JP4611566B2 - ヘッドアップディスプレイ用コンバイナの収納方法及びヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ用コンバイナの収納方法及びヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4611566B2
JP4611566B2 JP2001142129A JP2001142129A JP4611566B2 JP 4611566 B2 JP4611566 B2 JP 4611566B2 JP 2001142129 A JP2001142129 A JP 2001142129A JP 2001142129 A JP2001142129 A JP 2001142129A JP 4611566 B2 JP4611566 B2 JP 4611566B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combiner
dashboard
location
display
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001142129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002331854A (ja
Inventor
中村  剛
邦光 青木
良秀 ▲高▼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2001142129A priority Critical patent/JP4611566B2/ja
Priority to US10/132,327 priority patent/US6657789B2/en
Priority to DE10220181A priority patent/DE10220181B4/de
Publication of JP2002331854A publication Critical patent/JP2002331854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4611566B2 publication Critical patent/JP4611566B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0149Head-up displays characterised by mechanical features
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K35/00Instruments specially adapted for vehicles; Arrangement of instruments in or on vehicles
    • B60K35/20Output arrangements, i.e. from vehicle to user, associated with vehicle functions or specially adapted therefor
    • B60K35/21Output arrangements, i.e. from vehicle to user, associated with vehicle functions or specially adapted therefor using visual output, e.g. blinking lights or matrix displays
    • B60K35/22Display screens
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K35/00Instruments specially adapted for vehicles; Arrangement of instruments in or on vehicles
    • B60K35/20Output arrangements, i.e. from vehicle to user, associated with vehicle functions or specially adapted therefor
    • B60K35/21Output arrangements, i.e. from vehicle to user, associated with vehicle functions or specially adapted therefor using visual output, e.g. blinking lights or matrix displays
    • B60K35/22Display screens
    • B60K35/223Flexible displays
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K35/00Instruments specially adapted for vehicles; Arrangement of instruments in or on vehicles
    • B60K35/50Instruments characterised by their means of attachment to or integration in the vehicle
    • B60K35/53Movable instruments, e.g. slidable

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のダッシュボード内の表示源に表示された重畳用画像の虚像をフロントガラスを透して視認される車両の前景と重畳視認させるために、ダッシュボードの上方に配置される、ヘッドアップディスプレイのコンバイナの収納方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両で用いられるヘッドアップディスプレイは、運転に必要な補助情報等を車両の前景と重畳視認させるもので、運転中に大きな視線移動を行うことなく補助情報等を認識できるという特徴を有している。
【0003】
このようなヘッドアップディスプレイのうち、補助情報等の画像をフロントガラスよりも若干アイポイント寄りに配置されるコンバイナに投影させるものについては、コンバイナがなるべく目障りにならないようにすることが寛容となる。
【0004】
しかしその一方で、夜間の視界の悪さを補うために、赤外線カメラ等で撮影した車両の前景の画像をヘッドアップ表示する商品が出される等、表示の大型化が要望されている。
【0005】
そのような大型の表示をコンバイナで行う場合、手元が暗い夜間は元々コンバイナの存在が見えづらいので問題ないが、逆にコンバイナによる運転支援の必要がない昼間においては、大型のコンバイナが目の前にあるというのは非常に圧迫感を生み、好ましい状況とは言い難いので、使用しない昼間については、たとえ大型であっても何とかダッシュボード内にコンバイナを収納したいという要求が当然発生するし、大型表示でない従来のヘッドアップ表示においても、ヘッドアップ表示を行わない状態ではコンバイナをダッシュボード内に収納したいという要求があるのは当然である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、既にヘッドアップディスプレイの表示部等が収納されているダッシュボードの内部にさらに大型のコンバイナを収容するとなると、表示源とその上方に位置するフロントガラスとの間にコンバイナが配置されることを考慮すると、どうしてもダッシュボードの内部の表示源よりも上方の部分にコンバイナ収納用の大きなスペースを確保しなければならなくなってしまう。
【0007】
しかも、コンバイナがフロントガラスに合わせて傾斜していることを考慮すると、単にコンバイナの厚さ分だけ収納用のスペースをダッシュボードの内部の表示源よりも上方の領域に確保すれば済むわけには行かないので、その点からも、コンバイナを不使用時にダッシュボードの内部に収納することは、容易に実現できるものではない。
【0008】
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、車両のダッシュボード内の表示源に表示された重畳用画像の虚像をフロントガラスを透して視認される車両の前景と重畳視認させるために、ダッシュボードの上方に配置される、ヘッドアップディスプレイのコンバイナを、限られたスペースしかなくても効率よくダッシュボードの内部に収納することができるヘッドアップディスプレイ用コンバイナの収納方法と、この方法を実施する際に用いて好適なヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する請求項1に記載した本発明は、ヘッドアップディスプレイ用コンバイナの収納方法に関するものであり、請求項2乃至請求項7に記載した本発明は、ヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置に関するものである。
【0010】
そして、請求項1に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナの収納方法は、車両のダッシュボード内の表示源に表示された重畳用画像の虚像を、車両の前景と重畳して車内のアイポイントから視認させる際に、前記車両の車高方向に対して所定角度傾斜させて前記ダッシュボードの上方に配置して用いられるコンバイナを、前記重畳用画像の虚像の視認を行わない際に、前記ダッシュボードの内部に収納するに当たり、前記アイポイントの前方であって前記ダッシュボード上方の使用箇所と、前記ダッシュボードの内部かつ前記表示源の上方の中間箇所との間においては、前記コンバイナを直線移動させ、前記ダッシュボードの内部においては前記コンバイナを、前記表示源の前方又は後方の格納箇所と前記中間箇所との間で曲線移動させるようにしたことを特徴とする。
【0011】
また、請求項2に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置は、車両のダッシュボード内の表示源に表示された重畳用画像の虚像を、車両の前景と重畳して車内のアイポイントから視認させる際に、前記ダッシュボードの上方に配置して用いられるコンバイナを、前記重畳用画像の虚像の視認を行わない際に、前記ダッシュボードの内部に収納するための装置であって、前記ダッシュボードの内部において、前記コンバイナを前記表示源の前方又は後方の格納箇所から該表示源の上方の中間箇所に移動させる内部移動手段と、前記内部移動手段が前記中間箇所に移動させた前記コンバイナを前記アイポイントの前方であって前記ダッシュボード上方の使用箇所に移動させる外部移動手段とを備え、前記内部移動手段は、前記コンバイナのピン部材をカムフォロワとして該コンバイナの移動経路を定めるカムと、前記ピン部材がカムフォロワとして前記カムに倣って移動するように前記コンバイナを移動させるカム式移動機構を有しており、前記外部移動手段は、前記ピン部材を保持しつつ自ら移動することで自らの移動方向に前記コンバイナを移動させるピン保持移動機構を有していることを特徴とする。
【0013】
また、請求項3に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置は、請求項2に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、前記外部移動手段のピン保持移動機構は、前記中間箇所における前記ピン部材の位置と前記使用箇所における前記ピン部材の位置との間で移動可能な、該ピン部材の保持用のロックレバーと、前記中間箇所における前記ピン部材の位置から前記使用箇所における前記ピン部材の位置に向かう前記ロックレバーの移動中に、該ロックレバーを強制的に前記ピン部材の保持状態とさせ、前記使用箇所における前記ピン部材の位置から前記中間箇所における前記ピン部材の位置に向かう前記ロックレバーの移動中に、該ロックレバーを強制的に前記ピン部材の保持解除状態とさせる保持強制機構と、前記使用箇所における前記ピン部材の位置から前記中間箇所における前記ピン部材の位置に向かう前記ロックレバーの移動において、前記中間箇所における前記ピン部材の位置に前記ロックレバーが達するまでの間、前記ピン部材の保持解除状態となるべき前記ロックレバーを前記ピン部材の保持状態となるように付勢する付勢手段とを備えているものとした。
【0015】
また、請求項4に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置は、請求項2又は3に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、前記内部移動手段が、前記格納箇所と前記中間箇所との間で前記コンバイナをその傾斜角を変化させつつ移動させるものとした。
【0016】
さらに、請求項5に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置は、請求項2、3又は4に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、前記中間箇所と前記使用箇所との間で前記コンバイナが移動する際に通過する前記ダッシュボードの開口部を開閉するカバーユニットと、前記格納箇所と前記使用箇所との間における前記コンバイナの移動に連動して前記カバーユニットを開閉させる連動機構とをさらに備えているものとした。
【0017】
また、請求項6に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置は、請求項5に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、前記連動機構が前記内部移動手段による前記コンバイナの前記格納箇所と前記中間箇所との間の移動に連動して前記カバーユニットを開閉させるものとした。
【0018】
さらに、請求項7に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置は、請求項6に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、前記カバーユニットが、前記開口部の開放時に該開口部を介して前記ダッシュボード内に向かう前記アイポイントからの視線上に介在して該視線を遮る遮蔽部材を有しているものとした。
【0019】
請求項1に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナの収納方法によれば、アイポイントの前方であってダッシュボード上方の使用箇所と、ダッシュボード内の表示源の上方の中間箇所との間におけるコンバイナの直線移動は、車両の前後方向成分を含まないため、コンバイナを通過させるためのダッシュボードの開口部は、コンバイナの平面視した外形に応じた寸法さえあれば済むことになる。
【0020】
一方、ダッシュボードの内部においては、表示源の前方又は後方の格納箇所と中間箇所との間で曲線移動が行われることから、最終的なコンバイナのダッシュボード内での収納箇所は、表示源の前方又は後方ということになり、ダッシュボードの内部の表示源の上方部分にコンバイナの収納用のスペースを確保する必要がないことになる。
【0021】
しかも、使用箇所においては少なくともフロントガラスに合わせて傾斜を有するコンバイナが、ダッシュボードの内部において格納箇所と中間箇所との間で曲線移動される際に傾斜角を変化させることから、使用箇所における傾斜角に拘わらず、格納箇所におけるコンバイナの周辺の表示源のレイアウト等に合わせた傾斜角度でコンバイナが収納されることになる。
【0022】
また、請求項2に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置によれば、ダッシュボードの内部と外部との間におけるコンバイナの外部移動手段による移動は、車両の前後方向成分を含まないため、コンバイナを通過させるためのダッシュボードの開口部は、コンバイナの平面視した外形に応じた寸法さえあれば済むことになる。
【0023】
一方、ダッシュボードの内部においては、コンバイナが表示源の前方又は後方の格納箇所と表示源の上方の中間箇所との間を内部移動手段により移動することから、最終的なコンバイナのダッシュボード内での収納箇所は、表示源の前方又は後方ということになり、ダッシュボードの内部の表示源の上方部分にコンバイナの収納用のスペースを確保する必要がないことになる。
【0024】
さらに、本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、互いに異なる区間で異なる方向にコンバイナを移動させる外部移動手段と内部移動手段とが、コンバイナの移動のために共通のピン部材を用いることになる。
【0025】
また、請求項3に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置によれば、請求項2に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、中間箇所において内部移動手段により移動させたコンバイナを外部移動手段に受け渡すと、ロックレバーがピン部材を保持してコンバイナを使用箇所に向けて移動させることになり、その逆の方向である使用箇所から中間箇所にコンバイナを移動させる際には、ロックレバーによるピンの保持解除が即座には起こらず、コンバイナが中間箇所に達するまでは、付勢手段による付勢力によってロックレバーによるピン部材の保持が維持されることになる。
【0027】
また、請求項4に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置によれば、請求項2又は3に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、使用箇所においては少なくともフロントガラスに合わせて傾斜を有するコンバイナが、内部移動手段により格納箇所と中間箇所との間で移動される際に傾斜角を変化させることから、使用箇所における傾斜角に拘わらず、格納箇所におけるコンバイナの周辺の表示源のレイアウト等に合わせた傾斜角度でコンバイナが収納されることになる。
【0028】
さらに、請求項5に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置によれば、請求項2、3又は4に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、カバーユニットによるダッシュボードの開口部の開閉が、特段の動力源を用いなくても、連動機構の存在により、コンバイナの格納箇所と使用箇所との間における移動に連動して行われることになる。
【0029】
また、請求項6に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置によれば、請求項5に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、ダッシュボードの内部の格納箇所と中間箇所との間で行われるコンバイナの移動に連動して、カバーユニットによるダッシュボードの開口部の開閉が行われることから、コンバイナが通過しダッシュボードの外部に進出する前の段階でカバーユニットによる開口部の開放が行われ、或は、コンバイナが通過してダッシュボードの内部に収納された後の段階でカバーユニットによる開口部の閉塞が行われることになる。
【0030】
さらに、請求項7に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置によれば、請求項6に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、内部移動手段がコンバイナを格納箇所から中間箇所に移動させると、それに連動したカバーユニットによる開口部の開放によって、カバーユニットの遮蔽部材によって、アイポイントから開口部を介してダッシュボードの内部に向かう視線が遮られて、アイポイントから開口部越しにダッシュボードの内部が覗けないことになる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置の実施形態を、図面を参照して説明する。
【0032】
図1は本発明の一実施形態に係るヘッドアップディスプレイの原理的な概略構成を示す断面図で、図1中引用符号100で示す本実施形態のヘッドアップディスプレイは、ダッシュボード1の上面1aの開口部1bの上方に位置し車両の前後又は上下方向に対して略均一な傾斜のフロントガラス3に沿って配置されるコンバイナ110上に、このコンバイナ110及びその前方のフロントガラス3を透して視認される前景と重畳視認させる重畳用画像を投影させるものである。
【0033】
そして、本実施形態のヘッドアップディスプレイ100は、上記したコンバイナ110の他、重畳用画像を表示する表示源130、拡大反射鏡150、コンバイナ110の昇降ユニット170、カバーユニット190等を有しており、前記表示源130、拡大反射鏡150、及び昇降ユニット170は、車両のダッシュボード1の内部に収容されている。
【0034】
このうち、前記表示源130及び拡大反射鏡150は、図2に拡大斜視図で示すように、上面に像光出射用の開口161が形成された箱状の筐体160に収容されてユニット化されており、前記昇降ユニット170は、筐体160を跨ぐように車両の車幅方向における左右両側に分散配置された左右対称の2つのリンクユニット171,171によって、コンバイナ110を昇降可能に支持するように構成されている。
【0035】
そこで、各リンクユニット171について詳説すると、まず、リンクユニット171は、コンバイナ110の左右両側に各々連結された支持アーム172を有しており、この支持アーム172の下端外側面には、図3の内側から見たリンクユニットの説明図中に想像線で示すように、2つのガイドピン172a,172aが突設されていると共に、支持アーム172の下端内側面には、図3中実線で示すリンクピン172bが突設されている。
【0036】
また、リンクユニット170は、固定ベースフレーム173b及び可動ベースフレーム173cを有しており、これら固定ベースフレーム173b及び可動ベースフレーム173cに跨って、2つのガイドピン172a,172aを案内する2本の円弧状のガイド溝173a,173aが形成されている。
【0037】
そして、ガイド溝173aの上端部分側が形成された可動ベースフレーム173cは、その可動ベースフレーム173cの内外両面を貫通してガイド溝173aが形成されており、他方の固定ベースフレーム173bは、内側面にのみガイド溝173aが形成されている。
【0038】
尚、可動ベースフレーム173cは、固定ベースフレーム173bに対して、図3中の双方向矢印Aで示す昇降方向に相対移動可能に構成されている。
【0039】
ちなみに、固定ベースフレーム173b及び可動ベースフレーム173cに跨ったガイド溝173a,173aの下端から上端にかけて、支持アーム172の2つのガイドピン172a,172aが移動すると、支持アーム172に連結されたコンバイナ110が、図2及び図3に示す筐体160よりも車両前方に位置する格納箇所から、図4の内側から見たリンクユニットの説明図に示すように、筐体160の上方に位置する中間箇所に、ダッシュボード1の内部で移動する。
【0040】
この、格納箇所と中間箇所との間における支持アーム172乃至コンバイナ110の移動は、図3及び図4に示す先端の長溝175aに支持アーム172のリンクピン172bを移動可能に挿入させた揺動アーム175を、不図示のモータによって、図3及び図4に示す範囲で揺動させることで行われ、コンバイナ110の中間箇所においては、図4に示すように、支持アーム172のリンクピン172bは揺動アーム175の長溝175aの略開口端に位置する。
【0041】
そして、ガイド溝173a,173aが円弧状であることから、このガイド溝173a,173a内をガイドピン172a,172aが移動することにより発生するコンバイナ110の格納箇所と中間箇所との間の移動においては、コンバイナ110の傾きが変化し、具体的には、格納箇所では相対的に車両の車高方向に近い傾斜となっていたコンバイナ110が、中間箇所ではフロントガラス3の傾斜に合わせた角度にやや傾斜した姿勢となる。
【0042】
続いて、図5の外側から見たリンクユニットの説明図に示すように、可動ベースフレーム173cの上端寄りと下端寄りには、可動ベースフレーム173cの昇降方向を長手方向とする長孔173d,173eが貫設されており、各ガイド溝173aの終端付近の外側面箇所には、ロックレバー173f,173fが設けられている。
【0043】
このロックレバー173f,173fは、可動ベースフレーム173cの上端側の長孔173d内を、この長孔173dに挿入された作動ピン174aが上下に移動することにより、支点173g,173gを介して揺動して、各ガイド溝173aの終端に位置する2つのガイドピン172a,172aを、図6の説明図に示すように保持し、或は、図5に示すように保持を開放する。
【0044】
さらに、可動ベースフレーム173cの外面側には、図7に側面図で示すように、これと平行に昇降フレーム174が配置されており、この昇降フレーム174の内面上端付近から前記作動ピン174aが突設されていて、ロックレバー173f,173fを挿通し前記可動ベースフレーム173cの上端側の長孔173dに挿入されている。
【0045】
また、昇降フレーム174の内面下端付近からは、ばね係止ピン174bが突設されていて、可動ベースフレーム173cの下端側の長孔173eを外面側から挿通されており、内面側に突出するばね係止ピン174bの先端と、可動ベースフレーム173cの下端側の長孔173eのやや上方の内面箇所から突設されたばね係止ピン173hとの間に、両ばね係止ピン173h,174bを接近させる方向に付勢する引っ張りばね174cが架設されている。
【0046】
そして、前記昇降フレーム174はこの昇降フレーム174の外面側に配置されたガイドフレーム176によって、可動ベースフレーム173cと同じく昇降方向に移動可能に支持されており、ガイドフレーム176上を昇降フレーム174が上昇移動すると、長孔173d内を作動ピン174aが下端から上端まで移動し、長孔173e内をばね係止ピン174bが下端から上端まで移動する間は、可動ベースフレーム173cに対して昇降フレーム174のみが上昇する。
【0047】
また、作動ピン174aが長孔173dの上端まで達し、ばね係止ピン174bが長孔173eの上端まで達すると、その後は、図8に側面図で示すように、作動ピン174a及びばね係止ピン174bにより引き上げられる可動ベースフレーム173cが昇降フレーム174と共に上昇する。
【0048】
尚、図7の状態から図8の状態に昇降フレーム174が上昇して、長孔173d内を作動ピン174aが下端から上端まで移動し、長孔173e内をばね係止ピン174bが下端から上端まで移動すると、図5の状態にあったロックレバー173f,173fが支点173g,173gを介して揺動して、各ガイド溝173aの終端に位置する2つのガイドピン172a,172aをロックレバー173f,173fが保持する図6の状態になる。
【0049】
このため、その後さらに昇降フレーム174が上昇すると、図9に側面図で示すように、作動ピン174aにより引き上げられる可動ベースフレーム173cと共に、ガイドピン172a,172aを有する支持アーム172と、これに連結されたコンバイナ110とが、一体となって上昇し、図10に拡大斜視図で示すように、ガイドフレーム176上で昇降フレーム174が上昇可能範囲の最上部に達する。
【0050】
これにより、コンバイナ110がダッシュボード1の外方に繰り出されて、アイポイントIとフロントガラス3との間の、図1に示す使用箇所に配置されることになる。
【0051】
以上の動作において、図4に示すコンバイナ110の中間箇所では、図5に示すように、ロックレバー173f,173fが2つのガイドピン172a,172aを開放しており、この中間箇所から支持アーム172と共にコンバイナ110が若干上昇すると、図6に示すように、ロックレバー173f,173fが2つのガイドピン172a,172aを保持する状態となる。
【0052】
そして、コンバイナ110が図4に示す中間箇所と図1及び図9に示す使用箇所との間で昇降移動する際の、昇降フレーム174の昇降動作は、図7乃至図9に示す、昇降フレーム174の外面に突設された連結ピン174cに端部が取着された、所与の剛性を有するタイミングベルト177aにプーリ177bから伝わる、揺動アーム175の揺動用とは別の不図示のモータの動力によって行われ、このモータの動力は、プーリ177bからもう一つのタイミングベルト177aを介して、もう一つのリンクユニット171の昇降フレーム174にも、昇降動作の動力として伝わる。
【0053】
尚、逆回転させた不図示のモータからプーリ177b及びタイミングベルト177aを介して伝わる動力により、ガイドフレーム176上で上昇可能範囲の最上部にある昇降フレーム174を下降させて、コンバイナ110乃至支持アーム172を図1及び図9に示す使用箇所から図4に示す中間箇所に下降させる際には、両ばね係止ピン173h,174bを接近させる方向に引っ張りばね174cが付勢することから、可動ベースフレーム173cを残したまま昇降フレーム174のみが降下することはない。
【0054】
