JP4677139B2 - 通信装置、通信装置の制御方法、および通信装置の制御プログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、および通信装置の制御プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示手段に所定の通信関連動作に関する複数の表示画面を操作段階ごとに表示し、各操作段階での操作手段からの操作入力に応じて該通信関連動作の態様を決定する通信装置、通信装置の制御方法、および通信装置の制御プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CRTや液晶表示器などの表示装置に表示される内容(たとえばメニュー)に対して、使用者がボタン、ダイアル等の操作手段を操作し、その結果を画面上で確認しつつ、次の操作を進めて行く逐次入力型処理システムが知られている。
【0003】
このような逐次入力型処理システムのユーザーインターフェースは、ファクシミリ装置などの通信機器にも広く用いられている。
【0004】
このような逐次入力型処理システムにおいて、入力に対するアドバイスを表示する、ヘルプ機能を有するものが従来から多く存在している。
【0005】
こうした逐次入力型処理システムにおけるヘルプ機能を作動させるための構成の例としては、操作手段として「ヘルプ」ボタンを備え、その「ヘルプ」ボタンを操作することにより、その時点での作業過程に基づき、入力に対するアドバイスを表示するものがある。
【0006】
例えば、コンピュータのソフトウェアにおける対話式入力システムでは、画面上の特定の位置をポインティングデバイスで指示することなどにより画面上に表示されている各ボタンの役割を説明する説明画面を表示する、いわゆるコンテキスト・ヘルプと呼ばれるようなユーザーインターフェース方式がある。
【0007】
たとえば、ボタン、プルダウン(プルアップ)メニューなどを配列したダイアログウィンドウにおいて、マウスポインタを特定のボタンやメニューの上に移動させる(あるいはキーボードやマウスの特定のボタンを操作する)ことにより、ダイアログウィンドウにオーバラップしてヘルプ情報を表示したウィンドウを表示するものが知られている。
【0008】
また、特開平05−250119号では、使用者が読むことを不要とするアドバイスを動画によって提供する方法が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来のヘルプシステム、特にコンピュータの対話式入力システムのコンテキスト・ヘルプ機能では、画面上の特定の位置をポインティングデバイスで指示した時点で、大まかな機能は説明される(多くは文字情報によるヘルプ情報が多い)ものの、その後操作を進めていくに際して、実際の操作と動作の対応がどのようになっているのか知ることはできず、よって、習熟していない使用者にとっては、親切なヘルプ機能とは言いにくい。
【0010】
もちろん、ヘルプ情報に頼らず、実際の操作を試してみて目的の操作手続きを覚えていく方法も考えられるが、これも習熟していない使用者にとっては、確度が低く、またしばしば、回復もしくは修正のできない誤動作(ファクシミリ装置であれば誤った相手への画像送信など)を実行してしまう可能性が高い。
【0011】
上記の特開平05−250119号に記載の「動画ヘルプガイダンス方法」では、アドバイスを動画によって提供する方法を述べているが、その方法は、図形編集等の作業内容を所定時間おきに自動的に変化させていき、結果的に動画としてユーザに見せるものである。しかしながら、この方法では、画面が次々と自動的に変化していってしまうことから、使用者の理解が追いつかないことが起こる。また、同公報の発明では、画像の変化する時間間隔を任意に設定できるようにも構成されているが、毎項目ごとに使用者が理解するために要する時間は異なることが考えられ、その場合頻繁に時間間隔の設定をし直すことになり、使用感の点で問題がある。いずれにしても、この特開平05−250119号の方法は、ユーザが自分のペースでヘルプ情報を理解することができない、という問題がある。
【0012】
本発明の課題は、ユーザが実際の操作を通して、通信装置の操作を修得でき、簡単かつ習熟が容易な通信装置のユーザーインターフェースを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明によれば、表示手段に所定の通信関連動作に関する複数の表示画面を操作段階ごとに表示し、各操作段階での操作手段からの操作入力に応じて該通信関連動作の態様を決定する通信装置、通信装置の制御方法、および通信装置の制御プログラムにおいて、前記各操作段階における前記操作手段からの操作入力に応じて実際に通信関連動作を実行する通常動作モードと、前記各操作段階における前記操作手段からの操作入力に応じて実際の通信関連動作は実行せず通常動作モードにおける表示と全く同様表示の更新のみを行なうヘルプモードのいずれかを選択し、通常動作モードからヘルプモードへの切り換えを任意の操作段階で受け付け、ヘルプモードから通常動作モードへの切り換えを任意の操作段階で受け付け、ヘルプモードが終了した場合、前記通常動作モードからヘルプモードへ切り換えられた操作段階の表示画面へ復帰する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下では、通信装置の一例としてファクシミリ装置の構成、動作を説明する。
【0015】
図1は、本発明を採用したファクシミリ装置の外観を示している。図1において符号101は後述の所定の通信関連動作(送信/受信/コピーに関する動作)に関するメニュー表示を簡単モードと多機能モードの間で切り替える簡単キーである。
【0016】
この簡単キー101は押下時に押し込み状態となり、オン状態となり、解除の際はもう一度押下すると浮き上がり状態となりオフ状態になるキーである。すなわち、簡単キー101はいわゆるオルタネート操作方式のプッシュスイッチなどから構成するが、押下状態をLEDなどにより表示できるものであればモーメンタリー操作方式など他の方式のスイッチでもよい。いずれにしても、簡単キー101はオン/オフの状態が視覚的に判るように構成するのが望ましい。簡単キー101がオン状態の動作、および、オフ状態での動作については後述する。
【0017】
符号102はバックライト付液晶表示器などの表示素子を用いた表示ユニットで、この表示ユニット102は、各モードにおいてユーザに情報を表示するための液晶表示部を有する。この液晶表示部の表示に関しては以下で詳述する。表示ユニット102は、ユーザの見やすい角度に設定できるよう本体に対して回動自在に支持されている。符号103は記録紙を本体に送り込むカセットである。
【0018】
符号104はヘルプスイッチ(キートップの表示は図示のように「キーガイド」など適当な判り易い名称にしてよい)で、通常動作モードとヘルプモードとを切り替えるための操作手段を構成する。ヘルプスイッチ104のハードウェアは簡単キー101と同様のスイッチから構成する。
【0019】
ヘルプスイッチ104がオン状態では、装置のモードは「ヘルプモード」となり、オン状態では装置のモードは「通常動作モード」となる。
【0020】
ここで、通常動作モードとは、操作部2の操作にしたがった入力が行なわれ、それに応じた実際の動作を機器が行なう状態、つまりは、通常の作動状態のことである。
【0021】
一方、ヘルプモードは、本実施形態の特徴であり、通常動作モードと同様の操作が可能であり、その操作に応じて表示ユニット102の表示遷移やスピーカからの発声は行われるが、実際の送信/受信/コピーなどの動作は行なわないモードである。
【0022】
105は電話帳に登録されたデータを呼び出すノブであり、図1の矢印のように回転させると登録された登録データを順次表示することができる。
【0023】
符号106は、マルチファンクションキーで、その機能は液晶表示121の下部に表示される。このマルチファンクションキー106の機能は各動作モードにより変わる。
【0024】
符号107は原稿の給紙口、108はテンキー、その他の機能キーが配置された操作部、109はPCカードの挿入口、110はハンドセットである。本実施形態では、PCカードは、デジタルカメラなどで撮影したデジタル画像を入力するために用いる。
