JP4551620B2 - 現場で被覆された光学物品を形成させる方法 - Google Patents
現場で被覆された光学物品を形成させる方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4551620B2 JP4551620B2 JP2002593127A JP2002593127A JP4551620B2 JP 4551620 B2 JP4551620 B2 JP 4551620B2 JP 2002593127 A JP2002593127 A JP 2002593127A JP 2002593127 A JP2002593127 A JP 2002593127A JP 4551620 B2 JP4551620 B2 JP 4551620B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- mold
- silane
- composition
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D11/00—Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
- B29D11/0073—Optical laminates
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C37/00—Component parts, details, accessories or auxiliary operations, not covered by group B29C33/00 or B29C35/00
- B29C37/0025—Applying surface layers, e.g. coatings, decorative layers, printed layers, to articles during shaping, e.g. in-mould printing
- B29C37/0028—In-mould coating, e.g. by introducing the coating material into the mould after forming the article
- B29C37/0032—In-mould coating, e.g. by introducing the coating material into the mould after forming the article the coating being applied upon the mould surface before introducing the moulding compound, e.g. applying a gelcoat
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2995/00—Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
- B29K2995/0018—Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds having particular optical properties, e.g. fluorescent or phosphorescent
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2995/00—Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
- B29K2995/0037—Other properties
- B29K2995/007—Hardness
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2995/00—Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
- B29K2995/0037—Other properties
- B29K2995/0089—Impact strength or toughness
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2011/00—Optical elements, e.g. lenses, prisms
- B29L2011/0016—Lenses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Eyeglasses (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Description
その後、光学物品がモールドの部材の分解により回収される。
−二つの部材からなるモールドの光学表面の上に反射防止膜および/または耐擦傷膜を形成させる工程と、
−二つの部材からなるモールドを組み立てる工程と、
−形成用空隙の中に光学液状硬化性組成物を注入する工程と、
−光学組成物を硬化させる工程と、
−二つの部材からなるモールドを分解し、耐擦傷膜または耐擦傷膜および反射防止膜を有する、成形された光学物品を回収する工程と
を具備し、
反射防止膜および/または耐擦傷膜の形成の前に、少なくとも一つの離型剤が耐擦傷膜に混合されているか、少なくとも一つの離型剤の膜がモールドの部材の光学表面の上に形成されているかのいずれかである方法を開示している。
−二つの部材からなるモールドの部材の光学表面の上に、水溶性無機塩の離型層を形成させる工程と、
−前記離型層の上に、反射防止膜を形成させる工程と、
−モールドの部材を組み立てる工程と、
−液状光学硬化性組成物を形成用空隙の中に注入する工程と、
−光学組成物を硬化させる工程と、
−モールドの部材を分解し、離型層を水中で溶解させ、被覆された光学要素を回収する工程と
を具備する方法を開示している。
−二つの部材からなるモールドの少なくとも一つの部材の光学表面の上に、ポリマー離型層、反射防止膜層、カップリング剤層およびハードコート層を連続的に形成させる工程と、
−二つの部材からなるモールドを組み立てる工程と、
−形成用空隙の中に光学液状硬化性材料を注入する工程と、
−光学材料ならびに反射防止膜層、カップリング剤層およびハードコート層を硬化させる工程と、
−モールドの部材を分解し、被覆された光学物品を回収する工程と
を具備する方法を開示している。
−形成用空隙を規定する対向した光学表面を有する二つの部材からなるモールドを設ける工程と、
−前記モールドの光学表面の少なくとも一つの上に、反射防止膜と、耐擦傷膜と、耐衝撃プライマー膜とを連続的に形成させる工程と、
−前記形成用空隙に光学基体用液状硬化性組成物を充填する工程と、
−前記液状硬化性組成物を硬化させる工程と、
−二つの部材からなるモールドを分解し、少なくとも一つの表面に、耐衝撃プライマー膜と、耐擦傷膜と、反射防止膜とを成膜され、かつ、接着された光学基体を有する被覆された光学物品を回収する工程とを具備する。
後述の説明においては、光学物品の一つの面のみが、本発明に従って光学機能膜で被覆されているが、光学物品の両面が本発明の方法を用いて同時に被覆されうることが理解されるべきである。
−上記で例示した離型剤の少なくとも一つを任意に含有するUV硬化アクリル層、または、上記離型剤の少なくとも一つを任意に含有するアミン含有ポリシロキサン層
−Teflon(R)AF、Teflon(R)PTFE FEPおよびTeflon(R)PTFE PFA等のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)ポリマー等のフルオロカーボンポリマー層
−モールド部材の光学表面からはく離してもよく、また、反射防止膜またはトップコートが離型することができる緩衝層、例えば、レンズに耐擦傷性を付与するために通常用いられる、真空成膜されたフッ化マグネシウム(MgF2)層またはシロキサン系被膜
1)任意にイオンビームで補助された蒸着;
2)イオンビームを用いるスプレー、
3)カソードスパッタ;または
4)プラズマで補助された液相化学析出
1)アルコキシシランを混合させ、
2)好ましくは塩酸等の酸の添加により、アルコキシシランを加水分解物させ、
3)混合物をかくはんし、
4)任意に、有機溶媒を添加し、
5)アルミニウムアセチルオセトネート等の触媒の一つまたは複数を添加し、
6)かくはんする(典型的な持続時間は一晩である)。
−ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)系組成物、
−ビスフェノールAに由来する(メタ)アクリルモノマーを含有する組成物等の(メタ)アクリルモノマー系組成物;
−チオ(メタ)アクリルモノマー系組成物;
−ポリチオウレタン前駆体モノマー系組成物;および
−エポキシおよび/またはエピスルフィドモノマー系組成物
の重合に由来する基体が挙げられる。
すべての実施例において、用いられたモールドは、ポリカーボネート製(General Electric Company)であった。
下記熱および/またはUV硬化性ハードコート組成物を、下記成分を混合させることにより、調製した。
(2) FC430:3M社により市販されている界面活性剤
(3) Tyzor:
複数のプライマー膜組成物を、下記種々の成分を混合させることにより、調製した。
(6)Dowanol PnP:DOW CHEMICAL社により市販されている溶媒であり、
1−プロポキシ−2−プロパノール、
2−プロポキシ−1−プロパノール、
プロピレングリコール、
ジエチレングリコール、
ジプロピルグリコールモノプロピルエーテルの混合物
(7)ITX:イソプロピルチオキサントン
(8)Irgacure500:ベンゾフェノンと1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルとの1/1混合物
(9)Baxenden社により市販されているポリウレタンラテックス
(10)OSI Specialities社により市販されているL77界面活性剤
(11)Zeneca社により市販されているアクリルラテックスA−639
(12)UVR6110 3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキシルカーボネートと3−シクロヘキシルメチル−3−シクロカルボキシレートのモノエポキシド
(13)HDODA 1,6−ヘキサンジオールジアクリレート
(14)GE21 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル
(17)FA321M
(19)Irgacure819:下記式の光開始剤:
特に述べるほかは、実施例で用いられたポリカーボネートモールドは、以下のようにして調製された。
a)射出成形されたポリカーボネートモールドを、ゲート除去し、ついで、エッジ仕上げする。エッジ仕上げ法は、モールドの表面の上に擦傷を作る方法とすることができ、エッジ仕上げの間、モールド表面の少なくとも中央部のテープ保護が用いられる。
b)エッジ仕上げ後、モールドをぬぐい、超音波装置により清浄化し、ついで、清潔なオーブンで100℃で30分間加熱する。
特に述べるほかは、疎水性トップコートおよび反射防止膜は、モールドの前側部材の光学表面の上に、以下のようにして成膜された。
第一層は、80−110nmの物理的厚さ(約100−160nmの光学的厚さ)を有するSiO2の層である。
第二層は、約160nmの光学的厚さを有するZrO2の層であり、第三層は、約30nmの光学的厚さを有するSiO2の層であり、第四層は、約55nmの光学的厚さを有するZrO2の層である(光学的厚さは波長550nmで測定される)。
既に疎水性トップコートおよびAR膜で被覆された二つの部分からなるポリカーボネートモールドの前側部材を、ハードコート組成物No.1で被覆した。ハードコートの塗布速度は、400rpmで8秒間とし、スピンオフ速度は、800rpmで10秒間とした。ハードコート組成物を、Lesco社製のIR硬化装置を用いて、725Fに設定して、IRで30秒間硬化させた。被覆されたモールドを室温まで冷却し、衝撃プライマー膜組成物No.1aを上記と同じ速度および時間で塗布した。衝撃プライマー膜組成物を、Fusion system社製のH bulbを用いてベルト速度1.526m/分(5フィート毎分)で、UV光で硬化させた。
最終の膜硬化を、Lesco社製のIR硬化装置を用いて、725Fに設定して、30秒間行った。
被覆されたプラスチックモールドを組み立て、光学基体組成物No.1を充填し、20分以内に重合させた。プラスチックモールドの分解により、すべての膜が完成したレンズに転移した。
既に疎水性トップコートおよびAR膜で被覆された二つの部分からなるポリカーボネートモールドの第一部材を、ハードコート組成物No.1で被覆した。ハードコートの塗布速度は、400rpmで8秒間とし、スピンオフ速度は、800rpmで10秒間とした。ハードコート組成物を、Lesco社製のIR硬化装置を用いて、725Fに設定して、IRで30秒間硬化させた。被覆されたモールドを室温まで冷却し、衝撃プライマー膜組成物No.1bを上記と同じ速度および時間で塗布した。衝撃プライマー膜組成物を、Fusion system社製のH bulbを用いてベルト速度1.524m/分(5フィート毎分)で、UV光で硬化させた。
最終の膜硬化を、Lesco社製のIR硬化を用いて、725Fに設定して、30秒間行った。
被覆されたプラスチックモールドを組み立て、光学基体組成物No.1を充填し、20分以内に重合させた。プラスチックモールドの分解により、すべての膜が完成したレンズに転移した。
既に疎水性トップコートおよびAR膜で被覆された二つの部分からなるポリカーボネートモールドの前側部材を、ハードコート組成物No.2で被覆した。ハードコートの塗布速度は、500rpmで8秒間とし、スピンオフ速度は、1200rpmで10秒間とした。ハードコート組成物を、加熱されたオーブンで80℃で10分間予備硬化させた。被覆されたモールドを室温まで冷却した。衝撃プライマー膜組成物No.2を、塗布速度400rpmで8秒間、スピンオフ1000rpmで10秒間で塗布した。衝撃プライマー膜を、ハードコートと同じ温度およびタイミングで予備硬化させた。
最終の膜硬化を、加熱されたオーブンの中で、1時間行った。
被覆されたプラスチックモールドを組み立て、光学基体組成物No.1を充填し、20分以内に重合させた。プラスチックモールドの分解により、すべての膜が完成したレンズに転移した。
既に疎水性トップコートおよびAR膜で被覆された二つの部分からなるポリカーボネートモールドの前側部材を、ハードコート組成物No.3で被覆した。このハードコートは、カップリング剤を含有していなかった。ハードコートの塗布速度は、500rpmで8秒間とし、スピンオフ速度は、1200rpmで10秒間とした。ハードコート組成物を、加熱されたオーブンで80℃で10分間予備硬化させた。被覆されたモールドを室温まで冷却した。衝撃プライマー膜組成物No.2を、塗布速度400rpmで8秒間、スピンオフ1000rpmで10秒間で塗布した。衝撃プライマー膜を、ハードコートと同じ温度およびタイミングで予備硬化させた。
最終の膜硬化を、加熱されたオーブンの中で、1時間行った。
被覆されたプラスチックモールドを組み立て、光学基体組成物No.1を充填し、20分以内に重合させた。プラスチックモールドの分解により、すべての膜が完成したレンズに転移した。
既に疎水性コートおよびAR膜で被覆された二つの部分からなるポリカーボネートモールドの前側部材を、ハードコート組成物No.2で被覆した。ハードコートの塗布速度は、500rpmで8秒間とし、スピンオフ速度は、1200rpmで10秒間とした。ハードコート組成物を、加熱されたオーブンで80℃で10分間予備硬化させた。被覆されたモールドを室温まで冷却した。衝撃プライマー膜組成物No.3を、塗布速度600rpmで8秒間、スピンオフ1500rpmで10秒間で塗布した。衝撃プライマー膜を、ハードコート組成物No.2と同じ温度およびタイミングで予備硬化させた。
最終の膜硬化を、加熱されたオーブンの中で、2時間行った。
被覆されたプラスチックモールドを組み立て、光学基体組成物No.1を充填し、20分以内に重合させた。プラスチックモールドの分解により、すべての膜が完成したレンズに転移した。
既に疎水性トップコートおよびAR膜で被覆された二つの部分からなるポリカーボネートモールドの前側部材を、ハードコート組成物No.4で被覆した。ハードコートの塗布速度は、600rpmで8秒間とし、スピンオフ速度は、1200rpmで10秒間とした。ハードコートを、Fusion system社製のH bulbを用いてベルト速度1.524m/分(5フィート毎分)で、UV硬化させた後、Lesco社製のIR硬化装置を用いて、725Fで、30秒間IR硬化させた。被覆されたモールドを室温まで冷却し、衝撃プライマー膜組成物No.4を上記と同じ速度および時間で塗布した。衝撃プライマー膜組成物を、Fusion system社製のH bulbを用いてベルト速度1.524m/分(5フィート毎分)で、UV光で硬化させた。
最終の膜硬化を、Lesco社製のIR硬化装置を用いて、725Fに設定して、30秒間行った。
被覆されたプラスチックモールドを組み立て、光学基体組成物No.1を充填し、20分以内に重合させた。プラスチックモールドの分解により、すべての膜が完成したレンズに転移した。
既に疎水性トップコートおよびAR膜で被覆された二つの部分からなるポリカーボネートモールドの前側部材を、ハードコート組成物No.4で被覆した。ハードコートの塗布速度は、600rpmで8秒間とし、スピンオフ速度は、1200rpmで10秒間とした。ハードコートを、Fusion system社製のH bulbを用いてベルト速度1.524m/分(5フィート毎分)で、UV硬化させた後、Lesco社製のIR硬化装置を用いて、725Fで、30秒間IR硬化させた。被覆されたモールドを室温まで冷却し、衝撃プライマー膜組成物No.5を上記と同じ速度および時間で塗布した。衝撃プライマー膜組成物を、Fusion SYSTEM社製のH bulbを用いてベルト速度1.524m/分(5フィート毎分)で、UV光で硬化させた。
最終の膜硬化を、Lesco社製のIR硬化装置を用いて、725Fに設定して、30秒間行った。
被覆されたプラスチックモールドを組み立て、光学基体組成物No.1を充填し、20分以内に重合させた。プラスチックモールドの分解により、すべての膜が完成したレンズに転移した。
この実施例は、モールドの光学表面の上の保護用および離型用被膜の使用を説明する。
この実施例においては、疎水性トップコートは用いられない。
保護用および離型用被膜の組成物は、以下のとおりである。
積層AR膜/ハードコート/プライマーを、被覆されたモールドの表面から完全に離型させた。
モールド離型用および保護用被膜組成物を以下のとおりとし、
積層トップコート/AR膜/ハードコート/プライマーの全体を、被覆されたポリカーボネートモールドから完全に離型させ、耐擦傷性、反射防止性および耐衝撃性に極めて優れるレンズを得た。
モールド離型用および保護用被膜組成物を以下のとおりとし、
積層トップコート/AR膜/ハードコート/プライマーの全体を、被覆されたポリカーボネートモールドから完全に離型させ、耐擦傷性、反射防止性および耐衝撃性に極めて優れるレンズを得た。
疎水性トップコートKP801を用い、かつ、モールドを、続いて設けられる膜の塗布の前に、後述する実験記録に従って下記離型用被膜組成物で被覆した以外は、実施例8を再度行った。
積層トップコート/AR膜/ハードコート/プライマーの全体を、被覆されたポリカーボネートモールドから完全に離型させ、耐擦傷性、反射防止性および耐衝撃性に極めて優れるレンズを得た。
モールドを、離型用被膜としてフルオロカーボンポリマーを用いて被覆した以外は、実施例8を再度行った。
ポリカーボネートモールドを温められた水性洗剤の中で超音波処理により洗浄し、ついで、従来公知の方法で洗浄し、乾燥させた。ついで、ポリカーボネートモールドを0.1−3時間の時間で、100℃まで加熱し、完全に材料を乾燥させた。
ついで、モールドを、標準真空能力が0.1Paよりよい真空チャンバに装着した。チャンバをポンプで高い真空レベルにした。モールドの表面にイオンで衝撃を与えた後、フルオロポリマーTeflonを、抵抗加熱または電子ビーム加熱を用いて、モールド表面の上に厚さが2.5から150nmとなるまで蒸着させた。
一方、フルオロポリマー層を、真空成膜の前に、Teflon AF、Teflon PTFE FEPまたはTeflon PTFE PFA等の可溶性フルオロポリマーの希釈溶液を用いて、スピン塗布または浸せき塗布により、モールド表面に塗布した。これらの被膜の厚さは、30から200nmであった。
フルオロポリマー層の成膜後、複数層からなる酸化物反射防止積層を、上記方法を用いて、成膜した(通常の順序とは逆の順序で)。
二つのレンズを作製した。一つは疎水性トップコートKP801Mを有しており、もう一つは疎水性トップコートKP801Mを有していなかった。
KP801M疎水性材料を用いた場合、それをフルオロポリマー層の上に、抵抗加熱を用いて蒸着させた。ついで、AR膜SiO2/ZrO2/SiO2/ZrO2が成膜された。
積層が完成した後においては、最後に真空成膜された層は、SiO2の薄層であり、シロキサン系耐衝撃膜に対するAR積層の接着性を向上させる。この層は光学活性を有しないが、耐衝撃膜に対する真空成膜されたAR積層の接着性を強化するためにのみ具備される。その後、実施例8に記載された方法に従って、他の層を成膜し、レンズを硬化させる。
積層AR膜/ハードコート/プライマーまたはトップコート/AR膜/ハードコート/プライマーの全体を、Telfon被覆されたポリカーボネートモールドから完全に離型させ、耐擦傷性、反射防止性および耐衝撃性に極めて優れるレンズを得た。
光学基体組成物No.2を光学基体組成物No.1の代わりに用い、ついで、それを以下のようにして硬化させた以外は、実施例3を再度行った。
モールドの部材に、空隙を形成させるように、テープを貼り、シリンジを用いて、光学基体組成物No.2を充填した。
ISTにより供給された鉄ドープ水銀UVバルブを用いて、15秒間予備硬化を行った。強度は25−30mW/cm2であった(420ナノメータでOM2放射計により測定された)。
IST製の二つの側部を有する硬化用オーブンで、2分間、175mW/cm2で硬化させた。
ついで、熱空気動圧オーブンの中で、80℃の温度で8分間、完全に硬化させた。
明確な界面を生成させてモールドを分解するのを容易にするために、組立体をプラスチックモールドでエッジ仕上げした。
完成した積層をレンズに転移させた。
光学基体組成物No.3を用いた以外は、実施例3を再度行った。
完成した積層をレンズに転移させた。
3重量%のIPP(ジイソプロピルペルオキシド)で触媒された、PPG社によりCR607の製品名で供給されているモノマーを用いるアリル処方を用い、かつ、35℃から85℃まで16時間で昇温させる熱サイクルを用いて硬化させた以外は、実施例14を再度行った。
積層を再度レンズに転移させた。
KSCN触媒1900ppmを有し、48gのキシリレンジイソシアネートと混合された52gの1,2−ビス(2−メルカプトエチルチオ)−3−メルカプトプロパンを含有する光学基体組成物を用いた以外は、実施例13を再度行った。
ゲルが室温で5分間で得られ、空気オーブン中で120℃で2時間完全に硬化させた。
転移が行われ、極めて優れた接着性が観察された。
実施例13から15のレンズの特性を下記第II表に示す。
これらの実施例は、本発明の方法における有機反射防止膜の使用を説明する。
スピン塗布された、熱またはUV硬化性反射防止膜(AR)を熱プラスチックモールドの表面の上に成膜する。モールド組立体は、レンズを形成させるための凹凸モールドを具備している。連続的に各ARモールドの表面の上に、耐衝撃膜が塗布され、その結果、耐衝撃プライマー膜が成膜される。耐衝撃膜の処方は、UV硬化性膜またはラテックス熱硬化性膜とすることができる。
熱硬化性AR膜層は、IR硬化において金属錯体により触媒されることができ、ナノパーティクルコロイドを含有する。UV硬化性AR膜層は、アクリルもしくはエポキシまたは両者の混合物とすることができ、フリーラジカルもしくはカチオンまたは両者の組み合わせにより硬化可能であり、ナノパーティクルコロイドを含有する。
UV硬化性耐擦傷膜は、UV硬化性アクリル膜とすることができ、カチオンおよび/またはカチオンとフリーラジカルの組み合わせにより硬化可能であり、ナノパーティクルコロイドを含有する。熱硬化性耐擦傷膜は、赤外線硬化において金属錯体により触媒されることができる。この膜もまた、ナノパーティクルコロイドを含有する。
UV硬化性耐衝撃膜は、不飽和炭化水素のフリーラジカル硬化、オキシランのカチオン性硬化およびカチオンとフリーラジカル化学との組み合わせからなる。熱硬化性衝撃膜は、アクリルラテックスまたはウレタンラテックスとすることができ、対流加熱または赤外線源により硬化可能である。
カップリング剤は、被膜層と基体系との間の化学結合を強化するために用いられる。
化学および方法の概要を以下に示す。
AR膜は以下のとおりである。
日産化学工業社製のHIT 32Mは、TiO2/SnO2のコロイド複合体ゾルである。
低屈折率層を、モールドの表面に、スピン塗布により、900rpmの塗布速度および2500rpm、10秒間のスピンオフで、成膜した。被膜を、Casso Lesco社製のIR硬化を用いて、385℃(725°F)に設定して、1分間硬化させた。高屈折率層を、冷却したモールドの上に、低屈折率層と同じ条件で成膜した。冷却後、再度、熱プラスチックモールドをハードコートNo.1で被覆した。ハードコートの塗布速度を400rpm、8秒間に設定し、スピンオフ速度を800rpm、10秒間に設定した。ハードコートをIRで30秒間、Lesco社製のIR硬化装置を用いて、(725F)の設定で、硬化させた。被覆されたモールドを室温まで冷却し、衝撃プライマー膜組成物No.6を上記と同じ速度および時間で塗布した。衝撃プライマー膜組成物を、Fusion system社製のH bulbを用いてベルト速度1.524m/分(5フィート毎分)で、UV光で硬化させた。
最終の膜硬化を、Lesco社製のIR硬化装置を用いて、725Fに設定して、30秒間行った。
被覆された熱プラスチックモールドを組み立て、UV硬化性アクリルレンズ材料(光学基体組成物No.1)を充填し、20分以内に重合させた。プラスチックモールドの分解により、すべての膜が完成したレンズに転移した。
特性の結果は以下のとおりである。
モールドを、実施例No.17と同様に、低屈折率および高屈折率のスピンAR層で被覆した。熱プラスチックモールドをハードコートNo.2で被覆した。ハードコートの塗布速度は、500rpm、8秒間、スピンオフ速度は、1200rpm、10秒間であった。ハードコートを加熱されたオーブン中で10秒間、80℃で予備硬化させた。被覆されたモールドを室温まで冷却した。衝撃プライマー膜No.2を400rpm、8秒間の塗布速度および1000rpm、10秒間のスピンオフで、塗布した。衝撃プライマー膜をハードコートと同じ速度およびタイミングで予備硬化させた。
最終の膜硬化を、加熱されたオーブン中で2時間、90℃で行った。
被覆されたプラスチックモールドを組み立て、UV硬化性アクリルレンズ材料(光学基体組成物No.1)を充填し、20分以内に重合させた。プラスチックモールドの分解により、すべての膜が完成したレンズに転移した。
特性の結果は以下のとおりである。
透過性をBYK GARDNER社製のHaze−guard plusヘイズメータ、カタログNo.4725を用いて測定した。
衝撃エネルギーを特有の系を用いて測定した。FDAボール落下試験の規定を用いて、ボールの重量を増加させていき、レンズの破壊またはボールが衝突した場所における、一般的には星の形状を有する、視覚によるひびが生じさせることにより、測定することができる。ついで、相当するエネルギーが測定される。
Claims (19)
- 被覆された光学物品を形成させる方法であって、
(a)形成用空隙を規定する対向した光学表面を有する二つの部材からなるモールドを設ける工程と、
(b)前記モールドの光学表面の少なくとも一つの上に、反射防止膜と、耐擦傷膜と、耐衝撃プライマー膜とを連続的に形成させる工程と、
(c)前記形成用空隙に光学基体用液状硬化性組成物を充填する工程と、
(d)前記液状硬化性組成物を硬化させる工程と、
(e)二つの部材からなるモールドを分解し、少なくとも一つの表面に、耐衝撃プライマー膜と、耐擦傷膜と、反射防止膜とを成膜され、かつ、接着された光学基体を有する被覆された光学物品を回収する工程と
を具備し、
前記耐衝撃プライマー膜が、ポリ(メタ)アクリル系組成物またはポリウレタン系組成物を主成分とし、エポキシアルコキシシランおよび不飽和アルコキシシランの予備的濃縮溶液であるカップリング剤の有効量を含有する耐衝撃プライマー膜組成物から形成されることを特徴とする方法。 - 前記二つの部材からなるモールドがプラスチック材料製である、請求項1に記載の方法。
- 前記二つの部材からなるモールドが、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリスルホン、ポリエチレンテレフタレートとポリカーボネートとの共重合体、結晶性ポリエチレンテレフタレート、ガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレートおよびポリノルボルネンからなる群から選ばれるプラスチック材料製である、請求項2に記載の方法。
- 前記プラスチック材料がポリカーボネートである、請求項2に記載の方法。
- 前記プラスチック材料が更に離型剤を含有する、請求項2に記載の方法。
- 前記離型剤が、トリメチルクロロシラン、クロロメチルトリメチルシラン、クロロプロピルトリメチルシラン、クロロメチルドデシルジメチルシラン、塩素末端ポリジメチルシロキサン、(3,3−ジメチルブチル)ジメチルクロロシラン、ヘキサメチルジシラザン、オクタメチルシクロテトラシロザン、アミノプロピルジメチル末端ポリジメチルシロキサン、3−トリメトキシシリルプロピルオクタデシルジメチルアンモニウムクロライド、テトラデシルジメチル(3−トリメトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、トリメチルエトキシシランおよびオクタデシルトリメトキシシランからなる群から選ばれる、請求項5に記載の方法。
- 更に、前記工程(b)の前に、前記モールドの前記光学表面の上に、保護用および/または離型用被膜を形成させる工程を具備する、請求項2に記載の方法。
- 前記保護用および/または離型用被膜が、
−UV硬化アクリル層;
−アミン含有ポリシロキサン層;
−フルオロカーボンポリマー層;
−真空成膜されたフッ化マグネシウム層
から選ばれる、請求項7に記載の方法。 - 前記反射防止膜が、高屈折率および低屈折率の交互の誘電材料層の積層を有する、請求項1に記載の方法。
- 前記誘電材料層の積層が、SiO2/ZrO2/SiO2/ZrO2の4層の積層である、請求項9に記載の方法。
- 更に、前記耐擦傷膜との接着を促進させるために、前記反射防止膜の上に、追加SiO2層を形成させる工程を具備する、請求項9に記載の方法。
- 前記耐擦傷膜が、エポキシアルコキシシラン、ジアルキルジアルコキシシランおよびコロイダルシリカまたはそれらの加水分解物を主成分として含有する組成物を硬化させることにより形成される、請求項1に記載の方法。
- 前記耐擦傷膜組成物が、更に、エポキシアルコキシシランおよび不飽和アルコキシシランの予備的濃縮溶液であるカップリング剤の有効量を含有する、請求項12に記載の方法。
- 前記エポキシアルコキシシランが、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルペンタメチルジシロキサン、γ−グリシドキシプロピルメチルジイソプロペノキシシラン、(γ−グリシドキシプロピル)メチルジエトキシシラン、γ−グリシドプロピルジメチルエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルジイソプロピルエトキシシランおよび(γ−グリシドキシプロピル)ビス(トリメチルシロキシ)メチルシランの群から選ばれる、請求項13に記載の方法。
- 前記不飽和アルコキシシランが、トリス(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリス−イソブトキシシラン、ビニルトリス−t−ブトキシシラン、ビニルトリフェノキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリイソプロポキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルメチルジアセトキシシラン、ビニルビス(トリメチルシロキシ)シラン、ビニルジメトキシエトキシシラン、アルキルトリエトキシシラン、アルキルトリエトキシシランおよびアリルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、3−アクリロキシプロピルトリス(トリメチシロキシ)シラン、3−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルエチルビス(トリメチルシロキシ)シラン、3−アクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン、n−(3−アクリロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−3−アミノプロピル−トリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリス(ビニルジメチキシル−シロキシ)シラン、3−メタクリロキシプロピルトリス(トリメトルシロキシ)−シラン、3−メタクリロキシプロピルトリス(メトキシエトキシ)シラン、3−メタクリプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルペンタメチルジ−シロキサン、3−メタクリロキシプロピルメチル−ジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルジメチルメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン、3−メタクリル−プロペニルトリメトキシシランならびに3−メタクリロキシプロピルビス(トリメチル−シロキシ)メチルシランからなる群から選ばれる、請求項13に記載の方法。
- 前記組成物がラテックスである、請求項15に記載の方法。
- 前記エポキシアルコキシシランが、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルペンタメチルジシロキサン、γ−グリシドキシプロピルメチルジイソプロペノキシシラン、(γ−グリシドキシプロピル)メチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルジメチルエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルジイソプロピルエトキシシランおよび(γ−グリシドキシプロピル)ビス(トリメチルシロキシ)メチルシランの群から選ばれる、請求項1に記載の方法。
- 前記不飽和アルコキシシランが、トリス(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリスイソブトキシシラン、ビニルトリス−t−ブトキシシラン、ビニルトリフェノキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリイソプロポキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルメチルジアセトキシシラン、ビニルビス(トリメチルシロキシ)シラン、ビニルジメトキシエトキシシラン、アリルトリエトキシシラン、アルキルトリエトキシシランおよびアリルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、3−アクリロキシプロピルトリス(トリメチシロキシ)シラン、3−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルエチルビス(トリメチルシロキシ)シラン、3−アクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン、n−(3−アクリロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−3−アミノプロピル−トリエトキシシラン、3−メタクリロキシトリス(ビニルジメチルシロキシ)シラン、3−メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、3−メタクリロキシプロピルトリス(メトキシエトキシ)シラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルペンタメチルジシロキサン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルジメチルメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン、3−メタクリロキシプロペニルトリメトキシシランならびに3−メタクリロキシプロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシランからなる群から選ばれる、請求項1に記載の方法。
- 前記光学基体が、
−ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)系組成物;
−(メタ)アクリルモノマー系組成物;
−チオ(メタ)アクリルモノマー系組成物;
−ポリチオウレタン前駆体モノマー系組成物;または
−エポキシおよび/またはエピスルフィドモノマー系組成物
の重合に由来する基体である、請求項1に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US29442601P | 2001-05-29 | 2001-05-29 | |
PCT/EP2002/005795 WO2002096628A2 (en) | 2001-05-29 | 2002-05-27 | Method for forming on-site a coated optical article |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004526606A JP2004526606A (ja) | 2004-09-02 |
JP2004526606A5 JP2004526606A5 (ja) | 2007-03-01 |
JP4551620B2 true JP4551620B2 (ja) | 2010-09-29 |
Family
ID=23133372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002593127A Expired - Fee Related JP4551620B2 (ja) | 2001-05-29 | 2002-05-27 | 現場で被覆された光学物品を形成させる方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6890458B2 (ja) |
EP (1) | EP1395417B1 (ja) |
JP (1) | JP4551620B2 (ja) |
AT (1) | ATE334809T1 (ja) |
AU (1) | AU2002312945A1 (ja) |
DE (1) | DE60213593T2 (ja) |
WO (1) | WO2002096628A2 (ja) |
Families Citing this family (34)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7108958B2 (en) * | 2002-07-31 | 2006-09-19 | Brewer Science Inc. | Photosensitive bottom anti-reflective coatings |
EP1673801B1 (en) * | 2003-10-15 | 2014-04-09 | Brewer Science, Inc. | Developer-soluble materials and methods of using the same in via-first dual damascene applications |
US7695781B2 (en) | 2004-02-16 | 2010-04-13 | Fujifilm Corporation | Antireflective film, polarizing plate including the same, image display unit including the same and method for producing antireflective film |
JP4580774B2 (ja) * | 2004-02-16 | 2010-11-17 | 富士フイルム株式会社 | 反射防止フィルム、それを用いた偏光板、並びにそれらを用いた表示装置 |
US20070207406A1 (en) * | 2004-04-29 | 2007-09-06 | Guerrero Douglas J | Anti-reflective coatings using vinyl ether crosslinkers |
US20050255410A1 (en) * | 2004-04-29 | 2005-11-17 | Guerrero Douglas J | Anti-reflective coatings using vinyl ether crosslinkers |
US20070045777A1 (en) * | 2004-07-08 | 2007-03-01 | Jennifer Gillies | Micronized semiconductor nanocrystal complexes and methods of making and using same |
US7939131B2 (en) * | 2004-08-16 | 2011-05-10 | Molecular Imprints, Inc. | Method to provide a layer with uniform etch characteristics |
WO2006023297A1 (en) * | 2004-08-16 | 2006-03-02 | Molecular Imprints, Inc. | Method and composition to provide a layer with uniform etch characteristics |
US8899547B2 (en) * | 2004-11-18 | 2014-12-02 | Qspex Technologies, Inc. | Molds and method of using the same for optical lenses |
US20060103037A1 (en) * | 2004-11-18 | 2006-05-18 | Kai Su | Disposable molds and method of using the same |
US20060103041A1 (en) * | 2004-11-18 | 2006-05-18 | Kai Su | Molds and method of using the same for forming plus or minus lenses |
AU2006326863A1 (en) | 2005-12-21 | 2007-06-28 | Carl Zeiss Vision Australia Holdings Limited | Primer layer coating compositions |
US9185810B2 (en) * | 2006-06-06 | 2015-11-10 | Second Sight Medical Products, Inc. | Molded polymer comprising silicone and at least one metal trace and a process of manufacturing the same |
US7914974B2 (en) | 2006-08-18 | 2011-03-29 | Brewer Science Inc. | Anti-reflective imaging layer for multiple patterning process |
US8741158B2 (en) | 2010-10-08 | 2014-06-03 | Ut-Battelle, Llc | Superhydrophobic transparent glass (STG) thin film articles |
EP2245512B1 (en) | 2008-01-29 | 2019-09-11 | Brewer Science, Inc. | On-track process for patterning hardmask by multiple dark field exposures |
US8268907B2 (en) * | 2008-06-13 | 2012-09-18 | Essilor International (Compagnie Generale D'optique) | Photocurable acrylic coating compositions having good adhesion properties to a subsequent coating and corresponding coated substrates |
US9640396B2 (en) | 2009-01-07 | 2017-05-02 | Brewer Science Inc. | Spin-on spacer materials for double- and triple-patterning lithography |
US8222360B2 (en) | 2009-02-13 | 2012-07-17 | Visiogen, Inc. | Copolymers for intraocular lens systems |
EP2563826A2 (en) | 2010-04-29 | 2013-03-06 | Battelle Memorial Institute | High refractive index composition |
US11292919B2 (en) * | 2010-10-08 | 2022-04-05 | Ut-Battelle, Llc | Anti-fingerprint coatings |
US9042019B2 (en) | 2011-04-15 | 2015-05-26 | Qspex Technologies, Inc. | Anti-reflective lenses and methods for manufacturing the same |
US9335443B2 (en) | 2011-04-15 | 2016-05-10 | Qspex Technologies, Inc. | Anti-reflective lenses and methods for manufacturing the same |
WO2012170008A1 (en) * | 2011-06-06 | 2012-12-13 | Abb Research Ltd. | Method of producing shaped articles from a uv-curable silicone rubber composition |
GB201112447D0 (en) * | 2011-07-20 | 2011-08-31 | Surface Innovations Ltd | Method |
US9199420B2 (en) * | 2012-01-17 | 2015-12-01 | Mitsui Chemicals, Inc. | Flexible film with surface relief and use thereof in electro-active optical systems |
ES2784553T3 (es) * | 2012-10-10 | 2020-09-28 | Qspex Tech Inc | Lentes antirreflectantes y métodos para fabricarlas |
US20150239773A1 (en) | 2014-02-21 | 2015-08-27 | Ut-Battelle, Llc | Transparent omniphobic thin film articles |
ES2773488T3 (es) | 2016-10-21 | 2020-07-13 | Zeiss Carl Vision Int Gmbh | Procedimiento de impresión 3D para la producción de un cristal de gafas |
EP3441798A1 (en) * | 2017-08-09 | 2019-02-13 | Essilor International | Optical article comprising a substrate with embedded particles for light transmission enhancement |
KR102502637B1 (ko) * | 2018-05-14 | 2023-02-22 | 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 | 에피설파이드계 광학재료용 모노머의 몰드 자동 주입방법 |
CN111744743A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-10-09 | 厦门谨德光电科技有限公司 | 一种uv固化加硬眼镜片的制备方法及其制备装置 |
DE102022121363A1 (de) | 2022-08-24 | 2024-02-29 | HELLA GmbH & Co. KGaA | Beschichtungsstruktur zur Beschichtung eines Reflektors für den Einsatz in einem Scheinwerfer eines Kraftfahrzeugs |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5226237A (en) * | 1975-08-25 | 1977-02-26 | Ulvac Corp | Process for treating the surface of a lens made of synthesized plastics |
JPS53111336A (en) | 1977-03-11 | 1978-09-28 | Toray Ind Inc | Coating composition |
CA1199762A (en) | 1982-09-07 | 1986-01-28 | Timothy C. Sandvig | Method for coating ophthalmic devices |
JPS5978301A (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-07 | Seiko Epson Corp | 合成樹脂製レンズ |
JPH0642002B2 (ja) | 1983-07-29 | 1994-06-01 | セイコーエプソン株式会社 | プラスチックレンズ |
JPH0762722B2 (ja) | 1986-09-30 | 1995-07-05 | ホ−ヤ株式会社 | プラスチックレンズ |
JPH0679084B2 (ja) | 1986-12-04 | 1994-10-05 | ホーヤ株式会社 | プラスチックレンズ |
US5096626A (en) * | 1988-06-10 | 1992-03-17 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Process of molding a coated plastic lens |
JP3196780B2 (ja) | 1989-06-20 | 2001-08-06 | 日本板硝子株式会社 | プラスチックレンズの製造法 |
US5267340A (en) | 1989-08-08 | 1993-11-30 | E-Tek Dynamics, Inc. | Fiber optic coupler and method of making same |
US5160668A (en) | 1989-12-05 | 1992-11-03 | Optical Coating Laboratory, Inc. | Method for forming optical elements having an optical coating by replication of a mold |
US5385955A (en) | 1992-11-05 | 1995-01-31 | Essilor Of America, Inc. | Organosilane coating composition for ophthalmic lens |
US5316791A (en) | 1993-01-21 | 1994-05-31 | Sdc Coatings Inc. | Process for improving impact resistance of coated plastic substrates |
FR2727895A1 (fr) | 1994-12-12 | 1996-06-14 | Essilor Int | Procede pour la realisation d'une lentille optique en matiere synthetique polymerisable et appareillage correspondant |
FR2727894A1 (fr) | 1994-12-12 | 1996-06-14 | Essilor Int | Procede pour le remplissage d'un moule destine a l'obtention d'une lentille optique |
US5733483A (en) * | 1995-01-13 | 1998-03-31 | Soane Technologies, Inc. | Method for formation of on-site coated and tinted optical elements |
AUPQ326399A0 (en) | 1999-09-21 | 1999-10-28 | Sola International Holdings Ltd | Method of coating an optical element |
US6572794B1 (en) * | 2000-07-24 | 2003-06-03 | Essilor International Compagnie Generale D'optique | Method of manufacturing a photochromic molded article |
-
2002
- 2002-05-27 DE DE60213593T patent/DE60213593T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-05-27 AU AU2002312945A patent/AU2002312945A1/en not_active Abandoned
- 2002-05-27 WO PCT/EP2002/005795 patent/WO2002096628A2/en active IP Right Grant
- 2002-05-27 JP JP2002593127A patent/JP4551620B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2002-05-27 AT AT02738113T patent/ATE334809T1/de not_active IP Right Cessation
- 2002-05-27 EP EP02738113A patent/EP1395417B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-05-29 US US10/157,292 patent/US6890458B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ATE334809T1 (de) | 2006-08-15 |
EP1395417A2 (en) | 2004-03-10 |
US20030122269A1 (en) | 2003-07-03 |
WO2002096628A3 (en) | 2003-02-27 |
EP1395417B1 (en) | 2006-08-02 |
AU2002312945A1 (en) | 2002-12-09 |
JP2004526606A (ja) | 2004-09-02 |
DE60213593T2 (de) | 2007-08-02 |
US6890458B2 (en) | 2005-05-10 |
WO2002096628A2 (en) | 2002-12-05 |
DE60213593D1 (de) | 2006-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4551620B2 (ja) | 現場で被覆された光学物品を形成させる方法 | |
JP4286241B2 (ja) | 成形型およびその製造方法 | |
US6986857B2 (en) | Method for preparing a mold part useful for transferring a coating onto an optical substrate | |
AU2002314113A1 (en) | Method for transferring from a mold a hydrophobic top coat onto an optical substrate | |
CN103597377B (zh) | 用于获得具有超级耐磨损特性的光学物品的方法,以及根据这样的方法制备的涂覆物品 | |
JP5014392B2 (ja) | 四分の一波長板を有する光学製品およびその製造方法 | |
JP5399390B2 (ja) | レンズ基材上に被覆済みまたは未被覆の膜を設ける方法 | |
CN1214906C (zh) | 涂敷的光学元件的形成方法 | |
JP2004526606A5 (ja) | ||
CN104903010A (zh) | 使用真空空气等离子体处理用顶涂层涂覆光学物品的方法 | |
JP3834034B2 (ja) | エポキシ/アクリレートをベースにしたプライマーコーティング組成物および光学分野におけるその使用法 | |
CN107111004A (zh) | 用于获得改善的耐磨性的可uv固化的涂层组合物 | |
US20090071591A1 (en) | Process for Applying a Coating Film onto a Surface of a Lens Substrate | |
EP1588829B1 (en) | Method for preparing a mold part useful for transfering a coating onto an optical substrate | |
AU2005203622B2 (en) | Method for transferring from a mold a hydrophobic top coat on an optical substrate | |
JP2010015006A (ja) | 光学物品の製造方法及び光学物品 | |
JP2007248998A (ja) | 光学製品の製造方法および光学製品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040702 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061002 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061010 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061227 |
|
A524 | Written submission of copy of amendment under article 19 pct |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524 Effective date: 20061227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070320 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070712 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070831 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20071019 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20090128 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20090202 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100524 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100712 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4551620 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |