以下本発明に係る投票ゲームの原理図を競馬に適用したシステムの場合について図1により説明する。
図中、1はセンタ装置、2はホストコンピュータ、3は投票券発売機インターフェース制御装置(以下インターフェース制御装置という)、4は端末機である。
センタ装置1にはホストコンピュータ2とインターフェース制御装置3が設けられ、また端末機4には投票券発売機、自動発売機、自動発払機等が含まれる。
センタ装置1に設けられたホストコンピュータ2は,インターフェース制御装置3を経由して端末機4が通信回線を介して接続されている。そしてホストコンピュータ2には,客の購入した投票情報にもとづき増額券を抽選する増額券抽選手段21,前記増額券の増額金額を決定する増額金額決定手段22,前記増額券が的中券と一緒に使用されたときに増額金額を決定する処理を行って払戻金とともに払戻処理を行う払戻処理手段23が設けられている。これら増額券抽選手段21,増額金額決定手段22,払戻処理手段23はプログラムで構成され,ホストコンピュータ2を前記各手段として動作させるものである。
図1(A)の動作を図1(B)にもとづき投票券購入の場合について説明する。
S0.客が端末機4の投票券発売機(有人)あるいは自動発売機(無人)を利用して投票カードに必要事項を記入し現金とともに投票券を購入すると,その情報が通信回線を経由してインターフェース制御装置3を介してホストコンピュータ2に伝達される。ホストコンピュータ2は,増額券抽選手段21が例えば乱数により増額券的中処理つまり抽選処理を行う。
S1.次にホストコンピュータ2では,増額金額決定手段22が乱数により,前記S0で抽選の結果的中した客に対し増額券を発行制御する。このとき,増額券がバウチャ券のとき,この乱数により決定された増加金額例えば5000円券を発行処理する。増額券が抽選券の場合はその枚数を増額金額決定手段22が乱数により決定し,例えば1枚に発行制御する。増額券がN倍(Nは1より大きい数)の倍増券の場合は,増額金額決定手段22が乱数によりNの値を決め,N倍の倍増券を発行制御する。
図1(A)の動作を図1(C)に基づき、増額券にもとづく払戻処理動作について説明する。
S2.客は前記増額券を有効に使用するときは的中券と一緒に払戻請求を行うことが必要である。客が端末機4(自動発払機)に払戻請求を行われたとき,これがホストコンピュータ2に伝達され,払戻請求されたものが的中投票券(つまり的中券)かどうか払戻処理手段23がチェックする。的中券でなければ未払戻処理を行う。
S3.的中券であれば,増額券と一緒であるか否かをチェックされ,一緒でなければ的中券の払戻処理を行う。
S4.払戻処理手段23は,的中券と増額券と一緒であれば下記の如き増額処理を行う。増額券が定額プレゼントのバウチャ券であれば,このバウチャ券の金額と的中券の払戻金額の合計額を客に支払うよう端末機4に払戻通知を行う。抽選券であれば払戻処理手段23は抽選を行って,当選した金額を的中券にもとづく払戻金額との合計額を客に支払うよう端末機4に払戻通知する。N倍の倍増券であれば的中券の払戻金額の合計額をN倍した金額を客に支払うよう端末機4に払戻通知する(例えば,Nは1以上の小数点付の数)。このN倍金額が規定の値を越えたとき,そのN倍額を規定値(例えば50万円)に抑制することもできる。
A.本発明の実施の形態その1(増額券がバウチャ券の場合)
本発明において、増額券がバウチャ券の場合について、図2〜図7に基づき説明する。図2は本発明のシステム構成図、図3は客が購入した投票券とバウチャ券、図4はバウチャ券が当選した場合の上り電文、下り電文の説明図(その1)、図5はバウチャ券が当選した場合の上り電文、下り電文の説明図(その2)、図6は増額券がバウチャ券の場合の端末機側の動作説明図(その1)、図7は増額券がバウチャ券の場合の端末機側の動作説明図(その2)である。
図中,他図と同符号は同一部を示し,1はセンタ装置,2はホストコンピュータ,3は投票券発売機インターフェース制御装置,4は端末機(投票券発売機,自動発売機,自動発払機を含む),21はバウチャ券抽選手段,22はバウチャ金額決定手段,23はバウチャ券処理機能付払戻手段,41は投票券申し込みマークカード読み取りユニット,42は投票券印刷・発券ユニット,43は紙幣読み取り・つり銭放出ユニット,44は硬貨識別・つり銭放出ユニット,45は投票券・バウチャ券読み取りユニット,46は客用表示器,47は客用タッチパネル,48は制御部,49は装置制御アプリソフト,50はホストインターフェース制御手段,51はオペレータ表示手段,52はオペレータタッチパネルである。センタ装置1は客が購入する投票券に対する発券払戻処理を行うものであり,購入した投票券を管理して的中券に対する配当金を計算したり,客が投票券を購入したときバウチャ券を抽選したりバウチャ券の金額を決定したり,客がバウチャ券を用いて払戻要求を行ったときその払戻処理等の処理を行うものであり,ホストコンピュータ2,インターフェース制御装置3等が設けられる。
ホストコンピュータ2は、センタ装置1における前記各制御処理を行うものであり、バウチャ券抽選手段21、バウチャ金額決定手段22、バウチャ券処理機能付き払戻手段23等が具備されている。なおこれら各手段はプログラムであり、ホストコンピュータ2を各プログラムにもとづき各機能に応じて制御するものである。
インターフェース制御装置3はホストコンピュータ2に接続された複数の端末機4から入力されたデータをホストコンピュータ2に送出したり、ホストコンピュータ2から出力されたデータを複数の端末機4に対してそれぞれ分けて送出するデータの入出力制御を行うものである。
端末機4は、投票券発売機、自動発売機、自動発払機を含み、客が投票券申し込み用マークカード(以下投票カード)に記入した投票券申し込み内容を判別してこれをセンタ装置1のホストコンピュータ2に送出したり、ホストコンピュータ2の応答にもとづき購入投票券を発行したり、バウチャ券を発行したり、的中券による払戻要求が行われたときこれをホストコンピュータに通知してその応答にもとづき払戻処理を行ったり、またこの的中券とともにバウチャ券が客からセットで払戻要求されたときこれをホストコンピュータ2に通知してバウチャ券にもとづく払戻処理を行うものである。
このため、端末機4は投票券申し込みマークカード読み取りユニット41、投票券印・発券ユニット42、紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43、硬貨識別・つり銭放出ユット44、投票券・バウチャ券読み取ユニット45、客用表示器46、客用タッチパネル、制御部48、装置制御アプリソフト49、ホストインターフェース制御手段50、オペータ表示手段51、オペレータタッチパネル52等を有する。
バウチャ券抽選手段21は客が投票券を購入したとき,これに応じてバウチャ券を例えば乱数により抽選するもので,一定の当選率で的中させるものであり,またバウチャ券の有効期限を,例えば3ヶ月とか,6ヶ月に設定する。
バウチャ金額決定手段22は、バウチャ券抽選手段21によりバウチャ券の抽選が行われ的中したとき、この的中に対するバウチャ金額を決定するものであり、例えば乱数により決定する。図3(D)は当選したバウチャ券の金額が5000円の場合を示している。
バウチャ券処理機能付き払戻手段23は、端末機4において客が競馬に対する的中券を提出したときの払戻処理を行うものであり、的中券単独か、的中券とバウチャ券が一緒に提出されたものか等に応じて的中券単独の場合は的中券に対する払戻処理を行い、的中券とバウチャ券が同時に提出された場合は的中券の金額とバウチャ券の金額を加算処理した払戻処理を行い、バウチャ券のみの場合はバウチャ券に対する払戻処理を行わないように処理する。
なお、前記バウチャ券抽選手段21、バウチャ金額決定手段22、バウチャ券処理機能付き払戻手段23はプログラムであり、ホストコンピュータ2をこのプログラムにもとづき、前記の如く動作させるものである。
投票券申し込みマークカード読み取りユニット41は、前記図22に示す如き、客が投票カードに記入したマークを読み取り、これを制御回路48に送出するものであって、光学的マークリーダで構成されている。
投票券印刷・発券ユニット42は、客が前記図22に示す如き投票カードに記入した投票券購入事項にもとづき、センタ装置1のホストコンピュータ2が購入投票券の発券許可により購入投票券を印刷するとともに、客がこの投票券購入にもとづきホストコンピュータ2で抽選が行われてバウチャ券が当選したときホストコンピュータ2の指示にもとづき図3(D)に示す如き、金額と有効期間の記入された当選したバウチャ券を印刷するものである。なお投票券、当選したバウチャ券には2次元バーコードBCでも必要な情報が正方形領域に印刷されている。
紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43は,客が挿入した紙幣を読み取りその金額や真偽を認識したり,ホストコンピュータ2の指示にもとづき客に払戻金を支払ったり,投票券の購入金額よりも客から挿入された金額が多い場合つり銭を放出するものであり,運用の最初につり銭用として補充され保持した紙幣のみでなく,客が投票券の購入に際し挿入した紙幣も還流してこの的中投票券・バウチャ券の払戻処理に使用するものである。
硬貨識別・つり銭放出ユニット44は、客が使用した硬貨を読み取りその金額や真偽を認識したり、ホストコンピュータの指示により払戻金を支払ったりつり銭を支払うものであり、運用の最初に保持した硬貨のみでなく、客が投票券購入に際して使用した硬貨も還流して使用するものである。
投票券・バウチャ券読み取ユニット45は、客が端末機4に挿入した投票券・バウチャ券の2次元バーコードBCを読み取り、これを制御部48に伝達するものである。
客用表示器46は、客に対する案内表示を行うものであり、投票券の購入に際しては先ずお金の投入を求め次に投票カードの挿入を求める等の案内表示を行うものであり、例えば液晶表示パネルで構成される。
客用タッチパネル47は、客が投票券の購入や的中券・バウチャ券等の払戻を求めるときに操作するものであり、例えば静電式タッチパネルや光電式タッチパネル或いはキーボード等により構成される。
制御部48は、端末機4に対して客が投票券購入や的中券に対する払戻処理を行ったとき、端末機4におけるこれら投票券の購入処理や払戻処理の制御を行うものであり、プロセッサにより構成される。
装置制御アプリソフト49は、端末機4において客が投票券購入や的中券に対する払戻処理を行ったとき、制御部48がこれに対する制御を行うためのプログラムが格納されるものであり、メモリで構成される。
ホストインターフェース制御手段50は端末機4とホストコンピュータ2間のデータを送受信処理を行うものであって、後述するように、図4、図5に示す如き電文が送受信されるものである。
オペレータ表示器51は、オペレータに対する各種の情報を表示するものであり、例えば客に対する払戻準備金残量の不足状態等を表示するものである。
オペレータタッチパネル52は、オペレータが端末機4を操作するための処理を行うものである。
次に客が通常投票でバウチャ券が当選した場合、ながし投票でバウチャ券が当選した場合、ボックス投票でバウチャ券が当選した場合、バウチャ券が端末機で使用された場合の、端末機4とホストコンピュータ2間の電文について説明する。
(1)通常投票の場合
通常投票の場合、端末機4からホストコンピュータ2に送出される上り電文は図4(A)の如く構成される。上り電文では、STX、上り電文ADのID(識別コード)、投票、場、年、回、日、レース番号、投票形式、式別1、組番号上1、組番号下1、金額1、組番号上2、組番号下2、金額2、組番号上3、組番号下3、金額3、組番号上4、組番号下4、金額4、ETX、BCCが記入される。
またこれに対しホストコンピュータ2から端末機4に送出される下り電文は、図4(A)に示す如く、STX、下り電文RDのID、投票、投票券暗証番号、投票券連番号、発券許可フラグ、1行目応答フラグ、2行目応答フラグ、3行目応答フラグ、4行目応答フラグ、合計金額、的中フラグ、的中金額1〜的中金額7、有効期間y、y、有効期間m、m、有効期間d、d、ETX、BCCが記入される。
下り電文において的中フラグはバウチャ券が的中したか否かを示すもので0のとき不的中を示し、1のときバウチャ券が的中していることを示す。的中金額1〜7は的中したバウチャ券の金額を示すもので、不的中のときは「0000000」が記入され、的中時のときはその金額が「1,234,567円」として的中金額1が最上位、的中金額7が最下位を示し、例えば1000円の場合は「0,001,000円」が記入される。またこのバウチャ券の有効期限が有効期間y、y、m、m、d、dで示される。有効期間はy、yで年を、次のm、mで月を、そしてd、dで日を示し、全体で年、月、日を示す。
(2)ながし投票の場合
ながし投票の場合、端末機4からホストコンピュータ2に送出される上り電文は、図4(B)の如き構成される。上り電文ではSTX、上り電文ADのID、投票、場、年、回、日、レース番号、投票形式、式別1、軸番号1、軸番号2、金額、相手番号1〜相手番号10、ETX、BCCが記入される。
これに対しホストコンピュータ2から端末機4に送出される下り電文は、図4(B)に示す如く、STX、下り電文RDのID、投票、投票券暗証番号、投票券連番号、発券許可フラグ、軸1応答フラグ、軸2応答フラグ、相手1応答フラグ、相手2応答フラグ、相手3応答フラグ、合計金額、的中フラグ、的中金額1〜的中金額7、有効期間y、y、有効期間m、m、有効期間d、d、ETX、BCCが記入される。
下り電文において的中フラグ、的中金額1〜的中金額7、有効期間y、y〜有効期間d、dは前記図4(A)で説明した通常投票の場合と同様である。
(3)ボックス投票の場合
ボックス投票の場合、端末機4からホストコンピュータに送出される上り電文は、図5(A)の如く構成される。上り電文ではSTX、上り電文ADのID、投票、場、年、回、日、レース番号、投票形式、式別1、組番号1、組番号2、組番号3、組番号4、組番号5、組番号6、組番号7、合計金額、ETX、BCCが記入される。
これに対しホストコンピュータ2から端末機4に送出される下り電文は、図5(A)に示す如く、STX、下り電文RDのID、投票、投票券暗証番号、投票券連番号、発券許可フラグ、組番号1応答フラグ、組番号2応答フラグ、組番号3応答フラグ、組番号4応答フラグ、組番号5応答フラグ、合計金額、的中フラグ、的中金額1〜的中金額7、有効期間y、y、有効期間m、m、有効期間d、d、ETX、BCCが記入される。
下り電文において、的中フラグ、的中金額1〜的中金額7、有効期間y、y〜有効期間d、dは前記説明と同様である。
(4)バウチャ券が端末機で使用された場合
バウチャ券が端末機で使用された場合、端末機4では投票券・バウチャ券読み取ユニット45がこれを読み取り、制御回路部150が図5(B)に示す如き上り電文を作成する。この場合の上り電文は、STX、上り電文ADのID、バウチャ、的中金額1〜的中金額7、有効期間y、y、有効期間m、m、有効期間d、d、ETX、BCCが記入される。なおバウチャは、この電文がバウチャ券に関するものであるという種別を示すものである。
これに対しホストコンピュータから端末機4に対して、図5(B)に示す如き下り電文が送出される。下り電文には、STX、下り電文RDのID、バウチャ、集計フラグ、的中金額1〜的中金額7、ETX、BCCが記入される。
下り電文において集計フラグは、「1」はホストコンピュータ2でバウチャ券の金額を集計したことを示し、「2」は有効期間切れのためバウチャー券使用不可であることを示し、「3」はバウチャ券取扱い外であることを示す。
次に図2に示す端末機4が、増額券としてバウチャ券を発券する場合について、図6により端末機側の動作を説明する。
S1.端末機4に電源を投入する。端末機4はホストコンピュータより場、年、回、日、出走表など発売データのオンライン取得を行う。またホストコンピュータより発売開始指示を受信する。これにより端末機4は発売開始表示を客用表示機46に行う。
S2.端末機4は、客が現金を投入されたか否かを待つ。
S3.現金が投入されたことを紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43、硬貨識別・つり銭放出ユニット44等で認識すると、端末機4は投票券申し込みカードがあるか否かを投票券申し込みマークカード読み取りユニット41で認識する。
S4.投票券申し込みマークカード読み取りユニット41がこの存在を認識すると、この投票申し込みカードの内容を読み取る。そして前記S1でオンライン取得した発売データと投票申し込みカードの内容を制御部48が比較する。
S5.投票申し込みカードの内容が発売データの範囲外であれば、制御部48はこれを客用表示器46に表示して、客はこれにもとづき客用タッチパネル47より入力済みデータを修正する。
S6.発売データの範囲外でなければ、制御部48は、前記図4(A)に示す如き、投票アテンションデータ(上り電文)を作成する。また前記S5において客が入力データを修正し、発売データの範囲内になった場合も、同様に投票アテンションデータを作成する。
S7.そしてこのように作成された投票アテンションデータをホストインターフェース制御手段50を経由して投票券発売機インターフェース制御装置3に送信され、ホストコンピュータ2に受信される。
S8.ホストコンピュータ2では、バウチャ券抽選手段21が例えば乱数にもとづきバウチャ券の抽選を行う。的中すればバウチャ金額決定手段22が、例えば乱数にもとづきバウチャ金額を決定する。それからホストコンピュータ2では、図4(A)に示す如き投票レスポンスデータ(下り電文)を作成し、投票券発売機インターフェース制御装置3を経由して端末機4にこれを送信する。端末機4ではこの投票レスポンスデータを受信する。
S9.端末機4では、この下り電文を制御部48が解読する。そして発券可応答でなければ制御部48は客用表示器46でこの発券不可能表示とエラー箇所を表示する。そして前記S5に戻り、タッチパネル47より入力済みデータの修正を求める。発券可応答であれば制御部48は投票印刷データを作成する。そして投票券印刷・発券ユニット42にこの投票券印刷データを渡す。これにより投票券印刷・発券ユニット42により投票券を印刷し、発券処理を行う。
S10.この下り電文においてバウチャ券の的中応答があればつまり的中フラグが「1」であれば、制御部48は以下の応答処理を行う。バウチャ券の的中応答がなければ後述するS12に移る。
S11.すなわち、制御部48は、的中金額と、有効期間等を解読し、図3(D)に示す如き、的中バウチャ券の印刷用データを作成する。そしてこれを投票券印刷・発券ユニット42に渡す。これにより投票券印刷・発券ユニット42はバウチャ券を印刷し、発券処理を行う。
S12.前記S10またはS11による接客処理が終了しなければ、前記S3を繰り返す。接客処理が終了であれば次のS13に移行する。
S13.接客処理が終了すれば、制御部48は投票合計金額を計算する。そして客からの入金額と比較し精算処理を行い、つり銭が必要な場合は、紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43、硬貨識別・つり銭放出ユニット44よりつり銭を放出する。
S14.発売処理が終了すれば端末機4は停止する。発売処理が継続していれば、前記S2に戻り、継続する。
S15.前記S2において投入されたものが現金でなければ、S16に移行する。
S16.前記S15において、投入されたものが現金でなければ、制御部48は投票券・バウチャ券読み取りユニット45からの読み取りデータを解読して投票券を読み込んだか否かを判断する。
S17.投票券を読み込んでいれば、投票券データをホストコンピュータ2に送信する。そしてホストコンピュータからの投票券の判定データを受信する。
S18.的中券であると判定すれば、制御部48は払戻金に的中金額を加算し、的中フラグをオンにする。そして投票券の払戻済み処理(穴開け廃券処理)を行う。
S19.前記S18において的中券でなければ、投票券返却処理を行う。
S20.払戻投票券の処理が終わり、精算キーが押されたら、制御部48は払戻金計数指示と、払戻金放出指示を出す。そして紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43、硬貨識別・つり銭放出ユニット44より払戻金が放出され、客がこれを受取れば前記S2に戻る。また払戻投票券が残っており、あるいは精算キーが押されていなければ前記S16に戻る。
S21.前記S16において読み込んだものが投票券でなければバウチャ券を読み込んだか否かを識別する。
S22.バウチャ券であれば的中フラグがオンか否かを識別する。的中フラグがオンであれば、バウチャ券データをホストコンピュータ2に送信する。ホストコンピュータ2からバウチャ券の判定データを受信する。
S23.そして集計済みか否か判断し、集計済みであれば払戻金にバウチャ券の金額を加算する。そして前記S20にもどる。
S24.前記S21において、バウチャ券の読み込みでなければ、S2に戻る。
S25.前記S22において、的中フラグがオンでなければ、制御部48は、エラー表示を客用表示器46に指示し、例えば「この券は的中券と一緒でないとご利用できません。」と表示する。そしてバウチャ券を客に返却する。そして前記S2に戻る。
S26.また前記S23において集計済みでなければ、制御部48は、客用表示器46に対し、有効期限切れ、またはバウチャ券取扱い外等のエラー表示を行う。
B.本発明の実施の形態その2(増額券が抽選券の場合)
本発明において、増額券が抽選券の場合について、図8〜図12にもとづき説明する。図8は本発明の実施の形態その2のシステム構成図、図9は客が購入した投票券と的中券用バウチャ(抽選券)、図10は抽選券が的中した場合の上り電文、下り電文の説明図、図11は増額券が抽選券の場合の端末機側の動作説明図(その1)、図12は増額券が抽選券の場合の端末機側の動作説明図(その2)である。
図中他図と同符号は同一部分を示し、23は抽選券進呈抽選機能・有効期間決定手段、24は進呈抽選券の抽選手段、25は抽選券処理機能付き払戻手段、54は投票券・抽選券読み取りユニットである。
センタ装置1は、客が購入する投票券に対する発券払戻処理を行うものであり、的中券に対する配当金を計算したり、客が投票券を購入したとき増額券としての抽選券を抽選したり、客から的中券に対して払戻要求が行われたとき抽選券が使用されていればその抽選券に対する払戻金の増額処理を行うものであり、ホストコンピュータ2、投票券発売機インターフェース制御装置3等が設けられている。