したがって、ガイドフレーム176上で下降可能範囲の最下部に昇降フレーム174が達してそれ以上の下降が不能となるまでの間、長孔173d内の上端にある作動ピン174aが下端に移動して、コンバイナ110が中間箇所に達していないにも拘わらず、図5に示すように、ロックレバー173f,173fが各ガイド溝173aの終端に位置する2つのガイドピン172a,172aの保持を開放してしまうことはない。
【0055】
前記カバーユニット190は、図11に一部断面で示す側面図のように、開口部1bを開閉する前後2つの蓋部材191,192と、開口部1bの後半部を開閉する蓋部材192と前記揺動アーム175とを連結するリンクアーム193と、開口部1bの前半部を開閉する蓋部材191を開方向に付勢するコイルばね194と、この蓋部材191と開口部1bの開口枠1cとを連結する開度規制アーム195等を有している。
【0056】
このうち、前記蓋部材192は、ダッシュボード1と同様の不透明材により平面視略矩形の枠板状に形成されており、蓋部材192の後端は、ダッシュボード1の上面1aのうち開口部1bよりも若干車両の後方寄りの周縁部分に、揺動可能に枢着されている。
【0057】
また、蓋部材192の前端には、その一端が揺動アーム175の中間箇所に枢支された前記リンクアーム193の他端が、ブラケット192aを介して枢着されており、このブラケット192aよりもさらに蓋部材192の前端寄り箇所には、押えバー192bがブラケット192cを介して取着されている。
【0058】
そして、蓋部材192は、揺動アーム175がコンバイナ110の中間箇所に対応する角度まで揺動された、図4に示す箇所に位置した状態で、図12に一部断面で示す側面図のように、ダッシュボード1の上面1aから起立して開口部1bの後半部を開放し、アイポイントIから開口部1bを介してダッシュボード1の内部に向かう視線S上に介在してこの視線Sを遮る開蓋状態(起立状態)となるように構成されている。
【0059】
また、蓋部材192は、揺動アーム175がコンバイナ110の格納箇所に対応する角度まで揺動された、図3に示す箇所に位置した状態で、図11に示す、ダッシュボード1の上面1aに沿って傾倒して開口部1bの後半部を閉塞し、アイポイントIから開口部1bを介してダッシュボード1の内部に向かう視線S上から退避する閉蓋状態となるように構成されている。
【0060】
尚、開蓋状態において開口部1b側に臨む蓋部材192の裏面には、光反射防止のための梨地加工が施されている。
【0061】
前記蓋部材191は、蓋部材192と同様に、ダッシュボード1と同様の不透明材により平面視略矩形の枠板状に形成されており、蓋部材191の前端は、ダッシュボード1の上面1aのうち開口部1bよりも若干車両の前方寄りの周縁部分に、揺動可能に枢着されていて、その枢着軸の周りに巻回された前記コイルばね194により、開口部1bの前半部を開放する方向に付勢されている。
【0062】
また、蓋部材191の後端には、長孔191aに係止ピン195aを挿入された開度規制アーム195の一端が連結されており、開度規制アーム195の他端は、開口部1bの後方側箇所に、揺動可能に枢支されている。
【0063】
そして、蓋部材192は、揺動アーム175がコンバイナ110の格納箇所に対応する角度まで揺動された、図3に示す箇所に位置した状態で、図11に示すように、コイルばね194による開放方向への付勢力に抗して、押えバー192bによって開度規制アーム195がダッシュボード1の内部側に押圧されて、その他端を中心とした揺動が規制されることで、ダッシュボード1の上面1aに沿って傾倒して開口部1bの前半部を閉塞する閉蓋状態となるように構成されている。
【0064】
また、蓋部材191は、揺動アーム175がコンバイナ110の中間箇所に対応する角度まで揺動された、図4に示す箇所に位置した状態で、図12に示すように、押えバー192bによる開度規制アーム195の他端を中心とした揺動の規制が解除されて、コイルばね194による開放方向への付勢力により開度規制アーム195により開度が規制される状態まで開き、ダッシュボード1の上面1aから起立して開口部1bの後半部を開放する開蓋状態となるように構成されている。
【0065】
尚、上記した蓋部材191,192の開閉動作は、揺動アーム175がコンバイナ110の格納箇所に対応する揺動角度となる、図3に示す箇所と、コンバイナ110の中間箇所に対応する揺動角度となる、図4に示す箇所との間で、揺動アーム175が揺動することによって行われ、図13に示す格納箇所にせよ中間箇所にせよコンバイナ110は常にダッシュボード1の内部に位置するので、コンバイナ110が蓋部材191,192の開閉動作の支障となることはない。
【0066】
また、閉蓋状態においてダッシュボード1の上面1aの一部を構成する蓋部材191,192の各表面には、ダッシュボード1の表面と同様のシボ加工が施されている。
【0067】
ちなみに、本実施形態のヘッドアップディスプレイ100では、蓋部材192が請求項中の遮蔽部材を兼ねている。
【0068】
次に、上述のように構成された本実施形態のヘッドアップディスプレイ100の特にカバーユニット190に関する作用について説明する。
【0069】
まず、表示源130に表示される重畳用画像の拡大された虚像を、アイポイントIとその前方のフロントガラス3部分との間に配置されたコンバイナ110や、その前方のフロントガラス3部分を透して視認される、車両の前景と重畳して視認する際には、揺動アーム175の揺動用の不図示のモータを所定量回転させ、そのモータから伝達される動力により、コンバイナ110の格納箇所に対応する揺動角度となる、図3に示す箇所から、コンバイナ110の中間箇所に対応する揺動角度となる、図4に示す箇所に、揺動アーム175を揺動させる。
【0070】
すると、揺動アーム175にリンクアーム193を介して連結された蓋部材192が開蓋状態となると共に、蓋部材192の押えバー192bによる開度規制アーム195の揺動規制が解除されて、コイルばね194の付勢力により蓋部材191が開蓋状態となって、蓋部材191,192により閉塞されていた開口部1bが完全に開放される。
【0071】
この時、開口部1bを介してダッシュボード1の内部に向けたアイポイントIからの視線Sは、開蓋状態の蓋部材192によって遮られてダッシュボード1の内部には達しないので、開口部1b越しにダッシュボード1の内部をアイポイントIから視認することはできない。
【0072】
続いて、プーリ177bの回転用の不図示のモータを所定量回転させ、そのモータからタイミングベルト177aを介して伝わる動力により、ガイドフレーム176上で下降可能範囲の最下部にある昇降フレーム174を上昇させて、コンバイナ110乃至支持アーム172を、ダッシュボード1の内部の、図4に示す中間箇所から、ダッシュボード1の上方に進出した、図1及び図9に示す使用箇所に上昇させる。
【0073】
これにより、表示源130に発光表示されて、拡大反射鏡150により画像サイズを拡大されつつ開口部1bに向けて反射された重畳用画像の像光が、筐体160の開口161を通過して開口部1bからダッシュボード1の上方の使用箇所に配置されたコンバイナ110に照射されて、このコンバイナ110とその前方のフロントガラス3部分とを透してアイポイントIから視認される車両の前景と重畳して、拡大された重畳用画像の虚像がコンバイナ110上にアイポイントIから視認されるようになる。
【0074】
また、フロントガラス3越しに車両の外部から入射した太陽光等の外光が、開蓋状態において開口部1b側に臨む蓋部材192の裏面に照射されても、この裏面に施された梨地加工の細かい凹凸によって乱反射されて減衰し、フロントガラス3側に殆ど反射されないので、フロントガラス3により再度反射されてアイポイントI側に向かうことはない。
【0075】
そして、重畳用画像の虚像を車両の前景と重畳して視認しない場合は、プーリ177bの回転用の不図示のモータを、重畳視認する際とは反対向きに所定量回転させ、そのモータからタイミングベルト177aを介して伝わる動力により、ガイドフレーム176上で上昇可能範囲の最上部にある昇降フレーム174を下降させて、コンバイナ110乃至支持アーム172を、ダッシュボード1の上方に進出している、図1及び図9に示す使用箇所から、ダッシュボード1の内部に収容された、図4に示す中間箇所に下降させる。
【0076】
続いて、揺動アーム175の揺動用の不図示のモータを、開蓋時とは反対向きに所定量回転させ、そのモータから伝達される動力により、コンバイナ110の中間箇所に対応する揺動角度となる、図4に示す箇所から、コンバイナ110の格納箇所に対応する揺動角度となる、図3に示す箇所に、揺動アーム175を揺動させる。
【0077】
すると、揺動アーム175にリンクアーム193を介して連結された蓋部材192が閉蓋状態となると共に、蓋部材192の押えバー192bによって開度規制アーム195の揺動角度が次第に規制されて、コイルばね194の付勢力に抗して蓋部材191が閉じて閉蓋状態となり、開放されていた開口部1bが蓋部材191,192により完全に閉塞される。
【0078】
これにより、開口部1bに向けたアイポイントIからの視線S上から蓋部材192が退避し、その分だけ、アイポイントIからの前方視界が広く確保されるようになる。
【0079】
そして、閉蓋状態においてダッシュボード1の上面1aの一部を構成する蓋部材191,192の各表面eに、ダッシュボード1の表面と同様のシボ加工が施されていることから、蓋部材191,192の閉蓋状態(傾倒状態)において、これら各表面にフロントガラス3越しに車両の外部からの外光が照射されても、その外光がフロントガラス3に向けて反射されて、蓋部材191,192の各表面の虚像がアイポイントIから視認されてしまうようにフロントガラス3上に写り込んでしまうことが、抑制乃至防止される。
【0080】
