JP4728020B2 - 車両制御用ソフトウェア及び車両制御装置 - Google Patents

車両制御用ソフトウェア及び車両制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4728020B2
JP4728020B2 JP2005077864A JP2005077864A JP4728020B2 JP 4728020 B2 JP4728020 B2 JP 4728020B2 JP 2005077864 A JP2005077864 A JP 2005077864A JP 2005077864 A JP2005077864 A JP 2005077864A JP 4728020 B2 JP4728020 B2 JP 4728020B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
software
control
software component
microcomputer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005077864A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006257998A (ja
Inventor
健太郎 吉村
文雄 成沢
淳司 三宅
入江  徹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2005077864A priority Critical patent/JP4728020B2/ja
Priority to CNB2006100045741A priority patent/CN100449483C/zh
Priority to US11/356,222 priority patent/US20060212178A1/en
Priority to DE602006013898T priority patent/DE602006013898D1/de
Priority to EP06003406A priority patent/EP1703391B1/en
Publication of JP2006257998A publication Critical patent/JP2006257998A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4728020B2 publication Critical patent/JP4728020B2/ja
Priority to US14/259,666 priority patent/US20140236384A1/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/48Program initiating; Program switching, e.g. by interrupt
    • G06F9/4806Task transfer initiation or dispatching
    • G06F9/4812Task transfer initiation or dispatching by interrupt, e.g. masked
    • G06F9/4825Interrupt from clock, e.g. time of day
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/54Interprogram communication
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/54Interprogram communication
    • G06F9/541Interprogram communication via adapters, e.g. between incompatible applications

Description

本発明は、車両の走行状態を制御する車両制御ソフトウェア及び車両制御装置に関する。
近年、車両制御システムとして、マイクロプロセッサおよびマイクロプロセッサによって実行されるソフトウェア(コンピュータ・プログラム)を用いて、車両を電子的に制御するシステムが急速に発展している。電子式車両制御システムにより、エンジンの燃焼状態をきめ細かく制御して燃費を向上したり、排出ガスを低減したりすることが可能になっている。また、制動力や駆動力や操舵角に関する制御手段を、通信により連動させて車両全体の運動状態を統合的に制御するシステムが実用化されている。
このような車両制御システムに用いられるソフトウェアのサイズは非常に大きくなるため、いわゆるオブジェクト指向を採用してソフトウェアを部品化し、部品単位で、ソフトウェアの開発・再利用を行う手法が採用されている。
また、車両制御用ソフトウェアは、電子制御装置そのものやセンサ・アクチュエータ類を制御するための基本プログラムと、センサ・アクチュエータを利用してエンジンや変速機などを制御する制御アプリケーションとに分割して構成されるようになりつつある。
従来技術として、公開側プログラムと参照側プログラムとの間にデータ形式を変換する変換プログラム(管理プログラム)を設け、公開側プログラムのデータを、参照側プログラムからの参照要求のタイミングに合わせて変換処理を行って参照側プログラムに渡すプログラム構造のソフトウェアがある(例えば、特許文献1)。
このプログラム構造のソフトウェアは、公開側プログラムと参照側プログラムとのデータ形式の違いを吸収し、データ形式の不一致による再利用性の低下を防止することができる。
特開2003−256201号公報
ここで、基本プログラムに属するソフトウェア部品と、制御アプリケーションに属するソフトウェア部品との間のデータの受け渡しを考える。車両制御用電子制御装置の基本プログラムは、電子制御装置メーカが作成するが、制御アプリケーションの要求仕様、すなわち、センサやアクチュエータ入出力値の変数名や単位等のデータ形式は、車両メーカごとに異なっているローカルなものである。
そのため、基本プログラム部分のソフトウェア部品において、センサやアクチュエータ入出力値などのデータ形式が標準化できず、再利用性が低下してしまうという問題点がある。
このような問題点を回避するため、前述の従来技術のように、データ形式を変換する変換プログラムを設け、変換プログラムを経由して基本プログラムのデータにアクセスするという方法が知られている。
しかし、この方法では、データを参照するごとに変換処理が実行されるため、複数の制御アプリケーションが、一つの基本プログラム(ソフトウェア部品)を参照していた場合には、参照要求が起こるごとに変換処理が行われ、変換処理頻度が高くなり、処理効率が悪化するという課題が生じる。
また、データ変換のタイミングを、基本プログラムのデータ更新タイミングと同期させる方法も考えられる。
