JP4727517B2 - 光源装置および光断層画像化装置 - Google Patents

光源装置および光断層画像化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4727517B2
JP4727517B2 JP2006186238A JP2006186238A JP4727517B2 JP 4727517 B2 JP4727517 B2 JP 4727517B2 JP 2006186238 A JP2006186238 A JP 2006186238A JP 2006186238 A JP2006186238 A JP 2006186238A JP 4727517 B2 JP4727517 B2 JP 4727517B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
wavelength
multiplexing
source device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006186238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007212428A (ja
Inventor
友一 寺村
喜一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2006186238A priority Critical patent/JP4727517B2/ja
Priority to US11/651,959 priority patent/US7423761B2/en
Publication of JP2007212428A publication Critical patent/JP2007212428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4727517B2 publication Critical patent/JP4727517B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/0209Low-coherence interferometers
    • G01B9/02091Tomographic interferometers, e.g. based on optical coherence
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02041Interferometers characterised by particular imaging or detection techniques
    • G01B9/02044Imaging in the frequency domain, e.g. by using a spectrometer
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B2290/00Aspects of interferometers not specifically covered by any group under G01B9/02
    • G01B2290/70Using polarization in the interferometer

Description

本発明は、複数の光源の光を合波して射出する光源装置、および該光源装置を備え、OCT(Optical Coherence Tomography)計測により光断層画像を取得する光断層画像化装置に関するものである。
従来、生体組織の断層画像を取得する際に、OCT計測を利用した光断層画像取得装置が用いられることがある。この光断層画像取得装置では、光源から射出された低コヒーレント光を測定光と参照光とに分割した後、該測定光が測定対象に照射されたときの測定対象からの反射光と参照光とを合波し、該反射光と参照光との干渉光の強度に基づいて断層画像を取得する。
上記のような光断層画像取得装置では、参照光の光路長を変更することにより、測定対象に対する深さ方向の位置(以下、深さ位置という)を変更し断層画像を取得するTD−OCT(Time domain OCT)計測を利用した装置がある。
他方、上述した参照光の光路長の変更を行うことなく高速に断層画像を取得する装置として、SD−OCT(Spectral Domain OCT)計測による光断層画像化装置が提案されている。これは、広帯域の低コヒーレント光をマイケルソン型干渉計を用いて測定光と参照光とに分割した後、測定対象に測定光を照射させ、測定対象からの反射光と参照光との干渉光を各周波数成分に分解し、そのチャンネルドスペクトルをフーリエ解析することにより、深さ方向の走査を行わずに断層画像を取得するようにしたものであり、SD−OCT装置と称される。
上記のような光断層画像取得装置では空間分解能の向上が重要な課題であり、光源の発光スペクトルの波長幅が広いほど、測定対象の深さ方向の空間分解能を高くできることが知られている。また、光源は、安定した点光源であり、波長に対する強度分布を表す発光スペクトルがガウス分布形状に近いなだらかな形状であることが好ましいとされている。
現在入手可能な比較的安価で広い波長幅をもつ点光源としてはSLD(Super Luminescent Diode)があるが、単一素子で100nmを越えるような広い波長幅を得ようとすると、得られる発光スペクトルは多峰性になり、不安定になる。安定した発光スペクトルを得るためには、波長域を狭め、単峰性にすることが必要になる。
そこで近年では、波長の異なる複数の光源を用いた光断層画像取得装置が提案されている。特許文献1には、複数の波長の異なる低コヒーレント光源からの光を同時に測定対象に照射し、反射光と参照光を波長選択性をもつフィルターで分離し、分離された光ごとに個別に干渉信号を得る光断層画像装置が記載されている。
さらに、特許文献2には、複数の波長の異なる低コヒーレント光源からの光を光結合器で合波して使用する際に、発光スペクトルが多峰性となることで発生するコヒーレンス関数のサイドローブを、各光源のパラメータを最適化して抑圧するようにした光断層画像測定用の光源が記載されている。
特開平6−165784号公報 特開2002−214125号公報
ところで、上記のような光断層画像装置においては、通常、光源装置からの光を伝送用シングルモード光ファイバへ入射させて使用する。つまり、複数の光源の光を合波して得られた合波光も光ファイバへ入射させることになり、合波後の各光源からの光の光軸を一致させる必要がある。このことから、合波手段は限られたものとなり、従来では、ダイクロイックミラーやハーフミラーが用いられていた。しかしながら、これらの合波手段は以下に述べるような短所があり、改善が要望されている。
まず、ダイクロイックミラーによる合波について説明する。図23に、3つのダイクロイックミラーDM1、DM2、DM3を用いて、中心波長の異なる4つの光源SLD1、SLD2、SLD3、SLD4の光を合波する光源装置の構成図を示す。図24に光源SLD1〜SLD4の発光スペクトル、およびダイクロイックミラーDM1〜DM3の反射率の波長特性を示す。なお、図24の左の縦軸の強度の目盛と右の縦軸の反射率の目盛は異なる。ダイクロイックミラーDM1、DM2、DM3のカットオフ波長はそれぞれ、光源SLD1と光源SLD2の強度曲線の交点、光源SLD2と光源SLD3の強度曲線の交点、光源SLD3と光源SLD4の強度曲線の交点となる波長に設定されている。
図23に示す構成では、光源SLD1の射出方向に対して光源SLD2、SLD3、SLD4の射出方向が直角に交わるように配置され、それぞれの射出光の交点には各射出光と45度の角度をなすようにダイクロイックミラーDM1、DM2、DM3が配置されている。光源SLD1〜SLD4からの光はダイクロイックミラーDM1〜DM3により合波されて、最終的に得られた合波光は同一光軸上を進行する。
図25に4つの光源SLD1〜SLD4の光を合波して最終的に得られた合波光の発光スペクトルを示す。図25では、4つの光源SLD1〜SLD4の半値全幅w=10nmとしており、4つの光源SLD1〜SLD4を中心波長の長さの順番に並べたときの隣り合う光源のピーク波長間隔dをd/w=1.0、d/w=0.5、d/w=2とした各場合につき示している。
上記のようなダイクロイックミラーによる合波では、ダイクロイックミラーの急峻な波長選択性により、光量損失を少なくできるが、図25に示すように、合波光の発光スペクトルは複数のピークをもつ凹凸のある形状となってしまう。発光スペクトルが凹凸のある形状となると、以下に述べるような問題が生じ、好ましくない。
SD−OCT計測では、検出信号に対して波数空間から位置空間へのフーリエ変換を行い、深さ位置に対する反射率変化の信号を生成する。図26(A)に合波前の各光源の光の発光スペクトルを破線で、上記ダイクロイックミラーにより最終的に得られた合波光の発光スペクトルを実線で、波数の関数として示し、合波光の発光スペクトルに対してフーリエ変換を行ったものを位置の関数として図26(B)に示す。なお、図26(A)の横軸の目盛は等間隔ではない。合波光の発光スペクトルは、図26(A)に示すような凹凸のある形状であり、これに対してフーリエ変換を行ったものには図26(B)に示すように、サイドローブSLが現れる。実際のSD−OCT計測では、図26(A)に示すような測定光の発光スペクトルに基づく信号にOCT干渉信号が重畳した信号をフーリエ変換する。そのときに図26(B)に示すようなサイドローブSLが存在すると、サイドローブは、見かけ上はある深さ位置に反射界面が存在することを示す成分と同じとなるので、反射情報に対するノイズとなり、信号を不明瞭にさせ、分解能を低下させる。
発光スペクトルの凹凸で見られるピークとボトムの格差は各光源SLD1〜SLD4の波長幅と中心波長間隔によって決まる。中心波長間隔を小さくすればピークとボトムの格差は小さくなり、発光スペクトルの凹凸を小さくできるが、合波光の波長幅を広くすることはできず、当初の目的に反することになる。
上記不具合を解決するため、発光スペクトルを平坦化させるような波長選択性を有するフィルターを光路に挿入することも考えられるが、フィルターの波長特性が複雑になるため、実用的ではない。
次に、ハーフミラーによる合波について説明する。図27に、3つのハーフミラーHM1、HM2、HM3を用いて、中心波長の異なる4つの光源SLD1、SLD2、SLD3、SLD4の光を合波する光源装置の構成図を示す。
図27に示すように、光源SLD1、SLD3は射出方向が直角に交わるように配置され、射出光の交点に各射出光と45度の角度をなすように配置されたハーフミラーHM1により、光源SLD1、SLD3からの光は合波されて、ハーフミラーHM3に入射する。同様に、ハーフミラーHM2により、光源SLD2、SLD4からの光は合波されて、ハーフミラーHM3に入射する。ハーフミラーHM1による合波光とハーフミラーHM2による合波光はハーフミラーHM3により合波されて最終的に得られた合波光は同一光軸上を進行する。
図28(A)に4つの光源SLD1〜SLD4の光を合波して最終的に得られた合波光の発光スペクトルを実線で、合波前の各光源の発光スペクトルを破線で、波数の関数として示す。合波光の発光スペクトルは、図28(A)に示すような平坦なものとなり、これに対してフーリエ変換を行ったものには図28(B)に示すようにサイドローブは現れない。
しかし、ハーフミラーの透過率は約50%であるため、光量損失が大きいという問題がある。合波する光源数が増加するに従い、ハーフミラーを通過する回数も増え、最終的に利用可能な光量も低下していく。例えば、図27に示すような構成では、いずれの光源からの光もハーフミラーを2回通過するため、最終的に利用可能な光量は光源からの射出光の25%となってしまい、非常に効率が悪い。
そこで、本発明は、複数の光源からの光を合波して、発光スペクトルが広帯域でなだらかな形状の光を高効率に得ることが可能な光源装置、および該光源装置を備えた光断層画像化装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の光源装置は、それぞれ所定の波長幅を有し、中心波長が異なる4つ以上の合波用の光源と、前記光源を中心波長の長さの順番で奇数番目の光源からなる第1群と 偶数番目の光源からなる第2群とに群分けしたものに対し、同一群内の光源の光を合波して、各群の光をそれぞれ射出させる波長選択性を有する合波手段と、前記第1群および前記第2群から射出した光を合波する波長選択性を有しない合波手段と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明の第2の光源装置は、それぞれ所定の波長幅を有し、中心波長が異なる3つの合波用の光源と、前記光源を中心波長の長さの順番で奇数番目の光源からなる第1群と偶数番目の光源からなる第2群とに群分けしたものに対し、前記第1群内の光源の光を合波して、射出させる波長選択性を有する合波手段と、前記第1群および前記第2群から射出した光を合波する波長選択性を有しない合波手段と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明の第3の光源装置は、第1の中心波長と、該第1の中心波長を中心とする所定の波長幅とを有する第1の光源と、前記第1の中心波長よりも長波長側にある第2の中心波長と、該第2の中心波長を中心とする所定の波長幅とを有する第2の光源と、前記第2の中心波長よりも長波長側にある第3の中心波長と、該第3の中心波長を中心とする所定の波長幅とを有する第3の光源と、前記第1の光源の光と前記第3の光源の光とを合波して、射出させる波長選択性を有する合波手段と、前記波長選択性を有する合波手段により射出された光および前記第2の光源の光を合波する波長選択性を有しない合波手段と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明の第4の光源装置は、第1の中心波長と、該第1の中心波長を中心とする所定の波長幅とを有する第1の光源と、前記第1の中心波長よりも長波長側にある第2の中心波長と、該第2の中心波長を中心とする所定の波長幅とを有する第2の光源と、前記第2の中心波長よりも長波長側にある第3の中心波長と、該第3の中心波長を中心とする所定の波長幅とを有する第3の光源と、前記第3の中心波長よりも長波長側にある第4の中心波長と、該第4の中心波長を中心とする所定の波長幅とを有する第4の光源と、前記第1の光源の光と前記第3の光源の光とを合波して、射出させる波長選択性を有する第1の合波手段と、前記第2の光源の光と前記第4の光源の光とを合波して、射出させる波長選択性を有する第2の合波手段と、前記第1の合波手段により射出された光および前記第2の合波手段により射出された光を合波する波長選択性を有しない合波手段と、を備えたことを特徴とするものである。
なお、「所定の波長幅を有し」とは、強度を波長の関数として表した発光スペクトが所定の波長幅を有することを意味し、「所定の波長幅」とは例えば半値全幅が5nm以上である。
また、「波長選択性を有しない」とは、全波長領域にわたって波長選択性を有しないという意味ではなく、上記3つ以上の光源が射出する光の波長に対して波長選択性を有しないという意味である。
またここで、「前記光源を中心波長の長さの順番で奇数番目」とは、前記3つ以上の光源を中心波長の長さに基づき昇べき、または降べきの順に番号を付与したときの番号が1、3、5、…のように奇数のものを意味する。
つまり、本発明では、3つ以上の光源を2つの群に分けて、同一群内の光源は中心波長の長さの順番で隣り合わないようにしている。同一群内の複数の光源の光は全て波長選択性を有する合波手段により合波して1つの光とし、各群の光として射出するようにしている。そして、射出した第1群の光および第2群の光、すなわち、異なる群の光を波長選択性を有しない合波手段で合波するようにしている。
上記光源装置において、前記各光源の発光スペクトルは単峰性であり、該発光スペクトルの半値全幅(w)と前記順番で隣り合う前記光源同士のピーク波長の間隔(d)が、
1≦d/w≦1.2
の関係を有することが好ましい。
前記波長選択性を有する合波手段が、ダイクロイックミラー、ダイクロイックプリズム、回折光学素子、WDMカプラのいずれかであってもよい。前記波長選択性を有しない合波手段が、ハーフミラー、ハーフプリズム、光カプラのいずれかであってもよく、また、前記波長選択性を有しない合波手段が、偏光ミラー、偏光プリズム、偏波面保存光カプラ等の偏光方向が直交する光を合波するものであってもよい。
また、前記各光源が、前記順番の端から中心に向かうほど、該光源のピーク波長での強度が大きくなるよう設定されていることが好ましい。
さらに、本発明の光断層画像化装置は、上記記載の光源装置と、前記光源装置から射出された光を測定光と参照光とに分割する光分割手段と、前記測定光が測定対象に照射されたときの該測定対象からの反射光と前記参照光とを合波する合波手段と、前記合波手段により合波された前記反射光と前記参照光との干渉光を検出する干渉光検出手段と、前記干渉光検出手段により検出された前記干渉光から前記測定対象の断層画像を取得する画像取得手段と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明の光源装置では、まず、中心波長が異なる3つ以上の光源を、中心波長の長さの順番で、奇数番目の光源からなる第1群と偶数番目の光源からなる第2群とに群分けし、波長選択性を有する合波手段を用いて、同一群内の複数の光源の光を合波して、各群の光としてそれぞれ射出させるようにしている。すなわち、本発明の光源装置では、中心波長の長さの順番で隣り合わない光源の光を波長選択性を有する合波手段を用いて合波するようにしている。
一般に、波長選択性を有する合波手段は、波長に応じた透過および反射を利用して合波するものであり、高効率の合波が可能である。特に、合波する光の発光スペクトルが離れているほど波長選択性の活用が容易となり、高効率に合波しやすい。そこで、本発明のように、波長選択性を有する合波手段を用いて、中心波長の長さの順番で隣り合わない光源の光を合波すれば、順番の隣り合う光をそのまま合波する場合に比べて、合波する光の発光スペクトルが離れていることになり、高効率に合波できる。
上記波長選択性を有する合波手段による合波光の発光スペクトルは、高効率の合波であるがゆえに、その形状に合波前の各光源の発光スペクトルの影響が強く表れ、凹凸の大きな形状となることがある。そこで、本発明の光源装置では、上記のように合波されて第1群および前記第2群から射出した光を、波長選択性を有しない合波手段で合波するようにしている。その結果、最終的に得られる合波光の発光スペクトルは、例えば、中心波長の長さの順番で1、3、5、…番目の光源の発光スペクトルの凹部および凸部にそれぞれ、2、4、6、…番目の光源の発光スペクトルの凸部および凹部が重畳されて互いの凹凸が補完されてなだらかな形状に近づく。波長選択性を有しない合波手段は光量損失を伴うものが多いが、光量損失がある場合には、各光源の発光スペクトルの凹凸形状は急峻さが軽減され、最終的に得られる合波光の発光スペクトルはよりなだらかな形状となる。なお、本発明では、光量損失を伴う恐れのある波長選択性を有しない合波手段を用いるのは1回のみのため、従来のハーフミラーで全て合波するものに比べると高効率の合波となっている。
また、本発明では、所定の波長幅を有し中心波長が異なる3つ以上の複数の光源の光を合波しているため、最終的に得られる合波光の発光スペクトルは広帯域のものとなる。
ここで、前記各光源の発光スペクトルは単峰性であり、該発光スペクトルの半値全幅(w)と前記順番で隣り合う前記光源同士のピーク波長の間隔(d)が、1≦d/wであれば、合波光の半値全幅が(個々の光源の半値全幅)×(光源の個数)以上となり、合波光は広い波長帯域を確保できる。また、d/w≦1.2であれば、後に詳述するようにこの合波光をフーリエ変換したもののサイドローブを−10dB以下に抑えることができ、OCT計測にこの光源装置を適用したときには、ノイズを低減でき、高分解能に光断層画像を取得することができる。
前記波長選択性を有する合波手段をダイクロイックミラー、ダイクロイックプリズムとすれば、安価で汎用的な部品を用いて光源装置を構成できる。前記波長選択性を有する合波手段を回折光学素子とすれば、安価に量産可能な部品を用いて光源装置を構成できる。前記波長選択性を有する合波手段をWDMカプラとすれば、ミラー等を用いた空間での合波に比べ、環境変動に対して安定性に優れた光源装置を提供できる。
前記波長選択性を有しない合波手段をハーフミラー、ハーフプリズムとすれば、汎用的な部品を用いて安価に光源装置を構成できる。前記波長選択性を有しない合波手段を偏光ミラー、偏光プリズム等の偏光方向が直交する光を合波するものとすれば、合波する光の偏光方向を適切に設定することにより、高効率に合波できる。前記波長選択性を有しない合波手段を光カプラとすれば、ミラー等を用いた空間での合波に比べ、環境変動に対して安定性に優れた光源装置を提供できる。
特に、前記各光源が、前記順番の端から中心に向かうほど、該光源のピーク波長での強度が大きくなるよう設定すれば、合波光の発光スペクトル形状をガウス分布形状に近づけることができ、OCT計測にこの光源装置を適用したときには、ノイズを低減でき、高分解能に光断層画像を取得することができる。
本発明の光断層画像化装置は、上記光源装置を備えているため、高効率に合波された広帯域でなだらかな形状の発光スペクトルの光を用いた計測が可能であり、高分解能に光断層画像を取得することができる。
以下、図面を参照して本発明の光源装置および該光源装置を備えた光断層画像化装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、先に光断層画像化装置を説明し、その後、光源装置の詳細について説明する。図1は本発明の第1の実施形態による光断層画像化装置の構成を示す図である。光断層画像化装置1は、例えば体腔内の生体組織や細胞等の測定対象の断層画像をマイケルソン型干渉計を用いてSD−OCT計測により取得するものである。光断層画像化装置1は、光Lを射出する光源装置10と、光源装置10から射出された光Lを測定光L1と参照光L2とに分割する光分割手段3と、光分割手段3により分割された参照光L2の光路長を調整する光路長調整手段20と、光分割手段3により分割された測定光L1を測定対象Sまで導波するプローブ30と、プローブ30から測定光L1が測定対象Sに照射されたときの測定対象からの反射光L3と参照光L2とを合波する合波手段4と、合波手段4により合波された反射光L3と参照光L2との干渉光L4を検出する干渉光検出手段40と、干渉光検出手段40により検出された干渉光L4を周波数解析することにより測定対象Sの断層画像を取得する画像取得手段50とを有している。
光源装置10は、複数の光源と、これらの光源の光を合波する合波手段と、合波された光を光ファイバFB1内に入射させるための光学系とを有している。光源装置10の詳細な構成については後述する。本実施形態の光断層画像化装置1は、体腔内の生体部位を測定対象Sとして断層画像を取得するものであるので、光源装置10の光源には、測定対象S内を透過するときの散乱・吸収による光の減衰を最小限に抑えることができるものが選択されている。
光分割手段3は、たとえば2×2の光カプラから構成されており、光源装置10から光ファイバFB1を介して導波した光Lを測定光L1と参照光L2に分割する。光分割手段3は、2本の光ファイバFB2、FB3にそれぞれ光学的に接続されており、測定光L1は光ファイバFB2により導波され、参照光L2は光ファイバFB3により導波される。なお、本実施形態における光分割手段3は、合波手段4としても機能するものである。
光ファイバFB2にはプローブ30が光学的に接続されており、測定光L1は光ファイバFB2からプローブ30へ導波される。プローブ30は、たとえば鉗子口から鉗子チャンネルを介して体腔内に挿入されるものであって、光学コネクタOCにより光ファイバFB2に対し着脱可能に取り付けられている。
一方、光ファイバFB3における参照光L2の射出側には光路長調整手段20が配置されている。光路長調整手段20は、測定対象Sに対する測定開始位置を調整するために、参照光L2の光路長を変えるものであって、コリメータレンズ21および反射ミラー22を有している。そして、光ファイバFB3から射出した参照光L2はコリメータレンズ21を透過した後、反射ミラー22により反射され、再びコリメータレンズ21を介して光ファイバFB3に入射される。
ここで、反射ミラー22は可動ステージ23上に配置されており、可動ステージ23はミラー駆動手段24により矢印A方向に移動可能に設けられている。そして可動ステージ23が矢印A方向に移動することにより、参照光L2の光路長が変更するよう構成されている。
合波手段4は、2×2の光カプラからなり、光路長調整手段20により光路長の変更が施された参照光L2と測定対象Sからの反射光L3とを合波し光ファイバFB4を介して干渉光検出手段40側に射出するように構成されている。
干渉光検出手段40は、合波手段4により合波された反射光L3と参照光L2との干渉光L4を検出するものであって、光ファイバFB4から射出した干渉光L4を平行光化するコリメータレンズ41と、複数の波長帯域を有する干渉光L4を各波長帯域に分光する分光手段42と、分光手段42により分光された各波長帯域の干渉光L4を光検出手段44上に集光させる光学系43と、光学系43により集光された各波長帯域の干渉光L4を検出する光検出手段44とを有している。
分光手段42は例えば回折光学素子等から構成されており、そこに入射した干渉光L4を分光して、光検出手段44に向けて射出する。また光検出手段44は、例えば1次元もしくは2次元に光センサが配列されてなるCCD(Charge Coupled Device)やフォトダイオード等の素子から構成され、各光センサが、上述のように分光された干渉光L4を波長帯域毎にそれぞれ検出する。
上記光検出手段44は例えばパーソナルコンピュータ等のコンピュータシステムからなる画像取得手段50に接続され、画像取得手段50はCRTや液晶表示装置等からなる表示装置60に接続されている。画像取得手段50は干渉光検出手段40において検出された干渉光L4を周波数解析することにより、深さ位置における反射情報を取得する。そして、画像取得手段50は、各深さ位置における反射光L3の強度を用いて測定対象Sの断層画像を取得し、この断層画像が表示装置60において表示される。
ここで、干渉光検出手段40および画像取得手段50における干渉光L4の検出および画像の生成について簡単に説明する。なお、この点の詳細については「武田 光夫、「光周波数走査スペクトル干渉顕微鏡」、光技術コンタクト、2003、Vol41、No7、p426−p432」に詳しい記載がなされている。
測定光L1が測定対象Sに照射されたとき、測定対象Sの各深さからの反射光L3と参照光L2とがいろいろな光路長差をもって干渉しあう際の各光路長差lに対する干渉縞の光強度をS(l)とすると、干渉光検出手段40において検出される光強度I(k)は、
I(k)=∫ S(l)[1+cos(kl)]dl ・・・(1)
で表される。ここで、kは波数、lは光路長差である。式(1)は波数kを変数とする光周波数領域のインターフェログラムとして与えられていると考えることができる。このため、画像取得手段50において、干渉光検出手段40が検出した干渉光をフーリエ変換にかけて周波数解析を行い、干渉光L4の光強度S(l)を決定することにより、測定対象Sの各深さ位置における反射情報を取得し、断層画像を生成することができる。そして、生成された断層画像は、表示装置60において表示される。
次に、上記構成を有する光断層画像化装置1の動作例について説明する。まず、可動ステージ23が矢印A方向に移動することにより、測定可能領域内に測定対象Sが位置するように光路長の調整が行われる。その後、光源装置10から光Lが射出され、光Lは光分割手段3により測定光L1と参照光L2とに分割される。測定光L1はプローブ30により体腔内に導波され測定対象Sに照射される。そして、測定対象Sからの反射光L3が反射ミラー22において反射した参照光L2と合波手段4により合波され、反射光L3と参照光L2との干渉光L4が干渉光検出手段40により検出される。この検出された干渉光L4の信号が画像取得手段50において周波数解析されることにより断層画像が取得される。このように、SD−OCT計測により断層画像を取得する光断層画像化装置1においては、干渉光L4の周波数および光強度に基づいて各深さ位置における画像情報を取得するようになっており、反射ミラー22の矢印A方向の移動は測定対象の深さ方向について断層画像信号を得る位置の調整に用いられる。
そして、例えばプローブ30を回転させることにより、測定対象Sに対して測定光L1を1次元方向に走査させれば、この走査方向に沿った各部分において測定対象Sの深さ方向の情報が得られるので、この走査方向を含む断層面についての断層画像を取得することができる。なお、測定対象Sに対して測定光L1を、上記走査方向に対して直交する第2の方向に走査させることにより、この第2の方向を含む断層面についての断層画像をさらに取得することも可能である。
以下に、本実施形態の光源装置10について詳述する。図2に光源装置10の一例の構成を示す。図2に示す光源装置10は、4つの光源SLD1、SLD2、SLD3、SLD4と、2つのダイクロイックミラーDM1、DM2と、1つのハーフミラーHMと、光学系12とを有する。
光源SLD1〜SLD4は、低コヒーレント光源であり、それぞれ中心波長が異なるSLD(Super Luminescent Diode)である。図3に各SLDの発光スペクトルを示す。図3に示すように、光源SLD1、SLD2、SLD3、SLD4は、単峰性でガウス分布形状の発光スペクトルを有し、この順に中心波長が等間隔で長くなっている。また、各光源のピーク波長での強度は、中心波長の長さの順番の端から中心に向かうほど大きくなるように設定されている。具体的には、光源SLD1、SLD4のピーク波長での強度は光源SLD2、SLD3のピーク波長での強度の0.8倍である。
ダイクロイックミラーDM1、DM2は、所定の波長の光を反射し、それ以外の光を透過させることから波長選択性を有する合波手段として機能する。図3にダイクロイックミラーDM1、DM2の反射率の波長特性を破線で示す。ダイクロイックミラーDM1、DM2のカットオフ波長はそれぞれ、光源SLD1のピーク波長と光源SLD3のピーク波長の中間の波長、光源SLD2のピーク波長と光源SLD4のピーク波長の中間の波長に設定されている。なお、図3では、発光スペクトルと反射率の波長特性を合わせて示しているが、この図示は定性的なものであり、左の縦軸の強度の目盛と右の縦軸の反射率の目盛は異なる。
ハーフミラーHMは、波長に関係なく透過率および反射率が約50%であることから波長選択性をもたない合波手段として機能する。
図2に示す光源装置10において、中心波長の長さの順番で奇数番目の光源SLD1、SLD3は射出方向が直角に交わるように配置され、それらの射出光の交点にはダイクロイックミラーDM1が各射出光と45度の角度をなすよう配置されている。図3に示すダイクロイックミラーDM1の45度入射光に対する反射率特性により、光源SLD1の射出光はダイクロイックミラーDM1を透過し、光源SLD3の射出光はダイクロイックミラーDM1により反射されて90度進路を曲げられ、両者は合波されて同一光軸上を進行しハーフミラーHMに入射する。
また、中心波長の長さの順番で偶数番目の光源SLD2、SLD4もまた射出方向が直角に交わるように配置され、それらの射出光の交点にはダイクロイックミラーDM2が各射出光と45度の角度をなすよう配置されている。図3に示すダイクロイックミラーDM2の反射率特性により、光源SLD2の射出光はダイクロイックミラーDM2を透過し、光源SLD4の射出光はダイクロイックミラーDM2により反射されて90度進路を曲げられ、両者は合波されて同一光軸上を進行しハーフミラーHMに入射する。
そして、ダイクロイックミラーDM1による合波光とダイクロイックミラーDM2による合波光は直角に交わるように配置され、それらの交点にはハーフミラーHMが各合波光と45度の角度をなすよう配置されている。ダイクロイックミラーDM1による合波光のうち50%の光はハーフミラーHMを透過し、ダイクロイックミラーDM2による合波光のうち50%の光はハーフミラーHMにより反射されて90度進路を曲げられ、両者は合波されて同一光軸上を進行し、光学系12により集光されて、光ファイバFB1に入射する。
上述のように、光源装置10では、4つの光源を、光源SLD1およびSLD3からなる第1群と、光源SLD2およびSLD4からなる第2群とに群分けし、中心波長の長さの順番で隣り合わない光源を同一群として、同一群内の光源の光をダイクロイックミラーで合波している。そして、異なる群から射出した光をハーフミラーHMで合波するようにしている
図4に、光源SLD1、SLD3の発光スペクトルを破線で、これらのダイクロイックミラーDM1による合波光の発光スペクトルを実線で示す。また、図5に、光源SLD2、SLD4の発光スペクトルを破線で、これらのダイクロイックミラーDM2による合波光の発光スペクトルを実線で示す。図4および図5に示すように、ダイクロイックミラーDM1、DM2による合波は、光量損失が少なく、各合波光の発光スペクトルは、中央に深い凹みをもった形状となる。
図4に示す合波光と図5に示す合波光をハーフミラーHMで合波して最終的に得られる合波光の発光スペクトルを図6(A)に実線で示す。最終的に得られる合波光の発光スペクトルは、図6(A)に示すように、ダイクロイックミラーDM1、DM2による合波光の発光スペクトルの中央の凹みが互いに補完され合って凹凸の少ないものとなり、なだらかで平坦な形状となる。図6(A)には、破線を用いて4つの光源SLD1〜SLD4の発光スペクトルも合わせて示している。なお、図6(A)の横軸は波数であり、その目盛は等間隔ではない。図6(A)に示す合波光の発光スペクトルに対して波数空間から位置空間へのフーリエ変換を行ったものを図6(B)に示すが、これには、図26(B)に示す従来のダイクロイックミラーによる合波で見られるようなサイドローブは現れない。
図6は定性的な図示であるが、以下、数値計算例を示しながら、図2に示す本実施形態による合波と、図23に示す従来のダイクロイックミラーによる合波(以下、ダイクロイックミラー合波と称する)と、図27に示す従来のハーフミラーによる合波(以下、ハーフミラー合波と称する)とを詳細に比較する。
図7に、本実施形態による合波、ダイクロイックミラー合波、ハーフミラー合波で最終的に得られる各合波光の発光スペクトルの数値計算例をそれぞれI、DM、HMを付して示す。ただし、各場合とも、前述の本実施形態と同じ4つの光源SLD1〜SLD4を用い、各光源の半値全幅w=10nm、中心波長の長さの順番で隣り合う光源同士のピーク波長の間隔d=10nmとしている。
実際のSD−OCT計測では、測定光の発光スペクトルに基づく信号にOCT干渉信号が重畳した信号をフーリエ変換する。そこで、図8〜図10に、図7の各合波光のスペクトル信号にOCT干渉信号が重畳した干渉信号とその干渉信号をフーリエ変換したFT信号を示す。図8、図9、図10がそれぞれ、本実施形態、ダイクロイックミラー合波、ハーフミラー合波によるものであり、各図とも、(A)が干渉信号、(B)がFT信号である。
図7〜図10を見てわかるように、ダイクロイックミラー合波の発光スペクトルは凹凸の格差が大きい形状なのに対し、本実施形態による合波の発光スペクトルはハーフミラー合波とほぼ同様になだらかで平坦な形状を有する。その結果、ダイクロイックミラー合波のFT信号には大きなサイドローブが現れるのに対し、本実施形態による合波のFT信号にはハーフミラー合波のFT信号とほぼ同程度の小さなサイドローブしか見られない。
上述したように、サイドローブは、見かけ上はある深さ位置に反射界面が存在することを示す成分と同じとなるため、反射情報に対するノイズとなる。つまり、サイドローブは、信号を不明瞭にさせ、分解能の低下を招くため、小さい方が好ましい。本実施形態による合波で見られるサイドローブは、ダイクロイックミラー合波のものよりもかなり小さく、本実施形態の方がダイクロイックミラー合波よりも高分解能の画像が期待できることがわかる。
また、図7〜図10によれば、本実施形態による合波光の強度は、ハーフミラー合波のものの約2倍となる。これは、図27に示すハーフミラー合波では各光源からの光は光量ロスの大きいハーフミラーを2回通過しているのに対し、本実施形態ではハーフミラーを1回しか通過しないようにしているからである。よって、図27に示すハーフミラー合波のように全てハーフミラーで合波する光源装置に対して、本実施形態のようにハーフミラーによる合波を1回のみにしたものでは、合波に用いる光源の数が増加するほど、最終的に得られる合波光の強度の比は大きくなる。
なお、合波光の発光スペクトルは、合波に用いる光源のピーク波長の間隔dや各光源の半値全幅wと関係する。以下、本実施形態による合波、ダイクロイックミラー合波、ハーフミラー合波を比較しながら、光断層画像化装置の光源装置に好適なピーク波長の間隔d、半値全幅wの条件を考察する。以下の考察で用いる光源は、上述の4つの光源SLD1〜SLD4と同じとするが、簡単のため、強度のみ上述のものと異なり、各光源のピーク波長での強度は全て同じとする。
まず、光断層画像化装置の分解能に大きく影響する合波光の発光スペクトルの波長幅について考察する。合波光の波長幅は個々の光源のピーク波長の間隔の増加とともに単調増加する。図11に、本実施形態による合波、ダイクロイックミラー合波、ハーフミラー合波で最終的に得られる各合波光の半値全幅をそれぞれI、DM、HMを付して示す。なお、図11の横軸はd/wであり、縦軸の単位はwである。
合波光の半値全幅としては、(個々の光源の半値全幅)×(光源の数)、すなわち、光源が4つの場合は4×w程度以上が得られることが望ましく、そのためには図11よりd/w≧1が条件となる。なお、この条件式d/w≧1は光源の数によらない。
次に、光断層画像化装置の信号取得時のノイズに影響する発光スペクトルの形状について考察する。前述のように、発光スペクトルが凹凸をもつ形状の場合、そのフーリエ変換はサイドローブを伴うものとなり、光断層画像化装置において解像度やS/Nを低下させる要因となる。サイドローブの大きさは発光スペクトルの凹凸の深さに比例するので、発光スペクトルはできるだけなだらかな形状が望ましい。すなわち、合波光の発光スペクトルにおいて、そのピークとボトムの格差は小さいことが望ましく、ピークでの強度とボトムでの強度の比(以下p−v比という)が1に近いことが望ましい。
各場合についてp−v比を求める。まず、従来のハーフミラー合波では、合波光の発光スペクトルは下式のようになる。
Figure 0004727517
上式では、合波に用いる光源の数をN、HMの分割比を50%としている。図12にハーフミラー合波による合波光、合波に用いる各光源の発光スペクトルをそれぞれ実線、破線で示す。ハーフミラー合波では、合波光の発光スペクトルのピークとボトムはほぼ各光源のピーク波長(図12のAで示す波長)かその中点(図12のBで示す波長)に現れるので、上記式よりその波長でのp−v比を求める。
一方、ダイクロイックミラー合波では、合波光のピークでの強度とボトムでの強度は、より単純に、それぞれ各ピーク波長での強度とクロスオーバー点での強度に等しく、これらよりp−v比を求める。
図13に、本実施形態による合波、ダイクロイックミラー合波、ハーフミラー合波で最終的に得られる各合波光のp−v比をそれぞれI、DM、HMを付して、横軸をd/wにとり示す。図13から、同じd/wの値では、ダイクロイックミラー合波に比べて、本実施形態およびハーフミラー合波の方が凹凸が半分程度に抑えられていることがわかる。ハーフミラー合波でp−v比が1より大きい場合は、凹凸は現れず全体として単峰の発光スペクトルとなる。本実施形態ではd/w>1においてはほぼハーフミラー合波と等しい発光スペクトル形状となるが、d/w<1においては凹凸形状が反転する場合がある。
SD−OCT装置では、測定光のスペクトル信号にOCT干渉信号が重畳した干渉信号をフーリエ変換することで、空間の情報を得ている。そこで、本実施形態による合波光の発光スペクトルについてもフーリエ変換を行い、その主要部を図14に示す。実際は干渉信号の周波数のサイドローブが問題となるが、干渉信号はほぼ均一に重畳するので、演算処理を行うことによりその影響を排除でき、実質的に問題となるサイドローブはDC成分の周辺のサイドローブと考えればよい。図14ではDC成分の周辺についてd/w=0.8、1.0、1.2、1.4、1.5の各場合について示している。d/wが大きくなるに従いサイドローブも大きくなっているのが分かる。さらに各場合の最も大きなサイドローブの強度比をd/wを変数にとりグラフ化すると、図15に示すようになる。図15から、サイドローブを−10dB以下に抑えるにはd/w≦1.2が条件となることがわかる。
次に、本発明の第2の実施形態による光源装置210について説明する。図16に光源装置210の構成を示す。第2の実施形態の光源装置210は、図2に示す第1の実施形態の光源装置10のハーフミラーHMを、偏光方向が直交する光を合波する偏光ミラーPMに置換し、この偏光ミラーPMに合わせて偏光方向を設定して各光源からの光を合波したものである。
偏光ミラーPMは、プレート型の偏光ビームスプリッターであり、クロム等の金属薄膜、あるいは誘電体多層膜をコーティングした面をもち、光源の光の波長帯域では波長に関係なく所定方向の偏光方向の光を透過させ、それに直交する偏光方向の光を反射することから、ここでは波長選択性をもたない合波手段として機能する。
図16に示す光源装置210において、光源SLD1、SLD3は射出方向が直角に交わるように配置され、それらの射出光の交点にはダイクロイックミラーDM1が各射出光と45度の角度をなすよう配置されている。また、光源SLD1、SLD3の射出光はP偏光となるように設定されている。図3に示すダイクロイックミラーDM1の反射率特性により、光源SLD1の射出光はダイクロイックミラーDM1を透過し、光源SLD3の射出光はダイクロイックミラーDM1により反射されて90度進路を曲げられ、両者は合波されて同一光軸上を進行し偏光ミラーPMに入射する。
また、光源SLD2、SLD4もまた射出方向が直角に交わるように配置され、それらの射出光の交点にはダイクロイックミラーDM2が各射出光と45度の角度をなすよう配置されている。また、光源SLD1、SLD3の射出光はS偏光となるように設定されている。図3に示すダイクロイックミラーDM2の反射率特性により、光源SLD2の射出光はダイクロイックミラーDM2を透過し、光源SLD4の射出光はダイクロイックミラーDM2により反射されて90度進路を曲げられ、両者は合波されて同一光軸上を進行し偏光ミラーPMに入射する。
そして、ダイクロイックミラーDM1によるP偏光の合波光とダイクロイックミラーDM2によるS偏光の合波光は直角に交わるように配置され、それらの交点には偏光ミラーPMが各合波光と45度の角度をなすよう配置されている。ダイクロイックミラーDM1による合波光は偏光ミラーPMを透過し、ダイクロイックミラーDM2による合波光は偏光ミラーPMにより反射されて90度進路を曲げられ、両者は合波されて同一光軸上を進行し、光学系12により集光されて、光ファイバFB1に入射する。
偏光ミラーPMでの合波はほぼ光量損失がないため、本実施形態の光源装置210で最終的に得られる合波光の強度は、図2の第1の実施形態の光源装置10のものの約2倍となる。本実施形態で最終的に得られる合波光はP偏光とS偏光が混在したものとなるが、直線偏光が要求されない場合は、本実施形態のように偏光を利用すれば、高効率に合波できる。
なお、本実施形態において、偏光ミラーをキューブ型の偏光ビームスプリッターである偏光プリズムに置換することも可能である。偏光プリズムは、直角プリズムの斜面にクロム等の金属薄膜、あるいは誘電体多層膜をコーティングしたものを接着したプリズムで、入射面に垂直に入射した光をこの斜面で反射光と透過光とに分割する。
次に、本発明の第3の実施形態による光源装置310について説明する。図17に光源装置310の構成を示す。第3の実施形態の光源装置310は基本的に、図2に示す第1の実施形態の光源装置10のダイクロイックミラーDM1、DM2、ハーフミラーHMをそれぞれ、WDM(Wavelength Division Multiplexing)カプラWDMC1、WDMC2、光カプラCに置換し、光路を光ファイバにしたものである。
WDMカプラWDMC1、WDMC2は、所定のポートから入射された所定の波長の光を所定のポートへ射出させることから波長選択性を有する合波手段として機能する。光カプラCは、所定のポートから入射された光を波長に関係なく所定の割合で分波することから波長選択性をもたない合波手段として機能する。本実施形態の光カプラCは50%:50%の割合の分波機能をもつものである。
図17に示す光源装置310において、光源SLD1、SLD3からの射出光はそれぞれ光学系13a、13bにより集光されて光ファイバFB11、FB13に入射し、各光ファイバを導波路として進行してWDMカプラWDMC1に入射し、WDMカプラWDMC1により合波された後、光ファイバFB15を導波路として進行して光カプラCに入射する。また、光源SLD2、SLD4からの射出光はそれぞれ光学系13c、13dにより集光されて光ファイバFB12、FB14に入射し、各光ファイバを導波路としてWDMカプラWDMC2に入射し、WDMカプラWDMC2により合波された後、光ファイバFB16を導波路として光カプラCに入射する。そして、WDMカプラWDMC1による合波光とWDMカプラWDMC2による合波光は光カプラCにより合波されて、その後は光ファイバFB1に入射する。
本実施形態の光源装置もまた、第1の実施形態のものと同様の効果が得られる。第1および第2の実施形態では空間での合波を例としてきたが、本実施形態ではカプラを用いることで、光源からの出力光を光ファイバに入力させた状態で合波させている。これにより、本実施形態では、第1および第2の実施形態に比べて環境変動に対して安定性が優れているという効果がさらに得られる。
次に、本発明の第4の実施形態による光源装置410について説明する。図18に光源装置410の構成を示す。光源装置410を図17に示す光源装置310と比較すると、光源装置410は、偏波面コントローラ411、412、413がさらに設けられ、光源装置310の光カプラCを偏波面保存光カプラPCに置換して、偏光方向が直交する光を合波するようにした点が基本的に異なる。
偏波面コントローラ411、412、413はそれぞれ、光ファイバFB11、FB12、FB15を伝播する光の偏光状態を任意の状態に変換できるものである。偏波面保存光カプラPCは、入射された光の偏光状態を保存したまま合波または分波する機能を有し、偏光方向が直交する光を合波するものである。偏波面保存光カプラPCとしては、例えばPANDA−PBS(Polarization −maintaining AND Absorption−reducing − Polarization Beam Splitter)を用いることができる。
図18に示す光源装置410において、光源SLD1、SLD3からの射出光はそれぞれ光学系13a、13bにより集光されて光ファイバFB11、FB13に入射し、各光ファイバを導波路として進行してWDMカプラWDMC1に入射して合波される。このとき、光源SLD1からの光の偏光方向が光源SLD3からの光の偏光方向と一致するように、偏波面コントローラ411を駆動させて光源SLD1からの光の偏光方向を設定して、合波させる。
光源SLD2、SLD4からの射出光についても同様に、これらの光はそれぞれ光学系13a、13bにより集光されて光ファイバFB12、FB14に入射し、各光ファイバを導波路として進行してWDMカプラWDMC2に入射して合波される。このとき、光源SLD2からの光の偏光方向が光源SLD4からの光の偏光方向と一致するように、偏波面コントローラ412を駆動させて光源SLD2からの光の偏光方向を設定して、合波させる。
次に、WDMカプラWDMC1による合波光とWDMカプラWDMC2による合波光はそれぞれ光ファイバFB15、FB16を導波路として進行して偏波面保存光カプラPCに入射し、偏波面保存光カプラPCにより合波される。このとき、WDMカプラWDMC1による合波光の偏光方向がWDMカプラWDMC2による合波光の偏光方向と直交するように、偏波面コントローラ413を駆動させてWDMカプラWDMC1による合波光の偏光方向を設定して、合波させる。偏波面保存光カプラPCでは、入射光の偏光方向が保存されるので、合波後の光は偏光方向が直交する2つの成分の光を含んだものとなる。
図19に、光源装置410をマッハツェンダー型干渉計を用いたSD−OCT計測による光断層画像化装置100に適用したときの構成例を示す。なお、図19に示す光断層画像化装置100において、図1の光断層画像化装置1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。
光断層画像化装置100では、光源装置410から光ファイバFB1により導波された光は、光分割手段3により測定光L1と参照光L2に分割される。参照光L2は、光ファイバFB3により導波されてサーキュレータ6を経由して光ファイバFB31により導波されて光路長調整手段20に入射する。光路長調整手段20により光路長の変更が施された参照光L2は、光ファイバFB31により導波されてサーキュレータ6を経由して光ファイバFB32により導波されて、合波手段4に入射する。ここで、参照光L2側の光路には、光ファイバFB32を伝播する光の偏光方向を設定するための偏波面コントローラ414が設けられている。
一方、光分割手段3により分割された測定光L1は、光ファイバFB2により導波されてサーキュレータ7を経由して光ファイバFB21により導波されて光学コネクタOCを経由してプローブ30に入射する。測定対象Sからの反射光L3は、プローブ30出射後、光ファイバFB21により導波されてサーキュレータ7を経由して光ファイバFB22により導波されて、合波手段4に入射する。
このとき、各光源の光ごとに、参照光L2の偏光方向が反射光L3の偏光方向と略同一になるように、偏波面コントローラ414を駆動させて参照光L2の偏光方向を設定して、反射光L3と参照光L2を合波させて干渉光L4を得る。
以上説明した本実施形態の光源装置410によれば、第3の実施形態の光源装置310と同様の効果が得られる。さらに、光源装置310の50%:50%の割合で合分波する光カプラCの代わりに、本実施形態の光源装置410では偏波面保存光カプラPCを用いているため、高効率に合波できる。
なお、上記光源装置410で用いる光ファイバとしては、光ファイバの伝搬距離が短く大きな応力がかからなければシングルモードファイバを用いることができるが、偏光状態の保存が可能な偏波面保存光ファイバを用いる方がより好ましい。光源装置410の全ての光ファイバをシングルモードファイバにして、かつ偏光状態を厳密に制御したい場合は、光ファイバFB13、FB14、FB16を伝播する光の偏光方向を設定するための偏波面コントローラをさらに設けることが好ましい。あるいは、光源装置410の全ての光ファイバを偏波面保存光ファイバとして、全光源からの出射光の偏光方向、偏波面保存光ファイバの偏光軸の方向、偏波面保存光カプラPCの偏光軸の方向とを設定しておくことにより、全く偏波面コントローラを用いない構成も可能である。偏波面保存光ファイバとしては、例えば、PANDA(Polarization −maintaining AND Absorption−reducing)ファイバや、コアの形状を非軸対称にした楕円コアファイバ等を用いることができる。
次に、本発明の第5の実施形態による光源装置510について図20を参照しながら説明する。図20に光源装置510の構成を示す。光源装置510は、図17に示す光源装置310を基本にして合波に用いる光源数を増加させたものであり、WDMカプラおよび光カプラを用いて7つの光源SLD1〜SLD7の光を合波するものである。光源SLD1〜SLD7は、低コヒーレント光源であり、それぞれ中心波長が異なるSLDであり、単峰性でガウス分布形状の発光スペクトルを有し、この順に中心波長が等間隔で長くなっている。また、各光源のピーク波長での強度は、中心波長の長さの順番の端から中心に向かうほど大きくなるように設定されている。
図20に示す光源装置510において、光源SLD1、SLD3、SLD5、SLD37からの射出光はそれぞれ光学系13a、13b、13e、13fにより集光されて光ファイバFB11、FB13、FB15、FB17に入射し、各光ファイバを導波路として進行して4×1のWDMカプラであるWDMカプラWDMC3に入射して合波されて、光ファイバFB18を導波路として進行して光カプラCに入射する。
また、光源SLD2、SLD4からの射出光はそれぞれ光学系13c、13dにより集光されて光ファイバFB12、FB14に入射し、各光ファイバを導波路としてWDMカプラWDMC2に入射して合波され、合波光は光ファイバFB19を導波路として進行してWDMカプラWDMC4に入射する。光源SLD6からの射出光は光学系13gにより集光されて光ファイバFB16に入射して導波されてWDMカプラWDMC4に入射する。そして、WDMカプラWDMC2による合波光と光源SLD6からの射出光はWDMカプラWDMC4で合波された後、光ファイバFB20を導波路として進行して光カプラCに入射する。光カプラCにおいて、WDMカプラWDMC3による合波光とWDMカプラWDMC4による合波光は合波されて、その後は光ファイバFB1に入射する。
上記の第5の実施形態のように、多数の光源からの光を合波する場合でも、n×1(nは2以上の整数)のWDMカプラを用いたり、WDMカプラを多用することで本発明を適用して任意の数の光源の光を合波することができる。
なお、合波手段は上述の第1〜第5の実施形態のものに限定されない。上述のもの以外に、波長選択性を有する合波手段としてはダイクロイックプリズムや回折光学素子を用いてもよく、波長選択性を有しない合波手段としてはハーフプリズムを用いてもよい。波長選択性を有する合波手段と波長選択性を有しない合波手段の組み合わせも、上述の実施形態のものに限定されず、任意の組み合わせが可能である。また、第2〜第5の実施形態の光源装置210、310、410、510および上記の合波手段を用いた光源装置は、第1の実施形態の光源装置10同様、光断層画像化装置1に適用可能である。
以上ではSD−OCT計測による光断層画像化装置について説明したが、上述の光源装置はTD−OCT計測による光断層画像化装置にも適用可能である。TD−OCT計測による光断層画像化装置の一例の構成を図21に示す。なお、図21に示す光断層画像化装置2において、図1の光断層画像化装置1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。
光断層画像化装置2はいわゆるTD−OCT計測を行うことにより断層画像を取得するものであって、光路長調整手段20は、測定対象S内の測定位置を深さ方向に変化させるために、参照光L2の光路長を変える機能を有している。さらに、参照光L2の光路中(光ファイバFB3)に位相変調器25が配置されており、参照光L2に対しわずかな周波数シフトを与える機能を有している。そして、光路長調整手段20および位相変調器25により光路長の変更および周波数シフトがなされた参照光L2が合波手段4に導波される。
光断層画像化装置2における干渉光検出手段240は、たとえばヘテロダイン検波により、合波手段4により合波された反射光L3と参照光L2との干渉光L4の光強度を検出する。具体的には、測定光L1の光路長と測定対象Sのある点で反射、もしくは後方散乱された反射光L3の光路長の合計と、参照光L2の光路長との差が、光源装置から出射される光のコヒーレンス長よりも短い場合にのみ、反射光量に比例した振幅の干渉信号が検出される。光路長調整手段20により光路長が変更されていくにつれて、測定対象Sの測定位置(深さ)が変わっていき、干渉光検出手段240は各測定位置における反射率信号を検出する。なお、測定位置の情報は光路長調整手段20から画像取得手段50へ出力されるようになっている。このミラー移動手段24における測定位置の情報と干渉光検出手段240により検出された信号とに基づいて、画像取得手段50により測定対象Sの深さ方向の反射光強度分布情報が得られる。
なお、図21に示す光断層画像化装置2においては、干渉光L4を光分割手段3で二分した光を光検出器40aと光検出器40bとに導き、演算手段241においてバランス検波を行う機構を有している。この機構により、光強度ゆらぎの影響を抑え、より鮮明な画像を得ることが出来る。
なお、図21では光源装置10を例示しているが、第2〜第5の実施形態の光源装置210、310、410、510および上記で使用可能として説明した合波手段を用いた光源装置を、光源装置10の代わりに光断層画像化装置2に適用することも可能である。
なお、本発明は上記形態に限定されない。たとえば、上記ではピーク波長間隔が等間隔の光源を合波する場合について例示したが、必ずしも等間隔でなくてもよい。また、図22に例示するように、発光スペクトルが異なる形状の3つの光源1、2、3からの光を合波するときに本発明を適用することも可能である。さらにまた、合波に用いる光源の数は上記実施形態のもの限定されず、3つ以上であればよく、任意に設定可能である。
本発明の第1の実施形態による光断層画像化装置の概略構成図 図1の光断層画像化装置における光源装置の一例の構成図 図2の光源装置における各光源の発光スペクトルとダイクロイックミラーの反射率特性を示す図 図2の光源装置における2つの光源とそれらの合波光の発光スペクトルを示す図 図2の光源装置における2つの光源とそれらの合波光の発光スペクトルを示す図 図6(A)は図2の光源装置における各光源とそれらの合波光の発光スペクトルを示す図、図6(B)は図6(A)に示す合波光の発光スペクトルをフーリエ変換したものを示す図 図2の光源装置の合波光と従来例の合波光の発光スペクトルを示す図 図8(A)は図2の光源装置を用いて得られる干渉信号、図8(B)は図8(A)の干渉信号をフーリエ変換したFT信号 図9(A)は従来のダイクロイックミラー合波を用いて得られる干渉信号、図9(B)は図9(A)の干渉信号をフーリエ変換したFT信号 図10(A)は従来のハーフミラー合波を用いて得られる干渉信号、図10(B)は図10(A)の干渉信号をフーリエ変換したFT信号 図2の光源装置の合波光と従来例の合波光の半値全幅を示す図 合波光の発光スペクトルのピークとボトム等を示す図 図2の光源装置の合波光と従来例の合波光のp−v比を示す図 図2の光源装置を用いて得られる発光スペクトルをフーリエ変換したものの一部を示す図 図14に示すサイドローブの強度比 本発明の第2の実施形態による光源装置の構成図 本発明の第3の実施形態による光源装置の構成図 本発明の第4の実施形態による光源装置の構成図 本発明の別の実施形態による光断層画像化装置の概略構成図 本発明の第4の実施形態による光源装置の構成図 本発明の別の実施形態による光断層画像化装置の概略構成図 本発明を適用可能な光源の発光スペクトルの例を示す図 従来の光源装置の構成図 図23の光源装置における各光源の発光スペクトルとダイクロイックミラーの反射率特性を示す図 図23の光源装置における合波光の発光スペクトルを示す図 図26(A)は図23の光源装置の各光源とそれらの合波光の発光スペクトルを示す図、図26(B)は図26(A)に示す合波光の発光スペクトルをフーリエ変換したものを示す図 従来の光源装置の構成図 図28(A)は図27の光源装置の各光源とそれらの合波光の発光スペクトルを示す図、図28(B)は図28(A)に示す合波光の発光スペクトルをフーリエ変換したものを示す図
符号の説明
1、2、100 光断層画像化装置
3 光分割手段
4 合波手段
5 光カプラ
10、210、310、410、510 光源装置
12 光学系
20 光路長調整手段
21 コリメータレンズ
22 反射ミラー
23 可動ステージ
24 ミラー駆動手段
25 位相変調器
30 プローブ
40、240 干渉光検出手段
40a、40b 検出器
41 コリメータレンズ
42 分光手段
44 光検出手段
50 画像取得手段
60 表示装置
C 光カプラ
DM1、DM2、DM3 ダイクロイックミラー
HM、HM1、HM2、HM3 ハーフミラー
L 光
L1 測定光
L2 参照光
L3 反射光
L4 干渉光
OC 光学コネクタ
PC 偏波面保存光カプラ
PM 偏光ミラー
S 測定対象
SLD1、SLD2、SLD3、SLD4 光源
WDMC1、WDMC2 WDMカプラ

Claims (10)

  1. それぞれ所定の波長幅を有し、中心波長が異なる4つ以上の合波用の光源と、
    前記光源を中心波長の長さの順番で奇数番目の光源からなる第1群と偶数番目の光源からなる第2群とに群分けしたものに対し、同一群内の光源の光を合波して、各群の光をそれぞれ射出させる波長選択性を有する合波手段と、
    前記第1群および前記第2群から射出した光を合波する波長選択性を有しない合波手段と、を備えたことを特徴とする光源装置。
  2. それぞれ所定の波長幅を有し、中心波長が異なる3つの合波用の光源と、
    前記光源を中心波長の長さの順番で奇数番目の光源からなる第1群と偶数番目の光源からなる第2群とに群分けしたものに対し、前記第1群内の光源の光を合波して、射出させる波長選択性を有する合波手段と、
    前記第1群および前記第2群から射出した光を合波する波長選択性を有しない合波手段と、を備えたことを特徴とする光源装置。
  3. 前記各光源の発光スペクトルは単峰性であり、該発光スペクトルの半値全幅(w)と前記順番で隣り合う前記光源同士のピーク波長の間隔(d)が、
    1≦d/w≦1.2
    の関係を有することを特徴とする請求項1または2記載の光源装置。
  4. 前記波長選択性を有する合波手段が、ダイクロイックミラー、ダイクロイックプリズム、回折光学素子、WDMカプラのいずれかであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の光源装置。
  5. 前記波長選択性を有しない合波手段が、ハーフミラー、ハーフプリズム、偏光ミラー、偏光プリズム、光カプラのいずれかであることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の光源装置。
  6. 前記波長選択性を有しない合波手段が、偏光方向が直交する光を合波するものであることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の光源装置。
  7. 前記各光源が、前記順番の端から中心に向かうほど、該光源のピーク波長での強度が大きくなるよう設定されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の光源装置。
  8. 第1の中心波長と、該第1の中心波長を中心とする所定の波長幅とを有する第1の光源と、
    前記第1の中心波長よりも長波長側にある第2の中心波長と、該第2の中心波長を中心とする所定の波長幅とを有する第2の光源と、
    前記第2の中心波長よりも長波長側にある第3の中心波長と、該第3の中心波長を中心とする所定の波長幅とを有する第3の光源と、
    前記第1の光源の光と前記第3の光源の光とを合波して、射出させる波長選択性を有する合波手段と、
    前記波長選択性を有する合波手段により射出された光および前記第2の光源の光を合波する波長選択性を有しない合波手段と、を備えたことを特徴とする光源装置。
  9. 第1の中心波長と、該第1の中心波長を中心とする所定の波長幅とを有する第1の光源と、
    前記第1の中心波長よりも長波長側にある第2の中心波長と、該第2の中心波長を中心とする所定の波長幅とを有する第2の光源と、
    前記第2の中心波長よりも長波長側にある第3の中心波長と、該第3の中心波長を中心とする所定の波長幅とを有する第3の光源と、
    前記第3の中心波長よりも長波長側にある第4の中心波長と、該第4の中心波長を中心とする所定の波長幅とを有する第4の光源と、
    前記第1の光源の光と前記第3の光源の光とを合波して、射出させる波長選択性を有する第1の合波手段と、
    前記第2の光源の光と前記第4の光源の光とを合波して、射出させる波長選択性を有する第2の合波手段と、
    前記第1の合波手段により射出された光および前記第2の合波手段により射出された光を合波する波長選択性を有しない合波手段と、を備えたことを特徴とする光源装置。
  10. 請求項1からのいずれか1項記載の光源装置と、
    前記光源装置から射出された光を測定光と参照光とに分割する光分割手段と、
    前記測定光が測定対象に照射されたときの該測定対象からの反射光と前記参照光とを合波する合波手段と、
    前記合波手段により合波された前記反射光と前記参照光との干渉光を検出する干渉光検出手段と、
    前記干渉光検出手段により検出された前記干渉光から前記測定対象の断層画像を取得する画像取得手段と、を備えたことを特徴とする光断層画像化装置。
JP2006186238A 2006-01-11 2006-07-06 光源装置および光断層画像化装置 Active JP4727517B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006186238A JP4727517B2 (ja) 2006-01-11 2006-07-06 光源装置および光断層画像化装置
US11/651,959 US7423761B2 (en) 2006-01-11 2007-01-11 Light source apparatus and optical tomography imaging apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006003459 2006-01-11
JP2006003459 2006-01-11
JP2006186238A JP4727517B2 (ja) 2006-01-11 2006-07-06 光源装置および光断層画像化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007212428A JP2007212428A (ja) 2007-08-23
JP4727517B2 true JP4727517B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=38232462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006186238A Active JP4727517B2 (ja) 2006-01-11 2006-07-06 光源装置および光断層画像化装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7423761B2 (ja)
JP (1) JP4727517B2 (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0415766D0 (en) * 2004-07-14 2004-08-18 Taylor Hobson Ltd Apparatus for and a method of determining a characteristic of a layer or layers
JP2007205918A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Olympus Corp 計測内視鏡
JP5066038B2 (ja) * 2008-09-11 2012-11-07 株式会社雄島試作研究所 光路長の調節装置
IT1391719B1 (it) * 2008-11-17 2012-01-27 Marposs Spa Metodo, stazione ed apparecchiatura per la misura ottica mediante interferometria dello spessore di un oggetto
JP5236573B2 (ja) * 2009-05-14 2013-07-17 富士フイルム株式会社 光構造計測装置及びその光プローブ
JP5351066B2 (ja) * 2010-01-25 2013-11-27 浜松ホトニクス株式会社 Oct装置
DE102010019134B4 (de) * 2010-04-30 2019-08-08 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. THz-Messsystem und Sensoranordnungen sowie deren Verwendung
JP5675268B2 (ja) * 2010-10-21 2015-02-25 キヤノン株式会社 光干渉断層撮像装置、光干渉断層撮像方法、補償方法およびプログラム
JP2013088416A (ja) * 2011-10-24 2013-05-13 Canon Inc Sd−octシステムによる光断層画像取得装置
KR101296745B1 (ko) 2012-03-15 2013-08-20 한국광기술원 광대역 광스플리터를 이용한 듀얼밴드 광학 단층 영상기기
US10652444B2 (en) 2012-10-30 2020-05-12 California Institute Of Technology Multiplexed Fourier ptychography imaging systems and methods
WO2014070656A1 (en) 2012-10-30 2014-05-08 California Institute Of Technology Fourier ptychographic imaging systems, devices, and methods
US9864184B2 (en) 2012-10-30 2018-01-09 California Institute Of Technology Embedded pupil function recovery for fourier ptychographic imaging devices
US9497379B2 (en) 2013-08-22 2016-11-15 California Institute Of Technology Variable-illumination fourier ptychographic imaging devices, systems, and methods
US9512985B2 (en) * 2013-02-22 2016-12-06 Kla-Tencor Corporation Systems for providing illumination in optical metrology
US20140309527A1 (en) * 2013-04-12 2014-10-16 Ninepoint Medical, Inc. Multiple aperture, multiple modal optical systems and methods
JP2016534389A (ja) 2013-07-31 2016-11-04 カリフォルニア インスティチュート オブ テクノロジー 開口走査フーリエタイコグラフィ撮像
KR101533994B1 (ko) * 2013-10-28 2015-07-07 한국표준과학연구원 광섬유를 이용한 미세 패턴의 선폭 및 깊이 측정 장치 및 측정 방법
US11468557B2 (en) 2014-03-13 2022-10-11 California Institute Of Technology Free orientation fourier camera
US9817224B2 (en) * 2014-04-30 2017-11-14 University Of Connecticut Methods and systems for Fourier ptychographic imaging
US10162161B2 (en) * 2014-05-13 2018-12-25 California Institute Of Technology Ptychography imaging systems and methods with convex relaxation
WO2016106379A1 (en) 2014-12-22 2016-06-30 California Institute Of Technology Epi-illumination fourier ptychographic imaging for thick samples
AU2016209275A1 (en) 2015-01-21 2017-06-29 California Institute Of Technology Fourier ptychographic tomography
US10168525B2 (en) 2015-01-26 2019-01-01 California Institute Of Technology Multi-well fourier ptychographic and fluorescence imaging
CA2979392A1 (en) 2015-03-13 2016-09-22 California Institute Of Technology Correcting for aberrations in incoherent imaging system using fourier ptychographic techniques
US9993149B2 (en) 2015-03-25 2018-06-12 California Institute Of Technology Fourier ptychographic retinal imaging methods and systems
WO2016187591A1 (en) 2015-05-21 2016-11-24 California Institute Of Technology Laser-based fourier ptychographic imaging systems and methods
US10568507B2 (en) 2016-06-10 2020-02-25 California Institute Of Technology Pupil ptychography methods and systems
US11092795B2 (en) 2016-06-10 2021-08-17 California Institute Of Technology Systems and methods for coded-aperture-based correction of aberration obtained from Fourier ptychography
US10754140B2 (en) 2017-11-03 2020-08-25 California Institute Of Technology Parallel imaging acquisition and restoration methods and systems
JP7121606B2 (ja) * 2018-09-11 2022-08-18 浜松ホトニクス株式会社 光計測装置
GB2579801B (en) 2018-12-13 2021-04-14 Exalos Ag Superluminescent diode module
GB2580052B (en) 2018-12-20 2021-01-06 Exalos Ag Source module and optical system for line-field imaging
JP7308432B2 (ja) * 2019-09-11 2023-07-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 水分検知装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06165784A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Olympus Optical Co Ltd 光断層イメージング装置
JP2002214125A (ja) * 2001-01-16 2002-07-31 Japan Science & Technology Corp 多光波光源による光波断層画像測定用高空間分解能合成光源
JP2003050323A (ja) * 2001-05-30 2003-02-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 光合分波器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5870512A (en) * 1997-05-30 1999-02-09 Sdl, Inc. Optimized interferometrically modulated array source
US6570659B2 (en) * 2001-03-16 2003-05-27 Lightlab Imaging, Llc Broadband light source system and method and light source combiner
US6775312B2 (en) * 2002-05-15 2004-08-10 Quantum Devices, Inc. Photonic integrated circuit

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06165784A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Olympus Optical Co Ltd 光断層イメージング装置
JP2002214125A (ja) * 2001-01-16 2002-07-31 Japan Science & Technology Corp 多光波光源による光波断層画像測定用高空間分解能合成光源
JP2003050323A (ja) * 2001-05-30 2003-02-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 光合分波器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007212428A (ja) 2007-08-23
US7423761B2 (en) 2008-09-09
US20070159639A1 (en) 2007-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4727517B2 (ja) 光源装置および光断層画像化装置
JP4863381B2 (ja) スペクトル干渉法及びスペクトル干渉装置
JP4869877B2 (ja) 光断層画像化装置
AU2003215503B2 (en) Low-coherence inferometric device for light-optical scanning of an object
US7576866B2 (en) Optical tomography system
US7570364B2 (en) Optical tomographic imaging apparatus
US7751056B2 (en) Optical coherence tomographic imaging apparatus
EP2884224B1 (en) Sample clock generator for optical tomographic imaging apparatus, and optical tomographic imaging apparatus
JP5541831B2 (ja) 光断層画像化装置およびその作動方法
US20150109622A1 (en) Optical coherence tomography apparatus and optical coherence tomography method
JP2007114160A (ja) 光コヒーレンストモグラフィー装置
JP2007085931A (ja) 光断層画像化装置
JP2008151734A (ja) 光断層画像化方法、装置およびプログラムならびに光断層画像化システム
JP2007212376A (ja) 光断層画像化装置
JP5772783B2 (ja) 光断層画像取得装置
KR101706448B1 (ko) 밸런싱 디텍팅 듀얼 광 결맞음 영상 장치
WO2010113985A1 (ja) 干渉計
JP2021056248A (ja) 光コヒーレンストモグラフィ装置用の光干渉ユニット
KR101699608B1 (ko) 밸런싱 디텍팅 광 결맞음 영상 장치
JP2007258368A (ja) 波長可変レーザ装置および光断層画像化装置
US20140071434A1 (en) Optical tomographic image acquisition apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4727517

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250