JP4562790B2 - 時分割多重通信方式ネットワークシステム - Google Patents
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Description
本発明は、このような環境においても、複数の伝送路による時分割多重通信方式ネットワークシステムにおいてデータを確実に送受信させる方法に関するものである。
図11の構成において、ネットワークシステムには複数の通信ノードがあり、夫々が、現用回線と予備回線の2重の伝送路で接続されている。
なお、「通信ノード(単にノードとも称す)」とは、通信網の構成要素である端末機器や交換機などの総称のことである。
本構成の回線切替システム(ネットワークシステム)においては、夫々の通信ノードは、通常は現用回線のみを用いてデータの送受信を行う。
このように、図11に示した従来の回線切替システム(ネットワークシステム)では、2重の伝送路を使用してデータを送信することによって、一方の伝送路に障害が発生して通信ができなくなった場合でも、他方の伝送路から送信データが受信ノードに届くことになり、ネットワーク全体への障害の影響を少なくすることが可能である。
図12は、特開平9−36903号公報(特許文献2)の各通信ノードにおけるブロック構成を示す図である。
また、図13は、特開平9−36903号公報(特許文献2)のリング状に接続されているネットワークの構成を示す図である。
ネットワークには複数の通信ノードがあり、夫々が0系伝送路、1系伝送路の2重の伝送路で接続されている。
本構成のリング状ネットワークにおいては、夫々の通信ノードは、同時に同じデータを0系伝送路、1系伝送路に同時に逆方向へ送信を行う。
このリング状ネットワークでの通信方法を、図14に示す非リング状ネットワークであるバス型ネットワークで利用すれば、「一方の伝送路に障害が発生したときに、同時に送信されている他方の送信線上のデータを使用することによって障害の影響をなくせる」ことが容易に想像できる。
なお、図14において、円で示したものは、リング型ネットワークを表している。
一方、上記特許文献2の方法を利用して、2重の伝送路により「バス形ネットワーク」でデータ送信するときは、両方の伝送路において同じ箇所でノイズなどが発生し、また、通信データが破壊されるといった障害が発生したときには、送信データは受信ノードに届かないこととなる。
データを送信する送信ノードは、伝送路ごとに前記1つのサイクル内のタイムセグメントに1つ以上のデータの送信に使う第一の送信タイムスロットを持ち、第一の伝送路上の前記第一の送信タイムスロットにおいてデータを送信する第一のデータ送信手段と、第二の伝送路上で前記第一の送信タイムスロットとは時間が重ならないように予め決めておいた第二の送信タイムスロットで前記第一のデータ送信手段が送信する送信データと同じデータを送信する第二のデータ送信手段を備え、
データを受信する受信ノードは、伝送路ごとに前記1つのサイクル内のタイムセグメントに1つ以上のデータの受信に使う受信タイムスロットを持ち、前記送信ノードが送信するデータを、前記第一の伝送路上の前記第一の送信タイムスロットと時間が重なるように予め決めておいた第一の受信タイムスロットにおいて受信する第一のデータ受信手段と、前記第二の伝送路上で前記第二の送信タイムスロットと時間が重なるように予め決めておいた第二の受信タイムスロットで前記第二のデータ送信手段が送信する送信データを受信する第二のデータ受信手段を備える。
また、1つの伝送路でデータ送信するときに、同じデータを別の伝送路においても異なる送信タイムスロットで送信することが可能であり、複数の伝送路の同じ場所、同じ時間に一時的な障害が発生した場合においても、受信ノードは、障害により送信データが破壊された伝送路とは別の伝送路の異なるタイムスロットから確実に同じ送信データを確実に受信することができる。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当のものであることを表す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における時分割多重通信方式ネットワークシステムのノード構成を示すものである。
図において、100は第一の伝送路、101は第二の伝送路であり、本実施の形態では、車載用の時分割多重通信用のネットワークとして使用されるFlexRay(登録商標)通信プロトコル Ver2.1 rev.A に準拠した通信(以下、FlexRay通信)を行う伝送路とする。
第一の伝送路(100)および第二の伝送路(101)の夫々には、通信を行うノードA(102)、ノードB(103)、ノードC(104)、ノードD(105)が接続される。
CPU1(111)は送信データ(112)を作成し、通信コントローラ1(113)に引き渡す。
通信コントローラ1(113)は、通信機能を備える部分であり、第一の伝送路(100)にデータを送信する第一の送信手段(114)と、第二の伝送路(101)にデータを送信する第二の送信手段(115)を備える。
ここでは、CPU1(111)と通信コントローラ1(113)は個別のものとして表示しているが、CPU1に通信コントローラの機能を内蔵することもできる。
また、FlexRay通信には、これら以外にも必要な構成物が存在するが、本実施の形態で説明する時分割多重通信方式ネットワークシステムには直接関係しないため、説明を省略する。
通信コントローラ2(113)は、通信機能を備える部分であり、第一の伝送路(100)からデータを受信する第一の受信手段(124)と、第二の伝送路(101)からデータを受信する第二の受信手段(125)を備える。
ここでは、CPU2(121)と通信コントローラ2(123)は個別のものとして表示しているが、CPU2に通信コントローラの機能を内蔵することもできる。
また、FlexRay通信にはこれら以外に必要な構成物が存在するが、本実施の形態で説明する時分割多重通信方式ネットワークシステムの機能には直接関係しないため、説明は省略する。
104はノードCであり、105はノードDである。
ノードC(104)およびノードD(105)の夫々は、第一の伝送路(100)および第二の伝送路(101)を介してノードA(102)およびノードB(103)と接続されるが、本実施の形態で説明する時分割多重通信方式ネットワークシステムには直接関係しないため説明を省略する。
クシステムに関して説明する。
なお、FlexRay通信は既知の技術であるため、発明に関連のない詳細に関しては説明を省略する。
図2は、FlexRay通信におけるタイムセグメントの構成を示すものである。
図2において、201、202はタイムセグメントであり、夫々、mサイクル目、m+1サイクル目のタイムセグメントを表す。
タイムセグメント201およびタイムセグメント202の夫々は、スタティク・セグメント(203)、ダイナミック・セグメント(204)、シンボル・ウィンドウ(205)、ネットワーク・アイドル・タイム(206)で構成され、これらをタイムセグメント単位で繰り返してメッセージの送受信を行う。
なお、ネットワーク・アイドル・タイムは、以下、NITと略する。
ダイナミック・セグメント(204)は、可変長のデータの送受信を任意のタイミングで行うことができる。
シンボル・ウィンドウ(205)、NIT(206)に関しては、メッセージ送受信とは関係しない部分なので、説明は省略する。
一方、ダイナミック・セグメント(204)とシンボル・ウィンドウ(205)は、FlexRay通信として使用しないことも選択できるため、本実施の形態で説明する時分割多重通信方式ネットワークシステムでは使用しない。
従って、これ以降は、ネットワーク通信構成図からも省略する。
図3おいて、300、301はタイムセグメントであり、タイムセグメント(300)およびタイムセグメント(301)の夫々は、スタティク・セグメント(203)、NIT(206)で構成される。
スタティク・セグメント(203)は、タイムスロット1からタイムスロットnで構成される。
300は、mサイクル目のタイムセグメント、301は、m+1サイクル目のタイムセグメントを夫々示している。
これらは、第一の伝送路(100)、第二の伝送路(101)で共通となる。
この設定は、タイムセグメントのサイクル数に関係無く、タイムスロットの番号に固定される。
ただし、送信に設定されたタイムスロットでは毎サイクルデータを送信する必要はなく、予め設定した必要に応じたサイクル間隔でデータ送信を行えばよい。例えば、送信周期を短くするためには毎サイクル送信し、送信周期を長くするためには数サイクル毎に送信するなどと設定しておくことで、データの重要性に併せた送信周期に調整することが可能である。
このタイムセグメントを繰り返すことで、時分割多重通信方式ネットワークシステムにおける定期的な送受信が確立される。
このような、図1に示すノード構成、図3に示す通信構成をもつ複数の伝送路による時分割多重通信方式ネットワークシステムの通常時の動作を説明する。
図4に示すように、本実施の形態における時分割多重通信方式ネットワークシステムでは、ノードA(102)には、予め第一の伝送路(100)のタイムスロット2(312)に「送信1」を、タイムスロット4(314)に「送信3」を、第二の伝送路(101)のタイムスロット2(312)に「送信2」を、タイムスロット5(315)に「送信4」を夫々設定しておく。
ノードB(103)には、予め第一の伝送路(100)のタイムスロット2(312)に「受信1」を、タイムスロット4(314)に「受信3」を、第二の伝送路(101)のタイムスロット2(312)に「受信2」を、タイムスロット5(315)に「受信4」を夫々設定しておく。
ここで、図4において、400から403は、本実施の形態のネットワークにおいて送受信されるデータ1から4である。
また、基本的には、(タイムセグメント内の)送信が設定されたタイムスロットには、1つのデータが割り当てられる。
つまり2種類のデータ(仮にデータA、Bとする)を送信するためには、2つの送信スロットを設定しておく必要がある。
上記の「送信1」とは、例えばデータAを送信する時間であり、「送信2」とは、データAとは異なるデータBを送信する時間を示している。
一方、データ1(400)、データ2(401)は、同じmサイクル目タイムセグメント(300)において第二の伝送路(101)でのノードA(102)の「送信4」[タイムスロット5(315)]、「送信2」[タイムスロット2(312)]により再度送信され、ノードB(103)が夫々「送信4」、「受信2」により再度受信する。
このようにデータ1(400)、データ2(401)は、mサイクル目タイムセグメント(300)で夫々送受信された後、同タイムセグメント(300)の他方の伝送路である第二の伝送路(101)の異なるタイムスロットでも再度送受信されるように予め設定しておく。
データ3(402)、データ4(403)においても同様であり、一方の伝送路の送信タイムスロットで送受信された後、同じタイムセグメントでの他方の伝送路の異なる送信タイムスロットにおいても再度送受信されるように予め設定しておく。
次に、ノードA(102)は、第二の伝送路(101)での「送信2」[タイムスロット2(312)]によりデータ2(401)を送信し、ノードB(103)は、「受信2」[タイムスロット2(312)]によりデータ2(401)を受信する。
ここで、ノードA(102)が「送信2」により送信するデータ2(401)は、同じmサイクル目タイムセグメント(300)での他方の伝送路である第一の伝送路100)での「送信3」により送信するデータ2(401)と同じものとする。
さらに、次にノードA(102)は、第一の伝送路(100)での「送信3」[タイムスロット4(314)]によりデータ2(401)を送信し、ノードB(103)は、「受信3」[タイムスロット4(314)]によりデータ2(401)を受信する。
ここで、ノードA(102)が「送信4」により送信するデータ1(400)は、同じmサイクル目タイムセグメント(300)内の他方の伝送路である第一の伝送路(100)での「送信1」により送信されたデータ1(400)と同じものとする。
次に、ノードA(102)は、m+1サイクル目タイムセグメント(301)において第一の伝送路(100)での「送信1」[タイムスロット2(312)]によりデータ3(402)を送信し、ノードB(103)は、「受信1」[タイムスロット2(312)]においてデータ3(402)を受信する。
次に、ノードA(102)は、第二の伝送路(101)の「送信2」[タイムスロット2(312)]によりデータ4(403)を送信し、ノードB(103)は、「受信2」[タイムスロット2(312)]によりデータ4(403)を受信する。
さらに次に、ノードA(102)は、第二の伝送路(101)での「送信4」[タイムスロット5(315)]によりデータ3(402)を送信し、ノードB(103)は、「受信4」[(タイムスロット5(315)]によりデータ4(402)を受信する。
ここで、m+1サイクル目タイムセグメント(301)においても同様に、データ4(403)は、他方の伝送路である第一の伝送路(100)での同じタイムセグメント内の別送信タイムスロット(ここでは「送信3」での送信データ)、データ3(402)は、他方の伝送路である第一の伝送路(100)での同じタイムセグメント内の別送信タイムスロット(ここでは「送信1」での送信データ)で送信するデータと夫々同じデータとする。
そして、ノードB(103)は、同じタイムセグメント内で、第一の伝送路(100)での受信した全てのデータと同じデータを第二の伝送路(101)の異なるタイムスロットからも受信することとなる。
このような伝送路毎、ノード毎の送受信のタイムスロットへの設定は、通信開始前にネットワークに接続されるノード共通のものとして設定しておく。
より説明する。
第一の伝送路(100)と第二の伝送路(101)の同じ場所に同時に障害としてノイズが印加されたとする。ここでは、図5に示すように、mサイクル目タイムセグメント(300)のタイムスロット2(312)にノイズ(500)が印加し、第一の伝送路(100)で通信中のデータ1(400)、第二の伝送路(101)で通信中のデータ2(401)が破壊されたとする。
同様に、ノイズ(500)により破壊されたデータ2(401)おいても、予め設定しておいたとおりに第一の伝送路(100)の「送信3」[タイムスロット5(315)]により送信することができ、ノードB(103)も「受信3」[タイムスロット5(315)]により受信することができる。
また、ノイズなどの影響により複数の伝送路の同じ場所、同じ時間に一時的な障害が発生した場合において、他の通信を妨害することなく、同じタイムセグメント内の他方の伝送路から破壊されたデータと同じデータを送受信することができる。
さらに、図4のネットワーク構成においては、第一の伝送路(100)でのノードA(102)の送信タイムスロットを2つ、ノードB(103)の受信タイムスロットを2つ、第二の伝送路(101)でもノードA(102)の送信タイムスロットを2つ、ノードB(103)の受信タイムスロットを2つとした構成としたが、夫々の伝送路において送受信するタイムスロットを増やしても、同じタイムスロットで伝送路毎に異なるデータを送受信するように予め設定しておけば同様の効果が得られる。
データを送信する送信ノード(102)は、伝送路ごとに1つのサイクル内のタイムセグメントに1つ以上のデータの送信に使う第一の送信タイムスロットを持ち、第一の伝送路(100)上の第一の送信タイムスロットにおいてデータを送信する第一のデータ送信手段(114)と、第二の伝送路(101)上で前記第一の送信タイムスロットとは時間が重ならないように予め決めておいた第二の送信タイムスロットで第一のデータ送信手段(114)が送信する送信データと同じデータを送信する第二のデータ送信手段(115)を備え、
データを受信する受信ノード(103)は、伝送路ごとに前記1つのサイクル内のタイムセグメントに1つ以上のデータの受信に使う受信タイムスロットを持ち、送信ノードが送信するデータを、第一の伝送路上(100)の第一の送信タイムスロットと時間が重なるように予め決めておいた第一の受信タイムスロットにおいて受信する第一のデータ受信手段(124)と、第二の伝送路(101)上で第二の送信タイムスロットと時間が重なるように予め決めておいた第二の受信タイムスロットで第二のデータ送信手段(115)が送信する送信データを受信する第二のデータ受信手段(125)を備えている。
また、1つの伝送路でデータ送信するときに、同じデータを別の伝送路においても異なる送信タイムスロットで送信することが可能であり、複数の伝送路の同じ場所、同じ時間に一時的な障害が発生した場合においても、受信ノードは、障害により送信データが破壊された伝送路とは別の伝送路の異なるタイムスロットから確実に同じ送信データを確実に受信することができる。
従って、1つの伝送路でデータ送信するときに、同じデータを別の伝送路においても同じサイクル内タイムセグメントの伝送路毎に異なる送信タイムスロットで送信することが可能であり、複数の伝送路の同じ場所、同じ時間に一時的な障害が発生した場合においても、受信ノードは、障害によりデータが破壊された伝送路とは別の伝送路から決められたタイムセグメント内で同じ送信データを確実に受信することができる。
従って、1つの伝送路で送信する全てのデータは、同じデータを別の伝送路においても夫々異なる送信タイムスロットで送信することが可能であり、複数の伝送路の同じ場所、同じ時間に一時的な障害が発生した場合においても、受信ノードは、障害により送信データが破壊された伝送路とは別の伝送路から夫々同じ送信データを確実に受信することができる。
図6は、実施の形態2による時分割多重通信方式ネットワークシステムにおける送受信タイムスロットの設定を示す通信構成図である。
本実施の形態における時分割多重通信方式ネットワークシステムのノード構成は、実施の形態1における図1と同じであるため、説明は省略する。
図6を用いて、FlexRay通信に従った本実施の形態における時分割多重通信方式ネットワークシステムの通信構成を説明する。
図6おいて、600〜602はタイムセグメントであり、夫々スタティック・セグメント203、NIT(206)で構成される。
スタティク・セグメント(203)は、タイムスロット1からタイムスロットnで構成される。
600はm−1サイクル目タイムセグメント、601はmサイクル目タイムセグメント、602はm+1サイクル目タイムセグメントを夫々示している。
これらは、第一の伝送路(100)、第二の伝送路(101)で共通となる。
ノードB(103)にも、予め第一の伝送路(100)のタイムスロット1(311)
に「受信1」を、タイムスロット3(313)に「受信3」を、タイムスロット5(315)に「受信5」を、第二の伝送路(101)のタイムスロット1(311)に「受信2」を、タイムスロット3(313)に「受信4」を、タイムスロット5(315)に「受信6」を夫々設定しておく。
故障情報データ1(611)は、m−1サイクル目タイムセグメント(600)において、第一の伝送路(100)でのノードA(102)の「送信5」[タイムスロット5(315)]により送信され、ノードB(102)が「受信5」により受信する。
一方で、故障情報データ1(611)は、第二の伝送路(101)でのノードA(102)の次の送信タイムスロットにあたるmサイクル目タイムセグメント(601)の「送信2」[タイムスロット1(311)]により再度送信され、ノードB(102)が「受信2」により再度受信する。
このように故障情報データ1(611)は第一の伝送路(100)で送受信された後、他方の伝送路である第二の伝送路(101)の次の送受信タイムスロットにおいても再度送受信されるように予め設定しておく。
ここで故障情報データ4(614)は、第一の伝送路(100)の「送信1」「受信1」[タイムスロット1(311)]で送受信された後、図示していないが第二の伝送路(101)の次の送受信タイムスロットにおいて送受信されている。
また、故障情報データ5(615)においても図示していないが、第一の伝送路(100)の送受信タイムスロットで送受信されたのちに、別の伝送路の次の送受信タイムスロットにあたる第二の伝送路(101)の「送信6」「受信6」[タイムスロット5(315)]で送受信されている。
通常データ1(620)は、mサイクル目タイムセグメント(601)において、ノードA(102)が第一の伝送路(100)での「送信3」[タイムスロット3(313)]と第二の伝送路(101)]での「送信4」[タイムスロット3(313)]において送信し、ノードB(102)が第二の伝送路(101)の「受信3」と第二の伝送路(101)の「受信4」において夫々受信する。
また、通常データ2(621)は、m+1サイクル目タイムセグメント(602)において、ノードA(102)が第一の伝送路(100)での「送信3」[タイムスロット3(313)]と第二の伝送路(101)での「送信4」[タイムスロット3(313)]において送信し、ノードB(102)が第一の伝送路(100)の「受信3」と第二の伝送路(101)の「受信4」において受信する。
このような構成における本ネットワークでの通常の動作として、ノードA(102)は、mサイクル目タイムセグメント(601に)おいて、第一の伝送路(100)での「送信1」[タイムスロット1(311)]により故障情報データ2(612)を送信し、ノードB(103)は、「受信1」[タイムスロット1(311)]により故障情報データ2(612)を受信する。
次にノードA(102)は、第二の伝送路(101)での「送信2」[タイムスロット1(311)]により故障情報データ1(611)を送信し、ノードB(103)は、「受信2」[タイムスロット1(311)]により故障情報データ1(611)を受信する。
ここで、ノードA(102)が「送信2」により送信する故障情報データは、他方の伝送路である第一の伝送路(100)での1つ前の故障情報データを送信したタイムスロット(ここでは、m−1サイクル目タイムセグメント(600)のタイムスロット5(315)である「送信5」により送信した故障情報データ1(611)と同じものである。
次にノードA(102)は、第二の伝送路(101)での、「送信4」[タイムスロット3(313)]により同じ通常データ1(620)を送信し、ノードB(103)は、「受信4」[タイムスロット3(313)]により通常データ1(620)を受信する。
さらに次に、ノードA(102)は、第一の伝送路(100)での「送信5」[タイムスロット5(315)]により故障情報データ3(613)を送信し、ノードB(103)は、「受信5」[タイムスロット5(315)]により故障情報データ3(613)を受信する。
次にノードA(102)は、第二の伝送路(101)での「送信6」[タイムスロット5(315)]により故障情報データ2(612)を送信し、ノードB(103)は、「受信6」[タイムスロット5(315)]により故障情報データ2(612)を受信する。
ここでは、mサイクル目タイムセグメント(601)に関してのみの送受信の動作を説明したが、m+1サイクル目タイムセグメント(602)以降においても同様に、ノードA(102)は、第一の伝送路(100)で送信した故障情報データを第二の伝送路(101)での故障情報データを送信する次以降の送信タイムスロットで同じ故障情報データを送信し、通常データに関しては、第一の伝送路(100)と第二の伝送路(101)で常に同じデータを送信する。
ノードB(103)においては、第一の伝送路(100)で受信した全ての故障情報データと同じ故障情報データを第二の伝送路(101)での故障情報データを受信する次以降の受信タイムスロットからも受信し、通常データに関しては、第一の伝送路(100)と第二の伝送路(101)とで常に同じデータを受信することとなる。
このような伝送路毎、ノード毎の送受信タイムスロットの設定は、通信開始前にネットワークに接続されるノード共通のものとして予め設定しておく。
第一の伝送路(100)と第二の伝送路(101)の同じ場所に同時にノイズが印加されたとする。
ここでは、図7に示すように、mサイクル目タイムセグメント(601)のタイムスロット5(315)に障害としてノイズ(700)が印加し、第一の伝送路(100)で通信中の故障情報データ3(613)、第二の伝送路(101)で通信中の故障情報データ
2(612)が破壊されたとする。
一方、ノイズ(700)により破壊された故障情報データ1(401)においては、ノードA(102)が、第一の伝送路(100)の同じタイムセグメントであるmサイクル目タイムセグメント(601)における「送信1」[タイムスロット1(311)]により既に送信しており、ノードB(103)は、「受信1」[タイムスロット1(311)]により受信しているのでノイズ(700)によるデータ破壊の影響はない。
また、ノイズなどにより複数の伝送路の同じ場所、同じ時間に一時的な障害が発生し、故障情報などの重要なデータが破壊された場合には、他の通信を妨害することなく、他方の伝送路における1つ前後の送受信が設定されているタイムスロットから破壊された重要データを送受信することができる。
また、重要データの選択の基準を、データの送信周期の短いものとしても良いし、データの送信周期の長いものとしても良い。
データ送信周期の短いデータに関しては、一時的な障害が発生し、破壊された場合には、次に受信したときは、データ内容が大きく変化している可能性がある。
そのため意図しないデータの取りこぼしは、ノードに搭載されるアプリケーションがデータ変化量必要とする処理を行う場合に、大きな影響が出る。そのため、本発明によりデータ送信周期の短いデータを確実に受信できることは、大きな効果がある。
そのため、本発明によりデータ送信周期の長いデータを確実に受信できることは、大きな効果がある。
さらに、重要データを使用するシステム、ノードに搭載されるアプリケーションに併せて選択しても良いし、全てのデータとしても同様の効果が得られる。
さらに、図6のネットワーク構成においては、第一の伝送路(100)でのノードA(102)の送信タイムスロットを3つ、ノードB(103)の受信タイムスロットを3つ、第二の伝送路(101)においてもノードA(102)の送信タイムスロットを3つ、ノードB(103)の受信タイムスロットを3つの構成としたが、夫々の伝送路において送受信するタイムスロットを増やしても、同様に伝送路ごとに1つ以上送受信するタイムスロットをずらし、同じデータを複数の伝送路で同時に送受信しないようにすれば、同様
の効果が得られる。
そこで、送信処理をずらず量を調整し、同じタイムスロットで、同じ重要データが送受信されないように予め設定する必要がある。
前述した実施の形態1において、送信ノードは、第一の伝送路(100)上の第一の送信タイムスロットの次以降に送信される第二の伝送路(101)上の送信タイムスロットを第二の送信タイムスロットと予め設定しておくことを特徴とする。
従って、本実施の形態によれば、1つの伝送路でデータ送信するときに、同じデータを別の伝送路においても伝送路毎に送信タイムスロットを1つ以上ずらしながら送信するこ
とが可能であり、複数の伝送路の同じ場所、同じ時間に一時的な障害が発生した場合においても、受信ノードは、障害によりデータが破壊された伝送路とは別の伝送路の前後のタイムスロットから即座に同じ送信データを確実に受信することができる。
従って、1つの伝送路で送信する送信周期の短いデータは、同じデータを別の伝送路においても異なる送信タイムスロットで夫々送信することが可能であり、複数の伝送路の同じ場所、同じ時間に一時的な障害が発生した場合でも、受信ノードは、障害により送信データが破壊された伝送路とは別の伝送路からデータ送信周期の短い重要な送信データを確実に受信することができる。
従って、1つの伝送路で送信するデータ送信周期の長いデータは、同じデータを別の伝送路においても異なる送信タイムスロットで夫々送信することが可能であり、複数の伝送路の同じ場所、同じ時間に一時的な障害が発生した場合でも、受信ノードは、障害により送信データが破壊された伝送路とは別の伝送路から、データ送信周期が長く、一度受信できないと次の受信までには時間が掛かるといった重要な送信データを確実に受信することができる。
従って、1つの伝送路で送信する故障情報に関わるデータは、同じデータを別の伝送路においても異なる送信タイムスロットで夫々送信することが可能であり、複数の伝送路の同じ場所、同じ時間に一時的な障害が発生した場合においても、受信ノードは、障害により送信データが破壊された伝送路とは別の伝送路から故障情報に関わるといった重要な送信データを確実に受信することができる。
図8は、実施の形態3による時分割多重通信方式ネットワークシステムのノード構成を示すものである。
図において、100、101は、夫々第一の伝送路、第二の伝送路であり、車両内に設置される。
本実施の形態では、第一の伝送路(100)および第二の伝送路(101)は、車載用の時分割多重通信用のネットワークとして使用されるFlexRay通信を行う伝送路とする。
第一の伝送路(100)および第二の伝送路(101)には、夫々、通信を行うアプリケーションとして、車両のエンジン制御を行うエンジン ECU(801)、AT(Automatic Transmition)の制御を行うAT ECU(802)、ABS(Anti-lock Brake System)の制御を行うABS ECU(803)、EPS(Electric Power Steering)の制
御を行うEPS ECU(804)が通信ノードとして接続される。
ーラ1(813)を備える。
CPU1(811)は送信データ(812)を作成し、通信コントローラ1(813)に引き渡す。
通信コントローラ1(813)は、通信機能を備える部分であり、第一の伝送路(100)にデータを送信する第一の送信手段(814)と、第二の伝送路(101)にデータを送信する第二の送信手段(815)を備える。
ここでは、CPU1(811)と通信コントローラ1(813)は別に記載しているが、CPU1に通信コントローラの機能を内蔵することもできる。
また、FlexRay通信には、これら以外に必要な構成物が存在するが、本実施の形態で説明する時分割多重通信方式ネットワークシステムの機能には直接関係しないため説明を省略する。
AT ECU(802)は、CPU2(821)と通信コントローラ2(823)を備
える。
CPU2(821)は、通信コントローラ2(823)から受信データ(822)を受け取る。
通信コントローラ2(823)は、通信機能を備える部分であり、第一の伝送路(100)からデータを受信する第一の受信手段(824)と、第二の伝送路(101)からデータを受信する第二の受信手段(825)を備える。
ここでは、CPU2(821)と通信コントローラ2(823)は別に記載しているが、CPU2に通信コントローラの機能を内蔵することもできる。
また、FlexRay通信にはこれら以外に必要な構成物が存在するが、本実施の形態で説明する時分割多重通信方式ネットワークシステムの機能には直接関係しないため説明を省略する。
さらにまた、本構成では、通信コントローラ1(813)には送信手段のみ、通信コントローラ2(823)には受信手段のみを持たせているが、これは、本発明の機能を説明し易くするために、送信もしくは受信に特化させた構成としている。実際にはこの限りではなく、通信コントローラには送信、受信の双方の手段が備わる。
803は、ABS ECUであり、804は、EPS ECUである。夫々第一の伝送路
(100)、第二の伝送路(101)を介してエンジン ECU(801)、AT ECU(802)と接続されるが、本実施の形態で説明する時分割多重通信方式ネットワークシステムには直接関係しないため説明を省略する。
図9おいて、900、901、902は、タイムセグメントであり、夫々スタティク・セグメント(203)、NIT(206)で構成される。
スタティク・セグメント(203)は、タイムスロット1からタイムスロットnで構成される。
900はm−1サイクル目タイムセグメント、901はmサイクル目タイムセグメント、902はm+1サイクル目タイムセグメントを夫々示している。これらは、第一の伝送路(100)、第二の伝送路(101)で共通となる。
本実施の形態における時分割多重通信方式ネットワークシステムでは、図9に示すように、エンジン ECU(801)には、予め第一の伝送路(100)のタイムスロット1
(311)に「送信1」を、タイムスロット3(313)に「送信3」を、タイムスロット5(315)に「送信5」を、第二の伝送路(101)のタイムスロット2(312)に「送信2」を、タイムスロット3(313)に「送信4」を、タイムスロット5(315)に「送信6」を夫々設定しておく。
AT ECU(802)にも、予め第一の伝送路(100)のタイムスロット1(31
1)に「受信1」を、タイムスロット3(313)には「受信3」を、タイムスロット5(315)に「受信5」を、第二の伝送路(101)のタイムスロット2(312)に「受信2」を、タイムスロット3(313)に「受信4」を、タイムスロット5(315)に「受信6」を設定しておく。
ECU(801)が保有するドライバの操作に関わる操作情報データであり、AT ECU(802)との間で送受信される重要なデータである。
また、921から924は、本実施の形態のネットワークシステムにおいてエンジン
ECU(801)が保有する車両の挙動に関わるエンジンの回転数データであり、このデータもAT ECU(802)との間で送受信される重要なデータである。
操作情報データ1(911)、回転数データ1(921)は、m−1サイクル目タイムセグメント(900)において、第一の伝送路(100)での夫々エンジン ECU(8
01)の「送信1」[タイムスロット1(311)]、「送信3」[タイムスロット3(313)]により送信され、AT ECU(802)は、夫々「受信1」、「受信3」に
より受信する。
一方で、操作情報データ1(911)および回転数データ1(921)は、m−1サイクル目タイムセグメント(900)の次のタイムセグメントであるmサイクル目タイムセグメント(901)において、第二の伝送路(101)で夫々エンジン ECU(801
)の「送信2」[タイムスロット2(312)]、「送信4」[タイムスロット3(313)]により再度送信され、AT ECU(802)は、夫々「受信2」、「送信4」に
より再度受信する。
も再度送受信されるように予め設定しておく。
操作情報データ2(912)、操作情報データ3(913)、操作情報データ4(914)、回転数データ2(922)、回転数データ3(923)、回転数データ4(924)においても同様であり、一方の伝送路の送受信タイムスロットで送受信された後、他方の伝送路の次の送受信タイムスロットにおいても再度送受信されるように予め設定しておく。
ここで操作情報データ3(913)および回転数データ3(923)は、m+1サイクル目タイムセグメント(902)において、第一の伝送路(100)でのタイムスロットで送受信された後、図示していないが、次のタイムセグメントの第二の伝送路(101)でのタイムスロットにおいても夫々送受信されている。
また、操作情報データ4(914)および回転数データ4(924)においても、図示していないが、m−1サイクル目タイムセグメント(900)のひとつ前のタイムセグメントにおいて、第一の伝送路(100)でのタイムスロットで送受信されたのちに、次のタイムセグメントにあたるm−1サイクル目タイムセグメント(900)での第二の伝送路(101)のタイムスロット2(312)、タイムスロット3(313)で夫々送受信されている。
通常データ1(931)は、m−1サイクル目タイムセグメント(900)において、エンジン ECU(801)が第一の伝送路(100)での「送信5」[タイムスロット
5(315)]と第二の伝送路(101)での「送信6」[タイムスロット5(315)]により送信し、AT ECU(802)が第一の伝送路(100)での「受信5」と第
二の伝送路(101)での「受信6」により同じデータを受信する。
また通常データ2(932)は、mサイクル目タイムセグメント(901)において、エンジン ECU(801)が第一の伝送路(100)での「送信5」[タイムスロット
3(313)]と第二の伝送路(101)での「送信6」[タイムスロット3(313)]により送信し、AT ECU(802)が第一の伝送路(100)での「受信5」と第
二の伝送路(101)での「受信6」により受信する。
このように、通常データは、第一の伝送路(100)と第二の伝送路(101)では同じデータを送信するように予め設定しておく。
エジン ECU(801)は、mサイクル目タイムセグメント(901)において、第
一の伝送路(100)での「送信1」[タイムスロット1(311)]により操作情報データ2(912)を送信し、AT ECU(802)は、「受信1」[タイムスロット1
(311)]により操作情報データ2(912)を受信する。
次に、エンジン ECU(801)は、第二の伝送路(101)での「送信2」[タイ
ムスロット2(312)]により操作情報データ1(911)を送信し、AT ECU(
802)は、「受信2」[タイムスロット2(312)]により操作情報データ1(911)を受信する。
ここで、エンジン ECU(801)が「送信2」により送信する操作情報データ1(
911)は、一つ前のタイムセグメントであるm−1サイクル目タイムセグメント(900)での他方の伝送路である第一の伝送路(100)での「送信1」により送信した操作情報データ1(911)と同じものとする。
ムスロット3(313)]により回転数データ2(922)を送信し、AT ECU(8
02)は、「受信3」[タイムスロット3(313)]により回転数データ2(922)
を受信する。
次に、エンジン ECU(801)は、第二の伝送路(101)での「送信4」[タイ
ムスロット3(313)]により回転数データ1(921)を送信し、AT ECU(8
02)は、「受信4」[タイムスロット3(313)]により回転数データ1(921)を受信する。
ここで、エンジン ECU(801)が「送信4」により送信する回転数データ1(9
21)は、一つ前のタイムセグメントであるm−1サイクル目タイムセグメント(900)での他方の伝送路である第一の伝送路(100)での「送信3」により送信した回転数データ1(921)と同じものとする。
ムスロット5(315)]により通常データ1(932)を送信し、AT ECU(80
2)は、「受信5」[タイムスロット5(315)]により通常データ2(932)を受信する。
さらにエンジン ECU(801)は、第二の伝送路(101)での「送信5」[タイ
ムスロット5(315)]により通常データ2(932)を再度送信し、AT ECU(
802)は、「受信5」[タイムスロット5(315)]により通常データ2(932)を再度受信する。
ータを次以降のタイムセグメントにおいて第二の伝送路(101)での操作情報データ、回転数データを送信するタイムスロットで同じ操作情報データ、回転数データを送信し、通常データに関しては、第一の伝送路(100)と第二の伝送路(101)で常に同じデータを送信する。
AT ECU(802)においては、第一の伝送路(100)で受信した操作情報デー
タおよび回転数データを、次以降のタイムセグメントの第二の伝送路(101)での操作情報データおよび回転数データを受信するタイムスロットで、同じ操作情報データおよび回転数データを受信し、通常データに関しては、第一の伝送路(100)と第二の伝送路(101)で常に同じデータを受信することとなる。
このような伝送路毎、ノード毎の送受信タイムスロットの設定は、通信開始前にネットワークに接続されるノード共通のものとして予め設定しておく。
第一の伝送路(100)と第二の伝送路(101)の同じ場所に同時にノイズが印加されたとする。
この結果、図10に示すように、mサイクル目タイムセグメント(901)のタイムスロット3(313)にノイズ(1000)が印加し、第一の伝送路(100)で通信中の回転数データ2(922)および第二の伝送路(101)で、通信中の回転数データ1(921)が破壊されたとする。
タイムセグメントであるm+1サイクル目タイムセグメント(902)におけるタイムスロット3(313)の「送信4」により送信することが予め設定されているので、AT
ECU(802)は破壊された回転数データ2(922)を同タイムスロットの「受信4」[タイムスロット3(313)]で受信することができる。
一方で、ノイズ(1000)により破壊された回転数データ1(921)においては、エンジン ECU(801)が第一の伝送路(100の)1つ前のタイムセグメントであ
るm−1サイクル目タイムセグメント(900)におけるタイムスロット3(313)の「送信3」[タイムスロット3(313)]により既に送信しており、AT ECU(8
02)が、同タイムスロットの「受信3」[タイムスロット3(313)]により受信しているのでノイズ(1000)によるデータ破壊による影響はない。
また、ノイズなどにより複数の伝送路の同じ場所、同じ時間に一時的な障害が発生した場合において、車両の挙動に関わるエンジンの回転数、ドライバの操作に関わる操作情報などの重要なデータが破壊された場合には、他の通信を妨害することなく、他方の伝送路における1つ前後のタイムセグメントの送受信タイムスロットから破壊されたデータを送受信することができる。
また、本実施の形態のように、重要データをドライバの操作に関わる情報とすることで、ドライバの操作に関わるデータをノイズなどの障害が発生しても取りこぼすことがないので、連続した情報の受信により、ドライバの操作を確実に反映したきめ細かな車両制御ができる。
さらに、また、車両の挙動に関わるデータは、エンジンの回転数の情報に限るわけではなく、ドライバの操作に関わる情報も操作情報に限るわけではない。
また、重要データとしては、車両の安全に関わる情報としても良いし、使用するシステムに併せて重要データを選択しても良いし、全てのデータを重要データとしても同様の効果が得られる。
車両の安全に関わる情報に関しては、一時的な障害が発生してデータが破壊されたことによる意図しないデータの取りこぼしは、事故につながる可能性が高くなるなどの理由で絶対に許されない。
そのため、本発明により車両の安全に関わる情報を確実に受信できることは、大きな効果がある。
なお、実施の形態3においては、本発明の効果を示すために、エンジン ECU(80
1)が送信のみすめ場合、AT ECU(802)が受信のみする場合、に限定して説明
しているが、実際のネットワークにおいては、どのノードが送受信しても本発明の効果には影響は無い。
また、実施の形態1〜3においては、2ノード間の送受信のみを説明したが、これが、3ノード、4ノードと増えても、同様の効果が得られる。
一方で、実施の形態1.−3.においては、伝送路にFlexRay通信を用いたが、時分割多重通信方式ネットワークシステムにしたがう通信プロトコルであれば、これに限る
ことではない。
前述した実施の形態1において、送信ノードは、第一の伝送路上の第一の送信タイムスロットと次のサイクルのタイムセグメントに含まれる第二の伝送路上の送信タイムスロットから第二の送信タイムスロットを予め設定しておく。
従って、本実施の形態によれば、1つの伝送路でデータ送信するときは、別の伝送路においても同じデータを次のサイクルのタイムセグメントの送信タイムスロットで送信することが可能であり、複数の伝送路の同じ場所、同じ時間に一時的な障害が発生した場合においても、受信ノードは、障害によりデータが壊れた伝送路とは別の伝送路の次サイクルのタイムセグメントといった一時的な障害発生後に確実に同じ送信データ受信することができる。
従って、本実施の形態によれば、1つの伝送路で送信するユーザ操作に関わるデータは、別の伝送路においても異なる送信タイムスロットで夫々同じデータを送信することが可能であり、複数の伝送路の同じ場所、同じ時間に一時的な障害が発生した場合においても、受信ノードは、障害により送信データが壊れた伝送路とは別の伝送路からユーザ操作に関わる重要な送信データを確実に受信することができる。
従って、本実施の形態によれば、1つの伝送路で送信する乗り物の挙動に関わるデータは、別の伝送路においても異なる送信タイムスロットで夫々同じデータを送信することが可能であり、複数の伝送路の同じ場所、同じ時間に一時的な障害が発生した場合においても、受信ノードは、障害により送信データが壊れた伝送路とは別の伝送路から乗り物の挙動に関わるといった重要な送信データを確実に受信することができる。
従って、本実施の形態によれば、1つの伝送路で送信する乗り物の安全に関わるデータは、別の伝送路においても異なる送信タイムスロットで夫々同じデータを送信することが可能であり、複数の伝送路の同じ場所、同じ時間に一時的な障害が発生した場合においても、受信ノードは、障害により送信データが壊れた伝送路とは別の伝送路から乗り物の安全に関わるといった重要な送信データを確実に受信することができる。
102〜105 ノードA〜ノードD
111 CPU1 112 送信データ
113 通信コクトローラ1 114 第一の送信手段
115 第二の送信手段 121 CPU2
122 受信データ 123 通信コントローラ2
124 第一の受信手段 125 第二の受信手段
201、202 タイムセグメント 203 スタティック・セグメント
204 ダイナミック・セグメント 205 シンボル・ウィンドウ
206 NIT(ネットワーク・アイドル・タイム)
207 タイムスロット
300、301 タイムセグメント
311〜316 タイムスロット
400〜403 データ 500 ノイズ
600〜602 タイムセグメント
611〜615 故障情報データ
620、621 通常データ 700 ノイズ
801 エンジンEC U 802 AT ECU
803 ABSECU 804 EPS ECU
811 CPU1 812 送信データ
813 通信コクトローラ1 814 第一の送信手段
815 第二の送信手段 821 CPU2
822 受信データ 823 通信コントローラ2
824 第一の受信手段 825 第二の受信手段
911〜914 操作情報データ
921〜924 回転数データ
931、932 通常データ 1000 ノイズ
Claims (11)
- 通信機能を有する複数のノードが複数の伝送路により接続され、前記複数の伝送路上には同じ長さのタイムスロットがあり、前記伝送路毎に前記ノードがデータの送受信に使うタイムスロットを予め設定し、前記タイムスロットの集合であるタイムセグメントを前記複数の伝送路に共通したサイクルで繰り返すことによって、前記ノード間のデータ送受信を行う時分割多重通信方式ネットワークシステムにおいて、
データを送信する送信ノードは、
伝送路ごとに前記1つのサイクル内のタイムセグメントに1つ以上のデータの送信に使う第一の送信タイムスロットを持ち、第一の伝送路上の前記第一の送信タイムスロットにおいてデータを送信する第一のデータ送信手段と、第二の伝送路上で前記第一の送信タイムスロットとは時間が重ならないように予め決めておいた第二の送信タイムスロットで前記第一のデータ送信手段が送信する送信データと同じデータを送信する第二のデータ送信手段を備え、
データを受信する受信ノードは、
伝送路ごとに前記1つのサイクル内のタイムセグメントに1つ以上のデータの受信に使う受信タイムスロットを持ち、前記送信ノードが送信するデータを、前記第一の伝送路上の前記第一の送信タイムスロットと時間が重なるように予め決めておいた第一の受信タイムスロットにおいて受信する第一のデータ受信手段と、前記第二の伝送路上で前記第二の送信タイムスロットと時間が重なるように予め決めておいた第二の受信タイムスロットで前記第二のデータ送信手段が送信する送信データを受信する第二のデータ受信手段を備えることを特徴とした時分割多重通信方式ネットワークシステム。 - 前記送信ノードは、前記第一の伝送路上の前記第一の送信タイムスロットと同じサイクルのタイムセグメントに含まれる前記第二の伝送路上の送信タイムスロットから前記第二の送信タイムスロットを予め設定しておくことを特徴とする請求項1記載の時分割多重通信方式ネットワークシステム。
- 前記送信ノードは、全ての送信データに対して夫々前記第一の伝送路上の前記第一の送信タイムスロットおよび前記第二の伝送路上の前記第二の送信タイムスロットを予め設定しておくことを特徴とする請求項1記載の時分割多重通信方式ネットワークシステム。
- 前記送信ノードは、前記第一の伝送路上の前記第一の送信タイムスロットの次以降に送信される前記第二の伝送路上の送信タイムスロットを前記第二の送信タイムスロットと予め設定しておくことを特徴とする請求項1記載の時分割多重通信方式ネットワークシステム。
- 前記送信ノードは、送信周期の短いデータの送信に対して、夫々前記第一の伝送路上の前記第一の送信タイムスロットおよび前記第二の伝送路上の前記第二の送信タイムスロットを予め設定しておくことを特徴とする請求項1記載の時分割多重通信方式ネットワークシステム。
- 前記送信ノードは、送信周期の長いデータの送信に対して、夫々前記第一の伝送路上の前記第一の送信タイムスロットおよび前記第二の伝送路上の前記第二の送信タイムスロットを予め設定しておくことを特徴とする請求項1記載の時分割多重通信方式ネットワークシステム。
- 前記送信ノードは、自身のノードの故障に関するデータの送信に対して、夫々前記第一の伝送路上の前記第一の送信タイムスロットおよび前記第二の伝送路上の前記第二の送信タイムスロットを予め設定しておくことを特徴とする請求項1記載の時分割多重通信方式
ネットワークシステム。 - 前記送信ノードは、前記第一の伝送路上の前記第一の送信タイムスロットと次のサイクルのタイムセグメントに含まれる前記第二の伝送路上の前記送信タイムスロットから前記第二の送信タイムスロットを予め設定しておくことを特徴とする請求項1記載の時分割多重通信方式ネットワークシステム。
- 乗り物に使用される時分割多重通信方式ネットワークシステムであって、
前記送信ノードは、前記乗り物の操作に関するデータの送信に対して、前記第一の伝送路上の前記第一の送信タイムスロットおよび前記第二の伝送路上の前記第二の送信タイムスロットを予め設定しておくことを特徴とする請求項1に記載の時分割多重通信方式ネットワークシステム。 - 乗り物に使用される時分割多重通信方式ネットワークシステムであって、
前記送信ノードは、前記乗り物の挙動に関するデータの送信に対して、前記第一の伝送路上の前記第一の送信タイムスロットおよび前記第二の伝送路上の前記第二の送信タイムスロットを予め設定しておくことを特徴とする請求項1に記載の時分割多重通信方式ネットワークシステム。 - 乗り物に使用される時分割多重通信方式ネットワークシステムであって、
前記送信ノードは、前記乗り物の安全に関するデータの送信に対して、前記第一の伝送路上の前記第一の送信タイムスロットおよび前記第二の伝送路上の前記第二の送信タイムスロットを予め設定しておくことを特徴とする請求項1に記載の時分割多重通信方式ネットワークシステム。
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