JP4580009B2 - 動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム - Google Patents

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Description

この発明は動画配信技術に係り、特に、各家庭のテレビに接続された専用端末とインターネット上に設置されたサーバとの間で動画ファイルを送受信する技術を利用することにより、オンラインショッピングやオンラインビデオレンタルサービス、及びリモート対話(ビデオチャット)サービスを実現する動画配信システムに関する。
現在、インターネットの爆発的な普及により、多くの人々がこの通信ネットワークに接続し、様々な情報の入手や発信を行っている。
すなわち、各自パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」)等の情報端末を用意し、電話回線等の通信回線を通じてISP(インターネット・サービス・プロバイダ)のサーバに接続し、WWW(World Wide Web)や電子メール等のサービスを享受している。
また、最近では、インターネットを通じて様々な商品を購入するオンラインショッピングも一般化しつつある。
さらに、ADSLや光ファイバといった広帯域の通信網を利用したいわゆるブロードバンドネットワークの普及に伴い、映画やプロモーションビデオといった音声付き動画コンテンツのネット配信も今後一般化することが予想される。
このようなインターネットを介したEC(電子商取引)の普及により、これまで生産者と消費者との間に介在していた中間業者が不要となり、その分コストの低減効果が期待できる。
上記のように、インターネットの登場により、個人の生活や企業活動に様々な可能性と利便性がもたらされたことは否定できない。
しかしながら、現在のインターネットを利用したECには幾つかの問題が内在しているため、あくまでも副次的な取引形態にとどまっており、リアルの取引額には遠く及ばないのが現状である。
まず第1に、パソコンを中心に構成されたインターネットの通信環境は現在でも老人や子供、主婦にとっては敷居が高く、テレビを見るような気軽さで利用できないという問題がある。
第2に、インターネットはいわば情報の無法地帯であり、猥褻画像やドラッグといった違法性の高い物品が取り引きされていたり、詐欺的商法も野放し状態であるため、子供のいる家庭において安心して利用することはできないという問題がある。
第3に、インターネットは情報の宝庫である反面、様々な情報が無秩序に氾濫しているため、一般ユーザは自己にとって有益な情報やサービスのみを効率的に入手できないという問題がある。
一方で、通常のテレビ放送を利用して商品やサービスの広告を流し、電話で一般視聴者からの注文を受け付けるテレビショッピングが伸びており、専用のチャンネルまで設けられている。
このテレビショッピングの場合、何といっても使い慣れたテレビが媒体となるため、世代を問わず家族の誰でもが簡単に商品を購入できると共に、テレビ局が間に介在するため商品や取引に対する安心感が得られる利点もある。また、動画映像と音声を主体とした商品説明を受けられるため、商品の特性を十分に理解できるメリットもある。
しかしながら、不特定多数を対象とした放送であるため、個々の視聴者は興味の湧く商品が登場するまで番組を見続ける必要があり、欲しいときに欲しい商品に関する情報を迅速にチェックすることができない憾みがあった。
商品提供者からみても、対象者を効果的に絞り込む術がないため、高額な放映料を支払って放送枠を確保し、一般大衆に向けて画一的な商品広告を行わざるを得ないという問題があった。
また、上記のように、ブロードバンドネットワークの普及に伴い、動画コンテンツをインターネット経由で各ユーザに配信するサービスの増加が期待されている。
しかしながら、現状では著作権の侵害を回避する必要上、ユーザの情報端末内に有料コンテンツをダウンロードすることが一般に認められておらず、このためユーザは同じコンテンツを視聴する度にダウンロードを繰り返さざるを得ず、極めて面倒であった。
もちろん、動画コンテンツのストリーミング再生と同時に当該動画ファイルをユーザの情報端末内に格納すること自体は技術的に可能であるが、これを認めてしまうと、違法コピーの懸念が生じるため魅力あるコンテンツの提供者を探すことが困難となる。
さらに、より本質的な問題として、これまでは一般ユーザが動画コンテンツをインターネット経由で第三者に手軽に配信するシステムが存在しなかった。
確かに、これまでもユーザが個人的に撮影した動画ファイルを自己のWebページに掲載しておき、他のユーザがこれをパソコンにダウンロードして視聴することは行われていた。あるいは、双方のパソコンにCCDカメラを接続し、ディスプレイを介してテレビ会議を行うことも試みられている。
しかしながら、これらを実現するためにはインターネットや画像処理に関する知識と手間暇が掛かり、一部のマニアや事業者以外は利用困難であった。
この発明は、従来のインターネット通信環境が抱える上記問題点を解決するために案出されたものであり、一般家庭の誰でもがテレビ並の簡便さで何時でも安心して自己の興味のある商品・サービスの動画広告や、興味ある分野の動画コンテンツをインターネット経由で視聴できると共に、必要に応じて動画コンテンツを時限的に保存でき、またユーザの側で撮影した動画ファイルをインターネット経由で簡単に送信可能とするシステムの実現を目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載したビデオレンタルシステムは、センターサーバと、インターネットを介してセンターサーバと接続された専用端末と、各ユーザが所持するIDカードとを備えたビデオレンタルシステムであって、上記センターサーバは、各ユーザの属性情報をユーザID及び専用端末IDと関連付けて格納しておくユーザデータベースと、ユーザに対してレンタル可能なビデオに関する情報を格納しておくレンタルビデオデータベースと、レンタルビデオの動画ファイルを蓄積しておく記憶装置と、上記専用端末からユーザの認証情報が送信された場合に、上記ユーザデータベースを参照して認証処理を実行する手段と、上記データベースを参照してビデオタイトル選択用のWebページを生成し、専用端末に送信する手段と、専用端末から特定のビデオタイトルを選択する情報が送信された場合に、当該ビデオタイトルに関連付けられた動画ファイルと、当該動画ファイルの有効期限情報を専用端末に送信する手段とを備え、上記専用端末は、ハードディスク及びカードリーダを内蔵すると共に、テレビと接続されており、上記カードリーダによって読み込まれた認証情報をセンターサーバに送信し、ユーザの認証を要求する手段と、センターサーバから送信されたビデオタイトル選択用のWebページをテレビ画面に表示させる手段と、テレビ画面に表示されたビデオタイトルを選択するための入力手段と、ユーザが選択したビデオタイトルをセンターサーバに送信し、対応する動画ファイルの配信を要求する手段と、センターサーバから送信された動画ファイルを上記ハードディスク内に格納する手段と、上記動画ファイルの映像を上記テレビの画面に表示させると共に、音声をスピーカを通じて再生させる手段と、ハードディスク内に格納した動画ファイルの有効期限が到来した場合、所定時間内に当該動画ファイルを削除する手段とを備えており、さらに上記センターサーバは、上記専用端末のハードディスクに対してフルアクセス可の状態で共有接続されており、当該動画ファイルの有効期限が経過した後、当該専用端末のハードディスク内を参照して当該動画ファイルが削除されたか否かを確認する手段と、当該動画ファイルが残存している場合に、専用端末に対して削除指令を送信する手段を備えたことを特徴としている。
この結果ユーザは、手軽にレンタルビデオサービスを受けることが可能となる。
すなわち、従来のレンタルビデオとは異なり、インターネット経由でビデオ本体の動画ファイルが配信され、テレビ画面に映し出される仕組みであるため、わざわざレンタルビデオショップに足を運ぶ必要がなくなる利点がある。レンタルビデオ業者にとっても、店舗やスタッフを用意する必要がなくなる利点がある。
ユーザは、有効期限の範囲内であれば専用端末のハードディスク内に格納された動画ファイルを何度も再生可能であり、有効期限経過後は所定時間内に動画ファイルの削除が実行されるため、著作権も確実に保護される。
請求項2に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項1に記載のシステムを前提とし、さらに上記センターサーバが、動画ファイルを複数のブロック単位で上記専用端末に送信する手段を備え、上記専用端末が、センターサーバから送信された動画ファイルをブロック単位で上記ハードディスクに格納する手段と、送信済みのブロックに含まれる動画データの早送り再生、巻き戻し再生、一時停止、スロー再生を実行する手段とを備えたことを特徴としている。
この結果、動画ファイル全体のダウンロードが完了していなくても、ダウンロードが完了しているブロックに関しては早送りや巻き戻しといったトリックプレイを楽しむことが可能となる。
請求項3に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項1または2に記載のシステムを前提とし、さらに上記専用端末が、動画配信要求に先立ちセンターサーバに対して当該動画ファイルの総バイト数を照会する手段と、センターサーバから通知された総バイト数を所定のデータベースに記録する手段と、当該動画ファイルのダウンロードが途中で中断した場合に、受信済みのバイト数を上記データベースに記録する手段と、当該動画ファイルのダウンロード再開時には受信済みのバイト数をセンターサーバに通知する手段と、センターサーバから動画ファイルの続きのデータが送信された場合に、これをハードディスク内に格納する手段とを備え、上記センターサーバが、専用端末から特定の動画ファイルの配信要求に際して受信済みのバイト数が通知された場合に、当該動画ファイルの残りのデータを当該専用端末に送信する手段を備えたことを特徴としている。
この結果、センターサーバのダウンや回線障害、専用端末の電源OFF等、何らかの原因でダウンロードが中断した場合でも、送信済みのデータを除いた残りのデータを再ダウンロードすれば済み、最初からやり直す必要がなくなるため、動画ファイルの効率的な配信が実現できる。
ただし、送信済みデータの最後の部分は不安定なデータが含まれている可能性が高いため、ダウンロード再開時には、送信済みのデータについても念のため若干分重複送信することが望ましい。
請求項4に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項1〜3の何れかに記載のシステムを前提とし、さらに上記専用端末が、新たな動画ファイルのダウンロードに際してハードディスクの容量が不足すると判断した場合に、ハードディスク内に格納された各動画ファイルの有効期限を参照し、有効期限の近い順に動画ファイルを削除して必要な容量を確保する手段を備えたことを特徴としている。
この結果、容量に限りのある専用端末のハードディスクに、新たな動画ファイルを次々と格納することが可能となる。
請求項5に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項1〜4の何れかに記載のシステムを前提とし、さらに上記専用端末が、ダウンロード済みの動画ファイル、ダウンロード予約のなされた動画ファイル、及び有効期限を残したまま削除された動画ファイルに関する情報を、ユーザIDに関連付けて記録しておくデータベースと、上記カードリーダから読み込まれたユーザID及び上記データベースを参照し、当該ユーザに係る動画ファイルのタイトル及び有効期限が記述されたリストを生成する手段と、上記リストをテレビ画面に表示させる手段とを備えたことを特徴としている。
この結果、各ユーザ毎に固有のビデオタイトルリストが生成される。
請求項6に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項5に記載のシステムを前提とし、さらに、上記リストに列挙されたダウンロード予約中の動画ファイル及び有効期限を残したまま削除された動画ファイルにはダウンロードが未完であることを示すマークが付記されると共に、ダウンロード済みの動画ファイルにはその旨を示すマークが付記されており、ユーザがテレビ画面上でダウンロード未完のタイトルを選択した場合に、上記センターサーバに対して当該タイトルに係る動画ファイルの配信を要求する手段を上記専用端末が備えたことを特徴としている。
この結果、ユーザはハードディスク内に格納されていない動画ファイルに関しても、有効期限内にある限り必要に応じて何時でもダウンロードし、テレビを通じて再生させることが可能となる。
請求項7に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項5または6に記載のシステムを前提とし、さらに上記専用端末が、当該動画ファイルの有効期限が到来した場合に、当該動画ファイルに関して非表示のフラグを上記データベース内に記録する手段と、所定時間内にユーザから当該動画ファイルの再レンタルを求める入力がなされた場合に、当該動画ファイルの再レンタル要求をセンターサーバに送信する手段と、センターサーバから新たな有効期限が通知された場合に、当該有効期限を上記動画ファイルに関連付けて上記データベースに記録する手段と、当該動画ファイルを上記リスト中にダウンロード済みとして表示させる手段とを備え、上記センターサーバは、専用端末から特定の動画ファイルに関して有効期限経過後所定時間内に再レンタルの要求が送信された場合に、当該動画ファイルに対して新たな有効期限を通知する手段を備えたことを特徴としている。
この場合、有効期限経過後直ちに当該動画ファイルの削除が実行されるのではなく、所定の猶予期間(例えば5時間)の間はハードディスク内に保持される。
この間、当該動画ファイルには非表示のフラグが立てられているため、上記のリスト中には表示されず、したがってユーザは再生することができない。
これに対し、この間に再レンタルの要求(通常、延長費用の負担を伴う)がユーザから示された場合には、当該動画ファイルに関する有効期限の更新処理のみが実行される。この結果、動画ファイルの再ダウンロードが不要となる。
請求項8に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項1〜7の何れかに記載のシステムを前提とし、さらに上記センターサーバが、ユーザが操作する通信端末からインターネット経由でダウンロード予約のリクエストが送信された場合に、ユーザID及びパスワードの入力を求めるWebページを当該通信端末に送信する手段と、上記ユーザの通信端末からユーザID及びパスワードが送信された場合に、当該通信端末にビデオタイトル選択用のWebページを送信する手段と、上記通信端末から特定のビデオタイトルを選択する情報が送信された場合に、当該ビデオタイトルのダウンロード予約情報が記述された電子メールを生成し、当該ユーザのメールボックスに蓄積する手段と、専用端末から特定のビデオタイトルの配信要求が送信された場合に、当該動画ファイルを当該専用端末に送信する手段とを備え、上記専用端末が、定期的にセンターサーバに接続し、当該ユーザに関する電子メールの配信を要求する手段と、センターサーバから電子メールを受信した場合に、当該電子メールに記述された予約情報に基づき、動画ファイルの配信をセンターサーバに要求する手段と、センターサーバから当該動画ファイルが配信された場合に、当該動画ファイルをハードディスク内に格納する手段とを備えたことを特徴としている。
この結果、ユーザは外出中にインターネット接続機能を備えた携帯電話、PDA(携帯情報端末)、ノートパソコン等を用いてダウンロード予約を行うことが可能となり、帰宅直後にダウンロード済みの動画ファイルを視聴することが可能となる。
この発明に係るビデオレンタルシステムの場合、上記の通り動画ファイルを構成している1ブロックのダウンロードが完了すれば、当該ブロックに関して早送りや巻き戻しといったトリックプレイを行うことができる。
しかしながら、動画ファイル全体についてトリックプレイを楽しむためには、ダウンロード済みとなっている必要がある。このため、ダウンロードに長時間を要する長編のビデオタイトルや高画質のビデオタイトルに関しては外出先からダウンロード予約を入れておき、帰宅時にはダウンロード完了にしておくことが望ましい。
請求項9に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項1〜8の何れかに記載のシステムを前提とし、さらに上記専用端末が、サーバから送信された動画ファイルを再生する際に、動画を構成している各フレーム内にユーザID及び専用端末IDの少なくとも一方を電子透かし情報として埋め込む手段を備えたことを特徴としている。
この結果、万一動画ファイルが違法コピーされた場合であっても、その流出源を容易に特定することが可能となる。
請求項10に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項1〜9の何れかに記載のシステムを前提とし、さらに上記センターサーバが、上記動画ファイルを暗号化する手段と、この暗号化された動画ファイルを上記専用端末に送信する手段とを備えたことを特徴とすしている。
このように、センターサーバから送信されるレンタルビデオ用動画ファイルに目的の専用端末以外では解読できない暗号化処理を施すことにより、送信途中で第三者に傍受されても著作権が侵害される危険性がなくなる。
請求項11に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項1〜10の何れかに記載のシステムを前提とし、さらに上記センターサーバが、ユーザの取引限度額を設定しておくデータベースと、専用端末から当該ユーザの取引限度額を越えるビデオのレンタル要求が送信された場合に、当該取引を拒否する手段とを備えたことを特徴としている。
この結果、オンラインショッピングの場合と同様、親の知らない間に子供が多額のビデオレンタルを行うことを未然に防止できる。
請求項12に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項1〜11の何れかに記載のシステムを前提とし、さらに上記センターサーバが、ユーザの取引禁止条件を設定しておくデータベースと、専用端末から取引禁止条件に合致するビデオのレンタル要求が送信された場合に、当該取引を拒否する手段とを備えたことを特徴としている。
この結果、親が子供に対して「アダルトビデオ」について取引禁止条件を設定しておけば、親の知らない間に子供が有害なビデオを視聴することを未然に防止できる。
なお、取引禁止条件に該当するジャンルのビデオに関しては、ビデオタイトル選択用のWebページに最初から掲載されないように制御する手段をセンターサーバに設けておくこともできる。
請求項13に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項1〜12の何れかに記載のシステムを前提とし、さらに上記センターサーバが、ユーザのレンタル履歴情報を蓄積しておくデータベースと、上記レンタルビデオ選択用のWebページを生成する際に上記履歴情報を参照し、当該ユーザのレンタル実績のあるジャンルに含まれるビデオタイトルを優先的に表示するWebページを生成する手段とを備えたことを特徴としている。
この結果ユーザは、自己の興味のあるジャンルに係るビデオ情報に迅速にアクセス可能となる。
請求項14に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項1〜13の何れかに記載のシステムを前提とし、さらに上記センターサーバが、ユーザの予納金残高を記録しておくデータベースと、専用端末からビデオのレンタル要求が送信された場合に、当該レンタル料金情報と上記残高とを比較し、決済の可否を判定する手段と、決済可能な場合には当該動画ファイルを専用端末に送信する手段と、ユーザの残高から決済金額分を減算する手段とを備えたことを特徴としている。
この結果、ビデオのレンタル料金について貸し倒れが発生する危険性が一切排除され、取引の安全性が高まる。
請求項15に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項1〜14の何れかに記載のシステムを前提とし、さらに上記IDカードにクレジットカード機能またはデビットカード機能を実現するためのカード情報が格納されており、上記専用端末が、上記カード情報を読み取るカードリーダと、当該カード情報を上記センターサーバに送信する手段とを備え、上記センターサーバが、専用端末からビデオのレンタル要求が送信された場合に、レンタル料金情報と上記カード情報をクレジットカード会社または金融機関のホストコンピュータに送信し、決済の可否を照会する手段と、決済可能な場合には当該動画ファイルを専用端末に送信する手段とを備えたことを特徴としている。
このように、IDカードにクレジットカード機能あるいはデビットカード機能を追加することにより、ユーザの利便性及び取引の安全性が高まる。
請求項16に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項1〜15の何れかに記載のシステムを前提とし、さらに上記センターサーバが、商品・サービスの広告用動画ファイルを蓄積しておく記憶装置と、各広告用動画ファイルに関する情報を格納しておくデータベースと、各ユーザ毎に最適の広告用動画ファイルを定期または不定期に抽出し、ユーザIDと関連付けて該当の専用端末に送信する手段とを備え、上記専用端末が、センターサーバから送信された上記広告用動画ファイルをハードディスク内に格納する手段と、ユーザがレンタルビデオの動画ファイルをセンターサーバから受信する際の空き時間に、当該ユーザに関連付けられた広告用動画ファイルをハードディスクから読み出し、テレビを通じて再生させる手段とを備えたことを特徴としている。
この結果、センターサーバから積極的に広告用動画ファイルを見込みのあるユーザに対して配信可能となり、取引の活性化が期待できる。
この広告用動画ファイルは、例えば毎日、深夜などネットワークのトラフィック量が低下している間に専用端末に配信される。
請求項17に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項16に記載のシステムを前提とし、さらに上記専用端末が、広告用動画ファイルを再生した場合に、当該再生実績情報をセンターサーバに送信する手段を備え、上記センターサーバは、当該再生実績情報を当該ユーザに関連付けて所定のデータベースに格納する手段と、この再生実績情報及びユーザの属性情報を当該広告用動画ファイル提供者の通信端末に送信する手段とを備えたことを特徴としている。
