JP4471420B2 - 臨床検査情報処理システム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、臨床検査情報システムに関し、特に入力された臨床検査結果を承認、修正してゆく機能を備えた臨床検査情報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
臨床検査室では血液測定や血液凝固測定や生化学測定など種々の臨床検査を分析装置等で測定している。それらの臨床検査結果は分析装置より送信して記憶し、端末からその測定結果を診ることができる臨床検査情報システムにデータが保管されている。臨床検査測定は患者の診断を導くもので重要であるから、測定を行なった後に、臨床検査室でその測定結果をチェックしてから各部署に報告することが一般的である。
【0003】
そこで測定結果をチェックして、その測定結果によってはもう一度再検査を行なったり、他法によって精密検査を行うことがその臨床検査室でルールづけて検査結果の信頼性を高めるようにされている。そのように再検査等された検査結果は、以前の検査結果を更新して保管される。
しかし、臨床検査は種々の患者を相手にする検査であり、必ずしも修正した後の検査結果が正しいとは限らないし、場合によっては、当初の異常な測定結果はなんらかの原因を反映することもある。
【0004】
ところが従来のシステムでは、新しい検査結果を正としてその結果を更新登録するだけである。検査結果の修正については検査結果が修正がされたデータであるということをわかるように、例えばその検査結果にマークを付けるようにされているだけである。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
臨床検査結果を正しく管理するために、検査結果の承認及び修正がその権限ある管理者によってのみ行われなければならない。そして検査結果に対しチェックを行なって承認がなされているのかその承認はだれによってなされたのか、検査結果の修正は誰によってなされたなどの履歴をも記録しておくねばならない。しかし現状の情報処理システムでは検査された検査結果や修正された検査結果はそのままそれが正しいデータであるとして運用されるだけである。臨床検査の品質を高めるためには臨床検査の承認および修正がどのようになされているかの履歴をも残してゆく必要があり、そのような管理がなされて、臨床検査情報システムが有効に運用することができるのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、パーソナルコンピュータを用いて臨床検査結果を記憶して管理する臨床検査情報管理装置であって、前記パーソナルコンピュータを、前記臨床検査結果を記憶する手段、前記臨床検査結果を承認及び/または修正する権限を操作者ごとに設定する手段、入力手段、入力手段により入力された操作者のIDによって前記権限を識別する手段、入力手段により前記臨床検査結果を承認した操作者のIDおよび前記臨床検査結果が承認されたことを記憶する手段、入力手段により前記臨床検査結果を修正した操作者のIDおよび修正された前記臨床検査結果を記憶する手段、および前記臨床検査結果の承認及び/または修正の履歴を、承認及び/または修正を行った操作者を示す情報とともに出力する手段、として機能させることを特徴とする臨床検査情報管理装置を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の情報システムは臨床検査結果情報を処理するシステムであり、ハードウエアとしては、システムの規模にあわせてパーソナルコンピュータ、サーバ、クライアントが適宜組み合わされる。必要に応じて、分析装置が接続され、アクセス可能な端末が臨床検査室以外の診察室や医局など、さらに外部の施設に接続されるようになっている。このシステムのプログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体記憶されて用いることもできる。
【0008】
以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明する。図1は、本発明の情報処理システムを用いた検査業務フローの一実施例である。まず患者情報、検査依頼項目などの情報をホストコンピュータより受け取り受付登録を行う(ステップ1)。そしてその受付に従い検査指示を自動分析装置に出力する(ステップ2a)。用手法分析の場合には各検体の検査項目をワークシートを発行する(ステップ2b)。自動分析装置より測定されて得られた測定結果を本システムが受け取りリアルタイムにデータチェックが行われる(ステップ3a)。用手法分析の測定結果はマニュアルで入力されてデータチェックが行われる(ステップ3b)。データ確認によって再検査が必要とされた測定項目については再検ワークシートが発行される(ステップ4)。再検査や他法による確認によって検査結果の修正がされる(ステップ5)。最初の検査結果及び修正された検査結果の承認を行う(ステップ6)。承認された検査結果は台帳に登録される(ステップ7)。承認された検査結果が診療サイドに報告される(ステップ8)。
【0009】
本システムを操作するには、まず操作者がログオンID及びパスワードを入力しなければならない。図2の担当者マスタによって担当者ごとにユーザレベルを設定するようされる。入力された操作者のログオンIDによって、そのユーザレベルが決定される。このユーザレベルによって操作が実行できる権限が異なっている。ユーザレベルは、全ての機能について実行権限のあるアドミニストレータ、検査データの承認を解除する権限以外については全ての権限があるマネージャ、検査業務メニュー、設定メニューを扱うことができるパワーオペレータ、検査業務メニューを扱うことのできるオペレータ、検査データを見ることができるだけのゲストの5つのレベルになっている。
【0010】
検査結果についてのデータ確認はシステムによって自動的に行うように設定がされる。これは検査結果の値の上下限チェックや前回値チェックなどを行うことによって、所定の設定範囲に入ればその検査結果については、システムが自動的に承認を行う。これで管理者が全ての検査結果をデータ確認する必要がなくなる。そして所定範囲外の検査については自動的に再検ワークシートを発行したり、他の方法によって精密検査や確認検査をしたり、患者情報や診断結果などからデータ確認を行う。そして、検査結果が当初の結果より修正するべきならば修正をして承認する。その際、承認のマークを、システムが自動的に承認した検査結果と、マネージャが承認した検査結果と、アドミニスターが承認した検査結果と、で異なるマークに設定することで誰が承認をしたのかが一目でわかるようにされている。
【0011】
このようにして承認された検査結果は台帳に登録され、報告書が発行される。各検体がこの一連の検査、再検、承認、報告がどのような状況になっているのかが、図3のように検体状況概要によって、確認することができる。
【0012】
検査結果が再検査や他法等により修正されたならば、その修正履歴が記録される。それで、図4の修正された検査結果の修正履歴によって、いつ、誰が、どの検査項目の検査結果を修正したか、修正前後の検査結果の値がわかるようになる。
【0013】
承認された検査結果であっても、何らかの原因により異常があることが判明した場合には、その検査結果の承認取消を行わなくてはならない。この検査結果の承認を取消すことができるのは、アドミニストレータだけである。
【0014】
又、臨床検査室によっては、同じ分析装置を複数の操作者が交代で使用することがあり、その場合は必要に応じて各操作者がそれぞれの精度管理を行うことができる。精度管理ファイルも操作しているオペレータのIDごとに別のファイルを持たせ、それぞれが独自に精度管理を行なえるようにされている。
【0015】
【発明の効果】
本発明の臨床検査情報システムでは、各検査結果が誰により承認がなされているのか、誰によりどのような検査結果が修正されたなどの履歴が全て管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の情報処理システムを用いた検査業務フロー
【図2】本発明の実施例の情報処理システムの担当者マスタの画面
【図3】本発明の実施例の情報処理システムの検体状況概要の画面
【図4】本発明の実施例の情報処理システムの操作ログの画面
Claims (2)
- ホストコンピュータおよび自動分析装置にアクセス可能に接続され、入力部、記憶部及び出力部を備えるパーソナルコンピュータを用いて臨床検査結果を記憶して管理する臨床検査情報管理システムであって、前記パーソナルコンピュータを、
前記ホストコンピュータから患者情報及び検査依頼項目情報を取得し、前記記憶部に記憶する手段、
前記自動分析装置による検体の測定結果を臨床検査結果として取得し、前記記憶部に記憶する手段、
全ての機能について実行権限のあるアドミニストレータ権限、臨床検査結果の承認を解除する権限以外については全ての権限があるマネージャ権限、検査業務メニュー、設定メニューを扱うことができるパワーオペレータ権限、検査業務メニューを扱うことのできるオペレータ権限及び検査データを見ることができるだけのゲスト権限のうちのいずれかを操作者のIDごとに設定する手段、
前記入力部を介して入力された操作者のIDによって前記操作者に設定された権限を識別する手段、
前記入力部を介して前記臨床検査結果を承認した操作者のID及び前記臨床検査結果が承認されたことを前記記憶部に記憶する手段、
前記入力部を介して前記臨床検査結果を修正した操作者のID及び修正された前記臨床検査結果を前記記憶部に記憶する手段、及び
アドミニストレータ権限が設定された操作者が承認した前記臨床検査結果と、マネージャ権限が設定された操作者が承認した前記臨床検査結果とで異なる承認のマークを前記出力部に出力する手段、として機能させることを特徴とする臨床検査情報管理システム。 - ホストコンピュータ及び自動分析装置にアクセス可能に接続され、入力部、記憶部及び出力部を備え、臨床検査結果を記憶して管理する臨床検査情報管理システムに用いられるパーソナルコンピュータを、
前記ホストコンピュータから患者情報及び検査依頼項目情報を取得し、前記記憶部に記憶する手段、
前記自動分析装置による検体の測定結果を臨床検査結果として取得し、前記記憶部に記憶する手段。
全ての機能について実行権限のあるアドミニストレータ権限、臨床検査結果の承認を解除する権限以外については全ての権限があるマネージャ権限、検査業務メニュー、設定メニューを扱うことができるパワーオペレータ権限、検査業務メニューを扱うことのできるオペレータ権限及び検査データを見ることができるだけのゲスト権限のうちのいずれかを操作者ごとに設定する手段、
前記入力部を介して入力された操作者のIDによって前記操作者に設定された権限を識別する手段
前記入力部を介して前記臨床検査結果を承認した操作者のID及び前記臨床検査結果が承認されたことを前記記憶部に記憶する手段、
前記入力手段により前記臨床検査結果を修正した操作者のID及び修正された前記臨床検査結果を前記記憶部に記憶する手段、及び
アドミニストレータ権限が設定された操作者が承認した前記臨床検査結果と、マネージャ権限が設定された操作者が承認した前記臨床検査結果とで異なる承認のマークを設定して前記出力部に出力する手段、として機能させるプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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