JP4847880B2 - コンテンツ共有制御装置及びコンテンツ共有被制御装置、並びに、コンテンツ共有制御プログラム及びコンテンツ共有被制御プログラム - Google Patents

コンテンツ共有制御装置及びコンテンツ共有被制御装置、並びに、コンテンツ共有制御プログラム及びコンテンツ共有被制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツを受信した受信側において、受信側の装置間で当該コンテンツの共有を制御するコンテンツ共有制御装置及びコンテンツ共有制御プログラム、並びに、制御されるコンテンツ共有被制御装置及びコンテンツ共有被制御プログラムに関する。
従来、放送事業者等のコンテンツを送信する送信側で当該コンテンツを暗号化し、この暗号化コンテンツと、受信側においてコンテンツのコピー許可、コピー回数等を規定したコピー制御情報とを併せて(通常、多重化して)受信側の装置に送信する。そして、受信側の装置では、受信した暗号化コンテンツを復号し、コピー制御情報に従って、受信側の装置内で生成した暗号鍵で、復号したコンテンツを再暗号化して蓄積する。
ところで、現在の受信側の装置、例えば、デジタル放送受信装置は、当該装置にLAN用の通信回線が接続されて、家庭内ネットワークを構築している場合がある。また、デジタル放送受信装置は、デジタル放送を受信できるだけではなく、インターネット等の外部のネットワークに接続されて、ネットワーク経由で様々なコンテンツを取得することができるようになっている。
なお、デジタル放送受信装置がインターネット等の外部のネットワークに接続されている場合、コンテンツの取得はできるものの、蓄積したコンテンツの出力は、当該コンテンツの著作権保護(不正コピー、不正利用の防止)の観点から一切禁止されている。しかし、受信側の視聴者には、インターネット等の外部のネットワークに接続されたデジタル放送受信装置に蓄積したコンテンツを外部のネットワークに再送信し、外部のネットワークを経由した受信側の装置間で当該コンテンツを共有したいとの要望がある。そして、この外部のネットワークを経由して当該コンテンツを共有することを、放送事業者がコントロールする仕組みが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、受信側の装置それぞれにグループ鍵を配送することで、このグループ鍵を使用してコンテンツを共有できる範囲を制御し、受信側の装置間でコンテンツを共有する方法が開示されている。
特開2006−287769号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているコンテンツを共有する方法では、例えば、受信側の装置が数億台程度存在する場合に、受信側の装置それぞれに配送するグループ鍵を、数千万のグループに分けて管理する必要があり、グループ鍵を管理するのに多大な管理コストが必要になるという問題がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、多大な管理コストを必要とすることなく、放送事業者のコントロールの下、外部のネットワークを経由した受信側の装置間でコンテンツを共有することができるコンテンツ共有制御装置及びコンテンツ共有被制御装置、並びに、コンテンツ共有制御プログラム及びコンテンツ共有被制御プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載のコンテンツ共有制御装置は、コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとワーク鍵を暗号化したEMMとを送信する送信側において、受信側の装置における前記コンテンツの共有利用を制御するコンテンツ共有制御装置であって、コンテンツ蓄積鍵情報生成手段と、コンテンツ蓄積鍵情報送信手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、コンテンツ共有制御装置は、コンテンツ蓄積鍵情報生成手段によって、コンテンツを当該受信側の装置間で共有する共有コンテンツとして取り扱いが可能なことを示す情報であるコンテンツ共有許可情報と、当該共有コンテンツを再暗号化するためのコンテンツ蓄積鍵とを、ワーク鍵を用いて暗号化し、コンテンツ蓄積鍵情報として生成する。そして、コンテンツ共有制御装置は、コンテンツ蓄積鍵情報送信手段によって、コンテンツ蓄積鍵情報生成手段で生成されたコンテンツ蓄積鍵情報を受信側の装置に送信する。
請求項2に記載のコンテンツ共有制御装置は、コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとワーク鍵を暗号化したEMMとを送信する送信側において、受信側の装置における前記コンテンツの共有利用を制御するコンテンツ共有制御装置であって、共有化情報生成手段と、共有化情報送信手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、コンテンツ共有制御装置は、共有化情報生成手段によって、コンテンツを当該受信側の装置間で共有する共有コンテンツとして取り扱う際に、当該装置間で認証を行うための認証鍵と、前記共有コンテンツとして取り扱いが可能なことを示す情報であるコンテンツ共有許可情報及び当該共有コンテンツを再暗号化するためのコンテンツ蓄積鍵を再暗号化するための共有鍵とを、ワーク鍵を用いて暗号化し、共有化情報として生成する。そして、コンテンツ共有制御装置は、共有化情報送信手段によって、共有化情報生成手段で生成された共有化情報を受信側の装置に送信する。
請求項3に記載のコンテンツ共有制御装置は、コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとワーク鍵を暗号化したEMMとを送信する送信側において、受信側の装置における前記コンテンツの共有利用を制御するコンテンツ共有制御装置であって、コンテンツ蓄積鍵情報生成手段と、共有化情報生成手段と、多重化送信手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、コンテンツ共有制御装置は、コンテンツ蓄積鍵情報生成手段によって、コンテンツを当該受信側の装置間で共有する共有コンテンツとして取り扱いが可能なことを示す情報であるコンテンツ共有許可情報と、当該共有コンテンツを再暗号化するためのコンテンツ蓄積鍵とを、ワーク鍵を用いて暗号化し、コンテンツ蓄積鍵情報として生成する。また、コンテンツ共有制御装置は、共有化情報生成手段によって、当該受信側の装置間で認証を行うための認証鍵と前記コンテンツ共有許可情報及び前記コンテンツ蓄積鍵を再暗号化するための共有鍵とを、前記ワーク鍵を用いて暗号化し、共有化情報として生成する。そして、コンテンツ共有制御装置は、多重化送信手段によって、コンテンツ蓄積鍵情報生成手段で生成されたコンテンツ蓄積鍵情報と、共有化情報生成手段で生成された共有化情報とを多重化して送信する。なお、この多重化送信手段は、暗号化コンテンツとEMMとを更に多重化して送信してもよい。
請求項4に記載のコンテンツ共有被制御装置は、請求項1に記載のコンテンツ共有制御装置から送信されたコンテンツ蓄積鍵情報、暗号化コンテンツ及びEMMを受信し、受信した暗号化コンテンツを、EMMを復号して得たワーク鍵によって復号する受信側において、復号したコンテンツの共有利用が制御されるコンテンツ共有被制御装置であって、コンテンツ蓄積鍵情報受信手段と、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段と、再暗号化手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、コンテンツ共有被制御装置は、コンテンツ蓄積鍵情報受信手段によって、コンテンツ蓄積鍵情報を受信する。続いて、コンテンツ共有被制御装置は、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段によって、コンテンツ蓄積鍵情報受信手段で受信されたコンテンツ蓄積鍵情報を、ワーク鍵で復号する。そして、コンテンツ共有被制御装置は、再暗号化手段によって、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段で復号されたコンテンツ蓄積鍵情報から取得されたコンテンツ共有許可情報に基づき、当該コンテンツ蓄積鍵情報から取得されたコンテンツ蓄積鍵を用いて、コンテンツを再び暗号化する。
