JP4783987B2 - Information terminal device and information terminal receiving method, digital broadcast receiving device and method, and output time calculation device and method - Google Patents

Information terminal device and information terminal receiving method, digital broadcast receiving device and method, and output time calculation device and method Download PDF

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【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明、例えば、ディジタルＢＳ（Broadcast Satellite ）放送で、通常の放送が終了したことにより生じるトランスポンダの空き帯域を利用してコンテンツのデータを配信するようなシステムに用いて好適な情報端末装置及び情報端末受信方法、ディジタル放送受信装置及び方法、並びに、出力時間演算装置及び方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ディジタルＢＳ放送では、ＭＰＥＧ（Moving Picture Coding Experts Group ）２−ＴＳ（Transport Stream）を使って、ディジタルビデオデータやディジタルオーディオデータ、その他の情報からなる番組が放送されている。ＭＰＥＧ２−ＴＳでは、１つの搬送波に複数のチャンネルの番組を多重化して伝送できる。例えば、ディジタルＢＳ放送を行っている衛星（ＢＳ−４後発機）には、伝送帯域幅が３０Ｍｂｐｓのトランスポンダが８機搭載されている。１つのトランスポンダで、ＳＤＴＶ（Standard Definition Television）放送なら６チャンネル、ＨＤＴＶ（High Definition Television）放送なら２チャンネルの伝送が可能である。
【０００３】
これらディジタルＢＳ放送で放送されている通常の番組中には、放送する時間帯が昼間に限られているものがある。このため、夜間、通常の放送が終了すると、トランスポンダに空き帯域が生じる。そこで、放送が終了した後に生じるトランスボンダの空き帯域を有効的に利用して、コンテンツのデータの配信を行うことが提案されている。
【０００４】
つまり、夜間、通常の放送が終了した間に生じるトランスポンダの帯域に空き帯域を利用して、放送局から各家庭の受信機に、ＢＳ衛星を介して、コンテンツのデータが送られる。このコンテンツのデータが各家庭の受信機で受信される。各家庭の受信機には、ハードディスクドライブのようなストレージデバイスが備えられている。受信されたコンテンツのデータは、このストレージデバイスに一旦蓄積される。ストレージデバイスに蓄積されたコンテンツのデータは、ユーザが後に再生することができる。ストレージデバイスに蓄積されたコンテンツのデータを再生させると、各家庭の受信端末のストレージデバイスからコンテンツのデータが読み出され、その映像が各家庭のテレビジョン受像機に映し出される。
【０００５】
このようなコンテンツのデータの配信サービスは、通常の放送が終了したことにより生じる空き帯域を利用しているため、低コストでコンテンツのデータを配信できるという利点がある。配信するコンテンツのデータとしては、映画やドラマのようなビデオデータの他、各種のものが考えられる。このようなコンテンツのデータの配信サービスは、ビデオオンデマンドや音楽の配信サービスにも利用できる。
【０００６】
ところで、このようなコンテンツのデータの配信サービスは、通常の番組の放送が終了した後のトランスポンダの空き帯域を利用してデータを転送しているため、コンテンツのデータを配信できる時間帯は、通常の番組の放送時間によって制限される。また、コンテンツのデータの伝送に確保できる帯域は、通常放送が終了している間のトランスポンダの空き帯域に制限される。このため、コンテンツのデータを、通常の放送が終了してトランスポンダに空き帯域が生じている時間内に配信できなくなったり、トランスポンダの空き帯域ではコンテンツのデータを配信するのに十分な帯域が確保できなくなったりすることが考えられる。
【０００７】
そこで、このようなコンテンツのデータの配信サービスにおいて、コンテンツのデータの配信時間を短縮するために、実時間より速い速度でデータを送ったり、コンテンツのデータを送るのに十分な帯域を確保するために、実時間より遅い速度でデータを送ったりすることが考えられている。
【０００８】
すなわち、例えば、通常の放送が行われていない時間帯が夜中の１時から朝５時までの４時間であると想定する。この場合、配信したいコンテンツのデータの時間が４時間以内なら、通常の放送が終了している夜中の１時から朝５時までの４時間で、コンテンツのデータを実時間で送ることができる。
【０００９】
ところが、配信したいコンテンツの時間が実時間で例えば８時間ある場合には、通常の放送が終了している夜中の１時から朝５時までの４時間では、コンテンツのデータの配信が完了できない。
【００１０】
そこで、このように、コンテンツのデータの転送時間が十分に確保できない場合には、実時間の例えば２倍の速度で、コンテンツのデータの転送が行われる。実時間の例えば２倍の速度でコンテンツのデータが送られると、実時間では例えば８時間のコンテンツのデータが４時間で送れることになる。したがって、配信したいコンテンツの時間が実時間で例えば８時間であっても、転送速度を２倍にすれば、通常の放送が終了している夜中の１時から朝５時までの４時間で、コンテンツのデータの配信を完了できる。
【００１１】
また、上述したように、ディジタルＢＳ衛星には、３０Ｍｂｐｓの伝送帯域のトランスポンダが８機搭載されており、１つのトランスポンダで、ＳＤＴＶ放送なら６チャンネル、ＨＤＴＶ放送なら２チャンネルの伝送が可能である。例えば、ＳＤＴＶの放送を行っている番組の終了時間を利用して、コンテンツのデータの配信を行うと想定する。この場合、それまで放送されていた番組と同等のＳＤＴＶのコンテンツのデータを配信するのであれば、空き帯域を利用して実時間でそのままコンテンツのデータを転送できる。ところが、ＨＤＴＶのコンテンツのデータを配信しようとすると、ＳＤＴＶの放送を行っている番組が終了したことにより生じるトランスポンダの空き帯域では、帯域が十分でなく、コンテンツのデータが転送できない。
【００１２】
そこで、このように、コンテンツのデータを転送するのに十分な帯域が確保できない場合には、実時間より遅い速度でコンテンツのデータの転送が行われる。例えば、実時間では１時間のＨＤＴＶのコンテンツのデータの転送速度を１／４に落として送るようにすると、伝送帯域が１／４となり、ＳＤＴＶの放送を行っている番組が終了したことにより生じるトランスポンダの空き帯域でも、ＨＤＴＶのコンテンツのデータが転送できる。
【００１３】
また、例えば、ＳＤＴＶの放送を行っている番組の終了時間を利用して、ＳＤＴＶの２つのコンテンツのデータの配信を行いたいとする。実時間でコンテンツのデータを配信するのでは、１つのＳＤＴＶの放送を行っている番組が終了したことにより生じる空き帯域を利用して、２つのコンテンツのデータを同時に配信することはできない。
【００１４】
この場合には、コンテンツの情報の転送速度が１／２に落とされる。転送速度が１／２になると、伝送帯域が１／２になり、１つのＳＤＴＶの放送を行っている番組が終了したことにより生じるトランスポンダの空き帯域を利用して、２つのＳＤＴＶのコンテンツのデータを同時に送ることができる。
【００１５】
さらに、例えば、トランスポンダの空き帯域として、例えば、１０Ｍｂｐｓ分が確保されているとする。これに対して、伝送しようとするコンテンツのデータの帯域が８Ｍｂｐｓであるとする。この場合、通常ヌルパケットを挿入して伝送するが、このようにすると、２Ｍｂｐｓの帯域の無駄が生じる。コンテンツのデータの転送速度を変えられれば、このような無駄を生じさせずに、データを転送できる。
【００１６】
【発明が解決しようとする課題】
このように、夜間、放送が終了し、トランスポンダに空き帯域が生じる間に、トランスポンダの空き帯域を利用してコンテンツのデータを送るようなシステムでは、実時間より速い速度でデータを送ることにより、長時間のコンテンツのデータを限られた時間内に送ることが可能になる。また、実時間より遅い速度でデータを送ることにより、限られた伝送帯域で広帯域のコンテンツのデータを転送させたり、複数のコンテンツのデータを同時に送ったりすることが可能になる。
【００１７】
ところが、実時間とは異なる速度でデータを伝送すると、時間情報が失われてしまい、時間軸が復元できなくなる。このため、ＴＳパケットで送られてくるＰＣＲ（Program Clock Reference ）を基準にして時刻を設定してプログラムを再生することができなくなるという問題が生じる。
【００１８】
したがって、この発明の目的は、ＭＰＥＧ２のストリームを実時間とは異なる速度で伝送しても、正しい時間軸を復元してプログラムを再生できるようにした情報端末装置及び情報端末受信方法、ディジタル放送受信装置及び受信方法、並びに、出力時間演算装置及び方法を提供することにある。
【００１９】
【課題を解決するための手段】
この発明は、複数の第１のパケットと複数の第２のパケットとからなり、第１のパケットは、少なくとも、実時間が反映されるダミー基準時間情報と、配信の際の転送レートと再生レートとの比率を示す時間比率情報とを含むダミーパケットであり、第２のパケットは、オーディオパケットまたはビデオパケットであるコンテンツ配信データを受信する受信部と、第１および第２のパケットのそれぞれを出力するタイミングを示す出力時間情報を算出する算出部と、第１および第２のパケットのそれぞれに出力時間情報が付加され、出力時間情報が付加された第１および第２のパケットを記録する記録部と、出力時間情報に基づいて、記録部から読み出される第１および第２のパケットの出力を制御する制御部とを有し、算出部は、（ｘ−１）番目（但し、ｘは１以上の整数）に入力される第１のパケットの到達時間を第１のパケットの出力時間情報とするとともに、（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットの到達時間をラッチし、ラッチされている到達時間と、第２のパケットの到達時間との差分に時間比率情報を乗算して、第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を算出し、（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報と、ｘ番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報との差分を算出し、差分に応じて、第１および第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を較正する情報端末装置である。
【００２０】
この発明は、複数の第１のパケットと複数の第２のパケットとからなり、第１のパケットは、少なくとも、実時間が反映されるダミー基準時間情報と、配信の際の転送レートと再生レートとの比率を示す時間比率情報とを含むダミーパケットであり、第２のパケットは、オーディオパケットまたはビデオパケットであるコンテンツ配信データを受信する受信ステップと、第１および第２のパケットのそれぞれを出力するタイミングを示す出力時間情報を算出する算出ステップと、第１および第２のパケットのそれぞれに出力時間情報が付加され、出力時間情報が付加された第１および第２のパケットを記録する記録ステップと、出力時間情報に基づいて、第１および第２のパケットの出力を制御する制御ステップとを有し、算出ステップは、（ｘ−１）番目（但し、ｘは１以上の整数）に入力される第１のパケットの到達時間を第１のパケットの出力時間情報とするとともに、（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットの到達時間をラッチし、ラッチされている到達時間と、第２のパケットの到達時間との差分に時間比率情報を乗算して、第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を算出し、（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報と、ｘ番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報との差分を算出し、差分に応じて、第１および第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を較正する情報端末受信方法である。
【００２１】
この発明は、放送波により配信され、複数の第１のパケットと複数の第２のパケットとからなり、第１のパケットは、少なくとも、実時間が反映されるダミー基準時間情報と、配信の際の転送レートと再生レートとの比率を示す時間比率情報とを含むダミーパケットであり、第２のパケットは、オーディオパケットまたはビデオパケットであるコンテンツ配信データを受信する受信部と、第１および第２のパケットのそれぞれを出力するタイミングを示す出力時間情報を算出する算出部と、第１および第２のパケットのそれぞれに出力時間情報が付加され、出力時間情報が付加された第１および第２のパケットを記録する記録部と、出力時間情報に基づいて、記録部から読み出される第１および第２のパケットの出力を制御する制御部とを有し、算出部は、（ｘ−１）番目（但し、ｘは１以上の整数）に入力される第１のパケットの到達時間を第１のパケットの出力時間情報とするとともに、（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットの到達時間をラッチし、ラッチされている到達時間と、第２のパケットの到達時間との差分に時間比率情報を乗算して、第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を算出し、（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報と、ｘ番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報との差分を算出し、差分に応じて、第１および第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を較正するディジタル放送受信装置である。
【００２２】
この発明は、放送波により配信され、複数の第１のパケットと複数の第２のパケットとからなり、第１のパケットは、少なくとも、実時間が反映されるダミー基準時間情報と、配信の際の転送レートと再生レートとの比率を示す時間比率情報とを含むダミーパケットであり、第２のパケットは、オーディオパケットまたはビデオパケットであるコンテンツ配信データを受信する受信ステップと、第１および第２のパケットのそれぞれを出力するタイミングを示す出力時間情報を算出する算出ステップと、第１および第２のパケットのそれぞれに出力時間情報が付加され、出力時間情報が付加された第１および第２のパケットを記録する記録ステップと、出力時間情報に基づいて、第１および第２のパケットの出力を制御する制御ステップとを有し、算出ステップは、（ｘ−１）番目（但し、ｘは１以上の整数）に入力される第１のパケットの到達時間を第１のパケットの出力時間情報とするとともに、（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットの到達時間をラッチし、ラッチされている到達時間と、第２のパケットの到達時間との差分に時間比率情報を乗算して、第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を算出し、（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報と、ｘ番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報との差分を算出し、差分に応じて、第１および第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を較正するディジタル放送受信方法である。
【００２３】
この発明は、複数の第１のパケットと複数の第２のパケットとからなり、第１のパケットは、少なくとも、実時間が反映されるダミー基準時間情報と、配信の際の転送レートと再生レートとの比率を示す時間比率情報とを含むダミーパケットであり、第２のパケットは、オーディオパケットまたはビデオパケットであるコンテンツ配信データを受信する受信部と、第１および第２のパケットのそれぞれを出力するタイミングを示す出力時間情報を算出し、（ｘ−１）番目（但し、ｘは１以上の整数）に入力される第１のパケットの到達時間を第１のパケットの出力時間情報とするとともに、（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットの到達時間をラッチし、ラッチされている到達時間と、第２のパケットの到達時間との差分に時間比率情報を乗算して、第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を算出し、（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報と、ｘ番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報との差分を算出し、差分に応じて、第１および第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を較正する出力時間演算装置である。
【００２４】
この発明は、複数の第１のパケットと複数の第２のパケットとからなり、第１のパケットは、少なくとも、実時間が反映されるダミー基準時間情報と、配信の際の転送レートと再生レートとの比率を示す時間比率情報とを含むダミーパケットであり、第２のパケットは、オーディオパケットまたはビデオパケットであるコンテンツ配信データを受信し、第１および第２のパケットのそれぞれを出力するタイミングを示す出力時間情報を算出し、（ｘ−１）番目（但し、ｘは１以上の整数）に入力される第１のパケットの到達時間を第１のパケットの出力時間情報とするとともに、（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットの到達時間をラッチし、ラッチされている到達時間と、第２のパケットの到達時間との差分に時間比率情報を乗算して、第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を算出し、（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報と、ｘ番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報との差分を算出し、差分に応じて、第１および第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を較正する出力時間演算方法である。
【００２９】
実時間を復元するためのダミーＰＣＲの値と、転送時間と実時間との時間比率情報がアダプテーションフィールドに入ったダミーパケットが用意される。
【００３０】
受信時には、このダミーパケットのダミーＰＣＲと、時間比率情報とから、実時間に基づく出力時の時間情報が求められる。この実時間に基づく出力時の時間情報がタイムスタンプとしてＴＳパケットに付加されて、ハードディスクドライブ等のストレージデバイスに蓄積される。そして、再生時には、この記録時に付加されたタイムスタンプを参照して、ストレージデバイスからデータが読み出される。これにより、実時間とは異なる時間軸で送られてきたコンテンツのデータを、正しい時間軸で再生することができる。
【００３１】
または、受信時に、タイムスタンプが付加されたＴＳパケットがハードディスクドライブ等のストレージデバイスに蓄積される。再生時に、ダミーパケットのダミーＰＣＲと、時間比率情報とから、実時間に基づく出力時の時間情報が求められ、求められた時間のタイミングで再生が行なわれる。これにより、実時間とは異なる時間軸で送られてきたコンテンツのデータを、正しい時間軸で再生することができる。
【００３２】
このように、実時間とは異なる速度でコンテンツのデータを伝送できることから、限られた時間を利用して長時間のコンテンツのデータを送ったり、狭い帯域でコンテンツのデータを送ったりすることが可能になる。
【００３３】
また、実時間に基づく再生時の時間情報は、ダミーパケットの到達時間をラッチし、ラッチされているダミーパケットの到達時間と、入力されたパケットの到達時間との差分に、時間比率情報を乗算するようにすることで、簡単な構成で求められる。
【００３４】
また、実時間に基づく再生時の時間情報は、ダミーパケットの到達時間をラッチし、ラッチされているダミーパケットの到達時間と、入力されたパケットの到達時間との差分に、時間比率情報を乗算してそのパケットの出力時間を算出するとともに、連続するダミーパケットを取得し、連続したダミーパケットに含まれるダミーＰＣＲの差分に基づいて、パケットの出力時間を較正することで、誤差が堆積されなくなり、精度の向上が図れる。
【００３５】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。この発明は、ディジタルＢＳ放送を利用してコンテンツのデータを配信するシステムに適用できる。図１は、このように、ディジタルＢＳ放送を利用してコンテンツのデータを配信するシステムの全体構成を示すものである。
【００３６】
図１において、１はディジタルＢＳ放送の放送局、２はディジタルＢＳ（Broadcast Satellite ）放送を行っている衛星、３はユーザの受信端末である。
【００３７】
ディジタルＢＳ放送では、例えば１２ＧＨｚ帯（周波数１１．７ＧＨｚ〜１２ＧＨｚ）の帯域を使って、ビデオデータ及びオーディオデータがＭＰＥＧ２（Moving Picture Coding Experts Group ）−ＴＳ（Transport Stream）で伝送される。ビデオデータは、ＭＰＥＧ２方式に基づいて圧縮され、オーディオデータは、ＭＰＥＧ２−ＡＣＣ（Advanced Audio Coding ）方式に基づいて圧縮される。そして、ビデオパケット及びオーディオパケットは、ＭＰＥＧ２のトランスポートストリームに組み込まれ、例えばトリレス８ＰＳＫ（ Phase Shift Keying ）、ＱＰＳＫ（Quadrature Phase Shift Keying )、又はＢＰＳＫ（Binary Phase Shift Keying ）で階層化変調され、所望の搬送波で送信される。
【００３８】
放送局１は、放送する番組のソースとなるビデオデータ及びオーディオデータを、上述のように、ＭＰＥＧ２のトランスポートストリームに組み込み、所望の搬送波で変調して、衛星２に向けて送信している。放送局１からのストリームは、複数のチャンネルのプログラムが多重化されている。また、後に説明するように、夜間、通常の番組が終了したときには、放送局１からのストリームに、配信するコンテンツのデータが含められる。
【００３９】
衛星２は、例えばディジタルＢＳの衛星（ＢＳ−４後継機）であり、この衛星２には、例えば８機のトランスポンダが搭載されている。１つのトランスポンダの伝送帯域幅は、例えば３０Ｍｂｐｓである。１つのトランスポンダで、ＳＤＴＶ（Standard Definition Television）放送なら例えば６チャンネル、ＨＤＴＶ（High Definition Television）放送なら２チャンネルの伝送が可能である。
【００４０】
放送局１からの信号は、衛星２を介して、各家庭の受信端末３で受信される。各家庭の受信端末３は、受信機４と、テレビジョン受像機５とからなる。受信機４は、放送局１から、衛星２を介して送られてきた信号を受信し、ＭＰＥＧ２のトランスポートストリームを復調し、このトランスポートストリームから所望のチャンネルのビデオパケット及びオーディオパケットを抜き取り、ビデオ信号とオーディオ信号とをデコードするものである。
【００４１】
受信機４でデコードされたビデオ信号及びオーディオ信号は、テレビジョン受像機５に供給され、テレビジョン受像機５に再生画面が映出される。
【００４２】
また、受信機４には、ストレージ部７が設けられている。このストレージ部７は、夜間、空き帯域を有効利用して送られてくるコンテンツのデータを蓄積するために設けられている。
【００４３】
図２は、放送局１の構成を示すものである。図２において、１１Ａ、１１Ｂ、…は、通常放送を行うための放送信号処理部を示し、２１はコンテンツ配信放送を行うための放送信号処理部を示している。
【００４４】
通常放送の放送信号処理部１１Ａ、１１Ｂ、…では、ビデオソース１２Ａ、１２Ｂ、…からのビデオ信号がビデオエンコーダ１３Ａ、１３Ｂ、…に供給され、オーディオソース１５Ａ、１５Ｂ、…からのオーディオ信号がオーディオエンコーダ１６Ａ、１６Ｂ、…に供給される。ビデオエンコーダ１３Ａ、１３Ｂ、…で、ＭＰＥＧ２方式でビデオデータが圧縮され、ビデオパケットが形成される。また、オーディオエンコーダ１６Ａ、１６Ｂ、…で、ＭＰＥＧ２−ＡＡＣ（Advanced Audio Coding ）方式で、オーディオデータが圧縮され、オーディオパケットが形成される。また、データ発生部１７Ａ、１７Ｂ、…から、選局情報や限定受信情報、番組情報等のＰＳＩ（Program Specific Information）が発生される。
【００４５】
ビデオエンコーダ１３Ａ、１３Ｂ、…の出力と、オーディオエンコーダ１６Ａ、１６Ｂ、…の出力と、データ発生部１７Ａ、１７Ｂ、…の出力は、マルチプレクサ１４Ａ、１４Ｂ、…に供給される。マルチプレクサ１４Ａ、１４Ｂ、…で、ビデオパケットと、オーディオパケットと、データパケットとが多重化され、１８８バイトの固定長からなるＴＳパケットに組み入れられる。このマルチプレクサ１４Ａ、１４Ｂ、…の出力は、マルチプレクサ１８に供給される。
【００４６】
コンテンツ配信放送の信号処理部２１では、ビデオソース２２からのビデオ信号がビデオエンコーダ２３に供給され、オーディオソース２５からのオーディオ信号がオーディオエンコーダ２６に供給される。ビデオエンコーダ２３で、ＭＰＥＧ２方式でビデオデータが圧縮され、ビデオパケットが形成される。また、オーディオエンコーダ２６で、ＭＰＥＧ２−ＡＡＣ方式で、オーディオデータが圧縮され、オーディオパケットが形成される。また、データ発生部２７から、選局情報や限定受信情報、番組情報等のＰＳＩが発生される。
【００４７】
ビデオエンコーダ２３の出力と、オーディオエンコーダ２６の出力と、データ発生部２７の出力は、マルチプレクサ２４に供給される。マルチプレクサ２４で、ビデオパケットと、オーディオデータと、データパケットとが多重化され、１８８バイトの固定長からなるＴＳパケットに組み入れられる。
【００４８】
このマルチプレクサ２４の出力は、時間変換部２８に供給される。時間変換部２８は、配信したいコンテンツの転送時間が十分に確保できない場合に、実時間より高速でコンテンツのデータを転送したり、配信しようとするコンテンツのデータの伝送帯域に対して、トランスポンダの空き帯域が十分に確保できない場合に、実時間より遅くコンテンツのデータを転送したりできるように、データの転送速度を変換するものである。
【００４９】
この時間変換部２８は、例えば、パーソナルコンピュータを利用した編集機により実現できる。実時間より高速でコンテンツのデータの配信を行う場合には、時間変換部２８を構成するパーソナルコンピュータのハードディスクドライブにＴＳパケットを一旦記憶させ、入力レートより高速でＴＳパケットを出力させ、実時間より低速でコンテンツの配信を行う場合には、時間変換部２８を構成するパーソナルコンピュータのハードディスクドライブにＴＳパケットを一旦記憶させ、入力レートより低速でＴＳパケットを出力させる。
【００５０】
また、このとき、ＰＣＲ（Program Clock Reference ）の値をダミーＰＣＲに書き換え、時間比率情報を付加しておく。ダミーＰＣＲ及び時間比率情報については後に説明する。勿論、時間変換部２８は、ＴＳパケットストリームの転送時間の変換と、ダミーＰＣＲの付加を行えば良いので、専用のハードウェアでも実現可能である。
【００５１】
時間変換部２８の出力がマルチプレクサ１８に供給される。マルチプレクサ１８で、各通常放送の放送信号処理部１１Ａ、１１Ｂ、…で形成された各チャンネルの通常放送のＴＳパケットとコンテンツ配信放送の信号処理部２１で形成されたコンテンツ配信放送のＴＳパケットとが多重化される。
【００５２】
マルチプレクサ１８の出力が変調部３０に供給される。変調部３０で、例えばトレリス８ＰＳＫ、ＱＰＳＫ、又はＢＰＳＫで階層符号化による変調処理が行われる。
【００５３】
変調部３０の出力が周波数変換部３１に供給される。周波数変換部３１で、使用されるトランスポンダの周波数に応じて、搬送波周波数が変換される。周波数変換部３１の出力が増幅器３２で増幅され、アンテナ３３から出力され、衛星２に向けて送信される。
【００５４】
全てのチャンネルで通常放送が行われている昼間の時間帯では、通常放送の放送信号処理部１１Ａ、１１Ｂ、…が動作しており、衛星２のトランスポンダの帯域は、これらの通常のチャンネルの放送で占有されている。このように、衛星２のトランスポンダの帯域が通常のチャンネルの放送で占有されているときには、トランスポンダにコンテンツデータの配信を行えるための空き帯域が確保されていないので、コンテンツ配信のための信号処理部２１の動作は停止される。
【００５５】
夜間の時間帯になると、いくつかの通常放送の番組が終了し、衛星２のトランスポンダの伝送帯域に空き帯域が生じる。このときには、通常放送の放送信号処理部１１Ａ、１１Ｂ、…の中で放送が終了しているものの動作は行われなくなり、コンテンツ配信放送を行うために、コンテンツのデータの配信を行うための信号処理部２１が動作される。
【００５６】
このように、コンテンツデータの配信は、通常の放送が行われている時間帯には行われず、通常の放送が終了し、衛星２のトランスポンダの伝送帯域に空き帯域が生じる時間帯に行われる。これにより、コンテンツの配信コストを下げることができる。
【００５７】
しかしながら、この場合、コンテンツのデータの配信が衛星２のトランスポンダに空き帯域が生じている時間帯に限られているため、コンテンツのデータを配信できる時間は、通常のチャンネルの番組の放送時間によって制限されてしまう。このため、長時間のコンテンツのデータが送信できない。また、コンテンツのデータの伝送に確保できる帯域は、通常放送が終了している間のトランスポンダの空き帯域に制限されてしまう。このため、広帯域のコンテンツのデータが転送できない。
【００５８】
そこで、この例では、マルチプレクサ２４の後段に時間変換部２８が設けられる。そして、夜間、通常の放送が終了したことにより生じるトランスポンダの空き帯域を利用してコンテンツのデータの配信を行う場合には、時間変換部２８により、データの転送速度が変えられる。この時間変換部２８により、例えば、配信したいコンテンツの時間が長く、十分な転送時間が確保できない場合には、実時間より高速でコンテンツのデータの転送が行われる。これにより、長時間のコンテンツのデータの転送が可能である。また、配信しようとするコンテンツのデータの伝送帯域が十分に確保できない場合には、実時間より遅い速度でデータの転送が行われる。これにより、広帯域のコンテンツのデータの転送が可能となる。
【００５９】
しかしながら、このように、実時間とは異なる時間でコンテンツデータの転送を行うと、再生時に、基準となる時刻情報が得られなくなり、実時間に基づく時間軸が復元できなくなる。
【００６０】
そこで、この発明の実施の形態では、コンテンツのデータを実時間とは異なる速度で転送する場合には、実時間を再生するための時間比率情報と、ダミーＰＣＲが含められるダミーパケットを送るようにしている。
【００６１】
図３は、コンテンツのデータを実時間とは異なる速度で転送した場合に、放送局１から送信されるストリームを示すものである。放送局１から送信されるストリームは、１８８バイトの固定長のＴＳパケットとされ、ＭＰＥＧ２のトランスポートストリームに組み入れられる。このＴＳパケットには、図３に示すように、ビデオパケットＶＰ、ＶＰ、…と、オーディオパケットＡＰ、ＡＰ、…とが含まれると共に、ダミーパケットＤＰ、ＤＰ、…が含められる。ダミーパケットＤＰ、ＤＰ、…には、実時間を復元するための時間比率情報とダミーＰＣＲが含められる。そして、ダミーパケットには、このＴＳパケットがダミーパケットであることを示すＰＩＤ（パケット識別子）が付けられている。
【００６２】
図４は、この発明が適用された受信機４（図１）の一例を示すものである。図４において、放送局１から、衛星２を介して送られてきた信号は、パラボラアンテナ５１で受信される。この受信信号は、図示せずも、パラボラアンテナ５１に取り付けられたＬＮＢ（Low Noise Block Down Converter）で例えば１ＧＨｚ帯の中間周波信号に変換される。このパラボラアンテナ５１のＬＮＢの出力は、チューナ部５２に供給される。
【００６３】
チューナ部５２で、受信信号の中から所望の搬送波周波数のトランスポンダの信号が選択される。チューナ部５２の受信周波数は、システムコントローラ５０の出力により設定される。チューナ部５２の出力が復調部５３に供給される。
【００６４】
復調部５３で、トレリス８ＰＳＫ、ＱＰＳＫ、又はＢＰＳＫの復調処理が行われる。すなわち、ＢＳディジタル衛星放送では、ＢＰＳＫと、ＱＰＳＫと、トレリス８ＰＳＫとにより、階層化伝送が行われている。ＴＣ−８ＰＳＫ変調では、１シンボル当たりの情報量は増えるが、降雨による減衰があると、エラーレートが悪化する。これに対して、ＢＰＳＫやＱＰＳＫでは、１シンボル当たりの情報量は少なくなるが、降雨による減衰があっても、エラーレートはさほど低下しない。
【００６５】
送信側では、１つのＴＳパケットを１スロットに対応させて、各ＴＳパケットが４８スロットで構成されるフレームにマッピングされる。各スロット毎に、変調方式や符号化方式を割り当てることができる。各スロットに割り当てられたられた変調方式の種別や符号化率は、ＴＭＣＣ（Transmission and Multiplexing Configuration Control）信号により送られる。そして、８フレームを単位としてスーパーフレームが構成され、スロットの位置毎にインターリーブが行われる。
【００６６】
復調部５３では、受信信号のＣＮ比が良好な場合には、トレリス８ＰＳＫで復調が行われ、降雨による減衰があり、受信信号のＣＮ比が悪化すると、ＢＰＳＫやＱＰＳＫで復調が行われる。
【００６７】
復調部５３の出力がエラー訂正部５４に供給される。エラー訂正部５４で、例えば、リード・ソロモン符号によるエラー訂正処理が行われる。
【００６８】
エラー訂正部５４の出力がデスクランブラ５５に供給される。デスクランブラ５５で、ＣＡＳ（Condition Access System ）制御が行われ、限定受信の場合には、デスクランブル処理が行われる。デスクランブラ５５の出力から、トランスポートストリームが得られる。
【００６９】
デスクランブラ５５から出力されるトランスポートストリームは、デマルチプレクサ６０に供給されると共に、ＰＣＲ・タイムスタンプ処理部５６に供給される。通常の放送を受信する場合には、デスクランブラ５５からのストリームは、デマルチプレクサ６０に送られる。通常の放送を録画する場合や、コンテンツのデータを蓄積する場合には、デスクランブラ５５の出力がＰＣＲ・タイムスタンプ処理部５６に供給される。
【００７０】
デマルチプレクサ６０は、システムコントローラ５０からの指令に基づいて、デスクランブラ５５からのストリームの中から、所望のパケットを分離するものである。
【００７１】
すなわち、伝送されてきたＴＳパケットのヘッダ部にはＰＩＤが記述されている。デマルチプレクサ６０で、このＰＩＤに基づいて、所望のプログラムのビデオパケット、オーディオパケット、データパケットが分離される。ビデオパケットは、ビデオ処理部６３に送られ、オーディオパケットは、オーディオ処理部６４に送られる。データパケットは、システムコントローラ５０に送られる。
【００７２】
ビデオ処理部６３で、ＭＰＥＧ２方式の復号処理が行われ、ビデオ信号が復号される。このビデオ信号が出力端子６５から出力される。また、オーディオ処理部６４で、ＭＰＥＧ２−ＡＡＣ方式の復号処理が行われ、オーディオ信号が復号される。このオーディオ信号が出力端子６６から出力される。
【００７３】
コンテンツデータの配信のために送られてきたストリームは、デスクランブラ５５から、ＰＣＲ・タイムスタンプ処理部５６に供給される。このコンテンツデータの転送速度は、前述したように、実時間とは異なるものとすることができる。そして、実時間とは異なる速度でコンテンツのデータが送られてくる場合には、実時間を再生するための時間比率情報と、ダミーＰＣＲが入れられたダミーパケットが送られてくる。
【００７４】
ＰＣＲ・タイムスタンプ処理部５６で、ダミーパケットが取得され、このダミーパケットの中の時間比率情報とダミーＰＣＲの値が抜き取られる。それから、ＰＣＲ・タイムスタンプ処理部５６で、ダミーパケットの中に含められていた時間比率情報やダミーＰＣＲの値と、内部の入力タイマの時間とを用いて演算することにより、実時間に基づく時間情報が求められる。この実時間に基づく時間情報がタイムスタンプとしてＴＳパケット付加される。そして、到来しているパケットがダミーパケットの場合には、アダプテーションフィールドの書き換えが行われる。
【００７５】
通常の放送を録画する場合には、通常の放送は実時間で行われているので、時間情報を求め直したり、アダプテーションフィールドの記述を書き換える必要はない。また、コンテンツデータの配信のために送られてきたストリームであっても、実時間で送られているなら、時間情報を求め直したり、アダプテーションフィールドの記述を書き換える必要はない。この場合には、ＰＣＲ・タイムスタンプ処理部５６で、内部の入力タイマで形成されたタイムスタンプがＴＳパケットに付加される。
【００７６】
ＰＣＲ・タイムスタンプ処理部５６の出力は、ハードディスクコントローラ５７を介して、ハードディスクドライブ５８に供給され、ハードディスクドライブ５８のディスクに蓄積される。
【００７７】
ハードディスクドライブ５８に蓄積されたデータは、ハードディスクコントローラ５７を介して読み出され、タイミング設定部６１に供給される。タイミング設定部６１により、ハードディスクドライブ５８の出力から、記録時に付加されたタイムスタンプが取り出され、このタイムスタンプで示される時間情報と内部の出力タイマの時間情報とに基づいて、パケットの出力タイミングが設定される。このタイミングに基づいて、ハードディスクドライブ５８から読み出されたデータがデマルチプレクサ６０に供給される。
【００７８】
すなわち、図５は、図４におけるタイミング設定部６１の一例を示すものである。図５において、入力端子８１に、ハードディスクドライブ５８から、ハードディスクコントローラ５７を介して再生されたＴＳパケットが供給される。このＴＳパケットには、前述したように、タイムスタンプが付加されている。
【００７９】
このタイムスタンプは、通常の放送や実時間で送られてくるコンテンツのデータの場合には、そのパケットが到達したときの入力タイマの時間である。実時間より高速又は低速で送られてきたコンテンツのデータの場合には、時間比率情報やダミーＰＣＲの値と、内部の入力タイマの時間とを用いて演算して求められた実時間に基づく時間である。
【００８０】
タイムスタンプ抽出部８２で、このＴＳパケットに付加されているタイムスタンプが抽出される。そして、ＴＳパケットは出力制御部８５に供給され、タイムスタンプは比較部８３に供給される。比較部８３には、出力タイマ８４からの時間情報が供給される。比較部８３で、抽出されたタイムスタンプと、出力タイマからの時間情報とが比較される。
【００８１】
タイムスタンプ抽出部８２で抽出されたタイムスタンプと、出力タイマ８４からの出力タイマ値とが一致すると、比較部８３から制御信号が出力される。この制御信号により、出力制御部８５の出力が制御され、そのＴＳパケットが出力端子８６から出力される。
【００８２】
通常の放送や実時間で送られてくるコンテンツのデータの場合には、そのパケットが到達したときの入力タイマの時間がタイムスタンプとして付加されている。したがって、タイムスタンプを付加したときと同様に進む出力タイマ８４のタイミングに基づいて、ハードディスクドライブ５８から読み出された情報を読み出すことで、入力時と同様の時間軸で、パケットストリームを復元できる。
【００８３】
実時間より高速又は低速で送られてきたコンテンツのデータの場合には、時間比率情報やダミーＰＣＲの値と、内部の入力タイマの時間とを用いて演算して求められた実時間に基づく時間がタイムスタンプとして付加されている。なお、この演算については、後に説明する。したがって、出力タイマ８４のタイミングに基づいて、ハードディスクドライブ５８から読み出された情報を読み出すと、実時間に基づく時間軸で、パケットストリームを復元できる。
【００８４】
図４において、タイミング設定部６１の出力がデマルチプレクサ６０に供給される。デマルチプレクサ６０により、ビデオパケットと、オーディオパケットが分離される。ビデオパケットは、ビデオ処理部６３に供給される。オーディオパケットは、オーディオ処理部６４に供給される。
【００８５】
ビデオ処理部６３で、ＭＰＥＧ２方式の復号処理が行われ、ビデオ信号が復号される。このビデオ信号が出力端子６５から出力される。また、オーディオ処理部６４で、ＭＰＥＧ２−ＡＡＣ方式の復号処理が行われ、オーディオ信号が復号される。このオーディオ信号が出力端子６６から出力される。
【００８６】
図６は、受信機４のより具体的な構成を説明するためのブロック図である。図６において、デスクランブラ５５（図４）からのトランスポートストリームは、入力インターフェース１０１から入力され、セレクタ１０２及び入力ＰＩＤパーサ１０３に供給される。セレクタ１０２の出力が出力インターフェース１２９に供給される。
【００８７】
出力インターフェース１２９は、デマルチプレクサ６０（図４）に繋がっている。通常の番組を見ており、録画を行わない場合には、入力インターフェース１０１からのストリームは、セレクタ１０２を介して、出力インターフェース１２９から出力され、デマルチプレクサ６０に送られる。
【００８８】
通常の番組をハードディスクドライブに録画する場合や、配信されてきたコンテンツのデータをハードディスクドライブに蓄積する場合には、入力インターフェース１０１から入力されたストリームが入力ＰＩＤパーサ１０３に供給される。
【００８９】
入力ＰＩＤパーサ１０３は、受信されたトランスポートストリームを構成するＴＳパケットの中から、記録や制御に必要なＴＳパケットを抽出する。不要なＴＳパケットは、この入力ＰＩＤパーサ１０３により破棄される。記録用のパケットは、ＴＳパケットアナライザ１０４に供給される。ＴＳパケットアナライザ１０４で、パケットの解析が行われる。
【００９０】
マルチプレクサ１０５は、入力ＰＩＤパーサ１０３が出力するＴＳパケットと、出力ＰＩＤパーサ１０６が出力するハードディスクから再生されたＴＳパケットと、パケット挿入部１３０からのＴＳパケットとを多重化し、セレクタ１０２に出力する。
【００９１】
ＴＳパケットアナライザ１０４の出力がタイムスタンプ付加部１０７に供給される。タイムスタンプ付加部１０７には、時間演算部１３１から時間情報が供給される。時間演算部１３１には、入力タイマ１０８の出力が供給される。
【００９２】
入力ストリームが実時間であれば、タイムスタンプ付加部１０７により、入力ＴＳパケットに入力タイマ１０８からの時間に基づいて、タイムスタンプが付加される。
【００９３】
入力ストリームが実時間と異なる場合には、実時間を再生するための時間比率情報と、ダミーＰＣＲが入れられたダミーパケットが送られてくる。ＴＳパケットアナライザ１０４でこのダミーパケットが取得され、このダミーパケットの中の時間比率情報とダミーＰＣＲの値が抜き取られる。この時間比率情報及びダミーＰＣＲが時間演算部１３１に送られる。
【００９４】
時間演算部１３１により、ダミーパケットの中に含められていた時間比率情報及びダミーＰＣＲと、パケットが到達したときの入力タイマ１０８の時間とを用いて演算することにより、実時間に基づく時間情報が求められる。この実時間情報がタイムスタンプとしてＴＳパケット付加される。そして、到来しているパケットがダミーパケットの場合には、ダミーパケットが通常のＰＣＲの値を持ったパケットとなるように、アダプタションフィールドが書き換えられる。
【００９５】
なお、このタイムスタンプ付加部１０７及び時間演算部１３１は、図４におけるＰＣＲ・タイムスタンプ処理部５６に対応している。
【００９６】
タイムスタンプ付加部１０７によりタイムスタンプが付加されたＴＳパケットは、アービター１０９に供給される。アービター１０９は、ＳＤＲＡＭ(Synchronous Dynamic Random Access Memory)１１１に発生するリクエストの調停を行っている。アービター１０９に入力されたＴＳパケットは、ＳＤＲＡＭコントローラ１１０により、ＳＤＲＡＭ１１１の入力ＦＩＦＯ（First-In First-Out）１１２に記憶される。
【００９７】
入力ＦＩＦＯ１１２に記憶されたＴＳパケットは、ＳＤＲＡＭコントローラ１１０により読み出され、アービター１０９を介して、インデックス付加部１１５に供給される。
【００９８】
インデックス付加部１１５は、サーチタイマ１１６からサーチ用のタイムスタンプが送られると共に、ＤＭＡ（Direct Memory Access）コントローラ１１７の出力が供給される。
【００９９】
ハードディスクドライブに記録するデータは、ハードディスクの記録単位であるクラスタ毎に処理され、ＤＭＡ転送により処理される。インデックス付加部１１５で、各クラスタに、サーチ用スタンプ、ＬＢＡ（Logical Block Address ）、ユーザ領域からなるインデックスが付加され、このインデックスが付加され、クラスタ化されたデータがセレクタ１２０に供給される。
【０１００】
一方、バスインターフェース１３２は、システムコントローラ５０（図４）と接続されており、システムコントローラ５０からのコマンドやデータは、バスインターフェース１３２を介して行われている。セレクタ１２０には、このコマンドやデータが供給される。また、ＤＭＡ転送を可能とするために、ＤＭＡコントローラ１１７からのコマンドやデータがセレクタ１２０に供給される。
【０１０１】
インデックス付加部１１５からのデータは、セレクタ１２０、インターフェース１２１を介して、ハードディスクドライブ１２２に供給される。そして、このデータは、ハードディスクコントローラ１２４により、ハードディスクドライブ１２２のディスク１２３に記録される。このようにして、ハードディスクドライブ１２２のディスク１２３に、受信されたＴＳパケットのストリームに基づくデータが記録されていく。
【０１０２】
ハードディスクドライブ１２２のディスク１２３に蓄積されたＴＳパケットに基づくデータを再生する場合には、ディスク１２３からデータが読み出される。データはクラスタ毎に読み出され、読み出されたデータは、インターフェース１２１、セレクタ１２０を介して、インデックス検出部１２５に供給される。
【０１０３】
インデックス検出部１２５は、再生されたデータから、インデックス付加部１１５において付加されたインデックスを検出する。検出されたインデックスは、ＤＭＡコントローラ１１７内のレジスタに記憶され、ＤＭＡコントローラ１１７は、その記憶されたインデックスを基に、ディスクの読み出しの制御を行う。そして、ここで、インデックスは取り除かれる。
【０１０４】
インデックス検出部１２５からの再生トランスポートストリームは、アービター１０９、ＳＤＲＡＭコントローラ１１０を介して、ＳＤＲＡＭ１１１の出力ＦＩＦＯ１１３に、一旦記憶される。
【０１０５】
出力ＦＩＦＯ１１３に記憶された再生トランスポートストリームは、ＳＤＲＡＭコントローラ１１０により読み出され、アービター１０９に供給され、さらに、タイムスタンプ検出部１２６に供給される。
【０１０６】
タイムスタンプ検出部１２６には、出力タイマ１２７の出力が供給される。タイムスタンプ検出部１２６により、入力時にタイムスタンプ付加部１０７で付加されたタイムスタンプが検出される。そして、出力タイマ１２７の時間に基づき、そのタイムスタンプに従って、ＴＳパケット同士の時間間隔を元の状態に戻すようなタイミングで、再生トランスポートストリームが出力される。
【０１０７】
なお、このタイムスタンプ検出部１２６の制御は、図４におけるタイミング設定部６１に対応している。
【０１０８】
この再生トランスポートストリームが出力ＰＩＤパーサ１０６に供給される。出力ＰＩＤパーサ１０６は、タイムスタンプ検出部１２６から出力された再生トランスポートストリームを受信し、その再生トランスポートストリームを構成するＴＳパケットから、再生すべき再生用パケットを抽出し、これをマルチプレクサ１０５に出力する。
【０１０９】
マルチプレクサ１０５は、出力ＰＩＤパーサ１０３が出力するＴＳパケットと入力ＰＩＤパーサ１０６が出力するＴＳパケットと、出力パケット挿入部１３０からのＴＳパケットを多重化し、これをセレクタ１０２を介して、出力インターフェースに出力する。
【０１１０】
出力インターフェース１２９は、デマルチプレクサ６０（図４）に繋がっており、再生されたＴＳパケットストリームは、出力インターフェースからデマルチプレクサ６０に送られる。
【０１１１】
このように、この例では、コンテンツのデータを配信するような場合には、実時間とは異なる速度でデータが送られる。この場合には、図３に示したように、ダミーＰＣＲと時間比率情報とが含まれるダミーパケットＤＰが送られる。そして、受信側では、図４におけるＰＣＲ・タイムスタンプ処理部５６で、実時間とは異なる速度で転送されてきたデータに対して、ダミーＰＣＲ及び時間比率情報と、パケットが到達したときの入力タイマの時間とを使って、実時間に基づく時間情報が演算により求められ、求められた時間情報がタイムスタンプとしてＴＳパケットに付加される。また、ダミーパケットが通常のＰＣＲの値を持ったパケットとなるように、ダミーパケットのアダプテーションフィールドが書き換えられている。これにより、実時間とは異なる速度で送られてきたデータであっても、再生時には、実時間で送られてきたストリームに対する処理と同様な処理を行って再生することが可能になる。このことについて、以下に詳述する。
【０１１２】
ＭＰＥＧ２のＴＳパケットでは、ＰＣＲと呼ばれるプログラム時刻の基準となる参照値が一定間隔（例えば１００ｍ秒）毎に送出されている。通常のシステムでは、このＰＣＲの値をプログラム時刻の基準参照値として用いている。
【０１１３】
図７は、ＭＰＥＧトランスポートストリームを示すものである。図７Ａに示すように、ＭＰＥＧ２のトランスポートストリームは、１８８バイトのＴＳパケットからなっている。図７Ｂに示すように、このＴＳパケットは、パケットの先頭を示す同期バイト（８ビット）と、パケット中のエラーの有無を示す誤り表示（１ビット）と、新たなＰＥＳパケットがこのトランスポートパケットのペイロードから始まることを示すユニット開始表示（１ビット）と、このパケットの重要度を示すトランスポートパケットプライオリティ（１ビット）と、個別のパケットを識別するためのＰＩＤ（１３ビット）と、ペイロードのスクランブルの有無を示すスクランブル制御（２ビット）と、アダプテーションフィールドの有無及びペイロードの有無を示すアダプテーションフィールド制御（２ビット）と、ＰＩＤをもつパケットが途中で一部棄却されたかどうかを受信カウントの連続性で検出するための巡回カウンタ（４ビット）と、個別ストリームに関する付加情報を伝送するためのアダプテーションフィールドと、ペイロード（情報）とからなる。
【０１１４】
アダプテーションフィールドには、個別ストリームに関する付加情報や、スタッフィングを入れることができる。このアダプテーションフィールドは、図７Ｃに示すように、アダプテーションフィールド長（８ビット）と、不連続表示（１ビット）と、ランダムアクセス表示（１ビット）と、ストリーム優先表示（１ビット）と、オプショナルフィールドに対する５つのフラグと、オプショナルフィールドと、スタッフィングバイトとからなる。
【０１１５】
アダプテーションフィールド長は、アダプテーションフィールドの長さを示している。不連続表示は、次に同じＰＩＤのシステムクロックがリセットされ、新たな内容になることを示している。ランダムアクセス表示は、ビデオシーケンスの始まり、又は、オーディオシーケンスの始まりを示し、ランダムアクセスのエントリーポイントを示している。ストリームプライオリティは、この個別ストリームの重要部分が、このパケットのペイロードであることを示している。例えば、ビデオの場合には、イントラ符号化部分である。
【０１１６】
オプショナルフィールドとしては、図７Ｄに示すように、ＰＣＲ（Program Clock Reference）（４２＋６）ビット）と、ＯＰＣＲ（Original PCR）（４２＋６ビット）と、スプライスカウントダウン（８ビット）と、トランスポートプライベートデータ長とデータと、アダプテーションフィールド拡張がある。オプショナルフィールドの前に設けられているフラグは、これらの５つのオプショナルフィールドの状態を示している。スタッフィングバイトは、ＴＳパケットを１８８バイトの固定長にするためのスタッフィングである。
【０１１７】
図８は、ＰＣＲの値を持ったＴＳパケットのアダプテーションフィールドを記述したものである。
【０１１８】
図７Ｃに示したように、アダプテーションフィールドには、個別ストリームに関する付加情報や、スタッフィングを入れることができる。アダプテーションフィールドは、アダプテーションフィールド長（adaptioon_field_length）と、不連続表示（discontinuity_indicator）と、ランダムアクセス表示（random_access_indicator）と、ストリーム優先表示（elemantary_stream_priority_indicator）と、オプショナルフィールドに対する５つのフラグ（PCR_flag, OPCR_flag, splicing_point_flag, transport_private_data_flag, adaptation_field_extention_flag）と、オプショナルフィールドと、スタッフィングバイトとからなる。
【０１１９】
ＰＣＲの値を持ったパケットの場合には、ＰＣＲの値が記述される。このため、５つのフラグ（PCR_flag, OPCR_flag, splicing_poin_flag ,transport_private_data_flag, adaptation_field_extention_flag）のうち、ＰＣＲフラグ（PCR_flag）が”１”となっている。
【０１２０】
ＰＣＲは、３３ビットのプログラムクロックリファレンスベース（program_clock_reference_base）と、６ビットのリザーブ（reserved）と、９ビットのプログラムクロックリファレンスエクステンション（program_clock_reference _extention ）とからなる。
【０１２１】
前述したように、この例では、実時間と異なる速さでコンテンツのデータを転送する場合に、ダミーパケットが送られる。このダミーパケットには、そのアダプテーションフィールドに、ダミーＰＣＲの値と時間比率情報が含められている。
【０１２２】
図９は、ダミーパケットのアダプテーションフィールドの構成を記述したものである。
【０１２３】
ダミーパケットの場合には、ダミーＰＣＲと時間比率情報とが、アダプテーションフィールドのトランスポートプライベートデータ（ transport_private_data）が処理され、５つのフラグ（PCR_flag, OPCR_flag, splicing_point_flag, transport_private_data_flag ,adaptation_field_extention_flag）のうち、トランスポートプライベートデータがあることを示すトランスポートプライベートデータフラグ（transport_private_data_flag）が”１”となっている。
【０１２４】
そして、トランスポートプライベートデータ（transport_private_data）として、ダミーＰＣＲ（Dummy PCR ）と、時間比率情報（Dummy Ratio ）とが記述される。
【０１２５】
ダミーＰＣＲ（Dummy PCR ）は、３３ビットのダミープログラムクロックリファレンスベース（dummy_program_lock_reference_base）と、６ビットのリザーブ（dummy _reserved）と、９ビットのダミープログラムクロックリファレンスエクステンション（dummy_program_clock_reference_extention ）とからなり、このフォーマットは、通常のＰＣＲのフォーマットと同様である。
【０１２６】
時間比率情報（Dummy Ratio ）は、実時間の転送速度と、送られてきたデータの転送時間との比を示しており、５ビットの整数値（output_ratio_int ）と、１２ビットの小数値（output_ratio_decimal ）と、７ビットのリザーブ（output_ratio _reserved）からなる。
【０１２７】
次に、時間比率情報及びダミーＰＣＲの値と、パケットが到来したときの入力タイマの時間とから、実時間に基づく時間を求めるための演算について説明する。
【０１２８】
ＴＳパケットは、実時間に対して時間比率情報で示す時間比率だけ、高速或いは低速で転送されている。このことから、最初のダミーパケットが到達した時間から次のパケットが到達するまでの時間は、時間比率情報に基づく時間だけ、実時間より短く或いは長くなっている。したがって、入力されてくるパケットの到達したときの時間と、最初にダミーパケットが到達したときの時間との差分に、時間比率情報を乗算すれば、実時間に基づく出力時間を求めることができる。
【０１２９】
すなわち、最初のダミーパケットの入力到達時間をidt(0)とし、最初のダミーパケットからｎ番目にある通常パケットの入力到達時間をirt(0)(n)とすると、最初のダミーパケットからｎ番目にあるパケットの出力時間ort(0)(n)は、ダミーパケット中の時間比率情報をratioとすると、
ort(0)(n) = (irt(0)(n) - idt(0))・ratio …(1)
として求めることができる。
【０１３０】
図１０は、このように、最初のダミーパケットの到達時間と入力パケットの到達時間との差分に時間比率情報を乗算して、そのパケットの出力時間を求める場合のＰＣＲ・タイムスタンプ処理部５６（図４)（又は時間演算部１３１（図６））の回路構成を示すものである。
【０１３１】
図１０において、受信されたＴＳパケットは、入力端子２０１から入力され、パケット解析部２０２に供給されると共に、アダプテーションフィールド変換部２０３に供給される。アダプテーションフィールド変換部２０３により、入力されたＴＳパケットがダミーパケットの場合には、アダプテーションフィールドの書き換えが行われる。
【０１３２】
すなわち、図９に示したダミーパケットのアダプテーションフィールドから、図８に示した通常のＰＣＲを有する通常のパケットとなるように、transport_private_dataの内容とＰＣＲの内容とが書き換えられる。そして、PCR_flagが”０”から”１”とされ、transport_private_data_flagが”１”から”０”とされる。アダプテーションフィールド変換部２０３の出力がパケット出力端子２２１から出力される。
【０１３３】
パケット解析部２０２は、入力されたＴＳパケットがダミーパケットであるのか、それ以外の通常のパケットであるのかを判断している。
【０１３４】
最初のダミーパケットが入力されたときには、入力タイマ２０４の時間idt(0)がラッチ２０５に取り込まれる。そして、レシオ抽出部２０８で、ダミーパケットの中から時間比率情報ratioが抽出され、乗算器２０７に設定される。
【０１３５】
最初のダミーパケット以外のときには、ＴＳパケットが到達したときの入力タイマ２０４の時間irt(0)(n)が減算器２０６に供給される。減算器２０６で、ラッチ２０５にラッチされている最初のダミーパケットの到達時間idt(0)と、入力されたパケットの到達時間irt(0)(n)との差分
irt(0)(n) - idt(0)
が求められる。この減算器２０６の出力が乗算器２０７に供給される。
【０１３６】
レシオ抽出部２０８で抽出された時間比率情報ratioは、乗算器２０７に供給される。乗算器２０７で、最初のダミーパケットの到達時間idt(0)と入力されたパケットの到達時間irt(0)(n)との差分値(irt(0)(n) - idt(0))と、時間比率情報ratioとが乗算される。これにより、（１）式に示す演算がなされる。この乗算器２０７の出力が出力端子２２２から出力される。
【０１３７】
図１１は、このように、最初のダミーパケットの到達時間と入力パケットの到達時間との差分に時間比率情報を乗算してパケットの出力時間を求めて、タイムスタンプとしてパケットに付加するようにした場合の例を示すものである。この例では、実時間より速い速度でコンテンツのデータが送られてきており、時間比率情報が「２」の場合の例を示している。
【０１３８】
図１１において、時間「０」で、ダミーパケットＤ＿Ｐ０が入力されたとする。このときの入力タイマ２０４の時間「０」は、最初のダミーパケットの到達時間idt(0)として、ラッチ２０５に取り込まれる。この最初のダミーパケットＤ＿Ｐ（０）は基準となるので、その出力時間は「０」である。
【０１３９】
次に、時間「２」でパケットＲ＿Ｐ（０）（０）が入力されると、このときの入力タイマ２０４の値「２」が、パケットの到達時間irt(0)(0)として取り込まれる。そして、このときの入力タイマ２０４の値「２」と、ラッチ２０５に取り込まれている時間「０」とが減算され、これに、時間比率情報「２」が乗算される。したがって、出力時間ort(0)(0)は、
ort(0)(0) ＝（２−０）×２＝４
となる。
【０１４０】
次に、時間「４」でパケットＲ＿Ｐ（０）（１）が入力されると、このときの入力タイマ２０４の値「４」が、パケットの到達時間irt(0)(1)として取り込まれる。そして、このときの入力タイマ２０４の値「４」と、ラッチ２０５に取り込まれている時間「０」とが減算され、これに、時間比率情報「２」が乗算され、出力時間ort(0)(1)は、
ort(0)(1) ＝（４−０）×２＝８
となる。
【０１４１】
以下、同様にして、パケットＲ＿Ｐ（０）（２）、Ｒ＿Ｐ（０）（３）、…の出力時間ort(0)(2), ort(0)(3)…が「１２」、「１６」、…として求められる。
【０１４２】
このように、入力されてくるＴＳパケットの入力到達時間と、最初のダミーパケットの入力到達時間との差分（irt(0)(n) - idt(0))に、時間比率情報ratioを乗算して出力時間ort(0)(n)を求める演算は、図１０に示したように、１つの減算器２０６と１つの乗算器２０７で出力時間が演算できるため、回路構成が簡単になるという利点がある。ところが、この構成では、図１１に示すように、入力パケットの到達時間と最初のダミーパケットの到達時間との差分Δ１、Δ２、…に時間比率情報を乗算して出力時間を求めているため、誤差が堆積してしまうという問題がある。誤差としては、タイムスタンプが持つ誤差、配信側のＰＣＲに基づく誤差、配信側のパケットが持つジッター等がある。これらの誤差があった場合、最初のダミーパケットに近いところでは誤差はわずかであるが、最初のダミーパケットから離れるに従って、その誤差が堆積して、大きな誤差となる。
【０１４３】
そこで、ダミーＰＣＲの値を使って出力時間を較正することで、誤差が堆積しないようにすることが考えられる。
【０１４４】
つまり、入力されたＴＳパケットがダミーパケットであるとする。前述したように、ダミーパケットにはダミーＰＣＲの値が含まれている。入力されたＴＳパケットがダミーパケットの場合には、ダミーＰＣＲの値に基づいて、出力時の時間が求められる。ダミーＰＣＲの値は、実時間を反映しているので、ダミーＰＣＲにより求められる出力時間は誤差が堆積しない。
【０１４５】
すなわち、ｘ番目のダミーＰＣＲの値を(D_pcr(x))とし、その１つ前のダミーＰＣＲの値を(D_pcr(x-1))とし、その差分をdiff
diff = D_pcr(x) - D_pcr(x-1)
とすると、ｘ番目のダミーパケットは、（ｘ−１）番目のダミーパケットの出力時間からdiffの後に出力される。したがって、ｘ番目のダミーパケットの出力時間odt(x)は、その前のダミーパケットが出力される時間odt(x-1)に、ｘ番目のダミーＰＣＲの値(D_pcr(x))とその１つ前のダミーＰＣＲの値(D_pcr(x-1))との差分diffを加えた値により求められる。

Figure 0004783987
【０１４６】
このように、ダミーパケットの出力時間は、ダミーＰＣＲの値から求められ、このようにダミーＰＣＲの値から求められた時間には、実時間に基づく時間なので、誤差は堆積しない。このようにして求められたダミーパケットの出力時間を基に、パケットの出力時間を較正していくと、ダミーパケットが入力される毎に誤差が校正されるようになり、誤差の堆積が防止できる。
【０１４７】
そして、ｘ番目のダミーパケットを基準にすると、ｘ番目のダミーパケットからｎ番目にある通常のパケットの出力時間ort(x)(n)は、ｘ番目のダミーパケットの出力時間odt(x)に対して、そのパケットの入力到達時間irt(x)(n)とｘ番目のダミーパケットの入力到達時間idt(x)との差分に時間比率情報ratioを乗じた値を加えることにより求められる。
ort(x)(n) = odt(x) + (irt(x)(n) - idt(x))・ratio …(3)
【０１４８】
上述の（２）式に示したように、ｘ番目のダミーパケットの出力時間odt(x)は、連続するダミーパケットのダミーＰＣＲの差分から求められる。（３）式)に（２）式で求められるダミーパケットの出力時間odt(x)を代入すると、
ort(x)(n)= odt(x-1) + (D_pcr(x) - D_pcr(x-1)) + (irt(x)(n) - idt(x))・ratio
…(4)
となる。
【０１４９】
図１２は、上述の演算により出力時間を求めるＰＣＲ・タイムスタンプ処理部５６（又は時間演算部１３１）の一例を示すものである。図１２において、受信されたＴＳパケットは、入力端子３０１から入力され、パケット解析部３０２に供給されると共に、アダプテーションフィールド変換部３０３に供給される。アダプテーションフィールド変換部３０３により、入力されたＴＳパケットがダミーパケットの場合には、アダプテーションフィールドの書き換えが行われる。アダプテーションフィールド変換部３０３の出力がパケット出力端子３２１から出力される。
【０１５０】
パケット解析部３０２は、入力されたＴＳパケットがダミーパケットであるのか、それ以外の通常のパケットであるのかを判断している。入力されたパケットがダミーパケットのときには、入力タイマ３０４の時間がidt(x)としてラッチ３０５に取り込まれる。そして、パケット解析部３０２の出力がレシオ抽出部３０８に供給され、さらに、ＰＣＲ抽出部３０９に供給される。レシオ抽出部３０８で、ダミーパケットの中から時間比率情報ratioが抽出され、ＰＣＲ抽出部３０９で、ダミーパケットの中からダミーＰＣＲの値D_pcr(x)が抽出される。
【０１５１】
ダミーパケット以外の通常のパケットが受信された場合には、入力タイマ３０４の時間irt(x)(n)が減算器３０６に供給され、減算器３０６で、ラッチ３０５にラッチされている直前のダミーパケットの到達時間idt(x)と、入力されたパケットの到達時間irt(x)(n)との差分(irt(x)(n) - idt(x))が求められる。この減算器３０６の出力が乗算器３０７に供給される。
【０１５２】
レシオ抽出部３０８で抽出された時間比率情報ratioは、乗算器３０７に供給される。乗算器３０７で、直前のダミーパケットの到達時間と入力されたパケットの到達時間との差分値(irt(x)(n) - idt(x))と、時間比率情報ratioとが乗算される。この乗算器３０７の出力が加算器３１５に供給される。
【０１５３】
ＰＣＲ抽出部３０９で抽出されたダミーＰＣＲの値D_pcr(x)は、ラッチ３１０に供給される。ラッチ３１０の出力がラッチ３１１に供給されると共に、減算器３１２に供給される。ラッチ３１０の出力が減算器３１２に供給される。
【０１５４】
ラッチ３１０及び３１１には、連続するダミーＰＣＲの値D_pcr(x) , D_pcr(x-1)がラッチされる。減算器３１２で、連続するダミーＰＣＲの値の差分値(D_pcr(x) - D_pcr(x-1))が求められる。
【０１５５】
この減算器３１２の出力が加算器３１３に供給される。加算器３１３の出力がラッチ３１４に供給される。ラッチ３１４には、前回のダミーパケットの出力時間ort(x-1)がラッチされる。ラッチ３１４の出力が加算器３１３に供給される。また、加算器３１３の出力が加算器３１５に供給されると共に、セレクタ３１６に供給される。
【０１５６】
セレクタ３１６は、ダミーパケットの場合と、それ以外の通常のパケットの場合とで切り換えられる。ダミーパケットの場合には、セレクタ３１６が端子３１６ａ側に設定され、加算器３１３の出力から求められた時間が出力端子３２２から出力される。通常のパケットの場合には、セレクタ３１６が端子３１６ｂ側に切り換えら、加算器３１５で求められた時間が出力端子３２２から出力される。
【０１５７】
入力パケットがダミーＰＣＲパケットの場合には、前述の（２）式に示すような演算により、出力時間が演算される。
【０１５８】
すなわち、パケット解析部３０２により、入力パケットがダミーパケットであると判断された場合には、ＰＣＲ抽出部３０９でダミーＰＣＲの値D_pcr(x)が抽出され、ラッチ３１０及び３１１に、連続するダミーＰＣＲの値D_pcr(x)、D_pcr(x-1)が取り込まれ、減算器３１２により、ｘ番目のダミーＰＣＲの値(D_pcr(x))とその１つ前のダミーＰＣＲの値(D_pcr(x-1))との差分diff
diff = D_pcr(x) - D_pcr(x-1)
が求められる。
【０１５９】
ラッチ３１４には、その前のダミーパケットの出力時間odt(x-1)がラッチされている。加算器３１３で、その前のダミーパケットの出力時間odt(x-1)と、ｘ番目のダミーＰＣＲの値(D_pcr(x))とその１つ前のダミーＰＣＲの値(D_pcr(x-1))との差分diffとが加算される。これにより、
Figure 0004783987
なる演算がなされ、ｘ番目のダミーＰＣＲの出力時間odt(x)が求められる。
【０１６０】
求められたｘ番目のダミーＰＣＲの出力時間odt(x)は、セレクタ３１６を介して、タイムスタンプとして、出力端子３２２から出力される。
【０１６１】
また、入力パケットがダミーパケットの場合には、アダプテーションフィールド変換部３０３で、アダプテーションフィールドの書き換えが行われる。
【０１６２】
入力パケットがダミーパケット以外の通常のＴＳパケットなら、（４）式に示すような演算により、出力時間が演算される。
【０１６３】
すなわち、ラッチ３０５には、ｘ番目のダミーパケットが入力されたときの時間idt(x)がラッチされている。入力タイマ３０４からは、ＴＳパケットが到達したときの時間irt(x)(n)が出力され、減算器３０６で、そのパケットの入力到達時間irt(x)(n)とｘ番目のダミーパケットの入力到達時間idt(x)との差分
irt(x)(n) - idt(x)
が求められる。
【０１６４】
乗算器３０７で、そのパケットの入力到達時間irt(x)(n)とｘ番目のダミーパケットの入力到達時間idt(x)との差分に時間比率情報ratioが乗じられる。
(irt(x)(n) - idt(x))・ratio
【０１６５】
加算器３１５で、そのパケットの入力到達時間irt(x)(n)とｘ番目のダミーパケットの入力到達時間idt(x)との差分に時間比率ratioを乗じた値(irt(x)(n) - idt(x))・ratio)と、加算器３１３からのｘ番目のダミーパケットの出力時間odt(x)とが加算される。
【０１６６】
これにより、
Figure 0004783987
なる演算がなされ、ｘ番目のダミーパケットからｎ番目の通常のパケットの出力時間ort(x)(n)が求められる。
【０１６７】
求められたｘ番目のパケットの出力時間idt(x)(n)は、セレクタ３１６を介して、出力端子３２２からタイムスタンプとして出力される。
【０１６８】
図１３は、このようにして出力時間を求めて、タイムスタンプとしてパケットに付加するようにした場合の例を示すものである。この例では、実時間より速い速度でコンテンツのデータが送られてきており、時間比率情報が「２」の場合の例を示している。
【０１６９】
図１３において、時間「０」で、ダミーパケットＤ_Ｐ（０）が入力され、時間「２」、「４」、…で、パケットＲ_Ｐ（０）（０）、Ｒ_Ｐ（０）（１）、…が入力され、時間「１６」で、ダミーパケットＤ_Ｐ（１）が入力され、時間「１８」、「２０」、…で、パケットＲ_Ｐ（１）（０）、Ｒ_Ｐ（１）（１）、…が入力されたとする。
【０１７０】
ダミーパケットＤ_Ｐ（０）は、時間「０」で入力されているので、ダミーパケットのＤ_Ｐ（０）の入力時の到達時間idt(0)としては、「０」が取り込まれる。このダミーパケットＤ＿Ｐ（０）の出力時間odt(0)が「０」となる。
【０１７１】
パケットＲ_Ｐ（０）（０）、Ｒ_Ｐ（０）（１）…は、時間「２」、「４」、…で入力されているので、パケットＲ_Ｐ（０）（０）、Ｒ_Ｐ（０）（１）…の入力時の到達時間irt (0)(0)、irt(0)(1)、…としては、夫々、「２」、「４」、…が取り込まれる。
【０１７２】
パケットＲ_Ｐ（０）（０）の入力時の到達時間irt(0)(0)は「２」である。そして、時間比率ratioは「２」である。したがって、パケットＲ_Ｐ０（０）の出力時間ort(0)(0) は、
Figure 0004783987
となる。
【０１７３】
そして、これに続くパケットＲ_Ｐ（０）（１）の出力時の到達時間ort(0)(1)は、パケットＲ_Ｐ（０）（１）の入力時の到達時間irt(0)(1)は「４」であるから、
Figure 0004783987
となる。
【０１７４】
以下、パケットＲ_Ｐ（０）（２）、Ｒ_Ｐ（０）（３）、…の出力時間ort (0)(2)、ort (0)(3)、…は、「１２」、「１６」、…となる。
【０１７５】
ダミーパケットＤ_Ｐ（１）は、時間「１６」で入力されているので、ダミーパケットのＤ_Ｐ（１）の入力時の到達時間idt(1) としては、「１６」が取り込まれる。
【０１７６】
ダミーパケットＤ_Ｐ（１）に付加されたダミーＰＣＲの値は「３２」であり、それより１つ前のダミーパケットＤ_Ｐ（０）に付加されたダミーＰＣＲの値は「０」であるから、diffの値は、
diff＝３２−０＝３２
となる。
【０１７７】
したがって、ダミーパケットＤ_Ｐ（０）の出力時間odt (0) を、
odt(0) ＝０
とすると、ダミーパケットＤ_Ｐ（１）の出力時間odt 1 は、
Figure 0004783987
となる。
【０１７８】
パケットＲ_Ｐ（１）（０）、Ｒ_Ｐ（１）（１）…は、夫々、時間「１８」、「２０」、…で入力されているので、パケットＲ_Ｐ（１）（０）、Ｒ_Ｐ（１）（１）…の入力時の到達時間irt(1)(0)、irt(1)(1)、…としては、夫々、「１８」、「２０」、…が取り込まれる。
【０１７９】
パケットＲ_Ｐ（１）（０）の入力時の到達時間irt(1)(0)は「１８」である。そして、時間比率は「２」である。したがって、パケットＲ_Ｐ（１）（０）の出力時間ort(1)(0) は、
Figure 0004783987
となる。
【０１８０】
そして、これに続くパケットＲ_Ｐ（１）（１）の出力時間ort(1)(1) は、パケットＲ_Ｐ（１）（１）の入力時の到達時間irt(0)(1)は「２０」であるから、
Figure 0004783987
となる。
【０１８１】
以下、パケットＲ_Ｐ（１）（２）、Ｒ_Ｐ（１）（３）、…の出力時間ort (1)(2)、ort (1)(3)、…は、「４４」、「４８」、…となる。
【０１８２】
このようして求められた出力時間ort 0(0)、ort 0(1)、…、ort 1(0)、ort 1(1)、…は、タイムスタンプとしてＴＳパケットに付加される。
【０１８３】
図１３に示すように、パケットＲ＿Ｐ（０）（０）、Ｒ＿Ｐ（０）（１）、…の出力時間は、ダミーパケットＤＰ＿（０）の時間との差分値Δ１、Δ２、…に基づいて算出され、パケットＲ＿Ｐ（１）（０）、Ｒ＿Ｐ（１）（１）…の出力時間は、ダミーパケットＤＰ＿（１）の時間との差分値Δ１１、Δ１２、…に基づいて算出される。そして、ダミーパケットの出力時間は、ダミーＰＣＲにより求められるため、出力時間には誤差が堆積しない。このため、ダミーパケットが到来する毎に、出力時間の誤差が較正されていき、誤差の堆積が防止できる。
【０１８４】
図１４は、図１３に示すようにしてタイムスタンプを付加して、再生する時のタイミングを示すものである。
【０１８５】
図１４に示すように、パケットＤ_Ｐ（０）にはタイムスタンプ「０」が付加されているので、時間「０」になると、パケットＤ_Ｐ（０）の処理が行われる。パケットＲ_Ｐ（０）（０）、Ｒ_Ｐ（０）（１）、…には、タイムスタンプ「４」、「８」、…が付加されているので、時間「４」、「８」、…になると、パケットＲ_Ｐ（０）（０）、Ｒ_Ｐ（０）（１）、…の処理が行われる。
【０１８６】
その結果、図１５に示すように、記録時には、時間「０」、「２」、「４」、…で送られてきたパケットは、再生時には、時間「０」、「４」、「８」、…で処理されることになり、実時間より速い速度で送られてきたコンテンツがそれより遅い速度で再生され、実時間に基づく時間軸で再生が行われることになる。
【０１８７】
図１６〜図１８は、実時間より遅い速度（時間比率１／２）で情報が配信されてきており、再生時には、実時間に合わせて、送られてきた時間より速い速度で再生を行う例である。
【０１８８】
図１６において、時間「０」で、ダミーパケットＤ_Ｐ（０）が入力され、時間「２」、「４」、…で、パケットＲ_Ｐ（０）（０）、Ｒ_Ｐ（０）（１）…が入力され、時間「１２」で、ダミーパケットＤ_Ｐ（１）が入力され、時間「１４」、「１６」、…で、パケットＲ_Ｐ（１）（０）、Ｒ_Ｐ（１）（１）、…が入力されたとする。
【０１８９】
この場合には、時間比率情報は（１／２）であり、上述の演算により、ダミーパケットＤ_Ｐ（０）の出力時間odt (0) を、
odt(0) ＝０
とすると、パケットＲ_Ｐ（０）（０）の出力時間ort(0)(0)は「１」となり、これに続くパケットＲ_Ｐ（０）（１）の出力時の到達時間ort(0)(1)は「２」となり、以下、パケットＲ_Ｐ（０）（２）、Ｒ_Ｐ（０）（３）、…の出力時間ort (0)(2)、ort(0)(3)、…は、「３」、「４」、…となる。
【０１９０】
また、ダミーパケットＤ＿Ｐ（１）の出力時間は「６」となり、パケットＲ_Ｐ（１）（０）、Ｒ_Ｐ（１）（１）、…の出力時の到達時間ort(1)(0)、ort(1)(1)、…は、「７」、「８」、…となる。
【０１９１】
このようして求められた出力時間は、タイムスタンプとして、ＴＳパケットに付加され記録される。
【０１９２】
図１７ は、再生時のタイミングを示すものである。図１7に示すように、パケットＤ_Ｐ（０）にはタイムスタンプ「０」が付加されているので、時間「０」になると、パケットＤ_Ｐ（０）の処理が行われる。パケットＲ_Ｐ（０）（０）、Ｒ_Ｐ（０）（１）、…には、タイムスタンプ「１」、「２」、…が付加されているので、時間「１」、「２」、…になると、パケットＲ_Ｐ（０）（０）、Ｒ_Ｐ（０）（１）、…の処理が行われる。
【０１９３】
その結果、図１８に示すように、記録時には、時間「０」、「２」、「４」、…で送られてきたパケットは、再生時には、時間「０」、「１」、「２」、…で処理されることになり、実時間より遅い速度で送られてきたコンテンツがそれより速い速度で再生され、実時間に基づく時間軸で再生が行われることになる。
【０１９４】
以上説明したように、この発明が適用されたシステムでは、実時間より高速又は低速でコンテンツのデータを送る場合には、時間比率情報とダミーＰＣＲとが含まれるダミーパケットが送られる。この時間比率情報及びダミーＰＣＲに基づいて出力時間が演算により求められ、この演算により求められた出力時間がタイムスタンプとして付加される。これにより、実時間と異なる速度でコンテンツのデータを送った場合にも、実時間に基づく時間を復元することができる。
【０１９５】
なお、上述の実施の形態では、記録時に実時間に基づく出力時の時間情報を復元しているが、再生時に正しい時間軸を復元するようにしても良い。すなわち、記録時には、入力タイマの時間でそのままタイムスタンプを付加し、再生時に、ダミーパケットのダミーＰＣＲと、時間比率情報とから、実時間に基づく出力時の時間情報を求め、求められた時間のタイミングで再生を行なうことで、実時間とは異なる時間軸で送られてきたコンテンツのデータを、正しい時間軸で再生するようにしても良い。
【０１９６】
また、上述の例では、夜間、通常の放送が終了してトランスポンダに空き帯域が生じたときにコンテンツのデータを送るようにしているが、コンテンツのデータを送る専用チャンネルやプログラムを設けるようにしても良い。
【０１９７】
また、上述の例では、コンテンツのデータをディジタルＢＳ放送で送るようにしているが、コンテンツのデータを送るのは、ディジタルＢＳ放送に限定されるものではない。ディジタルＣＳ放送や、ディジタル地上波放送でも同様にコンテンツのデータを転送できる。
【０１９８】
さらに、インターネットや各種のネットワークでコンテンツのデータを送る場合にも、同様に適用することができる。
【０１９９】
【発明の効果】
この発明によれば、実時間を復元するためのダミーＰＣＲの値と、転送時間と実時間との時間比率情報がアダプテーションフィールドに入ったダミーパケットが用意される。
【０２００】
受信時には、このダミーＰＣＲと、時間比率情報とから、出力時の時間情報が求められ、この出力時の時間情報がタイムスタンプとしてＴＳパケットに付加されて、ハードディスクドライブ等のストレージデバイスに記憶される。そして、再生時には、この記録時に付加されたタイムスタンプを参照して、ストレージデバイスからデータが読み出される。これにより、実時間とは異なる時間軸で送られてきたコンテンツの情報を、正しい時間軸で再生することができる。
【０２０１】
または、受信時に、タイムスタンプが付加されたＴＳパケットがハードディスクドライブ等のストレージデバイスに蓄積される。再生時に、ダミーパケットのダミーＰＣＲと、時間比率情報とから、実時間に基づく出力時の時間情報が求められ、求められた時間のタイミングで再生が行なわれる。これにより、実時間とは異なる時間軸で送られてきたコンテンツのデータを、正しい時間軸で再生することができる。
【０２０２】
このように、実時間とは異なる速度でコンテンツの情報を伝送できることから、限られた時間を利用して長時間のコンテンツの情報を送ったり、狭い帯域でコンテンツの情報を送ったりすることが可能になる。
【０２０３】
また、この発明では、実時間に基づく再生時の時間は、ダミーパケットの到達時間をラッチし、ラッチされているダミーパケットの到達時間と、入力されたパケットの到達時間との差分に、時間比率情報を乗算するようにすることで、簡単な構成で求められる。
【０２０４】
また、この発明では、実時間に基づく再生時の時間は、ダミーパケットの到達時間をラッチし、ラッチされているダミーパケットの到達時間と、入力されたパケットの到達時間との差分に、時間比率情報を乗算してそのパケットの出力時間を算出するとともに、連続するダミーパケットを取得し、取得したダミーパケットに含まれるダミーＰＣＲの差分に基づいて、パケットの出力時間を校正することで、誤差が堆積されなくなり、精度の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明が適用された情報配信システムの一例のブロック図である。
【図２】この発明が適用された情報配信システムにおける送信側の一例のブロック図である。
【図３】送信されるパケットストリームの説明に用いる略線図である。
【図４】この発明が適用された情報配信システムにおける受信側の一例のブロック図である。
【図５】タイミング設定部の一例のブロック図である。
【図６】この発明が適用された情報配信システムにおける受信側の詳細を示すブロック図である。
【図７】ＭＰＥＧ２トランスポートストリームの説明に用いる略線図である。
【図８】アダプテーションフィールドの説明に用いる略線図である。
【図９】アダプテーションフィールドの説明に用いる略線図である。
【図１０】時間演算部の一例のブロック図である。
【図１１】時間演算部の一例の説明に用いる略線図である。
【図１２】時間演算部の他の例のブロック図である。
【図１３】時間演算部の他の例の説明に用いる略線図である。
【図１４】時間演算部の他の例の説明に用いる略線図である。
【図１５】時間演算部の他の例の説明に用いる略線図である。
【図１６】時間演算部の他の例の説明に用いる略線図である。
【図１７】時間演算部の他の例の説明に用いる略線図である。
【図１８】時間演算部の他の例の説明に用いる略線図である。
【符号の説明】
１・・・放送局，２・・・ディジタルＢＳ衛星，３・・・受信端末，５６・・・ＰＣＲ・タイムスタンプ処理部，５８・・・ハードディスクドライブ，６１・・・タイミング設定部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  This invention is suitable for use in, for example, a system in which content data is distributed using a free band of a transponder generated by the end of normal broadcasting in a digital BS (Broadcast Satellite) broadcast.EmotionThe present invention relates to an information terminal device and an information terminal reception method, a digital broadcast reception device and method, and an output time calculation device and method.
[0002]
[Prior art]
In digital BS broadcasting, a program composed of digital video data, digital audio data, and other information is broadcast using MPEG (Moving Picture Coding Experts Group) 2-TS (Transport Stream). In MPEG2-TS, programs of a plurality of channels can be multiplexed and transmitted on one carrier wave. For example, 8 satellite transponders with a transmission bandwidth of 30 Mbps are mounted on a satellite (BS-4 late-arrival aircraft) performing digital BS broadcasting. One transponder can transmit 6 channels for SDTV (Standard Definition Television) broadcasting and 2 channels for HDTV (High Definition Television) broadcasting.
[0003]
Among ordinary programs broadcasted by these digital BS broadcasts, there are programs in which the broadcast time period is limited to daytime. For this reason, when normal broadcasting ends at night, a free band is generated in the transponder. In view of this, it has been proposed to distribute content data by effectively utilizing the available bandwidth of the transbonder that occurs after the broadcast ends.
[0004]
In other words, content data is sent from the broadcast station to each home receiver via the BS satellite by using a vacant band for the transponder band generated while normal broadcasting ends at night. Data of this content is received by a receiver at each home. Each home receiver is equipped with a storage device such as a hard disk drive. The received content data is temporarily stored in this storage device. The content data stored in the storage device can be reproduced later by the user. When the content data stored in the storage device is reproduced, the content data is read from the storage device of each home receiving terminal, and the video is displayed on the television receiver in each home.
[0005]
Such a content data distribution service has an advantage that the content data can be distributed at low cost because it uses a vacant bandwidth generated by the end of normal broadcasting. In addition to video data such as movies and dramas, various types of content data can be considered. Such content data distribution services can also be used for video-on-demand and music distribution services.
[0006]
By the way, such a content data distribution service transfers data using the available bandwidth of the transponder after the end of normal program broadcasting, so the time period during which content data can be distributed is usually Limited by the broadcast time of the program. In addition, the bandwidth that can be secured for the transmission of content data is limited to the free bandwidth of the transponder while the normal broadcast is finished. For this reason, content data cannot be distributed within the time when normal broadcasting ends and a free band is generated in the transponder, or a sufficient band for distributing content data can be secured in the free band of the transponder. It may be lost.
[0007]
Therefore, in such a content data distribution service, in order to shorten the content data distribution time, in order to secure a sufficient bandwidth for transmitting data at a speed faster than real time or for transmitting content data. In addition, it is considered to send data at a speed slower than real time.
[0008]
That is, for example, it is assumed that the time period when normal broadcasting is not performed is 4 hours from 1 o'clock in the evening to 5 o'clock in the morning. In this case, if the time of the content data to be distributed is within 4 hours, the content data can be sent in real time in 4 hours from 1 o'clock in the middle of the normal broadcast to 5 o'clock in the morning.
[0009]
However, if the content to be delivered has a real time of, for example, 8 hours, the delivery of the content data cannot be completed in 4 hours from 1 o'clock in the night when normal broadcasting ends to 5 o'clock in the morning.
[0010]
Therefore, when the transfer time of the content data cannot be ensured as described above, the transfer of the content data is performed at a speed that is, for example, twice the real time. If content data is sent at a speed that is twice the real time, for example, content data of 8 hours can be sent in 4 hours in real time. Therefore, even if the time of the content to be delivered is 8 hours in real time, if the transfer rate is doubled, it will take 4 hours from 1 pm to 5 am Distribution of content data can be completed.
[0011]
As described above, the digital BS satellite is equipped with eight transponders having a transmission band of 30 Mbps, and one transponder can transmit six channels for SDTV broadcasting and two channels for HDTV broadcasting. For example, it is assumed that content data is distributed using the end time of a program that broadcasts SDTV. In this case, if SDTV content data equivalent to a program broadcast until then is distributed, the content data can be transferred as it is in real time using the free bandwidth. However, when trying to distribute HDTV content data, the available bandwidth of the transponder generated by the end of the program that broadcasts the SDTV is not sufficient, and the content data cannot be transferred.
[0012]
Thus, in the case where a sufficient band for transferring the content data cannot be secured in this way, the content data is transferred at a speed slower than the real time. For example, if the data transfer rate of HDTV content data for 1 hour is reduced to 1/4 in real time, the transmission band becomes 1/4, and this is caused by the end of a program that broadcasts SDTV. HDTV content data can be transferred even in a free band of the transponder.
[0013]
Further, for example, suppose that it is desired to distribute data of two contents of SDTV using the end time of a program that is broadcasting SDTV. If the content data is distributed in real time, the two content data cannot be distributed at the same time by utilizing the free bandwidth generated by the end of the program that broadcasts one SDTV.
[0014]
In this case, the transfer rate of the content information is reduced to ½. When the transfer rate is halved, the transmission band is halved, and the data of the contents of two SDTVs is obtained using the free band of the transponder generated by the end of the program that broadcasts one SDTV. Can be sent at the same time.
[0015]
Further, for example, it is assumed that, for example, 10 Mbps is secured as a free band of the transponder. On the other hand, it is assumed that the data bandwidth of the content to be transmitted is 8 Mbps. In this case, normally a null packet is inserted and transmitted, but if this is done, a 2 Mbps bandwidth is wasted. If the transfer rate of the content data can be changed, the data can be transferred without causing such waste.
[0016]
[Problems to be solved by the invention]
In this way, in a system in which content data is transmitted using the free bandwidth of the transponder while the broadcast ends at night and a free bandwidth is generated in the transponder, by sending data at a speed faster than real time, It becomes possible to send long-time content data within a limited time. Also, by sending data at a speed slower than the real time, it becomes possible to transfer wide-band content data in a limited transmission band, or to send a plurality of content data simultaneously.
[0017]
However, if data is transmitted at a speed different from the real time, time information is lost and the time axis cannot be restored. For this reason, there arises a problem that the program cannot be reproduced with the time set based on the PCR (Program Clock Reference) sent in the TS packet.
[0018]
  Accordingly, an object of the present invention is to restore a correct time axis and reproduce a program even if an MPEG2 stream is transmitted at a speed different from the real time.FeelingsAn information terminal device and an information terminal receiving method, a digital broadcast receiving device and a receiving method, and an output time calculating device and method.
[0019]
[Means for Solving the Problems]
  The present invention includes a plurality of first packets and a plurality of second packets.The first packet is a dummy packet including at least dummy reference time information reflecting real time and time ratio information indicating a ratio between a transfer rate and a reproduction rate at the time of distribution, A packet is an audio packet or a video packet.A receiving unit that receives the content distribution data, a calculation unit that calculates output time information indicating the timing of outputting each of the first and second packets, and output time information added to each of the first and second packets A recording unit that records the first and second packets to which the output time information is added, and a control unit that controls output of the first and second packets read from the recording unit based on the output time information; Have,The calculation unit calculates the arrival time of the first packet input to the (x−1) th (where x is an integer equal to or greater than 1).Is the output time information of the first packet, and the arrival time of the (x-1) th input first packet isMultiplying the difference between the latched arrival time and the arrival time of the second packet by the time ratio information to calculate the output time information of each of the second packets, (x−1) The difference between the dummy reference time information of the first packet input first and the dummy reference time information of the first packet input x is calculated, and according to the difference,The output of each of the first and second packetsThis is an information terminal device that calibrates power / time information.
[0020]
  The present invention includes a plurality of first packets and a plurality of second packets.The first packet is a dummy packet including at least dummy reference time information reflecting real time and time ratio information indicating a ratio between a transfer rate and a reproduction rate at the time of distribution, A packet is an audio packet or a video packet.A reception step of receiving content distribution data, a calculation step of calculating output time information indicating the timing of outputting each of the first and second packets, and output time information added to each of the first and second packets And a recording step for recording the first and second packets to which the output time information is added, and a control step for controlling the output of the first and second packets based on the output time information.,The calculation step is the arrival time of the first packet input to the (x−1) th (where x is an integer equal to or greater than 1).Is the output time information of the first packet, and the arrival time of the (x-1) th input first packet isMultiplying the difference between the latched arrival time and the arrival time of the second packet by the time ratio information to calculate the output time information of each of the second packets, (x−1) The difference between the dummy reference time information of the first packet input first and the dummy reference time information of the first packet input x is calculated, and according to the difference,The output of each of the first and second packetsThis is an information terminal receiving method for calibrating power time information.
[0021]
  The present invention is distributed by broadcast waves, and includes a plurality of first packets and a plurality of second packets.The first packet is a dummy packet including at least dummy reference time information reflecting real time and time ratio information indicating a ratio between a transfer rate and a reproduction rate at the time of distribution, A packet is an audio packet or a video packet.A receiving unit that receives the content distribution data, a calculation unit that calculates output time information indicating the timing of outputting each of the first and second packets, and output time information added to each of the first and second packets A recording unit that records the first and second packets to which the output time information is added, and a control unit that controls output of the first and second packets read from the recording unit based on the output time information; Have,The calculation unit calculates the arrival time of the first packet input to the (x−1) th (where x is an integer equal to or greater than 1).Is the output time information of the first packet, and the arrival time of the (x-1) th input first packet isMultiplying the difference between the latched arrival time and the arrival time of the second packet by the time ratio information to calculate the output time information of each of the second packets, (x−1) The difference between the dummy reference time information of the first packet input first and the dummy reference time information of the first packet input x is calculated, and according to the difference,The output of each of the first and second packetsThis is a digital broadcast receiving apparatus that calibrates power / time information.
[0022]
  The present invention is distributed by broadcast waves, and includes a plurality of first packets and a plurality of second packets.The first packet is a dummy packet including at least dummy reference time information reflecting real time and time ratio information indicating a ratio between a transfer rate and a reproduction rate at the time of distribution, A packet is an audio packet or a video packet.A reception step of receiving content distribution data, a calculation step of calculating output time information indicating the timing of outputting each of the first and second packets, and output time information added to each of the first and second packets And a recording step for recording the first and second packets to which the output time information is added, and a control step for controlling the output of the first and second packets based on the output time information.,The calculation step is the arrival time of the first packet input to the (x−1) th (where x is an integer equal to or greater than 1).Is the output time information of the first packet, and the arrival time of the (x-1) th input first packet isMultiplying the difference between the latched arrival time and the arrival time of the second packet by the time ratio information to calculate the output time information of each of the second packets, (x−1) The difference between the dummy reference time information of the first packet input first and the dummy reference time information of the first packet input x is calculated, and according to the difference,The output of each of the first and second packetsA digital broadcast receiving method for calibrating power time information.
[0023]
  The present invention includes a plurality of first packets and a plurality of second packets.The first packet is a dummy packet including at least dummy reference time information reflecting real time and time ratio information indicating a ratio between a transfer rate and a reproduction rate at the time of distribution, A packet is an audio packet or a video packet.The receiver for receiving the content distribution data and the output time information indicating the timing for outputting each of the first and second packets are calculated.,Arrival time of the first packet input to (x-1) th (where x is an integer equal to or greater than 1)Is the output time information of the first packet, and the arrival time of the (x-1) th input first packet isMultiplying the difference between the latched arrival time and the arrival time of the second packet by the time ratio information to calculate the output time information of each of the second packets, (x−1) The difference between the dummy reference time information of the first packet input first and the dummy reference time information of the first packet input x is calculated, and according to the difference,The output of each of the first and second packetsThis is an output time calculation device for calibrating force time information.
[0024]
  The present invention includes a plurality of first packets and a plurality of second packets.The first packet is a dummy packet including at least dummy reference time information reflecting real time and time ratio information indicating a ratio between a transfer rate and a reproduction rate at the time of distribution, A packet is an audio packet or a video packet.Receives the content distribution data and calculates output time information indicating the timing of outputting each of the first and second packets.,Arrival time of the first packet input to (x-1) th (where x is an integer equal to or greater than 1)Is the output time information of the first packet, and the arrival time of the (x-1) th input first packet isMultiplying the difference between the latched arrival time and the arrival time of the second packet by the time ratio information to calculate the output time information of each of the second packets, (x−1) The difference between the dummy reference time information of the first packet input first and the dummy reference time information of the first packet input x is calculated, and according to the difference,The output of each of the first and second packetsThis is an output time calculation method for calibrating force time information.
[0029]
A dummy packet in which the value of the dummy PCR for restoring the real time and the time ratio information between the transfer time and the real time is entered in the adaptation field is prepared.
[0030]
At the time of reception, time information at the time of output based on real time is obtained from the dummy PCR of this dummy packet and the time ratio information. The time information at the time of output based on this real time is added to the TS packet as a time stamp and stored in a storage device such as a hard disk drive. During reproduction, data is read from the storage device with reference to the time stamp added at the time of recording. As a result, the content data sent on the time axis different from the real time can be reproduced on the correct time axis.
[0031]
Alternatively, TS packets to which time stamps are added are stored in a storage device such as a hard disk drive at the time of reception. During reproduction, time information at the time of output based on the real time is obtained from the dummy PCR of the dummy packet and the time ratio information, and reproduction is performed at the timing of the obtained time. As a result, the content data sent on the time axis different from the real time can be reproduced on the correct time axis.
[0032]
In this way, content data can be transmitted at a speed different from the real time, so it is possible to send long-term content data using a limited time or send content data in a narrow band. become.
[0033]
The playback time information based on the real time latches the arrival time of the dummy packet, and multiplies the difference between the arrival time of the latched dummy packet and the arrival time of the input packet by the time ratio information. By doing so, it is required with a simple configuration.
[0034]
The playback time information based on the real time latches the arrival time of the dummy packet, and multiplies the difference between the arrival time of the latched dummy packet and the arrival time of the input packet by the time ratio information. Then, the output time of the packet is calculated, continuous dummy packets are acquired, and the error is not accumulated by calibrating the output time of the packet based on the difference of the dummy PCR included in the continuous dummy packets. The accuracy can be improved.
[0035]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. The present invention can be applied to a system for distributing content data using digital BS broadcasting. FIG. 1 shows the overall configuration of a system for distributing content data using digital BS broadcasting.
[0036]
In FIG. 1, 1 is a broadcasting station for digital BS broadcasting, 2 is a satellite performing digital BS (Broadcast Satellite) broadcasting, and 3 is a receiving terminal of a user.
[0037]
In digital BS broadcasting, for example, video data and audio data are transmitted by MPEG2 (Moving Picture Coding Experts Group) -TS (Transport Stream) using a band of 12 GHz (frequency: 11.7 GHz to 12 GHz). Video data is compressed based on the MPEG2 system, and audio data is compressed based on the MPEG2-ACC (Advanced Audio Coding) system. The video packet and the audio packet are incorporated into an MPEG2 transport stream, and are hierarchically modulated by, for example, trellis 8PSK (Phase Shift Keying), QPSK (Quadrature Phase Shift Keying), or BPSK (Binary Phase Shift Keying). Is transmitted on the carrier wave.
[0038]
As described above, the broadcast station 1 incorporates video data and audio data as a source of a broadcast program into an MPEG2 transport stream, modulates the data with a desired carrier wave, and transmits the data to the satellite 2. In the stream from the broadcasting station 1, programs of a plurality of channels are multiplexed. Further, as will be described later, when a normal program ends at night, content data to be distributed is included in the stream from the broadcast station 1.
[0039]
The satellite 2 is a digital BS satellite (BS-4 successor), for example, and the satellite 2 is equipped with, for example, eight transponders. The transmission bandwidth of one transponder is, for example, 30 Mbps. One transponder can transmit, for example, 6 channels for SDTV (Standard Definition Television) broadcasting and 2 channels for HDTV (High Definition Television) broadcasting.
[0040]
A signal from the broadcasting station 1 is received by the receiving terminal 3 in each home via the satellite 2. Each home receiving terminal 3 includes a receiver 4 and a television receiver 5. The receiver 4 receives a signal transmitted from the broadcasting station 1 via the satellite 2, demodulates the MPEG2 transport stream, extracts a video packet and an audio packet of a desired channel from the transport stream, The video signal and the audio signal are decoded.
[0041]
The video signal and audio signal decoded by the receiver 4 are supplied to the television receiver 5, and a reproduction screen is displayed on the television receiver 5.
[0042]
The receiver 4 is provided with a storage unit 7. This storage unit 7 is provided for storing data of contents sent by effectively using a free band at night.
[0043]
FIG. 2 shows the configuration of the broadcasting station 1. In FIG. 2, 11A, 11B,... Indicate broadcast signal processing units for performing normal broadcasting, and 21 indicates a broadcast signal processing unit for performing content distribution broadcasting.
[0044]
In the normal broadcast signal processing units 11A, 11B,..., The video signals from the video sources 12A, 12B,... Are supplied to the video encoders 13A, 13B, and the audio signals from the audio sources 15A, 15B,. Supplied to the encoders 16A, 16B,. In the video encoders 13A, 13B,..., Video data is compressed by the MPEG2 method, and a video packet is formed. In addition, the audio encoders 16A, 16B,... Compress the audio data by the MPEG2-AAC (Advanced Audio Coding) method to form an audio packet. Further, PSI (Program Specific Information) such as channel selection information, limited reception information, program information, and the like is generated from the data generation units 17A, 17B,.
[0045]
The outputs of the video encoders 13A, 13B, ..., the outputs of the audio encoders 16A, 16B, ..., and the outputs of the data generators 17A, 17B, ... are supplied to the multiplexers 14A, 14B, .... In the multiplexers 14A, 14B,..., Video packets, audio packets, and data packets are multiplexed and incorporated into TS packets having a fixed length of 188 bytes. The outputs of the multiplexers 14A, 14B,... Are supplied to the multiplexer 18.
[0046]
In the content distribution broadcast signal processing unit 21, the video signal from the video source 22 is supplied to the video encoder 23, and the audio signal from the audio source 25 is supplied to the audio encoder 26. The video encoder 23 compresses the video data by the MPEG2 method, and forms a video packet. The audio encoder 26 compresses the audio data by the MPEG2-AAC method to form an audio packet. Further, the data generator 27 generates PSI such as channel selection information, limited reception information, and program information.
[0047]
The output of the video encoder 23, the output of the audio encoder 26, and the output of the data generator 27 are supplied to the multiplexer 24. The multiplexer 24 multiplexes the video packet, the audio data, and the data packet and incorporates them into a TS packet having a fixed length of 188 bytes.
[0048]
The output of the multiplexer 24 is supplied to the time conversion unit 28. When the transfer time of the content to be distributed cannot be secured sufficiently, the time conversion unit 28 transfers the content data at a speed higher than the real time, or the free space of the transponder for the transmission band of the content data to be distributed. The data transfer rate is converted so that the content data can be transferred later than the actual time when a sufficient bandwidth cannot be secured.
[0049]
The time conversion unit 28 can be realized by an editing machine using a personal computer, for example. When delivering content data at a speed higher than the real time, the TS packet is temporarily stored in the hard disk drive of the personal computer constituting the time conversion unit 28, and the TS packet is output at a speed higher than the input rate. When delivering content at a low speed, the TS packet is temporarily stored in the hard disk drive of the personal computer constituting the time conversion unit 28, and the TS packet is output at a speed lower than the input rate.
[0050]
At this time, the value of PCR (Program Clock Reference) is rewritten to dummy PCR, and time ratio information is added. The dummy PCR and time ratio information will be described later. Of course, the time conversion unit 28 only needs to convert the transfer time of the TS packet stream and add a dummy PCR, so that it can also be realized by dedicated hardware.
[0051]
The output of the time conversion unit 28 is supplied to the multiplexer 18. In the multiplexer 18, the normal broadcast TS packet of each channel formed by the broadcast signal processing units 11A, 11B,... Of each normal broadcast and the TS packet of the content distribution broadcast formed by the signal processing unit 21 of the content distribution broadcast. Multiplexed.
[0052]
The output of the multiplexer 18 is supplied to the modulation unit 30. The modulation unit 30 performs modulation processing by hierarchical coding using, for example, trellis 8PSK, QPSK, or BPSK.
[0053]
The output of the modulation unit 30 is supplied to the frequency conversion unit 31. The frequency conversion unit 31 converts the carrier frequency according to the frequency of the transponder used. The output of the frequency converter 31 is amplified by the amplifier 32, output from the antenna 33, and transmitted toward the satellite 2.
[0054]
The normal broadcast signal processing units 11A, 11B,... Operate during the daytime hours when the normal broadcast is performed on all channels, and the transponder band of the satellite 2 is broadcast on these normal channels. Is occupied by. As described above, when the band of the transponder of the satellite 2 is occupied by the broadcast of the normal channel, the signal processing unit for content distribution is not secured because the free band for distributing the content data is not secured to the transponder. The operation of 21 is stopped.
[0055]
When the night time zone is reached, some normal broadcast programs are terminated, and an empty band is generated in the transmission band of the transponder of the satellite 2. At this time, operations of the broadcast signal processing units 11A, 11B,... Of the normal broadcast that have been broadcast are not performed, and signal processing for distributing content data to perform content distribution broadcasting is performed. The unit 21 is operated.
[0056]
As described above, the distribution of the content data is not performed in the time zone in which the normal broadcasting is performed, but is performed in the time zone in which the normal broadcasting is finished and a free band is generated in the transmission band of the transponder of the satellite 2. Thereby, the distribution cost of content can be reduced.
[0057]
However, in this case, since the distribution of the content data is limited to the time zone in which the free bandwidth is generated in the transponder of the satellite 2, the time during which the content data can be distributed is limited by the broadcast time of the program on the normal channel. Will be. For this reason, long-time content data cannot be transmitted. In addition, the band that can be secured for the transmission of the content data is limited to the free band of the transponder while the normal broadcast ends. For this reason, broadband content data cannot be transferred.
[0058]
Therefore, in this example, the time conversion unit 28 is provided in the subsequent stage of the multiplexer 24. When the content data is distributed using the available bandwidth of the transponder generated by the end of normal broadcasting at night, the data transfer speed is changed by the time conversion unit 28. For example, when the time of the content to be distributed is long and a sufficient transfer time cannot be secured, the time conversion unit 28 transfers the content data at a speed higher than the real time. As a result, it is possible to transfer content data for a long time. In addition, when a transmission band of data of content to be distributed cannot be secured sufficiently, data is transferred at a speed slower than real time. As a result, it is possible to transfer broadband content data.
[0059]
However, if content data is transferred in a time different from the actual time as described above, reference time information cannot be obtained during reproduction, and the time axis based on the actual time cannot be restored.
[0060]
Therefore, in the embodiment of the present invention, when the content data is transferred at a speed different from the real time, the time ratio information for reproducing the real time and the dummy packet including the dummy PCR are transmitted. ing.
[0061]
FIG. 3 shows a stream transmitted from the broadcast station 1 when content data is transferred at a speed different from the real time. A stream transmitted from the broadcasting station 1 is a 188-byte fixed-length TS packet, and is incorporated into an MPEG2 transport stream. As shown in FIG. 3, the TS packet includes video packets VP, VP,... And audio packets AP, AP,..., And dummy packets DP, DP,. The dummy packets DP, DP,... Include time ratio information for restoring the real time and dummy PCR. Then, a PID (packet identifier) indicating that the TS packet is a dummy packet is attached to the dummy packet.
[0062]
FIG. 4 shows an example of a receiver 4 (FIG. 1) to which the present invention is applied. In FIG. 4, a signal transmitted from the broadcasting station 1 via the satellite 2 is received by the parabolic antenna 51. Although not shown, this received signal is converted into an intermediate frequency signal of, for example, 1 GHz band by an LNB (Low Noise Block Down Converter) attached to the parabolic antenna 51. The LNB output of the parabolic antenna 51 is supplied to the tuner unit 52.
[0063]
The tuner unit 52 selects a transponder signal having a desired carrier frequency from the received signals. The reception frequency of the tuner unit 52 is set by the output of the system controller 50. The output of the tuner unit 52 is supplied to the demodulation unit 53.
[0064]
The demodulator 53 performs trellis 8PSK, QPSK, or BPSK demodulation processing. That is, in BS digital satellite broadcasting, hierarchical transmission is performed by BPSK, QPSK, and trellis 8PSK. In TC-8PSK modulation, the amount of information per symbol increases, but if there is attenuation due to rain, the error rate deteriorates. On the other hand, in BPSK and QPSK, the amount of information per symbol is small, but the error rate does not decrease so much even if there is attenuation due to rain.
[0065]
On the transmission side, one TS packet is associated with one slot, and each TS packet is mapped to a frame composed of 48 slots. A modulation scheme and a coding scheme can be assigned to each slot. The type and coding rate of the modulation scheme assigned to each slot is transmitted by a TMCC (Transmission and Multiplexing Configuration Control) signal. Then, a super frame is formed in units of 8 frames, and interleaving is performed for each slot position.
[0066]
In the demodulator 53, when the CN ratio of the received signal is good, demodulation is performed with the trellis 8PSK, there is attenuation due to rain, and when the CN ratio of the received signal deteriorates, demodulation is performed with BPSK or QPSK.
[0067]
The output of the demodulation unit 53 is supplied to the error correction unit 54. The error correction unit 54 performs error correction processing using, for example, a Reed-Solomon code.
[0068]
The output of the error correction unit 54 is supplied to the descrambler 55. The descrambler 55 performs CAS (Condition Access System) control. In the case of limited reception, descrambling processing is performed. A transport stream is obtained from the output of the descrambler 55.
[0069]
The transport stream output from the descrambler 55 is supplied to the demultiplexer 60 and is also supplied to the PCR / time stamp processing unit 56. When receiving a normal broadcast, the stream from the descrambler 55 is sent to the demultiplexer 60. When recording a normal broadcast or storing content data, the output of the descrambler 55 is supplied to the PCR / time stamp processing unit 56.
[0070]
The demultiplexer 60 separates a desired packet from the stream from the descrambler 55 based on a command from the system controller 50.
[0071]
That is, PID is described in the header part of the transmitted TS packet. Based on the PID, the demultiplexer 60 separates the video packet, audio packet, and data packet of the desired program. The video packet is sent to the video processing unit 63, and the audio packet is sent to the audio processing unit 64. The data packet is sent to the system controller 50.
[0072]
The video processing unit 63 performs a decoding process of the MPEG2 system and decodes the video signal. This video signal is output from the output terminal 65. Further, the audio processing unit 64 performs MPEG2-AAC decoding processing to decode the audio signal. This audio signal is output from the output terminal 66.
[0073]
The stream sent for distribution of the content data is supplied from the descrambler 55 to the PCR / time stamp processing unit 56. As described above, the transfer rate of the content data can be different from the real time. When the content data is sent at a speed different from the real time, the dummy packet containing the time ratio information for reproducing the real time and the dummy PCR is sent.
[0074]
The dummy packet is acquired by the PCR / time stamp processing unit 56, and the time ratio information and the value of the dummy PCR in the dummy packet are extracted. Then, the time based on the real time is calculated by the PCR / time stamp processing unit 56 using the time ratio information and the value of the dummy PCR included in the dummy packet and the time of the internal input timer. Information is required. Time information based on this real time is added as a time stamp as a TS packet. If the incoming packet is a dummy packet, the adaptation field is rewritten.
[0075]
When recording a normal broadcast, since the normal broadcast is performed in real time, there is no need to recalculate the time information or rewrite the description of the adaptation field. Further, even if a stream is sent for content data delivery, if it is sent in real time, there is no need to recalculate the time information or rewrite the description of the adaptation field. In this case, the PCR / time stamp processing unit 56 adds the time stamp formed by the internal input timer to the TS packet.
[0076]
The output of the PCR / time stamp processing unit 56 is supplied to the hard disk drive 58 via the hard disk controller 57 and stored in the disk of the hard disk drive 58.
[0077]
Data accumulated in the hard disk drive 58 is read out via the hard disk controller 57 and supplied to the timing setting unit 61. The timing setting unit 61 extracts the time stamp added at the time of recording from the output of the hard disk drive 58. Based on the time information indicated by this time stamp and the time information of the internal output timer, the output timing of the packet is determined. Is set. Based on this timing, the data read from the hard disk drive 58 is supplied to the demultiplexer 60.
[0078]
That is, FIG. 5 shows an example of the timing setting unit 61 in FIG. In FIG. 5, the TS packet reproduced from the hard disk drive 58 via the hard disk controller 57 is supplied to the input terminal 81. As described above, a time stamp is added to this TS packet.
[0079]
This time stamp is the time of the input timer when the packet arrives in the case of content data sent in normal broadcast or real time. In the case of content data sent at a speed higher or lower than the real time, the time based on the real time obtained by calculation using the time ratio information, the value of the dummy PCR, and the time of the internal input timer It is.
[0080]
The time stamp extraction unit 82 extracts the time stamp added to the TS packet. The TS packet is supplied to the output control unit 85, and the time stamp is supplied to the comparison unit 83. The comparison unit 83 is supplied with time information from the output timer 84. The comparing unit 83 compares the extracted time stamp with time information from the output timer.
[0081]
When the time stamp extracted by the time stamp extraction unit 82 matches the output timer value from the output timer 84, a control signal is output from the comparison unit 83. The output of the output control unit 85 is controlled by this control signal, and the TS packet is output from the output terminal 86.
[0082]
In the case of content data sent in normal broadcast or real time, the time of the input timer when the packet arrives is added as a time stamp. Therefore, by reading the information read from the hard disk drive 58 based on the timing of the output timer 84 that proceeds in the same manner as when the time stamp is added, the packet stream can be restored on the same time axis as that at the time of input.
[0083]
In the case of content data sent at a speed higher or lower than the real time, the time based on the real time obtained by calculation using the time ratio information, the value of the dummy PCR, and the time of the internal input timer Is added as a time stamp. This calculation will be described later. Therefore, when the information read from the hard disk drive 58 is read based on the timing of the output timer 84, the packet stream can be restored on the time axis based on the real time.
[0084]
In FIG. 4, the output of the timing setting unit 61 is supplied to the demultiplexer 60. The demultiplexer 60 separates the video packet and the audio packet. The video packet is supplied to the video processing unit 63. The audio packet is supplied to the audio processing unit 64.
[0085]
The video processing unit 63 performs a decoding process of the MPEG2 system and decodes the video signal. This video signal is output from the output terminal 65. Further, the audio processing unit 64 performs MPEG2-AAC decoding processing to decode the audio signal. This audio signal is output from the output terminal 66.
[0086]
FIG. 6 is a block diagram for explaining a more specific configuration of the receiver 4. In FIG. 6, the transport stream from the descrambler 55 (FIG. 4) is input from the input interface 101 and supplied to the selector 102 and the input PID parser 103. The output of the selector 102 is supplied to the output interface 129.
[0087]
The output interface 129 is connected to the demultiplexer 60 (FIG. 4). When a normal program is being viewed and recording is not performed, the stream from the input interface 101 is output from the output interface 129 via the selector 102 and sent to the demultiplexer 60.
[0088]
When a normal program is recorded on the hard disk drive or the distributed content data is stored on the hard disk drive, the stream input from the input interface 101 is supplied to the input PID parser 103.
[0089]
The input PID parser 103 extracts TS packets necessary for recording and control from TS packets constituting the received transport stream. Unnecessary TS packets are discarded by the input PID parser 103. The recording packet is supplied to the TS packet analyzer 104. The TS packet analyzer 104 analyzes the packet.
[0090]
The multiplexer 105 multiplexes the TS packet output from the input PID parser 103, the TS packet reproduced from the hard disk output from the output PID parser 106, and the TS packet from the packet insertion unit 130, and outputs them to the selector 102.
[0091]
The output of the TS packet analyzer 104 is supplied to the time stamp adding unit 107. Time information is supplied from the time calculation unit 131 to the time stamp adding unit 107. The time calculator 131 is supplied with the output of the input timer 108.
[0092]
If the input stream is real time, the time stamp adding unit 107 adds a time stamp to the input TS packet based on the time from the input timer 108.
[0093]
When the input stream is different from the real time, a time ratio information for reproducing the real time and a dummy packet containing a dummy PCR are sent. The dummy packet is acquired by the TS packet analyzer 104, and the time ratio information and the dummy PCR value in the dummy packet are extracted. The time ratio information and the dummy PCR are sent to the time calculation unit 131.
[0094]
By calculating using the time ratio information and dummy PCR included in the dummy packet by the time calculation unit 131 and the time of the input timer 108 when the packet arrives, time information based on the real time is obtained. Desired. This real time information is added to the TS packet as a time stamp. When the incoming packet is a dummy packet, the adapter field is rewritten so that the dummy packet becomes a packet having a normal PCR value.
[0095]
The time stamp adding unit 107 and the time calculating unit 131 correspond to the PCR / time stamp processing unit 56 in FIG.
[0096]
The TS packet to which the time stamp is added by the time stamp adding unit 107 is supplied to the arbiter 109. The arbiter 109 arbitrates requests generated in an SDRAM (Synchronous Dynamic Random Access Memory) 111. The TS packet input to the arbiter 109 is stored in an input FIFO (First-In First-Out) 112 of the SDRAM 111 by the SDRAM controller 110.
[0097]
The TS packet stored in the input FIFO 112 is read by the SDRAM controller 110 and supplied to the index adding unit 115 via the arbiter 109.
[0098]
The index adding unit 115 receives a search time stamp from the search timer 116 and is supplied with an output of a DMA (Direct Memory Access) controller 117.
[0099]
Data to be recorded on the hard disk drive is processed for each cluster, which is a recording unit of the hard disk, and is processed by DMA transfer. The index adding unit 115 adds an index including a search stamp, an LBA (Logical Block Address), and a user area to each cluster. The index is added, and the clustered data is supplied to the selector 120.
[0100]
  On the other hand,SuiThe interface 132 is connected to the system controller 50 (FIG. 4), and commands and data from the system controller 50 are transmitted to the interface.SuiInterface 132. The command and data are supplied to the selector 120. In order to enable DMA transfer, commands and data from the DMA controller 117 are supplied to the selector 120.
[0101]
Data from the index adding unit 115 is supplied to the hard disk drive 122 via the selector 120 and the interface 121. This data is recorded on the disk 123 of the hard disk drive 122 by the hard disk controller 124. In this manner, data based on the received TS packet stream is recorded on the disk 123 of the hard disk drive 122.
[0102]
When reproducing data based on the TS packets stored in the disk 123 of the hard disk drive 122, the data is read from the disk 123. Data is read for each cluster, and the read data is supplied to the index detection unit 125 via the interface 121 and the selector 120.
[0103]
The index detection unit 125 detects the index added by the index addition unit 115 from the reproduced data. The detected index is stored in a register in the DMA controller 117, and the DMA controller 117 controls reading of the disk based on the stored index. And here the index is removed.
[0104]
The playback transport stream from the index detection unit 125 is temporarily stored in the output FIFO 113 of the SDRAM 111 via the arbiter 109 and the SDRAM controller 110.
[0105]
The reproduction transport stream stored in the output FIFO 113 is read by the SDRAM controller 110, supplied to the arbiter 109, and further supplied to the time stamp detection unit 126.
[0106]
The output of the output timer 127 is supplied to the time stamp detection unit 126. The time stamp detection unit 126 detects the time stamp added by the time stamp addition unit 107 at the time of input. Then, based on the time of the output timer 127, the playback transport stream is output at a timing such that the time interval between TS packets is returned to the original state according to the time stamp.
[0107]
The control of the time stamp detection unit 126 corresponds to the timing setting unit 61 in FIG.
[0108]
This reproduction transport stream is supplied to the output PID parser 106. The output PID parser 106 receives the reproduction transport stream output from the time stamp detection unit 126, extracts a reproduction packet to be reproduced from the TS packets constituting the reproduction transport stream, and outputs this to the multiplexer 105. Output.
[0109]
The multiplexer 105 multiplexes the TS packet output from the output PID parser 103, the TS packet output from the input PID parser 106, and the TS packet from the output packet insertion unit 130, and outputs this to the output interface via the selector 102. To do.
[0110]
The output interface 129 is connected to the demultiplexer 60 (FIG. 4), and the reproduced TS packet stream is sent from the output interface to the demultiplexer 60.
[0111]
Thus, in this example, when distributing content data, the data is sent at a speed different from the real time. In this case, as shown in FIG. 3, a dummy packet DP including a dummy PCR and time ratio information is sent. On the receiving side, dummy PCR and time ratio information, and an input timer when the packet arrives for the data transferred at a speed different from the real time by the PCR / time stamp processing unit 56 in FIG. The time information based on the real time is obtained by calculation using the time and the obtained time information is added to the TS packet as a time stamp. Further, the adaptation field of the dummy packet is rewritten so that the dummy packet becomes a packet having a normal PCR value. As a result, even data transmitted at a speed different from the real time can be reproduced by performing the same process as the process for the stream transmitted in the real time. This will be described in detail below.
[0112]
In the MPEG2 TS packet, a reference value, which is a program time standard called PCR, is transmitted at regular intervals (for example, 100 milliseconds). In a normal system, this PCR value is used as a reference reference value for program time.
[0113]
FIG. 7 shows an MPEG transport stream. As shown in FIG. 7A, the MPEG2 transport stream is composed of 188-byte TS packets. As shown in FIG. 7B, this TS packet includes a synchronization byte (8 bits) indicating the head of the packet, an error indication (1 bit) indicating whether there is an error in the packet, and a new PES packet. Unit start indication (1 bit) indicating that the packet starts from the payload, transport packet priority (1 bit) indicating the importance of this packet, PID (13 bits) for identifying individual packets, payload Scramble control (2 bits) indicating the presence / absence of scramble, adaptation field control (2 bits) indicating the presence / absence of an adaptation field and the presence / absence of a payload, and whether reception packets are partly discarded Cyclic counter (4 bits) If, consisting the adaptation field for transmitting additional information about the individual streams, and a payload (information).
[0114]
Additional information regarding individual streams and stuffing can be entered in the adaptation field. As shown in FIG. 7C, the adaptation field includes an adaptation field length (8 bits), a discontinuous display (1 bit), a random access display (1 bit), a stream priority display (1 bit), and an optional field. Consists of five flags, an optional field, and a stuffing byte.
[0115]
The adaptation field length indicates the length of the adaptation field. The discontinuous display indicates that the system clock of the same PID is then reset to become new contents. The random access display indicates the start of the video sequence or the start of the audio sequence, and indicates the entry point of random access. The stream priority indicates that the important part of this individual stream is the payload of this packet. For example, in the case of video, it is an intra-coded part.
[0116]
As shown in FIG. 7D, optional fields include PCR (Program Clock Reference) (42 + 6) bits), OPCR (Original PCR) (42 + 6 bits), splice countdown (8 bits), and transport private data length. There are data and adaptation field extensions. A flag provided in front of the optional field indicates the state of these five optional fields. The stuffing byte is stuffing for making the TS packet have a fixed length of 188 bytes.
[0117]
FIG. 8 describes the adaptation field of a TS packet having a PCR value.
[0118]
As shown in FIG. 7C, additional information regarding the individual stream and stuffing can be entered in the adaptation field. The adaptation field includes an adaptation field length (adaptioon_field_length), discontinuity display (discontinuity_indicator), random access display (random_access_indicator), stream priority display (elemantary_stream_priority_indicator), and five flags for the optional field (PCR_flag, OPCR_flag, _splicing_point_flag_splicing_point_flag_ , adaptation_field_extention_flag), an optional field, and a stuffing byte.
[0119]
In the case of a packet having a PCR value, the PCR value is described. For this reason, the PCR flag (PCR_flag) is “1” among the five flags (PCR_flag, OPCR_flag, splicing_poin_flag, transport_private_data_flag, adaptation_field_extention_flag).
[0120]
The PCR includes a 33-bit program clock reference base (program_clock_reference_base), a 6-bit reserved, and a 9-bit program clock reference extension (program_clock_reference_extention).
[0121]
As described above, in this example, a dummy packet is sent when content data is transferred at a speed different from the real time. This dummy packet includes the value of the dummy PCR and time ratio information in its adaptation field.
[0122]
FIG. 9 describes the configuration of the adaptation field of the dummy packet.
[0123]
In the case of a dummy packet, the dummy PCR and the time ratio information are processed with the transport private data (transport_private_data) of the adaptation field, and the transport private among the five flags (PCR_flag, OPCR_flag, splicing_point_flag, transport_private_data_flag, adaptation_field_extention_flag) The transport private data flag (transport_private_data_flag) indicating that there is data is “1”.
[0124]
Then, dummy PCR (Dummy PCR) and time ratio information (Dummy Ratio) are described as transport private data (transport_private_data).
[0125]
The dummy PCR is composed of a 33-bit dummy program clock reference base (dummy_program_lock_reference_base), a 6-bit reserve (dummy_reserved), and a 9-bit dummy program clock reference extension (dummy_program_clock_reference_extention). The format is the same as the normal PCR format.
[0126]
The time ratio information (Dummy Ratio) indicates the ratio between the transfer rate of the real time and the transfer time of the transmitted data, and is a 5-bit integer value (output_ratio_int) and a 12-bit decimal value (output_ratio_decimal). And 7-bit reserve (output_ratio_reserved).
[0127]
Next, an operation for obtaining a time based on real time from the time ratio information and the value of the dummy PCR and the time of the input timer when the packet arrives will be described.
[0128]
TS packets are transferred at high speed or low speed by the time ratio indicated by the time ratio information with respect to the real time. From this, the time from the time when the first dummy packet arrives until the next packet arrives is shorter or longer than the actual time by the time based on the time ratio information. Therefore, the output time based on the real time can be obtained by multiplying the difference between the time when the input packet arrives and the time when the dummy packet first arrives by the time ratio information.
[0129]
In other words, if the input arrival time of the first dummy packet is idt (0) and the input arrival time of the nth normal packet from the first dummy packet is irt (0) (n), the nth packet from the first dummy packet The output time ort (0) (n) of the packet in, where time ratio information in the dummy packet is the ratio,
ort (0) (n) = (irt (0) (n)-idt (0)) ・ ratio… (1)
Can be obtained as
[0130]
FIG. 10 shows a PCR / time stamp processing unit 56 (when the difference between the arrival time of the first dummy packet and the arrival time of the input packet is multiplied by the time ratio information to determine the output time of the packet. FIG. 4) shows a circuit configuration of (or time calculation unit 131 (FIG. 6)).
[0131]
In FIG. 10, the received TS packet is input from the input terminal 201, supplied to the packet analysis unit 202, and supplied to the adaptation field conversion unit 203. If the input TS packet is a dummy packet, the adaptation field conversion unit 203 rewrites the adaptation field.
[0132]
That is, the contents of transport_private_data and the contents of the PCR are rewritten from the adaptation field of the dummy packet shown in FIG. 9 so that the normal packet having the normal PCR shown in FIG. 8 is obtained. The PCR_flag is changed from “0” to “1”, and the transport_private_data_flag is changed from “1” to “0”. The output of the adaptation field conversion unit 203 is output from the packet output terminal 221.
[0133]
The packet analysis unit 202 determines whether the input TS packet is a dummy packet or another normal packet.
[0134]
When the first dummy packet is input, the time idt (0) of the input timer 204 is taken into the latch 205. Then, the ratio extraction unit 208 extracts the time ratio information ratio from the dummy packet and sets it in the multiplier 207.
[0135]
When it is not the first dummy packet, the time irt (0) (n) of the input timer 204 when the TS packet arrives is supplied to the subtracter 206. The difference between the arrival time idt (0) of the first dummy packet latched in the latch 205 and the arrival time irt (0) (n) of the input packet by the subtracter 206
irt (0) (n)-idt (0)
Is required. The output of the subtracter 206 is supplied to the multiplier 207.
[0136]
The time ratio information ratio extracted by the ratio extraction unit 208 is supplied to the multiplier 207. In the multiplier 207, the difference value (irt (0) (n) -idt (0)) between the arrival time idt (0) of the first dummy packet and the arrival time irt (0) (n) of the input packet is The time ratio information ratio is multiplied. Thereby, the calculation shown in the equation (1) is performed. The output of the multiplier 207 is output from the output terminal 222.
[0137]
In FIG. 11, the difference between the arrival time of the first dummy packet and the arrival time of the input packet is multiplied by the time ratio information to obtain the output time of the packet, and is added to the packet as a time stamp. An example of the case is shown. In this example, content data is sent at a speed faster than real time, and the time ratio information is “2”.
[0138]
In FIG. 11, it is assumed that a dummy packet D_P0 is input at time “0”. The time “0” of the input timer 204 at this time is taken into the latch 205 as the arrival time idt (0) of the first dummy packet. Since this first dummy packet D_P (0) is a reference, its output time is “0”.
[0139]
Next, when the packet R_P (0) (0) is input at time “2”, the value “2” of the input timer 204 at this time is captured as the arrival time irt (0) (0) of the packet. Then, the value “2” of the input timer 204 at this time is subtracted from the time “0” captured in the latch 205, and this is multiplied by the time ratio information “2”. Therefore, the output time ort (0) (0) is
ort (0) (0) = (2-0) x 2 = 4
It becomes.
[0140]
Next, when the packet R_P (0) (1) is input at time “4”, the value “4” of the input timer 204 at this time is taken in as the packet arrival time irt (0) (1). Then, the value “4” of the input timer 204 at this time is subtracted from the time “0” captured in the latch 205, and this is multiplied by the time ratio information “2”, and the output time ort (0) (1) is
ort (0) (1) = (4-0) x 2 = 8
It becomes.
[0141]
Similarly, the output times ort (0) (2), ort (0) (3)... Of packets R_P (0) (2), R_P (0) (3),. "... is required.
[0142]
In this way, the difference (irt (0) (n)-idt (0)) between the input arrival time of the incoming TS packet and the input arrival time of the first dummy packet is multiplied by the time ratio information ratio. As shown in FIG. 10, the calculation for obtaining the output time ort (0) (n) can be performed by one subtractor 206 and one multiplier 207, and thus the circuit configuration is simplified. There is. However, in this configuration, as shown in FIG. 11, the output time is obtained by multiplying the difference Δ1, Δ2,... Between the arrival time of the input packet and the arrival time of the first dummy packet by the time ratio information. There is a problem that errors accumulate. Examples of the error include an error of the time stamp, an error based on the PCR on the delivery side, and a jitter of the packet on the delivery side. When there are these errors, the errors are slight in the vicinity of the first dummy packet, but as they move away from the first dummy packet, the errors accumulate and become a large error.
[0143]
Therefore, it is conceivable that the error is not accumulated by calibrating the output time using the value of the dummy PCR.
[0144]
That is, it is assumed that the input TS packet is a dummy packet. As described above, the dummy packet includes the dummy PCR value. When the input TS packet is a dummy packet, the output time is obtained based on the value of the dummy PCR. Since the value of the dummy PCR reflects the real time, no error is accumulated in the output time obtained by the dummy PCR.
[0145]
That is, the value of the x-th dummy PCR is (D_pcr (x)), the previous dummy PCR value is (D_pcr (x-1)), and the difference is diff
diff = D_pcr (x)-D_pcr (x-1)
Then, the xth dummy packet is output after diff from the output time of the (x−1) th dummy packet. Therefore, the output time odt (x) of the x-th dummy packet is the value of the x-th dummy PCR (D_pcr (x)) and its 1 at the time odt (x-1) at which the previous dummy packet is output. The value is obtained by adding a difference diff from the value of the previous dummy PCR (D_pcr (x-1)).
Figure 0004783987
[0146]
Thus, the output time of the dummy packet is obtained from the value of the dummy PCR, and the time obtained from the value of the dummy PCR in this way is a time based on the real time, so no error is accumulated. If the output time of the packet is calibrated based on the output time of the dummy packet thus obtained, the error is calibrated every time the dummy packet is input, and accumulation of errors can be prevented. .
[0147]
Then, based on the xth dummy packet, the output time ort (x) (n) of the nth normal packet from the xth dummy packet is equal to the output time odt (x) of the xth dummy packet. On the other hand, it is obtained by adding a value obtained by multiplying the difference between the input arrival time irt (x) (n) of the packet and the input arrival time idt (x) of the xth dummy packet by the time ratio information ratio.
ort (x) (n) = odt (x) + (irt (x) (n)-idt (x)) ・ ratio… (3)
[0148]
As shown in the above equation (2), the output time odt (x) of the xth dummy packet is obtained from the difference between the dummy PCRs of successive dummy packets. Substituting the output time odt (x) of the dummy packet obtained by equation (2) into equation (3))
ort (x) (n) = odt (x-1) + (D_pcr (x)-D_pcr (x-1)) + (irt (x) (n)-idt (x)) ・ ratio
…(Four)
It becomes.
[0149]
FIG. 12 shows an example of the PCR / time stamp processing unit 56 (or the time calculation unit 131) for obtaining the output time by the above calculation. In FIG. 12, the received TS packet is input from the input terminal 301 and supplied to the packet analysis unit 302 and also to the adaptation field conversion unit 303. If the input TS packet is a dummy packet, the adaptation field conversion unit 303 rewrites the adaptation field. The output of the adaptation field conversion unit 303 is output from the packet output terminal 321.
[0150]
The packet analysis unit 302 determines whether the input TS packet is a dummy packet or another normal packet. When the input packet is a dummy packet, the time of the input timer 304 is taken into the latch 305 as idt (x). The output of the packet analysis unit 302 is supplied to the ratio extraction unit 308 and further supplied to the PCR extraction unit 309. The ratio extraction unit 308 extracts the time ratio information ratio from the dummy packet, and the PCR extraction unit 309 extracts the dummy PCR value D_pcr (x) from the dummy packet.
[0151]
  When a normal packet other than the dummy packet is received, the time irt (x) (n) of the input timer 304 is supplied to the subtractor 306, and the dummy just before being latched in the latch 305 by the subtractor 306 is supplied. The difference (irt (x) (n) -idt (x)) between the arrival time idt (x) of the packet and the arrival time irt (x) (n) of the input packet is obtained. The output of the subtracter 306 is supplied to the multiplier 307.Be paid.
[0152]
The time ratio information ratio extracted by the ratio extraction unit 308 is supplied to the multiplier 307. The multiplier 307 multiplies the difference value (irt (x) (n) -idt (x)) between the arrival time of the immediately preceding dummy packet and the arrival time of the input packet by the time ratio information ratio. The output of the multiplier 307 is supplied to the adder 315.
[0153]
The dummy PCR value D_pcr (x) extracted by the PCR extraction unit 309 is supplied to the latch 310. The output of the latch 310 is supplied to the latch 311 and also supplied to the subtractor 312. The output of the latch 310 is supplied to the subtractor 312.
[0154]
The latches 310 and 311 latch continuous dummy PCR values D_pcr (x) and D_pcr (x−1). The subtractor 312 obtains a difference value (D_pcr (x) −D_pcr (x−1)) between successive dummy PCR values.
[0155]
The output of the subtracter 312 is supplied to the adder 313. The output of the adder 313 is supplied to the latch 314. The latch 314 latches the previous dummy packet output time ort (x−1). The output of the latch 314 is supplied to the adder 313. The output of the adder 313 is supplied to the adder 315 and also supplied to the selector 316.
[0156]
The selector 316 is switched between a dummy packet and a normal packet other than that. In the case of a dummy packet, the selector 316 is set on the terminal 316 a side, and the time obtained from the output of the adder 313 is output from the output terminal 322. In the case of a normal packet, the selector 316 is switched to the terminal 316b side, and the time obtained by the adder 315 is output from the output terminal 322.
[0157]
When the input packet is a dummy PCR packet, the output time is calculated by the calculation shown in the above-described equation (2).
[0158]
That is, when the packet analysis unit 302 determines that the input packet is a dummy packet, the PCR extraction unit 309 extracts the dummy PCR value D_pcr (x), and the latches 310 and 311 store the continuous dummy PCRs. Values D_pcr (x) and D_pcr (x-1) are taken in, and the subtractor 312 causes the value of the xth dummy PCR (D_pcr (x)) and the value of the previous dummy PCR (D_pcr (x- Difference diff from 1))
diff = D_pcr (x)-D_pcr (x-1)
Is required.
[0159]
The latch 314 latches the previous dummy packet output time odt (x−1). In the adder 313, the output time odt (x-1) of the previous dummy packet, the value of the xth dummy PCR (D_pcr (x)) and the value of the previous dummy PCR (D_pcr (x-1 )) And the difference diff are added. This
Figure 0004783987
Is calculated, and the output time odt (x) of the xth dummy PCR is obtained.
[0160]
The obtained output time odt (x) of the x-th dummy PCR is output from the output terminal 322 via the selector 316 as a time stamp.
[0161]
When the input packet is a dummy packet, the adaptation field conversion unit 303 rewrites the adaptation field.
[0162]
If the input packet is a normal TS packet other than a dummy packet, the output time is calculated by the calculation shown in the equation (4).
[0163]
That is, the latch 305 latches the time idt (x) when the xth dummy packet is input. The input timer 304 outputs the time irt (x) (n) when the TS packet arrives, and the subtractor 306 outputs the input arrival time irt (x) (n) of the packet and the xth dummy packet. Difference from input arrival time idt (x)
irt (x) (n)-idt (x)
Is required.
[0164]
The multiplier 307 multiplies the difference between the input arrival time irt (x) (n) of the packet and the input arrival time idt (x) of the xth dummy packet by the time ratio information ratio.
(irt (x) (n)-idt (x)) ・ ratio
[0165]
The adder 315 multiplies the difference between the input arrival time irt (x) (n) of the packet and the input arrival time idt (x) of the xth dummy packet by the time ratio ratio (irt (x) (n ) -idt (x)). ratio) and the output time odt (x) of the xth dummy packet from the adder 313 are added.
[0166]
This
Figure 0004783987
Thus, the output time ort (x) (n) of the nth normal packet is obtained from the xth dummy packet.
[0167]
The obtained output time idt (x) (n) of the x-th packet is output as a time stamp from the output terminal 322 via the selector 316.
[0168]
FIG. 13 shows an example in which the output time is obtained in this way and added to the packet as a time stamp. In this example, content data is sent at a speed faster than real time, and the time ratio information is “2”.
[0169]
13, dummy packet D_P (0) is input at time “0”, and packets R_P (0) (0), R_P (0) (1),... Are received at times “2”, “4”,. At time “16”, a dummy packet D_P (1) is input, and at times “18”, “20”,..., Packets R_P (1) (0), R_P (1) (1),. Is entered.
[0170]
Since the dummy packet D_P (0) is input at time “0”, “0” is captured as the arrival time idt (0) when the dummy packet D_P (0) is input. The output time odt (0) of the dummy packet D_P (0) becomes “0”.
[0171]
Packets R_P (0) (0), R_P (0) (1)... Are input at times “2”, “4”,..., So packets R_P (0) (0), R_P (0) ( As the arrival times irt (0) (0), irt (0) (1),... At the time of inputting 1), “2”, “4”,.
[0172]
The arrival time irt (0) (0) when the packet R_P (0) (0) is input is “2”. The time ratio ratio is “2”. Therefore, the output time ort (0) (0) of the packet R_P0 (0) is
Figure 0004783987
It becomes.
[0173]
The arrival time ort (0) (1) at the time of output of the subsequent packet R_P (0) (1) is the arrival time irt (0) (1) at the time of input of the packet R_P (0) (1). Because it is “4”,
Figure 0004783987
It becomes.
[0174]
Hereinafter, the output times ort (0) (2), ort (0) (3), ... of the packets R_P (0) (2), R_P (0) (3), ... are "12", "16", ...
[0175]
Since the dummy packet D_P (1) is input at time “16”, “16” is captured as the arrival time idt (1) when the dummy packet D_P (1) is input.
[0176]
The value of the dummy PCR added to the dummy packet D_P (1) is “32”, and the value of the dummy PCR added to the preceding dummy packet D_P (0) is “0”. The value of
diff = 32-0 = 32
It becomes.
[0177]
Therefore, the output time odt (0) of the dummy packet D_P (0) is
odt (0) = 0
Then, the output time odt 1 of the dummy packet D_P (1) is
Figure 0004783987
It becomes.
[0178]
Since the packets R_P (1) (0), R_P (1) (1)... Are input at times “18”, “20”,..., The packets R_P (1) (0), R_P (1 ) (1)..., “18”, “20”,... Are taken in as arrival times irt (1) (0), irt (1) (1),.
[0179]
The arrival time irt (1) (0) when the packet R_P (1) (0) is input is “18”. The time ratio is “2”. Therefore, the output time ort (1) (0) of the packet R_P (1) (0) is
Figure 0004783987
It becomes.
[0180]
The subsequent output time ort (1) (1) of the packet R_P (1) (1) is “20”, and the arrival time irt (0) (1) when the packet R_P (1) (1) is input is “20”. Because
Figure 0004783987
It becomes.
[0181]
Hereinafter, the output times ort (1) (2), ort (1) (3), ... of the packets R_P (1) (2), R_P (1) (3), ... are "44", "48", ...
[0182]
The output times ort 0 (0), ort 0 (1),..., Ort 1 (0), ort 1 (1), etc. thus obtained are added to the TS packet as time stamps.
[0183]
As shown in FIG. 13, the output times of the packets R_P (0) (0), R_P (0) (1),... Are based on the difference values Δ1, Δ2,. The output times of the packets R_P (1) (0), R_P (1) (1)... Are calculated based on the difference values Δ11, Δ12,... From the time of the dummy packet DP_ (1). Since the output time of the dummy packet is obtained by dummy PCR, no error is accumulated in the output time. For this reason, every time a dummy packet arrives, the error of the output time is calibrated and accumulation of errors can be prevented.
[0184]
FIG. 14 shows the timing when playback is performed by adding a time stamp as shown in FIG.
[0185]
As shown in FIG. 14, since the time stamp “0” is added to the packet D_P (0), the processing of the packet D_P (0) is performed when the time “0” is reached. Since the time stamps “4”, “8”,... Are added to the packets R_P (0) (0), R_P (0) (1),. Then, processing of packets R_P (0) (0), R_P (0) (1),... Is performed.
[0186]
As a result, as shown in FIG. 15, during recording, packets sent at time “0”, “2”, “4”,... Are reproduced at time “0”, “4”, “8”. The content sent at a speed faster than the real time is played back at a slower speed, and played back on the time axis based on the real time.
[0187]
FIGS. 16 to 18 are examples in which information is distributed at a speed slower than the real time (time ratio 1/2), and at the time of reproduction, reproduction is performed at a speed faster than the sent time according to the real time. It is.
[0188]
16, dummy packet D_P (0) is input at time “0”, and packets R_P (0) (0), R_P (0) (1),... Are received at times “2”, “4”,. At time “12”, a dummy packet D_P (1) is input. At times “14”, “16”,..., Packets R_P (1) (0), R_P (1) (1),. Suppose that it is entered.
[0189]
In this case, the time ratio information is (1/2), and the output time odt (0) of the dummy packet D_P (0) is calculated by the above calculation.
odt (0) = 0
Then, the output time ort (0) (0) of the packet R_P (0) (0) becomes “1”, and the arrival time ort (0) (1) at the time of output of the subsequent packet R_P (0) (1) ) Becomes “2”, and the output times ort (0) (2), ort (0) (3),... Of packets R_P (0) (2), R_P (0) (3),. 3 ”,“ 4 ”,...
[0190]
Further, the output time of the dummy packet D_P (1) is “6”, and the arrival time at the output of the packets R_P (1) (0), R_P (1) (1),... Ort (1) (0), ort (1) (1), ... becomes "7", "8", ...
[0191]
The output time obtained in this way is added to the TS packet and recorded as a time stamp.
[0192]
FIG. 17 shows the timing at the time of reproduction. As shown in FIG. 17, since the time stamp “0” is added to the packet D_P (0), the processing of the packet D_P (0) is performed when the time “0” is reached. Since the time stamps “1”, “2”,... Are added to the packets R_P (0) (0), R_P (0) (1),. Then, processing of packets R_P (0) (0), R_P (0) (1),... Is performed.
[0193]
As a result, as shown in FIG. 18, during recording, packets sent at times “0”, “2”, “4”,... Are reproduced at times “0”, “1”, “2”. ,..., The content sent at a speed slower than the real time is reproduced at a faster speed, and is reproduced on the time axis based on the real time.
[0194]
As described above, in the system to which the present invention is applied, when content data is sent at a speed higher or lower than the real time, a dummy packet including time ratio information and dummy PCR is sent. Based on the time ratio information and the dummy PCR, the output time is obtained by calculation, and the output time obtained by this calculation is added as a time stamp. Thereby, even when content data is sent at a speed different from the real time, the time based on the real time can be restored.
[0195]
In the above-described embodiment, time information at the time of output based on real time is restored at the time of recording, but a correct time axis may be restored at the time of reproduction. That is, at the time of recording, a time stamp is added as it is at the time of the input timer, and at the time of reproduction, time information at the time of output based on the real time is obtained from the dummy PCR of the dummy packet and the time ratio information. By reproducing at the timing, the content data sent on the time axis different from the real time may be reproduced on the correct time axis.
[0196]
In the above example, content data is sent at night when normal broadcasting ends and a free band is generated in the transponder. However, a dedicated channel or program for sending content data is provided. Also good.
[0197]
In the above-described example, content data is transmitted by digital BS broadcast. However, transmission of content data is not limited to digital BS broadcast. Content data can also be transferred in the same way in digital CS broadcasting and digital terrestrial broadcasting.
[0198]
Furthermore, the present invention can be similarly applied when content data is transmitted over the Internet or various networks.
[0199]
【The invention's effect】
According to the present invention, a dummy packet is prepared in which the value of the dummy PCR for restoring the real time and the time ratio information between the transfer time and the real time are entered in the adaptation field.
[0200]
At the time of reception, time information at the time of output is obtained from the dummy PCR and the time ratio information, and the time information at the time of output is added to the TS packet as a time stamp and stored in a storage device such as a hard disk drive. . During reproduction, data is read from the storage device with reference to the time stamp added at the time of recording. As a result, it is possible to reproduce the content information sent on the time axis different from the real time on the correct time axis.
[0201]
Alternatively, TS packets to which time stamps are added are stored in a storage device such as a hard disk drive at the time of reception. During reproduction, time information at the time of output based on the real time is obtained from the dummy PCR of the dummy packet and the time ratio information, and reproduction is performed at the timing of the obtained time. As a result, the content data sent on the time axis different from the real time can be reproduced on the correct time axis.
[0202]
In this way, content information can be transmitted at a speed different from the real time, so it is possible to send long-time content information using a limited time or send content information in a narrow band. become.
[0203]
Also, in the present invention, the reproduction time based on the real time latches the arrival time of the dummy packet, and the time ratio is calculated by the difference between the arrival time of the latched dummy packet and the arrival time of the input packet. By multiplying information, it can be obtained with a simple configuration.
[0204]
Also, in the present invention, the reproduction time based on the real time latches the arrival time of the dummy packet, and the time ratio is calculated by the difference between the arrival time of the latched dummy packet and the arrival time of the input packet. By multiplying the information to calculate the output time of the packet, obtain a continuous dummy packet, and calibrate the packet output time based on the difference of the dummy PCR included in the acquired dummy packet. Accumulation can be improved by preventing deposition.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of an example of an information distribution system to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a block diagram of an example of a transmission side in an information distribution system to which the present invention is applied.
FIG. 3 is a schematic diagram used for explaining a packet stream to be transmitted.
FIG. 4 is a block diagram of an example of a receiving side in an information distribution system to which the present invention is applied.
FIG. 5 is a block diagram illustrating an example of a timing setting unit.
FIG. 6 is a block diagram showing details of a receiving side in an information distribution system to which the present invention is applied.
FIG. 7 is a schematic diagram used to describe an MPEG2 transport stream.
FIG. 8 is a schematic diagram used for explaining an adaptation field.
FIG. 9 is a schematic diagram used for explaining an adaptation field.
FIG. 10 is a block diagram illustrating an example of a time calculation unit.
FIG. 11 is a schematic diagram used to describe an example of a time calculation unit.
FIG. 12 is a block diagram of another example of a time calculation unit.
FIG. 13 is a schematic diagram used for explaining another example of the time calculation unit.
FIG. 14 is a schematic diagram used for explaining another example of the time calculation unit;
FIG. 15 is a schematic diagram used for explaining another example of the time calculation unit;
FIG. 16 is a schematic diagram used for explaining another example of the time calculation unit;
FIG. 17 is a schematic diagram used for explaining another example of the time calculation unit;
FIG. 18 is a schematic diagram used for explaining another example of the time calculation unit;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Broadcasting station, 2 ... Digital BS satellite, 3 ... Receiving terminal, 56 ... PCR time stamp processing part, 58 ... Hard disk drive, 61 ... Timing setting part

Claims (6)

複数の第１のパケットと複数の第２のパケットとからなり、上記第１のパケットは、少なくとも、実時間が反映されるダミー基準時間情報と、配信の際の転送レートと再生レートとの比率を示す時間比率情報とを含むダミーパケットであり、上記第２のパケットは、オーディオパケットまたはビデオパケットであるコンテンツ配信データを受信する受信部と、
上記第１および第２のパケットのそれぞれを出力するタイミングを示す出力時間情報を算出する算出部と、
上記第１および第２のパケットのそれぞれに上記出力時間情報が付加され、上記出力時間情報が付加された上記第１および第２のパケットを記録する記録部と、
上記出力時間情報に基づいて、上記記録部から読み出される上記第１および第２のパケットの出力を制御する制御部と
を有し、
上記算出部は、（ｘ−１）番目（但し、ｘは１以上の整数）に入力される第１のパケットの到達時間を上記第１のパケットの出力時間情報とするとともに、上記（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットの到達時間をラッチし、上記ラッチされている上記到達時間と、上記第２のパケットの到達時間との差分に上記時間比率情報を乗算して、上記第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を算出し、
上記（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報と、ｘ番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報との差分を算出し、
上記差分に応じて、上記第１および第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を較正する情報端末装置。The first packet includes a plurality of first packets and a plurality of second packets, and the first packet includes at least dummy reference time information reflecting real time, and a ratio between a transfer rate and a reproduction rate at the time of distribution. a dummy packet including the time ratio information indicative of a said second packet, a receiver for receiving the content distribution data are audio packet or video packet,
A calculation unit for calculating output time information indicating a timing for outputting each of the first and second packets;
The output time information is added to each of the first and second packets, and the recording unit records the first and second packets to which the output time information is added,
A controller that controls the output of the first and second packets read from the recording unit based on the output time information ;
Upper Symbol calculation unit, (x-1) th (where, x is an integer of 1 or more) the arrival time of the first packet with a output time information of the first packet is input to the above (x -1) th la the arrival time of the first packet is input to Tchishi multiplies the above arrival time being the latch, the time ratio information to the difference between the arrival time of the second packet Calculating the output time information of each of the second packets,
Calculating a difference between the dummy reference time information of the first packet input to the ( x−1) th and the dummy reference time information of the first packet input to the xth;
Depending on the difference, an information terminal device for calibrating a respective output time information of the upper Symbol first and second packets. 複数の第１のパケットと複数の第２のパケットとからなり、上記第１のパケットは、少なくとも、実時間が反映されるダミー基準時間情報と、配信の際の転送レートと再生レートとの比率を示す時間比率情報とを含むダミーパケットであり、上記第２のパケットは、オーディオパケットまたはビデオパケットであるコンテンツ配信データを受信する受信ステップと、
上記第１および第２のパケットのそれぞれを出力するタイミングを示す出力時間情報を算出する算出ステップと、
上記第１および第２のパケットのそれぞれに上記出力時間情報が付加され、上記出力時間情報が付加された上記第１および第２のパケットを記録する記録ステップと、
上記出力時間情報に基づいて、上記第１および第２のパケットの出力を制御する制御ステップと
を有し、
上記算出ステップは、（ｘ−１）番目（但し、ｘは１以上の整数）に入力される第１のパケットの到達時間を上記第１のパケットの出力時間情報とするとともに、上記（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットの到達時間をラッチし、上記ラッチされている上記到達時間と、上記第２のパケットの到達時間との差分に上記時間比率情報を乗算して、上記第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を算出し、
上記（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報と、ｘ番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報との差分を算出し、
上記差分に応じて、上記第１および第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を較正する情報端末受信方法。The first packet includes a plurality of first packets and a plurality of second packets, and the first packet includes at least dummy reference time information reflecting real time, and a ratio between a transfer rate and a reproduction rate at the time of distribution. a dummy packet including the time ratio information indicative of a said second packet, a receiving step of receiving the content distribution data are audio packet or video packet,
A calculation step of calculating output time information indicating a timing of outputting each of the first and second packets;
A recording step of recording the first and second packets to which the output time information is added to each of the first and second packets and the output time information is added;
A control step for controlling the output of the first and second packets based on the output time information ;
Upper Symbol calculation step, (x-1) th (where, x is an integer of 1 or more) the arrival time of the first packet with a output time information of the first packet is input to the above (x -1) th la the arrival time of the first packet is input to Tchishi multiplies the above arrival time being the latch, the time ratio information to the difference between the arrival time of the second packet Calculating the output time information of each of the second packets,
Calculating a difference between the dummy reference time information of the first packet input to the ( x−1) th and the dummy reference time information of the first packet input to the xth;
Depending on the difference, an information terminal receiving method for calibrating each of the output time information of the upper Symbol first and second packets. 放送波により配信され、複数の第１のパケットと複数の第２のパケットとからなり、上記第１のパケットは、少なくとも、実時間が反映されるダミー基準時間情報と、配信の際の転送レートと再生レートとの比率を示す時間比率情報とを含むダミーパケットであり、上記第２のパケットは、オーディオパケットまたはビデオパケットであるコンテンツ配信データを受信する受信部と、
上記第１および第２のパケットのそれぞれを出力するタイミングを示す出力時間情報を算出する算出部と、
上記第１および第２のパケットのそれぞれに上記出力時間情報が付加され、上記出力時間情報が付加された上記第１および第２のパケットを記録する記録部と、
上記出力時間情報に基づいて、上記記録部から読み出される上記第１および第２のパケットの出力を制御する制御部と
を有し、
上記算出部は、（ｘ−１）番目（但し、ｘは１以上の整数）に入力される第１のパケットの到達時間を上記第１のパケットの出力時間情報とするとともに、上記（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットの到達時間をラッチし、上記ラッチされている上記到達時間と、上記第２のパケットの到達時間との差分に上記時間比率情報を乗算して、上記第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を算出し、
上記（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報と、ｘ番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報との差分を算出し、
上記差分に応じて、上記第１および第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を較正するディジタル放送受信装置。It is distributed by broadcast waves and consists of a plurality of first packets and a plurality of second packets. The first packet includes at least dummy reference time information reflecting real time and a transfer rate at the time of distribution. and a dummy packet including the time ratio information indicating the ratio of playback rate, the second packet, a receiver for receiving the content distribution data are audio packet or video packet,
A calculation unit for calculating output time information indicating a timing for outputting each of the first and second packets;
The output time information is added to each of the first and second packets, and the recording unit records the first and second packets to which the output time information is added,
A controller that controls the output of the first and second packets read from the recording unit based on the output time information ;
Upper Symbol calculation unit, (x-1) th (where, x is an integer of 1 or more) the arrival time of the first packet with a output time information of the first packet is input to the above (x -1) th la the arrival time of the first packet is input to Tchishi multiplies the above arrival time being the latch, the time ratio information to the difference between the arrival time of the second packet Calculating the output time information of each of the second packets,
Calculating a difference between the dummy reference time information of the first packet input to the ( x−1) th and the dummy reference time information of the first packet input to the xth;
Depending on the difference, the digital broadcast receiving apparatus for calibrating a respective output time information of the upper Symbol first and second packets. 放送波により配信され、複数の第１のパケットと複数の第２のパケットとからなり、上記第１のパケットは、少なくとも、実時間が反映されるダミー基準時間情報と、配信の際の転送レートと再生レートとの比率を示す時間比率情報とを含むダミーパケットであり、上記第２のパケットは、オーディオパケットまたはビデオパケットであるコンテンツ配信データを受信する受信ステップと、
上記第１および第２のパケットのそれぞれを出力するタイミングを示す出力時間情報を算出する算出ステップと、
上記第１および第２のパケットのそれぞれに上記出力時間情報が付加され、上記出力時間情報が付加された上記第１および第２のパケットを記録する記録ステップと、
上記出力時間情報に基づいて、上記第１および第２のパケットの出力を制御する制御ステップと
を有し、
上記算出ステップは、（ｘ−１）番目（但し、ｘは１以上の整数）に入力される第１のパケットの到達時間を上記第１のパケットの出力時間情報とするとともに、上記（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットの到達時間をラッチし、上記ラッチされている上記到達時間と、上記第２のパケットの到達時間との差分に上記時間比率情報を乗算して、上記第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を算出し、
上記（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報と、ｘ番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報との差分を算出し、
上記差分に応じて、上記第１および第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を較正するディジタル放送受信方法。It is distributed by broadcast waves and consists of a plurality of first packets and a plurality of second packets. The first packet includes at least dummy reference time information reflecting real time and a transfer rate at the time of distribution. and a dummy packet including the time ratio information indicating the ratio of playback rate, the second packet, a receiving step of receiving the content distribution data are audio packet or video packet,
A calculation step of calculating output time information indicating a timing of outputting each of the first and second packets;
A recording step of recording the first and second packets to which the output time information is added to each of the first and second packets and the output time information is added;
A control step for controlling the output of the first and second packets based on the output time information ;
Upper Symbol calculation step, (x-1) th (where, x is an integer of 1 or more) the arrival time of the first packet with a output time information of the first packet is input to the above (x -1) th la the arrival time of the first packet is input to Tchishi multiplies the above arrival time being the latch, the time ratio information to the difference between the arrival time of the second packet Calculating the output time information of each of the second packets,
Calculating a difference between the dummy reference time information of the first packet input to the ( x−1) th and the dummy reference time information of the first packet input to the xth;
Depending on the difference, the digital broadcast receiving method of calibrating each of the output time information of the upper Symbol first and second packets. 複数の第１のパケットと複数の第２のパケットとからなり、上記第１のパケットは、少なくとも、実時間が反映されるダミー基準時間情報と、配信の際の転送レートと再生レートとの比率を示す時間比率情報とを含むダミーパケットであり、上記第２のパケットは、オーディオパケットまたはビデオパケットであるコンテンツ配信データを受信する受信部と、
上記第１および第２のパケットのそれぞれを出力するタイミングを示す出力時間情報を算出し、
上記（ｘ−１）番目（但し、ｘは１以上の整数）に入力される第１のパケットの到達時間を上記第１のパケットの出力時間情報とするとともに、上記（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットの到達時間をラッチし、上記ラッチされている上記到達時間と、上記第２のパケットの到達時間との差分に上記時間比率情報を乗算して、上記第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を算出し、
上記（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報と、ｘ番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報との差分を算出し、
上記差分に応じて、上記第１および第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を較正する出力時間演算装置。The first packet includes a plurality of first packets and a plurality of second packets, and the first packet includes at least dummy reference time information reflecting real time, and a ratio between a transfer rate and a reproduction rate at the time of distribution. a dummy packet including the time ratio information indicative of a said second packet, a receiver for receiving the content distribution data are audio packet or video packet,
Calculating output time information indicating the timing of outputting each of the first and second packets ;
The arrival time of the first packet input to the ( x-1) th (where x is an integer greater than or equal to 1) is used as the output time information of the first packet, and the (x-1) th first la arrival times of packets Tchishi inputted, by multiplying the above arrival time being the latch, the time ratio information to the difference between the arrival time of the second packet, the second Output time information of each packet of
Calculating a difference between the dummy reference time information of the first packet input to the ( x−1) th and the dummy reference time information of the first packet input to the xth;
Depending on the difference, the output time calculating device for calibrating a respective output time information of the upper Symbol first and second packets. 複数の第１のパケットと複数の第２のパケットとからなり、上記第１のパケットは、少なくとも、実時間が反映されるダミー基準時間情報と、配信の際の転送レートと再生レートとの比率を示す時間比率情報とを含むダミーパケットであり、上記第２のパケットは、オーディオパケットまたはビデオパケットであるコンテンツ配信データを受信し、
上記第１および第２のパケットのそれぞれを出力するタイミングを示す出力時間情報を算出し、
上記（ｘ−１）番目（但し、ｘは１以上の整数）に入力される第１のパケットの到達時間を上記第１のパケットの出力時間情報とするとともに、上記（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットの到達時間をラッチし、上記ラッチされている上記到達時間と、上記第２のパケットの到達時間との差分に上記時間比率情報を乗算して、上記第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を算出し、
上記（ｘ−１）番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報と、ｘ番目に入力される第１のパケットのダミー基準時間情報との差分を算出し、
上記差分に応じて、上記第１および第２のパケットのそれぞれの出力時間情報を較正する出力時間演算方法。The first packet includes a plurality of first packets and a plurality of second packets, and the first packet includes at least dummy reference time information reflecting real time, and a ratio between a transfer rate and a reproduction rate at the time of distribution. the a dummy packet including the time ratio information indicative of said second packet, receives the content distribution data are audio packet or video packet,
Calculating output time information indicating the timing of outputting each of the first and second packets ;
The arrival time of the first packet input to the ( x-1) th (where x is an integer greater than or equal to 1) is used as the output time information of the first packet, and the (x-1) th first la arrival times of packets Tchishi inputted, by multiplying the above arrival time being the latch, the time ratio information to the difference between the arrival time of the second packet, the second Output time information of each packet of
Calculating a difference between the dummy reference time information of the first packet input to the ( x−1) th and the dummy reference time information of the first packet input to the xth;
Depending on the difference, the output time calculating method of calibrating each of the output time information of the upper Symbol first and second packets.
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