JP4807586B2 - 無線受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線受信装置に関し、特にアナログ信号処理回路とデジタル信号処理回路の両方を備えた無線受信装置に関する。
従来、車両の使用者が携帯機のボタンを押すと該携帯機から車両に固有の情報を含んだ電波が送信され、その電波が車載電子制御装置に受信されて認証されることでドアのロック/アンロックが行われる車載機遠隔制御システムがある。
また、デジタル信号処理回路を備えた無線受信装置として、従来、特許文献1に記載のデジタル信号処理受信装置がある。デジタル信号処理による復調処理は、アナログ信号処理による復調処理よりも高い耐ノイズ性能を有するというメリットがあるので、上記のような車載機遠隔制御システムにおいても、デジタル信号処理による復調処理を採用することで、高い耐ノイズ性能を得ることができる。
特開2004−64563号公報
ところで、上記のような車載機遠隔制御システムでは、車両に搭載された車載機は、駐車している間(すなわち、車両に搭載された発電機による発電が行われていない状態)もいつでも携帯機からの電波を受信できるように、受信待機状態を維持するので、その間も電流を消費し続ける。
しかしながら、デジタル信号処理による復調処理は、アナログ信号処理による復調処理よりも高い耐ノイズ性能を有するというメリットがある一方で、ノイズ除去のためのノイズ学習処理を常に行うため、アナログ信号処理による復調処理よりも消費電流が大きいというデメリットがある(なお、デジタル信号処理によるノイズ除去方法については、例えば前述の特許文献1に詳細に記載されているので、ここでは詳しい説明を省略する。)。具体的には、アナログ信号処理によって復調処理を行うアナログチューナのおおよその消費電流が7mAであるのに対して、デジタル信号処理によって復調処理を行うデジタルチューナのおおよその消費電流は10〜15mAである。よって、上記のような車載機遠隔制御システムにおいて、デジタル信号処理による復調処理を採用した場合には、デジタル信号処理による復調処理を採用した場合と比較して、バッテリー残量の減りが速いという問題がある。
それゆえに本発明の目的は、デジタル信号処理による復調処理とアナログ信号処理による復調処理の両方のメリットを有する、すなわち消費電流が小さく、かつ耐ノイズ性能の優れた無線受信装置を提供することである。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および図番号は、図面との対応関係の一例を示したものであって、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
本発明の無線受信装置は、アナログ信号処理回路(122)と、デジタル信号処理回路(121)と、切替スイッチ(118)と、ノイズ有無判別回路(119)とを備える。アナログ信号処理回路は、アナログ信号処理によって受信信号を復調する。デジタル信号
処理回路は、デジタル信号処理によって受信信号を復調する。切替スイッチは、受信信号の供給先をアナログ信号処理回路とデジタル信号処理回路の間で切り替える。ノイズ有無判別回路は、受信信号にノイズが含まれているかどうかを判別し、当該判別結果に応じて切替スイッチを制御する。
なお、ノイズ有無判別回路は、受信信号にノイズが含まれていない場合には受信信号がアナログ信号処理回路で復調されるように切替スイッチを制御し、受信信号にノイズが含まれている場合には受信信号がデジタル信号処理回路で復調されるように切替スイッチを制御してもよい。
本発明の他の無線受信装置は、アナログ信号処理回路(122)と、デジタル信号処理回路(121)と、切替スイッチ(118)と、制御部(43)とを備える。アナログ信号処理回路は、アナログ信号処理によって受信信号を復調する。デジタル信号処理回路は、デジタル信号処理によって受信信号を復調する。切替スイッチは、受信信号の供給先をアナログ信号処理回路とデジタル信号処理回路の間で切り替える。制御部は、車両の状態を示す車両状態信号を取得し、当該車両状態信号に応じて切替スイッチを制御する。
なお、制御部は、車両が低発電状態かどうかを車両状態信号に基づいて判断する手段(S11)を含んでいてもよい。そして、制御部は、当該判断結果に基づいて、車両が低発電状態にある場合には受信信号がアナログ信号処理回路で復調されるように切替スイッチを制御し、車両が低発電状態にない場合には受信信号がデジタル信号処理回路で復調されるように切替スイッチを制御してもよい(図5)。
また、無線受信装置は、受信信号にノイズが含まれているかどうかを判別するノイズ有無判別回路(119)をさらに備えていてもよい。そして、制御部は、車両が低発電状態かどうかを車両状態信号に基づいて判断する手段(S21)を含んでいてもよい。そして、制御部は、当該判断結果およびノイズ有無判別回路の判別結果に基づいて、車両が低発電状態にありかつ受信信号にノイズが含まれていない場合には受信信号がアナログ信号処理回路で復調されるように切替スイッチを制御し、車両が低発電状態にないもしくは受信信号にノイズが含まれている場合には受信信号がデジタル信号処理回路で復調されるように切替スイッチを制御してもよい(図6)。
また、制御部は、車両が駐車状態かどうかを車両状態信号に基づいて判断する手段(S31)と、車両が駐車されてからの経過時間をカウントする手段(S32)とを含んでいてもよい。そして、制御部は、車両が駐車されてから一定時間が経過するまでの間は受信信号がデジタル信号処理回路で復調されるように切替スイッチを制御し、車両が駐車されてから一定時間が経過した以降は受信信号がアナログ信号処理回路で復調されるように切替スイッチを制御してもよい(図7)。
なお、本発明の無線受信装置は、車両に搭載されるものであってもよい。
本発明の車載機器遠隔制御システムは、携帯機からの電波に基づいて、車載機器を遠隔制御する、および/または、車載機器の使用の可否を制御することが可能な車載機器遠隔制御システムであって、上記のいずれかの無線受信装置を備えることを特徴とする。
本発明のタイヤ空気圧モニタリングシステムは、車両のタイヤに装着された空気圧センサユニットからの電波に基づいて車両のタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧モニタリングシステムであって、上記のいずれかの無線受信装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、デジタル信号処理による復調処理とアナログ信号処理による復調処理が適宜に切り替わるので、消費電流が小さく、かつ耐ノイズ性能の優れた無線受信装置を実現することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の種々の実施形態について説明する。なお、以下では本発明のノイズ除去装置を車載機器遠隔制御システムに適用した場合について説明するが、本発明は車載機器遠隔制御システム以外のシステム(例えば、タイヤ空気圧モニタリングシステム等)にも適用可能である。タイヤ空気圧モニタリングシステムとは、タイヤの空気圧を検出してその検出結果を示す電波を出力する機能を有する空気圧センサユニットを車両の各タイヤに装着し、これらの空気圧センサユニットからの電波を車両に設置された受信部によって受信することによって、各タイヤの空気圧を監視するシステムである。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る車載機器遠隔制御システムの構成を示すブロック図である。第1の実施形態の車載機器遠隔制御システムは、無線通信機能を有する車載機10および携帯機30を備える。車載機10は車両に搭載されており、携帯機30は車両のユーザによって携帯される。
車載機10は、受信部11と送信部12と制御部13を備えている。受信部11は、受信アンテナ(図2の111)を有している。受信アンテナ111は、例えばバックミラー近傍、ピラー内に配設される。送信部12は、送信アンテナを有している。送信アンテナは、例えばドアのアウタハンドルに配設されている。
送信部12は、制御部13からの指令に従って、“0”と“1”とに2値化されたデータを変調(AM変調またはFM変調)して出力する。送信部12から出力される変調信号は、送信アンテナを介して外部へ送信される。なお、車載機10から携帯機30に向けて電波を送信する必要が無いシステム(例えば、携帯機30からの電波に応じて車両のドアをロックまたはアンロックするだけのシステム)においては、車載機10の送信部12は不要である。
受信部11は、携帯機30の送信した電波を受信アンテナ111を介して受信すると、この受信信号を2値化データに復調して復調信号として出力する。受信部11から出力された復調信号は、制御部13に供給される。
制御部13は、CPU、ROM、及びRAM等からなる周知のマイコンを中心に構成されている。制御部13には、受信部11と送信部12の他に、車両のドアのロックとアンロックを行うためのドアロックモータ21と、ドアのロック・アンロック状態を検出するドアロックスイッチ22と、エンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサ23と、イグニッションスイッチ24が接続されている。イグニッションスイッチ24から制御部13へは、イグニッションスイッチ24のオン/オフ状態を示すイグニッション信号が供給される。
以下、車載機器遠隔制御システムの動作の概要を説明する。
車両のユーザが携帯機30のロックボタン又はアンロックボタンを押すと、携帯機30から、押されたボタンに対応する制御コードと、車両に固有の識別コードとを含んだ電波が送信される。
携帯機30から送信された電波は車載機10の受信部11によって受信され、当該電波
に基づいて生成された復調信号が制御部13に供給される。制御部13は、復調信号に含まれている識別コードが当該車両に固有の識別コードと一致しているかどうかを判定し、一致していると判定した場合には、復調信号に含まれている制御コード(ロック指示コードまたはアンロック指示コード)に応じてドアロックモータ21を駆動して、車両の全ドアをロック又はアンロックする。従って、本車載機器遠隔制御システムによれば、車載機10と携帯機30との通信により、車両ドアを非接触で遠隔的に施錠又は解錠することができる。
なお、ここでは、ユーザが携帯機30のロックボタン又はアンロックボタンを押したことに応じて車両の全ドアがロック又はアンロックされる例を説明するが、本発明はこれに限らない。例えば、携帯機30が車両に接近又は車両から離れたことを車載機10が検知して、車両の全ドアがアンロック又はロックされてもよい。この場合は、車載機10の送信部12から一定の周期で応答要求信号が送信され、この応答要求信号の受信可能エリア内に携帯機30が位置する場合には、携帯機30は応答要求信号を受信した後、車載機10に上記識別コードを含む応答信号を送信する。これにより、車載機10は、応答要求信号の受信可能エリア内に携帯機30が位置するか否かを検知することができ、携帯機30が車両に接近又は車両から離れたことを検知することができる。
なお、上記のように携帯機30からの電波に基づいて車載機器を遠隔操作するような車載機器遠隔制御システム(例えば、ユーザが携帯機30のスイッチを操作することに応じてドアをロック又はアンロックするシステムや、ユーザが車両に接近又は車両から離れたことに応じてドアを自動的にロック又はアンロックするシステムなど)に限らず、携帯機30からの電波に基づいて車載機器の使用の可否を制御する(すなわち、ユーザによる車載機器の使用を許可したり禁止したりする)ことが可能な車載機器遠隔制御システムにも本発明を適用することができる。このような車載機器遠隔制御システムの例として、ユーザが携帯機30を携帯していれば、キーをキーシリンダーに挿入することなく、単にドア解錠スイッチやエンジン始動スイッチを操作するだけでドアロックの解錠やエンジンの始動を可能にする車載機器遠隔制御システム(例えば、特開2002−29385号公報に記載されているスマートイグニッション装置など)がある。
以下、図2を参照して、受信部11の詳細を説明する。
受信部11は、受信アンテナ111を有している。受信アンテナ111には、SAW(Surface Acoustic Wave)フィルタ112が接続されている。SAWフィルタ112は、受信アンテナ111に受信されたアナログ受信信号のうち車載機10及び携帯機30の搬送周波数を含む帯域の信号を取り出す。
SAWフィルタ112には、アンプ113が接続されている。アンプ113は、SAWフィルタ112の出力した信号を増幅する。
アンプ113には、ミキサ114が接続されている。ミキサ114は、アンプ113の出力信号と、局部発振器115からのローカル周波数信号とを混合することにより、受信アンテナに受信された変調信号を中間周波数にダウンコンバートする。ミキサ114には、IF(Intermediate Frequency)フィルタ116が接続されている。IFフィルタ116は、ミキサ114の出力信号から所望帯域の信号を取り出す。
IFフィルタ116には、IFアンプ117が接続されている。IFアンプ117は、IFフィルタ116の出力した信号を増幅する。
IFアンプ117には、切替スイッチ118とノイズ有無判別回路119が接続されて
いる。ノイズ有無判別回路119は、IFアンプ117から出力される信号にノイズが含まれているか否かを判断し、その判断結果に応じて切替制御信号を出力する。切替スイッチ118は、ノイズ有無判別回路119から出力される切替制御信号に従って、IFアンプ117から出力される信号の出力先を、A/D変換器120とアナログ信号処理回路122の間で切り替える。
A/D変換器120は、切替スイッチ118から出力されるアナログ信号を量子化してデジタル値に変換する。A/D変換器120の出力信号は、デジタル信号処理回路121に供給される。デジタル信号処理回路121は、A/D変換器120の出力信号をデジタル信号処理によって復調し、復調信号として制御部13に出力する。デジタル信号処理回路121におけるディジタル信号処理の詳細は、例えば前述の特許文献1に詳細に記載されているため、ここでは詳しい説明を省略する。
アナログ信号処理回路122は、切替スイッチ118の出力信号をアナログ信号処理によって復調し、復調信号として制御部13に出力する。
次に、ノイズ有無判別回路119の詳細を説明する。
ノイズ有無判別回路119は、IFアンプ117から出力される信号にノイズが含まれているか否か(より正確には、アナログ信号処理回路122の動作に悪影響を及ぼす程度のノイズが含まれているか否か)を判断する。そして、ノイズが含まれていない場合には、IFアンプ117から出力される信号がアナログ信号処理回路122に供給されるように、切替スイッチ118を制御する。また、ノイズが含まれている場合には、IFアンプ117から出力される信号がA/D変換器120に供給されるように、切替スイッチ118を制御する。
なお、ノイズ有無判別回路119においてノイズの有無を判別する方法としては、公知の任意のノイズ検出手法を利用することができる。一例として、受信信号の電界強度を測定し、当該電界強度が予め定められた閾値を超えたか否かを判定することによって、ノイズの有無を判別してもよい。なお、アナログ信号処理回路122からRSSI(Recieving Signal Strength Indicator)信号を取得できる場合には、このRSSI信号が示す電界強度が予め定められた閾値を超えたか否かを判定することによって、ノイズの有無を判別してもよい。
以上のように、第1の実施形態によれば、受信信号にノイズが含まれていない場合には、デジタル信号処理による復調処理よりも消費電流の小さいアナログ信号処理による復調処理によって受信信号を復調し、受信信号にノイズが含まれている場合には、アナログ信号処理による復調処理よりも高い耐ノイズ性能を有するデジタル信号処理による復調処理によって受信信号を復調する。よって全体として、消費電流が小さく、かつ耐ノイズ性能の優れた無線受信装置を実現することができる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る車載機器遠隔制御システムの構成を示すブロック図である。なお、図3において、図1に示した第1の実施形態と同一の構成要素については同一の参照符号を付し、説明を省略する。
車載機40は、受信部41と送信部12と制御部43を備えている。制御部43から受信部41へは、切替制御信号が供給される。
図4は、受信部41の構成を示すブロック図である。なお、図4において、図2に示し
た第1の実施形態と同一の構成要素については同一の参照符号を付し、説明を省略する。第2の実施形態の受信部41は、第1の実施形態の受信部11からノイズ有無判別回路119を除いた構成となっている。そして、制御部43から出力される切替制御信号は、切替スイッチ118に供給される。
以下、図5のフローチャートを参照して、制御部43の動作を説明する。
図5のステップS11において、制御部43は、車両が低発電状態(すなわち、車両に搭載されている発電機の発電量が0または十分ではない状態)にあるかどうかを判断する。車両が低発電状態にあるかどうかは、制御部43に供給されている各種信号(車両の状態を示す車両状態信号)に基づいて判断することができる。例えば、エンジン回転数センサ23の出力信号によってエンジンの回転数が0か否かを知ることができ、エンジンの回転数が0であれば、車両が低発電状態にあると判断することができる。また例えば、イグニッションスイッチ24がOFFになっているときは、車両が低発電状態にあると判断することができる。また例えば、デフォッガーが作動している間は、車両が低発電状態にあると判断してもよい。これらに限らず、制御部43は、他の任意の方法によって車両が低発電状態にあるかどうかを判断してもよい。
ステップS11の判断の結果、車両が低発電状態にあると判断した場合には処理はステップS12に進み、車両が低発電状態にないと判断した場合には処理はステップS13に進む。
ステップS12では、制御部43は、IFアンプ117から出力される信号がアナログ信号処理回路122に供給されるように、切替制御信号によって切替スイッチ118を制御する。そして、処理はステップS11に戻る。
ステップS13では、制御部43は、IFアンプ117から出力される信号がA/D変換器120を介してデジタル信号処理回路121に供給されるように、切替制御信号によって切替スイッチ118を制御する。そして、処理はステップS11に戻る。
以上のように、第2の実施形態によれば、車両が低発電状態にある場合(すなわち受信部41の消費電流を抑える必要性が高い場合)には、デジタル信号処理による復調処理よりも消費電流の小さいアナログ信号処理による復調処理によって受信信号を復調し、車両が低発電状態にない場合(すなわち受信部41の消費電流を抑える必要性が低い場合)には、アナログ信号処理による復調処理よりも高い耐ノイズ性能を有するデジタル信号処理による復調処理によって受信信号を復調する。よって全体として、消費電流が小さく、かつ耐ノイズ性能の優れた無線受信装置を実現することができる。
(第2の実施形態の変形例)
なお、第2の実施形態の変形例として、前述した第1の実施形態のノイズ有無判別回路119を第2の実施形態に追加することによって、ノイズの有無および車両が低発電状態か否かの両方を考慮して、切替スイッチ118を制御することも可能である。以下、この第2の実施形態の変形例について、より詳細に説明する。
本変形例では、図4のIFアンプ117の出力信号が、切替スイッチ118とノイズ有無判別回路119(図2参照)に供給される。そして、ノイズ有無判別回路119における判別結果を示す信号が、切替スイッチ118ではなく、制御部43に供給される。制御部43は、車両状態信号とノイズ有無判別回路119の出力信号とに基づいて、切替スイッチ118を制御する。以下、図6のフローチャートを参照して、本変形例における制御部43の動作を説明する。
図6のステップS21において、制御部43は、車両が低発電状態にあるかどうかを判断する。そして、車両が低発電状態にあると判断した場合には処理はステップS22に進み、車両が低発電状態にないと判断した場合には処理はステップS24に進む。
ステップS22では、制御部43は、ノイズ有無判別回路119の出力信号に基づいて、ノイズの有無(より正確には、アナログ信号処理回路122の動作に悪影響を及ぼす程度のノイズが含まれているか否か)を判断する。そして、ノイズが無いと判断した場合には処理はステップS23に進み、ノイズが有ると判断した場合には処理はステップS24に進む。
ステップS23では、制御部43は、IFアンプ117から出力される信号がアナログ信号処理回路122に供給されるように、切替制御信号によって切替スイッチ118を制御する。そして、処理はステップS21に戻る。
ステップS24では、制御部43は、IFアンプ117から出力される信号がA/D変換器120を介してデジタル信号処理回路121に供給されるように、切替制御信号によって切替スイッチ118を制御する。そして、処理はステップS21に戻る。
以上のように、本変形例によれば、車両が低発電状態にあり、なおかつノイズが無い場合には、デジタル信号処理による復調処理よりも消費電流の小さいアナログ信号処理による復調処理によって受信信号を復調し、車両が低発電状態にないか、もしくはノイズが有る場合には、アナログ信号処理による復調処理よりも高い耐ノイズ性能を有するデジタル信号処理による復調処理によって受信信号を復調する。よって全体として、消費電流が小さく、かつ耐ノイズ性能の優れた無線受信装置を実現することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る車載機器遠隔制御システムについて説明する。なお、第3の実施形態に係る車載機器遠隔制御システムは、制御部43の動作を除けば、第2の実施形態に係る車載機器遠隔制御システムと構成および動作が同じである。よって、以下の説明では、図3および図4を援用する。
以下、図7のフローチャートを参照して、第3の実施形態における制御部43の動作を説明する。
図7のステップS31において、制御部43は、車両が駐車状態にあるかどうかを判断する。車両が駐車状態にあるかどうかは、制御部43に供給されている各種信号(車両の状態を示す車両状態信号)に基づいて判断することができる。例えば、エンジン回転数センサ23の出力信号によってエンジンの回転数が0か否かを知ることができ、エンジンの回転数が0であれば、車両が駐車状態にあると判断することができる。また例えば、イグニッションスイッチ24がOFFになっているときは、車両が駐車状態にあると判断することができる。また例えば、シフトレバーがパーキング位置にあれば、車両が駐車状態にあると判断することができる。また例えば、パーキングブレーキが作動していれば、車両が駐車状態にあると判断することができる。また、例えば、車載機40の送信部12から送信された応答要求信号に対して、携帯機30からの応答要求信号が返信されなくなった場合は、車両が駐車状態にあると判断することができる。これらに限らず、制御部43は、他の任意の方法によって車両が駐車状態にあるかどうかを判断してもよい。
ステップS31の判断の結果、車両が駐車状態にあると判断した場合には処理はステップS32に進み、車両が駐車状態にないと判断した場合には処理はステップS34に進む
。なお、車両が駐車状態にあると判断した場合には、制御部43は、車両が非駐車状態から駐車状態に変化した時点からの経過時間をカウントする。
ステップS32では、制御部43は、車両が駐車されてから(すなわち車両が非駐車状態から駐車状態に変化した時点から)一定時間(例えば10分)以上経過したかどうかを判断する。そして、まだ10分も経過していないと判断した場合には処理はステップS33に進み、10分以上経過したと判断した場合には処理はステップS34に進む。
ステップS33では、制御部43は、IFアンプ117から出力される信号がA/D変換器120を介してデジタル信号処理回路121に供給されるように、切替制御信号によって切替スイッチ118を制御する。そして、処理はステップS31に戻る。
ステップS34では、制御部43は、IFアンプ117から出力される信号がアナログ信号処理回路122に供給されるように、切替制御信号によって切替スイッチ118を制御する。そして、処理はステップS31に戻る。
以上のように、第3の実施形態では、車両が駐車されてから一定時間が経過するまでの期間は、アナログ信号処理による復調処理よりも高い耐ノイズ性能を有するデジタル信号処理による復調処理によって受信信号を復調し、車両が駐車されてから一定時間が経過した以降は、デジタル信号処理による復調処理よりも消費電流の小さいアナログ信号処理による復調処理によって受信信号を復調する。
ところで、車両が駐車されてからしばらくの間(例えば10分間)は、ユーザは車両の近辺に居る可能性が高いので、携帯機30の操作が行われる可能性が高い。また、ユーザが車両のドアをロックして一旦車両から遠ざかったとしても、その後、用事を済ませたユーザがすぐに戻ってきて携帯機30を操作してドアを解錠する可能性もある。しかしながら、車両が駐車されてから、ある程度の時間が経過した後は、ユーザが完全に車両から遠ざかってしまった(例えば自宅に入ってしまった)可能性が高く、携帯機30が次に操作されるのは、かなり先だと考えられる。第3の実施形態では、車両が駐車されてから一定時間が経過するまでの期間(すなわち携帯機30からの電波を受信部41が受信する可能性が高いと考えられる期間)は、耐ノイズ性能を優先して、デジタル信号処理による復調処理によって受信信号を復調し、車両が駐車されてから一定時間が経過した以降(すなわち携帯機30からの電波を受信部41が受信する可能性が低いと考えられる期間)は、耐ノイズ性能よりも消費電流を優先して、アナログ信号処理による復調処理によって受信信号を復調する。よって全体として、消費電流が小さく、かつ耐ノイズ性能の優れた無線受信装置を実現することができる。
なお、第3の実施形態では、車両が駐車状態にない間はアナログ信号処理によって受信信号を復調する例を説明したが、車両が駐車状態にない間はデジタル信号処理によって受信信号を復調するようにしても構わない。
本発明は、消費電流が小さく、かつ耐ノイズ性能の優れた無線受信装置として、例えば、携帯機により車両のドアをロックまたはアンロック可能な車載機器遠隔制御システムや、タイヤ空気圧モニタリングシステムに好適である。
本発明の第1の実施形態に係る車載機器遠隔制御システムの構成を示す図 第1の実施形態における受信部11の構成を示す図 本発明の第2の実施形態に係る車載機器遠隔制御システムの構成を示す図 第2の実施形態における受信部41の構成を示す図 第2の実施形態における制御部43の動作を示すフローチャート 第2の実施形態の変形例における制御部43の動作を示すフローチャート 第3の実施形態における制御部43の動作を示すフローチャート
符号の説明
10 車載機
11 受信部
12 送信部
13 制御部
21 ドアロックモータ
22 ドアロックスイッチ
23 エンジン回転数センサ
24 イグニッションスイッチ
30 携帯機
40 車載機
41 受信部
43 制御部
111 受信アンテナ
112 SAWフィルタ
113 アンプ
114 ミキサ
115 局部発振器
116 IFフィルタ
117 IFアンプ
118 切替スイッチ
119 ノイズ有無判別回路
120 A/D変換器
121 デジタル信号処理回路
122 アナログ信号処理回路

Claims (6)

  1. 無線受信装置であって、
    アナログ信号処理によって受信信号を復調するアナログ信号処理回路と、
    デジタル信号処理によって受信信号を復調するデジタル信号処理回路と、
    受信信号の供給先を前記アナログ信号処理回路と前記デジタル信号処理回路の間で切り替える切替スイッチと、
    受信信号にノイズが含まれているかどうかを判別し、当該判別結果に応じて前記切替スイッチを制御するノイズ有無判別回路と、
    前記ノイズ有無判別回路における前記判別結果を示す信号と、車両の状態を示す車両状態信号を取得し、当該判別結果を示す信号と当該車両状態信号に応じて前記切替スイッチを制御する制御部とを備え
    前記制御部は、車両が低発電状態かどうかを前記車両状態信号に基づいて判断する手段を含み、当該判断結果および前記ノイズ有無判別回路の判別結果に基づいて、前記切替スイッチを制御することを特徴とする、無線受信装置。
  2. 無線受信装置であって、
    アナログ信号処理によって受信信号を復調するアナログ信号処理回路と、
    デジタル信号処理によって受信信号を復調するデジタル信号処理回路と、
    受信信号の供給先を前記アナログ信号処理回路と前記デジタル信号処理回路の間で切り替える切替スイッチと、
    受信信号にノイズが含まれているかどうかを判別し、当該判別結果に応じて前記切替スイッチを制御するノイズ有無判別回路と、
    前記ノイズ有無判別回路における前記判別結果を示す信号と、車両の状態を示す車両状態信号を取得し、当該判別結果を示す信号と当該車両状態信号に応じて前記切替スイッチを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、車両が低発電状態かどうかを前記車両状態信号に基づいて判断する手段を含み、当該判断結果および前記ノイズ有無判別回路の判別結果に基づいて、車両が低発電状態にありかつ受信信号にノイズが含まれていない場合には前記受信信号が前記アナログ信号処理回路で復調されるように前記切替スイッチを制御し、車両が低発電状態にないもしくは受信信号にノイズが含まれている場合には前記受信信号が前記デジタル信号処理回路で復調されるように前記切替スイッチを制御することを特徴とする、無線受信装置。
  3. 無線受信装置であって、
    アナログ信号処理によって受信信号を復調するアナログ信号処理回路と、
    デジタル信号処理によって受信信号を復調するデジタル信号処理回路と、
    受信信号の供給先を前記アナログ信号処理回路と前記デジタル信号処理回路の間で切り替える切替スイッチと、
    受信信号にノイズが含まれているかどうかを判別し、当該判別結果に応じて前記切替スイッチを制御するノイズ有無判別回路と、
    前記ノイズ有無判別回路における前記判別結果を示す信号と、車両の状態を示す車両状態信号を取得し、当該判別結果を示す信号と当該車両状態信号に応じて前記切替スイッチを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、車両が駐車状態かどうかを前記車両状態信号に基づいて判断する手段と、車両が駐車されてからの経過時間をカウントする手段とを含み、車両が駐車されてから一定時間が経過したか否かと、前記ノイズ有無判別回路の判別結果とに基づいて、前記切替スイッチを制御することを特徴とする、無線受信装置。
  4. 前記無線受信装置が車両に搭載されることを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の無線受信装置。
  5. 携帯機からの電波に基づいて、車載機器を遠隔操作する、および/または、車載機器の使用の可否を制御することが可能な車載機器遠隔制御システムであって、
    請求項1〜のいずれかに記載の無線受信装置によって前記携帯機からの電波を受信することを特徴とする、車載機器遠隔制御システム。
  6. 車両のタイヤに装着された空気圧センサユニットからの電波に基づいて車両のタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧モニタリングシステムであって、
    請求項1〜のいずれかに記載の無線受信装置によって前記空気圧センサユニットからの電波を受信することを特徴とする、タイヤ空気圧モニタリングシステム。
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