JP4723456B2 - 加工ヘッドおよびノズル交換装置およびレーザ加工装置 - Google Patents

加工ヘッドおよびノズル交換装置およびレーザ加工装置 Download PDF

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Description

この発明は、加工ヘッドのノズルを容易に交換可能と成る加工ヘッドおよびノズル交換装置およびレーザ加工装置に関するものである。
従来のレーザ光によって被加工物としてのワークを加工(熱切断)するレーザ加工装置は、従来から様々な形態のものが知られている。例えば、設置型のレーザ加工装置においては、その加工ヘッドの下部に、アシストガスをワークへ噴射するノズルが、レーザ光の光軸上に設けられている。このようなノズルは、加工点に近い部品であるため、レーザ切断した際に発生する材料溶融物が付着したり、材料から戻ってくるレーザ光や材料溶融物によって溶けが発生したりする。また、切断する材料の材質や板厚が異なれば、使用するノズルも異なる。そのため、レーザ加工装置においては、ノズルを交換することができるように、ノズルが加工ヘッドに対して着脱自在と成っている。ところで、前記ノズルの交換は、ノズル着脱機構にて行われるのが一般的である。そのノズル着脱機構は、加工ヘッドとノズルとにより構成され、加工ヘッドの軸心とノズルの軸心との心出しを行うボールプランジャ、ならびに、位置決め凹部とを具備している(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−98093号公報
従来のレーザ加工装置の加工ヘッドは、ボールプランジャと、それに係合する位置決め凹部にて、加工ヘッドの軸心とノズルの軸心との心出しを行っており、このボールプランジャは、ノズルの軸心から離れたところに備えられている。また、ノズルの軸心周りの回転を抑制する機構は備えられていない。つまり、ノズルは、その軸心から離れたボールプランジャを中心に、回転可能な状態に成っている。そのため、ノズル交換において、加工ヘッドの軸心とノズルの軸心との同軸度は悪く、再現性も悪いという問題点があった。このように、加工ヘッドの軸心とノズルの軸心との同軸性が悪い場合や、ノズル先端とワークとの間隔が理想的な間隔ではない場合、加工品質を保つため、ノズル交換の度に、ノズル位置調整が必要に成りこのことにより多くの時間を要するという問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、ノズル交換の際、加工品質を保つためのノズル位置調整を必要としないノズルを容易に交換可能となる加工ヘッドおよびノズル交換装置およびレーザ加工装置を提供することを目的とする。
この発明は、内部にレーザ光およびアシストガスを導出するためのヘッド導出路を有する加工ヘッド本体と、加工ヘッド本体と別体にて形成され内部にヘッド導出路に連通するノズル導出路を有し被加工物にレーザ光およびアシストガスを照射するノズル孔を先端に有するノズルと、ノズルに外径方向または内径方向に突出して形成されるピンと、ピンがノズルの外径方向に形成された際には加工ヘッド本体の内周縁にまたはピンがノズルの内径方向に形成された際には加工ヘッド本体の外周縁に形成されピンの挿入する挿入口を有するとともに挿入したピンを当接して係止する係止部と、加工ヘッド本体の外周縁に形成されたヘッド整合部と、ノズルの外周縁のヘッド整合部と整合する位置に形成されたノズル整合部と、ヘッド整合部とノズル整合部との間の環状に配設されヘッド整合部とノズル整合部との整合に隙間を介在させる弾性部材とを備えたものである。
またこの発明は、内部にレーザ光およびアシストガスを導出するためのヘッド導出路を有する加工ヘッド本体と、加工ヘッド本体と別体にて形成され内部にヘッド導出路に連通するノズル導出路を有し被加工物にレーザ光およびアシストガスを照射するノズル孔を先端に有するノズルと、ノズルに外径方向または内径方向に突出して形成されるピンと、ピンがノズルの外径方向に形成された際には加工ヘッド本体の内周縁にまたはピンがノズルの内径方向に形成された際には加工ヘッド本体の外周縁に形成されピンの挿入する挿入口を有するとともに挿入したピンを当接して係止する係止部と、加工ヘッド本体の外周縁に形成されたヘッド整合部と、ノズルの外周縁のヘッド整合部と整合する位置に形成されたノズル整合部と、ヘッド整合部とノズル整合部との間の環状に配設されヘッド整合部とノズル整合部との整合に隙間を介在させる弾性部材とを備えた加工ヘッドのノズル交換装置は、
ノズルのノズル孔に挿入してノズルを支持するノズル支持棒と、ノズル支持棒にノズルのノズル孔を挿入した状態にてノズルの回転を行い加工ヘッド本体の挿入口へノズルのピンの挿入を行いピンを係止部に係止させるか、ノズルのピンを加工ヘッド本体の挿入口から送出する回転手段とを備えたものである。
またこの発明は、内部にレーザ光およびアシストガスを導出するためのヘッド導出路を有する加工ヘッド本体と、加工ヘッド本体と別体にて形成され内部にヘッド導出路に連通するノズル導出路を有し被加工物にレーザ光およびアシストガスを照射するノズル孔を先端に有するノズルと、ノズルに外径方向または内径方向に突出して形成されるピンと、ピンがノズルの外径方向に形成された際には加工ヘッド本体の内周縁にまたはピンがノズルの内径方向に形成された際には加工ヘッド本体の外周縁に形成されピンの挿入する挿入口を有するとともに挿入したピンを当接して係止する係止部と、加工ヘッド本体の外周縁に形成されたヘッド整合部と、ノズルの外周縁のヘッド整合部と整合する位置に形成されたノズル整合部と、ヘッド整合部とノズル整合部との間の環状に配設されヘッド整合部とノズル整合部との整合に隙間を介在させる弾性部材とを備えた加工ヘッドと、加工ヘッド本体にレーザ光を導入するレーザ発振手段と、加工ヘッド本体にアシストガスを導入するアシストガス発生手段と、被加工物を載置するステージと、ステージ上の所定位置に加工ヘッド本体を移動する移動手段とを備えたものである。
この発明の加工ヘッドは、内部にレーザ光およびアシストガスを導出するためのヘッド導出路を有する加工ヘッド本体と、加工ヘッド本体と別体にて形成され内部にヘッド導出路に連通するノズル導出路を有し被加工物にレーザ光およびアシストガスを照射するノズル孔を先端に有するノズルと、ノズルに外径方向または内径方向に突出して形成されるピンと、ピンがノズルの外径方向に形成された際には加工ヘッド本体の内周縁にまたはピンがノズルの内径方向に形成された際には加工ヘッド本体の外周縁に形成されピンの挿入する挿入口を有するとともに挿入したピンを当接して係止する係止部と、加工ヘッド本体の外周縁に形成されたヘッド整合部と、ノズルの外周縁のヘッド整合部と整合する位置に形成されたノズル整合部と、ヘッド整合部とノズル整合部との間の環状に配設されヘッド整合部とノズル整合部との整合に隙間を介在させる弾性部材とを備えたので、ノズルが容易に交換可能と成る。
