JP4694517B2 - 携帯電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロフォンやスピーカ等の電気音響変換部を有する携帯電子機器に関する。
複数のスイッチが実装された基板と、マイクロフォン等の電気音響変換部とを有する電子機器が種々提案されている。例えば、携帯電話機では、筐体の正面に露出するキートップと、当該キートップにより押下される複数のスイッチと、複数のキートップ(複数のスイッチ)の配置領域の外側(口元側)に設けられたマイクロフォンとを有する構成がよく知られている(例えば特許文献1)。特許文献1の携帯電話機では、筐体の正面側部分の内側面に対向する基板が設けられている。この基板には、前記の複数のスイッチが設けられている。そして、この基板の複数のスイッチの配置領域外の部分と、筐体の正面側部分の内側面とで、マイクロフォンを挟持することにより、マイクロフォンの収音面を正面側に向けると共に、収音面の反対側に配置された端子部を基板に接続している。このようにすることにより、収音面と端子部とが互いに反対側に設けられたマイクロフォンを簡素な構成で携帯電話機に取り付けている。
特開2006−262262号公報
特許文献1の技術では、マイクロフォンは、スイッチが実装されている実装面と同一実装面上に配置されることから、スイッチの配置領域外にマイクロフォンを配置しなければならない。すなわち、筐体は、スイッチの配置領域とマイクロフォンとを同一面上に(携帯電話機の長手方向に)並列に配置可能な大きさを有していなければならず、筐体の小型化を図ることができない。
本発明の目的は、電気音響変換部の取付構造の自由度を向上させ、筐体の小型化が可能な携帯電子機器を提供することにある。
本発明の携帯電子機器は、複数のスイッチと、前記複数のスイッチが設けられる第1実装面を有する第1基板と、第2実装面を有するフレキシブル基板であって、前記第1基板の前記第1実装面の背後側において、前記第1基板とは反対側に前記第2実装面を向けて配置される本体部と、前記本体部に対して折り曲げられて、前記第1基板側に前記第2実装面を向けて配置される取付部とを有する第2基板と、前記第2基板の前記取付部の前記第2実装面に設けられ、音響部が前記第1基板に形成された第1の空所又は縁部に面する電気音響変換部と、を有する。
好適には、一方の面に前記第1基板が前記第1実装面の背面を対向させて積層され、他方の面に前記本体部が前記第2実装面の背面を対向させて積層され、前記第1基板及び前記本体部の積層方向にみて前記音響変換部と重なる位置に第2の空所又は縁部が形成されたフレームを有する。
好適には、前記音響変換部を保持する保持部材を有し、前記保持部材は、前記フレームの被係合部に係合して固定される係合部と、前記音響変換部の前記音響部の面積よりも小さい断面積の、前記音響変換部の音道の少なくとも一部を構成する音孔が形成された音道部と、を有する。
好適には、前記保持部材は、弾性部材であり、前記音響変換部は、前記弾性部材に形成された孔部に圧入されて前記弾性部材に固定され、前記被係合部及び前記係合部は、一方が他方に形成された孔部に圧入されて係合する。
好適には、前記保持部材の前記音道部は、前記音響部の一部を覆い、前記音響部とは反対側の天面が前記フレームの前記一方の面と面一になるように形成され、当該天面に前記第1基板の一部が積層される被覆部と、前記被覆部の前記天面から前記第1基板の前記第1実装面よりも前記第1実装面の向く方向へ延び、内部に前記音孔が形成された管状部と、を有する。
好適には、前記複数のスイッチに被せられ、前記電気音響変換部に対向する第3の空所又は縁部が形成されたキーシートと、前記キーシートの前記複数のスイッチとは反対側に設けられた複数のキートップと、を有し、前記管状部は、前記キーシートの前記第3の空所又は縁部まで延びている。
好適には、前記複数のスイッチ、前記第1基板、前記第2基板、前記電気音響変換部、前記保持部材、前記キーシートを収納し、前記複数のキートップを露出させる筐体を有し、前記電気音響変換部と重なる位置には、前記筐体に形成された孔部により、又は、前記キートップと前記筐体との隙間により、前記音響変換部の音道の一部が構成されている。
本発明によれば、電気音響変換部の取付構造の自由度を向上させ、筐体を小型化することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機1(携帯電子機器)の外観を示す斜視図である。
携帯電話機1は、いわゆるフリップ式の携帯電話機により構成されている。すなわち、携帯電話機1は、本体部3と、本体部3に対して折り畳み可能に連結されたフリップ5とを有している。
本体部3は、ケース7と、ケース7に保持された表示部9及び操作部11とを有している。表示部9及び操作部11は、本体部3の正面3aを構成している。表示部9は本体部3の第1端部3c側に、操作部11は本体部3の第2端部3d側に配置されている。本体部3の正面3aには、通話用のスピーカ13(図3参照、電気音響変換部)の放音口15と、通話用のマイクロフォン17(図8参照、電気音響変換部)の収音口19とが開口している。放音口15は、表示部9よりも第1端部3c側に、収音口19は、操作部11よりも第2端部3d側に配置されている。本体部3の側面3eには、不図示の記憶媒体の挿入口20やコネクタの挿入口(不図示)が設けられている。
図2は、携帯電話機1の分解斜視図である。
携帯電話機1の本体部3は、本体部3の背面3b側(図2の紙面下方側)から、ケース7と、種々の電気回路等を有する内部アセンブリ21と、パッキン23と、所定の部材を固定するための枠部材25と、両面テープ27と、本体部3の正面3aを構成する正面部材グループ29とが積層されて構成されている。
ケース7は、リアケース31と、リアケース31の背面側に被せられる蓋体33とを有している。リアケース31及び蓋体33は、例えば樹脂により形成されている。リアケース31は、基部31aと、基部31aの周縁から正面3a側に突出する周壁部31bとを有している。周壁部31bは、例えば、第2端部3d側を除き、基部31aの周縁に沿って延びている。リアケース31において、基部31aに対向する面は開放されており、開放部31cが形成されている。すなわち、リアケース31は、開放部31cを形成する周壁部31bを有している。
リアケース31の基部31aには、不図示のバッテリーを挿入するための開口31dが形成されている。蓋体33は、開口31dを塞ぐようにリアケース31の背面に被せられ、爪部等によりリアケース31に対して固定される。なお、リアケース31の基部31a及び蓋体33により本体部3の背面3bが構成されている。
なお、ケース7の平面形状(正面3a又は背面3bから見た形状)は適宜であるが、例えば長方形である。リアケース31の第1端部3c側(図2の紙面右側)には、報知用のスピーカ35が放音面を基部31a側にして取り付けられている。リアケース31の基部31aには、スピーカ35の不図示の放音口が開口している。リアケース31の第2端部3d側(図2の紙面左側)には、電波を利用した無線通信用の内部アンテナ89(図10参照)等が取り付けられる凹部31eが形成されている。
図3は、内部アセンブリ21の一部を示す分解斜視図である。なお、図3は、携帯電話機1の本体部3の背面3b側から見た図である。
内部アセンブリ21は、本体部3の第1端部3c側に配置される基板アセンブリ41と、本体部3の第2端部3d側に配置されるFPC(フレキシブルプリント配線板)43と、基板アセンブリ41及びFPC43に対して積層的に配置されるフレーム44とを有している。
基板アセンブリ41は、例えば、第1回路基板45、シールド部材47、第2回路基板49が積層されて構成されている。第1回路基板45及び第2回路基板49は、例えば、樹脂をベースとしたプリント配線基板により構成されている。第1回路基板45及び第2回路基板49の実装面には、種々の電子部品が実装されており、基板アセンブリ41には、種々の電気回路が構成されている。また、第1回路基板45及び第2回路基板49の実装面には、グランドラインを構成するグランドパターン層41a(一部のみ図示する)が形成されている。なお、基板アセンブリ41は一枚の回路基板により構成されてもよい。
図12は、FPC43の展開図である。FPC43は、いわゆる片面実装の基板であり、一方の面(実装面43d)にのみ電子部品が実装されるものである。FPC43は、第2実装部43a(第2基板の一例)と、第1実装部43b(第1基板の一例)と、第2実装部43aと第1実装部43bとを電気的に接続する接続部43cとを有している。なお、以下では、FPC43の実装面43dのうち、第2実装部43aにおける部分を第2実装面43da、第1実装部43bにおける部分を第1実装面43dbという。
図3に示すように、第2実装部43aの第2実装面43daには、例えば、マイクロフォン17(図8参照)、FPC43と第1回路基板45とを電気的に接続するコネクタ51が設けられている。コネクタ51は、第2実装部43aに形成された舌片43h(図12も参照)において第2実装面43daに取り付けられ、舌片43hが適宜に折り曲げられることにより、第1回路基板45に設けられた不図示のコネクタに接続可能な位置に配される。第1実装部43bに実装される部品については後述する。
フレーム44は、例えば、概略形状が板状に形成されている。フレーム44の本体部3の第1端部3c側(図3の紙面上方側)においては、リアケース31、基板アセンブリ41、フレーム44の順に積層される。フレーム44の第2端部3d側(図3の紙面下方側)においては、リアケース31、第2実装部43a、フレーム44、第1実装部43bの順に積層される。第2実装部43aは、実装面43dを図3の紙面表面側に向けて、フレーム44の紙面表面側に配され、接続部43cに接続される第1実装部43bは、フレーム44の紙面裏面側に取り回され、実装面43dを紙面裏面側に向けて配される。なお、第2実装部43a及び第1実装部43bとフレーム44とは、例えば、両面テープや接着剤等の接着部材により固定される。
フレーム44は、表面又は全体に導電性を有している。例えば、フレーム44は、金属により構成されている。フレーム44は、基板アセンブリ41のグランドラインに電気的に接続されて基板アセンブリ41及びFPC43をシールドするシールドケースとして機能する。例えば、フレーム44は、基板アセンブリ41側の面に、基板アセンブリ41側に突出し、第1回路基板45のフレーム44側の実装面のグランドパターン層41aと同様の形状に延びるリブ44aを有している。そして、リブ44aがグランドパターン層41aに当接することにより、フレーム44は第1回路基板45のグランドラインに電気的に接続される。
スピーカ13は、本体部3の第1端部3c側において、第1回路基板45とフレーム44とによって挟持される。スピーカ13は、放音面13cをフレーム44側に向けて配置される。フレーム44には、スピーカ13の放音面13cと対向する位置に、スピーカ13から出力された音を本体部3の正面3a側に導くための孔部44hが形成されている。
図4は、内部アセンブリ21の一部を示す分解斜視図である。なお、図4は、携帯電話機1の本体部3の正面3a側から見た図である。
内部アセンブリ21は、図3を参照して説明した構成に加え、表示器53と、複数のスイッチ55とを有している。
表示器53は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイにより構成されている。表示器53は、種々の情報を表示する表示面53aを有している。表示器53の外形は、例えば、矩形の板状に構成されている。フレーム44の本体部3の正面3a側の面には、表示器53が嵌合する凹部44fが形成されている。表示器53は、表示器53から延在するFPC59を介して基板アセンブリ41と電気的に接続される。
複数のスイッチ55は、FPC43の第1実装部43bの第1実装面43daに設けられている。複数のスイッチ55は、例えば、ドームスイッチ等の押圧式のスイッチにより構成されている。スイッチ55が押圧されると、所定の信号が生成され、FPC43を介して基板アセンブリ41に出力される。
なお、複数のスイッチ55は、絶縁性のフィルム等により形成された比較的薄い被覆部材56により被覆されており、図4において符号55を付した箇所は、厳密には、被覆部材56のうち、複数のスイッチ55により盛り上った部分である。ただし、複数のスイッチ55の位置の理解の容易化のため、また、被覆部材56も複数のスイッチ55の一部と捉えることができることから、図4及び他の図面においては、被覆部材56の有無に関らず、複数のスイッチ55の位置に符号55を付す。
第1実装部43bの第1実装面43daには、複数のスイッチ55の他、操作部11を照明するための複数のLED61、電流を調整するための複数の抵抗体63が、複数のスイッチ55間に設けられている。
図2に示す枠部材25は、導電性を有している。例えば、枠部材25は、一枚の板金から構成されている。枠部材25は、例えば、表示器53の表示面53aに対向する被覆部25aと、被覆部25aの周縁から本体部3の背面3b側に延びる第1固定部25b及び第3固定部25cとを有している。
被覆部25aには、開口25dが形成されており、被覆部25aは、枠状に形成されている。被覆部25aの周縁及び開口25dの形状は適宜に設定されてよいが、例えば矩形である。被覆部25aの周縁及び開口25dは、被覆部25aにより表示器53の周縁を覆うことが可能な大きさ及び形状に設定されている。
第1固定部25b及び第3固定部25cは、フレーム44の側面44sに当接してフレーム44を把持可能に構成されている。第1固定部25bには、フレーム44の側面44sから突出するネジボス44t(図4も参照)に係合可能な係合孔が形成されている。第3固定部25cには、フレーム44の側面44sから突出する係合部44u(図4も参照)に係合可能な係合孔が形成されている。
枠部材25が表示器53及びフレーム44に被せられ、第1固定部25b及び第2固定部25cがフレーム44のネジボス44t及び係合部44uに係合することにより、表示器53の凹部44fからの抜けが防止される。
パッキン23は、例えば、スポンジやゴム等の弾性部材により構成されている。パッキン23は、例えば、枠部材25の被覆部25aの表示器53側の面に、被覆部25aの全周に亘って当接可能な大きさ及び形状に形成されている。パッキン23は、枠部材25の被覆部25aと、表示器53及び/又はフレーム44との間に挟まれ、これらの部材に当接する。パッキン23は、例えば、接着剤や両面テープ等の接着部材により枠部材25に固定されている。
正面部材グループ29は、表示器53を保護するための透光板65と、所定の隙間や部材を隠す被覆部材67と、ユーザの操作を受け付けるための操作部材69とを有している。なお、これらの部材により本体部3の正面3aが構成されることを分かり易く説明するために、これらの部材を正面部材グループ29として概念化したが、これらの部材は、直接的に互いに固定されているわけではない。
透光板65は、リアケース31の開放部31cのうち第1端部3c側に嵌合する大きさ及び形状に形成されている。透光板65は、両面テープ27によって枠部材25に対して固定される。なお、両面テープ27は、例えば、枠部材25の全周に亘って透光板65を固定できる大きさ及び形状に設定されている。なお、透光板65は、両面テープに代えて、接着剤等の他の接着部材により枠部材25に固定されてもよい。
被覆部材67は、例えば、樹脂により形成されている。被覆部材67は、透光板65と、操作部材69の後述するキートップ71との間に配置されている。被覆部材67は、例えば、枠部材25及び後述する骨部材73上に両面テープや接着剤により固定されている。
図5は、操作部材69の分解斜視図である。なお、図5の紙面上方側が本体部3の正面3a側である。
操作部材69は、複数のスイッチ55に被せられるキーシート75と、キーシート75に被せられる骨部材73と、骨部材73上に配置される複数のキートップ71とを有している。
キーシート75は、例えば、透光性を有するシリコンゴムにより形成されている。キーシート75は、例えば、FPC43の第1実装部43bを覆う広さを有している。キーシート75には、複数のスイッチ55と重なる位置に、正面3a側に突出する複数の台座部75aが形成されている。また、台座部75aの背面側には、スイッチ55と対向する位置に、押し子75b(図8参照)が突出している。
骨部材73は、例えば、一枚の板金から構成されている。骨部材73は、キーシート75に被せられる被覆部73aと、被覆部73aの縁部からキーシート75側に突出する第2固定部73b及び第4固定部73cとを有している。被覆部73aには、複数の台座部75aを挿入可能な複数の孔部73hが形成されている。
第2固定部73b及び第4固定部73cは、第1固定部25b及び第3固定部25cと同様に、フレーム44の側面44sに当接してフレーム44を把持可能に構成されている。第2固定部73bには、第1固定部25bと同様に、ネジボス44tに係合可能な係合孔が形成されている。第4固定部73cには、第3固定部25cと同様に、係合部44uに係合可能な係合孔が形成されている。
キートップ71は、例えば樹脂により形成されている。キートップ71は、骨部材73の孔部73hよりも大きく形成されている。キートップ71は、孔部73hを介してキーシート75の台座部75aに固定されている。キートップ71の台座部75aへの固定は、例えば、接着剤等の適宜な接着部材により行われる。
キーシート75は弾性を有することから、台座部75aは、骨部材73に対してスイッチ55の押圧方向に揺動可能である。従って、キートップ71は、骨部材73及びキーシート75によって構成される、スイッチ55に被せられる面により、スイッチ55の押圧方向に揺動可能に保持されている。
複数のキートップ71は、正面3aから見て、互いに隣接している。すなわち、キートップ71の表面側において、キートップ71間には、他の部材が配置されていない。また、図1に示すように、正面3aから見て、外周側のキートップ71と、リアケース31の周壁部31bとは隣接している。すなわち、キートップ71の表面側において、外周側のキートップ71と、リアケース31の周壁部31bとの間には、他の部材が配置されていない。
図2に示すように、フリップ5は、本体部3に設けられた連結部材77と、フリップ5に設けられた連結部5aとが連結されることにより、本体部3に対して折り畳み可能に連結される。なお、連結部材77及び連結部5aも本体部3の正面3aを構成している。
以上の構成を有する携帯電話機1の組み立て方法について説明する。
図4を参照して説明したように、表示器53は、フレーム44の凹部44fに挿入される。図2を参照して説明したように、枠部材25は、表示器53及びフレーム44に被せられ、第1固定部25b及び第3固定部25cにより、フレーム44に対して固定される。図2を参照して説明したように、枠部材25と透光板65とは両面テープ27により固定される。なお、枠部材25のフレーム44への固定と、枠部材25と透光板65との固定は、いずれを先に行ってもよい。
図3及び図4を参照して説明したように、スイッチ55が設けられたFPC43は、両面テープ等によりフレーム44に対して固定される。図5を参照して説明したように、操作部材69は、キーシート75、骨部材73、及び、キートップ71が積層されて構成される。そして、操作部材69は、フレーム44上のスイッチ55に被せられ、第2固定部73b及び第4固定部73cによりフレーム44に対して固定される。
枠部材25及び骨部材73がフレーム44に取り付けられると、図1や図2に示されるように、これらの部材はリアケース31内に挿入される。この際、基板アセンブリ41は、フレーム44とリアケース31とにより挟持される。フレーム44は、側面44sがリアケース31の周壁部31bの内周に当接する。すなわち、フレーム44は、リアケース31内に嵌合する。枠部材25の第1固定部25b及び第3固定部25c、並びに、骨部材73の第2固定部73b及び第4固定部73cは、フレーム44の側面44sと周壁部31bの内周面との間に挿入された状態となる。
そして、図2に示すように、複数のネジ79がリアケース31の周壁部31bに挿通される。換言すれば、複数のネジ79が、表示部9や操作部11等のユーザインターフェースのケース7への装着方向に交差する方向に挿通される。複数のネジ79は、第1固定部25b又は第2固定部73bにも挿通される。そして、複数のネジ79は、フレーム44の側面44sに設けられたネジボス44tに螺合される。第1固定部25b及び第2固定部73bは、ネジ79によりフレーム44と共締めされ、フレーム44に当接し、フレーム44を介して基板アセンブリ41のグランドラインと電気的に接続される。なお、ネジ79は、例えば、金属により構成されている。
連結部材77は、第2端部3d側においてリアケース31に挿入される。連結部材77と、周壁部31bの内周面とは当接する。すなわち、連結部材77は、リアケース31の第2端部3d側部分に嵌合する。この際、連結部材77は、操作部材69の骨部材73の第2端部3d側の縁部に重なる。連結部材77は、例えば、不図示のネジがリアケース31の背面3b側から挿通され、連結部材77に螺合される。連結部材77とフリップ5との連結、連結部材77とリアケース31との固定は、いずれが先に行われてもよい。また、連結部材77のリアケース31への固定、フレーム44のリアケース31への固定は、いずれが先に行われてもよい。
なお、表示器53、枠部材25及び透光板65を含んで表示部9が構成されている。また、スイッチ55及び操作部材69を含んで操作部11が構成されている。
本実施形態の携帯電話機1は、以上の概略構成に加え、マイクロフォン17(図8参照)を適宜な位置に配置するために、以下の構成を備えている。
図3及び図4に示すように、携帯電話機1は、マイクロフォン17を保持するホルダ81を有している。マイクロフォン17及びホルダ81は、内部アセンブリ21において、携帯電話機1の本体部3の第2端部3d側(紙面下方側)に配置されている。
図6は、内部アセンブリ21のホルダ81(マイクロフォン17)周辺の拡大図である。図6(a)は、本体部3の正面3a側から見た斜視図(図1と同一方向の斜視図)である。図6(b)は、本体部3の背面3b側から見た斜視図である。
図3、図6(b)及び図12に示すように、第2実装部43aは、フレーム44の背面3b側(図3及び図6(b)の紙面上方側、第1実装部43bの第1実装面43daの背後側)において、フレーム44とは反対側(第1実装部43bとは反対側)に第2実装面43daを向けて配置される本体部43eと、本体部43eに対して折り曲げられて、フレーム44側(第1実装部43b側)に第2実装面43daを向ける取付部43fとを有している。
図3及び図12に示すように、本体部43eは、例えば、第2実装部43aの大部分を占めている。第2実装面43daのうち、本体部43eにおける部分には、例えば、メモリーカード(不図示)を挿入するためのスロット部50、アンテナ89とFPC43とを接続するための不図示の給電端子等が設けられている。
取付部43fは、例えば、本体部43eにおいて、矩形領域が一辺を残して本体部43eから切り離されて形成されている。より具体的には、本体部43eの図3及び図12の紙面下方側の縁部において、縁部に直交する一辺と、縁部に平行な一辺とが切り離されている。取付部43fは、いわゆる舌片形状、より具体的には、長尺状の矩形に形成されている。取付部43fは、図3に示すように、本体部43eの紙面下方側の縁部に平行な方向へ折り曲げられている。
マイクロフォン17は、図3、図4、図6では、ホルダ81に隠れて不図示であるが、取付部43fの第2実装面43dbに、収音面17a(図8参照)を正面3a側(図3及び図6(b)の紙面下方側、図4及び図6(a)の紙面上方(表面)側)に向けて設けられている。ホルダ81は、マイクロフォン17の収音面17aに被せられている。ホルダ81には、正面3a側に開口する音孔81e(図4、図6(a))が形成されている。
図7は、ホルダ81を示す斜視図である。図7(a)は、正面3a側から見た(図1と同一方向から見た)斜視図である。図7(b)は、背面3b側から見た斜視図である。
ホルダ81は、例えば、弾性材料により構成されている。弾性材料は、例えば、ゴム、発泡スチロールである。
ホルダ81は、正面3a側(図7(a)の紙面表面側)に2段の段差が形成されるように、第1構成部81aと、第1構成部81a上に設けられ、第1構成部81aよりも面積が小さい第2構成部81b(被覆部の一例)と、第2構成部81b上に設けられ、第2構成部81bよりも面積が小さい第3構成部81c(管状部の一例)とを有している。第1構成部81a、第2構成部81b、第3構成部81cのそれぞれの天面(正面3a側の面)は平面に形成されている。また、ホルダ81の背面3b側(図7(b)の紙面表面側、第1構成部81aの背面3b側)の面は、平面に形成されている。
ホルダ81の図7(b)の紙面表面側には、マイクロフォン17を挿入するための凹部81dが形成されている。凹部81dは、マイクロフォン17が嵌合する大きさ及び形状(若しくは一致する大きさよりも若干小さい大きさ)に形成されている。従って、マイクロフォン17は、凹部81dに圧入されることにより、ホルダ81に固定(保持)される。凹部81d(マイクロフォン17)の形状は適宜に設定されてよいが、例えば円柱状(円盤状)である。
上述の音孔81eは、図7(a)に示すように、第3構成部81cの天面に開口している。また、音孔81eは、背面3b側において凹部81dに連通している。
第1構成部81aには、ホルダ81をフレーム44に固定するための係合孔部81f(係合部の一例)が形成されている。係合孔部81fの形状は適宜に設定されてよいが、例えばT字状である。
第2構成部81bには、ホルダ81をフレーム44に固定するための係合突部81g(係合部の一例)が形成されている。係合突部81gは、第2構成部81bの天面の縁部に沿って設けられ、第2構成部81bの表面の外側に突出している。なお、第2構成部81bの側面に係合溝が形成されていると捉えることもできる。
図8は、図1のVIII−VIII線における断面図である。なお、図8では、被覆部材56(図4)は省略している。
マイクロフォン17は、例えば、概ね円柱形状の筐体を有しており、その一端面に収音面17aと、他端面に端子部17bとを有している。マイクロフォン17は、収音面17aから入力された音響を電気信号に変換して端子部17bに出力する。マイクロフォン17は、例えば、ダイナミックマイクロフォンにより構成されており、筐体内部に設けられた振動板17cと、振動板17cに連結された不図示の永久磁石と、当該永久磁石に対して移動可能な不図示のコイルとを有している。なお、マイクロフォン17は、コンデンサマイクロフォンやリボン型マイクロフォンによって構成されてもよい。
マイクロフォン17は、第2実装部43aの取付部43fの第2実装面43daに端子部17bを向けて、第2実装面43daに実装されている。マイクロフォン17と第2実装面43daとの固定は、例えば半田により行われる。マイクロフォン17は、収音面17a側から、ホルダ81の凹部81dへ圧入されている。凹部81dは、例えば、マイクロフォン17の収音面17aから端子部17bまでの厚さと略同等の深さを有している。
凹部81dの深さは、第1構成部81a及び第2構成部81b全体の厚さよりも小さい。また、音孔81eの断面積は、収音面17aの面積よりも小さい。従って、第2構成部81bは、収音面17aを被覆する被覆部として機能する。そして、第3構成部81cは、第2構成部81bから連続形成されて音孔81eを構成するように管状に延長された管状部として機能する。
フレーム44には、第2端部3d側(図8の紙面右側)に、ホルダ81の第2構成部81bが嵌合する切り欠き部44e(図3及び図4も参照。第2の空所の一例)が形成されている。そして、上述のように取付部43fは本体部43eに対して折り曲げられ、ホルダ81の第2構成部81bは切り欠き部44eに圧入される。
この際、第1構成部81aの天面は、フレーム44の第2実装部43a側の面(図8の紙面下方側の面)に当接する。また、係合突部81g(図7)は、フレーム44の縁部において、フレーム44の第1実装部43b側の面(図8の紙面上方側の面)に係合する(図6(b)参照)。さらに、フレーム44の第2実装部43a側の面(図8の紙面下方側の面)には、係合孔部81fに嵌合する形状(本実施形態ではT字)の係合突部44gが形成されており、係合突部44gが係合孔部81fに圧入される。なお、フレーム44の第1実装部43b側の面には、係合突部81gの厚さと略同等の深さを有する凹部44j(図6(b)参照)が形成されている。
このようにして、ホルダ81はフレーム44に対して固定される。ひいては、マイクロフォン17は、収音面17aを正面3a側(図8の紙面上方側)に向けてフレーム44に対して固定される。なお、切り欠き部44e及び第2構成部81bも本発明の被係合部及び係合部の一例である。
第2構成部81bの厚さは、フレーム44のうち、FPC43が実装される側の厚さと同等に設定されている。また、上述のように、フレーム44の図8の紙面下方側の面においては第1構成部81aが当接し、フレーム44の図8の紙面上方側の面においては、係合突部81gの厚さと同じ深さの凹部44jが形成されている。従って、図8において点線Sfで示すように、フレーム44の第1実装部43bが積層される面と、第2構成部81bの天面とは面一になっている。そして、第1実装部43bのフレーム44側の面は、第2構成部81bの天面と当接している。すなわち、第1実装部43bの一部は、第2構成部81bの天面に配置されている。第1実装部43bのうち第2構成部81bの天面上の部分には、図4に示すように、LED61や抵抗体63が設けられている。
第1実装部43bには、第2端部3d側(図8の紙面右側)の縁部に、切り欠き部43g(図6(a)も参照、第1の空所の一例)が形成されている。キーシート75には、第2端部3d側の縁部に、切り欠き部43gと対向する切り欠き部75g(図5も参照、第3の空所の一例)が形成されている。骨部材73には、第2端部3d側の縁部に、切り欠き部43gと対向する切り欠き部73g(図5も参照)が形成されている。ホルダ81の第3構成部81cは、切り欠き部43g、切り欠き部75g及び切り欠き部73gに図8の紙面左側の部分が嵌合している。換言すれば、第3構成部81cの一部は、切り欠き部43g、切り欠き部75g及び切り欠き部73gに収まっている。
ホルダ81の第2端部3d側(図8の紙面右側)には、連結部材77が位置している。連結部材77は、キートップ71側(図8の紙面右側)に、携帯電話機1の正面3aの一部を構成する端部被覆部77aを有している。端部被覆部77aは、ホルダ81の第3構成部81cを覆っている。端部被覆部77aには、収音口19が形成されている。収音口19は、ホルダ81の音孔81eと連通している。従って、収音口19から入力された音響は、音孔81eを通過してマイクロフォン17の収音面17aに入力される。なお、収音口19及び音孔81eは、マイクロフォン17の音道を構成している。
図9は、マイクロフォン17と、第1実装部43b及び第2実装部43aとの位置関係を示すために、ホルダ81等を省略して示す図である。図9(a)は、第1実装部43b側から見た平面図である。図9(b)は、第2実装部43a側から見た斜視図である。
マイクロフォン17は、一部が第1実装部43bに重なり、他の部分は第1実装部43bの切り欠き部43gを介して第1実装部43bの縁部から露出している。マイクロフォン17は、例えば、半分程度が第1実装部43bに重なっている。
図10は、携帯電話機1の信号処理系の構成を示すブロック図である。
携帯電話機1は、CPU85、メモリ86、通信処理部87、音響処理部91及び画像処理部93を備えている。これら各部は例えば基板アセンブリ41に設けられたICにより構成されている。
CPU85及びメモリ86は、操作部11等の各種手段からの信号に基づいて所定の演算を行い、画像処理部93等の各種手段の制御を実行する制御部として機能する。
通信処理部87は、高周波回路を含んで構成されている。通信処理部87は、電波を利用した遠距離無線通信を行うために、CPU85で処理された音響データ、画像データ等の各種データを変調して、アンテナ89を介して送信する。また、通信処理部87は、アンテナ89を介して受信した信号を復調してCPU85に出力する。
音響処理部91は、CPU85からの音響データを電気信号に変換して通話用のスピーカ13、着信等を報知するためのスピーカ35に出力する。スピーカ13及びスピーカ35は、音響処理部91からの電気信号を音響に変換して出力する。一方、マイクロフォン17は、入力された音響を電気信号に変換して音響処理部91に出力する。音響処理部91は、マイクロフォン17からの電気信号を音響データに変換してCPU85に出力する。
画像処理部93は、CPU85からの画像データを画像信号に変換して表示部9へ出力する。また、所定のカメラモジュール95から出力される撮像信号(画像データ)を所定のフォーマットの画像データに変換してCPU85へ出力する。
以上の実施形態によれば、第2実装部43aは、第1実装部43bの第1実装面43dbの背面側において、第1実装部43bとは反対側に第2実装面43daを向けて配置される本体部43eと、本体部43eに対して折り曲げられて、第1実装部43b側に第2実装面43daを向けて配置される取付部43fとを有し、マイクロフォン17は、第1実装部43bに形成された切り欠き部43gに面する収音面17aを有し、第2実装部43aの取付部43fの第2実装面43daに設けられているから、スイッチ55が設けられる第1実装面43dbの背後側にマイクロフォン17を配置することができ、筐体の小型化が可能である。しかも、基本的には第1実装面43dbの背後側を向き、種々の電子部品を配置可能な第2実装面43daを有する第2実装部43bのフレキシビリティを利用して、一端に収音面17a、他端に端子部17bを有する構成のマイクロフォン17を、収音面を第1実装面43dが向く方向(図1の正面3aが向く方向)に向けつつ、端子部17bをFPC43に接続しているから、第1実装面43dbの背後側にマイクロフォン17を設けたことによる部品点数の増加、例えば、マイクロフォンと基板とを接続するリード線の追加等を招くこともない。
一方の面に第1実装部43bが第1実装面43dbの背面を対向させて積層され、他方の面に第2実装部43aの本体部43eが第2実装面43daの背面を対向させて積層され、その積層方向にみてマイクロフォン17と重なる位置に切り欠き部44eが形成されたフレーム44を有することから、第2実装部43aがフレキシビリティを有していても、筐体の強度を確保することができる。また、第1実装部43bをフレキシブル基板により構成したり、さらには、第1実装部43b及び第2実装部43aを一のフレキシブル基板により構成することが可能となる。
マイクロフォン17を保持するホルダ81は、フレーム44に係合して固定される係合孔部81fや係合突部81g等と、マイクロフォン17の音道の少なくとも一部を構成する音孔81eが形成された第2構成部81b及び第3構成部81c(音道部の一例)とを有するから、ホルダ81がマイクロフォン17の固定及び音道の形成を兼ねている。そして、音孔81eは、マイクロフォン17の収音面17aの面積よりも断面積が小さいから、マイクロフォン17と第1実装部43bとを並列に配置した場合に比較して、第1実装部43bに並列に確保されなければならない面積を小さくしつつ、第1実装面43da側からマイクロフォン17へ収音可能である。以上のように、部品点数の削減及び筐体の小型化が図られる。
ホルダ81は、弾性部材であり、マイクロフォン17は、ホルダ81に形成された孔部に圧入されてホルダ81に固定され、また、ホルダ81の係合孔部81fにフレーム44の係合突部44gが圧入されたり、ホルダ81の第2構成部81bが切り欠き部44eに圧入される等により、ホルダ81がフレーム44に固定されることから、ネジ等の部品点数の増加を招くことなく、簡単且つ確実にマイクロフォン17をフレーム44に固定することができる。しかも、マイクロフォン17が弾性部材に圧入されていることから、ホルダ81によりマイクロフォン17の収音面17aが密閉され、ひいては、音道の密閉性が高まり、効率的に収音可能である。さらに、ホルダ81が弾性部材により構成されていることにより、ホルダ81の振動がホルダ81により吸収され、不必要な振動がフレーム44等に伝達されることも抑制される。
ホルダ81の第2構成部81bは、収音面17aの一部を覆い、天面がフレーム44の,第1実装部43bが積層される面と面一になるように形成され、当該天面上に第1実装部43bの一部が位置し、第3構成部81cは、第2構成部81bの天面から第1実装部43bの第1実装面43dbよりも第1実装面43dbの向く方向へ延び、内部に音孔81eが形成されているから、第1実装面43dbの向く方向へ連通する音孔81eを確保しつつ、第1実装部43bとマイクロフォン17とを無理なく重ねることが可能となる。その結果、筐体内のスペースが有効利用され、筐体の小型化が図られる。
第1実装面43db上の複数のスイッチ55に被せられ、フレーム44の切り欠き部44eに対向する切り欠き部75gが形成されたキーシート75を有し、第3構成部81cは、キーシート75の切り欠き部75gまで延びていることから、ホルダ81により、マイクロフォン17からキーシート75まで音孔81eが確保される。従って、音道の長い範囲に亘って密閉性が確保され、小さい断面積の音道であっても、確実に収音することができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
本発明が適用される携帯電子機器は、携帯電話機に限定されない。例えば、電子機器は、ノートパソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ゲーム機であってもよい。
電気音響変換部は、電気信号から音響への変換、及び、音響から電気信号への変換の少なくともいずれか一つを行うものであればよい。従って、電気音響変換部は、マイクロフォンに限定されない。例えば、電気音響変換部は、スピーカであってもよい。
電気音響変換部の音響部は、音響の出力又は音響の入力が行われる部分であればよい。従って、音響部は、マイクロフォンにおける、音響が入力される収音面(収音部)に限定されない。例えば、音響部は、スピーカにおける、音響が出力される放音面(放音部)であってもよい。音響部の面積は、例えば、電気音響変換部の筐体における、振動板に対向する開口の面積により特定可能である。
複数のスイッチが設けられる第1実装面を有する第1基板は、フレキシブル基板に限定されない。例えば、硬質の樹脂をベースとした回路基板であってもよい。
フレームは、本発明の必須要件ではない。例えば、上述のように、第1基板が硬質の樹脂をベースとした回路基板である場合に、第1基板の第1実装面の背面に直接的に第2基板を積層してもよい。
電気音響変換部の固定は、ホルダによるもの、ホルダの係合部によるもの、弾性材料により構成されたホルダにおける圧入を利用するものに限定されない。例えば、電気音響変換部は、ネジ、接着剤、両面テープ等の適宜な固定部材を利用して固定されてもよい。
第1基板の第1の空所(実施形態では切り欠き部43gを例示)、フレーム44の第2の空所(実施形態では切り欠き部44eを例示)、キーシートの第3の空所(実施形態では切り欠き部75gを例示)は、本発明の必須要件ではない。例えば、電気音響変換部の音響部が、これらの部材の縁部に向くように配置されていても、音道は確保可能であるし、第1の基板と電気音響変換部とを隣接、更には、重ねて、筐体の小型化を図ることができる。
また、上述した第1の空所、第2の空所、第3の空所は、切り欠き部に限られず、開口であってもよい。この場合、第1基板の中央に電気音響変換部を配置したり、複数のスイッチ間に音道を確保することができる。
電気音響変換部の音道のうち、筐体外部と連通される部分は、実施形態のように筐体表面を構成する筐体に形成された孔部により構成されるものに限定されない。
図11は、放音口の変形性を示す、実施形態の図8に対応する断面図である。
この変形例では、キートップ71と、筐体103との隙間104により、マイクロフォン17の音道のうち、筐体103外部に連通する部分が形成されている。このような構成にすることにより、キートップ71と筐体の外縁との距離を一層短くし、筐体103の小型化を図ることができる。
本発明の実施形態の携帯電話機の外観を示す斜視図。 図1の携帯電話機の分解斜視図。 図1の携帯電話機の内部アセンブリの一部の分解斜視図。 図3の反対側から見た内部アセンブリの一部の分解斜視図。 図1の携帯電話機の操作部材の分解斜視図。 図1の携帯電話機のマイクロフォン周辺を拡大して示す図。 図1の携帯電話機のマイクロフォンを保持するホルダを示す斜視図。 図1のVIII−VIII線における断面図。 図1の携帯電話機のマイクロフォンの配置位置を説明する図。 図1の携帯電話機の信号処理系の構成を示すブロック図。 放音口の変形例を示す断面図。 図1の携帯電話機のFPCの展開図。
符号の説明
1…携帯電話機(携帯電子機器)、17…マイクロフォン、17a…収音面(音響部)、43a…第2実装部(第2基板)、43b…第1実装部(第1基板)、43da…第2実装面、43db…第1実装面、43e…本体部、43f…取付部、55…スイッチ。

Claims (7)

  1. 複数のスイッチと、
    前記複数のスイッチが設けられる第1実装面を有する第1基板と、
    第2実装面を有するフレキシブル基板であって、前記第1基板の前記第1実装面の背後側において、前記第1基板とは反対側に前記第2実装面を向けて配置される本体部と、前記本体部に対して折り曲げられて、前記第1基板側に前記第2実装面を向けて配置される取付部とを有する第2基板と、
    前記第2基板の前記取付部の前記第2実装面に設けられ、音響部が前記第1基板に形成された第1の空所又は縁部に面する電気音響変換部と、
    を有する携帯電子機器。
  2. 一方の面に前記第1基板が前記第1実装面の背面を対向させて積層され、他方の面に前記本体部が前記第2実装面の背面を対向させて積層され、前記第1基板及び前記本体部の積層方向にみて前記音響変換部と重なる位置に第2の空所又は縁部が形成されたフレームを有する
    請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記音響変換部を保持する保持部材を有し、
    前記保持部材は、
    前記フレームの被係合部に係合して固定される係合部と、
    前記音響変換部の前記音響部の面積よりも小さい断面積の、前記音響変換部の音道の少なくとも一部を構成する音孔が形成された音道部と、
    を有する請求項1又は2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記保持部材は、弾性部材であり、
    前記音響変換部は、前記弾性部材に形成された孔部に圧入されて前記弾性部材に固定され、
    前記被係合部及び前記係合部は、一方が他方に形成された孔部に圧入されて係合する
    請求項3に記載の携帯電子機器。
  5. 前記保持部材の前記音道部は、
    前記音響部の一部を覆い、前記音響部とは反対側の天面が前記フレームの前記一方の面と面一になるように形成され、当該天面に前記第1基板の一部が積層される被覆部と、
    前記被覆部の前記天面から前記第1基板の前記第1実装面よりも前記第1実装面の向く方向へ延び、内部に前記音孔が形成された管状部と、
    を有する請求項3又は4に記載の携帯電子機器。
  6. 前記複数のスイッチに被せられ、前記電気音響変換部に対向する第3の空所又は縁部が形成されたキーシートと、
    前記キーシートの前記複数のスイッチとは反対側に設けられた複数のキートップと、
    を有し、
    前記管状部は、前記キーシートの前記第3の空所又は縁部まで延びている
    を有する請求項5に記載の携帯電子機器。
  7. 前記複数のスイッチ、前記第1基板、前記第2基板、前記電気音響変換部、前記保持部材、前記キーシートを収納し、前記複数のキートップを露出させる筐体を有し、
    前記電気音響変換部と重なる位置には、前記筐体に形成された孔部により、又は、前記キートップと前記筐体との隙間により、前記音響変換部の音道の一部が構成されている
    請求項6に記載の携帯電子機器。
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