JP4652856B2 - 無線送信装置、無線通信システム、無線送信方法及び送受信方法 - Google Patents

無線送信装置、無線通信システム、無線送信方法及び送受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、MIMO通信のようなマルチアンテナ通信方式に用いられる無線送信装置、無線通信システム、無線送信方法及び送受信方法に関する。また特に、送信されるデータが異なる重要性又は優先度を有するという意味において「不均衡(unbalanced)」であるようなシステムでの高速不均衡データ送受信に関する。
従来、無線通信においては、送信されるデータがそれらの重要性、優先度及び/又はビット誤り許容性に従って、異なるクラスに分類される場合がある。そのような例の一つとしては、デジタル高解像度テレビジョン(HDTV)信号のブロードキャスト送信があり。このシステムでは、映像信号の高周波成分は人間の目に知覚され難いので、低周波成分の方がより重要性を持つこととなる。別の例としては、データと音声とを同時送信する場合がある。一般的にこれらの2つのサービスに対してのビット誤り許容性は、異なるものである。このような場合においては、不均衡データ送信のための均一でない保護が当然に求められるところとなる。
従来、不均衡データの均一でない保護を実現する方法として、2種類の主要な方法が用いられている。その一つは、優先度の高いデータに対して、より誤り訂正能力の高い誤り訂正符号を適用するものである。そのもう一つは、非均一に間を空けて配された変調コンスタレーション又は階層変調を用いるものであり、高い優先度を有するデータに対しては、より高いレベルの電力を与えるようにしたものである。これら2つの方法の組合せにより、システムの柔軟化を図ることができる。
またさらに、電力効率的な方法と帯域効率的な方法とを組み合わせて不均衡データに対する非均一保護を提供する、符号化変調と呼ばれる他の方法がある。その例として、非特許文献1に記載されているものがある。
上述の方法は、その一面においては、不均衡データ送信のパフォーマンスを良好なものとするが、他の一面においては、単一の送信アンテナ構成によるところの限界がある。異なる品質、データレート、ビット誤り許容性による様々なサービスを提供可能とするには、システムのキャパシティを増大する新規な技術の開発が常に望まれる。システムのキャパシティを増大するために採り得る可能な方法の一つは、送信機側若しくは受信機側又はそれらの双方においてマルチアンテナを用いて、空間・時間(ST)処理を行なうことである。
MIMOシステムには、現在2つの主要なタイプのST処理技術、すなわち、空間・時間符号化(STC)及び空間多重(SpM)がある。これらの2つの技術は、送信効率及びローバスト性(=通信耐性)において、区別される。本明細書においては、SpMは、空間・時間符号の一種と見なされる。一般的に言って、STCは、空間ドメイン及び時間ドメイン双方における冗長性の故に、SpMよりも高いローバスト性を送信データに付与することができる。一方、SpMシステムにおいては、複数の独立したデータストリームが異なるアンテナから同時に送信されることから、より高いデータレートをサポートすることが可能である。
ここで高速不均衡データ送信のために、一つのシステムに対して、異なるST処理技術を適用することが可能であろうかという問いが当然の如くに浮かんでくる。これに対する答えとしては、可能である。これまで、MIMOシステムにおいて、異なるST技術を組み合わせて、非均一保護を得ることについての幾つかの方法が報告されている。そのような方法の一つとして、時分割複信(TDD)システムにおいて、異なるタイムスロットに異なるSTCを適用するものがある。その例として、非特許文献2に記載されたものがある。
MIMOシステムに適用される他の非均一な保護方法は、図18に示されるようないわゆる被埋込空間・時間符号化技術である。この技術は、例えば非特許文献3にも記載されている。この方式においては、全ての入力データに対する被埋込空間・時間符号は、同一である。優先度の高いデータは、まず、被埋込空間・時間符号により、符号化される。符号化データは、続いて電力制御される(図18では、コンスタレーションマッピング器に統合されている)。さらに、各々の出力ブランチは、2本の送信アンテナを介して送信が行なわれることで、送信ダイバーシチが得られる。従って、高優先度データの信号処理は、空間・時間符号化と送信ダイバーシチとの組合せとなる。低優先度データは、まずシリアルパラレル変換器(S/P)に入力され、2つのデータストリームとされる。そして、各々のストリームは、被埋込STC(空間・時間符号化器)により符号化される。STC出力の各ブランチは、電力制御を施され(図18のコンスタレーションマッピング器に統合されている)1本の送信アンテナを介して送信される。従って、低優先度データに伴う信号処理は、空間多重と空間・時間符号化との組合せと見ることができる。
MIMOシステムに適用される他の非均一保護方法は、図19に示すように、従来の誤り訂正(FEC)をSTCと連結することにより実現される。この技術は、例えば非特許文献4にも記載されている。当該方式においては、優先度の高いデータほど訂正力の高いFEC(more powerful FEC)を用いることで、優先度の高いデータほどローバストなものにすることができる。被埋込STC自体は、異なる優先度を有するデータ間で特に区別されるものではない。
"Coded Modulation with Unequal Error Protection" L.-F. Wei, IEEE transactions on Communications, October 1993 "An unequal error protection scheme for multiple input multiple output systems", M. F. Sabir, R. W. Heath, Jr. in Proc. of IEEE Asilomar Conf. on Signals, Systems, and Computers, vol. 1, pp. 575- 579, Pacific Grove, California, 2002 "Embedded space-time coding for wireless broadcast with heterogeneous receivers", C. -H. Kuoetal., GLOBECOM 2002, vol. 21, Nov. 2002 "Robust video transmission over wideband wireless channel using space-time coded OFDM system", C.-H. Kuo, etal. WCNC 2002, vol. 3 March 2002
ところで、非特許文献2に記載されたような方式では、現在の送信において、当該送信が何時開始されるのか、当該送信はどの位続くのか、当該送信に何れの空間・時間符号が用いられるのかについて、受信機が把握する必要があるので、情報を伝送するデータを送信する前に余剰データを送信する必要がある。これらの要因は、システムの複雑さを大幅に増加させてしまうことになる。
非特許文献3に記載されたような方式では、4本のアンテナ構成とこれに伴う信号処理が必要となるので、実施化が複雑なものとなる問題がある。また、優先度のレベルが僅かに2つであっても4本のアンテナが必要となることにより、システムの柔軟性が低くなる問題がある。
非特許文献4に記載されたような方式の主要な問題もまた、その実施の複雑さにあり、例えば、入力データに2つの優先度レベルがある場合、4本の送信アンテナが必要となる。またこの種の方式でのMIMO検出は、送信機側の被埋込SpMにより、システムが複雑なものとなる結果をもたらす可能性もある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、システムを複雑化することなく、柔軟性のある非均一保護を実現することを目的とする。
かかる課題を解決するため本発明においては、入力された高優先度データを空間・時間符号化して複数のビットストリームを得る第1の空間・時間符号化器と、入力された低優先度データを空間・時間符号化して複数のビットストリームを得る第2の空間・時間符号化器と、第1の空間・時間符号化器からのビットストリームと第2の空間・時間符号化器からのビットストリームとに基づいて、複数の複素シンボルストリームを得るシンボルマッピング器と、複数の複素シンボルストリームを送信する複数の送信アンテナとを具備する構成を採る。
この構成によれば、高優先度データと低優先度データをそれぞれ別々の空間・時間符号化器により空間・時間符号化し、各空間・時間符号化器で得た空間・時間符号化ビットを1つのシンボルマッピング器によって合成して送信シンボルを得るようにしたので、システムを複雑化することなく、柔軟性のある非均一保護を実現することができるようになる。すなわち、シンボルマッピング器を複数設ける場合と比較して1つのシンボルマッピング器でシンボルを形成するのでシステム構成を簡単化できると共に、各空間・時間符号化器で形成する空間・時間符号を異なるものとすれば容易に柔軟性のある非均一保護を実現することができる。
また本発明においては、シンボルマッピング器が、第1の空間・時間符号化器により得られたビットストリームを用いて、第2の空間・時間符号化器により得られたビットストリームをグレイ符号化するラベルトランスフォーマと、階層コンスタレーションを用い、第1の空間・時間符号化器により得られたビットストリームに基づいて階層コンスタレーションのクラスタのいずれかを選択すると共にラベルトランスフォーマにより得られたグレイ符号化されたビットストリームに基づいてクラスタ内の信号点を選択することで、複素シンボルストリームを得るコンスタレーションマッピング器とを具備する構成を採る。
この構成によれば、高優先度データについての空間・時間符号によって階層コンスタレーションのクラスタを選択し、かつ低優先度データについての空間・時間符号をグレイ符号化したデータによって階層コンスタレーションのクラスタ内の信号点を選択するようにしたので、より柔軟に、高優先度データについては低優先度データよりも高い保護を与えることができるようになる。
このように本発明によれば、システムを複雑化することなく、柔軟性のある非均一保護を実現することができるようになる。
(実施の形態の概要)
本発明の骨子は、空間・時間符号化と階層変調との組合せにより非均一誤り保護を行うことである。
高優先度データのための被埋込空間・時間符号と低優先度データのための被埋込空間・時間符号とが同一である本発明の一の態様においては、全ての送信データに対して、同一レベルのダイバーシチを提供することで、システムの信頼性を高めようになっている。これにより、低優先度データに対しても十分なダイバーシチを得ることができるようになる。
本発明の他の態様においては、異なる優先度を有する複数のデータストリームに対して、それぞれ異なるローバスト性を有する空間・時間符号化を行うことで、異なる送信レイヤにおける可変データレートをサポートする。これにより、様々な送信レートを有するシステムに容易に適応させることができるようになる。さらに、異なるレイヤからのデータの合成を、一つのシンボルマッピング器及び一つの階層変調器により処理する。これにより、送信機の構成の複雑化することを回避できるので、システムが複雑化することを回避できる。
また本発明は、様々なST処理技術によって、フェージング及びノイズによる送信データの歪みに対する異なるレベルの保護を提供することが可能であると共に、異なるレベルのデータ送信レートを実現することが可能であるという認識に基づいている。本発明では、階層変調(階層コンスタレーション)を適用することにより、異なる送信レイヤからの空間・時間符号化されたデータを、各々の送信ブランチ(1本の送信ブランチは、1本の送信アンテナに対応している)において容易に合成することができるようになっている。この際、優先度の高いデータほどローバスト性の高いSTCを適用することで、優先度の高いデータほど高い保護を与える。こうして処理した優先度の高いデータは、階層変調において、非均一に間を隔てられた信号点にマッピングすることにより、さらに保護する。各々のレイヤにおけるデータの送信レートとその保護ローバスト性は、STC及び階層変調により、合わせて調整制御する。
受信機側においては、複数の受信アンテナからの信号をまず合成し、さらにMIMO検出を行う。一つの態様においては、受信信号に対して、最尤検出(MLD)を施すことにより、高優先度データと低優先度データとを同時に取得する。
他の態様においては、繰返検出を用いる。繰返検出を行う場合には、まず、高優先度データを検出し、続いて、低優先度データを検出する。低優先度データを復号する際には、復号された高優先度データを当該受信信号から減算する。これにより、高優先度データからの干渉が除去される。このような最初の繰返検出工程が完了すると、続いて第2の繰返検出工程を行う。第2の繰返検出工程においては、まず、当該受信信号より、前記低優先度データからの干渉を除去し、さらに前記高優先度データの検出を行う。前記低優先度データの検出方法については、第1の繰返検出工程と同様である。これらの繰返検出工程は、検出終了の基準が満たされるまで継続される。この基準として、一つの態様においては繰返回数を用い、他の態様においては2回の連続する繰返間の出力差を用いる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
(1)全体構成
図1に、本発明の実施の形態1に係る非均一保護機能を有するMIMOシステムの構成を示す。
入力データは、それらの重要性によって異なるクラス、すなわち、高優先度入力と低優先度入力とに分類される。ここで本明細書におけるデータの優先度とは、データの重要性と置き換えて考えてもよい。
高優先度入力はソース符号化器900によって、低優先度入力はソース符号化器910によって、それぞれ符号化される。ソース符号化器900及び910により得られた高優先度レイヤ及び低優先度レイヤのソース符号化データは、それぞれインターリーバ700及び710によってインターリーブされる。なお、ソース符号化器900及び910のタイプは、必ずしも異なっている必要はない。インターリーバ700及び710のタイプは、サービス要求に依存し、これらについても必ずしも異なっている必要はない。
各インターリーバ700及び710の出力は、それぞれ、第1の空間・時間符号化器STC500及び第2の空間・時間符号化器STC510に供給される。各STC500及びSTC510のパラレル出力(ビットベクタ)は、シンボルマッピング器100によって、図2、図3又は図4に示される階層変調コンスタレーションによる信号点にマッピングされる。すなわち、シンボルマッピング器100は、ビットベクタを複素シンボルにマッピングする。
シンボルマッピング器100により得られたシンボルは、さらに搬送波周波数に変調され、複数Nt個のアンテナからなる送信アンテナ300から発信される。なお、複素シンボルを搬送波に変調する処理動作は、送信アンテナ300に一体化されており、図には表わされていない。説明の便宜上、STC500及び510並びにシンボルマッピング器100については、システム図について述べ終わった後に詳述する。
受信機は、送信された信号を復元するために、Nr個の受信アンテナ400から得られたNr個の受信信号を、MIMO検出器200に供給する。MIMO検出器200は、例えばチャネル推定行列の逆行列演算を行うことで送信機のインターリーバ700、710の出力に相当する信号を検出する。すなわち、MIMO検出器200では、高優先度データと低優先度データとが分離される。
MIMO検出器200からの高優先度データは、デインターリーバ800によりデインターリーブされる。このデインターリーバ800におけるデインターリーブ処理は、インターリーバ700において行なわれた処理の逆処理である。デインターリーバ800においてデインターリーブされたデータは、復号化器600に入力され、ソース復号が行なわれる。MIMO検出器200からの低優先度データは、デインターリーバ810によりデインターリーブされる。このデインターリーバ810におけるデインターリーブ処理は、インターリーバ710において行なわれた処理の逆処理である。デインターリーブされた低優先度データは、復号化器610に入力され、ソース復号が行なわれる。
(2)空間・時間符号化器の構成及び動作
次に、本発明に係る非均一誤り保護のためのシステムに用いることのできる幾つかの空間・時間符号化器の例について、図5、図6及び図7を用いて説明する。注意すべきは、当業者は、他の如何なるSTCを本発明に採用して、MIMOシステムにおける非均一誤り保護を実現することが容易にできるであろうことから、これらの例は、単に例示のためのものであって、本発明を何ら限定するものではないということである。
図5は、2つの出力ブランチを有し、QPSK変調を用いるシステムのために設計された直交空間・時間ブロック符号(OSTBC)器の構成を示す。出力1で示す出力シーケンスは、入力ビットシーケンスi4,i3,i2,i1,i0のレプリカである。出力2で示す出力シーケンスは、シリアルパラレル変換器(S/P)505におけるシリアルパラレル変換、加算器504、506におけるビット単位ごとの加算、ビット順列並び替え器507におけるビット順列並び替え、及びパラレルシリアル変換(P/S)509におけるパラレルシリアル変換により得られる。
図2に示したようなグレイ論理ビットのQPSK(Gray−labeled QPSK)コンスタレーションを用いる場合、図5の構成は、2つの複素信号S及びS(QPSKコンスタレーションから選び出した2つの信号)を4つの出力信号S、S、−S 、S に変換する処理に相当するものである。ここで(S、S)及び(−S 、S )は2本のアンテナにより、それぞれ送信される。図5の構成に相当する変換処理は、次式の変換式を用いて表わすことができる。
Figure 0004652856
図6は、他の簡易な空間・時間符号である遅延ダイバーシチ符号を形成するための空間・時間符号化器の構成を示す。この方式においては、当該空間・時間符号化器の出力の一つは、入力シーケンスのレプリカである。他の出力は、この入力シーケンスを遅延させたもの(1シンボル期間分の遅延)となる。
図7は、他の空間・時間符号である空間多重(SpM)処理を行うための空間・時間符号化器の構成を示す。この方式においては、入力シンボル列は、次式に示すような2つの出力シーケンスに分離される。
Figure 0004652856
(3)シンボルマッピング器の構成及び動作
次に、本実施の形態のシンボルマッピング器100の構成について説明する。シンボルマッピング器100は、各空間・時間符号化器STC500、510から出力される空間・時間符号(STC)S500、S510を合成する。
シンボルマッピング器100は、図8に示すように構成されている。シンボルマッピング器100は、空間・時間符号化器500により得られたパラレルデータS500(高優先度の空間・時間符号化データ)をラベルトランスフォーマ106及びコンスタレーションマッピング器111に入力する。またシンボルマッピング器100は、空間・時間符号化器510により得られたパラレルデータS510(低優先度の空間・時間符号化データ)をラベルトランスフォーマ106に入力する。
ラベルトランスフォーマ106は、空間・時間符号化器510から入力した低優先度ビット(低優先度の時空間符号化データS510)を、空間・時間符号化器500から入力した高優先度ビット(高優先度の時空間符号化データS500)に基づいて、グレイ符号化し、グレイ符号化したビットをコンスタレーションマッピング器111に送出する。ラベルトランスフォーマの詳細な構成及び動作については後述する。
コンスタレーションマッピング器111は、空間・時間符号化器500から入力した高優先度ビットによって階層コンスタレーションの複数の信号クラスタ(群)の中から1つの信号クラスタを選択すると共に、レベルトランスフォーマ106により変換された低優先度ビットによって信号クラスタ内の信号点を選択する。このようにしてコンスタレーションマッピング器111は、高優先度ビットをクラスタ選択に用い、グレイ符号化した低優先度ビットを選択されたクラスタ内におけるデータ信号点の特定に用いることで、階層コンスタレーションの中の1つの信号点を選択して変調シンボルを得る。
図2、図3及び図4を用いて、シンボルマッピング器100による具体的な処理について説明する。図2は階層コンスタレーションとしてQPSKイン16QAMを用いる場合であり、図3は階層コンスタレーションとしてQPSKイン64QAMを用いる場合であり、図4は階層コンスタレーションとして4PSKイン8PSKなどの階層コンスタレーションを用いる場合である。図2、図3及び図4において、陰影を付けた一領域内の複数の信号点全体は、一つの信号クラスタを表わし、各クラスタ内の黒点は、信号点を示している。
(i)階層コンスタレーションとしてQPSKイン16QAMを用いる場合
先ず、階層コンスタレーションとして、図2に示すようなQPSKイン16QAMを用いる場合について説明する。この場合、ラベルトランスフォーマ106としては、図9に示すようなものを用いる。またこの場合、高優先度データのための空間・時間符号化器(STC#1)500及び低優先度データのための空間・時間符号化器(STC#2)510としては共に、図5に示すような構成のものを用いる。各処理時間では、各々の送信ブランチに2つの高優先度ビットと2つの低優先度ビットとが乗せられる。これらの4つのビットは、コンスタレーションマッピング器111に供給されて、一つの複素シンボルが生成される。
2つの高優先度ビットは、信号クラスタの特定に用いられる。例えば、入力された高優先度ビットb0、b1が00(01、10、11)であった場合、変調シンボルは、図2の16QAMコンスタレーションの第1象限(第4象限、第2象限、第3象限)における4つの点のうちの1点となる。さらにまた、高優先度ビットb0、b1は、ラベルトランスフォーマ106(図2)にも供給される。
ラベルトランスフォーマ106は、低優先度ビットb2、b3をb2’、b3’に変換することで、コンスタレーションマッピング器111で選択される複数信号点がグレイマッピングされる(すなわち、最小のユークリッド距離を有する2つの信号点がまた最小のハミング距離を有する)ようにする。すなわち、ラベルトランスフォーマ106は、空間・時間符号化された高優先度ビットを用いて、空間・時間符号化された低優先度ビットをグレイ符号化するグレイ符号化器として機能する。図9に、ラベルトランスフォーマ106の構成例を示す。ラベルトランスフォーマ106は、次式で表される変換(グレイ符号化)を行うことで、変換後のビットb2’、b3’を得る。
Figure 0004652856
理解の便宜を図るため、空間・時間符号化器500、510として図5の構成のものを用いた場合(すなわち空間・時間符号として直交空間・時間ブロック符号を適用した場合)について説明する。
表1に示すように、各処理時間において、B0、B1、B2、B3により表わされる4ビットが空間・時間符号化器(STC#1)500に入力され、空間・時間符号化器(STC#1)500からは、2つの4ビット出力(出力1と出力2)が高優先度ビットS500として出力される。
一方、入力8ビット x0、x1、x2、x3、x4、x5、x6、x7(又は4シンボル X0、X1、X2、X3)が空間・時間符号化器(STC#2)510に入力され、空間・時間符号化器(STC#2)510からは、2つの4ビット出力(出力1と出力2)が低優先度ビットS510として出力される。
シンボルマッピング器100では、上述したように、空間・時間符号化器(STC#1)500から出力された高優先度ビットにより階層コンスタレーションから1つのクラスタ(つまり上位2ビットに相当するクラス)を選択すると共に、ラベルトランスフォーマ106によってグレイ符号化された空間・時間符号化器(STC#2)510の出力により階層コンスタレーションのクラスタ内の信号点(つまり下位2ビットに相当する信号点)を選択する。この結果、シンボルマッピング器100からは、表1に示すような4つの16QAM変調シンボル(シンボル1〜4)が得られる。
なお、シンボルマッピング器100の出力であるシンボル1及びシンボル2は、2つの連続するシンボル期間において、一つのアンテナから送信される。一方、シンボルマッピング器100の出力であるシンボル3及びシンボル4は、2つの連続するシンボル期間において、他の一つのアンテナから送信される。この場合、システムのビット送信レートは、2ビット/秒/Hzが高優先度データに充てられ、4ビット/秒/Hzが低優先度データに充てられるので、システムとしての合計ビット送信レートは、6ビット/秒/Hzとなる。
Figure 0004652856
(ii)階層コンスタレーションとしてQPSKイン64QAMを用いる場合
次に、階層コンスタレーションとして、図3に示すようなQPSKイン64QAMを用いる場合について説明する。この場合、ラベルトランスフォーマ106としては、図10に示すようなものを用いる。またこの場合、高優先度データのための空間・時間符号化器500としては例えば図5に示すようなものを用い、低優先度データのための空間・時間符号化器510としては例えば図7に示すようなものを用いる。
この場合、シンボルマッピング器100では、空間・時間符号化した2つの高優先度ビットb0、b1をクラスタ選択に用い、空間・時間符号化した4つの低優先度ビットを前記選択されたクラスタ内における信号点の特定に用いる。
この場合、当該システムは、2ビット/秒/Hzが高優先度データ送信に充てられ、8ビット/秒/Hzが低優先度データに充てられるので、10ビット/秒/Hzのデータレートをサポートすることができる。使用される空間・時間符号及びシンボルマッピング器100の入出力ビットシーケンスを、表2に示す。
Figure 0004652856
(iii)階層コンスタレーションとして4PSKイン8PSKを用いる場合
次に、階層コンスタレーションとして、図4に示すような4PSKイン8PSKを用いる場合について説明する。この場合、ラベルトランスフォーマ106としては、図11に示すようなものを用いる。またこの場合、高優先度データのための空間・時間符号化器500としては例えば図5に示すようなものを用い、低優先度データのための空間・時間符号化器510としては例えば図7に示すようなものを用いる。
この場合、送信機からは、2つの高優先度ビットと1つの低優先度ビットとが毎時送信される。シンボルマッピング器100では、空間・時間符号化した2つの高優先度ビットをクラスタ(図4の8PSK変調コンスタレーションにおいて陰影を付けた領域)の選択に用い、1つの低優先度ビットを選択されたクラスタ内の信号点の特定に用いる。
この場合、当該システムは、2ビット/秒/Hzが高優先度データ送信に充てられ、2ビット/秒/Hzが低優先度データ送信に充てられるので、4ビット/秒/Hzのデータレートをサポートすることができる。使用される空間・時間符号及びシンボルマッピング器100の入出力ビットシーケンスを、表3に示す。
Figure 0004652856
注意すべきは、上述した実施の形態は、あくまで本発明の例に過ぎないものであって、本発明において、他の空間・時間符号及び階層変調を用いることが可能であることは、当業者に理解されよう。これらの可能な組合せは、本発明の範囲に包含されるものと理解されるべきである。
(4)受信機の構成及び動作
本実施の形態では、受信機に設けられたMIMO検出器200(図1)の構成として、2つの構成を提示する。1つは最尤検出器を用いる構成であり、もう1つは繰返検出を用いる構成である。
(i)最尤検出器を用いる場合
図12に、MIMO検出器200(図1)として、最尤検出器を用いた場合のMIMO検出器200−aの構成を示す。
MIMO検出器200−aは、複数の受信アンテナ400で得られた受信信号をML(Maximum Likelihood)検出器210に入力する。ML検出器210は、受信点と候補信号点との間のユークリッド距離を計算し、ユークリッド距離が最小の候補信号点を検出する。そして、ML検出器210は、その候補信号点の情報のうち、候補信号点がどのクラスタのものかを示す情報をデマッピング器206に送出すると共に候補信号点がクラスタ内のどの信号点かを示す情報をデマッピング器208に送出する。
デマッピング器206は、クラスタを示す情報から、空間・時間符号化器500(図1)の出力に相当する高優先度の複数の空間・時間符号化ビットストリームを得、これを多重化器202に送出する。多重化器202は、空間・時間符号化器500(図1)と逆の処理を行うことにより、高優先度データを得る。
デマッピング器208は、クラスタ内の信号点位置を示す情報から、空間・時間符号化器510(図1)の出力に相当する低優先度の複数の空間・時間符号化ビットストリームを得、これを多重化器204に送出する。多重化器204は、空間・時間符号化器510(図1)と逆の処理を行うことにより、低優先度データを得る。
ここで、MIMO検出器200−aの処理は、受信信号ベクタと推定符号語との間のユークリッド距離を計算し、ユークリッド距離が最小となる符号語を、高優先度データ及び低優先度データとして出力することに相当する。つまり、MIMO検出器200−aは、最大事後分布(MAP)(maximum posterior probability)を有する符号語を見つけ出す。仮に、送信された符号語をCとし、チャネルマトリクスをHとするとき、当該MIMO検出器200−aは、次式を満足する符号語Cを見つけ出す。
Figure 0004652856
この最尤検出を行うと、高精度の検出結果を得ることができる。しかしながら、64QAMなどの高い変調多値数の場合には、演算量が非常に多くなるか、符号語間距離が大きくなるか、又はそれらの双方となり得る。そのような場合には、次に説明する繰返検出を行うことも考えられる。
(ii)繰返検出を用いる場合
図13に、MIMO検出器200(図1)として、繰返復号化器を用いた場合のMIMO検出器200−bの構成を示す。
MIMO検出器200−bは、高優先度データを復号化する第1の空間・時間復号化器(ST復号化器#1)230と、復号化された高優先度データを空間・時間符号化する第1の空間・時間ローカル符号化器(STC#1)250と、低優先度データを復号化する第2の空間・時間復号化器(ST復号化器#2)240と、復号化された低優先度データを空間・時間符号化する第2の空間・時間ローカル符号化器(STC#2)260とを有する。
MIMO検出器200−bは、複数の受信アンテナ400で得られた受信信号を、ST復号化器230及びST復号化器240に入力する。MIMO検出器200−bは、まず、ST復号化器230によって、高優先度データをST復号化する。次に、MIMO検出器200−bは、高優先度データのみを含んだ復号信号を、空間・時間符号化器500(図1)と同様の処理を行う空間・時間ローカル符号化器250により符号化し、符号化後の信号2500をST復号化器240に送出する。
ST復号化器240は、受信信号からローカル符号化後の信号2500を減算する。これにより、受信信号における高優先度データの影響が除かれる(前記高優先度データは、正しく復号されているという想定に基づく)。そして、ST復号化器240は、前記の減算された信号(すなわち、減算結果の信号)に基づいて、低優先度データの検出を行なう。この際、ST復号化器240は、空間・時間符号化器(STC#2)510(図1)に対応する何れの既知のMIMO検出方式を用いてもよい。例えば、空間・時間符号化器510が図7に示したような空間多重器である場合、ICD(繰返キャンセル検出)やMLD(最尤検出)などの、これに対応する検出方式をST復号化器240に用いることができる。次に、MIMO検出器200−bは、ST復号化器240により得られた低優先度データのみを含んだ復号信号を、空間・時間符号化器510と同様の処理を行う空間・時間ローカル符号化器260により符号化し、符号化後の信号2600をST復号化器230に送出する。
次に、ST復号化器230は、受信信号からローカル符号化後の信号2600を減算した結果を用いて、高優先度データを復号化する。次に、この高優先度データをローカル符号化してST復号化器240に送出する。以下同様にして、一方のST復号化器で得たデータをローカル符号化した信号を他方のST復号化器に送り、これを他方のST復号化器での減算に用いるといった処理を繰り返して行う。これにより、繰返回数が増えるに従って干渉がキャンセルされ、正しい復号データを得ることができるようになる。
本実施の形態では、この繰返手順を、2つの連続する繰返検出結果が同一になるまで又は所定の繰返回数に達するまで続ける。なお、2つの連続する繰返検出結果の差が所定の閾値以下となったときに終了するようにしてもよい。
なお、本発明においては、高優先度データのために用いる空間・時間符号化器500と、低優先度データのために用いる空間・時間符号化器510を、同一の空間・時間符号を形成する構成としてもよい。この場合、高優先度データと低優先度データに対する非均一保護は、純粋に階層変調により実現される。この場合、受信側では単一の空間・時間復号化器のみしか必要とならないことから、システムを簡単化できるようになる。
(実施の形態2)
図14(a)に、実施の形態2の非均一保護機能を有するMIMO送信装置の構成を示す。各空間・時間符号化器500−A及び510−Aは、シリアルパラレル変換器と遅延器とを有し、第2番目のレイヤをビット期間の2倍分(2Tb)だけ遅延した階層化空間・時間符号を形成する。図中、信号の上付き文字(i)は、i番目の送信ブランチを表す。各送信ブランチ1及び2の信号が、2本の送信アンテナ301及び302からそれぞれ送信される。
図14(b)に、本実施の形態のMIMOシステムの入出力ビット列を示す。ここで、送信ブランチ1に対応した入力信号SIN (1)及びSIN (2)にそれぞれ対応した2本の送信ブランチ(ブランチ1及び2)を有する。ブランチ1における入力信号SIN (1)は、次式で表すことができる。
Figure 0004652856
(5)式において、X (1)は、t番目のビット期間(Tb)における入力ビットを表し、上付き文字(1)は、送信ブランチ番号のインデクスである。SIN (1)は、まず、シリアルパラレル変換器により、2つのビット列に変換される。この2つのビット列は、[…,Xt−2 (1),X (1),Xt+2 (1),Xt+4 (1),…]及び[…,Xt−1 (1),Xt+1 (1),Xt+3 (1),Xt+5 (1),…]として表すことができる。
図中、S500−Aで表される第1番目のビット列は、シンボルマッピング器100に直接供給される。S500−Bで表される第2番目のビット列は、2Tb分だけ遅延された後、シンボルマッピング器100に供給される。
空間・時間符号化器510−Bにおいて実行される信号処理は、空間・時間符号化器500−Aにおいて行われるものと同一である。つまり、図中、S510−Aで表される第1番目のビット列は、シンボルマッピング器100に直接供給される。S510−Bで表される第2番目のビット列は、2Tb分だけ遅延された後、シンボルマッピング器100に供給される。ブランチ2の入出力を数的に詳しくしたものが図14に記載されている。
ここで、前述の実施の形態1に伴うシンボルマッピングについて考える。図2、図9及び図14を参照するに、各時間インデクスi(単位Tsはシンボル期間を表す)においては、シンボルマッピング器100に8つのビットが供給され、このうち、4つのビットXt+2 (1),Xt+4 (1),Xt+2 (2),Xt+4 (2)がアンテナ301により送信されるシンボルを生成するのに用いられ、4つのビットXt−1 (1),Xt+1 (1),Xt−1 (2),Xt+1 (2)がアンテナ302により送信されるシンボルを生成するのに用いられる。
図9及び図14によれば、2つの高優先度ビット[b0,b1]=[Xt+2 (1),Xt+4 (1)]と2つの低優先度ビット[b2,b3]=[Xt+2 (2),Xt+4 (2)]とがラベルトランスフォーマ106−Aに供給され、当該ラベルトランスフォーマ106−Aにおいて次式に示すビット単位毎のモジュロ2加算が行われて、ラベルトランスフォーマ106−Aの2ビット出力が得られる。すなわち、ラベルトランスフォーマ106−Aは、高優先度ビット列を用いて、低優先度ビット列をグレイ符号化する。
Figure 0004652856
各シンボル期間において、空間・時間符号化器S500−Aから出力される2ビット(例えばXt+2 (2),Xt+4 (2))とラベルトランスフォーマ106−Aから出力される2ビット(例えば、(6)式の演算結果)とが用いられ、シンボルテーブル111−Aから複素シンボルが選択される。シンボルテーブル111−Aには、全ての階層コンスタレーション点に対応した(複数の)複素シンボルが収められている。すなわち、例えば、アドレス0000には、シンボル(al+ah)+√−1(al+ah)が収められている。ここで、√−1は、複素シンボルの虚数部分に対する単位であり、図2に示されているようなal及びahは、それぞれに、低優先度ビット、高優先度ビットの電力レベルを決定する。シンボルテーブル111−Aから選択された複素シンボルは、送信アンテナ301より送信される。
ビット列S500−B及びS510−Bについても、同様のシンボルマッピング処理を行う。すなわち、ラベルトランスフォーマ106−Bによって、高優先度のビット列S500Bを用いて低優先度のビット列S510−Bをグレイ符号化し、シンボルテーブル111−Bによって、高優先度のビット列S500Bとグレイ符号化された低優先度ビット列を用いてシンボルを選択し、選択した複素シンボルをアンテナ302により送信する。
(実施の形態3)
図15(a)に、実施の形態3の非均一保護機能を有するMIMO送信装置の構成を示す。本実施の形態では、送信ブランチ1の信号SIN (1)を空間・時間符号化する空間・時間符号化器500−Bは遅延ダイバーシチ符号を形成する構成となっている。これに対して、送信ブランチ2の信号SIN (2)を空間・時間符号化する空間・時間符号化器510−Aは階層化空間・時間符号を形成する構成となっている。
これにより、本実施の形態においては、2つの面から、送信ブランチ1の方に対して、より高い保護が与えられる。すなわち、その第1には、送信ブランチ1に対して階層化空間・時間符号よりも低い符号化率である遅延ダイバーシチ符号を用いたこと、そして第2には、空間・時間符号化器500−Bの出力を階層16QAMコンスタレーション(図2)における信号クラスタ選択に用いたことである。
図15(b)に、空間・時間符号化器500−B及び510−Aの入出力の詳細を示す。シンボルマッピング器100において実行されるシンボルマッピングは、図14において説明した実施の形態2と同様である。
(実施の形態4)
図16に、実施の形態4の非均一保護機能を有するMIMO送信装置の構成を示す。本実施の形態では、各空間・時間符号化器500−C、510−Bで4系統の空間・時間符号化データを形成し、これらから階層コンスタレーションを用いて4系統のシンボルを得、これらを4つの送信アンテナ301〜304を用いて送信するようになっている。
ここで、図16に示すように、送信ブランチ1の信号SIN (1)を空間・時間符号化する空間・時間符号化器500−Cは、4系統の遅延ダイバーシチ符号S500を形成する構成となっている。これに対して、送信ブランチ2の信号SIN (2)を空間・時間符号化する空間・時間符号化器510−Bは4系統の階層化空間・時間符号を形成する構成となっている。
空間・時間符号化器500−Cの入力信号列は、それぞれに、0Tb、2Tb、4Tb、6Tb分だけ遅延されて4系統の出力信号S500として出力される。これら0Tb、2Tb、4Tb、6Tb分の時間遅延を伴った4系統の出力信号S500は、それぞれにシンボルテーブル111−A、111−B、111−C、111−Dの信号クラスタを選択するのに用いられる。
空間・時間符号化器510−Bの入力信号は、シリアルパラレル変換を施されて4系統の出力信号とされ、それらの各々はラベルトランスフォーマ106A〜106Dによってグレイ符号化され、空間・時間符号化器500−Cの出力信号により特定された信号クラスタ内の特定の信号点を選択するのに用いられる。
全てのシンボルテーブル111−A、111−B、111−C、111−Dに伴われるシンボルマッピングについては、図14又は図15のものと同じである。シンボルテーブル111−A、111−B、111−C、111−Dの出力は、それぞれにアンテナ301、302、303、304を介して同時送信される。
(実施の形態5)
図17に、実施の形態5の非均一保護機能を有するMIMO送信装置の構成を示す。送信ブランチ1に対する空間・時間符号化器500−Bは、2系統の遅延ダイバーシチ符号を形成する。送信ブランチ2に対する空間・時間符号化器510−Bは、4系統の階層化空間・時間符号を形成する。
空間・時間符号化器500−Bにより形成された2系統の遅延ダイバーシチ符号のうち、1つは送信アンテナ301及び302に連繋されたシンボルマッピングネットワークに接続供給され、もう1つは送信アンテナ303及び304に連繋されたシンボルマッピングネットワークに接続供給さる。
送信ブランチ2における信号処理及びシンボルマッピングは、それぞれに、図16に示された送信ブランチ2における信号処理及びシンボルマッピングと同様である。
本発明の無線送信装置、無線通信システム、無線送信方法及び送受信方法は、マルチアンテナ通信方式を採用した無線LAN(Local Area Network)や移動体通信システム等に広く適用できる。
本発明の実施の形態1に係る非均一保護機能を有するMIMOシステムの構成を示すブロック図 2つの高優先度ビット及び2つの低優先度ビットからなる4ビットベクタを非均一16QAMコンスタレーションにマッピングする様子を示す図 2つの高優先度ビット及び4つの低優先度ビットからなる6ビットベクタを非均一64QAMコンスタレーションにマッピングする様子を示す図 2つの高優先度ビット及び1つの低優先度ビットからなる3ビットベクタを非均一8PSKコンスタレーションにマッピングする様子を示す図 直交性を有する空間時間符号を形成する空間時間符号化器の構成例を示すブロック図 トレリス線図による空間時間符号を形成する空間時間符号化器の構成例を示すブロック図 垂直的な空間多重による空間時間符号を形成する封緘時間符号化器の構成例を示すブロック図 シンボルマッピング器の構成を示すブロック図 バイナリフィールドにおいて、図2の処理に従って、1+1=0,0+1=1+0=1,及び0+0=0の加算処理を行うラベルトランスフォーマの構成を示す図 バイナリフィールドにおいて、図3の処理に従って、1+1=0,0+1=1+0=1,及び0+0=0の加算処理を行うラベルトランスフォーマの構成を示す図 図4の階層コンスタレーションに従ったラベルトランスフォーマの構成を示すブロック図 階層変調信号を検出するためのMIMO最尤検出器の構成を示すブロック図 階層変調信号を検出するためのMIMO繰返検出器の構成を示すブロック図 (a)は実施の形態2の非均一保護機能を有するMIMOシステムの構成を示すブロック図であり、(b)はその動作の説明に供する図 (a)は実施の形態3の非均一保護機能を有するMIMOシステムの構成を示すブロック図であり、(b)はその動作の説明に供する図 実施の形態4の非均一保護機能を有するMIMOシステムの構成を示すブロック図 実施の形態5の非均一保護機能を有するMIMOシステムの構成を示すブロック図 従来のMIMOシステムにおける非均一保護を実現することのできるシステムを示すブロック図 従来のMIMOシステムにおける非均一保護を実現することのできる他のシステム例を示すブロック図
符号の説明
100 シンボルマッピング器
106、106−A、106−B、106−C、106−D ラベルトランスフォーマ
111 コンスタレーションマッピング器
111−A、111−B、111−C、111−D シンボルテーブル
200、200−a、200−b MIMO検出器
230、240 空間・時間(ST)復号化器
250、260、500、500−A、500−B、500−C、510、510−A、510−B 空間・時間符号化器(STC#1、STC#2)
300〜303 送信アンテナ
400〜403 受信アンテナ
600、610 復号化器
700、710 インターリーバ
800、810 デインターリーバ
900、910 ソース符号化器
S500、S500−A、S500−B、S510、S510−A、S510−B 空間・時間符号

Claims (13)

  1. 入力された高優先度データを空間・時間符号化して複数のビットストリームを得る第1の空間・時間符号化器と、
    入力された低優先度データを空間・時間符号化して複数のビットストリームを得る第2の空間・時間符号化器と、
    前記第1の空間・時間符号化器からの前記ビットストリームと前記第2の空間・時間符号化器からの前記ビットストリームとに基づいて、複数の複素シンボルストリームを得るシンボルマッピング器と、
    前記複数の複素シンボルストリームを送信する複数の送信アンテナと
    を具備し、
    前記シンボルマッピング器は、
    前記第1の空間・時間符号化器により得られたビットストリームを用いて、前記第2の空間・時間符号化器により得られたビットストリームをグレイ符号化するラベルトランスフォーマと、
    階層コンスタレーションを用い、前記第1の空間・時間符号化器により得られたビットストリームに基づいて前記階層コンスタレーションのクラスタのいずれかを選択すると共に前記ラベルトランスフォーマにより得られたグレイ符号化されたビットストリームに基づいてクラスタ内の信号点を選択することで、前記複素シンボルストリームを得るコンスタレーションマッピング器と
    を具備する無線送信装置。
  2. 前記ラベルトランスフォーマは、複数のモジュロ2加算処理器を具備する
    請求項に記載の無線送信装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の無線送信装置と、
    複数の受信アンテナと、前記受信アンテナにより得られた受信信号から、前記高優先度データを推定及び抽出すると共に前記低優先度データを推定及び抽出する最尤検出器と、を有する無線受信装置と
    を具備する無線通信システム。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の無線送信装置と、
    複数の受信アンテナと、前記受信アンテナにより得られた受信信号から、前記高優先度データを推定及び抽出すると共に前記低優先度データを推定及び抽出する繰返検出器と、を有する無線受信装置と
    を具備する無線通信システム。
  5. 前記最尤検出器は、前記受信信号ベクタと推定符号語との間のユークリッド距離を計算し、ユークリッド距離が最小となる符号語を、前記高優先度データ及び前記低優先度データとして出力する
    請求項に記載の無線通信システム。
  6. 前記繰返検出器は、
    前記高優先度データを復号化する第1の空間・時間復号化器と、
    前記復号化された高優先度データを空間・時間符号化する第1の空間・時間ローカル符号化器と、
    前記低優先度データを復号化する第2の空間・時間復号化器と、
    前記復号化された低優先度データを空間・時間符号化する第2の空間・時間ローカル符号化器と
    を具備する請求項に記載の無線通信システム。
  7. 前記第1の空間・時間復号化器は、受信信号から前記第2の空間・時間ローカル符号化器により得られた信号を除去した信号に基づいて前記高優先度データを復号化し、
    前記第2の空間・時間復号化器は、受信信号から前記第1の空間・時間ローカル符号化器により得られた信号を除去した信号に基づいて前記低優先度データを復号化する
    請求項に記載の無線通信システム。
  8. 高優先度データを空間・時間符号化する第1の空間・時間符号化ステップと、
    低優先度データを空間・時間符号化する第2の空間・時間符号化ステップと、
    前記第1の空間・時間符号化ステップで得た符号化データに基づいて階層コンスタレーションのクラスタを選択すると共に、前記第2の空間・時間符号化ステップで得た符号化データに基づいて階層コンスタレーションのクラスタ内の信号点を選択することにより、送信シンボルを得るマッピングステップと、
    前記送信シンボルを複数のアンテナから送信するステップと
    を含み、
    前記マッピングステップでは、前記第1の空間・時間符号化ステップで得た符号化データを用いて、前記第2の空間・時間符号化ステップで得た符号化データをグレイ符号化し、グレイ符号化した符号化データに基づいてクラスタ内の信号点を選択する
    無線送信方法。
  9. 高優先度データを空間・時間符号化する第1の空間・時間符号化ステップと、低優先度データを空間・時間符号化する第2の空間・時間符号化ステップと、前記第1の空間・時間符号化ステップで得た符号化データに基づいて階層コンスタレーションのクラスタを選択すると共に、前記第2の空間・時間符号化ステップで得た符号化データに基づいて階層コンスタレーションのクラスタ内の信号点を選択することにより、送信シンボルを得るマッピングステップと、前記送信シンボルを複数のアンテナから送信するステップと、を含む送信処理ステップと、
    前記送信ステップで送信された信号を複数のアンテナで受信するステップと、前記受信ステップで得た受信信号から、最尤検出により、前記高優先度データを推定及び抽出すると共に前記低優先度データを推定及び抽出する最尤検出ステップと、を含む受信処理ステップと、
    含み、
    前記マッピングステップでは、前記第1の空間・時間符号化ステップで得た符号化データを用いて、前記第2の空間・時間符号化ステップで得た符号化データをグレイ符号化し、グレイ符号化した符号化データに基づいてクラスタ内の信号点を選択する
    送受信方法。
  10. 高優先度データを空間・時間符号化する第1の空間・時間符号化ステップと、低優先度データを空間・時間符号化する第2の空間・時間符号化ステップと、前記第1の空間・時間符号化ステップで得た符号化データに基づいて階層コンスタレーションのクラスタを選択すると共に、前記第2の空間・時間符号化ステップで得た符号化データに基づいて階層コンスタレーションのクラスタ内の信号点を選択することにより、送信シンボルを得るマッピングステップと、前記送信シンボルを複数のアンテナから送信するステップと、を含む送信処理ステップと、
    前記送信ステップで送信された信号を複数のアンテナで受信するステップと、前記受信ステップで得た受信信号から、繰返検出により、前記高優先度データを推定及び抽出すると共に前記低優先度データを推定及び抽出する繰返検出ステップと、を含む受信処理ステップと、
    含み、
    前記マッピングステップでは、前記第1の空間・時間符号化ステップで得た符号化データを用いて、前記第2の空間・時間符号化ステップで得た符号化データをグレイ符号化し、グレイ符号化した符号化データに基づいてクラスタ内の信号点を選択する
    送受信方法。
  11. 前記最尤検出ステップでは、前記受信信号ベクタと推定符号語との間のユークリッド距離を計算し、ユークリッド距離が最小となる符号語を、前記高優先度データ及び前記低優先度データとして検出する
    請求項に記載の送受信方法。
  12. 前記繰返検出ステップは、
    前記高優先度データを復号化する第1の空間・時間復号化ステップと、
    復号化した高優先度データを空間・時間符号化する第1の空間・時間ローカル符号化ステップと、
    前記低優先度データを復号化する第2の空間・時間復号化ステップと、
    復号化した低優先度データを空間・時間符号化する第2の空間・時間ローカル符号化ステップと
    を含み、
    前記第1の空間・時間復号化ステップでは、受信信号から前記第2の空間・時間ローカル符号化ステップで得た信号を除去した信号に基づいて前記高優先度データを復号化し、
    前記第2の空間・時間復号化ステップでは、受信信号から前記第1の空間・時間ローカル符号化ステップで得た信号を除去した信号に基づいて前記低優先度データを復号化する
    請求項10に記載の送受信方法。
  13. 前記繰返検出ステップを、所定の繰返回数に到達したか又は2つの連続した繰返検出結果の差が所定の閾値以下となった場合に終了する
    請求項10又は請求項12に記載の送受信方法。
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