JP4477240B2 - データ送信方法及びネットワーク要素 - Google Patents
データ送信方法及びネットワーク要素 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4477240B2 JP4477240B2 JP2000591759A JP2000591759A JP4477240B2 JP 4477240 B2 JP4477240 B2 JP 4477240B2 JP 2000591759 A JP2000591759 A JP 2000591759A JP 2000591759 A JP2000591759 A JP 2000591759A JP 4477240 B2 JP4477240 B2 JP 4477240B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- network
- channel
- packet
- transmission line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/66—Arrangements for connecting between networks having differing types of switching systems, e.g. gateways
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/64—Hybrid switching systems
- H04L12/6418—Hybrid transport
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L69/00—Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
- H04L69/30—Definitions, standards or architectural aspects of layered protocol stacks
- H04L69/32—Architecture of open systems interconnection [OSI] 7-layer type protocol stacks, e.g. the interfaces between the data link level and the physical level
- H04L69/322—Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions
- H04L69/325—Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions in the network layer [OSI layer 3], e.g. X.25
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/64—Hybrid switching systems
- H04L12/6418—Hybrid transport
- H04L2012/6472—Internet
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/64—Hybrid switching systems
- H04L12/6418—Hybrid transport
- H04L2012/6475—N-ISDN, Public Switched Telephone Network [PSTN]
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M2207/00—Type of exchange or network, i.e. telephonic medium, in which the telephonic communication takes place
- H04M2207/18—Type of exchange or network, i.e. telephonic medium, in which the telephonic communication takes place wireless networks
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M7/00—Arrangements for interconnection between switching centres
- H04M7/12—Arrangements for interconnection between switching centres for working between exchanges having different types of switching equipment, e.g. power-driven and step by step or decimal and non-decimal
- H04M7/1205—Arrangements for interconnection between switching centres for working between exchanges having different types of switching equipment, e.g. power-driven and step by step or decimal and non-decimal where the types of switching equipement comprises PSTN/ISDN equipment and switching equipment of networks other than PSTN/ISDN, e.g. Internet Protocol networks
- H04M7/125—Details of gateway equipment
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M7/00—Arrangements for interconnection between switching centres
- H04M7/12—Arrangements for interconnection between switching centres for working between exchanges having different types of switching equipment, e.g. power-driven and step by step or decimal and non-decimal
- H04M7/1205—Arrangements for interconnection between switching centres for working between exchanges having different types of switching equipment, e.g. power-driven and step by step or decimal and non-decimal where the types of switching equipement comprises PSTN/ISDN equipment and switching equipment of networks other than PSTN/ISDN, e.g. Internet Protocol networks
- H04M7/128—Details of addressing, directories or routing tables
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W8/00—Network data management
- H04W8/26—Network addressing or numbering for mobility support
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W80/00—Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
- H04W80/04—Network layer protocols, e.g. mobile IP [Internet Protocol]
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W92/00—Interfaces specially adapted for wireless communication networks
- H04W92/02—Inter-networking arrangements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Description
【技術分野】
本発明は、混合ネットワークを経てスピーチ情報を送信することに係り、より詳細には、回路交換データ送信ネットワークにおいてパケット送信を用いる部分を経てスピーチ情報を送信することに係る。本発明は、請求項1の前文に記載した方法に関する。
【0002】
【背景技術】
従来の電話は、単一のスピーチ接続が送信される基本的チャンネルフォーマットが64kビット/sである。この64kビット/sチャンネルは、1秒当たり8000個のサンプルを送信し、各サンプルは、8ビットを有する。典型的に、複数の64kビット/sチャンネルが単一の送信ラインに送信されて、1544kビット/s、2048kビット/s、及びそれ以上の送信レートを形成する。2048kビット/sの送信ラインでは、256ビット、即ち32バイトフレームが1秒当たり8000回送信される。8ビットの32グループ、即ちバイトのフレームを、タイムスロットと称する。PCM送信ライン及びトランクラインという用語は、一般に、複数の64kビット/sチャンネルを送信する通信ラインを指すものとして使用される。それ故、トランクラインのグループ内で送信されるあるスピーチチャンネルを識別するためには、チャンネルのタイムスロット番号を指示することが必要でありそしてトランクライン識別子が必要となる。トランクラインという用語は、基本的な1544kビット/s又は2048kビット/s単位の送信を表わすのにも時々使用され、複数のこのような送信単位が単一の物理的送信媒体即ち単一の物理的送信ラインに送信される場合もそうである。厳密に考えると、頭文字PCMは、トランクラインに通常使用されるパルスコード変調を表わすが、PCM送信ラインという用語は、当業者に一般に使用されており、特に、本明細書では、上述した論理的チャンネルグループ又は1群のチャンネルグループを指し、特定の変調モードを指すものではない。
【0003】
更に、パケットベースの送信ネットワークは、現在、広範に使用されており、その顕著な例はインターネットである。共通のパケット送信プロトコルは、インターネットプロトコル(IP)である。IPプロトコルバージョン4が、仕様書RFC791に詳細に説明されている。IPv6として知られているIPプロトコルの次のバージョンは、仕様書RFC1883に説明されている。
テレコミュニケーションの重要性及び使用量の増加に伴い、異なる形式のネットワークを相互接続する方向に向かっている。例えば、インターネットは、いわゆるインターネット電話を使用して音声を送信するように既に使用されている。インターネットのデータ送信容量が増加するにつれて、インターネットを従来の電話に代わって使用することが一般的となるであろう。ある電話オペレータは、低いレートでインターネットを経て長距離通話を既に提供している。
【0004】
セルラーテレコミュニケーションネットワークをインターネットに相互接続する種々の構成体が現在開発されている。セルラーテレコミュニケーションネットワークの複雑さと、それらが提供する種々様々なサービスは、異なるネットワークを相互接続する場合に新たなそして広範囲な分野の問題を提起する。セルラーテレコミュニケーションネットワークに独特な特徴の一例は、無線インターフェイスの容量に限度があるために必要となるスピーチの圧縮である。移動ステーションは、使用可能なコーデックの1つを使用してユーザのスピーチをコード化し、そしてそれにより得られたコード化されたスピーチパラメータを、無線インターフェイスを経てセルラーネットワークのベースステーションに送信する。コード化されたスピーチパラメータは、セルラーネットワークにおいてデコードされてスピーチ信号に戻される。しかしながら、使用する典型的な圧縮方法は、スピーチ信号の全てのデータを送信するのではない。というのは、圧縮方法は、典型的な聴取者のスピーチ認知がスピーチ信号のある特徴に対して非常に敏感であるが、その他の特徴についてはあまり敏感でなく、不感ですらあるという利点を取り入れたものだからである。それ故、典型的な圧縮方法は、送信されるスピーチの認知されるクオリティに対して重要でないスピーチ信号の部分を省略する。しかしながら、セルラーテレコミュニケーションネットワークの移動対移動接続の場合のように、コード化及びデコードが2回以上実行されるときには、二重のコード化及びデコードのためにスピーチのクオリティが著しく低下する。この問題は、例えば、いわゆるタンデムフリーオペレーション(TFO)の送信モードを使用することにより回避できる。TFOモードでは、移動ステーションから受信したコード化されたスピーチパラメータのデコードを行うセルラーネットワーク要素は、最初の受信したコード化スピーチパラメータを、デコードされたスピーチ信号に挿入し、これが受信器へ送られる。スピーチパラメータは、通常、スピーチ信号のスピーチサンプルの最下位ビットに挿入され、従って、それらは、受信器が埋め込まれたスピーチパラメータを使用しない場合には、スピーチ信号の受信器によりバックグランドノイズの若干の増加として認知される。移動対移動のTFOモードコールの場合には、受信側移動ステーションへ送信するためのスピーチ信号のエンコードを実行する受信端のネットワーク要素が、埋め込まれたスピーチパラメータを抽出し、そして第2のコード化動作を行わずにそれを移動ステーションに送信する。次いで、受信側移動ステーションは、スピーチパラメータをスピーチ信号にデコードする。TFOモードでは、スピーチ信号が1回だけコード化され、即ち送信側移動ステーションにおいてコード化され、そして受信側移動ステーションは、送信側移動ステーションによって作成されたコード化スピーチパラメータを受信し、これにより、二重コード化が回避される。これはスピーチのクオリティを著しく改善する。というのは、TOFがないと、最初のスピーチ信号が、ロスの多いスピーチ圧縮アルゴリズムで2回コード化され、圧縮が適用されるたびにスピーチのクオリティが低下するからである。スピーチコーデックのビットレートが非常に低いときには、単一エンコードとタンデムエンコードとの間の相違が非常に重要となる。古い高ビットレートスピーチコード化規格、例えば、64kビット/sのPCMコード化のG.711規格は、連続的コード化に対して非常に健全に作用する。しかしながら、64kビット/sないし16kビット/sの範囲で動作する現状のスピーチコーダは、2回以上の連続的コード化に極めて敏感である。
【0005】
異なる形式の送信ネットワークが接続の送信に関与し、特に、異なる接続が、データ送信レートや、圧縮が使用されるかどうかといった異なるパラメータを有するときには、多数の問題が発生する。例えば、1つの問題は、あるデータ送信チャンネルが圧縮されそしてある送信チャンネルが圧縮されない場合に、データ送信をいかに最適化するかである。更に別の問題は、PCM送信ラインを、IPネットワークのようなパケットベースのネットワークにいかに効率的に接続するかである。
【0006】
【発明の開示】
本発明の目的は、パケットベースのネットワークを回路交換接続の送信に使用できるようにする送信方法を実現することである。又、本発明の目的は、2つのPCM送信ラインを、IP又はX.25ネットワークのようなパケットベースのネットワークに接続する方法を提供することである。本発明の更に別の方法は、圧縮及び非圧縮の両方のトラフィックに対するデータ送信容量の使用を最適化する方法を提供することである。
これらの目的は、PCM送信ラインの少なくとも1つのチャンネルからデータパケットのペイロード部分に多数のサンプルを挿入し、そして行先PCM送信ライン及び送信ライン内のチャンネルを行先パケットアドレスにおいて指示することにより達成される。
【0007】
本発明による方法は、方法の独立請求項の特徴部分に記載したことを特徴とする。本発明によるネットワーク要素は、ネットワーク要素の独立請求項の特徴部分に記載したことを特徴とする。従属請求項は、本発明の更に別の効果的な実施形態を記載する。
本発明によれば、PCM送信ラインは、第1PCM送信ラインの1つ以上のチャンネルからのデータがデータパケットのペイロード部分に収集されるように、IP又はX.25ネットワークのようなパケットベースのネットワークに接続される。更に、データパケットの行先アドレスは、第2PCM送信ラインに接続されているパケットネットワークエンティティが、パケットの行先アドレスに基づき、第2PCM送信ラインのどのチャンネル(1つ又は複数)にデータを送信すべきか決定できるように構成される。
【0008】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、同様のエンティティが同じ参照番号を用いて示された添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
A.TFOモードチャンネルの送信の例
本発明の1つの効果的な実施形態では、1つ以上のPCMデータ送信ライン及びIPネットワークに接続されたネットワーク要素によって処理が実行される。このようなネットワーク要素は、以下、パケットネットワークゲートウェイと称する。パケットネットワークゲートウェイは、PCMデータ送信ラインから64kビット/sのデータ送信チャンネルを受信する。これら64kビット/sチャンネルの各々は、例えば、スピーチ又はデータ或いはファックスを送信することができる。PCM送信ラインは、セルラーテレコミュニケーションネットワークのネットワーク要素、例えば、GSM又はUMTSネットワークのMSC(移動サービス交換センター)に接続される。この例では、TFOモードコールの処理について説明する。TFOモードコールでは、64kビット/sのスピーチ信号は、スピーチ信号自体に加えて、スピーチ信号の最下位ビットに圧縮されたスピーチ情報を含んでいる。この例では、パケットネットワークゲートウェイは、到来信号からこの圧縮されたスピーチ情報を抽出する。パケットネットワークゲートウェイは、所定量のこの圧縮されたスピーチ情報、例えば、バイトの量に対応するある量のビットを収集し、このバイトの量は、効率的な送信を行うに充分な大きさであり且つ著しいパケット化遅延を生じないよう充分小さなものである。所定量のスピーチパラメータ情報が収集されると、この情報がIPパケットに挿入され、これには、行先MSCに関連したパケットネットワークゲートウェイに対応する行先アドレスが与えられる。パケットは、次いで、IPネットワークを経て行先パケットネットワークゲートウェイに送信される。
【0009】
次いで、行先パケットネットワークゲートウェイはパケットを受信し、そしてパケットからスピーチパラメータ情報を抽出する。次に、行先パケットネットワークゲートウェイは、スピーチパラメータ情報に基づいてスピーチ信号を形成し、そしてそのスピーチパラメータ情報を従来のTFOモードの場合と同様にスピーチ信号の最下位ビットに埋め込む。それにより得られた信号は、行先MSCに向かって64kビット/sのPCMチャンネルに送信される。
【0010】
B.チャンネル識別情報
本発明の効果的な実施形態では、受信端においてPCMチャンネルを識別するチャンネル情報がIP又はX.25ネットワークのようなパケットネットワークのパケットに含まれる。以下、IPネットワークに適用するものとして本発明の実施形態を説明する。チャンネル識別情報は、例えば、行先IPアドレスにより定義されるか、又はIPデータグラムにおいてそのデータグラムの余分な任意のフィールド又はデータ部分に含まれる。
【0011】
行先IPアドレスがチャンネル識別情報を定義する実施形態では、所定のルールを使用して、IPアドレスが発生されそしてIPアドレスからチャンネル識別情報が推測される。例えば、行先パケットネットワークゲートウェイに接続されたPCM送信ラインの64kビット/sチャンネルは、連続的に番号が付けられ、この場合に、チャンネルのIPアドレスは、パケットネットワークゲートウェイのベースアドレスにチャンネルの番号を追加することにより見出すことができる。これは、ルールの一例に過ぎず、本発明を何ら限定するものではない。というのは、本発明の種々の実施形態では、多数の他の形式のルールを使用できるからである。例えば、チャンネルのタイムスロット番号を使用することもできる。パケットネットワークゲートウェイが2つ以上の2048kビット/sのPCMトランクラインに接続される場合には、トランクラインが連続的に番号付けされ、この場合に、IP番号は、タイムスロット番号及びトランクライン番号の両方から導出することができる。例えば、次の式を使用することができる。
IPアドレス=ベースアドレス+(NTS・トランクライン番号)
+タイムスロット番号
項NTSは、トランクラインの1フレームにおけるタイムスロットの数を表す。
【0012】
1544kビット/sのPCMトランクラインは、24個のタイムスロットを有し、一方、2048kビット/sのPCMトランクラインは、32個のタイムスロットを有する。例えば、パケットネットワークゲートウェイがそのベースアドレスとして1.313.42.100を有する場合には、タイムスロット及びトランクラインの番号がゼロからスタートすると仮定すれば、第1の2048kビット/sトランクラインの32個のタイムスロットのIPアドレスは、1.313.42.100ないし1.313.42.131となり、そして第2の2048kビット/sトランクラインのタイムスロットのIPアドレスは、1.313.42.132ないし1.313.42.163となる。逆の手順、即ちトランクライン番号及びタイムスロット番号の計算は、例えば、次の式に基づいて行うことができる。
タイムスロット番号=(IPアドレス−ベースアドレス)MOD NTS
トランクライン番号=INT((IPアドレス−ベースアドレス)/NTS)
但し、関数mMODnは、モジュロ関数であり、そして関数INT(x)は、xの整数部分を戻す。当業者であれば、ベースアドレスが既知であるとき、逆の方向にいかに進むか、即ちIPアドレスからタイムスロット番号及びトランクライン番号をいかに計算するかの多数の他の簡単な方法が明らかであろう。
他の多数のIPアドレス形成ルールも使用できるので、本発明は、チャンネルに対応するIPアドレスを形成する上記例に限定されるものではない。例えば、本発明の更に別の効果的な実施形態では、パケットネットワークゲートウェイに関連したプレフィックス値にタイムスロット番号を連結することによりIPアドレスが形成される。
【0013】
上述したアドレッシング例は、必要なアドレススペース即ちチャンネル当たり1つのIP番号が使用できることを必要とする。IPv6ネットワークでは、これが問題とならない。他方、IPv4ネットワークは、充分な空きアドレスをもたなくてもよい。このような実施形態では、チャンネル識別情報がIPアドレス以外の方法で指定されるのが望ましい。上述したように、チャンネル識別情報は、IPデータグラムのヘッダにおける余分な任意フィールドにおいてエンコードされてもよいし、或いは好ましくはIPデータグラムのデータ部分において所定の方法でエンコードされてもよい。
本発明の更に別の効果的な実施形態では、送信側パケットネットワークゲートウェイにおいてチャンネル識別情報がIPデータグラムに含まれる。このチャンネル識別情報は、例えば、上記の例に基づくIPアドレスの形態で指定することができ、このアドレスは、IPデータグラムにおいて送信者のIPアドレスとして使用される。又、チャンネル識別情報は、IPデータグラムの余計な任意フィールド又はデータ部分において所定の方法でエンコードすることもできる。
【0014】
C.多数のチャンネルの結合
本発明の更に別の効果的な実施形態では、2つ以上のチャンネルからのスピーチデータが、IP又はX.25プロトコルのようなネットワークレベルプロトコルの1つのデータグラムにおいて送信される。1つのデータグラムは、例えば、複数の連続するタイムスロットからのデータを含むか、或いは複数の少なくとも部分的に非連続的なタイムスロットからのデータを含む。幾つかのこのような実施形態を以下に説明する。
C.1 連続的チャンネル
本発明の効果的な実施形態では、1つ以上の連続的フレームの全タイムスロットからのデータが、IP又はX.25プロトコルのようなネットワークレベルプロトコルの1つのデータグラムにおいて送信される。例えば、2048kビット/sのPCMラインのフレームは、32個のタイムスロットを含む。各タイムスロットは8ビットを含むので、圧縮が使用されない場合に、1つのフレームは、IPデータグラムにおける32バイトのペイロードに対応する。例えば、32個の連続するフレームが1つのIPデータグラムにおいて送信される場合に、IPデータグラムは、1024バイトの非圧縮スピーチデータを有することになる。しかしながら、32チャンネルの各々から32個の連続するフレーム即ち32個のサンプルをパッキングする場合には、4msのパケット化遅延が導入される。遅延を短くするために、2つ以上のPCMトランクラインからフレームを収集することができる。例えば、2つの2048kビット/sのPCMライン各々から16個の連続フレームを収集し、即ち64チャンネル各々から16個のサンプルを収集する場合には、同じ量のデータが得られるが、2msだけ遅延する。
【0015】
本発明の更に別の効果的な実施形態では、1つ以上の複数の連続するチャンネルを圧縮形態で送信することができる。これは、例えば、送信されたチャンネルの状態情報をIPパケットに追加することにより実現することができる。状態情報は、例えば、チャンネル当たり4ビットを含むことができる。これらビットの1つは、チャンネルのアクティブ/インアクティブ状態を表すことができ、そしてこれらビットの3つは、チャンネルの特定サンプルの送信に使用されるビットの数を指示することができる。例えば、チャンネルが非圧縮状態で送信される場合には、サンプルの長さが8ビットである。チャンネルが圧縮されたスピーチパラメータを転送する場合には、使用する圧縮方法にもよるが、圧縮されたスピーチ信号のサンプルを表すのに3ビットで充分である。チャンネルがインアクティブである場合には、そのチャンネルを送信するのに、ビットを使用する必要はない。64チャンネルからの16個のサンプルが1つのIPデータグラムにパックされる例では、64x4ビット即ち32バイトの状態情報をデータグラムに挿入する必要がある。この実施形態は、圧縮されたトラフィックにより生じる容量の節約を得ることができるが、同じメカニズムを使用して、非圧縮の混合トラフィックを送信できるという効果を有する。行先IPアドレス及び送信者IPアドレスは、データグラムによりデータが搬送されるPCMトランクライン(1つ又は複数)を指示するのに使用されるのが好ましい。データグラムにおける各サンプルの位置は、そのサンプルに対応するタイムスロット即ちチャンネルを指定する。
IPデータグラムにより転送されるチャンネルの数に関する情報は、データグラムに含まれ、例えば、上述したチャンネル状態情報ヘッダの始めに含まれるのが好ましい。
【0016】
C.2 非連続的チャンネル
本発明の更に別の効果的な実施形態は、単一のデータグラムにおける非連続的タイムスロットからのデータの送信を与える。このような実施形態は、データグラムに状態情報を挿入することによって実現でき、この実施形態では、状態情報は、例えば、各タイムスロット当たり5つのビットを含むことができ、1つのビットは、チャンネルがアクティブであるかインアクティブであるかを指示し、3つのビットは、チャンネルのサンプルの長さを指示し、そして1つのビットは、チャンネル情報がデータグラムによって定義されるかどうか指示する。従って、ヘッダは、データグラムがその対応チャンネルを搬送するかどうかタイムスロットごとに別々に指示することができる。データグラムが対応チャンネルを搬送しない場合には、受信側のパケットネットワークゲートウェイは、そのチャンネルに対するデータを、IPネットワークからの他のソースから受信することができる。この実施形態は、いかなる数のタイムスロットも、それらが連続的であるかどうかに関わりなく、1つのフレームから送信できるようにする。この実施形態は、単一のPCMトランクラインの異なるタイムスロットが異なるパケットネットワークゲートウェイからのデータを受信できるという効果を有する。例えば、第1のパケットネットワークゲートウェイは、第2のパケットネットワークゲートウェイにおける2048kビット/sのPCMトランクラインのタイムスロット5ないし10にデータを送信することができる一方、第3のパケットネットワークゲートウェイは、同じPCMトランクラインの残りのタイムスロットにデータを送信することができる。更に、この実施形態は、行先パケットネットワークゲートウェイが、別のパケットネットワークゲートウェイからチャンネルのグループを受信すると共に、IP電話のような1つ以上の他のソースから単一チャンネルを別々に受信することができるようにする。
【0017】
C.3 多数のチャンネルの場合のIPアドレスの決定
IPアドレスの決定は、単一チャンネルがIPデータグラムにおいて転送される場合とほぼ同様のやり方で実行することができる。IPアドレスは、第1タイムスロットのタイムスロット番号に基づいて決定されるのが好都合であり、そのデータは、データグラムにおいて転送され、そしてデータグラムにおける残りのデータサンプル各々のタイムスロットは、第1タイムスロットに対するその位置により指定される。
D.コード化モードの選択
本発明の幾つかの効果的な実施形態では、パケットネットワークゲートウェイは、他のネットワーク要素とのコード化モードネゴシエーションを実行しない。このような実施形態では、パケットネットワークゲートウェイは、非圧縮チャンネルを透過的に転送し、そして存在するいかなるTFOモード信号に対しても、圧縮されたスピーチパラメータのみをパケットネットワークを経て送信する。しかしながら、本発明の他の実施形態では、パケットネットワークゲートウェイは、種々のネットワーク要素間のコード化モードネゴシエーションに関与することができ、そして2つのパケットネットワークゲートウェイが、それらの間に使用されるべき圧縮モードについてネゴシエーションすることができる。このような機能は、例えば、異なる形式の通信ネットワークがパケットネットワークを使用して接続されるときに著しい効果をもたらす。パケットネットワークゲートウェイがコード化モードの判断及びネゴシエーションを実行するか又はそれに関与する本発明の幾つかの実施形態について、以下に説明する。
【0018】
1つの効果的な実施形態では、第1のパケットネットワークゲートウェイは、GSMネットワーク又はUMTSネットワークのようなセルラーテレコミュニケーションネットワークに接続され、そして第2のパケットネットワークゲートウェイは、従来の電話システムに接続される。このような場合に、第1及び第2のパケットネットワークゲートウェイは、セルラーテレコミュニケーションネットワークの移動ステーションにより使用される接続に対して同じコード化モードを選択するようにネゴシエーションすることができる。その結果、接続は、セルラーテレコミュニケーションネットワークによりTFO接続として処理され得る。第1のパケットネットワークゲートウェイは、上述したように、第2のパケットネットワークゲートウェイに圧縮されたスピーチパラメータを単に送信し、そして第2のパケットネットワークゲートウェイは、従来の電話ネットワークからのスピーチ信号を圧縮し、その後、その圧縮された信号が第1のパケットネットワークゲートウェイ及びセルラーテレコミュニケーションネットワークに送信される。更に、この場合に、第2のパケットネットワークゲートウェイは、その圧縮されたスピーチパラメータを、従来の電話ネットワークに送信される圧縮解除されたスピーチ信号に埋め込む必要はない。というのは、ほとんどの場合、圧縮されたスピーチパラメータは、従来の電話ネットワークに何ら使用されないからである。
【0019】
本発明の更に別の効果的な実施形態では、パケットネットワークゲートウェイは、コード化に加えて、セルラーテレコミュニケーションシステムに通常使用される他の従来の特徴を実施して、不連続送信のようなデータ送信を減少することができる。このような実施形態では、パケットネットワークゲートウェイの音声アクティビティ検出器が、送信されたスピーチ信号を監視し、そして音声アクティビティが検出されない場合に、パケットネットワークを経てデータが送信されない。受信側のパケットネットワークゲートウェイが快適ノイズを発生できるようにするために、送信休止の前に無音記述子情報が送信されるのが好ましい。
移動対移動コールが、あるMSCから、第1のパケットネットワークゲートウェイ、パケットネットワーク及び第2のパケットネットワークゲートウェイを経て、第2のMSCへルート指定される本発明の1つの実施形態では、コード化モードネゴシエーションを例えば次のように実行することができる。コール設定中に、先ず、両端においてトランスコーダユニットとパケットネットワークゲートウェイとの間にTFO接続が設定され、その後、パケットネットワークゲートウェイは、それらの間のコード化モードをネゴシエーションする。両端において同じコード化モードが選択された場合には、接続の確立を続けることができる。異なるコード化モードが選択された場合には、パケットネットワークゲートウェイの一方が、接続の対応端で選択されたコード化モードを再ネゴシエーションすることができる。或いは又、パケットネットワークゲートウェイの一方が、トランスコード化、即ちコード化モード間の変換を実行することができる。
【0020】
本発明の更に別の効果的な実施形態では、たとえ接続の各端のシステムが圧縮を使用又はサポートしなくても、2つのパケットネットワークゲートウェイは、それらの間に送信される信号の圧縮についてそれらの間でネゴシエーションすることができる。これは、コール設定中に、コールがスピーチ接続であり、データ又はファックスコールでないことを指示する情報をパケットネットワークゲートウェイが受信する場合にのみ実行されるのが好ましい。
E.プロトコル
更に別の効果的な実施形態では、2つの通信するパケットネットワークゲートウェイ間でパケットネットワークレベルプロトコルの最上部に高いレベルの送信プロトコルが使用される。例えば、IPプロトコルデータは、データの供給を保証せず、そしてIPプロトコルは、欠陥又は欠落データグラムを交換するメカニズムをもたない。又、IPプロトコルは、データグラムの正しい受信順序も保証しない。それ故、パケットネットワークゲートウェイ間のデータ送信の信頼性を向上するために、IP又はX.25プロトコルのようなパケットネットワークレベルプロトコルの最上部に第2のプロトコルが効果的に使用される。本発明のこのような実施形態では、上位レベルプロトコルのパケットにデータが挿入され、その後、上位レベルプロトコルのパケットが、1つ以上のパケットネットワークレベルプロトコルデータグラムに挿入され、パケットネットワークを経て送信される。パケットネットワークゲートウェイは、上位レベルプロトコルを実行し、特定プロトコルの仕様により要求されるようにメッセージを発生しそしてメッセージに応答する。しかしながら、本発明の他の実施形態では、パケットネットワークゲートウェイとパケットネットワークとの間に個別のネットワーク要素を用いて上位レベルプロトコルを実行することもできる。
【0021】
パケットネットワークゲートウェイが、パケットネットワークゲートウェイにより管理される複数のアドレス内のアドレスに向けられたパケットネットワークレベルのプロトコルデータグラムを受信し、そしてそのデータグラムが、パケットネットワークゲートウェイが有効なスピーチデータとして認識するデータを含まず且つスピーチデータの送信に使用されるプロトコルに関連したメッセージデータも含まない場合には、パケットネットワークゲートウェイがパケットを破棄するのが好ましい。
本発明の1つの実施形態では、良く知られたTCPプロトコル(送信制御プロトコル)が使用される。しかしながら、TCPプロトコルは、リアルタイム送信にはあまり適しておらず、それ故、他のプロトコルが好ましい。更に別のものとしては、リアルタイムデータの送信用に設計されたUDPプロトコル(ユーザデータグラムプロトコル)又はRTPプロトコル(リアルタイムプロトコル)がある。TCPプロトコルは、仕様書RFC791により規定され、UDPは、RFC768により規定され、そしてRTPは、RFC1889により規定される。他の適当なプロトコルは、RFC1661に規定されたPPPプロトコル(ポイント対ポイントプロトコル)、RFC1662に規定されたHDLC状フレーミングにおけるPPPプロトコル、或いはV.110又はV.120プロトコルである。
更に、3つ以上のプロトコルを互いに上下に使用することもできる。例えば、RTPプロトコルがUDPプロトコルの上に使用され、そしてUDPプロトコルがIPプロトコルの上に使用されるのが好ましい。
これらのプロトコルは、当業者に良く知られたものであるから、ここでは詳細に説明しない。
【0022】
F.方法の例
図1は、PCM送信ラインから到着するデータをIPネットワークを経て別のPCM送信ラインへ送るための本発明の効果的な実施形態に基づく方法を示す。先ず、ステップ205において、PCMラインの1つ以上のチャンネル即ちタイムスロットからデータが収集される。いずれかのチャンネルがTFOモード信号を含む場合には、ステップ210において、圧縮されたスピーチパラメータがデータから抽出される。次の段階215では、IPデータグラムに対するIPアドレスが、例えば、上述したいずれかの方法で決定される。
IPアドレスは、後で使用するためにメモリ手段に記憶されるのが好ましい。その後、同じチャンネル(1つ又は複数)からのデータを含む別のIPデータグラムを送信すべきときに、決定段階215は、単に、以前に決定されたIPアドレスをメモリ手段からフェッチすることより成る。
【0023】
その後のステップ220では、IPデータグラムが構成され、その後、データグラムがステップ225においてIPネットワークを経て送信される。行先パケットネットワークゲートウェイは、データグラムを受信した後に、ステップ230において、そのデータグラムからデータサンプルを抽出する。データが圧縮されたスピーチパラメータを含む場合には、その圧縮されたスピーチパラメータがステップ235においてスピーチ信号に圧縮解除される。次のステップでは、受信及び/又は圧縮解除されたデータが、行先パケットネットワークゲートウェイに接続されたPCMラインの対応チャンネルに送信される。
図1に示す方法は、本発明の一実施例に過ぎない。本発明は、他の多数の方法でも実現できる。例えば、本発明の種々の実施形態において、ステップ210、215及び220の順序は、図1のものと相違してもよい。
【0024】
G.ネットワーク要素の例
図2は、MSC160とIPネットワーク170との間に配置されたネットワーク要素300において本発明の機能が実現される本発明の一実施形態を示す。このネットワーク要素は、その機能を実現するためのデジタル信号プロセッサ310のようなプロセッサユニット310を含むのが好ましい。例えば、ネットワーク要素は、PCM送信ラインの少なくとも1つのチャンネルを識別するパラメータに少なくとも部分的に基づいてIPパケットのためのIPアドレスを発生するIPアドレス発生ユニット301を備えている。更に、ネットワーク要素は、PCM送信ラインからの少なくとも1つの信号から圧縮されたスピーチパラメータを抽出するための圧縮スピーチパラメータ抽出ユニット302を備え、上記の信号は、非圧縮のスピーチ信号部分と、圧縮されたスピーチパラメータとの両方を含む。又、ネットワーク要素は、PCM送信ラインからの少なくとも1つのチャンネルの信号を、データ送信ネットワークを経て送信する前に、圧縮するための圧縮ユニット303も含む。アドレス発生ユニット301、スピーチパラメータ抽出ユニット302及び圧縮ユニット303は、ネットワーク要素300のメモリ手段315に記憶されたプロセッサユニット310により実行されるソフトウェアプログラムを使用して実現されるのが好都合である。
【0025】
H.コール設定
行先パケットネットワークゲートウェイのパケットネットワークレベルプロトコルアドレスに関する情報は、例えば、コール設定中に送信側パケットネットワークゲートウェイによって得ることができる。以下、本発明の効果的な実施形態によるコール設定シグナリングをIPネットワークに適用した一例を説明する。この実施形態では、IPトラフィックをサポートする交換センターは、別の交換センターからのルート情報要求に対する応答として従来のE.164電話番号ではなくIPアドレスを返送するように実施される。
この例では、IPトラフィック能力を有する交換センターは、SCに対応する電話番号により確認できるものと仮定する。交換センターは、例えば、他の交換センターのどれがIPトラフィックをサポートするかを指定するデータベースをもることができる。
【0026】
この例では、交換センター(SC)AとBとの間のメッセージについて説明する。セルラーテレコミュニケーションネットワークの場合に、2つの交換センターは、移動サービス交換センター(MSC)である。
加入者がコールを行うときに、SC Aは、ISUPプロトコルのSETUPメッセージを受信する。このSETUPメッセージは、加入者がコールしようとする他の当事者の番号を含む。交換センターAは、番号を検査し、そして数字の分析が、SC BがIPトラフィックを受信できることを意味する場合に、SCAは、シグナリングシステムSS7を用いて、例えば、「Send Routing Info」コマンドをSC Bに送信することにより、SC Bに質問する。このコマンドを受信すると、SC Bは、SC Bとそのローカルパケットネットワークゲートウェイとの間の送信ラインにおいて空きの到来チャンネルを探索し、そのチャンネルに対応するIPアドレスを発生し、そしてコマンドに対する応答としてIPアドレスを送信する。SC Aは、IPアドレスを受信すると、SC Aに関連したパケットネットワークゲートウェイへ接続をスイッチし、そして行先IPアドレスとして使用されるべきパケットネットワークゲートウェイへIPアドレスを返送する。SC Aは、IPアドレスを受信すると、SCAに関連したパケットネットワークゲートウェイへ接続をスイッチし、そして行先IPアドレスとして使用されるべきパケットネットワークゲートウェイへIPアドレスを送信する。SC Bのパケットネットワークゲートウェイは、その後に、SC Aのパケットネットワークゲートウェイにより送信されたIPデータグラムのソースIPアドレスからSC AのパケットネットワークゲートウェイにおけるチャンネルのIPアドレスを得ることができる。
【0027】
上述した質問コマンドは、IPトラフィックをサポートする交換センターに特有のものであり、この場合に、このような質問コマンドを受信するSCは、コマンドの送信者もIPトラフィックをサポートすることが常に分かる。その結果、SCは、E.164電話番号ではなくIPアドレスを送信することによりこのようなコマンドに常に応答することができる。本発明の別の実施形態によれば、第1交換センターからこのような質問コマンドを受信する第2交換センターは、第1交換センターを識別する情報、例えば、発呼者の電話番号を検査する。その電話番号が、第1交換センターがIPトラフィックをサポートすることを識別する場合には、第2のSCは、IPアドレスを送信することにより応答することができる。さもなくば、第2のSCは、E.164電話番号を送信することにより、従来の方法で応答する。
【0028】
I.本発明の将来の効果的な実施形態
将来の効果的な実施形態では、パケットネットワークゲートウェイは、種々のエンコードモード間をトランスコードするのに必要な機能も含む。上述したネゴシエーション機能に加えて、このような機能は、ここに示す実施形態では、送信経路内のトランスコード化の回数を最適化するのに使用される。
ここに示す実施形態では、最小化の対象は、端−端送信経路にトランスコード化がもしあれば、その回数である。この目的を達成するために、サポートされるコード化モードに関して要素の能力を記述するために種々のネットワーク要素間に送信されるメッセージに特殊な順序が使用される。このようなメッセージは、ターミナル能力セット(TCS)メッセージとしばしば称される。このようなメッセージは、通常、メッセージの送信者が受信でき且つ送信者が送信できるコード化モードを列挙している。ここでは、コードモードを記述する項目に、セルラーテレコミュニケーションシステムのある仕様書にこの目的で使用される用語でもある能力記述子が示される。使用可能なコード化モードは、異なる方向に対して異なるものでよい。ここに示す本発明の実施形態では、ターミナル能力設定メッセージに能力を列挙する順序に重要度が与えられ、即ち列挙の順序が優先順位を表す。
【0029】
能力記述子の順序は、送信経路に沿って次のネットワーク要素にターミナル能力設定メッセージを送信するときにネットワーク要素が従うある1組のルールによって定義される。これらルールに対する基本的な事柄は、次の通りである。
− 以前のネットワークノードがサポートしそして現在のネットワークノードがサポートするコード化モードは、最も高い優先順位を有する。現在ネットワークノードは、次の事柄が順序の変更を必要としない場合及び少なくとも部分的に順序の変更を必要とする場合には、以前のネットワークノードの優先順位を維持する。
− その後、以前のネットワークノードがサポートしないが、現在のネットワークノードによってサポートされ、そして現在のネットワーク要素がトランスコーダとして働いて、以前のネットワークノードによりサポートされるコード化モードへ/からトランスコード化できるところのコード化モードが、次に最も高い優先順位を有する。
− 対称的なエンコードは、非対称的なエンコードより好ましい。対称的なエンコードでは、同じコードが送信及び受信に使用される。
【0030】
一例として、図3に示すネットワークにおけるTCSメッセージの流れについて考える。図3は、第1ターミナルTA 400と、第1パケットネットワークゲートウェイG1 300と、パケットネットワーク170と、第2パケットネットワークゲートウェイG2 300と、第2ターミナルTB 400とを概略的に示している。第1ターミナルTAがその能力を他のターミナルTBに通信する状態について考える。同様の手順が逆方向にも適用されるが、明瞭化のために、ここでは、TAからTBへの方向についてのみ説明する。
先ず、ターミナルTAは、所望の優先順に能力記述子をリストするTCSメッセージをG1に送信する。
【0031】
次いで、第1ゲートウェイG1は、メッセージを受信し、そしてゲートウェイG2へ送信するための新たなTCSメッセージを作成する。ゲートウェイG1は、能力記述子を次のようにアレンジする。
− TAが送信しそしてG1がサポートすることのできる能力記述子は、能力記述子の第1セットを形成する。
− 第1セットの能力記述子の中で、対称的コード化モードの能力記述子が第2セットを形成し、一方、第1セットの残りの能力記述子が第3セットを形成する。
− 第2セットは、それらの能力記述子がG1に受信されたTCSメッセージ内に存在したのと同じ順序で順序付けされる。
− 第3セットは、それらの能力記述子がG1に受信されたTCSメッセージ内に存在したのと同じ順序で順序付けされる。
− 能力記述子の第4セットは、G1によりサポートされるがTAによりサポートされない受信コード化モードであって、ゲートウェイG1が受信でき且つG1がTAによりサポートされるコード化モードへトランスコードできるところの受信コード化モードに対応する能力記述子により形成される。
− 能力記述子の第5セットは、G1によりサポートされるがTAによりサポートされない送信コード化モードであって、ゲートウェイG1が送信でき且つG1がTAによりサポートされるコード化モードからトランスコードできるところの送信コード化モードに対応する能力記述子により形成される。
【0032】
従って、G1により送信されるTCSメッセージは、第2、第3、第4及び第5セットの能力記述子をその優先順に含む。しかしながら、第4及び第5セットの順序は、逆であってもよい。
次いで、第2のゲートウェイG2は、メッセージを受信し、そして第2ターミナルTBへ送信するために新たなTCSメッセージを作成する。ゲートウェイG2は、能力記述子を次のようにアレンジする。
− G1が送信しそしてG2がサポートすることのできる能力記述子は、能力記述子の第1セットを形成する。
− 第1セットの能力記述子の中で、対称的コード化モードの能力記述子が第2セットを形成し、一方、第1セットの残りの能力記述子が第3セットを形成する。
− 第2セットは、それらの能力記述子がG2に受信されたTCSメッセージ内に存在したのと同じ順序で順序付けされる。
− 第3セットは、それらの能力記述子がG2に受信されたTCSメッセージ内に存在したのと同じ順序で順序付けされる。
− 能力記述子の第4セットは、G2によりサポートされるがG1によりサポートされない受信コード化モードであって、ゲートウェイG2が受信でき且つG2がG1によりサポートされるコード化モードへトランスコードできるところの受信コード化モードに対応する能力記述子により形成される。
− 能力記述子の第5セットは、G2によりサポートされるがG1によりサポートされない送信コード化モードであって、ゲートウェイG2が送信でき且つG2がG1によりサポートされるコード化モードからトランスコードできるところの送信コード化モードに対応する能力記述子により形成される。
【0033】
従って、G2により送信されるTCSメッセージは、第2、第3、第4及び第5セットの能力記述子をその優先順に含む。しかしながら、第4及び第5セットの順序は、逆であってもよい。
最終的に、第2ターミナルTBは、ゲートウェイG2からTCSメッセージを受信し、そしてそれが受信できるコード化モード、及びそれらのコード化モードのうち、優先順位が最も高いものを受信に対して選択するのが好ましい。
能力記述子を列挙する1つの通常の方法は、ターミナル能力設定メッセージにおける全ての能力記述子のうち、最も好ましい能力記述子が最初にリストされ、そして最も好ましいものに続いて、優先順位が低下する順に次の記述子がリストされる。列挙順序と優先順位との対応性は、逆の順にも定義できることが当業者に明らかであろう。
【0034】
図4は、本発明の効果的な実施形態による送信経路の1つの構成を示す。この実施形態は、送信経路内の3つ以上のネットワーク要素がトランスコード化能力を有し、即ちTFOモードオペレーションをネゴシエーションしそして実行する役割を果たすことができる。この実施形態では、ターミナルTA及びTB 400は、移動通信手段である。この例のスピーチデータは、一方のターミナルから、TRAU(トランスコーダ及びレートアダプタユニット)400を経てパケットネットワークゲートウェイ300へ、そしてパケットデータネットワーク170を経て別のパケットネットワークゲートウェイ300及びTRAU410へ、そして最終的に他方のターミナル400へ進行する。この実施形態では、両ゲートウェイG1、G2及び両TRAUユニット410は、トランスコード化能力を有する。図3を参照して述べた優先順位に基づく順序付け機構もこの実施形態に使用される。ターミナル能力設定メッセージにおいて能力記述子を順序付けする上述した機構は、トランスコード化能力を有する全てのネットワーク要素によりサポートされるコード化モードが少なくとも1つある場合に、そのコード化モードがスピーチデータの送信に選択されるように保証する。更に、上述した機構は、1つの共通のトランスコード化モードが見つからない場合に、トランスコード化の回数を最小にする。優先順位はTCSメッセージ内に保持されるので、送信を最適化するために優先順位に関する他のシグナリングを実行する必要はない。
【0035】
図5は、本発明の効果的な実施形態による方法を示す。図5は、接続設定段階中にターミナル能力設定メッセージが送信されるときのステップを示す。この実施形態によれば、ある優先順にサポートされたコード化モードを列挙するメッセージが発生される(510)。次いで、サポートされたコード化モードを列挙するメッセージが、送信経路を、あるネットワーク要素から次のネットワーク要素へ送信される。これらのステップの後、接続を設定するのに必要な他のステップが、実際のスピーチデータを送信する前に、実行できるのが好都合である。スピーチデータの送信は、例えば、図1に示す方法に基づいて実行できる。
J.更に別の事柄
本発明は、多数の効果を有する。例えば、複数のチャンネルから単一データパケットへのデータの収集は、単一チャンネルのパケット化遅延を減少し、即ちデータパケットを充填するに充分なサンプルを収集するに要する時間を短縮する。その結果、パケットのサイズを大きくすることができ、これは、パケットの大きなサイズがパケット化遅延を著しく増加することなく、パケットネットワークを経てのデータ転送の効率を最適化する上で助けとなる。更に、パケット接続の数を送信チャンネルの数より低くすることができ、これは、送信チャンネル当たりの送信オーバーヘッドの量を減少する。
【0036】
パケットネットワークは、本発明の種々の実施形態では、例えば、ビルディング又は会社の内部ネットワーク、即ちイントラネットであるか、ワールドワイドインターネットネットワークのような大きなネットワークである。本発明は、何らかの特定のパケットネットワークに限定されるものではない。パケットネットワークは、例えば、IPプロトコル、X.25プロトコル、又は例えばCLNP(無接続ネットワークプロトコル)をネットワークレベルプロトコルとして使用するネットワークである。
本発明の種々の実施形態では、単一のMSCを2つ以上のパケットネットワークゲートウェイに接続することができる。又、2つ以上のパケットネットワークゲートウェイの機能を単一のMSC内に実現することができる。
【0037】
公知技術について述べたように、PCM送信ラインという用語は、ここでは、複数のチャンネルを含む送信ラインを指すのに使用される。送信ラインは、例えば、2048kビット/sのトランクライン、又は1544kビット/sのトランクライン、或いは複数のこのようなトランクラインを含む上位レベルのラインである。本発明は、何らかの特定の送信ライン形式に限定されるものではない。PCM送信ラインという用語は、本発明の説明をできるだけ明確にするために、送信ラインの一例として使用されたものに過ぎず、この用語は、当業者に良く知られたものであり、そしてこの技術の用語において一般的な送信ラインに対して共通に使用されるものである。しかしながら、明瞭化及び正確さの理由で、回路交換送信ラインという用語は、特許請求の範囲では、複数のチャンネルより成る送信ラインを表すものとして使用される。対応的に、このような送信ラインのチャンネルは、特許請求の範囲では、回路交換チャンネルと称される。
【0038】
本発明の種々の実施形態では、パケットネットワークゲートウェイに関連して上述した機能は、他のネットワーク要素をパケットネットワークゲートウェイとして使用して実現することもできる。例えば、圧縮されたデータチャンネルからのデータを含むデータパケットペイロードの形成は、トランスコーダユニット(TRCU)において実現することもでき、これは、ベースステーションサブシステム(BSS)に使用される16kビット/sのチャンネルから、MSCにより取り扱われる基本的送信チャンネルである64kビット/sのチャンネルへとチャンネルを変換する。トランスコーダユニットは、通常、TFOモードネゴシエーションに関与するので、圧縮されたデータを含むデータパケットペイロードをトランスコーダユニットにおいて形成することは、TFOモードネゴシエーションに必要な構成を簡単化し、即ちパケットネットワークゲートウェイがTFOモードネゴシエーションに関与する必要性を排除することもできる。
【0039】
又、パケットネットワークゲートウェイのほとんどの機能は、TRCUにおいて実施することもできる。このような実施形態では、TRCUは、データパケットを形成し、そしてデータパケットを通常の回路交換接続においてMSCに送信する。MSCは、パケットネットワークのネットワーク要素へ信号をスイッチする。このネットワーク要素は、回路交換データ流からパケットを抽出し、そしてそれを上述したパケットネットワーク層プロトコルフォーマットで送信する。このような実施形態では、TRCUは、パケットネットワークを経てデータの送信に使用される上位レベルプロトコル構造、即ち、例えば、ネットワークレベルプロトコルパケットに保持されるPPPプロトコル構造も形成できる。
以上、PCMチャンネル情報に基づいてIPアドレスを発生するための所定のルールについて幾つかの例を説明した。本発明の効果的な実施形態では、データ送信に関与するネットワーク要素は、どのルールを使用するかについてそれらの間でネゴシエーションする。このネゴシエーションは、パケットネットワークゲートウェイ間で実行されるのが好都合である。本発明の更に別の効果的な実施形態では、ルールは、パケットネットワークゲートウェイに接続されたMSCによってネゴシエーションされる。
【0040】
ベースステーションコントローラのような所与の機能的エンティティの名前は、異なるセルラーテレコミュニケーションシステムの状況においてしばしば異なる。例えば、UMTSシステム(ユニバーサル移動テレコミュニケーションシステム)では、ベースステーションコントローラ(BSC)に対応する機能的エンティティが無線ネットワークコントローラ(RNC)である。それ故、本明細書において種々の機能的エンティティを表すのに使用した特定の用語は、GSMシステムに基づく例示に過ぎず、本発明を何ら限定するものではない。
本発明は、GSM又はUMTSシステムのような多数の異なるセルラーテレコミュニケーションシステムに使用することができる。
以上の説明から、当業者であれば、本発明の範囲内で種々の変更がなされ得ることが明らかであろう。本発明の好ましい実施形態を詳細に説明したが、本発明の真の精神及び範囲内で多数の変更や修正が可能であることが明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の効果的な実施形態に基づく方法を示す図である。
【図2】 本発明の効果的な実施形態に基づくネットワーク要素を示す図である。
【図3】 本発明の更に別の効果的な実施形態を示す図である。
【図4】 本発明の更に別の効果的な実施形態を示す図である。
【図5】 本発明の効果的な実施形態に基づく方法を示す図である。
Claims (9)
- 第1回路交換送信ラインからデータを受信する第1ネットワークノードから、そのデータを第2回路交換送信ラインへ送信する第2ネットワークノードへ、ネットワーク層プロトコルを使用するデータ送信ネットワークを経てデータを送信するための方法において、
第2ネットワークノードへ送信するために第1回路交換送信ラインから受信したデータを含むネットワーク層プロトコルデータグラムの行先アドレスは、
第2回路交換送信ラインにおける少なくとも1つのチャンネルを識別する回路交換チャンネル識別パラメータ、及び
第2ネットワークノードのネットワーク層プロトコルアドレス、
から所定のルールに基づいて決定されることを特徴とする方法。 - 上記ネットワーク層プロトコルは、IPプロトコルである請求項1に記載の方法。
- 上記ネットワーク層プロトコルは、X.25プロトコルである請求項1に記載の方法。
- 上記第1回路交換送信ラインからの少なくとも1つのチャンネルからのデータは、データ送信ネットワークを経て圧縮形態で送信される請求項1に記載の方法。
- 上記第1回路交換送信ラインのチャンネルから受信した信号であって、非圧縮のスピーチ信号部分と、圧縮されたスピーチパラメータとの両方を含む信号のうち、上記圧縮されたスピーチ信号パラメータのみがデータ送信ネットワークを経て送信される請求項4に記載の方法。
- 上記第1回路交換送信ラインからの少なくとも1つのチャンネルの信号は、第1ネットワークノードにおいて圧縮される請求項4に記載の方法。
- 上記第1ネットワークノードから受信した圧縮されたスピーチパラメータは、上記第2回路交換送信ラインへ送信する前に、非圧縮のスピーチ信号に圧縮解除される請求項4に記載の方法。
- 上記第1回路交換送信ラインからの2つ以上のチャンネルからのデータのサンプルは、1つのネットワーク層プロトコルデータグラムにおいてデータ送信ネットワークを経て送信される請求項1に記載の方法。
- 上記方法は、
− 圧縮されたスピーチパラメータに対するサポートされたコード化モードを記述するメッセージが、第1ネットワークノードから第2ネットワークノードへ送信され、そして
− 上記サポートされたコード化モードは、上記メッセージにおいて、スピーチデータ送信を最適化するための優先順に記述される、という段階を含む請求項1に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FI982811A FI106499B (fi) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | Tiedonsiirtomenetelmä ja verkkoelementti |
FI982811 | 1998-12-29 | ||
PCT/US1999/030845 WO2000039970A1 (en) | 1998-12-29 | 1999-12-23 | A data transmission method and a network element |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002534843A JP2002534843A (ja) | 2002-10-15 |
JP4477240B2 true JP4477240B2 (ja) | 2010-06-09 |
Family
ID=8553207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000591759A Expired - Lifetime JP4477240B2 (ja) | 1998-12-29 | 1999-12-23 | データ送信方法及びネットワーク要素 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7792092B1 (ja) |
EP (1) | EP1142236B1 (ja) |
JP (1) | JP4477240B2 (ja) |
AU (1) | AU2385900A (ja) |
CA (1) | CA2353944C (ja) |
FI (1) | FI106499B (ja) |
WO (1) | WO2000039970A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI107211B (fi) | 1999-07-09 | 2001-06-15 | Nokia Networks Oy | Menetelmä koodaustiedon välittämiseksi pakettiverkon yli |
US8767704B2 (en) * | 2003-10-17 | 2014-07-01 | Nokia Solutions And Networks Oy | Compressing header data |
FR2866499B1 (fr) * | 2004-02-12 | 2006-05-26 | Cit Alcatel | Procede pour le transport de parole compressee en mode paquet dans le reseau coeur d'infrastructures de communication avec des mobiles |
JP4577163B2 (ja) * | 2005-09-06 | 2010-11-10 | 株式会社日立製作所 | インターワーキング方法及び装置 |
US8320358B2 (en) * | 2007-12-12 | 2012-11-27 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for resolving blinded-node problems in wireless networks |
JP4760963B2 (ja) * | 2009-06-26 | 2011-08-31 | 株式会社日立製作所 | IPv6アドレス割り当て方法 |
EP2811707B1 (en) * | 2013-06-07 | 2020-12-16 | Airbus Defence and Space Limited | Efficient transmission of voice data between voice gateways in packet-switched networks |
CN106791241B (zh) * | 2016-12-09 | 2020-03-03 | 中国联合网络通信集团有限公司 | 一种编解码协商方法及呼叫控制器 |
Family Cites Families (55)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4707827A (en) * | 1986-03-21 | 1987-11-17 | Zenith Electronics Corporation | Bridging techniques for local area networks |
US4958341A (en) * | 1988-03-31 | 1990-09-18 | At&T Bell Laboratories | Integrated packetized voice and data switching system |
US5014268A (en) * | 1989-01-11 | 1991-05-07 | Alcatel Na, Inc. | Parallel time slot interchanger matrix and switch block module for use therewith |
US5029200A (en) * | 1989-05-02 | 1991-07-02 | At&T Bell Laboratories | Voice message system using synthetic speech |
GB8910085D0 (en) * | 1989-05-03 | 1989-06-21 | British Telecomm | Mobile communications system |
US5229990A (en) * | 1990-10-03 | 1993-07-20 | At&T Bell Laboratories | N+K sparing in a telecommunications switching environment |
US5410754A (en) * | 1993-07-22 | 1995-04-25 | Minute Makers, Inc. | Bi-directional wire-line to local area network interface and method |
US6167248A (en) * | 1993-09-06 | 2000-12-26 | Nokia Mobile Phones Ltd. | Data transmission in a radio telephone network |
JPH07170288A (ja) * | 1993-12-15 | 1995-07-04 | Hitachi Ltd | 音声通信システムおよび音声通信方法 |
US5522042A (en) * | 1994-01-28 | 1996-05-28 | Cabletron Systems, Inc. | Distributed chassis agent for distributed network management |
JPH10501667A (ja) * | 1994-06-13 | 1998-02-10 | テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン | 接続ハンドリングシステムのリソースモデルおよびアーキテクチャ |
US5535199A (en) * | 1994-09-06 | 1996-07-09 | Sun Microsystems, Inc. | TCP/IP header compression X.25 networks |
DE4434952A1 (de) * | 1994-09-29 | 1996-04-04 | Siemens Ag | Verfahren und Anordnung zur Adressierung von Teilnehmern in einem aus mindestens zwei Segmenten bestehenden Netzwerk |
CA2139081C (en) | 1994-12-23 | 1999-02-02 | Alastair Gordon | Unified messaging system and method |
FI98027C (fi) * | 1995-01-10 | 1997-03-25 | Nokia Telecommunications Oy | Pakettiradiojärjestelmä ja päätelaitteisto pakettiradiojärjestelmää varten |
US5610910A (en) * | 1995-08-17 | 1997-03-11 | Northern Telecom Limited | Access to telecommunications networks in multi-service environment |
US6104717A (en) * | 1995-11-03 | 2000-08-15 | Cisco Technology, Inc. | System and method for providing backup machines for implementing multiple IP addresses on multiple ports |
US7215663B1 (en) * | 1996-01-16 | 2007-05-08 | C2 Global Technologies, Inc. | Private IP communication network architecture |
FI960404A (fi) * | 1996-01-29 | 1997-07-30 | Nokia Telecommunications Oy | Puheen siirto matkaviestinverkossa |
AU1851397A (en) | 1996-01-31 | 1997-08-22 | Labs Of Advanced Technologies International Corporation | Hybrid network for real-time phone-to-phone voice communications |
US20030112795A1 (en) * | 1998-07-22 | 2003-06-19 | Wilkes T. Clay | Voice internet transmission system |
KR100892950B1 (ko) * | 1996-02-09 | 2009-04-09 | 아이-링크 시스템즈, 아이엔씨. | 음성 인터넷 전송 시스템 |
US6449278B2 (en) * | 1996-10-29 | 2002-09-10 | Nortel Networks Limited | Exchange for communication network |
US5867494A (en) * | 1996-11-18 | 1999-02-02 | Mci Communication Corporation | System, method and article of manufacture with integrated video conferencing billing in a communication system architecture |
US7145898B1 (en) * | 1996-11-18 | 2006-12-05 | Mci Communications Corporation | System, method and article of manufacture for selecting a gateway of a hybrid communication system architecture |
JP3001440B2 (ja) * | 1996-11-25 | 2000-01-24 | 日本電気通信システム株式会社 | 仮想lan方式 |
US6337863B1 (en) * | 1997-01-17 | 2002-01-08 | Alcatel Interworking, Inc. | Seamless communication service with intelligent edge devices |
US6137869A (en) * | 1997-09-16 | 2000-10-24 | Bell Atlantic Network Services, Inc. | Network session management |
US6757286B1 (en) * | 1997-03-24 | 2004-06-29 | Alcatel | Self-configuring communication network |
US5930334A (en) | 1997-03-28 | 1999-07-27 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | Method and apparatus for monitoring the operation of telecommunications equipment |
WO1998044703A1 (en) * | 1997-03-31 | 1998-10-08 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Interconnection of telephone exchanges via a computer network |
US5949788A (en) * | 1997-05-06 | 1999-09-07 | 3Com Corporation | Method and apparatus for multipoint trunking |
US6067440A (en) * | 1997-06-12 | 2000-05-23 | Diefes; Gunther | Cable services security system |
US6049528A (en) * | 1997-06-30 | 2000-04-11 | Sun Microsystems, Inc. | Trunking ethernet-compatible networks |
US6081524A (en) * | 1997-07-03 | 2000-06-27 | At&T Corp. | Frame relay switched data service |
FI973312A (fi) * | 1997-08-12 | 1999-02-13 | Nokia Telecommunications Oy | Menetelmä tilaajan osoittamiseksi ketjutetussa V5-liitännässä |
CA2254811C (en) * | 1997-12-04 | 2007-09-18 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Synchronous transfer mode (stm) communication network |
US6065049A (en) * | 1998-02-04 | 2000-05-16 | 3Com Corporation | Method and system for resolving addresses for network host interfaces from a cable modem |
US6330614B1 (en) * | 1998-03-20 | 2001-12-11 | Nexabit Networks Llc | Internet and related networks, a method of and system for substitute use of checksum field space in information processing datagram headers for obviating processing speed and addressing space limitations and providing other features |
US6728238B1 (en) * | 1998-05-06 | 2004-04-27 | Remote Switch Systems, Inc. | Dynamic allocation of voice and data channels in a time division multiplexed telecommunications system |
US6195688B1 (en) * | 1998-05-07 | 2001-02-27 | International Business Machines Corporation | Computer system, program product and method of communicating internetworking data over a master-slave communication link |
US6483833B1 (en) * | 1998-06-19 | 2002-11-19 | Nortel Networks Limited | Method for transmitting label switching control information using the open shortest path first opaque link state advertisement option protocol |
US6650632B1 (en) * | 1998-06-30 | 2003-11-18 | Cisco Technology, Inc. | Feature transparency in a telecommunications network |
US7277424B1 (en) * | 1998-07-21 | 2007-10-02 | Dowling Eric M | Method and apparatus for co-socket telephony |
FR2781952B1 (fr) * | 1998-07-28 | 2000-09-08 | Cegelec | Procede d'attribution d'adresses informatiques entre unites d'un systeme de conduite d'installation industrielle |
US20050058149A1 (en) * | 1998-08-19 | 2005-03-17 | Howe Wayne Richard | Time-scheduled and time-reservation packet switching |
US6347087B1 (en) * | 1998-10-05 | 2002-02-12 | Packet Engines Incorporated | Content-based forwarding/filtering in a network switching device |
US6614781B1 (en) * | 1998-11-20 | 2003-09-02 | Level 3 Communications, Inc. | Voice over data telecommunications network architecture |
US6457061B1 (en) * | 1998-11-24 | 2002-09-24 | Pmc-Sierra | Method and apparatus for performing internet network address translation |
US6546004B2 (en) * | 1998-12-31 | 2003-04-08 | Nortel Networks Limited | Method and apparatus for distributing access devices for voice/data communication in a communication system over packet based networks |
FI107000B (fi) * | 1999-02-17 | 2001-05-15 | Nokia Mobile Phones Ltd | Otsikon pakkaaminen reaaliaikaisissa palveluissa |
US6636596B1 (en) * | 1999-09-24 | 2003-10-21 | Worldcom, Inc. | Method of and system for providing intelligent network control services in IP telephony |
US6987756B1 (en) * | 1999-10-07 | 2006-01-17 | Nortel Networks Limited | Multi-mode endpoint in a communication network system and methods thereof |
US6711161B1 (en) * | 2000-02-24 | 2004-03-23 | Advanced Micro Devices, Inc. | Arrangement for providing linearly scaleable address forwarding tables within multiple network switch modules |
FI20001382A (fi) * | 2000-06-09 | 2001-12-10 | Nokia Networks Oy | Kanavan allokointi verkoelementissä |
-
1998
- 1998-12-29 FI FI982811A patent/FI106499B/fi active
-
1999
- 1999-12-23 US US09/868,819 patent/US7792092B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-12-23 WO PCT/US1999/030845 patent/WO2000039970A1/en active Application Filing
- 1999-12-23 EP EP99967599.4A patent/EP1142236B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-12-23 AU AU23859/00A patent/AU2385900A/en not_active Abandoned
- 1999-12-23 CA CA002353944A patent/CA2353944C/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-12-23 JP JP2000591759A patent/JP4477240B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1142236B1 (en) | 2017-10-04 |
EP1142236A4 (en) | 2006-05-03 |
EP1142236A1 (en) | 2001-10-10 |
FI982811A (fi) | 2000-06-30 |
US7792092B1 (en) | 2010-09-07 |
CA2353944A1 (en) | 2000-07-06 |
FI982811A0 (fi) | 1998-12-29 |
FI106499B (fi) | 2001-02-15 |
CA2353944C (en) | 2009-11-03 |
JP2002534843A (ja) | 2002-10-15 |
WO2000039970A1 (en) | 2000-07-06 |
AU2385900A (en) | 2000-07-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4028675B2 (ja) | 複数の相互接続ネットワークを経由する移動体無線通信の最適化方法 | |
JP4680890B2 (ja) | インターネットデータパケットの通信の通信装置及び通信方法 | |
JP4702852B2 (ja) | 異なる種類のデータを含むインターネットパケットを通信する無線電気通信装置及び方法 | |
EP1074125B1 (en) | Alternating speech and data transmission in digital communications systems | |
JP3951208B2 (ja) | パケットデータチャネルを介した移動局用インターネットプロトコル電話通信 | |
US6751477B1 (en) | Systems and methods for dynamically optimizing the fidelity of a speech signal received from a wireless telephony device and transmitted through a packet-switched network | |
US6879599B1 (en) | Mapping of transcoder/rate adaptor unit protocols onto user datagram protocols | |
RU2431239C2 (ru) | Способ, устройство и система для установления канала-носителя в gsm-сети | |
JP2006522518A5 (ja) | ||
JP3650800B2 (ja) | 異なるネットワークのターミナル間のスピーチ送信 | |
CN100428744C (zh) | 通信网络中分组数据的传输方法及其系统 | |
JP4477240B2 (ja) | データ送信方法及びネットワーク要素 | |
JP3411561B2 (ja) | デジタルテレコミュニケーションシステム | |
EP2101466A1 (en) | A-interface-based mobile communication method,system and equipment | |
US6785276B1 (en) | System for tandem free operation in packet based communication | |
JP2003517778A (ja) | Ip接続におけるデータコールルーティング | |
MXPA01013115A (es) | Transmision de informacion comprimida con requisito de tiempo real en una red de informacion orientada en paquetes. | |
US20060056428A1 (en) | System and method for voice processing and transporting in a protocol independent tandem free operation manner | |
AU4299499A (en) | Alternating speech and data transmission in digital communications systems |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041217 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061214 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090917 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091001 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100304 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100311 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4477240 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |