JP4429132B2 - 移動無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は移動無線通信システムに関し、特にCDMA(Code Division Multiple Access)方式を用いた移動無線通信システムに関する。
CDMA方式は、同帯域で多くの端末を収容でき、通話品質が高いことや通話の秘匿性が高いことなどから、無線インターフェースに用いられる代表的な移動無線通信方式となってきている。
図23は、従来のCDMA方式の移動無線通信システムの構成例である。
移動無線通信システムは、交換局装置(以下MSC(Mobile Switching Center)と表記する)801、802、無線ネットワーク制御装置(以下RNC(Radio Network Controller)と表記する)803、804、無線基地局装置(以下ノードB(Base)と表記する)805、806、807、808、809、810、移動端末装置(以下UE(User Equipment)と表記する)811からなり、MSC801、802を最上位としたピラミッド型のネットワークを構成している。
MSC801、802は、無線回線網と一般の回線交換網の接続ノードである。例えばMSC801の下位の無線回線網からの呼接続(位置登録)要求が、MSC801の回線交換網の外への場合には、該当する他のMSC、例えばMSC802間との接続制御を行う。また、MSC801の回線交換網の外からの着信要求の場合は、着信先のUE811の位置情報が、MSC801の回線交換網内で認識される場合に、該当エリアのRNC、例えばRNC803に着信信号を転送する。また、パケット通信の交換を行う接続ノードは、xGSN(x-GPRS(Global Packet Radio Service) Support Node)とも呼ばれるが、以下ではその交換網もMSC801、802と同意であるとする。
RNC803、804は、MSC801及びノードB805〜810間の無線回線制御、呼接続(終話)制御、移動(ハンドオーバ)制御、及びUE811の接続レート(通信レート)の制御などを行う。発信(位置登録)時は、ノードB805〜810経由の信号を回線交換網のMSC801に通知後、該当するノードB、例えば、ノードB805との無線回線制御を行う。着信時は、MSC801からの信号をUE811の近隣に存在する複数のノードB、例えば、ノードB805、806、807に転送し、UE811が存在するエリアのノードB、例えば、ノードB805を経由して応答を受信する。これにより発信時と同様な接続制御(回線制御)を行う。
ノードB805〜810は、それぞれの位置に対応した無線ゾーン(以下セルと称する)を形成する。また、UE811からの呼制御信号(発信、位置登録)をRNC803、804へ中継する機能と、RNC803、804からの無線回線制御信号をUE811へ中継する機能を有している。
CDMAの移動無線通信システムでは、多数のセルでサービスエリアを覆うセルラー方式を利用して高品質のサービスを提供するための無線マルチリンク制御及び、無線回線の移動制御を実施している。
無線マルチリンク制御では、複数の無線回線と接続可能となるように、隣接するノードB間のセルを重複配置し、複数回線からの伝送情報の選択合成、復元などを行う。これにより高品質な無線通信が提供される。
移動制御は、無線マルチリンク制御の機能を前提として、UE811の移動に伴って無線回線の接続、切断を連続で行う(以下ハンドオーバと称する)。これにより、移動通信の継続を可能としている。
以下、従来のハンドオーバの手順について説明する。
図24は、UEの移動に伴うハンドオーバを示す図である。
ここでは、図23のRNC803が管理するノードB807のセル807aから、RNC804が管理するノードB808によるセル808aへ、UE811が移動した場合を示している。CDMA方式の移動制御では、UE811の移動に伴う接続するセル807a、808aの切り替え(無線回線の接続、切断)をRNC803、804が行う。
UE811は、予め呼接続確立時にRNC803より通知されたハンドオーバ可能な周辺セルの情報をもとに、複数の周辺セルの品質(電力値)を常時測定している。例えば、図のようなハンドオーバ区間において、通信中のセル807aより品質のよいセル(ここではセル808a)が周辺セル情報から検出された場合、そのセル808aへのハンドオーバ要求をRNC803に伝える。ハンドオーバ要求を受信したRNC803では、図24のように、該当セル808aがRNC803の管理外であった場合は、そのセル808aを管理しているハンドオーバ先のRNC804へ無線リンクの設定要求を伝える。なお、RNC803の管理内であれば、RNC803に対し、移動したいセルとの無線リンクの設定要求を伝える。
該当セル808aがRNC803の管理外であった場合、無線リンクの設定要求を受信したハンドオーバ先のRNC804では、配下のノードB808と連携して無線リンクを設定する。このとき、ハンドオーバ先のRNC804が管理している周辺セル情報を、ハンドオーバ元のRNC803へ報告する。
ハンドオーバ先のRNC804の周辺セル情報の報告を受けたハンドオーバ元のRNC803では、既存の周辺セル情報とハンドオーバ先の周辺セル情報から、UE811へ通知する周辺セル情報を編集し通知する。
このようなハンドオーバ方式にて用いられる周辺セル情報とは、任意のセルを中心とした近隣セルが全て設定された情報である。
CDMA方式の移動無線通信システムでは、高速の拡散符号系列で拡散して伝送するために、遅延時間を有するマルチパスを時間的に分離し同相合成するRake合成を用いている。そしてマルチパスの信号電力を有効に用い信号受信の高品質化を実現している。またこの方式は2つ以上のセルから信号を時間的にオーバーラップして受信/送信することで複数のセルを用いた通信を行うことができる。
また、複数のノードBから受信した通話呼量/通話品質を判別し、この判別結果に従って下り制御信号の送信出力の変更をノードBへ要求する制御局を設け、デュアルモードをサポートするUEに、ノードBとの間で上り制御信号及び下り制御信号の送受信を行わせるようにすることで、発着信の規制(呼の不成立)を行うことなく、呼の輻輳や通話品質の劣化を軽減する技術があった(特許文献1参照)。
近年、このような様々な新しい技術の導入により移動体通信におけるデータ通信の伝送速度は年々向上している。また、複数セルを用いた通信方式の採用により切断されにくい通信方式も確立してきている。
特開2000−68928号公報
しかしながら、無線通信の利用形態も多様化してきており、ラジオやテレビ中継などのように、さらに高品質の通信が要求されてきている。
有線通信の場合では、品質を確保する場合、2つの回線を確保して通信するという2重化通信方式が一般的であったが、無線通信の場合は、そのような手段はなく、高品質の通信を確保することは困難であった。
また、高速移動中でも切断されにくい有線通信レベルの品質も要求されている。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、高品質で、高速移動中でも無線通信の切断を防止可能な移動無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、移動無線通信システムにおいて、図1に示すように、一組として同じく移動する複数の移動端末装置(UE)(例えば、UE100−1、100−2)と、複数の無線基地局装置(ノードB)200−1、200−2、…、200−mと、複数のUE(例えば、UE100−1、100−2)を一組として識別し管理するための組端末管理情報を格納する格納部(端末管理情報格納部350)と、同一組に属するUE(例えば、UE100−1、100−2)が、それぞれ異なるセルに接続するように制御する制御部(周辺セル情報制御部331)と、を具備した無線ネットワーク制御装置(RNC)300を有することを特徴とする移動無線通信システムが提供される。
上記の構成によれば、RNC300の格納部で組端末管理情報を格納することで、複数のUEが一組として識別し管理され、RNC300の制御部は、同一組に属するUE(例えば、UE100−1、100−2)がノードB200−1、200−2、…、200−mが形成するセルのうち、異なるセルに接続するように制御する。これによって、同一組に属する複数のUEを用いた多重化通信が可能になり、高速移動時に同一組に属するUEの回線が同時に切断されることが防止される。
本発明は、無線ネットワーク制御装置の格納部で組端末管理情報を格納することで、複数の移動端末装置が一組として識別し管理され、無線ネットワーク制御装置の制御部は、同一組に属する移動端末装置が、基地局装置が形成するセルのうち、異なるセルに接続するように制御するので、同一組に属する複数の移動端末装置を用いた多重化通信が可能になり、通信品質を向上することができる。また、移動時に同一組に属する移動端末装置の回線が同時に切断されることが防止されるので、いずれかの移動端末装置で継続した通信ができる。
すなわち、複数の移動端末装置が1つのPC(パーソナルコンピュータ)などに接続された構成や、複数の移動端末装置と同じ機能が1つの移動端末装置に入っている構成において、高速で大量のデータを伝送している最中に、ハンドオーバしても瞬断を生じないようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施の形態では、複数のUE(移動端末装置)を一組として同じく移動する。
そこでまず、複数のUE(移動端末装置)を一組にする構成の例を示す。
図2は、複数のUEを一組にする構成の例を示す図であり、UEを個別に設ける場合の一例を示す図である。
ここでは、それぞれ固有識別情報(後述する)を有するUE100−1、100−2は、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)などのインターフェースカード100−10によりPC100−20に接続される。なお、PC100−20にインターフェースカードの機能が内蔵されている場合は、UE100−1、100−2をPC100−20に直接接続してもよい。PC100−20は音声やデータのやり取りをUE100−1、100−2を介して行う。この場合、接続する相手(着呼先)は同じ相手であるとともに、UE100−1、100−2から出力されるデータは同じデータである。
このような構成にすることにより、有線通信の場合のように無線区間のバックアップを行うことができる。したがって、PC100−20でデータや音声の送受信中に、UE100−1、100−2の一方が通信できる状態になっていればハンドオーバ時に回線が切断されることはなくなる。
図3は、複数のUEを一組にする構成の例を示す図であり、1つのUEに回線接続のための機能部を複数設けた場合の一例を示す図である。
UE100は、音声やデータのやり取りを行うため、回線接続のための機能部100−1−1、100−1−2と、そのデータを処理する処理するデータ処理部100−1−3を有しており、機能部100−1−1、100−1−2は、それぞれに固有識別情報を有している。
UE100の機能部100−1−1、100−1−2の接続する相手(着呼先)は同じ相手であるとともに、機能部100−1−1、100−1−2から出力されるデータは同じデータである。
このような構成にすることにより、有線通信の場合のように無線区間のバックアップを行うことができる。したがって、UE100でデータや音声の送受信中に機能部100−1−1、100−1−2の一方が通信できる状態になっていればハンドオーバ時に回線が切断されることはなくなる。
以下に図2の構成を用いた場合の移動無線通信システムを説明するが、UE100−1、UE100−2を、機能部100−1−1、100−1−2と置き換えることで、図3の構成にも適用可能である。なお、以下では、インターフェースカード100−10及びPC100−20の図示を省略している。
図1は、第1の実施の形態の移動無線通信システムの構成図である。
第1の実施の形態の移動無線通信システムは、複数のUE(移動端末装置)100−1、100−2、…、100−nと、複数のノードB(無線基地局装置)200−1、200−2、…、200−mと、RNC(無線ネットワーク制御装置)300と、MSC(交換局装置)400と、から構成される。
なお、ここでは、図示を簡略化するためMSC400に対しRNC300を1つのみ図示しているが、複数あってもよく、MSC400も複数あってよい(図23参照)。
RNC300は、MSCインターフェース部310と、呼接続処理部320と、端末制御部330と、ノードBインターフェース部340と、端末管理情報格納部350とを有する。
MSCインターフェース部310はMSC400との無線通信を行う機能を有する。
呼接続処理部320は、呼接続や終話の制御を行う。
端末制御部330は、UE100−1、100−2、…、100−nの無線回線接続のための無線回線制御、移動(ハンドオーバ)制御、及び通信レート(接続レート)制御などを行う。特に、端末制御部330の周辺セル情報制御部331は、UE100−1、100−2、…、100−nの移動時の周辺セル情報の編集や、UE100−1、100−2、…、100−nへ通知する周辺セル情報の通知候補の生成などを行う。
ノードBインターフェース部340は、ノードB200−1、200−2、…、200−mとの無線通信を行う機能を有する。
端末管理情報格納部350は、組となるUE100−1、100−2、…、100−nの組端末管理情報を格納する。以下、2台のUE100−1、100−2をペアとして組み合わせて2重化通信を行うものとし、組となるUE100−1、100−2、…、100−nの組端末管理情報をペア端末管理情報と呼ぶことにする。ペア端末管理情報はペア端末管理情報記憶領域351に記憶される。さらに、端末管理情報格納部350は、UE100−1、100−2、…、100−nが存在する位置の周辺セルの情報である周辺セル情報を記憶する周辺セル情報記憶領域352と、UE100−1、100−2、…、100−nの接続レート(通信レート)情報を記憶する接続レート情報記憶領域353とを有する。
図1に示す第1の実施の形態の移動無線通信システムにおいては、ペアとなるUE100−1、100−2は、それぞれ、ペア端末であることを示すペア端末情報を格納するペア端末情報格納部101−1、101−2を有している。UE100−1の有するペア端末情報は、ペアの相手であるUE100−2の固有識別情報であるIMSI(International Mobile Subscriber Identity)であり、例えば、UE100−2の電話番号である。同様に、UE100−2の有するペア端末情報は、ペアの相手であるUE100−1のIMSIであり、例えば、UE100−1の電話番号である。これらをRNC300に通知し、RNC300はこのペア端末情報をもとにペア端末管理情報を生成することによって、移動無線通信システムにおいて、ペアとなるUE100−1、100−2を識別する。
以下、第1の実施の形態の移動無線通信システムの動作を説明する。
まず、UE100−1、100−2がペア端末であることを、移動無線通信システムにおいて認識させるための処理を説明する。
図4は、第1の実施の形態の移動無線通信システムの発呼時のシーケンス図である。
例えば、ユーザがUE100−1を用いて発呼した場合、UE100−1はRNC300に対して、無線通信のための接続であるRRC(Radio Resource Control)接続の確立を要求する信号(RRC Connection Request)を送信する(ステップS1)。このとき、UE100−1は、ペアの相手UE100−2の固有識別情報であるIMSIをRRC接続要求信号に付加する。
図5は、RRC接続要求信号にIMSIを付加した様子を示す図である。
RRC接続要求信号のメッセージ500は、UE100−1がRNC300にRRC接続の要求を行う既存のメッセージ(既存部500a)に、拡張部(IMSI)500bを付加した構成となる。
RNC300は、RRC接続要求信号に固有識別情報が内蔵されている場合、端末制御部330にて、UE100−1のペア端末情報がペア端末管理情報記憶領域351に既に記憶されているか検索する(ステップS2)。検索の際には、例えば、UE100−1の固有識別情報(IMSI)を用いる。
記憶されていない場合には、RRC接続要求信号に内蔵されたUE100−1のペア端末情報であるUE100−2のIMSIを、ペア端末管理情報記憶領域351に記憶する(ステップS3)。
図6は、ペア端末管理情報の例である。
ペア端末管理情報は、ペア端末となる2つのUE100−1、100−2の情報であるIMSIと、後述の呼設定手順(ステップS10)における呼接続動作過程で接続した接続先セル(Active Set Cell)情報を有している。
ステップS3の処理後、通常のノードB200−1、200−2、…、200−mとRNC300間の無線リンク確立のための設定を行う。
具体的には、NBAP(Node B Application Part)プロトコルにより、RNC300とノードB200−1、200−2、…、200−mとの間の無線リンクを確立するための設定を行う。すなわち、RNC300は、ノードB200−1、200−2、…、200−mに、無線リンク設定要求信号(Radio Link Setup Request)を通知し(ステップS4)、ノードB200−1、200−2、…、200−mは、これに応じて無線リンク設定要求に対しての応答(Radio Link Setup Response)をRNC300に行う(ステップS5)。さらに、RNC300は、AAL2(ATM(Asynchronous Transfer Mode)アダプテーションレイヤタイプ2)プロトコルによる接続要求を生成してノードB200−1、200−2、…、200−mに通知する。より詳細には、その各要求(Q.AAL2(Iub(ノードBとRNCの間のインターフェースである):ERQ(Establish Request:接続要求))は、Q.AAL2とも呼ばれるQ.2630.1シグナリングに準拠してRNC300によって伝送され(ステップS6)、ノードB200−1、200−2、…、200−mにおいて、それぞれ接続のための識別子を含む応答確認(Q.AAL2(Iub):ECF(Establish Confirm:接続完了))を生成し、RNC300に送信する(ステップS7)。
その後、RNC300はRRC接続設定信号(RRC Connection Setup)をUE100−1に通知し(ステップS8)、UE100−1は、RNC300に対するRRC接続設定完了信号(RRC Connection Complete)を送信し(ステップS9)、RRC接続を確立する。
さらに、その後、UE100−1、ノードB200−1、200−2、…、200−m、RNC300、MSC400間での呼設定手順を行う(ステップS10)。これにより、例えば、通話先の移動端末装置との呼接続を行う。ここで、UE100−1が呼接続動作過程で接続した接続先セル(Active Set Cell)情報も自身の固有識別情報であるIMSIとともに、図6で示したようにペア端末管理情報記憶領域351に記憶する。
一方、ユーザがUE100−2を用いて発呼した場合、UE100−1を用いて発呼した場合と同様の動作を行う。ただし、RNC300は、ステップS2のペア端末管理情報検索処理の際、既にUE100−2のIMSIが設定されているため、改めてIMSIの記憶は不要であるが、この後のUE100−2の呼設定手順(ステップS10)による呼接続過程で接続した接続先セル(Active Set Cell)情報を、ペア端末管理情報記憶領域351に記憶する。
ところで、CDMAの移動無線通信システムでは、UE100−1、100−2の移動時、例えば、UE100−1、100−2からなされるハンドオーバ要求に伴い、逐次ハンドオーバ手順(多重セル接続動作)を実施する。そのために、前述のUE100−1、100−2の発呼により、1つのセルへの接続動作を行う1本の無線リンク確立後、異なるセルとの間で更に無線リンクを追加する。追加した無線リンクで接続した接続先セル(Active Set Cell)情報は、移動するUE100−1、100−2が保有する周辺セル情報から選択されて、図6で示したペア端末管理情報記憶領域351の該当箇所に記憶される。無線リンクは、1つのUE100−1、100−2について最大3つとすると、それ以上の無線リンクを追加する場合には、UE100−1、100−2側より通知された削除対象セルを削除し、追加指示された対象セルの追加を行う動作となる。
ところが、従来のハンドオーバ手順を適用してペア端末のハンドオーバを行った場合、以下のような問題がある。まず、UE100−1、100−2をペア端末として用いると、端末の位置が接近している場合、同一セルを用いた通信となる可能性が高い。つまり、一方において無線リンクの切断が生じたときに、他方においても無線リンクが不安定な状態となる可能性が非常に高くなり、2重化のメリットを活かせないという問題がある。
また、ペア端末が両方同じ方向に移動した場合は、次のような問題が生じる。
図7、図8、図9は、従来のハンドオーバ手順を用いた場合の、ペア端末のハンドオーバの様子を示す図である。
例えば、図7のように、UE100−1、100−2は、それぞれ、ノードB200−1、200−2、200−3、200−4が形成するセル200a−1、200a−2、200a−3、200a−4内に存在し、ノードB200−1、200−2、200−3との間で、両者とも同じ3つの無線リンクが確立しているとする。ここで、図8のように、UE100−1、100−2が高速移動した場合、両方が同時にハンドオーバを実施するが、両方が同時にハンドオーバ失敗となることで、図9のように通信が切断してしまう危険性がある。
そこで、第1の実施の形態の移動無線通信システムにおいては、以下のような処理により、ハンドオーバ実施時の通信の切断を防止する。
図10は、無線リンク追加時の周辺セル情報通知のシーケンス図である。
UE100−1、100−2の移動などにより、UE100−1、100−2から無線リンク(Radio Link)追加要求が通知されると(ステップS20)、RNC300は、無線リンク(Radio Link)設定処理(ステップS21)を行う。その後、周辺セル情報制御部331は、UE100−1、100−2がハンドオーバ手順後に次の接続先セル候補として無線状態の監視を行うための、周辺セル情報を周辺セル情報記憶領域352から検索し、UE100−1、100−2に通知する(ステップS22)。
図11は、周辺セル情報の一例である。
図のように、あるUE(以下UE100−1とする)の周辺セルのセルID(cell_id)と、そのセルがUE100−1と無線リンクで接続可能であるか否かを、そのUE100−1が確立可能な3つの無線リンク(RL#1、RL#2、RL#3)それぞれに対して記憶している。該当セルが無線リンクで接続可能である場合をONとしている。また、関連リンク数として、該当セルが接続可能な無線リンク数を管理している。ここで、実際に接続している接続先セル(Active Set Cell)の場合、関連リンク数の欄には、例えば“ActiveSet”と表記している。
この例では、セルIDが257(番号0)、7939(番号20)、3844(番号24)のセルがActive Set Cellとなっている。
図12は、移動端末装置への周辺セル情報の通知候補を示す図である。
周辺セル情報の通知候補は、Active Set Cellが上位に選択される。その後に、関連リンク数が3つのセルが続く。
UE100−1において3つの無線リンクが確立している状態では、そのUE100−1の移動時に、新しい無線リンクを設定したい場合、ある無線リンクを切断する必要がある。そのような場合、UE100−1より無線リンク(Radio Link)削除/追加要求がRNC300に対して送信される(ステップS23)。RNC300は、無線リンク設定処理(ステップS24)を行い、RNC300の周辺セル情報制御部331は、周辺セル情報の編集を行う(ステップS25)。
図13は、無線リンク削除/追加時の周辺セル情報の例である。
無線リンク削除/追加要求がなされた場合、周辺セル情報制御部331は、例えば、図12の周辺セル情報から、無線リンク“RL#2”の情報を削除し、新たに無線リンク“RL#4”を追加して、その無線リンク“RL#4”と接続可能なセル情報を追加する。また、図13の例では、セルIDが“7939”(番号20)のセルが、Active Set Cellではなくなり、セルIDが“11522”(番号18)のセルが、新たにActive Set Cellになったことを示している。このときさらに、端末制御部330は、周辺セル情報制御部331によって決定されたActive Set Cellに基づいて、図4で示したペア端末管理情報を更新する(ステップS26)。以上のような処理は、UE100−1のペアであるUE100−2に対しても同様に行われる。
次に、周辺セル情報制御部331は、UE100−1とUE100−2のペア端末管理情報のActive Set Cellを比較する(ステップS27)。比較した結果、互いのペア端末管理情報の3つのActive Set Cellが一致していない場合、その後の高速移動によって、UE100−1とUE100−2とが同時に、通信が切断された状態となる可能性は低いので、図13のように編集した周辺セル情報をもとに、ハンドオーバ手順後に次の接続先セル候補として無線状態の監視を行うための周辺セル情報を検索してUE100−1、UE100−2に通知する(ステップ28)。
図14は、移動端末装置への周辺セル情報の通知候補を示す図である。
周辺セル情報の通知候補は、Active Set Cellが上位に選択される。その後に、関連リンク数が3つのセルが続く。なお、移動前にActive Set Cellであったセル(セルIDが“7939”(番号20))は、移動後に無線リンクで接続されるActive Set Cellの周辺セルとなっているため、実際には通知候補セルに含まれる。
一方、ステップS27のペア端末管理情報のActive Set Cellの比較の結果、互いのペア端末管理情報の3つのActive Set Cellが一致している場合、周辺セル情報制御部331は、通知候補セルより、例えば、セルIDが“7939”(番号22)のセルを削除し、UE100−2に通知する。ペア端末であるUE100−1、100−2において、通知候補セルを変更することにより、UE100−1が再度、セルID7939をActive Set Cellとした場合には、UE100−1、100−2が異なるセルに接続して通信を行うようになる。これにより、高速移動時にUE100−1、100−2の回線が同時に切断されることが防止されるので、いずれかの移動端末装置で継続した通信ができ、高品質な2重化通信を行うことができる。
次に、第2の実施の形態の移動無線通信システムを説明する。
図15は、第2の実施の形態の移動無線通信システムの構成図である。
第2の実施の形態の移動無線通信システムは、図1で示した第1の実施の形態の移動無線通信システムと異なり、ペアとなるUE100−1、100−2のペア端末情報を、MSC400aが、ペア端末情報格納部401に有している。このペア端末情報をRNC300に通知し、RNC300はこれをもとにペア端末管理情報を生成することよって、移動無線通信システムにおいて、ペアとなるUE100−1、100−2を識別する。その他の構成要素については、第1の実施の形態の移動無線システムと同じであるので同一符号として説明を省略する。
第2の実施の形態の移動無線通信システムの動作は、UE100−1、100−2がペア端末であることを、移動無線通信システムにおいて認識させるための処理が第1の実施の形態と異なるので、それを説明する。
図16は、第2の実施の形態の移動無線通信システムの発呼時のシーケンス図である。
例えば、ユーザがUE100−1を用いて発呼した場合、UE100−1はRNC300に対して、無線通信のための接続であるRRC接続の確立を要求する信号(RRC Connection Request)を送信する(ステップS30)。ステップS31〜S36の処理は、図4のステップS4〜S9の処理と同じである。第2の実施の形態の移動無線通信システムにおいては、ステップS37の呼設定手順内のメッセージに前述のペア端末情報を付加する。具体的には、MSC400aからRNC300に送信されるRANAP(Radio Access Network Application Part)プロトコルの信号CommonID(通話先の移動端末装置の固有識別情報など)に、UE100−1のペアの相手であるUE100−2の固有識別情報(IMSI)を付加して通知する(ステップS37a)。RNC300は、MSCインターフェース部310にてこれを受信し、端末制御部330にて、図6で示したようなペア端末管理情報記憶領域351のペア端末管理情報を検索し(ステップS37b)、記憶されていないものであれば、ペア端末管理情報記憶領域351に固有識別情報を記憶する(ステップS37c)。
以上のように、ペア端末情報をMSC400aに持たせた場合でも、第1の実施の形態と同様な効果が得られる。
次に第3の実施の形態の移動無線通信システムを説明する。
第3の実施の形態の移動無線通信システムは、図1または図15で示したシステム構成と同様である。ただし、端末制御部330の周辺セル情報制御部331の機能が異なる。以下、第1の実施の形態の移動無線通信システムと同じ場合、すなわち、ペア端末情報をUE100−1、100−2が格納している場合の、図1を用いて第3の実施の形態の移動無線通信システムの動作を説明する。
図17は、第3の実施の形態の移動無線通信システムの発呼時のシーケンス図である。
なお、この図では、図4で示した第1の実施の形態の移動無線通信システムのステップS4〜S9の処理の図示を省略している。また、ユーザが、UE100−1を用いて発呼した場合の、ステップS40〜S43処理は、ステップS1、S2、S3、S10の処理に対応している。なお、UE100−1の発呼時における呼設定手順(ステップS43)では、具体的には以下のような動作が行われる。周辺セル情報制御部331は、端末管理情報格納部350の周辺セル情報記憶領域352からUE100−1の周辺セル情報を検索する。その後、UE100−1に通信対象となる任意の周波数の帯域を割り当てる。そして、接続した接続先セル(Active Set Cell)を、図6で示したような、UE100−1に関連付けられたペア端末管理情報として記憶する。
ユーザが、UE100−2を用いて発呼した場合が、第1の実施の形態の処理と異なる。UE100−2は、RNC300に対して無線通信のための接続であるRRC接続の確立を要求する信号(RRC Connection Request)を送信すると(ステップS44)、RNC300は、ペア端末管理情報記憶領域351からペア端末管理情報を検索する(ステップS45)。このとき、ステップS42の処理で既にUE100−2のIMSIが設定されているため、改めてIMSIを記憶する必要はない。さらに、周辺セル情報制御部331は、UE100−2に関連付けられたペア端末管理情報記憶領域351内のUE100−1の接続先セル(Active Set Cell)情報内の周波数情報を抽出する(ステップS46)。その後のUE100−2の呼設定手順(ステップS47)において、ステップS46の処理で抽出したUE100−1の周波数情報を参照し、UE100−1の周波数とは異なった周波数帯域を割り当て、接続先セル(Active Set Cell)情報をUE100−2に関連付けられたペア端末管理情報記憶領域351に記憶する(ステップS47a)。
このように、第3の実施の形態の移動無線通信システムによれば、ペア端末を互いに異なった周波数帯域のセルに接続することができる。これにより、高速移動時にUE100−1、100−2の回線が同時に切断されることが防止されるので、いずれかの移動端末装置で継続した通信ができ、高品質な2重化通信を行うことができる。
次に、第4の実施の形態の移動無線通信システムを説明する。
第4の実施の形態の移動無線通信システムは、図1または図15で示した構成と同様である。以下、図1を用いて説明する。ただし、ペア端末管理情報記憶領域351は、ペア端末の優先度を指定するための端末優先度情報を記憶する。また、端末制御部330の周辺セル情報制御部331の機能が異なる。
優先度は、ペア端末であるUE100−1、100−2のうち先に発呼したほうを高く(以下優先度Aとする)、後に発呼したほうを低くする(以下優先度Bとする)。
図1を用いて第4の実施の形態の移動無線通信システムの動作を説明する。
UE100−1が発呼した場合、端末制御部330にてUE100−1が発呼したことを認識すると、端末制御部330はペア端末管理情報記憶領域351を参照して、ペア端末であるUE100−2の情報を参照する。UE100−2が未発呼であれば、UE100−1を優先度Aとし、ペア端末管理情報記憶領域351にUE100−1の端末優先度情報として記憶する。その後、UE100−2が発呼すると、UE100−1が発呼済みで優先度Aが割り振られているために、UE100−2を優先度Bとし、ペア端末管理情報記憶領域351にUE100−2の端末優先度情報として記憶する。
無線リンク追加時の周辺セル情報通知の際の動作は、図10で示した無線リンク追加時の周辺セル情報通知のシーケンス図とほぼ同様になるので、以下これを用いて説明する。
UE100−1において3つの無線リンクが確立している状態で、優先度AのUE100−1より、無線リンク(Radio Link)削除/追加要求がRNC300に対して送信された場合(ステップS23)、RNC300は、無線リンク設定処理(ステップS24)を行い、RNC300の周辺セル情報制御部331は、周辺セル情報記憶領域352において、周辺セル情報の編集を行う(ステップS25)。
周辺セル情報制御部331による、優先度を用いた周辺セル情報の編集について、前述の図13、14を用いて説明する。
無線リンク削除/追加要求がなされた場合、周辺セル情報制御部331は、例えば、図13の周辺セル情報から、無線リンク“RL#2”の情報を削除し、新たに無線リンク“RL#4”を追加して、その無線リンク“RL#4”と接続可能なセル情報を追加する。図13の例では、セルIDが“7939”(番号20)のセルが、Active Set Cellではなくなり、セルIDが“11522”(番号18)のセルが、新たにActive Set Cellになったことを示している。このときさらに、端末制御部330は、周辺セル情報制御部331によって決定されたActive Set Cellに基づいて、図6で示したペア端末管理情報を更新する(ステップS26)。
優先度BのUE100−2が同様に3つの無線リンクが確立している状態から無線リンク“RL#2”の情報を削除し、新たに無線リンク“RL#4”の追加を行った場合、周辺セル情報制御部331では、優先度AのUE100−1に対しては図14のように、通知候補としてセルID“7939”(番号22)のセルを選択するが、優先度BのUE100−2に対しては、そのセルを通知候補から削除する。ペア端末であるUE100−1、100−2において、通知候補セルを変更することにより、UE100−1が再度、セルID“7939”をActive Set Cellとした場合には、UE100−1、100−2が異なるセルに接続して通信を行うようになる。これにより、高速移動時にUE100−1、100−2の回線が同時に切断されることが防止されるので、いずれかの移動端末装置で継続した通信ができ、高品質な2重化通信を行うことができる。
なお、以上の第1から第4の実施の形態における、周辺セル情報制御部331の各機能は、アルゴリズムとしてRNC300が同時に有していてもよい。すなわち、第1及び第2の実施の形態の、ペア端末管理情報記憶領域351から、ペア端末同士のActive Set Cell情報を比較して、一致していれば、異なる周辺セル情報を生成するアルゴリズム、第3の実施の形態の、ペア端末に異なる周波数帯域を割り当てるアルゴリズム、第4の実施の形態の、優先度の異なるペア端末に異なる周辺セル情報を生成するアルゴリズムを有しており、これらのいずれかを選択されて実行するようにしてもよい。ただし、発呼したUE100−1〜100−nがペア端末でない場合には、通常の周辺セル情報選択アルゴリズムを用いる。
また、ペア端末にそれぞれ異なるアルゴリズムを適用するようにしてもよい。以下、それを第5の実施の形態の移動無線通信システムとして説明する。
第5の実施の形態の移動無線通信システムは、図1または図15で示した構成と同様である。ただし、ペア端末管理情報記憶領域351は、ペア端末であるUE100−1、100−2に適用するアルゴリズムを記憶する。
図18は、第5の実施の形態の移動無線通信システムの発呼時のシーケンス図である。
なお、この図では、図4で示した第1の実施の形態の移動無線通信システムのステップS4〜S9の処理の図示を省略している。また、UE100−1の発呼時におけるステップS50〜S52処理は、ステップS1〜S3の処理に対応している。UE100−1の発呼時における呼設定手順(ステップS53)において、RNC300の周辺セル情報制御部331は、複数の周辺セル情報選択アルゴリズムから、UE100−1に適用すべきアルゴリズムを選択し、ペア端末管理情報記憶領域351に記憶する(ステップS53a)。
図19は、ペア端末管理情報の例である。
図のようにペア端末管理情報には、ペア端末となる2つのUE100−1、100−2の情報であるIMSIと、ステップS53aの処理により選択された周辺セル情報選択アルゴリズムが記憶される。
呼設定手順(ステップS53)では、選択されたアルゴリズムにもとづき、接続及び、UE100−1への周辺セル情報の通知動作を行う。
一方ユーザが、UE100−2を用いて発呼した場合には、UE100−2はRNC300に対して、無線通信のための接続であるRRC接続の確立を要求する信号(RRC Connection Request)を送信する(ステップS54)。RNC300は、ペア端末管理情報記憶領域351からペア端末管理情報を検索する(ステップS55)。このとき、ステップS52の処理で既にUE100−2のIMSIが設定されているため、改めてIMSIを記憶する必要はない。さらに、周辺セル情報制御部331は、UE100−2に関連付けられたペア端末管理情報記憶領域351内の、UE100−1が選択した周辺セル情報選択アルゴリズムを抽出する(ステップS56)。その後のUE100−2の呼設定手順(ステップS57)において、ステップS56の処理で抽出したUE100−1に適用するアルゴリズムとは異なったアルゴリズムを選択し、UE100−2に関連付けられたペア端末管理情報記憶領域351に記憶する(ステップS57a)。
このように、異なる特徴を持つ複数の周辺セル情報の選択アルゴリズムをペア端末で分けて適用することで、2重化通信の周辺セル情報選択アルゴリズムに冗長性を持たせることができ、通信品質を向上させることができる。例えば、高速移動通信、あるいは低速移動通信に高い指向性を持つアルゴリズムの複合適用により幅広い移動形態に対応可能となる。
次に第6の実施の形態の移動無線通信システムを説明する。
図20は、第6の実施の形態の移動無線通信システムの構成図である。
ここでは、図1で示した第1の実施の形態の移動無線通信システムと同じ場合、すなわち、ペア端末情報をUE100−1、100−2が格納している場合について説明する。なお、図15で示したペア端末情報をMSC400が格納した場合についても同様である。また、図1で示した移動無線通信システムと同一の構成要素については同一符号として説明を省略する。
第6の実施の形態の移動無線通信システムにおけるRNC300aは、呼接続処理部320aに、ペア端末であるUE100−1、100−2からハンドオーバ要求がなされた際のハンドオーバ実行を遅延させるハンドオーバ遅延回路321を有している。また、端末管理情報格納部350aは、UE100−1〜UE100−nのハンドオーバ中か否かなどの呼制御状態を記憶する呼制御状態情報記憶領域354を有する。
以下、第6の実施の形態の移動無線通信システムの動作を説明する。
図21は、第6の実施の形態の移動無線通信システムの発呼時のシーケンス図である。
なお、ここでは、異なるRNCの管理するノードB配下のセル間移動におけるハンドオーバについて示している。この場合、少なくともハンドオーバ元のRNCが、図20のRNC300aである。
UE100−1が移動してRRCプロトコルの測定結果転送信号(RRC:Measurement Report)によりハンドオーバ要求を、ハンドオーバ元のRNC300aに送信すると(ステップS60)、RNC300aの呼接続処理部320aは、呼制御状態情報記憶領域354より、UE100−1のペア端末であるUE100−2の呼制御状態情報を抽出し、その状態を判定する(ステップS61)。UE100−2の状態がハンドオーバ中ではないとすると、ハンドオーバ元のRNC300aとハンドオーバ先とでハンドオーバのための無線リンク設定手順を開始する(ステップS62)。そして、ハンドオーバ元のRNC300aの呼制御状態情報記憶領域354には、UE100−1がハンドオーバ中であることを示す呼制御状態情報が記憶される(ステップS63)。さらに、UE100−2がハンドオーバ要求をハンドオーバ元のRNC300aに送信すると(ステップS64)、RNC300aの呼接続処理部320aは、呼制御状態情報記憶領域354より、UE100−2のペア端末であるUE100−1の呼制御状態情報を抽出し、その状態を判定する(ステップS65)。UE100−1の状態がハンドオーバ中であると判定された場合には、呼接続処理部320aは、ハンドオーバ遅延回路321により、UE100−2のハンドオーバの実行を遅延させる。UE100−1の無線リンク設定手順が終了すると(ステップS66)、ハンドオーバ元のRNC300aから、RRCプロトコルの設定変更手順のための信号(RRC:Mesurement Control)により、周辺セル情報をUE100−1に送信する(ステップS67)。その後、ハンドオーバ遅延回路321によって待機されていた、UE100−2のハンドオーバのための無線リンク設定手順を開始する(ステップS68)。
以上のような処理により、ハンドオーバ過程において無線同期外れに起因するペア端末の同時切断を回避することが可能となる。
次に第7の実施の形態の移動無線通信システムを説明する。
第7の実施の形態の移動無線通信システムは、図1または図15で示した構成と同様である。ここでは、第1の実施の形態の移動無線通信システムと同じ場合、すなわち、ペア端末情報をUE100−1、100−2が格納している場合の図1を用いて、第7の実施の形態の移動無線通信システムの動作について説明する。
図22は、第7の実施の形態の移動無線通信システムのシーケンス図である。
UE100−1は、自身の接続レート情報を、RRCプロトコルの測定結果転送信号(RRC:Measurement Report)にてRNC300に送信すると(ステップS70)、RNC300は、受信したUE100−1の接続レートを変更するなどして、端末管理情報格納部350の接続レート情報記憶領域353に、UE100−1の接続レート情報を記憶する(ステップS71)。その後、ステップS72〜S76の処理で、UE100−1との無線リンクの再構築を行う。
一方、UE100−1とペア端末となるUE100−2において、端末制御部330は、UE100−2の接続レート情報を参照してUE100−1の接続レートより低い場合、UE100−2の接続レートをUE100−1の接続レートと同じに変更し、接続レート情報記憶領域353に、UE100−2の接続レート情報として記憶する(ステップS77)。その後、ステップS78〜S82の処理で、UE100−2との無線リンクの再構築を行う。
このように、UE100−1の接続レートをもとに、ペアの相手であるUE100−2の接続レートを確保することにより、UE100−1の通信が切断された場合、周辺セル情報制御部331は、UE100−2のハンドオーバを実施する。そのときUE100−2は既に確保されていた帯域を利用し、通信を開始することにより安定した通信が継続可能となる。また、このような第7の実施の形態の機能を、前述の第1〜第6の実施の形態の移動無線通信システムに適用することで、さらに高品質な通信が可能になる。
なお、上記の説明では、組となる移動端末装置が2台(ペア)の場合について説明したが、3台以上であっても同様に適用可能である。
(付記1)移動無線通信システムにおいて、
一組として同じく移動する複数の移動端末装置と、
複数の無線基地局装置と、
複数の前記移動端末装置を一組として識別し管理するための組端末管理情報を格納する格納部と、同一組に属する前記移動端末装置が、それぞれ異なる無線ゾーンに接続するように制御する制御部と、を具備した無線ネットワーク制御装置、
を有することを特徴とする移動無線通信システム。(1)
(付記2)組となる複数の前記移動端末装置は、前記組であることを示す組端末情報を格納し、前記組端末情報を前記無線ネットワーク制御装置に通知し、前記無線ネットワーク制御装置は、前記組端末情報をもとに前記組端末管理情報を生成することを特徴とする付記1記載の移動無線通信システム。(2)
(付記3)無線回線網と一般回線交換網の接続ノードである交換局装置を更に有し、
前記交換局装置は、組となる複数の前記移動端末装置が前記組であることを示す組端末情報を格納し、前記組端末情報を前記無線ネットワーク制御装置に通知し、前記無線ネットワーク制御装置は、前記組端末情報をもとに前記組端末管理情報を生成することを特徴とする付記1記載の移動無線通信システム。(3)
(付記4)前記無線ネットワーク制御装置において、前記組端末管理情報は、前記組となる複数の前記移動端末装置がそれぞれ接続する前記無線ゾーンの接続先無線ゾーン情報を有し、
前記制御部は、同一組に属する前記移動端末装置同士の前記接続先無線ゾーン情報が同一であれば、前記移動端末装置へ通知すべき前記移動端末装置周辺の無線ゾーン情報を互いに異なるものとすることを特徴する付記1記載の移動無線通信システム。(4)
(付記5)前記無線ネットワーク制御装置において、前記組端末管理情報は、前記組となる複数の前記移動端末装置がそれぞれ接続する特定の周波数帯域の前記無線ゾーンの接続先無線ゾーン情報を有し、前記制御部は、前記接続先無線ゾーン情報を参照し、同一組に属する前記移動端装置を、異なる周波数帯域の前記無線ゾーンに接続させることを特徴とする付記1記載の移動無線通信システム。
(付記6)前記無線ネットワーク制御装置において、前記組端末管理情報は、前記組となる複数の前記移動端末装置の優先度情報を有し、前記制御部は、前記優先度情報を参照し、優先度の異なる前記移動端装置を、異なる前記無線ゾーンに接続させることを特徴とする付記1記載の移動無線通信システム。
(付記7)前記無線ネットワーク制御装置において、前記組端末管理情報は、前記組となる複数の前記移動端末装置に適用する周辺無線ゾーン情報選択アルゴリズム情報を有し、前記制御部は、前記周辺無線ゾーン情報選択アルゴリズム情報を参照し、前記組となる複数の前記移動端装置に対し、異なった周辺無線ゾーン情報選択アルゴリズムを適用することを特徴とする付記1記載の移動無線通信システム。
(付記8)移動無線通信システムにおいて、
一組として同じく移動する複数の移動端末装置と、
複数の無線基地局装置と、
複数の前記移動端末装置を一組として識別し管理するための組端末管理情報を格納する格納部と、前記移動端末装置よりハンドオーバ要求がなされた際、同一組に属する他の前記移動端末装置がハンドオーバ中のときに前記ハンドオーバ要求に応じたハンドオーバの実行を遅延させる遅延回路と、を具備した無線ネットワーク制御装置と、
を有することを特徴とする移動無線通信システム。
(付記9)移動無線通信システムにおいて、
一組として同じく移動する複数の移動端末装置と、
複数の無線基地局装置と、
複数の前記移動端末装置を一組として識別し管理するための組端末管理情報を格納する格納部と、前記移動端末装置の通信レートをもとに、同一組に属する他の移動端末装置の通信レートを確保し、通信の切断時に前記他の移動端末装置で通信を継続させる制御部と、を具備した無線ネットワーク制御装置と、
を有することを特徴とする移動無線通信システム。
(付記10)複数の呼接続を可能とする移動端末装置からの複数の回線接続を1つの回線として識別し、該移動端末装置の一方の回線接続をハンドオーバしている間、他方の回線接続をハンドオーバさせずに回線接続した状態にすることを特徴とする無線ネットワーク制御装置。(5)
第1の実施の形態の移動無線通信システムの構成図である。 複数のUEを一組にする構成の例を示す図であり、UEを個別に設ける場合の一例を示す図である。 複数のUEを一組にする構成の例を示す図であり、1つのUEに回線接続のための機能部を複数設けた場合の一例を示す図である。 第1の実施の形態の移動無線通信システムの発呼時のシーケンス図である。 RRC接続要求信号にIMSIを付加した様子を示す図である。 ペア端末管理情報の例である。 従来のハンドオーバ手順を用いた場合の、ペア端末のハンドオーバの様子を示す図である。(その1) 従来のハンドオーバ手順を用いた場合の、ペア端末のハンドオーバの様子を示す図である。(その2) 従来のハンドオーバ手順を用いた場合の、ペア端末のハンドオーバの様子を示す図である。(その3) 無線リンク追加時の周辺セル情報通知のシーケンス図である。 周辺セル情報の一例である。 移動端末装置への周辺セル情報の通知候補を示す図である。 無線リンク削除/追加時の周辺セル情報の例である。 移動端末装置への周辺セル情報の通知候補を示す図である。 第2の実施の形態の移動無線通信システムの構成図である。 第2の実施の形態の移動無線通信システムの発呼時のシーケンス図である。 第3の実施の形態の移動無線通信システムの発呼時のシーケンス図である。 第5の実施の形態の移動無線通信システムの発呼時のシーケンス図である。 ペア端末管理情報の例である。 第6の実施の形態の移動無線通信システムの構成図である。 第6の実施の形態の移動無線通信システムの発呼時のシーケンス図である。 第7の実施の形態の移動無線通信システムのシーケンス図である。 従来のCDMA方式の移動無線通信システムの構成例である。 UEの移動に伴うハンドオーバを示す図である。
符号の説明
100−1、100−2、…、100−n 移動端末装置(UE)
101−1、101−2 ペア端末情報格納部
200−1、200−2、…、200−m 無線基地局装置(ノードB)
300 無線ネットワーク制御装置(RNC)
310 MSCインターフェース部
320 呼接続処理部
330 端末制御部
331 周辺セル情報制御部
340 ノードBインターフェース部
350 端末管理情報格納部
351 ペア端末管理情報記憶領域
352 周辺セル情報記憶領域
353 接続レート情報記憶領域
400 交換局装置(MSC)

Claims (5)

  1. 移動無線通信システムにおいて、
    一組として同じく移動する複数の移動端末装置と、
    複数の無線基地局装置と、
    複数の前記移動端末装置を一組として識別し管理するための組端末管理情報を格納する格納部と、同一組に属する前記移動端末装置が、それぞれ異なる無線ゾーンに接続するように制御する制御部と、を具備した無線ネットワーク制御装置、
    を有することを特徴とする移動無線通信システム。
  2. 組となる複数の前記移動端末装置は、前記組であることを示す組端末情報を格納し、前記組端末情報を前記無線ネットワーク制御装置に通知し、前記無線ネットワーク制御装置は、前記組端末情報をもとに前記組端末管理情報を生成することを特徴とする請求項1記載の移動無線通信システム。
  3. 無線回線網と一般回線交換網の接続ノードである交換局装置を更に有し、
    前記交換局装置は、組となる複数の前記移動端末装置が前記組であることを示す組端末情報を格納し、前記組端末情報を前記無線ネットワーク制御装置に通知し、前記無線ネットワーク制御装置は、前記組端末情報をもとに前記組端末管理情報を生成することを特徴とする請求項1記載の移動無線通信システム。
  4. 前記無線ネットワーク制御装置において、前記組端末管理情報は、前記組となる複数の前記移動端末装置がそれぞれ接続する前記無線ゾーンの接続先無線ゾーン情報を有し、
    前記制御部は、同一組に属する前記移動端末装置同士の前記接続先無線ゾーン情報が同一であれば、前記移動端末装置へ通知すべき前記移動端末装置周辺の無線ゾーン情報を互いに異なるものとすることを特徴する請求項1記載の移動無線通信システム。
  5. 複数の呼接続を可能とする移動端末装置からの複数の回線接続を1つの回線として識別し、該移動端末装置の一方の回線接続をハンドオーバしている間、他方の回線接続をハンドオーバさせずに回線接続した状態にすることを特徴とする無線ネットワーク制御装置。
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