この結果、広告主は見込みの高いユーザに効率的に販売促進活動を展開することが可能となる。
請求項18に記載した動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムは、上記請求項16または17に記載のシステムを前提とし、さらに上記専用端末が、ユーザが広告用動画ファイルに係る商品・サービスの購入を選択した場合に、当該商品・サービスの購入要求をセンターサーバに送信する手段を備え、上記センターサーバが、専用端末から上記購入要求が送信された場合に、当該商品・サービスの注文情報を商品・サービス提供者の通信端末に送信する手段と、ユーザによる商品・サービスの購入履歴を蓄積しておくデータベースと、広告用動画ファイルを各ユーザの専用端末に送信する際に上記履歴情報を参照し、当該ユーザの購入実績のある商品・サービスと同一のジャンルに属する商品・サービスに関する広告用動画ファイルを優先的に抽出する手段とを備えたことを特徴としている。
この結果ユーザは、自己の興味あるジャンルに関する広告用動画ファイルを効率的に視聴可能となる。また、広告用動画ファイルの提供者にとっても、見込みのあるユーザに効率的に広告を打つことが可能となる。
この発明に係る動画配信技術を用いたビデオレンタルシステムによれば、ユーザは手軽にレンタルビデオサービスを受けることが可能となる。
すなわち、従来のレンタルビデオとは異なり、インターネット経由でビデオ本体の動画ファイルが配信され、テレビ画面に映し出される仕組みであるため、わざわざレンタルビデオショップに足を運ぶ必要がなくなる利点がある。レンタルビデオ業者にとっても、店舗やスタッフを用意する必要がなくなる利点がある。
ユーザは、有効期限の範囲内であれば専用端末のハードディスク内に格納された動画ファイルを何度も再生可能であり、有効期限経過後は所定時間内に動画ファイルの削除が実行されるため、著作権も確実に保護される。
図1は、この発明に係るショッピングシステム、第1のビデオレンタルシステム、及び対話システムを実現するための双方向型動画配信システム10を示すイメージ図であり、このシステムの運用者が管理するセンターサーバ12と、各家庭に設置された多数の専用端末(セットトップボックス/STB)14と、このシステムを利用して商品やサービスを一般ユーザに提供する業者が管理する多数のローカルサーバ16とを備えている。
上記センターサーバ12は、実際には複数のコンピュータをネットワーク接続することで形成されており、WWW(World Wide Web)サーバ機能、動画コンテンツ配信サーバ機能、データベースサーバ機能、メールサーバ機能、認証サーバ機能、決済サーバ機能、電子商取引サーバ機能、タイムサーバ機能等を備えている。
センターサーバ12と各ローカルサーバ16間は、それぞれインターネット18を介してネットワーク接続されている。なお、システムの運用者と商品等提供業者との間では、事前に業務提携契約やシステム利用契約が締結されている。
センターサーバ12と各専用端末14間も、それぞれインターネット18を介してネットワーク接続されている。ただし、専用端末14は、図示しないインターネット接続業者(ISP)のサーバを経由してインターネット18に接続されている。また、ISPのサーバと専用端末14間は、ADSLや光ファイバといった高速大容量のいわゆるブロードバンドネットワークを介して常時接続されている。
センターサーバ12は、CAFIS等の決済ネットワークを介してクレジットカード会社や金融機関のホストコンピュータ20とも接続されている。
図2は、専用端末14のハードウェア構成を示すブロック図であり、CPU21と、システムバスを介してCPU21と接続されたハードディスク22、メモリ(ROM、RAM)23、ネットワークコントローラ24、TVコントローラ25、ICカードリーダ26、メディアプロセッサ27、赤外線通信ユニット28を備えている。
上記TVコントローラ25には、入出力端子及び接続ケーブルを介して一般的なテレビ29が接続される。
また、ネットワークコントローラ24には、ブロードバンドモデム30が接続されており、このブロードバンドモデム30及びブロードバンドネットワーク31を介してインターネット18に接続される。
さらに、メディアプロセッサ27には、専用のポートを介してCCDカメラ32やヘッドセット(ヘッドホン、マイク)33が接続される。このメディアプロセッサ27は、動画データや音声データをリアルタイムにエンコード/デコードする機能を担うものであり、画像処理専用のメモリ34が接続されている。
図3は、このシステム10の機能構成を示すブロック図であり、センターサーバ12は、期限管理部40と、取引処理部41と、動画ファイル処理部42と、認証処理部43と、Webページ生成部44と、商品・サービスデータベース45と、動画データベース46と、ユーザデータベース47とを備えている。
上記期限管理部40、取引処理部41、動画ファイル処理部42、認証処理部43、及びWebページ生成部44は、センターサーバ12を構成するコンピュータのCPUが、OS及び専用プログラムに従って必要な処理を実行することによって実現される。
また、商品・サービスデータベース45、動画データベース46、及びユーザデータベース47は、同コンピュータのハードディスク内に格納されている。
商品・サービスデータベース45は、このシステム10を通じて商品・サービス提供業者からユーザに対して供給される商品やサービスに係る情報が格納されている。
図4は、商品・サービスデータベース45内に設定されるデータ項目例を示すものであり、「商品・サービスID」を筆頭に、「提供業者ID」、「商品・サービス分類」、「商品・サービス名」、「動画ファイルID」、「料金」、「対象年齢」、「対象性別」、「商品・サービス概要」、「注文履歴」等の項目が設定されている。
これらの中、「商品・サービス名」、「料金」、「対象性別」、「商品・サービス概要」については、公序良俗に反する場合を除き、原則として提供業者が任意に設定することができる。
これに対し、「商品・サービス分類」については、予めシステム運用者側で規定した分類(種別)体系に則って設定する必要がある。この分類体系は階層構造を備えており、例えば、レンタルビデオ事業に関しては、以下の分類体系が用意されている。
・[レンタルビデオ]→[映画]→[洋画/邦画の別]→[ジャンル(アダルト系、アニメ、時代劇、西部劇等の区別)」
・[レンタルビデオ]→[野球]→[ジャンル(プロ野球、大リーグ、大学野球/高校野球等の別]
なお、ビデオレンタル事業の場合のみ、「動画ファイルID」にレンタルビデオ本体の動画ファイルに関するID情報が記述される。
また、オンラインショッピング事業に関しては、以下の分類体系が用意されている。
・[ショッピング]→[ジャンル1(パソコン、衣料、お酒、食品等の上位分類)」→「ジャンル2(デスクトップ型、ノート型、PDA、周辺機器等の中位分類)]→「ジャンル3(プリンタ、スキャナ、ドライブ、メモリ等の下位分類)]
もちろん、これらの分類体系は一例であり、ユーザの利便性と事業者の煩雑性とを勘案して具体的なレベルを決定すればよい。
「対象年齢」については、事業者の自己申告を前提とするが、アダルト系ビデオなどについてはシステム運用者によるチェックも実施される。
動画データベース46は、このシステム10において取り扱われる動画ファイル(動画広告ファイル及びレンタルビデオ本体の動画ファイル)に関する情報が格納されている。
図5は、動画データベース内に設定されるデータ項目例を示すものであり、「動画ファイルID」を筆頭に、「商品・サービスID」、「動画ファイル名」、「格納ディレクトリ」、「配信履歴」、「有効期限」等の項目が設定されている。
「有効期限」には、「2002年12月31日」のように絶対的な期限を設定することもできるが、「配信後3日以内」のように相対的な期限を設定することもできる。
なお、動画ファイル自体は、予めシステム内においてMPEG4やMPEG2等の規格に基づいてエンコード処理され、ハードディスクの所定のディレクトリ内に格納されている。
また、図示は省略したが、動画ファイルの容量(バイト数)を記述する項目を設定することが望ましい。
ユーザデータベース47は、このシステム10の登録ユーザに関する情報が格納されている。
図6は、ユーザデータベース内に設定されるデータ項目例を示すものであり、「ユーザID」を筆頭に、「専用端末ID」、「氏名」、「年齢」、「性別」、「住所」、「電話番号」、「メールアドレス」、「携帯電話番号」、「職業」、「勤務先」、「勤務先電話番号」、「家族構成」、「利用限度額」、「取引禁止条件」、「予納金残高」、「クレジットカード情報」、「利用履歴」等の項目が設定されている。
このシステム10の利用を希望するユーザは、最寄りの代理店を通じて新規加入の申込を行う。具体的には、所定の申込用紙に氏名や年齢、性別、住所、電話番号、メールアドレス、携帯電話番号、職業、勤務先、勤務先住所、勤務先電話番号、家族構成等の属性情報の他、クレジットカード番号等の記載が求められる。
そして、申込用紙に必要的記載事項が全て記入されていること、及び所定の契約条項(例えば、専用端末を自宅など申告した場所以外で接続しないことや、IDカードを他人に貸与しないことなどを誓う契約条項)に同意することを条件に、専用端末14及びIDカード50がユーザに交付される。この加入手続の際に、運転免許証や学生証、健康保険証等の提示を義務付けることもできる。
専用端末14には、固有のID(MACアドレス)が割り振られている。また、IDカード50はICメモリを内蔵しており、このICメモリ内には当該ユーザのIDと共に、専用端末14のIDも格納されている。
ユーザが自分の子供をこのシステムに加入させる場合、上記申込用紙に特記事項として「利用限度額」及び「取引禁止条件」を記述することができる。
例えば子供ユーザに月額「3,000円」の利用限度額が設定されている場合、当該子供ユーザが1ヶ月に3,000円を越えた商品購入を行おうとすると、取引処理部41から「限度額を越えております」といった警告メッセージが送信され、当該取引が拒否される。この結果、親の知らない間に子供が多額の商品購入を行うことを未然に防止できる。
また、子供ユーザに「アダルト系排除」の禁止条件が付されている場合、当該子供ユーザがアダルトの分類が付されているビデオのレンタルやアダルトグッズの購入を注文しても、取引処理部41がこれを検知し、当該取引が拒否される。あるいは、子供ユーザの利用時には、最初からアダルト系の情報がサービスメニュー中に表示されないように、Webページ生成部44によって制御されるように構成することもできる。この結果、子供ユーザを有害情報から保護することができる。
上記申込用紙に記述した内容は、システム運用者によってユーザデータベース47内に格納される。
上記のように、代理店において加入手続を行う代わりに、ユーザはインターネット18経由でパソコンからセンターサーバ12のWebサイトにアクセスし、所定の入力フォームに必要事項を入力することによって加入することもできる。この場合、専用端末14は宅配便等によって自宅まで配送される。
なお、同居の親族がこのシステムに加入する場合、一つの専用端末14に各自のユーザIDが関連付けられる。
加入手続を済ませたユーザは、専用端末14を自宅51に設置し、LANケーブルを介してブロードバンドモデム30に接続すると共に、AVケーブルを介してテレビ29と接続する。また、必要に応じてCCDカメラ32やヘッドセット33を専用端末14のプラグに接続する。
ここで専用端末14及びテレビ29の電源をONすると共に、リモコン装置52を操作してテレビ29を専用チャンネルに合わせると、専用端末14のメモリ23やハードディスク22内に格納されていた制御プログラム及び専用Webブラウザプログラムが起動し、図7に示すように、テレビ29の画面53上にIDカード50の挿入を促すメッセージが表示される。
これに従いユーザが自己のIDカード50を専用端末14のカードスリット内に挿入すると、ICカードリーダ26によってICメモリ内のユーザIDが読み出される。
同時に、専用端末14からセンターサーバ12のIPアドレスに対して開通信号が出力される。これを受けたセンターサーバ12の認証処理部43は、図示しない専用端末データベース内における当該専用端末14のMACアドレスについて、「開通」のフラグを立てる。
また、認証処理部43はユーザデータベース47を参照し、当該専用端末14に関連付けられたユーザIDとIDカード50のユーザIDとが一致することを確認する。
この認証ステップをクリアした後、ユーザは画面53の下欄に列挙されたメニューボタン54の選択が可能となる。
以下、図8のフローチャートに従い、ユーザがこのシステム10をオンラインショッピングシステムとして利用する際の処理手順について説明する。
まずユーザが、リモコン52を操作して「ショッピング」ボタン54に選択枠55を合わせ、決定キーを押下すると、Webページ生成部44によってオンラインショッピングサービス提供用のWebページが生成され(S10)、インターネット18経由で専用端末14に送信される(S11)。
この結果、図9に示すように、商品・サービス選択用のボタン56が多数配置されたショッピング用ページがテレビ画面53に表示される(S12)。
これらの選択用ボタン56には「商品・サービス分類」が表記されており、ユーザは、リモコン操作によってこの中から必要なボタン56を選択する。一覧中に該当のボタンが存在しない場合には、「▼」ボタンを選択してスクロールダウンし、目的の商品・サービスを探索することもできる。
上記の選択用ボタン56の中から、例えば「パソコン」をユーザが選択すると、Webページ生成部44は「パソコン」に含まれる中位分類(デスクトップ型、ノート型、PDA、周辺機器等)が列挙されたWebページをテレビ画面53上に表示させ、ユーザに選択を促す。
これに対しユーザが「デスクトップ型」を選択すると、Webページ生成部44は商品・サービスデータベース45内から「デスクトップ型」の分類が付与された商品・サービス情報を抽出し、その商品名やメーカー名、型番、価格等が複数列記された商品選択ページをテレビ画面53に表示させる。
この中からユーザが特定のデスクトップ型パソコンを選択すると、これを受けた動画ファイル処理部42は(S13)、動画データベース46を参照して当該商品のIDに関連付けられた広告用動画ファイルを抽出し、インターネット18経由で専用端末14にストリーミング配信する(S14)。この際、動画ファイルのデータは、複数のブロック単位(例えば1ブロック=500kバイト)に分割されて専用端末に送信される。
これを受けた専用端末14においては、配信されたMPEG4形式の動画データが動画再生プログラムによってデコード(復号・展開)され、テレビ画面53に動画広告の映像がリアルタイムに表示される(S15)。また、テレビ29のスピーカからは音声が出力される。
専用端末14においては、ストリーミング再生と平行して、ハードディスク22内に動画・音声データがブロック単位で格納されていく(S16)。この結果ユーザは、数分間の動画広告をリアルタイムに視聴した後、ハードディスク22内にダウンロードされた動画広告を巻き戻し再生して何度も確認することができる。
この動画ファイルのダウンロードに要する時間は、動画ファイルのデータ量とユーザ側の通信環境とによって異なり、光ファイバを用いたFTTHのような高速大容量の回線に専用端末14が接続されている場合には、ストリーミング再生の途中でダウンロードが完了することとなり、以降は巻き戻し再生やポーズ操作が可能となる。
このため、テレビ画面53上に「ダウンロード中」か「ダウンロード済み」であるかを識別するためのアイコンやメッセージを合成表示することが望ましい。
動画広告を視聴した結果、購入を決意したユーザは、リモコン52のカーソルボタンを操作して画面53上の「購入」ボタンに選択枠を合わせ、決定ボタンを押下する。
この商品選択情報は、インターネット18経由でセンターサーバ12に送信される。
これを受けたWebページ生成部44は(S17)、商品名と金額を明示した確認ページを生成し、専用端末14に送信してテレビ画面53上に表示させる(S18)。
これに対しユーザが「確認」ボタンを画面53上で選択すると、取引処理部41はユーザデータベース47内の残高情報を確認し(S19)、残高が十分の場合には商品・サービスデータベース45内の該当レコードに注文情報を記述すると同時に、当該商品の提供業者のローカルサーバ16に対して商品注文情報を送信する(S20)。
この注文情報には、商品IDと共に、ユーザデータベース47内に格納されたユーザの氏名、住所、電話番号データが添付されている。この結果、注文情報を受けた提供業者のローカルサーバ16は、自社内の配送サーバに対して直ちに配送指令を出力することができる。
その後、取引処理部41は上記残高から商品代金分を減算した残金を新たな残高としてユーザデータベース47内に更新登録する(S21)。
代金の決済方法として、上記のように予めユーザが納付しておいた予納金から代金分を減算していくいわゆるアマウント方式を採用しているため、代金の未収事故が発生する危険性がない。
なお、予納金が不足した場合、ユーザは現金を最寄りの代理店に持参することにより、残高を積み増すことができる。あるいは、銀行振込やクレジットカード決済によって残高を増額することもできる。
もちろんユーザは、上記のような予納方式の他、商品購入の都度、クレジットカード決済を行うこともできる。
この場合、上記の取引確認ページの後に決済方法選択ページを表示させ、ユーザにクレジットカード決済を選択させる。
このクレジットカード決済選択情報を受けた取引処理部41は、ユーザの加盟しているクレジットカード会社のホストコンピュータ20にカード番号や決済金額情報を送信し、決済の可否を照会する。
そして、同コンピュータ20より決済可の電文が送信された場合には、上記と同様の商品注文処理を実行する。
各ユーザのIDカード50にクレジットカード機能あるいはデビットカード機能を付加することにより、代金決済処理を簡素化することもできる。
この場合、IDカード50としてメモリの他にCPUを内蔵したタイプを採用し、クレジットカード機能やデビットカード機能を実現するためのプログラムやカード情報(カード番号、暗証番号等)をメモリ内に格納しておく。また、各ユーザの専用端末を識別するための情報も、メモリ内に格納される。
この結果、ユーザがIDカードを専用端末14のカードスリット内に挿入した時点で、当該ユーザのカード情報が専用端末14のICカードリーダ26によって読み出され、センターサーバ12に送信される。これに対し、IDカードを他の専用端末に挿入した場合には、カード内のCPUによってカード情報へのアクセスが拒絶されるため、IDカードの盗難や偽造に対する安全性が確保される。
この後、ユーザが決済方法選択ページにおいてクレジットカードを選択すると、取引処理部41はクレジットカード会社のホストコンピュータ20にカード番号や決済金額情報を送信し、決済の可否を照会する。同コンピュータ20より決済可の電文が送信された場合には、上記と同様の商品注文処理を実行する。
ユーザが決済方法選択ページにおいてデビットカードを選択した場合、取引処理部41は金融機関のホストコンピュータにカード番号、暗証番号及び決済金額情報を送信し、ユーザの口座からの引落を依頼する。そして、同コンピュータより決済完了の電文が送信された場合には、上記と同様の商品注文処理を実行する。
なお、暗証番号については、決済の都度、リモコン装置52を介してユーザに入力させるように運用することもできる。
ユーザによる商品・サービスの購入履歴情報や、ユーザに対する広告用動画ファイルの配信履歴情報は、ユーザデータベース47内に日時情報と共に毎回格納される。
このユーザデータベース47内に蓄積された履歴情報と属性情報を利用することにより、効果的なマーケティングを実施することが可能となる。
例えば、ユーザがセンターサーバ12にアクセスした際に、Webページ生成部44はユーザデータベース47内の履歴情報をチェックし、当該ユーザが頻繁に購入したり動画広告を閲覧しているジャンルの商品情報を新着情報欄のトップ項目に掲載したWebページを生成し、テレビ画面53に表示させることが該当する。
また、図9のオンラインショッピング提供画面において表示される選択ボタン56の配置に上記履歴情報を反映させることも有効である。すなわち、当該ユーザによる購入実績の高い順にボタン56を配列させたり、「パソコン」の下位概念に含まれるPDAに関して頻繁に動画広告を視聴しているユーザに対しては、「PDA」という選択ボタンを生成し、これをメニューのトップに配列させることが該当する。
商品・サービス提供業者は、このシステム10をレンタルビデオシステムとして利用することで、レンタルビデオ事業を展開することもできる。
この場合、まず商品・サービスデータベース45内にレンタル可能なビデオタイトルを登録しておく。この際、商品・サービス分類項目の上位概念として「レンタルビデオ」を記述すると共に、商品・サービス名に具体的なタイトル名を、料金にレンタル料を、対象年齢に「20歳以上」といった年齢制限情報をそれぞれ記述しておく。また、商品・サービス概要項目には当該ビデオのキャッチフレーズ等を記述しておく。
同時に、動画データベース46内に、ビデオ本体の動画ファイルに関する情報を登録しておく。この際、「有効期限」の項目にはレンタル可能期間(例えば3日間)を記述しておく。
また、当該ビデオに関する広告用動画ファイル(プロモーションビデオ)がある場合には、これに関する情報も動画データベース46内に格納される。
以下、図10のフローチャートに従い、ユーザがビデオレンタルサービスを利用する際の処理手順について説明する。
すなわち、レンタルビデオのオンライン配信を希望するユーザは、図7のオープニングメーニュー中から「レンタルビデオ」ボタン54を選択する。
これを受けたWebページ生成部44は、ビデオレンタルサービス提供用のWebページを生成し(S30)、インターネット18経由で専用端末14に送信する(S31)。
この結果、図11に示すように、ビデオのジャンル選択用のボタン57が多数配置されたレンタルビデオ用ページがテレビ画面53に表示される(S32)。
これらの選択ボタン57にはレンタル対象となるビデオのジャンルが表記されており、ユーザはリモコン操作によってこの中から必要なボタン57を選択する。一覧中に該当のボタン57が存在しない場合には、「▼」ボタンを選択してスクロールダウンして目的のジャンルを探索することもできる。
上記の選択用ボタン57の中から、例えば「映画」をユーザが選択すると、「洋画」「邦画」の選択画面、ビデオの下位ジャンル選択画面を経て、具体的なビデオタイトルやレンタル料、レンタル期限、再生時間等が列記されたリスト画面に辿り着く。
この中からユーザが特定のビデオタイトルを選択すると、これを受けた動画ファイル処理部42は(S33)、動画データベース46を参照して当該レンタルビデオの商品・サービスIDに関連付けられた広告用動画ファイルをハードディスクの所定のディレクトリから抽出し、インターネット18経由で専用端末14にストリーミング配信する(S34)。
専用端末14においては、配信されたMPEG4形式の動画データが動画再生プログラムによってデコード(復号・展開)され、テレビ画面53に映画のプロモーション映像がリアルタイムに表示される(S35)。また、テレビ29のスピーカからは対応の音声が出力される。
専用端末14においては、ストリーミング再生と平行して、ハードディスク22内に動画・音声データが格納されていく(S36)。
この動画広告を視聴した結果、借りることを決意したユーザは、リモコン52のカーソルボタンを操作して画面上の「レンタル」ボタンに選択枠を合わせ、決定ボタンを押下する。
このレンタル選択情報は、インターネット18経由でセンターサーバ12に送信される。
これを受けたWebページ生成部44は(S37)、ビデオタイトルとレンタル料、有効期限等を明示した確認ページを生成し、テレビ画面53上に表示させる(S38)。
これに対しユーザが「確認」ボタンを画面53上で選択すると、取引処理部41はユーザデータベース47内の残高情報を確認し(S39)、残高が十分の場合には商品・サービスデータベース45内の該当レコードに注文情報を記述する。同時に、動画ファイル処理部42は取引処理部41の指令に基づき、当該ビデオ本体の動画ファイルを所定のディレクトリから抽出し、インターネット18経由で専用端末14にストリーミング配信する(S40)。
その後、取引処理部41は、上記残高からレンタル料金分を減算した残金を新たな残高としてユーザデータベース47内に更新登録する(S41)。
専用端末14においては、専用の動画再生プログラムが起動し、配信されたMPEG4形式の動画データをデコードする。この結果、テレビ画面53にビデオの映像がリアルタイムに表示されると共に、スピーカからは音声が再生される(S42)。
専用端末14においては、ビデオのストリーミング再生と平行して、ハードディスク22内にビデオの動画データが逐次格納されていく(S43)。この結果ユーザは、数十分〜2時間程度のビデオをリアルタイムに視聴した後、ハードディスク22内にダウンロードされたビデオを有効期限内に限り何度も再生・視聴することができる。
上記のように、ビデオ本体の動画ファイルには予め有効期限が設定されており、ビデオ本体の動画ファイルと共に当該有効期限情報も専用端末14に送信される。
この結果、専用端末14のCPU21は期限管理プログラムに従い、当該動画ファイルがハードディスク22に格納された直後から時計回路より出力される時刻データを監視する。そして、有効期限が到来した際には、直ちにハードディスク22内の動画ファイルを削除する(S44)。
この有効期限の監視は、センターサーバ12の期限管理部40においても実施されており、期限到来後にはインターネット18経由で専用端末14のハードディスク22内をチェックし、該当の動画ファイルが削除されたか否かを確認する(S45)。
そして、何らかの原因によって削除されていない場合には(S46)、専用端末14に削除を指令する信号を送信し、確実に削除させる(S47)。
各専用端末14のハードディスク22は、センターサーバ12に対してフルアクセス可の状態で共有接続されているため、期限管理部40は専用端末14毎に動画ファイルの有無を確認できると共に、その削除を実行することもできる。
このように、動画ファイルに有効期限情報を関連付け、期限到来後に専用端末14側で自発的に削除させると共に、センターサーバ12側でも期限を管理し、期限到来後に削除漏れを発見した場合には削除を指令するという二重の削除機能を設けているため、レンタルビデオの動画ファイルは期限経過後に確実に消去されることとなり、著作権保護の実効性を担保できる。
上記専用端末14は、一般のパソコンと異なりハードディスク22内の情報を外部に取り出すためのI/Oポートを備えておらず、また情報自体も暗号化されて蓄積されているため、簡単に動画ファイルをコピーして再利用することはできない仕組みとなっている。
また、専用端末14の電源をOFFしたり、無理にハードディスク22を取り出したりすると、センターサーバ12の側でこれを検知できる仕組みであるため、システム運用スタッフから電話やメール等で問い合せや警告が直ちに行われる体制が敷かれている。
したがって、上記有効期限内に動画ファイルが違法コピーされる危険性は極めて低いといえるが、このシステムは念のために違法コピーの流出源特定機能を備えている。
すなわち、専用端末14のメディアプロセッサ27において動画データのデコード処理が実行される際に、図12に示すように、動画を構成する各フレーム58中に不可視化された電子透かし情報59が埋め込まれる。
ここで埋め込まれる電子透かし情報59としては、例えば当該専用端末14のID、ユーザID、動画ファイルID、ダウンロードの日時情報が該当する。
この結果、万一専用端末14のハードディスク22に蓄積された動画ファイルが違法コピーされ、外部に流出した場合でも、当該動画ファイルを専用の検出プログラムに掛けることによって電子透かし情報59が可視化される。
この電子透かし情報52には、上記の通り専用端末ID、ユーザID、動画ファイルID、ダウンロードの日時情報が含まれているため、当該違法コピーの流出源を容易に特定することが可能となる。
動画ファイルを構成する全てのフレーム58に電子透かし情報59が刻印されているため、静止画として部分的に複製された場合でも同様に流出源を特定できる。
このシステム10を用いたレンタルビデオサービスにあっては、上記のように一旦ユーザの専用端末14内に動画ファイルをダウンロードする方式であるため、ユーザは有効期限内に何度も繰り返し堪能することができる。
しかも、有効期限の到来と同時に動画ファイルは確実に消去される仕組みであるため、ハードディスク22に格納させても著作権の侵害問題も発生しない。これに対し、従来のストリーミング配信の場合には、著作権保護の要請から再生と同時に動画データを廃棄せざるを得ず、ユーザの利便性が損なわれていた。
また、事業者にとっても、従来のレンタルビデオ事業のように店舗を構えたりスタッフを雇う必要がないため、手軽に開業できるメリットがある。この結果、映画のビデオ以外にも、野球中継や芸能ニュース、テレビドラマといった、従来であれば流通に乗り難かった比較的マイナーなビデオタイトルについてレンタル事業を行うことが可能となる。
なお、センターサーバ12から専用端末14に動画データを送信する際には、所定の暗号化処理が動画データに対して施され、目的の専用端末14でしか解読できない仕組みとなっているため、送信途中で動画データが悪意の第三者に窃取されても著作権者の利益は害されない。
上記した商品・サービス広告用の動画ファイルについても有効期限を設定しておき、レンタルビデオ本体の動画ファイルの場合と同様、期限経過後にはセンターサーバ12及び専用端末14によって確実に動画ファイルが消去される仕組みを用意しておくと共に、専用端末14におけるデコード処理時に電子透かし情報が埋設されるように運用することが望ましい。
家庭内の他のユーザがこのシステムを利用する場合には、専用端末14のスリットに自己のIDカード50を挿入すればよい。
この結果、当該ユーザ専用のメニュー画面がWebページ生成部44を通じて形成され、テレビ画面53に表示される。
上記においては、ユーザからの配信要求に応じてセンターサーバ12から広告用動画ファイルが専用端末14に配信される場合について説明したが、センターサーバ12から専用端末14に対して積極的に広告用動画ファイルを配信することも可能である。
例えば、深夜など通信ネットワークのトラフィック量が低下している間に、動画ファイル処理部42は各ユーザ毎に1又は複数の広告用動画ファイルをハードディスクから抽出し、インターネット18経由で該当の専用端末14にプッシュ配信しておく。
この際、動画ファイル処理部42は、ユーザデータベース47を参照し、当該ユーザが頻繁に購入したり動画広告を閲覧しているジャンルの広告用動画ファイルを優先的に抽出・配信する。
これを受けた専用端末14では、専用の制御プログラムに従って当該広告用動画ファイルがハードディスク22内に蓄積される。
そして、翌日ユーザがレンタルビデオ用の動画ファイルや他の広告用動画ファイルをセンターサーバ12からダウンロードしている間の空き時間(十数秒〜数十秒間)に、当該広告用動画ファイルは専用端末の制御プログラムにより、テレビを通じて再生される。
この結果、ユーザは動画再生までの僅かな待ち時間に、自己の興味のある分野の動画広告を視聴することが可能となる。
この広告用動画ファイルの再生が終了すると、専用端末14からセンターサーバ12に対して再生完了を示す情報が送信される。
これを受けたセンターサーバ12では、取引処理部41によってこの再生実績情報がユーザデータベース47内に登録される。また、この再生実績情報及びユーザの属性情報(氏名、電子メールアドレス、住所等)は、商品・情報提供業者のローカルサーバ16に送信される(ユーザの同意がある場合)。
商品・サービス提供業者は、この情報を基に電子メールやDMを発送し、効果的な販売促進活動を展開することができる。
図13は、ビデオレンタルシステムの他の実施形態を示す機能構成図である。
この第2のビデオレンタルシステム60の場合、センターサーバ12に関しては予約処理部61及びメール処理部62を備えた点に特徴があり、他の機能構成については上記のシステム10におけるセンターサーバ12と実質的に同じである(ただし、図示の便宜上、認証処理部43については省略)。
これに対し、専用端末14は、上記CPU21及びメディアプロセッサ27がOS及び専用プログラムに従って動作することにより、メール受信部63、配信要求部64、データ格納部65、再生処理部66、ファイル管理部67、リスト生成部68、Webページ表示部69を備えている。
以下、図14のフローチャートに従い、ユーザがこの第2のビデオレンタルシステム60を利用する際の処理手順について説明する。
まず、レンタルビデオのオンライン配信を希望するユーザは、上記と同様、図7のオープニングメーニュー中から「レンタルビデオ」ボタン54を選択する。この結果、専用端末14の配信要求部64からセンターサーバ12に対し、レンタルビデオサービス用Webページの送信要求が出力される(S60)。
これを受けたWebページ生成部44は、ビデオレンタルサービス提供用のWebページを生成し、インターネット18経由で専用端末14に送信する(S61)。
この結果、図11に示したように、ビデオのジャンル選択用のボタン57が多数配置されたレンタルビデオ用ページがテレビ29の画面に表示される。
これに対しユーザが「映画」を選択すると、「洋画」「邦画」の選択画面、ビデオの下位ジャンル選択画面を経て、具体的なビデオタイトルやレンタル料、レンタル期限、再生時間等が列記されたリスト画面に辿り着く。
この中からユーザが特定のビデオタイトルを選択すると、配信要求部64からセンターサーバ12に対してダウンロード用Webページの送信要求が出力される(S62)。
これを受けた取引処理部41は、Webページ生成部44を通じてダウンロード用Webページを専用端末14に送信させる(S63)。
これを受けた専用端末14のWebページ表示部69は、当該ダウンロード用Webページをテレビ29の画面に表示させる。このダウンロード用Webページには、ユーザが選択したビデオのタイトル、有効期限、レンタル料等が記述されている。
また、専用端末14の配信要求部64から取引処理部41に対し、当該レンタルビデオ用動画ファイルのファイルサイズ(総バイト数)、有効期限、タイトルといった関連情報の送信リクエストが出力される(S64)。
これを受けた取引処理部41は、動画ファイル処理部42を介して動画データベース46内に記録された関連情報を送信する(S65)。
データ格納部65は、これらの情報をハードディスク22内に設けられたダウンロードデータベース(図示省略)に記述する。
ユーザが上記のダウンロード用Webページの内容を確認した後、「レンタルする」と表示されたボタンをリモコン操作によって選択すると、配信要求部64から取引処理部41に対して当該動画ファイルのダウンロード要求が出力される(S66)。
これを受けた取引処理部41は、動画ファイル処理部42を通じて該当の動画ファイルを専用端末14に対し連続的に送出する(S67)。また、上記と同様の手順に従い、レンタル料金の決済処理を実行する(S68)。
専用端末14においては、データ格納部65によって送信された動画ファイルのデータがハードディスク22の所定領域に格納される(S70)。同時に、再生処理部66によって同データが読み出され、テレビ29を通じて動画及び音声の再生が行われる(S71)。
上記の動画ファイルのダウンロード途中で、センターサーバ12のダウンや専用端末14の電源OFF等によってダウンロードが中断した場合、データ格納部65はそれまでに受信したバイト数をハードディスク22内のダウンロードデータベースに記述する。
そして、専用端末14とセンターサーバ12間のネットワークが復旧した際には、配信要求部64は上記のダウンロードデータベースに記述された受信済みバイト数をチェックし、当該動画ファイルの残りの部分の配信をセンターサーバ12に求める。
これを受けた取引処理部41は、動画ファイル処理部42を通じて残りのバイト数分の動画データをブロック単位で専用端末14に送信させる。
このいわゆるバイトレンジ配信機能を備えているため、この第2のビデオレンタルシステム60にあっては比較的ボリュームの嵩む動画ファイルのダウンロードを最初からやり直す必要がなくなり、動画ファイルの効率的な配信を実現できる。なお、このバイトレンジ配信機能は、上記したショッピングシステムや第1のビデオレンタルシステムにおいて動画ファイルをセンターサーバ12から専用端末14に配信する際にも応用可能である。
ユーザは、有効期限が経過するまでの間、ハードディスク22内に格納された動画ファイルを何度でも視聴することができる。
具体的には、ユーザが専用端末14のICカードリーダ26に自己のIDカード50を挿入すると、リスト生成部68がハードディスク22内のダウンロードデータベースをチェックし、当該ユーザのIDに関連付けられたビデオタイトルを抽出し、リストを生成する。
図15はそのリストの一例であり、タイトル(メインタイトル/サブタイトル)及び有効期限が一覧表示される。
また、各ビデオタイトルには、現状を示すアイコンが付記されている。例えば「日本の動物/天然記念物編」には親指を立てた「OKマーク70」が付記されており、すでにダウンロードが完了し、ハードディスク22内に該当の動画ファイルが格納済みであることが示されている。
これに対し、「日本映画A」にはフロッピーディスクを模した「FDマーク71」が付記されており、ユーザによってビデオレンタルの申し込みがなされ、決済処理も完了してはいるが、何らかの理由によってダウンロードが完了しておらず、ダウロード予約中であることが示されている。
ここでユーザがFDマーク71の付いたビデオタイトルをリモコン操作によって選択すると、配信要求部64によって当該動画ファイルのダウンロード要求がセンターサーバ12に出力され、動画ファイル処理部42から該当の動画ファイルが送信される。
送信された動画ファイルのデータは、データ格納部65によってハードディスク22内に順次格納されるのと同時に再生処理部66によって読み出され、テレビ29の画面及びスピーカを通じて再生される。
なお、ハードディスク22内に動画ファイルの一部のデータが格納されている場合、上記と同様のバイトレンジ配信機能により、配信要求部64は続きのデータの送信をセンターサーバ12に要求し、動画ファイル処理部42からは残りのバイト数分のデータがブロック単位で送信される。
ところで、専用端末14のハードディスク22の容量には一定の限界があるため(例えば20〜100GB)、多数の動画ファイルをダウンロードするとディスク容量が不足する事態が生じる。
このため、データ格納部65による動画データの格納処理中にディスク容量が足りなくなると(S69)、ファイル管理部67によって格納済み動画ファイルの削除処理が実行され(S72)、必要領域が確保される。
この際、ファイル管理部67は、格納済み動画ファイルの有効期限情報をチェックし、有効期限の近い順にファイルの削除を実行する。
ただし、削除された動画ファイルについても、有効期限が残存している限り、リスト生成部68によって作成されるリスト中には当該動画フィルのタイトルがFDマーク71を付した形で表示される。
このため、当該動画ファイルの視聴を希望するユーザは、当該タイトルをリモコンで選択すると、配信要求部64によって再ダウンロードのリクエストがセンターサーバ12に送信され、即座に配信及び同時再生が可能となる。
この際、必要に応じて他の格納済み動画ファイルの削除処理がファイル管理部67によって実行され、ディスク容量が確保される。
リスト生成部68は、リスト生成時に各動画ファイルの有効期限情報をチェックし、有効期限の経過した動画ファイルに関してはリスト中から削除する。この結果、ユーザはそれ以降、当該動画ファイルを再生することができなくなる。
ただし、ハードディスク22の容量に余裕がある限り、当該期限切れの動画ファイルは直ちに削除されるのではなく、一定時間(例えば5時間)の間、ハードディスク22内に保持される。
この期間内に同タイトルについて再度レンタルを求める入力があった場合には、配信要求部64からその旨のリクエストがセンターサーバ12に送信され、取引処理部41による課金処理が実行されるが、動画ファイルの配信は実行されない。
その代わりに、専用端末14のハードディスク22内に保持されていた動画ファイルについて新たな有効期限情報が付加され、リスト生成部68によって図15のムービーリスト中に加えられる。この際、当然ながら「OKマーク70」が当該ビデオタイトルに付記される。
これに対し、有効期限経過後5時間を過ぎると、当該動画ファイルはファイル管理部67によって削除される。
この結果、再レンタルの際には、当該動画ファイルが再度配信されることとなる。
なお、有効期限が切れ、暫定的にハードディスク22内に残されている間に容量不足に陥った場合には、ファイル管理部67は当該動画ファイルを優先的に削除することはいうまでもない。
リスト生成部68は、IDカード50に記録されたユーザIDに関連付けられた動画ファイルのみをリスト化し、テレビ29の画面上に表示させる。
したがって、1台の専用端末14を家族数人で共有し、ハードディスク22内に各人が個別にダウンロードした動画ファイルが多数格納されていたとしても、現在IDカード50を挿入しているユーザに関する動画ファイルのみが選別され、リスト表示されることとなる。
このため、ハードディスク22内にアダルト系の種別コードが付された動画ファイルが格納されていても、子供のユーザが使用する際にはこれがリスト表示されることはなく、したがって再生もできない仕組みとなっている。
ところで、2時間程度の長さの動画ファイルをセンターサーバ12からダウンロードするとなると、比較的低速のADSL回線を使用した場合、約2時間程度の時間を要することとなる。
もちろん、このシステム60の場合にはダウンロードと同時に再生も行われるし、巻き戻しや早送りといったいわゆるトリックプレイもブロック単位で可能となるため、ユーザは2時間も待つ必要はない。
しかしながら、動画ファイル全体について自由にトリックプレイを楽しむには、動画ファイル全体がダウンロード済みとなっている必要がある。
このためユーザは、例えば就寝前や出勤前に再生なしのダウンロード予約を専用端末に対してセットすることができる。
設定された時間が到来すると配信要求部64が起動し、センターサーバ12に対してユーザが予約した動画ファイルの配信をリクエストする。
そして、動画ファイル処理部42から送信された動画データは、データ格納部65によってハードディスク22内に格納される。
この結果、ユーザは起床あるいは帰宅した直後に、ダウンロード済みの動画ファイルに対してトリックプレイを楽しむことができる。
さらにユーザは、外出先からインターネット接続機能を備えた携帯電話やPDA(携帯情報端末)、ノートパソコン等を介してダウンロード予約を入れることができる。
ユーザは、例えば携帯電話72からインターネット18経由でセンターサーバ12内に設けられた携帯電話専用のWebサイトにアクセスし、自己のユーザID及びパスワードを入力した後、サービスメニューの中から「ダウンロード予約」を選択する。
これを受けた予約処理部61からは、予約可能な動画ファイルの検索ページが送信され、携帯電話72のディスプレイ上に表示される。
これに対しユーザは、キーワードやジャンル等を特定して目的のビデオタイトルを選択した後、ダウンロード開始日時を選択入力し、センターサーバ12に送信する。
これを受けた予約処理部61は、ユーザが入力した予約情報をメール処理部62に渡し、ダウンロード予約用の電子メールを生成させる。
この電子メールは、宛先欄に当該ユーザのID及びメールサーバ名(メールアドレス)が記述されると共に、タイトル欄に「DNA RESERVE」など予約メールであることを示す文字が記述される。
さらに、本文欄には以下の情報が記述される。
(1)動画ファイルが格納されているコンテンツサーバのURL+ファイル名+拡張子
(2)動画ファイルのファイル名
(3)動画ファイルの拡張子(ファイル形式)
(4)リスト表示する際のタイトル文字
(5)レンタル有効期限
(6)コンテンツ種別
(7)ダウンロード開始時刻
以下が、予約メールの具体的な記述例である。
<Subject>
DNARESERVE
<本文>
movie_url=http://enrak.tv/video/art01.m4t ←(1)
movie_title=art01 ←(2)
movie_type=m4t ←(3)
movie_list=日本映画A ←(4)
expiration=2002-08-18 10:46:21 ←(5)
protected=1 ←(6)
dl_time=2002-08-15 15:25:00 ←(7)
専用端末14のメール受信部63は、現在挿入されているIDカード50に記述されたユーザID及びメールサーバ情報を基に、定期的(例えば10分間隔)にセンターサーバ12のメール処理部62(メールサーバ)に接続し、予約メールの配信を求める。
当該ユーザのメールボックス内に予約メールが蓄積されている場合、メール受信部63はメール処理部62から当該電子メールを受信し、本文欄に記述された予約情報を抽出する(予約情報を抽出した後、電子メールは削除される)。
この予約情報は配信要求部64に渡され、配信要求部64はセンターサーバ12に対して該当の動画ファイルの配信を要求する。
これを受けた取引処理部41は、必要な課金処理を実行した後、動画ファイル処理部42を介して目的の動画ファイルを専用端末14に配信させる。
この動画ファイルは、データ格納部65を介してハードディスク22内に格納される。
この結果、ユーザは帰宅後直ちに目的の動画ファイルを再生し、トリックプレイを楽しむことが可能となる。
図16は、この第2のビデオレンタルシステム60のサーバ構成例を示すものであり、センターサーバ12は、ハブ73を介して接続されたWebサーバ74、メールサーバ75、データベースサーバ76、配信サーバ77、コンテンツサーバ78を備えている。各サーバは、ルータ79を介してインターネット18に接続されている。
この場合、Webサーバ74が取引処理部41や認証処理部43、期限管理部40、Webページ生成部44、予約処理部61などの機能を果たし、メールサーバ75がメール処理部62としての機能を果たす。
また、データベースサーバ76内にユーザデータベース47や商品・サービスデータベース45、動画データベース46が設けられている。
さらに、配信サーバ77が動画ファイル処理部42としての機能を発揮し、コンテンツサーバ78内に実際の動画ファイルが格納されている。
図示の通り、配信サーバ77及びコンテンツサーバ78を、センターサーバ12とは異なる場所に分散配置することもできる。
この結果、例えば動画ファイルの著作権を有する映画会社80内に配信サーバ77とコンテンツサーバ78を設置すると共に、センターサーバ12内のデータベースサーバ76に動画ファイルに関する必要データを登録しておき、ユーザからの配信要求があった場合には、当該映画会社80の配信サーバ77を通じて専用端末14に配信させることが可能となる。
上記にあっては、センターサーバ12の側から専用端末14に対して動画ファイルを送信する例を説明したが、このシステム10は動画ファイルの双方向配信が可能であるため、ユーザの撮影した動画ファイルをセンターサーバ12に送信したり、これをセンターサーバ12の中継によって他のユーザや商品・サービス提供業者のローカルサーバ16に配信することもできる。
この場合ユーザは、専用端末14に音声入出力用のヘッドセット33と、映像入力用のCCDカメラ32を接続する。
以下、図17のフローチャートに従い、ユーザがこのシステム10をビデオチャットシステム(対話システム)として利用する際の処理手順について説明する。
まず、このシステム10の双方向型動画ファイル配信機能を利用して他のユーザとビデオチャット(テレビ会議)を行うことを希望するユーザは、図7のオープニングメーニュー中から「ビデオチャット」ボタン54を選択する。
この結果、Webページ生成部44からは、相手方のユーザIDの選択を求めるWebページが送信される(S50)。これに対しユーザは、リモコン52を操作して画面53上のテンキーを選択し、相手方のユーザIDを選択入力する。
これを受けたWebページ生成部44からは(S51)、相手方の氏名やサービス料を表示した確認画面が送信される(S52)。
これに対しユーザが「確認」ボタンを画面53上で選択すると、取引処理部41はユーザデータベース47内の残高情報を確認し(S53)、残高が十分の場合には商品・サービスデータベース45内の該当レコードに注文情報を記述すると共に、残高からサービス料金分を減算した残金を新たな残高としてユーザデータベース47内に更新登録する。
同時に、Webページ生成部44から申込ユーザ及び相手方ユーザの専用端末14に対して、ビデオチャット実施用のWebページが配信される(S54)。
ここで、双方のユーザが画面53上で「開始」ボタンを選択すると(S55)、以後、センターサーバ12を中継したユーザ間でのビデオチャットが可能となる。
すなわち、一方のユーザの映像及び音声は、CCDカメラ32及びヘッドセット33のマイクを介して専用端末14に入力され、メディアプロセッサ27によってMPEG4形式に変換されると共に(S56)、IPパケットに分割され、インターネット18経由でセンターサーバ12に送信される(S57)。
センターサーバ12の動画ファイル処理部42は、このIPパケットを相手先ユーザの専用端末14に転送する(S58)。
相手先ユーザの専用端末14においては、当該動画データに対してデコード処理が施され、映像データはテレビ画面53に表示されると共に、音声データはヘッドホンから出力される(S59)。
両者の専用端末14において、上記のエンコード/デコード処理がリアルタイムに実行されることにより、双方向の動画配信・動画再生が実現される。
なお、ユーザが選択した場合には、ビデオチャットに係る動画ファイルが双方の専用端末14のハードディスク22内に蓄積される。
また、センターサーバ12側に当該動画データのバックアップを残しておくこともできる。このバックアップ要求がユーザの専用端末14からセンターサーバ12に送信された場合、動画ファイル処理部42は両ユーザの専用端末14から送信された動画ファイルをサーバのハードディスク内に格納すると共に、動画データベース46内に必要事項を記述する。
このビデオチャットは、単身赴任中の夫と妻との間など、個人間のコミュニケーションツールとしても十分利用価値があるが、一般ユーザと事業者間のコミュニケーションツールとしてより大きな価値を発揮する。
例えば、オンラインショッピング中のユーザが、商品の動画広告表示領域近傍に表示された「対面説明」のボタンを選択することにより、当該商品提供業者のスタッフと直接対話ができるように構成しておけば、一方通行の商品説明では不明な点について納得がいくまで質問できることとなる。
その他、リモート英会話レッスン、リモートPCサポート、リモート介護事業、医師によるリモート診察等に応用可能である。
上記にあっては、据置型のテレビ29に据置型の専用端末14を接続することによってこのシステム10を構築した例を説明したが、例えばLinux等のOSを搭載した小型のPDAによってシステムを構築することもできる。
この場合、PDAのメモリ内に、専用端末としての機能を実現するのに必要な専用プログラムが格納される。また、PDAの液晶ディスプレイ及びスピーカがテレビ29の代わりを務める。
このPDAは、CFカードスロットに無線通信カードを挿入することにより、インターネット18経由でセンターサーバ12に接続される。あるいは、本体内に埋設されたBluetoothモジュールと、Bluetooth対応の携帯電話との連携によってセンターサーバ12にアクセスすることもできる。
ユーザは、据置型の専用端末14と同様、自己のIDカードをPDAのカードスロットに挿入することによって認証が完了し、液晶ディスプレイをスタイラスペンでタップすることによってメニュー選択が可能となる。
センターサーバ12から送信されたMPEG4形式の動画データは、PDA内の専用プログラムによってデコードされ、液晶ディスプレイ及びスピーカを通してストリーミング再生される。この動画データは、再生と同時に内蔵の小型ハードディスク内に格納される。
ビデオチャットを行う場合には、内蔵または外付けのCCDカメラ及びマイクを用いてユーザの映像及び音声が取り込まれる。
この発明に係る双方向型動画配信システムの全体イメージを示す模式図である。 専用端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 双方向型動画配信システムの機能構成を示すブロック図であり 商品・サービスデータベース内に設定されるデータ項目例を示す説明図である。 動画データベース内に設定されるデータ項目例を示す説明図である。 ユーザデータベース内に設定されるデータ項目例を示す説明図である。 テレビ画面にオープニングメニューが表示された状態を示すレイアウト図である。 ユーザがオンラインショッピングサービスを利用する際の処理手順を示すフローチャートである。 テレビ画面にショッピング用ページが表示された状態を示すレイアウト図である。 ユーザがビデオレンタルサービスを利用する際の処理手順を示すフローチャートである。 テレビ画面にレンタルビデオ用ページが表示された状態を示すレイアウト図である。 動画を構成する各フレーム中に電子透かし情報が埋め込まれた様子を示すイメージ図である。 第2のビデオレンタルシステムの機能構成を示すブロック図である。 第2のビデオレンタルシステムにおける処理手順を示すフローチャートである。 ビデオタイトルリストの表示例を示すレイアウト図である。 第2のビデオレンタルシステムのサーバ構成例を示す概念図である。 ユーザがビデオチャットサービスを利用する際の処理手順を示すフローチャートである。
10 双方向型動画配信システム
12 センターサーバ
14 専用端末(STB)
16 ローカルサーバ
18 インターネット
21 CPU
22 ハードディスク
23 メモリ
24 ネットワークコントローラ
25 TVコントローラ
26 ICカードリーダ
27 メディアプロセッサ
28 赤外線通信ユニット
29 テレビ
30 ブロードバンドモデム
31 ブロードバンドネットワーク
32 CCDカメラ
33 ヘッドセット(ヘッドホン、マイク)
40 期限管理部
41 取引処理部
42 動画ファイル処理部
43 認証処理部
44 Webページ生成部
45 商品・サービスデータベース
46 動画データベース
47 ユーザデータベース
50 IDカード
52 リモコン装置
53 テレビ画面
54 メニューボタン
55 選択枠
56 商品・サービス選択用のボタン
57 ビデオのジャンル選択用のボタン
58 動画を構成する各フレーム
59 電子透かし情報
60 第2のビデオレンタルシステム
62 予約処理部61及びメール処理部
63 メール受信部
64 配信要求部
65 データ格納部
66 再生処理部
67 ファイル管理部
68 リスト生成部
69 Webページ表示部
70 OKマーク
71 FDマーク
72 携帯電話
73 ハブ
74 Webサーバ
75 メールサーバ
76 データベースサーバ
77 配信サーバ
78 コンテンツサーバ
79 ルータ

Claims (18)

  1. センターサーバと、インターネットを介してセンターサーバと接続された専用端末と、各ユーザが所持するIDカードとを備えたビデオレンタルシステムであって、
    上記センターサーバは、各ユーザの属性情報をユーザID及び専用端末IDと関連付けて格納しておくユーザデータベースと、
    ユーザに対してレンタル可能なビデオに関する情報を格納しておくレンタルビデオデータベースと、
    レンタルビデオの動画ファイルを蓄積しておく記憶装置と、
    上記専用端末からユーザの認証情報が送信された場合に、上記ユーザデータベースを参照して認証処理を実行する手段と、
    上記データベースを参照してビデオタイトル選択用のWebページを生成し、専用端末に送信する手段と、
    専用端末から特定のビデオタイトルを選択する情報が送信された場合に、当該ビデオタイトルに関連付けられた動画ファイルと、当該動画ファイルの有効期限情報を専用端末に送信する手段とを備え、
    上記専用端末は、ハードディスク及びカードリーダを内蔵すると共に、テレビと接続されており、
    上記カードリーダによって読み込まれた認証情報をセンターサーバに送信し、ユーザの認証を要求する手段と、
    センターサーバから送信されたビデオタイトル選択用のWebページをテレビ画面に表示させる手段と、
    テレビ画面に表示されたビデオタイトルを選択するための入力手段と、
    ユーザが選択したビデオタイトルをセンターサーバに送信し、対応する動画ファイルの配信を要求する手段と、
    センターサーバから送信された動画ファイルを上記ハードディスク内に格納する手段と、
    上記動画ファイルの映像を上記テレビの画面に表示させると共に、音声をスピーカを通じて再生させる手段と、
    ハードディスク内に格納した動画ファイルの有効期限が到来した場合、所定時間内に当該動画ファイルを削除する手段とを備えており、
    さらに上記センターサーバは、上記専用端末のハードディスクに対してフルアクセス可の状態で共有接続されており、
    当該動画ファイルの有効期限が経過した後、当該専用端末のハードディスク内を参照して当該動画ファイルが削除されたか否かを確認する手段と、
    当該動画ファイルが残存している場合に、専用端末に対して削除指令を送信する手段を備えたことを特徴とする動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  2. 上記センターサーバは、動画ファイルを複数のブロック単位で上記専用端末に送信する手段を備え、
    上記専用端末は、センターサーバから送信された動画ファイルをブロック単位で上記ハードディスクに格納する手段と、
    送信済みのブロックに含まれる動画データの早送り再生、巻き戻し再生、一時停止、スロー再生を実行する手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  3. 上記専用端末は、動画配信要求に先立ち、センターサーバに対して当該動画ファイルの総バイト数を照会する手段と、
    センターサーバから通知された総バイト数を所定のデータベースに記録する手段と、
    当該動画ファイルのダウンロードが途中で中断した場合に、受信済みのバイト数を上記データベースに記録する手段と、
    当該動画ファイルのダウンロード再開時には、受信済みのバイト数をセンターサーバに通知する手段と、
    センターサーバから動画ファイルの続きのデータが送信された場合に、これをハードディスク内に格納する手段とを備え、
    上記センターサーバは、専用端末から特定の動画ファイルの配信要求に際して受信済みのバイト数が通知された場合に、当該動画ファイルの残りのデータを当該専用端末に送信する手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  4. 上記専用端末は、新たな動画ファイルのダウンロードに際してハードディスクの容量が不足すると判断した場合に、ハードディスク内に格納された各動画ファイルの有効期限を参照し、有効期限の近い順に動画ファイルを削除して必要な容量を確保する手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  5. 上記専用端末は、ダウンロード済みの動画ファイル、ダウンロード予約のなされた動画ファイル、及び有効期限を残したまま削除された動画ファイルに関する情報を、ユーザIDに関連付けて記録しておくデータベースと、
    上記カードリーダから読み込まれたユーザID及び上記データベースを参照し、当該ユーザに係る動画ファイルのタイトル及び有効期限が記述されたリストを生成する手段と、
    上記リストをテレビ画面に表示させる手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  6. 上記リストに列挙されたダウンロード予約中の動画ファイル及び有効期限を残したまま削除された動画ファイルには、ダウンロードが未完であることを示すマークが付記されると共に、ダウンロード済みの動画ファイルにはその旨を示すマークが付記されており、
    上記専用端末は、ユーザがテレビ画面上でダウンロード未完のタイトルを選択した場合に、上記センターサーバに対して当該タイトルに係る動画ファイルの配信を要求する手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  7. 上記専用端末は、当該動画ファイルの有効期限が到来した場合に、当該動画ファイルに関して非表示のフラグを上記データベース内に記録する手段と、
    所定時間内にユーザから当該動画ファイルの再レンタルを求める入力がなされた場合に、当該動画ファイルの再レンタル要求をセンターサーバに送信する手段と、
    センターサーバから新たな有効期限が通知された場合に、当該有効期限を上記動画ファイルに関連付けて上記データベースに記録する手段と、
    当該動画ファイルを上記リスト中にダウンロード済みとして表示させる手段とを備え、
    上記センターサーバは、専用端末から特定の動画ファイルに関して有効期限経過後所定時間内に再レンタルの要求が送信された場合に、当該動画ファイルに対して新たな有効期限を通知する手段を備えたことを特徴とする請求項5または6に記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  8. 上記センターサーバは、ユーザが操作する通信端末からインターネット経由でダウンロード予約のリクエストが送信された場合に、ユーザID及びパスワードの入力を求めるWebページを当該通信端末に送信する手段と、
    上記ユーザの通信端末からユーザID及びパスワードが送信された場合に、当該通信端末にビデオタイトル選択用のWebページを送信する手段と、
    上記通信端末から特定のビデオタイトルを選択する情報が送信された場合に、当該ビデオタイトルのダウンロード予約情報が記述された電子メールを生成し、当該ユーザのメールボックスに蓄積する手段と、
    専用端末から特定のビデオタイトルの配信要求が送信された場合に、当該動画ファイルを当該専用端末に送信する手段とを備え、
    上記専用端末は、定期的にセンターサーバに接続し、当該ユーザに関する電子メールの配信を要求する手段と、
    センターサーバから電子メールを受信した場合に、当該電子メールに記述された予約情報に基づき、動画ファイルの配信をセンターサーバに要求する手段と、
    センターサーバから当該動画ファイルが配信された場合に、当該動画ファイルをハードディスク内に格納する手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  9. 上記専用端末は、サーバから送信された動画ファイルを再生する際に、動画を構成している各フレーム内にユーザID及び専用端末IDの少なくとも一方を電子透かし情報として埋め込む手段を備えたことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  10. 上記センターサーバは、上記動画ファイルを暗号化する手段と、
    この暗号化された動画ファイルを上記専用端末に送信する手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  11. 上記センターサーバは、ユーザの取引限度額を設定しておくデータベースと、
    専用端末から当該ユーザの取引限度額を越えるビデオのレンタル要求が送信された場合に、当該取引を拒否する手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  12. 上記センターサーバは、ユーザの取引禁止条件を設定しておくデータベースと、
    専用端末から取引禁止条件に合致するビデオのレンタル要求が送信された場合に、当該取引を拒否する手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  13. 上記センターサーバは、ユーザのレンタル履歴情報を蓄積しておくデータベースと、
    上記レンタルビデオ選択用のWebページを生成する際に上記履歴情報を参照し、当該ユーザのレンタル実績のあるジャンルに含まれるビデオタイトルを優先的に表示するWebページを生成する手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  14. 上記センターサーバは、ユーザの予納金残高を記録しておくデータベースと、
    専用端末からビデオのレンタル要求が送信された場合に、レンタル料金情報と上記残高とを比較し、決済の可否を判定する手段と、
    決済可能な場合には当該動画ファイルを専用端末に送信する手段と、
    ユーザの残高から決済金額分を減算する手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜13の何れかに記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  15. 上記IDカードには、クレジットカード機能またはデビットカード機能を実現するためのカード情報が格納されており、
    上記専用端末は、上記カード情報を読み取るカードリーダと、
    当該カード情報を上記センターサーバに送信する手段とを備え、
    上記センターサーバは、専用端末からビデオのレンタル要求が送信された場合に、レンタル料金情報と上記カード情報をクレジットカード会社または金融機関のホストコンピュータに送信し、決済の可否を照会する手段と、
    決済可能な場合には当該動画ファイルを専用端末に送信する手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜14の何れかに記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  16. 上記センターサーバは、商品・サービスの広告用動画ファイルを蓄積しておく記憶装置と、
    各広告用動画ファイルに関する情報を格納しておくデータベースと、
    各ユーザ毎に最適の広告用動画ファイルを定期または不定期に抽出し、ユーザIDと関連付けて該当の専用端末に送信する手段とを備え、
    上記専用端末は、センターサーバから送信された上記広告用動画ファイルをハードディスク内に格納する手段と、
    ユーザがレンタルビデオの動画ファイルをセンターサーバから受信する際の空き時間に、当該ユーザに関連付けられた広告用動画ファイルをハードディスクから読み出し、テレビを通じて再生させる手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜15の何れかに記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  17. 上記専用端末は、広告用動画ファイルを再生した場合に、当該再生実績情報をセンターサーバに送信する手段を備え、
    上記センターサーバは、当該再生実績情報を当該ユーザに関連付けて所定のデータベースに格納する手段と、
    この再生実績情報及びユーザの属性情報を当該広告用動画ファイル提供者の通信端末に送信する手段とを備えたことを特徴とする請求項16に記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
  18. 上記専用端末は、ユーザが広告用動画ファイルに係る商品・サービスの購入を選択した場合に、当該商品・サービスの購入要求をセンターサーバに送信する手段を備え、
    上記センターサーバは、専用端末から上記購入要求が送信された場合に、当該商品・サービスの注文情報を商品・サービス提供者の通信端末に送信する手段と、
    ユーザによる商品・サービスの購入履歴を蓄積しておくデータベースと、
    広告用動画ファイルを各ユーザの専用端末に送信する際に上記履歴情報を参照し、当該ユーザの購入実績のある商品・サービスと同一のジャンルに属する商品・サービスに関する広告用動画ファイルを優先的に抽出する手段とを備えたことを特徴とする請求項16または17に記載の動画配信技術を用いたビデオレンタルシステム。
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