JP4560186B2 - 情報提供システム - Google Patents

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  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報として電子メールをユーザの通信端末に提供する情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信インフラの整備及び情報通信技術の発展により、インターネットを利用した情報提供サービスが可能になった。インターネットを利用した情報提供サービスでは文字による情報提供だけではなく画像や音等を含むマルチメディア情報を提供する事が可能である。
【0003】
また、インターネットを介しての情報提供サービスを受けるユーザは電子メールを使用するためのメールアカウントを登録する事により、ユーザ間で電子メールを用いた通信、情報の交信を行うことができる。
【0004】
電子メール情報は通常テキストであるが、ユーザ作成のアプリケーションデータ(ドキュメントファイル)等のバイナリファイルもテキストデータへのエンコード技術、テキストデータからのデコード技術によって電子メール情報に添付してユーザ間で送受信する事が可能である。
【0005】
一方、無線通信インフラの整備及びその情報通信技術の発展、及びそれらを利用するための端末の小型化が進んだ事により、インターネットへの接続は設置型のパーソナルコンピュータのみならず、携帯電話等のモバイル環境向け携帯端末からも可能になった。その結果、携帯端末を使用して電子メールを使用するユーザも急速に増加している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
インターネットに流通する情報を取得できる手段は、パーソナルコンピュータだけにとどまらず、携帯端末、電子メール専用端末など多岐にわたり、それぞれ受信できる情報量の制限や、端末の表示能力にサイズや、色、解像度などの制限等、固有の物理的制限や能力的制限は千差万別である。また、制限の少ないパーソナルコンピュータ同士の通信、電子メールの交信においても、送受信者双方に共通の情報処理環境が欠けている場合が増えてきている。
【0007】
このような環境下では、事前に双方の環境を理解した上で情報交信をしない限り、受信側に受信情報を取り扱える環境がないときは現在のところ情報として入手できないまま切り捨てられている。
【0008】
例えば、携帯端末におけるインターネットを介した電子メールの交信も可能となっているものの、1メール当たりの受け取り文字数や取り扱える情報内容(コンピュータ用電子ファイルまたはバイナリファイルの添付など)の制限について予めメール送信者に連絡しない限り、電子メールの受信者には正しく受け取れない(端末へ到達する前に切り捨てられる)情報が発生していた。
【0009】
携帯端末用のメールアドレスはそのドメイン名から想像はつくものの、標準的なインターネットメールのアドレス体系であり、さらに携帯端末ユーザの中には通常は設置型のパーソナルコンピュータ等、電子メールの受信に対する制限の異なる端末で利用しているメールアドレスを、携帯端末のメールアドレスへ転送している場合もあり、送信側では受信者端末の情報受け取り能力を容易に判断することはできない。その結果、電子メールの送信者は受信者の環境を予測して受け取れる状態に加工した情報を送ることも極めて困難である。
【0010】
従って、現在では携帯端末を通じた電子メールの交信には情報の欠落したメールが多発しており、ユーザにとってそれを回避する手段の選択肢もない。
【0011】
これらを回避するために、携帯端末への電子メールを携帯端末で受け取る前にWorld Wide Webの技術を応用したサーバ上のある一つのアカウントへ転送し、World Wide Webの仕組みを通じて閲覧するという技術は既に存在するが、携帯端末での受け取り文字数の制限を回避するのみで、バイナリファイルの閲覧やデータ取得などには対応できていないし、携帯端末への電子メールを無条件に転送してしまうので、携帯端末利用者は絶えずWorldWide Webへの転送メールがあったかどうかの確認をしなければならず、携帯端末利用者に多大な負荷をかけていた。
【0012】
また、電子メール送信者が何らかのアプリケーションを使用して作成したドキュメントファイル等を添付している場合には、携帯端末のみをインターネットへの接続手段として利用しているユーザに対してはWorld Wide Webの仕組みを通じて閲覧することが可能であっても、携帯端末の表示能力等の制限により実用的ではない。
【0013】
更に、携帯端末に限らず設置型のパーソナルコンピュータ等、受信手段においては制限の少ないインターネット接続端末であっても、電子メールに添付される添付ドキュメント情報を展開、表示するには、メール受信端末に電子メールの送信者が添付ドキュメントを作成するときに使用したアプリケーション、またはそのアプリケーションと互換性を持つアプリケーションが必要になるが、電子メール受信端末にそれらが必ずしも存在するとは限らない。この場合、電子メール受信者は電子メール送信者が送信した情報を容易に見ることができない。
【0014】
このような環境下では受信者が多大な労力を払って送信者の送信環境と互換性のある環境を整えない限り、送信者から送られてきた情報を確認することができない。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、メールサーバ、サービスサーバ、通信端末および出力装置を含む情報提供システムであって、前記メールサーバは、送信先の通信端末では表示できない電子メールの送付先メールアドレスを、前記サービスサーバへ送信するアドレス送信手段と、前記送付先メールアドレスと関連付けられた個人用コードを前記サービスサーバから受信するコード受信手段と、前記個人用コードとともに前記電子メールを前記サービスサーバへ転送する転送手段とを備え、前記サービスサーバは、通信端末の送付先メールアドレスと個人用コードとを関連付けて保管する保管手段と、前記転送された電子メールと個人用コードとを関連付けて記憶する記憶手段とを備え、前記出力装置は、前記通信端末のユーザの操作に応答して、前記通信端末のユーザの個人用コードを入力する入力手段と、前記入力された個人用コードを前記サービスサーバに通知する通知手段と、前記記憶手段により前記個人用コードと関連付けて記憶された複数の電子メールのプロパティ情報を受信するプロパティ受信手段と、利用者の選択操作に応答して、前記複数のプロパティ情報のうち少なくとも1つを選択する選択手段と、前記選択されたプロパティ情報と対応する電子メールの印刷用データを前記サービスサーバから取得する取得手段と、前記取得された印刷用データに基づいて印刷を行う印刷手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、電子メール情報の送付先で出力不可能であると判断された電子メール情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した電子メール情報を他の端末で出力可能か否か判断する判断手段と、前記判断手段により出力可能であると判断された電子メール情報についてコード情報を発行する発行手段と、前記発行手段により発行されたコード情報を前記送付先に通知する通知手段とを有することを特徴とする情報提供装置を提供する。
【0017】
また、本発明は、電子メール情報を受信する受信手段と、前記電子メール情報の送付先で該電子メール情報を出力可能か否か判断する判断手段と、前記判断手段により出力不可能であると判断された電子メール情報を他の端末で出力するためのコード情報を受信するコード情報受信手段と、前記コード情報受信手段により受信したコード情報を前記送付先に通知する通知手段とを有することを特徴とする情報提供装置を提供する。
【0018】
また、本発明は、電子メール情報を受信する受信工程と、前記電子メール情報の送付先で該電子メール情報を出力可能か否か判断する第1の判断工程と、前記第1の判断工程により出力不可能であると判断された場合、該電子メール情報を他の端末で出力するためのコード情報を発行する発行工程と、前記発行工程により発行されたコード情報を前記送付先に通知する通知工程とを有することを特徴とする情報提供方法を提供する。
【0019】
また、本発明は、電子メール情報の送付先で出力不可能であると判断された電子メール情報を受信する受信工程と、前記受信工程により受信した電子メール情報を他の端末で出力可能か否か判断する判断工程と、前記判断工程により出力可能であると判断された電子メール情報についてコード情報を発行する発行工程と、前記発行工程により発行されたコード情報を前記送付先に通知する通知工程とを有することを特徴とする情報提供方法を提供する。
【0020】
また、本発明は、電子メール情報を受信する受信工程と、前記電子メール情報の送付先で該電子メール情報を出力可能か否か判断する判断工程と、前記判断工程により出力不可能であると判断された電子メール情報を他の端末で出力するためのコード情報を受信するコード情報受信工程と、前記コード情報受信工程により受信したコード情報を前記送付先に通知する通知工程とを有することを特徴とする情報提供方法を提供する。
【0021】
また、本発明は、電子メール情報を受信する受信工程のプログラムコードと、前記電子メール情報の送付先で該電子メール情報を出力可能か否か判断する第1の判断工程のプログラムコードと、前記第1の判断工程により出力不可能であると判断された場合、該電子メール情報を他の端末で出力するためのコード情報を発行する発行工程のプログラムコードと、前記発行工程により発行されたコード情報を前記送付先に通知する通知工程のプログラムコードとを有することを特徴とする記憶媒体を提供する。
【0022】
また、本発明は、電子メール情報の送付先で出力不可能であると判断された電子メール情報を受信する受信工程のプログラムコードと、前記受信工程により受信した電子メール情報を他の端末で出力可能か否か判断する判断工程のプログラムコードと、前記判断工程により出力可能であると判断された電子メール情報についてコード情報を発行する発行工程のプログラムコードと、前記発行工程により発行されたコード情報を前記送付先に通知する通知工程のプログラムコードとを有することを特徴とする記憶媒体を提供する。
【0023】
また、本発明は、電子メール情報を受信する受信工程のプログラムコードと、前記電子メール情報の送付先で該電子メール情報を出力可能か否か判断する判断工程のプログラムコードと、前記判断工程により出力不可能であると判断された電子メール情報を他の端末で出力するためのコード情報を受信するコード情報受信工程のプログラムコードと、前記コード情報受信工程により受信したコード情報を前記送付先に通知する通知工程のプログラムコードとを有することを特徴とする記憶媒体を提供する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
【0025】
<システムの構成>
本実施形態で説明されるサービスシステム(以下、Pサービスシステムという)は、店や駅等に設置される複数のサービス端末(以下、Pサービス端末という)とこれに接続されている専用のサービスサーバ(以下、Pサービスサーバという)を有する。そして、Pサービス端末から所定の形態のコード(以下、Pコードという)を入力することにより、Pサービス端末内に保存されている情報から対応する情報を取得、または当該Pサービスサーバから対応する情報を取得し、必要な情報のプリントを得るものである。なお、Pサービス端末へのPコードの指定は不特定の利用者によって行われ得るものである。
【0026】
図1は本実施形態によるPサービスシステムの概略の構成を説明する図である。図1において、200はPサービス端末であり、300はPサービスサーバである。Pサービス端末200は、Pサービスサーバ300との通信を行い、ユーザにより入力されたPコードに対応する情報を取得し、これをプリントする。また、入力されたPコードに対応する情報が、予めPサービス端末に200に転送されている場合にはその情報をプリントする。或いは、Pサービス端末200において入力された画像情報等をPサービスサーバ300へアップロードすることができる。更にPサービス端末200はPサービスサーバ300より予め情報が転送された場合には、情報が転送された事を自動的にユーザに通知する機能を有する。
【0027】
なお、このPサービス端末200は、店舗、街頭、公共施設等において、公衆が利用可能に設置された端末とすることができる。この場合のPサービス端末200には、特定人のみが利用する端末、例えば、個人が自宅で使用するいわゆるパソコンは含まれない意味である。
【0028】
300はPサービスサーバであり、提供された情報に対してPコードの発番を行い、それらをPコードデータベースに登録し、管理する。そして、Pサービス端末200より入力されたPコードに応じて対応する情報を取得し、プリントデータを生成してPサービス端末200へ出力する。また、印刷端末の指定されている印刷情報についてはPサービス端末200よりPコードの入力が行われる前に、予めプリントデータをPサービス端末200に転送しておく機能を有する。
【0029】
400は情報提供者用サーバ(以下、IPサーバと称する)であり、例えば、一般的なインターネットプロバイダである。IPサーバ400は、Pサービスサーバ300よりの情報要求に応じて、当該情報要求に付されているPコードに対応する情報(コンテンツ)をPサービスサーバ300に送信する。また、後述するように、Pサービスサーバ300はIPサーバ400に対して使用可能な複数のPコードを設定し、IPサーバ400は、この使用可能なPコードの範囲において、ユーザ端末より提供された情報に対して独自にPコードを発行することができる。
【0030】
ここで、図1はPサービスサーバ300とIPサーバ400が独立して機能し、通信網により情報の送受が可能となっているシステムであるが、Pサービスサーバ300がIPサーバ400を包含し、IPサービスの機能をPサービスサーバが実現するシステムであってもよい。
【0031】
IPサーバ400側にて管理されている情報のPコードがPサービス端末200より入力された場合、Pサービスサーバ300は、そのPコードから対応するIPサーバを割り出し、そのIPサーバに対してPコードを送信して情報を要求することになる。
【0032】
500は携帯端末であり、例えば携帯電話である。IPサーバ400は、情報の登録時にPサービスサーバ300より通知されたPコードを新聞や雑誌等のメディア110に掲載したり、携帯電話ネット接続サービス120から提供される携帯電話メールサービスを用いてユーザの携帯端末500へ送信するメール情報の中にPコードを記述したりして、Pサービス端末利用者(以下、単に利用者という)にPコードを知らせる。利用者は、興味のある情報に添えられているPコードや携帯電話メールサービスを介して通知された電子メール内に記載されているPコードを、Pサービス端末200より入力することにより、これに対応する情報のプリントを得ることができる。なお、本実施形態の携帯端末500は、メール情報中に記述されたPコードを抽出して内部メモリに保持しておき、Pサービス端末200に対して赤外線通信等により保持されたPコードを入力することが可能である。
【0033】
また、Pサービスサーバ300に個人登録を行うことにより、メールサービス等のサービスを受けることができる。この登録は、例えば利用者の所有する端末(ユーザ端末130)からWebを介して行うことができる。或いは、利用者が登録用紙に所定事項を記入し、この記入内容に従ってPサービスサーバ300の運用者が登録処理を行うようにしてもよい。
【0034】
また、600はメールサーバである。本実施の形態においてメールサーバに到着した電子メールは携帯端末ネット接続サービス120を通じて携帯端末500に送られたり、Pサービスサーバ300に送られるように分類される。Pサービスサーバ300に電子メールが送付された場合には、メールサーバ600には新たにPサービスサーバ300からPコードを含む通知電子メールが送付され、その通知電子メールは携帯端末ネット接続サービス120を介して携帯端末500に送られる。
【0035】
本実施形態において、IPサーバ400が提供し、Pサービスサーバ300が登録、管理する情報には2種類がある。1つは、Pサービス端末200等からの利用者によるPコード指定に基づいて、有償もしくは無償で利用者に提供される情報(以下、これをIP情報という)であり、もう1つは、Pサービスサーバ300によって自動的に選択され、利用者のPコード入力に応じて取得された情報(IP情報等)に付加される情報(以下、これを広告情報という)である。
【0036】
以上のようなPサービスシステムにおいて実現されるサービスの例として、本実施形態では主に以下のサービスを説明する。
(1)ユーザ登録:ユーザ端末130よりのPサービスサーバ300に対する登録申請に応じて、個人用のPコードを付与する。
(2)IP情報登録:IPサーバ400よりのIP情報の登録申請に応じて、IP情報をPサービスサーバ300に登録し、IP用のPコードを付与する。
(3)広告情報登録:広告情報の登録申請に応じて、Pサービスサーバ300に広告情報を登録する。
(4)情報サービス:Pサービス端末200より所望の情報のPコード(IP用Pコード)を入力することにより、所望の情報のプリント出力を得る。
(5)メールサービス:Pサービス端末200よりユーザのPコード(個人用Pコード)を入力することにより、当該利用者宛てのメールのうち携帯端末500で受信できない内容の情報のプリント出力を行う。
(6)パーソナル情報サービス:Pサービス端末200より利用者のPコードを入力することにより、予めその利用者に対して設定・登録された情報のプリント出力を得る。
(7)配信サービス:Pサービス端末200より所望の情報をPサービスサーバ300へアップロードしておき、必要に応じてPサービス端末200よりプリント出力を行う。
(8)受信サービス:Pサービス端末200より第3者がアップロードした情報をPサービスサーバ300に保管し、必要に応じてPサービス端末200よりプリント出力を行う。
【0037】
なお、上述した各サービスについては、詳細を後述する。もちろん、本実施形態におけるPサービスシステムによって実現されるサービス、機能は上記に限られるものではない。
【0038】
<Pサービス端末の構成>
図2Aは本実施形態によるPサービス端末200の概観を示す図である。図2Aにおいて、201はプリンタであり、例えばレーザビーム方式でカラー可視画像を形成する。202はスキャナであり、原稿画像を光学的に読み取りデジタル画像データへ変換する。なお、プリンタ201の記録方式はレーザビーム方式に限られるものではなく、熱転写方式やインクジェット記録方式等いかなるものでもよい。また、プリンタ201とスキャナ202とにより、Pサービス端末200を複写機として機能させることも可能である。203はメインユニットであり、Pサービスサーバ300との通信制御、携帯端末500との通信制御、各種操作入力、および各種操作に応じた表示を行う。
【0039】
メインユニット203において、204はタッチパネルであり、ユーザによる操作入力と、ユーザへの各種情報の提示を行う。205は赤外線受信部であり、赤外線通信機能を備えた携帯端末より、赤外線通信によってPコードを受信するのに用いられる。206は携帯端末用コネクタであり、ここに携帯端末を接続することにより、当該携帯端末のメモリに格納されているデータ(Pコード)が、Pサービス端末200によって読み出される。207はバーコードリーダであり、Pコードがバーコードで提供された場合に、これを読み取ってPコードを取得するのに用いられる。
【0040】
208はディスクユニットであり、フロッピーディスク、MO等の媒体との間でのデータの読取りや書込を行う。また、Pサービスサーバ300より予め送られているプリントデータや、そのプリントデータに関する情報を管理するテーブルを保存しておくためのハードディスクもディスクユニット208に含まれる。
209は決済ユニットであり、上述した各種サービスに対する決済を行う。決済の方法としては、現金による決済、クレジットカードによる決済等種々の方法が考えられる。
【0041】
図2Bは、Pサービス端末200の制御構成を表わすブロック図である。同図において、図2Aと同一の構成には同一の参照番号が付してある。224は通信部であり、電話回線等を介してPサービスサーバ300との通信接続をおこなう。
【0042】
220は制御部であり、図2Aで説明した各構成の制御を行う。制御部220において、221はCPUであり、メモリ222に格納された制御プログラムに従ってPサービス端末200における各種制御を実現する。メモリ222に格納される制御プログラムのうち、ユーザI/F制御222aは、タッチパネル204を介したユーザの操作指示に応じて以下の各プログラムの実行を制御する。情報サービス処理222b、メールサービス処理222c、パーソナル情報サービス処理222d、配信サービス処理222e、受信サービス処理222gは、それぞれ上述した情報サービス、メールサービス、パーソナル情報サービス、配信サービス、受信サービスといった各種サービスを実現する。決済処理222fは、決済ユニット209を用いた決済処理を実現する。ディスクユニット208にはPサービスサーバ300から予め先送りされる印刷データを一時的に保存したり、現在Pサービス端末200に保存されている印刷データを管理するためのテーブル(図2C)を保存しておくための先読み印刷データ登録部208a(ハードディスク)も含まれる。
【0043】
図2CはPサービス端末200内のディスクユニット208に保存される印刷データを管理するためのテーブルを示す図である。印刷データはPコードと対応付けられて保存され、各Pコードに対して、Pサービス端末200内に印刷データを保存する有効期限、印刷データファイル名、印刷ステータス、データ削除通知フラグ、データ削除の通知先が設定されている。
【0044】
<Pサービスサーバの構成>
次に、Pサービスサーバ300について説明する。図3はPサービスサーバ300の概略構成を示すブロック図である。301は制御部であり、CPU302、メモリ303を備える。CPU302は、メモリ303に格納された制御プログラムに従ってPサービスサーバ300における各種サービスを実現する。メモリ303には、CPU302によって実行される制御プログラムが格納されている。情報登録処理303aは、例えば、IP情報、広告情報、ユーザ情報(個人情報)、配信サービスや受信サービス用の配信データ等の登録を行うためのプログラムモジュールである。また、Pコード発番処理303bは、登録された各情報を特定するためのPコードを割り当てるためのプログラムモジュールである。
サービス処理303cは、Pサービス端末200より送信されるPコードに応じて、IP情報、広告情報、メールデータ、配信データを取得したり、配信データの登録を行ったりする。広告検索処理303dは、Pサービス端末におけるプリント出力において付加されるべき広告情報を検索する。このように広告情報を付加することにより、広告料によって情報出力料を相殺し、情報出力時(プリント時)に利用者が負担する料金を低減する。303eはデータ出力処理であり、Pサービス端末200より入力されたPコードに基づいて得られた情報に、広告検索処理で得られた広告情報を付加してプリント用紙上へのレイアウトを行い、プリントデータを生成、出力する。
【0045】
304は通信部であり、回線を介してPサービス端末と接続したり、Webを介して各IPサーバ400やメールサーバ600と接続する時に使用される。
【0046】
305はPコードデータベースであり、Pコードに係るテーブル群305aと、コンテンツの実体305bとを格納する。テーブル群305aには、IP情報登録テーブル311(図7)、広告情報テーブル312(図8)、ユーザ情報テーブル313(図9)、メールサービス用Pコードテーブル314(図10)、配信サービス用Pコードテーブル315(図11)、受信サービス用Pコードテーブル316(図12)パーソナル情報サービス用Pコードテーブル317(図13)、個人情報テーブル318(図14)、オーナー情報テーブル319(図15)、端末情報テーブル320(図16)が含まれる。
【0047】
図7はIP情報登録テーブル311のデータ構成例を示す図である。IP情報登録テーブル311はIP情報の登録時に生成、記録されるものである。IP情報登録テーブル311には、割り当てられたPコードに対して識別部、基本プロパティ、実体情報が登録される。識別部は、当該Pコードの構造(サブコードがあるか否か、他のPコードへリンクされる場合はそのリンク先のPコード)を表わすための情報を格納する。サブコードを持つPコードの場合、該当Pコードに複数種類のサブコード付きのPコードを登録することができ、個々のサブコードテーブルがIP情報登録テーブルと同様の識別部、基本プロパティ、実体情報を持つ。基本プロパティは、当該IP情報のオーナーや記事の掲載条件を表わす情報を格納する。また、基本プロパティは「キーワードリスト」および「キーワード重みリスト」を含み、これらは、広告検索処理303dによって利用される(詳細は後述する)。実体ファイル情報は、当該IP情報の実体データを特定するもので、実体ファイルのパスとファイル名を含む。
【0048】
なお、本実施形態のPサービスシステムにおいては、IPサーバ400において、許可された範囲内でPコードを発行することが可能である。従って、IP情報の登録は、Pサービスサーバ300が行う場合と、IPサーバ400が行う場合とがあり、IP情報を行ったサーバがそのコンテンツと、上記IP情報登録テーブルを所有する。即ち、IP情報の実体とIP情報登録テーブルは、Pサービスサーバ300内に存在するものと、IPサーバ400に存在するものとが存在する。
【0049】
図8は広告情報テーブル312のデータ構成例を示す図である。広告情報テーブルは、広告主が広告情報を登録する際に生成、記録されるものであり、割り当てられたPコードに対して、当該広告情報の広告プロパティ、リンク、実体ファイル情報が格納される。広告プロパティには、当該広告情報のオーナーを示す情報や、当該広告情報の掲載条件が登録される。なお、広告プロパティの「IP情報へのリンク情報」には、広告検索処理303dにおいて利用されるターゲットキーワードリストとターゲットキーワードの重みリストが格納される。
【0050】
リンクにはリンクすべき広告情報のPコードが格納される。また、実体ファイル情報には、当該広告情報のファイルを特定するためのパス名及びファイル名が登録される。なお、広告情報の実体はPサービスサーバ300及びIPサービスサーバ400のいずれにあってもよいが、この広告情報テーブル312は必ずPサービスサーバ300のPコードデータベース305に格納される。なお、広告情報の実体がIPサーバ400にある場合は、広告情報テーブル312の実体ファイル情報には、IPサーバ400を特定するための情報が含まれる(本実施形態では、PコードによってIPサーバが特定されるが、この点は後述する)ことはいうまでもない。
【0051】
図9は、ユーザ情報テーブル313のデータ構成例を示す図である。ユーザ情報テーブル313は、ユーザがPサービスシステムの会員登録を行った際に生成、記録されるものであり、ユーザプロファイル、個人情報、メールサービス用情報、配信サービス用情報、パーソナル情報サービス用情報を含む。ユーザプロファイルには、ユーザの住所や興味の対象等を表わす情報が登録される。ユーザプロファイル中の「個人情報テーブル」には、図13に示されるような、当該ユーザの住所、氏名、電話番号、クレジットカード番号等、個人の機密事項を登録する個人情報テーブルへのポインタが格納される。メールサービス用情報、配信サービス用情報、パーソナル情報サービス用情報には、それぞれメールプリントサービス、配信サービス、パーソナル情報サービスにおいて必要な情報が登録される。
【0052】
図10は、メールサービス用Pコードテーブル314のデータ構成例を示す図である。同図に示されるように、メールサービス用のPコードに対して、メールのサブジェクト(題名)や送信者を表す「メールプロパティ」と、データを先送りしておく端末の端末IDや印刷情報の削除を通知するための通知フラグを含む「通知情報プロパティ」、メールデータのファイルを指す実体ファイル情報が登録される。
【0053】
図11は、配信サービス用Pコードテーブル315のデータ構成例を示す図である。同図に示されるように、配信サービス用のPコードに対して、タイトル、当該配信情報の有効期限、および当該配信情報に付与された暗証番号を表す「配信情報プロパティ」と、当該配信情報ファイルを指す実体ファイル情報が登録される。
【0054】
図12は受信サービス用Pコードテーブル316のデータ構成例を示す図である。同図に示されるように、受信サービス用のPコードに対して、データ登録者のPコード/電話番号、タイトル、情報登録日、情報の有効期限、登録に必要な暗証番号を表す「受信情報プロパティ」と、データを先送りしておく端末の端末IDや印刷情報の削除を通知するための通知フラグや情報が印刷されたかどうかを判定するための印刷ステータスを含む「通知情報プロパティ」、当該受信情報ファイルを指す実体ファイル情報が登録される。
【0055】
図13は、パーソナル情報サービス用Pコードテーブル317のデータ構成例を示す図である。同図に示されるように、パーソナル情報サービス用のPコードに対して、タイトルや最終印刷日を表す「パーソナル情報用プロパティ」と、登録されているPコードのリストを表す「登録Pコード情報」が登録される。このPコードリストは予め利用者によって設定、登録されたPコード群である。
【0056】
図14は、個人情報テーブル318のデータ構成例を示す図である。個人情報テーブルは、図9で上述したように、ユーザ情報テーブルに付随するものである。
【0057】
図15は、オーナー情報テーブル319のデータ構成例を示す図である。このテーブルは、図7に示したIP情報登録テーブルや、図8に示した広告情報テーブル中の、「オーナーID」にリンクするテーブルであり、図15に示されるように、オーナー(情報提供者、広告主)に関する情報が登録されている。
【0058】
図16は、端末情報テーブル320のデータ構成例を示す図である。端末情報テーブルは、Pサービス端末のそれぞれについて保持される。
【0059】
<IPサーバの構成>
図4は、IPサーバ400の典型的な構成を示すブロック図である。図4において、401は制御部であり、CPU402、メモリ403を備え、IPサーバ400における各種処理を実行する。404はディスプレイであり制御部401の制御下で種々の表示を行う。405はキーボード或いはマウス等のポインティングデバイスを備えた入力部である。406はデータ格納部であり、IPサーバ400はPサービスシステムに登録した「IP情報の実体」と、当該IP情報に関する「IP情報登録テーブル」を保持する(IP情報登録テーブルは図7で示したものと同様である)。407は通信部であり、回線等を介してPサービスサーバ300と接続される。
【0060】
IPサーバ400は、Pサービスサーバ300より利用可能なPコード値を取得し、ユーザ端末よりのIP情報の登録時にPコードを発行する。このとき、IP情報の実体と、IP情報テーブル311をデータ格納部406に保持する。また、Pサービスサーバ300より情報の要求があった場合は、指定されたPコードに応じてIP情報の実体(コンテンツ)を取出し、Pサービスサーバ300にこれを送信する。
【0061】
<携帯端末の構成>
図5AはPサービス端末へのPコード送信が可能な携帯端末500の概観を示す図である。携帯端末500は一般的な携帯電話機と同様に、液晶表示器510やダイヤルボタンを備えており、携帯電話機として機能する。また、携帯端末500はメールを受信して液晶表示器510にその内容を表示することが可能である。この際に、左カーソル501と右カーソル502により液晶表示内のカーソルを移動させることができ、範囲指定キー504の操作と協動してメール中の所望の範囲を選択状態とすることができる。そして、メール中のある範囲が選択された状態でPコードキー503を押すと、その選択された範囲のデータがPコードとして内部のメモリに格納されることになる。或いは、メール表示状態においてPコードキー503を押すことにより、自動的にPコードを検索、抽出してメモリに格納するようにしてもよい。これらの動作の詳細については、図137〜図140により後述する。
【0062】
505は赤外線通信部であり、内部のメモリに格納されたPコードを赤外線により出力する。赤外線通信部505より出力された赤外線はPサービス端末200の赤外線通信部205によって受信され、Pコードとして認識されることになる。また、携帯端末500の底面には通信コネクタが設けられており、パーソナルコンピュータとの間で電話番号情報のやり取りを行うことができる。
【0063】
図5Bは携帯端末500の制御構成を説明するブロック図である。図5Bにおいて、523は電話機能部であり、スピーカやマイク、無線通信機能等、携帯電話としての通話処理に必要な機能を備える。524は通信コネクタであり、一般にはパーソナルコンピュータとの接続に用いられて、電話番号等のアップロードやダウンロードが行われる。本実施形態ではPサービス端末200の携帯端末用コネクタ206と接続することによって、PコードをPサービス端末200へ転送することが可能である。525は、図5Aで説明した各種操作ボタン群(ダイヤル用ボタン群を含む)である。
【0064】
520は制御部であり、メモリ522に格納された制御プログラムに従って、図5Aで上述した各構成の制御や、携帯端末500における各種制御を実現する。メモリ522に格納されたプログラムのうち、携帯端末制御522aは通常の携帯電話としての機能を実現するためのプログラムユニットである。Pコード抽出処理522bは、受信したメール中からPコードを抽出してPコード格納エリア522cへ格納する処理のためのプログラムユニットである。なお、上述のように、Pコードの抽出方法としては、マニュアルで指定された範囲のデータをPコードとして抽出する方法と、メールデータ中から自動的にPコードを識別して抽出する方法がある。また、Pコード送信処理522dは、Pコード格納エリア522cに格納されたPコードをPサービス端末200に対して、赤外線通信部505もしくは通信コネクタ524を介して送信するためのプログラムユニットである。522eはネット接続サービス処理部であり、電話機能部523の通信機能を使用することによって携帯端末ネット接続サービス120から電子メールの受信を行うことができる。
【0065】
<メールサーバの構成>
図6はメールサーバ600の概観を示す図である。601は制御部であり、CPU602、メモリ603を備える。メモリ603に格納されたメール送受信プログラム605を用いて、メールの送受信の制御を行う。また、メモリ603に格納されたメール送付先判断プログラム606を用いて、受信した電子メールを携帯端末500に送付するかPサービスサーバ300に送付するかの判断を行い受信メールの振り分けを行う。604は通信部であり、回線を通してメールデータのやり取りを行うのに使用される。
【0066】
<Pコードについて>
次に、本実施形態において情報の特定等に用いるPコードについて説明する。
【0067】
図17は本実施形態によるPサービスシステムで用いられるPコードのデータ構成を説明する図である。図17に示されるように、Pコードは、「分類部」、「番号部」、「付加部」の3つの部分に分類することができる。
【0068】
分類部は、入力されたPコード番号がIP用Pコードか個人用Pコードかを示すPコード種別ビット、バージョン情報、国番号を含む、16ビットのコードである。この分類部の内容は、Pサービス端末200にPコード番号が入力されると当該端末によって自動的に付加される。
【0069】
まず、入力されたPコードが個人用PコードであるかIP用Pコードであるかを判定し、Pコード種別ビットをセットする。本実施形態では、個人用Pコードの番号部には電話番号が用いられる。そして、Pサービス端末200に入力された番号が11桁以下の連続する番号であった場合は電話番号が入力された、すなわち個人用Pコードが入力されたものと判断しPコード種別ビットに「1」をセットする。一方、4桁ごと(4個の数字ごと)にハイフンで区切られた数字列がPコード番号として入力された場合は非電話番号(すなわちIP用Pコード)であると識別し、Pコード種別ビット「0」にセットする。続いて、バージョン情報がセットされ、当該Pサービス端末の設置された国を表わす国番号がセットされる(Pサービス端末から国が指定された場合はその指定国の番号がセットされる)。
【0070】
番号部は利用者が直接入力する番号(以下、Pコード番号という)であり、情報提供者が新聞、雑誌、ホームページ等に掲載する番号である。なお、個人のPコード番号には電話番号が用いられる。
【0071】
なお、上述のPコード種別ビットが1のとき、すなわち個人用Pコードであるときには、図示のように、40ビットが番号部に割り当てられ、ここに、電話番号によって表わされる数値が入る。そして、残りの8ビットが付加部として用いられることになる。
【0072】
一方、フラグビットが0のとき、すなわちIP用Pコードであるときには、図示のように、39ビットが番号部に割り当てられ、残り9ビットが付加部として用いられることになる。そして、39ビットの番号部のうち、上位1ビットがPサービスサーバ識別ビット(1ビット)を表わし、続く3ビットがクラス分類を表わす。Pサービスサーバ以外のサイトはPサービスサーバ識別ビットが0となるので、上位4ビットにはクラス分類を表わす3ビットのみが含まれることになり、Pコード番号の先頭1桁目がクラス分類(数値の1〜5)を表わすようになる。なお、このクラス分類は、IPアドレスでいうところのクラス分類と同義であり、図17に示すように、この3ビットで表わされる1〜5の数値により極小規模から極大規模の5つのクラスが表わされる。例えばクラス1(極小規模)の場合は、24ビットがサイト識別用番号(以下、エクスターナルコードともいう)に使用され、残り11ビットは当該サイトで自由に利用できるID用コード(以下、インターナルコードともいう)を構成することになる。
【0073】
付加部は、上記の分類部+番号部で識別されるコンテンツに更に分類がある場合のその識別番号を示す。例えば「プロ野球の結果」に対して「今日の結果」「昨日の結果」「一昨日の結果」…という分類を設ける、或いは「競馬予想」に対して「開催地」「レース」という分類を設ける等が挙げられる。或いは個人用Pコードであれば、メールボックス番号や、パーソナル情報用番号に用いられる。
【0074】
特に、本実施形態では、Pコードに対してグループ化が指定されている場合には、一つの番号部について複数種類の「付加部」がサフィックスとして接続可能となる。そして、当該番号部のコードがPコードとして入力された場合には、サフィックス値が最大のものを選択してIP情報として提示する。このようにすることで、例えば「昨日のプロ野球試合結果」というような頻繁に更新、追加する必要のある情報に対処することができる。この場合、新たなプロ野球試合結果が発生した翌日に、サフィックスをインクリメントさせたPコードに対応づけて昨日の試合結果を追加登録していくが。従って、「昨日のプロ野球試合結果」を得るべくPコード番号を指定した場合は、当該Pコード番号に付加するサフィックスが最大のものを取り出して、利用者に提示することになる。
【0075】
なお、Pコードに付加部が存在する場合には、これを利用者が直接に入力することも可能であるが、直接番号入力を行わずにメニュー選択によって付加部付きのPコードを入力することができる。すなわち、付加部を有するPコードについて、利用者がPコード番号のみを入力した場合には、Pサービスサーバ300から該当するPコード(番号部+付加部)の値とそのプロパティ(タイトル等)がPサービス端末200に送信され、Pサービス端末200はこの情報を用いて選択リスト表示をタッチパネル204にメニュー表示する。利用者がこの選択リストから所望のコンテンツを選択すると、対応するPコード(番号部+付加部)がPサービスサーバに送信されて、選択されたコンテンツがPサービス端末に送られることになる。
【0076】
以上のPコードの構成内容をまとめて図18に示す。
【0077】
なお、携帯端末のメモリにPコードを記憶しておくような場合には、Pコードの全体(「分類部」「番号部」「付加部」)の全てをメモリに登録しておいて、Pサービス端末へ入力するようにすれば、メニュー選択等の操作を省略することが可能となり、利用者の負担を軽減できる。
【0078】
<システムの動作概要>
次に、図19A、図19B及び図20を参照して本実施形態のPサービスサーバによる処理の概要を説明する。
【0079】
ステップS1901〜ステップS1910では、Pサービス端末200或いはIPサーバ400、ユーザ端末130等から入力されるID情報、コマンド、Pコードに基づいて、実行すべき処理が選択される。例えば入力されたデータがユーザ登録要求であった場合は、ステップS1902からステップS1911へ進み、情報登録処理303aとPコード発番処理303bにより個人用Pコードを発番してユーザ登録処理を行う。このユーザ登録処理によって、図9のユーザ情報テーブル313、図14の個人情報テーブル318が生成され、登録されることになる。一方、IP情報登録要求が入力された場合は、ステップS1903からステップS1912へ進み、IP用Pコードを発番し、ステップS1913でIP情報登録処理を行う。このIP情報登録処理において、図7で示したIP情報登録テーブル311が生成され、登録される。また、広告情報登録要求が入力された場合は、ステップS1904からステップS1914へ進み、Pコードが発番され、ステップS1915で広告情報登録処理が実行される。この広告情報登録処理において、図8で示した広告情報テーブル312が生成され、Pサービスサーバ300に登録される。
【0080】
また、Pサービス端末200からPコードが入力された場合は、ステップS1905〜ステップS1910のいずれの処理であるかが判定される。PコードがIP用Pコード(Pコード種別ビットが0)であった場合は、情報サービスの要求であると判断し、ステップS1905からステップS1916へ進み、当該PコードからIP情報の実体とそのプロパティを取得するとともに、プレビューデータを生成する。またPコードが個人用Pコード(Pコード種別ビットが1)で、ユーザ情報テーブルのメールサービス用情報に登録されたPコードであった場合は、メールサービスが要求されたと判断し、ステップS1906からステップS1917へ進む。ステップS1917では、更に個人に対して設定されているパスワードを要求し、図14に示す個人情報テーブル318の暗証番号を参照して正当なパスワードが受信されたか判断し、パスワードが正しければPコードに基づいてメール用Pコードテーブルからメールデータやメールに添付されていたデータの実体、及びメールのプロパティを取得する。
【0081】
また、入力されたPコードが、個人用Pコードで、図9に示すユーザ情報テーブル313のパーソナル情報サービス用情報に登録されたPコードであった場合は、パーソナル情報サービスが要求されたと判断し、ステップS1907からステップS1918へ進む。ステップS1918では、更に個人に対して設定されているパスワードを要求し、図14に示す個人情報テーブル318の暗証番号を参照して正当なパスワードが受信されたか判断し、パスワードが正しければ図12に示すパーソナル情報サービス用Pコードテーブル316を参照してIP用Pコードのリストを取得し、このリストに登録されている全てのPコードについてIP情報とそのプロパティを取得する。
【0082】
また、入力されたPコードが、個人用Pコードで、図9に示すユーザ情報テーブル313の受信サービス用情報に登録されたPコードであった場合は、受信サービスにおけるデータの取り出し要求であると判断し、ステップS1908からステップS1919へ進む。ステップS1919では、更に個人に対して設定されているパスワードを要求し、図14に示す個人情報テーブル318の暗証番号を参照して正当なパスワードが受信されたか判断し、パスワードが正しければ当該Pコードに対応する配信データの実体とそのプロパティを取得する。
【0083】
また、入力されたPコードが、個人用Pコードで、図9に示すユーザ情報テーブル313の配信サービス用情報に登録されたPコードであった場合は、配信サービスにおけるデータの取り出し要求であると判断し、ステップS1909からステップS1920へ進む。ステップS1919では、更に当該データに対して登録されたパスワードを要求し、図11に示す配信サービス用Pコードテーブル315を参照して正当なパスワードが受信されたか判断し、当該Pコードに対応する配信データの実体とそのプロパティを取得する。
【0084】
更に、データの登録要求であった場合は、ステップS1910からステップS1921へ進み、配信用情報の登録処理を行う。図20に示されるステップS2001からステップS2010は配信用情報の登録処理流れを示している。ステップS2001でデータの登録要求が配信サービス用の登録要求であるか受信サービス用のデータの登録要求であるかを判断する。配信サービス用の登録要求であればステップS2002でデータをサーバへ送信(登録)し、ステップS2003でデータに対するパスワードを設定する。その後ステップS2004でデータ登録の通知と付与されたPコードの通知を行う。ここで発行されるPコードは個人用Pコード(電話番号)に付加コード(Suffix)が付加された形式のPコードである。
【0085】
ステップS2001でデータの登録要求が受信サービス用の要求であればステップS2005で登録先の指定を行い、ステップS2006で登録先のパスワードを要求し、ステップS2007で登録先のユーザ情報テーブル313に設定されている登録時のパスワードと一致するパスワードが受信されたと判断した場合にはステップS2008でデータをサーバへ送信(登録)する。その後ステップS2009でデータ登録の通知と付与されたPコードの通知を行う。更にステップS2010でデータ送付先のユーザに対してプリントデータの登録が行われた事を通知する。ここで発行されるPコードはデータ送付先の個人用Pコード(電話番号)に付加コード(Suffix)が付加された形式のPコードである。
【0086】
さて、ステップS1916〜S1920の各ステップで必要な情報が取得されると、ステップS1922において、取得した情報を用紙上に印刷するためのレイアウトを決定する。そして、ステップS1923において、用紙上の余白等に掲載すべき広告情報を取得する(広告情報の検索については後述する)。そして、ステップS1924においては、上記ステップS1916〜S1920において取得したプロパティや、ステップS1922、S1923によって得られる各ページの画像のプレビューデータをPサービス端末へ送信する。そして、Pサービス端末200より印刷を行う旨の指示を受けると、印刷用データを生成して、Pサービス端末200へ送信する。Pサービス端末200では、この印刷データに基づいて、プリンタ201により印刷を行う。
【0087】
<ユーザ登録>
Pサービスシステムにおいて、利用者がメールサービス、パーソナル情報サービス及び受信サービスを受ける場合には、事前にPサービスサーバ300に対してユーザ登録を行う必要がある。
【0088】
ユーザ登録では、少なくとも利用者を特定するための事項を登録しなければならず、また、Pサービスシステムの各サービスを好適に受けるための任意の事項をも登録することができる。更に、既に登録した事項の変更も可能である。
【0089】
以下、係るユーザ登録の手順を、利用者が所有するユーザ端末130からWebを介して行った場合を例にとって説明する。
【0090】
利用者が、ユーザ端末130からPサービスサーバー300のユーザ登録にアクセスすると、Pサービスサーバ300は、ステップS1911のユーザ登録処理を実行する。
【0091】
図21は、ユーザ登録処理のフローチャートである。
【0092】
このユーザ登録処理では、Pサービスサーバ300が、ユーザ端末130のディスプレイにユーザ登録のための諸画面を表示し、いわゆるGUIにより利用者に登録事項を逐次入力させる。
【0093】
ステップS2101において、Pサービスサーバ300は、利用者により新規のユーザ登録か既に行われたユーザ登録の変更かのどちらが選択されたかを判断し、前者の場合はステップS2102へ進み、後者の場合はステップS2106へ進む。
【0094】
ステップS2102では、新規登録処理を行う。この新規登録処理では、始めに図22に示すダイヤログボックスがユーザ端末130のディスプレイに表示される。
【0095】
このダイヤログボックスは、「氏名住所」ボタン2201、「暗証番号」ボタン2202、「勤務先」ボタン2203、「クレジットカード」ボタン2204、「サービス」ボタン2205、「個人情報」ボタン2206、「個人情報2」ボタン2207、「欲しい情報」ボタン2208、「印刷用紙」ボタン2209、「お好み情報の登録」ボタン2210、「受信サービスの設定」ボタン2211、「印刷先の指定」ボタン2212、及び「メールサービスの設定」ボタン2213を有しており、利用者はいずれかのボタンをクリックすることにより、各項目に応じた事項の登録が可能になる。
【0096】
図22に示すダイヤログボックスにおいて、「氏名住所」ボタン2201をクリックすると、図23に示すダイヤログボックスが表示される。利用者は、必須入力事項として少なくとも、氏名、住所、及び、電話番号又は携帯電話の番号のいずれか一方をユーザ端末130から入力しなければならない。入力終了後、「OK」ボタンをクリックすると、入力された内容が保存されて、図22に示すダイヤログボックスが再び表示される。「Cancel」ボタンをクリックすると、入力された内容が保存されずに、図22に示すダイヤログボックスが再び表示される。この処理は、以下同様である。
【0097】
図22に示すダイヤログボックスにおいて、「暗証番号」ボタン2202をクリックすると、図24に示すダイヤログボックスが表示される。利用者は、「暗証番号」欄に所望の暗証番号を入力する。第三者が他人の名義によりPサービスシステムを利用することを防止するためである。従って、暗証番号は、原則として必須入力事項である。
【0098】
なお、入力された暗証番号はアスタリスク「*」で表示されるため、誤入力を防止すべく、利用者に「暗証番号(確認用)」欄に再度暗証番号を入力させる。
【0099】
図22に示すダイヤログボックスにおいて、「勤務先」ボタン2203をクリックすると、図25に示すダイヤログボックスが表示される。利用者は、任意に勤務先に関する事項を入力することができる。
【0100】
図22に示すダイヤログボックスにおいて、「クレジットカード」ボタン2204をクリックすると、図26に示すダイヤログボックスが表示される。利用者は、Pサービスシステムの利用料金をクレジットカードで決済する場合は、このダイヤログボックスにて自己のクレジットカードを指定する。指定なき場合は現金支払いとみなされる。
【0101】
図22に示すダイヤログボックスにおいて、「サービス」ボタン2205をクリックすると、図27に示すダイヤログボックスが表示される。利用者は、Pサービスシステムで提供されるメールサービス、パーソナル情報サービス、配信サービス、又は受信サービスの中から、このユーザ登録により付与される個人用のPコードに基づいて利用することを希望するサービスを選択し、そのサービスに対応したチェックボックスをチェックする。チェックしなかったサービスについては、このユーザ登録により付与される個人用Pコードに基づいての利用はできない。
【0102】
図22に示すダイヤログボックスにおいて、「個人情報」ボタン2206をクリックすると、図28に示すダイヤログボックスが表示される。利用者は、任意に一般的な個人情報をここで入力することができる。ここで入力された情報は、主として後ほど詳述する広告検索処理において利用される。
【0103】
図22に示すダイヤログボックスにおいて、「個人情報2」ボタン2207をクリックすると、図29に示すダイヤログボックスが表示される。利用者は、任意に具体的な個人情報をここで入力することができる。ここで入力された情報も、主として後ほど詳述する広告検索処理において利用される。
【0104】
図22に示すダイヤログボックスにおいて、「欲しい情報」ボタン2208をクリックすると、図30に示すダイヤログボックスが表示される。このダイヤログボックスには、経済、エンターテイメント、スポーツ等の項目が階層的に列挙して表示されており、利用者は、自分の興味のある項目のチェックボックスをチェックすることができる。また、各項目は「キーワード検索」により迅速に検索することもできる。
【0105】
ここでチェックされた項目は、Pサービスシステムの各サービスにおいて、Pサービスサーバ300が任意に利用者に提供する情報の検索に利用される。例えば、利用者がメールサービスを受けた場合であって、そのプリントに過剰な余白部分が存在する場合、Pサービスサーバ300は、当該チェックされた項目に関連する無料IP情報等を検索し、これを余白部分に付加して出力するといったことが可能となる。また、ここでチェックされた項目は、広告検索処理の際に用いることもできる。
【0106】
図22に示すダイヤログボックスにおいて、「印刷用紙」ボタン2209をクリックすると、図31に示すダイヤログボックスが表示される。利用者は、Pサービス端末200からプリント出力を得る場合に、その出力形式を指定することができる。例えば、図31のダイヤログボックスの「見易さ優先」ラジオボタンをチェックすると、プリントのレイアウトが重視され、Pサービスシステムにより得られた情報がより見易いレイアウトでプリントされる。また、「ページ数優先」ラジオボタンをチェックすると、ページ数の節約が重視され、プリント料金の節約が期待できることとなる。なお、「詳細」ボタンをクリックすると、Pサービスシステム上で登録されている複数のレイアウトパターン、広告情報の量、フォントサイズ等の中から所望のものを選択し、これを指定できる。
【0107】
図22に示すダイヤログボックスにおいて、「お好み情報の登録」ボタン2210をクリックすると、パーソナル情報サービスの対象とすべきIP情報を設定することができる。この設定は、利用者が要望する一群のIP情報に対応したIP用のPコードを列挙することにより行う。なお、お好み情報の登録は複数可能である。尚、この時表示されるべきダイヤログボックスは、後述される各種サービスの説明でのパーソナル情報サービスにおけるフレームの登録と同様であるので、図示は省略する。
【0108】
図22に示すダイヤログボックスにおいて、「受信サービスの設定」ボタン2211をクリックすると図32に示すダイヤログボックスが表示される。利用者は受信サービス用の受信箱(1〜31)に対してパスワードを設定する事ができる。第3者がパスワードを設定しているユーザの受信箱に対してデータを送信する場合には、S2006に示されるパスワードが要求され、パスワードが合致しない限り受信箱にデータを登録する事はできない。パスワードを設定していないユーザの受信箱に対しては、第3者は自由にデータを登録する事ができる。また、「料金は送信者が支払う」ボタンがチェックされている場合には受信サービスを使用してこのユーザに対して情報の登録を行う送信者が料金を支払うことになり、「料金は送信者が支払う」ボタンがチェックされていない場合には送信者は無量で情報を登録する事ができ、登録量は情報を受け取ったユーザが支払う事になる。
【0109】
図22に示すダイヤログボックスにおいて「印刷先の指定」ボタン2212をクリックすると図33に示すダイヤログボックスが表示される。利用者が印刷先を指定した場合、利用者がPサービス端末200にてPコードを入力する前に、予め該当Pコードに対応する印刷情報をPサービス端末200に送付しておくことができる。また、送信を通知するように設定しておくと、印刷データが指定された端末に配信された事を、電子メール等を介して利用者に通知する事ができる。
【0110】
図22に示すダイヤログボックスにおいて「メールサービスの設定」ボタン2213をクリックすると図34に示すダイヤログボックスが表示される。利用者が「メールに添付画像があるとき、画像をプリント」チェックボタンにチェックをしておくと、対象メールアドレスに対して送付された電子メールのうち添付画像を含むものは、対象メールアドレスのメールの処理を行うメールサーバ600からPサービスサーバ300に転送される。また、「メールにワープロドキュメントがあるとプリント」チェックボタンにチェックしておくと、対象メールアドレスに対して送付された電子メールのうちワープロドキュメントの添付文書を含むものは、対象メールアドレスのメールの処理を行うメールサーバ600からPサービスサーバ300に転送される。また、「メール端末に表示しきれないメール文章を印刷」チェックボタンにチェックをしておくと、それに該当する電子メールデータは対象メールアドレスのメールの処理を行うメールサーバ600からPサービスサーバ300に転送される。また、送信を通知するように設定しておくと、対象メールアドレスに対して印刷できる電子メールが到着したこと及び、その情報を印刷するためのPコードが記載された電子メールが通知される。
【0111】
次に、図22に示すダイヤログボックスにおいて、利用者が「OK」ボタンをクリックすると、Pサービスサーバ300は、全ての入力が終了したとみなしてステップS2103へ進み、上述した必須の入力事項が全て入力されたか否かをチェックし、入力されていればステップS2104へ進み、入力されていない場合は、所定の警告を発した後、ステップS2102へ戻る。なお、利用者が「Cancel」ボタンをクリックした場合は、何もせずに終了する。
【0112】
ステップS2104では、Pサービスサーバ300は、個人用のPコードを発番する。特に、その「番号部」として、利用者が図23のダイヤログボックスにおいて入力した携帯電話の番号又は電話番号のいずれか一方を付した後、そのPコードを利用者端末130へ送出することにより、利用者に当該Pコードを付与する。なお、この発番の処理については、後で図75を参照して詳述する。
【0113】
ステップS2105では、このユーザ登録において利用者に付与した新たな個人用のPコードに対応して上記各処理において入力された情報を図9に示したユーザ情報テーブル313に格納する。その後、ユーザ登録処理は終了する。
【0114】
一方、ステップS2101において、既に行われたユーザ登録の変更が選択された場合はステップS2106へ進む。
【0115】
ステップS2106では、登録変更録処理を行う。この登録変更処理では、始めに図35に示すダイヤログボックスがユーザ端末130のディスプレイに表示される。図35に示すダイヤログボックスは、図22に示すダイヤログボックスと同様の構成であり、図中、図22のダイヤログボックスの各ボタン2201乃至2213に対応するボタンについては、その数字に「'」を付することにより表している。
【0116】
利用者が、各ボタン2201'乃至2213'をクリックすると、そのボタンに対応した、図23乃至図34に示したようなダイヤログボックスが表示される。
表示されるダイヤログボックスには、過去のユーザ登録時に入力された事項も合わせて表示される。
【0117】
利用者は、表示された内容を見てこれを変更することができる。例えば、図35の「暗証番号」ボタン2002'をクリックすると、図36に示すダイヤログボックスが表示される。利用者は、「暗証番号」欄に、新たな暗証番号を入力して暗証番号を変更することができる。また、確認のため「暗証番号(確認用)」欄に再度新たな暗証番号を入力する。入力後、「OK」ボタンをクリックすると、変更内容が保存される。
【0118】
そして、図35に示すダイヤログボックスにおいて、利用者が「OK」ボタンをクリックすると、Pサービスサーバ300は、全ての変更が終了したとみなしてステップS2107へ進み、変更により上述した必須の入力事項が過誤等により消去されたか否かを念のためにチェックし、必須の入力事項が入力されておればステップS2105へ進み、消去されていた場合は、所定の警告を発した後、ステップS2106へ戻る。
【0119】
ステップS2105では、Pサービスサーバ300が変更された内容に従って、ユーザ情報テーブルの該当する事項を更新する。
【0120】
以上により、全てのユーザ登録処理が終了する。なお、上記の新規登録処理では、図22のメニューから入力項目を逐次選択して必要事項を入力したが、各入力画面を自動的に順次表示してユーザに必要事項を入力させるいわゆるWizard形式を用いてもよい。但し、登録内容の変更には、図35の如く所望の事項を選択するメニューの方が望ましい。
【0121】
<IP情報登録>
Pサービスシステムにおいて、IP情報を提供する情報提供者は、IP情報の内容等をPサービスサーバ300又はIPサーバ400に対して登録する必要がある。
【0122】
この登録は、情報提供者が所有等する図示しない端末(以下、情報提供者端末という。)から、Webを介してPサービスサーバ300又はIPサーバ400にアクセスすることにより行うか、又は、IP情報の内容等を記録したCD−ROM等の記憶媒体をPサービスシステムの運用者等に提出することにより行うことができる。
【0123】
以下、係るIP情報登録の手順を、情報提供者がWebを介してPサービスサーバ300に登録する場合について説明する。
【0124】
情報提供者が、情報提供者端末からPサービスサーバ300のIP情報登録にアクセスすると、Pサービスサーバ300は、図19AにおけるステップS1912の処理を実行し、その情報提供者用のIP用のPコードを内部的に発番する。その後、ステップS1913へ進み、IP情報登録処理を実行する。
【0125】
図37は、IP情報登録処理のフローチャートである。
【0126】
このIP情報登録処理では、上述したユーザ登録処理と同様に、Pサービスサーバ300が、情報提供者端末のディスプレイにIP情報登録のための諸画面を表示し、いわゆるGUIにより情報提供者に登録事項を逐次入力させる。
【0127】
ステップS3701では、図38に示すダイヤログボックスが表示され、情報提供者がPサービスシステムの会員であるか否かを判断する。会員とは、予め情報提供者としてPサービスシステムに別途申請したもの者をいい、会員でなければIP情報を有料で提供することはできない。なお、申請により会員番号とパスワードが付される。
【0128】
このダイヤログボックスにおいて、情報提供者は、会員の場合は「はい」のラジオボタンをチェックし、更に会員番号を入力する。非会員の場合は、「いいえ」のラジオボタンをチェックする。「次へ」をクリックすると、非会員の場合はステップS3702へ進む。会員の場合は更に図39に示すダイヤログボックスが表示され、パスワードの入力が要求される。情報提供者が入力したパスワードが正常であればステップS3703へ進む。
【0129】
なお、各ダイヤログボックスでは、「次へ」をクリックすると、入力された情報を保存して次の処理へ進み、「戻る」をクリックすると、入力された情報を保存して一つ手前の処理へ戻り、更に、「登録取り消し」をクリックすると、入力された情報を保存せずに最初のダイヤログボックスに戻る。これは以下の各処理でも同様である。
【0130】
ステップS3702では、図40に示すダイヤログボックスが表示され、非会員の情報提供者に、当該情報提供者を特定するための住所、氏名、電話番号等の情報を入力させる。不適切なIP情報の氾濫を排除するためである。入力後、「次へ」をクリックすると、ステップS3705へ進む。なお、入力後、会員の登録を勧めるために図41に示すようなダイヤログボックスを表示させ、Web上で会員登録手続きを行うことができる。
【0131】
ステップS3703では、図42に示すダイヤログボックスが表示され、会員である情報提供者が、このIP情報登録において登録するIP情報を有料とするか否かを確認する。有料とする場合、情報提供者は、「印刷時有償にしたい」のチェックボックスをチェックし、所望の課金を入力する(ステップS3704)。無料とする場合は、チェックボックスをチェックしない。いずれの場合においても「次へ」をクリックするとステップS3705へ進む。
【0132】
ステップS3705では、図43に示すダイヤログボックスが表示され、登録したいIP情報の指定を行う。情報提供者は、情報提供者端末に保存してあるIP情報の実体(コンテンツ)のファイル名を入力する。この場合、複数のファイル名を指定することもできる。
【0133】
また、「ファイル指定」ボタンをクリックすることにより、図44に示すような情報提供者端末に保存されたIP情報のファイルの一覧を表すダイヤログボックスを表示させることもでき、この場合、情報提供者は容易にIP情報のファイルを選択することができる。また、一旦選択したファイルを取り消す場合は、図43に示すダイヤログボックスにおいてそのファイルを指定した上で「削除」ボタンをクリックすればよい。図43に示すダイヤログボックスにおいて、「次へ」を選択するとステップS3706へ進む。
【0134】
ステップS3706では、上記ステップS3705で指定されたファイルの内容をプレビュー表示し(図45)、情報提供者にこれを確認させる。確認後、情報提供者が、「サーバーに転送」ボタンをクリックすると、図46に示すようなダイヤログボックスが表示され、指定されたファイルがPサービスサーバ300へ転送される。転送後、ステップS3707へ進む。
【0135】
ステップS3707では、転送したIP情報のプロパティを設定する。プロパティの設定では、まず、図47に示すダイヤログボックスが表示され、当該IP情報の掲載開始日、有効期限(掲載期間)を設定することができる。また、この設定においては、IP用のPコードの有効期限と、そのIP情報の有効期限とを別々に設定することもできる。また、Pコードの有効期限は図78で後述するようにIP情報の有効期限に所定期間を加えることで自動的に付与されるようにしてもよい。図47のダイヤログボックスにおいて「次へ」を選択すると、図48図に示すダイヤログボックスが表示され、別のプロパティを設定する。
【0136】
ここでは、登録後にIP情報がPサービス端末200から出力される場合に、そのサイズを変更することを許容するか否かを設定する。
【0137】
これは、Pサービス端末200の用紙の都合や、複数のIP情報を一の用紙に出力する場合に、レイアウトの関係上、Pサービス端末200側でサイズを縮小したい事態が生じ得るからである。この場合、サイズの変更をPサービス端末200側で自由に行えることとすれば、IP情報の内容如何により、プリントが不鮮明となる場合等があるので、情報提供者が、文字サイズ及び縮小率の許容範囲を設定することができるものとしたものである。図48図のダイヤログボックスにおいて「次へ」を選択すると、図49に示すダイヤログボックスが表示され、更に別のプロパティを設定する。
【0138】
ここでは、登録後にIP情報がPサービス端末200から出力される場合に、広告情報が自動的に付加されることを情報提供者において許容するか否かを設定する。情報提供者は、「許可する」、「裏面なら許可する」又は「一切許可しない」のいずれかのラジオボタンをチェックすることにより、これを選択することができる。この選択の範囲内において広告情報は付加されることとなる。図49のダイヤログボックスにおいて「次へ」を選択すると、図50に示すダイヤログボックスが表示され、更に別のプロパティを設定する。
【0139】
ここでは、登録後のIP情報を特定の利用者のみが利用できるようにパスワードを設定することができる。パスワードを設定する場合は、「パスワードを設定する」のチェックボックスをチェックし、「パスワード」欄に所望のパスワードを入力する。入力後、「次へ」をクリックすると、図51に示すダイヤログボックスが表示され、入力されたパスワードの誤入力を防止すべく、再入力が要求される。「登録」ボタンをクリックするとパスワードが保存される。パスワードを設定しない場合は、図50に示すダイヤログボックスにおいて何もせずに「次へ」をクリックする。いずれの場合もその後、図52に示すダイヤログボックスが表示され、更に別のプロパティを設定する。
【0140】
ここでは、広告検索処理で利用するために、登録すべきIP情報のジャンル、キーワード等を入力する。入力する項目は、ここでは「ジャンル」、「サブジャンル」及び「キーワード」からなる。「ジャンル」と「サブジャンル」とは、コンポボックスになっており、例えば、「ジャンル」欄の右端の矢印をクリックすると、図53のダイヤログボックスに示すように、「ジャンル」欄の項目の一覧が表示され、情報提供者はこの中から登録すべきIP情報に最も適合したカテゴリーを選択することができる。また、「キーワード」欄には、登録したIP情報の具体的内容に関するキーワードを任意に選択して入力することができる。更に、入力したキーワードは、「追加」ボタンで確定し、また、確定したキーワードは「削除」ボタンで取り消すことができる。
【0141】
なお、「広告とはネガティブなリンクを行う」欄のチェックボックスをチェックすると、広告検索処理時に、登録したIP情報の内容と不適切な関係にある広告情報の選択を排除することができる。
【0142】
また、図52に示すダイヤログボックスにおけるプロパティの設定の代わりに、若しくは、これと併用して、図54に示すダイヤログボックスにおけるプロパティを設定することもできる。
【0143】
図54に示すダイヤログボックスは、登録したIP情報のタイトルとサマリを入力するものである。このサマリは、広告検索処理で利用する他、情報サービスにおいて当該IP情報が要求された場合に、直ちにIP情報の実体を利用者に提供するのではなく、一旦、そのサマリを利用者に開示することにより、利用者のIP情報選択の幅を広げ、或いは課金負担の軽減に供することもできるものである。
【0144】
以上で、ステップS3707におけるプロパティの設定は終了し、ステップS3708へ進む。
【0145】
ステップS3708では、図55に示すダイヤログボックスが表示され、登録したIP情報をグループ設定とするか否かを選択する。グループ設定とは、一群のIP情報を相互に関連づけることをいい、同一の対象の情報であってその内容が経時的に更新されるもの、例えば、プロ野球の結果、株式情報等、を取り扱うために用いるものである。
【0146】
情報提供者は、グループ設定を希望しないときは、「取り消し」ボタンをクリックし、この場合は、ステップS3710へ進む。
【0147】
ステップS3709ではグループ化設定処理を行う。グループ設定を希望する場合は、図55のダイヤログボックスにおいて登録したIP情報を既存のグループに追加するか、新規のグループとするか、をラジオボタンにより選択する。
【0148】
既存のグループに追加する場合は、更にそのリンク先のIP用のPコードを入力する。なお、「登録するP−Code」欄に表示されているPコードは、今回登録するIP情報に付与されたPコードである。
【0149】
新規のグループを選択した場合、「OK」ボタンをクリックすると、図56のダイヤログボックスが表示され、そのタイトル、内容、更新予定を入力することとなり、入力された各データは、最終的にIP情報登録テーブル311(図7)のFrame情報格納領域に格納されることとなる。
【0150】
いずれの場合も「OK」ボタンをクリックすると図57のダイヤログボックスが表示され、グループ設定の登録事項が表示される。この表示は今回登録するIP情報を既存のグループに追加した場合のものである。この表示において、「リンク番号:#77」とあるのは、今回登録したIP情報が、リンク先のIP用のPコードに付加部「#77」を付したPコードとしても利用されること意味している。すなわち、グループ設定したIP情報は、それ自体のIP用のPコードとしても、リンク先のIP用のPコード(付加部で識別)としても、アクセスできることとなり、後者は主として情報の更新を行うために利用される。「OK」ボタンをクリックすると、ステップS3710へ進む。
【0151】
ステップS3710では、図58に示すダイヤログボックスが表示され、登録したIP情報に付与されたIP用のPコードと共に、これまでに入力した事項が一覧形式で表示される。情報提供者は、表示を確認した上で、「登録」ボタンをクリックすると、ステップS3711へ進む。
【0152】
ステップS3711では、Pサービスサーバ300が、情報提供者に付与したIP用のPコードに対応して上記各処理において入力された情報を図7に示したIP情報登録テーブル311に格納する。なお、この情報はIPサーバ400に転送してIPサーバ400で保持することもできる。
【0153】
また、情報提供者が情報提供者端末からPサービスサーバ300ではなく、IPサーバ400に対してIP情報登録処理を行う場合も、概ね上述した手順により登録が行われる。
【0154】
この場合、Pサービスサーバ300は、予めIPサーバ400に対して、利用可能なIP用のPコードの領域を割り当てておき、IPサーバ400は、割り当てられた領域のIP用Pコードの中から情報提供者にIP用のPコードを付与することができ、IPサーバ400は、少なくとも付与したPコードをPサービスサーバ300に通知することにより、IP情報登録処理を行うことができる。この点に付いては、図76乃至図79により後述する。
【0155】
以上により、全てのIP情報登録処理が終了する。
【0156】
<広告情報登録>
Pサービスシステムにおいて、広告情報を提供する広告提供者は、広告情報の内容をPサービスサーバ300又はIPサーバ400に対して登録する必要がある。
【0157】
登録は、広告提供者が所有等する図示しない端末(以下、広告提供者端末という。)からWebを介してPサービスサーバ300又はIPサーバ400にアクセスすることにより行うか、又は、広告情報の内容を記録したCDROM等の記憶媒体をPサービスシステムの運用者に提出することにより行うことができる。
【0158】
以下、係る広告情報登録の手順を、広告提供者がWebを介してPサービスサーバ300に登録する場合について説明する。
【0159】
広告提供者が、広告提供者端末からPサービスサーバ300の広告情報登録にアクセスすると、Pサービスサーバ300は、図19におけるステップS1914の処理を実行し、広告情報のためのPコードを内部的に発番する。なお、このPコードは、専らPサービスサーバ300の内部処理のために用いられるため、原則として広告提供者には開示されない。
【0160】
その後、ステップS1915へ進み、広告情報登録処理を実行する。
【0161】
図59は、広告情報登録処理のフローチャートである。
【0162】
この広告情報登録処理では、上述したユーザ登録処理及びIP情報登録処理と同様に、広告提供者端末のディスプレイに広告情報登録のための諸画面を表示し、いわゆるGUIにより広告提供者に登録事項を入力させる。
【0163】
ステップS5901では、図60に示すダイヤログボックスが表示され、広告提供者がPサービスシステムの会員であるか否かを判断する。会員とは、予め広告提供者として申請した者をいい、会員でなければ広告情報を提供することはできない。広告掲載には課金を伴うからである。なお、申請により会員番号とパスワードが付与される。
【0164】
このダイヤログボックスにおいて、広告提供者は、会員の場合は「はい」のラジオボタンをチェックし、更に会員番号を入力する。非会員の場合は、「いいえ」のラジオボタンをチェックする。「次へ」をクリックすると、非会員の場合はステップS5902へ進む。会員の場合は、更に図61に示すダイヤログボックスが表示され、パスワードの入力が要求される。広告提供者が入力したパスワードが正常であればステップS5903へ進む。
【0165】
なお、各ダイヤログボックスでは、「次へ」をクリックすると、入力された情報を保存して次の処理へ進み、「戻る」をクリックすると、入力された情報を保存して一つ手前の処理へ戻り、更に、「登録取り消し」をクリックすると、入力された情報を保存せずに最初のダイヤログボックスに戻る。これは以下の各処理でも同様である。
【0166】
ステップS5902では、図62に示すダイヤログボックスが表示され、非会員の広告提供者に、当該広告提供者を特定するための情報を入力させる。上述した通り、広告掲載には課金を伴うからである。入力後、「次へ」をクリックすると、ステップS5903へ進む。
【0167】
ステップS5903では、図63に示すダイヤログボックスが表示され、登録したい広告情報の指定を行う。広告提供者は、広告提供者端末に保存してある広告情報の実体(コンテンツ)のファイル名を入力する。この場合、複数のファイル名を指定することもできる。「ファイル指定」ボタン及び「削除」ボタンの機能は、上述したIP情報登録処理における図43の場合と同様である。
【0168】
図63に示すダイヤログボックスにおいて「次へ」を選択するとステップS5904へ進む。
【0169】
ステップS5904では、指定されたファイルの内容をプレビュー表示し(図64)、広告提供者にこれを確認させる。確認後、広告提供者が「次へ」ボタンをクリックすると、図65に示すようなダイヤログボックスが表示され、指定されたファイルがPサービスサーバ300へ転送される。転送後、ステップS5905へ進む。
【0170】
ステップS5905では、転送した広告情報のプロパティを設定する。プロパティの設定では、まず、図66に示すダイヤログボックスが表示され、当該広告情報の掲載開始日、有効期限(掲載期限)を設定することができる。図66のダイヤログボックスにおいて「次へ」を選択すると、図67に示すダイヤログボックスが表示され、別のプロパティを設定する。
【0171】
ここでは、広告情報の掲載を要望するIP情報とのリンクの方法を設定する。
ダイヤログボックスの表示に従って、地域、年齢層、性別、キーワード或いは情報の内容、のいずれかにおいて共通するIP情報に対して広告情報を掲載することを指定することができ、例えば、図67の「地域」を選択し、「詳細設定」ボタンをクリックすると、図68に示すダイヤログボックスが表示され、具体的な地域の限定を設定することができる。図67のダイヤログボックスにおいて「次へ」を選択すると、図69に示すダイヤログボックスが表示され、更に別のプロパティを設定する。
【0172】
ここでは、先にPサービスサーバ300に転送された広告情報のサイズ等が表示され、広告提供者は、プリント時のサイズの指定、広告情報の縮小拡大の可否、プリント位置等を指定することができる。例えば、印刷サイズの選択欄のコンポボックスについて、右側の矢印をクリックすると、図70に示すようにプリントサイズの一覧が表示され、広告提供者は所望のプリントサイズを選択することができる。図69のダイヤログボックスにおいて「次へ」を選択すると、図71に示すダイヤログボックスが表示され、更に別のプロパティを設定する。
【0173】
ここでは、プリントされる広告情報の掲載方式を設定する。広告提供者は、所望の制限項目のチェックボックスをチェックすることにより係る制限を課すことができる。なお、図示された制限項目のほかに、カラー・白黒プリントに対応した内容の変更、プリントが複数に渡る場合に同一位置での掲載、或いは、シリーズものの広告情報の作成、等の制限を課すことも考えられる。図71のダイヤログボックスにおいて「次へ」を選択すると、図72に示すダイヤログボックスが表示され、更に別のプロパティを設定する。
【0174】
ここでは、広告情報の掲載に対する課金を設定する。このダイヤログボックスにおいては、一回の広告情報の掲載料が表示され、合計の課金の限度を、プリント回数又は掲載料の上限により指定することができる。この際、「最大印刷回数を指定する。」欄のラジオボックスをチェックすると、その回数を更に指定でき、同様に、「広告料金の上限を指定する。」欄のラジオボックスをチェックすると、掲載料の上限を更に指定できる。
【0175】
以上でステップS5905におけるプロパティの設定は終了し、ステップS5906へ進む。
【0176】
ステップS5906では、図73に示すダイヤログボックスが表示され、これまで入力した事項が一覧形式で表示される。なお、Pコードは原則として表示されない。広告提供者は、表示を確認した上で「登録」ボタンをクリックすると、ステップS5907へ進む。なお、「登録」ボタンをクリックした際、図74に示すダイヤログボックスを表示し、広告提供者端末において登録された広告情報の明細の印刷を可能とすることもできる。
【0177】
ステップS5907では、Pサービスサーバ300が、先に発番したPコードに対応して上記各処理において入力された情報を図8に示した広告情報テーブル312に格納する。また、IPサーバ400にこれを転送することもできる。なお、Pサービスサーバ300は登録された広告情報のプロパティ(広告情報テーブル)を必ず保持するが、その実体(コンテンツ)自体はPサービスサーバ300又はIPサーバ400のいずれに保持してもよい。
【0178】
また、情報提供者が情報提供者端末からPサービスサーバ300ではなく、IPサーバ400に対してIP情報登録処理を行う場合も、概ね上述した手順により登録が行われる。
【0179】
この場合、Pサービスサーバ300は、予めIPサーバ400に対して、利用可能なPコードの領域を割り当てておき、IPサーバ400は、割り当てられた領域のPコードの中からPコードを付与することができ、IPサーバ400は、付与したPコードとそのテーブル情報を最終的にPサービスサーバ300へ転送することにより、広告情報登録処理を行うことができる。
【0180】
以上により、全ての広告情報登録処理が終了する。
【0181】
<Pコード発番処理>
次に、図19AのステップS1911、S1912、S1914で示されるPコードの発番処理について説明する。
【0182】
図75は、ステップS1911に示される個人用Pコードの発番手順を説明するフローチャートである。
【0183】
ユーザ情報登録を行うと、上述したGUIに従った手順によりユーザの携帯電話番号、電話番号、FAX番号のいずれかが入力される。個人用Pコードの場合、これら入力された番号のうちの一つがPコードの番号部(Pコード番号)に用いられることになる。本実施形態では、携帯電話番号、電話番号、FAX番号の順に優先順位が与えられている。従って、複数の番号がユーザによって入力されていた場合には、Pコードの番号部に用いられる番号はこの優先順位に従って決定される。例えば、携帯電話番号と、電話番号が入力されていた場合には、優先順位の高い携帯電話番号がPコードの発番に用いられる。
【0184】
携帯電話番号が入力されていた場合、処理はステップS7501からステップS7504へ進み、携帯電話番号を抽出する。また、携帯電話番号が入力されておらず、電話番号が入力されていた場合は、ステップS7502からステップS7505へ進み、当該電話番号が抽出される。更に、FAX番号のみが入力されていた場合は、ステップS7503からステップS7506へ進み、当該FAX番号を抽出する。携帯電話番号、電話番号、FAX番号のいずれも入力されていない場合は、ステップS7509のエラー処理へ進み、ユーザに携帯電話番号、電話番号、FAX番号の少なくともいずれかを入力するよう促す。
【0185】
さて、ステップS7504〜S7506のいずれかにおいて番号が抽出されると、ステップS7507において抽出された番号が、使用済みの個人用Pコードと重複していないかをチェックする。重複している場合は、ステップS7509へ進み、その旨を通知する。一方、抽出された番号が個人用Pコード内でユニークであったならば、ステップS7507からステップS7508へ進み、当該抽出された番号をPコードの番号部に決定して、当該ユーザにPコードを割り当てる。
【0186】
以上のようにして、個人用Pコードはユーザの携帯電話番号、電話番号、FAX番号に基づいて決定される。
【0187】
次に、図19AのステップS1912によるIP用Pコードの発番について説明する。IP用Pコードは、Pサービスサーバ300で発番される場合と、IPサーバ400で発番される場合がある。
【0188】
IPサーバ400で発番する場合は、予めIPサーバに割り当てられたサイト番号(エクスターナルコード)にインターナルコードを接続してPコードを生成する。すなわち、各IPサーバは、Pサービスサーバ300から割り当てられたサイト番号(エクスターナルコード、図18を参照)を有する。そして、IP情報の登録要求に応じてIPサーバ400がインターナルコードを割り当て、エクスターナルコードとインターナルコードを連結することで一つのPコードを得る。従って、以下では、まず、IPサーバへのエクスターナルコードの割り当て処理を説明し、その後、IP用Pコードの発番処理を説明することにする。
【0189】
図76はPサービスサーバ300が他のサイトにPコードのエクスターナルコードを割り当てる手順を説明するフローチャートである。
【0190】
ステップS7601において、サイトよりPコード要求を受信すると、ステップS7602においてサイト規模を決定する(IPサーバからの規模の要求に応じて決定される)。サイト規模が決定すると、図18の第17ビットから第20ビットの4ビットが決定する(コードの割り当て対象が外部サーバであるから第17ビット(サーバ識別ビット)は当然「0」となる)。次に、ステップS7603において、ステップS7602において決定されたサイト規模に応じて決まるエクスターナルコード部分のコード値を決定する。例えば、サイト規模が中規模であった場合は、図18に示されるように、第21ビットから第36ビットがエクスターナルコード用のビットとなり、16ビットで表されるコード値が決定されるのである。ここで決定されるコード値は、もちろんその時点で他のサイトに割り当てられていないコードである。
【0191】
図77は本実施形態で用いるPコード使用登録テーブルのデータ構成を示す図である。このPコード使用登録テーブルはPサービスサーバ300によって保持されるものであり、図示のように、極小規模、小規模、中規模、大規模、極大規模の各サイト規模毎に、既にサイト(IPサーバ)に割り当てられたエクスターナルコードとサイトのURLとを対応付けて登録してある。上記ステップS7603ではこのPコード使用登録テーブルを参照して、未使用のエクスターナルコードを検出し、割り当てるべきエクスターナルコードに決定する。ここで、エクスターナルコードと対応づけて登録する情報は、IPサーバ内の情報を格納しているデータベースを特定し得る情報、すなわちデータベースの識別情報(アドレス)であればよく、URLに限るものではない。これはシステムにおいてPコードの指定に対して提供する情報が、Web上に置かれたものでない場合もあるからである。
【0192】
ステップS7604では、以上のステップS7602とステップS7603において決定された値をエクスターナルコードとしてPコード要求元のサイトへ通知する。こうして、Pコードを要求したサイトはPサービスサーバ300よりPコード(エクスターナルコード)を受け取り、サイト規模に応じた個別情報ID用ビット(インターナルコード)を用いて、IP情報に対するPコードの発番を行えるようになる。
【0193】
ステップS7605では、図77に示したPコード使用登録テーブルを更新する。即ち、ステップS7602とステップS7603において決定した値とPコード要求元のサイトのURLを対応付けて、図77に示すPコード使用登録テーブルに登録する。なお、後にPサービス端末200からIP用Pコードが指定された場合には、Pサービスサーバ300はこのPコード使用登録テーブルを参照することにより、当該指定されたPコードをどのサイトへ通知して情報を得ればよいかを知ることができる。
【0194】
次に、IP情報の登録要求を受けたサーバ(PサービスサーバもしくはIPサーバ)におけるPコードの発番処理を説明する。以下の処理例では、各Pコードの有効期限を登録したPコード使用テーブルを用いてPコードの発番を行う。
【0195】
図78はPコード使用テーブルのデータ構成を示す図である。各IPサーバは図78に示されるようなPコード使用テーブルを保持して、Pコード発番時にこれを参照する。Pコード使用テーブルには、Pコードの番号部(IPサーバであればエクスターナルコードとインターナルコードを接合した番号、Pサービスサーバ300であれば第17〜55ビットで表わされる番号)と、当該コードの有効期限が登録されている。なお、コードの有効期限は、図7のIP情報登録テーブル311に示される「コードの有効期限」と同一のデータである。コードの有効期限には、IP情報登録時に、情報提供者が図47のGUIにて設定した日付が登録されている。或いは、IP情報登録において情報提供者が設定した情報の有効期限から所定の期間後の期日、例えば3ヶ月後が自動的に設定される。このようにすることで、Pコードの未使用期間が与えられることになり、ある日を境に同一のPコードが割り当てられた内容が大きく変化してしまうような不具合を避けることができる。なお、一つのサイトにおいてエクスターナルコードは共通であるから、Pコード使用テーブルの「Pコードの番号部」の欄には、インターナルコードのみを記録するようにしてもよいであろう。
【0196】
Pサービスサーバ300においては、Pコードの番号部は識別ビットと39ビットのコード部とで構成されるので、「Pコードの番号部」の欄には、この39ビットで表されるコードを登録すればよい。
【0197】
図79はIP用コードの発番処理を説明するフローチャートである。IP情報の登録要求を受けて図19AのステップS1912が実行されると、まず、ステップS7901において、上述のPコード使用テーブルを参照して、当該サーバにおいて使用可能なPコードを検出する。ステップS7902では、使用可能なPコードの中から1つのPコードを決定してこれを当該IP情報に割り当てる。
ここで、IPサーバがPコードを割り当てる場合は、上述したPコード使用テーブルを検索して未使用のインターナルコードを獲得し、これと当該IPサーバのエクスターナルコード、クラス分類コード(サイト規模を示すコード)及びサーバ識別ビット(=0)とを連結して情報に付与すべく発番するPコードを決定する。一方、Pサービスサーバ300がPコードを割り当てる場合は、図18に示すように、識別ビット(第17ビット=1)に39ビットの未使用コードを接続することでPコードを得る。
【0198】
なお、未使用のPコードとは、「コードの有効期限」が切れているものであるが、この未使用の判断は、発番の時点で、テーブルに格納されているコードの有効期限が過ぎているPコードを検索してもよいし、或いは、常に年、月、日等の時間情報とテーブル内のコードの有効期限とを比較し、コードの有効期限を過ぎた時点で未使用識別子をテーブル内に格納するようにしてもよい。
【0199】
次に、ステップS7903において、当該サーバ内のPコード使用テーブルを更新する。即ち、新たに割り当てたPコードとそのPコードの有効期限をIP情報登録時に指定された期限にセットする、或いは、情報提供者により設定された当該IP情報の所定期間後(例えば3ヶ月後等)にセットする。
【0200】
以上のようにしてIP用Pコードが発番される。なお、IP用Pコードの発番時にはコードの有効期限が参照されるが、指定されたIP用Pコードに対応する情報の取り出しに際しては、現時点が当該PコードのIP情報登録テーブル311(図7)に登録された「掲載開始日」と「情報の有効期限」との範囲にあるかがチェックされることになる。
【0201】
なお、本例では、発番処理を高速に行うために図78に示すようなテーブルを用意するが、図7に示すようなIP情報登録テーブル311にコードの有効期限が登録されているので、これを参照して発番するようにしてもよいことは明らかであろう。また、例えば、当該サーバ内で使用可能なIPコードを情報登録用に仮発番し、IP情報登録テーブルに登録されているコードの有効期限を参照して仮発番したコードが使用可能かどうかを判定するようにしてもよい。この場合、仮発番された発番の時点(年、月、日等)がコードの有効期限内であるか否かを判断し、コードの有効期限を過ぎていると判断される場合には当該IP用コードの発番を禁止して、異なるIP用コードの仮発番と、先の判断とを、最終的にIP用Pコードが発番されるまで繰り返す。
【0202】
なお、広告情報に対するPコードの発番S1914は基本的にIP情報に対するPコードの発番方法と同様である。
【0203】
<電子メール情報のPコード発番処理>
次に、図80、81を用いてメールサーバ600に電子メールが送付されたときのPコード発番方法について説明する。
【0204】
図80はメールサーバ600に電子メールが送付されたときのメールサーバ600の処理内容を表すフローチャートである。
【0205】
メールサーバ600に電子メールが送付されると、メール送受信プログラム605がその電子メールを受け取り、メール送付先判断プログラム606を起動し、受信された電子メールを携帯端末ネット接続サービス120を経由して携帯端末500に送付するか、それともPサービスサーバ300に送付するかを判定する。
【0206】
メール送付先判断プログラム606は、まずステップS8001にて受信された電子メールがメール受信者の携帯端末でそのまま表示できるか否かを判定する。判定は電子メールのContent-Typeやメールテキストのバイト数を元に行われる。Content-Typeがmultipartであるものやテキストのバイト数が1024バイト以上であるものはそのまま携帯端末では表示できないと判断する。
【0207】
ステップS8001にてそのまま携帯端末で表示可能と判断された場合にはステップS8002にて携帯端末へのメールを行う。メールの送信はメール送受信プログラム605にて行われる。
【0208】
ステップS8001にてそのまま携帯端末で表示不可能と判断された場合にはステップS8003にて受信された電子メールのヘッダよりTO:、CC:及びBCC:の項目を解析し送付先メールアドレスを取得する。
【0209】
以下ステップS8004からステップS8010の処理は取得された個々のメールアドレスそれぞれについて行われる処理である。
【0210】
ステップS8004にてメールサーバ600のメール送付先判断プログラム606は通信部604を介してPサービスサーバ300に送付先メールアドレスを送信する。Pサービスサーバでは、ユーザ情報テーブル313のMailサービス用情報の対象メールアドレスにメールサーバ600より送信されたメールアドレスがあるか否か検索を行い、検索された場合にはユーザ情報テーブル313よりユーザのPコードを返し、検索されなかった場合0を返す。
【0211】
Pサービスサーバ300からユーザのPコードが返された場合、メールサーバ600は受信メールの送付先はPサービスのメールサービス利用者であると判断し、ステップS8005に進む。Pサービスサーバ600から0が返された場合、ステップS8007に進む。
【0212】
ステップS8005にて、メールサーバ600はPサービスサーバ300に対して受信メールとステップS8004でPサービスサーバ300から得られたユーザのPコードを転送する。Pサービスサーバ300では受信メールを受け取ると、その内容を解析、分解しPサービスサーバで保管できる内容か否かを判定し、保管できる内容ならPコードの発番を行い、そのコードをメールサーバに返す。また、保管できない内容ならコード0をメールサーバに返す。
【0213】
この処理は図81を用いて後述する。
【0214】
ステップS8006にて、メールサーバ600はステップS8005でPサービスサーバ300から返されたコードを解析し、コードが0ならステップS8007に進み、コードが0でなければステップS8008に進む。
【0215】
ステップS8007はPサービスサーバ300にメールデータを登録できなかったときのメールサーバ600の処理である。この場合、受信メールの内容から携帯端末500で表示できない情報はカットされ、その後ステップS8002にてメール送信を行う。
【0216】
ステップS8008にてメールサーバはユーザに通知メールを出すかどうかの判定を行う。ステップS8006にてPサービスサーバ300より送信されたPコードをPサービスサーバ300に渡すことにより、Pサービスサーバ300内のユーザ情報テーブル313のメールサービス用情報から通知フラグを取得する。ユーザに通知を行う場合にはステップS8009に進み、通知を行わない場合には処理を終了する。
【0217】
ステップS8009にてメールサーバ600はPサービスサーバ300より通知メールの内容を取得する。ステップS8006にてPサービスサーバ300より送信されたPコードをPサービスサーバ300に渡すことにより、メールサービス用Pコードテーブル314から、該当Pコードに対応する通知メールの内容を取得する。
【0218】
ステップS8010にてメールサーバ600はメール送受信プログラム605を介してステップS8009で取得した通知メールを送信する。
【0219】
図81はメールサーバ600からPサービスサーバ300にユーザPコードとメール情報が転送されたときのPサービスサーバ300の処理を示すフローチャートである。
【0220】
ステップS8101にてメールサーバ600より送付されたユーザPコードから、そのユーザに関するユーザ情報テーブル313を取得する。
【0221】
ステップS8102にてメールサーバに返すCodeを‘0’で初期化する。
【0222】
ステップS8103にてユーザ情報テーブル313より登録されているメールの個数(M)を取得し、メール登録のための空き領域があるか判定する。本実施例では各サービスに対して割り当てられるサブコードの上限を31に決めているので、M<31であれば空き領域があると判定し、そうでなければ空き領域がないと判定する。空き領域があればステップS8104に進み、空き領域がなければ処理を終了してCodeをメールサーバ600に返す。
【0223】
ステップS8104にてメールサーバ600より送付されたメール情報のContent−Typeがmultipartである場合、boundaryを用いてメールを個々の部分に分割する。更に、Content−Transfer−Encodeingによって与えられているエンコード(通常Base64やuuencode等)をデコードし添付ファイルを復元する。メールが分割された場合には分割された個数をNとする。(分割されなかった場合はN=1とする。)
ステップS8105にてファイル数を数える作業変数をcount=1として初期化する。
【0224】
以下ステップS8106からステップS8111の処理は分割されたファイルの数だけ行われることになる。
【0225】
ステップS8106にてファイルを分類する。分類はワープロ文書、画像ファイル、テキストファイル、その他として分類する。携帯端末500に送付しきれない文字数のメール本文を含んだメールに関してはメール本文はテキストファイルとして分類する。ここで、その他に分類されたものに関しては本サービスの処理対象外としステップS8110にて次のファイルを探す処理に進む。分類で画像、ワープロ文書、テキストファイルと判定された場合にはステップS8107に進む。
【0226】
ステップS8107では現在登録しようとしているファイルがPサービス端末200から印刷可能であるかどうかの判定を行う。まず、ユーザ情報テーブル313よりMailサービス用情報のサービスタイプを取得する。ここには図34でユーザ登録時に設定されたメールサービスの使用形態が登録されている。現在登録しようとしているファイルの種類に応じてユーザがそのファイルを印刷する設定をしている場合、Pサービスサーバ300内にそのファイルを開き、印刷処理することの出来るアプリケーションプログラムがあるかどうかを探す。アプリケーションプログラムが見つかればそのファイルをプリントできると判定し、ステップS8108に進む。それ以外の場合、ステップS8110に進む。
【0227】
ステップS8108にてcodeにユーザPコードにサブコード(M+1)を追加したコード(Pコード#サブコード)を設定する。
【0228】
ステップS8109にてメールサービス用Pコードテーブル314のサブコードM+1の領域にファイルを登録し、実体ファイル情報のファイルの数を1加算する。また、Mailプロパティがまだ設定されていなければメールヘッダより必要な項目(Subject、From、Date)を抽出し登録する。
【0229】
ステップS8110にてcount=Nかどうかを判定する。count=Nなら全ての分割ファイルに関して登録処理が終わったことになり、ステップS8112に進む。
【0230】
count=NでなければステップS8111にてcountを1加算し次の分割ファイルを取得してステップS8106に戻る。
【0231】
ステップS8112にてcode=‘0’か判定する。code=‘0’ならメール情報は登録されなかったことになり、そうでなければステップS8113にてユーザ情報テーブル313のMailサービス用情報からMailの個数を1加算する。
【0232】
ステップS8114では、メールサービス用Pコードテーブル314に情報が登録された場合、かつユーザ情報テーブル313の通知フラグで、ユーザへの通知を行うことになっている場合通知用のメール文章を作成し、メールサービス用Pコードテーブルに登録する。
【0233】
このメール文章は送信者、送信日時、及びこの情報を引出すためのPコードを記載したテキストであり、携帯端末で受信されると図90のように表示される。
【0234】
以上でメールサーバ600に対してcodeを返すことによってPサービスサーバ300へのメールの登録を終了する。
【0235】
また、本実施の形態ではPサービスサーバ300にて通知メールを作成し、その情報を保存することとしているが、Pサービスサーバ300から通知するべき情報をメールサーバ600に返し、その情報を含んだ通知メールをメールサーバ600が発行することも可能であることは言うまでもない。
<ユーザへのPコード通知>
次にユーザへのPコードの通知方法について説明する。
【0236】
受信サービスに第3者がデータの登録を行った場合、受信サービスのデータが印刷データとしてPサービス端末200によって受け取られた場合、受信サービスのデータが印刷される前に有効期限切れになる場合、及び携帯端末500で受信しきれない電子メールが到着した場合にはユーザにPコードが通知される。
【0237】
受信サービスにデータが登録されたときには、携帯端末500に対して図82に示される情報が通知される。
【0238】
画面8201は携帯端末500における受信サービスの通知画面である。8202は受信サービスに受信された情報に対するPコードを表示している。不図示のカーソルを8203に示される[印刷端末指定]に置いて、8204に示される[選択]を実行する事により、受信された印刷情報をユーザの指定したPサービス端末200に先送りしておくことができる。これを実行すると図83で示される印刷先端末指定画面が表示される。
【0239】
8205に示される[戻る]を実行すると受信通知画面を表示する前の状態、例えば携帯端末のメーラーのメール一覧表示等に戻る。
【0240】
図83で示される画面8301は携帯端末500における印刷先端末指定の初期画面である。8302(a〜e)に示されるのは、印刷先端末の検索方法であり、いずれかに不図示のカーソルを置いて、8303の[選択]を実行することにより検索方法の指定が行える。検索方法には例えば店舗の電話番号から、住所から、地図から、最寄の駅・交差点から、等があり、他にも現在携帯端末のいる位置を自動的に測定して最寄の端末を検索する方法等が考えられる。8304に示される[戻る]を実行すると以前に表示されていた画面、例えば通知画面8201等に戻る。
【0241】
図84に示される画面8401は印刷先端末の検索結果を示す画面であり、8402(a〜c)に示されるのは検索結果の印刷先端末の住所である。結果は他にも店名等識別しやすいもので表示することも考えられる。8402(a〜c)に示される検索結果のいずれかに不図示のカーソルを置いて、8403の[選択]を実行することにより印刷先端末が指定され、図85で示される印刷先端末の確認画面8501が表示される。8404に示される[戻る]を実行すると以前に表示されていた画面、例えば検索画面等に戻る。
【0242】
図85の画面8501において、8502に示される印刷先として指定するに不図示のカーソルを置いて、8504の[選択]を実行することにより印刷先端末の指定が確認され、図86の先送り確認画面8601が表示される。8503に示される[位置を確認する]に不図示のカーソルを置いて、8504の[選択]を実行することにより端末への案内図等が表示される。8505に示される[戻る]を実行すると以前に表示されていた画面、例えば印刷先端末の検索結果の画面8401等に戻る。
【0243】
図86の画面8601は印刷先端末に先送りを行う確認の画面である。8602に示される[了解]に不図示のカーソルを置いて、8603の[選択]を実行することにより指定された印刷先端末に先送りが行われる。8604に示される[戻る]を実行すると以前に表示されていた画面、例えば印刷先端末の確認画面8501等に戻る。
【0244】
Pサービス端末200に先送りされた受信サービスのデータが印刷データとしてユーザの指定したPサービス端末200によって受領された場合、受領したPサービス端末200もしくはPサービスサーバー300から携帯端末500に対して図87に示される情報が通知される。
【0245】
図87に示される画面8701は携帯端末500における印刷データの受領通知画面である。8702に示される[印刷先端末指定]に不図示のカーソルを置いて、8704の[選択]を実行することにより図83で示される印刷先端末指定画面8301が表示され、以下上述の手順により同様に印刷先端末の変更を行うことができる。8703に示される[印刷取消し]に不図示のカーソルを置いて、8704の[選択]を実行することによりユーザーによって指定されていた印刷先端末の指定および印刷データの先送りを取り消すことが出来る。8705に示される[戻る]を実行すると受領通知画面を表示する前の状態、例えば携帯端末のメーラーのメール一覧表示等に戻る。
【0246】
受信サービスのデータが印刷される前に有効期限切れになる場合、携帯端末500に対して図88に示される情報が通知される。
【0247】
図88に示される画面8801は携帯端末500における受信サービスのデータの有効期限の通知画面である。8802に示されるのは印刷をしないまま有効期限を迎えつつある受信データのPコードの表示である。8802に示されるPコードに不図示のカーソルを置いて、8803の[選択]を実行することにより図89のPコード情報画面が表示される。8804に示される[戻る]を実行すると有効期限通知画面を表示する前の状態、例えば携帯端末のメーラーのメール一覧表示等に戻る。
【0248】
図89の画面8901はPコード情報画面である。8902に示されるのは印刷先端末の指定であり、これに不図示のカーソルを置いて、8904の[選択]を実行することにより図83で示される印刷先端末指定画面8301が表示され、同様に印刷先端末の変更を行うことができる。8903に示される[印刷取消し]に不図示のカーソルを置いて、8904の[選択]を実行することによりユーザーによって指定されていた印刷先端末の指定および印刷データの先送りを取り消すことが出来る。8905に示される[戻る]を実行するとPコード情報画面を表示する前の状態、例えば受信サービスのデータの有効期限の通知画面8801等に戻る。
【0249】
図90の画面9001は携帯端末で表示しきれないメールが到着したことを示す通知画面である。9002はメールサービスに保管された情報に対するPコードを表示している。不図示のカーソルを9003に示される[印刷端末指定]に置いて、9004に示される[選択]を実行する事により、受信された印刷情報をユーザの指定したPサービス端末200に先送りしておくことができる。これを実行すると図83で示される印刷先端末指定画面が表示される。9005に示される[戻る]を実行すると受信通知画面を表示する前の状態、例えば携帯端末のメーラーのメール一覧表示等に戻る。
【0250】
図91は受信サービスに情報が登録されたときの送付先ユーザへの通知方法を示したフローである。情報の登録フローについては後述し、ここでは通知に関してのみ説明する。また、メールサービス時の通知メールの送付については、通知の可否は図80で説明したことと、通知先の取得は受信サービスと同じであるので説明を省略する。
【0251】
ステップS9101にてPサービスサーバ300は通知するユーザのユーザ情報(図9)を取得する。ステップS9102にてPサービスサーバ300は図9に示すユーザ情報テーブル内の通知先を検索し、通知先が定義されているかどうかを判定する。通知先が定義されていなかった場合には通知処理を終了する。通知先が定義されていた場合にはステップS9103にてPサービスサーバ300は送付先ユーザの通知先を取得する。ステップS9104にてPサービスサーバ300は図9に示すユーザ情報テーブルより標準出力先情報を取得する。出力先が指定されている場合、ステップS9105にて出力先に指定されているPサービス端末200に送付先ユーザの通知先を転送する。ステップ9106にてPサービス端末200はPサービスサーバ300より転送された通知先にデータの登録が終了した事を通知する。ステップS9104にて標準出力先が定義されていなかった場合にはPサービスサーバ300はPサービスサーバ300内に情報が登録された事を通知先に対して通知する。
【0252】
図92はPサービス端末200から有効期限切れをユーザに通知する方法を示したフローである。この処理は全てのPサービス端末200について毎日一定時刻になると行われる。
【0253】
ステップS9201にてPサービス端末200は図2cに示すローカル端末の持つテーブルからPコード情報を取得する。ステップS9202にてPコード情報が通知先指定されているか判定する。通知先指定されていない場合にはステップS9207に移る。通知先指定されている場合にはステップS9203にてPサービス端末200はそのPコード情報の印刷ステータスが0であるか判定する。印刷ステータスは情報が登録された時点では0であり、その後印刷されるたびに1加算される。つまり印刷ステータスが0というのはこの情報が登録されてから1度も印刷されていない事を示す。印刷ステータスが0でなければステップS9207に移る。印刷ステータスが0の場合、ステップS9204にてPサービス端末200はこの情報の有効期限が2日後になっているか判定する。有効期限が2日後でなければ、ステップS9207に移る。有効期限が2日後の場合、ステップS9205にてPサービス端末200はこのPコード情報の通知先を取得する。更にステップS9206にてPサービス端末200は取得された通知先に対して情報の有効期限が迫っている事を通知する。ステップ9207にて次のPコード情報があるか判定する。次の情報があればステップS9201に戻り、その情報を取得する。次の情報がなければ処理を終了する。
【0254】
図93はPサービスサーバ300から有効期限切れをユーザに通知する方法を示したフローである。この処理はPサービスサーバ300に登録されている全てのユーザ情報テーブルに対して毎日一定時刻になると行われる。
【0255】
ステップS9301にてPサービスサーバ300は図9に示すユーザ情報テーブルを取得する。ステップS9302にてPサービスサーバ300はユーザ情報テーブル内の受信サービスのレコードを検索する。レコードがなければこのユーザは受信サービスを使用していないとみなし、処理を終了する。受信サービスのレコードがあれば、ステップS9303にてPサービスサーバ300はこのユーザが通知指定を行っているか判定する。通知指定を行っていないユーザに対しては処理を終了する。通知指定を行っているユーザの場合、ステップS9304にてこのユーザが出力先指定を行っているか判定する。出力先指定を行っている場合、有効期限切れの通知はPサービス端末200が行うので、処理を終了する。
出力先指定がない場合、ステップS9305にてPサービスサーバ300は受信データがあるか判定する。受信データがなければ処理を終了する。受信データがある場合、ステップS9306にてPサービスサーバ300は受信データを取得する。ステップS9307にてPサービスサーバ300は取得された受信データの印刷ステータスが0か判定する。印刷ステータスは情報が登録された時点では0であり、その後印刷されるたびに1加算される。つまり印刷ステータスが0というのはこの情報が登録されてから1度も印刷されていない事を示す。印刷ステータスが0でなければステップS9311に移る。印刷ステータスが0の場合、ステップS9308にてPサービスサーバ300はこの情報の有効期限が2日後になっているか判定する。有効期限が2日後でなければ、ステップS9311に移る。有効期限が2日後の場合、ステップS9309にてPサービスサーバ300はこのPコード情報の通知先を取得する。更にステップS9310にてPサービスサーバ300は取得された通知先に対して情報の有効期限が迫っている事を通知する。ステップS9311にて次の受信サービスの情報があるか判定する。
次の情報があればステップS9306に戻り、その情報を取得する。次の情報がなければ処理を終了する。
【0256】
次に情報通知時に携帯端末500で出力先の変更を行った場合の処理を、図94を用い説明する。ここでは受信サービスでの出力先の変更処理を説明しているが、メールサービスの場合も同様である。尚、本実施例におけるメールサービスの場合、情報の有効期限は送信日時から1ヶ月である。
【0257】
S9401にてPサービスサーバ300は出力先を変更するPコードを取得する。この情報は携帯端末500より通知される。ステップS9402にてPサービスサーバ300は図12に示される受信サービス用Pコードテーブルから印刷情報の送られている端末IDを取得する。ステップS9403にてPサービスサーバ300は前記端末IDで示されるPサービス端末200に対して前記Pコードで示される印刷情報の削除要求を通知し、Pサービス端末200はPサービスサーバ300からの要求に応じて図2cで示される該当Pコード情報を208aに示すディスクユニット内の先読み印刷データ登録部から削除する。ステップS9404にてPサービスサーバ300は図12に示す受信サービス用Pコードテーブルから該当Pコードの端末IDに変更先端末IDを登録する。この情報は携帯端末500より通知される。ステップS9405にてPサービスサーバ300は新たに指定されたPサービス端末200に対して前記Pコード情報の印刷情報、及び有効期限や通知先を示すプロパティを送付する。Pサービス端末200はPサービスサーバ300から送付されたPコード情報を208aに示すディスクユニット内の先読み印刷データ登録部に登録する。この時図2cに示すテーブルが作成され、印刷ステータスには0が登録される。ステップS9406にてPサービス端末200は図2cに登録されている通知先に対して情報が転送された事を通知する。
【0258】
<各種サービスの説明>
次に、ステップS1916の情報取得処理(以下、情報サービスとする)、ステップS1917のメールデータ取得処理(以下、メールサービスとする)、ステップS1918のパーソナル情報取得処理(以下、パーソナル情報サービスとする)、ステップS1919の受信データの取得処理(以下、受信サービス(登録された情報の受信)とする)、ステップS1920の配信データの取得処理(以下、配信サービス(登録された情報の受信)とする)、ステップS1921の配信用情報の登録処理(以下、配信サービス(情報の登録)とする)の詳細及び各処理を実行する場合のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例について説明する。
【0259】
まず、各種サービスを実行するための初期画面について、図95を用いて説明する。
【0260】
図95において、初期画面9501内には、ボタン9502〜ボタン9505が配置されている。これらのボタンの内、情報サービス、メールサービス、パーソナル情報サービス、受信サービス(登録された情報の受信)、配信サービス(登録された情報の受信)を行う場合には、ボタン9502〜ボタン9504のいずれかを用いて各サービスを実行するためのPコードを入力する。ボタン9502は、タッチパネル204を用いてPコードを入力する場合に押下する。ボタン9503は、携帯端末500を用いてPコードを入力する場合に押下する。ボタン9504は、バーコードリーダ207を用いてPコードを入力する場合に押下する。ボタン9505は、後述する受信サービス(情報の登録)、配信サービス(情報の登録)を行う場合に押下する。
【0261】
初期画面9501内のボタン9502が押下されると、図96に示す画面9601を表示する。
【0262】
画面9601は、Pコードの入力画面であり、情報サービス、メールサービス、配信サービス(登録された情報の受信)、パーソナル情報サービス等の各種サービスを実行するためのPコードを入力する。
【0263】
画面9601において、9602はテンキー群であり、このテンキー群9602の各テンキーを用いて所望のPコードを入力する。入力されたPコードは、領域9603に表示される。そして、入力が完了し、入力されたPコードを了解する場合にはボタン9604を押下する。また、入力されたPコードを取り消す場合にはボタン9605を押下し、領域9603に表示されたPコードを消去する。また、入力されたPコードを訂正する場合にはボタン9606を押下し、領域9603上にカーソル(不図示)を用いて訂正対象のPコードを訂正する。ボタン9607は、海外の情報に関するPコードを入力する場合に押下する。
【0264】
ボタン9604が押下されると、入力されたPコードの構成を判定し、その判定結果に基づいて、情報サービス、メールサービス、配信サービス(登録された情報の受信)、パーソナル情報サービス等の各種サービスを実行するための画面、あるいは図97に示す画面9701を表示する。また、入力されたPコードの有効期限が切れている場合には、その旨を示す画面(不図示)を表示する。
【0265】
図97の画面9701には、パスワードを入力するためのテンキー群9702と、ボタン9704〜9706が配置されている。また、領域9703には、パスワードの入力に応じて*印が表示される。
【0266】
パスワードの入力が完了した後に、ボタン9704を押下すると、図96の画面9601で入力されたPコードの構成の判定結果に基づいて、情報サービス、メールサービス、受信サービス(登録された情報の受信)、配信サービス(登録された情報の受信)、パーソナル情報サービスの各種サービスを実行するための画面が表示される。尚、本実施形態では、入力されたPコードに4桁毎に区切られたハイフンがないPコードを「電話番号」と判定する。
【0267】
判定の結果、入力されたPコードが電話番号(#付)である場合、メールサービス/を実行するための画面を表示する。この画面の詳細については、後述する。
【0268】
また、入力されたPコードが電話番号(−付)である場合、配信サービス(登録された情報の受信)を実行するための画面を表示する。
【0269】
また、入力されたPコードが非電話番号である場合、情報サービスを実行するための画面を表示する。
【0270】
また、入力されたPコードが電話番号(##付)である場合、パーソナル情報サービスを実行するための画面を表示する。
【0271】
また、入力されたPコードが電話番号(−−付)である場合、受信サービス(登録された情報の受信)を実行するための画面を表示する。
【0272】
一方、図95の初期画面9501内のボタン9503が押下されると、図98に示す画面9801を表示する。
【0273】
画面9801は、携帯端末500によるPコードの入力画面である。入力の完了後、ボタン9802を押下すると、入力されたPコードの構成を判定し、その判定結果に基づいて、情報サービス、メールサービス、受信サービス(登録された情報の受信)、配信サービス(登録された情報の受信)、パーソナル情報サービスの各種サービスを実行するための画面、あるいは図97に示す画面9701を表示する。また、入力されたPコードの取り消しを行う場合には、ボタン9803を押下する。また、入力されたPコードの有効期限が切れている場合には、その旨を示す画面(不図示)を表示する。
【0274】
一方、図95の初期画面9501内のボタン9504が押下されると、図99に示す画面9901を表示する。
【0275】
画面9901は、バーコードリーダ207によるPコードの入力画面である。
入力の完了後、ボタン9902を押下すると、入力されたPコードの構成を判定し、その判定結果に基づいて、情報サービス、メールサービス、受信サービス(登録された情報の受信)、配信サービス(登録された情報の受信)、パーソナル情報サービスの各種サービスを実行するための画面、あるいは図97に示す画面9701を表示する。また、入力コードの取り消しを行う場合には、ボタン9903を押下する。また、入力されたPコードの有効期限が切れている場合には、その旨を示す画面(不図示)を表示する。
【0276】
次に、入力されたPコードの構成の判定結果に基づいて表示される画面について説明する。
【0277】
まず、入力されたPコードが非電話番号である場合に表示される情報サービスを実行するための画面について、図100を用いて説明する。
【0278】
画面10001では、入力されたPコードがIP用Pコードである場合に、そのIP用Pコードに対応する情報の内容を表示するための画面である。具体的には、領域10003に、Pコードとそれに対応する情報のタイトル、頁数、印刷料金、印刷条件(本実施形態では、特に、カラー/白黒の印刷の指定及び印刷の有無を印刷条件として指定可能であり、それぞれボタン10003a〜10003cが用意されている)が表示される。
【0279】
領域10004は、領域10003に表示される情報を印刷する場合に発生する課金情報を表示する領域である。領域10004には、ボタン10005が配置されており、印刷する情報とあわせて広告を掲載する場合に押下する。このボタン10005が押下されると、広告の掲載条件を設定するための図102に示す画面を表示する。この画面の詳細については、後述する。
【0280】
ボタン10006は、印刷対象の情報の印刷プレビュー表示を実行する場合に押下する。ボタン10007は、印刷対象の情報を印刷する場合に押下する。ボタン10008は、前画面に戻る場合に押下する。ボタン10009は、画面10001の表示で設定される設定内容を取り消す場合に押下する。ボタン10002は、Pコードを更に入力する場合に押下し、このボタン10002が押下されると、図96の画面9601を再表示する。
【0281】
ボタン10006が押下されると、図101に示す画面10101を表示する。
【0282】
画面10101において、領域10102は、印刷対象の情報の内容を表示するプレビュー領域である。ボタン10103は、印刷対象の情報の次頁を表示する場合に押下する。ボタン10104は、印刷対象の情報の前頁を表示する場合に押下する。ボタン10105は、直前の画面(この場合は、図100の画面10001)に戻る場合に押下する。
【0283】
一方、図100の画面10001内のボタン10005が押下されると、図102に示す画面10201を表示する。
【0284】
画面10201は、印刷対象の情報と一緒に掲載する広告の掲載条件を設定するための画面である。図102に示されるように、画面10201内には、掲載条件の設定項目群(本実施形態では、「記事の空いたスペースに印刷」、「裏面に印刷」、「もう1ページ印刷」)が表示され、各項目の実行の有無をボタン群10202で指定することが可能となっている。ボタン10203は、設定した掲載条件を了解する場合に押下する。ボタン10204は、設定した掲載条件を取り消す場合に押下する。
【0285】
尚、画面10201では、広告の掲載条件をユーザが設定可能としているが、Pサービスサーバ300が、印刷対象の情報を印刷する場合の課金がなくなるように、印刷対象の情報に対して適切な広告を検索し、その検索された広告と印刷対象の情報とで構成される印刷データを生成するようにしても良い。このPサービスサーバ300による広告検索処理については、後述する。
【0286】
次に、入力されたPコードが電話番号(#付)である場合に表示されるメールサービス、入力されたPコードが電話番号(−付)である場合に表示される配信サービス(登録された情報の受信)を実行するための画面について、図103を用いて説明する。
【0287】
ここでは、メールサービスを実行するための画面について説明する。
【0288】
画面10301は、入力コードが示す個人用Pコードに対応するユーザのメールの内容を表示するための画面である。具体的には、領域10305に、入力されたPコード内のSuffix(#n、n:0、1、2、…)とそれに対応するメールのサブジェクト(Subject)、送信者、頁数、印刷条件(本実施形態では、特に、カラー/白黒の印刷の指定及び印刷の有無を印刷条件として指定可能であり、それぞれボタン10305a〜10305cが用意されている)が表示される。
【0289】
領域10306は、領域10306内の印刷対象メールの印刷内容を表示する領域である。これに加えて、上述した図100の画面10001内のボタン10005を表示して、ユーザがメールと一緒に広告を掲載することを設定可能としても良いし、印刷対象のメールに対する適切な広告をPサービスサーバ300が検索するようにしても良い。
【0290】
ボタン10307は、印刷対象のメールの印刷プレビュー表示を実行する場合に押下する。このボタン10307が押下された場合、上述した図101の画面を表示する。ボタン10308は、印刷対象のメールの印刷オプションを設定する場合に押下する。このボタン10308が押下されると、印刷オプションを設定するための図104に示す画面を表示する。この画面の詳細については、後述する。ボタン10309は、印刷対象のメールを印刷する場合に押下する。ボタン10310は、前画面に戻る場合に押下する。ボタン10311は、画面10301の表示で設定される設定内容を取り消す場合に押下する。
【0291】
ボタン10302は、Pサービスサーバ300で管理されているメールを全部印刷する場合に押下する。ボタン10303は、領域10305に表示しきれないメールの内、Suffixが小さい番号のメールの内容を表示する場合に押下する。ボタン10304は、領域10305に表示しきれないメールの内、Suffixが大きい番号のメールの内容を表示する場合に押下する。
【0292】
尚、本実施形態では、入力されたPコードである電話番号に付加されているSuffix(#n)の番号が「0」の場合には、領域10305に示すように、Suffixの番号に対応するメールを表示可能なだけ表示する。また、Suffixの番号が「0」以外の場合には、その番号と一致するSuffixに対応するメールを表示する。また、入力されたPコードが電話番号(−付)である場合に表示される配信サービス(登録された情報の受信)を実行するための画面の場合は、領域10305には、配信サービスで登録された情報の内容が、メールの内容を表示する場合と同様に、Suffixの番号に応じて、その表示が制御される。尚、不図示であるが、メール情報の場合に印刷しなくてもメールを削除できる機能が提供されていることは言うまでもない。
【0293】
ボタン10308が押下されると、図104に示す画面10401を表示する。
【0294】
画面10401は、印刷対象のメールの印刷オプションを設定するための画面である。図104に示されるように、画面10301内には、印刷オプションとして設定可能な項目群(本実施形態では、「メールは同じ紙に続けて印刷」、「できるだけ小さい文字で詰めて印刷」)が表示され、各項目の実行の有無をボタン群10402で指定することが可能となっている。ボタン10403は、設定した印刷オプションを了解する場合に押下する。ボタン10404は、設定した印刷オプションを取り消す場合に押下する。
【0295】
次に、入力されたPコードが電話番号(−−付)である場合に表示される受信サービス(登録された情報の受信)を実行するための画面について、図105を用いて説明する。
【0296】
画面10501は、入力コードが示す個人用Pコードに対応するユーザの受信データの内容を表示するための画面である。具体的には、領域10505に、入力されたPコード内のSuffix(――n、n:0、1、2、…)とそれに対応する受信箱のタイトル、送信者、頁数、印刷条件(本実施形態では、特に、カラー/白黒の印刷の指定及び印刷の有無を印刷条件として指定可能であり、それぞれボタン10505a〜10505cが用意されている)が表示される。
【0297】
領域10507は、領域10505内の印刷対象の受信データの印刷内容を表示する領域である。これに加えて、上述した図100の画面10004内のボタン10005を表示して、ユーザが受信データと一緒に広告を掲載することを設定可能としても良いし、印刷対象の受信データに対する適切な広告をPサービスサーバ300が検索するようにしても良い。
【0298】
ボタン10506は、印刷対象の受信データの印刷プレビュー表示を実行する場合に押下する。このボタン10506が押下された場合、上述した図101の画面を表示する。ボタン10508は、印刷対象の受信データを印刷する場合に押下する。ボタン10509は、前画面に戻る場合に押下する。ボタン10510は、画面10501の表示で設定される設定内容を取り消す場合に押下する。
【0299】
ボタン10502は、Pサービスサーバ300で管理されている受信データを全部印刷する場合に押下する。ボタン10503は、領域10505に表示しきれない受信データの内、Suffixが小さい番号の受信データの内容を表示する場合に押下する。ボタン10504は、領域10505に表示しきれない受信データの内、Suffixが大きい番号の受信データの内容を表示する場合に押下する。
【0300】
尚、本実施形態では、入力されたPコードである電話番号に付加されているSuffix(−−n)の番号が「0」の場合には、領域10505に示すように、Suffixの番号に対応する受信データを表示可能なだけ表示する。また、Suffixの番号が「0」以外の場合には、その番号と一致するSuffixに対応する受信データを表示する。
【0301】
次に、入力されたPコードが電話番号(##付)である場合に表示されるパーソナル情報サービスを実行するための画面について、図106を用いて説明する。
【0302】
画面10601は、入力されたPコードが示す個人用Pコードである場合に、その個人用Pコードに対応する情報の内容を表示するための画面である。具体的には、領域10605に、入力されたPコード内のSuffix(##m、m:0、1、2、…)とそれに対応する情報の内容、頁数、印刷の有無を設定するボタン10605a、10605bが表示される。
【0303】
領域10606は、領域10605内の印刷対象の情報の印刷内容を表示する領域である。
【0304】
尚、Suffix(##m)で管理される情報群をフレームと呼ぶ。
【0305】
ボタン10607は、フレームを新規に登録する場合、あるいは登録されているフレームの内容を変更する場合に押下する。このボタン10607が押下されると、情報の登録・変更を実行するための図107に示す画面を表示する。この画面の詳細については、後述する。ボタン10608は、印刷対象のフレームの印刷プレビュー表示を実行する場合に押下する。ボタン10609は、印刷対象のフレームを印刷する場合に押下する。ボタン10610は、前画面に戻る場合に押下する。ボタン10611は、画面10601の表示で設定される設定内容を取り消す場合に押下する。
【0306】
ボタン10602は、Pサービスサーバ300で管理されているフレームを全部印刷する場合に押下する。ボタン10603は、領域10605に表示しきれないフレームの内、Suffixが小さい番号のフレームの内容を表示する場合に押下する。ボタン10604は、領域10605に表示しきれないフレームの内、Suffixが大きい番号のフレームの内容を表示する場合に押下する。
【0307】
尚、本実施形態では、入力されたPコードである電話番号に付加されているSuffix(##m)の番号が「0」の場合には、領域10605に示すように、Suffixの番号に対応するフレームを表示可能なだけ表示する。また、Suffixの番号が「0」以外の場合には、その番号と一致するSuffixに対応するフレームを表示する。
【0308】
ボタン10607が押下されると、図107に示す画面10701を表示する。
【0309】
画面10701では、登録あるいは変更対象のSuffix(##m)を指定するためのテンキー群10703、入力されたSuffix(##m)を表示する領域10704が構成されている。特に、新規にフレームを登録する場合には、ボタン10702を押下する。ボタン10705は、入力したSuffix(##m)を了解する場合に押下する。ボタン10706は、入力したSuffix(##m)を取り消す場合に押下する。ボタン10707は、入力したSuffix(##m)を訂正する場合に押下する。
【0310】
ボタン10705あるいはボタン10702が押下されると、図108に示す画面10801を表示する。
【0311】
画面10801は、領域10704に入力されたSuffix(##m)に対応するフレームで管理されている情報群の内容を表示するための画面である。具体的には、領域10804に、フレームで管理されているPコードとそれに対応する内容、登録の有無を設定するボタン10804a、10804bが表示される。
【0312】
ボタン10805は、このフレームに更に情報(Pコード)を登録する場合に押下する。このボタン10805が押下されると、Pコードを登録するための上述した図96の画面を表示する。一方、図107のボタン10702が押下された場合には、新規のフレームの登録のため、入力されたSuffix(##m)に対応するフレームで管理されている情報はなく、領域10804は空白表示となる。
【0313】
ボタン10806は、フレームで登録する情報の登録状態を了解する場合に押下する。ボタン10807は、前画面に戻る場合に押下する。10808は、画面10801の表示で設定される設定内容を登録内容を取り消す場合に押下する。
【0314】
ボタン10806を押下すると、図109に示す画面10901を表示する。
【0315】
画面10901は、登録したフレームを印刷する場合に使用する用紙のサイズを設定するための画面である。10902、10903、10904は、印刷に使用可能な用紙のサイズを表示する領域であり、ユーザが指定したい用紙のサイズの領域を押下すると、押下された領域の表示が反転し、指定されたことをユーザに対し報知する。ボタン10905、ボタン10906は、それぞれ使用する用紙の向き(横置、縦置)を設定するためのボタンである。ボタン10907は、指定した印刷に使用する用紙のサイズ及び向きを了解する場合に押下する。ボタン10908は、前画面に戻る場合に押下する。ボタン10909は、画面10901の表示で設定される設定内容を取り消す場合に押下する。
【0316】
次に、図95の初期画面9501内のボタン9505が押下された場合に実行される受信サービス(情報の登録)、配信サービス(情報の登録)を実行するための画面について、順に説明する。
【0317】
まず、初期画面9501内のボタン9505が押下されると、図110に示す画面11001を表示する。
【0318】
ボタン11002が押下された場合、配信サービス(情報の登録)が行われ、図111に示す画面が表示される。またボタン11003が押下された場合には受信サービス(情報の登録)が行われ、図119に示す画面が表示される。またボタン11004が押下された場合は登録処理は行わず、図95に示す画面9501に戻る。
【0319】
画面11101は、ボタン11002が押下された場合のPコードの入力画面であり、配信サービス(情報の登録)を実行するためのPコード(ユーザの電話番号)を入力する。
【0320】
画面11101において、11102はテンキー群であり、このテンキー群11102の各テンキーを用いてPコードを入力する。入力されたPコードは、領域11103に表示される。そして、入力されたPコードを了解する場合にはボタン11104を押下する。また、入力されたPコードを取り消す場合にはボタン11105を押下し、領域11103に表示されたPコードを消去する。また、入力されたPコードを訂正する場合にはボタン11106を押下し、領域11103上にカーソル(不図示)を用いて訂正対象のPコードを訂正する。ボタン11107は、海外のPコードを入力する場合に押下する。
【0321】
ボタン11104が押下されると、図112に示す画面11201を表示する。但し、入力されたPコードの有効期限が切れている場合には、その旨を示す画面(不図示)を表示する。
【0322】
画面11201内の各構成要素11202〜11206及びその機能については、図97の画面9701内の各構成要素9702〜9706にそれぞれ対応するので、ここでは説明を省略する。
【0323】
図112の画面11201内のボタン11204が押下されると、図113に示す画面11301を表示する。
【0324】
画面11301は、配信サービス(情報の登録)における情報の登録方法を選択するための画面である。ボタン11302は、スキャナを使用して情報を登録する場合に押下する。ボタン11303は、外部機器を使用して情報を登録する場合に押下する。そして、どちらかのボタンが押下されると、そのボタンに応じた画面を表示する。尚、画面の詳細については後述する。ボタン11304は、前画面に戻る場合に押下する。ボタン11305は、情報の登録を取り消す場合に押下する。
【0325】
ボタン11302が押下されると、図114に示す画面11401を表示する。
【0326】
画面11401は、ユーザに対し登録対象の原稿をスキャナ202にセットすることを指示する画面である。ボタン11402は、セットした原稿を入力操作を実行する場合に押下する。ボタン11403は、前画面に戻る場合に押下する。ボタン11404は、セットした原稿の入力操作を取り消す場合に押下する。
【0327】
ボタン11402あるいは図113の画面11301内のボタン11303が押下されると、図115に示す画面11501を表示する。
【0328】
画面11501は、登録対象の情報を印刷する場合のプレビューを表示するための画面である。領域11052は、登録対象の情報のプレビューを表示する領域である。ボタン11503は、現在表示されている情報の続きの情報のプレビューを表示する場合に押下する。ボタン11504は、更に別の情報を登録する場合に押下し、このボタンが押下されると、図110に示す画面が再表示される。ボタン11505は、領域11502に表示された情報の登録を取り消す場合に押下する。ボタン11506は、領域11502に表示された情報を登録する場合に押下する。
【0329】
ボタン11506を押下すると、図116に示す画面11601を表示する。
【0330】
画面11601は、登録する情報を他のユーザが印刷する場合に要求するパスワードを設定するための画面である。11602はテンキー群であり、このテンキー群11602の各テンキーを用いて所望のパスワードを入力する。パスワードの入力に応じて、領域11603にパスワードが表示される。入力が完了し、入力されたパスワードを了解する場合にはボタン11604を押下する。また、入力されたパスワードを取り消す場合にはボタン11605を押下する。また、入力されたパスワードを訂正する場合にはボタン11606を押下し、領域11603上にカーソル(不図示)を用いて訂正対象のパスワードを訂正する。
【0331】
ボタン11604が押下されると、図117に示す画面11701を表示する。
【0332】
画面11701は、登録する情報の有効期限を設定するための画面である。ボタン11702は、有効期限を明日までにする場合に押下する。ボタン11703は、有効期限を1週間にする場合に押下する。ボタン11704は、有効期限を1ヶ月にする場合に押下する。ボタン11705は、前画面に戻る場合に押下する。ボタン11706は、登録する情報の有効期限の設定を取り消す場合に押下する。
【0333】
ボタン11702、11703、11704のいずれかが押下されると、図118に示す画面11801を表示する。
【0334】
画面11801は、登録する情報の登録内容をユーザに対し確認するための画面である。具体的には、領域11802に、登録対象の情報に対応付けられるPコード、パスワード、データ量、有効期限が表示される。ボタン11803は、登録対象の情報の登録内容を了解する場合に押下する。ボタン11804は、前画面に戻る場合に押下する。ボタン11805は、登録する情報の登録内容を取り消す場合に押下する。登録対象の情報の登録内容が了解された場合、図9に示すユーザ情報テーブル313より配信サービス用情報に設定されている登録データの個数を1加算し、配信サービス用情報のPコードリストに登録情報に付加されるPコード(「電話番号−付加番号」の形式のPコード)を追加する。また、図11に示す配信情報用Pコードテーブル315に領域11802に表示されている情報が登録される。
【0335】
図119の画面11901は、ボタン11003が押下された場合のPコードの入力画面であり、受信サービス(情報の登録)を実行するための送付先Pコード(送付先ユーザの電話番号)を入力する。
【0336】
画面11901において、11902はテンキー群であり、このテンキー群11902の各テンキーを用いてPコードを入力する。入力されたPコードは、領域11903に表示される。そして、入力されたPコードを了解する場合にはボタン11904を押下する。また、入力されたPコードを取り消す場合にはボタン11905を押下し、領域11903に表示されたPコードを消去する。また、入力されたPコードを訂正する場合にはボタン11906を押下し、領域11903上にカーソル(不図示)を用いて訂正対象のPコードを訂正する。ボタン11907は、海外にデータを送付するときのPコードを入力する場合に押下する。
【0337】
ボタン11904が押下されると、Pサービスサーバ300と通信を行い、送付先Pコードより識別されるユーザのユーザ情報テーブル313(図9)内の受信サービス情報にある受信用パスワードが設定されている場合には、図112に示す画面11201を表示する。パスワードが設定されていない場合には図113に示す画面11301を表示する。
【0338】
画面11201内の各構成要素11202〜11206及びその機能については、図97の画面9701内の各構成要素9702〜9706にそれぞれ対応するので、ここでは説明を省略する。
【0339】
図112の画面11201内のボタン11204が押下されると、Pサービスサーバ300と通信を行い、図9に示す送付先のユーザ情報テーブル313の受信用パスワードとパスワードの照合を行う。パスワードが合致していた場合には、図113に示す画面11301を表示する。合致していなかった場合には送信できない事を示すメッセージを表示し(不図示)終了する。
【0340】
図113以降順次図114、図115と表示されるがその説明は上述されているので省略する。
【0341】
図115に示すボタン11506を押下すると、図120に示す画面12001を表示する。
【0342】
画面12001は送信データに対して送信者名を入力するための画面である。
送信者がPサービスシステムの利用者であればPコード(電話番号)の入力によって送信者名の入力が省略できる。送信者がPサービスシステムの利用者でない場合には文字入力によって送信者名を入力する必要がある。
【0343】
図120のボタン12002が押下された場合、図111に示す電話番号の入力画面11101が表示される。図111の説明は上述してあるので省略する。
図111のボタン11104が押下された場合には図117に示す有効期限の設定画面11701を表示する。
【0344】
図120のボタン12003が押下された場合、図121に示す文字入力画面を表示する。
【0345】
画面12101は送信者名を文字入力するための画面である。12103に示すボタン群を使用することによって送信者名を入力する事ができる。12103の各ボタンを押下した結果は領域12102に示す表示領域に表示される。入力を最初からやり直す場合には12103の「全部クリア」ボタンを、文字の間隔を空けるには12103の「スペース」ボタンを押下する。また、領域12102上にカーソル(不図示)を用いて訂正対象のPコードを訂正したり、12103の「1文字消去」ボタンを押下することによって入力文字の削除が可能である。
【0346】
ボタン12105が押下されると画面2315で入力された送信者名は保存されず、図120に示す画面12001が表示される。また、ボタン12106が押下されるとデータの送信作業は全て取り消されて図95に示す画面9501が表示される。
【0347】
ボタン12104が押下された場合、図117に示す有効期限の設定画面11701を表示する。
【0348】
図117の説明は上述してあるので省略する。
【0349】
ボタン11702、11703、11704のいずれかが押下されると、図122に示す画面12201を表示する。
【0350】
画面12201は、登録する情報の登録内容をユーザに対し確認するための画面である。具体的には、領域12202に、登録対象の情報に対応付けられるPコード、データ量、有効期限、送信者名、登録送信料金が表示される。ボタン12203は、登録対象の情報の登録内容を了解する場合に押下する。ボタン12204は、前画面に戻る場合に押下する。ボタン12205は、登録する情報の登録内容を取り消す場合に押下する。登録対象の情報の登録内容が了解された場合、図12に示す送信先ユーザの受信情報用Pコードテーブル316に領域12202に表示されている情報が登録される。
【0351】
尚、登録送信料金は送信先ユーザが予め負担することにして料金が0円であるようししてもよいことは言うまでもない。
【0352】
情報の登録が終了すると必要に応じて送信先ユーザに対して情報の登録があったことを知らせる通知が行われる。通知処理の詳細は既に説明されているので省略する。
【0353】
以上の情報サービス、メールサービス、配信サービス(登録された情報の受信)、受信サービス(登録された情報の受信)、パーソナル情報サービス、配信サービス(情報の登録)、受信サービス(情報の登録)の各サービスを実行する場合に表示される画面に従って、図123に示す画面12301が表示される。
【0354】
画面12301は、情報サービス、メールサービス、配信サービス(登録された情報の受信)、パーソナル情報サービス、配信サービス(情報の登録)の各サービスを実行する場合に発生する料金の決済方法を選択するための画面であり、発生した料金が画面左下に表示される。ユーザは、発生した料金を現金で支払う場合にはボタン12302、クレジットカードで支払う場合にはボタン12303、オンライン決済で支払う場合にはボタン12304、デビットカードで支払う場合にはボタン12305、プリペイドカードで支払う場合にはボタン12306を押下する。そして、これらのボタンの押下に応じて決済を行うために必要な画面(不図示)が表示される。
【0355】
ボタン12307は、前画面に戻る場合には押下する。ボタン12308は、決済方法の選択の実行を取り消す場合に押下する。
【0356】
尚、以上説明した情報サービス、メールサービス、配信サービス(登録された情報の受信)、受信サービス(登録された情報の受信)、パーソナル情報サービス、配信サービス(情報の登録)、受信サービス(情報の登録)の各サービスを実行するために表示される画面は、操作を実行する際に表示される主要な画面の画面例であり、操作の過程でユーザに対し確認するための画面や、入力するための画面等各種画面が適宜表示されることを言うまでもない。
【0357】
次に、情報サービス、メールサービス、配信サービス(登録された情報の受信)、受信サービス(登録された情報の受信)、パーソナル情報サービス、配信サービス(情報の登録)、受信サービス(情報の登録)の各サービスを実行する場合の処理フローについて、順に説明する。
【0358】
尚、以下の処理フローにおいて、Pサービスサーバ300は、第7図〜第16図に示した各テーブルを参照して、Pサービス端末200から受信するPコードに対応する情報や、その情報に必要なデータ(プロパティデータ、プレビュー画像等)をPサービス端末200へ送信する。また、Pサービス端末200から送信されるPコードに対応する情報の印刷指示等のデータに応じて、第7図〜第16図に示した各テーブルの内容を更新する。また、図9に示したユーザ情報テーブルの標準出力先情報が指定されている場合にはPサービス端末200に対して印刷情報を転送し、図2cに示すPサービス端末200の持つテーブルの内容を更新する。更に図9に示したユーザ情報テーブルの通知設定がなされている場合には上述した通知に関わる情報の更新があった場合にはユーザにPコード情報とそのステータスを通知する。
【0359】
まず、情報サービスを実行する場合の処理フローについて、図124A、図124Bを用いて説明する。
【0360】
図124Aは本実施形態の情報サービスを実行する場合の処理フローを示すフローチャートである。また、図124Bは本実施形態の情報サービスを実行する場合のサービスシステム内の処理順を示す図である。
【0361】
まず、ステップS12401で、(1)ユーザは携帯端末500でPコードを入手する。(2)ユーザは携帯端末500にPコードを記憶した状態でPサービス端末200へ移動する。(3)PコードがPサービス端末200へ入力される(図95、図96、図98、図99)。(4)Pサービス端末200は、入力されたPコードとPサービス端末200自身の端末プロパティ(所在地、プリンタ性能等)を、Pサービスサーバ300に送信する。
【0362】
ステップS12402で、(5)Pサービスサーバ300は受信したPコードに対応する情報を取得する。ステップS12403で、(6)Pサービスサーバ300は、取得した情報のサービス種別等のプロパティデータ、プレビュー画像、頁数等の内容をPサービス端末200に送信する。(7)Pサービス端末200は、受信したプロパティデータ、プレビュー画像、頁数等の情報の内容をタッチパネル204に表示する(図100)。ここで、印刷プレビューの指示や、広告の設定が指示された場合には、適宜対応する画面(図101、図102)を表示して、ユーザからの入力を受け付ける。
【0363】
ステップS12404で、(8)表示した情報の印刷が指示されたか否かを判定する。(9)印刷のキャンセルが指示された場合(ステップS12404でNO)、Pサービス端末200は、キャンセルが指示された旨をPサービスサーバ300へ送信し、処理を終了する。一方、(9)印刷が指示された場合(ステップS12404でYES)、Pサービス端末200は、Pコードに対応する情報の印刷データの準備をPサービスサーバ300へ要求し、ステップS12405に進む。
【0364】
ステップS12405で、印刷する情報が有料であるか否かを判定する。(10)無料である場合(ステップS12405でNO)、次処理に進む。一方、(11)有料である場合(ステップS12405でYES)、ステップS2506に進み、ユーザからの印刷における決済処理の決済方法を受け付け、(12)その決済方法に応じてPサービス端末200とPサービスサーバ300は必要なデータの送受信を行う(図123)。そして、Pサービス端末200は、Pサービスサーバ300より印刷対象の情報の印刷データを受信して、ステップS12407で印刷する。
【0365】
次に、メールサービスを実行する場合の処理フローについて、図125Aを用いて説明する。
【0366】
図125Aは本実施形態のメールサービスを実行する場合の処理フローを示すフローチャートである。また、図125Bは本実施形態のメールサービスを実行する場合のサービスシステム内の処理順を示す図である。なお、出力するべきメール情報はIPサーバ(メールサーバ)よりPサービスサーバ300に転送されているものとする。
【0367】
まず、ステップS12501で、(1)ユーザは携帯端末500でPコードを入手する。(2)ユーザは携帯端末500にPコードを記憶した状態でPサービス端末200へ移動する。(3)ユーザによってPコードがPサービス端末200へ入力される(図95、図96、図98、図99)。(4)Pサービス端末200は、入力されたPコードとPサービス端末200自身の端末プロパティ(所在地、プリンタ性能等)を、Pサービスサーバ300に送信する。
【0368】
ステップS12502で、(5)Pサービスサーバ300が受信したPコードをメールサービス用と認識すると、(6)Pサービス端末200は、ユーザに対しパスワードの入力を要求する(図97)。ステップS12503で、(7)パスワードを確認する。パスワードが正しくない場合(ステップS12503でNO)、パスワードの再入力を要求する。但し、複数回に渡って正しいパスワードが入力されない場合、処理を終了する。一方、パスワードが正しい場合(ステップS12503でYES)、ステップS12504に進む。
【0369】
ステップS12504で、(8)Pサービスサーバ300は、受信したPコードに対応するメールを取得する。ステップS12505で、Pサービスサーバ300は、取得したメールのプロパティデータ(送信者、サブジェクト)等の内容をPサービス端末200に送信する。(9)Pサービス端末200は、受信したプロパティデータ等のメールの内容をタッチパネル204に表示する(図103)。ここで、印刷プレビューの指示や、オプション設定が指示された場合には、適宜対応する画面(図101、図104)を表示して、ユーザからの入力を受け付ける。
【0370】
ステップS12506で、(10)表示したメールの印刷が指示されたか否かを判定する。(11)印刷のキャンセルが指示された場合(ステップS12506でNO)、Pサービス端末200は、キャンセルが指示された旨をPサービスサーバ300へ送信し、処理を終了する。一方、(11)印刷が指示された場合(ステップS12506でYES)、Pサービス端末200は、Pコードに対応するメールの印刷データの準備をPサービスサーバ300へ要求し、ステップS12507に進む。
【0371】
ステップS12507で、印刷するメールが有料であるか否かを判定する。(12)無料である場合(ステップS12507でNO)、次処理に進む。一方、(13)有料である場合(ステップS12507でYES)、ステップS12508に進み、ユーザからの印刷における決済処理の決済方法を受け付け、(14)その決済方法に応じてPサービス端末200とPサービスサーバ300は必要なデータの送受信を行う(図123)。そして、Pサービス端末200は、ステップS12509でPサービスサーバ300より印刷対象のメールの印刷データを受信して、印刷する。印刷が終了するとステップS12510でPサービス端末200よりPサービスサーバ300に印刷の終了が通知され(15)、印刷が終了したメール情報は自動的にPサービスサーバ300より削除される。(16)
次に、配信サービス(登録された情報の受信)を実行する場合の処理フローについて、図126Aを用いて説明する。
【0372】
図126Aは本実施形態の配信サービス(登録された情報の受信)を実行する場合の処理フローを示すフローチャートである。また、図126Bは本実施形態の配信サービスを実行する場合のサービスシステム内の処理順を示す図である。
【0373】
まず、ステップS12601で、(1)ユーザは携帯端末500でPコードを入手する。(2)ユーザは携帯端末500にPコードを記憶した状態でPサービス端末200へ移動する。(3)ユーザによってPコードがPサービス端末200へ入力される(図95、図97〜図99)。(4)Pサービス端末200は、入力されたPコードとPサービス端末200自身の端末プロパティ(所在地、プリンタ性能等)を、Pサービスサーバ300に送信する。
【0374】
ステップS12602で、(5)Pサービスサーバ300が受信したPコードを配信サービス(登録された情報の受信)用と認識すると、(6)Pサービス端末200は、ユーザに対しパスワードの入力を要求する(図97)。ステップS12603で、パスワードを確認する。ここで確認されるバスワードは個々の配信情報に設定されているパスワードである。パスワードが正しくない場合(ステップS12603でNO)、パスワードの再入力を要求する。但し、複数回に渡って正しいパスワードが入力されない場合、処理を終了する。一方、パスワードが正しい場合(ステップS12603でYES)、ステップS12604に進む。
【0375】
ステップS12604で、(7)Pサービスサーバ300は、受信したPコードに対応する情報を取得する。ステップS12605で、Pサービスサーバ300は、取得した情報のプロパティデータ(情報提供者、サブジェクト)等の内容をPサービス端末200に送信する。(8)Pサービス端末200は、受信したプロパティデータ等の情報の内容をタッチパネル204に表示する。
【0376】
ステップS12606で、(9)表示した情報の印刷が指示されたか否かを判定する。(10)印刷のキャンセルが指示された場合(ステップS12606でNO)、Pサービス端末200は、キャンセルが指示された旨をPサービスサーバ300へ送信し、処理を終了する。一方、(10)印刷が指示された場合(ステップS12606でYES)、Pサービス端末200は、Pコードに対応する情報の印刷データの準備をPサービスサーバ300へ要求し、ステップS12607に進む。
【0377】
ステップS12607で、印刷する情報が有料であるか否かを判定する。(11)無料である場合(ステップS12607でNO)、次処理に進む。一方、(12)有料である場合(ステップS12607でYES)、ステップS12608に進み、ユーザからの印刷における決済処理の決済方法を受け付け、(13)その決済方法に応じてPサービス端末200とPサービスサーバ300は必要なデータの送受信を行う(図123)。そして、Pサービス端末200は、ステップS12609でPサービスサーバ300より印刷対象の情報の印刷データを受信して、印刷する。
【0378】
尚、受信サービス(登録された情報の受信)を実行する場合の処理フローは配信サービスのパスワードが個々の配信データから取得されるのに対し、受信サービスのパスワードがユーザ情報テーブルの受信用パスワードから取得される事を除いて配信サービス(登録された情報の受信)を実行する場合の処理フローと全く同一であるので説明は省略する。
【0379】
次に、パーソナル情報サービスを実行する場合の処理フローについて、図127Aを用いて説明する。
【0380】
図127Aは本実施形態のパーソナル情報サービスを実行する場合の処理フローを示すフローチャートである。また、図127Bは本実施形態のパーソナル情報サービスを実行する場合のサービスシステム内の処理順を示す図である。
【0381】
まず、ステップS12701で、(1)ユーザは携帯端末500でPコードを入手する。(2)ユーザは携帯端末500にPコードを記憶した状態でPサービス端末200へ移動する。(3)ユーザによってPコードがPサービス端末200へ入力される(図95、図97〜図99)。(4)Pサービス端末200は、入力されたPコードとPサービス端末200自身の端末プロパティ(所在地、プリンタ性能等)を、Pサービスサーバ300に送信する。
【0382】
ステップS12702で、(5)Pサービスサーバ300が受信したPコードをパーソナル情報サービス用と認識すると、(6)Pサービス端末200は、ユーザに対しパスワードの入力を要求する(図97)。ステップS12703で、パスワードを確認する。パスワードが正しくない場合(ステップS12703でNO)、パスワードの再入力を要求する。但し、複数回に渡って正しいパスワードが入力されない場合、処理を終了する。一方、パスワードが正しい場合(ステップS12703でYES)、ステップS12704に進む。
【0383】
ステップS12704で、(7)Pサービスサーバ300は、受信したPコードに対応するフレームを取得する。ステップS12705で、(8)Pサービスサーバ300は、取得したフレームのプロパティデータ(情報提供者、サブジェクト)等の内容をPサービス端末200に送信する。(9)Pサービス端末200は、受信したプロパティデータ等のフレームの内容をタッチパネル204に表示する(図106)。ここで、新規な情報の登録、登録された情報の変更が指示された場合には、適宜対応する画面(図107〜図109)を表示して、ユーザからの入力を受け付ける。
【0384】
ステップS12706で、(10)表示したフレームの印刷が指示されたか否かを判定する。(11)印刷のキャンセルが指示された場合(ステップS12706でNO)、Pサービス端末200は、キャンセルが指示された旨をPサービスサーバ300へ送信し、処理を終了する。一方、(11)印刷が指示された場合(ステップS12706でYES)、Pサービス端末200は、Pコードに対応するフレームの印刷データの準備をPサービスサーバ300へ要求し、ステップS12706に進む。フレームの印刷データは図13に示すパーソナル情報サービス用Pコードテーブル317に登録されている登録Pコードリストより作成する。登録Pコードリストに登録されているPコードは、各々がグループ登録されている情報である。各々のグループ登録されているPコードについて、図7に示すIP情報テーブル311の中から付加部の番号が最大であるPコード情報をそれぞれ取得する。取得されたPコード情報は全て、別のPコードへのリンク情報を保持しているので、そのリンク情報として設定されているPコードを再度検索することによって印刷するべき情報が取得できる。なお、取得された印刷するべき情報の登録日時が図13に示すパーソナル情報サービス用Pコードテーブル317に設定されている最終印刷日より古い場合、この情報は過去に印刷されているとみなされるので印刷されない。パーソナル情報サービス用Pコードテーブルに登録されているPコードリストから取得された個々の情報の登録日が全て最終印刷日より古い場合、印刷するべき情報がないことを示すメッセージ(不図示)を表示して処理を終了する。
【0385】
ステップS12707で、印刷するフレームが有料であるか否かを判定する。
(12)無料である場合(ステップS12707でNO)、次処理に進む。一方、(13)有料である場合(ステップS2807でYES)、ステップS12708に進み、ユーザからの印刷における決済処理の決済方法を受け付け、(14)その決済方法に応じてPサービス端末200とPサービスサーバ300は必要なデータの送受信を行う(図123)。そして、Pサービス端末200は、ステップS12709でPサービスサーバ300より印刷対象のフレームの印刷データを受信して、印刷する。
【0386】
次にデータを送信する2つのサービス・受信サービス(情報の登録)、配信サービス(情報の登録)を実行する場合の処理フローについて図128を用いて説明する。
【0387】
図128はデータの送信(登録)を実行する場合の処理フローを示すフローチャートである。
【0388】
まずステップS12801でPサービス端末200はユーザが配信サービス(情報の登録)を選択するのか受信サービス(情報の登録)を選択するのかを判定する。Pサービス端末200でユーザが自分の登録Boxに情報を登録する場合が配信サービス(情報の登録)ステップS12802であり、他の人に送信する場合が受信サービス(情報の登録)ステップS12803である。配信サービス(情報の登録)が選択された場合の処理フローは図129Aを用いて、受信サービス(情報の登録)が選択された場合の処理フローは図130Aを用いて詳細を説明する。
【0389】
図129Aは本実施形態の配信サービス(情報の登録)を実行する場合の処理フローを示すフローチャートである。また、図129Bは本実施形態の配信サービス(情報の登録)を実行する場合のサービスシステム内の処理順を示す図である。
【0390】
まず、ステップS12901で、(1)ユーザは配信サービスを選択する(図110)。(2)この選択に応じてユーザにPコードの入力を要求する画面を表示する(図111)。PコードがPサービス端末200へ入力される。Pサービス端末200は、入力されたPコードとPサービス端末200自身の端末プロパティ(所在地、プリンタ性能等)を、Pサービスサーバ300に送信する。
【0391】
ステップS12902で、(3)Pサービスサーバ300が受信したPコードを配信サービス(情報の登録)用と認識すると、Pサービス端末200は、ユーザに対しパスワードの入力を要求する(図112)。但し、入力されたPコードが未登録のものの場合、パスワードの入力の要求は行わない。ステップS12903で、パスワードを確認する。パスワードが正しくない場合(ステップS12903でNO)、パスワードの再入力を要求する。但し、複数回に渡って正しいパスワードが入力されない場合、処理を終了する。一方、パスワードが正しい場合(ステップS12903でYES)、ステップS12904に進む。
【0392】
ステップS12904で、(4)ユーザは登録対象の情報を入力する(図113、図114)。ステップS12905で、(5)Pサービス端末200は、入力された情報の内容をタッチパネル204に表示する(図115)。
【0393】
ステップS12906で、(6)表示された内容が了解されたか否かを判定する。了解されない場合(ステップS12906でNO)、ステップS12904に戻り、情報の再入力を要求する。一方、了解された場合(ステップS12906でYES)、(7)Pサービス端末200は、入力された情報とその情報のデータ種別、頁数等のプロパティデータをPサービスサーバ300へ送信し、Pコードの発番を要求する。(8)Pサービスサーバ300は、この要求に応じて、受信した情報とその情報のデータ種別、頁数等のプロパティデータと、Pコードとの対応づけ作業を開始する。一方で、ユーザに対し、入力された情報に設定するパスワードの入力を要求する(図116)。
【0394】
ステップS12908で、(9)入力されたパスワードが設定可能であるか否かを判定する。設定不可能である場合(ステップS12908でNO)、ステップS12907に戻り、パスワードの再入力を要求する。一方、設定可能である場合(ステップS12908でYES)、ステップS12909に進み、入力された情報の有効期限を入力する(図117)。ステップS12910で、(10)Pサービスサーバは、入力された情報、そのパスワード、有効期限等を登録し、その情報に対するPコードを発番する。発番されるべきPコードは「電話番号−付加番号」の形式であるが、この付加番号は図9で示すユーザ情報テーブル313の配送サービス用情報の個数が0の場合には1であり、個数が0でない場合にはPコードリストから登録済み配送サービス用情報を検索し、有効期限の切れている最小の付加番号を持ったPコードの付加番号である。登録済み配送サービス用情報に有効期限の切れているものがない場合、付加番号は「配送サービス用情報の個数+1」となる。ステップS12911で、(11)Pサービス端末200は、登録された情報の登録内容(Pコード、パスワード、データ量、有効期限)をタッチパネル204に表示する(図118)。
【0395】
図130Aは本実施形態の受信サービス(情報の登録)を実行する場合の処理フローを示すフローチャートである。また、図130Bは本実施形態の受信サービス(情報の登録)を実行する場合のサービスシステム内の処理順を示す図である。
【0396】
まず、ステップS13001で、(1)ユーザは受信サービスを選択する(図110)。(2)この選択に応じてユーザに送信先Pコードの入力を要求する画面を表示する(図119)。PコードがPサービス端末200へ入力される。Pサービス端末200は、入力されたPコードとPサービス端末200自身の端末プロパティ(所在地、プリンタ性能等)を、Pサービスサーバ300に送信する。 ステップS13002で(3)Pサービスサーバ300が受信したPコードを受信サービス(情報の登録)用と認識すると、Pサービスサーバ300は該当する送信先のユーザのユーザ情報テープル313(図9)を検索し、登録に必要な受信用パスワードを取得する。(4)その後Pサービスサーバ300はPサービス端末200にパスワードの有無を通知する。
【0397】
パスワードが設定されていた場合、(5)Pサービス端末200はステップS13003でユーザに対しパスワードの入力を要求する(図112)。(6)ステップS13004でパスワードを認識する。この処理はPサービス端末200で行っても、Pサービスサーバ300で行っても構わない。パスワードが正しくない場合、パスワードの再入力を要求する。但し、ステップS13005にて複数回に渡って正しいパスワードが入力されない場合、処理を終了する。一方、パスワードが正しい場合(ステップS13004でYES)、及びパスワード設定がなかった場合、ステップS13006に進む。
【0398】
ステップS13006で、(7)ユーザは登録対象の情報を入力する(図113、図114)。ステップS13007で、(8)Pサービス端末200は、入力された情報の内容をタッチパネル204に表示する(図115)。
【0399】
ステップS13008で、(9)Pサービス端末200は、表示された内容が了解されたか否かを判定する。
【0400】
了解されない場合(ステップS13008でNO)、ステップS13006に戻り、情報の再入力を要求する。一方、了解された場合(ステップS13008でYES)、(10)Pサービス端末200は、ステップS13009で送信者のPコード又は名前の入力を要求する。送信者がPコードを入力する場合、ステップS13010で(11)Pサービス端末200は、送信者の電話番号の入力を要求する(図111)。ステップS13009で送信者が名前の入力を選択した場合、ステップS13011で、(12)Pサービス端末200は、送信者の名前の文字入力を要求する(図121)。Pサービス端末200は、入力された情報とその情報のデータ種別、頁数等のプロパティデータをPサービスサーバ300へ送信する。(13)Pサービスサーバ300は、この要求に応じて、受信した情報とその情報のデータ種別、頁数等のプロパティデータと、Pコードとの対応づけ作業を開始する。送信者の情報が電話番号であった場合、Pサービス端末200は、図9に示すユーザ情報テーブル313と図14に示す個人情報テーブル318から送信者氏名を検索する。
【0401】
ステップS13012入力された情報の有効期限を入力する(図117)。
【0402】
ステップS13013で、(14)Pサービスサーバ300は、入力された情報、送信者、有効期限等を登録し、その情報に対するPコードを発番する。発番されるべきPコードは送付先ユーザの「電話番号−−付加番号」の形式であるが、この付加番号は図9で示すユーザ情報テーブル313の受信サービス用情報の個数が0の場合には1であり、個数が0でない場合にはPコードリストから登録済み受信サービス用情報を検索し、有効期限の切れている最小の付加番号を持ったPコードの付加番号である。登録済み受信サービス用情報に有効期限の切れているものがない場合、付加番号は「配送サービス用情報の個数+1」となる。
【0403】
ステップS13014で、(15)Pサービス端末200は、登録された情報の登録内容(Pコード、パスワード、データ量、有効期限)をタッチパネル204に表示する(図122)。
【0404】
ステップS13015で、情報の送信が有料であるか否かを判定する。(17)無料である場合(ステップS13015でNO)、次処理に進む。一方、(18)有料である場合(ステップS13015でYES)、ステップS13016に進み、ユーザからの登録における決済処理の決済方法を受け付け、(19)その決済方法に応じてPサービス端末200とPサービスサーバ300は必要なデータの送受信を行う(図123)。そして、(20)Pサービスサーバ300は最終的に情報の登録を行い、(21)Pサービス端末200は登録情報の明細を印刷する。
【0405】
その後Pサービスサーバ300またはPサービス端末200より情報登録の通知処理を行うが、この処理は既に説明されているので省略する。
【0406】
次に、上記図124AのステップS12402、図125AのステップS12504、図126AのステップS12604、図127のステップS12704の処理の詳細について、図131A、図131Bを用いて説明する。
【0407】
<情報の取得手順>
図131Aおよび図131Bは、本実施形態のPサービスサーバ300におけるIP情報およびメールデータ、配信データの取得手順を説明するフローチャートである。まず、ステップS13101において、Pサービス端末200において入力されたPコードが、IP用Pコードか否かを判定する。これは、図17および図18において説明したように、当該Pコードの1ビット目の状態によって判定できる。IP用Pコードであった場合は、ステップS13102へ進み、当該Pコードに対応するコンテンツがPサービスサーバ300内に存在するものであるか否かを判断する。この判定には、図18に示されるように、第17ビット目の状態をチェックすることにより行える。
【0408】
Pコードで示されるIP情報がPサービスサーバ300内にコンテンツを有するものであれば、ステップS13102からステップS13103へ進み、図7に示したようなIP情報登録テーブル311に登録されている実体ファイル情報に従ってIP情報とそのプロパティを取得する。
【0409】
一方、ステップS13102においてPサービスサーバ300内にコンテンツの存在しないIP情報(即ちIPサーバ側にコンテンツが存在するIP情報)であると判定された場合、処理はステップS13104へ進む。ステップS13104では、入力されたPコードからクラス分類値とエクスターナルコードを抽出する。この処理では、第18〜第20ビットの値を抽出してクラス分類値を得て、そのクラス分類値に基づいてエクスターナルコードの部分を抽出する。例えば、クラス分類値が3(中規模)であれば、図18に示されるように第21ビットから第36ビット目までで示される値がエクスターナルコードとなる。
【0410】
以上のようにしてクラス分類と、エクスターナルコードが得られると、ステップS13105にて、後述する図77のごときPコード使用登録テーブルを参照して、対応するURLを取得する。ここで取得されるURLは、当該Pコードのコンテンツを有するIPサーバのアドレスである。従って、ステップS13106では、ステップS13105で得られたURLにより、IPサーバへアクセスし、Pコードを送信する。IPサーバでは、Pコード登録テーブルを参照して送信されたPコードに対応するコンテンツとプロパティを得て、これをPサービスサーバ300へ送信する。
【0411】
ステップS13107では、上記のようにしてIPサーバより送信されたコンテンツおよびプロパティを受信し、IP情報が取得されることになる。
【0412】
一方、入力されたPコードが個人用Pコードであった場合は、ステップS13101からステップS13110へ進む。ステップS13111では、図10から図13に示されるような各Pコードテーブルを参照して、当該Pコードによって特定されるコンテンツを取得する。付加部が#+番号であった場合はステップS13112からステップS13116へ進み、対応するメールデータとそのプロパティを得る。
【0413】
一方、データ付加部が−+番号であった場合には、ステップS13113からステップS13117へ進み、暗証番号による認証を経て配信データが取得される。
【0414】
また、データ付加部が−−+番号であった場合には、ステップS13114からステップS13118へ進み、暗証番号による認証を経て受信データが取得される。
【0415】
更に、付加部が##+番号であった場合は、ステップS13115からステップS13119へ進み、パーソナル情報サービスにおけるPコードリスト(フレーム)を得る。そして、ステップS13120において、当該Pコードリストに登録されているPコードを用いてIP情報の取得(上述のステップS13102〜S13107の処理)を実行する。
【0416】
<印刷情報取得処理>
Pサービスシステムでは予めPサービス端末に印刷情報を先送りしておくことができる。図132はPサービスシステムにおける印刷情報取得処理を表すフローチャートである。
【0417】
Pサービス端末200で印刷するべき情報のPコードが確定するとステップS13201でPサービス端末200にあるローカル端末の持つ情報テーブル(図2c)内のPコードを検索する。
【0418】
ステップS13202にてPサービス端末で該当Pコードが存在したか判定する。ステップS13202で該当Pコードが存在したと判定された場合にはステップS13203Pサービス端末200内のディスクユニット208より先読み印刷データ登録部208aにある該当Pコードの印刷情報を取得する。この時、ローカル端末の持つPコードテーブルより印刷ステータスの値を1追加する。
【0419】
ステップS13202にてPサービス端末に該当Pコードが存在しないと判定した場合には、ステップS13204でPサービス端末200はPサービスサーバ300からPコードに関する印刷情報を取得する。このPコード情報が受信サービスの印刷情報であった場合、図12に示す受信サービス用Pコードテーブル316から印刷ステータスの値を1追加する。
【0420】
<広告検索処理>
Pサービスシステムでは、Pサービス端末200において利用者がプリント出力を得る場合、利用者が拒否した場合は又は情報提供者等が拒否した場合を除き、そのプリントには一定の広告情報が自動的に付加される。その際付加される広告情報の検索処理について以下に説明する。
【0421】
図133は、広告検索処理のフローチャートである。
【0422】
ステップS13301では、プリント出力の対象となる情報サービス又はパーソナル情報サービスの情報、メールサービスのメール、若しくは、配信サービスの情報、のキーワードリストを作成する。このキーワードリストは、サービスの内容に応じて以下のように作成される。
【0423】
情報サービス又はパーソナル情報サービスの場合は、そのIP情報のプロパティ、利用者のユーザ登録のプロパティ、及び、プリント出力がされるPサービス端末200のプロパティを参照してキーワードが抽出される。
【0424】
メールサービスの場合は、利用者のユーザ登録のプロパティ、及び、プリント出力がされるPサービス端末200のプロパティを参照してキーワードが抽出される。
【0425】
配信サービス及び受信サービスの場合は、プリント出力がされるPサービス端末200のプロパティが参照され、利用者がユーザ登録をしていた場合はユーザ登録のプロパティをも参照されてキーワードが抽出される。
【0426】
いずれのサービスの場合においても、キーワードリストは各情報毎に作成することができる。例えば、情報サービスの場合では、IP情報のプロパティのキーワードリスト、ユーザ登録のプロパティのキーワードリスト、及び、Pサービス端末200のプロパティのキーワードリスト、をそれぞれ作成することができる。以下、情報サービスの場合を例にとって更に詳述する。
【0427】
図134(A)乃至(E)は、情報サービスの場合における係るキーワードリストの一例を示した図である。
【0428】
例えば、図134(A)は、情報サービスにおいて利用者に要求されたIP情報のキーワードリストを示しており、キーワードとしては、「結婚」が抽出されている。以下、図134(B)はユーザ登録の登録事項からキーワードを抽出したものであり、図134(C)はPサービス端末のプロパティ(所在地等)からキーワードを抽出したものである。
【0429】
また、各キーワードには「重み」なる数値が付与されている。この数値は、Pサービスシステム側で、社会通念を考慮しつつコンテンツの内容を踏まえてキーワード毎に付与される数値であり、この広告検索処理において、広告情報の優先度を定めるために用いるものである。この数値の「+」とは、そのキーワードを含むIP情報等が、社会通念に照らし合わせた場合に、肯定的な内容を示すことを意味し、この数値の「−」とは、否定的な内容を示すことを意味する。また、数値の大きさは、重要度に比例した値とすることができる。
【0430】
更に、Pサービスシステムにおいては、これらのキーワードリストとは別に、システム側で設定した最上位のキーワードリスト及び最下位のキーワードリストを作成することができる。
【0431】
最上位のキーワードリストとは、例えば、Pサービスシステム上において特別なキャンペーンを実施している場合に、これを告知するための広告に対応したキーワードのリストである。この例を図134(D)に示す。
【0432】
最下位のキーワードリストとは、少なくともいずれかの広告情報を検索し得るキーワードのリストであり、広告検索処理の結果、検索される広告情報がゼロ件となる事態を防止するためのキーワードのリストである。従って、最下位のキーワードとは、広範な意味のキーワードが用いられる。
【0433】
ステップS13302では、ステップS13301で作成されたキーワードリストに基づいて各キーワードを検索キーとして、これに合致するキーワードを有する広告情報を検索し、更にステップS13303においてその検索結果リストが作成される。
【0434】
図135(A)乃至(E)は、検索結果リストの一例を示す図である。
【0435】
検索結果リストは、上述した5つのキーワードリスト毎に作成される。
【0436】
図135(A)は、IP情報のキーワードリスト(図134(A))に対応した検索結果リストであって、キーワード「結婚」に対して、5つの広告情報が検索されたことを示す。このリストにおいて、「重み」とは、各広告情報における当該キーワードに付された数値であり、上述した「重み」と同じ趣旨の数値である。「合致度」とは、双方のキーワードの「重み」の数値を掛け算して得た数値である。すなわち、IP情報のキーワードリストで言えば、「結婚」の重みは「+10」であったから、これと、広告情報のキーワードの重み「+10、−5、+3、−4、+7」と、がそれぞれ、掛け算されて得た結果が図135(A)の「合致度」の欄に記入されている。
【0437】
この広告検索処理では、「合致度」の数値が大きいほうが広告掲載の優先度が高くなり、小さいと優先度が低くなる。
【0438】
ここで、図135(A)乃至(B)に示すとおり、同じキーワードでもその「重み」は異なるものとなる。これは、「結婚」なるキーワードを含む広告情報であっても、結婚式場の広告である場合もあれば、離婚に関する相談の広告である場合もあり得るため、それらが同等に扱われると、プリントされる情報内容に対して不適切な広告情報が掲載される危険性があるからである。
【0439】
そして、係る取り扱いとすることで、肯定的なIP情報等に対して否定的な広告情報が検索された場合は、相互に「+」「−」の符号によりその合致度は、「−」の数値となり、優先度を低くすることができる。一方、否定的なIP情報等に対して否定的な広告情報が検索された場合(例えば、葬式と病院の場合等。)は、相互に「−」「−」の符号によりその合致度は「+」となり、優先度が低くされることはない。
【0440】
ステップS13304では、検索結果リストに列挙された各広告情報のプロパィを参照して、その並べ替えを行う。
【0441】
並べ替えの際、各広告情報のプロパティに基づき、先に算出された合致度を加減算する。例えば、掲載期限を過ぎているもの、最大課金を超過しているもの、は、掲載すべきではないものであるから、先に算出された合致度から所定の数値を減算することができる。一方、プリント出力の制限(図70又は図71のダイヤログボックスで指定。)が緩いものは、これを評価すべく先に算出された合致度に所定の数値を加算することができる。係る広告情報は、任意のレイアウトに対応できるため、プリントの自由度が高いからである。
【0442】
また、掲載頻度の低いものを優先して平等に広告情報掲載の機会を与えるべく、掲載頻度に応じた数値を先の合致度に加算することも考えられる。
【0443】
更に、広告提供者からPサービスシステムの運用者に支払われる課金が高いものを優先して先の合致度に所定の数値を加算することも考えられる。高い課金を支払う広告提供者は優遇されるべきであり、また、利用者においても自己が受けたサービスの対価の支払いが免除され易くなるためである。
【0444】
利用者が要望する情報に直接関係するものを優先して先の合致度に所定の数値を加算することも考えられる。広告提供者としては、営業のきっかけになる可能性が高くなるためである。
【0445】
このようにして、合致度を加減算して最終的な数値を算出し、その大きさの順番に並べ替えたのが、図136(A)乃至(E)である。「重み」の数値に必ずしも合致度が比例していないことが把握される。
【0446】
ステップS13305では、広告情報のレイアウト例が作成される。レイアウト例は、図136(A)乃至(E)の検索結果リストから優先度の高い順番に広告情報をピックアップすることにより複数のレイアウト例が作成される。
【0447】
なお、図136(A)乃至(E)の検索結果リスト単位で優先度を規定し、例えば、最初に最上位リストの検索結果リスト(図136(D))からピックアップし、以降、IP情報リストの検索結果リスト(図136(A))、ユーザ登録リストの検索結果リスト(図136(B))、Pサービス端末リストの検索結果リスト(図136(C))、最下位リストの検索結果リスト(図136(E))の順にピックアップすることもできる。
【0448】
ステップS13306では、広告情報のレイアウト例の中から、利用者の要望、プリントサイズ、合計課金等を考慮して、最も妥当であると考えられる一のレイアウト例が選択される。そして、その広告情報のPコードとレイアウトの条件等が特定、一時保存され、広告検索処理が終了する。
【0449】
<携帯端末の動作>
次に、本実施形態による携帯端末500のPコード抽出機能及びPコード送信機能を説明する。
【0450】
図137は、本実施形態の携帯端末のPコード抽出処理を説明するフローチャートである。なお、本処理は、携帯端末500において受信したメールの内容を表示している間に実行される処理である。
【0451】
ステップS13701〜ステップS13703では、夫々、携帯端末500のカーソルキー501,502が操作されたか否か、範囲指定キー504が操作されたか否か、Pコードキー503が操作されたか否かを判定する。
【0452】
メールの表示状態においてカーソルキーが操作されると、ステップS13701からステップS13705へ処理が進み、現在範囲指定中であるか否かを判定する。範囲指定モードは、範囲指定キーの操作により後述のステップS13709においてセットされる。現在、範囲指定モードでなければ、ステップS13706へ進み、メール内容表示における文字を単位としてカーソルを移動する。一方、範囲指定モードであれば、カーソルの移動した領域を選択領域とし、その部分の表示を反転させる。そして、ステップS13704へ進み、メール表示が継続しておればステップS13701へ戻り、メール表示が終了であるならば本処理を終了する。
【0453】
一方、範囲指定キー504が操作されると、ステップS13702からステップS13708へ処理が進み、現在、既に範囲指定モードであるかどうかを判定する。範囲指定モードでなければステップS13709へ進み、動作モードを範囲指定モードへ切り替える。一方、現在が範囲指定モードであれば、ステップS13710へ進み、範囲指定モードを解除する。即ち、範囲指定キーは範囲指定モードのオンオフ切り替えを行うスイッチとして機能する。その後、処理はステップS13704へ進み、メール表示が継続しておればステップS13701へ戻り、メール表示が終了であるならば本処理を終了する。
【0454】
Pコードキー503が操作されると、処理はステップS13703からステップS13711へ進み、現在表示中の文字列中に反転表示された選択領域が存在するかどうかを判断する。選択領域が存在すれば、ステップS13712へ進み、その選択領域をPコード格納エリア522cへ格納する。なお、選択領域が複数存在する場合は、全ての選択領域の内容がPコード格納エリア522cへ格納されることになる。一方、ステップS13711において選択領域が存在しない場合は、ステップS13713へ進み、Pコードを自動抽出する。その後、処理はステップS13704へ進み、メール表示が継続しておればステップS13701へ戻り、メール表示が終了であるならば本処理を終了する。
【0455】
ここで、ステップS13713におけるPコードの自動抽出を説明する。図138は、ステップS13713におけるPコードの自動抽出処理を説明するフローチャートである。
【0456】
ステップS13801では、<Pcode>と</Pcode>の2つのタグで囲まれた文字列を検索する。<Pcode>と</Pcode>の2つのタグで囲まれた文字列が検出された場合は、ステップS13802からステップS13803へ処理が進み、検出された文字列をPコード格納エリア522cへ格納する。この処理を現在表示中のメール全体について行う(ステップS13804)。
【0457】
なお、上記処理を、携帯端末500のメモリ内に保持されたメールデータの全体について一括して行うような操作モードを設けてもよい。
【0458】
以上のようにして、本実施形態の携帯端末500はメールとして送られてきたPコードをPコード格納エリア522cに格納することができる。なお、メールのような電子データではなく、雑誌や新聞等によってPコードが通知されたような場合でも、Pコードキーとダイヤルキーを用いてPコードを入力し、Pコード格納エリア522cへ保持させることを可能なように構成することもできる。そして、本実施形態の携帯端末500によれば、Pコード格納エリア522cに格納されたPコードを、Pサービス端末200との間の通信によって、Pサービス端末200へ入力することができる。
【0459】
図139は本実施形態の携帯端末によるPコードの送信処理を説明するフローチャートである。なお、本処理は携帯端末500の表示内容が初期状態にある場合に実行される処理である。
【0460】
ステップS13901において、Pコードキー503が操作されたことを検出すると、ステップS13902へ進み、Pコード格納エリア522c内にPコードが格納されているかどうかを判断する。Pコード格納エリア522cにPコードが格納されていなければ、ステップS13903へ進み、表示器510にPコードが存在しない旨の通知を行い、本処理を終了する。
【0461】
一方、ステップS13902において、Pコード格納エリア522c内にPコードが格納されておれば、ステップS13904へ進み、赤外線通信部505を用いてPサービス端末200との通信処理を開始する。そして、ステップS13905において、Pサービス端末200がレディであるかどうかを判断し、レディになるのを待つ。この待ち時間が所定時間を超えた場合は、タイムアウトと判断して、ステップS13906からステップS13907へ進み、表示器510により通信エラーを通知して本処理を終える。
【0462】
さて、Pサービス端末200のレディが確認されたら、ステップS13908においてPコード格納エリア522cに格納されているPコードをPサービス端末200に対して送信する。
【0463】
送信を終えたならば、ステップS13909において、現在Pコード格納エリア522cに格納されているPコードを消去するかどうかの問い合わせを、表示器510を用いて行う。ユーザがPコードの消去を指示したならば、ステップS13911においてPコードを消去する。
【0464】
以上の処理は、Pサービス端末200の携帯端末用コネクタ206に携帯端末500を装着した場合にももちろん適用できるものである。
【0465】
また、上記の処理では、携帯端末500のキー操作によって送信を開始するが、携帯端末側のキー操作を一切行わず、Pサービス端末200の制御によって自動的にPコードをPサービス端末200へ入力するようにすることも可能である。
【0466】
図140は、本実施形態の携帯端末によるPコードの送信処理の他の形態を説明するフローチャートである。
【0467】
ステップS14001において、形態端末用コネクタ206に形態端末が装着されたことが検出されると(或いは、Pコードキーの操作によって所定の信号が赤外線通信部を介してPサービス端末に通知されると)、ステップS14002においてPサービス端末と携帯端末との間の通信が開始される。
【0468】
通信によってPサービス端末200からPコード要求が入力されると、ステップS14003からステップS14005へ進み、Pコード格納エリア522cにPコードが格納されているかどうかを判定する。Pコードが格納されていない場合はステップS14007に進み、Pコードが存在しない旨をPサービス端末に通知する。一方、Pコード格納エリア522cにPコードが存在すれば、ステップS14006へ進み、格納されているPコードをPサービス端末200に送信する。
【0469】
その後の、ステップS14008からステップS14010の処理は、上述のステップS13909からステップS13911の処理と同様である。
【0470】
以上のように、本実施形態の携帯端末によれば、メールからPコードを抽出してメモリに保持しておき、これをPサービス端末に送信することができるので、Pサービス端末200の操作における入力ミスが防止でき、操作性が飛躍的に向上する。
【0471】
<他の実施形態>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0472】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0473】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0474】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0475】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0476】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0477】
また、本実施の形態ではメール受信時にメールサーバ600で携帯端末への表示の可否を判断した後、Pサービスサーバ300で電子メール情報のデコードと登録作業を行ったが、電子メール情報のデコード処理までをメールサーバ600で行い、分解された情報の登録、保存のみをPサービスサーバ300で行ってもよい。
【0478】
更に、Pサービスサーバ300かメールサーバ600の機能を包含するようなサーバであっても良い。その場合は通信メールサーバ600とPサービスサーバ300は通信部を使用して通信を行うのではなく、同じサーバ内でアプリケーション間通信を行うことになることは言うまでもない。
【0479】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、通信端末のユーザに対して、サービスサーバがメールサーバから受信して記憶している通信端末では表示できない複数の電子メールのうち、所望の電子メールを容易に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態によるPサービスシステムの概略の構成を説明する図である。
【図2A】本実施形態によるPサービス端末200の概観を示す図である。
【図2B】Pサービス端末200の制御構成を表わすブロック図である。
【図2C】Pサービス端末上のローカル情報テーブルのデータ構成例を示す図である。
【図3】Pサービスサーバ300の概略構成を示すブロック図である。
【図4】IPサーバ300の典型的な構成を示すブロック図である。
【図5A】Pサービス端末へのPコード送信が可能な携帯端末500の概観を示す図である。
【図5B】携帯端末500の制御構成を説明するブロック図である。
【図6】メールサーバ600の概観を示す図である。
【図7】IP情報登録テーブルのデータ構成例を示す図である。
【図8】広告情報テーブルのデータ構成例を示す図である。
【図9】ユーザ情報テーブルのデータ構成例を示す図である。
【図10】メールサービス用Pコードテーブルのデータ構成例を示す図である。
【図11】配信サービス用Pコードテーブルのデータ構成例を示す図である。
【図12】受信サービス用Pコードテーブルのデータ構成例を示す図である。
【図13】パーソナル情報サービス用Pコードテーブルのデータ構成例を示す図である。
【図14】個人情報テーブルのデータ構成例を示す図である。
【図15】オーナー情報テーブルのデータ構成例を示す図である。
【図16】端末情報テーブルのデータ構成例を示す図である。
【図17】本実施形態によるPサービスシステムで用いられるPコードのデータ構成を説明する図である。
【図18】Pコードのデータ構成を示す図である。
【図19A】本実施形態のPサービスサーバによる処理の概要を説明するフローチャートである。
【図19B】本実施形態のPサービスサーバによる処理の概要を説明するフローチャートである。
【図20】配信用情報登録処理のフローチャートである。
【図21】ユーザ登録処理のフローチャートである。
【図22】新規登録処理のためのダイヤログボックスである。
【図23】「氏名・住所」ボタン2201に対応したダイヤログボックスである。
【図24】「暗証番号」ボタン2202に対応したダイヤログボックスである。
【図25】「勤務先」ボタン2203に対応したダイヤログボックスである。
【図26】「クレジットカード」ボタン2204に対応したダイヤログボックスである。
【図27】「サービス」ボタン2205に対応したダイヤログボックスである。
【図28】「個人情報」ボタン2206に対応したダイヤログボックスである。
【図29】「個人情報2」ボタン2207に対応したダイヤログボックスである。
【図30】「欲しい情報」ボタン2208に対応したダイヤログボックスである。
【図31】「印刷用紙」ボタン2209に対応したダイヤログボックスである。
【図32】「受信サービスの設定」ボタン2211に対応したダイヤログボックスである。
【図33】「印刷先の指定」ボタン2212に対応したダイヤログボックスである。
【図34】「メールサービスの設定」ボタン2213に対応したダイヤログボックスである。
【図35】登録変更処理のためのダイヤログボックスである。
【図36】暗証番号を変更するためのダイヤログボックスである。
【図37】IP情報登録処理のフローチャートである。
【図38】会員確認のためのダイヤログボックスである。
【図39】会員のパスワード入力のためのダイヤログボックスである。
【図40】非会員特定のためのダイヤログボックスである。
【図41】会員登録勧誘のためのダイヤログボックスである。
【図42】課金設定のためのダイヤログボックスである。
【図43】IP情報指定のためのダイヤログボックスである。
【図44】IP情報指定のためのダイヤログボックスである。
【図45】プレビュー画面を示すダイヤログボックスである。
【図46】ファイル転送時のダイヤログボックスである。
【図47】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図48】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図49】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図50】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図51】パスワード確認のためのダイヤログボックスである。
【図52】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図53】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図54】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図55】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図56】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図57】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図58】入力した項目の一覧表示のためのダイヤログボックスである。
【図59】広告情報登録処理のフローチャートである。
【図60】会員確認のためのダイヤログボックスである。
【図61】会員のパスワード入力のためのダイヤログボックスである。
【図62】非会員特定のためのダイヤログボックスである。
【図63】広告情報指定のためのダイヤログボックスである。
【図64】プレビュー画面を示すダイヤログボックスである。
【図65】ファイル転送時のダイヤログボックスである。
【図66】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図67】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図68】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図69】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図70】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図71】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図72】プロパティ設定のためのダイヤログボックスである。
【図73】入力した項目の一覧表示のためのダイヤログボックスである。
【図74】登録事項の印刷のためのダイヤログボックスである。
【図75】ステップS1911に示される個人用Pコードの発番手順を説明するフローチャートである。
【図76】Pサービスサーバが他のサイトにPコードのエクスターナルコードを割り当てる手順を説明するフローチャートである。
【図77】本実施形態で用いるPコード使用登録テーブルのデータ構成を示す図である。
【図78】Pコード使用テーブルのデータ構成を示す図である。
【図79】IP用コードの発番処理を説明するフローチャートである。
【図80】メールサーバ600に電子メールが送付されたときのメールサーバ600の処理内容を表すフローチャートである。
【図81】メールサーバ600からPサービスサーバ300にユーザPコードとメール情報が転送されたときのPサービスサーバ300の処理を示すフローチャートである。
【図82】本実施形態の受信通知サービスの携帯端末上における受信通知画面の一例を示す図である
【図83】本実施形態の受信通知サービスの携帯端末上における印刷先端末指定の初期画面である端末検索方法の選択の表示の一例を示す図である。
【図84】本実施形態の受信通知サービスの携帯端末上における印刷先端末指定の画面である端末の検索結果一覧表示の一例を示す図である。
【図85】本実施形態の受信通知サービスの携帯端末上における印刷先端末指定の画面である端末指定を行う画面の表示の一例を示す図である。
【図86】本実施形態の受信通知サービスの携帯端末上における印刷先端末指定の画面である端末指定の確認表示の一例を示す図である。
【図87】本実施形態の受領通知サービスの携帯端末上における受領通知画面の一例を示す図である。
【図88】本実施形態の有効期限通知サービスの携帯端末上における有効期限通知画面の一例を示す図である。
【図89】本実施形態の有効期限通知サービスの携帯端末上におけるpコード情報表示画面の一例を示す図である。
【図90】携帯端末で表示しきれないメールが到着したことを示す通知画面の一例を示す図である。
【図91】本実施形態のデータ登録時の通知処理を説明するフローチャートである。
【図92】本実施形態の端末上でのデータ期限切れ時の通知処理を説明するフローチャートである。
【図93】本実施形態のサーバ上でのデータ期限切れ時の通知処理を説明するフローチャートである。
【図94】本実施形態の印刷先端末の変更時の処理を説明するフローチャートである。
【図95】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図96】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図97】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図98】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図99】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図100】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図101】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図102】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図103】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図104】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図105】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図106】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図107】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図108】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図109】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図110】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図111】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図112】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図113】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図114】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図115】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図116】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図117】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図118】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図119】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図120】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図121】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図122】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図123】本実施形態のPサービス端末200のタッチパネル204上に表示される表示画面例を示す図である。
【図124A】本実施形態の情報サービスを実行する場合の処理フローを示すフローチャートである。
【図124B】本実施形態の情報サービスを実行する場合のサービスシステム内の処理順を示す図である。
【図125A】本実施形態のメールサービスを実行する場合の処理フローを示すフローチャートである。
【図125B】本実施形態のメールサービスを実行する場合のサービスシステム内の処理順を示す図である。
【図126A】本実施形態の配信サービス(登録された情報の受信)を実行する場合の処理フローを示すフローチャートである。
【図126B】本実施形態の配信サービス(登録された情報の受信)を実行する場合のサービスシステム内の処理順を示す図である。
【図127A】本実施形態のパーソナル情報サービスを実行する場合の処理フローを示すフローチャートである。
【図127B】本実施形態のパーソナル情報サービスを実行する場合のサービスシステム内の処理順を示す図である。
【図128】データの送信(登録)を実行する場合の処理フローを示すフローチャートである。
【図129A】本実施形態の配信サービス(情報の登録)を実行する場合の処理フローを示すフローチャートである。
【図129B】本実施形態の配信サービス(情報の登録)を実行する場合のサービスシステム内の処理順を示す図である。
【図130A】本実施形態の受信サービス(情報の登録)を実行する場合のサービスシステム内の処理順を示す図である。
【図130B】本実施形態の受信サービス(情報の登録)を実行する場合のサービスシステム内の処理順を示す図である。
【図131A】本実施形態のPサービスサーバ300におけるIP情報およびメールデータ、配信データの取得手順を説明するフローチャートである。
【図131B】本実施形態のPサービスサーバ300におけるIP情報およびメールデータ、配信データの取得手順を説明するフローチャートである。
【図132】Pサービスシステムにおける印刷情報取得処理を表すフローチャートである。
【図133】広告検索処理のフローチャートである。
【図134】(A)IP情報のキーワードリストの一例を示す図である。
(B)ユーザ登録のキーワードリストの一例を示す図である。
(C)Pサービス端末のキーワードリストの一例を示す図である。
(D)最上位のキーワードリストの一例を示す図である。
(E)最下位のキーワードリストの一例を示す図である。
【図135】(A)IP情報リストの検索結果リストの一例を示す図である。
(B)ユーザ登録リストの検索結果リストの一例を示す図である。
(C)Pサービス端末リストの検索結果リストの一例を示す図である。
(D)最上位リストの検索結果リストの一例を示す図である。
(E)最下位リストの検索結果リストの一例を示す図である。
【図136】(A)並び替えたIP情報リストの検索結果リストの一例を示す図である。
(B)並び替えたユーザ登録リストの検索結果リストの一例を示す図である。
(C)並び替えたPサービス端末リストの検索結果リストの一例を示す図である。
(D)並び替えた最上位リストの検索結果リストの一例を示す図である。
(E)並び替えた最下位リストの検索結果リストの一例を示す図である。
【図137】本実施形態の携帯端末のPコード抽出処理を説明するフローチャートである。
【図138】ステップS3113におけるPコードの自動抽出処理を説明するフローチャートである。
【図139】本実施形態の携帯端末によるPコードの送信処理を説明するフローチャートである。
【図140】本実施形態の携帯端末によるPコードの送信処理の他の形態を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
120 携帯端末ネット接続サービス
130 ユーザ端末
200 Pサービス端末
300 Pサービスサーバ
400 IPサーバ
500 携帯端末
600 メールサーバ

Claims (1)

  1. メールサーバ、サービスサーバ、通信端末および出力装置を含む情報提供システムであって、
    前記メールサーバは、
    送信先の通信端末では表示できない電子メールの送付先メールアドレスを、前記サービスサーバへ送信するアドレス送信手段と、
    前記送付先メールアドレスと関連付けられた個人用コードを前記サービスサーバから受信するコード受信手段と、
    前記個人用コードとともに前記電子メールを前記サービスサーバへ転送する転送手段とを備え、
    前記サービスサーバは、
    通信端末の送付先メールアドレスと個人用コードとを関連付けて保管する保管手段と、
    前記転送された電子メールと個人用コードとを関連付けて記憶する記憶手段とを備え、
    前記出力装置は、
    前記通信端末のユーザの操作に応答して、前記通信端末のユーザの個人用コードを入力する入力手段と、
    前記入力された個人用コードを前記サービスサーバに通知する通知手段と、
    前記記憶手段により前記個人用コードと関連付けて記憶された複数の電子メールのプロパティ情報を受信するプロパティ受信手段と、
    利用者の選択操作に応答して、前記複数のプロパティ情報のうち少なくとも1つを選択する選択手段と、
    前記選択されたプロパティ情報と対応する電子メールの印刷用データを前記サービスサーバから取得する取得手段と、
    前記取得された印刷用データに基づいて印刷を行う出力手段とを備えたことを特徴とする情報提供システム。
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