JP4557650B2 - 通信システム並びに通信装置及びその制御方法 - Google Patents

通信システム並びに通信装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4557650B2
JP4557650B2 JP2004265931A JP2004265931A JP4557650B2 JP 4557650 B2 JP4557650 B2 JP 4557650B2 JP 2004265931 A JP2004265931 A JP 2004265931A JP 2004265931 A JP2004265931 A JP 2004265931A JP 4557650 B2 JP4557650 B2 JP 4557650B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
file name
camera
name
directory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004265931A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006079551A5 (ja
JP2006079551A (ja
Inventor
浩一 大井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004265931A priority Critical patent/JP4557650B2/ja
Priority to US11/225,830 priority patent/US20060080340A1/en
Publication of JP2006079551A publication Critical patent/JP2006079551A/ja
Publication of JP2006079551A5 publication Critical patent/JP2006079551A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4557650B2 publication Critical patent/JP4557650B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/06Protocols specially adapted for file transfer, e.g. file transfer protocol [FTP]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、複数の装置間でファイルを送受信する通信技術に関するものである。
従来の情報処理機器として、データをファイル単位で取り扱い、他の機器との間でファイルの送受信処理(同期処理)を行うものが存在する。
例えば、特許文献1は、共有機器がユーザを識別し、端末との同期処理によって得たファイルをユーザ毎に管理するものである。
また、特許文献2は、他のカメラが撮影した画像を自カメラに送ってもらうものである。
特開2001−117800号公報 特開2003−101839号公報
上記先行技術には、以下のような課題が存在する。すなわち、相手からファイルをもらうときにどのような名前付けを行うかという問題である。
相手からファイルを一旦もらったら、後で利用することはしないというなら、どのような名前付けをしても困ることはない。しかし、ある端末との間で同期処理を繰り返し行うのであれば、そのファイルは既に所有しているということを示すために、一貫した名前付け方法を採ることが望ましい。その際、最も簡便なのがファイルの送信元と同じファイル名を採用することである。しかし、そのような名前付けをした場合、第3の端末と同期処理を行ったときに、既に第1の端末が異なる内容で同じ名前のファイルを持っていた場合に(このファイルは第2の端末との同期処理で得たファイルとする。)どうするかが問題となる。
近年、デジタルスチルカメラ(以下、デジタルカメラと略称する。)のように、機器が記憶媒体にファイルを蓄積するものが登場してきた。ファイル保存には人間が介在せず、機械的にファイルの名前付けが行われるものも多い。この場合、ある一定の規則に基づいてファイルの名前付けが行われるので、異なる機器の間において、異なるファイルであるにもかかわらず同じファイル名が付けられることは当然のこととなっている。そして、このような状況下で同期処理を行おうとすると、上記のような名前付けの問題が発生することとなる。
本発明は、上記問題点の少なくとも1つに鑑みてなされ、その目的は、機器間でファイルを送受信処理する際に、同じ名前であっても他の機器から得たファイルと区別できるようなファイルの名前付けを行うことができ、無駄なファイルの送受信処理を省くことができる技術を提供することである。
上述した問題を解決し、目的を達成するために、本発明の通信システムは、第1の通信装置と第2の通信装置との間でファイルを送受信する通信システムであって前記第1の通信装置は、自装置の識別情報を送信する識別情報送信手段と、自装置が所有するファイル及びファイル名を送信するファイル送信手段とを有し前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置から送信される識別情報を受信する識別情報受信手段と、前記第1の通信装置から送信されるファイル及びファイル名を受信するファイル受信手段と、前記第1の通信装置から受信した識別情報及びファイル名に基づいて、前記受信したファイルを記録媒体に格納する際に付与するファイル名を決定するファイル名決定手段と、前記第1の通信装置から受信したファイルに、前記ファイル名決定手段により決定されたファイル名を付与するファイル名付与手段と、前記ファイル名付与手段によりファイル名を付与されたファイルの、前記第1の通信装置で付与されていた元のファイル名を復元するファイル名復元手段と、前記第1の通信装置に対し、自装置の所有するファイルのファイル名を送信する所有ファイル名送信手段とを有し、前記第2の通信装置が前記ファイル名付与手段によりファイル名を付与されたファイルを所有している場合、前記所有ファイル名送信手段は、前記ファイル名復元手段により復元された元のファイル名を前記第1の通信装置に送信する。
以上説明したように、本発明によれば、機器間でファイルを送受信処理する際に、同じ名前であっても他の機器から得たファイルと区別できるようなファイルの名前付けを行うことができ、無駄なファイルの送受信処理を省くことができる。
以下に、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
また、本発明は、後述する実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
図1は本発明に係る一つの実施形態であるデジタルカメラのネットワーク構成を示した図である。
同図において、101はデジタルカメラ(図示のように単にカメラと記述した場合には、デジタルカメラを意味するものとする。)。102はLAN。103はインターネットである。デジタルカメラ101aと101bは無線接続されている。無線接続の方式は、赤外線、無線LAN、Bluetooth、あるいはその他のいずれでもよく、方式を問わない。デジタルカメラ101aと101cはLAN102経由で有線接続されている。デジタルカメラ101aと101dはインターネット103経由で接続されている。
同図はデジタルカメラが上記の接続形態のいずれにおいても、本発明が適用可能なことを示しており、接続形態如何には関わらない。
図2はデジタルカメラの内部構成を示したブロック図である。
同図において、デジタルカメラ101は、デジタルカメラ101全体を制御するところの中央制御装置(以下、CPUと称す。)201、各種動作プログラムを読み取り可能に格納したROM202、プログラム動作中の一時的な値の保存に用いるRAM203、各種時間を計測するタイマ204、各種設定メニュー及び画像を表示するディスプレイ205、音声録音に用いるマイク206、音声出力に用いるスピーカ207、各種操作ボタン208、撮影した画像ファイルや各種設定データファイルを保存しておくための不揮発性メモリであるFlashROM209、LAN102と接続するインタフェースとなるネットワークI/F210、図示しないレンズを通して集めた光を電気信号に置き換える電荷結合素子(以下、CCDと称す。)211からなり、相互にバスで接続されている。
なお、FlashROM209はデジタルカメラ101に内蔵されていてもよいし、外部から挿入可能なメモリカード上に搭載されているものでもよい。
また、デジタルカメラ101が撮影した画像ファイルの格納場所はFlashROM209のほか、RAM203でもよいし、または図示しないがハードディスク等の記憶媒体でもよい。一般に書き込み可能な記憶媒体であってファイルシステムを作成できるものなら何でもよいが、ここでは、FlashROM209に画像ファイルが記録されているものとする。
次に、図3を用いて、カメラA(例えばデジタルカメラ101a)とカメラB(例えばデジタルカメラ101b)の間でファイルの送受信処理(同期処理)を行った場合の各々のFlashROM209に格納されたファイルの状態について説明する。
同図において、同期前にカメラAが所有しているファイルの状態はルートディレクトリ以下にディレクトリDCIMが存在し、DCIMディレクトリ以下にディレクトリ100AAAAAが存在し、ディレクトリ100AAAAA以下に3個のJPEG画像ファイル(AAAA0001.JPG、AAAA0002.JPG、AAAA0003.JPG)が存在しているものとする。
以降の同様の図ではJPGの拡張子がついたJPEGファイル以外はディレクトリの名前を示すものとする。
また、同期前にカメラBが所有しているファイルの状態は図3に示す通りである。
なお、この画像ファイルの格納形式は、社団法人日本電子工業振興協会(JEIDA)が定めたカメラファイルシステム規格(DCF)バージョン1.0に適合している。
カメラAがカメラBとファイルの同期処理を行った場合、同期後のファイルの状態は図3のようになる。つまり、カメラAにおいて、カメラBから受け取ったファイルは新規に作成されたディレクトリ999GIVEN以下に置かれる。その際、カメラBのBBBB0001.JPGファイルはBBBB0001_FromB.JPGと名前が変更される。BBBB0002.JPG及びBBBB0003.JPGについても同様である。
BBBB0001.JPGという名前のままだと、もし第3のカメラであるカメラC(図示せず)が同一名称のファイルを持っていて、カメラAがカメラCと同期処理を行った場合、これと区別がつかなくなる。そこで“_FromB”という文字列がファイル名に付け加わることにより、そのファイルがカメラBから受け取ったファイルであることをCPU201が知ることができるようになっている。
なお、ここでBというのは、カメラBのBであるが、カメラBにユーザが別の名前をつけている場合はその名前がついていてもよい。また、ユーザがつけた名前でなくとも、機器のシリアル番号のようなカメラ個体を識別するようなものでもよい。要するにカメラを識別できるものであればよい。また、カメラのネットワークI/F210の識別番号で区別する手もある。例えばネットワークI/F210がInternet Protocol Version 6(IPv6)に対応している場合は、そのネットワークI/F210が世界で一意に識別されるので、これをカメラの識別に使ってもよい。ネットワークI/F210がカメラに内蔵されている場合は、まさにカメラの識別が可能であるし、外付けの場合でも、ネットワークI/F210を取り替えることは少ないので、実用上問題がない。
同期処理により得たファイルをBBBB0001_FromB.JPGと名づけた場合は、ファイル名がいわゆる8.3形式(ファイル名の拡張子の前が8文字以内かつ拡張子が3文字以内)のルールから外れ、かつ、DCF規格からも外れることになる。
カメラAはこのようなファイルの名前付けを許容しているものとする。このような名前付けを許容したことにより、どのカメラからファイルを得ようとただ1つのディレクトリに収めることができ、またファイル名だけでどのカメラからファイルを得たのか判別できるという効果がある。
例えば、この後、カメラAがBBBB0001.JPGというファイルを持っているカメラCと同期処理を行った場合、そのファイルはディレクトリ999GIVEN以下にBBBB0001_FromC.JPGという名前で置けばよいことになる。
図3において、カメラAとカメラBが同期処理を行った場合のカメラBが所有することになるファイルの状態についても図示している。これも上記と同様に同期処理される。以降、一のカメラのファイルの状態さえ示せば十分であるので、他のカメラの状態についての説明は省略する。
次に、図4のフローチャートを用いて、図3の同期処理が行われる際の、カメラAとカメラBの同期手順1について説明する。
最初に、カメラAのユーザが、カメラBに対して、カメラBが所有していないファイルをカメラAから渡すために、所定の同期処理操作を行うと、CPU201は同期開始コマンドをカメラBに対して送信する(ステップS401)。
上記同期開始コマンドには、カメラの識別符号であるカメラID、この場合は“A”がパラメータとして付加される。なお、上述したように、これはユーザが自由にカメラAに設定したデータでもよいし、機器にあらかじめ設定されたデータでもよいし、あるいはそれらの組み合わせでも何でもよい。カメラBはそのデータをファイルの名前付けに用いるだけである。
ここで、もしカメラが異なるのにカメラIDが同一である場合はどうなるのかが問題になるが、その時は、ファイルの名前付けに用いる文字列を新しいカメラIDでは従来のカメラIDとは異ならせ、それを対応テーブルで管理する方法をとることが考えられる。この対応テーブルを用いる方法については、同様の手法を後で詳しく述べることにする。
ステップS401で同期開始コマンドが送られてくると、カメラBのCPU201はこれを受信する(ステップS408)。カメラBはユーザの所定の操作により、このコマンドが受信できる状態になっているものとする。
なお、以降のフローチャートでは行為の主体は制御手段であるところのCPU201であることがほとんどである。行為主体を明示しないときはCPU201が主体であるものとする。
次に、カメラAは自分が所有しているファイルのリストをカメラBに対して送信する(ステップS402)。
所有しているファイルのリストはファイル名の列挙となり、図3の例で言えば、AAAA0001.JPG、AAAA0002.JPG及びAAAA0003.JPGのようになる。
ステップS409で上記ファイルリストを受信したカメラBは、上記ファイルリストで示されたファイルの内、カメラBが所有していないファイルのリストをカメラAに対して送り返す(ステップS410)。
図3の例では、上記の3つのファイル共、カメラBは所有していないので、上記3つのファイルのリストを返すことになる。
ステップS403でカメラBが未所有のファイルリストを受信したカメラAは、ステップS404からステップS406にかけてのループ処理で上記未所有ファイルリストに載ったファイルをカメラBに送信する。
その際、一つのファイルにつき、まずこれから送ろうとするファイル名を送信し(ステップS405)、次にそのファイルの中身を送信する(ステップS406)。
一方、カメラBでも、未所有ファイルリストをカメラAに対して送ったことから、いくつのファイルをカメラAから受信することになるのかわかっているので、ステップS411からステップS415にかけて、受信するファイルの数分、ループを回す。
カメラAのファイル送信に合わせて、まずファイル名を受信し(ステップS412)、次にファイルの中身を受信する(ステップS413)。
このとき、カメラAからファイル名の長さや、ファイルの中身の長さ、あるいはファイルの中身の送信の終わりを通知しないと、カメラBでは正常にデータが受信できないことはもちろんであるが、通信プロトコルとしては当然のことであるので、そのような詳細は省いて説明している。
次に、カメラBはステップS412で受信したファイル名に基づき、ファイルをFlashROM209に格納する際の名前を決定する(ステップS414)。ここでは、図3に従い、AAAA0001.JPGの場合、AAAA0001_FromA.JPGと決定する。
そして、ステップS413で受信したファイルをAAAA0001_FromA.JPGという名前でFlashROM209のディレクトリ/DCIM/999GIVEN(ディレクトリの区切りを“/”で示している)以下に格納する(ステップS415)。上記ディレクトリは存在しなければ、ステップS415の前に作成される(図示せず)。
上述のようにして全てのファイルについて送信が終了すると、カメラAは同期終了コマンドをカメラBに対して送信して(ステップS407)、終了する。
カメラBでは同期終了コマンドを受信すると(ステップS416)、終了する。
同期終了コマンドがあれば、カメラBは同期処理の終了を知ることができる。したがって、ステップS411の代わりに、同期終了コマンドを受信したかどうかで、ファイル受信の終了を判定することもできる。
以上、図4を用いてカメラAが所有するファイルをカメラBに対して同期処理する手順について説明した。逆にカメラBが所有するファイルをカメラAに対して同期処理させる場合は、図4のフローにおいて、カメラAとカメラBの立場を逆にすればよい。
そして、カメラAからカメラBに対して同期させる処理に続いて、カメラBからカメラAに対して同期させる処理を行えば、カメラAとカメラBの間の相互同期処理が可能になる。
なお、図4の例では、図3においてカメラAが所有しているファイル全てについて同期処理を行ったが、ファイルの一部を選択するようにしてもよい。つまり、所定の操作によって、前もって一乃至複数のファイルを選択しておく。これら選択したファイルがカメラA所有ファイルのファイルリストの中にリストアップされる。選択されなかったファイルはファイルリストの中には入らない。
このようにすることによって、カメラAはカメラBに渡すファイルを限定することができる。
なお、選択するのはファイルに限らず、ディレクトリであってもよい。図3では画像ファイルが存在するディレクトリは100AAAAAしか存在しないが、例えば、他にもディレクトリが存在する場合、これらの中から一乃至複数のディレクトリを選択してもよい。また、選択対象はファイルとディレクトリの組み合わせでもよい。
次に、図5のフローチャートを用いて、カメラAとカメラBの間の相互の同期手順の別の例(同期手順2)について説明する。
同図において、まずカメラAのユーザが所定の同期処理操作を行うと、カメラAから同期開始コマンドがカメラBに対して送信される(ステップS501)。
その時、カメラBでは同期開始コマンドを受信する(ステップS506)。
次に、カメラAは自分が所有するファイルについて同期処理を行う(ステップS502)。この処理は図4におけるステップS402からステップS406までの処理に相当する。
上記同期処理に合わせてカメラBでも同期処理が行われる(ステップS507)。この処理は図4におけるステップS409からステップS415までの処理に相当する。
次に、カメラBはカメラAに対し同期開始コマンドを送信する(ステップS508)。その時、同期開始コマンドのパラメータであるカメラIDとしては”B”が入る。カメラAはこの同期開始コマンドを受信する(ステップS503)。
次に、カメラBが所有しているファイルについて、カメラBからカメラAに対して同期処理が行われる(ステップS509及びステップS504)。丁度、ステップS502及びステップS507とは逆の関係になる。
最後に、カメラAからカメラBに対して同期終了コマンドが送信され(ステップS505及びステップS510)、終了する。
以上のように、図5に示すシーケンスでは、カメラAとカメラBの間の同期処理が一気に行われ、図4のシーケンスを2回繰り返す必要がない。つまり、同期処理開始のための操作が1回で済む。また、同期終了コマンド送信も1回で済むという効果がある。
次に、カメラAとカメラBの間の同期手順3について、図6及び図7のフローチャートを用いて説明する。
図6におけるステップS601〜ステップS607及びステップS608〜ステップS616は、図4におけるステップS401〜ステップS407及びステップS408〜ステップS416と同様であり、ここまでの処理でカメラAからカメラBに対する同期処理が終了する。
この時点で、カメラBはカメラAに送るべきファイルを知っている。なぜなら、ステップS609において、カメラAが所有しているファイルのリストを受信しているので、カメラAが未所有で、かつ、カメラBが所有しているファイルがどれかが分かるからである。
そこで、これらのファイルを、図7のステップS707〜ステップS709にかけてのループでカメラAに送信する。
一方、カメラAはステップS701からステップS705にかけてのループで送られてきたファイルを受信する。
そして、カメラBから同期終了コマンドがカメラAに対して送られると(ステップS710及びステップS706)、終了する。
以上のようにすると、カメラAとカメラBの間の同期処理を行うのに、ファイルリストの送信が4回ではなく、2回で済ませることができる。
次に、カメラAとカメラBの間の同期手順10について、図34及び図35のフローチャートを用いて説明する。
図34及び図35のフローは図6及び図7のフローと3つのステップで異なっている。すなわち、ステップS610でカメラBが未所有ファイルリストを送信する代わりに、ステップS3510でカメラBは所有ファイルリストを送信している。つまり、ステップS3509で受信したカメラAの所有ファイルリストには関係なく、自分の所有ファイルリストを送信している。これにより、カメラAは自分の送るべきファイルを(a∩b’)(但し、aはA所有ファイルリストが示すファイルの集合、bはB所有ファイルリストが示すファイルの集合、∩は積集合を表す記号、’は補集合を表す記号)の演算により求めることができる。こうして求めたファイルをカメラAはステップS3506でカメラBに送信する。
一方、カメラBは自分の送るべきファイルを(b∩a’)の演算で求めることができる。こうして求めたファイルをカメラBはステップS3609でカメラAに送信する。
以上のようにすると、同期手順3(図6及び図7)の所で述べたのと同様、カメラAとカメラBの間の同期処理を行うのに、ファイルリストの送信が4回ではなく、2回で済ませることができる。
次に、図10のフローチャートを用いて、ファイルリストにファイル名だけではなく、カメラIDも含めた場合の同期手順4について説明する。
最初に、カメラAのユーザが所定の操作を行うことにより、カメラAはカメラBに対し同期開始コマンドを送信する(ステップS1001及びステップS1008)。
次に、カメラAは所有ファイルリストを送信する(ステップS1002及びステップS1009)。
カメラAが所有ファイルリストを送信する際の送信手順1の詳細を図8のフローチャートを用いて説明する。
最初に、ファイルリストを空にする(ステップS801)。
次に、自分が撮影したファイルはもうないかチェックする(ステップS802)。撮影したファイルがまだある場合は、次のファイルを選択し、そのファイルのファイル名及び自カメラのカメラIDをファイルリストに加える(ステップS803)。
その後、ステップS802に戻り、自分が撮影した全てのファイルについて処理する。
なお、自分が撮影した全てのファイルについて処理する代わりに、上述したように前もって選択したファイルの全てについて上記のファイルリストに加える処理を行ってもよい。
自分が撮影したファイルについて全て終了した後、今度は他のカメラとの同期処理により得たファイルはもうないかチェックする(ステップS804)。
同期処理で得たファイルがまだある場合は、次のファイルを選び(ステップS805)、その選択したファイルから元のファイル名を復元する(ステップS806)。
例えば、図3の同期処理後のカメラAが所有しているファイルの状態であれば、BBBB0001_FromB.JPGというファイル名からBBBB0001.JPGというファイル名を得る処理がこの処理にあたる。
次に、選択したファイルのファイル名からそのファイルを得たカメラのカメラIDを得る(ステップS807)。上記のBBBB0001_FromB.JPGというファイルであれば、BというカメラIDを得る処理がこの処理にあたる。
以上のようにして得たファイル名及びカメラIDをファイルリストに加える(ステップS808)。
そして、ステップS804に戻り、同期処理で得た全てのファイルについて処理を行う。同期処理で得た全てのファイルについて処理が終了すると、最後に、ファイルリストをカメラBに対して送信する(ステップS809)。なお、カメラBが所有していたはずのBBBB0001_FromB.JPGをファイルリストに入れて、カメラBに対して送信するというのは奇異に見えるかも知れないが、同じ手順は他のカメラ(例えばカメラC)に対しても適用される。また、後述するように、カメラBが既にBBBB0001_FromB.JPGを削除する等して、失っていた場合に、これをカメラAからもらい受けて、ファイルを復活させることができるという効果もある。
ステップS1009でA所有ファイルリストを受信したカメラBは、自分が所有していないファイルのリストをカメラAに送信する(ステップS1010及びステップS1003)。
カメラBが未所有ファイルリストを送信する際の送信手順1の詳細について、図9のフローチャートを用いて説明する。
まず、カメラAから所有ファイルリストを受信する(ステップS901)。これはステップS1009に当たる。
次いで、未所有ファイルリストを空にする(ステップS902)。
次いで、ステップS901で受信したカメラAの所有ファイルリストについて処理は全て終わったか、リストの残りはもうないかをチェックする(ステップS903)。
リストの残りがある場合は、リストの次の要素を選択する(ステップS904)。リストの要素には、ステップS808でリストに加えられたファイル名及びカメラIDが含まれる。
その要素のカメラIDは自カメラのIDかどうかを判別する(ステップS905)。
自カメラIDである場合は、選択した要素のファイル名を持つファイルを自分が持っているかをチェックする(ステップS906)。持っている場合は、ステップS903に戻る。持っていない場合は、未所有ファイルリストにカメラID及びファイル名を加え(ステップS907)、ステップS903に戻る。前述したように、この手順によって既に失ったファイルをカメラAからもらい受けることができる。ファイルを持っていないが、欲しくない場合は、そのファイルを未所有ファイルリストに加えなければよい。
ステップS905で要素のカメラIDが自カメラのIDでない場合は、要素のファイル名をもつファイルは、同期処理で得たファイルを格納するディレクトリ、つまり図3の例で言えば、999GIVENの下に存在するかどうかを調べる(ステップS908)。存在する場合は、ステップS903に戻る。存在しない場合は、未所有ファイルリストに処理中の要素のカメラID及びファイル名を加え(ステップS909)、ステップS903に戻る。
こうして、カメラAの所有ファイルリスト中の全てのファイルについて処理が終了すると、未所有ファイルリストをカメラAに送信する(ステップS910)。
ステップS1003でカメラAがB未所有ファイルリストを受信すると、カメラAは送信すべきファイルの各々に対して、ファイルリストに記述されたファイル名及びカメラIDをカメラBに対して送信する(ステップS1005及びステップS1012)。
その後、ファイルの中身がカメラAからカメラBに送信される(ステップS1006及びステップS1013)。
カメラBでは、ステップS1012で受信したファイル名及びカメラIDからFlashROM209に格納するファイルのファイル名を決定する(ステップS1014)。決定したファイル名でFlashROM209にファイルを格納し(ステップS1015)、同期終了コマンドの送受信を経て(ステップS1007及びステップS1016)、終了する。
以上のように、ファイルリストにファイル名及びカメラIDを含むことにより、他のカメラから得たファイルも自分の所有物として、同期処理を行うことができる。その場合、完全に自分の所有物となるのではなく、その画像ファイルを撮影したカメラのIDが保持されるという特徴がある。
従って、例えばカメラAとカメラBの間で同期処理を行い、次に、カメラAとカメラCの間で同期処理を行って、カメラBのファイルがカメラCに送られた場合、カメラCではそれらのファイルはカメラBが撮影したものであると認識できるので、最後にカメラCとカメラBの間で同期処理が行われたときに、既にカメラCが所有しているファイルをカメラBが送るということはない。
次に、図11を用いて、他のカメラから同期処理で得たファイルをカメラ毎にディレクトリで管理する場合の実施の形態について説明する。
同期前のカメラA、B、及びCが所有しているファイルが図11のようであるとすると、カメラAが他のカメラから同期処理で得たファイルをカメラ毎にディレクトリで管理する方法として、図11に示すごとく3種類の方法が考えられる。
同期後その1に示す例は、他のカメラから得たファイルはディレクトリ999GIVENの下に置かれるが、999GIVENの直下は同期相手のカメラIDを示すディレクトリが置かれ、同期処理で得たファイルはそのディレクトリの下に置かれる方法である。
同期後その2に示す例は、他のカメラから得たファイルを置くディレクトリ999GIVENが存在せず、ディレクトリDCIMの直下に同期相手のカメラIDを示すディレクトリが置かれ、同期処理で得たファイルはそのディレクトリの下に置かれる方法である。
同期後その3に示す例は、ディレクトリDCIMの直下に同期相手のカメラIDを示すディレクトリであって、数字3桁+”FROM”+カメラIDという名前を持つディレクトリが置かれ、同期処理で得たファイルはそのディレクトリの下に置かれる方法である。
次に、カメラAとカメラBの間の同期手順5について、図12のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1213でカメラBがカメラAからファイルを受信するステップまでは、図10のステップS1013までの処理と同様である(詳細に見ていくと、所有ファイルリスト送信手順(ステップS1202)及び未所有ファイルリスト送信手順(ステップS1210)は上述した手順と異なるが、それについては後述する。)。
ステップS1213でカメラBがファイルを受信後、ステップS1212で受信したカメラIDに対して、ディレクトリ名を決定する(ステップS1214)。
例えば、図11の同期後その1に準じた場合は、/DCIM/999GIVEN/Aというディレクトリ名に決定される。同期後その2及びその3についても同様である。
決定したディレクトリ名を持つディレクトリが存在しない場合は(ステップS1215)、そのディレクトリが作成される(ステップS1216)。ディレクトリが存在する場合、作成ステップはスキップされる。
次いで、格納される際のファイル名が決定されるが(ステップS1217)、既にカメラIDはディレクトリで区別されているので、ファイル名にカメラIDを組み込む必要はなく、ステップS1212で得たファイル名がそのまま用いられる。
ファイル格納(ステップS1218)から先は図10と同様である。
次に、図12のステップS1202で示した、カメラAによる所有ファイルリストの送信手順2について、図13のフローチャートを用いて説明する。
図13の手順は図8の手順と共通しており、ステップS807とステップS1307のみが異なる。
ステップS1307では、選択したファイルが存在するディレクトリの名前からそのファイルを得たカメラのカメラIDを得る。図11の同期後その1、その2、あるいはその3のいずれにおいても、カメラIDを求めることができる。
次に、図12のステップS1210で示した、カメラBによる未所有ファイルリストの送信手順2について、図14のフローチャートを用いて説明する。
図14の手順は図9の手順と共通しており、ステップS908とステップS1408のみが異なる。
ステップS1408では、ステップS1404で選択した要素のファイル名を持つファイルは、選択した要素のカメラIDから得られるディレクトリ以下に存在するかどうかをチェックする。ここでもやはり要素のカメラIDから得られるディレクトリというのは、図11の同期後その1、その2、あるいはその3のごとく求められる。
以上、図11乃至図14を用いて説明したように、同期相手から得るファイルをカメラIDから求められるディレクトリに置くようにしたことにより、ファイル名を変更する手間はなくなる。元のファイル名が8.3形式に適合していれば、格納されたファイルもそうである。カメラIDから求められるディレクトリ名が短ければ、これも8.3形式に適合させることができ、DOS FATファイルシステム(DOSはMS-DOS等のDisk Operating Systemを指す。MS-DOSは米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標である。)の規則に適合させることができる。
次に、図15を用いて、他のカメラから同期処理で得たファイルをカメラ毎にディレクトリで管理し、かつ、他のカメラにおいて格納されていたディレクトリパスを保持する場合の実施の形態について説明する。
この実施の形態では、同期前にカメラA、B、及びCが所有しているファイルが図15にようになっていたとして、カメラAがカメラBと同期処理を行い、次いでカメラAがカメラCと同期した後のファイルシステムの様子は図15の同期後その1に示すようになる。
つまり、ディレクトリ999GIVENの直下にカメラIDを示すディレクトリが置かれ、そのディレクトリ以下には、他のカメラがディレクトリDCIM以下に保持しているのと同じディレクトリが置かれる。そしで他のカメラから得たファイルはそのディレクトリの下に置かれる。すなわち、カメラIDを示すディレクトリの下は、そのカメラIDが示すカメラのDCIMディレクトリの下と同じ構成になる。
次に、図15に示すファイルの同期処理を行う際の同期手順6について、図16のフローチャートを用いて説明する。
図16のシーケンスは図12のシーケンスと共通しており、異なる点は、ステップS1602でカメラAが所有しているファイルのリストを送信するところである。
ステップS1602のA所有ファイルリストの送信手順3の詳細を図17のフローチャートを用いて説明する。
図17のステップS1705までのフローは、図13のステップS1305までのフローと同様である。
ステップS1705では次のファイルを選択しているが、このとき、カメラAはディレクトリ999GIVENの下を、他のカメラから同期処理で得たファイルを求めて探す。
ステップS1706ではカメラAはステップS1705で選択したファイルのファイル名を得る。
次に、選択したファイルが存在するディレクトリ名を得る(ステップS1707)。もっと正確に言えば、カメラIDが指すディレクトリの下のディレクトリの名前である。例えば、図15のカメラAにおける同期後その1のファイルシステムの状態であって、BBBB0001.JPGが選択中のファイルである場合は、100BBBBBがステップS1707で得るディレクトリ名である。
次に、選択したファイルが存在するディレクトリ名からそのファイルを得たカメラのカメラIDを得る(ステップS1708)。上記の例で言えば、ディレクトリ100BBBBBの親ディレクトリ名からカメラID”B”を得る。
そして、得たファイル名、ディレクトリ名、及びカメラIDをファイルリストに加え(ステップS1709)、最後にできたファイルリストをカメラBに送信する(ステップS1710)。
図16でステップS1610ではカメラBが未所有ファイルリストを送信する。
ステップS1610のB所有ファイルリストの送信手順3の詳細について、図18のフローチャートを用いて説明する。
図18のステップS1803までのフローは、図14のステップS1403までのフローと同様である。
ステップS1804ではステップS1801で受信したA所有ファイルリストから次の要素を選択する。
このファイルリストは図17のシーケンスで作成されたものであるから、ファイルリストの要素には、ファイル名、ディレクトリ名、及びカメラIDが含まれている。
要素のカメラIDが自カメラかどうかを見る(ステップS1805)。自カメラである場合は、要素のディレクトリ名及びファイル名を持つファイルは存在するかどうかを調べる(ステップS1806)。
存在する場合は、ステップS1803に戻る。存在しない場合は、未所有ファイルリストに処理中の要素のファイル名、ディレクトリ名、及びカメラIDを加える(ステップS1807)。
ステップS1805で要素のカメラIDが自カメラIDでない場合は、要素のディレクトリ名及びファイル名を持つファイル(例えば、図15のディレクトリ100CCCCCでファイル名CCCC0001.JPGのファイル)が要素のカメラIDから得られるディレクトリ(図15の例で言えば、ディレクトリC)以下に存在するかどうかを調べる(ステップS1808)。
存在する場合は、ステップS1803に戻る。存在しない場合は、未所有ファイルリストに処理中の要素のファイル名、ディレクトリ名、及びカメラIDを加える(ステップS1809)。
こうして所有ファイルリストの全てについて処理が終了した後、未所有ファイルリストをカメラAに送信する(ステップS1810)。
図16に戻ると、以上のようにしてカメラAはB未所有ファイルリストを受信する(ステップS1603)。
そのB未所有ファイルリストにあるファイルの各々について、ファイル名、ディレクトリ名、及びカメラIDをカメラBに対して送信する(ステップS1605及びステップS1612)。その後、ファイルの中身を送信する(ステップS1606及びステップS1613)。
カメラBでは受信したディレクトリ名及びファイル名から受信ファイルを格納する際のディレクトリ名を決定する(ステップS1614)。
図15の例では、ディレクトリ名100BBBBB、ファイル名BBBB0001.JPG、カメラID”B”とすると、格納するディレクトリはB/100BBBBBと決定する。
次に、上記決定したディレクトリが存在するかどうかを調べる(ステップS1615)。存在しない場合は、ディレクトリを作成する(ステップS1616)。上記の例では、まずディレクトリBを作成し、その次に、ディレクトリBの下にディレクトリ100BBBBBを作成する。
ステップS1617以降は図12のステップS1217以降と同様である。
以上、図15乃至図18で示したようにすると、他のカメラのディレクトリ構造を保持したまま同期処理を行うことができる。このことにより、例えば他のカメラが異なるディレクトリに同一名を持つファイルを所有していたとしても、正しく同期処理を行うことができる。
例えば、カメラBが100BBBBB/BBBB0001.JPGというファイルを持っているとする。カメラBからカメラAに対して同期させたとき、上記ファイルがカメラAに対して送られる。その次に、カメラBに101BBBBB/BBBB0001.JPGというファイルが追加されたとする。それから再びカメラBからカメラAに対して同期させたとき、101BBBBB/BBBB0001.JPGもカメラAに格納される。カメラAにおいて、100BBBBB/BBBB0001.JPGは上書きされることなく、そのまま存在する。このときカメラAからカメラCに対して同期処理を行うと、上記のファイルが2つとも同期処理される。
次に、図19を用いて、同期後のファイルをDCFに適合する形式で記憶媒体に書き込む実施の形態について述べる。
図19はカメラAがカメラBと同期処理を行い、その後カメラAとカメラCが同期した後のカメラAのファイルシステムの様子を示したものである。
カメラBとカメラCが有していたファイルが共通のディレクトリ999GIVENに収められている。999GIVENは3文字の数字+5文字の英数大文字というDCFディレクトリの規則に適合するよう選ばれている。
また、カメラBとカメラCが有していたファイルの名前が変更されているものもある。
ファイルの名前が変更された場合は、元のファイル名を得るために、図20に示すテーブルが用いられる。
図20は同期後、カメラAのディレクトリ999GIVENに収められたファイル名、そのファイルを送信したカメラのカメラID、及びカメラBあるいはカメラCにおける元のファイル名の間の対応関係を示したテーブルである。
同期処理によって得たファイルを格納する際に名づけられるファイル名は、DCFファイル名の規則(拡張子を除くファイル名は8文字で、4文字の英数大文字+4文字の数字からなる)に従う。
元のファイル名がDCFファイル名に従っており、そのファイル名を持つファイルを自分が持っていない場合は、同じ名前をつければよい。(図20のBBBB0001.JPGの例)
元のファイル名がDCFファイル名に従っているが、そのファイル名を持つファイルを自分が持っていたり(カメラAが、カメラBと同期処理を行った後にカメラCと同期処理を行った場合、カメラCのBBBB0003.JPGが該当する。)、ファイル名下位4文字のファイル名番号が一致するファイルを自分が持っていたり(カメラAが、カメラBと同期処理を行った後にカメラCと同期処理を行った場合、図20のCCCC0001.JPGが該当する。)する場合は、DCF規則に従うように格納するファイルの名前を付ける。
図20のテーブルはカメラAのCPU201が作成し、RAM203に置かれる。あるいは電源断に備えて、FlashROM209上にファイルとして置かれる。
図19及び図20を用いた同期処理の手順としては、例えば図8、図9及び図10に示したシーケンスを用いる。
ステップS802で自身が撮影したファイルを探すときは、自身が撮影したファイルを置くディレクトリから探す。この実施例では、DCFディレクトリ名の上位3文字が示すディレクトリ番号が100からインクリメントされる若い番号であるときは、そのディレクトリは自身が撮影したファイルを置く所と判断している。一方、ステップS804において同期処理で得たファイルを探すときは、同期処理で得たファイルを置くディレクトリから探す。この例では、DCFのディレクトリ番号が999からデクリメントされる大きな番号であるときは、そのディレクトリは同期処理で得たファイルを置くところと判断している。
ステップS806で選択したファイルのファイル名から元のファイル名を復元することは、図20のテーブルを用いることで簡単に行える。
ステップS807でカメラIDを得るのも同様である。
次に、図21を用いて同期後のファイルをDCFに適合する形式で記憶媒体に書き込む、さらに、同期相手のカメラ毎にDCFディレクトリを作成して、同期処理で得たファイルをそこに置く実施の形態について説明する。
図21はカメラAがカメラB及びカメラCと同期処理を行った場合のファイルシステムの様子を示した図である。
カメラBが所有していたファイルはディレクトリ999GIVENに置かれる。カメラCが所有していたファイルはディレクトリ998GIVENに置かれる。新たな同期相手と同期したとき、DCFディレクトリ番号999からデクリメントされたディレクトリ名が用いられる。
カメラIDとは関連がないディレクトリ名が用いられるので、CPU201はディレクトリ名とカメラIDの対応関係を覚えておく必要がある。
それが図22のテーブルである。このテーブルはRAM203に置かれる。あるいは電源断に備えて、FlashROM209上にファイルとして置かれる。
図21及び図22を用いた同期処理の手順としては、例えば図13、図14及び図28に示したシーケンスを用いる。
ステップS1306で選択したファイルのファイル名から元のファイル名を得る処理では、格納するときにファイル名は変更されていないので、そのまま元のファイル名として扱えばよい。
ステップS1307で選択したファイルのディレクトリ名からそのファイルを得たカメラのカメラIDを得るというのは、図22のテーブルを用いて簡単に行える。
図13及び図14のファイルリスト送信手順を用いた場合のカメラAからカメラBに対する同期手順9について、図28のフローチャートを用いて説明する。
同図において、最初にカメラAのユーザが所定の操作を行うことにより、カメラAはカメラBに対し同期開始コマンドを送信する(ステップS2901及びステップS2908)。
次に、カメラAは図13のシーケンスに従い、所有ファイルリストを送信する(ステップS2902及びステップS2909)。
ステップS2909でA所有ファイルリストを受信したカメラBは、自分が所有していないファイルのリストをカメラAに送信する(ステップS2910及びステップS2903)。送信手順は図14のシーケンスに従う。
ステップS2903でカメラAがB未所有ファイルリストを受信すると、カメラAは送信すべきファイルの各々に対して、ファイルリストに記述されたファイル名及びカメラIDをカメラBに対して送信する(ステップS2905及びステップS2912)。
その後、ファイルの中身がカメラAからカメラBに送信される(ステップS2906及びステップS2913)。
カメラBではステップS2912で受信したカメラIDからディレクトリ名を決定する(ステップS2914)。上述の例では、DCFディレクトリ名規則に従うようにカメラID”B”に対するディレクトリ名999GIVENと決めた。この際、まず図22に示したテーブルをチェックし、そのカメラIDに既に割り当てられたディレクトリ名はないかどうかを見て、あるディレクトリ名が既に割り当てられている場合はその名前に決定し、まだ割り当てられていない場合は既に他のカメラIDに割り当てられたのとは別の名前のディレクトリ名に決定するようにしている。具体的には、ディレクトリ番号を999からデクリメントしていき、まだ割り当てられていない番号を採用している。このようにすることによって、同じカメラIDに異なるディレクトリ名が割り当てられるのを防止する。また、異なるカメラIDに同じディレクトリ名が割り当てられることも防止する。
このように決定したディレクトリ名を持つディレクトリが存在するかどうか調べる(ステップS2915)。
ディレクトリが存在しない場合はそれを作成する(ステップS2916)。
そして、決定したディレクトリ名に対応付けてカメラIDを図22に示すごとく記憶する(ステップS2917)。
ステップS2915でディレクトリが存在した場合は、ステップS2916及びステップS2917はスキップされる。
次にステップS2912で受信したファイル名からFlashROM209に格納するファイルのファイル名を決定する(ステップS2918)。とは言っても、ここではステップS2912で受信したファイル名をそのまま用いる。
決定したファイル名でFlashROM209にファイルを格納し(ステップS2919)、同期終了コマンドの送受信を経て(ステップS2907及びステップS2920)、終了する。
次に、図23を用いて同期後のファイルをDCFに適合する形式で記憶媒体に書き込む、さらに、同期相手のカメラが持つDCFディレクトリ毎にDCFディレクトリを作成して、同期処理で得たファイルをそこに置く実施の形態について説明する。
図23はカメラAがカメラB及びカメラCと同期した場合のファイルシステムの様子を示した図である。
カメラBが所有していたディレクトリ100BBBBBとそれ以下のファイルはディレクトリ999GIVENに置かれる。カメラBが所有していたディレクトリ101BBBBBとそれ以下のファイルはディレクトリ998GIVENに置かれる。カメラCが所有していたディレクトリ100CCCCCとそれ以下のファイルはディレクトリ997GIVENに置かれる。新たなディレクトリを同期受信したとき(新たな同期相手の時は必然的に新たなディレクトリとして扱われる)、DCFディレクトリ番号999からデクリメントされたディレクトリ名が用いられる。
図23の例では、同期ファイル格納用のディレクトリ名、カメラID及び同期相手が持つ元のディレクトリ名の対応関係をCPU201は管理している。
その対応関係を示したのが、図24に示したテーブルである。
図23及び図24を用いた同期処理の手順としては、例えば図16、図17及び図18に示したシーケンスを用いる。
ステップS1707において、選択したファイルのディレクトリ名を得る場合は、そのファイルが存在するディレクトリ名から、図24のテーブルを用いて、元のディレクトリ名を復元する。
ステップS1708において、選択したファイルのディレクトリ名からそのファイルを得たカメラのカメラIDを得ることは、図24のテーブルを用いて簡単に行える。
次にファイル名だけでファイルを識別せず、ファイルの作成時刻(撮影した画像ファイルの場合、ファイル作成時刻イコール撮影時刻となることが多い)も含めてファイルを識別して同期処理を行うようにした実施の形態について説明する。
デジタルカメラの場合、DCFファイル番号のリセット機能というものを有しており、新しい記憶媒体を使用するとDCFファイル番号がリセットされ、0001から再度始まることがある。このような場合、同じファイル名を持つがファイルの中身としては異なるので、異なるファイルとして同期処理を行うことが望ましい。
デジタルカメラでなくても、同じファイル名を持つがファイルの中身としては異なる状況は容易に考えられるので、これに対応しておくことが必要である。
図25はカメラAによる所有ファイルリスト送信手順4を示したフローチャートである。
同図において、最初にファイルリストを空にする(ステップS2501)。
次に自分が撮影したファイルはもうないかチェックする(ステップS2502)。撮影したファイルがまだある場合は、次のファイルを選択し、そのファイルのファイル名、撮影時刻及び自カメラのカメラIDをファイルリストに加える(ステップS2503)。
撮影した画像ファイルのフォーマットがExif(社団法人日本電子工業振興協会が定めたデジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格Version2.1)である場合は、撮影時刻は画像ファイル中に含まれているので、これを用いて撮影時刻を求めてよい。または、撮影時刻を別データあるいは別ファイルとしてCPU201が管理しておき、それを利用するようにしてもよい。あるいは、ステップS2715の説明で後述するように、格納するファイル名に対応付けて元のファイル名、撮影時刻及びカメラIDを図示しない対応テーブルに記憶しておき、それを利用するようにしてもよい。
その後、ステップS2502に戻り、自分が撮影した全てのファイルについて処理する。
なお、自分が撮影した全てのファイルについて処理する代わりに、上述したように前もって選択したファイルの全てについて上記のファイルリストに加える処理を行ってもよい。
自分が撮影したファイルについて全て終了した後、今度は他のカメラから同期処理により得たファイルはもうないかチェックする(ステップS2504)。
同期で得たファイルがまだある場合は、次のファイルを選び(ステップS2505)、その選択したファイルから元のファイル名を復元する(ステップS2506)。
その方法は、上述したファイル名変換方法のいずれをとるかで異なってくるが、変換方法に適した方法を用いればよい。
次に選択したファイルの撮影時刻を得る(ステップS2507)。
次に選択したファイルのファイル名からそのファイルを得たカメラのカメラIDを得る(ステップS2508)。
以上のようにして得たファイル名、撮影時刻及びカメラIDをファイルリストに加える(ステップS2509)。
そして、ステップS2504に戻り、同期処理で得た全てのファイルについて処理を行う。
同期処理で得た全てのファイルについて処理が終了すると、最後に、ファイルリストをカメラBに対して送信する(ステップS2510)。
次に、撮影時刻を用いてファイルを識別する実施の形態として、カメラBから未所有ファイルリストを送信する手順4について、図26のフローチャートを用いて説明する。
まず、カメラAから所有ファイルリストを受信する(ステップS2601)。
次いで、未所有ファイルリストを空にする(ステップS2602)。
次いで、ステップS2601で受信したカメラAの所有ファイルリストについて処理は全て終わったか、リストの残りはもうないかをチェックする(ステップS2603)。
リストの残りがある場合は、リストの次の要素を選択する(ステップS2604)。リストの要素には、ステップS2509でリストに加えられたファイル名、撮影時刻及びカメラIDが含まれる。
その要素のカメラIDは自カメラのIDかどうかを判別する(ステップS2605)。自カメラIDである場合は、選択した要素のファイル名及び撮影時刻を持つファイルを自分が持っているかをチェックする(ステップS2606)。持っている場合は、ステップS2603に戻る。
持っていない場合は、未所有ファイルリストにファイル名、撮影時刻、及びカメラIDを加え(ステップS2607)、ステップS2603に戻る。
ステップS2605で要素のカメラIDが自カメラのIDでない場合は、要素のファイル名及び撮影時刻を持つファイルは、同期処理で得たファイルを格納するディレクトリ、つまり図3の例で言えば、999GIVENの下に存在するかどうかを調べる(ステップS2608)。
存在する場合は、ステップS2603に戻る。存在しない場合は、未所有ファイルリストに処理中の要素のファイル名、撮影時刻及びカメラIDを加え(ステップS2609)、ステップS2603に戻る。
こうして、カメラA所有ファイルリスト中の全てのファイルについて処理が終了すると、未所有ファイルリストをカメラAに送信する(ステップS2610)。
次に、図25及び図26のファイルリスト送信手順を用いた場合のカメラAからカメラBに対する同期手順7について、図27のフローチャートを用いて説明する。
同図において、最初にカメラAのユーザが所定の操作を行うことにより、カメラAはカメラBに対し同期開始コマンドを送信する(ステップS2701及びステップS2708)。
次に、カメラAは図25のシーケンスに従い、所有ファイルリストを送信する(ステップS2702及びステップS2709)。
ステップS2709でA所有ファイルリストを受信したカメラBは、自分が所有していないファイルのリストをカメラAに送信する(ステップS2710及びステップS2703)。送信手順は図26のシーケンスに従う。
ステップS2703でカメラAがB未所有ファイルリストを受信すると、カメラAは送信すべきファイルの各々に対して、ファイルリストに記述されたファイル名、撮影時刻、及びカメラIDをカメラBに対して送信する(ステップS2705及びステップS2712)。
その後、ファイルの中身がカメラAからカメラBに送信される(ステップS2706及びステップS2713)。
カメラBでは、ステップS2712で受信したファイル名からFlashROM209に格納するファイルのファイル名を決定する(ステップS2714)。ファイル名を決定する際にカメラIDあるいは撮影時刻データを使用してもよい。
ステップS2714で説明したファイル名決定手順の詳細について、図29のフローチャートを用いて説明する。
同図において、ステップS2712で与えられたファイル名から格納するファイル名を一つ決定する(ステップS3001)。
決定したファイル名を持つファイルは存在するかどうかを判断する(ステップS3002)。
存在しない場合は、そのファイル名に確定して終了する。
存在する場合は、その存在するファイルの撮影時刻はステップS2712で与えられた撮影時刻と一致するかどうかを判断する(ステップS3003)。
一致しない場合は、それらのファイルは異なるものと見なし、ステップS2712で与えられたファイル名から、前に決定したファイル名とは異なるファイル名を決定し(ステップS3004)、ステップS3002に戻る。
ステップS3003で一致した場合、そのファイルは既に持っているものとして処理する(ステップS3005)。図27のシーケンスではカメラBが未所有であるとカメラAに通知したファイルについてだけカメラAから送られてくるので、通常このステップを通ることはない。しかし、カメラBが所有しているファイルでも送られる可能性のあるプロトコルを用いた場合は、このようにファイルを既に持っていると判断すると、そのファイルについては無視したり、送られたファイルで現在持っているファイルを上書きするようにしたりすればよい。
図27の説明に戻る。決定したファイル名に対応付けて元のファイル名、撮影時刻及びカメラIDを図示しない対応テーブルに記憶しておく(ステップS2715)。
決定したファイル名でFlashROM209にファイルを格納し(ステップS2716)、同期終了コマンドの送受信を経て(ステップS2707及びステップS2717)、終了する。
なお、ステップS2715では撮影時刻データも対応テーブルに記憶すると述べたが、上述したように撮影時刻データがファイル名中、もしくはファイル中に含まれる場合は、対応テーブルに撮影時刻を記憶する必要はない。
次に、カメラAからカメラBに対してファイルを同期させるとき、あるファイルについてはカメラBが他のカメラに送ることをカメラAが不許可にすることができる実施の形態について、図30のフローチャートを用いて説明する。
図30は同期の際、カメラAからカメラBに対して一つのファイルを送信する手順1を示した図である。上述した同期手順のフローチャートから同期開始、終了手順及びファイルリスト送受信手順を除いたものとなっている。また、複数のファイルを送信するためのループ処理も除いている。
同期処理が開始され、ファイルリストの送受信が行われた後、カメラAにおいて送信すべきファイルを選択する(ステップS3101)。
次に、カメラAは、選択したファイルについて、現在同期処理中のカメラBがカメラA以外のカメラ(例えば、カメラC)に後で送信することを不許可とするかどうかを判断する(ステップS3102)。この判断のためにRAM203あるいはFlashROM209等の記憶媒体上にファイル毎の送信不許可かどうかを示すフラグを記憶しているものとする。
送信が不許可であるファイルである場合は、送信不許可メッセージをカメラBに対して送信する(ステップS3103及びステップS3108)。
送信が不許可でないファイルの場合、つまり誰にでも送信できるファイルの場合はステップS3103をスキップする。
次に、カメラAはファイル名を送信する(ステップS3104及びステップS3109)。
カメラBではステップS3107で送信不許可メッセージを受信したかどうか、それともファイル名を受信したかどうかを判別することで、送信不許可メッセージが送られてこない場合にも対応している。
次にカメラAは送ろうとするファイルに、カメラAが撮影したことを示す電子透かしを加える(ステップS3105)。
電子透かしを入れることで、もしカメラBが送信不許可の取り決めを守らず他のカメラに送ってしまった場合、それを検出しやすくする。その意味では、カメラBと同期処理を行った際、カメラBと同期処理を行ったことを示す電子透かし情報を付加すると、さらに効果が上がる。
また、電子透かしは著作権を行使する際の無断複製等の証明手段であるので、電子透かしを付加する手順を図30以外の同期手順に加えることもできる。
複数装置間で同期処理を許可すると、受け取ったファイルを上述したファイル名やディレクトリ名による方法で厳密に管理していないと、どのファイルが誰から受け取ったものか分からなくなる恐れがある。
特に、ファイルが挿抜可能なメモリカードに置かれ、そのメモリカードの内容が他のコンピュータ機器によって他の記憶媒体にコピーされた時などはその心配がある。したがって、電子透かしを付加しておいて、ファイルのオリジナリティが誰のものかを示しておくことは良いことである。
図30に戻る。ステップS3105で電子透かしを付加したファイルをカメラAはカメラBに送信する(ステップS3106及びステップS3110)。
カメラBはステップS3109で受信したファイル名に基づき格納するファイル名を決定する(ステップS3111)。
次にそのファイルに対し送信不許可メッセージを受信したかどうかを判断する(ステップS3112)。
受信した場合、決定したファイル名に対応付けて送信不許可フラグをセットして記憶媒体に記憶する(ステップS3113)。受信しない場合はこのステップはスキップする。
そして、最後に決定したファイル名でファイルを格納して(ステップS3114)、終了する。
以上のように送信不許可設定が可能になると、カメラBが他のカメラと同期処理を行う際は送信不許可設定されたファイルを所有していないものとしなければならない。その場合の所有ファイルリスト送信手順5について、図31のフローチャートを用いて説明する。
同図において、最初にファイルリストを空にする(ステップS3201)。
次に自分が撮影したファイルはもうないかチェックする(ステップS3202)。撮影したファイルがまだある場合は、次のファイルを選択し、そのファイルのファイル名及び自カメラのカメラIDをファイルリストに加える(ステップS3203)。
その後、ステップS3202に戻り、自分が撮影した全てのファイルについて処理する。
なお、自分が撮影した全てのファイルについて処理する代わりに、上述したように前もって選択したファイルの全てについて上記のファイルリストに加える処理を行ってもよい。
自分が撮影したファイルについて全て終了した後、今度は同期で他のカメラから得たファイルはもうないかチェックする(ステップS3204)。
同期処理で得たファイルがまだある場合は、次のファイルを選ぶ(ステップS3205)。
次に選択したファイルは送信不許可フラグがセットされているかどうかを判断する(ステップS3206)。この判断にはステップS3113で記憶したデータを用いる。送信不許可フラグがセットされている場合はこのファイルをファイルリストに加えることなくステップS3204に戻る。送信不許可フラグがセットされていない場合は次に進み、選択したファイルから元のファイル名を復元する(ステップS3207)。
次に選択したファイルのファイル名からそのファイルを得たカメラのカメラIDを得る(ステップS3208)。
以上のようにして得たファイル名及びカメラIDをファイルリストに加える(ステップS3209)。
そして、ステップS3204に戻り、同期処理で得た全てのファイルについて処理を行う。
同期処理で得た全てのファイルについて処理が終了すると、最後に、ファイルリストを送信する(ステップS3210)。
以上、図30及び図31に示すごとくすれば、同期相手に対してこのファイルは送信不許可にすることを指定できる。
ここで、カメラAからカメラBに対しては送信不許可と指定されたファイルが、カメラAからカメラCに対しては送信不許可とは指定されず、その後カメラBとカメラCの間で同期処理を行った場合を考える。
この場合、カメラBからカメラCへの同期処理に関しては、カメラBは問題のファイルを所有ファイルリストには入れないので、カメラBからカメラCに問題のファイルが送られることはない。
しかし、カメラCからカメラBへの同期処理に関しては、カメラCは問題のファイルを所有ファイルリストに入れるので、カメラBは未所有ファイルリストに問題のファイルを入れてしまうと、カメラCからファイルを受け取ってしまう。
その場合は、カメラCからファイルを受け取っておいて無視する、つまり格納はしないという方法がある。
あるいは、カメラCからファイルを受け取っておいて、カメラAから受信した古いファイルを上書きしてもよい。このとき、そのファイルに対する送信不許可フラグもクリアされる。つまり、これ以後の他のカメラとの同期処理時にはこのファイルは所有ファイルリストに載ることになる。
もちろん、単純にカメラBは問題のファイルを未所有ファイルリストに含めないという方法もある。その場合はカメラCからそのファイルが送られないだけである。
上記図31のシーケンスは同期処理で得たファイルを自分が所有しているファイルに加えない手順を示したものであった。
次に、図33のフローチャートを用いて、自分が撮影したファイルを、自分が所有しているファイルに加えない場合の所有ファイルリスト送信手順6について説明する。
同図において、最初にファイルリストを空にする(ステップS3401)。次に自分が撮影したファイルはもうないかチェックする(ステップS3402)。撮影したファイルがまだある場合は、次のファイルを選択する(ステップS3403)。
次に選択したファイルが送信してもよいかどうか判断する(ステップS3404)。これを判断するために、自分が撮影したファイル毎に送信してもよいかどうかを示すフラグが記憶媒体に記憶されているものとする。送信したくないファイルの場合はファイルリストに加えることなくステップS3402に戻る。送信してもよいファイルの場合は、そのファイルのファイル名及び自カメラのカメラIDをファイルリストに加える(ステップS3405)。
その後、ステップS3402に戻り、自分が撮影した全てのファイルについて処理する。
ステップS3406以降は図8のステップS804以降と同様である。
次に、3台以上の装置で相互に同期処理する場合の実施の形態について、図32のフローチャートを用いて説明する。
3台以上の装置で完全に相互に同期処理を行う場合、最も単純な方法としては各装置が全ての他の装置と同期処理を行えばよい。
全部でn個の装置がある場合、各装置が全ての他の装置と同期処理を行うにはn2(n個から2個を取る組み合わせの数。n*(n−1)/2となる。)回の同期処理が必要にある。nが大きくなると、この回数は大きくなる。そこでもっと少ない回数で同期処理を完了できる方法が望ましい。
図32はそのような手順を示したものであり、同図において、まずマスター装置となる装置が他の装置の探索を開始する(ステップS3301)。
マスター装置となるには、ユーザが所定の操作を行うものとする。
具体的な装置探索方法はその装置に備えられたネットワーク手段に依存する。カメラ101aがLAN102上に接続されたカメラを探す場合は、TCP/IPのブロードキャストパケットを用いるかもしれない。インターネット103上のカメラを探す場合は、個々のカメラ位置を把握している、図示しないサーバを用いたり、P2P(Peer To Peer)技術を用いたりする方法が考えられる。また、無線接続している場合は使用する無線プロトコルに応じた探索方法を使えばよい。
次にマスター装置は同期処理が終了したかどうか判断する(ステップS3302)。始めたばかりのときはもちろん終了はしていない。
そして同期処理が終了していない装置を選択し(ステップS3303)、上述した同期処理のいずれかを行う(ステップS3304)。
同期処理が終了すれば、その装置を記憶しておく(ステップS3305)。ステップS3303で同期処理が終了していない装置を選択するためである。
そしてステップS3302に戻り、一旦全ての他の装置と同期処理を終了する。
この時点でマスター装置には他のカメラのファイルが全て入っている。他のカメラはマスター装置のファイルを得ている。
次にマスター装置は同期処理が終了した装置についての情報を消去する(ステップS3306)。これにより、またステップ3307から始まる同期処理を他の全ての装置に対し行えるようになる。
そしてステップS3307からステップS3310まではステップS3302からステップS3305と同様にして同期処理が行われて、終了する。
ステップS3306の時点でマスター装置には他の全ての装置のファイルが入っているので、ステップS3307以降の同期処理により、マスター装置以外の装置も他の全ての装置のファイルを得ることができる。
以上のようにすると、2*(n−1)回の同期処理で装置間相互での同期処理が完全に行われることになる。
したがって、nが5以上のとき、各装置が他の全ての装置と同期処理を行うより本手順の方が少ない同期回数で済むという効果がある。
以上、本発明について説明してきたが、本発明は上述したデジタルカメラにのみ適用されるものではなく、ファイルを送受信する方法一般に適用可能なものであるから、通信機能を持ったコンピュータ一般も本発明の適用範囲内である。
一般的なコンピュータに本発明を応用するとなると、ファイルは画像ファイルばかりではないので、ファイルを識別するのにファイルの撮影時刻という概念は用いることはできないが、その場合はファイルの作成時刻を使えばよい。
あるいは、ファイルを作成した時点でファイルというリソースを世界でただ一つに識別できる識別子、例えばURI(Universal Resource Identifier)を付けて、ファイルを識別するという方法もある。
あるいは、ファイルの中身が同じかどうかを示すのに、Message Digestによって得られた値で電子署名するような方法でも良い。
本発明に係る実施の形態のデジタルカメラのネットワーク構成図である。 デジタルカメラの内部構成を示すブロック図である。 デジタルカメラの同期前と同期後のディレクトリ構成を示す図である。 2台のカメラ間の同期手順1を示すフローチャートである。 2台のカメラ間の同期手順2を示すフローチャートである。 2台のカメラ間の同期手順3を示すフローチャートである。 2台のカメラ間の同期手順3を示すフローチャートである。 所有ファイルリストの送信手順1を示すフローチャートである。 未所有ファイルリストの送信手順1を示すフローチャートである。 2台のカメラ間の同期手順4を示すフローチャートである。 他のカメラから同期処理で得たファイルをカメラ毎にディレクトリで管理する場合のディレクトリ構成を示す図である。 2台のカメラ間の同期手順5を示すフローチャートである。 所有ファイルリストの送信手順2を示すフローチャートである。 未所有ファイルリストの送信手順2を示すフローチャートである。 他のカメラから同期処理で得たファイルをカメラ毎にディレクトリで管理し、かつ、他のカメラにおいて格納されていたディレクトリパスを保持する場合のディレクトリ構成を示す図である。 図15に示すファイル及びディレクトリ構成を実現するための同期手順6を示すフローチャートである。 所有ファイルリストの送信手順3を示すフローチャートである。 未所有ファイルリストの送信手順3を示すフローチャートである。 カメラAがカメラB及びCと同期した場合の同期前後のディレクトリ及びファイルの構成例を示す図である。 格納ファイル名、カメラID、及び元のファイル名の間の対応テーブルである。 カメラAがカメラB及びCと同期した場合の同期前後のディレクトリ及びファイルの構成例を示す図である。 ディレクトリ名とカメラIDの対応テーブルである。 カメラAがカメラB及びCと同期した場合の同期前後のディレクトリ及びファイルの構成例を示す図である。 格納ディレクトリ名、カメラID、及び元のディレクトリ名の間の対応テーブルである。 所有ファイルリストの送信手順4を示すフローチャートである。 未所有ファイルリストの送信手順4を示すフローチャートである。 図25及び図26のファイルリスト送信手順4を用いた場合のカメラAからカメラBに対する同期手順7を示すフローチャートである。 図13及び図14のファイルリスト送信手順2を用いた場合のカメラAからカメラBに対する同期手順9を示すフローチャートである。 ファイル名決定手順を示したフローチャートである。 ファイル送受信手順を示したフローチャートである。 送信不許可設定時の所有ファイルリスト送信手順5を示すフローチャートである。 3台以上の装置間で相互に同期する場合の同期手順を示すフローチャートである。 自分が撮影したファイルを、自分が所有しているファイルに加えない場合の所有ファイルリスト送信手順6を示すフローチャートである。 2台のカメラ間の同期手順10を示すフローチャートである。 2台のカメラ間の同期手順10を示すフローチャートである。
符号の説明
101a−101d デジタルカメラ
102 LAN
103 インターネット
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 タイマ
205 ディスプレイ
206 マイク
207 スピーカ
208 操作ボタン
209 FlashROM
210 ネットワークI/F
211 CCD

Claims (23)

  1. 第1の通信装置と第2の通信装置との間でファイルを送受信する通信システムであって
    前記第1の通信装置は、
    自装置の識別情報を送信する識別情報送信手段と、
    自装置が所有するファイル及びファイル名を送信するファイル送信手段とを有し
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置から送信される識別情報を受信する識別情報受信手段と、
    前記第1の通信装置から送信されるファイル及びファイル名を受信するファイル受信手段と、
    前記第1の通信装置から受信した識別情報及びファイル名に基づいて、前記受信したファイルを記録媒体に格納する際に付与するファイル名を決定するファイル名決定手段と
    前記第1の通信装置から受信したファイルに、前記ファイル名決定手段により決定されたファイル名を付与するファイル名付与手段と、
    前記ファイル名付与手段によりファイル名を付与されたファイルの、前記第1の通信装置で付与されていた元のファイル名を復元するファイル名復元手段と、
    前記第1の通信装置に対し、自装置の所有するファイルのファイル名を送信する所有ファイル名送信手段とを有し、
    前記第2の通信装置が前記ファイル名付与手段によりファイル名を付与されたファイルを所有している場合、前記所有ファイル名送信手段は、前記ファイル名復元手段により復元された元のファイル名を前記第1の通信装置に送信することを特徴とするシステム。
  2. 前記第2の通信装置は、自装置の所有するファイルのファイル名を含む所有リストを作成する所有リスト作成手段を更に有し、
    前記第2の通信装置が前記ファイル名付与手段によりファイル名を付与されたファイルを所有している場合、前記所有リストは、前記ファイル名復元手段により復元された元のファイル名を含み、
    前記所有ファイル名送信手段は、前記所有リストを送信することで自装置の所有するファイルのファイル名を前記第1の通信装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記ファイル名復元手段は、前記ファイル名付与手段により付与されたファイル名から、前記識別情報受信手段により受信した識別情報も復元することを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 前記第1の通信装置は、
    前記所有ファイル名送信手段により送信されたファイル名を受信する所有ファイル名受信手段と、
    前記所有ファイル名受信手段により受信されたファイル名が示すファイルのうち、自装置が未所有のファイルが存在するかを判断する未所有ファイル判断手段と、
    前記未所有ファイル判断手段により未所有と判断されたファイルのファイル名を前記第2の通信装置に送信する未所有ファイル名送信手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシステム。
  5. 前記第2の通信装置は、前記未所有ファイル名送信手段により送信されたファイル名に基づき、前記第1の通信装置が未所有のファイルを送信するファイル送信手段を更に有することを特徴とする請求項4に記載のシステム。
  6. 前記第1の通信装置は、前記ファイル送信手段により送信されたファイルを受信するファイル受信手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 前記第2の通信装置は、
    前記識別情報受信手段により受信された識別情報に基づいて、前記ファイル受信手段により受信されたファイルを収容するディレクトリの名前を決定するディレクトリ名決定手段と、
    前記ディレクトリ名決定手段により決定されたディレクトリ名を有するディレクトリを作成するディレクトリ作成手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシステム。
  8. 前記第2の通信装置は、前記ディレクトリ決定手段により決定されたディレクトリ名から前記第1の通信装置の識別情報を復元する識別情報復元手段を更に有し
    前記所有リストは、前記復元された識別情報を含むことを特徴とする請求項に記載のシステム。
  9. 前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置の識別情報と前記ディレクトリ名決定手段により決定されたディレクトリ名とを関連付けディレクトリ関連付け手段を更に有することを特徴とする請求項7又は8に記載のシステム。
  10. 前記第2の通信装置は、前記ファイル名決定手段により決定されたファイル名と前記ファイル名復元手段により復元されたファイル名とを関連付けファイル関連付け手段を更に有することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載のシステム。
  11. 前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置のうち少なくとも1つは、被写体撮像する撮像手段を更に有し
    前記第1及び第2の通信装置間で送受信するファイルは前記撮像手段により撮像された画像を含む画像ファイルであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシステム。
  12. 外部装置と通信可能な通信装置であって
    前記外部装置から送信される識別情報を受信する識別情報受信手段と、
    前記外部装置から送信されるファイル及びファイル名を受信するファイル受信手段と、
    前記外部装置から受信した識別情報及びファイル名に基づいて、前記受信したファイルを記録媒体に格納する際に付与するファイル名を決定するファイル名決定手段と
    前記外部装置から受信したファイルに、前記ファイル名決定手段により決定されたファイル名を付与するファイル名付与手段と、
    前記ファイル名付与手段によりファイル名を付与されたファイルの、前記外部装置で付与されていた元のファイル名を復元するファイル名復元手段と、
    前記外部装置に対し、自装置の所有するファイルのファイル名を送信する所有ファイル名送信手段とを有し、
    前記ファイル名付与手段によりファイル名を付与されたファイルを所有している場合、前記所有ファイル名送信手段は、前記ファイル名復元手段により復元された元のファイル名を前記外部装置に送信することを特徴とする通信装置。
  13. 前記通信装置が所有するファイルのファイル名を含む所有リストを作成する所有リスト作成手段を更に有し、
    前記ファイル名付与手段によりファイル名を付与されたファイルを所有している場合、前記所有リストは、前記ファイル名復元手段により復元された元のファイル名を含み、
    前記所有ファイル名送信手段は、前記所有リストを送信することで自装置の所有するファイルのファイル名を前記外部装置に送信することを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  14. 前記ファイル名復元手段は、前記ファイル名付与手段により付与されたファイル名から、前記識別情報受信手段により受信した識別情報も復元することを特徴とする請求項12又は13に記載の通信装置。
  15. 前記所有ファイル送信手段により送信された前記所有ファイルに基づき、前記外部装置が未所有と判断したファイルのファイル名を受信する未所有ファイル名受信手段を更に有することを特徴とする請求項13に記載の通信装置。
  16. 前記未所有ファイル名受信手段により受信されたファイル名に基づき、前記外部装置が未所有のファイルを送信するファイル送信手段を更に有することを特徴とする請求項15に記載の通信装置。
  17. 前記識別情報受信手段により受信された識別情報に基づいて、前記ファイル受信手段により受信されたファイルを収容するディレクトリの名前を決定するディレクトリ名決定手段と、
    前記ディレクトリ名決定手段により決定されたディレクトリ名を有するディレクトリを作成するディレクトリ作成手段とを更に有することを特徴とする請求項12乃至15のいずれか1項に記載の通信装置。
  18. 前記ディレクトリ名決定手段により決定されたディレクトリ名から前記外部装置の識別情報を復元する識別情報復元手段を更に有し、
    前記所有リストは、前記復元された識別情報を含むことを特徴とする請求項17に記載の通信装置。
  19. 前記外部装置の識別情報と前記ディレクトリ名決定手段により決定されたディレクトリ名とを関連付けるディレクトリ関連付け手段を更に有することを特徴とする請求項17又は18に記載の通信装置。
  20. 前記ファイル名決定手段により決定されたファイル名と前記ファイル名復元手段により復元されたファイル名とを関連付けるファイル関連付け手段を更に有することを特徴とする請求項12乃至19のいずれか1項に記載の通信装置。
  21. 前記通信装置及び前記外部装置のうち少なくとも1つは、被写体を撮像する撮像手段を更に有し、
    前記ファイルは前記撮像手段により撮像された画像を含む画像ファイルであることを特徴とする請求項12乃至20のいずれか1項に記載の通信装置。
  22. 外部装置と通信可能な通信装置の制御方法であって、
    前記外部装置から送信される識別情報を受信する識別情報受信工程と、
    前記外部装置から送信されるファイル及びファイル名を受信するファイル受信工程と、
    前記外部装置から受信した識別情報及びファイル名に基づいて、前記受信したファイルを記録媒体に格納する際に付与するファイル名を決定するファイル名決定工程と、
    前記外部装置から受信したファイルに、前記ファイル名決定工程において決定されたファイル名を付与するファイル名付与工程と、
    前記ファイル名付与工程においてファイル名を付与されたファイルの、前記外部装置で付与されていた元のファイル名を復元するファイル名復元工程と、
    前記外部装置に対し、前記通信装置の所有するファイルのファイル名を送信する所有ファイル名送信工程とを有し、
    前記ファイル名付与工程によりファイル名を付与されたファイルを所有している場合、前記所有ファイル名送信工程では、前記ファイル名復元工程において復元された元のファイル名を前記外部装置に送信することを特徴とする通信装置の制御方法。
  23. コンピュータを、請求項12に記載された通信装置の各手段として機能させるプログラム。
JP2004265931A 2004-09-13 2004-09-13 通信システム並びに通信装置及びその制御方法 Expired - Fee Related JP4557650B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004265931A JP4557650B2 (ja) 2004-09-13 2004-09-13 通信システム並びに通信装置及びその制御方法
US11/225,830 US20060080340A1 (en) 2004-09-13 2005-09-13 Communication system, communication apparatus, and communication method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004265931A JP4557650B2 (ja) 2004-09-13 2004-09-13 通信システム並びに通信装置及びその制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006079551A JP2006079551A (ja) 2006-03-23
JP2006079551A5 JP2006079551A5 (ja) 2007-10-11
JP4557650B2 true JP4557650B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=36146643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004265931A Expired - Fee Related JP4557650B2 (ja) 2004-09-13 2004-09-13 通信システム並びに通信装置及びその制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060080340A1 (ja)
JP (1) JP4557650B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100736480B1 (ko) * 2005-11-21 2007-07-06 엘지전자 주식회사 포터블 디바이스의 미디어 동기화 장치 및 방법
JP2015062097A (ja) * 2013-08-20 2015-04-02 株式会社リコー 表示システム、情報端末、表示装置、送信制御プログラム、保存制御プログラム及び送信制御方法
JP6500546B2 (ja) * 2015-03-25 2019-04-17 株式会社リコー 表示システム、情報端末、表示装置、制御方法、及びプログラム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06119227A (ja) * 1992-10-06 1994-04-28 Oki Electric Ind Co Ltd 分散データベース制御システム
JP2000125173A (ja) * 1998-10-18 2000-04-28 Masumi Ito デジタルカメラ
JP2001109651A (ja) * 1999-10-13 2001-04-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd メディア情報記録装置及び方法、当該メディア情報記録装置又は方法で記録された記録媒体
JP2002033896A (ja) * 2000-07-19 2002-01-31 Fuji Photo Film Co Ltd パラメータリスト作成装置及びその方法、画像情報送信装置、画像情報取得方法及びそのシステム
JP2003023566A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Nikon Corp 電子カメラ
JP2003125324A (ja) * 2001-10-12 2003-04-25 Fuji Photo Film Co Ltd 画像蓄積装置
JP2003296163A (ja) * 2002-04-01 2003-10-17 Canon Inc データ通信装置及び該装置における通信制御方法
JP2004112333A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Ricoh Co Ltd ネットワークファクシミリ装置
JP2004140795A (ja) * 2002-09-27 2004-05-13 Fuji Photo Film Co Ltd 撮像装置制御方法および装置並びにプログラム

Family Cites Families (67)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5717506A (en) * 1991-04-15 1998-02-10 Canon Kabushiki Kaisha Image communication apparatus for communicating binary and multi-value color image data
US5377323A (en) * 1991-09-13 1994-12-27 Sun Microsytems, Inc. Apparatus and method for a federated naming system which can resolve a composite name composed of names from any number of disparate naming systems
US5371852A (en) * 1992-10-14 1994-12-06 International Business Machines Corporation Method and apparatus for making a cluster of computers appear as a single host on a network
JP3270216B2 (ja) * 1993-10-08 2002-04-02 富士通株式会社 ファイル名検出方式
US5771354A (en) * 1993-11-04 1998-06-23 Crawford; Christopher M. Internet online backup system provides remote storage for customers using IDs and passwords which were interactively established when signing up for backup services
US5666159A (en) * 1995-04-24 1997-09-09 Eastman Kodak Company Electronic camera system with programmable transmission capability
US6750902B1 (en) * 1996-02-13 2004-06-15 Fotonation Holdings Llc Camera network communication device
US7089332B2 (en) * 1996-07-01 2006-08-08 Sun Microsystems, Inc. Method for transferring selected display output from a computer to a portable computer over a wireless communication link
US5986701A (en) * 1996-09-26 1999-11-16 Flashpoint Technology, Inc. Method and system of grouping related images captured with a digital image capture device
US6438320B1 (en) * 1996-10-16 2002-08-20 Canon Kabushiki Kaisha File management system for managing data of photographed images
US5911044A (en) * 1996-11-08 1999-06-08 Ricoh Company, Ltd. Network image scanning system which transmits image information from a scanner over a network to a client computer
US6058399A (en) * 1997-08-28 2000-05-02 Colordesk, Ltd. File upload synchronization
JPH1196063A (ja) * 1997-09-22 1999-04-09 Hitachi Ltd 情報処理装置
US6076111A (en) * 1997-10-24 2000-06-13 Pictra, Inc. Methods and apparatuses for transferring data between data processing systems which transfer a representation of the data before transferring the data
US6185623B1 (en) * 1997-11-07 2001-02-06 International Business Machines Corporation Method and system for trivial file transfer protocol (TFTP) subnet broadcast
AU757557B2 (en) * 1997-11-13 2003-02-27 Intellectual Ventures I Llc File transfer system
US6396537B1 (en) * 1997-11-24 2002-05-28 Eastman Kodak Company Photographic system for enabling interactive communication between a camera and an attraction site
US6930709B1 (en) * 1997-12-04 2005-08-16 Pentax Of America, Inc. Integrated internet/intranet camera
US20010052004A1 (en) * 1997-12-11 2001-12-13 Hewlett-Packard Company Administration of networked peripherals using particular file system
JP3360600B2 (ja) * 1998-02-18 2002-12-24 ミノルタ株式会社 画像記録システム
JPH11249949A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Sharp Corp ファイル転送方法およびファイル転送装置ならびにファイル転送プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体
JP2000115539A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法、画像処理装置及び記録媒体
JP3754849B2 (ja) * 1998-10-30 2006-03-15 キヤノン株式会社 データ通信装置及び制御方法及び記憶媒体及び画像印刷システム
JP2000148718A (ja) * 1998-11-16 2000-05-30 Canon Inc 情報処理方法、情報処理装置、情報処理システム、マルチメディア・プレゼンテーション・システム、ファイル更新方法、マルチメディア・プレゼンテーション方法、及び記憶媒体
US6212640B1 (en) * 1999-03-25 2001-04-03 Sun Microsystems, Inc. Resources sharing on the internet via the HTTP
US6571271B1 (en) * 1999-05-03 2003-05-27 Ricoh Company, Ltd. Networked appliance for recording, storing and serving digital images
DE60040933D1 (de) * 1999-06-02 2009-01-08 Eastman Kodak Co Individuel angepasste digitale Bildübertragung
US7031003B2 (en) * 1999-12-27 2006-04-18 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, control method of image processing apparatus, and storage medium
US7395217B1 (en) * 2000-02-17 2008-07-01 P2P Link, Llc Workers compensation information processing system
JP4262384B2 (ja) * 2000-02-28 2009-05-13 Hoya株式会社 インターネットカメラ
JP2001357010A (ja) * 2000-04-10 2001-12-26 Mitsubishi Corp インターネット上のWebサーバにおいてファイルを受託管理する方法およびこの方法に用いるファイル受託管理装置
US6643641B1 (en) * 2000-04-27 2003-11-04 Russell Snyder Web search engine with graphic snapshots
US6812962B1 (en) * 2000-05-11 2004-11-02 Eastman Kodak Company System and apparatus for automatically forwarding digital images to a service provider
US7034880B1 (en) * 2000-05-11 2006-04-25 Eastman Kodak Company System and camera for transferring digital images to a service provider
JP2001325139A (ja) * 2000-05-16 2001-11-22 Canon Inc 情報処理システム、情報処理装置、撮像システム、情報処理方法、記憶媒体
JP2002041871A (ja) * 2000-07-24 2002-02-08 Tsubasa System Co Ltd 車両の修理費の見積システム
JP2002036682A (ja) * 2000-07-24 2002-02-06 Canon Inc 画像記録装置、画像入力装置およびデータ処理装置、並びに画像記録方法および記録媒体
US20020038372A1 (en) * 2000-09-28 2002-03-28 Takenori Idehara Network device connecting system, data transmission device, data receiving device, and portable terminal
US7656426B2 (en) * 2001-04-06 2010-02-02 Sony Corporation Digital camera and data transfer method from a record medium
US7053936B2 (en) * 2001-04-23 2006-05-30 Nikon Corporation Electronic camera and photographic information data file management method
US7385635B2 (en) * 2001-04-24 2008-06-10 Nikon Corporation Electronic image processing device and system for image data transfer operation
US6944700B2 (en) * 2001-06-15 2005-09-13 Logitech Europe S.A. Method and system for transferring data between a digital camera and a host
JP4076057B2 (ja) * 2001-09-26 2008-04-16 富士フイルム株式会社 画像データ送信方法、デジタルカメラおよびプログラム
JP4536971B2 (ja) * 2001-09-28 2010-09-01 キヤノン株式会社 サーバ装置及びその制御方法
US7568033B2 (en) * 2001-10-12 2009-07-28 Fujifilm Corporation Image storage system and image accumulation apparatus
US7158175B2 (en) * 2001-11-30 2007-01-02 Eastman Kodak Company System including a digital camera and a docking unit for coupling to the internet
US7382405B2 (en) * 2001-12-03 2008-06-03 Nikon Corporation Electronic apparatus having a user identification function and user identification method
US6690883B2 (en) * 2001-12-14 2004-02-10 Koninklijke Philips Electronics N.V. Self-annotating camera
JP2003198833A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Canon Inc 画像通信装置及び画像通信装置の制御方法及び画像通信装置の制御プログラム及び携帯機器装置及び携帯機器装置の制御方法及び携帯機器装置の制御プログラム及び記憶媒体
JP2003241964A (ja) * 2002-02-13 2003-08-29 Fujitsu Ltd ソフトウエア保守資料生成装置および生成プログラム
US7158251B2 (en) * 2002-02-22 2007-01-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Duplicate images files for improving image handling and transmission
US7342604B2 (en) * 2002-03-15 2008-03-11 Fujifilm Corporation Picture filing device, digital camera and frame-picture managing method
US20040044776A1 (en) * 2002-03-22 2004-03-04 International Business Machines Corporation Peer to peer file sharing system using common protocols
US7143114B2 (en) * 2002-04-18 2006-11-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Automatic renaming of files during file management
JP2003317447A (ja) * 2002-04-23 2003-11-07 Konica Minolta Holdings Inc 画像表示用プログラム及び該プログラムが記録された情報記録媒体
US20040183915A1 (en) * 2002-08-28 2004-09-23 Yukita Gotohda Method, device, and program for controlling imaging device
JP2004192510A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Fuji Photo Film Co Ltd ファイル転送プログラム
JP4345309B2 (ja) * 2003-01-20 2009-10-14 株式会社日立製作所 ネットワークストレージ装置
US20040205286A1 (en) * 2003-04-11 2004-10-14 Bryant Steven M. Grouping digital images using a digital camera
US7039873B2 (en) * 2003-05-12 2006-05-02 Flashpoint Technology, Inc. User-defined templates for automatic image naming
JP2005025548A (ja) * 2003-07-03 2005-01-27 Minolta Co Ltd 注釈情報付き画像の処理装置、出力方法および出力プログラム
JP2005050323A (ja) * 2003-07-11 2005-02-24 Seiko Epson Corp 画像出力システム、クライアント端末装置、画像出力装置、および画像出力方法
US7213036B2 (en) * 2003-08-12 2007-05-01 Aol Llc System for incorporating information about a source and usage of a media asset into the asset itself
JP2005157615A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Konica Minolta Photo Imaging Inc 撮像装置、画像処理装置および画像処理プログラム
US7685134B2 (en) * 2003-12-31 2010-03-23 Nokia Corporation Media file sharing, correlation of metadata related to shared media files and assembling shared media file collections
US20050262054A1 (en) * 2004-05-18 2005-11-24 Nokia Corporation Item type specific structured search
US20060041627A1 (en) * 2004-08-20 2006-02-23 Sony Computer Entertainment America Inc. System and method for effectively exchanging photo data in an instant messaging environment

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06119227A (ja) * 1992-10-06 1994-04-28 Oki Electric Ind Co Ltd 分散データベース制御システム
JP2000125173A (ja) * 1998-10-18 2000-04-28 Masumi Ito デジタルカメラ
JP2001109651A (ja) * 1999-10-13 2001-04-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd メディア情報記録装置及び方法、当該メディア情報記録装置又は方法で記録された記録媒体
JP2002033896A (ja) * 2000-07-19 2002-01-31 Fuji Photo Film Co Ltd パラメータリスト作成装置及びその方法、画像情報送信装置、画像情報取得方法及びそのシステム
JP2003023566A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Nikon Corp 電子カメラ
JP2003125324A (ja) * 2001-10-12 2003-04-25 Fuji Photo Film Co Ltd 画像蓄積装置
JP2003296163A (ja) * 2002-04-01 2003-10-17 Canon Inc データ通信装置及び該装置における通信制御方法
JP2004112333A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Ricoh Co Ltd ネットワークファクシミリ装置
JP2004140795A (ja) * 2002-09-27 2004-05-13 Fuji Photo Film Co Ltd 撮像装置制御方法および装置並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006079551A (ja) 2006-03-23
US20060080340A1 (en) 2006-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101367421B1 (ko) 정보처리 장치 및 방법, 및 프로그램
US7139018B2 (en) Synchronized cameras with auto-exchange
KR100773855B1 (ko) 통신장치 및 통신시스템과 그 통신장치의 통신 파라미터설정 방법
JP5043390B2 (ja) 画像再生装置、プログラム
JP4971660B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム、記憶媒体
JP2001268490A (ja) 画像と位置データを関連付ける方法
JP4818033B2 (ja) 画像再生装置、その制御方法、プログラム
KR20070081756A (ko) 촬영 장치 및 방법, 및 프로그램
KR20060101245A (ko) 타임 시프트 화상 분배 시스템, 타임 시프트 화상 분배방법, 타임 시프트 화상 요구 장치 및 화상 서버
CN103685874B (zh) 记录装置、图像拍摄装置及记录方法
JP4557650B2 (ja) 通信システム並びに通信装置及びその制御方法
JP2005084987A (ja) サービスサーバ及び合成動画作成サービス方法
EP1591903A1 (en) File creation method and file search method
KR101858457B1 (ko) Gps 좌표정보를 이용한 사진파일 편집방법
JP6351222B2 (ja) 情報処理装置およびその制御方法、プログラム
JPWO2012137341A1 (ja) 画像情報処理サーバ
WO2003004969A1 (en) System and method for position marking/stamping of digital pictures in real time
JP2003143518A (ja) 撮像装置および画像記録再生装置
JP6089515B2 (ja) 画像加工装置、画像加工方法、及びプログラム
JP6147108B2 (ja) 通信装置、その制御方法、プログラム
JP4603982B2 (ja) 撮影システム及び遠隔撮影方法
JP2007158397A (ja) 画像証明システム及び画像撮影装置
JP2012034223A (ja) 記録再生装置及び記録再生装置の制御方法
JP6646973B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム
JP6132676B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070827

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070827

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100716

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4557650

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees