JP4637680B2 - 計器 - Google Patents

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Description

本発明は、車両等に搭載される計器に関し、特に、車両等の運転手に認識させるべき重要且つ基本的な表示情報である基本表示情報、及び、装飾を目的とする表示情報である装飾表示情報を表示出力する計器に関する。
車両等に搭載される計器においては、基本的に、図6(A)及び図6(B)に示されるようなタイプがある。図6(A)及び図6(B)はそれぞれ、ディジタル式及びアナログ式の車両用計器の表示部を示す正面図である。
図6(A)に示すように、ディジタル式の計器9の表示部91は、例えば、速度を示すセグメント素子92及びエンジン回転数を示すバー表示素子93等を含む液晶表示装置にて構成される。また、図6(B)に示すように、アナログ式の計器9′の表示部91′は、例えば速度計の場合、文字板92′に形成された速度を示す数字意匠や目盛り意匠を、計測値に応じて駆動するムーブメントに回転される指針93′にて指示するようになっている。なお、図示しないが、エンジン回転計も同様の構成となる。
上述したアナログ式及びディジタル式の計器は、車両の運転手に対して必要最低限認識させるべき、速度、エンジン回転数等の基本表示情報を表示する。しかしながら、近年、ユーザの多様化や商品差別化等の観点から、車両用の計器にも高品位性や見栄えの良さ等が求められるようになっている。例えば、図6(B)に示すような、平面的に見える表示部91に立体感を出すために、図7に示すような計器が提案されている。
図7は、リング部材を有するアナログ式の車両用計器の表示部を示す正面図である。図7において、計器9″のリング部材94′は、文字板92′の背面に配置された光源により照明されて緑色や赤色等に光輝する透光性を有する樹脂製の枠体である。このリング部材94′によって、図6(B)に示したように、平面的に見えていた表示部91′に立体感が加わる。また、表示部91′に装飾性も付加される。図示しないが、図6(A)のディジタル式の計器に対しても、同様にして立体感及び装飾性を高めることができる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2000−148029号公報 特開2003−315111号公報
図7に示したようなリング部材94′を用いた従来の計器によると、実際に立体構造であるリング部材94′は確かに立体的に視認可能になる。しかしながら、これ以外の部分は相変わらず平面的である。すなわち、従来の計器では奥行きのある立体感及び装飾性に乏しく、より一層、立体感及び装飾性を高めた計器が求められている。
よって本発明は、上述した現状に鑑み、より一層、立体感及び装飾性に富んだ表示部を有する計器を提供することを課題としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の計器は、車両等の運転手に認識させるべき重要且つ基本的な表示情報である基本表示情報、及び、装飾を目的とする表示情報である装飾表示情報を、前記運転手から視認可能に表示する計器において、当該計器に設置され、前記装飾表示情報をカバーするような楕円状又はリング状の第1ミラーと、前記第1ミラーよりも視点に近接して当該計器に設置され、前記装飾表示情報をカバーするような楕円状又はリング状のハーフミラーと、前記装飾表示情報に対応するように配列され、前記装飾表示情報を生成させるための原光を出射する複数の光源素子を有する光源部と、を有し、前記原光が前記第1ミラー及び前記ハーフミラーの間で交互に繰り返し反射されて、両ミラー間での反射回数に応じた複数種の反射光が前記ハーフミラーを介して出射され、これら複数種の反射光が連なって前記装飾表示情報が前記基本表示情報を周回しつつ生成されるように、前記第1ミラー、前記ハーフミラー及び前記光源部が配置されている、ことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、装飾表示情報に対応するように配列された複数の光源素子から出射され装飾表示情報を生成させるための原光が、装飾表示情報をカバーするような楕円状又はリング状の第1ミラー及びハーフミラーの間で交互に繰り返し反射されて、両ミラー間での反射回数に応じた複数種の反射光が生成され、これら複数種の反射光が連なって装飾表示情報が基本表示情報を周回しつつ生成される。複数種の反射光は反射回数に応じた遠近感を運転手の視点に与えることになる。そして、このような装飾表示情報が基本表示情報と共に運転手の視点に与えられる。このように、反射回数に応じた遠近感の反射光が連なって生成され、基本表示情報を周回する装飾表示情報によって、十分な奥行きが表現できる。