JP4820485B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示装置に関わり、例えばカメラ等の撮像装置と映像及び音声の記録再生が可能なビデオデッキが一体化されたビデオカメラなどに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、カメラ等の撮像装置と、映像及び音声の記録再生が可能なビデオデッキが一体化された可搬型のビデオカメラが広く普及している。その一般的な利用形態としては、ユーザが好みの被写体を撮影しながら録画を行うようにされる。そして、この録画された画像/音声を再生して、ビデオデッキの表示部、或いは外部モニタ装置に表示させて鑑賞するようにされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したようなビデオカメラのユーザとしては、単に撮影録画を行うだけではなく、在る程度の編集を行うことで、より価値の高い作品に仕上げたいといった要望がある。
このため、従来のビデオカメラなどにおいては、各種編集機能が設けられている。このような編集機能の1つとして、例えば動画像を録画した録画ファイルに対して、予めメモリなどに記憶されている固定画像(静止画像)を合成する(貼り付ける)といった合成編集が知られている。
なお、以下本明細書では、固定画像として扱うことができ、録画ファイル等に貼り付けることができる静止画像のことを総称してスタンプ画像と表記する。
【0004】
しかしながら、上記したような合成編集において、録画ファイルの動画像または静止画像に対して合成することができる画像は、予めメモリに記憶されているスタンプ画像に限られているため、ユーザにとっては面白みに欠けるものであった。
このため、ユーザからはユーザ自身が撮影して録画した録画ファイルの一部の静止画像をスタンプ画像として、他の録画ファイルに合成するといった合成編集を行いたいという要望がある。
しかし、現状ではディスク等に記録された録画ファイルから静止画像を切り出して、スタンプ画像としてメモリに記憶する場合は、例えばパーソナルコンピュータ等の編集装置を利用して行うしかなく、ビデオカメラ自体で行うことができるものは存在しなかった。
【0005】
また、上記したような合成編集を行った場合、例えば編集後のファイルを、編集前の録画ファイルが記録されているディスクに記録することができる装置も存在しない。
例えばデジタルビデオテープに記録された記録データに対して合成編集を行うことができる編集装置では、合成編集後の記録データを元のデジタルビデオテープに記録するのではなく、例えば半導体個体メモリなどに一時的に記録するような構成となっている。
従って、この場合は記録データを半導体個体メモリに対して、一旦全て記録し直すことになるため、その分、半導体個体メモリのメモリ容量を消費するという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、上記した課題を考慮してなされたものであり、例えばビデオカメラ等において撮影し、ディスクに記録した録画ファイルから、静止画像を切り出してスタンプ画像として登録することができ、しかもそのスタンプ画像を、録画ファイルに合成編集することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
このため、本発明の画像処理装置は、データ領域と、このデータ領域に記憶される動的データをトラック単位で管理する管理領域を記憶する記憶媒体から、管理領域に記憶される管理データに基づいて、動的データを再生する再生手段と、動的データをトラック単位で指示する指示手段と、この指示手段により指示された動的データの一部とされる静止画像データを指示する静止画像指示手段と、この静止画像指示手段により指示された静止画像データを記憶媒体に記憶する記録手段と、記憶媒体に記憶されている静止画像データを選択する選択手段と、指示手段により指示されるトラック単位の動的データに、選択手段により選択された静止画像データを重畳可能な重畳手段と備えることとした。
【0008】
上記構成では、指示手段によって指示されたトラック単位の動的データを再生し、静止画像指示手段によって指示された時の静止画像データを固定画像として記憶媒体に記憶させるようにした。そして、この静止画像データを指示手段により指示されたトラック単位の動的データに対して重畳できるようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明していく。
本実施の形態の画像処理装置としては、カメラ装置部と画像(静止画又は動画)及び音声等の記録再生が可能な記録再生装置部とが一体化された可搬型のビデオカメラに搭載されている場合を例にあげる。また、本実施の形態のビデオカメラに搭載される記録再生装置部は、光磁気ディスクの一種として知られている、いわゆるミニディスクに対応してデータを記録再生する構成を採るものとされる。
説明は次の順序で行う。
1.ディスクフォーマット
2.ビデオカメラの外観構成
3.ビデオカメラの内部構成
4.メディアドライブ部の構成
5.本実施の形態に対応するディスク構造例
6.サムネイル画像生成処理
7.スクリプト
8.操作画面表示
9.本実施の形態のスタンプ登録編集
9−1.スタンプ画像データ
9−2.スタンプ登録編集操作
9−3.処理動作
10.スタンプ画像一覧画面
11.スタンプ画像貼付編集
11−1.スタンプ貼付操作
11−2.記録処理
11−3 再生画像
11−4.処理動作
【0010】
1.ディスクフォーマット
本例のビデオカメラに搭載される記録再生装置部は、ミニディスク(光磁気ディスク)に対応してデータの記録/再生を行う、MDデータといわれるフォーマットに対応しているものとされる。このMDデータフォーマットとしては、MD−DATA1とMD−DATA2といわれる2種類のフォーマットが開発されているが、本例のビデオカメラは、MD−DATA1よりも高密度記録が可能とされるMD−DATA2のフォーマットに対応して記録再生を行うものとされている。そこで、先ずMD−DATA2のディスクフォーマットについて説明する。
【0011】
図1及び図2は、MD−DATA2としてのディスクのトラック構造例を概念的に示している。図2(a)(b)は、それぞれ図1の破線Aで括った部分を拡大して示す断面図及び平面図である。
これらの図に示すように、ディスク面に対してはウォブル(蛇行)が与えられたウォブルドグルーブWGと、ウォブルが与えられていないノンウォブルドグルーブNWGとの2種類のグルーブ(溝)が予め形成される。そして、これらウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグルーブNWGは、その間にランドLdを形成するようにしてディスク上において2重のスパイラル状に存在する。
【0012】
MD−DATA2フォーマットでは、ランドLdが記録トラック(データが記録されるトラック)として利用されるのであるが、上記のようにしてウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグルーブNWGが形成されることから、記録トラックとしてもトラックTr・A,Tr・Bの2つのトラックがそれぞれ独立して、2重のスパイラル(ダブルスパイラル)状に形成されることになる。
トラックTr・Aは、ディスク外周側にウォブルドグルーブWGが位置し、ディスク内周側にノンウォブルドグルーブNWGが位置するトラックとなる。
これに対してトラックTr・Bは、ディスク内周側にウォブルドグルーブWGが位置し、ディスク外周側にノンウォブルドグルーブNWGが位置するトラックとなる。
つまり、トラックTr・Aに対してはディスク外周側の片側のみにウォブルが形成され、トラックTr・Bとしてはディスク内周側の片側のみにウォブルが形成されるようにしたものとみることができる。
この場合、トラックピッチは、互いに隣接するトラックTr・AとトラックTr・Bの各センター間の距離となり、図2(b)に示すようにトラックピッチは0.95μmとされている。
【0013】
ここで、ウォブルドグルーブWGとしてのグルーブに形成されたウォブルは、ディスク上の物理アドレスがFM変調+バイフェーズ変調によりエンコードされた信号に基づいて形成されているものである。このため、記録再生時においてウォブルドグルーブWGに与えられたウォブリングから得られる再生情報を復調処理することで、ディスク上の物理アドレスを抽出することが可能となる。
また、ウォブルドグルーブWGとしてのアドレス情報は、トラックTr・A,Tr・Bに対して共通に有効なものとされる。つまり、ウォブルドグルーブWGを挟んで内周に位置するトラックTr・Aと、外周に位置するトラックTr・Bは、そのウォブルドグルーブWGに与えられたウォブリングによるアドレス情報を共有するようにされる。
なお、このようなアドレッシング方式はインターレースアドレッシング方式ともいわれる。このインターレースアドレッシング方式を採用することで、例えば、隣接するウォブル間のクロストークを抑制した上でトラックピッチを小さくすることが可能となるものである。また、グルーブに対してウォブルを形成することでアドレスを記録する方式については、ADIP(Adress In Pregroove) 方式ともいう。
【0014】
また、上記のようにして同一のアドレス情報を共有するトラックTr・A,Tr・Bの何れをトレースしているのかという識別は次のようにして行うことができる。
例えば3ビーム方式を応用し、メインビームがトラック(ランドLd)をトレースしている状態では、残る2つのサイドビームは、上記メインビームがトレースしているトラックの両サイドに位置するグルーブをトレースしているようにすることが考えられる。
【0015】
図2(b)には、具体例として、メインビームスポットSPmがトラックTr・Aをトレースしている状態が示されている。この場合には、2つのサイドビームスポットSPs1,SPs2のうち、内周側のサイドビームスポットSPs1はノンウォブルドグルーブNWGをトレースし、外周側のサイドビームスポットSPs2はウォブルドグルーブWGをトレースすることになる。
これに対して、図示しないが、メインビームスポットSPmがトラックTr・Bをトレースしている状態であれば、サイドビームスポットSPs1がウォブルドグルーブWGをトレースし、サイドビームスポットSPs2がノンウォブルドグルーブNWGをトレースすることになる。
このように、メインビームスポットSPmが、トラックTr・Aをトレースする場合とトラックTr・Bをトレースする場合とでは、サイドビームスポットSPs1,SPs2がトレースすべきグルーブとしては、必然的にウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグルーブNWGとで入れ替わることになる。
【0016】
サイドビームスポットSPs1,SPs2の反射によりフォトディテクタにて得られる検出信号としては、ウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグルーブNWGの何れをトレースしているのかで異なる波形が得られることから、上記検出信号に基づいて、例えば、現在サイドビームスポットSPs1,SPs2のうち、どちらがウォブルドグルーブWG(あるいはノンウォブルドグルーブNWG)をトレースしているのかを判別することにより、メインビームがトラックTr・A,Tr・Bのどちらをトレースしているのかが識別できることになる。
【0017】
図3は、上記のようなトラック構造を有するMD−DATA2フォーマットの主要スペックをMD−DATA1フォーマットと比較して示す図である。
先ず、MD−DATA1フォーマットとしては、トラックピッチは1.6μm、ピット長は0.59μm/bitとなる。また、レーザ波長λ=780nmとされ、光学ヘッドの開口率NA=0.45とされる。
記録方式としては、グルーブ記録方式を採っている。つまり、グルーブをトラックとして記録再生に用いるようにしている。
アドレス方式としては、シングルスパイラルによるグルーブ(トラック)を形成したうえで、このグルーブの両側に対してアドレス情報としてのウォブルを形成したウォブルドグルーブを利用する方式を採るようにされている。
【0018】
記録データの変調方式としてはEFM(8−14変換)方式を採用している。また、誤り訂正方式としてはACIRC(Advanced Cross Interleave Reed-Solomon Code) が採用され、データインターリーブには畳み込み型を採用している。このため、データの冗長度としては46.3%となる。
【0019】
また、MD−DATA1フォーマットでは、ディスク駆動方式としてCLV(Constant Linear Verocity)が採用されており、CLVの線速度としては、1.2m/sとされる。
そして、記録再生時の標準のデータレートとしては、133kB/sとされ、記録容量としては、140MBとなる。
【0020】
これに対して、本例のビデオカメラが対応できるMD−DATA2フォーマットとしては、トラックピッチは0.95μm、ピット長は0.39μm/bitとされ、共にMD−DATA1フォーマットよりも短くなっていることが分かる。そして、例えば上記ピット長を実現するために、レーザ波長λ=650nm、光学ヘッドの開口率NA=0.52として、合焦位置でのビームスポット径を絞ると共に光学系としての帯域を拡げている。
【0021】
記録方式としては、図1及び図2により説明したように、ランド記録方式が採用され、アドレス方式としてはインターレースアドレッシング方式が採用される。また、記録データの変調方式としては、高密度記録に適合するとされるRLL(1,7)方式(RLL;Run Length Limited)が採用され、誤り訂正方式としてはRS−PC方式、データインターリーブにはブロック完結型が採用される。そして、上記各方式を採用した結果、データの冗長度としては、19.7%にまで抑制することが可能となっている。
【0022】
MD−DATA2フォーマットにおいても、ディスク駆動方式としてはCLVが採用されるのであるが、その線速度としては2.0m/sとされ、記録再生時の標準のデータレートとしては589kB/sとされる。そして、記録容量としては650MBを得ることができ、MD−DATA1フォーマットと比較した場合には、4倍強の高密度記録化が実現されたことになる。
例えば、MD−DATA2フォーマットにより動画像の記録を行うとして、動画像データについてMPEG2による圧縮符号化を施した場合には、符号化データのビットレートにも依るが、時間にして15分〜17分の動画を記録することが可能とされる。また、音声信号データのみを記録するとして、音声データについてATRAC(Adaptve Transform Acoustic Coding) 2による圧縮処理を施した場合には、時間にして10時間程度の記録を行うことができる。
【0023】
2.ビデオカメラの外観構成
次に本例のビデオカメラの外観例について説明しておく。
図6(a)(b)、図7(a)(b)は、それぞれ、本例のビデオカメラの平面図、側面図、正面図、背面図である。
これらの図に示すように、本例のビデオカメラの本体200の正面部には、撮影を行うための撮像レンズや絞りなどを備えたカメラレンズ201が表出するようにして設けられる。また、同じ本体200の背面部下側には、撮影時において外部の音声を収音するためのマイクロフォン202が設けられている。つまり、このビデオカメラでは、カメラレンズ201により撮影した画像の録画と、マイクロフォン202により収音したステレオ音声の録音を行うことが可能とされている。また、ここでは、マイクロフォン202と同じ位置に再生音声を出力するためのスピーカ205も備えられているものとしている。また、スピーカ205からはビープ音等による所要のメッセージ音も出力される。
【0024】
また、本体200の背面側には、ビューファインダ204が設けられており、記録動作中及びスタンバイ中等においては、カメラレンズ201から取り込まれる画像(スルー画ともいう)及びキャラクタ画像等が表示される。ユーザーはこのビューファインダ204をみながら撮影を行うことができる。
また、後述するメインダイヤル300、レリーズキー301、削除キー302が設けられた部位は電池蓋部206として開閉可能となっており、この電池蓋部206を開くことで、バッテリ(充電池)を装脱することが可能となっている。
【0025】
また、本体200の側面側には、可動パネル部203が備えられている。この可動パネル部203が可動支持部208によって支持されていることで、本体200に対して可動可能に取り付けられている。この可動パネル部203の動きについては後述する。
【0026】
また、可動パネル部203の背面側には表示パネル67(表示画面)が設けられている。従って、図6(b)に示すように可動パネル部203が収納状態にあるときは、表示パネル67は本体側に向いて格納される状態となる。
【0027】
表示パネル67は、撮影画像、及び内部の記録再生装置により再生された画像等を表示出力するための部位とされる。また、機器の動作に応じて所要のメッセージをユーザに知らせるための文字やキャラクタ等によるメッセージ表示等も行われる。なお、この表示パネル67として実際に採用する表示デバイスは、ここでは特に限定されるものではないが、例えば液晶ディスプレイ等が用いられればよい。
また、表示パネル67は、例えば液晶ディスプレイの表示面の背面側に対して、押圧操作を関知してこれを操作情報として出力するタッチパネルが設けられている。つまり、本実施の形態にあっては、表示パネル67に表示された画像に対して押圧操作を行う、いわゆるGUIとしての操作が可能とされる。
ここで、表示パネル67に対する操作としては、タッチパネルに対して押圧力が加わった位置を座標位置情報として検知する構成とされていることから、指などによって操作されてもよいのものとされる。しかし、表示パネル67の表示面積に制限があって、そのポインティングの操作も指では困難な場合があることを考慮して、図6(b)に示すように、スティック形状のペン320が添え付けされる。ユーザは、指の代わりにこのペン320を使用して表示パネル67に対するポインティング(タッチ)操作を行うことができる。
【0028】
また、可動パネル部203が収納される本体部200側の部位がディスク装脱部210となっており、このディスク装脱部210において、本例のビデオカメラが対応する記憶媒体としてのディスクを挿入、あるいは排出させることができる。
【0029】
また、ここでは図示していないが、実際には、外部の映像機器に対して再生画像信号等を出力するビデオ出力端子や、外部の音声機器やヘッドホンに対して再生音声信号を出力するヘッドフォン/ライン端子等が設けられている。また、外部のデータ機器とデータ伝送を行うためのインターフェイス機能に対応してI/F端子等も設けられている。
【0030】
さらに、本体200の各部には、ユーザー操作のための各種の操作子が設けられる。以下、主要となる各操作子について説明する。
メインダイヤル300は、図7(b)に示されるようにして本体200の背面側に設けられ、ビデオカメラのオン/オフ、記録動作、再生動作を設定する操作子とされる。この場合には、回転操作が行えるものとなっている。
メインダイヤル300が電源オフ位置PS2にある場合には電源がオフの状態にある。そして、例えばこの状態からメインダイヤル300を再生/編集位置PS1に回転操作すれば、電源オンの状態となって、録画ファイルの再生や、各種編集操作が可能なモード状態となる。また、カメラモード位置PS3に回転操作を行えば、電源オンの状態で、動画、又は静止画としての録画ファイルを記録可能なモード(カメラモード)となる。更に、カメラモード位置PS4とすれば、インタビューモードとなる。
インタビューモードとは、ここでは詳しい説明は省略するが、記録動作としては、音声主体で記録を行って、任意の時点で、後述するレリーズキー301又はフォトキー304を押圧操作すれば、その時点で撮影されている画像を静止画として記録するモードである。そして、インタビューモードの再生では、このインタビューモードによって記録された録画ファイルを再生するものである。このときには、例えば音声を再生しながら記録時のタイミングで、静止画を切り換えるようにして表示させていく。
【0031】
また、メインダイヤル300の回転部中央には、レリーズキー301が備えられる。
このレリーズキー301は、カメラモード又はインタビューモードにある状態で記録開始/終了のための操作子として機能するものである。
【0032】
また、本体200背面部にはジョグダイヤル303も設けられる。ジョグダイヤル303は、円盤状の操作子とされ、正/逆方向に回転操作可能に取り付けられていると共に、所定の回転角度ごとにクリック感が得られるようになっている。このジョグダイヤル303は、例えば実際には、例えば2相式のロータリエンコーダなどと組み合わされることで、例えば1クリックが1回転ステップとなるようにして、その回転方向と回転角度に対応した回転ステップ数の情報を出力する。
また、この場合のジョグダイヤル303は、図7(b)の左方向に対して押圧操作が行えるようにもなっている。
【0033】
削除キー302は、所定のモードで再生されているデータについて、削除を行うための決定キーとして機能する。
【0034】
また、主としては図6(a)に示されるように、本体200側面部においてはやや上向きの状態でフォトキー304、ズームキー305、フォーカスキー306、及び逆光補正キー307が備えられる。
フォトキー304は、例えばカメラモードの状態で押圧操作することで静止画の録画ファイルを記録するためのシャッターとして機能する操作子である。
【0035】
ズームキー305は、レンズ光学系(カメラレンズ201)におけるズーム状態(テレ側〜ワイド側)を操作する操作子である。
フォーカスキー306は、レンズ光学系のフォーカス状態(例えばノーマル/無限など)を切り換えるための操作子である。
逆光補正キー307は、逆光補正機能をオン/オフするための操作子である。
【0036】
また、図6(b)に示すようにして、可動パネル部203が配置される側の本体200側面部には、主としてファイル(トラック)の記録再生に関するキーとして、再生/ポーズキー308、停止キー309、スロー再生キー310、サーチキー311,312、録音キー313が設けられる。
また、図6(a)に示すように、本体200の上面部には、画面表示のための画面表示キー314と、スピーカからの出力音声の音量調節のための音量キー315,316が設けられる。
【0037】
なお、上記図6及び図7に示すビデオカメラの外観はあくまでも一例であって、実際に本例のビデオカメラに要求される使用条件等に応じて適宜変更されて構わないものである。もちろん操作子の種類や操作方式、さらに外部機器との接続端子類などは各種多様に考えられる。
【0038】
また、図8により、先に述べた可動パネル部203の動き方について説明しておく。なお、図8にあっては、説明の便宜上、ビデオカメラの外観は簡略化して示している。
可動パネル部203の動きとしては、先ず、図6(b)に示した位置状態から図8(a)に示すようにして矢印YJ1の方向に沿って引き起こすようにしてその位置状態を変えることができるようになっている。
この場合、表示画面(表示パネル67)は撮影者(ビューファインダ204)側に向くようにされ、撮像画像を捉えるカメラレンズ201とはほぼ対向する方向を向くことになる。この表示パネルの位置状態では、例えばビデオカメラを所持する撮影者が表示パネル67に表示された撮像画像をモニタしながら撮影(録画)を行うことができる。
【0039】
また、上記図8(a)に示す状態から矢印YJ2の方向に沿って約180°程度の範囲で可動パネル部203を回転させることができるようになっている。つまり、図8(b)に示すようにして、表示パネル67が被写体(カメラレンズ)側を向く位置状態とすることができる。
この状態では、被写体側にいるユーザが撮像画像を見ることができることになる。
ディスク装脱部205に対してディスクの挿入を行ったり、ディスクの取り出しを行ったりする場合には、この図8(a)(b)に示すようにして、本体200から可動パネル部203を起こした状態で行うようにされる。
【0040】
また、図8(b)に示す状態から矢印YJ3の方向に可動パネル部203を動かすこともできる。このようにすれば、図示はしないが、表示パネル67が外側から見える状態で、可動パネル部203が収納位置にあるようにされることになる。
【0041】
なお、上述のようにして矢印YJ2の方向に沿って表示パネルを回転させると、表示パネル67が撮影者側に向いたときと被写体側に向いたときとでは、そのままでは表示画像の見え方が上下左右で反転することになるが、本実施の形態では、可動パネル部203の回動状態に応じて、表示パネル67の表示画像が常にユーザ(撮影者及び被写体)から適正な方向で見えるように反転表示制御を行うことでこのような不都合を解消している。
【0042】
3.ビデオカメラの内部構成
図4は、本例のビデオカメラの内部構成例を示すブロック図である。
この図に示すレンズブロック1においては、例えば実際には撮像レンズや絞りなどを備えて構成される光学系11が備えられている。上記図6に示したカメラレンズ201は、この光学系11に含まれる。また、このレンズブロック1には、光学系11に対してオートフォーカス動作を行わせるためのフォーカスモータや、上記ズームキー304の操作に基づくズームレンズの移動を行うためのズームモータなどが、モータ部12として備えられる。
【0043】
カメラブロック2には、主としてレンズブロック1により撮影した画像光をデジタル画像信号に変換するための回路部が備えられる。
このカメラブロック2のCCD(Charge Coupled Device) 21に対しては、光学系11を透過した被写体の光画像が与えられる。CCD21においては上記光画像について光電変換を行うことで撮像信号を生成し、サンプルホールド/AGC(Automatic Gain Control)回路22に供給する。サンプルホールド/AGC回路22では、CCD21から出力された撮像信号についてゲイン調整を行うと共に、サンプルホールド処理を施すことによって波形整形を行う。サンプルホールド/AGC回路22の出力は、ビデオA/Dコンバータ23に供給されることで、デジタルとしての画像信号データに変換される。
【0044】
上記CCD21、サンプルホールド/AGC回路22、ビデオA/Dコンバータ23における信号処理タイミングは、タイミングジェネレータ24にて生成されるタイミング信号により制御される。タイミングジェネレータ24では、後述するデータ処理/システムコントロール回路31(ビデオ信号処理回部3内)にて信号処理に利用されるクロックを入力し、このクロックに基づいて所要のタイミング信号を生成するようにされる。これにより、カメラブロック2における信号処理タイミングを、ビデオ信号処理部3における処理タイミングと同期させるようにしている。
カメラコントローラ25は、カメラブロック2内に備えられる上記各機能回路部が適正に動作するように所要の制御を実行すると共に、レンズブロック1に対してオートフォーカス、自動露出調整、絞り調整、ズームなどのための制御を行うものとされる。
例えばオートフォーカス制御であれば、カメラコントローラ25は、所定のオートフォーカス制御方式に従って得られるフォーカス制御情報に基づいて、フォーカスモータの回転角を制御する。これにより、撮像レンズはジャストピント状態となるように駆動されることになる。
【0045】
ビデオ信号処理部3は、記録時においては、カメラブロック2から供給されたデジタル画像信号、及びマイクロフォン202により集音したことで得られるデジタル音声信号について圧縮処理を施し、これら圧縮データをユーザ記録データとして後段のメディアドライブ部4に供給する。さらにカメラブロック2から供給されたデジタル画像信号とキャラクタ画像により生成した画像をビューファインダドライブ部207に供給し、ビューファインダ204に表示させる。
また、再生時においては、メディアドライブ部4から供給されるユーザ再生データ(ディスク51からの読み出しデータ)、つまり圧縮処理された画像信号データ及び音声信号データについて復調処理を施し、これらを再生画像信号、再生音声信号として出力する。
【0046】
なお本例において、画像信号データ(画像データ)の圧縮/伸張処理方式としては、動画像についてはMPEG(Moving Picture Experts Group)2を採用し、静止画像についてはJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group) を採用しているものとする。また、音声信号データの圧縮/伸張処理方式には、ATRAC(Adaptve Transform Acoustic Coding) 2を採用するものとする。
【0047】
ビデオ信号処理部3のデータ処理/システムコントロール回路31は、主として、当該ビデオ信号処理部3における画像信号データ及び音声信号データの圧縮/伸張処理に関する制御処理と、ビデオ信号処理部3を経由するデータの入出力を司るための処理を実行する。
また、データ処理/システムコントロール回路31を含むビデオ信号処理部3全体についての制御処理は、ビデオコントローラ38が実行するようにされる。このビデオコントローラ38は、例えばマイクロコンピュータ等を備えて構成され、カメラブロック2のカメラコントローラ25、及び後述するメディアドライブ部4のドライバコントローラ46と、例えば図示しないバスライン等を介して相互通信可能とされている。
【0048】
また、ビデオコントローラ38に対してはプログラムメモリ39が備えられる。
このプログラムメモリ39は、例えばEEPROMやフラッシュメモリなどの書き換え可能な記憶素子により構成され、ここにはマスターコントローラであるビデオコントローラ38が実行すべき各種プログラムを始めとし、各種設定データなどの情報が格納される。
【0049】
ビデオ信号処理部3における記録時の基本的な動作として、データ処理/システムコントロール回路31には、カメラブロック2のビデオA/Dコンバータ23から供給された画像信号データが入力される。データ処理/システムコントロール回路31では、入力された画像信号データを例えば動き検出回路35に供給する。動き検出回路35では、例えばメモリ36を作業領域として利用しながら入力された画像信号データについて動き補償等の画像処理を施した後、MPEG2ビデオ信号処理回路33に供給する。
【0050】
MPEG2ビデオ信号処理回路33においては、例えばメモリ34を作業領域として利用しながら、入力された画像信号データについてMPEG2のフォーマットに従って圧縮処理を施し、動画像としての圧縮データのビットストリーム(MPEG2ビットストリーム)を出力するようにされる。また、MPEG2ビデオ信号処理回路33では、例えば動画像としての画像信号データから静止画としての画像データを抽出してこれに圧縮処理を施す際には、JPEGのフォーマットに従って静止画としての圧縮画像データを生成するように構成されている。なお、JPEGは採用せずに、MPEG2のフォーマットによる圧縮画像データとして、正規の画像データとされるIピクチャ(Intra Picture) を静止画の画像データとして扱うことも考えられる。
MPEG2ビデオ信号処理回路33により圧縮符号化された画像信号データ(圧縮画像データ)は、例えば、バッファメモリ32に対して所定の転送レートにより書き込まれて一時保持される。
なおMPEG2のフォーマットにおいては、周知のようにいわゆる符号化ビットレート(データレート)として、一定速度(CBR;Constant Bit Rate)と、可変速度(VBR;Variable Bit Rate)の両者がサポートされており、ビデオ信号処理部3ではこれらに対応できるものとしている。
【0051】
例えばVBRによる画像圧縮処理を行う場合には、例えば、動き検出回路35において、画像データをマクロブロック単位により前後数十〜数百フレーム内の範囲で動き検出を行って、動きありとされればこの検出結果を動きベクトル情報としてMPEG2ビデオ信号処理回路33に伝送する。
MPEG2ビデオ信号処理回路33では、圧縮符号化後の画像データをある所要のデータレートとするように、上記動きベクトル情報をはじめとする所要の情報を利用しながら、マクロブロックごとの量子化係数を決定していくようにされる。
【0052】
音声圧縮エンコーダ/デコーダ37には、A/Dコンバータ64(表示/画像/音声入出力部6内)を介して、例えばマイクロフォン202により集音された音声がデジタルによる音声信号データとして入力される。
音声圧縮エンコーダ/デコーダ37では、前述のようにATRAC2のフォーマットに従って入力された音声信号データに対する圧縮処理を施す。この圧縮音声信号データもまた、データ処理/システムコントロール回路31によってバッファメモリ32に対して所定の転送レートによる書き込みが行われ、ここで一時保持される。
【0053】
上記のようにして、バッファメモリ32には、圧縮画像データ及び圧縮音声信号データが蓄積可能とされる。バッファメモリ32は、主として、カメラブロック2あるいは表示/画像/音声入出力部6とバッファメモリ32間のデータ転送レートと、バッファメモリ32とメディアドライブ部4間のデータ転送レートの速度差を吸収するための機能を有する。
バッファメモリ32に蓄積された圧縮画像データ及び圧縮音声信号データは、記録時であれば、順次所定タイミングで読み出しが行われて、メディアドライブ部4のMD−DATA2エンコーダ/デコーダ41に伝送される。ただし、例えば再生時においてバッファメモリ32に蓄積されたデータの読み出しと、この読み出したデータをメディアドライブ部4からデッキ部5を介してディスク51に記録するまでの動作は、間欠的に行われても構わない。
このようなバッファメモリ32に対するデータの書き込み及び読み出し制御は、例えば、データ処理/システムコントロール回路31によって実行される。
【0054】
ビデオ信号処理部3における再生時の動作としては、概略的に次のようになる。
再生時には、ディスク51から読み出され、MD−DATA2エンコーダ/デコーダ41(メディアドライブ部4内)の処理によりMD−DATA2フォーマットに従ってデコードされた圧縮画像データ、圧縮音声信号データ(ユーザ再生データ)が、データ処理/システムコントロール回路31に伝送されてくる。
データ処理/システムコントロール回路31では、例えば入力した圧縮画像データ及び圧縮音声信号データを、一旦バッファメモリ32に蓄積させる。そして、例えば再生時間軸の整合が得られるようにされた所要のタイミング及び転送レートで、バッファメモリ32から圧縮画像データ及び圧縮音声信号データの読み出しを行い、圧縮画像データについてはMPEG2ビデオ信号処理回路33に供給し、圧縮音声信号データについては音声圧縮エンコーダ/デコーダ37に供給する。
【0055】
MPEG2ビデオ信号処理回路33では、入力された圧縮画像データについて伸張処理を施して、データ処理/システムコントロール回路31に伝送する。データ処理/システムコントロール回路31では、この伸張処理された画像信号データを、ビデオD/Aコンバータ61(表示/画像/音声入出力部6内)に供給する。
音声圧縮エンコーダ/デコーダ37では、入力された圧縮音声信号データについて伸張処理を施して、D/Aコンバータ65(表示/画像/音声入出力部6内)に供給する。
【0056】
表示/画像/音声入出力部6においては、ビデオD/Aコンバータ61に入力された画像信号データは、ここでアナログ画像信号に変換され、表示コントローラ62及びコンポジット信号処理回路63に対して分岐して入力される。
表示コントローラ62では、入力された画像信号に基づいて表示部6Aを駆動する。これにより、表示部6Aにおいて再生画像の表示が行われる。また、表示部6Aにおいては、ディスク51から再生して得られる画像の表示だけでなく、当然のこととして、レンズブロック1及びカメラブロック2からなるカメラ部位により撮影して得られた撮像画像も、ほぼリアルタイムで表示出力させることが可能である。
また、再生画像及び撮像画像の他、前述のように、機器の動作に応じて所要のメッセージをユーザに知らせるための文字やキャラクタ等によるメッセージ表示も行われるものとされる。このようなメッセージ表示は、例えばビデオコントローラ38の制御によって、所要の文字やキャラクタ等が所定の位置に表示されるように、データ処理/システムコントロール回路31からビデオD/Aコンバータ61に出力すべき画像信号データに対して、所要の文字やキャラクタ等の画像信号データを合成する処理を実行するようにすればよい。
【0057】
また、表示部6Aに対しては、タッチパネル6Bが組み合わされることで、表示パネル67を構成する。
タッチパネル6Bでは、表示部6A上に対して行われた押圧操作の位置情報を検知し、これを操作情報としてビデオコントローラ38に対して出力する。
【0058】
コンポジット信号処理回路63では、ビデオD/Aコンバータ61から供給されたアナログ画像信号についてコンポジット信号に変換して、ビデオ出力端子T1に出力する。例えば、ビデオ出力端子T1を介して、外部モニタ装置等と接続を行えば、当該ビデオカメラで再生した画像を外部モニタ装置により表示させることが可能となる。
【0059】
また、表示/画像/音声入出力部6において、音声圧縮エンコーダ/デコーダ37からD/Aコンバータ65に入力された音声信号データは、ここでアナログ音声信号に変換され、ヘッドフォン/ライン端子T2に対して出力される。また、D/Aコンバータ65から出力されたアナログ音声信号は、アンプ66を介してスピーカ205に対しても分岐して出力され、これにより、スピーカ205からは、再生音声等が出力されることになる。
【0060】
メディアドライブ部4では、主として、記録時にはMD−DATA2フォーマットに従って記録データをディスク記録に適合するようにエンコードしてデッキ部5に伝送し、再生時においては、デッキ部5においてディスク51から読み出されたデータについてデコード処理を施すことで再生データを得て、ビデオ信号処理部3に対して伝送する。
【0061】
このメディアドライブ部4のMD−DATA2エンコーダ/デコーダ41は、記録時においては、データ処理/システムコントロール回路31から記録データ(圧縮画像データ+圧縮音声信号データ)が入力され、この記録データについて、MD−DATA2フォーマットに従った所定のエンコード処理を施し、このエンコードされたデータを一時バッファメモリ42に蓄積する。そして、所要のタイミングで読み出しを行いながらデッキ部5に伝送する。
【0062】
再生時においては、ディスク51から読み出され、RF信号処理回路44、二値化回路43を介して入力されたデジタル再生信号について、MD−DATA2フォーマットに従ったデコード処理を施して、再生データとしてビデオ信号処理部3のデータ処理/システムコントロール回路31に対して伝送する。
なお、この際においても、必要があれば再生データを一旦バッファメモリ42に蓄積し、ここから所要のタイミングで読み出したデータをデータ処理/システムコントロール回路31に伝送出力するようにされる。このような、バッファメモリ42に対する書き込み/読み出し制御はドライバコントローラ46が実行するものとされる。
なお、例えばディスク51の再生時において、外乱等によってサーボ等が外れて、ディスクからの信号の読み出しが不可となったような場合でも、バッファメモリ42に対して読み出しデータが蓄積されている期間内にディスクに対する再生動作を復帰させるようにすれば、再生データとしての時系列的連続性を維持することが可能となる。
【0063】
RF信号処理回路44には、ディスク51からの読み出し信号について所要の処理を施すことで、例えば、再生データとしてのRF信号、デッキ部5に対するサーボ制御のためのフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等のサーボ制御信号を生成する。RF信号は、上記のように二値化回路43により2値化され、デジタル信号データとしてMD−DATA2エンコーダ/デコーダ41に入力される。
また、生成された各種サーボ制御信号はサーボ回路45に供給される。サーボ回路45では、入力したサーボ制御信号に基づいて、デッキ部5における所要のサーボ制御を実行する。
【0064】
なお、本例においては、MD−DATA1フォーマットに対応するエンコーダ/デコーダ47を備えており、ビデオ信号処理部3から供給された記録データを、MD−DATA1フォーマットに従ってエンコードしてディスク51に記録すること、或いは、ディスク51からの読み出しデータがMD−DATA1フォーマットに従ってエンコードされているものについては、そのデコード処理を行って、ビデオ信号処理部3に伝送出力することも可能とされている。つまり本例のビデオカメラとしては、MD−DATA2フォーマットとMD−DATA1フォーマットとについて互換性が得られるように構成されている。
ドライバコントローラ46は、メディアドライブ部4を総括的に制御するための機能回路部とされる。
【0065】
デッキ部5は、ディスク51を駆動するための機構からなる部位とされる。ここでは図示しないが、デッキ部5においては、装填されるべきディスク51が着脱可能とされ、ユーザの作業によって交換が可能なようにされた機構(ディスク装脱部210(図6参照))を有しているものとされる。また、ここでのディスク51は、MD−DATA2フォーマット、あるいはMD−DATA1フォーマットに対応する光磁気ディスクであることが前提となる。
【0066】
デッキ部5においては、装填されたディスク51をCLVにより回転駆動するスピンドルモータ52によって、CLVにより回転駆動される。このディスク51に対しては記録/再生時に光学ヘッド53によってレーザ光が照射される。
光学ヘッド53は、記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力を行ない、また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力を行なう。このため、光学ヘッド53には、ここでは詳しい図示は省略するがレーザ出力手段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが搭載されている。光学ヘッド53に備えられる対物レンズとしては、例えば2軸機構によってディスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持されている。
【0067】
また、ディスク51を挟んで光学ヘッド53と対向する位置には磁気ヘッド54が配置されている。磁気ヘッド54は記録データによって変調された磁界をディスク51に印加する動作を行なう。
また、図示しないが、デッキ部5においては、スレッドモータ55により駆動されるスレッド機構が備えられている。このスレッド機構が駆動されることにより、上記光学ヘッド53全体及び磁気ヘッド54はディスク半径方向に移動可能とされている。
【0068】
操作部7は図6に示した各種操作子に相当し、これらの操作子によるユーザの各種操作情報は例えばビデオコントローラ38に出力される。
ビデオコントローラ38は、先に述べたタッチパネル6B、及び上記操作部7から出力される操作情報に応じた必要な動作が各部において実行されるようにするための制御情報をカメラコントローラ25、ドライバコントローラ46に対して供給する。
【0069】
外部インターフェイス8は、当該ビデオカメラと外部機器とでデータを相互伝送可能とするために設けられており、例えば図のようにI/F端子T3とビデオ信号処理部間に対して設けられる。なお、外部インターフェイス8としてはここでは特に限定されるものではないが、例えばIEEE1394等が採用されればよい。
例えば、外部のデジタル画像機器と本例のビデオカメラをI/F端子T3を介して接続した場合、ビデオカメラで撮影した画像(音声)を外部デジタル画像機器に録画したりすることが可能となる。また、外部デジタル画像機器にて再生した画像(音声)データ等を、外部インターフェイス8を介して取り込むことにより、MD−DATA2(或いはMD−DATA1)フォーマットに従ってディスク51に記録するといったことも可能となる。更には、例えばキャプションの挿入などに利用する文字情報としてのファイルも取り込んで記録することが可能となる。
【0070】
電源ブロック9は、内蔵のバッテリにより得られる直流電源あるいは商用交流電源から生成した直流電源を利用して、各機能回路部に対して所要のレベルの電源電圧を供給する。電源ブロック9による電源オン/オフは、上述したメインダイヤル300の操作に応じてビデオコントローラ38が制御する。
また記録動作中はビデオコントローラ38はインジケータの発光動作を実行させる。
【0071】
4.メディアドライブ部の構成
続いて、図4に示したメディアドライブ部4の構成として、MD−DATA2に対応する機能回路部を抽出した詳細な構成について、図5のブロック図を参照して説明する。なお、図5においては、メディアドライブ部4と共にデッキ部5を示しているが、デッキ部5の内部構成については図4により説明したため、ここでは、図4と同一符号を付して説明を省略する。また、図5に示すメディアドライブ部4において図4のブロックに相当する範囲に同一符号を付している。
【0072】
光学ヘッド53のディスク51に対するデータ読み出し動作によりに検出された情報(フォトディテクタによりレーザ反射光を検出して得られる光電流)は、RF信号処理回路44内のRFアンプ101に供給される。
RFアンプ101では入力された検出情報から、再生信号としての再生RF信号を生成し、二値化回路43に供給する。二値化回路43は、入力された再生RF信号について二値化を行うことにより、デジタル信号化された再生RF信号(二値化RF信号)を得る。
この二値化RF信号はMD−DATA2エンコーダ/デコーダ41に供給され、まずAGC/クランプ回路103を介してゲイン調整、クランプ処理等が行われた後、イコライザ/PLL回路104に入力される。
イコライザ/PLL回路104では、入力された二値化RF信号についてイコライジング処理を施してビタビデコーダ105に出力する。また、イコライジング処理後の二値化RF信号をPLL回路に入力することにより、二値化RF信号(RLL(1,7)符号列)に同期したクロックCLKを抽出する。
【0073】
クロックCLKの周波数は現在のディスク回転速度に対応する。このため、CLVプロセッサ111では、イコライザ/PLL回路104からクロックCLKを入力し、所定のCLV速度(図3参照)に対応する基準値と比較することにより誤差情報を得て、この誤差情報をスピンドルエラー信号SPEを生成するための信号成分として利用する。また、クロックCLKは、例えばRLL(1,7)復調回路106をはじめとする、所要の信号処理回路系における処理のためのクロックとして利用される。
【0074】
ビタビデコーダ105は、イコライザ/PLL回路104から入力された二値化RF信号について、いわゆるビタビ復号法に従った復号処理を行う。これにより、RLL(1,7)符号列としての再生データが得られることになる。
この再生データはRLL(1,7)復調回路106に入力され、ここでRLL(1,7)復調が施されたデータストリームとされる。
【0075】
RLL(1,7)復調回路106における復調処理により得られたデータストリームは、データバス114を介してバッファメモリ42に対して書き込みが行われ、バッファメモリ42上で展開される。
このようにしてバッファメモリ42上に展開されたデータストリームに対しては、先ず、ECC処理回路116により、RS−PC方式に従って誤り訂正ブロック単位によるエラー訂正処理が施され、更に、デスクランブル/EDCデコード回路117により、デスクランブル処理と、EDCデコード処理(エラー検出処理)が施される。
これまでの処理が施されたデータが再生データDATApとされる。この再生データDATApは、転送クロック発生回路121にて発生された転送クロックに従った転送レートで、例えばデスクランブル/EDCデコード回路117からビデオ信号処理部3のデータ処理/システムコントロール回路31に対して伝送されることになる。
【0076】
転送クロック発生回路121は、例えば、クリスタル系のクロックをメディアドライブ部4とビデオ信号処理部3間のデータ伝送や、メディアドライブ部4内における機能回路部間でのデータ伝送を行う際に、適宜適正とされる周波数の転送クロック(データ転送レート)を発生するための部位とされる。
また、当該ビデオカメラの動作状態に応じて、メディアドライブ部4及びビデオ信号処理部3の各機能回路部に供給すべき所要の周波数のクロックを発生する。
【0077】
光学ヘッド53によりディスク51から読み出された検出情報(光電流)は、マトリクスアンプ107に対しても供給される。
マトリクスアンプ107では、入力された検出情報について所要の演算処理を施すことにより、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、グルーブ情報(ディスク51にウォブルドグルーブWGとして記録されている絶対アドレス情報)GFM等を抽出しサーボ回路45に供給する。即ち抽出されたトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEはサーボプロセッサ112に供給され、グルーブ情報GFMはADIPバンドパスフィルタ108に供給される。
【0078】
ADIPバンドパスフィルタ108により帯域制限されたグルーブ情報GFMは、A/Bトラック検出回路109、ADIPデコーダ110、及びCLVプロセッサ111に対して供給される。
A/Bトラック検出回路109では、例えば図2(b)にて説明した方式などに基づいて、入力されたグルーブ情報GFMから、現在トレースしているトラックがトラックTR・A,TR・Bの何れとされているのかについて判別を行い、このトラック判別情報をドライバコントローラ46に出力する。また、ADIPデコーダ110では、入力されたグルーブ情報GFMをデコードしてディスク上の絶対アドレス情報であるADIP信号を抽出し、ドライバコントローラ46に出力する。ドライバコントローラ46では、上記トラック判別情報及びADIP信号に基づいて、所要の制御処理を実行する。
【0079】
CLVプロセッサ111には、イコライザ/PLL回路104からクロックCLKと、ADIPバンドパスフィルタ108を介したグルーブ情報GFMが入力される。CLVプロセッサ111では、例えばグルーブ情報GFMに対するクロックCLKとの位相誤差を積分して得られる誤差信号に基づき、CLVサーボ制御のためのスピンドルエラー信号SPEを生成し、サーボプロセッサ112に対して出力する。なお、CLVプロセッサ111が実行すべき所要の動作はドライバコントローラ46によって制御される。
【0080】
サーボプロセッサ112は、上記のようにして入力されたトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、スピンドルエラー信号SPE、ドライバコントローラ46からのトラックジャンプ指令、アクセス指令等に基づいて各種サーボ制御信号(トラッキング制御信号、フォーカス制御信号、スレッド制御信号、スピンドル制御信号等)を生成し、サーボドライバ113に対して出力する。
サーボドライバ113では、サーボプロセッサ112から供給されたサーボ制御信号に基づいて所要のサーボドライブ信号を生成する。ここでのサーボドライブ信号としては、二軸機構を駆動する二軸ドライブ信号(フォーカス方向、トラッキング方向の2種)、スレッド機構を駆動するスレッドモータ駆動信号、スピンドルモータ52を駆動するスピンドルモータ駆動信号となる。
このようなサーボドライブ信号がデッキ部5に対して供給されることで、ディスク51に対するフォーカス制御、トラッキング制御、及びスピンドルモータ52に対するCLV制御が行われることになる。
【0081】
ディスク51に対して記録動作が実行される際には、例えば、ビデオ信号処理部3のデータ処理/システムコントロール回路31からスクランブル/EDCエンコード回路115に対して記録データDATArが入力されることになる。このユーザ記録データDATArは、例えば転送クロック発生回路121にて発生された転送クロック(データ転送レート)に同期して入力される。
【0082】
スクランブル/EDCエンコード回路115では、例えば記録データDATArをバッファメモリ42に書き込んで展開し、データスクランブル処理、EDCエンコード処理(所定方式によるエラー検出符号の付加処理)を施す。この処理の後、例えばECC処理回路116によって、バッファメモリ42に展開させている記録データDATArに対してRS−PC方式によるエラー訂正符号を付加するようにされる。
ここまでの処理が施された記録データDATArは、バッファメモリ42から読み出されて、データバス114を介してRLL(1,7)変調回路118に供給される。
【0083】
RLL(1,7)変調回路118では、入力された記録データDATArについてRLL(1,7)変調処理を施し、このRLL(1,7)符号列としての記録データを磁気ヘッド駆動回路119に出力する。
【0084】
ところで、MD−DATA2フォーマットでは、ディスクに対する記録方式として、いわゆるレーザストローブ磁界変調方式を採用している。レーザストローブ磁界変調方式とは、記録データにより変調した磁界をディスク記録面に印加すると共に、ディスクに照射すべきレーザ光を記録データに同期してパルス発光させる記録方式をいう。
このようなレーザストローブ磁界変調方式では、ディスクに記録されるピットエッジの形成過程が磁界の反転速度等の過渡特性に依存せず、レーザパルスの照射タイミングによって決定される。
このため、例えば単純磁界変調方式(レーザ光をディスクに対して定常的に照射すると共に記録データにより変調した磁界をディスク記録面に印加するようにした方式)と比較して、レーザストローブ磁界変調方式では、記録ピットのジッタをきわめて小さくすることが容易に可能とされる。つまり、レーザストローブ磁界変調方式は、高密度記録化に有利な記録方式とされるものである。
【0085】
メディアドライブ部4の磁気ヘッド駆動回路119では、入力された記録データにより変調した磁界が磁気ヘッド54からディスク51に印加されるように動作する。また、RLL(1,7)変調回路118からレーザドライバ120に対しては、記録データに同期したクロックを出力する。レーザドライバ120は、入力されたクロックに基づいて、磁気ヘッド54により磁界として発生される記録データに同期させたレーザパルスがディスクに対して照射されるように、光学ヘッド53のレーザダイオードを駆動する。この際、レーザダイオードから発光出力されるレーザパルスとしては、記録に適合する所要のレーザパワーに基づくものとなる。このようにして、本例のメディアドライブ部4により上記レーザストローブ磁界変調方式としての記録動作が可能とされる。
【0086】
5.本実施の形態に対応するディスク構造例
次に、本実施の形態に対応するディスク51のデータ構造例について説明する。
先ず、MD−DATA2のフォーマットとしてセクタ、クラスタといわれるデータ単位について述べておく。
セクタは、ディスクからの物理的なデータ読み出しの最小単位であり、各セクタには、PSA(Physical Sector Address)が割り当てられる。
また、クラスタは、ディスクへの物理的なデータ書き込みの最小単位とされ、PSAが0h〜Fhまでの連続する16のセクタの集合により形成される。各クラスタには、PCA(Physical Cluster Address)が割り当てられる。そして、後述するリードインエリア(プリマスタード・エリア)に在るセクターは、PCAによって一意に特定することができる。また、レコーダブルエリアにあるクラスタは同一のPCAを有するクラスタがトラックTr・A,Tr・Bとで1つずつ存在することになる。
【0087】
図9は、本実施の形態に対応するとされるディスク51のデータ管理形態例を概念的に示している。なお、この図に示すディスク51の物理フォーマットについては、先に図1及び図2により説明した通りである。
ディスク51においては、例えば、管理情報としてPTOC、及びRTOCが設定される。PTOCは、ピット形態により所要の管理情報が記録される。このPTOCの内容は書き換えが不可とされている。
RTOCは、例えばディスクに記録されたデータを管理するのに必要な基本的な情報が記録される。
例えば本例の場合であれば、ディスクに記録されたデータとして、トラック(ファイルと同義の場合有り)、及びフォルダ(トラックをグループ化して管理するための構造)を記録再生時において管理するための情報が格納される。
なお、RTOCの内容は、例えば、これまでのディスクに対するデータの記録結果や、トラック(ファイル)、フォルダの削除等の編集処理結果に従って逐次書き換えが行われるものとされる。
【0088】
ユーザデータは、1つのルートフォルダ内に置かれたボリュームフォルダ(Volume Folder)として管理される。本実施の形態においてボリューム(Volume)とは、ユーザデータの完全な集合として定義され、1枚のディスクにはただ1つのボリュームが存在するものとして規定される。そして、このボリューム内に含まれるデータは、上記PTOC、RTOCで管理されるものを除いて、ボリュームフォルダ以下のフォルダ及びトラックとして格納されることになる。
【0089】
ボリュームフォルダ内においては、所定サイズ(例えば12クラスタ)のボリュームインデックストラック(VIT:Volume Index Track)が置かれる。
このボリュームインデックストラックは、例えば上記PTOC、RTOCが主的管理情報とすれば、いわば副管理情報が記録される領域として規定されるもので、トラック(ファイル)、フォルダ、及び補助データ(Auxiliary Data)に関すプロパティ、タイトル、及びトラックを形成するパケットデータを管理するための情報が記録されるテーブルを有する。
【0090】
また、ボリュームフォルダ内で管理されるトラックとして、サムネイルトラック(Thumbnail Picture Track)がオプションとして配置可能とされている。
本実施の形態においては、ディスクに記録された各ファイルごとに対応付けして、所定解像度による1枚の静止画像をサムネイル画像として有することが可能とされている。サムネイル画像は、ファイルを視覚的に認識可能とするための代表画像として扱われる。
サムネイルトラックには、ディスクに記録されているファイル(トラック)との対応付けと、サムネイル画像の格納位置とが示されるインデックス情報と共に記録される。サムネイルトラックのデータ長は、格納されるサムネイル画像数等に応じて任意に拡張可能とされる。
【0091】
そして、例えばユーザが撮影等によって記録した画像/音声データはファイル単位で管理され、ボリュームフォルダ内において、トラックとしてボリュームフォルダの下に置かれる、或いは、ボリュームフォルダ以下に置かれるフォルダ内に置かれることになる。
図9では、或る1ファイルが1トラックとして表現された上で、このトラックが或る1つのフォルダ内に格納されている状態が示されている。フォルダは、上述のように、トラック又はフォルダを1グループにまとめて管理するための構造である。
従ってボリュームフォルダ以下の構造においては、ボリュームフォルダ内に格納可能な最大件数と、フォルダの階層構造の最大段数により規定される範囲内で、任意の数のトラック又はフォルダが格納されることになる。
【0092】
また、ボリュームフォルダ内には、補助データ(Auxiliary Data)が格納される補助データトラック(Auxiliary Data Track)が配置される。
補助データトラックに格納されるべき情報としては、例えば、実際に適用されるアプリケーションによって任意とされる。
【0093】
ところで、上記した管理情報であるPTOC,RTOC、また更にはボリュームインデックストラックに格納された情報(これらの情報を総称しても、本実施の形態では「管理情報」ということにする)は、例えば、ディスク装填時において読み出されて、例えば、メディアドライブ部4のバッファメモリ42(又はバッファメモリ32)の所定領域に保持される。そして、データ記録時や編集時においては、その記録結果や編集結果に応じてバッファメモリに保持されているこれら管理情報について書き換えを行うようにし、その後、所定の機会、タイミングでもって、バッファメモリに保持されている管理情報の内容に基づいて、ディスク51の管理情報を書き換える(更新する)ようにされる(但し、PTOCについては更新は行われない)。
【0094】
図10は、上記図9に示したデータ管理形態をディスク51の物理構造に対応させて示しているものである。
この図に示すリードインエリアは、ディスク最内周におけるピットエリアであり、ここにPTOCの情報が記録される。
【0095】
そして、このリードインエリアの外周に対しては、トランジションエリアを介してレコーダブルエリアが形成される。このレコーダブルエリアは、光磁気記録再生が可能とされる光磁気記録領域とされる。このレコーダブルエリアは、先に図1、図2により説明したように、トラックTr・AとトラックTr・Bの2本のトラックがダブルスパイラル上に形成される。
【0096】
レコーダブルエリアの最内周にあっては、トラックTr・A,Tr・B共に、RTOCエリアが設けられる。そして、トラックTr・AのRTOCエリア内にあっては、4クラスタのサイズのRTOCの情報が3回繰り返して記録される。そしてこれに続けて、12クラスタのサイズのボリュームインデックストラックが配置される。
そして、ボリュームインデックストラックに続けては、サムネイルトラックをオプションとして配置することができることになっている。このRTOCエリア内のサムネイルトラックとしては、少なくとも最初の1クラスタが位置するものと規定されている。そして、例えばファイル数の増加に応じてサムネイル画像データ数が多くなり、RTOCエリア内のサムネイルトラックの容量を超えたときには、後述するレコーダブルデータエリアに対して追加的に記録していくことができる。また、このときのレコーダブルデータエリア上のサムネイルトラックは、ボリュームインデックストラック(又はRTOC)によって管理される。
【0097】
また、このRTOCエリアのサムネイルトラックに続けて、補助データであるスクリプトとイメージデータを記録する領域をオプションとして設定することができる。
また、これらスクリプトとイメージデータについても、RTOCエリア内にて記録可能な容量を超えたときには、ボリュームインデックストラック(又はRTOC)により管理される形態で、レコーダブルデータエリアに対して追加的に記録していくことができる。
【0098】
そして、レコーダブルデータエリアスタートアドレスWより示されるアドレス位置からは、レコーダブルデータエリアが設けられる。このレコーダブルデータエリアに対して、AVデータ、即ちトラック(ファイル)のデータが記録される。また、前述したサムネイル画像データ及び補助データも記録可能とされる。
【0099】
このレコーダブルデータエリアが終了すると、リードアウトエリアスタートアドレスLにより示されるアドレス位置から最外周にかけてリードアウトエリアが形成される。
【0100】
上記説明は、トラックTr・Aに関するものであるが、トラックTr・Bについても、図10から分かるように、領域設定はトラックTr・Aに準ずる。但し、RTOCエリアについては現段階では未定義とされている。つまり、RTOCエリアは、トラックTr・Aについてのみ実質的に使用されるようにしている。
【0101】
なお、これら図9及び図10に示すディスク構造例はあくまでも一例であって、ディスク上での各エリアの物理的位置関係は、実際の使用条件等に応じて変更されて構わないし、データが格納される構造も変更されてかまないものである。
【0102】
6.サムネイル画像生成処理
上記図9及び図10に示したサムネイルトラックに格納されるサムネイル画像は、本実施の形態のビデオカメラにより生成することが可能とされるが、ここで、サムネイル画像の生成処理について説明しておく。なお、ここでは既にディスクに記録された画像ファイルについてのサムネイル画像を生成する場合について説明する。
【0103】
前述のように、例えばディスク51に記録されている管理情報(PTOC、RTOC、ボリュームインデックストラック)は、ディスク装填時などの所定のタイミングで読み出されて、バッファメモリ42(或いはバッファメモリ32)に対して格納されているものとされる。
【0104】
そして、ドライバコントローラ46は、例えばバッファメモリ42に格納されている管理情報を参照して、これよりサムネイル画像を生成すべきファイルについて、サムネイル画像として指定されている画像データが記録されているディスク上のアドレスを求め、このアドレスにアクセスしてディスクに対する読み出し動作を実行させることで、サムネイル画像の生成元としての画像データを得るようにされる。
この画像データは、順次メディアドライブ部4からビデオ信号処理部3に伝送され、データ処理/システムコントロール回路31に供給される。
なお、管理情報によりサムネイル画像の生成元として規定される画像データは、特段の指定が無ければ、例えばファイル中における先頭のフレーム(又はフィールド)画像データが指定されているものとされる。
【0105】
そして、データ処理/システムコントロール回路31では、供給された画面データについて、先ず、MPEG2ビデオ信号処理回路33を制御してMPEG2フォーマットに従った伸張処理を施し、フィールド画像単位の画像データのレベルにまでデコードしたデータを獲得するようにされる。
【0106】
例えば、上記フィールド画像単位のレベルにまでデコードされた画像データの段階では、通常は、表示画面に対してほぼフルサイズで表示されるだけの画像サイズ(画素数)を有したデータとされる。
そこで、上記フィールド画像単位によるフルサイズの画像データが得られた後は、このフルサイズの画像データについて縮小処理を行って、実際に必要とされるサムネイル画像のサイズが得られるように処理を行うことになる。
このような画像サイズの縮小のためには、例えば元のフルサイズの画像データに対して、適切なタイミングで画素データに対するサンプリングを行い、このサンプリングした画素データによって画像データを再構成するように信号処理を実行すればよい。
【0107】
そして、例えばビデオコントローラ38は、このようにして得られたサムネイル画像データについてのインデックス情報(図9により説明)を生成し、このインデックス情報と共にこのサムネイル画像データをディスクのサムネイルトラックに記録するように制御を実行する。
このようにして、ファイルごとに対応したサムネイル画像データが得られ、ディスクに記録される。
【0108】
なお、本実施の形態としては、これまでの説明から分かるように、画像データ(音声データを含む)の他、音声のみによる音声データ、更には文字情報データなどもファイルとして記録可能とされるが、例えば、音声データ、文字情報データ等、そのファイル内にサムネイル画像の生成元となる画像データが無いような場合には、例えば、予め音声データや文字情報データであることを視覚的に認識できるような絵柄の画像データを用意しておき(例えばビデオコントローラ38のROM内に格納しておいたり、ディスクの所定領域に格納するなどしておけばよい)、この画像データをサムネイル画像として利用するようにすればよいものである。
【0109】
7.スクリプト
また、本実施の形態においては、当該ビデオカメラにより記録したファイル(主として録画ファイル)についての、再生順指定や再生時に所要の特殊効果を与えるなどの編集処理を行うことができる。
上記のような編集を行うのにあたり、本実施の形態では、録画ファイルについて所要の再生出力態様を与えることのできる再生制御情報としてのスクリプトを用意し、ビデオカメラにおいては、例えばビデオコントローラ38がこのスクリプトを解釈することで、編集結果に応じた再生出力態様(例えば再生順)を得るようにするものである。また、編集段階においては、スクリプトの内容の更新を行うことで編集処理を実行するように構成されるものである。なお、ここでいう「スクリプト」とは、動画像データ、静止画像データ、音声データ、更には文書データ等を同時タイミングで再生出力するために、所定のプログラム言語により記述された手続き書き構造をいうものとされる。
【0110】
そこで先ず、本実施の形態において再生制御情報として利用されるスクリプトについて概略的に説明する。
【0111】
本実施の形態としては、スクリプトとしてSMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)を採用するものとする。
SMILとは、例えばインターネット上でのテレビ番組放送、プレゼンテーション等を実現するために、W3C(インターネットの標準化団体)で標準化が行われている言語であり、XML(HTMLのスーパーセット)の文法に基づき、時系列的なプレゼンテーション等を実現しようとするものである。
【0112】
先ず、スケジューリングは<seq>,<par>の2つのタグにより表現される。
<seq>は、seqential、つまり直列を意味し、このタグで囲まれた情報は時間順に再生されることになる。
<par>は、parallel、つまり並列を意味し、このタグで囲まれた情報は同期して再生されることになる。
【0113】
ここで、例えばディスクに記録されているとされるファイルにおいて、video1,video2,video3として表される画像データのファイルについて、video1→video2→video3の順に再生するように指定した場合には、
Figure 0004820485
のようにして記述が行われる。
【0114】
また、ファイルvideo1→video2→video3の順に再生すると共に、video1に対しては、音声データのファイルであるaudio1をアフレコトラックとして同時再生させたいときには、
Figure 0004820485
のようにして記述が行われることになる。
【0115】
また、或るファイルと同期再生させるべきファイルについて、この或るファイルが再生されて何秒後の位置から再生させる等の指定を行うための記述も用意されている。
例えば、video1の画像ファイルが表示(再生)されてから5秒後にキャプション(例えば文字情報としての画像)を表示させるような場合には、
Figure 0004820485
のようにして記述が行われることになる。
【0116】
また、例えば静止画ファイルとしてのファイルpicture1を5秒間表示するように指示するのであれば、
Figure 0004820485
のようにして記述される。
【0117】
また、いわゆるフレームミュートといわれ、或る動画ファイルの一部を抜き出すようにして再生する場合には、「range」を利用する。例えば、タイムコードとしてSMPTE(Society of Motion Picture and Television)の規格を採用しているとして、
Figure 0004820485
のようにして記述することができる。
【0118】
また、或るファイルを指定してリピートを行うのには、「repeat」を利用する。例えばvideo1のファイルを10回リピートするのであれば、
Figure 0004820485
のようにして記述する。
【0119】
そして本実施の形態においては、このような、SMILといわれるスクリプトを利用し、サムネイル表示として所要の表示形態を与えるための表示制御を実行可能に構成されるものである。
このため、例えば本実施の形態のビデオカメラシステムにおいては、このSMILに対応した解釈、及びスクリプトの記述(生成)が行えるように、XMLのサブセットが用意されることになる。これは、例えばビデオコントローラ38が実行すべきプログラムとして、プログラムメモリ39等に予め格納したり、或いはディスクのアプリケーションレイヤーに対して記録して、読み出しが行えるようにしておけばよい。
【0120】
本実施の形態においては、このようなスクリプトは、例えば、編集段階(又は録画操作を行っている段階)において、ビデオコントローラ38が生成又は更新を行って、例えばバッファメモリ32内の所定領域に保持しておくものとされる。
そして、このようにしてバッファメモリ32に保持されたスクリプトを、所定の機会、又はタイミングでもってディスクに記録するようにされる。このスクリプトのデータは、図10及び図11にて説明した補助データトラック(Auxiliary Data Track)に対して、スクリプトファイルとして格納されることになる。このようにしてディスクにスクリプトが記録されることで、次にこのディスクを新たに装填したときには、このディスクに記録されたスクリプトを読み出し、例えば、バッファメモリ32に対して保持させてこれを参照することで、以前の編集により得られた再生順等に従って編集再生等を行うことが可能となるものである。
【0121】
8.操作画面表示
本実施の形態のビデオカメラでは、ディスクに記録されたファイルの検索、また各種編集、設定処理を行うのにあたり、表示パネル67に対して、操作画面の表示を行う。
この操作画面としては、現在装填されているディスク、及びこのディスクに記録されたファイル等についての各種情報を提示するようにしている。そして、この操作画面に対する押圧操作(以降はポインティング操作という)と、各種操作子に対する操作の併用によって、或る目的に従った各種操作が実現されるようにしている。
ここで、本実施の形態の操作画面としては、現在装填されているディスクに記録されたファイルごとに対応するサムネイル画像(小画像)を提示する、いわゆるサムネイル表示を行うようにもされている。つまり、ユーザは、この操作画面に表示されるサムネイル画像を見ることで、ディスクに記録されたファイル(トラック)の内容を視覚的に確認できる。また、このサムネイル画像に対する操作によって、ファイルの検索や再生等を行うことができる。
【0122】
図11は、本実施の形態のビデオカメラの表示パネル67に表示される操作画面の表示形態例を示している。
この操作画面は、例えばディスクが装填された状態で再生/編集モードとされると初期画面として表示されるようになっている。
【0123】
この図にあっては、先ず、表示領域の上段において、情報表示エリアA1が設けられる。この情報表示エリアA1においては、ユーザにとって必要とされる各種情報が提示されるもので、ここでは、バッテリ残量表示エリアA1−1、スポーツモード表示エリアA1−2、再生モード表示エリアA1−3、記録残り時間表示エリアA1−4、ディスクアイコンA1−5が配置される。
【0124】
バッテリ残量表示エリアA1−1では、バッテリ残量をバッテリのシンボルと時間によって示すようにしている。
また、ここでは詳しい説明は省略するが、本実施の形態のビデオカメラでは、再生モードとして、例えばコマ送り再生などが行われてユーザが撮影した被写体等の運動の動きを確認可能なスポーツモードを設定可能とされている。そして、スポーツモード表示エリアA1−2では、スポーツモードが設定されていると、例えば図のように「SPORT」という文字によって現在スポーツモードが設定されていることを通知する。
再生モード表示エリアA1−3では、例えばシャッフル再生、リピート再生、A−B間再生など、各種特殊再生モードを文字、シンボル等によって提示する。
記録残り時間表示エリアA1−4は、ディスクの記録可能な残り容量を時間によって示している。
ディスクアイコンA1−5は、例えばディスクが装填されていると表示され、このディスクアイコンA1−5に対してポインティング操作を行うと、この図に示す操作画面から、現在装填されているディスクに関する各種情報が表示される、ディスク情報画面の表示に切り換えることが可能となっている。
【0125】
この情報表示エリアA1の下側には、サムネイル表示エリアA2が設けられる。ここでは、最大9枚(9ファイル分)のサムネイル画像を表示可能とされ、A〜Iのサムネイル画像SNが表示されている状態が示されている。ここでは示していないが、例えば実際には、各サムネイル画像SNとしては、例えばそのファイルが録画ファイルであれば、その録画ファイルにおいて抜き出された画像が静止画像として表示されている。
【0126】
また、ここでA〜Iのアルファベット順による各サムネイル画像SNの配列順は、基本的には再生順に従っている。つまり、本実施の形態においては、スクリプトにより指定されるファイル再生順に従った所定の配列順によってサムネイル画像を表示可能とされている。但し、ソートなどの操作が行われれば、そのソート順に従ってサムネイル画像が表示される。
【0127】
この場合、一度に表示可能なサムネイル画像数は9つとされているが、例えばディスクに記録されているトラック(ファイル)数が9よりも多く、従ってサムネイル画像数も9より多い場合には、サムネイル表示エリアA2の右横に表示されるスクロールバーA4に対して、ポインティングを行って例えばドラッグ操作を行うことで、サムネイル表示エリアA2に表示されているサムネイル画像をスクロールさせながら表示させることができるようになっている。
【0128】
また、サムネイル表示エリアA2に表示されている各サムネイル画像SN上においては、各種アイコンが重畳表示されている。
これらアイコンとして、先ず動画アイコンi1は、このアイコンが重畳表示されているサムネイル画像が対応するファイルが動画を記録したファイルであることを示している。図11の場合であれば、サムネイル画像(A,B,C,D,E)が動画ファイルであることが認識される。
【0129】
また、サムネイル画像(G)に表示されているアイコンは、静止画アイコンi2であり、このアイコンによって、そのファイルが静止画ファイルであることが示される。
サムネイル画像(H)に表示されているのはインタビューファイルアイコンi3であり、前述したインタビューモードによって記録されたインタビューファイルであることが示される。
【0130】
また、サムネイル画像(I)に表示されているのはグループアイコンi4である。本実施の形態のビデオカメラでは、サムネイル表示上での管理として、再生順的に連続する複数のファイルを1纏めにしてグループ化し、このようにしてグループ化した複数ファイルを1つのサムネイル画像として表示することができる。グループアイコンi4は、このようにしてグループ化に対応したサムネイル画像に対して重畳表示される。
【0131】
また、サムネイル画像(F)に表示されているアイコンは、メモファイルアイコンi5である。本実施の形態のビデオカメラでは、編集機能として、ユーザがメモ書きをした内容を1つの独立したファイルとして作成可能とされている。このようなメモファイルを例えば任意のファイルの前に挿入して再生させれば、そのファイルのタイトル的な内容がメモファイルによって表示されるようにすることができる。メモファイルアイコンi5は、そのファイルがメモファイルであることを示す。
【0132】
また、例えばサムネイル画像(C,E)に表示されている鉛筆を模したアイコンは、落書きアイコンi6である。本実施の形態のビデオカメラの編集機能として、既に記録した画像ファイルに対して、ユーザがペン320等によって行ったパネル表示部67への操作軌跡や、スタンプ画像などの貼り付け操作等によって、落書き的な画像を追加させることが可能とされている。
落書きアイコンi6は、この落書き機能によって落書きされたファイルであることを示す。
【0133】
また、サムネイル画像(B,E)にはマークアイコンi7が表示されている。ユーザは、操作画面に対する所定の操作によって、任意のファイルに対してマークを付すことができる。例えばユーザは、自分にとって重要度の高いファイルについてその覚えとしてマークを行うようにされる。そしてマークアイコンi7は、このマークが付されていることを示す。
【0134】
サムネイル画像(A,E)にはロックアイコンi8が表示されている。ユーザは、これも操作画面に対する所定の操作によって、任意のファイルについて削除、及び編集等の変更等を行わせないように「ロック」を設定することができる。ロックアイコンi8は、そのファイルがロックされていることを示す。
また、サムネイル画像(A,E)の下側には、エフェクトアイコンi9が表示されている。本実施の形態では、例えば各種シーンチェンジや、モザイクなどの特殊再生効果をファイルに与えることが可能とされているが、エフェクトアイコンi9はこのような特殊効果が与えられたファイルであることを示している。
【0135】
本実施の形態では、このようにして、各種アイコンをサムネイル画像上に重畳表示することで、そのサムネイル画像が対応するファイルの種別、各種設定状況等の諸属性を、ユーザに対して視覚的に認識させることが可能となっている。
【0136】
また、サムネイル画像(E)の画像を枠取るようにして表示されるポインタアイコンi10は、例えばユーザがペン320などによって、サムネイル画像上をポインティング操作することで、そのポインティング操作されたサムネイル画像に対して移動して表示されるものである。そして、このポインタアイコンi10が配置表示されているサムネイル画像が、現在選択されていることになる。
【0137】
また、本実施の形態の操作画面の実際としては、ポインタアイコンi10が配置されていないサムネイル画像についてはアイコンは重畳表示されず、ポインタアイコンi10が配置されて選択が行われたときに、このサムネイル画像に対してアイコンの重畳表示が行われるようになっているものである。
【0138】
そして、例えばユーザが所望のサムネイル画像に対してポインタアイコンi10を配置させた状態で再生/ポーズキー308を操作したとすると、このポインタアイコンi10が配置されて選択されているファイルから再生が開始されるようになっている。或いは、ポインタアイコンi10が配置表示されているサムネイル画像に対して、再度ポインティング操作を行うと、このポインタアイコンi10が配置されているトラックから再生が開始されるようになっている。
【0139】
サムネイル表示エリアA2の左側には、各種メニューキーが表示されるメニューキーエリアA3が設けられる。
このメニューキーエリアA3においては、上から順に、再生メニューキーA3−1、編集メニューキーA3−2、落書き・効果メニューキーA3−3、スタジオメニューキーA3−4、設定メニューキーA3−5、アドバンストメニューキーA3−6が配置表示される。
【0140】
再生メニューキーA3−1は、各種再生に関するメニューを提示し、設定を行うためのキーであり、例えば再生モード表示エリアA1−3に反映される再生モード等を設定することができる。
編集メニューキーA3−2は、記録されたファイル単位での編集に関連する各種項目が提示され、例えば、トラック(ファイル)の移動、コピー、削除、トラック分割、トリミング、ファイルのグループ化、静止画取りだし(例えばサムネイル画像として表示させる静止画の選択である)が行える。また、トラック情報を提示すると共にトラック情報ごとに関する各種設定が行えるトラック情報画面への移行のための操作もここで行える。
【0141】
落書き・効果メニューキーA3−3は、落書き機能、スタンプ機能、及びシーンチェンジ(フェードイン、フェードアウト、ワイプなど)、音声特殊効果、画像特殊効果(モザイク、セピア処理)などの各種特殊再生効果の設定を行うためのメニューが提示される。
また、本実施の形態のビデオカメラでは、ユーザがGUIに従って録画及び操作を行っていくことで、簡易に映像作品を作成できる機能を有している。スタジオメニューキーA3−4は、このような簡易映像作品作成機能に対応したメニューが提示される。
【0142】
設定メニューキーA3−5は、例えば表示部6Aとしての画面の明るさ、パネル色の濃淡、ビューファインダーの明るさ、日時設定、静止画設定時間等の各種設定を行うためのメニューが提示される。
アドバンストメニューキーA3−6は例えばパーソナルコンピュータなどの外部機器との接続機能やデモモード等に関してのメニューを提示する。
【0143】
また、表示領域の下段には、トラック情報表示エリアA5が設けられる。このトラック情報表示エリアA5には、サムネイル表示エリアA2において選択されている(ポインタアイコンi10が配置されている)サムネイル画像が対応するトラックについての情報が表示される。
ここでは、先ずトラックナンバ表示エリアA5−1においてトラックナンバが示され、続いて、日時/タイトル表示エリアA5−2において、記録日時とそのトラックに対して付されているタイトルが所定時間(例えば数秒)ごとに交互に表示される。時間表示エリアA5−3には、そのトラックの総時間が表示される。
また、ショートカットアイコンA5−4は、選択されているサムネイル画像が対応するファイルの種別、グループ化設定の有無等に対応して、先に述べた各種アイコン(例えば、動画アイコンi1、静止画アイコンi2、インタビューファイルアイコンi3、グループアイコンi4、メモファイルアイコンi5)の何れかが表示される。そして、このショートカットアイコンA5−4に対してポインティング操作を行うと、トラック情報画面に移行することができるようになっている。
【0144】
ここで、メニューキーエリアA3に対する操作例として、再生メニューキーA3−1の場合を例に挙げて、図12により説明しておく。
例えば図12に示すようにして、再生メニューキーA3−1に対して例えばペン320などによりポインティング操作を行ったとすると、第1ポップアップメニューが表示される。第1ポップアップメニューには、この場合、「←戻る」、「スポーツ分析モード」「プレイモード」「ソート」のメニュー項目が表示されている。この第1ポップアップメニューが表示されている状態で、例えばジョグダイヤル303を回転操作(或いはペン等による画面に対するドラッグ操作などとしてもよい)すると、その回転方向に応じて、選択される項目が移動していくようにされる。そして、例えば図のようにして、「プレイモード」を選択して、ジョグダイヤル303を押圧操作する(或いはペンによる一定時間以上のポインティング操作などとしてもよい)と第2ポップアップメニューが表示される。
【0145】
ここで、第2ポップアップメニューには、「ノーマル」「ディスクリピート」「シャッフル」「イントロスキャン」の4つの項目が表示されている。そして、ユーザは、この第2ポップアップメニュー上で、上記した第1ポップアップメニューに対する操作と同様の操作を行うことで、これらの項目のうちから所望の項目を選択、決定することができる。このようにして設定されたプレイモードは、例えば図11に示した再生モード表示エリアの表示内容に反映される。
【0146】
9.本実施の形態のスタンプ登録編集
本実施の形態のビデオカメラでは、先に図11に示した操作画面に対するGUI操作によって、既にディスクに記録されている所定単位の動的データ(動画像データまたは静止画像データ)により形成されるファイル(トラック)から、所望のフレームまたはフィールド単位の静止画像を切り出し、この静止画像をスタンプ画像として登録するスタンプ登録編集を行うことが可能とされる。
そこで、先ず、本実施の形態としてのスタンプ登録編集について説明することとする。
【0147】
9−1.スタンプ登録操作
先ず、本実施の形態としてのスタンプ登録編集のための操作手順について図13、図14を参照しながら説明を行っていく。
スタンプ登録編集を行う場合は、操作画面上に表示されている編集メニューキーA3−2に対してポインティング操作を行う。すると、図13に示すように、編集のための各種メニュー項目を配列した第1ポップアップメニューが表示される。そして、この第1ポップアップメニュー内の「スタンプ登録」のメニュー項目を選択決定すると、トラック(ファイル)のスタンプ登録モードに入ることになる。
【0148】
スタンプ登録モードに入ると、表示パネル67は、これまでの操作画面表示から、先ず、図14(a)に示すトラック選択画面に移行する。このトラック選択画面では、ファイルとしてのトラックのサムネイル画像SNが複数表示される。また、サムネイル画像SNを表示させているサムネイル表示領域は、スクロールバーA4に対する操作を行うことで、例えば上下方向に移動させることが可能とされる。そして、ユーザは例えばポインティング操作などによって、スタンプ画像として登録したい画像が含まれているファイルを選択するものである。なお、画面右下に表示される「中止」ボタンBT1の操作を行えばスタンプ登録モードを抜けて操作画面に戻ることができる。
【0149】
上記図14(a)に示したトラック選択画面に対する操作によって、スタンプ化したい画像が含まれるファイルの選択決定が行われると、続いては、図14(b)に示す選択トラック再生画面に移行する。
この選択トラック再生画面では、選択されたファイルが繰り返し再生表示される。ユーザは、この再生表示される画像を見ながら、スタンプ化したい画像が表示されたタイミングで、例えば画面右下に表示される「一時停止」ボタンBT2を操作して一時停止のための操作を行う。なお、「中止」ボタンBT1を操作すれば、例えば1段階前の図14(a)に示すトラック選択画面に戻ることができる。
【0150】
上記「一時停止」ボタンBT2により一時停止操作が行われると、表示パネル67の表示画面は、図14(c)に示す一時停止画面となる。この一時停止画面は、画像位置が適切であるかどうかをユーザが確認するための画面であると共に、ユーザがスタンプ化したい画像位置の微調整を行うための画面でもある。
ここで、例えば一時停止画面の画像位置が適切でない場合には、例えばビデオカメラ本体200に設けられているジョグダイヤル303を操作して一時停止画面をコマ送りすることで、適正な画像位置となるように微調整を行うことが可能とされる。
そして、例えば一時停止画面が適切な画像位置、つまりスタンプ化したい画像位置となったら、例えば画面右下に表示される「実行」ボタンBT3の操作を行うようにする。これにより、一時停止画面として表示パネル67に表示された画像がスタンプ画像として登録(格納)するようにしている。
【0151】
9−2.スタンプ画像データの格納場所
本実施の形態のビデオカメラでは、例えばプログラムメモリ39に対して、予め複数のスタンプ画像データが記憶されている。
そして上記のようなスタンプ登録操作によりスタンプ化された静止画像データは、例えばその複数のスタンプ画像データが既に記憶されているプログラムメモリ39に追記するようにしている。
プログラムメモリ39は、例えばスタンプ画像データを記憶するためのデータ領域と、データ領域に格納されたスタンプ画像データを管理する、いわゆるFAT(File Allocation Table)を有して構成される。
従って、プログラムメモリ39に対してスタンプ画像データを追記する場合は、そのデータ領域に新たなスタンプ画像データが書き込まれると共に、そのスタンプ画像データを管理するためのFATの内容が更新されることになる。
【0152】
ところで、NTSC映像のMPEG2の画像データを変復調した場合は、例えば1フレームの画像は704ドット×480ドットの画素数を有するデータとなる。このような1フレームの画像をスタンプ画像データとして格納する場合は、例えばJAVAアプリケーションによって間引処理や補間処理を行い、例えば画素数が352ドット×240ドットのデータとしている。この場合、1スタンプ画像あたりの情報量は約85kBとなる。
【0153】
しかし、プログラムメモリ39において、スタンプ画像データに割り当てることができるデータ領域には限りがあり、上記のようにして1スタンプ画像あたりの情報量を縮小しても、プログラムメモリ39には約20画像分のデータ領域しか割り当てることができない。
このため、上記したようなスタンプ登録操作によりスタンプ化したスタンプ画像データを、プログラムメモリ39に記憶させる際に、新たなスタンプ画像データを記憶することができる空き領域が無い時は、プログラムメモリ39に記憶されている何れかのスタンプ画像データを削除して新たなスタンプ画像データを記憶させるしかない。
従って、既に登録されているスタンプ画像を削除して新たなスタンプ画像を記憶させた場合には、以降は、削除したスタンプ画像を用いて合成編集された録画ファイルについては、適正な再生画像を表示することができなくなる。
【0154】
そこで、本実施の形態のビデオカメラでは、上記スタンプ登録操作によってスタンプ化したスタンプ画像データをディスクに対しても記録することができるように構成されている。つまり、プログラムメモリ39に記憶されているスタンプ画像データを削除することなく、新たなスタンプ画像データを記憶することができるものとされる。
この場合、スタンプ画像データを記録するディスクとしては、例えばそのスタンプ画像データを用いて合成編集を行いたいファイル(トラック)が記録されているディスクと同一ディスクとされる。
例えば図15に示すディスク51に記録されているトラック#Aに、先のスタンプ登録操作によってスタンプ化したスタンプ画像を合成したい時は、そのディスク51に対してスタンプ画像データBを記録するようにする。
この場合、スタンプ画像データBは、ディスク51のレコーダブルデータエリアに記録され、イメージファイルとしてRTOCエリアのボリュームインデックストラック(又はRTOC)によって管理されることになる。
【0155】
なお、RTOCエリアにイメージトラック(Image)がオプションとして配置されている時は、このイメージトラックに対してスタンプ画像データを記録していき、スタンプ画像データのデータ量がイメージトラック(Image)の容量を超えた時に、図示するようにレコーダブルデータエリアにイメージファイルとしてスタンプ画像データBを追加的に記録されることになる。
【0156】
また、プログラムメモリ39にスタンプ画像データを記憶させる際には、さらにスタンプ画像の縮小処理を行い、1スタンプ画像あたりのデータ量を小さくすると、その分プログラムメモリ39に記憶することができる画像数を増やすことも可能である。なお、ディスク51に対してスタンプ画像データBを記録する場合は、ディスク51のトータルデータ容量(650MB)に対して、1スタンプ画像あたりの情報量(85KB)は僅かであるため、スタンプ画像データの情報量が問題になることはない。
【0157】
9−3.処理動作
続いて、これまでの説明を踏まえて、本実施の形態のスタンプ登録編集を実現するための処理動作を図16のフローチャートを参照して説明する。
なお、この処理は、ビデオコントローラ38がマスターコントローラとして機能したうえで、データ処理/システムコントロール回路31、ドライバコントローラ46等が適宜制御処理を実行することで実現されるものである。
また、以下に説明する処理は、スタンプ画像データをディスク51に対して記録する場合を例に挙げる。
【0158】
本実施の形態のスタンプ登録は、例えばユーザが上記図13に示した操作画面上に表示されている編集メニューキーA3−2に対してポインティング操作を行い、編集のための各種メニュー項目を配列した第1ポップアップメニューが表示したうえで、この第1ポップアップメニュー内の「スタンプ登録」のメニュー項目を選択する操作が行われることで実行される。
ここで、例えばユーザによって第1ポップアップメニュー内の「スタンプ登録」のメニュー項目が選択されると、ビデオコントローラ38は、ステップS101においてトラック選択画面を表示させるための制御を実行する。これにより、表示パネル67には、上記図14(a)に示したようなトラック選択画面が表示されることになる。
【0159】
そして次のステップS102においては、上記図14(a)に示したトラック選択画面において、トラックの選択操作が行われたか否かの判別を行い、肯定結果が得られた時はステップS103に進んで、選択されたトラックの再生を行うための制御処理を実行する。即ち、上記図14(b)に示した選択トラック再生画面を表示するための表示制御を実行する。
また、この時には図14(b)に示すように、再生画面内の所要位置に対して、「中止」ボタンBT1、「一時停止」ボタンBT2を表示させることも行われる。
【0160】
続くステップS104においては、上記図14(b)に示した「一時停止」ボタンBT2の操作が行われたか否かの判別を行い、「一時停止」ボタンBT2が操作された時はステップS105に進む。
そして、ステップS105において、トラック再生を一時停止して、図14(c)に示した一時停止画面を表示させるための表示制御処理を実行する。
つまり、一時停止操作が行われた時のフレーム画像データを表示パネル67の表示領域に表示出力するための表示制御を実行する。またこの時には、一時停止画面内の所要位置に対して、「実行」ボタンBT3、「中止」ボタンBT1を表示させることも行われる。
【0161】
そして続くステップS106では、上記図14(c)に示した「実行」ボタンBT3の操作が行われたか否かの判別を行い、一時停止画面として表示されている画像データをイメージデータとしてディスク51のレコーダブルデータエリア(またはイメージトラック)に対して記録すると共に、このイメージデータを管理するボリュームインデックストラック(又はRTOC)の管理データを更新する。
なお、この時には、ディスク51にスタンプ画像を記録したことを示す表示などを表示パネル67に対して行うようにしても良い。
【0162】
そして、このようなステップS107における処理が完了した後、ステップS108に進んで、スタンプ登録処理を継続するか否かの判別を行う。
ここで、肯定結果が得られた時は、ステップS101の処理に戻り、これまで説明したスタンプ登録処理を引き続き行うようにされる。
これに対して、ステップS108において、否定結果が得られた時は、これまで説明したスタンプ登録処理を終了することになる。
【0163】
10.スタンプ画像一覧画面
上記のようにしてディスク51(またはプログラムメモリ39)に記録したスタンプ画像は、所要の操作を行うことで表示パネル67に表示させることができる。
ここで、図17に表示パネル67に表示されるスタンプ一覧画面の一例を示す。
この図17(a)は予めプログラムメモリ39に記憶されているスタンプ一覧画面であり、図17(b)は上記したスタンプ登録操作によりスタンプ画像が登録されている時のスタンプ一覧画面を示した図である。
上記スタンプ登録操作によってスタンプ画像が登録されていない時は、図17(a)に示すように、スタンプ一覧画面には予めプログラムメモリ39に記憶されているスタンプ画像STだけが表示される。
これに対して、スタンプ登録操作によりスタンプ画像が登録されている時は、図17(b)に示すように、スタンプ一覧画面には、予め記憶されているスタンプ画像STと共に、スタンプ登録操作によって登録されたスタンプ画像STn1,STn2が合わせて表示されることになる。
例えばディスク51に対してスタンプ画像が記録されている場合でも、本実施の形態のビデオカメラにディスク51を装填していれば、このディスク51に記録されているスタンプ画像もスタンプ一覧画面に表示される。なお、その場合は、スタンプ登録操作によって登録されたスタンプ画像STn1,STn2が、ディスク51またはプログラムメモリ39の何れに記憶されているか分かるように表示することも可能である。
【0164】
11.スタンプ画像貼付編集
そして、本実施の形態のビデオカメラでは、ユーザがディスク51(またはプログラムメモリ39)に登録したオリジナルのスタンプ画像を、同一ディスク51に記録されているトラックに対して貼り付ける貼付編集を行うことが可能とされる。
以下、本実施の形態としてのスタンプ画像の貼付編集について説明する。
【0165】
11−1.スタンプ貼付操作
先ず、ディスクに記録されている録画ファイルに対してスタンプ画像を貼り付ける貼付操作のための操作手順について図18を参照しながら説明を行っていく。
この場合は、先ず、ユーザは例えばディスク51からスタンプ画像を貼り付けたいトラック#Aを選択して再生することで、表示パネル67に図18(a)に示すような選択トラック再生画面を表示させる。この選択トラック再生画面では、選択されたファイルの画像が繰り返し再生表示される。
【0166】
ここで、ユーザは再生表示される画像を見ながら、スタンプ画像を貼り付けたい画像が表示されたタイミングで、例えば画面右下に表示される「一時停止」ボタンBT2を操作して一時停止のための操作を行う。
これにより、表示パネル67の表示画面は、図18(b)に示す一時停止画面となる。この一時停止画面は、スタンプ画像を貼り付ける画像位置が適切であるかどうかを確認するための画面であり、画像位置が適切でない場合には、これまでと同様に、例えばビデオカメラ本体200に設けられているジョグダイヤル303を操作して一時停止画面をコマ送りして、適正な画像位置となるように微調整を行うようにされる。
【0167】
そして、スタンプ画像を貼り付けたい画像位置で、例えば画面右下に表示される「呼出」ボタンBT3の操作を行うことで、図18(c)に示すようなスタンプ選択画面が表示される。
ここで、ユーザが、例えば図18(c)に示すスタンプ選択画面から、例えばディスク51に記録されているスタンプ画像STn1を選択すると、図18(d)に示されているように、先の一時停止画面上に選択したスタンプ画像STn1が重畳表示される。
【0168】
この図18(d)に示す画面は、ユーザが選択したスタンプ画像STn1の画像サイズや画像位置を調整して決定するスタンプ画像の位置及びサイズ決定画面とされる。この位置及びサイズ決定画面では、例えばユーザは付属のペン320などを用いて、スタンプ画像STn1を画面内の所望位置に移動させることができる。また、例えばスタンプ画像STn1の右下隅をペン320によって押圧しながら、ペン320を移動させることでスタンプ画像STn1の画面サイズを変更することができる。
そして、図18(e)に示すように、表示パネル67の画面内の所要位置に所要サイズのスタンプ画像STn1を配置して「実行」ボタンBT4を操作すると、ファイルに対するスタンプ画像STn1の貼付編集が実行され、新たなファイル(以下、「新規ファイル」という)がディスク51に記録されることになる。
なお、複数のスタンプ画像を貼り付けた再生画像を実現するには、上記したような貼付編集操作を繰り返し行うようにすれば良い。
【0169】
11−2.記録処理
本実施の形態では、貼付編集によって作成される新規ファイルを編集対象とされるトラック#Aが記録されているディスク51に記録するようにしている。
従って、ディスク51に記録する新規ファイルに必要な画像データ(トラック#Aの画像データとスタンプ画像データB)は、既にディスク51に記録されているため、新規ファイルを記録するに当たっては、ディスク51に新たな画像データを記録する必要がなく、新規ファイルを管理するための管理情報の更新(登録)を行うだけで良いものとなる。
【0170】
即ち、先にも述べたように、本実施の形態のビデオカメラでは、ディスクに記録されたファイルの再生制御、再生管理に、スクリプトが用いられるため、上記のようにトラック#Aに対してスタンプ画像データBの貼付編集を行った場合には、新規ファイルには、トラック#Aに対してスタンプ画像データBを所定のタイミングで合成するという編集結果がスクリプトとして記述される。
従って、新規ファイルの再生時や編集時においては、このスクリプトに従って再生等が行われるように、管理領域であるRTOCエリアのRTOCまたはインデックストラックと、補助データトラック(Auxiliary Data Track)(図10,図11参照)の更新行われることになる。
【0171】
このように、本実施の形態のビデオカメラでは、貼付編集によって作成される新規ファイルを、元のトラックが記録されているディスクに記録するようにしているため、新規ファイルを作成するに当たって、ディスクに対して新たに画像データ等を記録する必要がないため、例えば従来のように他の半導体個体メモリなどに一旦全て記録し直す必要が無いため、半導体個体メモリなどの容量を無駄に消費するといったことを解消することができる。
【0172】
11−3 再生画像
図19は、本実施の形態の貼付編集によって作成した新規ファイルの再生画像の一例が示されている。
この図19に示す再生画像には、例えば或るプレーヤのプレーを撮影した画像に対して、他の録画ファイルから切り出してスタンプ登録した模範演技者のスタンプ画像STn1などを重畳表示されている。
また、予め登録されている評価スタンプST1やコメントスタンプST2、詳しくは説明していない落書き編集によって描いた落書き線等が合わせて重畳表示されている。
【0173】
即ち、本実施の形態のビデオカメラによれば、例えば模範プレーヤを撮影した録画ファイルがある時は、この録画ファイルから模範プレーヤの画像をスタンプ化して登録しておけば、ユーザ自身のプレーヤ撮影した録画ファイルに対して模範プレーヤのスタンプ画像を合成して比較、分析するなど、コンテンツに見合った編集をビデオカメラ自体で簡単に実現することができるようになる。
【0174】
11−4.処理動作
次に、本実施の形態のスタンプ貼付編集を実現するための処理動作について図20のフローチャートを参照して説明する。
なお、この処理もビデオコントローラ38がマスターコントローラとして機能したうえで、データ処理/システムコントロール回路31、ドライバコントローラ46等が適宜制御処理を実行することで実現されるものである。
【0175】
本実施の形態のスタンプ貼付編集は、例えば操作画面上に表示されている所要のメニューキーに対してポインティング操作を行うことで表示されるメニュー項目の中から「スタンプ編集」の項目を選択することで実行される。
この場合、先ず、ステップS201においてトラック選択画面を表示させるための制御を実行して表示パネル67にトラック選択画面を表示させる。
次のステップS202においては、トラック選択画面において、トラックの選択操作が行われたか否かの判別を行う。
ここで、トラックの選択操作が行われた時は、ステップS203に進んで、選択されたトラックの再生を行うための制御処理を実行する。即ち、上記図18(a)に示した選択トラック再生画面を表示するための表示制御を実行する。
【0176】
続くステップS204においては、上記図18(b)に示した「一時停止」ボタンBT2の操作が行われたか否かの判別を行い、「一時停止」ボタンBT2が操作されたと判別した時は、ステップS205に進んで、上記図18(b)に示した一時停止画面を表示させるための表示制御処理を実行する。なお、ステップS203におけるトラック再生は、ステップS204において「一時停止」ボタンBT2の操作が判別されるまで、または「中止」ボタンBT1が操作されるまで行われる。
【0177】
ステップS206においては、上記図18(b)に示した「呼出」ボタンBT3の操作が行われたか否かの判別を行い、「呼出」ボタンBT3の操作が行われたと判別した時は、ステップS207に進んで、上記図18(c)に示したようなスタンプ選択画面を表示させるための表示制御を実行する。
なお、この場合もステップS205における一時停止動作は、ステップS206において「呼出」ボタンBT3または「中止」ボタンBT1が操作されるまで行われる。
【0178】
続くステップS208においては、上記図18(c)に示したスタンプ選択画面に表示されているスタンプ画像を選択する選択操作が行われたか否かの判別を行っており、選択操作が行われた時は、ステップS209に進んで、上記図18(d)に示すような表示パネル67に表示される一時停止画面上に、選択したスタンプ画像STnを重畳表示させるための表示制御を実行する。
そして、続くステップS210において、表示パネル67に表示されているスタンプ画像STnの位置及びサイズを変更する変更操作が行われたどうかの判別を行い、変更操作が行われたと判別した時は、ステップS211に進んで、変更操作に応じてスタンプ画像の位置及びサイズを変更する表示制御を実行する。
【0179】
続くステップS212においては、上記図18(e)に示した「実行」ボタンBT4の操作が行われたか否かの判別を行い、「実行」ボタンBT4の操作が行われたと判別した時は、ステップS213に進んで、新たにディスク51に記録する新規ファイルを管理するための管理情報を更新するようにしている。
なお、ステップS210においてスタンプ画像の変更操作が行われていないと判別した時は、ステップS211の処理をスキップして、ステップS212に移行するようにされる。
また、ステップS212において「実行」ボタンBT4の操作が行われていないと判別した時はステップS210の処理に戻ることになる。
【0180】
そして、ステップS213における管理情報の更新を行った後、ステップS214に進んで、スタンプ編集を継続するか否かの判別を行い、ここで肯定結果が得られた時は、ステップS201の処理に戻ることで、これまで説明したスタンプ編集処理を引き続き行うようにされる。
一方、否定結果が得られた時は、本実施の形態としてのスタンプ編集処理を終了することになる。
【0181】
なお、本実施の形態では、スタンプ登録操作によってスタンプ化したスタンプ画像データを、編集対象とされるトラックと同一ディスクに記録するものとして説明したが、例えばスタンプ画像データだけを記録したディスクを作成して、他の編集機器に転送して利用することも可能である。
【0182】
また、本発明は上記した構成に限定されるものではなく、各種変更が可能とされる。
例えば、動画像データの圧縮フォーマットとしては、MPEG2を含むMPEG方式に限定されるものではなく、他の方式の圧縮技術が採用されても構わないものである。また、記録フォーマットとしても実施の形態として示した例に限定されるものではない。
また、例えば本発明が対応する記憶媒体としては、MD以外の他の種類のディスクメディアやフラッシュメモリなどのメモリ素子による記憶媒体に対応したビデオカメラ装置にも適用できるものである。さらには、テープメディアに対応したビデオカメラ装置にも適用は可能とされる。
また、本発明としてはビデオ機器だけではなく、所定種類の記憶媒体に対応して記録再生が可能な他の各種オーディオ・ビデオ機器にも適用が可能である。
【0183】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像処理装置によれば、指示手段によって指示されたトラック単位の動的データを再生し、静止画像指示手段によって指示された時の静止画像データを固定画像として記憶媒体(ディスク)に記録することができると共に、この静止画像データを指示手段により指示されたトラック単位の動的データに対して重畳することが可能とされる。
つまり、ディスクに記録されている録画ファイルの一部の静止画像をディスクに記憶することができると共に、このディスクに記録されている録画ファイルに対して、記憶した静止画像を合成するといった合成編集を行うことができるようになる。
【0184】
また、例えば記憶媒体(ディスク)に記録されている録画ファイルの一部の静止を当該画像処理装置本体に内蔵されている他の記憶媒体(メモリ)に記憶することも可能であるため、この場合もディスクに記録されている録画ファイルに対してメモリに記憶した静止画像を合成する合成編集が可能になる。
【0185】
従って、このような本発明の画像処理装置としての機能をビデオカメラ等に設けるようにすれば、従来、パーソナルコンピュータ等の他の画像処理装置でしか行うことができなかった、ユーザ自身が撮影して録画した録画ファイルから静止画像を切り出して、他の録画ファイルに対して合成するといった合成編集をビデオカメラ自体で行うことが可能になる。
【0186】
また、本発明の画像処理装置は、記憶媒体(ディスク)に記録されたトラックに、記憶媒体(ディスクまたはメモリ)に記憶された静止画像を重畳する場合は、そのトラックに対応する管理データに対して、静止画データを指示する指示情報を追加するだけで、そのトラックの動的データに静止画像を重畳して表示させることが可能になる。
つまり、ディスクに記録されたトラックに対して静止画像を重畳する場合は、そのトラックが記録されているディスクに、新たなトラックに対応する管理データを作成するだけで実現することができるため、従来のように、例えば半導体メモリ等の他の記憶メディアに一時的に記録させる必要がないものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のビデオカメラに対応するディスクのトラック構造を示す説明図である。
【図2】実施の形態のビデオカメラに対応するディスクのトラック部分を拡大して示す説明図である。
【図3】実施の形態のビデオカメラに対応するディスクの仕様を示す説明図である。
【図4】実施の形態のビデオカメラの内部構成のブロック図である。
【図5】実施の形態のビデオカメラのメディアドライブ部の内部構成のブロック図である。
【図6】実施の形態のビデオカメラの側面図及び平面図である。
【図7】実施の形態のビデオカメラの正面図及び背面図である。
【図8】可動パネル部の動きを示す斜視図である。
【図9】ディスクにおけるファイル/フォルダ管理例を示す説明図である。
【図10】実施の形態に対応するディスク内のデータ構造例を示す概念図である。
【図11】実施の形態のビデオカメラにおける操作画面(サムネイル表示)の表示形態例を示す説明図である。
【図12】再生メニューキーに対する操作例を示す説明図である。
【図13】実施の形態とされる貼付編集を行うための操作手順を表示パネル部の表示形態により示す説明図である。
【図14】実施の形態のスタンプ登録の操作手順を表示パネル部の表示形態により示す説明図である。
【図15】実施の形態に対応するディスク内のデータ構造例を示す概念図である。
【図16】実施の形態とされるスタンプ登録処理を示すフローチャートである。
【図17】実施の形態のスタンプ画像一覧画面の一例を示した図である。
【図18】実施の形態の貼付編集の操作手順を表示パネル部の表示形態により示す説明図である。
【図19】実施の形態の貼付編集後のファイルの再生画像の一例を示した図である。
【図20】実施の形態とされるスタンプ画像の貼付編集処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 レンズブロック、2 カメラブロック、3 ビデオ信号処理部、4 メディアドライブ部、5 デッキ部、6 表示/画像/音声入出力部、6A 表示部、6B タッチパネル、7 操作部、8 外部インターフェイス、9 電源ブロック、11 光学系、12 モータ部、22 サンプルホールド/AGC回路、23 A/Dコンバータ、24 タイミングジェネレータ、25 カメラコントローラ、31 データ処理/システムコントロール回路、32 バッファメモリ、33 ビデオ信号処理回路、34 メモリ、35 動き検出回路、36 メモリ、37 音声圧縮エンコーダ/デコーダ、38 ビデオコントローラ、41 MD−DATA2エンコーダ/デコーダ、42 バッファメモリ、43 二値化回路、44 RF信号処理回路、45 サーボ回路、46 ドライバコントローラ、51 ディスク、52 スピンドルモータ、53 光学ヘッド、54 磁気ヘッド、55 スレッドモータ、61 ビデオD/Aコンバータ、62 表示コントローラ、63 コンポジット信号処理回路、64 A/Dコンバータ、65D/Aコンバータ、66 アンプ、67 表示パネル、101 RFアンプ、103 AGC/クランプ回路、104 イコライザ/PLL回路、105 ビタビデコーダ、106 RLL(1,7)復調回路、107 マトリクスアンプ、108 ADIPバンドパスフィルタ、109 A/Bトラック検出回路、110 ADIPデコーダ、111 CLVプロセッサ、112 サーボプロセッサ、113 サーボドライバ、114 データバス、115 スクランブル/EDCエンコード回路、116 ECC処理回路、117 デスクランブル/EDCデコード回路、118 RLL(1,7)変調回路、119 磁気ヘッド駆動回路、120 レーザドライバ、121 転送クロック発生回路、201 カメラレンズ、202マイクロフォン、203 可動パネル部、204 ビューファインダ、205 スピーカ、210 ディスク挿脱部、300 メインダイヤル、301 レリーズキー、302 削除キー、303 ジョグダイヤル、304フォトキー、305 ズームキー、306 フォーカスキー、307 逆光補正キー、308 再生/ポーズキー、309 停止キー、310 スロー再生キー、311,312 サーチキー、313 録音キー、314 画面表示キー、315,316 音量キー、320 ペン、400 サーバ、A−1 情報表示エリア、A−2 サムネイル表示エリア、A−3 メニューキーエリア、A−4スクロールバー、A5 トラック情報表示エリア、i1〜i10,i20〜i21 (サムネイル画像上に表示される)アイコン、Ld ランド、NWG ノンウォブルドグルーブ、WG ウォブルドグルーブ、Tr・A,Tr・B トラック

Claims (2)

  1. データ領域と、該データ領域に記憶される動画データをトラック単位で管理する管理領域とが、形成されるディスク記憶媒体から、上記管理領域に記憶される管理データに基づいて上記動画データを再生する再生手段と、
    上記動画データをトラック単位で指示する指示手段と、
    上記指示手段により指示された上記動画データの一部とされる静止画像データを指示する静止画像指示手段と、
    上記静止画像指示手段により指示された上記静止画像データを上記ディスク記憶媒体に記憶する記録手段と、
    上記ディスク記憶媒体に記憶されている上記静止画像データを選択する選択手段と、
    上記指示手段により指示されるトラック単位の上記動画データに、上記選択手段により選択された上記静止画像データを重畳可能な重畳手段と、を備え、
    上記重畳手段は、
    上記指示された上記動画データが記憶されたトラックに対応する管理データに、上記選択された静止画データの格納場所を指示する指示情報を追加する指示情報追加手段と、
    上記再生手段により再生されるトラックから得られる上記動画を表示すると共に、トラックに追加された上記静止画像重畳して表示する表示手段と、
    上記表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、を具備する画像処理装置。
  2. 上記記録手段は、
    上記静止画像指示手段によって指示された静止画像データを、当該画像処理装置本体に内蔵される他の記憶媒体に記録する請求項1に記載の画像処理装置。
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