JP4417357B2 - アフィリエイトシステムにおいて広告主のrssフィードを随時取得してバナー広告にして配信する方法と装置 - Google Patents

アフィリエイトシステムにおいて広告主のrssフィードを随時取得してバナー広告にして配信する方法と装置 Download PDF

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Description

この発明は、インターネットに接続されるコンピュータにより、広告主がすでに提供しているRSSに連動する広告コンテンツを広告媒体となるWebページに掲載するための広告配信方法に関する。
バナー広告などの広告コンテンツ(広告内容を含んだテキスト・動画データ・静止画データなど)は、一般の人が開設する私的なWebサイト上にもごく普通に掲載されている。周知の通り、広告コンテンツには、不特定多数のインターネット利用者(ユーザ)が使用するブラウザを実装したコンピュータ(ユーザ端末)を、最終的に、広告主が管理する、あるいは広告主がユーザに閲覧させたいWebサイト(広告主サイト)のホームページなどへアクセスさせるためのハイパーリンクが設定されている。そして、一般の人が自身のWebサイトに広告コンテンツを掲載する最大の理由は、広告掲載に伴う報酬を広告主から得ることである。
Webページを媒体とした広告掲載に関わるビジネスモデルは、広告配信業者が広告主と広告の掲載場所となるWebサイトを管理する人(媒体提供者)との広告掲載に関する契約を仲介し、媒体提供者と広告主とを募集し、広告主が出稿した広告コンテンツを預かり、そのコンテンツを媒体提供者のWebサイト(広告媒体サイト)の適宜なWebページ(媒体ページ)に掲載してもらう。広告を媒体ページに掲載する際の広告配信業者におけるビジネスモデルは、従来の広告代理店などと同様に、広告主から媒体提供者への広告コンテンツの掲載に関する広告料の一部を手数料として得ることにある。
なお、当該ビジネスモデルでは、媒体ページを閲覧した一般ユーザが必ずしも広告コンテンツのハイパーリンク(リンク)を指示して広告主サイトを閲覧するとは限らないため、ブラウザ端末による広告コンテンツへのリンク指示回数に対して広告料の支払いが行われる「クリック従量制」や、広告主サイトのWebページを閲覧したユーザが、その広告主サイトで何らかのトランザクション(商品の購入、アンケートの記入、会員登録など)をブラウザ端末により発生させてはじめて広告料が媒体提供者に支払われる成功報酬型の料金体系が採用されている。そして、クリック従量制や成功報酬型の料金体系に基づく広告掲載ビジネスを成立させるための技術がトラッキングである。
トラッキングは、最初にクリックされた広告コンテンツやそのコンテンツを掲載している媒体ページを特定したり、一般ユーザが最終的に広告主サイトを閲覧したり、トランザクションに関わるイベント(商品購入指示、アンケート記入、会員登録指示など)を発生させたりするまでの経路を追跡(トラッキング)することである。そして、そのトラッキングに関わる処理を実行するコンピュータ、あるいは当該トラッキング関連処理をコンピュータに実行さるためのプログラムがトラッキング・システムであり、広告配信業者は、コンピュータとしてのトラッキング・システムと連動する、あるいはプログラムとしてのトラッキング・システムを実装したコンピュータシステム(広告配信装置)を管理している。
トラッキングに関わる一般的な情報処理手法としては、広告コンテンツをある媒体ページに掲載するならば、その広告コンテンツに設定されるリンクを記述したURL中に、広告掲載サイトの識別情報など、媒体提供者を特定するための情報(媒体提供者ID)をトラッキングに利用するための情報(トラッキング情報)として、周知のトラッキングURLなどの記述形式に従って記載しておく。
広告コンテンツに設定されているリンク先としては、広告配信装置に実装されている所定のプログラムなどである。広告がクリックされてリンクが指示されると、先の所定のプログラムにトラッキング情報が送達され、どの媒体ページを起点としてどの広告主の広告コンテンツがクリックされたのかがわかる。そして、広告主サイトへリダイレクトさせるためのHTTPレスポンスをブラウザ端末に返送する。ブラウザ端末は、このレスポンスの内容を解釈して広告主サイトのホームページなどを取り寄せる。またトラッキング情報は、このリダイレクトの際にもブラウザ端末を経由してリンク先の広告主サイトへ通知される。
広告主サイトでは、アクセスしてきたブラウザ端末から取得したトラッキング情報を記録するとともに、このブラウザ端末との以後のセッション管理を、例えば、周知のCookieなどを使って行う。セッション継続中に何らかのトランザクションが発生すれば、広告主サイトが取得したトラッキング情報とそのトランザクションの内容とを広告配信装置に送付するなどして、広告主が広告配信業者に広告コンテンツを起点とした成果を通知する。それによって広告配信業者は、媒体提供者に対する成功報酬の算出根拠を得ることができる。なお、アフィリエイト・プログラムやトラッキングに関する技術については、以下の特許文献1〜4に記載されている。
特開2001−117847号公報 特開2002−117318号公報 特開2002−157494号公報 特許3792712号公報
Webページにおける広告の掲載形態としては、バナー画像や広告テキストなど、Webサイト本来の内容としてWebページ中に掲載されているコンテンツ(Webコンテンツ)とは個別に掲載する形態や、Webコンテンツの中に広告コンテンツを含ませる形態などがある。Webコンテンツに広告コンテンツを含ませる広告掲載形態としては、例えば、アウトドアの内容を含むWebサイトにおいて、あるメーカの特定のキャンプ道具についての紹介記事があり、その道具を記述する文字列に、トラッキングURLを対応付けしたリンクを設定しておく。トラッキングURLとしては、例えば、トラッキング情報を広告配信装置や前記キャンプ道具を販売している広告主サイト(電子商店)のトラッキング・システムに送付するとともに、最終的に電子商店におけるその道具の購入手続きを行うためのWebページがブラウザ端末に送付される旨が記述される。
もちろん、Webコンテンツ自体が電子商店における商品の購入ページに記載されている記事(商品名、価格、在庫状況など)のコピーを列挙しただけの媒体ページから構成される広告媒体サイトも存在する。
ところで、Webページに広告を掲載するビジネスモデルを成功させるためには、広告コンテンツへのリンク指示(クリック)を起点として広告主が意図する情報をユーザに閲覧させたり、何らかのトランザクションを発生させたりするための動機付けを与えることが必要となる。しかし、バナー広告などのように個別に広告コンテンツを掲載する形態では、そのバナー画像を随時更新していないと、ユーザはいつも同じバナー広告を目にすることなり、バナー広告に対してトランザクションの起点となるクリック操作を行う意欲が減退する。しかし、バナー画像の制作に係るコストや時間を考えると、頻繁にバナー画像を更新することは広告主側に大きな負担が掛かる。
また、Webコンテンツ中に広告コンテンツを含ませる場合や媒体提供者専門サイトでは、例えば、リンク先が電子商店における商品の購入ページであれば、随時更新される商品の在庫状況や価格変動がWebコンテンツにリアルタイムで反映されない。リンク先でユーザが閲覧した商品の購入ページで在庫切れや以前確認したときより値上がりしていては、購買意欲が減退し、トランザクションの発生は期待できない。販売/製造中止となった商品であれば、リンク先にWebページ自体が存在しない「リンク切れ」となる場合もある。
そこで、本発明者らは、随時更新されているWebサイトの情報について、その更新情報をいち早くユーザに知らせるための技術やサービスであるRSSに注目した。RSSは、周知のように、電子商店や企業などのRSS配信者が、自身のWebサイトにおける更新情報について、概要記事とその更新情報自体が掲載されているWebページへのリンクとをRSSフィードと呼ばれるXMLに準拠した書式で記載された文書によって提供される文書閲覧技術や文書閲覧サービスであり、RSSフィードは、RSS配信業者のWebサイト内など、所定のURLで指定されるネットワーク上の位置に用意される。ユーザは、自身のブラウザ端末(ユーザ端末)にインストールされたRSS閲覧ソフト(RSSリーダ)により、定期的に前記URLからRSSフィードを取り寄せ、更新情報を適宜な体裁で一覧表示出力させて閲覧する。それによって、ユーザは、更新情報や最新情報をいち早く入手することができる。
また、例えば、アウトドア用品の電子商店で、キャンプ道具、フィールドギア、ウエア、スポーツ用品などというようにジャンル毎にそれぞれ個別の新着情報を配信するRSSが設けられていれば、ユーザは、同じRSS配信者がRSSサービスから自身の嗜好に一致するジャンルのRSSフィードのURLのみをRSSリーダに指定しておくことで、特定のジャンルの更新情報を閲覧することができる。
さらにRSSでは、同じRSS配信業者がジャンル別にRSSを用意するサービスに変え、RSS配信業者のWebサイト中の全ての更新情報からユーザが指定した特定の情報についての更新・最新記事のみを検索して閲覧に供する動的RSSと言われるサービスもある。これは、上述のRSSが、すでに記事が記載されているRSSフィードをRSSリーダが読み込む「静的RSS」であるのに対し、RSS配信業者が、指定されたパラメータに該当する更新情報のみを記載したRSSフィードに生成するプログラム(動的RSSプログラム)のURLを公開しておき、その動的RSSプログラムに対してRSSリーダがパラメータを指定してRSSフィードの配信を要求すると、当該動的RSSプログラムが指定のパラメータに合致する記事を抽出し、その記事を掲載したRSSフィードを生成してRSSリーダに返送するという仕組みである。
例えば、全国にチェーン店を持つ中古車販売会社が、新着情報として、全国のそれぞれの店舗において新規に入荷した中古車に関する情報(車種、グレード、年式、色、装備など)を動的RSSプログラムと連動するRSSサービスによって提供しているものとする。そして、動的RSSプログラムのURLと、当該プログラムに与えるためのパラメータとしてカテゴリIDと呼ばれる車種毎の識別子とが公開されているものとする。
そして、RSSリーダに動的RSSプログラムのURLと特定のカテゴリIDとが設定され、そのRSSリーダがカテゴリIDを指定して動的RSSプログラムにアクセスすると、当該プログラムは、該当する車種についての新着情報のみを更新情報として記載したRSSフィードを生成してRSSリーダに返送する。それによって、ユーザは自身が購入を検討している車種についての新着情報のみを閲覧することができる。このように動的RSSプログラムが用意されている場合、ユーザは、例えば、希望の車種が変わっても、変更後の車種に関する別のRSSフィードをRSSリーダに再登録することなく、単一の動的RSSプログラムに対して変更後の車種に対応するカテゴリIDを指定するだけで希望する新着情報を取得・閲覧することができる。なお、所定の車種のカテゴリIDなど、所定のパラメータをRSSリーダに設定する手順としては、ユーザが直接RSSリーダに設定入力してもよいし、例えば、中古車販売会社の例であれば、販売会社側のWebサイトに取り扱い車種を一覧にしたWebページを用意しておき、ユーザがブラウザ端末により、その一覧から特定の車種を選択すると、その車種のカテゴリIDが提示されたり、そのカテゴリIDがRSSリーダに設定されたりするようにしておくことも考えられる。なお、動的RSSには、パラメータとして、例えば、メーカ、車種、グレード、色、・・・、のように、カテゴリIDを階層的に設定できるようになっているものもある。さらに、地域、価格帯、キーワードなど、記事を検索するための各種条件をパラメータとして設定できる動的RSSも提供されている。
ここで本発明者らは、上述したRSSをアフィリエイト・プログラムなどの広告掲載ビジネスに活用すれば、最新の情報が広告コンテンツとして媒体ページに掲載することができるのではないかと考えた。それによって、一般ユーザは、同じ媒体ページであっても、新鮮な広告コンテンツを閲覧し、その広告コンテンツ中に最新の情報を見いだすことができ、広告コンテンツに対するリンク指示(クリック操作)の動機付けを得ることができる。そして、その後のトランザクションの発生も期待できる。当然、RSSには最新の情報が掲載されているので、リンク切れなどの問題も発生しない。
しかしながら、RSS配信業者を広告主とし、RSSリーダが広告主サイトから取り寄せたRSSの更新情報を媒体ページにそのまま掲載するだけではユーザの動向をトラッキングすることができない。確かに、広告主自身がRSSフィードに記載された更新記事のそれぞれにトラッキング情報が含まれたリンクを設定することは可能であるが、すでに公開されているRSSでは、RSSをトラッキングに対応させるように変更する必要がある。もちろん、リンクの再設定などに関わるコストと時間は広告主側が負担することになり、広告配信業者としても、広告主に新規にトラッキングに対応したRSSを導入することを要求しにくい。RSSの変更に伴うコストを広告配信業者側が負ったとしても、既存のRSSの公開を一時停止させるわけにもいかない。
また、媒体ページへの広告掲載に関し、広告主や媒体提供者が複数の広告配信業者とそれぞれ個別に契約しているなど、契約関係が複雑な場合、ユーザ端末が媒体ページを起点として広告主サイトへアクセスするまでのトラッキング経路を正確に追尾し、正規の契約関係にある広告配信業者の広告配信装置にトラッキング情報を確実に受け渡すことが難しい。すなわち、広告主と媒体提供者とが直接広告掲載に関わる契約を結んでいない限り、ユーザ端末におけるRSS記事に対するクリック数に応じた報酬やアフィリエイト・プログラムにおける成功報酬の請求先や支払先を特定することができなくなる。
また、動的RSSを広告コンテンツにする場合、ユーザ端末が媒体ページにアクセスする度に、指定のパラメータを動的RSSプログラムに送付して記事の検索処理を実行させることになる。実際に、媒体ページの数も、各媒体ページにアクセスするユーザ端末の数も膨大であり、広告主サーバーでは、その検索処理プログラムやRSSフィードの生成機会毎にアクセスされるデータベースなどに過大な負荷が掛かることになる。広告サーバーが過負荷に陥れば、広告主サイトで提供されているサービスが停止する可能性もある。
本発明者らは、RSSを広告コンテンツとして活用する際に生じる様々な問題に鑑み本発明を創作した。そして本発明目的は、広告主が公開している既存のRSSフィードに一切変更を加えることなく、RSSによって逐次更新される記事をアフィリエイト・プログラムに連動する広告コンテンツとして活用するための広告配信方法を提供することにある。
この発明に係る広告配信方法は、基本的に、つぎの事項(1)〜(12)により特定されるものである。
(1)ユーザ端末が閲覧するインターネット上の広告媒体ページにバナー広告を表示させ、バナー広告がクリックされた際にユーザ端末を広告主サイトに誘導するアフィリエイトシステムにおいて、広告データベースを備えたコンピュータによりバナー広告を配信する方法であること
(2)広告データベースは、広告IDと、RSSフィードURLと、書式指定情報を対応付けした広告情報を複数格納すること
(3)コンピュータは、第1〜第5ステップの処理を行うこと
(4)第1ステップは、媒体提供者サイトより広告媒体ページ(ア)を受信したユーザ端末(イ)から広告要求電文(ウ)を受信すること
(5)広告要求電文(ウ)は、広告媒体ページ(ア)に埋め込まれたHTMLタグに基づいてユーザ端末(イ)において生成され、広告媒体ページ(ア)を提供している媒体提供者ID(エ)と、媒体提供者が選定した広告ID(オ)を含むこと
(6)第2ステップは、広告データベースから、広告ID(オ)に対応付けされたRSSフィードURL(カ)と書式指定情報(キ)を抽出すること
(7)第3ステップは、RSSフィードURL(カ)をインターネットに送信してRSSフィード(ク)を受信すること
(8)第4ステップは、RSSフィード(ク)と書式指定情報(キ)および広告要求電文(ウ)に基づいて、バナー広告仕様のRSS広告電文(ケ)を作成してユーザ端末(イ)に送信すること
(9)RSS広告電文(ケ)は、ユーザ端末(イ)のブラウザにより解釈され、広告媒体ページ(ア)の一部にバナー広告(コ)を表示させること
(10)バナー広告(コ)は、書式指定情報(キ)に基づいてRSSフィード(ク)の記事から抽出した文字列または画像を含むこと
(11)RSS広告電文(ケ)は、媒体提供者ID(エ)と広告ID(オ)がトラッキング情報として記述されていること
(12)第5ステップは、ユーザ端末(イ)においてバナー広告(コ)がクリックされ、ユーザ端末(イ)から媒体提供者ID(エ)と広告ID(オ)を含むリダイレクト要求電文を受信した際、RSSフィード(ク)に記述されていたリンク先URLを誘導先URLとするリダイレクト電文をユーザ端末(イ)に送信すること
この発明の望ましい方法としては、上記発明特定事項(5)の広告要求電文は、さらに、媒体提供者が選定したRSSパラメータ(a)を含み、上記発明特定事項(7)の第3ステップは、RSSフィードURL(カ)にRSSパラメータ(a)を付けてインターネットに送信する構成とする。
また、この発明の望ましい方法としては、上記発明特定事項(5)の広告要求電文は、さらに、媒体提供者が選定した第2書式指定情報(b)を含み、上記発明特定事項(8)の第4ステップは、書式指定情報(キ)と第2書式指定情報(b)が反映したRSS広告電文(コ)を作成する構成とする。
さらに、この発明の望ましい方法としては、上記方法のいずれかにおいて、つぎの特定事項(21)〜(23)を備えた構成とする。
(21)コンピュータは、第3ステップの処理に関連し、キャッシュ読出処理と、キャッシュ保存処理を行うこと
(22)キャッシュ読出処理は、第3ステップの実行に先だって、インターネットに送信しようとするRSSフィードURLまたはRSSパラメータ付きRSSフィードURLに該当するRSSフィードがキャッシュに存在するか否かを確認し、存在する場合、キャッシュから該当RSSフィードを読み出し、インターネットにURLは送信しないこと
(23)キャッシュ保存処理は、得ようとするRSSフィードがキャッシュに存在しない場合、RSSフィードURLまたはRSSパラメータ付きRSSフィードURLをインターネットに送信してRSSフィードを受信し、受信したRSSフィードをキャッシュに書き込んで所定期間だけ保存すること
この発明に係る広告配信装置は、ユーザ端末が閲覧するインターネット上の広告媒体ページにバナー広告を表示させ、バナー広告がクリックされた際にユーザ端末を広告主サイトに誘導するアフィリエイトシステムにおいて、広告データベースを備えたコンピュータにより、上記した広告配信方法の処理を行うものである。
本発明の広告配信方法によれば、広告主が公開している既存のRSSフィードに一切変更を加えることなく、RSSによって逐次更新される記事を広告コンテンツとして活用することができる。そして、ユーザによる広告コンテンツに対するリンク指示(クリック操作)の実績やトランザクションなの発生などをトラッキングすることができる。
RSSを広告コンテンツに活用することで、ユーザは、同じ媒体ページであっても、新鮮な広告コンテンツを閲覧し、その広告コンテンツ中に最新の情報を見いだすことができ、リンク指示(クリック操作)の動機付けを得ることができる。その後のトランザクションの発生も期待できる。RSSには最新の情報が掲載されているので、リンク切れなどの問題も発生しない。
本発明は、動的RSSサービスによって提供されるRSSを広告コンテンツにすることもできる。それによって、媒体提供者は、動的RSSプログラムに自身が管理する媒体ページの内容に合致したパラメータを指定することができる。
また、RSS広告生成スクリプト中には任意のRSSフィードのURLが記載されていてもよい。それによって、媒体提供者は、静的、動的を問わず、実質的にインターネット上に公開されているすべてのRSSを広告RSSとして指定することができる。動的RSSプログラムのURLとそのプログラムに与えるパラメータも指定することができる。そして、指定されたRSSが本発明の広告配信装置のデータベースに記憶されてさえすれば、指定のRSSが実際にRSS広告として媒体ページに掲載されることになる。したがって、媒体ページを閲覧したユーザによるクリック指示の可能性がさらに向上することが期待できる。
RSSを広告として媒体ページに掲載する際、媒体提供者が自由に書式を設定することもでき、ユーザの関心をより強く惹くことができる。
映像や音声などのマルチメディア情報を提供しているRSSに対応させることで、ユーザがRSS広告の閲覧を起源としてマルチメディアデータを視聴した事実をトラッキングすることができ、より訴求力の高いマルチメディア情報をトラッキング可能な広告コンテンツとして活用することができる。
===ネットワーク構成===
図1に本発明の広告配信方法が適用されるネットワークの構成を示した。インターネット上に、パーソナルコンピュータなど不特定多数の一般ユーザが使用するブラウザ端末(ユーザ端末)20、媒体ページの管理者(媒体提供者)が使用するブラウザ端末(媒体提供者端末)30、広告主が使用するブラウザ端末(広告主端末)40、媒体ページを含む広告媒体サイトを公開しているWWWサーバー(広告媒体サーバー)50、WWWサーバー機能を実装して広告主サイトを公開するとともに、広告サイトにアクセスしてきたユーザ端末20によるトランザクションの発生を監視・記録するコンピュータシステム(広告主サーバー)60、および広告配信業者が管理し、トラッキング・システムとしての機能を備えるとともに、媒体ページに掲載する広告コンテンツを管理し、その広告コンテンツが媒体ページを取り寄せたユーザ端末20にて可視化されるように広告コンテンツを配信したり、アフィリエイト・プログラムに関わる処理を行ったりする広告配信装置1がインターネット100に接続されている。
===広告配信装置===
本実施例において、広告配信装置1は、ユーザ端末20が媒体ページを取り寄せて当該媒体ページ中に広告コンテンツを表示するまでの情報通信経路に介在し、すでに広告主サイトで公開されているRSSフィードを広告コンテンツとして媒体ページに掲載し、さらに、RSSフィードに掲載されている記事のそれぞれに設定されているリンクをトラッキング可能なリンクに再設定するためのRSS広告配信機能を備えている。
図2に広告配信装置1の機能ブロック構成を示した。広告配信装置1は、実装されたプログラムの実行により実現される各機能構成部(11〜14)と各種情報が記憶されたデータベース(15〜17)を備えている。広告配信装置1は、WWWサーバーとしての基本機能を備え、WWWサーバー部11がその機能に相当する。本実施例では、媒体提供者や広告主のそれぞれのブラウザ端末(30,40)を対象とした会員制Webサイトを開設し、ユーザを含めた各者のブラウザ端末(20,30,40)とのHTTP通信に基づいて、これらブラウザ端末(20,30,40)と、広告配信装置1の各機能ブロック(12〜14)に相当する各種プログラムや各種データベース(15〜17)とのデータ授受を仲介する。
広告データベース15には、広告主から預かったバナー画像や広告として掲載してもらいたいRSSフィードのURLなどを広告コンテンツとして、各広告コンテンツに広告IDが対応付けされて蓄積・管理されている。そして、各広告IDには広告主を識別するための広告主IDが対応付けされている。また、広告データベース15では、広告主に関する詳細情報として、例えば、広告主に関する名称、所在、連絡先、広告主サイトのURL、バナー広告毎にそれがクリックされたときのリダイレクト先URLなどが広告主IDに対応付けされている。
媒体提供者データベース16は、媒体提供者を識別するための媒体提供者IDに広告媒体サイトのURLや媒体提供者の個人情報などを対応付けして蓄積管理している。また、トランザクション・データベース17は、ユーザ端末20が、どの媒体ページのどの広告コンテンツをクリックしたか、そして、どの広告主サイトにリダイレクトさせたかなど、トラッキングに関するログ、広告主サーバー60から送付されてくるランザクションの結果報告などを記憶・管理している。キャッシュ・データベース19は、一度読み込んだRSSフィードをキャッシュとして記憶している。
RSSフィード取得部12は、RSSリーダとしての基本機能を備えている。