請求項5に記載のコンテンツ共有被制御装置は、請求項2に記載のコンテンツ共有制御装置から送信された共有化情報、暗号化コンテンツ及びEMMを受信し、受信した暗号化コンテンツを、EMMを復号して得たワーク鍵によって復号する受信側において、復号したコンテンツの共有利用が制御されるコンテンツ共有被制御装置であって、共有化情報受信手段と、共有化情報復号手段と、コンテンツ蓄積鍵情報暗号化手段と、認証通信手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、コンテンツ共有被制御装置は、共有化情報受信手段によって、共有化情報を受信する。続いて、コンテンツ共有被制御装置は、共有化情報復号手段によって、共有化情報受信手段で受信された共有化情報を、ワーク鍵で復号する。コンテンツ共有被制御装置は、コンテンツ蓄積鍵情報暗号化手段によって、共有化情報復号手段で復号された共有化情報から取得された共有鍵を用いて、コンテンツを他の装置間で共有する共有コンテンツとして取り扱いが可能なことを示す情報であるコンテンツ共有許可情報及び当該共有コンテンツを再暗号化するためのコンテンツ蓄積鍵を再び暗号化する。そして、コンテンツ共有被制御装置は、認証通信手段によって、共有化情報復号手段で復号された共有化情報から取得された認証鍵を用いて、他の装置が共有コンテンツの取り扱いを可能か否か認証し、取り扱い可能な場合に当該共有コンテンツを当該他の装置に通信する。
請求項6に記載のコンテンツ共有被制御装置は、請求項5に記載のコンテンツ共有被制御装置において、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段と、復号手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、コンテンツ共有被制御装置は、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段によって、共有化情報復号手段で復号された共有化情報から取得された共有鍵を用いて、取得されたコンテンツを他の装置間で共有する共有コンテンツとして取り扱いが可能なことを示す情報であるコンテンツ共有許可情報及び当該共有コンテンツを再暗号化するためのコンテンツ蓄積鍵を復号する。そして、コンテンツ共有被制御装置は、復号手段によって、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段で復号されたコンテンツ共有許可情報を用いて、コンテンツが共有コンテンツであるか否かを判定すると共に、復号されたコンテンツ蓄積鍵を用いて、暗号化された共有コンテンツを復号する。
請求項7に記載のコンテンツ共有被制御装置は、請求項3に記載のコンテンツ共有制御装置から送信された多重化信号、暗号化コンテンツ及びEMMを受信し、受信した暗号化コンテンツを、EMMを復号して得たワーク鍵によって復号する受信側において、復号したコンテンツの共有利用が制御されるコンテンツ共有被制御装置であって、受信分離手段と、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段と、再暗号化手段と、共有化情報復号手段と、コンテンツ蓄積鍵情報暗号化手段と、認証通信手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、コンテンツ共有被制御装置は、受信分離手段によって、多重化信号を受信し、コンテンツ蓄積鍵情報と共有化情報とに分離する。続いて、コンテンツ共有被制御装置は、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段によって、受信分離手段で分離されたコンテンツ蓄積鍵情報を、ワーク鍵で復号する。そして、コンテンツ共有被制御装置は、再暗号化手段によって、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段で復号されたコンテンツ蓄積鍵情報から取得されたコンテンツ共有許可情報に基づき、当該コンテンツ蓄積鍵情報から取得されたコンテンツ蓄積鍵を用いて、コンテンツを再び暗号化する。また、コンテンツ共有被制御装置は、共有化情報復号手段によって、受信分離手段で分離された共有化情報を、ワーク鍵で復号する。続いて、コンテンツ共有被制御装置は、コンテンツ蓄積鍵情報暗号化手段によって、共有化情報復号手段で復号された共有化情報から取得された共有鍵を用いて、コンテンツ共有許可情報及びコンテンツ蓄積鍵を再び暗号化する。そして、コンテンツ共有被制御装置は、認証通信手段によって、共有化情報復号手段で復号された共有化情報から取得された認証鍵を用いて、他の装置が共有コンテンツの取り扱いを可能か否か認証し、取り扱い可能な場合に当該共有コンテンツを当該他の装置に通信する。
請求項8に記載のコンテンツ共有制御プログラムは、コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとワーク鍵を暗号化したEMMとを送信する送信側において、受信側の装置における前記コンテンツの共有利用を制御するために、コンピュータを、コンテンツ蓄積鍵情報生成手段、共有化情報生成手段、多重化送信手段、として機能させる構成とした。
かかる構成によれば、コンテンツ共有制御プログラムは、コンテンツ蓄積鍵情報生成手段によって、コンテンツを当該受信側の装置間で共有する共有コンテンツとして取り扱いが可能なことを示す情報であるコンテンツ共有許可情報と、当該共有コンテンツを再暗号化するためのコンテンツ蓄積鍵とを、ワーク鍵を用いて暗号化し、コンテンツ蓄積鍵情報として生成する。また、コンテンツ共有制御プログラムは、共有化情報生成手段によって、当該受信側の装置間で認証を行うための認証鍵とコンテンツ共有許可情報及びコンテンツ蓄積鍵を再暗号化するための共有鍵とを、ワーク鍵を用いて暗号化し、共有化情報として生成する。そして、コンテンツ共有制御プログラムは、多重化送信手段によって、コンテンツ蓄積鍵情報生成手段で生成されたコンテンツ蓄積鍵情報と、共有化情報生成手段で生成された共有化情報とを多重化して受信側の装置に送信する。
請求項9に記載のコンテンツ共有被制御プログラムは、請求項8に記載のコンテンツ共有制御プログラムを用いて送信された多重化信号、暗号化コンテンツ及びEMMを受信し、受信した暗号化コンテンツを、EMMを復号して得たワーク鍵によって復号する受信側において、復号したコンテンツの共有利用が制御されるために、コンピュータを、受信分離手段、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段、再暗号化手段、共有化情報復号手段、コンテンツ蓄積鍵情報暗号化手段、認証通信手段、として機能させる構成とした。