【0025】
図2は、本実施形態のファクシミリ装置の正面方向から示したもので、表示ユニット102と操作部の構成を示す図である。図2において、144は伝言や通話内容を録音するとき使用する録音キー、142は録音した音声データを再生するとき使用する再生キーである。
【0026】
符号131は電話帳を呼び出すための電話帳キーと、132は登録などの内容を確定させるためのセットキーである。133はLCD内のカーソルを上下左右に移動させる十字キーで、表示制御の操作、特にメニュー中で項目を選択するためなどに使用される。
【0027】
符号122はファクシミリ送信操作に入るためのファクシミリ送信キー、123はファクシミリ受信操作に入るためのファクシミリ受信キー、124はコピー操作に入るためのコピーキー、125はEメール送受信に入るためのEメールキーである。
【0028】
符号135は送信・受信・コピー等全ての動作を実行させるスタートキー、134は実行中の装置動作を中断するためのストップキーである。136はテンキー部、138は回線を接続したままマイク(不図示)をアクティブにして回線上に音声出力し、また、回線上の音をスピーカ(不図示)に出力する状態にするためのスピーカホンキーである。139は音声認識によって宛先自動ダイヤルを実行するためのボイスダイヤルキーである。
【0029】
符号143は着信した電話の相手通話内容を自動的に録音する留守録モードを設定するための留守キー、141は本体からコードレス子機電話を呼び出して内線通話を実行するための子機キー、137は前回かけた相手の電話番号を自動的にダイヤルするためのリダイヤルキーである。
【0030】
符号121は液晶表示画面(以下、単に液晶画面という)であって、装置の状態や各種メッセージを出力するために使われる。
【0031】
液晶画面121内の配置について説明する。151は状態表示のためのエリアで、記録紙に印字するためのカラーインクの残量、黒インクの残量、留守電に記録されたデータ等によるメモリの残量、呼び出し音量の大きさ、呼び出し音量の強調音程、下段左からファクシミリの受信件数、留守電の受信件数、Eメールの受信件数などをアイコン表示する(後述の図3参照)。
【0032】
152はユーザに対して操作を導いたり注意を促したり、その時点で重要な情報を表示するエリアで、この画面では日付と時間を表示している。153はその下に配置されているマルチファンクションキー106のキー機能を説明するエリアで、図の場合、153aは各種登録や設定のための機能キー、153bは留守電・ファクシミリの受信記録を確認するための着信履歴キー、153cは呼び出し音量を消音するおやすみキー、153dは簡単な操作方法が表示される操作ガイドキーとなる。
【0033】
以下では、図2の画面状態を待機画面であるものとする。
【0034】
図16は本実施形態のファクシミリ装置の制御系の構造を示している。図16において符号1001は装置全体の動作を制御するCPUで、このCPU1001には、上記の液晶画面121の表示を制御する液晶画面インターフェース1002、キー入力インターフェース1003、ROM1008、RAM1009が接続されている。また、データ入出力のためにI/Oポート1004(あるいは類似の入出力回路)を介して回線インターフェース1005、スキャナインターフェース1006、PCカードインターフェース1007、プリンタインターフェース1010などが接続されている。これらのデータ入出力ハードウェアの構成は公知であるので詳細な説明は省略する。
【0035】
CPU1001は、後述の動作、特にユーザインターフェースにおける操作入力と液晶表示をROM1008に格納されたプログラムに基づき制御するものとする。
【0036】
次に、上記構成における動作を特にユーザインターフェースの制御を中心に説明する。以下の説明では、煩雑になるのを避けるため、制御の主体としていちいちCPU1001に言及しないが、以下で説明するユーザインターフェースにおける表示およびキー入力の制御は、全てCPU1001が行なうものとする。すなわち、CPU1001は本発明の制御を行なう制御手段の主体をなし、また、ROM1008に格納されたCPU1001のプログラムは、本発明の制御プログラムを構成するものである。
【0037】
本実施形態のファクシミリ装置では、ヘルプスイッチ104により通常動作モード中の任意のタイミングからヘルプモードに移行することができる。前述のように、ヘルプモードは、通常動作モードと同様の操作が可能であり、その操作に応じて表示ユニット102の表示遷移やスピーカからの発声は行われるが、実際の送信/受信/コピーなどの動作は行なわないモードである。
【0038】
すなわち、ある通信関連動作(送信/受信/コピー)の各操作段階における操作入力に応じて実際に通信関連動作を実行する通常動作モードと、各操作段階における前記操作手段からの操作入力に応じて実際の通信関連動作は実行せず通常動作モードと全く同様に表示の更新のみを行なうヘルプモードを設け、これらのいずれかのモードをヘルプスイッチ104により選択できるようにする。
【0039】
[ファクシミリ送信]
まずファクシミリ送信に関する動作(送信関連動作)を行う場合の動作について説明する。
【0040】
(多機能ファクシミリ送信・通常動作モード)
最初に、簡単キー101がオフになっている多機能モードで、しかもヘルプスイッチ104がオフで通常動作モードによりファクシミリ送信を行なうモードの操作手順を述べる。ヘルプスイッチ104がオフの状態では、操作に従った通常の動作が行われる。
【0041】
ファクシミリ送信において、ヘルプスイッチ104がオフの状態では、図3に示すように表示部102には待機画面200が表示されている。この状態において、ファクシミリ送信キー122を押下すると、待機画面から画面201に切り換わる。
【0042】
ここで、画面201内の配置について説明する。符号161は状態表示をするエリアで、左から記録紙に印字するためのカラーインクの残量(161a)、黒インクの残量(161b)、留守電に記録されたデータ等によるメモリの残量(161c)、呼び出し音量の大きさ(161d)、呼び出し音量の強調音程(161e)をアイコンにより表示する。以下に示す表示画面では、これらのアイコンはその画面で必要なものが選択的に表示されるが、煩雑さを避けるため、以下では逐一説明しない。また符号162は画面のタイトルを表示するエリアである。
【0043】
符号163は、メニュー表示により選択項目と値を表示するエリア(メニュー表示エリア)である。エリア163中のメニュー項目は基本的には十字キー133の操作により選択するものとする。
【0044】
符号164は上記項目の選択方法や次の操作方法について説明を表示するエリアである。165は液晶画面下部(図2参照)に配置されているマルチファンクションキー106のキー機能を説明する表示エリアである。画面201の場合、106aは1つ前の画面に戻るための「戻る」キー、106dは現画面の設定または確認後、次画面に進むための「決定キー」となっている(図2参照)。キー106b、106cは機能が割り当てられていない。
【0045】
符号106aの「戻る」キーと106dの「決定」キーは、操作が進み実行するためにスタートキー135が押下されるまでどの画面においても常にこの位置に表示される。この画面配置は、ファクシミリ受信キー123とコピーキー124を押下した場合も同様となる。
【0046】
なお、これらの表示エリア165の表示と実際に操作されるマルチファンクションキー106の関係については、煩雑になるのを避けるために以下ではいちいち細かく説明しないが、以下でたとえば「戻る」キーを押下、と記載した場合には実際には対応するマルチファンクションキー106を操作する事になるのはいうまでもない。
【0047】
画面201ではエリア163の項目の中からどのデータを送信データとするのかを選択することができる。本実施形態の場合、ここでは一般的な紙原稿、ハンドスキャナで読み取ったデータ、およびデジタル写真データ(デジタルカメラなどで撮影したデータが記録されているPCカード内のデータ)となっている。
【0048】
本実施の形態では、送信するデータのソースとしては上述のような種類を想定しているが、他のソースを選択できるようにメニューの項目を設定することも考えられる。例えば、上記の各項目に加え、さらにデジタルカメラから直接データを受けて送信するなどの項目を追加することなど、任意のファクシミリ送信すべきデータの入力方法をメニューの項目に追加することが考えられる。いずれにしても、画面内に項目を追加していけばスイッチ等を増やさずに無制限に項目は追加することができるのはいうまでもない。
【0049】
また、スキャナの画像がない場合やデジタル写真のデータが無い場合、本発明では画面201で項目選択後、「データが無い」(不図示)と言った警告文を表示するが、他にもデータの無い項目は予め表示しないまたは色を薄くする等の方法で選択できないよう表示することも考えられる。
【0050】
画面201においては、十字キー133の上下操作によりエリア163の項目を選択し、画面202、206、207のいずれかの画面に進むことができる。
【0051】
すなわち、画面201で「画面で紙原稿を送信する」を選択すると画面202となる。画面202では、色・画質・濃度の各項目からそれぞれの値を選択し、「決定」キーを押下すると画面203に変わる。画面202の項目は初期状態でいずれかの値が選択されているため、ここで設定の確認ができる。
【0052】
画面203では、送信相手先の番号を入力する。番号入力後、スタートボタン135の押下でファクス送信の操作終了となり、画面は送信中画面(画面204)、終了画面(画面205)の順で機器の状態を表示する。
【0053】
一方、画面201の項目(エリア163)から「スキャナの画像を送信する」を選択し、決定すると画面206に変わる。この画面は読み取ったスキャナデータリストが表示される。リストは、いつ(日付)読み取ったデータか、内容はカラーか白黒か、読み取りサイズはいくつかを表示する。
【0054】
ここで読み取ったスキャナデータの中から送信データを選択する。ここで「決定」キーを押下すると画面203に変わるので、送信相手先の番号を入力する。番号入力後、スタートボタン135押下でファクシミリ送信の操作終了となり、画面は送信中画面(画面204)、終了画面(画面205)の順で機器の状態を表示する。
【0055】
一方、画面201のエリア163の項目から「デジタル写真を送信する」を選択し決定すると画面207に変わる。ここで読み取ったデジタル写真データをどのように送信するか選択し、「決定」キーを押下すると画面208となり、読み込まれている画像の表示を確認できるようになっている(画像は適宜縮小あるいは必要なら減色して表示する)。ここで送信すべき画像を確認して「決定キー」を押下すると画面203に変わるので、送信相手先の番号を入力する。
【0056】
番号入力後、スタートボタン135押下でファクシミリ送信の操作終了となり、画面は送信中画面(画面204)、終了画面(画面205)の順で機器の状態を表示する。
【0057】
なお、ファクシミリ送信キー122の押下前に原稿をセットされた場合、「原稿がセットされました」とのメッセージを表示する(後述の図6の画面404参照)。
【0058】
この後、テンキー136で相手先の番号の1桁目を入力すると、画面203に変わり入力番号が表示されていく。番号入力後、スタートボタン135押下でファクシミリ送信の操作終了となり、画面は送信中画面(画面204)、終了画面(画面205)の順で機器の状態を表示する。
【0059】
以上のように、多機能モードで、しかも通常動作モードによりファクシミリ送信を行なう場合は、送信ソースを複数種類のデータソースから選択できる。
【0060】
(多機能ファクシミリ送信・ヘルプモード)
続いて、簡単キー101がオフの多機能モードにおいて、ヘルプスイッチ104をオンにし、ヘルプモード選択した場合の動作につき説明する。前述のように、ヘルプモードは、通常動作モードと同様の操作が可能であり、その操作に応じて表示ユニット102の表示遷移やスピーカからの発声は行われるが、実際の送信/受信/コピーなどの動作は行なわないモードであり、ヘルプスイッチ104により通常動作モード中の任意のタイミングからヘルプモードに移行することができる。
【0061】
図4はそのファクシミリ送信に関してヘルプモードを選択した時の液晶画面121の制御を示している。
【0062】
まず、待機画面200において、ヘルプスイッチ104を押し込みながら(あるいはヘルプスイッチ104を押した後)ファクシミリ送信ボタン122を押下すると、図4の301の表示が行なわれる。操作方法について補足説明しておくと、図3の説明で述べたように、待機画面200から直接的にファクシミリ送信ボタン122を押下すると、図3の実際のファクシミリ送信が行われる通常モードが始まり、待機画面200からヘルプスイッチ104を押し込みながらファクシミリ送信ボタン122を押下すると、図4のヘルプモードが始まるよう制御する。
【0063】
画面301以降の画面302、306、307、308は、図3の画面202、206、207、208にそれぞれ対応しており、表示内容も実質的には同様である。操作と表示状態の移行との対応関係も同様である。なお、ヘルプモードにおける各画面では、表示エリア164に「ヘルプ」という表示がなされ、現在ヘルプモードに入っていることが分かるようになっている(以下の各画面の表示エリア164でも同様)。
【0064】
なお、ヘルプモード画面であることを知らせるための表示としては、その他の方法を用いても良い。例えば、本実施の形態とは異なる印を付けておいたり、画面枠を動作モードとヘルプモードで異ならせたり、また、通常動作モードにおいてはカラー表示、動作モードにおいては単色表示とすることなどが考えられる。
【0065】
ヘルプモードにおける操作と表示制御につき説明すると、たとえば、画面303は送信相手の電話番号を設定する画面であるが、テンキー136の操作によりその設定が行なわれる。そして更にスタートキー135を押下することにより、次画面304が表示され、数秒後自動的に画面305に表示が切り替わる。しかしながら、このヘルプモードでは実際の送信動作は行われないようになっている。
【0066】
通常モードに復帰する場合は、押し込まれてオン状態になっているヘルプスイッチ104を再度押下し、ヘルプ機能オフとなる。液晶画面121の表示は、この操作に応じて、ヘルプモード・オンにされた時点の通常モードの画面に戻る。
【0067】
つまり、図4の例では、待機画面200の時点でヘルプモード・オン操作が行なわれており、ヘルプスイッチ104をオフにすると対応するその待機画面200に復帰する。これにより、この後の操作と、ヘルプモードで練習した操作との操作開始段階が一致し、使用者にとって操作しやすいものになる。
【0068】
ヘルプモードへの移行は、任意の段階で行なえるよう制御する。たとえば、上述の例のように待機画面200のみならず、他の任意のメニューを表示しているタイミングで行なえるのが望ましい。
【0069】
図5は図4とは別のタイミングでヘルプスイッチ104を操作した時の画面表示制御の例を示すものである。図5の操作は途中までは図3に示した例と同様で、使用者が待機画面200よりファクシミリ送信ボタン122を押下してファクシミリ送信画面201を表示させ、十字キー133の操作によりファクシミリ送信画面201中の項目の一つを選択し(白黒反転表示される)、セットボタン132または「決定」に対応する操作部106aを押下することにより、次画面202、206または207が表示される。
【0070】
ここでは、画面201において、「デジタル写真を送信する」が設定され、画面207が表示された場合を例に挙げて説明する。この画面207が表示されている状態において、「デジタル写真を送信する」ためのその後の設定動作等を予め確認しようとする場合は、この時点でヘルプスイッチ104を押し込む。これによりヘルプモードに入り、表示画面が画面307になる。
【0071】
ここからは、上述したように、内容的には通常モードの画面と同様の画面遷移となるが、もちろん前述同様に実際の送信動作等は実行しない。図5の例では、画面307において「選んだ画像を送信する」を選択し、「決定」キーを操作すると、画面308に遷移し、更にその画面308で、上下キー133の操作により画像選択設定が行われ、セットボタン132または「決定」操作部106aを押下することにより、次の画面303が表示される。
【0072】
画面303は、図4の画面303と同様の画面で、送信相手の電話番号を設定する画面であり、テンキー136の操作によりその設定が行なわれる。そして更にスタートキー135を押下することにより、次画面304が表示される。しかしながら、このヘルプモードでは実際の送信動作は行われないようになっている。
【0073】
通常モードに復帰する場合は、押し込まれてオン状態になっているヘルプキー104をオフとする。これにより、液晶画面121の表示は、その操作に応じて、ヘルプモード・オンにされた時点の通常モードの画面に戻る。
【0074】
すなわち、図5の例では、画面207の時点でヘルプモード・オン操作が行なわれたので、たとえば画面304でヘルプモードをオフに操作すると、あるいは画面305まで操作が進み、一連の動作(この場合送信)が全て終了した場合はヘルプモード・オン操作が行なわれた画面207に復帰する。これにより、この後の操作と、ヘルプモードで確認として行った操作との操作開始段階が一致し、使用者にとって操作しやすいものになる。
【0075】
つまり、画面301における選択がすでに行われ(この場合「デジタル写真を送信する」が選択された)、画面207が表示された状態で、ヘルプモードに入ったので、ヘルプモードから復帰するときも、そのときのすでに行われていた設定事項(「デジタル写真を送信する」)は生かして、それに続く画面307以降の設定事項のところから新たに行なわれた入力操作に応じて実際の設定値を決定していく。
【0076】
もちろん、通常モードに復帰する操作タイミングも任意のタイミングでよい。たとえば、図5の例において、画面308が表示されている時点で、通常モードに復帰しようとする場合には、同様に、その時点で押し込まれてオン状態になっているヘルプキー104を再度押下すると、浮き上がり状態となりヘルプ機能オフとなる。表示部102aの表示は、その操作に応じて、ヘルプモード・オンにされた時点の通常モードの画面に戻る。図5の例では、画面207の時点でヘルプモード・オン操作が行われているので、画面207に復帰する。
【0077】
このように、任意の操作段階でヘルプモードに入れるよう制御し、ヘルプモードに入る前の設定を全て有効とし、ヘルプモードから通常動作モードに復帰する時にはヘルプモードに入った時の画面に復帰するようにし、そこから実際の通常動作モードの設定操作を行なえるように制御することにより、ユーザはヘルプモードにおいて任意の設定操作を試行ないし練習することができ、しかもヘルプモードから通常動作モードに復帰する時にはヘルプモードに入った時の画面に戻れるため、ヘルプモードの操作に基づき容易に通常動作モードの操作を簡単かつ失敗なく行なうことができる。
【0078】
(簡単ファクシミリ送信・通常動作モード)
次に、簡単キー101がオンに設定されている場合、つまり、簡単モードとなっており、かつ通常動作モードが設定されている場合の送信動作(簡単ファクシミリ送信)を説明する。
【0079】
この簡単ファクシミリ送信は、基本的な機能だけで十分なユーザにとっての使い勝手を良くするものである。つまり、単に「画質等は特に問わず、とにかく紙原稿送信をしたい」というように、もっとも基本的なファクシミリ送信を行ないたいユーザにとっては、前述のような画像データのソースを指定するような多機能メニューでは機能を多く盛り込んだことにより、基本的機能を実行するためにもいくつかの選択画面を経なければならなくなるため、単機能ファクシミリよりも操作が面倒になり、また、習熟も難しくなる。
【0080】
そこで、本実施形態のファクシミリ装置では、紙原稿データソースのみの送信を行う簡単送信モードを設け、簡単キー101をオンにすることによりこの簡単モードを選択した場合はシンプルな画面の経過で済むようにした。以下、簡単ファクシミリ送信においてのファクシミリ送信の操作フローを説明する。
【0081】
図6は、簡単ファクシミリ送信においてファクシミリ送信を行う場合のユーザ操作に応じた、液晶画面121内の表示状態の遷移を示している。
【0082】
簡単キーが押下された状態では、待機画面として画面400が表示されており、この状態から送信キー122を押下すると、待機画面400から画面401に変わる。
【0083】
ここで送信相手先の番号を入力する。この画面で、表示エリア106には「カラー」キー(106a)および「白黒」キー(106d)で送信するデータの内容を変更できる。番号入力後、スタートボタン135押下でファクス送信の操作終了となり、画面は送信中画面(画面402)と終了画面(画面403)の順で機器の状態を表示する。なお、ファクシミリ送信キー押下前に原稿をセットされた場合、画面404が表示される。
【0084】
このように、本実施形態においては、簡単キー101がオンの簡単送信モードにおいては、簡単キー101が「オン」の簡単送信モードにおいては、紙原稿をセットして電話番号を入力しスタートボタン135を押下するだけで原稿画像を送信でき、しかも、図3の画面202のような画質、濃度等の設定画面をスキップするようになっている。つまり、簡単送信モードにおいては、送信機能が紙原稿送信のみに限定されるため、複雑な機能を利用しないユーザにとって理解しやすく、また習熟や操作の簡単なユーザーインターフェースを提供することができる。
【0085】
なお、以上では、送信できるソースとして三種類設け、その上で、簡単キー101が「オン」に設定されている際には、その三種類のデータソースのうちの一つのみを送信データとする例を示したが、データソースの種類としては、三種類に限られるものではなく、また、簡単キー「オン」状態で送信可能なデータソースの種類としても一種類に限られるものでもない。
【0086】
この簡単送信モードにおいても、ヘルプモードを起動させることができる。その際の画面表示の様子を図7に示す。簡単キー101が押し込まれていて、簡単送信モードの待機画面400が表示されている状態で、ヘルプスイッチ104を押し込みながら(あるいはヘルプスイッチ104を押下した後)ファクシミリ送信ボタン122を押下すると、図7の501の表示が行なわれる。
【0087】
その後ユーザ操作に応じて画面502、503のように表示を遷移させる。前述同様、ここでは操作に応じて図6の通常動作モード(画面401〜402〜403)と同様に画面の遷移は行われるが、操作に応じた実際の設定や送信動作等は行なわない。また、前述の図4および図5の例と同様、ヘルプモード中はヘルプモードであることを画面で何らかの方法で表示する。
【0088】
このように、簡単送信モードにおいても、ヘルプモードを起動することができ、ユーザの操作についての理解を助けることができる。もちろん、ヘルプモード起動のタイミングは通常動作モードと同様に任意のタイミングとし、またヘルプモードが終了した場合はヘルプモードが起動された画面に復帰する。
【0089】
[ファクシミリ受信]
次に、ファクシミリ受信に関する動作(受信関連動作)を行う場合について説明する。
【0090】
受信動作においても、多機能動作モードおよび簡単モードが設けられ、そのいずれにおいても通常動作モードからヘルプモードを起動できるようにする。
【0091】
ファクシミリ受信に関して、本実施形態のファクシミリ装置では、後述するように、同時に複数の着信データを確認でき、且つ、その中から着信データを選択的に消去するなどの機能を有し、それに適合した表示を行うよう構成する(簡単キー101がオフの時の多機能動作モード)。
【0092】
一方、簡単キー101をオンにした場合は、多機能動作モードの一部の機能のみを使えるようにし、その分操作や表示を簡潔にした簡単モードとを切り替えることができる。
【0093】
ヘルプモードは、多機能動作モードおよび簡単モードのいずれにおいても任意のタイミングで起動できるよう制御する。
【0094】
(多機能ファクシミリ受信・通常動作モード)
まず、通常動作モードによる多機能ファクシミリ受信につき説明する。
【0095】
図8は、前述の簡単キーが押下されておらず、「オフ」に設定されている場合、つまりファクシミリ受信に関する機能全般が使用できる通常モードにおいて、ファクシミリ受信に関連した動作、たとえばファクシミリ受信データについて何らかの操作を行うためのユーザ操作に応じた、液晶画面121の表示状態の遷移を示している。
【0096】
簡単キー101がオフの場合は装置は多機能モードとなっており、またヘルプスイッチ104がオンでなければ装置は通常動作モードとなっている。ユーザは受信関連の動作を行わせる場合には図2の待機画面が表示された待機状態において、ファクシミリ受信キー123を押下する。この操作により待機画面から画面221に変わる。
【0097】
この操作により待機画面から図4の画面221に変わり、受信リストが表示される。
【0098】
この受信リストは、今までに受信したデータに関する情報を表示するもので、たとえば、それが未読のデータか既読のデータか、発信者は誰か、いつ送られてきたデータか、などを表示する。この状態では画面下部に表示されているように十字キー133の上下操作により消去や印刷などの指定操作の対象とすべき受信データを選択することができる。複数の受信データを選択する場合には、他の適当なキーとの押下の組合せを用いるなどの方法が考えられる。
【0099】
画面221の受信リストの状態で所望の受信データを選択し、「消去」キーを押下すると、画面222に変わり、さらに消去方法を選択してデータの消去を行なうことができる。画面222では、選択された受信データの消去と、全ての受信データの消去が選択できる。
【0100】
また、画面221が表示された状態で、「表示」キーを押下すると、画面223に変わり内容が表示される。このデータ表示では、「拡大」キーと「プリント」キーがマルチファンクションキーに用意される。画面223の表示により確認して「プリント」キーを押下した場合、および画面221から直接「プリント」キーを押下した場合は画面224に進み、プリント枚数と色(カラー印刷か白黒印刷か)を選択し、スタートキー135の押下で受信データ印刷の操作終了となり、画面は印刷中画面(画面225)と終了画面(画面226)という順で機器の状態を表示する。印刷中は、「キャンセル」キーをマルチファンクションキーに用意する(画面225)。
【0101】
(多機能ファクシミリ受信・ヘルプモード)
続いて、本実施の形態のファクシミリ受信のヘルプモードを説明する。図9はそのファクシミリ受信に関してのヘルプモード時の画面の変移を示している。
【0102】
まずは、図2の待機画面において、ヘルプスイッチ104を押し込みながらファクシミリ送信ボタン123を押下すると、図9の画面321の表示が行なわれる。操作方法について補足説明しておくと、図8の説明で述べたように、待機画面200から直接的にファクシミリ受信ボタン123を押下すると、図8の実際のファクシミリ送信が行われる通常受信モードが始まり、待機画面200からヘルプスイッチ104を押し込みながら(あるいは押した後)ファクシミリ受信ボタン123を押下すると、図9のヘルプモードが始まる。
【0103】
その後、ユーザ操作に応じて図示のように画面が遷移していく(画面322、323、324〜326)。
【0104】
図8(通常動作モード)と図9(ヘルプモード)の関係は前述の図3と図4の場合と全く同様であり、図9のヘルプモードでは通常動作モードと同様に画面の遷移は行われるが、操作に応じた実際の設定や受信動作等は行なわない。また、前述の図4および図5の例と同様、ヘルプモード中はヘルプモードであることを画面で何らかの方法で表示する。
【0105】
このように、多機能受信モードにおいても、ヘルプモードを起動することができ、ユーザの操作についての理解を助けることができる。もちろん、ヘルプモード起動のタイミングは前述同様に任意のタイミングとし、またヘルプモードが終了した場合は通常動作モードにおいてヘルプモードが起動された画面に復帰する。
【0106】
(簡単ファクシミリ受信・通常動作モード)
受信関連動作においても、簡単モードを用いることができる。簡単キー101をオンにした場合は簡単モードとなり、ファクシミリ受信キー123を操作して受信関連動作についても簡略化したメニューを用いて装置を操作することができる(簡単受信モード)。この簡単受信モードは、単純な機能だけで十分なユーザにとっての装置の使い勝手を良くするものである。
【0107】
つまり、単に「画質等は特に問わず、とにかく受信しているデータをとにかくプリントしたい」というように、もっとも基本的なファクシミリ受信を求めるユーザにとっては図8(図9)のような多機能化されたメニューは操作が面倒であり、また習熟が難しい。
【0108】
そこで、本実施形態の簡単受信モードでは、一つの受信データについて、特に画質等は問わずプリントすることのみを行ない、その際にはシンプルな画面の経過で済むようにしたものである。以下、この簡単受信モードにおいてのファクシミリ受信の操作フローを説明する。
【0109】
図10は、簡単受信モードにおいてファクシミリ受信関連動作(通常受信モード)を行なう場合のユーザ操作に応じた、液晶画面121の表示状態の遷移を示している。
【0110】
簡単キー101が押下された状態では待機画面として画面400が表示されている。その状態からファクシミリ受信キー123を押下すると、待機画面400から画面421に変わる。
【0111】
この画面には受信データが1件表示される。このデータが未読か既読か、発信者は誰か、いつ送られてきたデータかを表示する。
【0112】
他に受信データがある場合は、十字キー133の上下方向で検索する事ができる。この画面に表示されているデータを印刷する場合は、「プリント」キー106aの押下で操作終了となり、画面は印刷中画面(画面423)と終了画面(画面424)の順で機器の状態を表示する。この印刷中は、「キャンセル」キーをマルチファンクションキーに用意する(画面423)。
【0113】
画面421で「表示」キー106dを押下すると画面422に変わりデータの内容を確認することができる。この画面でプリントキー106cの押下で操作終了となり、画面は印刷中(画面423)と終了(画面424)という順で機器の状態を表示する。
【0114】
以上のように、簡単キー101がオンの場合は、同時に画面に表示される受信データを一つに絞ると共に、図8の画面224のような色などの条件の設定画面をスキップするようになっている。したがって、複雑な機能を利用しないユーザにとって理解しやすく、また習熟や操作の簡単なユーザーインターフェースを提供することができる。
【0115】
(簡単ファクシミリ受信・ヘルプモード)
簡単キー101をオンにした受信関連動作(簡単ファクシミリ受信)についても、ヘルプモードを利用できる。
【0116】
図11はファクシミリ簡単受信においてヘルプモードを起動した時の画面の変移の様子を示している。
【0117】
簡単キー101がオンで待機画面400が表示されている状態において、ヘルプスイッチ104を押し込みながら(あるいは押した後)ファクシミリ受信ボタン123を押下すると、図11の521の表示が行なわれる。
【0118】
操作方法について補足説明しておくと、図10の説明で述べたように、簡単キー101がオンで待機画面400が表示されている状態において、直接的にファクシミリ受信ボタン123を押下すると、図10の実際のファクシミリ受信が行われる簡単受信モードが始まり、簡単キー101がオンで待機画面400が表示されている状態において、ヘルプスイッチ104を押し込みながら(あるいは押した後)ファクシミリ受信ボタン123を押下すると、図11のヘルプモードが始まる。
【0119】
その後、ユーザ操作に応じて図示のように画面が遷移していく(画面521〜522〜523〜524)。図10(通常動作モード)と図11(ヘルプモード)の関係は前述同様であり、図11のヘルプモードでは通常動作モードと同様に画面の遷移は行われるが、操作に応じた実際の設定や受信動作等は行なわない。また、前述の図4および図5の例と同様、ヘルプモード中はヘルプモードであることを画面で何らかの方法で表示する。
【0120】
このように、簡単受信モードにおいても、ヘルプモードを起動することができ、ユーザの操作についての理解を助けることができる。もちろん、ヘルプモード起動のタイミングは前述同様に任意のタイミングとし、またヘルプモードが終了した場合は通常動作モードにおいてヘルプモードが起動された画面に復帰する。
【0121】
[コピー]
次に、本実施形態のファクシミリ装置において、コピー操作を行なう場合について説明する。このコピー操作は、旧来のファクシミリ装置においてスキャナから読み取った画像を印刷するいわゆる複写機のコピー動作に類似するものであるが、本実施形態の通常コピーモード(簡単キー101がオフ)では、送信の場合と同様に、コピーするデータのソースとして紙原稿の画像(旧来のファクシミリ装置の「コピー」と同じ)、ハンドスキャナの画像、PCカードから入力したデジタル写真の画像を選択できる。
【0122】
本実施形態のファクシミリ装置は、多機能モードにおいては、コピーを行なう場合、上記のデータソースから選択でき、一方、簡単モードにおいては、データソースとして紙原稿コピーのみを選択可能とする。
【0123】
(多機能コピー・通常動作モード)
図12は、簡単キー101がオフとなっている場合、つまり複数種類データソースから選択できる多機能コピー動作(コピー関連動作)においてコピーを行う場合の各操作に応じた、液晶画面121内の表示状態の遷移を示している。まず、図12を用いて通常コピーモードにおいてコピーを行う場合の操作について説明する。
【0124】
多機能コピーモードにおいてコピーを行う場合、図2の待機画面が表示された待機状態で、コピーキー124を押下する。この時、簡単キーがオフであれば、待機画面から図12の画面241に変わる。ユーザは画面241のリストから画面で何をコピーするかを選択することができる。
【0125】
多機能コピーモードでは、データソースとして、一般的な紙原稿、ハンドスキャナで読み取ったデータ、そして主にデジタルカメラで撮影したデータの入っている記録媒体内のデータを選択することができる。
【0126】
本実施形態ではコピーするソースとしては上述のような種類を想定しているが、他ソースを選択できるようにメニューの項目を設定することも考えられる。例えば、上記の各項目に加え、さらにデジタルカメラから直接データを受けてコピーすると言う項目を追加することなど、コピーできるデータの入力方法をメニューの項目に追加することが考えられる。いずれにしても、画面内に項目を追加していけばスイッチ等を増やさずに項目を追加することができるのはいうまでもない。
【0127】
また、スキャナの画像がない場合やデジタル写真のデータが無い場合、本実施の形態では画面241で項目選択後、「データが無い」(不図示)などの警告文を表示するが、他にもデータの無い項目は予め表示しないまたは色を薄くする等の方法で選択できないよう表示することも考えられる。
【0128】
通常送信モードの場合と同様、画面241で十字キー133の上下操作によりエリア163の項目を選択し、次の画面に進むことができる。すなわち、画面241で「画面で紙原稿をコピーする」を選択すると画面242となり、枚数・色・画質・濃度の各項目からそれぞれの値を選択し、「決定」キーを押下すると画面243に変わる。画面242の項目は初期状態でいずれかの値が選択されているため、ここで設定の確認ができる。設定または確認後、スタートボタン135押下でコピー操作終了となり、画面は印刷中画面(画面243)、終了画面(画面244)の順で機器の状態を表示する。
【0129】
また、画面241で「スキャナの画像をプリントする。」を選択し決定すると画面245に変わる。この画面は読み取ったスキャナデータリストが表示される。この画面245では、いつ読み取ったデータか、内容はカラーか白黒か、読み取りサイズはいくつかなどを表示する。
【0130】
ここで「決定」キーを押下すると画面246に変わりコピー枚数を設定する画面になる。通常はコピー枚数は1枚と設定されている。枚数変更は、テンキー136、あるいは十字キー133の上下方向で可能である。コピー枚数を確認または変更後、スタートキー135押下でコピー操作終了となり、画面は印刷中画面(画面243)、終了画面(画面244)の順で機器の状態を表示する。
【0131】
また、画面241で「デジタル写真をコピーする。」を選択し「決定」キーを押下すると画面247に変わる。選択肢としては選択した画像のプリント、すべての画像のプリントの他、画像データの書誌情報(たとえば上記の読み取りの日付や色などの管理情報)であるインデックスリストのプリントが選択できる。画面247で読み取ったデジタル写真データをどのようにコピーするか選択し、「決定」キーを押下すると画面248となり、読み込まれている画像の表示を確認できるようになっている(画像は適宜縮小あるいは必要なら減色して表示する)。
【0132】
ここでコピーすべき画像を確認して「決定」キーを押下すると画面246に変わりここで枚数を設定する。通常は1枚と設定されているが、枚数変更は、テンキー136、十字キー133の上下方向で可能である。
【0133】
コピー枚数を確認または変更後、スタートキー135の押下でコピー操作終了となり、画面は印刷中画面(画面243)、終了画面(画面244)の順で機器の状態を表示する。また、コピーキー124押下前に原稿がセットされた場合、画面249となり、スタートキー135押下で画面246に変わり、ここで、枚数設定の確認または設定を行ない、スタートキー135押下で操作終了となり、画面は印刷中画面(画面243)、終了画面(画面244)の順で機器の状態を表示する。
【0134】
以上が多機能コピーモードにおける操作フローである。
【0135】
(多機能コピー・ヘルプモード)
次に多機能コピー動作において、ヘルプモードを起動した時の動作を説明する。図13は、図12の多機能コピー動作においてヘルプモードを起動した時の画面の変移を示している。
【0136】
図3の待機画面200において、ヘルプスイッチ104を押し込みながら(あるいは押した後)コピーボタン124を押下すると、図13の画面341の表示が行なわれる。
【0137】
ここで操作方法について補足説明しておくと、図12で述べたように、待機画面200から直接的にコピーボタン124を押下すると、図12の実際のファクシミリ送信が行われる通常コピーモードが始まり、待機画面200からヘルプスイッチ104を押し込みながら(あるいは押した後)コピーボタン124を押下すると、図13のコピー機能のヘルプモードが始まる。
【0138】
図13では図12に示した全ての画面がヘルプモードのものになっている。
【0139】
その後、ユーザ操作に応じて図示のように画面が遷移していく(画面342〜344)。図12(通常動作モード)と図13(ヘルプモード)の関係は前述同様であり、図13のヘルプモードでは通常動作モードと同様に画面の遷移は行われるが、操作に応じた実際の設定やコピー動作等は行なわない。また、前述の図4および図5の例と同様、ヘルプモード中はヘルプモードであることを画面で何らかの方法で表示する。
【0140】
このように、簡単受信モードにおいても、ヘルプモードを起動することができ、ユーザの操作についての理解を助けることができる。もちろん、ヘルプモード起動のタイミングは前述同様に任意のタイミングとし、またヘルプモードが終了した場合は通常動作モードにおいてヘルプモードが起動された画面に復帰する。
【0141】
(簡単コピー・通常動作モード)
簡単キー101をオンにしたコピー関連動作(簡単コピーモード)についても、ヘルプモードを利用できる。図14はファクシミリ簡単受信においてヘルプモードを起動した時の画面の変移の様子を示している。
【0142】
この簡単コピーモードにおいては、紙原稿データソースのみのコピーを行なう。単に「紙原稿データソースをコピーしたい」といった、もっとも基本的なコピー関連動作を行おうとする場合、上述の多機能モードではいくつかの選択画面を経なければならず、操作が煩雑であり、また習熟が難しい。以下のように簡単キー101をオンにすることにより簡単コピーモードを選択できるようにしておけば、単純な機能だけで十分なユーザには便利になる。つまり、この簡単コピーモードは、単純な機能だけで十分なユーザにとっての装置の使い勝手を良くするものである。
【0143】
図14は、簡単コピーモードにおいてコピーを行う場合の各操作に応じた、液晶画面121内の表示状態の遷移を示している。
【0144】
簡単キーが押下された状態では、待機画面として画面400が表示されている。その状態からコピーキー124を押下すると、この操作により待機画面400から画面441に変わる。
【0145】
ここで、枚数設定の確認または設定を行ない、スタートキー135押下で操作終了となり、画面は印刷中画面(画面442)と終了画面(画面443)という順で機器の状態を表示する。また、コピーキー124押下前に原稿がセットされた場合、画面444となり、スタートキー135の押下で画面441に変わり、ここで、枚数設定の確認または設定を行ないスタートキー135押下で操作終了となり、画面は印刷中(画面442)と終了(画面443)という順で機器の状態を表示する。
【0146】
このように、簡単コピーモードでは、簡単キー「オン」の場合は、紙原稿コピーのみに限ると共に、その紙原稿コピーにおいても、図12の画面242のような、色、画質等の設定画面をスキップする。したがって、複雑な機能を利用しないユーザにとって理解しやすく、また習熟や操作の簡単なユーザーインターフェースを提供することができる。
【0147】
なお、本実施形態では、通常コピーモードでコピーできるソースとして三種類(紙原稿、スキャナデータ、デジタル写真)から選択でき簡単コピーモードではその三種類のデータソースのうちの一つのみ(上記の例では紙原稿のみ)をコピーデータとする例を示したが、もちろんデータソースの種類はこの三種類に限られるものではなく、簡単コピーモードでコピー可能なデータソースの種類も一種類に限られるものでもない。
【0148】
(簡単コピー・ヘルプモード)
簡単キー101をオンにしたコピー関連動作(簡単コピーモード)についても、ヘルプモードを利用できる。
【0149】
図15は簡単コピーモードにおいてヘルプモードを起動した時の画面の変移の様子を示している。
【0150】
まずは、簡単キー101が押し込まれており、待機画面400が表示されている状態において、ヘルプスイッチ104を押し込みながら(あるいは押してから)コピーボタン124を押下すると、図15の画面541が表示される。
【0151】
操作方法について補足説明しておくと、図14の説明で述べたように、簡単キー101が押し込まれておらず、待機画面400が表示されている状態において、直接的にファクシミリ受信ボタン124を押下すると、図14の実際のコピーが行われる簡単コピーモードが始まり、簡単キー101が押し込まれており、待機画面400が表示されている状態において、ヘルプスイッチ104を押し込みながら(あるいは押してから)コピーボタン124を押下すると、図15のヘルプモード(画面541以降)が始まる。
【0152】
図13では画面541以降がヘルプモードのものになっている。
【0153】
その後、ユーザ操作に応じて図示のように画面が遷移していく(画面541〜543、544)。図14(通常動作モード)と図15(ヘルプモード)の関係は前述同様であり、図15のヘルプモードでは通常動作モードと同様に画面の遷移は行われるが、操作に応じた実際の設定やコピー動作等は行なわない。また、前述の図4および図5の例と同様、ヘルプモード中はヘルプモードであることを画面で何らかの方法で表示する。
【0154】
このように、簡単コピーモードにおいても、ヘルプモードを起動することができ、ユーザの操作についての理解を助けることができる。もちろん、ヘルプモード起動のタイミングは前述同様に任意のタイミングとし、またヘルプモードが終了した場合は通常動作モードにおいてヘルプモードが起動された画面に復帰する。
【0155】
以上に示したように、本実施形態においては、ヘルプスイッチ104を設け、操作中の任意のタイミングでヘルプモードに入ることができる。ヘルプモードでは通常動作モードと全く同様に画面の遷移が行われるが、操作に応じた実際の設定やコピー動作等は行なわない。また、ヘルプモードが終了した場合は、ヘルプモードに入った画面に復帰する。このようなヘルプモードを設けることにより、ユーザが実際の操作を通して、通信装置の操作を修得でき、簡単かつ習熟が容易な通信装置のユーザーインターフェースを提供することができる。
【0156】
また、本実施形態では、多機能モードから、簡単キーにより簡単モードに入ることができ、ヘルプモードはこの簡単モードにおいても上記同様に利用することができる。ユーザが実際の操作を通して通信装置の操作を修得できるため、簡単かつ習熟が容易な簡単モードの操作をさらに簡単かつ習熟が容易なものとすることができる。
【0157】
また、本実施形態の簡単モードそのものの効果について説明すると、本実施形態では、簡単キー101を設け、送信/受信/コピーの各通信関連動作において、液晶画面121で表示するメニューを切り換えるようにしている。そして、簡単キー101がオンの簡単モードにおいては簡単キー101がオフの通常モードで表示するフル機能のメニューよりも重要あるいは需要の大きいと考えられる機能のみを選択できるようより簡略化したメニュー表示を行なう。送信/受信/コピーの各通信関連動作の各過程において逐次表示するメニューも簡単モードでは通常モードよりも簡略化し、初心者などが迷わなくても済むようにする。
【0158】
すなわち、簡単キー101を設け、送信/受信/コピーの各通信関連動作において、液晶画面121で表示するメニューを切り換える。簡単キー101がオンの簡単モードにおいては簡単キー101がオフの通常モードで表示するフル機能のメニューよりも重要あるいは需要の大きいと考えられる機能のみを選択できるようより簡略化したメニュー表示を行なう。送信/受信/コピーの各通信関連動作の各過程において逐次表示するメニューも簡単モードでは通常モードよりも簡略化し、初心者などが迷わなくても済むようにする。
【0159】
すなわち、簡単キーがオンの場合は、各々の通信関連動作(送信/受信/コピー)において、最も基本的な機能のみをメニュー表示するようにする(簡単モード)と共に操作画面もそれにあわせて簡潔なものに制御し、基本機能の通信装置と同様に簡単に使うことができるようになり、初心者など基本的な機能だけで十分なユーザにとっては使い勝手の良い装置を提供できるようになる。もちろん、簡単キーがオフの場合は、装置の機能通信関連動作で選択可能なほぼ全ての態様をメニュー表示する(通常モード)ようになっているので、習熟者など高機能を要求するユーザの要求も満足できる。しかも、従来のように機能ごとにスイッチなどを追加する技術思想と異なり、本実施形態は新たなハードウェアを追加する必要なく実施できるので、機能追加によるコストアップ、操作の煩雑化をまねく恐れがない。
【0160】
なお、本実施形態は、ヘルプスイッチ104、および簡単キー101のハードウェアとしてボタンスイッチを例示したが、他にもレバーやスライドスイッチ、あるいはマルチファンクションキーなどによりこれらの操作手段を構成することができるのはいうまでもない。また、音声認識機能を設け、ユーザが音声によりこれらの操作を行なえるようにしてもよい。
【0161】
また、上述の実施形態では、ヘルプスイッチ104の操作状態に応じて、多機能モードのファクシミリ送信、ファクシミリ受信、コピー、簡単モードのファクシミリ送信、ファクシミリ受信、コピーのいずれの関連動作においてもヘルプモードを選択できるものとしたが、これらの全てにおいてヘルプモードを設ける必要はなく、これら動作モードのいずれにヘルプモードを実装するかは任意である。たとえば、簡単モードのファクシミリ送信、ファクシミリ受信、コピーではヘルプモードを選択できないようにしてもよい。また、ヘルプモードを選択できる動作モードを使用者が予め設定する設定手段(表示画面およびキー入力によるユーザーインターフェースなど)を設ける構成を設けてもよい。
【0162】
また、上述の実施形態では、簡単キーの操作状態に応じて、ファクシミリ送信、ファクシミリ受信、コピーのいずれも基本的な機能のみに限るような装置としたが、送信/受信/コピーのいずれにおいて「簡単」モードを実装するかは任意であり、たとえばファクシミリ送信、ファクシミリ受信、コピーのどれかが簡単操作モードになり、それ以外は簡単キーを切り替えても動作が変わらないような構成であってもよい。また、どの機能が、簡単キーの設定に応じて動作が変わるかを、使用者が予め設定する設定手段(表示画面およびキー入力によるユーザーインターフェースなど)を設ける構成を設けてもよい。
【0163】
また、以上では、実際に通信関連動作を実行する通常動作モードと、前記各操作段階における前記操作手段からの操作入力に応じて実際の通信関連動作は実行せず通常動作モードと全く同様に表示の更新のみを行なうヘルプモードのいずれかを選択できる操作手段としてヘルプスイッチ104を設ける構成を示した。つまり、ヘルプモードにおいて実際の通信関連動作は実行せず通常動作モードと全く同様に表示の更新のみを行なうことにより、この表示画面の遷移そのものをヘルプ情報とする構成を示した。しかし、必要に応じてヘルプモードにおいて、ヘルプ情報を音声により出力するようにしてもよい。たとえば図9の画面325において「通常動作モードではここで印刷が行なわれます」のような音声をスピーカから出力することが考えられる。たとえば、実際の通常動作モードと異なる動作を行なっていることを明示することが必要な場面において必要に応じてヘルプ情報を音声により出力することにより、ユーザを混乱させるのを防ぐことができる。
【0164】
以上ではファクシミリ装置を例示したが、本発明が同趣の主に多機能を取り扱う通信装置全般に実施できるのはいうまでもない。
【0165】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、表示手段に所定の通信関連動作に関する複数の表示画面を操作段階ごとに表示し、各操作段階での操作手段からの操作入力に応じて該通信関連動作の態様を決定する通信装置、通信装置の制御方法、および通信装置の制御プログラムにおいて、前記各操作段階における前記操作手段からの操作入力に応じて実際に通信関連動作を実行する通常動作モードと、前記各操作段階における前記操作手段からの操作入力に応じて実際の通信関連動作は実行せず通常動作モードにおける表示と全く同様表示の更新のみを行なうヘルプモードのいずれかを選択し、通常動作モードからヘルプモードへの切り換えを任意の操作段階で受け付け、ヘルプモードから通常動作モードへの切り換えを任意の操作段階で受け付け、ヘルプモードが終了した場合、前記通常動作モードからヘルプモードへ切り換えられた操作段階の表示画面へ復帰するので、ユーザが実際の操作を通して、通信装置の操作を修得でき、簡単かつ習熟が容易な通信装置のユーザーインターフェースを提供することができる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用したファクシミリ装置の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明を採用したファクシミリ装置の操作パネルの構成を示す正面図である。
【図3】図1、図2の装置の多機能送信モード(通常動作モード)の表示制御を示す説明図である。
【図4】図1、図2の装置の多機能送信モード(ヘルプモード)の表示制御を示す説明図である。
【図5】図1、図2の装置の多機能送信モード(ヘルプモード)の異なる表示制御を示す説明図である。
【図6】図1、図2の装置の簡単送信モード(通常動作モード)の表示制御を示す説明図である。
【図7】図1、図2の装置の簡単送信モード(ヘルプモード)の表示制御を示す説明図である。
【図8】図1、図2の装置の多機能受信モード(通常動作モード)の表示制御を示す説明図である。
【図9】図1、図2の装置の多機能受信モード(ヘルプモード)の表示制御を示す説明図である。
【図10】図1、図2の装置の簡単受信モード(通常動作モード)の表示制御を示す説明図である。
【図11】図1、図2の装置の簡単受信モード(ヘルプモード)の表示制御を示す説明図である。
【図12】図1、図2の装置の多機能コピーモード(通常動作モード)の表示制御を示す説明図である。
【図13】図1、図2の装置の多機能コピーモード(ヘルプモード)の表示制御を示す説明図である。
【図14】図1、図2の装置の簡単コピーモード(通常動作モード)の表示制御を示す説明図である。
【図15】図1、図2の装置の簡単コピーモード(ヘルプモード)の表示制御を示す説明図である。
【図16】図1、図2の装置の制御系の構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
101 簡単キー
102 表示ユニット
104 ヘルプスイッチ
106 マルチファンクションキー
121 液晶画面
122 ファクシミリ送信キー
123 ファクシミリ受信キー
124 コピーキー
133 十字キー
136 テンキー
165 表示エリア
1001 CPU
1002 液晶画面インターフェース
1003 キー入力インターフェース
1005 回線インターフェース
1006 スキャナインターフェース
1007 PCカードインターフェース
1008 ROM
1009 RAM
1010 プリンタインターフェース

Claims (7)

  1. 表示手段に所定の通信関連動作に関する複数の表示画面を操作段階ごとに表示し、各操作段階での操作手段からの操作入力に応じて該通信関連動作の態様を決定する通信装置において、
    前記各操作段階における前記操作手段からの操作入力に応じて実際に通信関連動作を実行する通常動作モードと、前記各操作段階における前記操作手段からの操作入力に応じて実際の通信関連動作は実行せず通常動作モードにおける表示と全く同様な表示の更新のみを行なうヘルプモードのいずれかを選択する選択手段と、
    前記選択手段による通常動作モードからヘルプモードへの切り換えを任意の操作段階で受け付けるヘルプモード切換受付手段と、
    前記選択手段によるヘルプモードから通常動作モードへの切り換えを任意の操作段階で受け付ける通常動作モード切換受付手段と、
    前記ヘルプモードが終了した場合、前記通常動作モードからヘルプモードへ切り換えられた操作段階の表示画面へ復帰する復帰手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記ヘルプモードにおいては、前記ヘルプモードである旨の識別表示を行なうことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記ヘルプモードにおいて、必要なヘルプ情報を音声により出力することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 表示手段に所定の通信関連動作に関する複数の表示画面を操作段階ごとに表示し、各操作段階での操作手段からの操作入力に応じて該通信関連動作の態様を決定する通信装置の制御方法において、
    前記各操作段階における前記操作手段からの操作入力に応じて実際に通信関連動作を実行する通常動作モードと、前記各操作段階における前記操作手段からの操作入力に応じて実際の通信関連動作は実行せず通常動作モードにおける表示と全く同様表示の更新のみを行なうヘルプモードのいずれかを選択する制御工程と、
    前記選択手段による通常動作モードからヘルプモードへの切り換えを任意の操作段階で受け付ける制御工程と、
    前記選択手段によるヘルプモードから通常動作モードへの切り換えを任意の操作段階で受け付ける制御工程と、
    前記ヘルプモードが終了した場合、前記通常動作モードからヘルプモードへ切り換えられた操作段階の表示画面へ復帰する制御工程と、
    を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  5. 前記ヘルプモードにおいては、前記ヘルプモードである旨の識別表示を行なうことを特徴とする請求項に記載の通信装置の制御方法。
  6. 前記ヘルプモードにおいて、必要なヘルプ情報を音声により出力することを特徴とする請求項に記載の通信装置の制御方法。
  7. 表示手段に所定の通信関連動作に関する複数の表示画面を操作段階ごとに表示し、各操作段階での操作手段からの操作入力に応じて該通信関連動作の態様を決定する通信装置の制御プログラムにおいて、
    前記各操作段階における前記操作手段からの操作入力に応じて実際に通信関連動作を実行する通常動作モードと、前記各操作段階における前記操作手段からの操作入力に応じて実際の通信関連動作は実行せず通常動作モードにおける表示と全く同様表示の更新のみを行なうヘルプモードのいずれかを選択する制御工程と、
    前記選択手段による通常動作モードからヘルプモードへの切り換えを任意の操作段階で受け付ける制御工程と、
    前記選択手段によるヘルプモードから通常動作モードへの切り換えを任意の操作段階で受け付ける制御工程と、
    前記ヘルプモードが終了した場合、前記通常動作モードからヘルプモードへ切り換えられた操作段階の表示画面へ復帰する制御工程を前記通信装置に実行させるための制御プログラム。
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