JP4490084B2 - プログラム開発システムにおけるプログラム作成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プログラムソースの再利用を伴うソフトウエアの開発工程において、複数の開発者が同時に並行してプログラムのカスタマイズやバージョンアップをすることができるプログラム開発システムに関するものである。
ソフトウエアを開発するときは、仕様に応じてプログラムをカスタマイズしたり、プログラムに潜んでいるバグなどの障害を取り除いてバージョンアップしたりすることがあるが、このようなときはプログラムソースを再利用することが多い。
そして時には、このようなカスタマイズやバージョンアップの複数の作業が、同じ時期に重複することがある。このように重複するときはそれぞれの仕様を統合して並行して開発が進められる。
図7は、プログラムのカスタマイズやバージョンアップの複数の開発が、同じ時期に重複するときの従来の作業の流れを示す説明図である。
図において仕様71A、71B、71C・・・を同じ時期にリリース(製品化)するときは、それぞれの仕様を調整し統合して仕様を設計する。そして各仕様71A、71B、71C・・・に対応してプログラム設計書72A、72B、72C・・・が作成されると、この設計書に基づいてプログラムを開発し、コンパイルした後にプログラムがリリース(製品化)されるのである。
他の従来例として、特許文献1に開示されたソフトウエア生成装置があり、図8はその構成を示す説明図である。このソフトウエア生成装置は、主に骨格生成部84と、プログラム生成部88と、ビルディング部87から構成されている。骨格生成部84はソースコード部とパラメータ情報から構成される部品82を組み合わせることによりプログラム骨格83を生成する。プログラム生成部88はオペレータが入力した情報に基づいてプログラム骨格83を抽出して組み立て、このプログラム骨格83にパラメータ情報を用いてパラメータ値81を設定することにより、ソースプログラム85を生成する。ビルディング部87はこれをさらに実行形式プログラム86に変換する。この従来例によると、プログラムのコーディング作業を部品の組み立てとパラメータの設定のみで行うことができ、プログラム仕様書とソースプログラムの間の整合性を保つことができて再利用しやすい形のプログラムを蓄積することができるのである。
特開平8−328841号公報(第3頁および第1図)
ところが近年はプログラムソースを再利用することが特に活発になってきており、再利用上の問題が顕在化している。
同じソフトウエアでも仕様の違いによって実行形式のプログラムにすると異なってしまうことが多く、たとえば、特許文献1によるソフトウエア生成装置を用いたときには、各仕様によって内容の異なる複数のプログラムをその仕様の数に応じてそれぞれ生成させなければならなかった。バグ等の障害に対応するためバージョンアップするときは、異なる仕様に基づいて複数回のコンパイルが必要となるだけでなく、コンパイルされた複数個のプログラムを、仕様に応じて配布し、管理する必要もあった。
そこで、本発明の第1の課題は、各ユーザの仕様とリリース時期が異なるプログラムであっても、仕様の違いを意識することがなく、バージョンアップ後のプログラムのコンパイル作業や管理・配布の作業を円滑に行うことができるプログラム開発システムを提供することにある。
またプログラムソースを再利用するソフトウエアの開発工程では、複数の開発者が同時に一つのプログラムソースを編集するというケースも生じている。しかし、一つのプログラムソースがカスタマイズされているときに、他の開発者がそのプログラムソースに障害対策を施した場合は、そのカスタマイズされたプログラムソースに障害対策が反映され、あるいはその障害対策が施されたプログラムソースの上に、障害対策が施されていないカスタマイズされたプログラムソースが上書きされてしまうことがあった。また、図7で示したように、複数の仕様を統合してプログラム仕様書72A、72B、72C・・・が作成されたときには、他のプログラム開発に影響を及ぼさないように、その開発スケジュールを厳守する必要があり、スケジュール変更や仕様変更等の弾力的運用ができないという問題があった。
そこで、本発明の第2の課題は、プログラムソースの再利用をするときに複数の開発者が並行して円滑に開発を進めることができるプログラム開発システムを提供することにある。
また、リリースされたプログラムに潜んでいるバグなどの障害を発見したときには、そのプログラムのほか、再利用しているプログラム全てについて、障害対策を施さなければならず、プログラミングやテスト(検証)作業にかかる負荷を増大させる原因となっていた。
そこで、本発明の第3の課題は、障害対策を施こすときに、プログラムやそのプログラムを再利用したプログラムの仕様の違いを意識することなく、プログラミングやテスト作業を円滑に行うことができるプログラム開発システムを提供することにある。
上記問題を解決するため、本発明は、次のようにしたのである。
すなわち、第1乃至第3の課題を解決するために、本発明第1の態様は、特定の記憶領域に記録されたプログラムソースを、複数の端末から読み込みや書き込みをするときに次のステップでプログラムソースを更新することを特徴としている。すなわち、(S1)ある端末の要求に応じて前記プログラムソースを前記記憶領域から呼び出すと同時に、前記端末以外には前記プログラムソースへのアクセスを禁止して更新権を獲得し(更新権獲得ステップ)、(S22)前記プログラムソースのうち、変更もしくは挿入させる部分ソースを、前記端末に指定させ(部分ソース指定ステップ)、(S23)プログラム実行時にある特定の識別詞を認識したときには子部品プログラムソースに記述された処理をさせるソースと、プログラム実行時に前記識別詞を認識しなかったときには前記部分ソースをそのまま処理させるためのソースと、をあわせた分岐処理を、前記部分ソースと入れ替えた後に前記記憶領域に記録し(分岐処理記述ステップ)、(S24)前記プログラムソースへのアクセスの禁止を解除して更新権を返還し(更新権返還ステップ)、(S3)前記端末の要求に応じて前記子部品プログラムソースを前記記憶領域に追加記録する(子部品登録ステップ)。
また第1の課題を解決するために、本発明第4の態様は、更新権を獲得する前に、前記端末の要求に応じて、特定の識別詞を付与することを特徴としており、本発明第7の態様は、プログラム実行時に引数として与えられる識別詞ごとに異なる処理をすることを特徴としている。
また第2の課題を解決するために、本発明第3の態様は、更新権を獲得すると時間を計数してその時間を前記端末に通知し、あるいは、所定の時間以内に前記更新権返還ステップ(S24)を終了しないときは、前記端末に対して前記所定の時間を経過したことを通知することを特徴としている。
また第3の課題を解決するために、本発明第2の態様は、更新権を獲得すると、前記プログラムソースあるいは前記子部品プログラムソースの任意箇所を直接編集することを特徴としており、本発明第6の態様は、特定の記憶領域に記録されたプログラムソースを、複数の端末から読み込みや書き込みをするときに、次のステップでプログラムソースを更新することを特徴としている。すなわち、(11)プログラム実行時にある特定の識別詞を認識したときには前記子部品プログラムソースに記述された処理をさせるソースと、前記識別詞を認識しなかったときのソース、をあわせた分岐処理が記述されたプログラムソースと、前記子部品プログラムソースと、を前記記憶領域に備え、(12)利用者の要求に応じて、前記プログラムソースと前記子部品プログラムソースを前記記憶領域から呼び出し、(13)前記プログラムソースに記述された前記分岐処理を、前記子部品プログラムソースに記述された処理と入れ替え、(14)前記記憶領域に記録した後に、前記子部品プログラムソースを削除する。
また、本発明第5の態様は、特定の記憶領域に記録されたプログラムソースを、複数の端末から読み込みや書き込みをするときに、次のステップでプログラムソースを更新することを特徴としている。すなわち、(1)プログラム実行時にある特定の識別詞を認識したときには前記子部品プログラムソースに記述された処理をさせるソースと、前記識別詞を認識しなかったときのソース、をあわせた分岐処理が記述されたプログラムソースと、前記子部品プログラムソースとを前記記憶領域に備え、(2)前記端末の要求に応じて、前記プログラムソースと前記子部品プログラムソースを前記記憶領域から呼び出し、(3)前記プログラムソースのうち、前記子部品プログラムソースに記述された処理をさせるソースを、前記子部品プログラムソースに記述された処理と入れ替えて、前記記憶領域に記録した後に、前記子部品プログラムソースを削除する。
本発明第1の態様によれば、特定の利用者がプログラムソースの修正する箇所を指定している間は、その利用者以外にはプログラムソースへのアクセスを禁止し、その修正する箇所を特定した後は、アクセス禁止を解除し、かつその指定した箇所の修正内容は子部品プログラムソースとして別ファイルで記述させるように、該プログラムソースに分岐処理を追加するようにしたので、各ユーザによって仕様およびリリース時期が異なるプログラムにおいても、その仕様の違いを意識することなく、バージョンアップ等のなされたプログラムのコンパイル作業や管理・配布の作業を円滑に行うことができる。また、カスタマイズや、バージョンアップなどによるプログラムソースの再利用が伴うソフトウエアの開発工程で、複数の開発者が円滑に並行して開発を進めることができる。また、障害対応(バグ対応)などによる対策において、プログラムおよびそのプログラムを再利用したものの仕様の違いを意識することなく、プログラミングおよびテストを円滑に行うことができる。
本発明第2の態様によれば、バグなどの障害対応にかかわるソースを直接編集するので、その後のコンパイルにおいては、その編集されたソースが必ず反映されるようにしているので、障害対応(バグ対応)などによる対策において、プログラムおよびそのプログラムを再利用したものの仕様の違いを意識することなく、プログラミングおよびテストを円滑に行うことができる。
本発明第3の態様によれば、更新権が特定の利用者に与えられている時間を計数管理し、その確保された時間を更新権獲得者に通知させ、プログラム更新の独占権を不当に長時間占有出来ないようにしているので、カスタマイズや、バージョンアップなどによるプログラムソースの再利用が伴うソフトウエアの開発工程で、複数の開発者が円滑に並行して開発を進めることができる。
本発明第4の態様によれば、利用者の要求に応じて、特定の識別詞を付与しているので、各ユーザによって仕様およびリリース時期が異なるプログラムにおいても、その仕様の違いを意識することなく、バージョンアップ等のなされたプログラムのコンパイル作業や管理・配布の作業を円滑に行うことができる。
本発明第5の態様または本発明第6の態様によれば、プログラムソースのなかで修正を行いたい箇所と、その修正箇所を記述した子部品プログラムソースとの間で、ソースを入れ替えることで、その後のコンパイルにおいては、その編集されたソースが必ず反映されるようにしているので、障害対応(バグ対応)などによる対策において、プログラムおよびそのプログラムを再利用したものの仕様の違いを意識することなく、プログラミングおよびテストを円滑に行うことができる。
本発明第7の態様によれば、利用目的(仕様)毎に付与された特定の識別詞をプログラム実行時に読み込ませ、その仕様に応じたプログラムが分岐、実行されるので、各ユーザによって仕様およびリリース時期が異なるプログラムにおいても、その仕様の違いを意識することなく、バージョンアップ等のなされたプログラムのコンパイル作業や管理・配布の作業を円滑に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施例のプログラム開発システムの構成図であり、図2は本発明のプログラム開発システムを用いたプログラム作成の流れを示すフローチャート、図3は本発明のプログラム開発システムで変更したプログラムの変更前後のプログラムソースを示す説明図である。
図1において、プログラム開発システム10は、記憶領域11と、識別詞管理部12と、部分ソース選択部13と、更新権管理部15と、分岐処理追加部14と、子部品登録部16と、コンパイル部17を備えている。記憶領域11は、識別詞データ111と、プログラムソース112と、子部品プログラムソース113と、プログラム実行体114を記憶しており、識別詞管理部12が識別詞データ111を管理する。プログラム開発システム10は複数の端末21、22、・・・23と接続されており、記憶領域11に記録されたプログラムソース112や子部品プログラムソース113にアクセスして読み込みや書き込みを行う。
次に利用者が端末21を用いてプログラムソース112の修正を行うときは、図2のフローチャートに従って、およそ次のように動作する。
(S1)まず端末21の要求に応じて特定の識別詞を付与する。
(S21)端末21の要求に応じてプログラムソース112を記憶領域11から呼び出し、更新権を獲得する。同時にその端末以外の端末22、23は、プログラムソース112へのアクセスが禁止される。
(S22)プログラムソース112に記述されたソースのうち、変更もしくは挿入させる部分ソースを端末21が指定する。
(S23)プログラム実行時にある特定の識別詞を認識したときには、子部品プログラムソース113に記述された処理をさせるソースと、プログラム実行時に識別詞を認識しなかったときには部分ソースをそのまま処理させるためのソースと、をあわせた分岐処理を、部分ソースと入れ替えた後に記憶領域11に記録する。
(S24)そのプログラムソースへのアクセスの禁止を解除して更新権を返還する。
(S3)端末21の要求に応じて子部品プログラムソース113を記憶領域11に追加記録する。
(S26)なお、更新権獲得ステップS21開始後は、部分ソース指定ステップS22と並行して経過時間を計数し、端末21に通知する。そして所定の時間内にS24を終了しなければ所定の時間を経過したことを端末21に通知する。
上記のS21とS22、S23、S24でプログラムソース112を更新する一連のステップS2をなしており、端末21がプログラムの更新権を独占するのはこのステップS2を処理している僅かな時間だけですむのである。
このような手順で、プログラムを開発した時のプログラムソースは図3のように変遷する。変更前後のプログラムソース30、32の先頭の行301、301’では、特定のファイル名の識別詞ファイルが読み込まれ、その識別詞ファイルに記述された識別詞に応じて処理が分岐するようになっている。したがって、プログラムの変更の有無に関係なく、一つの最新のプログラムで、それぞれの仕様に基づいた処理を行わせることができる。
次に識別詞付与ステップS1から、子部品登録ステップS3までの流れを詳細に説明する。
識別詞付与ステップS1ではプログラムソース112を修正するに先立ち、利用者が端末21からその仕様を特定する識別詞の発行を識別詞管理部12に要求する。例えば、識別詞管理部12において「仕様A」という符号による識別詞の照会があった場合には識別詞データ111に同一の識別詞があるかどうかを確認し、同一の識別詞が登録されていなければ端末21に要求のあった識別詞の使用を許可するとともに、その識別詞「仕様A」を識別詞データ111に登録する。なお、識別詞の付与にあたっては、識別詞管理部12が任意に識別詞を発生させて端末21の利用者に通知するようにしてもよい。
更新権獲得ステップS21では、端末21の要求に応じて更新権管理部15が記憶領域11からプログラムソース112を呼び出すと同時に、他の端末にはプログラムソース112のアクセスを禁止する。更新権管理部15が呼び出したプログラムソース112の内容すなわち変更前のプログラムソース30は端末21にディスプレイ表示される。
部分ソース指定ステップS22では、変更前のプログラムソース30のうち、変更したい領域や挿入したい箇所をマウスで指定する。本実施例では領域302を部分ソースとして指定しており、その内容が部分ソース選択部13に通知される。このとき、指定した領域の内容を翻訳してその領域を指定することがコーディング規則上許されないと判明したときは、その旨を端末21に対して通知するようにしてもよい。
分岐処理記述ステップS23では、部分ソース選択部13に通知された内容に基づいて、分岐処理追加部14が分岐処理記述内容31を記述する。
例えば、「IF,条件式,THEN,処理1,ELSE,処理2,ENDIF」というコーディングが「条件式が真であるときに処理1を行い、そうでないときには処理2を行う」という意味のときは、分岐処置記述内容31は、311,312,313,314および302’で構成されるソースとなる。条件式を、先頭行301’で読み込んだ識別詞が、特定の識別詞すなわち、本実施例では、「仕様A」という識別詞であるか否かとし、「IF,条件式,THEN」を記述した行311に続いて、コンパイル時に子部品プログラムソース113をコピーしてコンパイルさせるようなファイル差込指令312を処理1とし、「ELSE」を記述した行313に続いて、部分ソース302をそのままコピーした302’を処理2とし、挿入する箇所として部分ソース302が指定されたのであれば、処理2は空文のままとする。最後に「ENDIF」を行314に記述したものとなる。
そして、分岐処理追加部14は、変更前のプログラムソース30のうちの変更に係る部分コード302を分岐処理記述内容31と入れ替えて、プログラムソース32に変更する。すなわち、変更後のプログラムソース32は変更前のプログラムソース30のうちの変更しない部分303、304をそのまま303’,304’とし、部分コード302の前後段に処理311,312,313および314を追加したソースとなる。このようにして作られたプログラムソース32を新たなプログラムソース112として記憶領域11に記録する。
なお識別詞を条件式311に記述するときは端末21から直接入力してもよいが、識別詞管理部12が識別詞データ111を参照した上でこれを端末21に表示させ、表示された複数の識別詞の中からその仕様のために付与された識別詞を選択させるようにしてもよい。
ファイル差込指令312で用いる子部品プログラムソース113のファイル名は、次のような命名規則を用いると好適である。すなわち、
(規則a)ファイル名の上位1桁で子部品プログラムソースをあらわす符号、
(規則b)続く3桁でプログラムソースのファイルを特定する符号、
(規則c)続く2桁で識別詞を特定する符号、
(規則d)続く2桁で子部品プログラムソースの追番をあらわす符号、
という命名規則などを用いることにより、ファイル名を自動的に付与し、さらに、付与した子部品プログラムソースのファイル名は、識別詞データ111の中に関連付けて追加記録させるなどしてもよい。
更新権返還ステップS24では、更新権管理部15が更新権獲得ステップS21のアクセス制限を解除し、他の利用者のプログラム修正を受け付けられるようにする。
また、経過時間管理ステップS26では、更新権獲得ステップS21を開始したと同時に起動してその後の時間を計数し、更新権管理部15が計数した時間を利用者に通知する。所定の時間内に更新権返還ステップS24が終了しなければ、所定の時間が経過したことを通知するようにしておく。この他、更新権管理部15が更新権を持っている端末21の情報を他の端末に表示させたり、計数した時間を通知したり、所定の時間が経過したことを通知したりした後で、独自にアクセス制限を強制解除して他の端末のプログラム修正を受け付けられるようにしてもよい。
子部品登録ステップS3では、利用者が子部品登録部16を用いて子部品プログラムソース113を作成する。子部品プログラムソース113は、部分ソース302の代わりに処理させる内容33を記述し、その子部品プログラムソース113のファイル名をファイル差込指令312で指定したファイル名と同一の名前にして記憶領域11に追加記録する。
このようにプログラムソース112、113を作成したあと、コンパイル部17でプログラムソース112をコンパイルすると、子部品プログラムソース113ごとコンパイルされて新たなプログラム実行体114が作成される。このプログラム実行体114は、識別詞を記述した図示しない識別詞ファイルとともに用いられ、プログラムを起動した直後に識別詞ファイルを読み込んで分岐処理を行うので、新たに定義された仕様に基づく識別詞「仕様A」に対しても、その仕様に基づいた処理が行われる。そしてプログラムの変更前後に定義された識別詞、すなわち「仕様A」以外の識別詞によって動作させる場合は、そのプログラム変更前後の仕様に応じた処理を行なうこととなる。
例として、異なる二つの仕様A、Bで同時に一つのプログラムソース112を修正するにしても、その修正作業では更新ステップS2で修正する箇所を宣言する以外に双方の開発者が競合することがないため、すなわち、一つのプログラムソース112に二人以上のものが同時にアクセスすることがないため、円滑に作業を進めることが出来る。
次に、本発明の第2実施例について図4乃至図6を用いて説明する。なお、第1の実施例と同じ機能を有するものについては同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図4は、第2実施例のプログラム開発システムの構成図であり、図5はそのプログラム開発システムによるプログラム作成の流れを示すフローチャート、図6は変更前と変更後のプログラムソースを示す説明図である。図4のプログラム開発システム10はソース編集部41を備えている。
第1の実施例のように別ファイルで修正するのではなく、バグなどの障害対策として直ちにプログラムソース112や子部品プログラムソース113を修正したい場合に備えており、更新権獲得ステップS21と更新権返還ステップS24との間にソースの任意箇所を直接編集するソース編集ステップS25を含むようにする。
なお、このような障害対策に関しては、識別詞の付与を必要としない。
具体的には、図5のフローチャートに従う。更新権獲得ステップS21の後は、ソース編集を行うか否かの判断を促してソースコード直接編集判断ステップS21’を加える。利用者がソース編集を選択した場合は、ソース編集ステップS25で、ソースコード編集部41がプログラムソース112か子部品プログラムソース113を端末21に表示させ、端末21から直接ソースの修正作業をする。利用者が修正を終了すると、ソース編集部41がその修正内容に基づいて新たなプログラムソース112か子部品プログラムソース113を記憶領域11に記録する。
ソースコード直接編集判断ステップS21’において、端末21からソース編集を選択しなければ部分ソース指定ステップS22に進み、第1の実施例と同様の処理を行う。
なお、図2に示すように、ソース編集ステップS25と分岐処理記述ステップS23の後に編集継続判断S24’を追加し、ソースコード直接編集判断ステップS21’に戻るか否かを促して再びソースの編集を行えるようにしてもよい。
また、子部品登録ステップS3の後でプログラムソース更新ステップS4を追加し、要求に応じてプログラムソース112と子部品プログラムソース113を記憶領域11から呼び出してもよい。そしてプログラムソース112のうちの子部品プログラムソース113に記述された処理をさせるソースを、子部品プログラムソース113に記述された処理と入れ替え、記憶領域11に記録した後に子部品プログラムソース113を削除する処理を加えてもよい。
このような方法でプログラムを開発すると、変更前後のプログラムソースは図6のように変遷する。要求に応じて変更前のプログラムソース60のなかからファイル差込指令602を検索する。そこに記述されたファイル名に基づいて子部品プログラムソース113を呼び出し、ファイル差込指令602の内容を、子部品プログラムソースの内容61と入れ変える。変更後プログラムソース62として記憶領域11に上書きするとともに、不要となった子部品プログラムソース113を削除する。
すなわち、変更後のプログラムソース62は変更前のプログラムソース60のうち、変更しないファイル差込指令602以外の部分601、603をそのまま601’、603’とし、ファイル差込指令602の替わりに子部品プログラムソース61を記述したソースとなる。
また、上記のほかにプログラムソース60に記述された分岐処理602を子部品プログラムソース61と入れ替えるようにしてもよい。要求に応じて変更前のプログラムソース60のなかから分岐処理605を検索する。そこに記述されたファイル名に基づいて子部品プログラムソース113を呼び出し、分岐処理605の内容を子部品プログラムソースの内容61と入れ変える。変更後プログラムソース63として記憶領域11に上書きするとともに、不要となった子部品プログラムソース113を削除する。すなわち、変更後のプログラムソース63は変更前のプログラムソース60のうちの変更しない分岐処理605以外の部分604、606を、そのまま604’、606’とし、分岐処理605の代わりに子部品プログラムソース61を記述したソースとなる。こうして修正した内容がその後再利用される全てのプログラムで反映されることとなる。
このようなプログラムソース更新ステップS4は、その修正した子部品プログラムソース113のデバック等の試験を行った後、そのプログラムソース112か子部品プログラムソース113の信頼性が確保された段階で行うとよい。
本発明は一つのプログラムソースを複数の人が並行して円滑に開発をすることができるプログラム開発手段であるので、情報サービス産業におけるプログラム開発やその最適な管理をするという用途に利用することができる。
本発明の第1実施例で説明するプログラム開発システムの構成図。 本発明の第1実施例で説明するプログラム作成の流れを示すフローチャート。 本発明の第1実施例による変更前後のプログラムソースの説明図。 本発明の第2実施例で説明するプログラム開発システムの構成図。 本発明の第2実施例で説明するプログラム作成の流れを示すフローチャート。 本発明の第2実施例による変更前後のプログラムソースの説明図。 プログラムの開発作業が同じ時期に重複したときの従来の流れを示す説明図。 特許文献1に記載のソフトウエア生成装置の構成を示す説明図
S1 識別詞付与ステップ、
S2 更新ステップ、
S21 更新権獲得ステップ、
S21’ ソースコード直接編集判断ステップ、
S22 部分ソース選択ステップ、
S23 分岐処理記述ステップ、
S24 更新権返還ステップ、
S24’ 編集継続判断、
S25 ソース編集ステップ、
S26 経過時間管理ステップ、
S3 子部品登録ステップ、
S4 プログラムソース更新ステップ、
10 プログラム開発システム、
11 記憶領域、
111 識別詞データ、
112 プログラムソース、
113 子部品プログラムソース、
114 プログラム実行体、
12 識別詞管理部、
13 部分ソース選択部、
14 分岐処理追加部、
15 更新権管理部、
16 子部品登録部、
17 コンパイル部、
21〜23 端末、
41 ソース編集部

Claims (3)

  1. 外部の複数の端末と接続され、プログラムソースおよび子部品プログラムソースをシステム内部にある特定の記憶領域に記録し、前記端末から前記プログラムソースおよび前記子部品プログラムソースの読み込みや書き込みを行うプログラム開発システムによるプログラム作成方法であって、
    新たな仕様に基づいて前記端末からプログラムソースを更新するときに、
    その端末からの更新要求を受けて、更新後のプログラムの仕様に対応する特定の識別詞を生成させて、その識別詞データを前記記憶領域に登録する処理(識別詞付与ステップ)と、
    その端末からの更新要求を受けて、その端末以外の端末から前記プログラムソースへのアクセスを制限する処理(排他制限ステップ)と、
    前記プログラムソースの更新範囲をその端末に指定させ、指定された前記更新範囲の通知を受ける処理(更新範囲指定ステップ)と、
    前記識別詞と前記子部品プログラムソースの組を表す記述、前記更新範囲と同じ記述およびこれらの記述を識別するための記述からなる分岐処理記述を生成させ、前記記憶領域に記憶された前記プログラムソースのうち、前記更新範囲にあたる箇所の記述を、前記分岐処理記述に置き換える処理(分岐処理追記ステップ)と、
    前記分岐処理追記ステップの終了後に前記排他制限ステップによるアクセス制限を解除する処理(排他制限解除ステップ)と、
    その端末から前記記憶領域に対して、前記識別詞に対応する子部品プログラムソースの書き込みを行わせる処理(子部品プログラムソース記録ステップ)と、
    の各処理を実行し、
    前記プログラムソースおよび前記子部品プログラムソースの翻訳時に利用者が前記識別詞を指定すると、
    前記プログラムソースの記述内容に基づいてプログラムへの翻訳を行う処理と、
    その翻訳の途中で前記プログラムソースの中に前記分岐処理記述があったときには、前記指定された識別詞と前記分岐処理記述に対応する識別詞とを比較して、それらの識別詞が同一の場合には、その識別詞に対応する子部品プログラムソースの記述内容に基づいてプログラムへの翻訳を行い、それらの識別詞が同一でない場合には、前記更新範囲の記述内容に基づいてプログラムへの翻訳を行う処理と、
    の各処理を実行することを特徴とするプログラム開発システムにおけるプログラム作成方法
  2. 新たな仕様に基づいて前記端末からプログラムソースを更新するときに、
    前記排他制限ステップを開始してからの時間を計測し、その計測した時間が、所定の時間を超過したときには、前記端末に対して所定の時間を経過した旨を通知する処理(排他制御時間計測ステップ)
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のプログラム開発システムにおけるプログラム作成方法
  3. 前記端末からの要求を受けて、前記記憶領域に記録された前記プログラムソースから前記分岐処理記述を検索し、その分岐処理記述に対応する前記更新範囲に記載された記述内容を、その分岐処理記述に対応する前記子部品プログラムソースに記載された記述内容置き換えて前記記憶領域に記録すると共に、前記記憶領域に記録された前記分岐処理記述を削除する処理(分岐処理削除ステップ)
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のプログラム開発システムにおけるプログラム作成方法
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