JP4734839B2 - 文書管理装置、文書管理方法およびプログラム - Google Patents

文書管理装置、文書管理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、文書データを記憶し、この文書データを用いて文書の印刷、表示等を行う装置に関する。
従来、用紙に印刷された文書の画像を読み取って作成された文書画像データ、あるいは、ワードプロセッサなどにより作成された文書データをメモリに記憶し、メモリから読み出された文書画像データまたは文書データを用いて文書を印刷したり、ディスプレイに表示したりすることのできる文書管理装置が供給されている。このような文書管理装置は、用紙に印刷された状態で文書を保管するのに比べて保管スペースが少なくて済み、また、文書の検索速度が速いなどの利点がある。
ところで、従来の文書管理装置においては、ユーザが文書の印刷や表示のための操作を行う際に、そのユーザが正当なユーザであることを示すパスワードの入力、あるいは、正当なユーザのみが保有するカードに書き込まれている識別情報を読み取るなどの手段によって、文書の機密保持が図られている。識別情報の照合によって文書の機密を保持する技術として、例えば、特許文献1に示された技術が知られている。特許文献1に記載の技術では、複写機は、予め、過去に文書の配布を受けた者の識別子を当該文書の識別子と対応付けて記憶している。文書の複写を行うユーザおよび複写された文書の配布を受ける者の識別子を複写機に入力すると、複写機は文書の読み取りを開始する。複写機は、読み取られた文書の画像に含まれる特定のパターンから当該文書の識別子を算出する。そして、複写機は、当該文書の配布を受ける者の識別子が既に記憶されている場合には、文書の複写を制限する。
特開平7−49645号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術のようにユーザによって入力された識別子の照合によって文書の複写や表示を制限する方法には、以下のような問題がある。例えば、キーボードを用いてパスワードを入力する際に、押下したキーを他人に盗み見られるおそれがある。また、パスワードを忘れたときのためにパスワードの控えを紙に書いておいた場合、それを他人に盗まれてしまうおどれがある。ユーザにとっては、パスワードを憶えることに手間がかかる。また、カードを用いるにしても、カードに書きこまれた情報が不正に読み出され、カードが偽造されるおそれがある。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、ユーザを識別するための識別情報等をユーザが保有する必要がなく、機密保持の信頼性の高い文書管理を行うことのできる技術を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明は、用紙の繊維のランダムな配向に起因した表面の凹凸を表す濃淡画像、又は、当該配向に起因した厚さムラを表す濃淡画像、を表す用紙データと、特定の文書データと対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された特定の文書データの読み出しを許可することを表す指示書の予め定められた領域の凹凸又は厚さムラを読み取って前記用紙データを取得する用紙データ取得手段と、前記用紙データ取得手段により取得された用紙データと一致する用紙データが前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により一致する用紙データが記憶されていると判定された場合、前記用紙データに対応する特定の文書データを前記記憶手段から読み出す読出手段とを有することを特徴とする文書管理装置を提供する。
また、本発明は、記憶手段に記憶された特定の文書データの読み出しを許可することを表す指示書の予め定められた領域の凹凸又は厚さムラを読み取って、用紙の繊維のランダムな配向に起因した表面の凹凸を表す濃淡画像、又は、当該配向に起因した厚さムラを表す濃淡画像、を表す用紙データを取得するステップと、取得された用紙データと一致する用紙データが、特定の文書データと対応付けられて前記記憶手段に記憶されているか否かを判定するステップと、取得された用紙データと一致する用紙データが記憶されていると判定された場合、前記用紙データに対応する特定の文書データを前記記憶手段から読み出すステップとを有することを特徴とする文書管理方法を提供する。
また、本発明は、コンピュータ装置を、用紙の繊維のランダムな配向に起因した表面の凹凸を表す濃淡画像、又は、当該配向に起因した厚さムラを表す濃淡画像、を表す用紙データと、特定の文書データと対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された特定の文書データの読み出しを許可することを表す指示書の予め定められた領域の凹凸又は厚さムラを読み取って前記用紙データを取得する用紙データ取得手段と、前記用紙データ取得手段により取得された用紙データと一致する用紙データが前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により一致する用紙データが記憶されていると判定された場合、前記用紙データに対応する特定の文書データを前記記憶手段から読み出す読出手段として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、ユーザを識別するための識別情報等をユーザが保有する必要がなく、機密保持の信頼性の高い文書管理を行うことができる。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
<構成>
図1は、本実施形態にかかる文書管理装置10の構成を示す図である。文書管理装置10は、原稿を複写する複写機の機能を有するとともに、文書データを記憶手段14に蓄積させ、ユーザが所望の文書の印刷または表示を行うための指示を入力すると、該当する文書データを記憶手段14から読み出して当該文書の印刷または表示を行う装置である。文書管理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13を備えており、CPU11がROM12に記憶されたプログラムを読み出し、読み出されたプログラムをRAM13に展開して実行することにより文書管理装置10各部の制御を行う。記憶手段14は、例えばハードディスク装置からなり、文書の画像を表す文書画像データあるいはワードプロセッサ等を用いて作成された文書データが記憶されている。なお、これ以降、特に断りのない場合は、文書画像データと文書データとを「文書データ」と総称する。記憶手段14には、後述する用紙データと文書データとを対応付けて記憶するデータベースが記憶されている。図2は、データベースに記憶されているデータの例を示す図である。
第1の読取手段(用紙データ取得手段)16および第2の読取手段(用紙データ取得手段)17は、例えばスキャナ装置であり、光源を用いて用紙の表面に光を照射し、これによって得られた反射光を撮像し、撮像された画像を表す画像データを生成する。照合手段(判定手段)15は、第1の読取手段16で読み取られた用紙データと第2の読み取り手段で読み取られた用紙データとを比較し、両者が一致するか否かを判定する。用紙データについては後述する。画像形成手段18は、例えば、画像データを用いて電子写真方式により用紙に画像を印刷する手段である。表示部19は、例えばCRT(Cathode Ray Tube)あるいは液晶パネルなどであり、画像データを用いて画像を表示する手段である。操作部20は、例えばキーボードであり、ユーザが文書管理装置10を操作するための指示を入力する手段である。指示書作成手段21は、記憶手段14に記憶されているアクセス指示書(指示書)の書式データを読み出し、給紙トレイ(図示せず)から搬送された用紙に画像形成手段18によりアクセス指示書70を印刷する。アクセス指示書70については後述する。
図3は、文書管理装置10筐体内部における各装置の配置を示す図である。なお、同図は、各装置の好ましい配置を示した図であり、図示していないCPU11、ROM12、RAM13、記憶手段14、照合手段15、指示書作成手段21の位置は任意である。文書管理装置10の筐体頂部には、複写する原稿を載置するプラテンガラス(図示せず)が設けられており、載置された原稿の画像を第1の読取手段16が読み取る。また、第1の読取手段16は、ユーザが文書の印刷または表示を行う際に、後述するアクセス指示書70の画像を読み取らせるための手段でもある。これに対して、第2の読取手段17は、指示書作成手段21が画像形成手段18を用いて印刷したアクセス指示書70の画像を読み取る手段である。従って、同図に示されるように、第2の読取手段17は画像形成手段18の用紙排出部に隣接して設けられていることが好ましい。
ここで、本実施形態において用いられるアクセス指示書70について説明する。アクセス指示書70は、木材等を原料とした繊維を漉いて製造された紙を用いて作成される。紙の繊維はランダムに重なり合っているため、紙の表面に光を照射し、その反射光を受光すると、紙の繊維のランダムな配向に起因した表面の凹凸を表す濃淡画像が得られる。繊維のランダムな配向は、紙の1枚1枚に固有のものであり、また、1枚の紙の中でも場所毎に異なっている。つまり、この濃淡画像は、アクセス指示書70を一意に識別するための情報として用いることが可能である。本発明においては、この濃淡画像の画像情報を「用紙データ」と呼ぶ。
図5は、アクセス指示書70の例を示す図である。アクセス指示書70は、例えばJIS(日本工業規格)A4サイズの紙を用いて作成されている。アクセス指示書70には、ユーザの利便性を向上させるために、登録日、管理部署、登録者名、文書の内容の簡単な説明などを記載しておくことが望ましいが、特に高い機密性を要求される文書の場合にはこれらの事項を記載しなくてもよい。用紙データ検出領域は、第1の読取手段16および第2の読取手段17によって上述した濃淡画像を読み取るための領域である。本実施形態においては、用紙データ検出領域は2mm×2mmの正方形とするが、この面積および形状に限定されるものではない。また、用紙データ検出領域の数は、1つのアクセス指示書70につき1箇所であってもよいし、2箇所以上あってもよい。用紙データ登録領域の数が多ければ用紙データの照合の信頼性は向上するが、その反面、処理時間が長くなる。
次に、照合手段15による用紙データの照合について説明する。用紙データの照合は、第1の読取手段16で読み取られた用紙データと、第2の読取手段17で読み取られた用紙データとを比較することによって行う。この場合、第1の読取手段16による読取位置と第2の読取手段17による読取位置とが一致することが必要となるが、両者を完全に一致させることは困難である。そこで、第2の読取手段17による読み取りに際しては、用紙データ検出領域71を含むやや広い領域を読み取り、用紙データが一致する部分を探し出すこととする。
用紙データ検出領域71は、2mm×2mmの正方形の領域であり、第1の読取手段16は、1mmあたり16画素の解像度にて用紙データx(i,j)(ただし、i,j=0,1,…,31)を採取するものとする。第2の読取手段17による読み取りにおいては、1mmあたり16画素の解像度にて用紙データy(i,j)(ただし、i,j=0,1,…,127)を採取する。その際、y(i,j)の領域内のほぼ中央にx(i,j)が位置するように予めイメージセンサの取り付け位置および読み取りのタイミングを調整しておく。用紙データの照合においては、以下に示す正規化相関値を算出することによって行う。x(i,j)とy(i,j)との間の正規化相関値Rの要素r(ir,jr)(ただし、ir,jr=0,1,…,63)は、次式を用いて求められる。
Figure 0004734839
このようにして求められた正規化相関値Rの要素r(ir,jr)は、その値が大きいほど用紙データの類似度が高いことを示し、正規化相関値Rの要素r(ir,jr)の最大値rmaxが所定の閾値以上であれば、記憶手段14に記憶されている用紙データと第1の読取手段で読み取られた用紙データが一致したと判定することができる。
<動作>
上記の構成からなる文書管理装置10の動作について説明する。なお、ここでは、第1の読取手段16を用いて読み取られた文書を表す文書データを記憶手段14に記憶させ、この文書データを用いて印刷または表示を行う場合について説明する。
図4は、文書の画像を読み取り、文書データを記憶させるまでの手順を表すフロー図である。まず、ユーザは、第1の読取手段16を用いて所望の文書の画像を読み取らせる。第1の読取手段16は、読み取った文書の画像を表す文書データを生成する(ステップA01)。
次に、指示書作成手段21がアクセス指示書70を作成する(ステップA02)。ここで、ユーザは、図5に示されている所定の項目(登録日等)を操作部20を用いて入力する。すると、指示書作成手段21は、操作部20から入力された事項が記載されたアクセス指示書70のデータを生成し、画像形成手段18を用いてアクセス指示書70を印刷する。
次に、このアクセス指示書70は第2の読取手段17に搬送される。そして、第2の読取手段17は、用紙データ検出領域の画像を読み取り、この画像をあらわすデータ、すなわち用紙データを生成する(ステップA03)。
そして、上述の文書データと用紙データとが対応付けられて、記憶手段14に記憶される(ステップA04)。以上により、文書データの記憶が完了する。
次に、文書の印刷または表示を行うまでの手順について説明する。図6は、記憶手段14に記憶された文書データを読み出して当該文書を印刷または表示するまでの手順の概略を示すフロー図である。まず、CPU11は、照合手段15によりアクセス指示書70の用紙データの照合を行う(ステップB01)。用紙データの照合については、後述する。次に、CPU11は、照合手段15によるアクセス指示書70の照合結果を受け取り、照合結果が肯定的である場合には(ステップB02:YES)、ステップB03に進み、アクセス指示書70の用紙データに対応する文書データを記憶手段14から読み出して、文書を印刷または表示を行う。一方、照合結果が否定的である場合には(ステップB02:NO)、処理を終了する。
次に、用紙データの照合について説明する。図7は、用紙データの照合の手順を表すフロー図である。はじめに、ユーザが所望の文書のアクセス指示書70を文書管理装置10のプラテンガラス上に載置すると、第1の読取手段16は、アクセス指示書70の用紙データ検出領域の画像を読み取り、読み取った画像を表す画像データである用紙データを生成する(ステップC01)。次に、CPU11は、記憶手段14に記憶されている用紙データを記憶領域の先頭から読み出す(ステップC02)。そして、CPU11は、第1の読取手段16で生成された用紙データと記憶手段14から読み出された用紙データとが一致するか否かを判定する(ステップC03)。この判定には、前述した正規化相関値の算出および所定の閾値との比較によって行う。一致する用紙データが抽出された場合には(ステップC03:YES)、照合結果が肯定的であることを示すデータを生成してCPU11に供給し(ステップC04)、処理を終了する。一致する用紙データが抽出されなかった場合には(ステップC03:NO)、記憶手段14に後続の用紙データが存在するか否かを判定し(ステップC05)、後続の用紙データが存在する場合にはステップC02に戻り、後続の用紙データを読み出す。後続の用紙データが存在しない場合には、照合結果が否定的であることを示すデータを生成してCPU11に供給し(ステップC06)。処理を終了する。以上が、用紙データの照合の手順である。
なお、指示書作成手段21によりアクセス指示書70を作成する際に、アクセス指示書70を識別するための指示書IDをアクセス指示書70に印刷しておき、図8に示されるように、この指示書IDを用紙データに対応付けてデータベースに記憶させておくことが好ましい。そして、上述のステップC03において、指示書IDに対応する用紙データを読み出して照合を行うことにより、用紙データの照合を迅速に行うことができるようになる。
以上、説明したとおり、本実施形態によれば、文書管理装置10は、指示書の用紙データと一致する用紙データが記憶手段14に記憶されているか否かを判定し、照合手段15による判定結果が肯定的である場合には指示書の用紙データに対応する文書データの読み出しを行い、判定結果が否定的である場合には指示書の用紙データに対応する文書データの読み出しを行わない。この用紙データは、紙の繊維のランダムな配向に起因した表面の凹凸を表す濃淡画像であり、紙の1枚1枚に固有のものであるから、偽造が困難である。これによって、ユーザを識別するための識別情報等をユーザが保有する必要がなく、機密保持の信頼性の高い文書管理を行うことができる。
また、用紙データの読み取りには、複写機に通常備えられているスキャナ装置を用いるため、本発明の文書管理装置10は低コストで供給することができる。また、用紙データの照合には、相関値を用いているため、精度の高い照合が可能である。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図9は、本実施形態におけるデータベースに記憶される内容を示す図である。同図に示されるように、データベースには複数の用紙データと複数の文書データが記憶されており、さらに、用紙データと文書データの対応を示すリンクデータが記憶されている。具体的には、リンクデータは、ある用紙データに対応する文書データのアドレス(記憶手段であるハードディスクにおける格納位置)を示すデータである。同図の例では、例えば、用紙データP1には文書データD1へのリンクデータが対応付けられており、用紙データP2には文書データD2が対応付けられている。さらに、用紙データP3には文書データD1および文書データD2が対応付けられている。このように、このデータベースは、ある用紙データに複数の文書データが対応付けられることを許容し、また、ある文書データに複数の用紙データが対応付けられることを許容する。
次に、上記のデータベースを用いた文書管理について説明する。図10は、1つの文書データに対してアクセス指示書70を追加発行する際の処理を示すフロー図である。ここでは、追加発行されるアクセス指示書70を追加アクセス指示書と呼ぶ。
まず、ユーザが所望の文書に対応するアクセス指示書70を文書管理装置10のプラテンガラス上に載置して、追加アクセス指示書を作成することの指示を操作部20を用いて入力する。すると、第1の読取手段16がアクセス指示書70の画像を読み取り、用紙データを生成する。照合手段15は、生成された用紙データの照合を行う(ステップE01)。用紙データの照合については、第1実施形態で説明したとおりである。
次に、文書管理装置10のCPU11は、照合手段15による照合結果を表すデータを受け取り、照合結果が否定的である場合には(ステップE02:NO)、一致する用紙データが記憶手段14に存在しないことを表すメッセージを表示部19に表して、処理を終了する。一方、照合結果が肯定的である場合には(ステップE02:YES)、追加アクセス指示書を作成することの指示を指示書作成手段21に送る。すると、指示書作成手段21は、当該用紙データに対応する文書データの読み出しを許可することを表す追加アクセス指示書を印刷する(ステップE03)。そして、印刷された追加アクセス指示書の画像を第2の読取手段17で読み取り、用紙データ検出領域の表面状態を表す用紙データを生成する(ステップE04)。そして、この用紙データを当該文書データと対応付けて記憶手段14に記憶させる(ステップE05)。以上のようにして、追加アクセス指示書が作成される。追加アクセス指示書を作成することによって、複数のユーザが同一の文書の印刷や表示を行うことができるようになる。
次に、文書データの削除について説明する。図11は、文書データの削除を行う際の処理を示すフロー図である。まず、ユーザが削除を行う文書に対応するアクセス指示書70を文書管理装置10のプラテンガラス上に載置し、文書データの削除を表す指示を操作部20を用いて入力する。すると、第1の読取手段16がアクセス指示書70の画像を読み取り、用紙データを生成し、照合手段が用紙データの照合を行う(ステップF01)。用紙データの照合については、第1実施形態で説明したとおりである。
次に、CPU11は、照合手段による照合結果を受け取り、照合結果が否定的である場合には(ステップF02:NO)、一致する用紙データが記憶手段14に存在しないことを表すメッセージを表示部19に表示させた後、処理を終了する。一方、照合結果が肯定的である場合には(ステップF02:YES)、削除する文書データのファイル名を選択して入力することをユーザに促すメッセージを表示部19に表示させる(ステップF03)。そして、ユーザにより入力されたファイル名に対応する文書データを記憶手段14から削除し(ステップF04)、処理を終了する。
次に、文書データの追加について説明する。図12は、文書データの追加を行う際の処理を示すフロー図である。まず、ユーザが文書データの追加を行うアクセス指示書70を文書管理装置10のプラテンガラス上に載置し、文書データの追加を表す指示を操作部20を用いて入力する。すると、第1の読取手段16がアクセス指示書70の画像を読み取り、用紙データを生成し、照合手段が用紙データの照合を行う(ステップG01)。用紙データの照合については、第1実施形態で説明したとおりである。
次に、CPU11は、照合手段による照合結果を受け取り、照合結果が否定的である場合には(ステップG02:NO)、一致する用紙データが記憶手段14に存在しないことを表すメッセージを表示部19に表示させた後、処理を終了する。一方、照合結果が肯定的である場合には(ステップG02:YES)、追加する文書データのファイル名を選択して入力することをユーザに促すメッセージを表示部19に表示させる(ステップF03)。そして、ユーザにより入力されたファイル名に対応する文書データをアクセス指示書70の用紙データに対応付けて記憶手段14に記憶させ(ステップG04)、処理を終了する。なお、ステップG03において、第1の読取手段16を用いて新規に文書を読み取らせるようにしてもよい。
以上、説明したように、本実施形態によれば、1つの文書データに複数の用紙データが対応付けられるデータベースを用いるから、ある1つの文書データに対応するアクセス指示書70を複数発行することが可能となり、ある1つの文書データを読み出すことを複数のユーザに許可することが可能となる。また、1つの用紙データに複数の文書データが対応付けられるデータベースを用いるから、1枚のアクセス指示書70を用いて、複数の文書データの中から所望の文書データを選択して読み出すことが可能となる。さらに、文書データの削除ができるから、柔軟性を持った文書管理が可能となる。
<変形例>
以上説明した形態に限らず、本発明は種々の形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形した形態でも実施可能である。
第1の読取手段16と第2の読取手段17とは、同一の装置を兼用する構成としてもよい。すなわち、指示書作成手段21で作成されたアクセス指示書70の画像を第1の読取手段16で読み取るようにしてもよい。このとき、ユーザがアクセス指示書70を文書管理装置10のプラテンガラス上に載置することとしてもよいし、指示書作成手段21から第1の読取手段16へ指示書を搬送する機構を備えることとしてもよい。
上述の実施形態においては、用紙からの反射光を撮像することによって用紙の表面の凹凸を読み取っていたが、反射光の代わりに透過光を用いることとしてもよい。この透過光によって表される画像は、用紙の繊維のランダムな配向に起因する厚さムラを表す濃淡画像である。この厚さムラも、凹凸と同様に、用紙1枚1枚に固有の分布を有しているため、用紙を一意に識別することが可能となる。
なお、上述した反射光あるいは透過光を用いる方法の他に、機械式の探針あるいは電子式の探針を用いて用紙の表面を走査することによって用紙表面の凹凸または用紙の厚さムラを測定することとしてもよい。
さらに本発明においては、用紙表面の凹凸または用紙の厚さムラに限らず、用紙1枚ごとに固有の情報であって、光学的手段、電気的手段、機械的手段など何らかの手段によって用紙から取得することが可能な情報を用紙データとして用いることができる。
本発明にかかる文書管理装置10の構成を示す図である。 データベースに記憶されているデータの例を示す図である。 文書管理装置10の内部における第1の読取手段16、第2の読取手段17の位置を示す図である。 文書の画像を読み取り、文書データを記憶させるまでの手順を表すフロー図である。 アクセス指示書70の例を示す図である。 記憶手段14に記憶された文書データを読み出して当該文書を印刷または表示するまでの手順の概略を示すフロー図である。 用紙データの照合の手順を表すフロー図である。 データベースに記憶されているデータの例を示す図である。 データベースに記憶されているデータの例を示す図である。 アクセス指示書70を追加発行する際の処理を示すフロー図である。 文書データの削除を行う際の処理を示すフロー図である。 文書データの追加を行う際の処理を示すフロー図である。
符号の説明
10…文書管理装置、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…記憶手段、15…照合手段(判定手段)、16…第1の読取手段(用紙データ取得手段)、17…第2の読取手段(用紙データ取得手段)、18…画像形成手段、19…表示部、20…操作部、21…指示書作成手段。

Claims (9)

  1. 用紙の繊維のランダムな配向に起因した表面の凹凸を表す濃淡画像、又は、当該配向に起因した厚さムラを表す濃淡画像、を表す用紙データと、特定の文書データと対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された特定の文書データの読み出しを許可することを表す指示書の予め定められた領域の凹凸又は厚さムラを読み取って前記用紙データを取得する用紙データ取得手段と、
    前記用紙データ取得手段により取得された用紙データと一致する用紙データが前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により一致する用紙データが記憶されていると判定された場合、前記用紙データに対応する特定の文書データを前記記憶手段から読み出す読出手段と
    を有することを特徴とする文書管理装置。
  2. 前記指示書を作成する指示書作成手段を有し、
    前記記憶手段は、前記指示書作成手段で作成された指示書用紙データを前記用紙データ取得手段で取得し、該用紙データと前記特定の文書データとを対応付けて記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
  3. 前記用紙データ取得手段は、
    光源と、撮像手段とを有し、
    前記用紙データは、前記光源を用いて用紙に照射された光の反射光を前記撮像手段で撮像することによって得られた画像を表す画像データである
    ことを特徴とする請求項2に記載の文書管理装置。
  4. 前記判定手段は、2つの用紙データの正規化相関値を求め、該正規化相関値が所定の閾値以上であるときに該2つの用紙データが一致したと判定することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
  5. 前記記憶手段は、複数の用紙データと1の文書データとを対応付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
  6. 前記記憶手段は、1の用紙データと複数の文書データとを対応付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
  7. 前記指示書作成手段は、前記指示書に当該指示書を一意に識別するための識別子を書き込み、
    前記記憶手段は、前記指示書の識別子と用紙データとを対応付けて記憶し、
    前記判定手段は、前記用紙データ取得手段によって前記指示書から用紙データが取得されたならば、前記用紙データ取得手段により前記指示書の識別子を読み取り、該識別子に対応する用紙データを前記記憶手段から読み出し、前記用紙データ取得手段で取得された用紙データと前記記憶手段から読み出された用紙データとが一致するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
  8. 記憶手段に記憶された特定の文書データの読み出しを許可することを表す指示書の予め定められた領域の凹凸又は厚さムラを読み取って、用紙の繊維のランダムな配向に起因した表面の凹凸を表す濃淡画像、又は、当該配向に起因した厚さムラを表す濃淡画像、を表す用紙データを取得するステップと、
    取得された用紙データと一致する用紙データが、特定の文書データと対応付けられて前記記憶手段に記憶されているか否かを判定するステップと、
    取得された用紙データと一致する用紙データが記憶されていると判定された場合、前記用紙データに対応する特定の文書データを前記記憶手段から読み出すステップと
    を有することを特徴とする文書管理方法。
  9. コンピュータ装置を、
    用紙の繊維のランダムな配向に起因した表面の凹凸を表す濃淡画像、又は、当該配向に起因した厚さムラを表す濃淡画像、を表す用紙データと、特定の文書データと対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された特定の文書データの読み出しを許可することを表す指示書の予め定められた領域の凹凸又は厚さムラを読み取って前記用紙データを取得する用紙データ取得手段と、
    前記用紙データ取得手段により取得された用紙データと一致する用紙データが前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により一致する用紙データが記憶されていると判定された場合、前記用紙データに対応する特定の文書データを前記記憶手段から読み出す読出手段
    として機能させるためのプログラム。
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