このように本実施形態のヘッドアップディスプレイ100によれば、ダッシュボード1の内部に収容した表示源130に発光表示された重畳用画像の虚像を、アイポイントIの前方に位置するフロントガラス3を透して視認される車両の前景と重畳してアイポイントIから視認させるために、アイポイントIとその前方に位置するフロントガラス3部分との間の使用箇所に配置されるコンバイナ110を、支持アーム172の2つのガイドピン172a,172aが固定及び可動の両ベースフレーム173b,173cに跨って形成された円弧状のガイド溝173a,173aの下端から上端にかけて移動するように、揺動アーム175の揺動により支持アーム172を移動させることで、表示源130等を収容した筐体160の前方の格納箇所から筐体160の上方の中間箇所に、ダッシュボード1の内部で移動させ、さらに、ガイドピン172a,172aを可動ベースフレーム173cのロックレバー173f,173fによりガイド溝173a,173aの上端に保持させつつ昇降フレーム174を上昇させることで、可動ベースフレーム173c及び支持アーム172と共にコンバイナ110を中間箇所から使用箇所に移動させる構成とした。
【0081】
このため、重畳用画像の虚像を車両の前景と重畳視認させる際にはダッシュボード1の開口部1bを介して表示源130(を収容した筐体160)の上方の使用箇所に配置するべきコンバイナ110を、ダッシュボード1の内部においても筐体160の上方に収納するのではなく、筐体160の前方に収納する構成として、スペースを確保するのが物理的に比較的困難なダッシュボード1の車高方向ではなく、比較的スペースを確保しやすいダッシュボード1の前後方向に、コンバイナ110の収納のためのスペースを新たに確保することで、ダッシュボード1の内部に不使用時のコンバイナ110を収納することができる。
【0082】
尚、格納箇所と中間箇所との間のダッシュボード1の内部におけるコンバイナ110の移動と、中間箇所と使用箇所との間のダッシュボード1の内外にわたるコンバイナ110の移動とは、一方がガイド溝173aとガイドピン172aとを用いたカム式移動機構、他方がガイドピン172aとロックレバー173fとを用いたピン保持移動機構という本実施形態のように、互いに異なる方式であってもなくてもよい。
【0083】
そして、本実施形態のヘッドアップディスプレイ100によれば、可動ベースフレーム173cのばね係止ピン173hと昇降フレーム174のばね係止ピン174bとを接近させる方向に引っ張りばね174cで付勢する構成としたので、ロックレバー173fによるガイドピン172aのガイド溝173aの上端での保持が、昇降フレーム174の下降中に解除されないようにすることができる。
【0084】
また、本実施形態のヘッドアップディスプレイ100によれば、格納箇所のコンバイナ110が表示源130等を収容した筐体の前方に配置されるのに対して、昇降ユニット170のリンクユニット171は筐体の左右両側に配置されるので、格納箇所と中間箇所との間のコンバイナ110の移動の際にリンクユニット171が緩衝するのを防ぎ、かつ、ダッシュボード1の内部を前後左右に広く有効活用することができる。
【0085】
しかも、本実施形態のヘッドアップディスプレイ100によれば、格納箇所と中間箇所との間を移動する際にコンバイナ110の傾斜角度が変化するので、格納箇所においては筐体160と近接させて収納スペースを抑制し、一方、中間箇所においてはよりフロントガラス3の傾斜角度に近づけて使用箇所での使用に適した姿勢にし、使用時に好ましい傾斜と収納に好ましい傾斜との双方を実現させることができる。
【0086】
ちなみに、カバーユニット190をコンバイナ110の移動と連動して開閉するように設けるか否かは任意であり、かつ、カバーユニット190の蓋部材192に、アイポイントIから開口部1bを介してダッシュボード1の内部が視認できてしまわないように遮蔽機能を持たせるか否かについても、任意である。
【0087】
但し、アイポイントIから開口部1bを透したダッシュボード1内への視線Sを遮るために蓋部材192に遮蔽機能を持たせれば、開口部1b越しにダッシュボード1の内部がアイポイントIからの視界に入ってしまって目障りとなることを、確実に防止することができるので、有利である。
【0088】
尚、本実施形態のヘッドアップディスプレイ100では、閉蓋状態の蓋部材191,192がダッシュボード1の上面1aの一部を構成するため、これらの表面にダッシュボード1の表面と同様のシボ加工を施して光の反射防止を図る構成としたが、蓋部材191,192の表面に施す光反射防止処理は、ダッシュボード1の表面と同様のシボ加工に限らず、梨地加工のような細かい凹凸の集合的なもの等であってもよい。
【0089】
また、本実施形態のヘッドアップディスプレイ100では、揺動アーム175の揺動用の不図示のモータの動力による揺動アーム175の揺動動作が、コンバイナ110の格納箇所と中間箇所との間での移動に連動して開始されるものとした。
【0090】
しかし、表示源130による重畳用画像の発光表示のオフからオンへの切り換え時に、コンバイナ110の格納箇所に対応する揺動角度となる、図3に示す箇所から、コンバイナ110の中間箇所に対応する揺動角度となる、図4に示す箇所に向けた揺動動作が開始され、表示源130による重畳用画像の発光表示のオンからオフへの切り換え時に、コンバイナ110の中間箇所に対応する揺動角度となる、図4に示す箇所から、コンバイナ110の格納箇所に対応する揺動角度となる、図3に示す箇所に向けた揺動動作が開始される、というように、表示源130による重畳用画像の発光表示のオンオフに連動して揺動アーム175の揺動動作が行われるように構成してもよい。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナの収納方法によれば、車両のダッシュボード内の表示源に表示された重畳用画像の虚像を、車両の前景と重畳して車内のアイポイントから視認させる際に、前記車両の車高方向に対して所定角度傾斜させて前記ダッシュボードの上方に配置して用いられるコンバイナを、前記重畳用画像の虚像の視認を行わない際に、前記ダッシュボードの内部に収納するに当たり、前記アイポイントの前方であって前記ダッシュボード上方の使用箇所と、前記ダッシュボードの内部かつ前記表示源の上方の中間箇所との間においては、前記コンバイナを直線移動させ、前記ダッシュボード1の内部においては前記コンバイナを、前記表示源の前方又は後方の格納箇所と前記中間箇所との間で曲線移動させるようにした。
【0092】
このため、ダッシュボードに必要となるコンバイナ通過用の開口の寸法をできるだけ小さくしつつ、内部にコンバイナを収容するために必要となるスペースを抑え、特に、表示源の上方に大きなスペースを確保する必要性をなくして、比較的自由度のある表示源の周辺のスペースを有効活用してダッシュボードの大型化を防ぎ、限られたスペースしかなくても効率よくダッシュボードの内部にコンバイナを収納することができると共に、格納箇所におけるコンバイナの周辺の表示源のレイアウト等に合わせた傾斜角度でコンバイナが収納されるようにして、使用箇所における傾斜角に拘わらず、コンバイナをダッシュボードの内部にスペース効率よく収納させることができる。
【0093】
また、請求項2に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置によれば、車両のダッシュボード内の表示源に表示された重畳用画像の虚像を、車両の前景と重畳して車内のアイポイントから視認させる際に、前記ダッシュボードの上方に配置して用いられるコンバイナを、前記重畳用画像の虚像の視認を行わない際に、前記ダッシュボードの内部に収納するための装置であって、前記ダッシュボードの内部において、前記コンバイナを前記表示源の前方又は後方の格納箇所から該表示源の上方の中間箇所に移動させる内部移動手段と、前記内部移動手段が前記中間箇所に移動させた前記コンバイナを前記アイポイントの前方であって前記ダッシュボード上方の使用箇所に移動させる外部移動手段とを備え、前記内部移動手段は、前記コンバイナのピン部材をカムフォロワとして該コンバイナの移動経路を定めるカムと、前記ピン部材がカムフォロワとして前記カムに倣って移動するように前記コンバイナを移動させるカム式移動機構を有しており、前記外部移動手段は、前記ピン部材を保持しつつ自ら移動することで自らの移動方向に前記コンバイナを移動させるピン保持移動機構を有している構成とした。
【0094】
このため、ダッシュボードに必要となるコンバイナ通過用の開口の寸法をできるだけ小さくしつつ、内部にコンバイナを収容するために必要となるスペースを抑え、特に、表示源の上方に大きなスペースを確保する必要性をなくして、比較的自由度のある表示源の周辺のスペースを有効活用してダッシュボードの大型化を防ぎ、限られたスペースしかなくても効率よくダッシュボードの内部にコンバイナを収納することができる。
【0096】
このため、請求項2に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、コンバイナの移動のために共通のピン部材を用いて、外部移動手段と内部移動手段とに、互いに異なる区間及び方向にコンバイナを効率よい構成で移動させることができる。
【0097】
また、請求項3に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置によれば、請求項2に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、前記外部移動手段のピン保持移動機構は、前記中間箇所における前記ピン部材の位置と前記使用箇所における前記ピン部材の位置との間で移動可能な、該ピン部材の保持用のロックレバーと、前記中間箇所における前記ピン部材の位置から前記使用箇所における前記ピン部材の位置に向かう前記ロックレバーの移動中に、該ロックレバーを強制的に前記ピン部材の保持状態とさせ、前記使用箇所における前記ピン部材の位置から前記中間箇所における前記ピン部材の位置に向かう前記ロックレバーの移動中に、該ロックレバーを強制的に前記ピン部材の保持解除状態とさせる保持強制機構と、前記使用箇所における前記ピン部材の位置から前記中間箇所における前記ピン部材の位置に向かう前記ロックレバーの移動において、前記中間箇所における前記ピン部材の位置に前記ロックレバーが達するまでの間、前記ピン部材の保持解除状態となるべき前記ロックレバーを前記ピン部材の保持状態となるように付勢する付勢手段とを備えている構成とした。
【0098】
このため、請求項3に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、使用箇所から中間箇所にコンバイナを移動させる際に、コンバイナが中間箇所に達するまでは付勢手段による付勢力によって、ロックレバーによるピンの保持解除が即座に起こらずピン部材の保持が維持されるようにして、ピン保持移動機構によるコンバイナの使用箇所から中間箇所への移動を確実に実行させることができる。
【0101】
また、請求項4に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置によれば、請求項2又は3に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、前記内部移動手段が、前記格納箇所と前記中間箇所との間で前記コンバイナをその傾斜角を変化させつつ移動させる構成とした。
【0102】
このため、請求項2又は3に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、格納箇所におけるコンバイナの周辺の表示源のレイアウト等に合わせた傾斜角度でコンバイナが収納されるようにして、使用箇所における傾斜角に拘わらず、コンバイナをダッシュボードの内部にスペース効率よく収納させることができる。
【0103】
さらに、請求項5に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置によれば、請求項2、3又は4に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、前記中間箇所と前記使用箇所との間で前記コンバイナが移動する際に通過する前記ダッシュボードの開口部を開閉するカバーユニットと、前記格納箇所と前記使用箇所との間における前記コンバイナの移動に連動して前記カバーユニットを開閉させる連動機構とをさらに備えている構成とした。
【0104】
このため、請求項2、3又は4に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、カバーユニットによるダッシュボードの開口部の開閉が、コンバイナの格納箇所と使用箇所との間における移動に連動して行われるようにして、特段の動力源を用いなくてもカバーユニットによるダッシュボードの開口部の開閉を行えるようにすることができる。
【0105】
また、請求項6に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置によれば、請求項5に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、前記連動機構が前記内部移動手段による前記コンバイナの前記格納箇所と前記中間箇所との間の移動に連動して前記カバーユニットを開閉させる構成とした。
【0106】
このため、請求項5に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、コンバイナが通過しダッシュボードの外部に進出する前の段階でカバーユニットによる開口部の開放が行われ、或は、コンバイナが通過してダッシュボードの内部に収納された後の段階でカバーユニットによる開口部の閉塞が行われるようにして、コンバイナの出し入れをカバーユニットの干渉を受けずに確実に実行させることができる。
【0107】
さらに、請求項7に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置によれば、請求項6に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、前記カバーユニットが、前記開口部の開放時に該開口部を介して前記ダッシュボード内に向かう前記アイポイントからの視線上に介在して該視線を遮る遮蔽部材を有している構成とした。
【0108】
このため、請求項6に記載した本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置において、カバーユニットにより開放された開口部越しにアイポイントからダッシュボードの内部が覗けないようにして、コンバイナをダッシュボードの内部に収納するために開口部をダッシュボードに設けることによって、ダッシュボードの内部が開口部を介してアイポイントからの視界に入り運転する上で目障りとなってしまう状況が発生するのを、開口部の開閉のために設ける構成を利用して防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置を採用した一実施形態に係るヘッドアップディスプレイの原理的な概略構成を示す、コンバイナの使用箇所における断面図である。
【図2】 図1に示す表示源及び拡大反射鏡のユニット化部分の拡大斜視図である。
【図3】 図2に示すリンクユニットの内側から見た説明図である。
【図4】 図2に示すリンクユニットの内側から見た説明図である。
【図5】 図2に示すリンクユニットの動作状態の説明図である。
【図6】 図2に示すリンクユニットの動作状態の説明図である。
【図7】 図2に示すリンクユニットの動作状態を示す側面図である。
【図8】 図2に示すリンクユニットの動作状態を示す側面図である。
【図9】 図2に示すリンクユニットの動作状態を示す側面図である。
【図10】 図2に示すリンクユニットの動作状態の説明図である。
【図11】 図1に示すカバーユニットの一部断面で示す、蓋部材の閉蓋状態における側面図である。
【図12】 図1に示すカバーユニットの一部断面で示す、蓋部材の開蓋状態における側面図である。
【図13】 本発明のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置を採用した一実施形態に係るヘッドアップディスプレイの原理的な概略構成を示す、コンバイナの格納箇所における断面図である。
【符号の説明】
1 ダッシュボード
1b ダッシュボード開口部
110 コンバイナ(被投影部材)
130 表示源
172a ガイドピン(ピン部材)
172b リンクピン(内部移動手段)
173a ガイド溝(カム式移動機構、カム)
173c 可動ベースフレーム(外部移動手段)
173f ロックレバー(ピン保持移動機構)
174 昇降フレーム(外部移動手段、ピン保持移動機構)
174a 作動ピン(保持強制機構)
174c 引っ張りばね(付勢手段)
175 揺動アーム(内部移動手段、連動機構)
176 ガイドフレーム(外部移動手段)
190 カバーユニット
192 蓋部材(遮蔽部材)
192b 押えバー(連動機構)
193 リンクアーム(連動機構)
195 開度規制アーム(連動機構)
I アイポイント
S 視線

Claims (7)

  1. 車両のダッシュボード内の表示源に表示された重畳用画像の虚像を、車両の前景と重畳して車内のアイポイントから視認させる際に、前記車両の車高方向に対して所定角度傾斜させて前記ダッシュボードの上方に配置して用いられるコンバイナを、前記重畳用画像の虚像の視認を行わない際に、前記ダッシュボードの内部に収納するに当たり、
    前記アイポイントの前方であって前記ダッシュボード上方の使用箇所と、前記ダッシュボードの内部かつ前記表示源の上方の中間箇所との間においては、前記コンバイナを直線移動させ、
    前記ダッシュボードの内部においては前記コンバイナを、前記表示源の前方又は後方の格納箇所と前記中間箇所との間で曲線移動させるようにした、
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ用コンバイナの収納方法。
  2. 車両のダッシュボード内の表示源に表示された重畳用画像の虚像を、車両の前景と重畳して車内のアイポイントから視認させる際に、前記ダッシュボードの上方に配置して用いられるコンバイナを、前記重畳用画像の虚像の視認を行わない際に、前記ダッシュボードの内部に収納するための装置であって、
    前記ダッシュボードの内部において、前記コンバイナを前記表示源の前方又は後方の格納箇所から該表示源の上方の中間箇所に移動させる内部移動手段と、
    前記内部移動手段が前記中間箇所に移動させた前記コンバイナを前記アイポイントの前方であって前記ダッシュボード上方の使用箇所に移動させる外部移動手段とを備え、
    前記内部移動手段は、前記コンバイナのピン部材をカムフォロワとして該コンバイナの移動経路を定めるカムと、前記ピン部材がカムフォロワとして前記カムに倣って移動するように前記コンバイナを移動させるカム式移動機構を有しており、前記外部移動手段は、前記ピン部材を保持しつつ自ら移動することで自らの移動方向に前記コンバイナを移動させるピン保持移動機構を有している
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置。