かかる構成によれば、コンテンツ共有被制御プログラムは、受信分離手段によって、多重化信号を受信し、コンテンツ蓄積鍵情報と共有化情報とに分離する。続いて、コンテンツ共有被制御プログラムは、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段によって、受信分離手段で分離されたコンテンツ蓄積鍵情報を、ワーク鍵で復号する。そして、コンテンツ共有被制御プログラムは、再暗号化手段によって、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段で復号されたコンテンツ蓄積鍵情報から取得されたコンテンツ共有許可情報に基づき、当該コンテンツ蓄積鍵情報から取得されたコンテンツ蓄積鍵を用いて、コンテンツを再び暗号化する。また、コンテンツ共有被制御プログラムは、共有化情報復号手段によって、受信分離手段で分離された共有化情報を、ワーク鍵で復号する。続いて、コンテンツ共有被制御プログラムは、コンテンツ蓄積鍵情報暗号化手段によって、共有化情報復号手段で復号された共有化情報から取得された共有鍵を用いて、コンテンツ共有許可情報及びコンテンツ蓄積鍵を再び暗号化する。そして、コンテンツ共有被制御プログラムは、認証通信手段によって、共有化情報復号手段で復号された共有化情報から取得された認証鍵を用いて、他の装置が共有コンテンツの取り扱いを可能か否か認証し、取り扱い可能な場合に当該共有コンテンツを当該他の装置に通信する。
請求項1、4に記載の発明によれば、コンテンツ共有許可情報によって、共有コンテンツが共有できる範囲を受信側の装置全体という大きな括りで制御すると共に、共有コンテンツごとに共有利用する条件を設定しているので、従来のように、受信側の装置をグループ化した上で、グループ鍵を管理する場合よりも多大な管理コストが生じず、放送事業者のコントロールの下、共有コンテンツを利用できる受信側の装置を設定することができる。また、受信側の装置内で従来利用されていた当該装置特有の暗号鍵を用いず、送信側で規定したコンテンツ蓄積鍵を用いて共有コンテンツを再暗号化するようにしているので、このコンテンツ蓄積鍵により外部のネットワークを経由した受信側の装置間で共有コンテンツを暗号化して共有することができる。
請求項2、5に記載の発明によれば、認証鍵によって、受信側の装置間の認証を行っているので、共有コンテンツを、例えば、契約した視聴者所有の受信側の装置間のみに流通できるように設定することができる。また、共有鍵によって、コンテンツ共有許可情報及びコンテンツ蓄積鍵を再暗号化しているので、コンテンツ共有許可情報及びコンテンツ蓄積鍵の漏洩を防止することができる。
請求項3、7、8、9に記載の発明によれば、コンテンツ共有許可情報によって、放送事業者のコントロールの下、共有コンテンツを利用できる受信側の装置を設定することができる。また、送信側で規定したコンテンツ蓄積鍵を用いて共有コンテンツを再暗号化することで、外部のネットワークを経由しても、受信側の装置間でコンテンツを共有することができる。さらに、認証鍵によって、受信側の装置間の認証を行っているので、共有コンテンツを、例えば、契約した視聴者所有の受信側の装置間のみに流通できるように設定することができる。また、共有鍵によって、コンテンツ共有許可情報及びコンテンツ蓄積鍵を再暗号化しているので、コンテンツ共有許可情報及びコンテンツ蓄積鍵の漏洩を防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、再暗号化したコンテンツ共有許可情報及びコンテンツ蓄積鍵を、共有鍵で復号し、復号したコンテンツ共有許可情報及びコンテンツ蓄積鍵を用いて、暗号化した共有コンテンツを復号して利用することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、コンテンツ共有制御システム(コンテンツ共有制御装置及びコンテンツ共有被制御装置を包含)の全体を示した概要図である。このコンテンツ共有制御システムは、放送事業者等の設備の一部である送信側の装置(後記するコンテンツ共有制御装置1)と、一般の家庭等に設置されている受信側の装置(後記するコンテンツ共有被制御装置21、51)とから構成されている。
受信側の装置は、大まかに、コンテンツを送信側の装置から放送又は通信により直接受け取る受信側A(コンテンツ共有被制御装置21)と、コンテンツを送信側の装置から放送時電源OFF等の理由で受け取らず、この受信側Aから当該コンテンツをダウンロード又はストリーミング受信する受信側B(コンテンツ共有被制御装置51)とから構成されている。なお、このコンテンツをダウンロード又はストリーミング受信する場合、受信側Bには、蓄積手段(図示せず)を必ずしも備える必要はない。
ここで、受信側Aから受信側Bへのコンテンツのダウンロード又はストリーミング受信を、他の受信側の装置に無制限に繰り返すことを仮定した場合、不特定多数の受信側の装置に、当該コンテンツを再送信することになり、コンテンツの著作権を保護する観点からすると、私的視聴の範疇を超えてしまい、著作権侵害を構成することになる。
そこで、このコンテンツ共有制御システムでは、送信側の装置において、送信する各コンテンツについて、共有可能な受信側の装置を指定することができ、コンテンツごとに共有条件を設定可能な仕組みが実現されている。以下、コンテンツ共有制御システムの送信側の装置であるコンテンツ共有制御装置の構成と、受信側の装置であるコンテンツ共有被制御装置の構成と、コンテンツ共有制御システムの全体動作について説明する。
(コンテンツ共有制御装置の構成)
図2はコンテンツ共有制御装置のブロック図である。この図2に示すように、コンテンツ共有制御装置1は、映像、音声、データ等のコンテンツCを暗号化した暗号化コンテンツECと、ECM、EMM、コンテンツ蓄積鍵情報及び共有化情報を多重化した多重化信号を送信するもので、スクランブル手段3と、ECM生成手段5と、EMM生成手段7と、コンテンツ蓄積鍵情報生成手段9と、共有化情報生成手段11と、多重化送信手段(コンテンツ蓄積鍵情報送信手段、共有化情報送信手段を包含)13とを備えている。
スクランブル手段3は、入力されたコンテンツCに、スクランブル鍵Ksを用いて暗号化し、暗号化コンテンツECを生成して、多重化送信手段13に出力するものである。スクランブル鍵Ksは、数秒程度で変更される時変鍵である。
ECM生成手段5は、スクランブル鍵Ksを、ワーク鍵Kwを用いて暗号化し、MPEG−2systemsで規定されるECM(Entitlement Control Message:共通情報)を生成して、多重化送信手段13に出力するものである。ワーク鍵Kwは、事業者単位や放送サービス単位に付与される鍵である。
EMM生成手段7は、ワーク鍵Kwを、マスター鍵Kmを用いて暗号化し、MPEG−2systemsで規定されるEMM(Entitlement Management Message:個別情報)を生成して、多重化送信手段13に出力するものである。マスター鍵Kmは、受信側の装置ごとに付与される鍵である。コンテンツ共有制御システムでは、このマスター鍵Kmを用いて、放送サービスの契約者のみに、ワーク鍵Kwが暗号化されたEMMを送信することで、当該契約者のみにコンテンツの視聴を限定するいわゆる限定受信が実現される。
コンテンツ蓄積鍵情報生成手段9は、少なくともコンテンツ蓄積鍵Kc及びコンテンツ共有許可情報Icを含むコンテンツ蓄積鍵情報を、ワーク鍵Kwを用いて暗号化し、暗号化した暗号化コンテンツ蓄積鍵情報を、多重化送信手段13に出力するものである。この暗号化コンテンツ蓄積鍵情報は、ワーク鍵Kwの暗号化されたEMMが送信された契約者のみに送信されるものである。
コンテンツ蓄積鍵Kcは、受信側で、暗号化コンテンツECを復号した後、この復号したコンテンツを再暗号化するための鍵であり、コンテンツごとに変更された鍵である。
コンテンツ共有許可情報Icは、受信側で蓄積したコンテンツの共有利用を制御するための情報であり、コンテンツごとに付与されるものである。なお、受信側にて共有利用できるコンテンツのことを、以下、共有コンテンツと呼称する。
共有化情報生成手段11は、少なくとも受信装置間認証鍵(認証鍵)Ksh1及び受信装置間共有鍵(共有鍵)Ksh2を含む共有化情報を、ワーク鍵Kwを用いて暗号化し、暗号化した暗号化共有化情報を、多重化送信手段13に出力するものである。
受信装置間認証鍵Ksh1は、受信側の装置において、同一のセッション鍵を生成する上で必要となるものである。この受信装置間認証鍵Ksh1は、同一のセッション鍵を生成するシード(種)と呼ばれている。受信側の装置では、装置間の通信において、少なくとも受信装置間認証鍵Ksh1を用いてセッション鍵を生成している。このセッション鍵は、データを秘匿化するために、様々データを暗号化するのに用いられると共に、当該データの改ざんを防止するために、当該データに認証コードを付加するのに用いられる。
受信装置間共有鍵Ksh2は、受信側の装置間において、コンテンツ蓄積鍵Kc及びコンテンツ共有許可情報Icを共有するために、当該コンテンツ蓄積鍵Kc及びコンテンツ共有許可情報Icを再暗号化するための鍵である。
ここで図3を参照して、コンテンツ蓄積鍵情報及び共有化情報の例について説明する。
図3(a)に示すように、コンテンツ蓄積鍵情報には、コンテンツIDと、コンテンツ蓄積鍵Kcと、コンテンツ共有許可情報Icとが含まれている。コンテンツIDは、コンテンツを一意に識別するための識別情報(コンテンツ識別)である。コンテンツ蓄積鍵Kcは、共通鍵暗号化方式の鍵データである。コンテンツ共有許可情報Icは、コンテンツIDでリンク付けられたコンテンツの共有を許可する許可条件を記述したものである。
このコンテンツ共有許可情報Icには、コンテンツの共有を可能とする年月日・日時で指定された「共有許可の有効期限」と、コンテンツの共有を可能とする、受信してからの日数・時間で指定された「共有許可の有効期間」と、コンテンツの共有を可能とする他の受信側の装置への送信回数で指定された「共有許可の有効回数」との少なくとも1つが含まれている。
図3(b)に示すように、共有化情報には、コンテンツIDと、受信装置間認証鍵Ksh1と、受信装置間共有鍵Ksh2とが含まれている。コンテンツIDは、コンテンツを一意に識別するための識別情報である。受信装置間認証鍵Ksh1は、受信機間認証のためのシードであり、受信装置間共有鍵Ksh2は、共通鍵暗号化方式の鍵データである。
図2に戻る。
多重化送信手段13は、暗号化コンテンツEC、ECM、EMM、暗号化コンテンツ蓄積鍵情報及び暗号化共有化情報を、放送の場合、MPEG−2TS、通信の場合、IPパケットとして多重化し、多重化した多重化信号を受信側の装置に送信するものである。
このコンテンツ共有制御装置1によれば、コンテンツ蓄積鍵情報生成手段9によって、生成された暗号化コンテンツ蓄積鍵情報に含まれるコンテンツ共有許可情報Icにより、放送事業者のコントロールの下、共有コンテンツを利用できる受信側の装置を設定することができる。また、コンテンツ蓄積鍵Kcを用いて、共有コンテンツを再暗号化することで、外部のネットワークを経由しても、受信側の装置間でコンテンツを共有することができる。
このコンテンツ共有制御装置1によれば、共有化情報生成手段11によって、生成された暗号化共有化情報に含まれる受信装置間認証鍵Ksh1により、受信側の装置間の認証を行っているので、共有コンテンツを、例えば、契約した視聴者所有の受信側の装置間のみに流通できるように設定することができる。また、受信装置間共有鍵Ksh2によって、コンテンツ共有許可情報Ic及びコンテンツ蓄積鍵Kcを再暗号化しているので、コンテンツ共有許可情報Ic及びコンテンツ蓄積鍵Kcの漏洩を防止することができる。
(コンテンツ共有被制御装置[コンテンツを送信側から受信]の構成)
図4はコンテンツ共有被制御装置(コンテンツを送信側から受信)のブロック図である。この図4に示すように、コンテンツ共有被制御装置21は、コンテンツを含む多重化信号を送信側から受信するもので、受信分離手段23と、EMM復号手段25と、ワーク鍵蓄積手段27と、ECM復号手段29と、デスクランブル手段31と、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段33と、再暗号化手段35と、コンテンツ蓄積手段37と、共有化情報復号手段39と、共有化情報蓄積手段41と、コンテンツ蓄積鍵情報暗号化手段43と、コンテンツ蓄積鍵情報蓄積手段45と、認証通信手段47とを備えている。
受信分離手段23は、送信側の装置から送信された多重化信号を受信して、この多重化信号に多重化されている暗号化コンテンツECと、ECMと、EMMと、暗号化コンテンツ蓄積鍵情報と、暗号化共有化情報とを分離し、暗号化コンテンツECをデスクランブル手段31に、ECMをECM復号手段29に、EMMをEMM復号手段25に、暗号化コンテンツ蓄積鍵情報をコンテンツ蓄積鍵情報復号手段33に、暗号化共有化情報を共有化情報復号手段39に出力するものである。
EMM復号手段25は、受信分離手段23から出力されたEMMを、マスター鍵Kmを用いて復号し、復号したワーク鍵Kwをワーク鍵蓄積手段27と、ECM復号手段29に出力するものである。
ワーク鍵蓄積手段27は、EMM復号手段25から出力されたワーク鍵Kwを蓄積するもので、一般的なメモリ等で構成されている。このワーク鍵蓄積手段27は、蓄積しているワーク鍵Kwを、適宜、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段33と、共有化情報復号手段39とに出力する。
ECM復号手段29は、受信分離手段23から出力されたECMを、ワーク鍵Kwを用いて復号し、復号したスクランブル鍵Ksをデスクランブル手段31に出力するものである。
デスクランブル手段31は、受信分離手段23から出力された暗号化コンテンツECを、スクランブル鍵Ksを用いて復号し、非暗号文であるコンテンツCを再暗号化手段35に出力するものである。なお、このコンテンツCを、外部に接続される表示装置(図示せず)に出力して視聴することができる。
コンテンツ蓄積鍵情報復号手段33は、受信分離手段23から出力された暗号化コンテンツ蓄積鍵情報を、ワーク鍵蓄積手段27から出力されたワーク鍵Kwを用いて復号し、復号したコンテンツ蓄積鍵情報からコンテンツ蓄積鍵Kc及びコンテンツ共有許可情報Icを取り出して、再暗号化手段35及びコンテンツ蓄積鍵情報暗号化手段43に出力するものである。
再暗号化手段35は、デスクランブル手段31から出力されたコンテンツCを、コンテンツ蓄積鍵Kcを用いて暗号化し、暗号化した、再暗号化コンテンツRECにコンテンツ共有許可情報Icを付加して、コンテンツ蓄積手段37及び認証通信手段47に出力するものである。
コンテンツ蓄積手段37は、再暗号化手段35から出力された再暗号化コンテンツREC(コンテンツ共有許可情報Icが付加されている)を蓄積するもので、一般的なハードディスク等によって構成されている。なお、蓄積された再暗号化コンテンツRECは、認証通信手段47にて、装置認証が成功した場合に、読み出されて、他の受信側の装置(後記するコンテンツ共有被制御装置51)に出力される。
なお、この蓄積された再暗号化コンテンツRECの中で、コンテンツ共有許可情報Icに記述されている共有許可が有効なもの(共有許可の有効期限内、有効期間内、有効回数内のいずれかであること)が共有コンテンツとして、他の受信側の装置に出力されることとなる。
共有化情報復号手段39は、受信分離手段23から出力された共有化情報を、ワーク鍵蓄積手段27から出力されたワーク鍵Kwを用いて復号し、復号した共有化情報から受信装置間認証鍵Ksh1及び受信装置間共有鍵Ksh2を取り出して、共有化情報蓄積手段41に出力するものである。
共有化情報蓄積手段41は、共有化情報復号手段39から出力された受信装置間認証鍵Ksh1及び受信装置間共有鍵Ksh2を蓄積するもので、一般的なメモリ等によって構成されている。この共有化情報蓄積手段41は、適宜、蓄積している受信装置間認証鍵Ksh1を認証通信手段47に、蓄積している受信装置間共有鍵Ksh2をコンテンツ蓄積鍵情報暗号化手段43に出力する。
コンテンツ蓄積鍵情報暗号化手段43は、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段33から出力されたコンテンツ蓄積鍵Kc及びコンテンツ共有許可情報Icを、共有化情報蓄積手段41から出力された受信装置間共有鍵Ksh2を用いて暗号化し、暗号化したコンテンツ蓄積鍵情報をコンテンツ蓄積鍵情報蓄積手段45に出力するものである。
コンテンツ蓄積鍵情報蓄積手段45は、コンテンツ蓄積鍵情報暗号化手段43から出力された暗号化したコンテンツ蓄積鍵情報を蓄積するもので、一般的なメモリ等によって構成されている。このコンテンツ蓄積鍵情報蓄積手段45は、蓄積している暗号化したコンテンツ蓄積鍵情報(暗号化したコンテンツ蓄積鍵EKc及び暗号化したコンテンツ共有許可情報EIc)を、適宜、認証通信手段47に出力する。
認証通信手段47は、他の受信側の装置(後記するコンテンツ共有被制御装置51)からの要求に基づいて、再暗号化コンテンツREC、暗号化したコンテンツ蓄積鍵情報(暗号化したコンテンツ蓄積鍵EKc及び暗号化したコンテンツ共有許可情報EIc)を当該他の受信側の装置に送信するものである。
この認証通信手段47の処理を詳細に説明する。まず、認証通信手段47は、他の受信側の装置(後記するコンテンツ共有被制御装置51)からコンテンツID(コンテンツ識別)が記述されたコンテンツ送信要求を受信する。次に、認証通信手段47は、このコンテンツ送信要求に基づいて、要求されたコンテンツIDに対応するコンテンツ共有許可情報Icがコンテンツ蓄積手段37に蓄積されているか否かをチェックする。
そして、認証通信手段47は、該当するコンテンツ(再暗号化コンテンツREC)が蓄積されていて、且つ、このコンテンツ共有許可情報Icの共有が許可されている場合に、他の受信側の装置に共有OKメッセージを送信する。
また、認証通信手段47は、受信装置間認証鍵Ksh1を用いて、他の受信側の装置について装置認証を行って、この装置認証が成功した場合に、装置認証の過程で生成したセッション鍵で通信路を暗号化する。
さらに、認証通信手段47は、コンテンツ蓄積手段37から再暗号化コンテンツRECを読み出すと共に、コンテンツ蓄積鍵情報蓄積手段45から暗号化したコンテンツ蓄積鍵情報(暗号化したコンテンツ蓄積鍵EKc及び暗号化したコンテンツ共有許可情報EIc)を読み出して、これらを、セッション鍵で暗号化した通信路を用いて他の受信側の装置に送信する。
なお、認証通信手段47は、コンテンツ送信要求に基づいて、要求されたコンテンツIDに対応するコンテンツ共有許可情報Icがコンテンツ蓄積手段37に蓄積されているか否かをチェックした際に、該当するコンテンツが蓄積されていない場合、又は、コンテンツ共有許可情報Icの共有が許可されていない記述があった場合、他の受信側の装置に共有NGメッセージ(主に、コンテンツが蓄積されていない、有効期限切れ、有効期間外、有効回数オーバー)を送信し、通信を終了する。
また、認証通信手段47は、他の受信側の装置について装置認証を行った際に、装置認証が失敗した場合、当該他の受信側の装置に、共有が許可されていない旨のメッセージ(共有NGメッセージとは異なり、受信側の装置が認証されないことを示すメッセージ)を送信し(放送事業者等と契約されていない受信側の装置であることを通知し)、通信を終了する。
このコンテンツ共有被制御装置21によれば、コンテンツ共有許可情報Icに従って、放送事業者のコントロールの下、再暗号化コンテンツRECを共有コンテンツとして利用することができる。コンテンツ蓄積鍵Kcを用いてコンテンツCを再暗号化することで、外部のネットワークを経由しても、受信側の装置間でコンテンツを共有することができる。さらに、受信側装置間認証鍵Ksh1によって、受信側の装置間の認証を行っているので、再暗号化コンテンツRECを、例えば、契約した視聴者所有の受信側の装置間のみに流通できるように設定することができる。また、受信側装置間共有鍵Ksh2によって、コンテンツ共有許可情報Ic及びコンテンツ蓄積鍵Kcを再暗号化しているので、コンテンツ共有許可情報Ic及びコンテンツ蓄積鍵Kcの漏洩、不正使用を防止することができる。
(コンテンツ共有被制御装置[コンテンツを受信側で共有]の構成)
図5はコンテンツ共有被制御装置(コンテンツを受信側で共有)のブロック図である。この図5に示すように、コンテンツ共有被制御装置51は、暗号化コンテンツECの多重化された多重化信号を直接受信しなかった場合に、他の受信側の装置(前記したコンテンツ共有被制御装置21)から該当するコンテンツ(再暗号化コンテンツREC)を、共有コンテンツとして受信するもので、受信分離手段53と、EMM復号手段25と、ワーク鍵蓄積手段27と、コンテンツ蓄積手段57と、共有化情報復号手段39と、共有化情報蓄積手段41と、認証通信手段55と、コンテンツ蓄積手段57と、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段59と、コンテンツ蓄積鍵情報蓄積手段61と、復号手段63とを備えている。
なお、このコンテンツ共有被制御装置51では、暗号化コンテンツECの多重化された多重化信号を受信するための構成を省略しており、予めEMM及び暗号化共有化情報のみが受信されていることとしている。また、図4に示したコンテンツ共有被制御装置21と同様の構成は同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
受信分離手段53は、受信した受信信号(EMM及び暗号化共有化情報)を、EMMと、暗号化共有化情報とに分離し、EMMをEMM復号手段25に、暗号化共有化情報を共有化情報復号手段39に出力する。
認証通信手段55は、他の受信側の装置(前記したコンテンツ共有被制御装置21)に要求を出力し、共有したい再暗号化コンテンツREC、暗号化したコンテンツ蓄積鍵情報(暗号化したコンテンツ蓄積鍵EKc及び暗号化したコンテンツ共有許可情報EIc)を当該他の受信側の装置に受信するものである。
この認証通信手段55の処理を詳細に説明する。まず、認証通信手段55は、他の受信側の装置(前記したコンテンツ共有被制御装置21)に、共有したいコンテンツのコンテンツID(コンテンツ識別)を記述したコンテンツ送信要求を送信する。続いて、認証通信手段55は、他の受信側の装置から送信された共有OKメッセージを受信した場合、受信装置間認証鍵Ksh1を用いて、他の受信側の装置について装置認証を行って、この装置認証が成功した場合に、装置認証の過程で生成したセッション鍵で通信路を暗号化する。
そして、認証通信手段55は、セッション鍵で暗号化した通信路を用いて他の受信側の装置から送信された再暗号化コンテンツREC、暗号化したコンテンツ蓄積鍵情報(暗号化したコンテンツ蓄積鍵EKc及び暗号化したコンテンツ共有許可情報EIc)を受信する。
そして、認証通信手段55は、再暗号化コンテンツRECをコンテンツ蓄積手段57に出力すると共に、コンテンツ蓄積鍵情報蓄積手段61に暗号化したコンテンツ蓄積鍵情報(暗号化したコンテンツ蓄積鍵EKc及び暗号化したコンテンツ共有許可情報EIc)を出力する。
コンテンツ蓄積手段57は、認証通信手段55から出力された再暗号化コンテンツRECを蓄積するもので、一般的なハードディスク等によって構成されている。なお、このコンテンツ蓄積手段57に蓄積される再暗号化コンテンツRECには、コンテンツ共有許可情報Icが付加されていてもいなくてもよい。
コンテンツ蓄積鍵情報復号手段59は、コンテンツ蓄積鍵情報蓄積手段61から出力された暗号化したコンテンツ蓄積鍵情報(暗号化したコンテンツ蓄積鍵EKc及び暗号化したコンテンツ共有許可情報EIc)を、共有化情報蓄積手段41から出力された受信装置間共有鍵Ksh2を用いて復号し、復号したコンテンツ蓄積鍵Kc及びコンテンツ共有許可情報Icを、復号手段63に出力するものである。
なお、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段59は、復号したコンテンツ共有許可情報Icをチェックし、当該コンテンツ共有許可情報Icに、共有が許可されていない記述があった場合、認証通信手段55に通知して(図中、点線)、認証通信手段55は、共有NGメッセージを他の受信側の装置(コンテンツ共有被制御装置21)に送信する。
この実施の形態では、コンテンツ共有被制御装置21及びコンテンツ共有被制御装置51の双方で、コンテンツ共有許可情報Icをチェックすることとしているが、どちらか一方のみがチェックすればよい。
コンテンツ蓄積鍵情報蓄積手段61は、認証通信手段55から出力された暗号化したコンテンツ蓄積鍵EKc及びコンテンツ共有許可情報EIcを蓄積するもので、一般的なメモリ等から構成されている。このコンテンツ蓄積鍵情報蓄積手段61は、蓄積している暗号化したコンテンツ蓄積鍵情報(コンテンツ蓄積鍵Kc及びコンテンツ共有許可情報Ic)を、適宜、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段59に出力する。
復号手段63は、コンテンツ蓄積手段57から出力された再暗号化コンテンツRECを、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段59から出力されたコンテンツ共有許可情報Icに従って、同様に出力されたコンテンツ蓄積鍵Kcを用いて復号し、復号したコンテンツCを出力するものである。
このコンテンツ共有被制御装置51によれば、コンテンツ蓄積鍵情報復号手段59によって、暗号化したコンテンツ共有許可情報EIc及びコンテンツ蓄積鍵EKcを、受信装置間共有鍵Ksh2を用いて復号し、復号手段63によって、復号したコンテンツ共有許可情報Ic及びコンテンツ蓄積鍵Kcを用いて、再暗号化コンテンツRECを復号して利用することができる。
なお、前記したように、コンテンツ共有被制御装置21とコンテンツ共有被制御装置51との間で、再暗号化コンテンツREC及び暗号化したコンテンツ蓄積鍵情報(暗号化したコンテンツ蓄積鍵EKc及び暗号化したコンテンツ共有許可情報EIc)の通信を行う際に、コンテンツ共有許可情報Icのチェックを行って、共有が許可されていない記述があった場合、いずれか一方が他方に共有NGメッセージを送信することとなっているが、共有が許可されていない記述があった場合とは、有効期限が切れていたり、有効期間外であったり、有効回数をオーバーしている場合を指している。
また、コンテンツ共有被制御装置21の認証通信手段47とコンテンツ共有被制御装置51の認証通信手段55との一方は、再暗号化コンテンツREC及び暗号化したコンテンツ蓄積鍵情報(暗号化したコンテンツ蓄積鍵EKc及び暗号化したコンテンツ共有許可情報EIc)の通信を行うたびに、コンテンツ共有許可情報Icに記述されている有効回数をディクリメントし書き換える構成となっている。
さらに、この実施の形態では、コンテンツを送信側から受信するコンテンツ共有被制御装置21と、コンテンツを受信側で共有するコンテンツ共有被制御装置51とに分けて説明したが、双方の手段を備えていてもよい。
コンテンツ共有制御装置1、コンテンツ共有被制御装置21及びコンテンツ共有被制御装置51を含むコンテンツ共有制御システムにおいて、共有コンテンツを許可するサービスを有料とする場合には、契約者のみにワーク鍵Kwが暗号化されたEMMを送信すればよい。仮に、契約者が契約を解約した場合、該当する者が所有する受信側の装置にEMMを送信しないようにし、契約者が料金不払いになった場合、当該契約者が所有する受信側の装置にEMMを送信しないか、警告情報(放送事業者側から解約する旨を記述したもの)を送信する。
また、共有コンテンツを許可するサービスを有料とする場合で、さらに、映画等の特定のコンテンツのみを共有させたくない場合には、コンテンツ共有許可情報Icに記述するか、送信側のコンテンツ共有制御装置1からコンテンツ蓄積鍵情報を送信しないようにすればよい。そうすると、受信側のコンテンツ共有被制御装置21では、コンテンツ蓄積鍵情報を受信できないので、暗号化コンテンツECを復号した後、当該装置21内で生成した暗号鍵で暗号化することになり、他の受信側の装置に出力しても、再生することはできない。
また、この場合、コンテンツ共有被制御装置21とコンテンツ共有被制御装置51との間で、コンテンツ(再暗号化コンテンツREC)を共有しようとしても、少なくともどちらか一方でコンテンツ共有許可情報Icをチェックすることになるので、結局、どちらか一方から他方へ共有NGメッセージが出力されることになり、共有はできない。
(コンテンツ共有制御システムの全体動作)
次に、図6に示すシーケンスチャートを参照して、コンテンツ共有制御システムの全体動作について説明する(適宜、図2、図4、図5を参照)。
まず、送信側のコンテンツ共有制御装置1は、契約者が所有する受信側の装置(受信側A:コンテンツ共有被制御装置21、受信側B:コンテンツ共有被制御装置51)にワーク鍵Kwを暗号化したEMMを送信する(ステップa1)。
そうすると、受信側Aのコンテンツ共有被制御装置21は、EMMを受信して、EMM復号手段25によって、マスター鍵Kmを用いて復号し、得られたワーク鍵Kwをワーク鍵蓄積手段27に蓄積する(ステップb1)。同様に、受信側Bのコンテンツ共有被制御装置51も、EMMを受信して、EMM復号手段25によって、マスター鍵Kmを用いて復号し、得られたワーク鍵Kwをワーク鍵蓄積手段27に蓄積する(ステップc1)。
続いて、送信側のコンテンツ共有制御装置1は、暗号化共有化情報(暗号化した受信装置間認証鍵Ksh1及び暗号化した受信装置間共有鍵Ksh2)を、受信側の装置に向け一斉に送信する(ステップa2)。
そうすると、受信側Aのコンテンツ共有被制御装置21は、暗号化共有化情報を受信して、共有化情報復号手段39によって、ワーク鍵Kwを用いて復号し、得られた受信装置間認証鍵Ksh1及び受信装置間共有鍵Ksh2を、共有化情報蓄積手段41に蓄積する(ステップb2)。同様に、受信側Bのコンテンツ共有被制御装置51も、暗号化共有化情報を受信して、共有化情報復号手段39によって、ワーク鍵Kwを用いて復号し、得られた受信装置間認証鍵Ksh1及び受信装置間共有鍵Ksh2を、共有化情報蓄積手段41に蓄積する(ステップc2)。また、未契約者が所有する受信側の装置(受信側C)は、暗号化共有化情報を受信しても、ワーク鍵Kwを受け取っていないので、復号できず、受信装置間認証鍵Ksh1及び受信装置間共有鍵Ksh2を蓄積することが不可能となる(ステップd1)。
そして、送信側のコンテンツ共有制御装置1は、暗号化コンテンツEC、ECM、暗号化コンテンツ蓄積鍵情報を多重化した多重化信号を、受信側の装置に向け一斉に送信する(ステップa3)。
そうすると、受信側Aのコンテンツ共有被制御装置21は、多重化信号を受信して、暗号化コンテンツEC、ECM、暗号化コンテンツ蓄積鍵情報に分離し、暗号化コンテンツ蓄積鍵情報を復号してからコンテンツ蓄積鍵Kc及びコンテンツ共有許可情報Icを取り出し、ECMを復号してからスクランブル鍵Ksを取り出す。そして、受信側Aのコンテンツ共有被制御装置21は、暗号化コンテンツECをデスクランブルし、得られたコンテンツCを、コンテンツ蓄積鍵Kcを用いて再暗号化した再暗号化コンテンツRECと、取り出したコンテンツ蓄積鍵Kc及びコンテンツ共有許可情報Icを、受信装置間共有鍵Ksh2を用いて暗号化したコンテンツ蓄積鍵EKc及び暗号化したコンテンツ共有許可情報EIcとを蓄積する(ステップb3)。
なお、受信側Bのコンテンツ共有被制御装置51は、電源オフの状態で、暗号化コンテンツEC、ECM、暗号化コンテンツ蓄積鍵情報を多重化した多重化信号を受信することができなかった(未受信)(ステップc3)。
また、未契約者が所有する受信側の装置(受信側C)は、多重化信号を受信して、暗号化コンテンツECを復号し、当該装置内で生成した暗号鍵を用いて、復号したコンテンツCを再暗号化(ローカル暗号化)して蓄積する(ステップd2)。
そして、受信側Bのコンテンツ共有被制御装置51は、受信できなかった暗号化コンテンツECの共有化を受信側Aのコンテンツ共有被制御装置21に行う(ステップc4)。そうすると、受信側Aのコンテンツ共有被制御装置21は、受信装置間認証鍵Ksh1を用いて、装置認証を行って(ステップb4)、当該装置認証が成功した場合、再暗号化コンテンツREC、暗号化したコンテンツ蓄積鍵EKc、暗号化したコンテンツ共有許可情報EIcを、受信側Bのコンテンツ共有被制御装置51に送信する(ステップb5)。
そうすると、受信側Bのコンテンツ共有被制御装置51は、再暗号化コンテンツREC、暗号化したコンテンツ蓄積鍵EKc、暗号化したコンテンツ共有許可情報EIcを受信し(ステップc5)、受信装置間共有鍵Ksh2を用いて、暗号化したコンテンツ蓄積鍵EKc、暗号化したコンテンツ共有許可情報EIcを復号し、得られたコンテンツ蓄積鍵Kcを用いて、再暗号化コンテンツRECを復号し、コンテンツCを得る(ステップc6)。
これまで記載したように、コンテンツ共有制御システム(コンテンツ共有制御装置1、コンテンツ共有被制御装置21及びコンテンツ共有被制御装置51を包含)では、コンテンツを管理する管理コストを低く抑え(コンテンツ蓄積鍵情報、共有化情報を管理するのみ)、且つ、送信側の放送事業者等と契約した契約者に対してのみ、コンテンツごとに共有許可を制御することが可能になる。このため、放送事業者等のコントロールの下、受信側において、共有を許可したいコンテンツは積極的に共有させ、共有を許可したくないコンテンツ(著作権保護が手厚いもの)は共有を禁止することができる。
また、コンテンツ共有制御システムでは、受信側の視聴者にとって、以下に記載するメリットが生じる。受信側の視聴者は、見逃したコンテンツが、他の受信側の装置に蓄積されており、当該コンテンツの共有が放送事業者から許可されていた場合、共有コンテンツとして他の受信側の装置からダウンロード又はストリーミング受信して視聴することができる。
さらに、コンテンツ共有制御システムでは、送信側の放送事業者等にとって、以下に記載するメリットが生じる。放送事業者等は、契約者に対してのみコンテンツの共有を許可することができるので、コンテンツの共有を許可するサービスを月極数百円程度で提供することができる。
また、放送事業者等は、コンテンツ共有許可情報Icの記述によって、共有可能な期間や共有可能な回数をコンテンツごとに制御することができるので、例えば、連続ドラマ等において、前週放送のドラマを共有化させて多くの視聴者に視聴させておくことで、最新の本放送のドラマの視聴率を向上させることができる。
この場合、前週放送のドラマを共有コンテンツとし、当該前週放送のドラマが放送されてから最新の本放送のドラマが放送されまでの期間を共有可能な期間として限定しておくことで、前週放送のドラマへの接触率を高めることができ、この共有可能な期間を終了後には、別途、前週放送のドラマ(それ以前に放送されたものも含む)をアーカイブコンテンツとしてDVD販売する等の新しいビジネスモデルを展開することができる。
さらに、放送事業者等は、一度放送したコンテンツにコンテンツ蓄積鍵情報及び共有化情報を付加して、インターネット等に配信することで再利用するビジネスを展開することができ、膨大な視聴者から、一度放送したコンテンツの配信が要求された場合(視聴者からすれば、見逃した番組や蓄積し忘れた番組)であっても、受信側の装置間で該当するコンテンツを共有させることが可能になるので、高性能の配信サーバを用意しておく必要が無くなり、低コストで一度放送したコンテンツを再提供することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態では、コンテンツ共有制御装置1、コンテンツ共有被制御装置21及びコンテンツ共有被制御装置51の説明をしたが、各装置の構成が処理していることを、コンピュータ言語で記述したコンテンツ共有制御プログラム、コンテンツ共有被制御プログラムとして構成することも可能である。
本発明の実施形態に係るコンテンツ共有制御システム(コンテンツ共有制御装置及びコンテンツ共有被制御装置を包含)の全体を示した概要図である。 本発明の実施形態に係るコンテンツ共有制御装置のブロック図である。 コンテンツ蓄積鍵情報、共有化情報の例を示した図である。 本発明の実施形態に係るコンテンツ共有被制御装置(コンテンツを送信側から受信)のブロック図である。 本発明の実施形態に係るコンテンツ共有被制御装置(コンテンツを受信側で共有)のブロック図である。 コンテンツ共有制御システムの全体動作を示したシーケンスチャートである。
符号の説明
1 コンテンツ共有制御装置
3 スクランブル手段
5 ECM生成手段
7 EMM生成手段
9 コンテンツ蓄積鍵情報生成手段
11 共有化情報生成手段
13 多重化送信手段(コンテンツ蓄積鍵情報送信手段、共有化情報送信手段)
21、51 コンテンツ共有被制御装置
23、53 受信分離手段
25 EMM復号手段
27 ワーク鍵蓄積手段
29 ECM復号手段
31 デスクランブル手段
33、59 コンテンツ蓄積鍵情報復号手段
35 再暗号化手段
37、57 コンテンツ蓄積手段
39 共有化情報復号手段
41 共有化情報蓄積手段
43 コンテンツ蓄積鍵情報暗号化手段
45、61 コンテンツ蓄積鍵情報蓄積手段
47、55 認証通信手段
63 復号手段

Claims (9)

  1. コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとワーク鍵を暗号化したEMMとを送信する送信側において、受信側の装置における前記コンテンツの共有利用を制御するコンテンツ共有制御装置であって、
    前記コンテンツを当該受信側の装置間で共有する共有コンテンツとして取り扱いが可能なことを示すコンテンツ共有許可情報と、当該共有コンテンツを再暗号化するのに用いるコンテンツ蓄積鍵とを、前記ワーク鍵を用いて暗号化し、コンテンツ蓄積鍵情報として生成するコンテンツ蓄積鍵情報生成手段と、
    このコンテンツ蓄積鍵情報生成手段で生成されたコンテンツ蓄積鍵情報を前記受信側の装置に送信するコンテンツ蓄積鍵情報送信手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ共有制御装置。
  2. コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとワーク鍵を暗号化したEMMとを送信する送信側において、受信側の装置における前記コンテンツの共有利用を制御するコンテンツ共有制御装置であって、
    前記コンテンツを当該受信側の装置間で共有する共有コンテンツとして取り扱う際に、当該装置間で認証を行うための認証鍵と、前記共有コンテンツとして取り扱いが可能なことを示すコンテンツ共有許可情報及び当該共有コンテンツを再暗号化するのに用いるコンテンツ蓄積鍵を再暗号化するための共有鍵とを、前記ワーク鍵を用いて暗号化し、共有化情報として生成する共有化情報生成手段と、
    この共有化情報生成手段で生成された共有化情報を前記受信側の装置に送信する共有化情報送信手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ共有制御装置。
  3. コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとワーク鍵を暗号化したEMMとを送信する送信側において、受信側の装置における前記コンテンツの共有利用を制御するコンテンツ共有制御装置であって、
    前記コンテンツを当該受信側の装置間で共有する共有コンテンツとして取り扱いが可能なことを示すコンテンツ共有許可情報と、当該共有コンテンツを再暗号化するのに用いるコンテンツ蓄積鍵とを、前記ワーク鍵を用いて暗号化し、コンテンツ蓄積鍵情報として生成するコンテンツ蓄積鍵情報生成手段と、
    前記受信側の装置間で認証を行うための認証鍵と前記コンテンツ共有許可情報及び前記コンテンツ蓄積鍵を再暗号化するための共有鍵とを、前記ワーク鍵を用いて暗号化した共有化情報を生成する共有化情報生成手段と、
    前記コンテンツ蓄積鍵情報生成手段で生成されたコンテンツ蓄積鍵情報と、前記共有化情報生成手段で生成された共有化情報とを多重化して前記受信側の装置に送信する多重化送信手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ共有制御装置。
  4. 請求項1に記載のコンテンツ共有制御装置から送信されたコンテンツ蓄積鍵情報、暗号化コンテンツ及びEMMを受信し、受信した暗号化コンテンツを、EMMを復号して得たワーク鍵によって復号する受信側において、復号したコンテンツの共有利用が制御されるコンテンツ共有被制御装置であって、
    前記コンテンツ蓄積鍵情報を受信するコンテンツ蓄積鍵情報受信手段と、
    このコンテンツ蓄積鍵情報受信手段で受信されたコンテンツ蓄積鍵情報を、前記ワーク鍵で復号するコンテンツ蓄積鍵情報復号手段と、
    このコンテンツ蓄積鍵情報復号手段で復号されたコンテンツ蓄積鍵情報から取得されたコンテンツ共有許可情報に基づき、前記共有コンテンツとして取り扱いが可能である場合に、当該コンテンツ蓄積鍵情報から取得されたコンテンツ蓄積鍵を用いて、前記コンテンツを再び暗号化する再暗号化手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ共有被制御装置。
  5. 請求項2に記載のコンテンツ共有制御装置から送信された共有化情報、暗号化コンテンツ及びEMMを受信し、受信した暗号化コンテンツを、EMMを復号して得たワーク鍵によって復号する受信側において、復号したコンテンツの共有利用が制御されるコンテンツ共有被制御装置であって、
    前記共有化情報を受信する共有化情報受信手段と、
    この共有化情報受信手段で受信された共有化情報を、前記ワーク鍵で復号する共有化情報復号手段と、
    この共有化情報復号手段で復号された共有化情報から取得された共有鍵を用いて、復号されたコンテンツを他の装置間で共有する共有コンテンツとして取り扱いが可能なことを示す情報であるコンテンツ共有許可情報及び当該共有コンテンツを再暗号化するのに用いるコンテンツ蓄積鍵を再び暗号化するコンテンツ蓄積鍵情報暗号化手段と、
    前記共有化情報復号手段で復号された共有化情報から取得された認証鍵を用いて、他の装置が前記共有コンテンツの取り扱いを可能か否か認証し、取り扱い可能な場合に当該共有コンテンツを当該他の装置に通信する認証通信手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ共有被制御装置。
  6. 前記共有化情報復号手段で復号された共有化情報から取得された共有鍵を用いて、前記コンテンツを他の装置間で共有する共有コンテンツとして取り扱いが可能なことを示す情報であるコンテンツ共有許可情報及び当該共有コンテンツを再暗号化するのに用いるコンテンツ蓄積鍵を復号するコンテンツ蓄積鍵情報復号手段と、
    このコンテンツ蓄積鍵情報復号手段で復号されたコンテンツ共有許可情報を用いて、復号されたコンテンツが共有コンテンツであるか否かを判定すると共に、復号されたコンテンツ蓄積鍵を用いて、暗号化された共有コンテンツを復号する復号手段と、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ共有被制御装置。
  7. 請求項3に記載のコンテンツ共有制御装置から送信された多重化信号、暗号化コンテンツ及びEMMを受信し、受信した暗号化コンテンツを、EMMを復号して得たワーク鍵によって復号する受信側において、復号したコンテンツの共有利用が制御されるコンテンツ共有被制御装置であって、
    前記多重化信号を受信し、コンテンツ蓄積鍵情報と共有化情報とに分離する受信分離手段と、
    この受信分離手段で分離されたコンテンツ蓄積鍵情報を、前記ワーク鍵で復号するコンテンツ蓄積鍵情報復号手段と、
    このコンテンツ蓄積鍵情報復号手段で復号されたコンテンツ蓄積鍵情報から取得されたコンテンツ共有許可情報に基づき、当該コンテンツ蓄積鍵情報から取得されたコンテンツ蓄積鍵を用いて、前記コンテンツを再び暗号化する再暗号化手段と、
    前記受信分離手段で分離された共有化情報を、前記ワーク鍵で復号する共有化情報復号手段と、
    この共有化情報復号手段で復号された共有化情報から取得された共有鍵を用いて、前記コンテンツ共有許可情報及び前記コンテンツ蓄積鍵を再び暗号化するコンテンツ蓄積鍵情報暗号化手段と、
    前記共有化情報復号手段で復号された共有化情報から取得された認証鍵を用いて、他の装置が前記共有コンテンツの取り扱いを可能か否か認証し、取り扱い可能な場合に当該共有コンテンツを当該他の装置に通信する認証通信手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ共有被制御装置。
  8. コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとワーク鍵を暗号化したEMMとを送信する送信側において、受信側の装置における前記コンテンツの共有利用を制御するために、コンピュータを、
    前記コンテンツを当該受信側の装置間で共有する共有コンテンツとして取り扱いが可能なことを示すコンテンツ共有許可情報と、当該共有コンテンツを再暗号化するのに用いるコンテンツ蓄積鍵とを、前記ワーク鍵を用いて暗号化し、コンテンツ蓄積鍵情報として生成するコンテンツ蓄積鍵情報生成手段、
    前記受信側の装置間で認証を行うための認証鍵と前記コンテンツ共有許可情報及び前記コンテンツ蓄積鍵を再暗号化するための共有鍵とを、前記ワーク鍵を用いて暗号化し、共有化情報として生成する共有化情報生成手段、
    前記コンテンツ蓄積鍵情報生成手段で生成されたコンテンツ蓄積鍵情報と、前記共有化情報生成手段で生成された共有化情報とを多重化して前記受信側の装置に送信する多重化送信手段、
    として機能させることを特徴とするコンテンツ共有制御プログラム。
  9. 請求項8に記載のコンテンツ共有制御プログラムを用いて送信された多重化信号、暗号化コンテンツ及びEMMを受信し、受信した暗号化コンテンツを、EMMを復号して得たワーク鍵によって復号する受信側において、復号したコンテンツの共有利用が制御されるために、コンピュータを、
    前記多重化信号を受信し、コンテンツ蓄積鍵情報と共有化情報とに分離する受信分離手段、
    この受信分離手段で分離されたコンテンツ蓄積鍵情報を、前記ワーク鍵で復号するコンテンツ蓄積鍵情報復号手段、
    このコンテンツ蓄積鍵情報復号手段で復号されたコンテンツ蓄積鍵情報から取得されたコンテンツ共有許可情報に基づき、当該コンテンツ蓄積鍵情報から取得されたコンテンツ蓄積鍵を用いて、前記コンテンツを再び暗号化する再暗号化手段、
    前記受信分離手段で分離された共有化情報を、前記ワーク鍵で復号する共有化情報復号手段、
    この共有化情報復号手段で復号された共有化情報から取得された共有鍵を用いて、前記コンテンツ共有許可情報及び前記コンテンツ蓄積鍵を再び暗号化するコンテンツ蓄積鍵情報暗号化手段、
    前記共有化情報復号手段で復号された共有化情報から取得された認証鍵を用いて、他の装置が前記共有コンテンツの取り扱いを可能か否か認証し、取り扱い可能な場合に当該共有コンテンツを当該他の装置に通信する認証通信手段、
    として機能させることを特徴とするコンテンツ共有被制御プログラム。
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