RSS広告生成部13は、RSSフィード取得部12が取得したRSSフィードをRSS広告として所定の体裁に整形する機能と、取得したRSSフィードに記載されている更新記事のそれぞれに設定されているリンクをトラッキングURLに変換する機能と、WWWサーバー部11によりRSS広告をユーザ端末20に送付させる機能を備えている。また本実施例では、RSS広告生成部13は、RSS広告を媒体ページに掲載するために当該媒体ページに記載されるタグやスクリプトを生成する機能も備えている
広告配信管理部14は、広告コンテンツの配信に関わる各種ログや、アフィリエイト・プログラムの実施実績などの広告の配信とトラッキング結果に関わる情報を生成してトランザクション・データベース17に格納する機能を備えている。例えば、ユーザ端末20から取得したトラッキング情報に基づいて上記のトラッキングに関するログを生成したり、広告主サーバー60との通信によりトランザクションの内容に関わるログを生成したり、トランザクションに関わるログと広告データベース15や、媒体提供者データベース16の記憶情報とに基づいて、例えば、成功報酬の請求や支払い業務などに関わる処理を実行したりする。
なお、本実施例では、RSS取得手段が同じRSSフィードを何度も読み込むことによる通信トラフィックの軽減や、通信に掛かる時間を節約する目的から、広告配信装置1は、RSSフィードキャッシュ部18とキャッシュ・データベース19を備えている。RSSフィードキャッシュ部18は、RSSフィード取得手段が取得したRSSフィードをそのURLに対応付けし、所定期間、キャッシュ・データベースに記憶保持する機能を備えている。RSSフィードの記憶保持期間は、キャッシュ・データベース19に記憶した時点を起点として所定期間であってもよいし、RSSフィードには有効期限が記載されているものもあり、その有効期限が満了するまでの間を記憶保持期間としてもよい。もちろん、RSSフィード自体の有効期限を優先し、有効期限が設定されていないRSSフィードについてはキャッシュ・データベース19記憶時点からの所定期間を記憶保持期間としてもよい。どちらか、記憶保持期間が先に満了した時点をもってキャッシュを消去してもよい。そして、RSSフィード取得部12は、読み込むべきRSSフィードのULRがキャッシュ・データベースに記憶されていれば、当該URLに対応して記憶されているRSSフィードをキャッシュ・データベースより読み込めばよい。
===RSSの登録===
RSS広告を媒体ページに掲載するためには、広告主の依頼により、RSS広告の起源となるRSSフィードのURLを広告データベース15に事前に登録しておく必要がある。広告配信業者が広告主から書面等で指示されたURLをキー入力によって広告データベース15に登録することも考えられるが、本実施例では、広告主端末40からオンラインでRSSフィードの登録を受け付けるようになっている。そのために、広告配信装置1は、WWWサーバー部11により、広告主端末40を対象とした会員制Webサイト(広告主管理サイト)を開設している。また、広告データベース15には広告主端末40との認証手続きを行うためのパスワードなどの認証情報が広告IDに対応付けされて記憶・管理されている。広告主管理サイト中には、RSSフィードのURLを登録してもらうためのWebページ(RSS登録ページ)があり、WWWサーバー部11は、ブラウザ端末が広告主データベース15に存在するユーザIDやパスワードなどに基づく認証手続きを経てアクセスしてくると、当該ブラウザ端末を広告主端末40として認証し、当該広告主端末40に広告主管理サイトのホームページなど所定のWebページを返送する。そして広告主端末40は、広告主管理サイト中のRSS登録ページを取り寄せる。
本実施例において、RSS登録ページには、RSSフィードのURLを入力するためのテキストボックス、RSSフィードに基づくRSS広告が掲載されたときの書式を指定するためのリストダウンボックス、入力されたRSSフィードのURLや指定された書式をフォームデータとして返送させるためのボタンなどが配設されている。指定可能なRSS広告の書式や体裁としては、RSSのタイトルや記事の文字色、媒体ページにおけるRSS広告の表示領域の背景色、RSS広告が媒体ページ中に表示されるときのその表示領域を囲む罫線の色などがある。また、RSS広告の表示領域のサイズも必要に応じて登録できるようにしておいてもよい。もちろん、表示領域のサイズは一つのRSSに対して複数登録できるようにしておいてもよい。そして、縦長、横長、サイズの大小など、RSS広告が掲載される媒体ページの体裁に柔軟に対応できるようにしておいてもよい。
WWWサーバー部11は、広告主端末40からRSSフィードのURLや書式の指定情報が送付さてくると、当該広告に広告IDを付与し、先の認証手続きにより取得した情報に対応する広告主IDを広告データベース15より抽出し、その広告主IDに当該広告IDと広告主端末40から送付されてきたRSSフィードのURLやRSS広告の書式情報を対応付けして広告データベース15に格納する。
===RSS広告生成スクリプト===
本実施例では、媒体提供者は、広告媒体サイトにおける媒体ページに掲載するRSS広告について、そのRSSフィードを提供している広告主を指定することができる。広告配信装置1は、広告主管理サイトと同様に、WWWサーバー部11により、媒体提供者端末30を対象とした会員制サイト(媒体提供者管理サイト)を開設するとともに、その媒体提供者管理サイト中に広告データベース15に登録されている広告主や特定のRSSフィードを選択可能にして提示するためのWebページ(RSS指定ページ)を用意している。そして、媒体提供者データベース16には、媒体提供者管理サイトにアクセスするための認証情報が媒体提供者IDに対応付けして記憶されている。
広告配信装置1は、媒体提供者管理サイトにアクセスしてきたブラウザ端末が送付してきた認証情報が媒体提供者データベース16に存在すると、当該ブラウザ端末を媒体提供者端末30として媒体提供者管理サイト内のWebページ閲覧を許可する。RSS指定ページにはRSSを指定するためのユーザ・インタフェース機能を含ませておく。例えば、広告主や広告主サイトの名称をリストダウンボックスなどに選択可能に記載しておくなどして、広告主を選択可能にして提示する。また、広告主が選択された段階で、その広告主が提供しているRSSの内容などを選択可能にして記載したWebページを媒体提供者端末30に送付するなどして、最終的に特定のRSSを媒体提供者に選出させる。また、本実施例では、選出したRSSをRSS広告として媒体ページに掲載する際の表示領域のサイズを指定するためのラジオボタンなどの機能がRSS指定ページに含まれている。
広告配信装置1は、媒体提供者端末30により、広告主が選択され、さらにその広告主が提供しているRSSの選択情報や表示領域サイズを指定する情報が送付されてくると、RSSフィードをRSS広告として媒体ページに掲載するためのスクリプト(RSS広告生成スクリプト)を生成し、そのスクリプトを記述したテキストをWebページの体裁で媒体提供者端末30に返送する。なお、作成されたRSS広告生成スクリプトを媒体ページに記載するには、コンピュータにおける周知のコピー&ペースト機能により、RSS広告生成スクリプトのテキストをコピーし、テキストエディタなどを使って媒体ページのHTML文書中の適宜位置にそのコピーを転写すればよい。
RSS広告生成スクリプトは、基本的には、媒体提供者IDと広告IDを広告配信装置1の所定のプログラムに送付する機能を定義したHTMLタグであり、広告IDは、媒体提供者端末30がRSS指定ページにて選択して返送してきたRSSの選択情報に基づいて広告データベースより抽出される。また媒体提供IDは、媒体提供者端末30から送付されてきた認証情報に基づいて特定すればよい。媒体提供者が自身のIDをスクリプト中の所定位置に文字入力してもよい。
図3にRSS広告生成スクリプトの一例を示した。この例では、HTMLにおける周知のIFRAME(Inline Frame)タグの機能を使ってRSS広告の表示領域を媒体ページ中に定義し、その領域に広告配信装置1から送付されるRSS広告を媒体ページとは別のHTML文書として表示するようになっている。そして、このRSS広告生成スクリプト110には、所定のプログラムへのリンクを記述するURLに媒体提供者ID111と広告主を指定するための広告ID112とRSS広告の表示サイズの指定情報(広告表示領域情報)113とを所定のプログラムに送付する旨が記述されている。
図3に示したように、RSS広告生成スクリプト110には、媒体提供者ID111や広告ID112、広告表示領域情報113がURLの引数として記述されており、リンク先のプログラムはユーザ端末20がURLを指定してアクセスしてくると、その指定したURLから引数として記述されている部分を特定し、各種情報を抽出・取得することができる。なお、引数の渡し先となるプログラムは一つとは限らない。この例では、広告主が登録したRSS広告の書式を媒体提供者が指定した書式に変更する旨の媒体提供者書式指定情報114を含むURLも記載されている。もちろん、書式を指定しなければこの書式指定情報は不要となる。
図4に媒体提供者書式指定情報114を含むRSS広告生成スクリプトの生成手順を媒体提供者端末に表示されるWebページ画面によって示した。ここでは、すでに媒体提供者書式指定情報を含まないRSS広告生成スクリプトが作成されていて、そのスクリプトを所定の入力欄にコピー・ペーストなどの手法により転記し、その上で、RSS広告のタイトルや記事の文字色、背景色や、RSS広告の表示領域を囲む罫線の色などを指定することができるWebページ(書式指定ページ)120の画面概略を示した。このページ120には、作成済みのスクリプトの入力欄121に加え、色の指定対象を選択するためのラジオボタン122,カラーパレット123が含まれている。媒体提供者は、媒体提供者端末30により、作成済みの媒体提供者指定書式情報を含まないRSS広告生成スクリプトをその入力欄121に入力し、色の指定対象をラジオボタン122により選択する。そして、カラーパレット123から任意の色を指示する、この色を指示する操作毎に、その指定対象についての情報と指定色の情報とが広告配信装置の所定のプログラムに送信され、その情報を反映させたサンプル画像124を含む書式指定情報を返送する。また、あらかじめ色の組み合わせが決まっている「定義済みカラー」が複数用意され、その複数から一つを選択するためのリストダウンボックス125も配設されている。
媒体提供者は、作成済みRSS広告スクリプトの入力と色の指定作業を終えたら、スクリプト生成ボタン126を指示する。それによって、入力欄121のスクリプト、および色の指定対象と色の対応関係がRSS広告生成部の所定のプログラムに送信され、先の図3に示したようなRSS広告生成スクリプトを生成し、そのスクリプトが記載されたWebページを返送する。媒体提供者は、このWebページに記載されたRSS広告生成スクリプトの文字列を媒体ページのHTML文書中に転記すればよい。
===RSS広告の生成・閲覧===
図5に、広告配信装置1におけるRSS広告の配信処理の概略を示した。ユーザ端末20は、広告媒体サーバー40にアクセスして媒体ページを取り寄せると(s1,s2)、そのページに記載されているRSS広告生成スクリプト50を解釈実行する(s3)。上述したように、このスクリプトには、広告配信装置1の所定のプログラムへのリンクを記述するURLに媒体提供者IDやRSS広告表示領域情報、書式指定情報が引数として記載されており、このURLの記述をRSS広告生成電文として広告配信装置1にアクセスすると(s4)、これらURLに記載されている引数が広告配信装置1に受け渡される。広告配信装置1は、媒体提供者ID、広告ID、広告表示領域情報、書式指定情報を取得すると(s5)、RSSフィード取得部12により、広告データベース15において、取得した広告IDに対応付けされているRSSフィードのURLを抽出し(s6)、そして、そのURLに対応するRSSフィードがキャッシュ・データベース19にあるかどうかを調査する。なければ、そのURLに基づいて広告主サーバー60にアクセスして該当するRSSフィードを読み込む(s7→s8,s9)。また、読み込んだRSSフィードをキャッシュとしてキャッシュ・データベース19に記憶する(s10)。キャッシュにあればキャッシュ・データベース19より該当するRSSフィードを読み込む(s7→s11)。
そして広告配信装置1は、RSSフィード取得部12が読み込んだRSSフィード中のタイトルを含むテキストを記事として抽出し(s12)、抽出前の記事にリンクとして設定されていたURLを初期URLとして取得する(s13)。そして、RSS広告生成部13により、ユーザ端末20から取得した広告表示領域情報と書式指定情報とに一致するサイズと書式を反映した体裁のHTML文書中にRSSフィードに記載されているRSSのタイトルや更新記事を転載する。具体的には、XMLをブラウザにて閲覧可能に整形するための周知のスタイルシートを広告表示領域情報と書式指定情報に基づいて生成する(s14)。RSS広告生成スクリプト中に書式情報が記載されていなければ、取得した広告IDに対応する書式情報を広告データベース15より読み出し、その書式情報を採用する。そして、生成したスタイルシートをテンプレートとし、そのテンプレートにRSSフィードから抽出したタイトルや各記事を記述してHTML文書を生成する。なお、書式情報については広告主ごとに対応付けせず、一律に同じ書式を採用してもよいし、複数の書式情報を用意しておき、RSS広告を生成する際に適宜な書式情報を選出して採用するようにする構成とすることも可能である。
また、各記事に設定されていた当初のリンクをトラッキングURLの書式に従って先に取得した媒体提供者IDや広告ID、初期URLを含ませたリンクに設定し直し、スタイルシートに文字として記載した記事に、そのトラッキングURLをリンク先として対応付けして設定し、RSS広告を生成する(s15〜17)。そして、そのHTMLをRSS広告としてユーザ端末20に返送する(s18)。ユーザ端末20は、このRSS広告を受信し、RSS広告が媒体ページに挿入された状態で表示する(s19)。図6に、RSS広告が掲載された媒体ページの画面概略を示した。媒体ページ130には、この媒体ページ130自体のコンテンツ131とRSS広告132が掲載されている。各記事133には上述したトラッキングURLがリンクとして設定されている。また図7に、初期URLとトラッキングURLを例示した。トラッキングURL(B)の文字列141には、当該トラッキングURLの送付先となる所定のプログラムのURL142と、媒体提供者ID111や広告ID112などのトラッキング情報と、リダイレクト先となる初期URL(A)に対応する文字列143が記述されている。
==RSS広告を起点とした広告主サイトへのアクセス===
RSS広告が掲載された媒体ページ130を閲覧しているユーザが、RSS広告のいずれかの記事をユーザ端末20にてクリックすると(s20)、ユーザ端末30は、広告IDと媒体提供者IDと初期URLを引数としたURLに基づくHTTPリクエスト(リダイレクト要求電文)をインターネット100に送出することで、広告配信装置1の所定のプログラムにアクセスする(s21)。
広告配信装置1は、リダイレクト要求電文に含まれている初期URLと媒体提供者IDを取得し、初期URLをリンク先とするとともに媒体提供者IDをトラッキング情報として付帯したURLを生成し、そのURLに基づいてユーザ端末20を当該初期URLにリダイレクトさせるためHTTPレスポンス(リダイレクト電文)を返送する(s22〜s25)。また、ユーザ端末20からのリダイレクト要求電文の受信事実をRSS広告の記事へのクリック実績として、リダイレクト要求電文中の広告IDと媒体提供者IDと初期URLとを含むログをトランザクション・データベースに記憶する(s26)。
ユーザ端末20は、広告配信装置1からリダイレクト電文が送付されてくると、その電文に記載されているURLに従って、広告主サーバー60にアクセスして媒体提供者IDをトラッキング情報として受け渡す(s27)。そして広告主サーバー60は、初期URLに相当する広告主サイトの所定のWebページ、例えば、RSS広告の記事の詳細情報を記載したWebページなどをユーザ端末20に返送する(s28)。