しかしながら、この同期変換では、制御アプリケーションでのデータ同時性の問題が生じる。すなわち、同じ時間周期で起動要求が行われるタスク(たとえば10ms周期)の中で実行される制御アプリケーション中では、そのタスク実行中は、基本プログラム側の制御データが更新されないように見えている必要がある。
デジタル制御理論では、周期的・外部割込みに同期して行われる制御処理は、瞬間的に行われ、処理中は状態変化が起きないものとして設計する。
しかし、マイクロプロセッサ上でソフトウェアが実際に動作する際には、若干の実行時間が必要となる。そのため、タスクの前半と後半とで、実際には状態変化が生じていたとしても、制御アプリケーションからは、当該タスク起動時の状況を保持し続けなければならないという課題がある。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、データ形式の変換が必要なリアルタイムの車両制御ソフトウェアであって、データ変換処理回数を低減して処理性能を向上させ、処理効率を高く、制御データの同時性も保つことができる車両制御用ソフトウェアを提供することにある。
この発明による車両制御用ソフトウェアは、車両を制御するための情報である制御データと、前記制御データを公開するソフトウェア部品である公開側ソフトウェア部品と、前記制御データを参照するソフトウェア部品である参照側ソフトウェア部品と、前記公開側ソフトウェア部品と前記参照側ソフトウェア部品との間での前記制御データの受け渡しに際してデータ形式を変換するデータ変換ソフトウェアと有し、前記データ変換ソフトウェアは所定のタイミングで起動要求され、前記公開側ソフトウェア部品にデータ参照要求を行い、取得した前記制御データを前記参照側ソフトウェア部品が参照するデータ形式へと変換する。
この発明による車両制御用ソフトウェアは、好ましくは、前記データ変換ソフトウェアは、変換した前記制御データを参照用データとして保存するとともに、前記参照側ソフトウェア部品は前記参照用データを参照する車両制御用ソフトウェア。
この発明による車両制御用ソフトウェアは、好ましくは、データ変換ソフトウェアは、前記参照側ソフトウェア部品の用意するデータ要求命令を用いて、変換した前記制御データを前記参照側ソフトウェア部品に渡す。
この発明による車両制御用ソフトウェアは、好ましくは、前記公開側ソフトウェア部品と前記参照側ソフトウェア部品との間での前記制御データの受け渡しに際して変換される前記データ形式とは、少なくとも変数名と変数単位とのいずれか一つである。
この発明による車両制御用ソフトウェアは、好ましくは、前記データ変換ソフトウェアが起動要求されるタイミングを、前記参照用ソフトウェア部品が起動要求されるタイミングとは独立に設定する。
この発明による車両制御用ソフトウェアは、好ましくは、前記データ変換ソフトウェアが起動要求されるタイミングを、前記公開用ソフトウェア部品が起動要求されるタイミングとは独立に設定する。
この発明による車両制御用ソフトウェアは、好ましくは、前記データ変換ソフトウェアが起動要求されるタイミングが、少なくとも時間周期か、割り込み信号のいずれかである。
この発明による車両制御用ソフトウェアは、好ましくは、前記ソフトウェア部品とは、車両制御用ソフトウェアが搭載されている電子車両制御装置とセンサとアクチュエータを制御するための基本ソフトウェア部品と、前記基本ソフトウェア部品を用いて制御対象の状態を制御するための制御アプリケーション部品とで構成される。
この発明による車両制御用ソフトウェアは、好ましくは、前記データ変換ソフトウェアによって前記制御データが変換されるのは、前記基本ソフトウェア部品と前記制御アプリケーション部品との間のデータの公開および参照の際である。
この発明による車両制御用ソフトウェアは、好ましくは、前記ソフトウェア部品が前記制御データを公開するとともに前記制御データを参照する部品である。
この発明による車両制御用ソフトウェアは、好ましくは、前記ソフトウェア部品が公開データと参照要求データの区別を明示したインターフェースを持つことである。
この発明による車両制御用ソフトウェアは、好ましくは、前記データ変換ソフトウェアが前記ソフトウェア部品の明示する公開用データと参照要求データの区別を参照することである。
この発明のマイクロコンピュータを用いて車両の制御を行う車両制御用装置は、請求項1〜12に記載のソフトウェアを搭載することを特徴としている。
この発明による車両制御用ソフトウェアは、データ変換ソフトウェアの実行タイミングを、参照側ソフトウェア部品に呼び出されたタイミングではなく、別の実行タイミングを設けて起動要求を行うにすることによって、制御データの同時性を設計してデータ変換ソフトウェアの実装を行うことができる。
本発明による車両制御ソフトウェアの一つの実施形態の概要を、図1を参照して説明する。
本実施形態の車両制御ソフトウェアは、公開用データ2を持つデータ公開側ソフトウェア部品1と、データ対応部4を持つデータ変換ソフトウェア部品(プログラム)3と、参照用データ5A、5Bを格納するデータストレージ6と、第1〜第3のデータ参照側ソフトウェア部品(プログラム)7、8、9とで構成されている。
データ公開側ソフトウェア部品1は、そのソフトウェア部品ごとに定められたタイミングによって公開用データ2を更新する。
データ変換ソフトウェア3は、時間周期やマイクロプロセッサコアへの割り込み信号などの所定のタイミングで起動する。データ変換ソフトウェア3のデータ対応部4は、それぞれの起動タイミングで変換するべきデータを定義している。
起動したデータ変換ソフトウェア3は、データ対応部4に定義されたソフトウェア部品、例えば公開側ソフトウェア部品1の公開用データ2を、データ公開側ソフトウェア部品1が用意するインタフェースを利用して取得する。
そして、取得した公開用データ2のデータ名や、変数の単位などを変換したのち、参照用データ5Aとしてデータストレージ6に保存する。
第1のデータ参照側ソフトウェア部品7、第2のデータ参照側ソフトウェア部品8は、それぞれの参照用ソフトウェア部品ごとに定義された起動タイミングで起動し、データストレージ6が用意するインタフェースを利用して参照用データ5Aを参照して、各々自プログラムに従ってデータ参照側処理を行う。
また、上記とは異なるタイミングでデータ変換ソフトウェア3は起動され、上記と同一のデータ公開側ソフトウェア部品1の公開用データ2を変換し、これを上記とは異なる参照用データ5Bとしてデータストレージ6に保存する。
第3のデータ参照側ソフトウェア部品9は、データストレージ6が用意するインタフェースを利用して参照用データ5Bを参照して、自プログラムに従ってデータ参照側処理を行う。
上記のような構成をとることによって、複数のデータ参照側のソフトウェア部品が一つのデータを参照し、かつそのデータの変換が必要な場合でも、参照要求ごとに変換処理を行う必要がなく、ソフトウェアの処理効率が向上する。
例えば、同じデータを10ms周期タスクで参照する場合を考える。参照されるデータの元となる公開用データの更新処理が、10ms周期タスクよりも優先度が高い場合には、10ms周期タスクの処理中に公開用データが変更されてしまい、10ms周期という同じタイミングで起動される処理にもかかわらず、同じデータを参照した場合の値が異なってしまうという問題がある。
このような状態を、変数の同時性が損なわれるという。本構成をとることによって、10ms周期タスク内では参照用データの同時性が保たれるという効果がある。
さらに、40ms周期タスクからも同じ公開用データを参照する場合を考える。このとき、10ms周期タスクの優先度は40ms周期タスクの優先度よりも高いものとする。
一つの公開用データに対して参照用データが一つしかない場合には、40ms周期タスク処理中にデータ変換処理が実行されてしまい、40ms周期タスクでの変数の同時性が損なわれるという問題点がある。
本実施形態のように、一つの公開用データに対して複数の参照用データを用意し、必要に応じてタスク毎に参照用データを割り当てることによって、複数のタスクから一つのデータを参照する場合でも変数の同時性が保たれるという効果がある。
図2は、本発明の車両制御用ソフトウェアが適用されるエンジン向けの電子制御装置(ECU)50を示している。
ECU50に搭載されるソフトウェアは、ECUそのものやECUに接続されるセンサ・アクチュエータ類を制御するための基本ソフトウェア(プラットフォームソフトウェア)部分20と、センサ・アクチュエータを利用してエンジンや変速機などを制御するアプリケーション部分10とで構成される。
制御アプリケーション部分10と基本ソフトウェア部分20との間でのデータの受け渡しを、図3を参照して説明する。
近年、車両制御用ソフトウェアはソフトウェア規模の大型化に伴い、ソフトウェアを部品化して構成するオブジェクト指向がとられている。そのため、データの受け渡しも、そのオブジェクトのインタフェースを利用して行われる。
その一方で、基本ソフトウェア部分20は、ECUメーカによって開発され、制御アプリケーション部分10は、カーメーカによって開発される。
基本ソフトウェア部分20のインタフェースは、そのECUメーカ内で共通化されるが、制御アプリケーション部分のインタフェース仕様は、カーメーカによって異なる。
たとえば、トルクを制御する制御アプリケーションソフトウェア部品がエンジン回転数を参照する場合を考える。
トルクべースエンジン制御を行う第1の制御アプリケーションソフトウェア部品101は、NDATAというインタフェース1011を利用してアクセスしようとし、もう一つのトルクべースエンジン制御を行う第2の制御アプリケーションソフトウェア部品102は、EngRevというインタフェース1021を使用してアクセスしようとする。
ここで、従来技術のデータ変換ソフトウェアについて、図4を参照して説明する。
図4に示すデータ変換ソフトウェアは、データ公開側ソフトウェア部品91と、公開用データ93と対応テーブル94とを有するデータ変換ソフトウェア92と、データ参照側ソフトウェア部品95とで構成されている。
データ公開側ソフトウェア部品91は、データ変換ソフトウェア92に対して公開データ登録を行い、公開用データ93を更新する。
データ参照側ソフトウェア部品95は、データ変換ソフトウェア92に対してデータ参照要求を行う。参照要求を受けたデータ変換ソフトウェア92は、対応テーブル94に基づいて、要求されたデータと公開用データ93との対応をとる。その上で、対応する公開用データ93の変数名や変数単位などのデータ形式を変換し、これを、参照要求元のデータ参照側ソフトウェア部品95に渡す。
この構成をとった場合には、データ参照要求が生じるたびにデータ変換を行わなければならず、特に、車両制御ソフトウェアのように、リアルタイム性が要求されるソフトウェアの場合には性能が低下してしまうという課題がある。
また、車両制御用ソフトウェアのように、複数の制御タスクや割り込みハンドラ、およびイベントタスクが混在するようソフトウェアの場合には、制御タスク内での変数の同時性が重要である。
変数の同時性が保たれない場合には、同じタイミング起動する処理であるにもかかわらず、タスクの前半と後半とで参照した値が異なり、制御ロジックの整合性を取ることが難しくなる。
図4に示すような構成では、参照要求ごとにデータの変換を行う。さらにデータを変換する際に用いる公開用データは、データ公開側ソフトウェア部品の動作タイミングで登録しているために、データ変換ソフトウェアの提供するインタフェースを利用した場合には、データ参照側では変数の同時性を保つことができないという課題がある。
図5は、本発明を実施した車両制御用ソフトウェアとしてエンジン制御用ソフトウェアを例とした構成例である。
図5に示す車両制御用ソフトウェアは、制御アプリケーション部分10と、基本ソフトウェア部分20と、フレームワーク30とで構成されている。
制御アプリケーション部分10は、第1の制御ソフトウェア部品(AP部品1:吸入空気量推定処理ソフトウェア部品)11と、第2の制御ソフトウェア部品(AP部品2:燃料量・点火時期演算処理ソフトウェア部品)12と、第3の制御ソフトウェア部品(AP部品3:故障診断処理ソフトウェア部品)13と、制御アプリケーション部分と基本ソフトウェア部分との仲介をするためのAP変数部14とで構成されている。
基本ソフトウェア部分20は、リアルタイムOS(RTOS)21と、燃料噴射機能や点火機能などを制御するアクチュエータ制御機能22と、空気流量センサアクセル開度センサなどの計測値を処理するためのセンサ制御機能23と、CANやLINやFlexRayなどの通信機能を制御するための通信ドライバ24と、デジタル入出力を行うためのデジタル入出力部25と、アナログ入出力を行うためのアナログ入出力部26と、ECU50への電源投入時の処理を行うリセット部27とで構成されている。
フレームワーク30は、割り込みハンドラやリアルタイムOS21によって起動されるタスク内でのソフトウェア部品実行フローを制御するためのタスクFW31と、基本ソフトウェア部分のソフトウェア部品の実行フローを制御するためのIOFW32と、データ変換処理の実行フローを制御するためのキャッシュFW33と、制御アプリケーション部分のソフトウェア部品実行フローを制御するためのアプリケーションFW34とで構成されている。
図5中の矢印は、機能間での呼び出し関係の一例を示しており、矢印の根元が呼び出し元であり、矢印の先が実行先である。
ECU50に電源が投入されると、まず、リセット部27が実行され、リアルタイムOS21を起動する。リアルタイムOS21は、時間やマイクロプロセッサへの割り込みに応じてタスクを起動し、タスク内ではタスクFW31が実行される。タスクFW31は、IOFW32、キャッシュFW33、アプリケーションFW34を実行する。
IOFW32は、定義された制御フローに従って、アクチュエータ制御機能22のソフトウェア部品や、センサ制御機能23のソフトウェア部品や、通信ドライバ24のソフトウェア部品を起動する。
アクチュエータ機能22やセンサ制御機能23のソフトウェア部品は、デジタル入出力25やアナログ入出力26や通信ドライバ24のソフトウェア部品を利用して、アクチュエータやセンサの制御を行う。
キャッシュFW33は、定義された制御フローに従って、センサ制御23のソフトウェア部品のインタフェースを利用してセンサ計測値を取得し、変数名および変数の単位を制御アプリケーション10の要求しように合致するように変換し、AP変数(アプリケーション変数)としてAP変数部14に保存する。
また、制御アプリケーション側のソフトウェア部品(例えば、吸入空気量推定処理ソフトウェア部品11、燃料量・点火時期演算処理ソフトウェア部品12、故障診断処理ソフトウェア部品13)が演算したアクチュエータ制御目標値は、AP変数としてAP変数部14に保存され、キャッシュFW33に適された制御フローにしたがって、データ形式が変換されてアクチュエータ制御機能22のソフトウェア部品に渡される。
アプリケーションFW34は、定義された制御フローに従って、制御アプリケーションソフトウェア部品11、12、13を起動する。制御アプリケーションソフトウェア部品11、12、13をは、AP変数として変換されたセンサ計測値や他の制御アプリケーションソフトウェア部品が計算した値を用いて、制御変数を演算する。このとき、アクチュエータの制御目標値となる制御変数は、AP変数として扱われる。
図6は、AP変数部14の内部構造の一例を示している。AP変数部14は、AP変数QAV141と、AP変数NDATAV・A142と、AP変数TWV143と、燃料量FI144と、点火時期TI145と、故障診断結果ERR・ENG146と、AP変数NDATAV・B147とで構成されている。
図7は、10ms周期で起動されるタスク用の10ms周期タスクFW311のフローチャートである。
10ms周期タスクFW311は、10ms周期IOFW(1)321を実行し、10ms周期キャッシュFW(1)331を実行し、10ms周期アプリケーションFW340を実行し、10ms周期キャッシュFW(2)332を実行し、10ms周期IOFW(2)を実行する。
図8は、10ms周期IOFW(1)321のフローチャートである。
10ms周期IOFW(1)321は、ステップ3211にて空気流量センサのセンサ値入力および更新処理を行う。その後、ステップ3212にてエンジン回転数センサのセンサ値入力および更新処理を行う。さらに、ステップ3213にてエンジン温度センサのセンサ値入力および更新処理を行う。
図9は、10ms周期キャッシュFW(1)331のフローチャートである。
10ms周期キャッシュFW(1)331は、ステップ3311にて空気流量センサ値をセンサ制御機能23のインタフェースを利用して取得し、変数名および変数単位を変換し、AP変数QAV141として保存する。ステップ3312にてエンジン回転数センサ値をセンサ制御機能23のインタフェースを利用して取得し、変数名および変数単位を変換し、AP変数NDATA・A142として保存する。ステップ3313にてエンジン温度センサ値をセンサ制御機能23のインタフェースを利用して取得し、変数名および変数単位を変換し、AP変数TWV143として保存する。
図10は、10ms周期アプリケーションFW340のフローチャートである。
ステップ3401にて吸入空気量推定処理ソフトウェア部品11を実行し、ステップ3402にて燃料量・点火時期演算処理ソフトウェア部品12を実行し、ステップ3403にて故障診断処理ソフトウェア部品13を実行する。
図11は、吸入空気量推定処理ソフトウェア部品11による吸入空気量推定処理(ステップ3401)のフローチャートである。
ステップ34011にてAP変数QAV141を取得し、ステップ34012にてAP変数NDATAV・A142を取得し、これらAP変数に基づいてステップ34013にて吸入空気量QAを演算し、ステップ34014にて変数QAとして保存する。
図12は、燃料量・点火時期演算処理ソフトウェア部品12による燃料量・点火時期演算処理(ステップ3402)のフローチャートである。
ステップ34021にてステップ34014で保存された変数QAを取得し、ステップ34022にてAP変数NDATAV・A142を取得し、これらの変数に基づいてステップ34023にて燃料量FIと点火時期TIを演算し、これらをステップ34024にてAP変数燃料量FI144・点火時期TI145として保存する。
図13は、故障診断処理ソフトウェア部品13による故障診断処理(ステップ34503)のフローチャートである。
ステップ34031にてステップ34014で保存された変数QAを取得し、ステップ34032にてAP変数NDATAV・A142を取得し、ステップ34033にてエンジンの動作状態を診断し、ステップ34034にて診断結果をAP変数故障診断結果ERR・ENG146として保存する。
図14は、10ms周期キャッシュFW(2)332のフローチャートである。
10ms周期キャッシュFW(2)332は、ステップ3321にてAP変数燃料量FI144をAP変数のインタフェースを利用して取得し、変数単位を変換した後に、アクチュエータ制御機能22のインタフェースを利用して燃料噴射量の制御目標値としてセットする。
ステップ3322にてAP変数燃料量TI145をAP変数のインタフェースを利用して取得し、変数単位を変換した後に、アクチュエータ制御機能22のインタフェースを利用して点火次期の制御目標値としてセットする。
ステップ3323にてAP変数故障診断結果ERR・ENG146をAP変数のインタフェースを利用して取得し、変数単位を変換した後に、アクチュエータ制御機能22のインタフェースを利用して計器盤上の警告ランプのON/OFF状態としてセットする。
なお、この状態では目標値がセットされただけであり、実際のアクチュエータの制御に反映されるタイミングとは異なる。
このような構成をと取ることによって、排気低減用燃焼制御などを行う際に、制御に必要な制御目標値が揃ったのちに、一斉に制御に反映することが可能となる。また、制御目標値が更新されるタイミングと、実際に制御が行われるタイミングとが異なる場合にも対応できる。
図15は、10ms周期IOFW(2)322のフローチャートである。
ステップ3221にて、アクチュエータ制御機能22のソフトウェア部品に対して警告ランプ出力の更新処理を要求する。
図16は、エンジン回転同期割り込みハンドラまたはイベントタスクにて実行されるIOFW323のフローチャートである。
ステップ3231にて、アクチュエータ制御機能22のソフトウェア部品に対して燃料噴射実行処理を要求する。この時、アクチュエータ制御機能内部では、ステップ3321でセットした燃料噴射量に基づいて燃料噴射処理が行われる。ステップ3232にて、アクチュエータ制御機能22のソフトウェア部品に対して点火用タイマの起動を要求する。この時、アクチュエータ制御機能内部では、ステップ3322でセットした点火時期に基づいてマイコンタイマのセットが行われる。実際に点火が行われるのは、タイマが起動したタイミングとなる。
図17は、40ms周期キャッシュFW333のフローチャートである。
ステップ3331にてエンジン回転数センサ値をセンサ制御機能23のインタフェースを利用して取得し、変数名および変数単位を変換し、AP変数NDATAV・B147として保存する。こうすることにより、異なるタイミングで起動する10msタスクと40ms周期タスクとのそれぞれのタスクの内部で、制御アプリケーションとは異なるタイミングで更新されるセンサ入力値の同時性を保つことが可能となる。
図18は、リセット部27によるリセット処理(初期化処理)35のフローチャートである。
ステップ351にて、基本ソフトウェア部分20の初期化処理を行う。初期化処理は、アクチュエータ制御機能22と、センサ制御機能23と、通信ドライバ24と、デジタル入出力部25と、アナログ入出力部26とがそれぞれ用意する初期化処理のインタフェースを利用することにより実行する。
ステップ352において、リアルタイムOS(RTOS)21の起動処理を行う。この際、時間周期タスクが起動される。しかし、その後ステップ353にて最高優先度で初期化タスクが実行されるため、時間周期タスクおよび割り込みハンドラ、イベントタスクはステップ353終了後に実行可能となる。
ステップ353では、初期化タスクFWが実行される。ここでは、図7の10ms周期タスクと同様に、IOFW32、キャッシュFW33、アプリケーションFW34が実行され、エンジン起動時のセンサ値の計測や、制御アプリケーションソフトウェア部品の初期化処理などが実行される。
本実施形態の効果を要約すると、以下の通りである。
(1)データ変換ソフトウェアの実行タイミングを、参照側ソフトウェア部品に呼び出されたタイミングではなく、別の実行タイミングを設けて起動要求を行うから、制御データの同時性を設計してデータ変換ソフトウェアの実装を行うことが出来るという効果がある。
(2)制御データ変換後は参照用データとして保存し、参照側プログラム実行タイミングでは変換後の参照用データを参照することにより、データ変換回数を必要最小限にすることが出来、処理性能向上につながる。
(3)データの受け渡しは、センサ値のような基本ソフトウェアから制御アプリケーションへの流れだけでなく、アクチュエータ値のような制御アプリケーションから基本ソフトウェアへの流れもあり、制御アプリケーションを開発する際は基本ソフトウェアのインタフェースを意識することなく制御データに目標値を代入しておけば、データ変換プログラムが所定のタイミングで基本ソフトウェア側で制御データを設定するようにでき、制御アプリケーションの再利用効率が向上する。
(4)公開側ソフトウェア部品と参照側ソフトウェア部品との間での制御データの受け渡しに際して変換されるデータ形式は、少なくとも変数名と変数単位とのいずれか一つであるから、制御アプリケーションの開発者は、基本ソフトウェアのインタフェースが用意する変数名や変数の単位、データアクセス用のインタフェースを意識せずに、制御アプリケーションを開発できるようになり、開発効率および再利用効率が向上する。
(5)データ変換ソフトウェアが起動要求されるタイミングは、参照用ソフトウェア部品が起動要求されるタイミングとは独立に設定できるから、データ変換処理のタイミングと、データを参照して行う処理との制御フローを分離できるようになり、ソフトウェアの開発効率・再利用効率が向上する。
(6)データ変換ソフトウェアが起動要求されるタイミングは、公開用ソフトウェア部品が起動要求されるタイミングとは独立に設定できるから、データ変換処理のタイミングと、データを計算して公開する処理との制御フローを分離できるようになり、ソフトウェアの開発効率・再利用効率が向上する。
(7)データ変換ソフトウェアが起動要求されるタイミングが、少なくとも時間周期か、割り込み信号のいずれかであるから、データ変換のタイミングを、データ毎の更新周期や、制御対象の状態変化に伴う割り込み信号とすることによって、適切なタイミングで変換処理が実行できるようになる。
(8)ソフトウェア部品か、車両制御用ソフトウェアが搭載されている電子車両制御装置とセンサとアクチュエータを制御するための基本ソフトウェア部品と、基本ソフトウェア部品を用いて制御対象の状態を制御するための制御アプリケーション部品とで構成されることにより、基本ソフトウェア部分と制御アプリケーション部分とに分割され、ソフトウェア部品間でデータの受け渡しを行う車両制御ソフトウェアにおいて、ソフトウェア実行効率とデータ同時性確保とを両立する車両制御ソフトウェアが実現できる。
(9)データ変換ソフトウェアによって制御データが変換されるのは、基本ソフトウェア部品と制御アプリケーション部品との間のデータの公開および参照の際であるから、基本ソフトウェア側ソフトウェア部品間や、制御アプリケーション側ソフトウェア部品間といったデータ変換を伴わないデータの受け渡しに際しては、データ変換プログラムの呼び出しが省略され、ソフトウェアの処理効率が向上する。
上記実施例では、データ公開側ソフトウェア部品とデータ参照側ソフトウェア部品を別個のものとしたが、一つの部品であるデータを公開するとともに別のデータを参照することも可能である。図1におけるデータ公開ソフトウェア部品1の持つ公開用データ7とデータ参照側ソフトウェア部品7,8,9の参照要求データを併せ持つソフトウェア部品において、各データが公開データであるか参照要求データであるかを明示した入出力インターフェイス仕様として明示することにより、データ変換ソフトウェアは公開データとして明示されたデータをその変換処理において参照用変数5A,5Bからなるデータストレージ6の更新を図7〜図18に記載の手順で行う。
また、上記実施例では図1中のデータストレージ6の具体的な実施例として、図5中AP変数14を配置した制御アプリケーション部分10の例を示したが、基本ソフトウェア部分20、あるいはフレームワーク30内に配置することも可能である。
このような配置にした場合には、アプリケーションソフトウェアはデータストレージの配置方法と独立に設計できるため、その設計に要する工数を削減できるため、アプリケーションソフトの変更が頻繁な場合に一層の工数削減効果がある。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明の実施形態は、様々な形をとることができる。例えば、車両制御システムは複数のECUで構成されている場合には、本発明が適用される車両制御ソフトウェアで変換されるセンサ計測値やアクチュエータ出力等は、一つのECU内のセンサやアクチュエータにとどまらず、ネットワークを経由して参照可能な他のECUのセンサやアクチュエータでも良い。
本発明による車両制御ソフトウェアの一つの実施形態の概要を示すブロック図。 本発明の車両制御用ソフトウェアが適用されるエンジン向けの電子制御装置の一つの実施形態を示すブロック図。 本実施形態による車両制御ソフトウェアにおける制御アプリケーション部分と基本ソフトウェア部分との間のデータの受け渡しを示すブロック図。 従来技術のデータ変換ソフトウェアを示すブロック図。 本発明を実施した車両制御用ソフトウェアとしてエンジン制御用ソフトウェアを例とした構成例を示すブロック図。 本実施形態による車両制御ソフトウェアのAP変数部の内部構造の一例を示すブロック図。 10ms周期タスクFWのフローチャート。 10ms周期IOFWのフローチャート。 10ms周期キャッシュのフローチャート。 10ms周期アプリケーションFWのフローチャート。 吸入空気量推定処理ソフトウェア部品による吸入空気量推定処理のフローチャート。 燃料量・点火時期演算処理ソフトウェア部品による燃料量・点火時期演算処理のフローチャート。 故障診断処理ソフトウェア部品による故障診断処理のフローチャート。 10ms周期キャッシュFWのフローチャート。 10ms周期IOFWのフローチャート。 エンジン回転同期割り込みハンドラまたはイベントタスクにて実行されるIOFWのフローチャート。 40ms周期キャッシュFWのフローチャート。 リセット処理部によるリセット処理のフローチャート。
符号の説明
1 データ公開側ソフトウェア部品
2 公開用データ
3 データ変換ソフトウェア
4 データ対応部
5A、5B 参照用データ
6 データストレージ
7、8、9 データ参照側ソフトウェア部品
50 ECU
10 アプリケーション部分
11 第1の制御ソフトウェア部品(吸入空気量推定処理ソフトウェア部品)
12 第2の制御ソフトウェア部品(燃料量・点火時期演算処理ソフトウェア部品)1 13 第3の制御ソフトウェア部品(故障診断処理ソフトウェア部品)
14 AP変数部
20 基本ソフトウェア部分
21 リアルタイムOS
22 アクチュエータ制御機能
23 センサ制御機能
24 通信ドライバ
25 デジタル入出力部
26 アナログ入出力部
27 リセット部
30 フレームワーク
31 タスクFW
32 IOFW
33 キャッシュFW
34 アプリケーションFW
50 ECU

Claims (4)

  1. マイクロコンピュータを用いて車両の制御を行う車両制御用装置の前記マイクロコンピュータに車両の制御動作を実行させるソフトウェアであって、
    車両を制御するための情報である制御データを公開する処理を前記マイクロコンピュータに実行させるソフトウェア部品である公開側ソフトウェア部品と、
    前記制御データを参照する処理を前記マイクロコンピュータに実行させるソフトウェア部品である複数の参照側ソフトウェア部品と、
    前記公開側ソフトウェア部品と前記参照側ソフトウェア部品との間での前記制御データの受け渡しに際してデータ形式を変換する処理を前記マイクロコンピュータに実行させ、前記車両制御用装置が有する記憶装置に、データ形式が変換された前記制御データを保持するデータ変換ソフトウェアと、
    を有し、
    前記公開側ソフトウェア部品は計測値公開ソフトウェア部品と制御目標値公開ソフトウェア部品とを備えており、
    前記計測値公開ソフトウェア部品は、複数のセンサにより出力される複数の計測データをそれぞれ検知してそれぞれを前記制御データとして公開する処理を前記マイクロコンピュータに実行させ、
    前記制御目標値公開ソフトウェア部品は、前記制御データとして公開された複数の前記計測データをそれぞれ参照し、該複数の計測データに基づいて複数の制御目標値をそれぞれ演算する処理を前記マイクロコンピュータに実行させ、
    複数の前記参照側ソフトウェア部品は、前記制御データとして公開された複数の前記制御目標値のそれぞれに基づき車両の制御を実行する複数の実行処理ソフトウェアを備えており、
    前記データ変換ソフトウェアは、前記マイクロコンピュータに、
    所定のタイミングで起動要求され、前記公開側ソフトウェア部品にデータ参照要求を行い、取得した前記制御データを起動要求されているタイミング毎に複数の参照側データに変換して前記参照側ソフトウェア部品へ提供するステップを実行することにより、前記データ変換ソフトウェアは、複数の前記計測データを前記制御目標公開ソフトウェア部品に参照させるために参照側データへの変換処理を前記マイクロコンピュータに実行させ、また複数の前記制御目標値データを前記実行処理ソフトウェアに参照させるために参照側データへの変換処理を前記マイクロコンピュータに実行させ、
    前記データ変換ソフトウェアは、
    前記参照側ソフトウェア部品が起動要求されるタイミングおよび前記公開側ソフトウェア部品が起動要求されるタイミングとは異なるタイミングで起動し、複数の前記計測データの参照側データへの変換を一の起動による処理中に前記マイクロコンピュータに実行させ、また複数の前記制御目標値の参照側データへの変換を一の起動による処理中に前記マイクロコンピュータに実行させ、
    前記車両用制御装置の記憶装置は、参照側データに変換された複数の前記計測データと複数の前記制御目標値をそれぞれ前記制御データとして記憶している
    ことを特徴とする車両制御用ソフトウェア。
  2. 前記公開側ソフトウェア部品と前記参照側ソフトウェア部品との間での前記制御データの受け渡しに際して変換される前記データ形式とは、少なくとも変数名と変数単位とのいずれか一つであることを特徴とする請求項1に記載の車両制御用ソフトウェア。
  3. 前記データ変換ソフトウェアを、少なくとも時間周期か、割り込み信号かのいずれかで起動要求するステップを、前記マイクロコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御用ソフトウェア。
  4. マイクロコンピュータを用いて車両の制御を行う車両制御用装置において、請求項1〜のいずれか1項に記載のソフトウェアを搭載することを特徴とする車両制御用装置。
JP2005077864A 2005-03-17 2005-03-17 車両制御用ソフトウェア及び車両制御装置 Active JP4728020B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005077864A JP4728020B2 (ja) 2005-03-17 2005-03-17 車両制御用ソフトウェア及び車両制御装置
CNB2006100045741A CN100449483C (zh) 2005-03-17 2006-01-28 车辆控制装置
US11/356,222 US20060212178A1 (en) 2005-03-17 2006-02-17 Vehicle control software and vehicle control apparatus
DE602006013898T DE602006013898D1 (de) 2005-03-17 2006-02-20 Fahrzeugsteuerungssoftware und Fahrzeugsteuerungsvorrichtung
EP06003406A EP1703391B1 (en) 2005-03-17 2006-02-20 Vehicle control software and vehicle control apparatus
US14/259,666 US20140236384A1 (en) 2005-03-17 2014-04-23 Vehicle Control Software and Vehicle Control Apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005077864A JP4728020B2 (ja) 2005-03-17 2005-03-17 車両制御用ソフトウェア及び車両制御装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010254876A Division JP5085719B2 (ja) 2010-11-15 2010-11-15 車両制御用ソフトウェア及び車両制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006257998A JP2006257998A (ja) 2006-09-28
JP4728020B2 true JP4728020B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=36655059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005077864A Active JP4728020B2 (ja) 2005-03-17 2005-03-17 車両制御用ソフトウェア及び車両制御装置

Country Status (5)

Country Link
US (2) US20060212178A1 (ja)
EP (1) EP1703391B1 (ja)
JP (1) JP4728020B2 (ja)
CN (1) CN100449483C (ja)
DE (1) DE602006013898D1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8392882B2 (en) * 2006-11-30 2013-03-05 Caterpillar Inc. Engine state-based control of software functions
US9405830B2 (en) * 2007-02-28 2016-08-02 Aol Inc. Personalization techniques using image clouds
JP4415027B2 (ja) * 2007-03-12 2010-02-17 マーン・ベー・オグ・ドバルドヴェー・ディーゼール・アクティーゼルスカブ 多気筒内燃機関用の制御方法及びシステム
JP4752807B2 (ja) * 2007-05-08 2011-08-17 株式会社デンソー マイクロコンピュータ
JP2010033436A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Autonetworks Technologies Ltd 制御装置、制御方法及びコンピュータプログラム
JP2010149537A (ja) * 2008-12-23 2010-07-08 Autonetworks Technologies Ltd 制御装置、制御方法及びコンピュータプログラム
JP2010255962A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Mitsubishi Electric Corp 空調制御装置および空調制御方法
JP2011028559A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Denso Corp 中継プログラムおよび電子制御装置
JP2011039698A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Sanyo Electric Co Ltd 演算処理装置
JP5406072B2 (ja) 2010-02-18 2014-02-05 株式会社日立製作所 組込み制御装置
US20130201316A1 (en) * 2012-01-09 2013-08-08 May Patents Ltd. System and method for server based control
JP5853716B2 (ja) * 2012-01-17 2016-02-09 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置およびタスク制御方法
US20160294605A1 (en) * 2014-07-07 2016-10-06 Symphony Teleca Corporation Remote Embedded Device Update Platform Apparatuses, Methods and Systems
US10427692B2 (en) 2015-07-28 2019-10-01 Crown Equipment Corporation Vehicle control module with signal switchboard and input tables
JP6652477B2 (ja) * 2016-10-03 2020-02-26 日立オートモティブシステムズ株式会社 車載処理装置
JP6838776B2 (ja) * 2020-01-23 2021-03-03 日立Astemo株式会社 車載処理装置
DE102021201837A1 (de) * 2021-02-26 2022-09-01 Siemens Mobility GmbH Verfahren zur Konfiguration einer Steuerungssoftware bei einem Schienenfahrzeug

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002236583A (ja) * 2001-02-07 2002-08-23 Fujitsu Ten Ltd 組込み用ソフトウェアモジュール
JP2003256201A (ja) * 2002-03-01 2003-09-10 Denso Corp データ参照に係るプログラム構造
JP2004192541A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Denso Corp 車両用制御プログラム、車両用制御装置、車両用制御プログラムの生成方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0347162A3 (en) * 1988-06-14 1990-09-12 Tektronix, Inc. Apparatus and methods for controlling data flow processes by generated instruction sequences
JPH0773050A (ja) * 1993-09-01 1995-03-17 Fujitsu Ltd プログラム間のデータ授受制御方式
US6539290B1 (en) * 1995-06-07 2003-03-25 Dabulamanzi Holdings, Llc Method, apparatus and design procedure for controlling multi-input, multi-output (MIMO) parameter dependent systems using feedback LTI'zation
WO2000044170A1 (en) * 1999-01-21 2000-07-27 Sony Corporation Data processing device and data processing method
JP3692820B2 (ja) * 1999-03-10 2005-09-07 株式会社デンソー 自動車用制御装置
US6779114B1 (en) * 1999-08-19 2004-08-17 Cloakware Corporation Tamper resistant software-control flow encoding
JP2001222436A (ja) * 1999-12-30 2001-08-17 Internatl Business Mach Corp <Ibm> リソースの自動化管理をサポートする方法、そのシステム、およびその記録媒体
DE10046620A1 (de) * 2000-09-20 2002-03-28 Bosch Gmbh Robert Steuergerät zum Steuern/Regeln der Betriebsabläufe bei einem Kraftfahrzeug und ein Verfahren zur Inbetriebnahme eines solchen Steuergerätes
EP1430406B1 (de) * 2001-09-26 2005-06-08 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur arbitrierung eines zugriffs auf einen datenbus
JP4192662B2 (ja) * 2003-04-15 2008-12-10 株式会社デンソー 電子制御装置
CA2453714A1 (en) * 2003-12-19 2005-06-19 Ibm Canada Limited - Ibm Canada Limitee Method, system and product for indentifying and executing locked read regions and locked write regions in programming languages that offer synchronization without explicit means to distinguish between such regions
US20060155717A1 (en) * 2004-12-29 2006-07-13 Neil Davis Device and method for producing computer readable formatted output

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002236583A (ja) * 2001-02-07 2002-08-23 Fujitsu Ten Ltd 組込み用ソフトウェアモジュール
JP2003256201A (ja) * 2002-03-01 2003-09-10 Denso Corp データ参照に係るプログラム構造
JP2004192541A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Denso Corp 車両用制御プログラム、車両用制御装置、車両用制御プログラムの生成方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE602006013898D1 (de) 2010-06-10
EP1703391B1 (en) 2010-04-28
US20060212178A1 (en) 2006-09-21
EP1703391A2 (en) 2006-09-20
CN1834905A (zh) 2006-09-20
US20140236384A1 (en) 2014-08-21
JP2006257998A (ja) 2006-09-28
EP1703391A3 (en) 2007-12-05
CN100449483C (zh) 2009-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4728020B2 (ja) 車両制御用ソフトウェア及び車両制御装置
US20060235594A1 (en) Method and computer system for operating at least two interconnencted control device
JP2007253792A (ja) 車両用電子制御装置のソフトウェアシステムおよびその設計方法
JP2004192541A (ja) 車両用制御プログラム、車両用制御装置、車両用制御プログラムの生成方法
JP2006327217A (ja) 車両制御用プログラム及び車両用電子制御装置
JP5085719B2 (ja) 車両制御用ソフトウェア及び車両制御装置
JP2010033130A (ja) シミュレーション方法、システム及びプログラム
JP2004234530A (ja) マイクロコンピュータのロジック開発装置
JP2003138981A (ja) 車両用電子制御装置
US7930523B2 (en) Inter-CPU data transfer device
JP5186290B2 (ja) シミュレーション方法、システム及びプログラム
JP6519515B2 (ja) マイクロコンピュータ
JP3827565B2 (ja) マイコンのロジック開発装置
JP3827615B2 (ja) マイコンのロジック開発装置及び開発方法
JP5776661B2 (ja) 電子制御装置
JP2004220326A (ja) 制御ソフトウエア構造およびこの構造を用いた制御装置
JPH1139172A (ja) 電子制御装置
JP2010009326A (ja) 組込み制御装置
JP2009080566A (ja) 車両制御用プログラムおよびプログラム生成方法、プログラム生成装置、及び自動車用制御装置
JP6293618B2 (ja) 車両用制御装置
JP5178878B2 (ja) 車両用制御装置
JP2001290510A (ja) 自動車用制御ユニット
JP2010049355A (ja) 模擬マイクロコンピュータ装置
JP2000293382A (ja) リアルタイムオペレーティングシステムを用いたタスク起動制御装置
JP2005240631A (ja) 内燃機関制御系の異常監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070208

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110311

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110412

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4728020

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350