JP4850700B2 - 薬液注入システム - Google Patents

薬液注入システム Download PDF

Info

Publication number
JP4850700B2
JP4850700B2 JP2006514694A JP2006514694A JP4850700B2 JP 4850700 B2 JP4850700 B2 JP 4850700B2 JP 2006514694 A JP2006514694 A JP 2006514694A JP 2006514694 A JP2006514694 A JP 2006514694A JP 4850700 B2 JP4850700 B2 JP 4850700B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
chemical
injection
container
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006514694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2005123161A1 (ja
Inventor
徹 根本
知行 生駒
隆 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nemoto Kyorindo Co Ltd
Original Assignee
Nemoto Kyorindo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nemoto Kyorindo Co Ltd filed Critical Nemoto Kyorindo Co Ltd
Priority to JP2006514694A priority Critical patent/JP4850700B2/ja
Publication of JPWO2005123161A1 publication Critical patent/JPWO2005123161A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4850700B2 publication Critical patent/JP4850700B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/007Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests for contrast media
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/14212Pumping with an aspiration and an expulsion action
    • A61M5/14232Roller pumps
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/145Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons
    • A61M5/1452Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons pressurised by means of pistons

Description

本発明は、薬液容器に収容されている薬液を薬液注入装置で被験者に注入する薬液注入システムに関する。
現在、被験者の透視画像を撮像する透視撮像装置としては、CT(Computed Tomography)スキャナ、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、超音波診断装置、アンギオ装置、MRA(MR Angio)装置、等がある。
上述のような装置を使用するとき、被験者に造影剤などの薬液を注入することがあり、この注入を自動的に実行する薬液注入装置も実用化されている。上述のような薬液注入装置は注入ヘッドを有しており、この注入ヘッドに薬液シリンジが着脱自在に装着される。
薬液シリンジは、シリンダ部材とピストン部材からなり、シリンダ部材は円筒形状に形成されている。さらに、シリンダ部材は先端に貫通孔が形成されていて末端は開口されているので、この開口から内部にピストン部材がスライド自在に挿入されている。一般的にシリンダ部材の先端の貫通孔は突出した導管部分として形成されているので、この導管部分に延長チューブの末端が連結される。
この延長チューブは先端に注入針が一体に装着されているので、この注入針が被験者の血管に連結される。そこで、薬液注入装置を使用する場合、薬液が充填されている薬液シリンジのシリンダ部材を上述のように延長チューブで被験者に連結し、その薬液シリンジを薬液注入装置の注入ヘッドに装着する。
一般的な薬液注入装置では、薬液シリンジのシリンダ部材に対応した形状の凹部が注入ヘッドの上面に形成されているので、この凹部にシリンダ部材を装填すれば薬液シリンジが保持される。さらに、薬液注入装置はピストン駆動機構によりピストン部材をシリンダ部材とは別個に保持し、そのピストン駆動機構でピストン部材をスライド移動させるので、これで薬液シリンジから被験者に薬液を注入することができる。
なお、上述のような薬液シリンジには、プレフィルドタイプとリフィルタイプがあり、プレフィルドタイプでは、シリンダ部材に薬液が充填されて全体が梱包材で密封された状態で出荷され、リフィルタイプでは、利用者により所望の薬液がシリンダ部材に充填される。その場合、リフィルタイプの薬液シリンジと大容量の薬液タンクとが延長チューブで連結され、薬液注入装置などで薬液シリンジのシリンダ部材からピストン部材が引き出されることで、薬液タンクから薬液シリンジに薬液が充填される。
また、上述のように透視撮像装置で透視画像が撮像される被験者に造影剤を注入するときは、最初に造影剤を所定容量まで注入してから、生理食塩水を所定容量まで注入することが多々ある。これを実現する薬液注入装置は、造影剤が充填されている薬液シリンジと生理食塩水が充填されている薬液シリンジとを並列に保持する構造となっており、最初に造影剤の薬液シリンジを駆動してから生理食塩水の薬液シリンジを駆動する。このような薬液注入装置では、撮像部位に造影剤を適量のみ注入できるので、高価な造影剤の消費を削減することができ、被験者の身体の負担も軽減することができる。
また、前述したPET(Positron
Emission Tomography)装置やSPECT(Single
Photon Emission Computed Tomography)装置を利用したRI(Radio Isotope)検査では、ラジオアイソトープの薬液が造影剤として使用される。しかし、この造影剤は有害な放射線を放出するので、作業者の被曝を防止するため、その薬液シリンジには放射線を遮断するタングステン製のシリンジカバーが装着される。このため、RI検査に利用される薬液注入装置は、シリンジカバーが装着された薬液シリンジのシリンダ部材をシリンジ駆動機構が保持する。
また、RI検査では造影剤のラジオアイソトープが時間経過とともに自然崩壊するため、被験者に注入する直前に専用の薬液生成装置により造影剤を生成して薬液シリンジに充填する必要がある。その場合、薬液シリンジの先端の導管部分にゴムキャップが装着され、薬液生成装置の先鋭な注入針が薬液シリンジのゴムキャップに穿刺される。
このような状態で薬液生成装置から薬液シリンジにラジオアイソトープの造影剤が充填されるので、その薬液シリンジから被験者に造影剤を注入するときには、作業者は薬液シリンジからゴムキャップを取り外して延長チューブを連結する。なお、上述のような薬液注入装置は、本出願人などにより過去に発明されて出願されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2002−11096号 特開2002−102343号
前述のように被験者に造影剤などの薬液を注入してから生理食塩水を注入する場合、薬液が充填されている薬液シリンジと生理食塩水が充填されている薬液シリンジとを各々用意し、これらの薬液シリンジを個々に駆動する必要がある。しかし、これでは作業が煩雑であるとともに薬液注入装置の構造も複雑となり、例えば、生理食塩水を注入してから薬液を注入するような誤操作が発生する可能性もある。
また、前述のように薬液タンクの薬液を被験者に注入するためには、薬液タンクからリフィルタイプの薬液シリンジに薬液を充填し、その薬液シリンジから被験者に薬液を注入することになる。しかし、これでは作業が煩雑であり、薬液が移動により汚染される可能性が高くなる。
さらに、上述したRI検査では、作業者の被曝を防止するために薬液シリンジにタングステンのシリンジカバーを装着しているが、薬液シリンジに延長チューブを連結するときには、ラジオアイソトープの造影剤が充填されている薬液シリンジから作業者が手作業でゴムキャップを取り外し、そこに延長チューブを手作業で装着する必要があるので、薬液シリンジに延長チューブを連結する作業者が被曝することになる。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、被験者に造影剤などの薬液を注入してから生理食塩水を注入すること、リフィルタイプの薬液シリンジを介することなく薬液タンクの薬液を被験者に注入すること、ラジオアイソトープの造影剤でも作業者が被曝することなく薬液を注入すること、等を簡単に実現できる薬液注入システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の薬液注入システムは、薬液容器と薬液注入容器とを有しており、その薬液注入装置は、薬液注入チューブと液体供給チューブと液体容器と液体圧入機構とを有している。薬液容器は、第1の液体が収容されており、薬液注入装置は、その第1の液体を被験者に注入する。薬液注入チューブは、先端が被験者に連結されて末端が薬液容器の内部下方に配置され、液体供給チューブは、薬液容器の内部上方に先端が配置される。液体容器は、第1の液体とは異なる第2の液外が収容されていて液体供給チューブの末端に連結されており、液体圧入機構は、液体容器の第2の液体を液体供給チューブから薬液容器に圧入させる。このため、第2の液体が薬液容器に圧入されることで、この薬液容器から薬液注入チューブを介して被験者に第1の液体が注入される。
本発明の第2の薬液注入システムでは、液体供給チューブは、薬液容器の内部に先端が配置されるが、液体容器は、第1の液体より比重が小さい所定の第2の液体が収容されているので、その第2の液体が薬液容器に圧入されることで、この薬液容器から薬液注入チューブを介して被験者に第1の液体が注入される。
なお、本発明で云う各種手段は、その機能を実現するように形成されていれば良く、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与された薬液注入システム、コンピュータプログラムにより薬液注入システムに実現された所定の機能、これらの組み合わせ、等として実現することができる。また、本発明で云う各種手段は、かならずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の手段が1個の部材として形成されていること、ある手段が他の手段の一部であること、ある手段の一部と他の手段の一部とが重複していること、等も可能である。
本発明の薬液注入システムでは、液体圧入機構により液体容器の第2の液体が液体供給チューブから薬液容器に圧入されることで、この薬液容器の第1の液体が薬液注入チューブから被験者に注入されるので、例えば、第1の液体を造影剤とするとともに第2の液体を生理食塩水とすることで、被験者に造影剤を注入してから生理食塩水を注入することを簡単かつ薬液容器から被験者に第1の液体を直接に注入することができ、このため、第1の液体がRI検査の造影剤でも作業者が被曝することを防止できる。
本発明の実施の形態の薬液注入システムを示す模式図である。 第1の変形例の薬液注入システムを示す模式図である。 第2の変形例の薬液注入システムを示す模式図である。 第3の変形例の薬液注入システムを示す模式図である。 第4の変形例の薬液注入システムを示す模式図である。 第5の変形例の薬液注入システムを示す模式図である。 針状部材の変形例を示す模式的な斜視図である。 第6の変形例の薬液注入システムを示す模式図である。 針状部材の変形例を示す模式的な斜視図である。
符号の説明
100、400、500、600、700、800、900 薬液注入装置
101 薬液保持機構
110、510 液体供給チューブ
113 長針部材
120 薬液注入チューブ
122 短針部材
131 液体圧入機構
200 薬液容器
201 容器本体
202 弾性部材
300 液体容器
410 シールドカバー
420 終了検出センサ
430、513、514 一方弁
520 液体圧入機構となる薬液シリンジ
601 変化検出センサ
1000 薬液注入システム
C 薬液である造影剤
W 液体である生理食塩水
[実施の形態の構成]
本発明の実施の一形態を図面を参照して以下に説明する。本形態の薬液注入システム1000は、薬液注入装置100と交換自在な薬液容器200からなり、薬液容器200には、薬液としてPET用の造影剤Cが収容されている。
より具体的には、薬液容器200は、ガラス製の円筒状で一端が開口した容器本体201からなり、この容器本体201の開口がシリコーンゴムなどからなる弾性部材202で密閉されている。PET用の造影剤Cは放射性なので、その放射線を遮断するタングステン製の容器カバー211が容器本体201の外側に装着されている。
薬液注入装置100は、薬液容器200とは別個に液体容器300が交換自在に装着されており、この液体容器300には、液体である生理食塩水Wが収容されている。この液体容器300は、両端中央に小径の開口孔301が形成されているガラス製の円筒状の容器本体302からなり、その開口孔301には、シリコーンゴムなどからなる蓋体303が着脱自在に装着されている。
なお、造影剤Cは生理食塩水Wより充分に比重が大きい液体からなり、薬液容器200には、被験者に注入される容量だけ造影剤Cが収容されているが、液体容器300には、造影剤Cと同一の容量に被験者に注入される容量を加算した以上の容量の生理食塩水Wが収容されている。
本形態の薬液注入装置100は、薬液保持機構101と液体保持機構102とを有しており、薬液保持機構101で、薬液容器200を弾性部材202が下方に位置する状態で保持するとともに、液体保持機構102で、液体容器300を両端の開口孔301の一方が下方に位置する状態で保持する。
本形態の薬液注入装置100は、液体供給チューブ110と薬液注入チューブ120とを有しており、これらの液体供給チューブ110と薬液注入チューブ120とは、柔軟なシリコーンゴムなどからなるチューブ本体111、121を主要部分として有している。液体供給チューブ110は、液体容器300と薬液容器200とを連結し、薬液注入チューブ120は、薬液容器200と被験者の血管(図示せず)とを連結する。
より具体的には、液体供給チューブ110は、チューブ本体111の末端に硬質な接続コネクタ112が一体に装着されており、その接続コネクタ112が保持されている液体容器300の下方の開口孔301に着脱自在に装着される。また、液体供給チューブ110は、チューブ本体111の先端に先鋭な長い管状の金属製の長針部材113が一体に装着されており、この長針部材113が、薬液容器200の弾性部材202に穿刺される。
薬液注入チューブ120は、チューブ本体121の末端に先鋭な短い管状の金属製の短針部材122が一体に装着されており、この短針部材122が、薬液容器200の弾性部材202に穿刺される。チューブ本体121の先端は、カテーテルなどが一体に装着されており(図示せず)、被験者の血管に穿刺されて連結される。
なお、長針部材113と短針部材122との末端はホルダ部材123により一体に保持されているので、長針部材113と短針部材122とは、薬液容器200の弾性部材202に一様に穿刺される。このため、保持されている薬液容器200の弾性部材202に長針部材113と短針部材122とが下方から穿刺されている状態では、長針部材113の先端は薬液容器200の内部上方に位置するが、短針部材122の先端は薬液容器200の内部下方に位置する。
液体供給チューブ110は、中程の部分が液体圧入機構131に挿通されており、この液体圧入機構131は、液体容器300の生理食塩水Wを液体供給チューブ110から薬液容器200に圧入させる。液体圧入機構131は、蠕動する蠕動フィンガ機構や複数のローラ部材を公転させるローラポンプ機構などを有しており(図示せず)、液体供給チューブ110を外側から順次押圧することで生理食塩水Wを接触することなく圧送する。
薬液注入チューブ120は、末端近傍の部分に、気泡排除機構132、気泡検出センサ133、注入遮断機構134、が順番に連結されており、その気泡検出センサ133と注入遮断機構134とは、液体圧入機構131とともに注入制御手段である注入制御ユニット136に接続されている。
気泡排除機構132は、一方弁などで形成されており、薬液注入チューブ120を流動する造影剤Cから気泡を排除する。気泡検出センサ133は、発光素子と受光素子と処理回路などで形成されており、薬液注入チューブ120を流動する造影剤Cに混入した気泡を検出する。
注入遮断機構134は、開閉自在なシャッタ機構などからなり、薬液注入チューブ120を外側から押圧して造影剤Cの流動を遮断する。注入制御ユニット136は、適切なコンピュータプログラムが実装されているマイクロコンピュータなどからなり、気泡検出センサ133で気泡が検出されると、液体圧入機構131を強制停止させるとともに、注入遮断機構134に薬液注入チューブ120を遮断させる。
[実施の形態の動作]
上述のような構成において、本実施の形態の薬液注入システム1000で被験者に造影剤Cを注入する場合、まず、その造影剤Cが収容されている薬液容器200を用意する。前述のように、PET用の造影剤Cは放射性なので、そのガラス製の容器本体201はタングステン製の容器カバー211の内部に配置されている。
現在の一般的な薬液容器200では、容器カバー211の開口部にもタングステン製の開閉カバー(図示せず)が着脱自在に装着されており、その開閉カバーを取り外すと容器本体201の弾性部材202が露出する。このような状態で、薬液注入装置100の液体供給/薬液注入チューブ110、120の長針/短針部材113、122を薬液容器200の弾性部材202に穿刺してから、その薬液容器200を液体保持機構101に保持させる。すると、長針部材113の先端が薬液容器200の内部上方に位置するとともに、短針部材122の先端が薬液容器200の内部下方に位置する状態となる。
つぎに、生理食塩水Wが収容されていて両端の開口孔301に蓋体303が装着されている液体容器300を用意し、両端の一方が上方に位置する状態で、その上方の蓋体303を取り外して開口孔301を開放させる。このような状態で、その液体容器300の上方の開口孔301に液体供給チューブ110の末端を連結してから、その開口孔301が下方に位置する状態で液体容器300を液体保持機構102に保持させる。そして、その薬液容器300の上方に位置した開口孔301から蓋体303を取り外すと、薬液容器300の生理食塩水Wは液体供給チューブ110に自由に供給される状態となる。
上述のような状態で、例えば、“準備動作実行”が注入制御ユニット136に入力操作されると、この注入制御ユニット136は、注入遮断機構134を開放させて液体圧入機構131を所定時間まで駆動する。すると、この液体圧入機構131により液体容器300から液体供給チューブ110で薬液容器200まで所定容量の生理食塩水Wが供給されるので、密閉されている薬液容器200から所定容量の造影剤Cが薬液注入チューブ120に注入されて充填される。
このように液体供給/薬液注入チューブ110、120の内部が生理食塩水Wおよび造影剤Cで充填されて空気が排除されると、その薬液注入チューブ120の先端が被験者の血管に連結される。このような状態で、例えば、“注入動作実行”が注入制御ユニット136に入力操作されると、この注入制御ユニット136は、やはり所定時間まで液体圧入機構131を駆動する。
すると、この液体圧入機構131により液体容器300から液体供給チューブ110で薬液容器200まで所定容量の生理食塩水Wが供給され、その薬液容器200から薬液注入チューブ120で被験者まで造影剤Cが注入される。このとき、生理食塩水Wは造影剤Cより比重が小さいので、薬液容器200の内部では下方に造影剤Cが位置して上方に生理食塩水Wが位置する状態となる。
さらに、本形態の薬液注入装置100では、薬液容器200から被験者に造影剤Cの全部が注入されてからも、所定時間まで液体圧入機構131が駆動されるので、液体容器300から薬液容器200に圧送された生理食塩水Wが被験者に注入されることになる。
これで生理食塩水Wにより造影剤Cが後押しされるので、透視撮像装置であるPET装置(図示せず)による被験者の撮像部位まで造影剤Cが到達することになる。このように撮像部位に到達した造影剤Cは、いわゆる“ガン細胞”には“正常細胞”より良好に吸収されるので、この造影剤Cの吸収状態が透視撮像装置であるPET装置により撮像される。