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の計器は、請求項1記載の計器において、前記光源部は、前記複数の光源素子と、記複数の光源素子からの光を受けて前記原光を出射する光学部材と、から構成される、ことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、装飾表示情報に対応するように配列された複数の光源素子からの光を受けて光学部材から装飾表示情報の原光が出射される。よって、光源素子からの光を効率的に利用できる。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の計器は、請求項1又は請求項2記載の計器において、前記基本表示情報は、表示器からの出射光が当該計器内部において反射されて生成された虚像として、前記視点に与えられる、ことを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、基本表示情報は虚像であるので、基本表示情報と装飾表示情報とを合成したときに違和感がない。すなわち、装飾表示情報もまた、反射光から生成されているため虚像であり、虚像と虚像とが合成されることになる。
請求項1記載の発明によれば、装飾表示情報に対応するように配列された複数の光源素子から出射され装飾表示情報を生成させるための原光が、装飾表示情報をカバーするような楕円状又はリング状の第1ミラー及びハーフミラーの間で交互に繰り返し反射されて、両ミラー間での反射回数に応じた複数種の反射光が生成され、これら複数種の反射光が連なって装飾表示情報が基本表示情報を周回しつつ生成される。複数種の反射光は反射回数に応じた遠近感を運転手の視点に与えることになる。そして、このような装飾表示情報が基本表示情報と共に運転手の視点に与えられる。このように、反射回数に応じた遠近感の反射光が連なって生成され、基本表示情報を周回する装飾表示情報によって、十分な奥行きが表現できる。したがって、立体感及び装飾性に富んだ表示部を有する計器を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、装飾表示情報に対応するように配列された複数の光源素子からの光を受けて光学部材から装飾表示情報の原光が出射される。よって、光源素子からの光を効率的に利用できる。したがって、照明効率がよく、且つ、立体感及び装飾性に富んだ表示部を有する計器を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、基本表示情報は虚像であるので、基本表示情報と装飾表示情報とを合成したときに違和感がない。すなわち、装飾表示情報もまた、反射光から生成されているため虚像であり、虚像と虚像とが合成されることになる。したがって、より装飾性に富んだ表示部を有する計器を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る計器の表示部を示す正面図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る計器を示す断面図である。図3は、本発明の第1実施形態に係る計器の原理及び光源部を示す斜視図である。
図1に示すように、実施形態に係る計器1(1′)は、車両等の運転手に認識させるべき重要且つ基本的な表示情報である基本表示情報11、及び、装飾を目的とする表示情報である装飾表示情報12を、前記運転手の視点に与える表示部を有する。
基本表示情報11は、速度をディジタル表示する数字セグメント11a、累積走行距離をディジタル表示する数字セグメント11b、ギアポジションをディジタル表示する英数字セグメント11c、方向指示意匠11d、エンジン回転数をバー表示するバーセグメント11e、燃料残量をバー表示するバーセグメント11f、水温をバー表示するバーセグメント11g、ロー/ハイビーム意匠11h等で構成される。基本表示情報11は、反射光を利用した虚像であってもよいし、反射光を利用しない実像であってもよい。また、基本表示情報11は、図1に示すようなディジタル表示のみならず、アナログ表示であってもよい。
一方、装飾表示情報12は、異なる大きさ且つ異なる遠近感を有する複数種のリング状の光又は像が同心円状に連なって構成されている。装飾表示情報12は、基本表示情報11を周回しつつ、基本表示情報11に徐々に近づくように運転席に着座した運転手から視認される。複数種のリング状の光は、周縁部が最も運転手側に近接し、基本表示情報11に近づくにつれて段階的に遠ざかっていく虚像として運転手の視点に与えられる。このような装飾表示情報によって、奥行きが明確に表現できる。この原理については、図2及び図3を用いた説明で明らかになる。
図2に示すように、第1実施形態の計器1は、ケース2、基板3、表示器4、光源素子5、見返し6、表ガラス7、内ガラス8、全反射ミラー9(請求項の第1ミラーに相当)及びハーフミラー81を含んで構成される。樹脂製のケース2には基板3が装着されている。基板3には、この計器1の制御を司るマイクロコンピュータ、ICチップ、各種電気回路、外部接続コネクタ31及び表示器4等が搭載されている。
表示器4は、図1で示したような基本表示情報11を表示出力する。表示器4は、例えば、バックライト付の液晶表示器又は蛍光表示管で構成される。この表示器4の斜め後方(視点EPと反対方向)には、全反射ミラー9が配置されている。全反射ミラー9は、図1に示した装飾表示情報12をカバーするような楕円状又はリング状をしている。なお、全反射ミラー9は、場合によってはハーフミラーであってもよい。
全反射ミラー9に前方(視点EP方向)に対向するように、ハーフミラー81が配置されている。ハーフミラー81もまた、図1に示した装飾表示情報12をカバーするような楕円状又はリング状をしている。ハーフミラー81は、透明板部材である内ガラス8にハーフミラー処理を施したものであってもよい。
全反射ミラー9とハーフミラー81の中間部には、小基板51に搭載された光源素子5が配置されている。光源素子5は、例えば、発光ダイオードで構成される。この部位は、装飾表示情報12を生成させるための原光を出射する光源部に相当する。光源部は、詳しくは、図3に示すように、装飾表示情報12に対応するように配列された複数の光源素子5及びこれらの前方にそれぞれ穿設された円形状の穴61を含んで構成される。なお、穴61は、ケース2の一部に穿設されたものであるが、この部分を図1では省略している。複数の光源素子5からの光はそれぞれ、各穴61を介して、全反射ミラー9にスポット状に出射される。各スポット状の光は円周状に連なるように出射されるため、原光は装飾表示情報12に対応するようなリング状になって出射されることになる。
図2に戻って、ハーフミラー81を含む内ガラス8は、黒色の樹脂製の見返し6にミラー押さえ82によって固定されている。ミラー押さえ82に替えて、溶着等を利用して、ハーフミラー81を固定してもよい。そして、見返し6には、例えば、スモーク系の樹脂製の表ガラス7が固定されている。表ガラス7は、計器1の前面を覆って、消灯時には計器前面をブラックフェース化する。
このような構成において、第1実施形態による図1に示したような装飾表示情報12の発生原理について、図2及び図3を用いて説明する。図2及び図3に示すように、光源素子5からの出射光は、まず、全反射ミラー9に入射してハーフミラー81側に反射される。ハーフミラー81に到達した光の一部R1は視点EP側に抜け、他は全反射ミラー9に反射される。抜けた光R1は、全反射ミラー9から距離G1だけ、視点EPと反対方向に後退した位置に存在する1次虚像G1′として、視点EPに与えられる。
次に、ハーフミラー81での1回反射光は、全反射ミラー9に入射してハーフミラー81側に反射される。ハーフミラー81に到達した光の一部R2は視点EP側に抜け、他は全反射ミラー9に反射される。抜けた光R2は、全反射ミラー9から距離G2だけ、視点EPと反対方向に後退した位置に存在する2次虚像G2′として、視点EPに与えられる。
次に、ハーフミラー81での2回反射光は、全反射ミラー9に入射してハーフミラー81側に反射される。ハーフミラー81に到達した光の一部R3は視点EP側に抜け、他は全反射ミラー9に反射される。抜けた光R3は、全反射ミラー9から距離G3だけ、視点EPと反対方向に後退した位置に存在する3次虚像G3′として、視点EPに与えられる。なお、いうまでもなく、距離G1<距離G2<距離G3である。したがって、1次虚像G′の大きさ>2次虚像G′の大きさ>3次虚像G′の大きさとなる。また、距離に応じて視点EPに与えられる輝度も減少するので、1次虚像G′の輝度>2次虚像G′の輝度>3次虚像G′の輝度となる。
同様に、4次虚像、5次虚像、...、が順次生成されていき、この結果、異なる遠近感、大きさ、輝度の複数種のリング状の光が同心円状に連なって基本表示情報11に近づいていくような光が、装飾表示情報12として運転手の視点EPに与えられる。なお、装飾表示情報12は、例えば、ハーフミラー81を着色して、青色系統の光になるようにしてもよい。一方、表示器4からの出射光は、内ガラス8の透明部分及び表ガラス7を反射することなく透過して、基本表示情報11として、視点EPに与えられる。基本表示情報11は、例えば、赤色や白色系統の光となるようにしてもよい。このような色分けにすることにより、基本表示情報11と装飾表示情報12との間の遠近感も表現することができる。
