JP4892609B2 - 顧客行動管理装置,方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、店舗における顧客の行動と、その顧客の購買内容とを紐付けて管理するようにした装置及び方法に関する。
店舗における顧客の行動とその顧客の購買内容とを紐付けて管理するために、人物の動線データを利用したシステムが、従来から知られている。
特開2006−350751号公報は、購買情報のデータベースの中から1つの購買情報を選択することによって監視対象者を指定すると、その監視対象者の決済時刻からその人物の動線データを特定して表示するシステムを開示する。
特開2007−087208号公報は、顧客の決済が終了する度に、そのときの購買情報に、その時点でチェックアウトレーンにいる人物の動線データを紐付けるシステムを開示する。
しかしながら、上記従来公報は、購買情報に紐付ける動線データを、どのような根拠から特定するのかという点について開示していない。このため、購買情報に紐付けられた動線データが、本当にその顧客のものかどうかは定かでない。
顧客の購買情報に対してその顧客の動線データを正確に紐付けることができる顧客行動管理装置が要望されている。
本発明の一実施態様によると、顧客行動管理装置は、店舗内における各顧客の行動を追跡した顧客別の動線データに、それぞれその顧客が決済を行ったと推定される時点の時刻データを付加して記憶する動線記憶部と、各顧客の購買内容を記録した顧客別のトランザクションデータに、それぞれその顧客が決済を行った時点の時刻データを付加して記憶するトランザクション記憶部と、動線記憶部に記憶される各動線データとトランザクション記憶部に記憶される各トランザクションデータとについて、各々の時刻データの差が最小となる組合せを決定する組合せ部と、組合せ部により組み合わせられた動線データとトランザクションデータとを紐付ける紐付け部とを備える。
図1は、本発明に関わる実施形態のシステム構成図である。 図2は、本発明に関わる実施形態のトランザクションデータベースに記憶されるトランザクションレコードの構成図である。 図3は、本発明に関わる実施形態の動線データベースに記憶される動線レコードの構成図である。 図4は、第1の実施の形態において、顧客行動管理装置のデータ記憶部に形成される主要なデータテーブルを示す図である。 図5は、第1の実施の形態において、顧客行動管理装置の制御部が顧客行動管理プログラムに従い実行するメイン処理の手順を示す流れ図である。 図6は、図5におけるトランザクションIDリスト取得処理の手順を具体的に示す流れ図である。 図7は、所定の紐付け期間内のトランザクションIDを抽出するためのデータベース言語SQLの一例を示す図である。 図8は、図5における動線IDリスト取得処理の手順を具体的に示す流れ図である。 図9は、図5における動線−トランザクション自動紐付け処理の手順を具体的に示す流れ図である。 図10は、図5における動線−トランザクション手動紐付け処理の手順を具体的に示す流れ図である。 図11は、第1の実施の形態で作成されるトランザクションIDリストテーブルの一例を示す図である。 図12は、第1の実施の形態で作成される動線IDリストテーブルの一例を示す図である。 図13は、第1の実施の形態で作成される紐付けテーブルの一例を示す図である。 図14は、本発明の第2の実施の形態において、顧客行動管理装置の制御部が顧客行動管理プログラムに従い実行するメイン処理の手順を示す流れ図である。 図15は、第2の実施の形態において、データ記憶部に形成される第2の紐付けテーブルの一例を示す図である。 図16は、本発明の第3の実施の形態において、データ記憶部に形成される端末番号テーブルの一例を示す図である。 図17は、第3の実施の形態において、第2の動線−トランザクション手動紐付け処理の手順を具体的に示す流れ図である。 図18は、第4の実施の形態において、顧客行動管理装置のデータ記憶部に形成される主要なデータテーブルを示す図である。 図19は、第4の実施の形態において、顧客行動管理装置の制御部が顧客行動管理プログラムに従い実行するメイン処理の手順を示す流れ図である。 図20は、図19におけるアクセス動線紐付け処理の手順を具体的に示す流れ図である。 図21は、第4の実施の形態で作成される商品別売場情報テーブルの一例を示す図である。 図22は、第4の実施の形態で表示される店舗レイアウト画面の一例を示す図である。 図23は、第4の実施の形態で作成されるグループ客テーブルの初期状態を示す図である。 図24は、第4の実施の形態で作成されるグループ客テーブルのアクセス動線ID割当後を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
この実施の形態は、図1に示すように、販売管理システム1と、動線管理システム2と、顧客行動管理装置3とから構成する。
販売管理システム1は、複数台のPOS端末11a,11bと、1台のPOSサーバ12とから構成する。各POS端末11a,11bは、店の会計場所にそれぞれ設置する。POSサーバ12は、各POS端末11a,11bの上位機として機能する。POSサーバ12は、各POS端末11a,11bを、LAN(Local Area Network)等の通信回線13を介して接続する。かかる構成の販売管理システム1は、一般に、POSシステムと称される。
各POS端末11a,11bは、取引の決済端末として機能する。すなわち、各POS端末11a,11bは、顧客が買上げる商品のデータが入力されると、その商品の販売データを登録処理する。そして、その顧客が支払った代金のデータが入力されると、レシートを発行する等して、その顧客との取引を決済させる。
各POS端末11a,11bは、取引を決済させる毎に、購買内容を示すデータ、いわゆるトランザクションデータを生成する。トランザクションデータは、取引明細情報、端末番号、取引日時、取引一連番号、責任者コード等で構成する。取引明細情報は、購買商品の商品コード,商品名,単価,販売点数,販売金額等を含む。
各POS端末11a,11bは、時計用ICを実装する。顧客の1品目の商品データが入力されたときに、各POS端末11a,11bは、前記時計用ICが計時している日時データを取引日時として、トランザクションデータにセットする。各POS端末11a,11bは、取引が決済された時点、すなわち、預/現計キー等のチェックアウトキーが操作された時点の日時を、取引日時としてトランザクションデータにセットしてもよい。
各POS端末11a,11bは、端末識別情報として固有の端末番号をメモリで記憶する。また、オペレータであるキャッシャを識別するための責任者コードと、取引一連番号もメモリで記憶する。取引一連番号は、取引が決済される毎にカウントアップする。各POS端末11a,11bは、これら端末番号,責任者コード及び取引一連番号を、トランザクションデータにセットする。
POSサーバ12は、商品データベース14とトランザクションデータベース15を有する。
店舗内で販売される各商品の商品コード,商品名,単価等の商品情報を、商品データベース14で記憶する。各POS端末11a,11bは、上記商品データベース14に格納された商品情報に基づいて、トランザクションデータを生成する。
図2に示すデータ構造のトランザクションレコードを、トランザクションデータベース15で蓄積する。トランザクションレコードは、レコード番号、端末番号、取引日時、取引一連番号、責任者コード、取引明細情報等のデータ項目で構成する。端末番号、取引日時、取引一連番号、責任者コード及び取引明細情報は、トランザクションデータである。
POSサーバ12は、各POS端末11a,11bから通信回線13を介してトランザクションデータを受信する毎に、そのトランザクションデータからトランザクションレコードを作成する。そして、このトランザクションレコードを、レコード番号No順にトランザクションデータベース15に格納する。
トランザクションデータは、端末番号と取引日時と取引一連番号との組合せによって一意に識別される。しがって、端末番号、取引日時及び取引一連番号は、トランザクションデータのIDとして機能する。以下、トランザクションデータのIDとなるデータを、トランザクションIDと称する。
動線管理システム2は、複数台のカメラ21a〜21nと、動線サーバ22とから構成する。各カメラ21a〜21nは、店内の略全域を撮影できるように、店内の各所に取り付ける。
動線サーバ22は、映像データベース23と動線データベース24とを有する。各カメラ21a〜21nで撮影された映像データを映像データベース23で蓄積する。動線サーバ22は、各カメラ21a〜21nで撮影された映像データを取り込む毎に、その映像増データに撮影日時のデータを付加する。動線サーバ22は、撮影日時データが付加された映像データを映像データベース23に格納する。
図3に示すデータ構造の動線レコードを、動線データベース24で蓄積する。動線レコードは、レコード番号、動線ID、動線データ、端末番号、取引日時などのデータ項目で構成する。
動線サーバ22は、映像データベース23に蓄積された映像データに基づいて、顧客別の動線データを作成する。入店した顧客が出店するまでの移動経路を追跡したデータを動線データと称する。動線サーバ22は、各動線データに固有の動線IDを設定する。動線サーバ22は、動線IDが設定された動線データを、レコード番号順に動線データベース24に保存する。
動線サーバ22は、キーボード,マウス等の入力部と、液晶ディスプレイ等の表示部とを備えている。オペレータが、動線データベース24から任意の動線データを選択するために入力部を操作すると、その動線データに基づく動線が表示部に表示される。また、この動線の動きに同期して、各カメラ21a〜21nで撮影された映像が表示部に表示される。
オペレータは、映像を確認しながら動線を追跡することによって、顧客の行動を監視することができる。そこで、顧客が会計場所で決済を行ったと推定される時点を認識したならば、オペレータは、その会計場所に設置されているPOS端末11aまたは11bの端末番号を入力部から入力する。端末番号が入力されると、動線サーバ22は、選択された動線データに、操作時点の日時データと端末番号とを付加する。
オペレータは、動線データベース24に蓄積された動線データのうち、チェックアウトレーンを通過した全ての動線データに対して上述した作業を実行する。そうすることにより、各動線データに、その動線データに該当する顧客が決済を行ったと推定される時点の時刻データと決済端末(POS端末11aまたは11b)の端末識別情報(端末番号)とを付加することができる。
顧客行動管理装置3は、入力部31、表示部32、通信部33、プログラム記憶部34、データ記憶部35、出力ファイル36及び制御部37で構成する。通信部33は、POSサーバ12及び動線サーバ22とのインターフェイス機能を有する。このような装置は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ機器によって実現することができる。
すなわち、キーボード,マウス等の入力デバイスを、入力部31として用いる。液晶ディスプレイ,CRTディスプレイ等の表示デバイスを、表示部32として用いる。コンピュータ機器が有する一般的な通信インターフェイスを、通信部33として用いる。ROM(Read Only Memory)を、プログラム記憶部34として用いる。RAM(Random Access Memory)を、データ記憶部35として用いる。HDD(Hard Disk Drive)を、出力ファイル36として用いる。
顧客行動管理装置3は、図4に示すメモリ領域、すなわちトランザクションIDリストテーブル41、動線IDリストテーブル42及び紐付けテーブル43を、データ記憶部35に確保している。また、顧客行動管理装置3は、本発明に係る顧客行動管理プログラムを、プログラム記憶部24に記憶している。
顧客行動管理プログラムは、顧客行動管理業務の実行が指令されたことに応じて起動する。顧客行動管理プログラムが起動すると、制御部37は、図5の流れ図に示すメイン処理を開始する。
制御部37は、ステップST1として、動線サーバ22に対して動線データベース24のダウンロードを要求する。この要求を受けた動線サーバ22は、動線データベース24のデータを顧客行動管理装置3にダウンロードする。通信部33を介してダウンロードされた動線データベース24のデータは、データ記憶部35に記憶される。
制御部37は、ステップST2として、トランザクションIDリストテーブル41、動線IDリストテーブル42及び紐付けテーブル43を初期化する。
制御部37は、ステップST3として、動線データとトランザクションデータとの紐付け期間が入力されるのを待機する。入力部31を介して紐付け期間の開始日時と終了日時とが入力されると、制御部37は、ステップST4として、その期間内のトランザクションIDリスト取得処理を実行する。この処理の手順は、図6の流れ図によって具体的に示される。
制御部37は、ステップST11として、紐付け期間内のトランザクションIDを抽出するためのデータベース言語SQLを作成する。データベース言語SQLの一例を図7に示す。この言語SQLは、トランザクションデータベース15からトランザクションIDを取得し、取引日時の昇順に整列させるためのものである。
データベース言語SQLを作成したならば、制御部37は、ステップST12として、POSサーバ12に対してこの言語SQLを実行する。言語SQLが実行されると、POSサーバ12のトランザクションデータベース15が検索される。そして、指定期間内を取引日時とするトランザクションレコードから、トランザクションID、すなわち端末番号,取引日時及び取引一連番号の各項目データが抽出される。
トランザクションIDとなるデータを抽出したならば、制御部37は、ステップST13としてその抽出データをトランザクションIDリストテーブル41に格納する。かくして、トランザクションIDリストテーブル41には、端末番号,取引日時及び取引一連番号からなるトランザクションIDがリスト形式で記憶される。トランザクションIDリストの一例を図11に示す。図示するように、トランザクションIDリストは取引日時の昇順に記憶される。
以上で、トランザクションIDリスト取得処理が終了する。トランザクションIDリスト取得処理が終了すると、制御部37は、ステップST5として、紐付け期間内の動線IDリスト取得処理を実行する。この処理の手順は、図8の流れ図によって具体的に示される。
制御部37は、ステップST21として、カウンタNを“0”にリセットする。カウンタNを“0”にリセットしたならば、制御部37は、ステップST22として、そのカウンタNを“1”だけカウントアップする。
制御部37は、ステップST23として、カウンタNの値をレコード番号とみなす。そして、データ記憶部35にダウンロードされた動線データベース24のデータから、レコード番号Nの動線レコードを取得する。
制御部37は、ステップST24として、レコード番号Nの動線レコードを取得できたか否かを判断する。動線レコードを取得できたならば、制御部37は、ステップST25として、決済した顧客の行動を示す動線レコードを取得したか否かを判断する。
動線レコードに端末番号と取引日時のデータがセットされていた場合には、決済した顧客の動線レコードである。この場合、制御部37は、ステップST26として、その動線レコードから動線ID、端末番号,取引日時の各項目データを抽出する。そして、その抽出データを動線IDリストテーブル42に格納する。しかる後、制御部37は、ステップST22の処理に戻る。
動線レコードに端末番号と取引日時のデータが付加されていなかった場合には、決済をしなかった顧客の動線レコードである。この場合、制御部37は、ステップST26の処理を実行しない。制御部37は、ステップST22の処理に戻る。
制御部37は、動線データベース24に記憶されている動線レコードの数だけステップST22〜ステップST26の処理を繰り返す。
動線データベース24からレコード番号Nの動線レコードを取得できなかったならば、制御部37は、ステップST27として、動線IDリストテーブル42のデータを取引日時の昇順にソートする。かくして、動線IDリストテーブル42には、決済した顧客の動線ID、端末番号及び取引日時からなる動線IDリストが記憶される。動線IDリストの一例を図12に示す。図示するように、動線IDリストは取引日時の昇順に記憶される。
以上で、動線IDリスト取得処理が終了する。動線IDリスト取得処理を終了すると、制御部37は、ステップST6として、動線データとトランザクションデータとの自動紐付け処理を実行する。この処理の手順は、図9の流れ図によって具体的に示される。
なお、図9において、“Track(i)”は、動線IDリストのデータ、いわゆる動線IDデータ(動線ID、端末番号、取引日時)を示す。添え字iは、“1”から“n”(“n”は動線IDリストのデータ数)までの整数である。
“Tran(j)”は、トランザクションIDリストのデータ、いわゆるトランザクションID(端末番号、取引日時、取引一連番号)を示す。添え字jは、“1”から“m”(“m”はトランザクションIDリストのデータ数)までの整数である。
“θ”は、紐付けを行う取引日時の時間幅(−θ〜+θ)を示す。時間幅θは、業務開始前にユーザによって任意に設定される。“δ”は、紐付けを行う取引日時の差の絶対値を示す。“Δ”は、絶対値δの最小値を示す。“j_min”は、絶対値δの最小値Δが最小のときの数値jである。“j_start”は、取引日時の比較開始位置における数値jである。
自動紐付け処理が開始されると、制御部37は、ステップST31として、数値iと数値j_ startとをそれぞれ“1”に設定する。また、ステップST32として、最小値Δを無限大に、数値jを数値j_startに、数値j_minを“0”にそれぞれ設定する。
制御部37は、ステップST33として、動線IDリストテーブル42から動線IDデータTrack(i)を取得する。そして、この動線IDデータTrack(i)から取引日時Tiを抽出する。また制御部37は、ステップST34として、トランザクションIDリストテーブル41からトランザクションID Tran(j)を取得する。そして、このトランザクションID Tran(j)から取引日時Tjを抽出する。
制御部37は、ステップST35として、取引日時Tjが、取引日時Tiから時間幅θを減じた日時“Ti−θ”に達したか否かを判断する。達していない場合、制御部37は、ステップST36として、数値jを“1”だけカウントアップする。数値jがカウントアップした後、制御部37は、ステップST37として、数値jがトランザクションIDの数mを超えたか否かを判断する。越えていない場合、制御部37は、ステップST34の処理に戻る。
すなわち制御部37は、トランザクションIDリストテーブル41からトランザクションID Tran(j)を取得する。そして、このトランザクションID Tran(j)から取引日時Tjを抽出して、日時“Ti−θ”と比較する。
取引日時Tjが日時“Ti−θ”に達すると(ステップST35のYES)、制御部37は、ステップST38として、数値j_startを現時点の数値jに置き換える。
制御部37は、ステップST39として、動線IDデータTrack(i)から端末番号Riを抽出する。また、ステップST40として、トランザクションID Tran(j)から端末番号Rjを抽出する。
制御部37は、ステップST41として、端末番号Rjが端末番号Riと一致するか否かを判断する。一致しない場合、制御部37は、ステップST42として、数値jを“1”だけカウントアップする。数値jがカウントアップした後、制御部37は、ステップST43として、数値jがデータ数mを超えたか否かを判断する。越えていない場合、制御部37はステップST40の処理に戻る。
すなわち制御部37は、トランザクションIDリストテーブル41からトランザクションID Tran(j)を取得する。そして、このトランザクションID Tran(j)から端末番号Rjを取得して、端末番号Riと比較する。
端末番号Rjが端末番号Riと一致すると(ステップST41のYES)、制御部37は、ステップST44として、動線IDデータTrack(i)から取引日時Tiを取得する。また、トランザクションID Tran(j)から取引日時Tjを抽出する。そして、この取引日時Tjと取引日時Tiとの差の絶対値δを算出する。
制御部37は、ステップST45として、絶対値δと最小値Δとを比較する。絶対値δが最小値Δより小さい場合、制御部37は、ステップST46として、最小値Δを絶対値δに置き換える。また、数値j_minを数値jに置き換える。絶対値δが最小値Δ以上の場合、制御部37は、ステップST46の処理を行わない。
制御部37は、ステップST47として、数値jを“1”だけカウントアップする。数値jがカウントアップした後、制御部37は、トランザクションIDリストテーブル41からトランザクションID Tran(j)を取得する。そして、このトランザクションID Tran(j)から取引日時Tjを抽出する。
制御部37は、ステップST48として取引日時Tjが、取引日時Tiに時間幅θを加算した日時“Ti+θ”に達したか否かを判断する。達していない場合、制御部37は、ステップST49として、数値jがデータ数mを超えたか否かを判断する。越えていない場合、制御部37は、ステップST40の処理に戻る。
すなわち制御部37は、トランザクションID Tran(j)から端末番号Rjを抽出する。そして、端末番号Rjが端末番号Riと一致するか否かを判断する。一致しない場合には、ステップST42,ST43の処理を実行する。一致する場合には、ステップST44〜ST49の処理を実行する。
トランザクションID Tran(j)の取引日時Tjが、日時“Ti+θ”に達した場合(ステップST48のNO)、あるいは、数値jがデータ数mを超えた場合(ステップST37,ST43,ST49のNO)、制御部37は、ステップST50として、数値j_minが初期値“0”のままか否かを判断する。
数値j_minが“0”でない場合、制御部37は、ステップST51の処理を実行する。すなわち制御部37は、動線IDデータTrack(i)から動線IDを抽出する。また、トランザクションID Tran(j_min)から端末番号、取引日時及び取引一連番号を抽出する。そして、動線IDと、端末番号、取引日時、取引一連番号とを、紐付けテーブル43に1レコードとして格納する。
ステップST51の処理を終了するか、整数j_minが “0”のままであった場合、制御部37は、ステップST52として数値iを“1”だけカウントアップする。そして、ステップST53として数値iが動線IDデータの数nを超えたか否かを判断する。越えていない場合には、ステップST32の処理に戻る。
すなわち制御部37は、最小値Δを無限大に、数値jを数値j_startに、数値j_minを“0”にそれぞれ再設定する。そして、動線IDリストテーブル42から動線IDデータTrack(i)を取得したならば、ステップST33〜ステップST53の各処理を実行する。
数値iがデータ数nを超えると(ステップST53のNO)、制御部37は、自動紐付け処理を終了する。
顧客行動管理装置3は、自動紐付け処理の実行により、動線IDリストテーブル42から、数値“i”に対応した動線IDデータTrack(i)を順次取得する。そして、動線IDデータTrack(i)を取得する毎に、以下の処理を実行する。
先ず、動線IDデータTrack(i)の取引日時Tiを中心とする時間幅2θ(“Ti−θ”〜“Ti+θ”)を設定する。そして、この時間幅2θ内を取引日時Tjとし、かつ端末番号Rjが動線IDデータTrack(i)の端末番号Riと同一のトランザクションID Tran(j)を、トランザクションIDリストテーブル41から検索する。
その結果、トランザクションID Tran(j)が検出されると、顧客行動管理装置3は、このトランザクションID Tran(j)の取引日時Tjと、動線IDデータTrack(i)の取引日時Tiとの時間差の絶対値δを算出する。そして、この絶対値δが最小となるときのトランザクションID Tran(j)の数値jを、数値j_minとして記憶する。
数値j_minが確定すると、顧客行動管理装置3は、トランザクションID Tran(j_min)を、動線IDデータTrack(i)と組み合わせるデータとして決定する(組合せ部)。顧客行動管理装置3は、動線IDデータTrack(i)の動線IDと、トランザクションID Tran(j_min)の端末番号,取引日時及び取引一連番号とを、紐付けテーブル43に1レコードとして格納する。すなわち、動線IDデータTrack(i)で特定される動線データと、トランザクションID Tran(j_min)で特定されるトランザクションデータとの紐付けを行う(紐付け部)。
紐付けテーブル43に記憶されたデータの一例を図13に示す。この例は、図11に示したトランザクションIDリストテーブル41と図12に示した動線IDリストテーブル42とのデータに対応している。
自動紐付け処理が終了すると、制御部37は、ステップST7としてトランザクションIDが紐付けられていない動線IDデータが存在するか否かを判断する。制御部37は、動線IDリストテーブル42にセットされている各動線IDと紐付けテーブル43にセットされている各動線IDとを照合する。紐付けテーブル43に存在しない動線IDは、トランザクションIDが紐付けられていない。
トランザクションIDが紐付けられていない動線ID、いわゆる紐付け無し動線IDを検出したならば、制御部37は、ステップST8として、動線データとトランザクションデータとの手動紐付け処理を実行する。この処理の手順は、図10の流れ図によって具体的に示される。
なお、図10において、“k”は、繰返し回数である。“kMAX”は、繰返し回数kの最大値である。これら繰返し回数k及びその最大値kMAXは、業務開始前にユーザによって任意に設定される。
手動紐付け処理が開始されると、制御部37は、ステップST61として、動線IDリストテーブル42から紐付け無し動線IDに対応した取引日時Tiと端末番号Riとを取得する。制御部37は、ステップST62として、繰返し回数kを“1”に初期化する。
制御部37は、ステップST63として現時点の時間幅θに、該時間幅θに繰返し回数kを乗算した値を加算する。すなわち、繰返し回数kが“1”であった場合には、時間幅θを2倍に拡張する。繰返し回数kが“2”であった場合には、時間幅θを3倍に拡張する。
制御部37は、ステップST64として取引日時Tiより拡張後の時間幅θを減じた日時“Ti−θ”を算出する。また、取引日時Tiに上記拡張後の時間幅θを加算した日時“Ti+θ”を算出する。そして、トランザクションIDリストテーブル41から、取引日時Tjが日時“Ti−θ”から日時“Ti+θ”までの期間内のトランザクションIDを紐付け候補として取得する。
紐付け候補となるトランザクションIDを取得したならば、制御部37は、ステップST65及びステップST66として、その中から次の条件に該当するトランザクションIDを破棄する。ステップST65では、紐付けテーブル43に既にセットされているトランザクションIDを破棄する。ステップST66では、端末番号Rjが端末番号Riと異なるトランザクションIDを破棄する。
制御部37は、ステップST67として、紐付け候補となるトランザクションIDが残っているか否かを判断する。残っている場合には、制御部37は、紐付け無し動線IDの動線データを、データ記憶部35から取得する。データ記憶部35には、動線データベース24のデータがダウンロードされている。
制御部37は、ステップST68として、動線データに基づく動線を表示部32に表示させる。また、ステップST69として、紐付け候補となるトランザクションIDの一覧、いわゆる候補トランザクションリストを表示部32に表示させる。例えば、表示部32の画面を2つに分割し、一方の領域に動線を表示し、他方の領域に候補トランザクションリストを表示させる。
制御部37は、ステップST70として、候補トランザクションリストのなかからいずれか1つのトランザクションIDが選択されるのを待機する。
入力部31を介していずれか1つのトランザクションIDが選択されたならば、制御部37は、ステップST71として選択されたトランザクションIDで特定されるトランザクションデータをPOSサーバ12に問合せる。この問合せに対してPOSサーバ12からトランザクションデータが応答されると、制御部37は、その内容、つまりは購買商品の名称等を表示部32に表示させる。トランザクションデータの内容は、候補トランザクションリストに代えて表示される。
オペレータは、動線から顧客の購買行動を推測する。そして、トランザクションデータが当該顧客のものであるか否かを判断する。当該顧客のものであると判断した場合には、入力部31の実行キーを入力する。当該顧客のものでないと判断した場合には、入力部31の取消キーを入力する。
制御部37は、ステップST72として実行キーまたは取消キーが操作されるのを待機する。取消キーが操作された場合には(ステップST72のNO)、制御部37は、ステップST73として他に紐付け候補のトランザクションIDが有るか否かを判断する。紐付け候補のトランザクションIDが有る場合には、ステップST69に戻る。
実行キー操作された場合には(ステップST72のYES)、制御部37は、ステップST74として選択されたトランザクションIDを紐付け対象として決定する。制御部37は、紐付けテーブル43に、紐付け無し動線IDと、紐付け対象として決定されたトランザクションIDとを1レコードとして格納する。以上で、トランザクションIDが紐付けされていない動線IDに対する手動紐付け処理を終了する。
紐付け候補としてのトランザクションIDが残らなかった場合(ステップST67のNO)、または、紐付け候補としてのトランザクションIDがなくなった場合には(ステップST73のYES)、制御部37は、ステップST75として、繰返し回数kを“1”だけカウントアップする。
繰返し回数kをカウントアップした後、制御部37は、ステップST76として、繰返し回数kがその最大値kMAXを超えたか否かを判断する。繰返し回数kがその最大値kMAXを超えていない場合には、ステップST63に戻る。すなわち制御部37は、時間幅θの範囲をさらに拡張して、ステップST64以降の処理を繰り返す。
繰返し回数kがその最大値kMAXを超えた場合には、手動紐付け処理が終了する。この場合、紐付け無し動線IDにはトランザクションIDが紐付けされない。
制御部37は、紐付け無し動線IDを検出する毎に(ST7のYES)、上記手動紐付け処理を実行する。全ての紐付け無し動線IDについて、上記手動紐付け処理を実行したならば(ST7のNO)、制御部37は、ステップST9として紐付けテーブル43に格納された動線IDとトランザクションIDとの紐付けリストを出力ファイル36に出力する。以上で、顧客行動管理プログラムが終了する。
以上、説明したように、顧客行動管理装置3は、顧客行動管理プログラムに従い、以下の処理を実行する。すなわち、顧客行動管理装置3は、販売管理システム1のトランザクションデータベース15に蓄積されたトランザクションデータに基づいて、トランザクションIDリストを作成する。また、顧客行動管理装置3は、動線管理システム2の動線データベース24に蓄積された動線データに基づいて、動線IDリストを作成する。
トランザクションIDリスト及び動線IDリストが作成されると、顧客行動管理装置3は、両リストの動線IDとトランザクションIDとについて、端末番号が一致し、かつ、取引日時の差が最小となる組合せを決定する。そして、組み合わせられた動線IDとトランザクションIDとを、紐付けテーブル43に1レコードとして格納する。
したがって、紐付けテーブル43に格納された動線IDによって特定される動線データは、その動線IDとともに1レコードを構成するトランザクションIDによって特定されるトランザクションデータと紐付けられる。
このように、顧客行動管理装置3では、顧客の動線データにその顧客の購入内容を示すトランザクションデータが自動的に紐付けられる。したがって、紐付け作業に要する手間と時間を大幅に軽減できる。
また、顧客行動管理装置3では、動線データの取引日時を中心として一定の時間幅2θが設定される。そして、この時間幅2θの範囲内を取引時刻とするトランザクションデータ群のなかから、紐付け対象となるトランザクションデータが検索される。したがって、検索対象となるデータ数が絞られるので、効率的に処理することができる。
また、顧客行動管理装置3では、自動紐付け処理の結果、紐付けが無し動線IDが残ると、その動線IDに対して紐付け候補となるトランザクションIDがリストアップされる。具体的には、紐付け無し動線IDに付加された取引日時Tiを中心として前記時間幅2θより広い時間幅内の取引日時Tjを有するトランザクションIDがリストアップされる。このリストのなかから、オペレータが所望のトランザクションIDを選択すると、このトランザクションIDに紐付け無し動線IDが紐付けされる。
したがって、自動処理では紐付けが行われなかった動線IDについては、候補として選出された少数のトランザクションIDの中から手動で紐付けることができる。したがって、その作業は簡便なものである。
(第2の実施の形態)
前記第1の実施の形態では、動線IDリストの各動線IDとトランザクションIDリストの各トランザクションID(端末番号,取引日時,取引一連番号)とについて、各々の取引日時データの差が最小となる組合せを決定している。ここで、動線IDに付加される取引日時データは、動線サーバ22に内蔵されている時計用ICによって計時されている日時である。一方、トランザクションIDに含まれる取引日時データは、各POS端末11a,11bに内蔵されている時計用ICによって計時されている日時である。このため、定期的に時刻合わせをしているとしても、時刻にずれが生じてしまうことがある。
時刻にずれが生じると、各々の取引日時データの差が最小となる組合せを選んでも、正しい組合せにはならない可能性がある。そこで次に、時刻のずれを補正しながら紐付けを行うようにした第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態において、顧客行動管理プログラムが起動したときの制御部37のメイン処理の手順を図14の流れ図で示す。図14において、第1の実施の形態のメイン処理(図5)と共通の処理ステップには、同一符号を付している。
メイン処理が開始されると、第2の実施の形態では、第1の実施の形態で説明したステップST1〜ステップST6の各処理を実行する。ただし、ステップST6の動線データとトランザクションデータとの自動紐付け処理のなかのステップST51(図9)の処理が、第1の実施の形態とは異なる。
すなわち第2の実施の形態では、前記紐付けテーブル43に加えて、図15に示すデータ構造の第2の紐付けテーブル43aをデータ記憶部35に形成している。そして、ステップST51の処理では、第2の紐付けテーブル43aに、動線IDと、トランザクションIDの端末番号、取引日時、取引一連番号とを、紐付けて格納する。また、その取引日時Tj,Tiの差の絶対値δも、第2の紐付けテーブル43aに格納する。
かくして、第2の紐付けテーブル43aには、図15に示すように、各動線IDに対して、その動線IDに付加された端末番号と一致し、かつその動線IDに付加された取引日時Tiに最も近い日時を取引日時TjとするトランザクションIDが、取引日時Tj,Tiの差の絶対値δとともにセットされる。
1回目の自動紐付け処理を終了したならば(第1の組合せ部)、制御部37は、ステップST81として、一定期間内に生じる時刻のずれを単位時間毎に補正するための時刻補正データを作成する。時刻補正データは、第2の紐付けテーブル43aに記憶された絶対値δのデータを用いて、最小二乗法により作成する。すなわち、単位時間と絶対値δとを、誤差を伴なう2つの変量x,yとする一次方程式を近似式として、時刻補正データを求める。
なお、一定期間とは、動線サーバ22の時刻合せの周期と、POS端末11a,11bの時刻合せの周期とのうち、長い方の期間である。例えば、動線サーバ22が1時間ごとに時刻合せを行い、各POS端末11a,11bが24時間毎に時刻合せを行うとすると、24時間が一定期間となる。時刻補正データは、POS端末11a,11b毎に作成する(補正データ作成部)。
時刻補正データを作成したならば、制御部37は、ステップST82として、トランザクションIDリストテーブル41及び動線IDリストテーブル42の各取引日時データを、時刻補正データで補正しながら(時刻補正部)、自動紐付け処理を再度実行する(第2の組合せ部)。
すなわち、図9中ステップST35,ステップST44及びステップST48の各処理において、取引日時Tj,Tiについて、その単位時間帯の時刻補正データで補正をしつつ、演算や比較を行う。
2回目の自動紐付け処理を終了したならば、制御部37は、ステップST7として、紐付け無し動線IDが存在するか否かを判断する。そして、紐付け無し動線IDがある場合には、制御部37は、ステップST83として、上記時刻補正データにより取引日時Tj,Tiを補正しながら、手動紐付け処理を実行する。
紐付け無し動線IDが無いと判断されると(ステップST7のNO)、制御部37は、ステップST9として、紐付けテーブル43のデータ、すなわち動線IDとトランザクションIDとの紐付けリストデータを、出力ファイル36に出力する。
このように第2の実施の形態では、時刻補正データに基づいてトランザクションIDリスト及び動線IDリストの日時データを補正する。そして、動線IDリストの各動線IDとトランザクションIDリストの各トランザクションIDとについて、それぞれ補正後の取引日時データの差が最小となる組合せを決定するようにしている。したがって、時計用ICで計時される時刻にずれが生じても、組合せの精度を高めることができる。
なお、この第2の実施の形態では、時刻補正データの近似式を最小二乗法によって求めたが、近似式を求める方法は最小二乗法に限定されるものではない。
(第3の実施の形態)
ところで、動線データベース24の各動線データに付加される端末番号は、オペレータが、表示部32の画面から判断して入力したものである。このため、判断ミスや入力ミスによって誤った端末番号が付加される場合がある。
これに対し、第1,第2の実施の形態では、各動線IDに付加された端末番号とトランザクションIDの端末番号とが一致することが紐付けの条件となっている。このため、誤った端末番号が付加された場合は、紐付けが正しく行われなくなる。そこで次に、このような不具合を防止するようにした第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態では、データ記憶部35に、端末番号テーブル44を形成している。端末番号テーブル44には、図16に示すように、1から昇順のテーブル番号に対応して、各POS端末11a,11bの端末番号が設定されている。
第3の実施の形態では、制御部37は、図10で示した手動紐付け処理のステップST75の処理において、繰返し回数kがその最大値kMAXを超えた場合、図17の流れ図に示す第2の手動紐付け処理を実行する。
なお、図17において、“p”は、繰返し回数である。“pMAX”は、繰返し回数pの最大数である。最大数pMAXは、端末番号テーブル44の最大テーブル番号、つまりはPOS端末11a,11bの台数に一致する。
第2の手動紐付け処理が開始されると、制御部37は、ステップST91として、繰返し回数pを“1”に設定する。制御部37は、繰返し回数pを、端末番号テーブル44のテーブル番号とみなす。制御部37は、ステップST92として、端末番号テーブル44からテーブル番号pに対応した端末番号Rpを取得する。そして、ステップST93として、端末番号Rpが、紐付け無し動線IDの端末番号Riと一致するか否かを判断する。
一致しない場合、制御部37は、ステップST94として、取引日時Tiより拡張後の時間幅θを減じた日時“Ti−θ”を算出する。また、取引日時Tiに上記拡張後の時間幅θを加算した日時“Ti+θ”を算出する。そして、トランザクションIDリストテーブル41から、取引日時Tjが日時“Ti−θ”から日時“Ti+θ”までの期間内のトランザクションIDを紐付け候補として取得する。
紐付け候補となるトランザクションIDを取得したならば、制御部37は、ステップST95及びステップST96として、その中から次の条件に該当するトランザクションIDを破棄する。ステップST95では、紐付けテーブル43に既にセットされているトランザクションIDを破棄する。ステップST96では、端末番号テーブル44から取得した端末番号Rkとは異なる端末番号Rjを有するトランザクションIDを破棄する。
制御部37は、ステップST97として紐付け候補となるトランザクションIDが残っているか否かを判断する。残っている場合には、制御部37は、第1の実施の形態のステップST68〜ステップST74の処理と同一の処理を実行する。
端末番号Rpと端末番号Riとが一致した場合(ステップST93のYES)、または、紐付け候補として残ったトランザクションIDが存在しない場合(ステップST97のNO)、あるいは、紐付け候補としてのトランザクションIDがなくなった場合には(ステップST97のYES)、制御部37は、ステップST98として、繰返し回数pを“1”だけカウントアップする。
繰返し回数pをカウントアップした後、制御部37は、ステップST99として、繰返し回数pがその最大値pMAXを超えたか否かを判断する。繰返し回数pが最大値pMAXを超えていない場合、制御部37は、ステップST92の処理に戻る。
繰返し回数pが最大値pMAXを超えた場合には、制御部37は、手動紐付け処理を終了する。この場合は、紐付け無し動線IDにはトランザクションIDが紐付けされない。
このように、顧客行動管理装置3は、先ず、動線IDリストテーブル42から動線IDデータを選択する。次に、トランザクションIDリストテーブル41から、動線IDデータと同一の端末番号Rjを有するトランザクションIDを抽出する。その後、顧客行動管理装置3は、動線IDデータの取引日時Tiと、トランザクションIDの取引日時Tjの時間差δを算出する。そして、この時間差δが最小となるトランザクションIDを、選択した動線IDと組み合わせる。
次に、顧客行動管理装置3は、動線IDリストテーブル42から紐付け無し動線IDの端末番号Riを抽出する。そして、この端末番号Riを、他のPOS端末の端末番号Rpに置換する。その後、顧客行動管理装置3は、置換後の端末番号Rpを有するトランザクションIDを、トランザクションIDリストテーブル41から検索する。そして、検索されたトランザクションIDを、候補トランザクションリストとして表示する。したがって、動線データに対して誤った端末番号が付加された場合でも、その動線データに対して正しいトランザクションIDを容易に紐付けさせることができる。
(第4の実施の形態)
例えばスーパーマーケットでは、親子,夫婦等の家族連れのように、複数名で来店し、各人がそれぞれ購入した商品を1名が一括して会計する場合がある。第1〜第3の実施の形態の顧客行動管理装置では、会計を行った1名の動線データとトランザクションデータとを紐付けることはできる。しかし、トランザクションデータに含まれる商品個々について、複数名の中の誰が購入したものかまでは分析することができない。
そこで第4の実施の形態として、複数名で来店し、各人がそれぞれ購入した商品を1名が一括して会計した場合でも、個々の商品をその複数名の中の誰が購入したかを分析することができる顧客行動管理装置について説明する。
第4の実施の形態の顧客行動管理装置3は、図18に示すメモリ領域、すなわちトランザクションIDリストテーブル41、動線IDリストテーブル42、紐付けテーブル43、商品別売場情報テーブル45及びグループ客テーブル46を、データ記憶部35に確保している。また、顧客行動管理装置3は、本発明に係る顧客行動管理プログラムをプログラム記憶部24に記憶している。
顧客動向管理プログラムが起動すると、表示部32に、「紐付け業務」、「グループ客分析業務」等の各種業務メニュー画面が表示される。「紐付け業務」が選択されると、制御部37は、第1の実施の形態でメイン処理として説明した図5の流れ図で示す処理を実行する。
なお、複数名で来店し、各人がそれぞれ購入した商品を1名が一括して会計する場合においても、動線サーバ22では、各人がそれぞれ独立の顧客として取り扱われる。すなわち、銘々の動線データに対して動線IDが付されるとともに取引時刻データと端末番号とが付されて、動線データベース24に蓄積されている。
「グループ客分析業務」について説明する。「グループ客分析業務」が選択されると、制御部37は、図19の流れ図に示す処理を開始する。
制御部37は、ステップST101として、POSサーバ12に対して商品データベース14のダウンロードを要求する。この要求を受けたPOSサーバ12は、商品データベース14のデータを顧客行動管理装置3にダウンロードする。通信部33を介してダウンロードされた商品データベース14のデータは、データ記憶部35に記憶される。
制御部37は、ステップST102としてダウンロードされた商品データベース14のデータに基づいて、データ記憶部35に商品別売場情報テーブル45を作成する。
商品別売場情報テーブル45の一例を図21に示す。図示するように、商品別売場情報テーブル45には、各商品の商品コード、商品名、棚コード及びアクセス可能エリアの各項目情報がセットされる。棚コードは、該当する商品が販売されている商品棚を識別するコードである。アクセス可能エリアは、該当する商品が販売されている商品棚の近傍にて顧客が手を伸ばすとその商品に手が届くと予測されるエリアを指定する情報である。これら商品コード、商品名、棚コード及びアクセス可能エリアの各項目情報は、予め商品データベース14に商品別に設定されている。
棚コードとアクセス可能エリアについて、図22を用いて具体的に説明する。店舗内の平面レイアウトを図22に示す。図22において、符号「A1」〜「A5」、「B1」〜「B9」、「C1」〜「C9」、「D1」〜「D9」、「E1」〜「E3」、「F1」〜「F7」は、図示の如く区割りされた商品棚に対して個々に割り当てられた棚コードを示している。
また、図22において、ハッチングで塗り潰された矩形領域は、棚コードA4が設定された商品棚に陳列されている商品のアクセス可能エリアGを示している。本実施の形態では、店舗の床面と平行な面を、図中横方向をX軸、縦方向をY軸とする二次元座標系で表わし、この座標系の原点O(0,0)を図中左下角とする。そして、アクセス可能エリアGの図中左上の点P1と右下の点P2を二次元座標系の座標値P1(x,y)−P2(x,y)で指定することにより、アクセス可能エリアGの矩形領域を指定する。
ここに、商品別売場情報テーブル45は、商品毎に、その商品が販売されている売場のエリアを示す情報を記憶する売場記憶部として機能する。
図22において、符号「R1」,「R2」は、POS端末11a,11bを示している。符号「IN/OUT」は、店舗の出入口部を示している。実線M1と破線M2は、それぞれ店舗内における顧客の動線を示している。
商品別売場情報テーブル45を作成した制御部37は、次に、ステップST103として、1つのトランザクションID(端末番号、取引日時、取引一連番号)に対して複数の動線IDが紐付けられたトランザクションIDを抽出する。この処理は、出力ファイル36に出力された動線IDとトランザクションIDとの紐付けリストを参照する。
1つのトランザクションID(端末番号、取引日時、取引一連番号)に対して複数の動線IDが紐付けられたトランザクションIDを抽出する毎に(ステップST104のYES)、制御部37は、ステップST105〜ステップST107の各処理を実行する。
ステップST105では、通信部33を介して接続されたPOSサーバ12に対して、該当するトランザクションIDで特定されるトランザクションザクションデータの購買商品情報を要求する。この要求に対し、POSサーバ12からは該当するトランザクションザクションデータに含まれる全ての購買商品の商品コードと商品名が返信される。
制御部37は、ステップST106としてPOSサーバ12から応答のあった購買商品の売場情報、つまりは棚コードを取得するために、商品別売場情報テーブル45を検索する。制御部37は、ステップST107として、トランザクションID、購買商品情報及び棚コードの各データに基づいて、データ記憶部35にグループ客テーブル46を作成する。
グループ客テーブル46の一例を図23に示す。図示するように、グループ客テーブル46には、トランザクションIDと、このトランザクションIDで特定される取引で売買された全ての購買商品の商品コード、商品名及び棚コードとがセットされる。また、購買商品毎に、アクセス動線IDエリア461が確保されている。
このように、制御部37は、動線IDとトランザクションIDとの紐付けリストから、1つのトランザクションIDに対して複数の動線IDが紐付けられたトランザクションIDを抽出する毎に、そのトランザクションIDに基づいてデータ記憶部35にグループ客テーブル46を作成する。
1つのトランザクションIDに対して複数の動線IDが紐付けられたトランザクションIDの抽出処理を終了したならば(ステップST104のNO)、制御部37は、ステップST108としてグループ客テーブル46毎にアクセス動線紐付け処理を実行する。この処理の手順は、図20の流れ図によって具体的に示される。
先ず、制御部37は、ステップST111としてグループ客テーブル46に記憶されたトランザクションID(取引一連番号,端末番号,取引日時)に紐付けられた複数の動線IDを全て抽出するために、出力ファイル36の動線IDとトランザクションIDとの紐付けリストを検索する。
制御部37は、ステップST112として動線サーバ22に対して、抽出した動線IDで識別される動線レコードの一括取込みを指令する。この指令により、動線サーバ22の動線データベース24から、抽出された複数の動線IDでそれぞれ識別される複数の動線レコードが送信されてくる。制御部37は、各動線レコードをデータ記憶部35に記憶する。
制御部37は、ステップST113としてグループ客テーブル46から購買商品1点分の情報(商品コード,商品名,棚コード)を選択する。そして、ステップST114として商品別売場情報テーブル45を検索して、この購買商品情報に対応するアクセス可能エリアを取得する(売場取得部)。
制御部37は、ステップST115として上記アクセス可能エリアG内を通過した動線を検索するために、データ記憶部35に記憶した各動線レコードの動線データを追跡する。動線データは、店内レイアウトに対する顧客の移動経路を点の集合体として表わしたものである。これらの点は、アクセス可能エリアGと同様に、店舗の床面と平行な面を表わす二次元座標系の原点Oを基準とする座標値(x,y)で示すことができる。
制御部37は、アクセス可能エリアGの左上座標P1と右下座標P2とで囲われる矩形領域内の全座標値を求める。また、制御部37は、各動線データを構成する各点の座標値を順次追跡する。その結果、アクセス可能エリアG内のいずれかの座標値と重複する動線データの座標値を検出したならば、その動線データをアクセス可能エリアG内を通過した動線として検出する(動線検索部)。
アクセス可能エリアG内を通過した動線を検出したならば(ステップST116のYES)、制御部37は、ステップST117としてその動線のIDを、ステップST113で選択した購買商品情報に対応するアクセス動線IDエリア451にセットする。このとき、1つの購買商品情報に対して複数の動線が検出された場合には、その複数の動線のIDをアクセス動線IDエリア451にセットする(動線紐付け部)。
制御部37は、ステップST118として当該グループ客テーブル46に未選択の購買商品情報があるか否かを判断する。購買商品情報がある場合(ステップST118のNO)、制御部37は、ステップST113に戻る。すなわち制御部37は、未選択の購買商品情報を1点選択して、ステップST114〜ステップST117の処理を再度実行する。
当該グループ客テーブル46に未選択の購買商品情報が無いことを確認した場合(ステップST118のYES)、制御部37は、ステップST119としてデータ記憶部35に記憶した動線データをクリアする。以上で、アクセス動線紐付け処理は終了する。
データ記憶部35に作成された全てのグループ客テーブル46に対してアクセス動線紐付け処理を実行すると、制御部37は、ステップST109としてこの全てのグループ客テーブル46を出力ファイル36に出力する。以上で、「グループ客分析業務」に対する顧客行動管理プログラムが終了する。
今、出力ファイル36に、図13に示す内容の動線IDとトランザクションIDとの紐付けリストが出力されたものとする。この状態において、「グループ客分析業務」を実行すると、取引一連番号「125」のトランザクションIDに対して2つの動線ID「123404」,「123405」が紐付けられているので、このトランザクションIDに対するグループ客テーブル46が作成される。このときのグループ客テーブル46を図23で示す。また、商品別売場情報テーブル45を図21に示す。また、一方の動線ID「123404」の動線を図22の符号M1で示し、他方の動線ID「123405」の動線を図22の符号M2で示す。
この場合、先ず、グループ客テーブル46から商品コード「2345」の購買商品「××牛乳」が選択される。この購買商品「××牛乳」が置かれている商品棚の棚コードは「A4」であり、そのアクセス可能エリアは(x1,y1)−(x2,y2)である。そこで、動線ID「123404」の動線M1と動線ID「123405」の動線M2とを追跡すると、動線M1がアクセス可能エリア(x1,y1)−(x2,y2)を通過していると判定される。その結果、購買商品「××牛乳」に対するアクセス動線IDとして動線ID「123404」がグループ客テーブル46にセットされる。
次に、グループ客テーブル46から商品コード「1234」の購買商品「○○ビール」が選択される。この購買商品「○○ビール」が置かれている商品棚の棚コードは「F4」であり、そのアクセス可能エリアは(x3,y3)−(x4,y4)である。そこで、動線ID「123404」の動線M1と動線ID「123405」の動線M2とを追跡すると、動線M1と動線M2の両方がアクセス可能エリア(x3,y3)−(x4,y4)を通過していると判定される。その結果、購買商品「○○ビール」に対するアクセス動線IDとして動線ID「123404」と動線ID「123405」とがグループ客テーブル46にセットされる。
次に、グループ客テーブル46から商品コード「3456」の購買商品「ポテトチップ」が選択される。この購買商品「ポテトチップ」が置かれている商品棚の棚コードは「C8」であり、そのアクセス可能エリアは(x5,y5)−(x6,y6)である。そこで、動線ID「123404」の動線M1と動線ID「123405」の動線M2とを追跡すると、動線M2がアクセス可能エリア(x5,y5)−(x6,y6)を通過していると判定される。その結果、購買商品「ポテトチップ」に対するアクセス動線IDとして動線ID「123405」がグループ客テーブル46にセットされる。
その結果、図24に示す内容のグループ客テーブル46が出力ファイル36に出力される。このグループ客テーブル46の情報から、二人連れの顧客が購入した商品3品目のうち、「××牛乳」は、動線ID「123404」で特定される顧客が購入し、「ポテトチップ」は、動線ID「123405」で特定される顧客が購入し、「○○ビール」は、動線ID「123404」で特定される顧客と動線ID「123405」で特定される顧客のどちらかが購入したと分析することができる。
例えば「××牛乳」を購入した顧客の平均滞在時間を算出する場合、「××牛乳」を購入した顧客に対応する動線ID「123404」,「123405」のうち、動線ID「123404」で特定される動線のデータを使用する。動線ID「123405」で特定される動線のデータは使用しない。
例えば「○○ビール」を購入した顧客の平均滞在時間を算出する場合、「○○ビール」を購入した顧客に対応する動線が、動線ID「123404」及び動線ID「123405」のどちらか分からない。この場合は、この顧客のデータを含めずに平均値を算出する。そうすることにより、算出結果の確からしさを損なうことは無い。
なお、この発明は前記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば、手動紐付け処理において、動線を表示させるのでなく、その動線に同期したカメラ画像を表示させてもよい。カメラ画像から、顧客が購入した商品を推測することで紐付けを実行することができる。
動線IDとトランザクションIDとの紐付けリストの出力先は、出力ファイル36に限定されるものではない。表示部32に表示させてもよいし、印刷データに変換してプリンタから印刷してもよい。
第4の実施の形態では、矩形状のアクセス可能エリアを、その左上の点と右下の点の各座標で指定したが、例えば左上の点と矩形の縦横の長さとで指定してもよい。つまり、矩形が一意に定まる方法であればよい。また、エリアの形状は矩形に限定されるものではなく、棚の形などに応じて円弧や多角形でエリアを指定してもよい。
第4の実施の形態において、店舗の出入口から略同時に入店し、略同時に出店した複数本の動線をグルーピングする。グループ客分析業務では、そのうちの少なくとも1本の動線と紐付けられたトランザクションIDを抽出して、その後の処理を進める。このように構成しても、第4の実施の形態と同様な効果を奏することができる。
前記実施の形態では装置内部に発明を実施する機能が予め記録されている場合で説明をした。しかし、これに限らず同様の機能をネットワークから装置にダウンロードしても良い。あるいは、同様の機能を記録媒体に記憶させたものを装置にインストールしてもよい。記録媒体としては、CD−ROM等プログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
本発明は、例えばコンビニエンスストア,スーパーマーケット等の店舗において、顧客の行動を分析する際に利用される。

Claims (20)

  1. 店舗内における各顧客の行動を追跡した顧客別の動線データに、それぞれその顧客が決済を行ったと推定される時点の時刻データを付加して記憶する動線記憶部と、
    各顧客の購買内容を記録した顧客別のトランザクションデータに、それぞれその顧客が決済を行った時点の時刻データを付加して記憶するトランザクション記憶部と、
    前記動線記憶部に記憶される各動線データと前記トランザクション記憶部に記憶される各トランザクションデータとについて、各々の時刻データの差が最小となる組合せを決定する組合せ部と、
    前記組合せ部により組み合わせられた動線データとトランザクションデータとを紐付ける紐付け部と、
    を具備したことを特徴とする顧客行動管理装置。
  2. 前記動線記憶部は、前記顧客別の動線データに、それぞれその顧客の決済を処理したと推定される決済端末を識別する端末識別情報をさらに付加して記憶し、
    前記トランザクション記憶部は、前記顧客別のトランザクションデータに、それぞれその顧客の決済を処理した決済端末を識別する端末識別情報をさらに付加して記憶し、
    前記組合せ部は、前記各動線データと前記各トランザクションデータとについて、前記端末識別情報が一致し、かつ、各々の時刻データの差が最小となる組合せを決定することを特徴とする請求項1記載の顧客行動管理装置。
  3. 時刻データのずれを補正するための時刻補正データに基づき、前記トランザクションデータ及び動線データに付加された時刻データを補正する時刻補正部、をさらに具備し、
    前記組合せ部は、前記各動線データと前記各トランザクションデータとについて、各々の補正後の時刻データの差が最小となる組合せを決定することを特徴とする請求項1記載の顧客行動管理装置。
  4. 時刻データのずれを補正するための時刻補正データに基づいて前記トランザクションデータ及び動線データに付加された時刻データを補正する時刻補正部、をさらに具備し、
    前記組合せ部は、前記各動線データと前記各トランザクションデータとについて、前記端末識別情報が一致し、かつ、各々の補正後の時刻データの差が最小となる組合せを決定することを特徴とする請求項2記載の顧客行動管理装置。
  5. 前記組合せ部は、前記各動線データと前記各トランザクションデータとについて、各々の時刻データの差が最小となる組合せを決定する第1の組合せ部と、
    前記第1の組合せ部により組み合わせられた動線データとトランザクションデータとの組合せ毎の時刻データの差分から、一定期間内に生じる時刻のずれの補正するための時刻補正データを作成する補正データ作成部と、
    前記補正データ作成部が作成した時刻補正データに基づいて前記トランザクションデータ及び動線データの時刻データを補正する時刻補正部と、
    前記各動線データと前記各トランザクションデータとについて、各々の補正後の時刻データの差が最小となる組合せを決定する第2の決定部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の顧客行動管理装置。
  6. 前記組合せ部は、前記各動線データと前記各トランザクションデータとについて、各々の時刻データの差が最小となる組合せを決定する第1の組合せ部と、
    前記第1の組合せ部により組み合わせられた動線データとトランザクションデータとの組合せ毎の時刻データの差分から、一定期間内に生じる時刻のずれの補正するための時刻補正データを作成する補正データ作成部と、
    前記補正データ作成部が作成した時刻補正データに基づいて前記トランザクションデータ及び動線データの時刻データを補正する時刻補正部と、
    前記各動線データと前記各トランザクションデータとについて、各々の補正後の時刻データの差が最小となる組合せを決定する第2の決定部とを備えたことを特徴とする請求項2記載の顧客行動管理装置。
  7. 前記組合せ部は、前記動線記憶部から動線データを時刻データとともに選択し、その時刻データの時刻を中心とする時間幅を設定し、その時間幅内の時刻を示す時刻データが付加されたトランザクションデータを前記トランザクション記憶部から検索して各々の時刻データの時間差を算出し、この時間差が最小となる動線データとトランザクションデータとを組み合わせることを特徴とする請求項1記載の顧客行動管理装置。
  8. 前記組合せ部は、前記動線記憶部から動線データを時刻データとともに選択し、その時刻データの時刻を中心とする第1の時間幅を設定し、その第1の時間幅内の時刻を示す時刻データが付加されたトランザクションデータを前記トランザクション記憶部から検索して各々の時刻データの時間差を算出し、この時間差が最小となる動線データとトランザクションデータとを組み合わせる処理を終えた後、前記動線記憶部からトランザクションデータとの組合せが成立していない動線データを時刻データとともに選択し、この時刻データの時刻を中心とする前記第1の時間幅より広い第2の時間幅を設定し、前記動線データとの組合せが成立していないトランザクションデータの中で、前記第2の時間幅内の時刻を示す時刻データが付加されたトランザクションデータを前記トランザクション記憶部から検索することを特徴とする請求項1記載の顧客行動管理装置。
  9. 前記組合せ部は、前記動線記憶部から動線データを時刻データ及び端末識別情報とともに選択し、その端末識別情報と同一の端末識別情報を有するトランザクションデータを前記トランザクション記憶部から検索して各々の時刻データの時間差を算出し、この時間差が最小となる動線データとトランザクションデータとを組み合わせる処理を終えた後、前記動線記憶部からトランザクションデータとの組合せが成立していない動線データを時刻データ及び端末識別情報とともに選択し、その端末識別情報を他の決済端末の端末識別情報に置換し、前記動線データとの組合せが成立していないトランザクションデータの中で、置換後の端末識別情報を有しかつ各々の時間差が最小となるトランザクションデータを前記トランザクション記憶部から検索することを特徴とする請求項2記載の顧客行動管理装置。
  10. 動線記憶部が、店舗内における各顧客の行動を追跡した顧客別の動線データを、それぞれその顧客が決済を行ったと推定される時点の時刻データを付加して記憶すること、
    トランザクション記憶部が、各顧客の購買内容を記録した顧客別のトランザクションデータを、それぞれその顧客が決済を行った時点の時刻データを付加して記憶すること、
    組合せ部が、前記動線記憶部に記憶される各動線データと前記トランザクション記憶部に記憶される各トランザクションデータとについて、各々の時刻データの差が最小となる組合せを決定すること、及び、
    紐付け部が、前記組合せ部により組み合わせられた動線データとトランザクションデータとを紐付けることを備えたことを特徴とする顧客行動管理方法。
  11. 前記動線記憶部は、前記顧客別の動線データに、それぞれその顧客の決済を処理したと推定される決済端末を識別する端末識別情報をさらに付加して記憶し、
    前記トランザクション記憶部は、前記顧客別のトランザクションデータに、それぞれその顧客の決済を処理した決済端末を識別する端末識別情報をさらに付加して記憶し、
    前記組合せ部は、前記各動線データと前記各トランザクションデータとについて、前記端末識別情報が一致し、かつ、各々の時刻データの差が最小となる組合せを決定することを特徴とする請求項10記載の顧客行動管理方法。
  12. 時刻補正部が、時刻データのずれを補正するための時刻補正データに基づき、前記トランザクションデータ及び動線データに付加された時刻データを補正することを含み、
    前記組合せ部は、前記各動線データと前記各トランザクションデータとについて、各々の補正後の時刻データの差が最小となる組合せを決定することを特徴とする請求項10記載の顧客行動管理方法。
  13. 時刻補正部が、時刻データのずれを補正するための時刻補正データに基づき、前記トランザクションデータ及び動線データに付加された時刻データを補正することを含み、
    前記組合せ部は、前記各動線データと前記各トランザクションデータとについて、前記端末識別情報が一致し、かつ、各々の補正後の時刻データの差が最小となる組合せを決定することを特徴とする請求項11記載の顧客行動管理方法。
  14. 店舗内における各顧客の行動を追跡した顧客別の動線データにそれぞれその顧客が決済を行ったと推定される時点の時刻データを付加して管理する動線管理システムと、各顧客の購買内容を記録した顧客別のトランザクションデータにそれぞれその顧客が決済を行った時点の時刻データを付加して管理するトランザクション管理システムとに接続されたコンピュータに、
    前記動線管理システムで管理される各動線データと前記トランザクション管理システムで管理される各トランザクションデータとについて、各々の時刻データの差が最小となる組合せを決定する機能と、
    この機能により組み合わせられた動線データとトランザクションデータとを紐付ける機能とを実現させるための顧客行動管理プログラム。
  15. 前記動線管理システムで管理される顧客別の動線データには、それぞれその顧客の決済を処理したと推定される決済端末を識別する端末識別情報が付加されており、
    前記販売管理システムで管理される顧客別のトランザクションデータには、それぞれその顧客の決済を処理した決済端末を識別する端末識別情報が付加されており、
    前記組合せを決定する機能は、前記各動線データと前記各トランザクションデータとについて、前記端末識別情報が一致し、かつ、各々の時刻データの差が最小となる組合せを決定することを特徴とする請求項14記載の顧客行動管理プログラム。
  16. 前記コンピュータに、
    時刻データのずれを補正するための時刻補正データに基づき、前記トランザクションデータ及び動線データに付加された時刻データを補正する機能をさらに実現させ、
    前記組合せを形成する機能は、前記各動線データと前記各トランザクションデータとについて、各々の補正後の時刻データの差が最小となる組合せを決定することを特徴とする請求項14記載の顧客行動管理プログラム。
  17. 前記コンピュータに、
    時刻データのずれを補正するための時刻補正データに基づき、前記トランザクション識別リスト及び動線識別リストの時刻データを補正する機能をさらに実現させ、
    前記組合せを形成する機能は、前記各動線データと前記各トランザクションデータとについて、前記端末識別情報が一致し、かつ、各々の補正後の時刻データの差が最小となる組合せを決定することを特徴とする請求項15記載の顧客行動管理プログラム。
  18. 商品別に、その商品を販売している売場を特定する情報を記憶する売場記憶部と、
    グループで来店した顧客の購買内容を記録したトランザクションデータに、そのグループを構成する各人の行動をそれぞれ追跡した複数の動線データを紐付ける紐付け部と、
    前記トランザクションデータに含まれる購買商品個々について、その商品を販売している売場を特定する情報を前記売場記憶部から取得する売場取得部と、
    前記トランザクションデータに紐付けられた複数の動線データのなかから、前記売場取得部で取得した情報により特定される売場を通過した動線データを検索する動線検索部と、
    前記トランザクションデータに含まれる購買商品個々について、前記動線検索部で検索された動線データを紐付ける動線紐付け部と、
    を具備したことを特徴とする顧客行動管理装置。
  19. 前記売場記憶部は、商品別に、その商品が陳列されている売場に顧客の手が届くと予測される区画を示す情報を記憶することを特徴とする請求項18記載の顧客行動管理装置。
  20. 商品別にその商品を販売している売場を特定する情報を記憶した売場記憶部を有するコンピュータに、
    グループで来店した顧客の購買内容を記録したトランザクションデータに、そのグループを構成する各人の行動をそれぞれ追跡した複数の動線データを紐付ける機能と、
    前記トランザクションデータに含まれる購買商品個々について、その商品を販売している売場を特定する情報を前記売場記憶部から取得する機能と、
    前記トランザクションデータに紐付けられた複数の動線データのなかから、前記取得機能が取得した情報により特定される売場を通過した動線データを検索する機能と、
    前記トランザクションデータに含まれる購買商品個々について、前記動線機能が検索された動線データを紐付ける機能と実現させるための顧客行動管理プログラム。
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