JP4479897B2 - メール受信及び転送方法並びにコンピュータプログラム - Google Patents

メール受信及び転送方法並びにコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は電子メールの配信に関し、特に迷惑メールの配信に関する。
電子メールの普及に伴い、所謂迷惑メールが問題視されるようになった。これを悪用し、ユーザが望んでいなかったり青少年に悪影響を及ぼすような内容を含むメールを送信する業者が急増し、迷惑メールやジャンクメールが氾濫するようになっている。
迷惑メールには様々な形態があるが、例えば、同一送信者から一度に大量送信される出会い系サイトなどへの勧誘・セールス広告を目的とするメール、不幸の手紙のように不特定多数の人々の間を増殖しながら転送されていくことを目的としたチェーンメール、一見すると動作しないように見えるが自動的に所定の電話番号に発信させる悪質なメールなどが含まれる。
こうした迷惑メールは、受信者に不快感を与えるだけではなく、インターネットアクセスプロバイダに対しては、正常な使用形態から予想されるメールのトラフィック量を大幅に押し上げてしまうため、メールシステムの拡充を余儀なくされるといった悪影響を与えている。
特に、携帯電話端末にて受信される電子メールの場合、総メールの約9割が迷惑メールとも言われている。携帯電話端末にて電子メールを送受信しているユーザにとって、望まないメールを受け取るのは不本意であり、確認する手間や不愉快を感じるといった状況が、社会的にも大きな問題となっている。いくら対策を生み出しても迷惑メール業者は再び新たな手段で巧妙にメール送信してくるといういたちごっこの状態が続いている。
こうした迷惑メールはネットワークリソースに対して不要な負荷を強いるものであり、インターネットアクセスプロバイダや移動通信事業者は、従来から様々な迷惑メール対策を行っている。従来の迷惑メール対策としては次のようなものがある。
(1)予め定めた特定の文字列をNGワードとして登録し、NGワードを含むメールを拒否する。
(2)一度に大量に送信されたメールがあると、メールの宛先アドレスの有無を検証する。宛先アドレスの中に実在しないアドレスが含まれている場合、それらのメールは無作為に定められたアドレスを宛先とするものであると判定し、大量送信されたメールの全件を拒否する。
(3)迷惑メールの発信者をブラックリストに登録し、ブラックリストに登録された者から送信されたメールを拒否する。
(4)FROM行をチェックして送信者アドレスが実在するか否かを判定する。アドレスのフォーマットが無効な場合や、有効であっても存在しないドメインから送信されたことになっている場合にそのメールを拒否する。即ち、発信の責任をいずれかのドメインに持たせる。
(5)メールアドレスを変更する。番号だけのような単純なアドレスや、人名、一乃至複数の単語からなるアドレスから、英字、数字、記号等をランダムに組み合わせた複雑で長い文字列のアドレスに変更する。
(6)アドレス毎に受信の可否を定めたリストを用意し、受信を許可するアドレスと拒否するアドレスとをユーザが手動で登録する。
この他、本発明に関連した技術は例えば特許文献1に開示されている。
こうした従来技術では、迷惑メールであるか否かを判定し、迷惑メールと判定した場合、そのメールを破棄する点で基本的には同じである。
しかし、迷惑メールであるか否かを完全に判定するのは極めて困難であり、ある程度の誤判定は避けられない。例えば、上述の(1)では、実際には迷惑メールではなくても、たまたまその特定の文字列を使用していれば、そのメールは迷惑メールと判定され、受信拒否される可能性がある。また、その文字列に意味が読み手に伝わる程度に不要な文字を混入したり外見が似た他の文字で置き換えたりすれば、実際には迷惑メールであっても届いてしまう。また、(2)ではメールマガジンとの区別が困難である。実際には迷惑メールではないメールが迷惑メールと誤判定されて受信拒否されてしまうのを避けるため、判定基準を緩めることが考えられるが、こうすると逆に迷惑メールが必要なメールと誤判定されやすくなってしまう。特に、昨今では迷惑メール送信業者の手口も巧妙化しており、迷惑メールであるか否かを判断するのはますます困難になりつつある。
(3)では、ブラックリストに記載されていない送信者からの迷惑メールは全く拒否できない。誤判定の可能性は低いが、迷惑メールの送信者がアドレスを変えてしまえば対処できないので実効性が低い。
(4)ではメールサーバはメール毎に他のメールサーバ等に対して実在するアドレスか否かを問い合わせなければならず、更にトラフィックを増やしてしまう。
(5)(6)では受信者に対して設定作業を要求する必要がある。
特開2003−173314号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、迷惑メールではないメールを宛先に確実に送信すること、迷惑メールであるか否かを判定するためだけにトラフィックを発生しないこと、受信端末での設定が不要なこと、及び、迷惑メールによるトラフィック増加を抑制することの全てを満足する技術を提供することである。
また、本発明が解決しようとする他の課題は、メールサーバの処理能力向上に応じて、迷惑メールによるトラフィック増加を段階的に向上させることができる技術を提供することである。
上述の課題を解決するため、本発明は次のような手段を提供する。
まず、本発明は、メールサーバが他のメールサーバから転送されたメールを受信する方法において、他のメールサーバからメールの受信を開始する受信開始段階と、メールが迷惑メールであるか否かを判定する判定段階と、迷惑メールと判定した場合、当該メール受信の完了してから予め定められた時間が経過した以後に、当該メール受信の完了を他のメールサーバに通知する通知遅延段階とを含むことを特徴とするメール受信方法を提供する。
判定は、受信しながら行ってもいいし、受信完了後に行ってもいい。判定段階をメールの受信中に行うこととしてもよいし、或いは、判定段階をメールの受信完了後に行うこととしてもよい。
判定方法は問わない。例えば、判定段階は、予め定められた文字列とメールに含まれる文字列との比較結果に基づいて判定することが考えられる。
受信したメールを指定された受信者アドレスのメールボックスに保存する段階を更に含むこととしてもよい。
判定段階は、迷惑メールと判定するために予め定めた複数の判定基準に照らして判定し、通知遅延段階は、判定段階で満たした判定基準に応じて、通知を遅延させる時間を定めることとしてもよい。
また、メールサーバが他のメールサーバから受信したメールを転送する方法において、上述のメール受信方法によりメールを受信する段階と、迷惑メールと判定したメールを、通知を生成したときに受信が完了したものとみなした上で、受信が完了した順序に従って、指定された受信者アドレスに向けて転送することを特徴とするメール転送方法をも提供する。
また、本発明は、コンピュータをメールサーバとして動作させるコンピュータプログラムにおいて、他のメールサーバからメールを受信する受信処理と、メールが迷惑メールであるか否かを判定する判定処理と、迷惑メールと判定した場合、当該メール受信の完了してから予め定められた時間が経過した以後に、当該メール受信の完了を他のメールサーバに通知する通知遅延処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムを提供する。
判定処理をメールの受信中に実行することとしてもよいし、或いは、判定処理をメールの受信完了後に行うこととしてもよい。
判定処理としては、例えば、予め定められた文字列とメールに含まれる文字列との比較結果に基づいて判定することが考えられる。
受信したメールを指定された受信者アドレスのメールボックスに保存する段階を更に含むこととしてもよい。
判定処理は、迷惑メールと判定するために予め定めた複数の判定基準に照らして判定し、通知遅延処理は、判定段階で満たした判定基準に応じて、通知を遅延させる時間を定めることとしてもよい。
また、メールサーバが他のメールサーバから受信したメールを転送するコンピュータプログラムにおいて、上述のコンピュータプログラムと同じ処理によりメールを受信し、迷惑メールと判定したメールを、通知を生成したときに受信が完了したものとみなした上で、受信が完了した順序に従って、指定された受信者アドレスに向けて転送する処理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムをも提供する。
また、上述のコンピュータプログラムを格納し、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、この記録媒体を備え、コンピュータプログラムに従って動作するコンピュータ、及び、このコンピュータであるメールサーバと、メールサーバを介してメールを受信する端末とを備えるデータ通信ネットワークを提供する。更に、このデータ通信ネットワークにおいて、メールサーバは、当該データ通信ネットワークの他のデータ通信ネットワークから転送されたメールを受信し、メールサーバが管理するメールボックスに保存して、メールボックスを介して端末にメールを転送することを特徴とするデータ通信ネットワークを提供する。特に、移動通信ネットワークであって、端末は移動通信端末であるデータ通信ネットワークに好適である。
本発明の効果は次の通りである。
第1に、メールサーバが迷惑メールと判定したメールの処理を遅らせて、結果的に迷惑メールの帯域を狭めることになるので、迷惑メールの増加に対抗して、プロバイダ等がメールシステムの拡充を行わなければならないケースが少なくなる。
第2に、誤判定により迷惑メールではないメールが配信されないという副作用を避けることができる。仮に誤判定が起きたとしても伝送が遅延されるのみである。このような前提があるので、迷惑メールの判定基準を厳格にすることが可能となり、迷惑メールの送信を一層困難にすることが可能となる。
第3に、判定処理がメールサーバ内部で完結し、他のサーバ等と通信をする必要がないので、迷惑メールに対処することを目的とする新たなトラフィックを生まず、ネットワークに負荷をかけない。また、受信端末側に新たな処理や設定等を要求する必要がない。
第4に、メールサーバの処理能力の向上に合わせて、判定処理を高度化・複雑化することができる。
一般に、電子メールの受け渡しを行う際には、送信側メールサーバと受信側メールサーバの間で電子メールを受け渡すためのプロトコルによるセッションを開設して、通信を行う。このことは、例えば、IETF(Internet Engineering Task Force)発行のRFC(Request for Comments)にSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)として規定されている。
本発明ではこの仕組みを利用して多量の迷惑メールの送信を困難なものとする。具体的には、本来、メールの受信開始と共に開設され、受信完了と共に開放されるセッションを、迷惑メールの受信の場合は受信完了後も所定時間開放しないでセッションを維持・延長する。これにより、迷惑メール送信側メールサーバがメールを一通送信するための所要時間を延長し、結果として迷惑メールの伝送がネットワークに占める帯域を狭め、単位時間当たりのメール受信数を低減する。
本発明の実施の形態であるデータ通信ネットワーク100について以下に説明する。図1を参照すると、データ通信ネットワーク100は、メールサーバ10、インターネット20、メールサーバ30、ネットワーク40及び端末50からなる。
メールサーバ10は迷惑メールの送信側にあるメールサーバであり、インターネット20に接続されている。今、メールサーバ10から端末40宛に迷惑メールが送信されるとすると、メールサーバ10から送信されたメールはインターネット20を介してメールサーバ30にて受信される。メールサーバ30はネットワーク40を介してメールを宛先の端末50に配信する。図面上では端末50はひとつしか図示されていないが、メールサーバ30は複数の端末50へのメール配信を管理する。ネットワーク40は例えばインターネットサービスプロバイダが加入者に提供するネットワークや、携帯電話等の移動通信ネットワークであり、移動通信ネットワークであれば端末50は携帯電話端末等の移動通信端末となる。
メールサーバ30について図2を参照して更に説明する。メールサーバ30は、迷惑メール対策部31とメールサーバ機能部32とからなる。迷惑メール対策部31は迷惑メール判定部33とセッション延長処理部34とからなる。
メールサーバ30がインターネット20からメールの受信を開始すると、迷惑メール判定部33は、予め定められた条件に基づいて、インターネット20から受信したメールが迷惑メールであるか否かを判定する。迷惑メールと判定した場合は、そのメールに関する処理をセッション延長処理部34に引き継ぐ。迷惑メールではないと判定した場合は、その処理をメールサーバ機能部32に渡す。
セッション延長処理部34は、メールの受け渡しを行うプロトコルのセッションを延長する処理を講じた後に、そのメールに関する処理をメールサーバ機能部32に渡す。
メールサーバ機能部32は従来の一般的なメールサーバに相当する処理を行う。即ち、受信したメールを保存し、そのメールの宛先アドレスを有する端末50からの要求に応じて、そのメールを送信する所謂プル型の配信を行う。或いは、メールの宛先アドレスを参照し、該当する端末50からの要求を待たずに配信する所謂プッシュ型の配信を行ってもよい。
このように、メールサーバ30は迷惑メール対策部31及びメールサーバ機能部32からなり、迷惑メール対策部31は迷惑メール判定部33及びセッション延長処理部34からなるが、これらはコンピュータと、コンピュータのプロセッサ上で実行されるコンピュータプログラムにより実現される。
図3を参照してメールサーバ30の動作について説明する。
メールサーバ10からインターネット20を介してメール転送用プロトコルによるセッション開始の要求を受けると、迷惑メール対策部31はこの要求に応答してセッションを開始し、メールの受信を開始する(ステップS1)。
セッションを開設したまま、迷惑メール判定部33は、予め定められた判定基準に従い、受信したメールが迷惑メールであるか否かを判定する(ステップS2)。
迷惑メールであると判定した場合、セッション延長処理部34は、メール送信を行うプロトコルのセッションを引き延ばす(ステップS3)。本来であれば、メールのメッセージ部分の受信が終了してセッション終了の条件が揃った時点でメールサーバ10に対してメール受信の完了通知を送信するが、本発明では、この通知を一定時間遅らせて送信する。この通知を送信し、延長したセッションを終了した後、セッション延長処理部34はメールサーバ機能部32にそのメールの処理を引き継ぐ。
メールサーバ機能部32は、従来の一般的なメールサーバと同様に、ネットワーク40を介して該当する端末50にメールを配信する処理を実行する(ステップS4)。
ステップS2にて迷惑メールではないと判定した場合、そのメールの処理は直ちに迷惑メール判定部33からメールサーバ機能部32に引き継がれる。
実施例1では、上述の実施の形態において、メール受信時のメールサーバ10、迷惑メール対策部31及びメールサーバ機能部32の動作について、より具体的に説明する。
まず迷惑メールと判定されるメールが送信されたときの動作について図4を参照して説明する。
メールを配信するため、送信元であるメールサーバ10は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)のようなメール受け渡しのプロトコルに従って、メールサーバ30との間にセッションを開設し、DATAコマンドを送信する(ステップS41)。DATAコマンドに応答して、迷惑メール対策部31がOKをメールサーバ10に返信する(ステップS42)。OKを受信したメールサーバ10は、メール本文に相当するメッセージ部分とメッセージ部分の終わりを表すEOM(End of Message)を迷惑メール対策部31に送信する(ステップS43、S45)。
メッセージ部分を受け取った迷惑メール対策部31は、迷惑メール判定部33にて迷惑メール判定を行う(ステップS44)。迷惑メール判定の方法は、例えば、本文中のURLを検索して、本文中にURLが発見された場合は、携帯電話用の有害URLを集めたブラックリストと照合して、該当するURLが記載されているメールは有害メールと判定する方法等がある。
迷惑メール判定部33にて迷惑メールであると判定された場合、DATAコマンドをメールサーバ機能部32に発行する前に、セッション遅延処理部34にて遅延挿入を行う(ステップS46)。
挿入した遅延時間が経過後、迷惑メール対策部31はDATAコマンドをメールサーバ機能部32に送信する(ステップS47)。DATAコマンドを受信したメールサーバ機能部32は、迷惑メール対策部31に対してOKを返信する(ステップS48)。OKを受信した迷惑メール対策部31は、ステップS43にてメールサーバ10と迷惑メール対策部31の間で行われたのと同様に、メッセージ部分とEOMをメールサーバ機能部32に送信する(ステップS49)。メッセージ部分を受信したメールサーバ機能部32は、迷惑メール対策部31に対してOKを返信する(ステップS59)。
OKを受信した迷惑メール対策部31は、メールサーバ10に対してOKを送信する(ステップS52)。迷惑メール対策部31からOKを受信したメールサーバ10は、セッションを終了するため、迷惑メール対策部31に対してQUITコマンドを送信する(ステップS53)。メールサーバ10からQUITコマンドを受信した迷惑メール対策部31は、メールサーバ機能部32に対してQUITコマンドを送信する(ステップS54)。迷惑メール対策部31からQUITコマンドを受信したメールサーバ機能部32は、迷惑メール対策部31にByeを返信する(ステップS55)。メールサーバ機能部32からByeを受信した迷惑メール対策部31は、メールサーバ10に対して、Byeを送信する(ステップS56)。メールサーバ10は、迷惑メール対策部31からのByeを受信する事で、メールを配信するためにメール受け渡しのプロトコルに従った、セッションを閉じる。メールサーバ機能部32はメールを該当する端末50に配信する処理を行う(ステップS57)。
これに対して、迷惑メールと判定されない場合の動作が図5に示されている。迷惑メールと判定される場合とされない場合との動作を比較すると、ステップS46での遅延時間の挿入処理を行うか否かの点で異なる。迷惑メールと判定される場合、メールサーバ10はメールを送信するために本来必要な時間に加えて、ステップS46にて挿入された遅延時間が経過しないと、一通のメール送信を完了することができない。この為、メールサーバ30は、単位時間当たりにメールサーバ10が送信可能なメール通数を、本来送信可能な通数と比較して少数に制限することができる。
例えば、メールサーバ10が一通当たり0.1秒で送信可能であるとする。この場合、メールサーバ10は、1秒間に10通、1分間で600通のメールを送信可能である。このようなメールサーバ10から、迷惑メール判定部33にて迷惑メールであると判定されるメールがメールサーバ30に送信されるものとする。また、セッション延長処理部34が遅延時間として0.1秒をステップS46にて挿入するものとする。このとき、メールサーバ10からメールサーバ30に一通のメールを送信するためには、0.1+0.1=0.2秒を要する。即ち、メールサーバ10が送信可能なメールは、1秒間に5通、1分間に300通と、本来の通数から半減することになる。
図6を参照すると、実施例2は、ネットワーク40として携帯電話回線網41及び無線基地局42、端末50として携帯電話端末51を適用した例である。携帯電話事業者は多数の加入者端末に対して電子メールサービスを提供しており、携帯電話事業者のメールサーバには多数の迷惑メールが集中しているので、特に好適である。
携帯電話端末51は、メールプログラムを記憶した記憶装置を備え、メールプログラムに従ってメールの作成・送受信を実行する。携帯電話端末51は、無線基地局42、携帯電話回線網41を介してメールサーバ30にアクセスし、メールサーバ機能部32に蓄積されているその携帯電話端末51を使用する加入者宛のメールの取得する。
実施例1では、迷惑メールと判定する基準をひとつ定め、この判定基準に基づいて迷惑メールと判定したメールのセッション終了を一定時間の遅延時間を挿入した。これに対して、実施例3では、判定基準を複数設け、合致した判定基準に応じて遅延時間を挿入する。
迷惑メール判定部33は、複数の判定基準のそれぞれについて判定を行い、これらの判定結果に応じて遅延時間を決定し、セッション遅延処理部34に対して挿入すべき遅延時間の長さを指示する。
例えば、合致した判定基準ひとつ当たりの遅延時間を定める。この場合、遅延時間の長さを決定する上で判定基準同士の重みは同じである。或いは、判定基準それぞれに対して遅延時間を定める。この場合、ある判定基準は軽く、ある判定基準は重くなる。
判定基準としては、URL、フリーメールアドレスのドメイン、その他の語句等の予め定められた文字列の有無が考えられる。
このようにして遅延時間の長さを制御することで、メールの受信通数を段階的に制御することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態及び実施例に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、当業者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態であるデータ通信ネットワーク100を説明するためのブロック図である。 メールサーバ30のブロック図である。 メールサーバ30の動作を説明するためのフローチャートである。 メールサーバ30が迷惑メールを受信したときの動作を説明するためのシーケンス図である。 メールサーバ30が迷惑メールではないメールを受信したときの動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施例である携帯電話端末を用いたデータ通信ネットワーク600を説明するためのブロック図である。
符号の説明
10、30 メールサーバー
20 インターネット
31 迷惑メール対策部
32 メールサーバ機能部
33 迷惑メール判定部
34 セッション延長処理部
40 ネットワーク
41 携帯電話回線網
42 無線基地局
50 端末
51 携帯電話端末

Claims (17)

  1. メールサーバが他のメールサーバから転送されたメールを受信する方法において、
    他のメールサーバからメールの受信を開始する受信開始段階と、
    前記メールが迷惑メールであるか否かを予め定めた複数の判定基準に照らして判定する判定段階と、
    迷惑メールと判定した場合、前記複数の判定基準のうち、前記判定段階で満たした判定基準に応じて、通知を遅延させる時間を定め、当該メールの受信が完了してから前記定めた時間が経過した以後に、当該メール受信の完了を前記他のメールサーバに通知する通知遅延段階と
    を含むことを特徴とするメール受信方法。
  2. 請求項1に記載のメール受信方法において、前記判定段階をメールの受信中に行うことを特徴とするメール受信方法。
  3. 請求項1に記載のメール受信方法において、前記判定段階をメールの受信完了後に行うことを特徴とするメール受信方法。
  4. 請求項1に記載のメール受信方法において、前記判定段階は、予め定められた文字列とメールに含まれる文字列との比較結果に基づいて判定することを特徴とするメール受信方法。
  5. 請求項1に記載のメール受信方法において、受信したメールを指定された受信者アドレスのメールボックスに保存する段階を更に含むことを特徴とするメール受信方法。
  6. メールサーバが他のメールサーバから受信したメールを転送する方法において、
    請求項1乃至5のいずれかに記載のメール受信方法によりメールを受信する段階と、
    迷惑メールと判定したメールを、前記通知を生成したときに受信が完了したものとみなした上で、受信が完了した順序に従って、指定された受信者アドレスに向けて転送する
    ことを特徴とするメール転送方法。
  7. コンピュータをメールサーバとして動作させるコンピュータプログラムにおいて、
    他のメールサーバからメールを受信する受信処理と、
    前記メールが迷惑メールであるか否かを予め定めた複数の判定基準に照らして判定する判定処理と、
    迷惑メールと判定した場合、前記複数の判定基準のうち、前記判定処理で満たした判定基準に応じて、通知を遅延させる時間を定め、当該メールの受信が完了してから前記定めた時間が経過した以後に、当該メール受信の完了を前記他のメールサーバに通知する通知遅延処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 請求項7に記載のコンピュータプログラムにおいて、前記判定処理をメールの受信中に実行することを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 請求項7に記載のコンピュータプログラムにおいて、前記判定処理をメールの受信完了後に行うことを特徴とするコンピュータプログラム。
  10. 請求項7に記載のコンピュータプログラムにおいて、前記判定処理は、予め定められた文字列とメールに含まれる文字列との比較結果に基づいて判定することを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 請求項7に記載のコンピュータプログラムにおいて、受信したメールを指定された受信者アドレスのメールボックスに保存する段階を更に含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. メールサーバが他のメールサーバから受信したメールを転送するコンピュータプログラムにおいて、
    請求項7乃至11のいずれかに記載のコンピュータプログラムと同じ処理によりメールを受信し、
    迷惑メールと判定したメールを、前記通知を生成したときに受信が完了したものとみなした上で、受信が完了した順序に従って、指定された受信者アドレスに向けて転送する処理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  13. 請求項7乃至12のいずれかに記載のコンピュータプログラムを格納し、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 請求項13に記載の記録媒体を備え、前記コンピュータプログラムに従って動作するコンピュータ。
  15. 請求項14に記載のコンピュータであるメールサーバと、
    前記メールサーバを介してメールを受信する端末と
    を備えるデータ通信ネットワーク。
  16. 請求項15に記載のデータ通信ネットワークにおいて、前記メールサーバは、当該データ通信ネットワークの他のデータ通信ネットワークから転送されたメールを受信し、前記メールサーバが管理するメールボックスに保存して、前記メールボックスを介して前記端末にメールを転送することを特徴とするデータ通信ネットワーク。
  17. 移動通信ネットワークであって、前記端末は移動通信端末であることを特徴とする請求項15に記載のデータ通信ネットワーク。
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