このように第1実施形態によれば、反射回数に応じた、異なる遠近感、大きさ、輝度の複数種のリング状の光が同心円状に連なって基本表示情報11に近づいていくような光が、装飾表示情報12として運転手の視点EPに与えられる。したがって、明確且つ十分な奥行きが表現できる。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係る計器を示す断面図である。図5(A)及び図5(B)は、本発明の第2実施形態に係る計器の光源部を示す斜視図である。なお、第2実施形態の計器の表示部の正面図は、図1で示した正面図と同様になるので、ここでは省略している。
図4に示すように、第2実施形態の計器1′は、導光拡散部材20(請求項の光学部材に相当)、裏カバー22a、表示器ケース22b、表示器用のハーフミラー23、表示器24、光源素子25、見返し26、表ガラス27、及び装飾表示用のハーフミラー28、ハーフミラー29(請求項の第1ミラーに相当)を含んで構成される。樹脂製の表示器ケース22bには基板241が装着されている。基板241には、この計器1′の制御を司るマイクロコンピュータ、ICチップ、各種電気回路、外部接続コネクタ及び表示器24等が搭載されている。表示器24は、図1で示したような基本表示情報11の反転像を表示出力する。表示器24は、例えば、バックライト付の液晶表示器又は蛍光表示管で構成される。
裏カバー22aには、ハーフミラー29が配置されている。ハーフミラー29は、図1に示した装飾表示情報12をカバーするような楕円状をしている。なお、ハーフミラー29は、場合によっては全反射ミラーであってもよい。ハーフミラー29の中央部の視点EP側は、ゴースト防止のための無反射処理を施すことが好ましい。また、装飾表示情報12の立体感をより強調するために、ハーフミラー29の反射率は中央部に近づくにしたがって徐々に小さくなるようにしてもよい。
ハーフミラー29の前方(視点EP方向)に対向するように、他のハーフミラー28が配置されている。ハーフミラー28もまた、図1に示した装飾表示情報12をカバーするように楕円状をしている。ハーフミラー28の中央部の視点EP側は、ゴースト防止のための無反射処理が施されている。
ハーフミラー28、29の中間部には、小基板251に搭載された光源素子25が配置されている。光源素子25は、例えば、発光ダイオードで構成される。この部位は、装飾表示情報12を生成させるための原光を出射する光源部に相当する。
光源部は、詳しくは、図5(A)に示すように、装飾表示情報12に対応するように小基板251に配列された複数の光源素子25及びこれらの前方に配置されたリング状の導光拡散部材20から構成されている。導光拡散部材20は、複数の光源素子25からの光を受けて、装飾表示情報12を生成させるための原光を出射する。導光拡散部材20は、見返し26から突設された爪251aによって小基板251の前方に固定される。また、光源部は、図5(B)に示すような構成であってもよい。すなわち、図5(B)に示す光源部は、装飾表示情報12に対応するように小基板251に配列された複数の光源素子25の前方に配置されるリング状の導光拡散部材20′に固定用の爪20aが設けられている。なお、ここに示す光源部の詳細構成は、図4では省略している。
図4に戻って、上記光源部、ハーフミラー23、28は、黒色の樹脂製の見返し26に固定されている。表示器用のハーフミラー23は、反射率が比較的大きなものが好ましい。そして、この見返し26と表示器ケース22bによって、例えば、スモーク系の樹脂製の表ガラス27が固定されている。表ガラス27は、計器1′の前面を覆って、消灯時には計器前面をブラックフェース化する。
このような構成において、第2実施形態による図1に示したような装飾表示情報12の発生原理について、図4を用いて説明する。図4に示すように、光源素子25からの出射光は、まず、ハーフミラー29に入射してこれに対向するハーフミラー28側に反射される。ハーフミラー28に到達した光の一部R1は視点EP側に抜け、他はハーフミラー29に反射される。抜けた光R1は、ハーフミラー29から距離G1だけ、視点EPと反対方向に後退した位置に存在する1次虚像として、視点EPに与えられる。
次に、ハーフミラー28での1回反射光は、ハーフミラー29に入射してハーフミラー28側に反射される。ハーフミラー28に到達した光の一部R2は視点EP側に抜け、他はハーフミラー29に反射される。抜けた光R2は、ハーフミラー29から距離G2だけ、視点EPと反対方向に後退した位置に存在する2次虚像として、視点EPに与えられる。
次に、ハーフミラー28での2回反射光は、ハーフミラー29に入射してハーフミラー28側に反射される。ハーフミラー28に到達した光の一部R3は視点EP側に抜け、他はハーフミラー29に反射される。抜けた光R3は、ハーフミラー29から距離G3だけ、視点EPと反対方向に後退した位置に存在する3次虚像として、視点EPに与えられる。なお、いうまでもなく、距離G1<距離G2<距離G3である。したがって、1次虚像の大きさ>2次虚像の大きさ>3次虚像の大きさとなる。また、距離に応じて視点EPに与えられる輝度も減少するので、1次虚像の輝度>2次虚像の輝度>3次虚像の輝度となる。
同様に、4次虚像、5次虚像、...、が順次生成されていき、この結果、異なる遠近感、大きさ、輝度の複数種のリング状の光が同心円状に連なって基本表示情報11に近づいていくような光が、装飾表示情報12として運転手の視点EPに与えられる。なお、装飾表示情報12は、例えば、青色系統の光になるようにしてもよい。一方、表示器24からの出射光は、ハーフミラー23で反射し、基本表示情報11として、視点EPに与えられる。基本表示情報11は、例えば、赤色系統の光となるようにしてもよい。
このように第2実施形態によれば、反射回数に応じた、異なる遠近感、大きさ、輝度の複数種のリング状の光が同心円状に連なって基本表示情報11に近づいていくような光が、装飾表示情報12として運転手の視点EPに与えられる。したがって、明確且つ十分な奥行きが表現できる。
また、第2実施形態によれば、リング状の導光拡散部材20を用いて、装飾表示情報12の原光が生成される。したがって、光源素子25からの光を効率的に利用できる。更に、第2実施形態によれば、基本表示情報11が虚像であるので、虚像である基本表示情報11と合成したときに違和感がない。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、立体感及び装飾性に富んだ表示部を有する計器を提供することができる。
なお、上記実施形態では、基本表示情報11がディジタル表示されるディジタル式計器を例示したが、本発明は、基本表示情報11が指針によって目盛りや英数字を指示されるアナログ式計器にも同様に適用可能である。また、装飾表示情報12を構成する複数種のリング状の光の遠近感や輝度は、上記実施形態とは逆の関係で基本表示情報11に近づいていくようにしてもよい。更に、装飾表示情報12は、実施形態で示したように周縁部からリング状に内側の基本表示情報11に近づいていくように表現してもよいし、例えば、複数種の円弧状の光が、基本表示情報11と重なるように表現してもよい。本発明は、その主旨の範囲で小変更されたものも含む。
本発明の実施形態に係る計器の表示部を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る計器を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る計器の原理及び光源部を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る計器を示す断面図である。 図5(A)及び図5(B)は、本発明の第2実施形態に係る計器の光源部を示す斜視図である。 図6(A)及び図6(B)はそれぞれ、ディジタル式及びアナログ式の車両用計器の表示部を示す正面図である。 リング部材を有するアナログ式の車両用計器の表示部を示す正面図である。
符号の説明
1、1′ 計器
2 ケース
3 基板
4、24 表示器
5、25 光源素子
6、26 見返し
7、27 表ガラス
9 全反射ミラー(第1ミラー)
11 基本表示情報
12 装飾表示情報
29 ハーフミラー(第1ミラー)
20 導光拡散部材(光学部材)

Claims (3)

  1. 車両等の運転手に認識させるべき重要且つ基本的な表示情報である基本表示情報、及び、装飾を目的とする表示情報である装飾表示情報を、前記運転手から視認可能に表示する計器において、
    当該計器に設置され、前記装飾表示情報をカバーするような楕円状又はリング状の第1ミラーと、
    前記第1ミラーよりも視点に近接して当該計器に設置され、前記装飾表示情報をカバーするような楕円状又はリング状のハーフミラーと、
    前記装飾表示情報に対応するように配列され、前記装飾表示情報を生成させるための原光を出射する複数の光源素子を有する光源部と、を有し、
    前記原光が前記第1ミラー及び前記ハーフミラーの間で交互に繰り返し反射されて、両ミラー間での反射回数に応じた複数種の反射光が前記ハーフミラーを介して出射され、これら複数種の反射光が連なって前記装飾表示情報が前記基本表示情報を周回しつつ生成されるように、
    前記第1ミラー、前記ハーフミラー及び前記光源部が配置されている、
    ことを特徴とする計器。
  2. 請求項1記載の計器において、
    前記光源部は、
    前記複数の光源素子と、前記複数の光源素子からの光を受けて前記原光を出射する光学部材と、から構成される、
    ことを特徴とする計器。
  3. 請求項1又は請求項2記載の計器において、
    前記基本表示情報は、
    表示器からの出射光が当該計器内部において反射されて生成された虚像として、前記視点に与えられる、
    ことを特徴とする計器。
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