JP4668453B2

JP4668453B2 - Autoclave equipment

Info

Publication number: JP4668453B2
Application number: JP2001133196A
Authority: JP
Inventors: 準長谷川; 幹彦中川; 芳夫田代; 利昭野口; 宏樹森山; 康太石引; 羊介吉本; 泰行二木; 正一天野; 龍大島; 耕治森下
Original assignee: Olympus Corp
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 2001-04-27
Filing date: 2001-04-27
Publication date: 2011-04-13
Anticipated expiration: 2021-04-27
Also published as: JP2002325719A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡を内視鏡用収納容器ごとオートクレーブ滅菌できるオートクレーブ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
内視鏡は、使用後に洗滌消毒あるいは滅菌される。内視鏡を滅菌する方法としては、高圧蒸気滅菌（オートクレーブ）が知られており、この場合には、専用のオートクレーブ装置を用いて内視鏡の滅菌が行なわれる。
【０００３】
また、内視鏡は、洗滌消毒あるいは滅菌された後、次の使用に備えて保管される。この場合、内視鏡は、破損や汚染を防止するため、一般に、収容ケース（内視鏡用収納容器）内に収容されて保管される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のオートクレーブ装置は、比較的大きなチャンバ内に１つの内視鏡を収容し、このチャンバ内を陰圧および加圧して滅菌処理を行なうものである（特開平５−２８５１０３号公報等参照）ため、その滅菌処理には、比較的長い時間（４０分〜１時間）を必要とする。しかし、内視鏡検査においては、１本の内視鏡を同日に多数回使用する場合もあるため、短い時間（例えば３０分以内）で滅菌処理できることが求められている。
【０００５】
また、洗滌消毒あるいは滅菌された内視鏡を次の使用に備えて保管するための従来の収納ケースは中身が見えないため、どのような内視鏡が内部に保管されているのかケースを開けて確認する必要があった。収容ケースが多数保管されている状況で、このような確認作業を行なうことは、非常に煩雑であり、即座に内視鏡検査に移行することができない場合がある。
【０００６】
このように、従来においては、オートクレーブ装置における処理時間が長く、また、収容ケースに保管されている内視鏡の種別を効率良く確認できないため、内視鏡検査全体の作業効率の悪化を招く虞がある。
【０００７】
本発明は、前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、内視鏡検査全体の作業効率を向上させることであり、具体的には、収納されている内視鏡の種別を効率良く確認でき、短時間で内視鏡を滅菌できるオートクレーブ装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、１つの内視鏡のみを収容する収容部と、前記収容部に収容した内視鏡と無線方式で通信する通信手段と、前記通信手段を介して前記内視鏡の種別に関する情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記内視鏡に関する情報を基に告知する告知手段と、を備えている密閉容器を収納する収納部と、前記収納部に接続される接続部と、前記接続部に接続され、この接続部を通じて前記内視鏡を滅菌する滅菌流体を前記収納部に注入または吸引する手段と、を備えていることを特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
【００１２】
図１〜図６は本発明の第１の実施形態を示している。図１には、内視鏡を収納するための本発明に係る内視鏡用収納容器（以下、内視鏡コンテナという。）１が概略的に示されている。この内視鏡コンテナ１は、内視鏡２を内部に設置して、通信ケーブル３を接続することにより内視鏡２と通信を行なえるようになっている。また、内視鏡２には、消毒や滅菌を行なう際に内視鏡２の管路内へ消毒液や高圧蒸気を送り込むための吸引管路用チューブ４と、送気送水管路用チューブ５とが接続される。
【００１３】
内視鏡コンテナ１の側面には、内視鏡２を消毒あるいは滅菌する際に消毒液や滅菌用の高圧蒸気を内視鏡２の管路内へ供給するための吸引管路用ポート６と送気送水管路用ポート７とが設けられている。また、内視鏡コンテナ１の内部を消毒液や高圧蒸気で満たして内視鏡２の外表面を消毒或いは滅菌できるように、内視鏡コンテナ１の側面には、消毒液や高圧蒸気を内視鏡コンテナ１の内部に供給するための内部浸漬用ポート８が設けられている。一方、内部浸漬用ポート８と反対側に位置する内視鏡コンテナ１の側面には、内視鏡コンテナ１の内部に充満された消毒液や高圧蒸気を排出するための排出ポート９が設けられている。なお、各ポート６，７，８，９は、逆止弁構造になっており、通常時は閉塞状態を保っているが、適応するチューブが接続されることにより開放状態となる。
【００１４】
また、内視鏡コンテナ１には、収納されている内視鏡２の種別を表示するための表示部１０が設けられている。また、表示部１０の近傍にはスイッチ１１が設けられており、このスイッチ１１を押すことにより、内視鏡の種別に関する情報が表示部１０に表示されるようになっている。なお、内視鏡コンテナ１には、通信ケーブル３により、通信のための電力が供給されるようになっている。
【００１５】
また、内視鏡コンテナ１には、開閉可能な開閉蓋１２が設けられている。この開閉蓋１２を閉めると、内視鏡コンテナ１の内部が密閉されてロック機構１３が掛かるようになっている。また、内視鏡コンテナ１を持ち運び出来るように、内視鏡コンテナ１には取手部１４が設けられている。
【００１６】
内視鏡コンテナ１の内部（収納部）には、内視鏡２を支持固定するために内視鏡２の形状に沿った形に形成された支持部材７０が設けられている。この支持部材７０は、内視鏡コンテナ１内の容積をなるべく小さくして、消毒液や蒸気の使用量を少なくする役割も果たしている。
【００１７】
図２は、内視鏡コンテナ１と内視鏡２との間の通信システムを示している。内視鏡２には、ＣＰＵ１９と、内視鏡２の種別を記憶するメモリ２０と、メモリ２０と通信を行なうための通信ポート（通信手段）２１とが設けられている。一方、内視鏡コンテナ１には、ＣＰＵ２２と、内視鏡２と通信を行なうための通信ポート２３と、メモリ２４とが設けられている。ＣＰＵ２２は、スイッチ１１が押されると、収納されている内視鏡２と通信ポート２３を介して通信を行ない、内視鏡２の種別を表示部１０に表示するようになっている。すなわち、ＣＰＵ２２は、通信ポート２１を介して内視鏡２の種別に関する情報を取得する情報取得手段を構成しており、表示部１０は、ＣＰＵ２２により取得された内視鏡２に関する情報を告知する告知手段を構成している。
【００１８】
図３は内視鏡コンテナ１を消毒装置或いは滅菌装置（以下、単に装置６０という。）にセットした状態を示している。図示のように、装置６０は、内視鏡コンテナ１がセットされるチャンバ１５を有している。チャンバ１５内には、消毒液或いは高圧蒸気を内視鏡コンテナ１内に供給するための供給チューブ１６ａ，１６ｂ，１６ｃが設けられており、これらのチューブ１６ａ，１６ｂ，１６ｃは、内視鏡コンテナ１の吸引管路用ポート６、送気送水管路用ポート７、内部浸漬用ポート８にそれぞれ接続される。
【００１９】
また、内視鏡コンテナ１をチャンバ１５内に設置すると、内視鏡コンテナ１の排出ポート９が内視鏡コンテナ１の自重で自動的にチャンバ１５の内底部に設けられているコネクタ２５，４３（図４および図５参照）に接続されるようになっている。排出ポート９が前記コネクタに接続されると、装置６０の内部管路と排出ポート９とが導通する。
【００２０】