広告主サーバー60にてトランザクションを監視する場合には、例えば、セッション管理のためのCookieを初期URLに該当するWebページとともにユーザ端末20に送付させて記憶させる。それによって、広告主サーバー60は、ユーザ端末20が広告主サイトにアクセスしてくる度に送付してくるCookieによって以後のセッションを管理する。そして、そのセッション継続中にユーザが何らかのトランザクションを発生させたならば、そのトランザクションの内容と先に取得済みの媒体提供者IDとを対応付けして記憶する。もちろん、広告主と媒体提供者との契約により、RSS広告の掲載に対しクリック従量制の料金体系が採用されていれば、アクセスしてきた事実のみ、すなわち広告コンテンツがクリックされたことを媒体提供者IDに対応付けして記録すればよい。そして、トランザクションの内容やクリック事実に関するその記録情報は、後日、広告配信装置1に送付され、媒体提供者に対する成功報酬を計算するなど、広告配信業者における以後の業務に関わる処理に供される。
===画像を含むRSSについて===
RSSには画像を含むものもある。例えば、RSSフィードに広告主の商品などを示す画像や、ロゴなどの画像が含まれている場合である。商品画像であれば、その画像に該当商品の購入手続きを行うためのWebページなどへのリンクが設定され、ロゴであれば、広告主サイトのホームページなどへのリンクが設定されている。このようなRSS広告に挿入される画像についてもその画像に対するクリックを受け付けたときにはトラッキングを可能とする必要がある。そこで、広告配信装置1は、画像ファイルの拡張子一覧を適宜なデータベースに記憶・管理しておき、RSSフィード取得部12によりRSSフィードを取り寄せた際、そのRSSフィードに画像ファイルが含まれていると判定したならば、その画像データ自体を取り寄せて表示するためのULRから画像データを取り寄せて、その画像データに初期URLを対応付けして記憶する。そして、ユーザ端末20がそのURLに基づいて画像データを取り寄せて表示させるタグにトラッキングURLをリンクとして設定する。それによって、RSS広告中に画像に対するユーザ端末20によるリンク指示の受け付けが可能(クリッカブル)な画像が表示されることになる。図8に画像を含むRSS広告を示した。RSS広告130の表示領域内に画像134が挿入されている。
===RSS広告の配信形態===
上記実施例におけるRSS広告の配信形態では、広告主がRSSフィードのURLとRSS広告の書式を指定し、媒体提供者側がRSS広告の起源となるRSSを指定している。この例に限らず、RSS広告の配信形態は以下のように種々の形態が想定される。
===動的RSSに対応した広告配信形態===
RSSには、上記実施例にて説明したようにRSSフィードのURLごとに記事の内容があらかじめ決まっている「静的RSS」と、広告主サイト内の全記事からユーザが指定する記事のみを検索・抽出して提示する上述の「動的RSS」がある。本発明はこの動的RSSに対応させることもできる。具体的には、RSS登録ページに動的RSSプログラムのURLと、初期値として特定のカテゴリIDなどの初期パラメータを広告主端末40に入力させて、その入力情報を広告配信装置1に送付させるための機能を含ませておけばよい。そして、広告配信装置1は、RSS登録ページにて入力された、動的RSSプログラムのURL、初期パラメータの各情報が広告主端末40から送付されてきたら、これら情報を広告IDに対応付けして広告データベース15に登録する。
動的RSSプログラムは、例えば、自身の所在に相当するURLに引数としてパラメータが付加されURLに基づいてRSSリーダがアクセスしてくると、当該パラメータに一致する記事をその更新日時の新しいものから所定数抽出してRSSフィードを生成する。
なお、広告主が登録する初期パラメータは、RSSリーダがパラメータを指定せずにアクセスしてきたり、パラメータが無効であったりする場合に採用されるパラメータであり、その初期パラメータが指定されれば、必ず、RSSフィードが生成されるようになっている。たとえば、広告主サイトにおける全記事について、更新日時の新しい記事を所定数抽出してRSSフィードを生成するために指定されるパラメータなどが考えられる。本実施例では、パラメータの有効・無効を判別可能とするために、広告データベース15には、動的RSSのプログラムのURLには、初期パラメータに加え、このプログラムが受け付け可能なパラメータについての一覧、あるいはパラメータを引数としてURLに記述する際の書式などが有効パラメータ情報として動的RSSプログラムのURLに対応付けされて記憶されている。
一方、媒体提供者は、所定の動的RSSプログラムに所定のパラメータを与えたときに生成されるRSSフィードに基づくRSS広告を自身の媒体ページに掲載したい場合、RSS広告生成スクリプトにパラメータの指定情報を広告配信装置1の所定のプログラムに送付する旨のタグを含ませておく。図9に当該タグの記述例を示した。当該タグ150には、媒体提供者ID111や広告ID112、広告表示領域情報113、媒体提供者書式指定情報114に加え、パラメータの指定情報としてカテゴリID151が記載されている。なお広告配信装置1は、媒体提供者が、自身が指定した広告主が動的RSSプログラムを提供しているのか否か、あるいはパラメータに応じた記事の内容が何であるのかなどを調べることができるように、広告主とRSSフィードの種別(動的/静的)動的であれば、パラメータと記事の内容との対応関係一覧(たとえば、中古車販売転移おけるカテゴリIDと車種の対応表など)を媒体提供者管理サイトの所定のWebページに掲載しておけばよい。また、広告主とパラメータを指定する操作を受け付けてRSS広告生成スクリプトを生成して提示するようにしてもよい。
図10に、媒体提供者端末30に対し、パラメータの指定を受け付けてRSS広告生成スクリプトを生成するためのWebページ(パラメータ指定ページ)と、このページを起点として詳細なパラメータを設定するための画面を例示した。この例では、オークションのRSSを対象としたパラメータ指定ページ160aを示している。また、出品物のカテゴリを選択するためのボタン161や決定したカテゴリを表示するためのテキストボックス162に加え、出品に関する様々な条件をパラメータとして指定するためのチェックボックスやテキストボックス163などを含んでいる。出品物の画像をRSS広告中に表示するかどうかを指定するためのチェックボックス163bも含まれている(A)。ここで、画像を含む記事を指定すれば、動的RSSプログラムに指定するパラメータとして画像付きの記事を指定する旨が付記させる。
カテゴリ選択ボタン161は、出品物のカテゴリが多岐に渡り、さらに、カテゴリが階層構造によって定義されていることから、階層構造を上層や下層に向かってカテゴリを設定するための画面を呼び出すためのボタンである。このボタン161を指示すると、現在より一つ上層、あるいは下層のカテゴリを選択するためのカテゴリ選択画面160bが表示される(B)。この画面160bには、上層のカテゴリから選択しなおしたり、さらに下層にカテゴリを辿って、上層あるいは下層のカテゴリを選択させたりするためのカテゴリ選択画面を表示させるためのボタン(165,166)や、先のパラメータ指定ページ160aに戻るためのボタン166、表示されている階層におけるカテゴリを決定するためのボタン167が配設されている。媒体提供者は、媒体提供者端末30により、各種パラメータを設定し、パラメータ指定ページ160bにあるスクリプト生成ボタン164を指示すると、指定したパラメータの情報がRSS広告生成部13の所定のプログラムに与えられ、当該プログラムにより図7に示したようなRSS広告生成スクリプトが生成される。そして、このスクリプトを記載したWebページが媒体提供者端末30に返送される。
図11に動的RSSに対応した情報処理の流れを示した。広告配信装置1は、RSS広告生成スクリプトを解釈したユーザ端末20が媒体提供者IDと広告IDとパラメータ指定情報とを含むURLに基づいてアクセスしてくると、RSSフィード取得部12により、媒体提供者データベース16に記憶されている媒体提供者IDに対応するURLを取得する(s21,s22)。ここでは、ユーザ端末20は、図6に示したRSS広告生成スクリプトを解釈して広告配信装置1にアクセスしてきたものとする。
つぎに、取得した当該URLが動的RSSプログラムのURLであるかどうかを判別する。本実施例では、広告配信装置1は、URLの記述形式により、プログラムの所在を示すURL部分と引数部分とを広告IDに対応付けして広告データベース15で管理している。したがって、広告IDに対応するRSSフィードのURLに初期パラメータが対応付けされていれば、このURLは動的RSSプログラムのURLであることを認識できる。もちろん、広告データベース15において、動的RSSプログラムのURLにはその旨のフラグを対応付けさせておいてもよいし、RSSフィードのURLごとに動的RSSプログラムか否かを一覧にしたテーブルを用意しておいてもよい。いずれにしても、RSSフィード取得部が、RSSフィードのURLを広告データベースより抽出した際にそのURLが動的RSSプログラムのものであるかどうかを判別できるようにしておけばよい。
RSSフィード取得部12は、取得したRSSフィードのURLが動的RSSのものである場合、ユーザ端末20が送付してきた指定のカテゴリIDがパラメータとして有効か否かを判断する。ここでは、取得したRSSフィードのURLに対応付けされている有効パラメータ情報と照合し、有効なパラメータであると判断すれば、当該URLに送付されてきたパラメータを付加したパラメータ付きのURLに基づいて広告主サーバーにアクセスする。それによって、動的RSSプログラムがパラメータとなるカテゴリIDに対応するRSSフィードを生成し、これを広告配信装置1に返送し、広告配信装置1がこのRSSフィードを読み込む(s23→s24→s26,s28)。取得したRSSフィードのURLが静的RSSのものであれば、取得したURLによりRSSフィード読み込めばよい(s23→s28)。
広告配信装置1は、返送されてきたRSSフィードを上記実施例と同様にして、RSS広告生成部13により生成し、これをユーザ端末30に返送すればよい。なお、広告主サーバー側で指定のカテゴリIDが何らかの事情で無効になっている場合もあり得る。たとえば、カテゴリIDに対応する商品が遽販売停止となったりするなど、事情は多々考えられる。このような場合、広告主サーバー60は、指定のカテゴリIDではなく、所定のカテゴリIDに対応する記事に基づくRSSフィードを返送してくる。すなわち、広告主サーバー60においても、広告主が広告配信装置1に登録した初期パラメータと同様に、動的RSSプログラムに所定のパラメータを初期値として対応付けしている。この所定のパラメータは、一般的には、広告配信装置1に登録されているものと同一とすることが好ましい。しかし、広告主側で初期パラメータと同様に確実にRSSフィードの生成が可能な他のパラメータを設定している場合もあり得る。いずれにしても、動的RSSプログラムは指定されたパラメータが無効であれば、何らかのパラメータに基づくRSSフィードを生成して返送する。
一方、広告生成スクリプトにより指定された広告IDに動的RSSプログラムのURLが対応付けされている場合であっても、当該スクリプト中にカテゴリIDの指定情報が含まれていない場合もあり得る。このような場合には、広告データベース15において動的RSSプログラムのURLに対応付けされている初期パラメータを引数として付加したURLに基づいて広告主サーバー60にアクセスし、その初期パラメータに対応するRSSフィードを生成して返送してもらえばよい(s24→s27,s28)。
なお、上述したように、動的RSSプログラムに指定可能なパラメータは、カテゴリIDのような事前に用意されているコードに限定されない。すなわち、事前に広告主側でパラメータとRSSの内容との対応関係を一意的に定義せず、より柔軟にパラメータを指定できるように、より詳細な条件や検索キーワードを受け付けて該当する記事を取得してRSSフィードを生成する動的RSSプログラムもある。たとえば、電子商店にて最新の商品入荷状況についての記事を記載したRSSフィードを取得したい場合、動的RSSプログラムに対し、商品のメーカ、価格帯、商品説明文に含まれる文字列など、より柔軟な条件を指定できる。このような条件もパラメータとしてURLの引数部分に所定の書式に従って記述することができる。そして、動的RSSプログラムは、URL中の引数を取得し該当する記事を抽出してRSSフィードを生成する。したがって、RSS広告生成スクリプト中に、カテゴリIDを包含したより詳細な条件をパラメータとして指定することが可能である。
===媒体提供者が任意のRSSを指定できる広告配信形態===
インターネット上には無数の商用Webサイトがあり、提供されているRSSも多数存在する。そのRSSには広告媒体サイトの内容にぴったり合致するものもある。そのようなRSSを広告コンテンツとして媒体ページに掲載すれば、クリック数やトランザクションの発生件数を大幅に増加させることが期待できる。図12に媒体提供者が任意のRSSを指定できる形態におけるRSS広告生成スクリプトを示した。このスクリプト170には、動的RSSの指定情報171とカテゴリIDの指定情報172とにより所望のRSSを広告コンテンツとして掲載するためのタグが含まれている。
この任意のRSSを指定できる形態では、媒体提供者が指定したRSSが広告主によって登録されていない場合や、RSSとパラメータを指定しても、そのRSSが静的RSSでパラメータが無効となる場合など、さまざまな可能性が存在する。広告配信装置1は、このように、広告生成スクリプトにより指定されているRSSの登録状況や種別などに応じ、確実に何らかのRSSフィードを取得してRSS広告生成する。図13に、当該広告配信形態に対応した処理の流れを示した。広告配信装置1にRSS広告要求電文が送信されてくると、RSSフィード取得部12は、当該電文中にRSSフィードのURLを指定する情報が含まれているかどうかを判別し、含まれていれば、その指定のULRが広告データベースに登録されているかどうかを調べる。登録されていれば当該指定のURLを取得する(s31,s32→s33→s35)。登録されていなければ、RSS広告要求電文にて指定されている広告IDに対応するRSSフィードのURLを取得する(s33→s35)。RSSフィードのURLを取得したならば(s35、またはs36)、図11に示した動的RSSプログラムに対応する処理におけるRSSフィードのURL取得ステップ(s23)以後の流れに従った処理を実行する。
===マルチメディア情報への対応===
RSSには、記事の詳細な内容が音声・画像・動画などのマルチメディア情報によって用意されている「ポッドキャスティング」と呼ばれるサービス提供形態がある。このポッドキャスティングによれば、RSSがRSSリーダにより可視化されたとき、RSSの各記事の記載文字列やタイトルなどにWebページへのリンクが設定されているとともに、記事の近辺にマルチメディア情報へのリンクが設定されたボタンが付加される。そして、ユーザ端末にてそのボタンをクリックすると、マルチメディア情報を再生するためのソフトウエアが起動し、マルチメディア情報が再生出力される。本発明では、このようなマルチメディア情報を含むRSSにも対応することができる。そして、マルチメディア情報がユーザの視聴についても、トラッキングを可能とすることができる。
具体例としては、広告配信装置1は、付帯する外部記憶に、音声や画像/動画のデータファイルの拡張子を一覧したテーブルなど、マルチメディア・ファイルの判定根拠となる情報を記憶し、RSSフィード中にマルチメディア・ファイルへのリンクを示す記述がある場合、すなわち、媒体ページを取り寄せたユーザ端末からRSS広告生成スクリプトを受け取って、指定のRSSフィードを取り寄せた際、そのフィード中にマルチメディア・ファイルの拡張子を含んだリンクの記載がある場合、RSS広告を表示するためのHTMLに、マルチメディア・ファイルの再生指示を受け付けるための再生指示ボタンを定義するとともに、当該ボタンにマルチメディア・ファイルへのリダイレクト指示を含むトラッキングURLをリンクとして設定する。それによって、マルチメディア・ファイルを取得して再生するための指示ボタンがRSS広告中に可視化される。
なお、本実施例では、拡張子によって判別できるマルチメディア・ファイルの種別(動画ファイル、音声ファイル)に従って、再生指示ボタンの図案を変更するようにしている。図14に動画ファイルを再生するためのボタンが配設されたRSS広告の表示例を示した。図5に示した媒体ページ130中のRSS広告132の表示領域内に記事133に添えて動画ファイルの再生指示を受け付けるためのボタン135が配設されている。ユーザ端末20にてこのボタン135が指示された際に、動画ファイルが再生されることが分かるように「Video」の文字が記載された図案となっている。図15には、音声ファイルを再生するためのボタンが配設されたRSS広告132の表示例を示した。同じように、音声ファイルが再生されることが分かるように「Audio」の文字が記載されたボタン136が記事133に添えて配置・表示されている。
ユーザ端末20にてこれらのボタン(134、135)が指示されると、RSS広告中の記事に対するクリック操作と同様にトラッキング情報が広告配信装置1に受け渡されるとともに、媒体提供者IDを広告主サーバー60に受け渡した上で初期URLとして設定されていたマルチメディア・ファイルがユーザ端末20に返送される。ユーザ端末20では当該ファイルの処理ソフトが起動しマルチメディア情報がユーザの視聴に供される。
===RSS広告の提示形態について===
上記実施例では、RSS広告は、媒体ページ中でIFRAMタグによって定義された領域に表示されていた。この例に下限らず、例えば、RSS広告生成スクリプトにおいて、周知の「ティッカー」と呼ばれる文字を横スクロールさせるための領域をRSS広告の表示領域として定義すれば、RSS広告の各記事がこのティッカーの領域中で横スクロールする文字列によって表示される。適宜な文字列が表示されているときに、その文字列に対してユーザ端末にてクリック操作を行えば、その文字列に設定されているURLに基づいて初期ULRに相当するWebページなどがユーザ端末30に送達される。
本発明の広告配信方法が適用されるネットワークの構成図である。 上記ネットワークを構成する広告配信装置の機能ブロック図である。 上記ネットワークを構成する広告媒体サーバーによってインターネット上に公開されている媒体ページに記載されるRSS広告生成スクリプトである。 上記ネットワークを構成する媒体提供者端末に送付されて、媒体提供者書式指定情報を含むRSS広告生成スクリプトの生成指示を受け付けるためのWebページの画面概略図である。 上記広告配信法に基づく情報処理の流れ図である。 上記媒体ページの画面概略図である。 上記情報処理の課程で取得される初期URLの概略図(A)と、初期URLをリダイレクト先として含むトラッキングURLの概略図(B)である。 画像を含むRSS広告の画面概略図である。 上記媒体ページに記載される動的RSSに対応したRSS広告生成スクリプトである。 上記媒体提供者端末に送付されるWebページの画面の概略図であり、パラメータ指定ページの概略図(A)と、パラメータ指定ページを起点として詳細なパラメータを設定するためのWebページの画面概略図(B)である。 動的RSSに対応した広告配信方法における情報処理の流れ図である。 上記媒体ページに記載されるRSSの指定が可能なRSS広告生成スクリプトである。 媒体提供者がRSSを指定できる広告配信方法における情報処理の流れ図である。 動画ファイルの再生指示ボタンを含むRSS広告が掲載された媒体ページの画面概略図である。 音声ファイルの再生指示ボタンを含むRSS広告の画面概略図である。
符号の説明
1 広告配信装置
12 RSSフィード取得部 13 RSS広告生成部
14 広告配信管理部 15 広告データベース
16 媒体提供者データベース 17 トランザクション・データベース
18 RSSフィードキャッシュ部 19 キャッシュ・データベース
20 ユーザ端末 30 媒体提供者端末
40 広告主端末 50 広告媒体サーバー
60 広告主サーバー 110 RSS広告生成スクリプト
130 媒体ページ 132 RSS広告
133 記事 134、135 再生指示ボタン
140 RSS広告生成スクリプト 160 RSS広告生成スクリプト

Claims (5)

  1. つぎの事項(1)〜(12)により特定される広告配信方法。
    (1)ユーザ端末が閲覧するインターネット上の広告媒体ページにバナー広告を表示させ、バナー広告がクリックされた際にユーザ端末を広告主サイトに誘導するアフィリエイトシステムにおいて、広告データベースを備えたコンピュータによりバナー広告を配信する方法であること
    (2)広告データベースは、広告IDと、RSSフィードURLと、書式指定情報を対応付けした広告情報を複数格納すること
    (3)コンピュータは、第1〜第5ステップの処理を行うこと
    (4)第1ステップは、媒体提供者サイトより広告媒体ページ(ア)を受信したユーザ端末(イ)から広告要求電文(ウ)を受信すること
    (5)広告要求電文(ウ)は、広告媒体ページ(ア)に埋め込まれたHTMLタグに基づいてユーザ端末(イ)において生成され、広告媒体ページ(ア)を提供している媒体提供者ID(エ)と、媒体提供者が選定した広告ID(オ)を含むこと
    (6)第2ステップは、広告データベースから、広告ID(オ)に対応付けされたRSSフィードURL(カ)と書式指定情報(キ)を抽出すること
    (7)第3ステップは、RSSフィードURL(カ)をインターネットに送信してRSSフィード(ク)を受信すること
    (8)第4ステップは、RSSフィード(ク)と書式指定情報(キ)および広告要求電文(ウ)に基づいて、バナー広告仕様のRSS広告電文(ケ)を作成してユーザ端末(イ)に送信すること
    (9)RSS広告電文(ケ)は、ユーザ端末(イ)のブラウザにより解釈され、広告媒体ページ(ア)の一部にバナー広告(コ)を表示させること
    (10)バナー広告(コ)は、書式指定情報(キ)に基づいてRSSフィード(ク)の記事から抽出した文字列または画像を含むこと
    (11)RSS広告電文(ケ)は、媒体提供者ID(エ)と広告ID(オ)がトラッキング情報として記述されていること
    (12)第5ステップは、ユーザ端末(イ)においてバナー広告(コ)がクリックされ、ユーザ端末(イ)から媒体提供者ID(エ)と広告ID(オ)を含むリダイレクト要求電文を受信した際、RSSフィード(ク)に記述されていたリンク先URLを誘導先URLとするリダイレクト電文をユーザ端末(イ)に送信すること
  2. 発明特定事項(5)の広告要求電文は、さらに、媒体提供者が選定したRSSパラメータ(a)を含み、
    発明特定事項(7)の第3ステップは、RSSフィードURL(カ)にRSSパラメータ(a)を付けてインターネットに送信する
    請求項1に記載の広告配信方法。
  3. 発明特定事項(5)の広告要求電文は、さらに、媒体提供者が選定した第2書式指定情報(b)を含み、
    発明特定事項(8)の第4ステップは、書式指定情報(キ)と第2書式指定情報(b)が反映したRSS広告電文(コ)を作成する
    請求項1または2に記載の広告配信方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の方法において、つぎの特定事項(21)〜(23)を備えた広告配信方法。
    (21)コンピュータは、第3ステップの処理に関連し、キャッシュ読出処理と、キャッシュ保存処理を行うこと
    (22)キャッシュ読出処理は、第3ステップの実行に先だって、インターネットに送信しようとするRSSフィードURLまたはRSSパラメータ付きRSSフィードURLに該当するRSSフィードがキャッシュに存在するか否かを確認し、存在する場合、キャッシュから該当RSSフィードを読み出し、インターネットにURLは送信しないこと
    (23)キャッシュ保存処理は、得ようとするRSSフィードがキャッシュに存在しない場合、RSSフィードURLまたはRSSパラメータ付きRSSフィードURLをインターネットに送信してRSSフィードを受信し、受信したRSSフィードをキャッシュに書き込んで所定期間だけ保存すること
  5. ユーザ端末が閲覧するインターネット上の広告媒体ページにバナー広告を表示させ、バナー広告がクリックされた際にユーザ端末を広告主サイトに誘導するアフィリエイトシステムにおいて、広告データベースを備えたコンピュータにより、請求項1〜4のいずれかに記載の広告配信方法の処理を行う広告配信装置。
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