ホストコンピュータ2はセンタ装置1における前記各制御・処理を行うものであり、抽選券進呈抽選機能・有効期間決定手段23、進呈抽選券の抽選手段24、バウチャ金額決定手段22、抽選券処理機能付払戻手段25等が具備されている。
端末機4は、投票券発売機、自動発売機・自動発払機を含み、客が投票カードに記入した投票券申し込み内容を判別してこれをセンタ装置1のホストコンピュータ2に送出したり、ホストコンピュータ2の応答にもとづき購入投票券を発行したり、抽選券を発行したり、的中券による払戻要求が行われたときこれをホストコンピュータに通知してその応答にもとづき払戻処理を行ったり、またこの的中券とともに抽選券がセットされて払戻要求が行われた場合、これにもとづく抽選を行って払戻金を増額する等の払戻処理を行うものである。
このため端末機4は、投票券申し込みマークカード読み取りユニット41、投票券印刷・発券ユニット53、紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43、硬貨識別・つり銭放出ユニット44、投票券・抽選券・抽選券読み取りユニット54、客用表示器46、客用タッチパネル47、制御部48、装置制御アプリソフト49、ホストインターフェース制御50、オペレータ表示手段51、オペレータタッチパネル52等が具備される。
抽選券進呈抽選機能有効期間決定手段23は、客が投票券を購入したとき、これに応じて図9(D)に示す如き、抽選券を進呈するための抽選を例えば乱数にもとづき行うとともに、その抽選券の有効期間を決定するものであり、有効期間は例えば 6ヶ月に定める。
進呈抽選券の抽選手段24は、客が的中券とともにこの進呈された抽選券を投入したとき進呈抽選券にもとづく抽選を例えば乱数に基づき抽選を行うものである。その抽選結果にもとづく金額は、後述する如くバウチャ金額決定手段22により決定される。
抽選券処理機能付き払戻手段25は、進呈された抽選券について前記の如く金額が決定されたとき、その支払処理及び的中券に対する払戻処理を行うものである。
なお、前記抽選券進呈抽選機能有効期間決定手段23、抽選券処理機能付き払戻手段25はホストコンピュータ2のプログラムの一部である。またバウチャ金額決定手段22は、第2の抽選で当選した場合、プレゼントする金額を決定する機能であり、1000円等の定額、1000円、2000円、3000円等テーブルよりランダムに選択する、購入金額相当の金額より選択できる。
投票券印刷・発券ユニット53は、客が投票カードに記入した投票券購入事項にもとづき、ホストコンピュータ2からの発券許可により購入すべき投票券を印刷発行するとともに、ホストコンピュータ2の指示にもとづき、図9(D)に示す如き、有効期間の記入された抽選券を発行するものである。図9(A)〜(D)に示す投票券、抽選券の2次元バーコードBCには、文字,数字で表示された投票券、抽選券としての必要な情報が記入されている。
端末機4に設けられた投票券・抽選券読み取りユニット54は、図9(A)〜(C)に示す如く、投票券に記入された2次元バーコードBC、あるいは図9(D)に示す如く、進呈された抽選券に記入された2次元バーコードBCを読み取るものである。
次に図10により、投票カードで投票券を購入し、抽選券が当った場合の電文について説明する。
(1)通常投票の場合、
通常投票の場合、端末機4からホストコンピュータ2に送出される上り電文は図10(A)の如く構成される。上り電文では、STX、上り電文ADのID、投票、場、年、回、日、レース番号、投票形式、式別1、組番号上1、組番号下1、金額1、組番号上2、組番号下2、金額2、組番号上3、組番号下3、金額3、組番号上4、組番号下4、金額4、ETX、BCCが記入される。
これに対しホストコンピュータ2から端末機4に送出される下り電文は、図10(A)に示す如く、STX、下り電文RDのID、投票、投票券暗証番号、投票券連番号、発券許可フラグ、1行目応答フラグ、2行目応答フラグ、3行目応答フラグ、4行目応答フラグ、合計金額、的中フラグ、有効期間y、y、有効期間m、m、有効期間d、d、ETX、BCCが記入される。
下り電文において、的中フラグが0のとき不的中を示し、2のとき抽選券的中を示す。有効期間は不的中時は000000であり、的中時はyymmdd(年月日)が記入される。
(2)抽選券が端末機で使用された場合
抽選券が端末機4で使用された場合、端末機4では、投票券・抽選券読み取りユニット54がこれを読み取り、制御部48が図10(B)に示す如き上り電文を作成する。この場合の上り電文は、STX、上り電文ADのID、抽選、有効期間y、y、有効期間m、m、有効期間d、d、ETX、BCCが記入される。
これに対して、ホストコンピュータ2から端末機4に対し図10(B)に示す如き下り電文が送出される。下り電文には、STX、下り電文RDのID、抽選、判定フラグ、的中金額1〜的中金額7、ETX、BCCが記入される。
下り電文において判定フラグが「1」は抽選の結果的中した、ホストコンピュータ2で的中金額を集計したことを示し、「2」は有効期間切れのため抽選券の使用が不可であることを示し、「3」は抽選券の取扱い外であることを示す。
的中金額は的中金額1〜7の桁で示され、例えば1000円の場合は0,001,000円で記入される。
次に図8に示す端末機4が増額券として抽選券を発券する場合について図11、図12により、端末機側の動作を説明する。
S1.端末機4に電源を投入する。端末機4はホストコンピュータ2より場、年、回、日、出走表など、発売データのオンライン取得を行う。またホストコンピュータ2より発売開始指示を受信する。これにより端末機4は発売開始表示を客用表示器46に行う。
S2.端末機4は、客に現金を投入されたか否かを待つ。
S3、現金が投入されたことを紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43、硬貨識別・つり銭放出ユニット44等で認識すると、端末機4は投票券申し込みカードがあるか否かを投票券申し込みマークカード読み取りユニット41で認識する。
S4.投票券申し込みマークカード読み取りユニット41がこの存在を認識すると、この投票券申し込みカードの内容を読み取る。そして前記S1でオンラインで取得した発売データと投票申し込みカードの内容を制御部48が比較する。
S5.投票申し込みカードの内容が発売データの範囲外であれば、制御部48はこれを客用表示器46に表示して、客はこれにもとづき客用タッチパネル47より入力済みデータを修正する。
S6.発売データの範囲外でなければ、制御部48は、前記図10(A)に示す如き、投票アテンションデータ(上り電文)を作成する。また前記S5において客が入力データを修正し、発売データの範囲内になった場合も、同様に投票アテンションデータを作成する。
S7.そしてこのように作成された投票アテンションデータをホストインターフェース制御手段50を経由して投票券発売機インターフェース制御装置3に送信し、ホストコンピュータ2に受信される。
S8.ホストコンピュータ2では、抽選券進呈抽選機能・有効期間決定手段23が、例えば乱数にもとづき抽選券進呈の抽選を行う。的中すればホストコンピュータ2が図10(A)に示す如き、下り電文を作成する。このとき的中フラグは「2」が記入される。これが端末機4に受信される。
S9.制御部48では、この下り電文を解読し、発券可応答でなければ客用表示器46でこの発券不可能表示とエラー箇所を表示する。そして前記S5に戻りタッチパネル47より入力済みデータの修正を求める。発券可応答であれば、制御部48は投票印刷データを作成する。そして投票券印刷・発券ユニット53にこの投票券印刷データを渡す。これにより投票券印刷・発券ユニット53により投票券を印刷し、発券処理を行う。
S10.この下り電文において、抽選券の的中応答があれば、つまり的中フラグが「2」であれば、制御部48は以下の応答を行う。抽選券の的中応答がなければ後述するS12に移る。
S11.すなわち制御部48は、的中フラグと有効期間等を解読し、図9(D)に示す如き、的中券用バウチャ券の印刷用データを作成する。そしてこれを投票券印刷・発券ユニット53に渡す。これにより投票券印刷・発券ユニット53は、図9(D)に示す如き、2次元バーコードBCに必要事項の記入された抽選券を印刷し、発券処理を行う。
S12.前記S10またはS11による接客処理が終了しなければ、前記S2を繰り返す。接客処理が終了であれば次のS13に移行する。
S13.接客処理が終了すれば、制御部48は投票合計金額を計算する。そしてその客から入金額と比較し精算処理を行い、つり銭が必要な場合は、紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43、硬貨識別・つり銭放出ユニット44よりつり銭を放出する。
S14.発売処理が終了すれば端末機4は停止する。発売処理が終了しなければ前記S2に戻り、継続する。
S15.前記S2において、投入されたものが現金でなければ、S16に移行する。
S16.前記S15において、投入されたものが現金でなければ、制御部48は投票券・抽選券読み取りユニット54からの読み取りデータを解読して投票券を読み込んだか否かを判断する。
S17.投票券を読み込んでいれば、投票券データをホストコンピュータ2に送信する。そしてホストコンピュータ2からの投票券の判定データを受信する。
S18.的中券であると判定すれば、制御部48は払戻金に的中金額を加算し、的中フラグをオンにする。そして投票券の払戻済み処理(穴開け廃券処理)を行う。
S19.前記S18において的中券でなければ、投票券返却処理を行う。
S20.払戻投票券の処理が終わり、精算キーが押されたら、制御部48は払戻金計数指示と、払戻金放出指示を出す。そして紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43、硬貨識別・つり銭放出ユニット44より払戻金が放出され、客がこれを受取れば前記S2に戻る。また払戻投票券が残っており、あるいは精算キーが押されていなければ前記S16に戻る。
S21.前記S16において読み込んだものが投票券でなければ抽選券を読み込んだか否かを識別する。
S22.抽選券であれば的中フラグがオンか否かを識別する。的中フラグがオンであれば抽選券データをホストコンピュータに送信する。ホストコンピュータ2から抽選券の判定データを受信する。
S23.それから抽選券が有効期間内であってかつ的中しているか否かを判断し、有効期間内でかつ的中していれば払戻金に抽選結果の金額を加算する。そして当たり表示と的中金額表示を行い、前記S16に戻る。
S24.前記S21において抽選券を読み込んでいなければ前記S2に戻る。
S25.前記S22において的中フラグがオンでなければ、制御部48はエラー表示を客用表示器46に指示し、例えば「この券は的中券と一緒でないとご利用できません。」と表示する。そして抽選券を返却する。
S26.また前記S23において有効期間外であったり的中していなければ、制御部48は有効期限切れ表示を行ったり、バウチャ券取扱い外のエラー表示を行う。
C.本発明の実施の形態その3の第1の例(増額券が払戻倍額券の場合で払戻投票券データと払戻倍額券データを分けてホストコンピュータに送信する場合)
本発明において、増額券が払戻倍額券の場合について、図13〜図20にもとづき説明する。図13は本発明の実施の形態その3のシステム構成図、図14は客が購入した投票券と払戻倍額券、図15は倍額券が的中した場合の上り電文、下り電文の説明図、図16は払戻倍額券を使用した場合の上り電文、下り電文の説明図、図17は増額券が払戻倍額券の場合の端末側の動作説明図(第1例その1)、図18は増額券が払戻倍額券の場合の端末側の動作説明図(第1例その2)、図19は増額券が払戻倍額券の場合の上り電文、下り電文の説明図(その2)、図20は増額券が払戻倍額券の場合の端末側の動作説明図(第2例その1)、図21は増額券が払戻倍額券の場合の端末側の動作説明図(第2例、その2)である。
図中他図と同符号は同一部分を示し、26は払戻倍額券進呈抽選機能有効期間決定手段、27は限度金額決定手段、28は倍数決定手段、29は払戻倍額券処理機能付払戻手段、55は投票券印刷・発券ユニット、56は投票券・抽選券読み取りユニットである。
センタ装置1は、客が購入する投票券に対する発券払戻処理を行うものであり、的中券に対する配当金を計算したり、客が投票券を購入したとき増額券としての払戻倍額券を抽選により進呈したり、客から的中券に対して払戻要求が行われたとき払戻倍額券が使用されていればこの払戻倍額券に記入の倍率だけ払戻金の増額処理等を行うものであり、ホストコンピュータ2、投票券発売機インターフェース制御装置3等が設けられている。
ホストコンピュータ2はセンタ装置1における前記各制御・処理を行うものであり、払戻倍額券進呈抽選機能有効期間決定手段26、限度金額決定手段27、倍数決定手段28、払戻倍額券処理機能付払戻手段29等が具備されている。
端末機4は、投票券発売機、自動発売機、自動発払機を含み、客が投票カードに記入した投票券申し込み内容を判別してこれをセンタ装置1のホストコンピュータ2に送出したり、ホストコンピュータ2の応答にもとづき購入投票券を発行したり、払戻倍額券を発行したり、的中券による払戻要求が行われたとき、これをホストコンピュータ2に通知してその応答にもとづき払戻処理を行ったり、またこの的中券とともに払戻倍額券がセットされて払戻要求が行われた場合、的中券に対する払戻金を払戻倍額券に記入された数値だけ倍額する等の払戻処理を行うものである。
このため端末機4には、投票券申し込みマークカード読み取りユニット41、投票券印刷・発券ユニット55、紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43、硬貨識別・つり銭放出ユニット44、投票券・抽選券読み取りユニット56、客用表示器46、客用タッチパネル47、制御回路部48、装置制御アプリソフト49、ホストインターフェース制御50、オペレータ表示手段51、オペレータタッチパネル52等が具備される。
払戻倍額券進呈抽選機能有効期間決定手段26は、客が投票券を購入したとき、これに応じて図14(D)に示す如き、払戻倍額券を進呈するための抽選を、例えば乱数にもとづき行うとともにその払戻倍額券の有効期間を決定するものであって、有効期間は例えば3ヶ月あるいは6ヶ月に適宜定めるもので、ホストコンピュータのプログラムの一部である。
限度金額決定手段27は、的中券の払戻金額に払戻倍額券の数値を乗じた値が大きくなり過ぎると賭博性が高くなるなど好ましくない面も生じることがあるので払戻金に上限を定めるものであり、例えば上限を50万円と適宜定めるものである。
倍数決定手段28は、当選して払戻倍額券の倍額数値を適宜決めるものでありあらかじめ定められた複数の数値から例えば乱数で選択する。また1.1倍などの定率でもよく、1.1倍、1.2倍、1.5倍、2倍などのテーブルから当選後にランダムに選択してもよい。主催者の判断により損益を鑑みきめることができる。
払戻倍額券処理機能付払戻手段29は、進呈された払戻倍額券にもとづく払戻要求が行われたとき、的中、不的中、集計処理を行い、払戻金額を含む払戻応答電文を返す。また的中券と払戻倍額券がセットで払戻投入された場合には、的中券の配当金に対する倍率を乗じ、上限が設定されている場合この範囲内かチェックを行って、払戻倍額券処理とともに配当の払戻処理を行うものであり、ホストコンピュータのプログラムの一部である。
投票券印刷・発券ユニット55は、客が投票カードに記入した投票券購入事項にもとづき、ホストコンピュータ2からの発券許可により購入すべき投票券を印刷発行するとともに、ホストコンピュータ2の指示にもとづき、図14(D)に示す如き、有効期間、払戻倍率等の記入された払戻倍額券を発行するものである。なお図14(A)〜(D)に示す投票券、払戻倍額券の2次元バーコードBCには、文字、数字で表示された投票券、払戻倍額券としての必要な情報が記入されている。
端末機4に設けられた投票券・抽選券読み取りユニット56は、図14(A)〜(C)に示す如く、投票券に記入された2次元バーコードBC、あるいは図14(D)に示す如く、進呈された払戻倍額券に記入された2次元バーコードBCを読み取るものである。
次に図15、図16により、投票カードで投票券を購入し、払戻倍額券が当った場合の、端末ーホストコンピュータ間の電文について説明する。
例えば通常投票の場合、端末機4からホストコンピュータ2に送出される上り電文は、図15の如く構成される。上り電文では、STX、上り電文ADのID、投票、場、年、回、日、レース番号、投票形式、式別1、組番号上1、組番号下1、金額1、組番号上2、組番号下2、金額2、組番号上3、組番号下3、金額3、組番号上4、組番号下4、金額4、ETX、BCCが記入される。
これに対しホストコンピュータ2から端末機4に送出される下り電文は、図15に示す如く、STX、下り電文RDのID、投票、投票券暗証番号、投票券連番号、発券許可フラグ、1行目応答フラグ、2行目応答フラグ、3行目応答フラグ、4行目応答フラグ、合計金額、的中フラグ、有効期間y、y、有効期間m、m、有効期間d、d、倍数10の位、倍数1の位、倍数0.1の位、倍数0.01の位、限度金額1、限度金額2、限度金額3、限度金額4、限度金額5、限度金額6、限度金額7、ETX、BCCが記入される。
下り電文において、的中フラグが0のとき不的中を示し、3のとき払戻倍額券的中を示す。有効期間は不的中時のとき、「000000」で的中時はyymmddで示される。払戻倍額券の倍数は不的中時は00、00倍であり的中時は倍数10の位〜0.01の位までのxx、xx倍で示される。例えば的中金額の1.2倍の場合は、「01.20」で示される。限度金額は不的中時は「0000000」で、的中時の払戻金「x、xxx、xxx円」まで倍額払戻が可能であり、例えば50万円までの場合、「0.500.000円」で示される。
次に図13に示す端末機4が増額券として払戻倍額券(限度あり)を発券する場合について図15、図16、図17、図18により、端末機側の動作を説明する。
S1.端末機4に電源を投入する。端末機4はホストコンピュータ2より場、年、回、日、出走表など、発売データのオンライン取得を行う。またホストコンピュータ2より発売開始指示を受信する。これにより端末機4は発売開始表示を客用表示器46に行う。
S2.端末機4は、客に現金を投入されたか否かを待つ。
S3.現金が投入されたことを紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43、硬貨識別・つり銭放出ユニット44等で認識すると、端末機4は投票券申し込みカードがあるか否かを投票券申し込みマークカード読み取りユニット41で検知する。
S4.投票券申し込みマークカード読み取りユニット41がこの存在を認識すると、この投票券申し込みカードの内容を読み取る。そして前記S1でオンラインで取得した発売データと投票申し込みカードの内容を制御部48が比較する。
S5.投票申し込みカードの内容が発売データの範囲外であれば、制御部48はこれを客用表示器46に表示して、客はこれにもとづき客用タッチパネル47より入力済みデータを修正する。
S6.発売データの範囲外でなければ、制御部48は、前記図15に示す如き、投票アテンションデータ(上り電文)を作成する。また前記S5において客が入力データを修正し、発売データの範囲内になった場合も、同様に投票アテンションデータを作成する。
S7.そしてこのように作成された投票アテンションデータをホストインターフェース制御手段50を経由して投票券発売機インターフェース制御装置3に送信し、ホストコンピュータ2に受信される。
S8.ホストコンピュータ2では、払戻倍額券進呈抽選機能有効期間決定手段26が、例えば乱数にもとづき払戻倍額券進呈の抽選を行う。的中すればホストコンピュータ2が図15に示す如き、下り電文を作成する。このとき的中フラグは「3」が記入される。これが端末機4に受信される。
S9.制御部48では、この下り電文を解読する。そして発券可応答でなければ客用表示器46でこの発券不可能表示とエラー箇所を表示する。そして前記S5に戻りタッチパネル47より入力済みデータの修正を求める。発券可応答であれば制御部48は投票印刷データを作成する。そして投票券印刷・発券ユニット55にこの投票券印刷データを渡す。これにより投票券印刷・発券ユニット55により投票券を印刷し、発券処理を行う。
S10.この下り電文において、払戻倍額券の的中応答があれば、つまり的中フラグが「3」であれば制御部48は以下の応答を行う。払戻倍額券の的中応答がなければ後述するS12に移る。
S11.すなわち制御部48は、的中フラグと有効期間等を解読し、図14(D)に示す如き、払戻倍額券の印刷データを作成する。そしてこれを投票券印刷・発券ユニット55に渡す。これにより投票券印刷・発券ユニット55は、図14(D)に示す如き、2次元バーコードBCに必要事項が記入された払戻倍額券を印刷し、発券処理を行う。
S12.前記S10またはS11による接客処理が終了しなければ、前記S2を繰り返す。接客処理が終了であれば次のS13に移行する。
S13.接客処理が終了すれば、制御部48は投票合計金額を計算する。そして客からの入金額と比較し精算処理を行い、つり銭が必要な場合は、紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43、硬貨識別・つり銭放出ユニット44よりつり銭を放出する。
S14.発売処理が終了すれば端末機4は停止する。終了しなければ前記S2に戻り、継続する。
S15.前記S2において投入されたものが現金でなければS16に移行する。
S16.前記S15において投入されたものが現金でなければ、制御部48は投票券・抽選券読み取りユニット56からの読み取りデータを解読して投票券を読み込んだか否かを判断する。
S17.投票券を読み込んでいれば、投票券データをホストコンピュータ2に送信する。そしてホストコンピュータ2からの投票券の判定データを受信する。
S18.的中券であると判定すれば、制御部48は払戻金に的中金額を加算し、的中フラグをオンにする。そして投票券の払戻済み処理(穴開け廃券処理)を行う。
S19.前記S18において的中券でなければ、投票券返却処理を行う。そして前記S2に戻る。
S20.払戻投票券の処理が終わり、精算キーが押されたら、制御部48は払戻金計数指示と、払戻金放出指示を出す。そして紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43、硬貨識別・つり銭放出ユニット44より払戻金が放出され、客がこれを受取れば前記S2に戻る。また払戻投票券が残っており、あるいは精算キーが押されていなければ前記S16に戻る。
S21.前記S16において読み込んだものが投票券でなければ制御部48は払戻倍額券を読み込んだか否かを識別する。読み込んでいなければ前記S2に戻る。
S22.払戻倍額券であれば、制御部48は、払戻倍額券データを、図16に示す如き形式の上り電文によりホストコンピュータ2に送信する。そしてこれにもとづくホストコンピュータから払戻倍額券の判定データを受信する。
S23.この結果、有効期間外であり、または取扱い外であれば有効期間切れまたは払戻倍額券取扱い外のエラー表示を客に行い、前記S2に戻る。しかし有効期間内であり、取扱い外でなければ、次の投票券は払戻倍額の適用を行うことを表示する。
S24.そして的中投票券を読み込んだかを判定するため、投票券データをホストコンピュータ2に送信する。そしてホストコンピュータ2から投票券の判定データを受信する。
S25.投票券が的中券でなければ、投票券または払戻倍額券の返却処理を行い、前記S2に戻る。しかし的中券であれば次のS26に移行する。
S26.的中券であれば、的中金額×購入金額単位=払戻金額は、払戻倍額券の限度金額以内か(あるいは的中金額/単位金額当たりは払戻倍額券の限度金額以内か)を判断し、限度金額以内であれば、払戻金に、的中金額×払戻倍率(払戻倍額券の倍率)×購入金額単位=払戻金額を加算する。しかし限度金額を超えていれば、制御部48は、高額のため、払戻倍額券の適用範囲外であることを、客用表示器46に表示する。そして払戻倍額券の返却を行う。
D.本発明の実施の形態その3の第2の例(払戻投票券データと払戻倍額券データを合わせてホストコンピュータに送信する場合)
前記Cは、端末機より客が払戻投票券と払戻倍額券を一緒に投入したときでも端末機で上り電文を別個に作成した場合の例を示したが、この第2の例では端末機より客が払戻投票券と払戻倍額券を一緒に投入したとき端末機で上り電文を一つにまとめて作成し、これをホストコンピュータに送信する場合である。払戻倍額券は払戻投票券と揃ってから処理を行うので、この方が合理的である。
本発明において、増額券が払戻倍額券であって払戻投票券データと払戻倍額券データを合わせてホストコンピュータに送信する場合を図19、図20、図21にもとづき説明する。図19は端末機とホストコンピュータ間の電文の説明図、図20、図21はその端末機側の動作説明図である。
図13において、端末機4からホストコンピュータ2に送出される上り電文は図19の如く構成される。上り電文では、STX、上り電文ADのID、払戻、場、年、回、日、レース番号、投票形式、式別1、組番号上1、組番号下1、金額1、組番号上2、組番号下2、金額2、組番号上3、組番号下3、金額3、組番号上4、組番号下4、金額4・・・倍額券フラグ、有効期間y、y、有効期間m、m、有効期間d、d、倍数10の位、倍数1の位、倍数0.1の位、倍数0.01の位、限度金額1、限度金額2、限度金額3、限度金額4、限度金額5、限度金額6、限度金額7、ETX、BCCが記入される。なお払戻は、この電文が払戻に関するものであるという種別を示すものである。
これに対しホストコンピュータ2から端末機4に送出される下り電文は、図19に示す如く、STX、下り電文RDのID、払戻、判定フラグ、ベット判定1、ベット判定2、ベット判定3、ベット判定4、的中金額1、的中金額2、的中金額3、的中金額4、的中金額5、的中金額6、的中金額7、倍額金額1、倍額金額2、倍額金額3、倍額金額4、倍額金額5、倍額金額6、倍額金額7、ETX、BCCが記入される。
下り電文において、判定フラグは、「1」は投票券に的中したベットがあることを示し、「2」は投票券のベットが全て不的中であることを示し、「3」はこの投票券は取扱い外であること、投票券の払戻有効期限切れであることを示す。「5」は投票券に的中したベットがあること、倍額払戻券の有効期間内であり、倍額払戻可能であることを示し、「6」は倍額払戻券の有効期間切れのため、倍額払戻券の使用不可であることを示し、「7」は倍額払戻券の取扱い外であることを示し、「A」は払戻金額が高額のため、倍額払戻金の適用は除外したことを示す。
ベット判定1〜ベット判定4において、「1」はこのベットは的中であることを示し、「2」はこのベットは不的中であることを示す。
的中金額1〜的中金額7は、的中したベットの購入金額に対する払戻金額を示す。
倍額金額1〜倍額金額7は、的中したベットの購入金額に対する払戻金額に倍数をかけた金額を示す。
次にこの第2の例について、図20、図21により、端末機側の動作を説明する。
S1.端末機4に電源を投入する。端末機4はホストコンピュータ2より場、年、回、日、出走表など、発売データのオンライン取得を行う。またホストコンピュータ2より発売開始指示を受信する。これにより端末機4は発売開始表示を受信する。これにより端末機4は発売開始表示を客用表示器46に行う。
S2.端末機4は、客に現金を投入されたか否かを待つ。
S3、現金が投入されたことを紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43、硬貨識別・つり銭放出ユニット44等で認識すると、端末機4は投票券申し込みカードがあるか否かを投票券申し込みマークカード読み取りユニット41で検知する。この存在が検知されないと、精算キーが押されたかチェックし、押されていなければ投票券申し込みカードがあるか検知する。
S4.投票券申し込みマークカード読み取りユニット41がこの存在を認識すると、この投票券申し込みカードの内容を読み取る。そして前記S1でオンラインで取得した発売データと投票申し込みカードの内容を制御部48が比較する。
S5.投票申し込みカードの内容が発売データの範囲外であれば、制御部48はこれを客用表示器46に表示して、客はこれにもとづき客用タッチパネル47より入力済みデータを修正する。
S6.発売データの範囲外でなければ、制御部48は、前記図15に示す如き、投票アテンションデータ(上り電文)を作成する。また前記S5において客が入力データを修正し、発売データの範囲内になった場合も、同様に投票アテンションデータを作成する。
S7.そしてこのように作成された投票アテンションデータをホストインターフェース制御手段50を経由して投票券発売機インターフェース制御装置3に送信し、ホストコンピュータ2に受信される。
S8.ホストコンピュータ2では、払戻倍額券進呈抽選機能・有効期間決定手段26が、例えば乱数にもとづき払戻倍額券進呈の抽選を行う。的中すればホストコンピュータ2が図15に示す如き、下り電文を作成する。このとき的中フラグ「3」が記入される。これが端末機4に受信される。
S9.制御部48では、この下り電文を解読する。そして発券可応答でなければ客用表示器46でこの発券不可能表示とエラー箇所を表示する。そして前記S5に戻りタッチパネル47より入力済みデータの修正を求める。発券可応答であれば、制御部48は投票印刷データを作成する。そして投票券印刷・発券ユニット55にこの投票券印刷データを渡す。これにより投票券印刷・発券ユニット35により投票券を印刷し、発券処理を行う。
S10.この下り電文において、払戻倍額券の的中応答があれば、つまり的中フラグが「3」であれば、制御部48は以下の応答を行う。払戻倍額券の的中応答がなければ後述するS12に移る。
S11.すなわち制御部48は、的中フラグと有効期間等を解読し、図14(D)に示す如き、払戻倍額券の印刷データを作成する。そしてこれを投票券印刷・発券ユニット55に渡す。これにより投票券印刷・発券ユニット55は、図14(D)に示す如き、2次元バーコードBCに必要事項が記入された払戻倍額券を印刷し、発券処理を行う。
S12.前記S10またはS11による接客処理が終了しなければ、前記S2を繰り返す。接客処理が終了であれば次のS13に移行する。
S13.接客処理が終了すれば、制御部48は投票合計金額を計算する。そしてその客から入金額と比較し精算処理を行い、つり銭が必要な場合は、紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43、硬貨識別・つり銭放出ユニット44よりつり銭を放出する。
S14.発売処理が終了すれば端末機41は停止する。終了しなければ前記S2に戻り、継続する。
S15.前記S2において投入されたものが現金でなければS16に移行する。
S16.制御部48は、客用タッチパネル47に設けられている払戻倍額券を利用するタッチパネルのボタンが押されたか否か識別する。
S17.前記S16において払戻倍額券を使用するタッチパネルのボタンが押されていなければ、制御部48は投票券・抽選券読み取りユニット56からの読み取りデータを解読して投票券を読み込んだか否かを判断する。
S18.投票券を読み込んでいれば、投票券データをホストコンピュータ2に送信する。そしてホストコンピュータ2からの投票券の判定データを受信する。
S19.的中券であると判定すれば、制御部48は払戻金に的中金額を加算し、的中フラグをオンにする。そして投票券の払戻済み処理(穴開け廃券処理)を行う。
S20.前記S19において的中券でなければ、投票券返却処理を行う。そして前記S2に戻る
S21.払戻投票券の処理が終わり、精算キーが押されたら、制御部48は払戻金計数指示と、払戻金放出指示を出す。そして紙幣読み取り・つり銭放出ユニット43、硬貨識別・つり銭放出ユニット44より払戻金が放出され、客がこれを受取れば前記S2に戻る。また払戻投票券が残っていれば前記S17に戻り、精算キーが押されていなければ前記S3に戻る。
S22.前記S16において払戻倍額券を使用するタッチパネルのボタンが押されていれば、制御部48は払戻倍額券を読み込んだか否かを判断する。読み込んだときは次のS23に移り、読み込んでいないときは後述するS30に移る。
S23.払戻倍額券を読み込んだ場合は払戻倍額券のデータをメモリに記憶する。そして払戻倍額券読み取り済みのフラグを立てる。
S24.このとき的中投票券読み取り済みのフラグがオンであるか否か判断する。オンでなければ次の投票券は払戻倍額の適用を行うことを表示し、後述するS31に移る。
S25.的中投票券読み取り済みのフラグがオンであれば制御部48は投票券データと払戻倍額券データを合算した図19に示す如き払戻電文を作成し、ホストコンピュータ2に送信する。
S26.ホストコンピュータ2から投票券と倍額券の判定データを受信する。
S27.これが的中券であれば、すなわち判定が「5」であれば次のS28に移り、的中券でなければ後述するS29に移る。
S28.前記S27において的中券であれば倍額払戻の表示、例えば「倍額プレゼント」などを表示する。そして払戻金に倍額金額1〜7のデータを加算する。それから投票券の払戻済み処理(穴開け廃券処理)を行い、また払戻倍額券の払戻済み処理(穴開け廃券処理)を行う。そして前記S2に戻る。
S29.前記S27において的中券でなければ不的中エラー表示を行う。そして投票券及び倍額券を返却する。
S30.前記S22において的中投票券を読み込んだ場合、的中投票券のデータをメモリに記録し、的中投票券読み取り済みのフラグを立てる。
S31.このとき払戻倍額券読み取り済みフラグがオンであれば前記S25〜S29の動作を行う。
S32.しかしオンでなければ次に払戻倍額券の挿入が必要なことを表示する。そして前記S22に戻る。
なお本発明の上記説明は競馬について説明したが、本発明は勿論これに限定されるものではなく、競輪、競艇、オートレース等その他の投票ゲームに適用可能なものである。
ところでバウチャ券は、ホストコンピュータが投票券の発券要求電文を受け取ると、乱数を発生させて抽選を行い、競馬などの主催者が決定した一定の当選率で的中させる。また的中したバウチャ券の有効期限を設定するため、3ヶ月、あるいは6ヶ月などの有効期日を応答電文に含める機能を持つ。
バウチャ券の金額は(1)1000円等の定額とする、(2)1000円、2000円、3000円などのテーブルからランダムに選択する、(3)購入金額相当の金額から選択する、例えば購入金額が100円などの場合は100円程度、数万円などの高額の場合はそれに比例した金額のバウチャ券とするなど、収益性や客への人気度・PRなどを鑑みて決める。
また払戻倍額券の倍率が1.1倍や1.05倍など低い倍率の場合は損益の面からは問題はないが、2倍や3倍の場合には、馬単、3連単など高額の支払金に対し無制限に倍額をプレゼントするのは損益の関係から好ましくない、そこで損益などを鑑みて主催者の判断で上限金額が決定される。
当選した払戻倍額券の倍数は、(1)1.1倍など定率とする、(2)1.1倍、1.2倍、1.5倍、2倍などのテーブルから当選後にランダムに選択するなど、損益などを鑑みて決定する。
前記の説明に関し、以下の構成を付記する。
(1)ホストコンピュータと端末機が通信回線を介して接続され,前記ホストコンピュータは,前記端末機から投票要求信号及び払戻要求信号を受信し,発券用データ及び払戻用データを作成し,前記発券用データ及び前記払戻用データを前記端末機へ送信し,前記端末機は,前記ホストコンピュータから前記発券用データ及び前記払戻用データを受信し,受信した前記発券用データ及び払戻用データに基づき,投票券の発売及び払戻を行う投票ゲーム用システムにおいて,前記ホストコンピュータは,前記端末機から投票要求信号を受信すると,投票が的中した場合に的中金額を増額させる増額券の発行を抽選処理により決定する増額券抽選手段と,前記抽選処理の結果,抽選が的中した場合,前記増額券の増加金額を決定し,前記端末機に通知する増額金額決定手段を備え,前記端末機は,前記ホストコンピュータから,前記増額金額の決定の通知を受信すると,前記増額券を発券する発券部と,前記増額券が入力された場合,的中した投票券が一緒に入力されたか否かを判断し,的中した投票券が一緒に入力されなかった場合は払戻処理を行わず,的中した投票券が一緒に入力された場合は,前記的中した投票券の払戻券の増加金額分を加算処理する手段を備える,ことを特徴とする投票ゲーム用システム。
(2)前記増額券抽選手段は,増額券の有効期限を設定する機能を有し,前記ホストコンピュータは前記端末機からの増額券が入力された旨の信号を受信すると当該増額券が有効期限内か否かを判別して前記端末機に通知し,前記端末機は前記通知された結果を判別し,有効期限内の判別結果の場合にのみ増額分を加算する処理を行うことを特徴とする付記1に記載の投票ゲーム用システム。
(3)前記増額券はバウチャ券であり,前記ホストコンピュータは,前記端末機からバウチャ券が入力された旨の信号を受信すると抽選を行い,抽選が的中した場合,的中に対するバウチャ金額を決定し,的中した投票券の払戻金に前記バウチャ金額を加算することを特徴とする付記1または2の何れかに記載の投票ゲーム用システム。
(4)前記増額券は払戻倍額券であり,的中した投票券の払戻金に対し,前記払戻倍額券により定められた倍数の払戻処理を行うことを特徴とする付記1または2の何れかに記載の投票ゲーム用システム。