以上のように内視鏡コンテナ１をセットして、操作パネル１７を操作すると、内視鏡コンテナ１内に設置されている内視鏡２の消毒或いは滅菌が行なわれるようになっている。
【００２１】
図４は消毒装置６０Ａの内部構造を概略的に示している。チャンバ１５に内視鏡コンテナ１を設置すると、内視鏡コンテナ１の排出ポート９がコンテナの自重で自動的にチャンバ１５の内底部に設けられている排出コネクタ２５に接続される。この排出コネクタ２５は切換弁２６につながっている。
【００２２】
切換弁２６は、消毒装置６０Ａの図示しない制御部により、排出コネクタ２５を、排出管路２７、回収管路２８、循環管路２９のいずれかの一つの管路へ接続するように切換えられる。排出管路２７は、内視鏡コンテナ１内の液を装置６０Ａ外へと排出するように導いており、途中に排出ポンプ３０を有している。回収管路２８は、消毒液タンク３１へと繋がっており、消毒液を回収できるようになっている。内視鏡２を消毒する消毒液は、この消毒液タンク３１に蓄えられており、消毒処理の際にここから内視鏡コンテナ１へ供給されていく。
【００２３】
消毒液タンク３１の内底には消毒液供給管路３２の一端が接続されており、この消毒液供給管路３２の他端は供給チューブ１６ｃへと繋がっている。また、消毒液供給管路３２の途中には消毒ポンプ３３と逆止弁３４とが介設されている。また、消毒液供給管路３２の途中には、逆止弁３４と供給チューブ１６ｃとの間に、給水管路３５の一端が逆止弁３６を介して接続されている。給水管路３５の他端は蛇口等の給水設備に接続されており、給水管路３５の途中には給水弁３７が設けられている。
【００２４】
また、切換弁２６に一端が接続された循環管路２９の他端は、途中で二つに分岐して供給チューブ１６ａと供給チューブ１６ｂとに接続されている。また、循環管路２９の途中には循環ポンプ３８と逆止弁３９とが設けられている。また、逆止弁３９と供給チューブ１６ｂ，１６ｃとの間には、送気管路４０の一端が逆止弁４１を介して接続されている。また、送気管路４０の他端はコンプレッサ４２に接続されている。
【００２５】
図５は滅菌装置６０Ｂの内部構造を概略的に示している。チャンバ１５に内視鏡コンテナ１を設置すると、内視鏡コンテナ１の排出ポート９が内視鏡コンテナ１の自重で自動的にチャンバ１５の内底部に設けられている排出コネクタ４３に接続されるようになっている。排出コネクタ４３には排出管路４４の一端が接続されている。排出管路４４の途中には、排出弁４５と真空ポンプ４６とが設けられている。また、各供給チューブ１６ａ，１６ｂ，１６ｃは、蒸気供給管路４７に接続されている。蒸気供給管路４７は、図示しない蒸気発生器から蒸気を導いて内視鏡コンテナ１内に供給する。蒸気供給管路４４の途中には、蒸気供給弁４８が設けられている。また、蒸気供給弁４８と供給チューブ１６ａ，１６ｂ，１６ｃとの間には、送気管路４９の一端が逆止弁５０を介して接続されている。送気管路４９の他端はコンプレッサ５１に接続されている。
【００２６】
次に、装置６０（６０Ａ，６０Ｂ）の動作について説明する。
【００２７】
内視鏡２を消毒或いは滅菌するために、内視鏡コンテナ１に内視鏡２を設置するとともに、通信ケーブル３と吸引管路用チューブ４と送気送水管路用チューブ５とを内視鏡２に接続する。そして、蓋１２を閉めてロック１３をかけ、装置６０のチャンバ１５に内視鏡コンテナ１を設置する。この際、供給チューブ１６ａ，１６ｂ，１６ｃを内視鏡コンテナ１の吸引管路用ポート６、送気送水管路用ポート７、内部浸漬用ポート８にそれぞれ接続する。その後、操作パネル１７を操作して、消毒或いは滅菌処理を開始する。
【００２８】
消毒装置６０Ａにおいて消毒処理を行なう場合には、まず、消毒工程が開始される。すなわち、排出コネクタ２５と循環管路２９とが接続されるように切換弁２６が切換えられた後、消毒ポンプ３３が動作する。これにより、消毒液タンク３１から消毒液が供給チューブ１６ｃを通じて内視鏡コンテナ１内に供給される。
【００２９】
供給された消毒液は、密閉されている内視鏡コンテナ１内を満たし、収納されている内視鏡２を浸漬して内視鏡２の外表面を消毒する。また、この時、循環ポンプ３８が動作して、内視鏡コンテナ１内に満たされている消毒液が、排出コネクタ２５から吸引される。吸引された消毒液は、循環管路２９を通じて流れ、吸引管路用チューブ４と送気送水管路用チューブ５とを介して内視鏡２の内部の吸引管路および送気送水管路に供給され、各管路内の消毒を行なう。
【００３０】
規定時間の浸漬が終了し、内視鏡２の消毒が終わると、清毒液回収工程に移行する。すなわち、排出コネクタ２５と回収管路２８とが接続されるように切換弁２６が切換えられ、内視鏡コンテナ１内に満たされた消毒液が消毒液タンク３１に回収される。回収後は、内視鏡２のすすぎを行なうすすぎ工程が実行される。まず、排出コネクタ２５と循環管路２９とが接続されるように切換弁２６が切換えられるとともに、給水弁３７が開かれて、内視鏡コンテナ１内にすすぎ水が供給される。そして、すすぎ水が消毒液コンテナ１内に満たされることにより、内視鏡２の外表面のすすぎが行なわれる。また、同時に、循環ポンプ３８が動作して、内視鏡２の内部管路内へすすぎ水が送水される。これにより、内視鏡２の内部管路内のすすぎが行なわれる。
【００３１】
すすぎが修了すると、排出コネクタ２５と排出管路２７とが接続されるように切換弁２６が切換えられるとともに、排出ポンプ３０が動作されて、すすぎ水が装置外部へ排出される。また、同時に、コンプレッサ４２が動作し、送気管路４０を通じた送気が行なわれる。この送気では、吸引管路用チューブ４と送気送水管路用チューブ５とを介して、内視鏡２の内部の吸引管路と送気送水管路とに気体が供給され、各管路内の水切りおよび乾燥が行なわれる。すすぎ水の排出および内視鏡２の管路内の水きり・乾燥が終了すると、消毒処理の全工程が終了する。
【００３２】
また、滅菌装置６０Ｂにおいて滅菌処理を行なう場合には、まず、内視鏡コンテナ１内の真空引きが行なわれる。すなわち、排出弁４５が開いて真空ポンプ４６が動作することにより、内視鏡コンテナ１内の空気が排出されて減圧されていく。そして、真空引きが終わると、真空ポンプ４６が停止されて排出弁４５が閉じられ、蒸気供給弁４８が開かれる。これにより、蒸気供給管路４７を通じて内視鏡コンテナ１内に滅菌用の蒸気が供給される。吸引管路用ポート６および送気送水管路用ポート７から供給された蒸気は、吸引管路用チューブ４と送気送水管路用チューブ５とを通じて、内視鏡２内の各管路内へ供給され、管路内の滅菌を行なう。一方、内部浸漬用ポート８から供給された蒸気は、内視鏡コンテナ１内を満たして、内視鏡２の外表面を滅菌する。規定時間だけ指定温度による高圧蒸気滅菌が終了すると、蒸気供給弁４８が閉じられるとともに、排出弁４５が開かれ、真空ポンプ４６が動作される。これにより、内視鏡コンテナ１内の真空引きが行なわれ、蒸気の排出および内視鏡２の乾燥・冷却が行なわれる。この時、コンプレッサー５１が同時に動作して、内視鏡２の管路内の蒸気の排出および管路内の乾燥・冷却も行なわれる。そして、内視鏡コンテナ１内の蒸気排出および乾燥・冷却が終了すると、滅菌処理工程の全工程が終了する。
内視鏡２は、消毒或いは滅菌処理が終了した後、内視鏡コンテナ１に収納されたまま、図６に示される保管庫１８で保管される。図示のように、保管庫１８には、内視鏡２が収納された複数の内視鏡コンテナ１が保管されている。この場合、複数の内視鏡コンテナ１は、それぞれの表示部１０が見えるように並べられて収納されている。このような保管形態では、スイッチ１１を押すことにより、収納されている内視鏡２の種別が表示部１０に表示されるため、内視鏡コンテナ１内にどの内視鏡が収納されているかを容易に確認することができる。
【００３３】
すなわち、スイッチ１１が押されると、内視鏡コンテナ１のＣＰＵ２２は、収納されている内視鏡２と通信ケーブル３を通じて通信を行なう。通信が行なえない場合は、通信ケーブル３が接続されていないか、あるいは、内視鏡２が収納されていないので、その旨を表示部１０に表示してユーザに告知を行なう。通信が可能な場合は、内視鏡コンテナ１のＣＰＵ２２は、内視鏡２のＣＰＵ１９へ内視鏡２の種別を問い合わせる。内視鏡２のＣＰＵ１９は、メモリ２０に記憶されている内視鏡２の種別を読み出して、その情報を内視鏡コンテナ１のＣＰＵ２２へ送信する。内視鏡コンテナ１のＣＰＵ２２は、受信した内視鏡種別情報を表示部１０に表示する。情報の内容は例えば、型名やシリアルナンバー等である。
【００３４】
以上説明したように、本実施形態の内視鏡コンテナ１は、内視鏡２を収容する収容部と、この収容部に収容した内視鏡２と通信する通信手段と、この通信手段を介して内視鏡２の種別に関する情報を取得する情報取得手段と、この情報取得手段により取得された内視鏡２に関する情報を基に告知する告知手段とを有している。そのため、わざわざ内視鏡コンテナ１を開けることなく、内視鏡コンテナ１内に収納されている内視鏡２を表示部１０を通じて簡便に確認することができる。したがって、ひいては、内視鏡検査全体の作業効率を向上させることができる。
【００３５】
また、内視鏡コンテナ１を次回使用するまで開ける必要がないため、消毒或いは滅菌処理を行なった内視鏡を、処理した状態のまま、清浄な状態で内視鏡コンテナ１内に保管し続けることができる。
【００３６】
なお、本実施形態では、内視鏡コンテナ１と内視鏡２との通信を通信ケーブル３を用いて行なっているが、通信方法を無線方式にしても構わない。また、内視鏡コンテナ１の表示部１０に表示する情報内容は、収納されている内視鏡２の種別だけでなく、滅菌や消毒済みであるか否かを表示したり、あるいは、滅菌や消毒を行なった時期などを表示するようにしても良い。
【００３７】
図７は、内視鏡２を内視鏡コンテナごと短時間でオートクレーブ滅菌できる本発明の第２の実施形態に係るオートクレーブ装置１００を示している。
【００３８】
図示のように、オートクレーブ装置１００には、第１の収納室１０１と、第２の収納室１０２と、第３の収納室１０３とが設けられている。各収納室（収納部）１０１，１０２，１０３はそれぞれサイズが異なっている。また、各収納室１０１，１０２，１０３には、蒸気を注入するための注入接続部１０４と、排気や吸引を行なうための排気接続部１０５とが設けられている。更に、各収納室１０１，１０２，１０３には、ロック機構付きの扉１０６，１０７，１０８が設けられている。また、図示しないが、オートクレーブ装置１００には、精製水などの水が入ったタンクと、このタンクの水から蒸気を生成する蒸気生成手段と、吸引ポンプとが内蔵されている。
【００３９】
一方、オートクレーブ装置１００の各収納室１０１，１０２，１０３に収納される内視鏡コンテナ１Ａは、第１の実施形態と同様の構成に加えて、オートクレーブ装置１００の注入接続部１０４および排気接続部１０５と着脱自在に接続可能な口金１１２，１１３を有している。また、内視鏡コンテナ１Ａは、各収納室１０１，１０２，１０３に丁度収納できるサイズの専用のものがそれぞれ具備されている。なお、それ以外の構成は、第１の実施形態の内視鏡コンテナ１と同様であるため、以下、同一符号を付してその詳細な説明を省略する（第１の実施形態のような通信手段が付加されていなくても構わない。図８には、通信手段が設けられていない形態で内視鏡コンテナ１Ａが図示されている）。
【００４０】
図８に詳しく示されるように、内視鏡コンテナ１Ａは、開閉蓋１２と内視鏡収納部１１１とからなり、内視鏡収納部１１１には、注入接続部１０４に接続可能な注入口金１１２と、排気接続部１０５に接続可能な排気口金１１３とが設けられている。開閉蓋１２を閉じた状態では、内視鏡コンテナ１Ａの内部が外部に対して密閉される。したがって、内視鏡コンテナ１Ａは、第１の実施形態の場合と同様、オートクレーブ行程後も、内視鏡保管ケースとして滅菌状態を保持しながら利用可能である。
【００４１】
また、内視鏡コンテナ１Ａの内視鏡収納部１１１に設けられた支持部材７０に支持される内視鏡２は、主に、軟性の挿入部１１５と、操作部１１６と、ユニバーサルコード１１７と、コネクタ１１８とからなる。コネクタ１１８の一部には逆止弁１１９が設けられている。内視鏡２の挿入部１１５は、小さく丸めてオートクレーブ装置１００内に投入されると、ある程度の曲がり癖が付く傾向がある。そうなると、患者体内への挿入性が落ちる可能性がでてくる。そこで、図８に示されるように、支持部材７０は、挿入部１１５の先端から所定部位までを略ストレートに保つことができ且つ曲がり癖が付いても比較的挿入性への影響が少ないと思われる部位を曲げて収納できるように設けられている。
【００４２】
次に、上記構成のオートクレーブ装置１００を用いて内視鏡２を内視鏡コンテナ１Ａごとオートクレーブ滅菌する場合について説明する。
【００４３】
内視鏡収納部１１１内に図８の状態で内視鏡２が収納された内視鏡コンテナ１Ａは、開閉蓋１２により密閉された状態（気密状態）で、例えば第１の収納室１０１内に収納される。内視鏡コンテナ１Ａを収納室１０１内に押し込んでいくと、注入口金１１２が注入接続部１０４に接続されるとともに、排気口金１１３が排気接続部１０５に接続される。その後、扉１０６を閉めてロックすると、オートクレーブ滅菌行程を始める準備ができたことになる。
【００４４】
滅菌行程においては、まず、被滅菌物である内視鏡２を温める予熱行程が実行され、その後、排気接続部１０５を通じて内視鏡コンテナ１Ａ内の空気が抜かれ、内視鏡コンテナ１Ａ内が陰圧状態に設定される。内視鏡２内には、図示しないが、一つ以上の細長い管路があるため、この陰圧状態を形成した後に、蒸気を注入接続部１０４から入れていくことで、前記管路内に速やかに且つ十分に蒸気が行き渡る。そのために、オートクレーブ装置１００には、前述したように吸引ポンプが設けられている。
【００４５】
高圧蒸気を内視鏡コンテナ１Ａ内に注入して滅菌行程を行なったら、次に、排気接続部１０５を通じて蒸気を抜き、更に吸引して、内視鏡コンテナ１Ａ内を陰圧状態にしながら、乾燥行程を実施する。内視鏡２は基本的に水密構造であるが、高圧蒸気滅菌行程時は、挿入部１１５やユニバーサルコード１１７の軟性樹脂や各部品の接続シール部などから内視鏡２内に蒸気が侵入する。そのため、滅菌行程後には必ず吸引して内視鏡コンテナ１Ａ内を陰圧にしながら乾燥させる必要があり、そうすることで、逆止弁１１９を通じて内視鏡２内の蒸気を抜き取り、内視鏡２内の湿度を低くすることができる。
【００４６】
本実施形態において、口金１１２，１１３および接続部１０４，１０５は、２つずつ設けられているが、これを一つの口金にして構造をシンプルにしても良い。この場合、コスト低減を図ることができる。しかしながら、本実施形態のように口金１１２，１１３および接続部１０４，１０５を２つ（３つ以上でも良い）ずつ設けて、図８に示すごとく、口金１１２が内視鏡収納部１１１内で開口する部位と、口金１１３が内視鏡収納部１１１内で開口する部位とを離間させると、蒸気が内視鏡収納部１１１内の空間に極力ムラなく行き渡るようになる。
【００４７】
本実施形態においては、各収納室１０１，１０２，１０３のサイズがそれぞれ異なっているため、例えば挿入部が１．７ｍ程度ある内視鏡関連機種を大きく丸めて第１の収納室１０１に収納し、０．７ｍ程度の内視鏡関連機種を第２の収納室１０２に収納し、付属品などの小物を第３の収納室１０３に収納するなど、用途に応じて使い分けることができるとともに、より小さいコンテナほど、吸引、加圧が速やかに行なえるので、行程全体の時間が早くなる。
【００４８】
また、本実施形態では、扉１０６，１０７，１０８を閉めてロックすることにより、加圧時に内視鏡コンテナ１Ａが収納室１０１，１０２，１０３から抜けたり、万が一、内視鏡コンテナ１Ａの一部が破損して蒸気が勢い良く装置１００外に飛び出すことを防ぐことができる。
【００４９】
また、本実施形態においても、第１の実施形態と同様、内視鏡コンテナ１Ａそのものがオートクレーブチャンバを兼ねているので、陰圧にしたり加圧したりする空間は無駄がなく、各工程を速やかに実行することができる（従来より速やかに前真空行程、高圧蒸気滅菌行程、真空引き乾燥工程による滅菌処理が行なえる）。したがって、ひいては、内視鏡検査全体の作業効率を向上させることができる。
【００５０】
ところで、洗滌・消毒・滅菌（リプロセス）の処理を行なう場合には、内視鏡等の医療用具を専用のトレイに収納する場合もある。従来から一般に使用されているトレイは、樹脂や金属からなる筐体（箱状の容器）で構成されており、リプロセス処理終了後、滅菌状態を保持し、収納スペース（棚など）に収納する場合、スペースが多大に必要になるという問題があった。つまり、病院等の施設内のスペースを有効に活用できないという問題があった。
【００５１】
そこで、以下では、内視鏡等の医療用具を洗滌・消毒・滅菌（リプロセス）処理した後に、確実に滅菌状態を保持し、病院等の施設内のスペースを効率的に（場所をとらない）活用できる洗滌・消毒・滅菌装置用トレイを提案する。
【００５２】
このトレイの特徴は、以下の３つである。すなわち、
１．洗滌・消毒・滅菌装置の脱気、乾燥に用いる真空ポンプを流用し、前記トレイを真空パックする手段が設けられている。
【００５３】
２．前記トレイが剛性部材と収縮自在な部材との複合構造で構成されている。
【００５４】
３．前記トレイが収縮自在の部材で構成されている。
【００５５】
以下、上記トレイについて図９および図１０を参照しながら詳細に説明する。
【００５６】
図９には、剛性部材と収縮自在な部材との複合構造で構成されたトレイが示されている。図示のように、トレイ本体２０１は、トレイ全体の強度と形状を保つための剛性部材２０４と、トレイ本体２０１を上下に収縮するために剛性部材２０４と接合された収縮自在部材２０３と、機密性を保ち、外部からの汚染物の侵入を防ぐためのトレイ本体用蓋２０２とから構成されている。
【００５７】
また、トレイ本体２０１には、トレイ本体２０１の内部を真空にするための真空管路が接続されるノズル２０５が設けられている。剛性部材２０４は、例えば、金属や樹脂等、規定の耐熱性、耐腐食性等の性能を満足する部材によって形成されている。また、収縮自在部材２０３は、繊維、樹脂、紙類などから成り、収縮性、耐熱性、耐腐食性等の性能を満足する部材によって形成されている。また、ノズル２０５は、真空ポンプ等により吸引された後に気密性を保つことができる逆止弁構造を有している。本構成において、トレイ本体用蓋２０２の構造は剛性部材２０４から成る。
【００５８】
次に作用を説明する。
【００５９】
トレイ本体２０１に内視鏡等の医療用具を入れ、トレイ本体用蓋２０２を装着し、装置にて洗滌、消毒、滅菌が行われると、洗滌・消毒・滅菌装置に設けられた真空管路がノズル２０５に接続され、トレイ内部を真空状態にする。圧力が低下するにつれて、収縮自在部材２０３が収縮され、トレイの厚みはおおよそ１／２以下になる（トレイに使用する収縮自在部材２０３の設計により、収縮レベルは異なる）。規定の圧力になると、自動的に真空工程は停止し、ノズル２０５に設けられた逆止弁により、トレイ内は真空に保たれた状態で閉止される。この状態でトレイを装置本体より外し、ロッカー等に収納することができる。本構成では、トレイの厚さが１／２になっているので、従来の収納スペースに、約２倍の量を収納することが可能になる。
【００６０】
図１０には、収縮自在部材のみで構成されたトレイが示されている。トレイ本体２０６は、トレイ全体が収縮自在部材２０３で構成されており、機密性を保つために、溶着部材２０８がトレイ本体のトレイ本体用蓋２０７との接合面と、トレイ本体用蓋２０７とに塗布されている。また、トレイ本体２０６には、トレイ本体２０６の内部を真空にするための真空管路が接続されるノズル２０５が設けられている。
【００６１】
収縮自在部材２０３は繊維、樹脂、紙類などから成り、収縮性、耐熱性、耐腐食性等の性能を有し且つ熱溶着が出来る材料によって形成されている。また、ノズル２０５は、図９の構成と同様に、真空ポンプ等によりトレイ内部を吸引した後に弁を閉じて気密性を保つことができる逆止弁構造を有している。
【００６２】
次に作用を説明する。
【００６３】
トレイ本体２０６に内視鏡等の医療用具を入れ、トレイ本体用蓋２０７を装着し、熱溶着を施して容器を密着する。次に、装置にて洗滌、消毒、滅菌が行なわれると、洗滌・消毒・滅菌装置に設けられた真空管路がノズル２０５に接続され、トレイ内部を真空状態にする。圧力が低下するにつれて、収縮自在部材２０３が収縮され、トレイの厚みはおおよそ１／２以下になる（トレイに使用する収縮自在部材２０３の設計により、収縮レベルは異なる）。規定の圧力になると自動的に真空工程は停止し、ノズル２０５に設けられた逆止弁により、トレイ内は真空に保たれた状態で保持される。この状態でトレイを装置本体より外し、ロッカー等に収納することができる。本構成では、トレイの厚さが１／２になっているので、従来の収納スペースに、約２倍の量を収納することが可能になる。
【００６４】
これらの構成を用いることにより、内視鏡等の医療用具を洗滌、消毒、滅菌し、滅菌状態を維持するとともに、リプロセス処理後の保管も効率良く行なうことができる。
【００６５】
以上説明してきた技術内容によれば、以下に示されるような各種の構成が得られる。
【００６６】
１．内視鏡を収容する収容部と、
収容した内視鏡と通信する通信手段と、
前記通信手段を介して前記内視鏡内の記憶手段に記憶された当該内視鏡の種別に関する情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段より取得された前記内視鏡の種別に関する情報を表示する表示手段と、
を有することを特徴とする内視鏡用コンテナ。
【００６７】
２．コンテナと、コンテナに気体の注入用及び排気用の接続口金と、前記コンテナを収納可能な収納部と前記接続口金に接続可能な接続部を有し、前記接続部を介してコンテナ内を負圧にする手段及び蒸気を注入する手段とを有するオートクレーブ装置とからなるオートクレーブ装置システム。
３．コンテナは軟性部を有する内視鏡を所定形状で収納可能であることを特徴とする第２項に記載のオートクレーブ装置システム。
４．コンテナはサイズが異なる複数種があり、オートクレーブ装置には、それら複数種のコンテナを収納する複数の収納部があることを特徴とする第２項に記載のオートクレーブ装置システム。
【００６８】
５．コンテナの注入用の接続口金と排気用の接続口金は別々であることを特徴とする第２項に記載のオートクレーブ装置システム。
６．コンテナの注入用の接続口金と排気用の接続口金は同一の口金であることを特徴とする第２項に記載のオートクレーブ装置システム。
７．オートクレーブ装置には、コンテナ加圧時に、コンテナ密閉するロック機能付きの扉が設けられていることを特徴とする第２項に記載のオートクレーブ装置システム。
【００６９】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、内視鏡検査全体の作業効率を向上させることができる。具体的には、本発明の内視鏡用収納容器によれば、収納されている内視鏡の種別を効率良く確認でき、また、本発明のオートクレーブ装置によれば、短時間で内視鏡を滅菌できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態に係る内視鏡コンテナを概略的に示す斜視図である。
【図２】図１の内視鏡コンテナと内視鏡との通信システムのブロック図である。
【図３】図１の内視鏡を洗滌消毒或いは滅菌装置にセットした状態を示す斜視図である。
【図４】洗滌消毒装置の概略構成図である。
【図５】滅菌装置の概略構成図である。
【図６】図１の内視鏡コンテナを保管庫に収納した状態を示す斜視図である。
【図７】本発明の第２の実施形態に係るオートクレーブ装置を概略的に示す斜視図である。
【図８】図７のオートクレーブ装置に対応した内視鏡コンテナの内部構造を示す平面州である。
【図９】（ａ）はトレイ本体の斜視図、（ｂ）は（ａ）のトリ本体に装着される蓋の斜視図である。
【図１０】（ａ）は他の構成に係るトレイ本体の斜視図、（ｂ）は（ａ）のトリ本体に装着される蓋の斜視図である。
【符号の説明】
１…内視鏡コンテナ（内視鏡用収納容器）
２…内視鏡
３…通信ケーブル
１０…表示部
１１…スイッチ
１９，２２…ＣＰＵ
２０，２４…メモリ
１００…オートクレーブ装置
１１１…内視鏡収納部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides an endoscope. Within The present invention relates to an autoclave apparatus capable of sterilizing an autoclave together with an endoscope storage container.
[0002]
[Prior art]
Endoscopes are washed, disinfected or sterilized after use. High-pressure steam sterilization (autoclave) is known as a method for sterilizing an endoscope. In this case, the endoscope is sterilized using a dedicated autoclave device.
[0003]
The endoscope is cleaned and sterilized or sterilized and then stored for the next use. In this case, the endoscope is generally stored and stored in a storage case (endoscope storage container) in order to prevent damage and contamination.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, a conventional autoclave apparatus accommodates one endoscope in a relatively large chamber, and performs sterilization by negatively and pressurizing the inside of the chamber (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-285103, etc.). Therefore, the sterilization process requires a relatively long time (40 minutes to 1 hour). However, in endoscopy, since one endoscope may be used many times on the same day, it is required to be able to sterilize in a short time (for example, within 30 minutes).
[0005]
In addition, since the contents of the conventional storage case for storing the endoscope that has been cleaned, disinfected or sterilized for the next use cannot be seen, open the case to see what type of endoscope is stored inside. It was necessary to confirm. In a situation where a large number of storage cases are stored, it is very complicated to perform such a confirmation work, and it may not be possible to immediately shift to endoscopy.
[0006]
As described above, conventionally, the processing time in the autoclave apparatus is long, and the type of endoscope stored in the housing case cannot be efficiently confirmed, so that the work efficiency of the entire endoscopic examination may be deteriorated. There is.
[0007]
The present invention has been made paying attention to the above circumstances, and its object is to improve the working efficiency of the entire endoscopic examination. By efficiently checking the type of The An object of the present invention is to provide an autoclave device that can sterilize an endoscope in a short time.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, there is provided an accommodating portion that accommodates only one endoscope, a communication means that communicates with the endoscope accommodated in the accommodating portion in a wireless manner, and the endoscope via the communicating means. Information acquisition means for acquiring information on the type, and notification means for notifying based on information on the endoscope acquired by the information acquisition means A storage part for storing the sealed container, a connection part connected to the storage part, and a means for injecting or sucking a sterilizing fluid for sterilizing the endoscope through the connection part through the connection part When, It is characterized by having.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0012]
1 to 6 show a first embodiment of the present invention. FIG. 1 schematically shows an endoscope storage container (hereinafter referred to as an endoscope container) 1 according to the present invention for storing an endoscope. The endoscope container 1 can communicate with the endoscope 2 by installing an endoscope 2 inside and connecting a communication cable 3. Also, the endoscope 2 includes a suction line tube 4 for feeding a disinfectant solution and high-pressure steam into a pipe line of the endoscope 2 when disinfecting and sterilizing, and an air / water supply line tube 5. And are connected.
[0013]
On the side surface of the endoscope container 1, there is a suction line port 6 for supplying a disinfectant solution or high-pressure steam for sterilization into the line of the endoscope 2 when the endoscope 2 is sterilized or sterilized. An air / water supply pipe port 7 is provided. Further, the side of the endoscope container 1 is filled with disinfectant liquid or high-pressure steam so that the outer surface of the endoscope 2 can be disinfected or sterilized by filling the inside of the endoscope container 1 with disinfectant liquid or high-pressure steam. An internal immersion port 8 for supplying the inside of the endoscope container 1 is provided. On the other hand, a discharge port 9 for discharging the disinfectant and high-pressure steam filled in the endoscope container 1 is provided on the side surface of the endoscope container 1 located on the side opposite to the internal immersion port 8. ing. Each port 6, 7, 8, 9 has a check valve structure and is normally closed, but becomes open when an applicable tube is connected.
[0014]
Further, the endoscope container 1 is provided with a display unit 10 for displaying the type of the endoscope 2 stored therein. In addition, a switch 11 is provided in the vicinity of the display unit 10, and when the switch 11 is pressed, information related to the type of endoscope is displayed on the display unit 10. The endoscope container 1 is supplied with power for communication through the communication cable 3.
[0015]
The endoscope container 1 is provided with an openable / closable lid 12. When the opening / closing lid 12 is closed, the interior of the endoscope container 1 is sealed and the lock mechanism 13 is engaged. Moreover, the handle part 14 is provided in the endoscope container 1 so that the endoscope container 1 can be carried.
[0016]
A support member 70 formed in a shape along the shape of the endoscope 2 is provided in the endoscope container 1 (storage portion) in order to support and fix the endoscope 2. The support member 70 also plays a role of reducing the volume of the endoscope container 1 as much as possible and reducing the amount of disinfectant and steam used.
[0017]
FIG. 2 shows a communication system between the endoscope container 1 and the endoscope 2. The endoscope 2 is provided with a CPU 19, a memory 20 for storing the type of the endoscope 2, and a communication port (communication means) 21 for communicating with the memory 20. On the other hand, the endoscope container 1 is provided with a CPU 22, a communication port 23 for communicating with the endoscope 2, and a memory 24. When the switch 11 is pressed, the CPU 22 communicates with the stored endoscope 2 via the communication port 23 and displays the type of the endoscope 2 on the display unit 10. That is, the CPU 22 constitutes information acquisition means for acquiring information related to the type of the endoscope 2 via the communication port 21, and the display unit 10 notifies the information related to the endoscope 2 acquired by the CPU 22. It constitutes a notification means.
[0018]
FIG. 3 shows a state in which the endoscope container 1 is set in a disinfection device or a sterilization device (hereinafter simply referred to as a device 60). As shown, the device 60 has a chamber 15 in which the endoscope container 1 is set. In the chamber 15, supply tubes 16a, 16b, and 16c for supplying a disinfectant or high-pressure steam into the endoscope container 1 are provided, and these tubes 16a, 16b, and 16c are provided in the endoscope container. 1 suction pipe port 6, air / water supply pipe port 7, and internal immersion port 8.
[0019]
Further, when the endoscope container 1 is installed in the chamber 15, the connectors 25, 43 are provided in which the discharge port 9 of the endoscope container 1 is automatically provided at the inner bottom of the chamber 15 by the weight of the endoscope container 1. (See FIGS. 4 and 5). When the discharge port 9 is connected to the connector, the internal conduit of the device 60 and the discharge port 9 are conducted.
[0020]
As described above, when the endoscope container 1 is set and the operation panel 17 is operated, the endoscope 2 installed in the endoscope container 1 is sterilized or sterilized.
[0021]
FIG. 4 schematically shows the internal structure of the disinfection device 60A. When the endoscope container 1 is installed in the chamber 15, the discharge port 9 of the endoscope container 1 is automatically connected to a discharge connector 25 provided on the inner bottom portion of the chamber 15 by its own weight. The discharge connector 25 is connected to the switching valve 26.
[0022]
The switching valve 26 is switched by the control unit (not shown) of the disinfection device 60 </ b> A so as to connect the discharge connector 25 to one of the discharge pipe 27, the recovery pipe 28, and the circulation pipe 29. The discharge conduit 27 guides the liquid in the endoscope container 1 to be discharged out of the device 60A, and has a discharge pump 30 in the middle. The recovery line 28 is connected to the disinfectant tank 31 so that the disinfectant can be recovered. The disinfecting liquid for disinfecting the endoscope 2 is stored in the disinfecting liquid tank 31 and is supplied from here to the endoscope container 1 during the disinfecting process.
[0023]
One end of a disinfectant supply line 32 is connected to the inner bottom of the disinfectant tank 31, and the other end of the disinfectant supply line 32 is connected to a supply tube 16c. Further, a disinfection pump 33 and a check valve 34 are interposed in the middle of the disinfectant supply pipe 32. Further, in the middle of the disinfectant supply pipe 32, one end of a water supply pipe 35 is connected via a check valve 36 between the check valve 34 and the supply tube 16 c. The other end of the water supply pipe 35 is connected to a water supply facility such as a faucet, and a water supply valve 37 is provided in the middle of the water supply pipe 35.
[0024]
Further, the other end of the circulation pipe 29 having one end connected to the switching valve 26 is branched into two in the middle and connected to the supply tube 16a and the supply tube 16b. A circulation pump 38 and a check valve 39 are provided in the middle of the circulation line 29. Further, one end of an air supply conduit 40 is connected via a check valve 41 between the check valve 39 and the supply tubes 16b and 16c. Further, the other end of the air supply conduit 40 is connected to the compressor 42.
[0025]
FIG. 5 schematically shows the internal structure of the sterilizer 60B. When the endoscope container 1 is installed in the chamber 15, the discharge port 9 of the endoscope container 1 is automatically connected to the discharge connector 43 provided on the inner bottom portion of the chamber 15 by the weight of the endoscope container 1. It is like that. One end of a discharge pipe 44 is connected to the discharge connector 43. A discharge valve 45 and a vacuum pump 46 are provided in the middle of the discharge pipe 44. Each supply tube 16 a, 16 b, 16 c is connected to a steam supply line 47. The steam supply pipe 47 guides steam from a steam generator (not shown) and supplies the steam into the endoscope container 1. A steam supply valve 48 is provided in the middle of the steam supply pipe 44. Further, one end of an air supply conduit 49 is connected via a check valve 50 between the steam supply valve 48 and the supply tubes 16 a, 16 b, 16 c. The other end of the air supply conduit 49 is connected to the compressor 51.
[0026]
Next, the operation of the device 60 (60A, 60B) will be described.
[0027]
In order to disinfect or sterilize the endoscope 2, the endoscope 2 is installed in the endoscope container 1, and the communication cable 3, the suction conduit tube 4, and the air / water supply conduit tube 5 are endoscopically viewed. Connect to mirror 2. Then, the lid 12 is closed and the lock 13 is applied, and the endoscope container 1 is installed in the chamber 15 of the apparatus 60. At this time, the supply tubes 16a, 16b and 16c are connected to the suction conduit port 6, the air / water supply conduit port 7 and the internal immersion port 8 of the endoscope container 1, respectively. Thereafter, the operation panel 17 is operated to start disinfection or sterilization processing.
[0028]
When performing disinfection processing in the disinfection device 60A, first, the disinfection process is started. That is, after the switching valve 26 is switched so that the discharge connector 25 and the circulation line 29 are connected, the disinfection pump 33 operates. As a result, the disinfecting liquid is supplied from the disinfecting liquid tank 31 into the endoscope container 1 through the supply tube 16c.
[0029]
The supplied disinfectant fills the sealed endoscope container 1 and immerses the stored endoscope 2 to disinfect the outer surface of the endoscope 2. At this time, the circulation pump 38 is operated, and the disinfecting liquid filled in the endoscope container 1 is sucked from the discharge connector 25. The sucked disinfectant flows through the circulation line 29 and passes through the suction line tube 4 and the air / water supply line tube 5 to the suction line and the air / water supply line inside the endoscope 2. Supplied and sterilized in each pipeline.
[0030]
When the immersion for the specified time is finished and the sterilization of the endoscope 2 is finished, the process proceeds to the sanitizing solution collecting step. That is, the switching valve 26 is switched so that the discharge connector 25 and the recovery pipe line 28 are connected, and the disinfecting liquid filled in the endoscope container 1 is recovered in the disinfecting liquid tank 31. After the collection, a rinsing process for rinsing the endoscope 2 is performed. First, the switching valve 26 is switched so that the discharge connector 25 and the circulation pipe 29 are connected, and the water supply valve 37 is opened to supply rinsing water into the endoscope container 1. Then, the outer surface of the endoscope 2 is rinsed by filling the sterilizing liquid container 1 with the rinsing water. At the same time, the circulation pump 38 is operated to feed rinse water into the internal conduit of the endoscope 2. As a result, rinsing in the internal conduit of the endoscope 2 is performed.
[0031]
When the rinsing is completed, the switching valve 26 is switched so that the discharge connector 25 and the discharge conduit 27 are connected, and the discharge pump 30 is operated to discharge the rinse water to the outside of the apparatus. At the same time, the compressor 42 operates and air is supplied through the air supply line 40. In this air supply, gas is supplied to the suction pipe and the air / water supply pipe in the endoscope 2 through the suction pipe tube 4 and the air / water supply pipe tube 5. Drainage and drying in the road are performed. When the drain of the rinse water and the draining / drying of the pipes of the endoscope 2 are completed, the entire disinfection process is completed.
[0032]
Further, when sterilization is performed in the sterilizer 60B, first, evacuation of the endoscope container 1 is performed. That is, when the discharge valve 45 is opened and the vacuum pump 46 is operated, the air in the endoscope container 1 is discharged and the pressure is reduced. When the evacuation is completed, the vacuum pump 46 is stopped, the discharge valve 45 is closed, and the steam supply valve 48 is opened. As a result, the sterilization steam is supplied into the endoscope container 1 through the steam supply pipe 47. Vapor supplied from the suction pipe port 6 and the air / water supply pipe port 7 passes through the suction pipe tube 4 and the air / water supply pipe tube 5 in each pipe line in the endoscope 2. To be sterilized in the pipeline. On the other hand, the vapor supplied from the internal immersion port 8 fills the endoscope container 1 and sterilizes the outer surface of the endoscope 2. When the high-pressure steam sterilization at the specified temperature is completed for a specified time, the steam supply valve 48 is closed, the discharge valve 45 is opened, and the vacuum pump 46 is operated. Thereby, the inside of the endoscope container 1 is evacuated, the steam is discharged, and the endoscope 2 is dried and cooled. At this time, the compressor 51 operates at the same time, and the steam in the pipe line of the endoscope 2 is discharged and the pipe line is also dried and cooled. And when the vapor | steam discharge | emission in the endoscope container 1, drying, and cooling are complete | finished, all the processes of a sterilization process will be complete | finished.
After the disinfection or sterilization process is completed, the endoscope 2 is stored in the storage 18 shown in FIG. 6 while being stored in the endoscope container 1. As illustrated, the storage 18 stores a plurality of endoscope containers 1 in which the endoscope 2 is stored. In this case, the plurality of endoscope containers 1 are arranged and stored so that the respective display units 10 can be seen. In such a storage mode, when the switch 11 is pressed, the type of the stored endoscope 2 is displayed on the display unit 10, so which endoscope is stored in the endoscope container 1. Can be easily confirmed.
[0033]
That is, when the switch 11 is pressed, the CPU 22 of the endoscope container 1 communicates with the stored endoscope 2 through the communication cable 3. If communication cannot be performed, the communication cable 3 is not connected or the endoscope 2 is not housed, so that the display unit 10 displays that fact and notifies the user. When communication is possible, the CPU 22 of the endoscope container 1 inquires of the CPU 19 of the endoscope 2 about the type of the endoscope 2. The CPU 19 of the endoscope 2 reads the type of the endoscope 2 stored in the memory 20 and transmits the information to the CPU 22 of the endoscope container 1. The CPU 22 of the endoscope container 1 displays the received endoscope type information on the display unit 10. The content of the information is, for example, a model name or a serial number.
[0034]
As described above, the endoscope container 1 according to the present embodiment includes a storage unit that stores the endoscope 2, a communication unit that communicates with the endoscope 2 stored in the storage unit, and the communication unit. Information acquisition means for acquiring information related to the type of the endoscope 2 and notification means for notifying based on information related to the endoscope 2 acquired by the information acquisition means. Therefore, the endoscope 2 accommodated in the endoscope container 1 can be easily confirmed through the display unit 10 without intentionally opening the endoscope container 1. Therefore, the work efficiency of the entire endoscopic examination can be improved.
[0035]
Further, since it is not necessary to open the endoscope container 1 until next use, the endoscope that has been sterilized or sterilized is continuously stored in the endoscope container 1 in a clean state in a treated state. be able to.
[0036]
In this embodiment, the communication between the endoscope container 1 and the endoscope 2 is performed using the communication cable 3, but the communication method may be a wireless system. In addition, the information content displayed on the display unit 10 of the endoscope container 1 displays not only the type of the stored endoscope 2 but also whether or not it has been sterilized or disinfected, You may make it display the time etc. which disinfected.
[0037]
FIG. 7 shows an autoclave apparatus 100 according to a second embodiment of the present invention in which the endoscope 2 can be autoclaved together with the endoscope container in a short time.
[0038]
As illustrated, the autoclave apparatus 100 includes a first storage chamber 101, a second storage chamber 102, and a third storage chamber 103. The storage chambers (storage units) 101, 102, and 103 have different sizes. Further, each storage chamber 101, 102, 103 is provided with an injection connecting portion 104 for injecting steam and an exhaust connecting portion 105 for exhausting and sucking. Furthermore, each storage chamber 101, 102, 103 is provided with a door 106, 107, 108 with a lock mechanism. Although not shown, the autoclave apparatus 100 includes a tank containing purified water or the like, a steam generating means for generating steam from the water in the tank, and a suction pump.
[0039]
On the other hand, the endoscope container 1A accommodated in each of the storage chambers 101, 102, 103 of the autoclave device 100 has the same configuration as that of the first embodiment, but also the injection connection portion 104 and the exhaust connection portion of the autoclave device 100. There are caps 112 and 113 that can be detachably connected to 105. Further, the endoscope container 1A is provided with a dedicated container of a size that can be stored in each of the storage chambers 101, 102, and 103. Since the other configuration is the same as that of the endoscope container 1 of the first embodiment, hereinafter, the same reference numerals are given and detailed description thereof is omitted (communication as in the first embodiment). (The endoscope container 1A is shown in a form in which no communication means is provided) in FIG.
[0040]
As shown in detail in FIG. 8, the endoscope container 1 </ b> A includes an opening / closing lid 12 and an endoscope storage portion 111, and the endoscope storage portion 111 has an injection cap 112 that can be connected to the injection connection portion 104. And an exhaust cap 113 connectable to the exhaust connection portion 105 is provided. When the open / close lid 12 is closed, the interior of the endoscope container 1A is sealed from the outside. Therefore, the endoscope container 1A can be used as an endoscope storage case while maintaining a sterilized state even after the autoclave process, as in the case of the first embodiment.
[0041]
The endoscope 2 supported by the support member 70 provided in the endoscope storage unit 111 of the endoscope container 1A mainly includes a flexible insertion unit 115, an operation unit 116, and a universal cord 117. And the connector 118. A check valve 119 is provided in a part of the connector 118. When the insertion part 115 of the endoscope 2 is rolled up into the autoclave apparatus 100 after being rounded down, it tends to bend to some extent. If so, there is a possibility that the insertion into the patient's body may be reduced. Therefore, as shown in FIG. 8, the support member 70 is able to keep the tip of the insertion portion 115 to a predetermined portion substantially straight, and it is considered that there is relatively little influence on the insertion property even if a bending wrinkle is attached. It is provided so that it can be bent and stored.
[0042]
Next, the case where the endoscope 2 is autoclaved together with the endoscope container 1A using the autoclave apparatus 100 having the above configuration will be described.
[0043]
The endoscope container 1A in which the endoscope 2 is housed in the state of FIG. 8 in the endoscope housing portion 111 is in a state (airtight state) sealed by the opening / closing lid 12, for example, in the first storage chamber 101. It is stored in. When the endoscope container 1 </ b> A is pushed into the storage chamber 101, the injection base 112 is connected to the injection connection part 104 and the exhaust base 113 is connected to the exhaust connection part 105. After that, when the door 106 is closed and locked, it is ready to start the autoclave sterilization process.
[0044]
In the sterilization process, first, a preheating process for warming the endoscope 2 that is an object to be sterilized is executed, and then the air in the endoscope container 1A is extracted through the exhaust connection portion 105, and the interior of the endoscope container 1A is hidden. Set to pressure. Although not shown in the figure, since there are one or more elongated pipelines in the endoscope 2, after forming this negative pressure state, by introducing steam from the injection connecting portion 104, Steam spreads quickly and sufficiently. For this purpose, the autoclave apparatus 100 is provided with a suction pump as described above.
[0045]
After the high pressure steam is injected into the endoscope container 1A and the sterilization process is performed, the steam is then drawn through the exhaust connection part 105 and further sucked to dry the endoscope container 1A while maintaining the negative pressure state. Carry out the process. The endoscope 2 basically has a watertight structure, but during the high-pressure steam sterilization process, steam enters the endoscope 2 from the insertion portion 115, the flexible resin of the universal cord 117, the connection seal portion of each component, or the like. . For this reason, after the sterilization process, it is necessary to suck and dry the endoscope container 1A while applying a negative pressure. By doing so, the vapor in the endoscope 2 is extracted through the check valve 119, and the endoscope The humidity in 2 can be lowered.
[0046]
In the present embodiment, the bases 112 and 113 and the connection portions 104 and 105 are provided two by two, but the structure may be simplified by using this as one base. In this case, cost reduction can be achieved. However, as shown in this embodiment, two caps 112 and 113 and two connection portions 104 and 105 (or three or more) may be provided, and the cap 112 is opened in the endoscope storage unit 111 as shown in FIG. When the portion to be opened is separated from the portion where the base 113 opens in the endoscope storage unit 111, the vapor spreads in the space in the endoscope storage unit 111 as much as possible.
[0047]
In this embodiment, since the sizes of the storage chambers 101, 102, and 103 are different from each other, for example, an endoscope-related model having an insertion portion of about 1.7 m is largely rolled and stored in the first storage chamber 101. In addition, an endoscope-related model of about 0.7 m can be stored in the second storage chamber 102, and accessories such as accessories can be stored in the third storage chamber 103. The smaller the container, the quicker the suction and pressurization, the faster the entire stroke time.
[0048]
In the present embodiment, the doors 106, 107, and 108 are closed and locked, so that the endoscope container 1A can be removed from the storage chambers 101, 102, 103 during pressurization. It can prevent that a part breaks and vapor | steam jumps out of the apparatus 100 vigorously.
[0049]
Also in this embodiment, as in the first embodiment, the endoscope container 1A itself also serves as an autoclave chamber, so there is no waste of space for negative pressure or pressurization, and each process can be performed quickly. (The sterilization process by the pre-vacuum process, the high-pressure steam sterilization process, and the vacuum drying process can be performed more quickly than before). Therefore, the work efficiency of the entire endoscopic examination can be improved.
[0050]
By the way, when cleaning, disinfection, and sterilization (reprocessing) are performed, medical tools such as an endoscope may be stored in a dedicated tray. Traditionally used trays are composed of a housing (box-like container) made of resin or metal, and after reprocessing, keep the sterilized state and store it in a storage space (such as a shelf). In this case, there is a problem that a large amount of space is required. That is, there is a problem that the space in the facility such as a hospital cannot be effectively used.
[0051]
Therefore, in the following, after cleaning, disinfecting, and sterilizing (reprocessing) medical devices such as endoscopes, the sterilized state is surely maintained, and the space in the facility such as a hospital is efficiently (does not take up space) ) Propose a tray for cleaning, disinfection and sterilization equipment that can be used.
[0052]
This tray has the following three features. That is,
1. Means are provided for vacuum-packing the tray by diverting a vacuum pump used for degassing and drying of a cleaning, disinfection and sterilization apparatus.
[0053]
2. The tray has a composite structure of a rigid member and a contractible member.
[0054]
3. The tray is composed of a retractable member.
[0055]
Hereinafter, the tray will be described in detail with reference to FIGS. 9 and 10.
[0056]
FIG. 9 shows a tray having a composite structure of a rigid member and a retractable member. As shown, the tray body 201 includes a rigid member 204 for maintaining the strength and shape of the entire tray, a retractable member 203 joined to the rigid member 204 for contracting the tray body 201 up and down, and confidentiality. And a tray main body lid 202 for preventing contamination from entering from the outside.
[0057]
Further, the tray body 201 is provided with a nozzle 205 to which a vacuum line for evacuating the inside of the tray body 201 is connected. The rigid member 204 is formed of a member that satisfies performance such as prescribed heat resistance and corrosion resistance, such as metal and resin. The contractible member 203 is made of a fiber, a resin, paper, or the like, and is formed of a member that satisfies performance such as contractility, heat resistance, and corrosion resistance. The nozzle 205 has a check valve structure that can maintain airtightness after being sucked by a vacuum pump or the like. In this configuration, the structure of the tray main body lid 202 includes a rigid member 204.
[0058]
Next, the operation will be described.
[0059]
A medical instrument such as an endoscope is placed in the tray body 201, a tray body lid 202 is attached, and when cleaning, disinfection, and sterilization are performed by the apparatus, a vacuum line provided in the cleaning / disinfection / sterilization apparatus is a nozzle. Connected to 205, the inside of the tray is evacuated. As the pressure decreases, the retractable member 203 contracts, and the thickness of the tray becomes approximately ½ or less (the contraction level varies depending on the design of the retractable member 203 used for the tray). When the specified pressure is reached, the vacuum process automatically stops, and the inside of the tray is closed in a vacuum state by a check valve provided in the nozzle 205. In this state, the tray can be removed from the apparatus main body and stored in a locker or the like. In this configuration, since the thickness of the tray is halved, it is possible to store about twice the amount in the conventional storage space.
[0060]
FIG. 10 shows a tray composed only of a retractable member. The tray main body 206 is composed of the retractable member 203 as a whole, and in order to maintain confidentiality, the welding member 208 is connected to the joint surface of the tray main body with the tray main body cover 207 and the tray main body cover 207. It has been applied. In addition, the tray body 206 is provided with a nozzle 205 to which a vacuum line for evacuating the inside of the tray body 206 is connected.
[0061]
The retractable member 203 is made of a material such as fiber, resin, paper, etc., and has performance such as shrinkage, heat resistance, and corrosion resistance and can be thermally welded. Similarly to the configuration of FIG. 9, the nozzle 205 has a check valve structure that can maintain airtightness by closing the valve after the inside of the tray is sucked by a vacuum pump or the like.
[0062]
Next, the operation will be described.
[0063]
A medical tool such as an endoscope is placed in the tray main body 206, a lid 207 for the tray main body is attached, and heat-welding is performed to closely attach the container. Next, when cleaning, disinfection, and sterilization are performed by the apparatus, a vacuum line provided in the cleaning, disinfection, and sterilization apparatus is connected to the nozzle 205, and the inside of the tray is evacuated. As the pressure decreases, the retractable member 203 contracts, and the thickness of the tray becomes approximately ½ or less (the contraction level varies depending on the design of the retractable member 203 used for the tray). When the specified pressure is reached, the vacuum process is automatically stopped, and the inside of the tray is held in a vacuum state by a check valve provided in the nozzle 205. In this state, the tray can be removed from the apparatus main body and stored in a locker or the like. In this configuration, since the thickness of the tray is halved, it is possible to store about twice the amount in the conventional storage space.
[0064]
By using these configurations, medical devices such as endoscopes can be cleaned, disinfected, sterilized, and maintained in a sterilized state, and can be efficiently stored after reprocessing.
[0065]
According to the technical contents described above, various configurations as shown below can be obtained.
[0066]
1. An accommodating portion for accommodating an endoscope;
A communication means for communicating with the housed endoscope;
Information acquisition means for acquiring information related to the type of the endoscope stored in the storage means in the endoscope via the communication means;
Display means for displaying information related to the type of endoscope acquired by the information acquisition means;
An endoscope container characterized by comprising:
[0067]
2. A container, a connection base for injecting and exhausting gas into the container, a storage part that can store the container, and a connection part that can be connected to the connection base, and the container has a negative pressure through the connection part. And an autoclave device system having means for injecting steam and means for injecting steam.
3. 3. The autoclave device system according to claim 2, wherein the container can store an endoscope having a soft part in a predetermined shape.
4). 3. The autoclave apparatus system according to item 2, wherein the containers include a plurality of types having different sizes, and the autoclave apparatus includes a plurality of storage units that store the plurality of types of containers.
[0068]
5. 3. The autoclave device system according to claim 2, wherein the container connection port and the exhaust connection port are separate.
6). 3. The autoclave device system according to claim 2, wherein the container connection base and the exhaust connection base are the same base.
7). The autoclave device system according to item 2, wherein the autoclave device is provided with a door with a lock function for sealing the container when the container is pressurized.
[0069]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the work efficiency of the entire endoscopic examination can be improved. Specifically, according to the endoscope storage container of the present invention, it is possible to efficiently confirm the type of the endoscope stored therein, and according to the autoclave apparatus of the present invention, the endoscope can be used in a short time. Can be sterilized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view schematically showing an endoscope container according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of a communication system between the endoscope container and the endoscope in FIG. 1;
3 is a perspective view showing a state in which the endoscope of FIG. 1 is set in a cleaning / disinfecting or sterilizing apparatus.
FIG. 4 is a schematic configuration diagram of a cleaning and disinfecting apparatus.
FIG. 5 is a schematic configuration diagram of a sterilization apparatus.
6 is a perspective view showing a state in which the endoscope container of FIG. 1 is stored in a storage. FIG.
FIG. 7 is a perspective view schematically showing an autoclave apparatus according to a second embodiment of the present invention.
8 is a plane state showing an internal structure of an endoscope container corresponding to the autoclave device of FIG.
9A is a perspective view of a tray main body, and FIG. 9B is a perspective view of a lid mounted on the bird main body of FIG. 9A.
10A is a perspective view of a tray main body according to another configuration, and FIG. 10B is a perspective view of a lid mounted on the bird main body of FIG.
[Explanation of symbols]
1. Endoscope container (endoscope storage container)
2. Endoscope
3. Communication cable
10 ... Display section
11 ... Switch
19, 22 ... CPU
20, 24 ... Memory
100 ... Autoclave device
111 ... Endoscope storage

Claims

An accommodating part for accommodating only one endoscope;
Communication means for communicating wirelessly with the endoscope housed in the housing section;
Information acquisition means for acquiring information regarding the type of the endoscope via the communication means;
A storage unit for storing a hermetically sealed container , and a notification unit for notifying based on information about the endoscope acquired by the information acquisition unit ;
A connecting portion connected to the storage portion;
Means for injecting or aspirating a sterilizing fluid that is connected to the connecting portion and sterilizes the endoscope through the connecting portion;
An autoclave device characterized by comprising: