに続くデータ部分がビットレートBの信号であることを示す共通IDが格納されている。また、共通ヘッダ付加部143によって生成される伝送単位は、複数のONU300宛てのデータを含んでいる。
フレーム生成部144は、ヘッダ付加部104においてヘッダが付加された伝送単位および共通ヘッダ付加部143において共通ヘッダが付加された伝送単位を時分割多重した上でビットレートAのフレームヘッダを付加して、データフレームを生成する。
本実施の形態においては、例えば図12に示すように、ビットレートBのデータ部分に個別ヘッダとデータの組が複数含まれており、それぞれのデータの宛先は異なるONU300となっている。そして、これらのデータの宛先は、個別ヘッダに格納されるONU300の個別IDによって識別可能となっている。また、これらの個別ヘッダとデータの複数の組全体にビットレートAの共通ヘッダが付加されている。共通ヘッダには、共通ヘッダに続くデータ部分がビットレートBであることを示す共通IDが格納されており、このデータフレームを受信するONU300は、ビットレートAの共通ヘッダからビットレートBのデータ部分の位置を把握することができる。
したがって、ONU300がビットレートAに対応するものであれば、ビットレートBのデータ部分が続くことを示す共通ヘッダに続くデータ部分は無視し、ONU300がビットレートBに対応するものであれば、ビットレートBのデータ部分が続くことを示す共通ヘッダに続くデータ部分の個別ヘッダから自装置宛てのデータを識別する。
このような構成のデータフレームの具体例としては、例えば図13に示すように、ITU−TのG.984.3におけるGEM領域に複数のビットレートBに対応するONU300宛てのATMセルを格納する場合や、図14に示すように、1つのATMセルに複数のビットレートBに対応するONU300宛てのATMセルを格納する場合などが考えられる。
図13に示すデータフレームの構成においては、フレームヘッダに相当するPCBdに続いて、ビットレートAのATMセルが配置され、その後に配置されるGEM領域に複数のビットレートBのATMセルが格納される。ビットレートBのATMセルは、それぞれ個別ヘッダを有しており、個別ヘッダ内に宛先のONU300を示す個別IDが格納されている。また、宛先が異なる複数のビットレートBのATMセルには、共通ヘッダが付加されており、これらのATMセルがビットレートBの信号であることが明示されている。
また、図14に示すデータフレームの構成においては、フレームヘッダに相当するPCBdに続いて、ビットレートAのATMセル(ATMセルrateA)が配置され、その後に複数のビットレートBのATMセル(ATMセルrateB)が配置される。ここで、ビットレートAを例えば2.5Gbpsとし、ビットレートBを例えば10Gbpsとすると、ビットレートBは、ビットレートAの4倍に相当するため、ビットレートBのATMセル(ATMセルrateB)にはビットレートAのATMセル(ATMセルrateA)の4倍の情報を格納することが可能である。
ただし、本実施の形態においては、ビットレートBのATMセル(ATMセルrateB)にビットレートAの共通ヘッダを付加するため、ビットレートBのATMセル(ATMセルrateB)には、3つのONU300宛てのATMセルと共通ヘッダを格納することができる。すなわち、ビットレートBのATMセル(ATMセルrateB)は、ビットレートAのATMセル(ATMセルrateA)と等しい長さでありながら、ビットレートAのATMセル(ATMセルrateA)3つ分のデータを転送することができる。
そして、ATMセルは固定長であることから、ビットレートBのATMセル(ATMセルrateB)において、共通ヘッダとATMセル以外の部分には、同期保護用の既知のパターンの信号などを格納しておくことが可能である。この既知パターンの信号を格納する位置は、ビットレートBのATMセル(ATMセルrateB)内の共通ヘッダおよびATMセル以外の部分であればどこでも良い。また、ビットレートBのATMセル(ATMセルrateB)内の各ATMセルは、それぞれ個別ヘッダを有しており、個別ヘッダ内に宛先のONU300を示す個別IDが格納されている。
このように、ビットレートBのデータにはそれぞれビットレートBの個別ヘッダを付加し、個別ヘッダとデータの複数の組にビットレートAの共通ヘッダを付加することにより、ビットレートAに対応するONU300においては、ビットレートBのデータ部分を正しく認識して無視することができ、ビットレートBに対応するONU300においては、ビットレートBのデータ部分から自装置宛てのデータを取得することができる。
次に、本実施の形態に係るONU300の構成について、図15を参照しながら説明する。同図において、図7および図10と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図15に示すONU300は、O/E変換部301、CDR部302、分周部303、フレーム同期部321、ヘッダ抽出部341、共通ID識別部342、個別ID識別部343、およびデータ取得部306を有している。なお、図15は、ビットレートBに対応するONU300の構成を示している。
ヘッダ抽出部341は、フレーム同期部321によってフレーム同期が確立されると、データフレームからビットレートAのヘッダおよび共通ヘッダを抽出する。これらのヘッダおよび共通ヘッダの位置は、フレームヘッダに格納された情報から判別することができる。
共通ID識別部342は、ビットレートAのヘッダおよび共通ヘッダに格納された情報から、ビットレートBのデータが続くことを示す共通IDを識別し、共通ヘッダに続くデータ部分を取得するように個別ID識別部343へ指示する。
個別ID識別部343は、共通ID識別部342からの指示を受け、共通ヘッダに続くデータ部分を取得し、このデータ部分に含まれる個別ヘッダの個別IDを識別し、自装置宛てのデータを検出する。そして、個別ID識別部343は、自装置宛てのデータを取得するようにデータ取得部306へ指示する。
本実施の形態においては、ビットレートBのデータ部分の前には共通IDを含む共通ヘッダが付加されるため、ビットレートBに対応するONU300は、データフレームから共通IDを検出することにより、ビットレートBのデータ部分の位置を把握することができる。そして、ビットレートBのデータ部分には、ビットレートBの個別ヘッダが格納されているため、ONU300は、個別ヘッダから自装置宛てのデータを識別し、自装置宛てのデータを取得することができる。
一方、ビットレートAに対応するONU300は、データフレームから共通IDを検出することにより、ビットレートBのデータ部分の位置を把握し、このデータ部分を無視することができる。これにより、ビットレートAに対応するONU300は、ビットレートBのデータ部分による影響を受けることがない。
以上のように、本実施の形態によれば、OLTは、ビットレートBのデータ部分に複数のONU宛てのデータと個別ヘッダを格納するとともに、ビットレートBのデータ部分にビットレートBであることを示す共通ヘッダをビットレートAで付加する。このため、すべてのONUは、ビットレートBのデータ部分の位置を共通ヘッダから正確に把握することができ、ビットレートAに対応するONUは、このデータ部分を無視する一方、ビットレートBに対応するONUは、このデータ部分に含まれる個別ヘッダから自装置宛てのデータを識別することができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4の特徴は、高速のビットレートがヘッダに用いられる低速のビットレートの整数倍となるように信号の速度変換を行う点である。
図16は、本実施の形態に係るOLT100の要部構成を示すブロック図である。同図において、図2および図8と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図16に示すOLT100は、図8に示すOLT100の同期保護パターン挿入部121を速度変換部161に代えた構成を有している。
速度変換部161は、出力制御部102から出力されるデータのビットレートをビットレートAの整数倍に変換する。すなわち、速度変換部161は、出力制御部102から出力されるデータのビットレートBを変換して、ビットレートAの整数倍のビットレートCとする。
本実施の形態においては、高速のビットレートCを低速のビットレートAの整数倍とするため、ビットレートCに対応するONU300においてビットレートAのヘッダを抽出する際の分周が容易になる。
以上のように、本実施の形態によれば、高速のビットレートをヘッダのビットレートの整数倍にするため、受信側におけるクロック信号の分周を容易に行うことができる。
なお、上記各実施の形態においては、複数のONU300がすべてビットレートAまたはビットレートB(ビットレートC)に対応しているものとしたが、複数のONU300が3種類以上のビットレートのいずれかに対応していても良い。この場合には、伝送単位中のヘッダ(または共通ヘッダ)のビットレートを、3種類以上のビットレートのうち最小のビットレートに統一すれば良い。
また、上記各実施の形態においては、図17に示すように、ビットレートBのデータ部分の先頭にビットレートBの同期確立用信号を挿入しても良い。こうすることにより、ビットレートBに対応するONU300は、ビットレートBのデータ部分を取得する際に、同期確立用信号を用いてビットレートBでの同期を確実に確立することができる。
さらに、上記各実施の形態においては、データフレーム中のビットレートが変化するため、例えば図18に示すように、ビットレートがビットレートBからビットレートAに変化する位置にビットレートAの同期確立用信号を挿入しても良い。図18においては、ビットレートBのデータを含む伝送単位(伝送単位B)とビットレートAのデータを含む伝送単位(伝送単位A)との境界にビットレートAの同期確立用信号を挿入している。
また、2つのビットレートBのデータを含む伝送単位(伝送単位B)の境界にもビットレートAの同期確立用信号を挿入している。これは、伝送単位Aでも伝送単位BでもヘッダはビットレートAの信号であるため、ビットレートがビットレートBからビットレートAに変化する位置に同期確立用信号を挿入することを示している。このように、ビットレートが変化する位置に同期確立用信号を挿入することにより、ONUにおける同期確立をより正確に行うことができる。
(付記1)複数の宛先へデータを伝送する光伝送装置であって、
第1のビットレートのデータにこのデータの宛先を識別する識別情報を含む前記第1のビットレートのヘッダを付加する第1付加手段と、
前記第1のビットレートより大きい第2のビットレートのデータにこのデータの宛先を識別する識別情報を含む前記第1のビットレートのヘッダを付加する第2付加手段と、
前記第1付加手段または前記第2付加手段によって前記第1のビットレートのヘッダが付加されたデータを送信する送信手段と
を有することを特徴とする光伝送装置。
(付記2)前記第2のビットレートのデータに所定の周期で前記第1のビットレートの既知ビットパターンを挿入する挿入手段をさらに有することを特徴とする付記1記載の光伝送装置。
(付記3)前記第2付加手段は、
前記第2のビットレートのデータにこのデータの宛先を一意に識別する識別情報を含む前記第2のビットレートの個別ヘッダを付加する個別ヘッダ付加手段と、
前記個別ヘッダ付加手段によってそれぞれ個別ヘッダが付加された複数のデータにこれらのデータが前記第2のビットレートのデータであることを示す共通ヘッダを付加する共通ヘッダ付加手段と
を含むことを特徴とする付記1記載の光伝送装置。
(付記4)前記第2のビットレートのデータを前記第1のビットレートの整数倍の第3のビットレートのデータに変換する変換手段をさらに有し、
前記第2付加手段は、
前記第3のビットレートのデータにこのデータの宛先を識別する識別情報を含む前記第1のビットレートのヘッダを付加することを特徴とする付記1記載の光伝送装置。
(付記5)前記第1付加手段は、
前記第1のビットレートのヘッダに前記第1のビットレートのデータの長さを示す情報を含め、
前記第2付加手段は、
前記第1のビットレートのヘッダに前記第2のビットレートのデータの長さを示す情報を含めることを特徴とする付記1記載の光伝送装置。
(付記6)前記送信手段は、
前記第1付加手段によってヘッダが付加されたデータと前記第2付加手段によってヘッダが付加されたデータとを時分割多重してフレームを生成する生成手段を含むことを特徴とする付記1記載の光伝送装置。
(付記7)前記生成手段は、
前記第1のビットレートのデータまたは前記第2のビットレートのデータのフレーム内での位置を示すフレームヘッダを先頭に含むフレームを生成することを特徴とする付記6記載の光伝送装置。
(付記8)ビットレートが変化する境界に変化後のビットレートの同期確立用信号を配置する配置手段をさらに有することを特徴とする付記1記載の光伝送装置。
(付記9)ビットレートが異なる複数のデータを含む信号を受信する光伝送装置であって、
受信信号からクロック信号を抽出するクロック信号抽出手段と、
前記クロック信号抽出手段によって抽出されたクロック信号を分周して前記複数のデータのビットレートのうち最小のビットレートに対応する低速クロック信号を得る分周手段と、
前記分周手段によって得られた低速クロック信号を用いて受信信号に含まれる最小のビットレートのヘッダを抽出するヘッダ抽出手段と、
前記ヘッダ抽出手段によって抽出されたヘッダを参照して自装置宛てのデータを取得する取得手段と
を有することを特徴とする光伝送装置。
(付記10)複数の宛先へデータを伝送する光伝送方法であって、
第1のビットレートのデータにこのデータの宛先を識別する識別情報を含む前記第1のビットレートのヘッダを付加する第1付加工程と、
前記第1のビットレートより大きい第2のビットレートのデータにこのデータの宛先を識別する識別情報を含む前記第1のビットレートのヘッダを付加する第2付加工程と、
前記第1付加工程または前記第2付加工程にて前記第1のビットレートのヘッダが付加されたデータを送信する送信工程と
を有することを特徴とする光伝送方法。
(付記11)ビットレートが異なる複数のデータを含む信号を受信する光伝送方法であって、
受信信号からクロック信号を抽出するクロック信号抽出工程と、
前記クロック信号抽出工程にて抽出されたクロック信号を分周して前記複数のデータのビットレートのうち最小のビットレートに対応する低速クロック信号を得る分周工程と、
前記分周工程にて得られた低速クロック信号を用いて受信信号に含まれる最小のビットレートのヘッダを抽出するヘッダ抽出工程と、
前記ヘッダ抽出工程にて抽出されたヘッダを参照してこのヘッダに対応するデータの宛先を識別する識別工程と
を有することを特徴とする光伝送方法。
本発明は、受信側において確実に同期を確立するとともに受信品質の劣化を防止し、異なるビットレートの信号を混在させて伝送する場合に適用することができる。
実施の形態1に係る光伝送システムの概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るOLTの要部構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るOLTの動作を示すフロー図である。 実施の形態1に係るデータフレームの構成を示す図である。 実施の形態1に係る伝送単位の具体例を示す図である。 実施の形態1に係る伝送単位の他の具体例を示す図である。 実施の形態1に係るONUの要部構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係るOLTの要部構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係るデータフレームの構成を示す図である。 実施の形態2に係るONUの要部構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るOLTの要部構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るデータフレームの構成を示す図である。 実施の形態3に係るデータフレームの具体例を示す図である。 実施の形態3に係るデータフレームの他の具体例を示す図である。 実施の形態3に係るONUの要部構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係るOLTの要部構成を示すブロック図である。 他の実施の形態に係るデータフレームの構成を示す図である。 他の実施の形態に係るデータフレームの構成を示す図である。
符号の説明
101 バッファ部
102 出力制御部
103、141 ビットレート指示部
104、105 ヘッダ付加部
106 時分割多重部
107 E/O変換部
121 同期保護パターン挿入部
122、144 フレーム生成部
142 個別ヘッダ付加部
143 共通ヘッダ付加部
161 速度変換部
301 O/E変換部
302 CDR部
303 分周部
304、341 ヘッダ抽出部
305 ID識別部
306 データ取得部
321 フレーム同期部
322 同期保護パターン削除部
342 共通ID識別部
343 個別ID識別部

Claims (9)

  1. 第1のビットレートおよび前記第1のビットレートより大きい第2のビットレートのデータを伝送する光伝送装置であって、
    前記第1のビットレートを有するデータに宛先を識別する識別情報を含む前記第1のビットレートのヘッダを付加する第1付加手段と、
    前記第2のビットレートを有するデータに、前記データの宛先を一意に識別する識別情報を含む前記第2のビットレートの個別ヘッダを付加すると共に、それぞれ前記個別ヘッダが付加された複数のデータに、これらのデータが前記第2のビットレートのデータであることを示す前記第1のビットレートの共通ヘッダを付加する第2付加手段と、
    前記第1付加手段または前記第2付加手段によって前記第1のビットレートのヘッダと前記第2のビットレートの個別ヘッダと前記第1のビットレートの共通ヘッダとが付加されたデータを送信する送信手段と
    を有することを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記第2のビットレートのデータに所定の周期で前記第1のビットレートの既知ビットパターンを挿入する挿入手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の光伝送装置。
  3. 前記第2のビットレートのデータを前記第1のビットレートの整数倍の第3のビットレートのデータに変換する変換手段をさらに有し、
    前記第2付加手段は、
    前記第3のビットレートのデータにこのデータの宛先を識別する識別情報を含む前記第1のビットレートのヘッダを付加することを特徴とする請求項1記載の光伝送装置。
  4. 前記第1付加手段は、
    前記第1のビットレートのヘッダに前記第1のビットレートのデータの長さを示す情報を含め、
    前記第2付加手段は、
    前記第1のビットレートのヘッダに前記第2のビットレートのデータの長さを示す情報を含めることを特徴とする請求項1記載の光伝送装置。
  5. 前記送信手段は、
    前記第1付加手段によってヘッダが付加されたデータと前記第2付加手段によってヘッダが付加されたデータとを時分割多重してフレームを生成する生成手段を含むことを特徴とする請求項1記載の光伝送装置。
  6. 前記生成手段は、
    前記第1のビットレートのデータまたは前記第2のビットレートのデータのフレーム内での位置を示すフレームヘッダを先頭に含むフレームを生成することを特徴とする請求項記載の光伝送装置。
  7. 第1のビットレートおよび前記第1のビットレートより大きい第2のビットレートのデータを含む信号を受信する光伝送装置であって、
    受信信号からクロック信号を抽出するクロック信号抽出手段と、
    前記クロック信号抽出手段によって抽出されたクロック信号を分周して前記第1のビットレートに対応するクロック信号を得る分周手段と、
    前記分周手段によって得られたクロック信号を用いて受信信号に含まれる前記第1のビットレートの共通ヘッダを抽出するヘッダ抽出手段と、
    前記共通ヘッダを参照して、該共通ヘッダに続くそれぞれ個別ヘッダが付加された複数のデータが第2のビットレートのデータであることを識別する識別手段と、
    前記第1または第2のビットレートの個別ヘッダを参照して自装置宛てのデータを取得する取得手段と
    を有することを特徴とする光伝送装置。
  8. 第1のビットレートおよび前記第1のビットレートより大きい第2のビットレートのデータを伝送する光伝送方法であって、
    前記第1のビットレートを有するデータに宛先を識別する識別情報を含む前記第1のビットレートのヘッダを付加する第1付加工程と、
    前記第2のビットレートを有するデータに、前記データの宛先を一意に識別する識別情報を含む前記第2のビットレートの個別ヘッダを付加すると共に、それぞれ前記個別ヘッダが付加された複数のデータに、これらのデータが前記第2のビットレートのデータであることを示す前記第1のビットレートの共通ヘッダを付加する第2付加工程と、
    前記第1付加工程または前記第2付加工程にて前記第1のビットレートのヘッダと前記第2のビットレートの個別ヘッダと前記第1のビットレートの共通ヘッダとが付加されたデータを送信する送信工程と
    を有することを特徴とする光伝送方法。
  9. 第1のビットレートおよび前記第1のビットレートより大きい第2のビットレートのデータを含む信号を受信する光伝送方法であって、
    受信信号からクロック信号を抽出するクロック信号抽出工程と、
    前記クロック信号抽出工程にて抽出されたクロック信号を分周して前記第1のビットレートに対応するクロック信号を得る分周工程と、
    前記分周工程にて得られたクロック信号を用いて受信信号に含まれる前記第1のビットレートの共通ヘッダを抽出するヘッダ抽出工程と、
    前記共通ヘッダを参照して、該共通ヘッダに続くそれぞれ個別ヘッダが付加された複数のデータが第2のビットレートのデータであることを識別する識別工程と、
    前記第1または第2のビットレートの個別ヘッダを参照して自装置宛てのデータを取得する取得工程と
    を有することを特徴とする光伝送方法。
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