なお、上述のように薬液注入チューブ120で被験者に造影剤Cや生理食塩水Wが注入されているとき、そこに混入している気泡は気泡排除機構132により排除される。これで気泡が排除されない場合、その気泡は気泡検出センサ133で検出されるので、この検出に対応して注入制御ユニット136は、液体圧入機構131を強制停止させるとともに、注入遮断機構134に薬液注入チューブ120を遮断させる。
[実施の形態の効果]
本形態の薬液注入システム1000では、液体圧入機構131により液体容器300の生理食塩水Wが液体供給チューブ110から薬液容器200に圧入されることで、この薬液容器200の造影剤Cが薬液注入チューブ120から被験者に注入されるので、リフィルタイプの薬液シリンジなどを介することなく薬液容器200から被験者に造影剤Cを直接に注入することができる。
このため、作業者が薬液容器200から薬液シリンジに造影剤Cを充填したり、その薬液シリンジを取り扱うような必要がないので、造影剤Cが放射性でも作業者が被曝することを良好に防止でき、造影剤Cの汚染なども簡単かつ確実に防止することができる。
特に、造影剤Cを加圧する媒体が生理食塩水Wからなるので、被験者に注入されても問題ない媒体で造影剤Cを加圧することができる。しかも、造影剤Cは生理食塩水Wより充分に比重が大きく、液体供給チューブ110の先端が薬液容器200の内部上方に配置されるとともに薬液注入チューブ110の末端が薬液容器200の内部下方に配置されるので、最初は被験者に造影剤Cのみを注入することができ、その後に生理食塩水Wを注入することも簡単に実行できる。
しかも、本形態の薬液注入システム1000では、薬液容器200の開口が弾性部材202で密閉されており、液体供給/薬液注入チューブ110,120の長針/短針部材113,122が弾性部材202に穿刺される。このため、薬液容器200に液体供給/薬液注入チューブ110,120を簡単に連結することができ、より良好に作業者の被曝を防止することができる。
さらに、液体供給/薬液注入チューブ110、120の長針/短針部材113、122がホルダ部材123で一体に保持されているので、より簡単に薬液容器200に液体供給/薬液注入チューブ110、120を連結することができ、長針/短針部材113、122の先端を薬液容器200の内部の適切な位置に簡単かつ確実に配置することができる。
さらに、薬液注入チューブ120で被験者に造影剤Cや生理食塩水Wが注入されるとき、そこに混入している気泡が気泡排除機構132により排除されるので、被験者に気泡が注入されることが防止される。なお、これで排除されない気泡は気泡検出センサ133で検出され、この検出に対応して注入制御ユニット136が、液体圧入機構131を強制停止させるとともに、注入遮断機構134に薬液注入チューブ120を遮断させるので、被験者に気泡が注入されることが確実に防止される。
[実施の形態の変形例]
本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では造影剤Cと生理食塩水Wとを良好に混合させることなく注入するため、薬液注入チューブ120の末端に短針部材122を装着しておくとともに液体供給チューブ110の先端に長針部材113を装着しておくことで、薬液注入チューブ120の末端を薬液容器200の内部下方に位置させるとともに液体供給チューブ110の先端を内部上方に位置させることを例示した。
しかし、図5に例示する薬液注入装置700のように、液体供給チューブ110の先端と薬液注入チューブ120の末端とに同一長さの針状部材141、142を装着しておき、液体供給チューブ110の先端と薬液注入チューブ120の末端との両方を薬液容器200の内部下方などに位置させることも可能である。
この場合、被験者に注入される薬液に最初から液体が混入する可能性は増大するが、例えば、薬液の比重が液体の比重より充分に大きかったり、針状部材141、142が水平方向で充分に離反しているならば、被験者に薬液を注入してから液体を注入することも可能である。
さらに、図6に例示する薬液注入装置800のように、液体供給チューブ110と薬液注入チューブ120との同一長さの針状部材141、142を1本の針状部材143として形成しておくことも可能である。この場合、図7(a)に示すように、2本の円筒形の針状部材141、142を並列に接合しておくことの他、図7(b)に示すように、1本の円筒形の針状部材143の内部に針状部材141、142となる2つの空洞を並列に形成しておくようなことも可能である。
上述のような針状部材143では、2本の針状部材141、142を一体に保持するホルダ部材123を省略することができ、薬液容器200の弾性部材202に1本の針状部材143のみを穿刺すれば良いので、その作業性を向上させることができる。
なお、当然のことながら、図8に例示する薬液注入装置900のように、短針部材122と長針部材113とを1本の針状部材145として形成しておくことも可能である。この場合も、図9に示すように、円筒形の短針部材122と長針部材113とを並列に接合しておくことの他、1本の円筒形の針状部材145の内部に短針部材122と長針部材113となる2つの空洞を並列に形成しておくようなことが可能である。
また、上記形態では薬液がPET用の放射性の造影剤Cからなることを例示したが、薬液注入システム1000は各種の薬液注入に利用可能である。さらに、上記形態では薬液容器200の容器カバー211がタングステン製であることを例示したが、これが鉛製などであることも可能である。
また、上記形態では薬液注入チューブ120の末端を薬液容器200の内部下方に位置させるとともに液体供給チューブ110の先端を薬液容器200の内部上方に位置させるため、液注入チューブ120の短針部材122と液体供給チューブ110の長針部材113とを薬液容器200の弾性部材202に穿刺し、その弾性部材202が下方に位置する状態で薬液容器200を保持することを例示した。
しかし、薬液注入チューブの末端に長針部材を形成しておくとともに液体供給チューブの先端に長針部材を形成しておき(図示せず)、弾性部材202が上方に位置するように薬液容器200を保持し、その弾性部材202に薬液注入チューブの長針部材と液体供給チューブの長針部材とを穿刺することも可能である。
さらに、上記形態では既存のPET用の薬液容器200に簡単に液注入チューブ120と液体供給チューブ110とを連結するため、液注入チューブ120の短針部材122と液体供給チューブ110の長針部材113とを薬液容器200の弾性部材202に穿刺することを例示した。しかし、液注入チューブ120の短針部材122と液体供給チューブ110の長針部材113とを専用の弾性部材(図示せず)に事前に連結しておき、この弾性部材を薬液容器200の弾性部材202と交換するようなことも可能である。
より具体的には、薬液容器の開口を密閉部材で開閉自在に密閉しておき、薬液注入チューブの末端に短い管状の短管部材を一体に形成しておくとともに、液体供給チューブの先端に長い管状の長管部材を先端に形成しておく。さらに、薬液容器の開口を着脱自在に密閉する管保持部材を形成し、その管保持部材に短管部材と長管部材とを一体に形成しておく(図示せず)。
この場合、薬液容器の密閉部材を開放させて管保持部材を装着し、その薬液容器を開口が下方に位置する状態で保持すれば、生理食塩水Wの圧入で造影剤Cを被験者に注入できる状態となる。なお、この構造では、薬液容器の密閉部材を開放させて管保持部材を装着するので、その作業は短針/長針部材122、113の穿刺より煩雑であるが、圧力が作用する薬液容器の密閉性を向上させることが可能である。
なお、当然ながら、上述のような薬液容器を開口が上方に位置する状態に保持するならば、薬液注入チューブの末端に長い管状の長管部材を一体に形成しておくとともに、液体供給チューブの先端に短い管状の短管部材を先端に形成しておくことが好適である(図示せず)。
また、上記形態では薬液/液体容器200、300に液体供給/薬液注入チューブ110、120を連結してから、その液体供給/薬液注入チューブ110、120の内部を造影剤Cや生理食塩水Wで充填して空気を排除することを例示したが、例えば、薬液/液体容器200、300に連結する以前に液体供給/薬液注入チューブ110、120の内部を生理食塩水Wなどで充填しておくことも可能である。
さらに、上記形態では薬液容器200の容器本体201のみが容器カバー211でシールドされていることを例示したが、図2に例示する薬液注入装置400のように、放射線を遮断するシールドカバー410を薬液保持機構101と一体に形成し、このシールドカバー410で薬液注入チューブ120の末端から連通する一部を密閉することも可能である。
この場合、薬液注入チューブ120を連結した薬液容器200を薬液保持機構101に保持させると、薬液注入チューブ120は被験者への連結に必要な先端部分しかシールドカバー410から露出しないので、造影剤Cが放射する放射線の大部分をシールドカバー410で遮断することができる。
また、上記形態では造影剤Cに混入した気泡を気泡検出センサ133で検出すると液体圧入機構131を強制停止させるとともに注入遮断機構134で薬液注入チューブ120を遮断することを例示したが、図2に例示する薬液注入装置400のように、生理食塩水Wの終了を検出する終了検出センサ420を液体供給チューブ110に装着しておき、その終了検出センサ420で終了を検出すると液体圧入機構131を強制停止させることや、専用の供給遮断機構(図示せず)で液体供給チューブ110を遮断することも可能である。
さらに、図4に例示する薬液注入装置600のように、放射線の有無により放射性の造影剤Cが生理食塩水Wに変化したことを検出する変化検出センサ601を薬液注入チューブ120に装着しておき、その薬液注入チューブ120で変化を検出すると液体圧入機構131を強制停止させることも可能である。
上記形態の薬液注入装置100では、薬液容器200の造影剤Cを生理食塩水Wにより押圧して被験者に注入するため、薬液容器200の造影剤Cの全部が被験者に注入されたかを的確に確認することは困難である。しかし、上述のように薬液注入チューブ120を流動する造影剤Cが生理食塩水Wに変化したことを変化検出センサ601により検出すれば、薬液容器200の造影剤Cの全部が被験者に注入されたかを簡単かつ確実に確認することができ、液体圧入機構131を所望のタイミングで停止させることができる。
なお、薬液注入チューブ120を流動する造影剤Cが生理食塩水Wに変化したことを変化検出センサ601により検出したとき、生理食塩水Wの圧送を所定容量まで継続してから停止させることも可能である。この場合、造影剤Cに引き続き所定容量の生理食塩水Wが被験者に注入されるので、生理食塩水Wにより造影剤Cを被験者の撮像部位まで的確に到達させることが可能となる。
さらに、上述のように薬液注入チューブ120を流動する造影剤Cが生理食塩水Wに変化してから、生理食塩水Wの圧送を所定容量まで継続することで造影剤Cを撮像部位に到達させる場合、その圧送を継続する生理食塩水Wの容量は撮像部位ごとに相違することになる。
そこで、薬液注入装置600の注入制御ユニット136に、キーボードやタッチパネルなどからなり、PET装置の撮像部位がデータ入力される部位入力手段、HDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリなどからなり、撮像部位ごとに液体の容量をデータ記憶している容量記憶手段、論理回路やマイクロコンピュータなどからなり、撮像部位がデータ入力されると対応する容量をデータ読出する容量読出手段、を設けておくことも可能である。この場合、被験者の撮像部位を作業者がデータ入力すると、その撮像部位に対応して生理食塩水Wの圧送を継続する容量が制御されるので、各種の撮像部位に造影剤Cを的確に注入することができる。
また、前述のように放射性の造影剤Cを被験者に注入してPET装置などで透視画像を撮像する場合は、注入した造影剤Cが細胞に吸収される所定時間が経過してから画像撮像を開始する。そこで、造影剤Cの注入完了を検出する完了検出手段、注入完了が検出されると所定時間の経過を検出する時間検出手段、検出された時間経過をPET装置にデータ送信するデータ送信手段、などをマイクロコンピュータやI/Fユニットなどで薬液注入装置に形成しておくことも可能である(図示せず)。
この場合、薬液注入装置は、造影剤Cの注入を完了してから所定時間が経過すると、この時間経過をPET装置にデータ送信するので、この時間経過をデータ受信したPET装置が画像撮像を開始すれば、造影剤Cが細胞に的確に吸収された状態で画像撮像を自動的に実行することが可能である。なお、薬液注入装置が造影剤Cの注入完了を即座にPET装置にデータ通達し、このPET装置が所定時間の経過を検出してから画像撮像を開始することも可能である。
さらに、上記形態では液体圧入機構131により生理食塩水Wを液体容器300から液体供給チューブ110で薬液容器200まで圧送することで、この液体容器200から薬液注入チューブ120で被験者まで造影剤Cを圧送させることを例示した。しかし、このような液体圧入機構131による圧送のみでは生理食塩水Wや造影剤Cが逆流する懸念がある場合、例えば、図2に例示する薬液注入装置400のように、生理食塩水Wの流動方向を一方に規制する一方弁430を液体供給チューブ110に挿入しておくことや、造影剤Cの流動方向を一方に規制する一方弁(図示せず)を薬液注入チューブ120に挿入しておくことも可能である。
さらに、上記形態では液体圧入機構131が蠕動フィンガ機構やロータリポンプ機構などを有しており、液体容器300に連結されている液体供給チューブ110を外部から順次押圧するなどして生理食塩水Wを圧送することを例示した。しかし、生理食塩水Wが充填されている薬液シリンジのシリンダ部材にピストン部材を圧入することで、その薬液シリンジに連結されている液体供給チューブに生理食塩水Wを圧入する液体圧入機構(図示せず)なども可能である。
より具体的には、図3に例示する薬液注入装置500では、二股構造の液体供給チューブ510の2つの末端に液体容器300と液体圧入機構となる薬液シリンジ520とが連結されており、その液体供給チューブ510の液体容器300から薬液シリンジ520まで連通する部分511には、薬液シリンジ520から薬液容器200まで連通する部分512とに、第1/第2の一方弁513、514が挿入されている。
この薬液注入装置500では、液体供給チューブ510による生理食塩水Wの流動が、第1の一方弁513により液体容器300から薬液シリンジ520への方向に規制されるとともに、第2の一方弁514により薬液シリンジ520から薬液容器200への方向に規制される。
また、薬液シリンジ520はシリンダ部材521にピストン部材522がスライド自在に挿入されており、ピストン部材522がスライド移動されることでシリンダ部材521が生理食塩水Wを吸引および排出する。このため、図3に例示する薬液注入装置500では、薬液シリンジ520の吸引と排出とが繰り返されるごとに、生理食塩水Wは液体容器300から薬液シリンジ520を介して薬液容器200まで圧送される。

Claims (31)

  1. 薬液である第1の液体が収容されている薬液容器と、前記第1の液体を被験者に注入する薬液注入装置と、を有している薬液注入システムであって、
    前記薬液注入装置が、
    先端が前記被験者に連結されて末端が前記薬液容器の内部下方に配置される薬液注入チューブと、
    前記薬液容器の内部上方に先端が配置される液体供給チューブと、
    前記第1の液体と異なる第2の液体が収容されていて前記液体供給チューブの末端に連結されている液体容器と、
    この液体容器の前記第2の液体を前記液体供給チューブから前記薬液容器に圧入させる液体圧入機構と、
    を有している薬液注入システム。
  2. 前記薬液注入チューブは、前記末端が前記薬液容器の内部下方に配置され、
    前記液体供給チューブは、前記先端が薬液容器の内部上方に配置される請求項1に記載の薬液注入システム。
  3. 前記薬液容器は、一部が開口している容器本体と、この容器本体の開口を密閉している弾性部材と、を有しており、
    前記薬液注入装置は、前記薬液容器を前記弾性部材が下方に位置する状態で保持する薬液保持機構を有しており、
    前記薬液注入チューブは、前記弾性部材に穿刺される短い管状の短針部材が末端に形成されており、
    前記液体供給チューブは、前記弾性部材に穿刺される長い管状の長針部材が先端に形成されている請求項2に記載の薬液注入システム。
  4. 前記薬液容器は、一部が開口している容器本体と、この容器本体の開口を密閉している弾性部材と、を有しており、
    前記薬液注入装置は、前記薬液容器を前記弾性部材が上方に位置する状態で保持する薬液保持機構を有しており、
    前記薬液注入チューブは、前記弾性部材に穿刺される長い管状の長針部材が末端に形成されており、
    前記液体供給チューブは、前記弾性部材に穿刺される短い管状の短針部材が先端に形成されている請求項2に記載の薬液注入システム。
  5. 前記短針部材と前記長針部材とが一体に形成されている請求項3または4に記載の薬液注入システム。
  6. 前記薬液容器は、一部が開口している容器本体と、この容器本体の開口を開閉自在に密閉している密閉部材と、を有しており、
    前記薬液注入チューブは、短い管状の短管部材が末端に形成されており、
    前記液体供給チューブは、長い管状の長管部材が先端に形成されており、
    前記薬液注入装置は、前記短管部材と前記長管部材とが一体に形成されていて前記薬液容器の開口を着脱自在に密閉する管保持部材と、前記薬液容器を前記開口が下方に位置する状態で保持する薬液保持機構と、を有している請求項2に記載の薬液注入システム。
  7. 前記薬液容器は、一部が開口している容器本体と、この容器本体の開口を開閉自在に密閉している密閉部材と、を有しており、
    前記薬液注入チューブは、長い管状の長管部材が末端に形成されており、
    前記液体供給チューブは、短い管状の短管部材が先端に形成されており、
    前記薬液注入装置は、前記短管部材と前記長管部材とが一体に形成されていて前記薬液容器の開口を着脱自在に密閉する管保持部材と、前記薬液容器を前記開口が上方に位置する状態で保持する薬液保持機構と、を有している請求項2に記載の薬液注入システム。
  8. 前記薬液容器は、前記第1の液体として放射線の造影剤が収容されている容器本体と、前記造影剤の放射線を遮断する容器カバーと、を有しており、
    前記薬液注入装置は、少なくとも前記薬液注入チューブの前記末端から連通する一部を密閉して前記放射線を遮断するシールドカバーを有しており、このシールドカバーと前記薬液保持機構とが一体に形成されている請求項3ないし7の何れか一項に記載の薬液注入システム。
  9. 前記液体容器は、前記第1の液体より比重が小さい前記第2の液体が収容されている請求項2ないし8の何れか一項に記載の薬液注入システム。
  10. 前記薬液注入チューブは、前記末端が前記薬液容器の内部下方に配置され、
    前記液体容器は、前記第1の液体より比重が小さい所定の第2の液体が収容されている請求項1に記載の薬液注入システム。
  11. 前記薬液容器は、前記第1の液体として造影剤が収容されており、
    前記液体容器は、前記第2の液体として生理食塩水が収容されている請求項9または10に記載の薬液注入システム。
  12. 前記薬液注入装置は、前記薬液注入チューブを流動する前記第1の液体に混入した気泡を検出する気泡検出センサと、前記気泡が検出されると前記液体圧入機構を強制停止させる注入制御手段と、も有している請求項2ないし11の何れか一項に記載の薬液注入システム。
  13. 前記薬液注入装置は、前記薬液注入チューブを流動する前記第1の液体に混入した気泡を検出する気泡検出センサと、前記気泡が検出されると前記薬液注入チューブ内の前記第1の液体の流動を遮断する注入遮断機構と、も有している請求項2ないし12の何れか一項に記載の薬液注入システム。
  14. 前記薬液注入装置は、前記薬液注入チューブを流動する前記第1の液体から気泡を排除する気泡排除機構も有している請求項2ないし13の何れか一項に記載の薬液注入システム。
  15. 前記薬液注入装置は、前記液体容器から前記液体供給チューブで前記薬液容器まで圧送される前記第2の液体の終了を検出する終了検出センサと、前記終了が検出されると前記液体圧入機構を強制停止させる注入制御手段と、も有している請求項2ないし14の何れか一項に記載の薬液注入システム。
  16. 前記薬液注入装置は、前記液体容器から前記液体供給チューブで前記薬液容器まで圧送される前記第2の液体の終了を検出する終了検出センサと、前記終了が検出されると前記液体供給チューブ内の前記第2の液体の流動を遮断する供給遮断機構と、も有している請求項2ないし15の何れか一項に記載の薬液注入システム。
  17. 前記薬液容器から前記薬液注入チューブで前記被験者まで圧送される液体が前記第1の液体から前記第2の液体に変化したことを検出する変化検出センサと、前記変化の検出に対応して前記液体圧入機構を動作制御する注入制御手段と、も有している請求項2ないし16の何れか一項に記載の薬液注入システム。
  18. 前記薬液容器は、前記第1の液体として放射線の造影剤が収容されており、
    前記変化検出センサは、放射線の有無により前記第1の液体から前記第2の液体に変化したことを検出する請求項17に記載の薬液注入システム。
  19. 前記注入制御手段は、前記変化が検出されると前記液体圧入機構を所定容量の前記第2の液体の圧送後に強制停止させる請求項17または18に記載の薬液注入システム。
  20. 前記被験者の前記第1の液体が注入される部位から透視画像を撮像する透視撮像装置も有しており、
    前記薬液注入装置は、前記透視撮像装置の撮像部位がデータ入力される部位入力手段と、前記撮像部位ごとに前記第2の液体の容量をデータ記憶している容量記憶手段と、前記撮像部位がデータ入力されると対応する前記容量をデータ読出する容量読出手段と、も有しており、
    前記注入制御手段は、前記変化が検出されるとデータ読出された前記容量の前記第2の液体の圧送後に前記液体圧入機構を強制停止させる請求項19に記載の薬液注入システム。
  21. 前記被験者の前記第1の液体が注入される部位から透視画像を撮像する透視撮像装置も有しており、
    前記薬液注入装置は、前記第1の液体の注入完了を検出する完了検出手段と、検出された前記注入完了を前記透視撮像装置にデータ送信するデータ送信手段と、も有しており、
    前記透視撮像装置は、前記透視画像を撮像する画像撮像手段と、前記注入完了をデータ受信するデータ受信手段と、前記注入完了がデータ受信されると所定時間の経過を検出する時間検出手段と、所定時間が経過すると前記画像撮像手段に撮像を開始させる撮像制御手段と、を有している請求項2ないし19の何れか一項に記載の薬液注入システム。
  22. 前記被験者の前記第1の液体が注入される部位から透視画像を撮像する透視撮像装置も有しており、
    前記薬液注入装置は、前記第1の液体の注入完了を検出する完了検出手段と、前記注入完了が検出されると所定時間の経過を検出する時間検出手段と、検出された時間経過を前記透視撮像装置にデータ送信するデータ送信手段と、も有しており、
    前記透視撮像装置は、前記透視画像を撮像する画像撮像手段と、前記時間経過をデータ受信するデータ受信手段と、前記時間経過がデータ受信されると前記画像撮像手段に撮像を開始させる撮像制御手段と、を有している請求項2ないし19の何れか一項に記載の薬液入システム。
  23. 前記第2の液体の流動方向を一方に規制する一方弁が前記液体供給チューブに挿入されている請求項2ないし22の何れか一項に記載の薬液注入システム。
  24. 前記第2の薬液の流動方向を一方に規制する一方弁が前記薬液注入チューブに挿入されている請求項2ないし23の何れか一項に記載の薬液注入システム。
  25. 前記液体容器が交換自在である請求項2ないし24の何れか一項に記載の薬液注入システム。
  26. 請求項1に記載の薬液注入システムの薬液注入装置であって、
    先端が前記被験者に連結されて末端が前記薬液容器の内部に配置される薬液注入チューブと、
    前記薬液容器の内部に先端が配置される液体供給チューブと、
    前記第1の液体と異なる第2の液体が収容されていて前記液体供給チューブの末端に連結されている液体容器と、
    この液体容器の前記第2の液体を前記液体供給チューブから前記薬液容器に圧入させる液体圧入機構と、
    を有している薬液注入装置。
  27. 前記薬液注入チューブは、前記末端が前記薬液容器の内部下方に配置され、
    前記液体供給チューブは、前記先端が前記薬液容器の内部上方に配置される請求項26に記載の薬液注入装置。
  28. 前記薬液注入チューブは、前記末端が前記薬液容器の内部下方に配置され、
    前記液体容器は、前記第1の液体より比重が小さい所定の第2の液体が収容されている請求項26に記載の薬液注入装置。
  29. 前記被験者の前記第1の液体が注入される部位から透視画像を撮像する透視撮像装置の撮像部位がデータ入力される部位入力手段と、
    前記撮像部位ごとに前記第2の液体の容量をデータ記憶している容量記憶手段と、
    前記撮像部位がデータ入力されると対応する前記容量をデータ読出する容量読出手段と、
    前記薬液容器から前記薬液注入チューブで前記被験者まで圧送される液体が前記第1の液体から前記第2の液体に変化したことが検出されるとデータ読出された前記容量の前記液体の圧送後に前記液体圧入機構を強制停止させる注入制御手段と、
    も有している請求項27または28に記載の薬液注入装置。
  30. 前記第1の液体の注入完了を検出する完了検出手段と、
    検出された前記注入完了を前記透視撮像装置にデータ送信するデータ送信手段と、
    も有している請求項29に記載の薬液注入装置。
  31. 前記第1の液体の注入完了を検出する完了検出手段と、
    前記注入完了が検出されると所定時間の経過を検出する時間検出手段と、
    検出された時間経過を前記透視撮像装置にデータ送信するデータ送信手段と、
    も有している請求項29に記載の薬液注入装置。
JP2006514694A 2004-06-21 2005-06-06 薬液注入システム Active JP4850700B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006514694A JP4850700B2 (ja) 2004-06-21 2005-06-06 薬液注入システム

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004182475 2004-06-21
JP2004182475 2004-06-21
JP2004327480 2004-11-11
JP2004327480 2004-11-11
PCT/JP2005/010332 WO2005123161A1 (ja) 2004-06-21 2005-06-06 薬液注入システム
JP2006514694A JP4850700B2 (ja) 2004-06-21 2005-06-06 薬液注入システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2005123161A1 JPWO2005123161A1 (ja) 2008-04-10
JP4850700B2 true JP4850700B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=35509469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006514694A Active JP4850700B2 (ja) 2004-06-21 2005-06-06 薬液注入システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20080300483A1 (ja)
EP (1) EP1769811A1 (ja)
JP (1) JP4850700B2 (ja)
WO (1) WO2005123161A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1955685A1 (en) 2005-11-25 2008-08-13 Nemoto Kyorindo Co., Ltd. Connection adaptor and connection device for liquid drug
KR101326228B1 (ko) * 2006-06-14 2013-11-05 어시스트 메디칼 시스템즈, 인크. 의료용 주입 시스템의 유체 정화
JP2008136786A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 放射性薬剤投与装置
JP2010538762A (ja) * 2007-09-13 2010-12-16 モレキュラ インサイト ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド 放射性物質とともに使用するための輸注および移送システム
JPWO2009119519A1 (ja) * 2008-03-24 2011-07-21 オリンパス株式会社 薬剤投与装置
US9022987B2 (en) * 2008-07-07 2015-05-05 Gabriel Institute, Inc. Delivery system for injection through zone of body
FR2969507B1 (fr) * 2010-12-24 2014-07-11 Eveon Dispositif pour melanger deux constituants
US11109766B2 (en) 2012-05-25 2021-09-07 Acist Medical Systems, Inc. Fluid flow measurement systems and methods
JP6522495B2 (ja) * 2013-04-11 2019-05-29 株式会社根本杏林堂 データ処理装置、医用検査システム、およびコンピュータプログラム
JP7348916B2 (ja) 2018-05-23 2023-09-21 アシスト・メディカル・システムズ,インコーポレイテッド 画像データを使用した流量測定
US11633534B2 (en) 2020-08-18 2023-04-25 Acist Medical Systems, Inc. Angiogram injections using electrocardiographic synchronization

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000350783A (ja) * 1999-06-14 2000-12-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 放射性液体の注入方法及び装置
JP2002239002A (ja) * 2001-02-19 2002-08-27 Sanguroo:Kk ポータブル点滴装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4144461A (en) * 1977-01-17 1979-03-13 Victoreen, Inc. Method and apparatus for assay and storage of radioactive solutions
US4515585A (en) * 1982-05-24 1985-05-07 Alza Corporation System for parenteral administration of agent
US5840026A (en) * 1994-09-21 1998-11-24 Medrad, Inc. Patient specific dosing contrast delivery systems and methods
US5573515A (en) * 1995-04-20 1996-11-12 Invasatec, Inc. Self purging angiographic injector
US6355024B1 (en) * 1999-07-14 2002-03-12 Mallinckrodt Inc. Medical fluid delivery system
JP2002357567A (ja) * 2001-06-01 2002-12-13 Shimadzu Corp コンピュータ断層撮影装置
US7581559B2 (en) * 2004-03-05 2009-09-01 Mallinckrodt Inc. Check valve for a fluid administration system

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000350783A (ja) * 1999-06-14 2000-12-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 放射性液体の注入方法及び装置
JP2002239002A (ja) * 2001-02-19 2002-08-27 Sanguroo:Kk ポータブル点滴装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2005123161A1 (ja) 2008-04-10
WO2005123161A1 (ja) 2005-12-29
US20080300483A1 (en) 2008-12-04
EP1769811A1 (en) 2007-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4850700B2 (ja) 薬液注入システム
US10272263B2 (en) Radiopharmaceutical delivery and tube management system
JP4034528B2 (ja) 放射性液体の分注・投与装置
JP5126738B2 (ja) 放射性液体の分注・投与装置の制御方法及び装置
US9056200B2 (en) Apparatus and methods for delivery of fluid injection boluses to patients and handling harmful fluids
JP2006043417A (ja) 放射薬剤用分注及び注入システム
US8915399B1 (en) Simulated contrast injection medium
KR20150095744A (ko) 유체 전달 시스템용 검증 기술
JP2008540039A (ja) マルチステージ注射器、およびこれを使用する方法
US20150119709A1 (en) Medical fluid injection manifold
JPWO2006051855A1 (ja) チューブ連結装置
CN100579594C (zh) 药液注入系统
JP4584647B2 (ja) 放射性液体の分注装置の作動方法及び放射性液体の分注装置
EP1955685A1 (en) Connection adaptor and connection device for liquid drug
CN100536955C (zh) 管连接装置
JP7140359B2 (ja) 留置針、及び医療用コネクタ器具
JP6564600B2 (ja) 薬液注入装置
JP4708335B2 (ja) 薬液注入システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4850700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250