またこの発明のノズル交換装置は、内部にレーザ光およびアシストガスを導出するためのヘッド導出路を有する加工ヘッド本体と、加工ヘッド本体と別体にて形成され内部にヘッド導出路に連通するノズル導出路を有し被加工物にレーザ光およびアシストガスを照射するノズル孔を先端に有するノズルと、ノズルに外径方向または内径方向に突出して形成されるピンと、ピンがノズルの外径方向に形成された際には加工ヘッド本体の内周縁にまたはピンがノズルの内径方向に形成された際には加工ヘッド本体の外周縁に形成されピンの挿入する挿入口を有するとともに挿入したピンを当接して係止する係止部と、加工ヘッド本体の外周縁に形成されたヘッド整合部と、ノズルの外周縁のヘッド整合部と整合する位置に形成されたノズル整合部と、ヘッド整合部とノズル整合部との間の環状に配設されヘッド整合部とノズル整合部との整合に隙間を介在させる弾性部材とを備えた加工ヘッドのノズル交換装置は、
ノズルのノズル孔に挿入してノズルを支持するノズル支持棒と、ノズル支持棒にノズルのノズル孔を挿入した状態にてノズルの回転を行い加工ヘッド本体の挿入口へノズルのピンの挿入を行いピンを係止部に係止させるか、ノズルのピンを加工ヘッド本体の挿入口から送出する回転手段とを備えので、ノズルが容易に交換可能と成る。
またこの発明のレーザ加工装置は、内部にレーザ光およびアシストガスを導出するためのヘッド導出路を有する加工ヘッド本体と、加工ヘッド本体と別体にて形成され内部にヘッド導出路に連通するノズル導出路を有し被加工物にレーザ光およびアシストガスを照射するノズル孔を先端に有するノズルと、ノズルに外径方向または内径方向に突出して形成されるピンと、ピンがノズルの外径方向に形成された際には加工ヘッド本体の内周縁にまたはピンがノズルの内径方向に形成された際には加工ヘッド本体の外周縁に形成されピンの挿入する挿入口を有するとともに挿入したピンを当接して係止する係止部と、加工ヘッド本体の外周縁に形成されたヘッド整合部と、ノズルの外周縁のヘッド整合部と整合する位置に形成されたノズル整合部と、ヘッド整合部とノズル整合部との間の環状に配設されヘッド整合部とノズル整合部との整合に隙間を介在させる弾性部材とを備えた加工ヘッドと、加工ヘッド本体にレーザ光を導入するレーザ発振手段と、加工ヘッド本体にアシストガスを導入するアシストガス発生手段と、被加工物を載置するステージと、ステージ上の所定位置に加工ヘッド本体を移動する移動手段とを備えので、ノズルが容易に交換可能と成る。
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1における加工ヘッドの構成を示す斜視図、図2は図1に示した加工ヘッドの構成を示す断面図、図3は図1に示した加工ヘッドの加工ヘッド本体を示す斜視図、図4は図1に示した加工ヘッドのノズルのノズル本体の構成を示す斜視図、図5は図1に示した加工ヘッドのノズルのノズル固定具の構成を示す斜視図および上面図、図6は図1に示した加工ヘッドを用いたノズル加工装置の構成を示す図、図7および図8はノズル加工装置の加工ヘッドにおける問題点を説明するための図、図9は図1に示した加工ヘッドの寸法精度を説明するための断面図、図10および図11は図1に示した加工ヘッドのアシストガスの流れに基づいた有効性を説明するための断面図、図12および図13は図1に示した加工ヘッドの弾性部材の有効性を説明するための断面図、図14は図1に示した加工ヘッドのノズルを交換するノズル交換装置の構成を示す斜視図、図15は図14に示したノズル交換装置の構成を示す断面図、図16は図14に示したノズル交換装置におけるノズルの取り付け動作を説明するためのフローチャート、図17は図14に示したノズル交換装置におけるノズルの取り外し動作を説明するためのフローチャート、図18ないし図20は図14に示したノズル交換装置におけるノズル取り付け動作を説明するための断面図、図21および図22は図14に示したノズル交換装置のノズル支持棒の有効性を説明するための断面図、図23ないし図25はこの発明の実施の形態1における他の加工ヘッドの構成を示す図である。
図において、加工ヘッド11は加工ヘッド本体10と、この加工ヘッド本体10と別体にて形成されているノズル22にて構成されている。そして、加工ヘッド本体10は、内部にレーザ光19およびアシストガス20を導出するためのヘッド導出路23が形成されている。また、ヘッド導出路23の前段にはレーザ光19を被加工物としてのワーク18上に集光調整するための集光レンズ13が形成されている。尚、ここで言う前段とはレーザ光19の入力側を指し、それに対する後段とはワーク18の近似している側を指すものとし、以後においても同様の意味にて示す。また、集光レンズ13は断面図においてのみ適宜示しており、他の各図においては適宜省略して示している。そして、ヘッド導出路23を形成している壁面の形状は、ヘッド導出路23の後段に至るほど漸次路径が小さくなるような略傾斜面23aにて成り、なるべく凹凸を低減した壁面にて形成されている。また、ヘッド導出路23の後段には後述するノズル本体12の一端28が嵌め込まれることにより接合する接合部24を備えている。そして、加工ヘッド本体10の下端の外周縁には外方向に延在して形成されたヘッドフランジ15が形成されている。
そしてこのヘッドフランジ15には後述するピン32を挿入する挿入口26が加工ヘッド本体10の外周縁において180度間隔にて2箇所に形成されている。そしてこの挿入口26は、ピン32の着脱を容易にするために、一方の壁面が傾斜面26a、他方の壁面が垂直面26bにて形成されている。このヘッドフランジ15の下面側はヘッド整合部16と成る。そして、ヘッドフランジ15の上面側はピン32を当接して係止する係止部25と成る。そして、加工ヘッド本体10の下端の内周壁の形状は、後段に至るほど漸次路径の大きくなるテーパ面10aにて形成されている。そして、ヘッドフランジ15は加工ヘッド本体10と一体成形にて形成されていても、また、別体にて形成し加工ヘッド本体10の下端外周にヘッドフランジ15を固着させるようにして形成しても良い。別体にて形成する場合には、材質としては、加工ヘッド本体10は例えばステンレス材にて形成され、ヘッドフランジ15は例えばアルミニウム材にて形成する場合が考えられる。
そして、ノズル22は、ノズル本体12と、ノズル本体12と別体にて成るノズル固定具21とにて構成されている。ノズル本体12には、内部にヘッド導出路23に連通するノズル導出路27を有している。そして、ノズル導出路27を形成している壁面の形状は、ノズル導出路27の後段に至るほど漸次路径が小さくなるような略傾斜面27aにて成り、なるべく凹凸を低減した壁面にて形成されている。そしてこの略傾斜面27aと加工ヘッド本体10の略傾斜面23aとはその傾斜において連続性を得られるように形成されている。また、ワーク18にレーザ光19およびアシストガス20を照射するノズル孔29を先端に有する。このノズル孔29の形成されている先端の外周壁面の形状は、後段に至るほど漸次径の小さくなる曲面29aにて形成されている。また、ノズル22の外周縁に外方向に延在して形成されるとともに加工ヘッド本体10と相対する面側には弾性部材としてのOリング34を配設するための環状溝部31が形成されたノズルフランジ30を有している。この環状溝部31の外周側内壁は、後段に至るほど漸次溝幅の広がるテーパ面31aにて形成されている。
そしてノズルフランジ30の上面側はヘッド整合部16と整合する位置でありノズル整合部14と成る。そしてノズル固定具21は筒体にて成り、ピン32を有している。そして、筒体の内周縁にノズル本体12のノズルフランジ30の下面側と密接して係止するとともにノズル本体12のノズル孔29を外部に露出する開口38を有する支持部33が形成されている。そして、ピン32はノズル固定具21の内周縁の支持部33より上部に内径方向に突出して形成されている。また、ピン32はノズル固定具21の内周縁において180度間隔にて2箇所に形成されている。そして、ノズル固定具21の下端外壁面の形状は、後段に至るほど漸次径の小さくなる曲面21bにて形成されている。そしてこの曲面21bとノズル孔29の曲面29aとはその曲面性において連続性を得られるように形成されている。また、ノズル22のノズル孔29が形成されている側と相反する一端28は、加工ヘッド本体10のヘッド導出路23の接合部24に挿入されて嵌め込まれ接合されている。ここでレーザ光19の光軸は加工ヘッド11の軸心に重なるよう調整されている。アシストガス20はノズル22に沿って噴射されることから、アシストガス20の流れは、ノズル22の軸心と一致する。つまり、レーザ光19の光軸とアシストガス20の流れとの重なり具合は、加工ヘッド11の軸心と、ノズル22の軸心との同軸度に一致する。つまり、ノズル本体12の一端28と接合部24とを嵌め合いにすることで、加工ヘッド本体10とノズル22との同軸度は高精度に再現すなわちレーザ光19の光軸とアシストガス20の流れの中心は、高精度に再現が求められる。
そして、例えばレーザ加工精度は0.1mmの場合、これより加工ヘッド本体10とノズル22との同軸度は0.05mm必要である。レーザ光19の波長は0.01mmより、加工ヘッド本体10の接合部24の径とノズル22の一端28の外径との隙間は、直径で0.01〜0.05mmが可能であり、嵌め合わせ構成が可能と成る。また、この一端28の外周壁面の形状は、後段に至るほど漸次径の大きくなるテーパ面12aにて形成されている。そして、Oリング34は環状溝部31内に配設され、ヘッド整合部16とノズル整合部14との間の環状に配設されることと成り、ヘッド整合部16とノズル整合部14との整合に隙間Aを介在させる。このことにより、Oリング34は加工ヘッド本体10とノズル22との整合部をシールしている。尚、ここで言う環状とは円状に限られることは無く、例えば矩形環状などでも良く、環状とは途中でとぎれることの無い形状を指し、加工ヘッド本体10とノズル22との整合部をシールを行うことが可能であれば何れの形状でも良いことは言うまでも無い。また、この形状に合わせて環状溝部の形状を形成すれば良いことは言うまでも無い。
そしてこのように形成された加工ヘッド11を用いたレーザ加工装置1は、加工ヘッド本体10に反射鏡9および集光レンズ13を介してレーザ光19を導入するレーザ発振手段5と、加工ヘッド本体10にアシストガス20を導入するアシストガス発生手段17と、ワーク18を水平に配設されたステージとしてのXYステージ3と、XYステージ3上にクランプ2に把持されたワーク18と、XYステージ3上の所定位置に加工ヘッド本体10を移動する移動手段4とを備える。そして、後述にて説明するノズル交換装置50はXYステージ3上のワーク18を載置する以外の箇所に配設され、移動手段4は加工ヘッド本体10をノズル交換装置50上位置に移動可能に構成されている。尚、移動手段4は加工ヘッド本体10のみを移動する構成と、XYステージ3のみを移動する構成と、これらを相対的に移動させる構成とが考えられる。
次にノズル交換装置50は、ノズル22のノズル孔29に挿入してノズル22を支持するノズル支持棒51と、ノズル支持棒51にノズル本体12のノズル孔29を挿入した状態にてノズル本体12のノズル整合部14と加工ヘッド本体10のヘッド整合部16との間に介在するOリング34を押圧してノズル整合部14とヘッド整合部16とを当接させノズルフランジ30の下面側とノズル固定具21との当接を離反させた状態として、ノズル固定具21のみの回転を行い加工ヘッド本体10の挿入口26へノズル固定具21のピン32の挿入を行いピン32を係止部25に係止させるかノズル固定具21のピン32を加工ヘッド本体10の挿入口26から送出して、その後にOリング34への押圧を解除してヘッド整合部16とノズル整合部14との間に隙間Aを回復するノズル着脱手段63とを備える。
このノズル着脱手段63は、固定プレート62と、直動駆動部60と、ガイド61と、可動プレート58と、回転駆動部59と、駆動部側回転伝達手段55と、受動部側回転伝達手段57と、ノズル押し具52と、回転手段64と、回転部56と、回り止め部53と、抜け穴54とを備えている。直動駆動部60とガイド61とは、固定プレート62と可動プレート58とを固定している。回転駆動部59は可動プレート58に固定され、本体部に対して相対的に回転するシャフトにより構成されている。駆動部側回転伝達手段55は回転駆動部59のシャフトに固定されている。ノズル押し具52は可動プレート58に固定され、上面上にノズル支持棒51を備える。回転手段64はノズル押し具52を中心に取り付られ、この回転手段64の回りには、回転部56と受動部側回転伝達手段57とが取り付られている。この回転部56と受動部側回転伝達手段57とは、互いに固定している。また、受動部側回転伝達手段57と駆動部側回転伝達手段55とは接している。また、回転部56は、回り止め部53およびアシストガス20による振動を防ぐための抜け穴54が形成されている。
次に、上記のように構成されたレーザ加工装置1における加工ヘッド11を用いたノズル交換装置50の動作について説明する。まず各部の動作について説明する。直動駆動部60を駆動させることで、可動プレート58はガイド61に沿ってZ軸方向に移動する。また、可動プレート58に取り付ている回転駆動部59、駆動部側回転伝達手段55、および、可動プレート58上の機構は、可動プレート58の移動とともに移動する。そして、受動部側回転伝達手段57、回転部56、回り止め部53は、回転手段64を介してノズル押し具52を中心に回転する。回転駆動部59のシャフトを回転することで、シャフトに固定している駆動部側回転伝達手段55は、シャフトを中心に回転する。そして、受動部側回転伝達手段57は、駆動部側回転伝達手段55と接しているため、駆動部側回転伝達手段55の回転に合わせて、受動部側回転伝達手段57はノズル押し具52を中心に回転する。そして、受動部側回転伝達手段57と回転部56とは、互いに固定しているため、受動部側回転伝達手段57が回転すると、回転部56も回転する。つまり回転駆動部59が回転すると、回転部56が、ノズル押し具52を中心に回転する。このとき、受動部側回転伝達手段57、回転部56、ノズル押し具52の間には回転手段64があるため、ノズル押し具52は回転しない。
次に、加工ヘッド本体10に対するノズル22のノズル交換装置50を用いた取り付け方法について説明する。ノズル22の取り付け準備として、Oリング34を、ノズルフランジ30に形成された環状溝部31内に挿入する。次に、ノズル着脱手段63の回り止め部53にノズル固定具21の切り欠き部21aが接するように配設する。次に、ノズル本体12のノズル孔29にノズル支持棒51を挿入するとともにノズル固定具21内にノズル本体12を入れる(図18)。このようにノズル本体12のノズル孔29を支持するノズル支持棒51が無い場合は、ノズル本体12が傾いた状態と成り(図21)、ノズル本体12と加工ヘッド本体10との中心がずれ、ノズル本体12の取り付けの際に、ノズル本体12の一端28は加工ヘッド本体10に嵌め込むことができなくなる可能性が生じる。または、ノズル本体12が中心からズレ平行に移動した状態(図22)と成り、ノズル本体12の取り付けの際に、ノズル本体12の一端28は加工ヘッド本体10に嵌め込むことができなくなる可能性が生じる。次に、加工ヘッド本体10を、ノズル22の交換位置に位置決めを行う。ここで言うノズル22の交換位置とは、ノズル固定具21を取り外し位置へ回転する、すなわち、ピン32と挿入口26とが一致した位置を示す(図16のステップS1)。そして、加工ヘッド本体10は移動手段4により、ノズル着脱手段63の上方の、加工ヘッド本体10の軸心とノズル押し具52の軸心とが一致し、加工ヘッド本体10のヘッド整合部16とノズルフランジ30のノズル整合部14とが確実に整合する位置に移動する。
次に、ノズル22の交換位置に加工ヘッド本体10を位置決め移動すると、直動駆動部60を上昇させ、ノズル着脱手段63を上方に駆動する。この際、ノズル22の一端28は加工ヘッド本体10の接合部24に嵌め込まれる。そして、Oリング34を押圧して変形し、ノズルフランジ30のノズル整合部14と、加工ヘッド本体10のヘッド整合部16とが密接するまで、ノズル着脱手段63を上昇させる。このときノズル固定具21のピン32は、加工ヘッド本体10の挿入口26より挿入される。またこの際、一端28は接合部24に嵌め込まれるので、加工ヘッド本体10の軸心とノズル22の軸心との同軸度は、高精度に再現される。つまり、レーザ光19の光軸とアシストガス20の流れとの重なり具合は、高精度に再現される。(図16のステップS2、図19)。その後、ノズル固定具21のみを取り付位置へ回転させる。そして、ピン32は挿入口26から係止部25へ移動して係止部25にて係止される。この回転は、回転駆動部59の駆動により、回転手段64と共にノズル固定具21が回転する(図16のステップS3)。次にノズル固定具21の回転後、直動駆動部60を下降させ、ノズル着脱手段63を下方に駆動することにより、Oリング34への押圧を解除してヘッド整合部16とノズル整合部14との間に隙間Aを回復する(図16のステップS4、図20)。以上の工程により、ノズル22を加工ヘッド本体10に取り付けることができる。
次に、加工ヘッド本体10におけるノズル22のノズル交換装置50を用いた取り外し方法について説明する。まず、加工ヘッド11を、ノズルの交換位置に位置決めして移動手段4により移動する(図20)。次に、ノズル着脱手段63をノズル22の交換位置に位置決めを行う。ここでノズル22の交換位置とは、ノズル着脱手段63の回り止め部53とノズル固定具21の切り欠き部21aとが一致する位置を示す(図17のステップS5)。次に、ノズル固定具21と回り止め部53との角度にズレが生じていたとしても、回り止め部53が配置されるノズル固定具21の角度に倣うよう回転駆動部59の駆動力を開放する(図17のステップS6)。次に、加工ヘッド11を降下して、ノズル本体12のノズル孔29にノズル支持棒51を挿入する。次に、ノズル固定具21の保持力を開放するため、直動駆動部60を上昇させ、ノズル着脱手段63を上方に駆動し、Oリング34を押圧して変形し、ノズルフランジ30のノズル整合部14と、加工ヘッド本体10のヘッド整合部16とが密接させる(図17のステップS7)。そしてこの駆動における上昇中に、アシストガス20の供給を行い、ノズル交換装置50におけるゴミの吹き飛ばし、ゴミなどの除去を行う。そしてこのように供給されたアシストガス20は抜け穴54および他の部分からノズル交換装置50外に放出される。よって、この抜け穴54により、ノズル着脱手段63がアシストガス20のガス圧による振動を受けることを防止している(図17のステップS8)。次に、アシストガス20の供給を停止する(図17のステップS9)。
次に、ノズル着脱手段63が完全に上昇すれば、回転駆動部59を駆動させる。回転駆動部59を駆動することで、回転手段64と共にノズル固定具21が回転する。この回転により、ピン32は係止部25より挿入口26に移動する(図17のステップS10)。その後、直動駆動部60を下降させ、ノズル着脱手段63を下方に駆動することにより、Oリング34への押圧を解除して、ヘッド整合部16とノズル整合部14との間に隙間Aを回復する。但し、ここではノズル22の取り外しのためヘッド整合部16とノズル整合部14と隙間は隙間A以上の距離と成る。このときピン32は挿入口26に合わせているので、ノズル着脱手段63の下降と共に、ノズル固定具21、ノズル22は加工ヘッド本体10より取り外される。そしてこの駆動における下降中に、アシストガス20の供給を行うことで、アシストガス20はOリング34上に導入されることと成り、加工ヘッド本体10に密着していたOリング34を引き離す作用も果たしている。このように供給されたアシストガス20は抜け穴54および他の部分からノズル着脱手段63外に放出される(図17のステップS11)。次に、アシストガス20の供給を停止する(図17のステップS12)。以上の工程により、ノズル22を加工ヘッド本体10より取り外すことができる。
ノズル22の着脱の際、ノズル本体12とノズル固定具21とが擦れると、擦れた部分が摩耗する。そしてこの擦れる部分は、ノズル孔29とレーザ焦点との位置関係を決定する部分である。つまりノズル本体12とノズル固定具21とが擦れ、摩耗することで、ノズル孔29とレーザ焦点との位置関係が変化する可能性が生じる。そしてノズル孔29とレーザ焦点との距離が変化すると、後述するように加工品質の低下を招く可能性が生じる。しかしながら上記に示したようにノズル22の着脱を行うと、Oリング34を押圧により変形し、加工ヘッド本体10のヘッド整合面部16とノズル22のノズル整合面部14とを密着状態とし、ノズル本体12とノズル固定具21とが接しない位置関係とし、ノズル固定具21のみが回転することによりノズル22の着脱を行うため、これら構成部品同士が擦れることによる磨耗がなく、さらに、回転駆動部59は大きな出力トルクを必要としない。また、ノズル固定具21のみが回転しているため、この回転によりOリング34が他の部分と擦れるようなことがなく摩耗が生じず、Oリング34の耐久性が向上した優れたノズル22交換を行うことが可能と成る。また、ノズル固定具21の回転は例えば90度という一定角度のみの回転にて対応することが可能なため、取り付けおよび取り外し完了の判定を行う必要が無い。また、ノズル固定具21を回り止め部53に設置する際に、ノズル固定具21と回り止め部53とは角度にズレが生じていたとしても、回り止め部53は配置されるノズル固定具21の角度に倣うように構成されているためノズル固定具21を回り止め部53に設置する際、厳密に角度を合わせる必要は無い。
尚、図6においてはレーザ加工装置にノズル交換装置を1つ設置する例を示しているが、これに限られることは無く、複数台のノズル交換装置を設置すれば、レーザ加工装置のレーザ加工の種類に応じて自動に複数種のノズルを交換することができる。複数のノズル交換装置とは、図14に示すようなノズル交換装置を複数台用意しても良いし、固定プレート、直動駆動部、ガイド、可動プレートは1セットのみ用意し、ノズル着脱手段を複数用意しても良い。
また、加工ヘッド本体10やノズル本体12、ノズル固定具21やノズル着脱手段63など、構成部品には加工精度によるバラつきが存在している。しかしながらこのバラつきに関係なく、直動駆動部60は加工ヘッド本体10とノズルフランジ30とを、確実に密接させる必要がある。そのため直動駆動部60の上昇制御を位置決め制御にて駆動すれば、位置決めの調整が必要と成りバラつきが生じる。そこで、ここでは直動駆動部60の制御をOリング34を潰す程度の力にて駆動させる(Oリング34により一定の制御が可能)力制御にて駆動することで、構成部品の加工精度によるバラつきに関係なく、確実に加工ヘッド本体10とノズルフランジ30とを密接させることかできる。
次に上記のように構成された加工ヘッド11を備えたレーザ加工装置1の動作について説明する。レーザ加工装置1はXYステージ3上にクランプ2にて把持されたワーク18をレーザ光19にて熱切断するものである。レーザ光19は、レーザ加工装置1の装置本体に設けられたレーザ発振手段5で発振され、反射鏡9を介して加工ヘッド11に案内される。加工ヘッド11の内部には集光レンズ13が設けられており、レーザ光19は、この集光レンズ13で集光されて、焦点位置の近傍でワーク18を熱切断する。レーザ切断する際に発生する材料溶融物を吹き飛ばすアシストガス20は、ノズル加工装置1に設けられたアシストガス発生手段17により加圧され、加工ヘッド11よりワーク18に向け噴射される。また、ワーク18の切断されるべき部位が加工ヘッド11の真下に来るよう、XYステージ3上で加工ヘッド11が移動手段4により水平移動される。また、加工ヘッド11を、Z軸用サーボモータ(図示せず)で上下方向に駆動し、ワーク18と焦点位置との距離を最適化している。
レーザ加工において、レーザ光19の光軸とアシストガス20の流れとが重なり合った状態が、理想的な加工状態である。その様子を図7(a)に示す。レーザ光19によりワーク18は熱切断され、その時発生する材料溶融物は、アシストガス20により、ワーク18の下方に吹き飛ばされる。ここで、加工ヘッド11の軸心とノズル22の軸心との同軸度が悪くなると、図7(b)に示すように、レーザ光19の光軸とアシストガス20との重なり具合が悪くなる。このとき、アシストガス20は、ワーク18の非加工部に当たり、ワーク18の下方の不適切な箇所に噴射されたりする。
このように、アシストガス20の流れが乱れると、理想的な加工においてはワーク18下方に吹き飛ばされていた材料溶融物が、ノズル孔29に付着して付着物35が発生したり、それがワーク18と接触することでワーク18自体に傷を付けたりする可能性が生じる。また、材料溶融物を十分に除去できず、そのままワーク18に付着することでバリ36が発生したり、材料溶融物の除去にムラが生じ、加工面が曲がる不良部37が発生したり、加工品質の低下を招く可能性が生じる。また、図8(a)に示すように、ノズル孔29とワーク18との間隔が理想的な間隔より狭い場合、ノズル孔29とワーク18とが接触し、傷付ける危険性が高くなる。逆に、図8(b)に示すように、ノズル孔29とワーク18との間隔が理想的な間隔より広い場合、その広くなった間隔からアシストガス20が大量に漏れ、材料溶融物を十分に除去できず、そのままワーク18に付着することでバリ36が発生し、加工品質の低下を招く可能性が生じる。
このように加工ヘッド11の縦方向における寸法は高い精度が求められる。本願発明における縦方向における寸法の精度について説明する。図9に示すように、レーザ光19の焦点位置は、ワーク18の表面に調整されている。ノズル孔29の先端とワーク18の上面との距離44は、集光レンズ13と焦点位置との距離43から、加工ヘッド11における集光レンズ13と係止部25との距離40と、ノズル固定具21におけるピン32の下端面と支持部33の上端面(ノズルフランジ30の下端面と同一箇所)との距離41と、ノズル22におけるノズルフランジ30の下端面(支持部33の上端面と同一箇所)とノズル孔29の先端との距離42とを差し引いた距離で求まる。ここで、集光レンズ13と焦点位置との距離43、ならびに、集光レンズ13と係止部25との距離40は予め定まっており、ノズル22を交換した場合においても変化しない。つまり、ノズル孔29の先端とワーク18の上面との距離44は、ピン32の下端面と支持部33の上端面(ノズルフランジ30の下端面と同一箇所)との距離41と、ノズル22におけるノズルフランジ30の下端面(支持部33の上端面と同一箇所)とノズル孔29の先端との距離42の2箇所のみの寸法で決まる。
このように、構成部品の数が少ない場合、部品それぞれのバラつきを足し合わせても、距離41と距離42との合計でのバラつきは小さい。これより、ノズル孔29の先端とワーク18の上面との距離44のバラつきも小さい。このバラつきの範囲は、ノズル孔29の先端とワーク18の上面との理想的な間隔の許容されている誤差範囲より、はるかに小さい。具体的には、違うノズル本体12とノズル固定具21に交換した際、高品質加工に必要な範囲は0.6mmである。ここでは焦点に寄与する部品が2点であり、各部品の寸法公差は0.3mmと成る。よって、この寸法は一般寸法公差程度であり、容易に実現可能な範囲である。よって、ノズル孔29とワーク18との距離44は、理想的な距離に再現される。その結果、ノズル22と加工ヘッド本体10との固定にピン32と係止部25との係止状態を使用する構造とすることで、ノズル22の交換において、その縦方向の寸法は調整しなくても図8に示すような加工状態とは成らず、図7(a)に示すような理想的な加工状態と成る。
次に、ノズル固定具21に必要なピン32の数量について説明する。ピン32が1本だけの場合、アシストガス20の圧力によりノズル22は、ノズル固定具21と共に傾く可能性が生じる。ここでアシストガス20の圧力に対してピン32は十分に太く、たわみ量を無視できるものについて検討する。例えば一端28の外径を14.98mm、接合部24の内径を15.02mm(隙間は0.04mm)とした場合、ノズル22の傾き量を求めると4.18degと成る。ここで仮に、板厚25mmのワーク18を加工する場合、ワーク18下面でのレーザ光19とアシストガス20とのズレは、1.83mmに成る。その結果、加工ヘッド本体10の軸心とノズル22の軸心との同軸度が悪化し、加工品質の低下を招く。このような、アシストガス20の圧力に起因する、加工ヘッド本体10の軸心とノズル22の軸心との同軸度の悪化を防ぐには、一端28と接合部24との隙間を狭くする必要があり、これを実現するためには構成部品に高い形状精度が求められる。そのため構成部品の製作費用が高価に成ってしまう。
この問題を解決するために、ピン32をノズル固定具21の軸心に対して180度の間隔に2箇所に配置することで、簡単に解消される。ピン32の数を2本にすることで、アシストガス20の圧力に起因するノズル固定具21、ならびに、ノズル22の傾きは発生せず、加工ヘッド本体10の軸心とノズル22の軸心との同軸度が得られ正常な加工状態を保てる。その結果、構成部品に高い形状精度は必要なく、構成部品は安価に製作できる。さらに、ピン32に必要な太さに関して説明する。例えば、アシストガス20の圧力を3MPa、アシストガス20の圧力を受ける面を直径20mmの円、ピン32の許容せん断強さをτ=1000MPaとする。このとき、せん断荷重Pとピン32の直径dとの関係はP=π×d/4×τと成る。そして、使用するピン32の数は2本より、(3×π×20/4)/2=π×d/4×1000と成る。これよりd=0.77mmと成る。よってピン32の直径は0.8mm以上必要である。以上のことより、容易に入手可能な最も細い直径1.0mmのピン32を利用すれば、アシストガス20の圧力に対して十分な対応可能な太さであることが判断できる。そして、ノズル22と加工ヘッド本体10との固定は、ピン32の数は対角(180度間隔)に配置した2本とし、環状(全周)に一様に潰されたOリング34とを組み合わせて行っているため、ノズル22は加工ヘッド本体10に対し、アシストガス20の圧力により傾くことなく固定でき、振動が発生しない。
次に、加工ヘッド本体10のテーパ面10aとノズル本体12のテーパ面12aとの有効性について図10に基づいて説明する。これは上記に示したノズル22を取り外す際のアシストガス20の理想的な流れを確保するために構成されているものである。すなわち、アシストガス20をOリング34の近傍に送りこみ、加工ヘッド本体10に密着したOリング34とを引き離している。そこで、加工ヘッド本体10のテーパ面10aとノズル本体12のテーパ面12aとを有する場合(図10(a))、アシストガス20がOリング34の上面に流れ込み、加工ヘッド本体10からノズル22と同時にOリング34も取り外すことが可能と成る。しかしながら、ノズル22側にテーパ面が存在せず垂直面12bにて形成されている場合(図10(b))、加工ヘッド本体10内にてのアシストガス20の流れが滞りOリング34上に的確にアシストガス20が流れ込みにくくなり、Oリング34が加工ヘッド本体10に密着したままに成る可能性が生じる。また、加工ヘッド本体10側にテーパ面が存在せず垂直面10bにて形成されている場合(図10(c))、アシストガス20はOリング34の下面に流れ込み、Oリング34が加工ヘッド本体10に密着したままに成る可能性が生じる。以上のことより、加工ヘッド本体10のテーパ面10aとノズル本体12のテーパ面12aとの有効性が確認できる。
次に、加工ヘッド本体10のヘッド導出路23の略傾斜面23aおよびノズル本体12のノズル導出路27の略傾斜面27aと、ノズル本体12のノズル孔29の曲面29aおよびノズル固定具21の曲面21bとの有効性について図11に基づいて説明する。図11(a)に示すように、加工ヘッド本体10のヘッド導出路23の略傾斜面23aと、ノズル本体12のノズル導出路27の略傾斜面27aとは連続した凹凸の少ない略同一形状にて形成されいてる。よって、ノズル22内におけるアシストガス20の流れが乱れるのを防ぎ、加工品質を保つことができる。また、ノズル孔29の曲面29aと、ノズル固定具21の曲面21bとは連続した凹凸の少ない略同一形状にて形成されている。よって、ワーク18から跳ね返ったアシストガス20や、材料溶融物の流れが乱れるのを防ぎ、加工品質を保つことができる。これに対し、例えば図11(b)に示すように、ヘッド導出路23の壁面に凹凸を有する凹凸面23bにて形成されると、ノズル22内におけるアシストガス20がこの凹凸面23bにより流れを遮られる等して、アシストガス20の流れが乱れ、加工品質を保つことができない可能性が生じる。さらに、ノズル固定具21の底端面が水平面21cにて形成されると、ワーク18から跳ね返ったアシストガス20や、材料溶融物の流れが乱れ、加工品質を保つことができない可能性が生じる。以上のことより、加工ヘッド本体10のヘッド導出路23の略傾斜面23aおよびノズル本体12のノズル導出路27の略傾斜面27aと、ノズル本体12のノズル孔29の曲面29aおよびノズル固定具21の曲面21bとの有効性が確認できる。
次に、環状溝部31のテーパ面31aの有効性について図12および図13に基づいて説明する。環状溝部31が垂直面31bにて形成されている場合、Oリング34が押しつぶされる様子は図12(a)に示すよう成る可能性があり、ノズル本体12と加工ヘッド本体10とが密着しない可能性が生じる。これに対し、環状溝部31がテーパ面31aにて形成されている場合のOリング34の押しつぶされる様子は図12(b)に示すように成り、ノズル本体12と加工ヘッド本体10とが密着する。よって、ノズル本体12のノズル整合部14と加工ヘッド本体10のヘッド整合部16とOリング34とにより確実に密着させて確実にシールする。また、ノズル22にアシストガス20を供給すると、環状溝部31が垂直面31bにて形成されている場合は、図13(a)に示すようにアシストガス20の圧力によりOリング34が変形するため、アシストガス20は不規則に漏れ、漏れ方が不規則なためノズル22内のアシストガス20の流れは乱れ、加工品質が悪化する可能性が生じる。これに対し、環状溝部31がテーパ面31aにて形成されていると、図13(b)に示すようにアシストガス20の圧力によりOリング34が変形しても、アシストガス20は漏れずノズル22内のアシストガス20の流れは乱れず、加工品質を保つことができる。以上のことより、環状溝部31のテーパ面31aの有効性が確認できる。
また、上記実施の形態1と同様の効果を奏する他の構成のノズルについて説明する。図23は上記実施の形態1における他のノズルの構成を示した図である。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。この例の上記実施の形態1に示した加工ヘッドと異なる部分は、Oリング34を加工ヘッド本体10の下面側に環状溝部45を形成して配設した点である。このように形成された加工ヘッド11は加工ヘッド本体10の接合部24にノズル本体12の一端28を挿入する際に、ノズル本体12の一端28の外周面とOリング34と擦れることが考えられるが、他の点においては上記実施の形態1と同様に行うことができ、同様の効果を奏することが可能と成る。
また、図24は上記実施の形態1における他の加工ヘッドの構成を示した図である。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。この例の上記実施の形態1に示した加工ヘッドと異なる部分は、ノズル6はノズル本体12のみにて形成され、ノズル6の一端28にはピン8が外径方向に突出して形成されている。また、加工ヘッド本体110の接合部24の内壁には、溝にて成るピン8を係止するための係止部39、ならびに係止部39に連通する挿入口(図示せず)が形成されている。次に加工ヘッド本体110に対するノズル6の取り付方法について説明する。ノズル6を加工ヘッド本体110に装着する場合には、まず、ノズル6のピン8を加工ヘッド本体110の挿入口(図示せず)より挿入する。この時、ノズル6は一端28と接合部24とにより加工ヘッド本体110に嵌め込まれる。さらに、ピン8を係止部39に移動するようにノズル6を回す。これにより、加工ヘッド本体110にノズル6が取り付く。取り外しは取り付の逆の工程にて行う。以上より、ノズル6の着脱における回転において、Oリング34と加工ヘッド本体110とが擦れることが考えられるが、他の点においては上記実施の形態1と同様の構成を有することと成り、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
また、図25は上記実施の形態1における他のノズルの構成を示した図である。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。この例は、上記実施の形態1に示したノズル本体とノズル固定具とが一体成形されて形成されたノズル7である。そしてノズル7は、ノズルフランジと支持部とが共通に形成されているものである。よって、ノズル7の着脱における回転において、Oリング34と加工ヘッド本体10とが擦れることが考えられるが、他の点においては上記実施の形態1と同様の構成を有することと成り、上記実施の形態1と同様の効果を奏するものである。上記実施の形態1の図1、図23、図24、図25のそれぞれの例の使い分けとしては、例えば、加工条件が頻繁に変わり、ノズルの交換が頻繁に発生する場合には、弾性部材が磨耗しにくい、図1のノズルを選択する。また、ノズルの破損が多い時には、ノズルの製作費用が最も安価な図23のノズルを選択する。また、加工ヘッド本体の小型化が必要な場合には、構成部品が最も小さい、図24のノズルを選択する。また、ノズルの交換の頻度は低く、かつ、加工ヘッド本体の小型化が必要でない場合には、構成部品の製作費用が最も安価な、図25のノズルを選択することが適当であると考えられる。
上記のように構成された実施の形態1の加工ヘッドは、焦点距離側に作用する構成部品の点数が少ないため、誤差の少ない精度に優れた加工ヘッドおよびノズル交換を行うことが可能と成る。また、ノズルの一端と加工ノズル本体の接合部との嵌め合いとすることで、加工ヘッド本体の軸心とノズルの軸心との同軸度、つまり、レーザ光の光軸とアシストガスの流れとの重なり具合が高精度に再現できる。また、ノズルの固定にピンを使用する構造とすることで、ノズル孔とワークとの間隔を理想的な間隔に再現できる。これにより、ノズル交換の際、加工品質を保つためのノズル位置調整が必要ない。さらに、使用するピンの数を2本とすることで、構成部品に高い形状精度は必要なく、安価に製作できる。また、アシストガスの圧力に起因するノズルの傾きは発生しない。これにより、構成部品に高い形状精度は必要なく、安価に製作できる。尚、上記実施の形態1においては弾性部材としてOリングを用いる例を示したがこれに限られることは無く、Oリングと同様に行うことができる弾性部材であれば同様に行うことが可能であり同様の効果を奏することは言うまでも無い。また、レーザ加工装置にノズル交換装置を備える例を示したが、これに限られることは無く、レーザ加工装置とノズル交換装置とは別体にて形成することも可能であることは言うまでも無い。
この発明の実施の形態1における加工ヘッドの構成を示す斜視図である。 図1に示した加工ヘッドの構成を示す断面図である。 図1に示した加工ヘッドの加工ヘッド本体を示す斜視図である。 図1に示した加工ヘッドのノズルのノズル本体の構成を示す斜視図である。 図1に示した加工ヘッドのノズルのノズル固定具の構成を示す図である。 図1に示した加工ヘッドを用いたノズル加工装置の構成を示す図である。 ノズル加工装置の加工ヘッドにおける問題点を説明するための図である。 ノズル加工装置の加工ヘッドにおける問題点を説明するための図である。 図1に示した加工ヘッドの寸法精度を説明するための断面図である。 図1に示した加工ヘッドのアシストガスの流れの有効性を説明するための断面図である。 図1に示した加工ヘッドのアシストガスの流れの有効性を説明するための断面図である。 図1に示した加工ヘッドの弾性部材の有効性を説明するための断面図である。 図1に示した加工ヘッドの弾性部材の有効性を説明するための断面図である。 図1に示した加工ヘッドのノズルを交換するノズル交換装置の構成を示す斜視図である。 図14に示したノズル交換装置の構成を示す断面図である。 図14に示したノズル交換装置におけるノズル取り付動作を説明するためのフローチャートである。 図14に示したノズル交換装置におけるノズル取り外し動作を説明するためのフローチャートである。 図14に示したノズル交換装置におけるノズル取り付動作を説明するための断面図である。 図14に示したノズル交換装置におけるノズル取り付動作を説明するための断面図である。 図14に示したノズル交換装置におけるノズル取り付動作を説明するための断面図である。 図14に示したノズル交換装置のノズル支持棒の有効性を説明するための断面図である。 図14に示したノズル交換装置のノズル支持棒の有効性を説明するための断面図である。 この発明の実施の形態1における他の加工ヘッドの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における他の加工ヘッドの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における他の加工ヘッドの構成を示す図である。
符号の説明
1 レーザ加工装置、4 移動手段、6 ノズル、7 ノズル、8 ピン、
10 加工ヘッド本体、11 加工ヘッド、12 ノズル本体、14 ノズル整合部、
15 ヘッドフランジ、16 ヘッド整合部、18 ワーク、19 レーザ光、
20 アシストガス、21 ノズル固定具、22 ノズル、23 ヘッド導出路、
24 接合部、25 係止部、26 挿入口、27 ノズル導出路、28 一端、
29 ノズル孔、30 ノズルフランジ、31 環状溝部、32 ピン、33 支持部、
34 Oリング、38 開口、39 係止部、45 環状溝部、50 ノズル交換装置、
51 ノズル支持棒、63 ノズル着脱手段、110 加工ヘッド本体、A 隙間。

Claims (10)

  1. 内部にレーザ光およびアシストガスを導出するためのヘッド導出路を有する加工ヘッド本体と、上記加工ヘッド本体と別体にて形成され内部に上記ヘッド導出路に連通するノズル導出路を有し被加工物にレーザ光およびアシストガスを照射するノズル孔を先端に有するノズルと、上記ノズルに外径方向または内径方向に突出して形成されるピンと、上記ピンが上記ノズルの外径方向に形成された際には上記加工ヘッド本体の内周縁にまたは上記ピンが上記ノズルの内径方向に形成された際には上記加工ヘッド本体の外周縁に形成され上記ピンの挿入する挿入口を有するとともに挿入した上記ピンを当接して係止する係止部と、上記加工ヘッド本体の外周縁に形成されたヘッド整合部と、上記ノズルの外周縁の上記ヘッド整合部と整合する位置に形成されたノズル整合部と、上記ヘッド整合部と上記ノズル整合部との間の環状に配設され上記ヘッド整合部と上記ノズル整合部との整合に隙間を介在させる弾性部材とを備えたことを特徴とする加工ヘッド。
  2. 上記ピンは上記ノズルの外周縁または内周縁において180度間隔にて2箇所に形成され、上記ピン挿入口は上記加工ヘッド本体の内周縁または外周縁において180度間隔にて2箇所に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の加工ヘッド。
  3. 上記ノズルの上記ノズル孔が形成されている側と相反する一端は、上記加工ヘッド本体のヘッド導出路に挿入されて接合されている接合部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加工ヘッド。
  4. 上記加工ヘッド本体の外周縁に外方向に延在して形成されたヘッドフランジを備え、上記ヘッドフランジの下面側を上記ヘッド整合部として、上記ヘッドフランジの上面側を上記係止部とすることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の加工ヘッド。
  5. 上記ノズルは、ノズル本体と上記ノズル本体と別体にて成るノズル固定具とにて構成され、
    上記ノズル本体は上記ノズル導出路と上記ノズル整合部と上記ノズル孔とを有し、上記ノズル本体の外周縁に外方向に延在して形成されるとともに上記加工ヘッド本体と相対する面側には上記弾性部材を配設するための環状溝部が形成されたノズルフランジを備え、上記ノズル整合部は上記ノズルフランジの上面側とし、
    上記ノズル固定具は筒体にて成り上記ピンを有し、上記筒体の内周縁に上記ノズル本体の上記ノズルフランジの下面側と密接して係止するとともに上記ノズル本体のノズル孔を外部に露出する開口を有する支持部と、上記ピンは上記ノズル固定具の内周縁の上記支持部より上部に内方向に突出して形成することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の加工ヘッド。
  6. 上記弾性部材は、Oリングにて構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の加工ヘッド。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の加工ヘッドにおけるノズルを交換するためのノズル交換装置は、
    上記ノズルのノズル孔に挿入して上記ノズルを支持するノズル支持棒と、上記ノズル支持棒に上記ノズルのノズル孔を挿入した状態にて上記ノズルの回転を行い上記加工ヘッド本体の挿入口へ上記ノズルのピンの挿入を行い上記ピンを上記係止部に係止させるか、上記ノズルのピンを上記加工ヘッド本体の挿入口から送出するノズル着脱手段とを備えたことを特徴とするノズル交換装置。
  8. 請求項5に記載の加工ヘッドにおけるノズルを交換するためのノズル交換装置は、
    上記ノズル本体のノズル孔に挿入して上記ノズルを支持するノズル支持棒と、
    上記ノズル支持棒に上記ノズル本体のノズル孔を挿入した状態にて上記ノズル本体のノズル整合面と上記加工ヘッド本体のヘッド整合面との間に介在する上記弾性部材を押圧して上記ノズル整合面と上記ヘッド整合面とを当接させ上記ノズルフランジの下面側と上記ノズル固定具との当接を離反させた状態として、
    上記ノズル固定具のみの回転を行い上記加工ヘッド本体の挿入口へ上記ノズル固定具のピンの挿入を行い上記ピンを上記係止部に係止させるか上記ノズル固定具のピンを上記加工ヘッド本体の挿入口から送出して、
    その後に上記弾性部材への押圧を解除して上記ヘッド整合面と上記ノズル整合面との間に上記隙間を回復するノズル着脱手段とを備えたことを特徴とするノズル交換装置。
  9. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の加工ヘッドと、上記加工ヘッド本体にレーザ光を導入するレーザ発振手段と、上記加工ヘッドにアシストガスを導入するアシストガス発生手段と、被加工物を載置するステージと、上記ステージ上の所定位置に上記加工ヘッドを移動する移動手段とを備えたレーザ加工装置。
  10. 請求項7または請求項8に記載のノズル交換装置を配設し、上記移動手段は上記加工ヘッド本体を上記ノズル交換装置上位置に移動可能とすることを特徴とするレーザ加工装置。
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