  3. 前記外部移動手段のピン保持移動機構は、前記中間箇所における前記ピン部材の位置と前記使用箇所における前記ピン部材の位置との間で移動可能な、該ピン部材の保持用のロックレバーと、前記中間箇所における前記ピン部材の位置から前記使用箇所における前記ピン部材の位置に向かう前記ロックレバーの移動中に、該ロックレバーを強制的に前記ピン部材の保持状態とさせ、前記使用箇所における前記ピン部材の位置から前記中間箇所における前記ピン部材の位置に向かう前記ロックレバーの移動中に、該ロックレバーを強制的に前記ピン部材の保持解除状態とさせる保持強制機構と、前記使用箇所における前記ピン部材の位置から前記中間箇所における前記ピン部材の位置に向かう前記ロックレバーの移動において、前記中間箇所における前記ピン部材の位置に前記ロックレバーが達するまでの間、前記ピン部材の保持解除状態となるべき前記ロックレバーを前記ピン部材の保持状態となるように付勢する付勢手段とを備えている請求項2記載のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置。
  4. 前記内部移動手段は、前記格納箇所と前記中間箇所との間で前記コンバイナをその傾斜角を変化させつつ移動させる請求項2又は3記載のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置。
  5. 前記中間箇所と前記使用箇所との間で前記コンバイナが移動する際に通過する前記ダッシュボードの開口部を開閉するカバーユニットと、前記格納箇所と前記使用箇所との間における前記コンバイナの移動に連動して前記カバーユニットを開閉させる連動機構とをさらに備えている請求項2、3又は4記載のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置。
  6. 前記連動機構は前記内部移動手段による前記コンバイナの前記格納箇所と前記中間箇所との間の移動に連動して前記カバーユニットを開閉させる請求項5記載のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置。
  7. 前記カバーユニットは、前記開口部の開放時に該開口部を介して前記ダッシュボード内に向かう前記アイポイントからの視線上に介在して該視線を遮る遮蔽部材を有している請求項6記載のヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置。
JP2001142129A 2001-05-11 2001-05-11 ヘッドアップディスプレイ用コンバイナの収納方法及びヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置 Expired - Fee Related JP4611566B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001142129A JP4611566B2 (ja) 2001-05-11 2001-05-11 ヘッドアップディスプレイ用コンバイナの収納方法及びヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置
US10/132,327 US6657789B2 (en) 2001-05-11 2002-04-26 Method and apparatus for moving back combining screen used for head-up display in vehicle
DE10220181A DE10220181B4 (de) 2001-05-11 2002-05-06 Head-Up-Display-Einrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001142129A JP4611566B2 (ja) 2001-05-11 2001-05-11 ヘッドアップディスプレイ用コンバイナの収納方法及びヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002331854A JP2002331854A (ja) 2002-11-19
JP4611566B2 true JP4611566B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=18988486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001142129A Expired - Fee Related JP4611566B2 (ja) 2001-05-11 2001-05-11 ヘッドアップディスプレイ用コンバイナの収納方法及びヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6657789B2 (ja)
JP (1) JP4611566B2 (ja)
DE (1) DE10220181B4 (ja)

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4486274B2 (ja) * 2001-05-11 2010-06-23 矢崎総業株式会社 ヘッドアップディスプレイ用開口部カバーユニット
FR2893553B1 (fr) * 2005-11-18 2009-07-03 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif d'affichage escamotable pour un vehicule automobile et vehicule comportant un tel dispositif
US20080068565A1 (en) * 2006-09-12 2008-03-20 Ods Co., Ltd. Micro display device
CN101578547B (zh) * 2006-11-20 2013-08-28 约翰逊控制技术公司 用于为车辆提供虚拟显示的装置和系统
JP5663666B2 (ja) * 2010-09-18 2015-02-04 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー ヘッドアップディスプレイのための投影スクリーンを有するディスプレイユニット
US8427751B2 (en) * 2011-01-12 2013-04-23 Lite-On It Corporation Combiner positioning system for head-up display
JP5923251B2 (ja) * 2011-06-08 2016-05-24 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
EP2769258B1 (en) 2011-10-21 2022-02-23 Jabil Inc. Combiner positioning system
FR2983314B1 (fr) * 2011-11-28 2014-10-10 Delphi Tech Inc Dispositif d’affichage tete haute a combineur escamotable
JP5941292B2 (ja) * 2012-02-10 2016-06-29 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
JP5997489B2 (ja) 2012-04-23 2016-09-28 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
JP5990399B2 (ja) * 2012-05-09 2016-09-14 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
DE102012209111B4 (de) * 2012-05-30 2021-02-11 Continental Automotive Gmbh Kraftfahrzeug-Head-Up-Anzeigevorrichtung
US20140191567A1 (en) * 2013-01-08 2014-07-10 Denso Corporation Meter with projector for vehicle
JP6116257B2 (ja) 2013-01-22 2017-04-19 矢崎総業株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
EP3312040A1 (en) * 2013-06-25 2018-04-25 Nippon Seiki Co., Ltd. Head-up display device
EP2930551B1 (de) * 2014-04-09 2020-01-15 Continental Automotive GmbH Head-Up-Anzeige mit Positioniereinrichtung für eine um eine Schwenkachse schwenkbare Combinerscheibe
DE102014106498A1 (de) * 2014-05-08 2015-11-12 Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh Anzeigevorrichtung für ein Kraftfahrzeug, Kraftfahrzeug und Verfahren zum Betreiben einer Anzeigevorrichtung
US9405120B2 (en) 2014-11-19 2016-08-02 Magna Electronics Solutions Gmbh Head-up display and vehicle using the same
WO2016157368A1 (ja) * 2015-03-30 2016-10-06 パイオニア株式会社 表示装置
US20180201204A1 (en) * 2015-07-17 2018-07-19 Pioneer Corporation Display apparatus
DE102015013340A1 (de) * 2015-10-14 2017-04-20 Audi Ag Deckelsystem und Gehäuse mit dem Deckelsystem
WO2017141594A1 (ja) 2016-02-18 2017-08-24 株式会社デンソー ヘッドアップディスプレイ装置
JP6771142B2 (ja) * 2016-04-28 2020-10-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
US9971123B2 (en) * 2016-05-13 2018-05-15 E-Lead Electronic Co., Ltd. Top-contacted reflective sheet device
DE102016109872A1 (de) * 2016-05-30 2017-11-30 Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh Anzeigevorrichtung, Fahrerassistenzsystem und Verfahren für ein Kraftfahrzeug, sowie Kraftfahrzeug
DE102016122647A1 (de) * 2016-11-24 2018-05-24 Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh Vereinfachte Abdeckungs-Kinematik für eine Kopf-oben-Anzeige eines Kraftfahrzeugs
US20180267310A1 (en) * 2017-03-16 2018-09-20 Continental Automotive Systems, Inc. Combiner heads-up display
JP6846638B2 (ja) * 2017-06-12 2021-03-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 画像表示装置
US10684474B2 (en) * 2018-06-07 2020-06-16 Continental Automotive Systems, Inc. Head up display with combiner elevation—self locking mechanism and flexible cover
DE102018121271A1 (de) * 2018-08-31 2020-03-05 Wabco Europe Bvba Fahrzeugbedienvorrichtung sowie Verfahren zum Ändern des Anzeigewinkels einer Bedien- und Anzeigeeinrichtung einer derartigen Fahrzeugbedienvorrichtung
DE202021105623U1 (de) * 2020-10-15 2022-01-24 Hyundai Mobis Co., Ltd. Fahrzeugcockpit-Modulanordnung

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1213298A (en) * 1967-08-09 1970-11-25 Elliott Brothers London Ltd Improvements in and relating to mounting arrangements
US4725125A (en) * 1985-08-27 1988-02-16 Gec Avionics Limited Head-up displays
DE4135042C1 (en) * 1991-10-24 1993-02-25 Mercedes-Benz Aktiengesellschaft, 7000 Stuttgart, De Optical positioning aid for vehicle driver - uses partially-transparent mirror in driver's field of view to reflect spot of light representing e.g. edge of car
FR2696013B1 (fr) * 1992-09-21 1994-11-25 Sextant Avionique Combineur holographique escamotable, notamment pour aéronef.
US5381267A (en) * 1993-04-12 1995-01-10 Hughes Aircraft Company Movable head-up-display (HUD) combiner assembly including locking linkage mechanism
US5677701A (en) * 1994-04-27 1997-10-14 Nippondenso Co., Ltd. Head-up displaying device for a vehicle
US5457575A (en) * 1994-06-20 1995-10-10 Delco Electronics Corporation Retracting head up display with fine adjustment of combiner
JPH08113059A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Asahi Glass Co Ltd 車両用ヘッドアップディスプレイ装置
JPH09315182A (ja) * 1996-06-03 1997-12-09 Shimadzu Corp ヘッドアップディスプレイ
JP4007633B2 (ja) * 1996-10-09 2007-11-14 株式会社島津製作所 ヘッドアップディスプレイ
JPH10268227A (ja) * 1997-03-21 1998-10-09 Shimadzu Corp ヘッドアップディスプレイ
IL124816A (en) * 1998-06-08 2001-10-31 Vectop Ltd Optical system for combining two images
US6580562B2 (en) * 2000-07-24 2003-06-17 Yazaki Corporation On-vehicle display unit

Also Published As

Publication number Publication date
DE10220181A1 (de) 2002-11-28
DE10220181B4 (de) 2004-07-08
US6657789B2 (en) 2003-12-02
JP2002331854A (ja) 2002-11-19
US20020167189A1 (en) 2002-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4611566B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ用コンバイナの収納方法及びヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置
JP4486274B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ用開口部カバーユニット
JP4858570B2 (ja) 車両用サンルーフ装置
JP2548509B2 (ja) 自動車内に組込み可能な、収納室を備えた容器
WO2014208440A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
WO2007034594A1 (ja) ディスプレイ開閉角度検出機構
WO2012070210A1 (ja) ディスプレイ装置
WO2016157368A1 (ja) 表示装置
WO2006046332A1 (ja) 電子機器の表示パネル駆動機構
KR102249580B1 (ko) 차량용 헤드업 디스플레이 장치
JP2010241358A (ja) 車両用シートのバックボード
JP2017151299A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
KR102505746B1 (ko) 차량용 헤드업 디스플레이 장치
US10768419B2 (en) Head-up display device
JPS61205514A (ja) スライデイングル−フの開閉装置
JP2020024295A (ja) 表示パネル駆動機構、表示ユニット、および、電子機器
JP7035896B2 (ja) 表示パネル駆動機構、表示ユニット、および、電子機器
US10678051B2 (en) Head-up display device
JP7059863B2 (ja) 表示パネル駆動機構、表示ユニット、および、電子機器
JP7067466B2 (ja) 表示パネル駆動機構、および、表示ユニット
JP4103609B2 (ja) サンルーフ装置
JP7035895B2 (ja) 表示パネル駆動機構、表示ユニット、および、電子機器
JP6567070B2 (ja) 表示装置
JP4416623B2 (ja) 電子機器の表示パネル開閉機構
JP2633782B2 (ja) サンルーフ用のシェード装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101014

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4611566

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees