JP4407412B2 - 車両用盗難防止システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両用盗難防止システムに関するものである。
従来から、車両に搭載され自車両の盗難を防止するための盗難防止装置が知られている。例えば、特許文献1及び2のものでは、自車両が盗難されようとしているときに、バーグラホーン等の警報装置が音等により警報を行ったり、通報装置が車両が盗難されようとしている旨をその車両の所有者の携帯端末装置に通報することで、車両の盗難を防止している。
特開2003−132441号公報 特開2003−137071号公報
しかしながら、上記盗難防止装置では、泥棒が警報装置や通報装置を作動しないようにしてしまうと、外部に対して警報や通報を行うことができなくなってしまう。そのため、そのような場合は、折角車両が盗難されようとしていることを検知しても、外部に対して警報や通報を行うことができないので、その盗難を防止することが困難であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の車両にそれぞれ搭載され自車両の盗難を防止するための盗難防止装置を備えた車両用盗難防止システムにおいて、セキュリティ性能を向上させる技術を提供することにある。
第1の発明は、複数の車両にそれぞれ搭載され、かつ、それぞれ、自車両の周辺に対して警報を行う警報手段と自車両が盗難されようとしているか否かを判定する盗難判定手段と所定の操作に基づき自車両の盗難を防止する盗難防止モードに設定するモード設定手段と該盗難防止モード設定時であって上記盗難判定手段により自車両が盗難されようとしていると判定されたときに自車両の警報手段を作動させる制御手段とを有する盗難防止装置を備えた車両用盗難防止システムであって、上記各車両に搭載され、所定の端末装置に対して所定の第1無線信号を所定周期毎に送信する第1送信手段と、上記所定の端末装置にて上記第1送信手段からの上記第1無線信号の受信が途絶えたことを検出する途絶検出手段と、上記途絶検出手段により上記所定の端末装置にて上記第1送信手段からの上記第1無線信号の受信が途絶えたことが検出された場合であって該所定の端末装置にて電話通信で該第1送信手段が搭載された車両の周辺に周辺車両が存在していると判定されたときに、該周辺車両に対して該周辺車両の警報手段を作動させるための第2無線信号を送信する第2送信手段とをさらに備えており、上記各制御手段は、自車両が上記第2無線信号を受信したときには、自車両の警報手段を作動させるように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、第2送信手段は、途絶検出手段により所定の端末装置にて第1送信手段からの第1無線信号の受信が途絶えたことが検出されたときには、該第1送信手段が搭載された車両の周辺に存在している周辺車両に対して該周辺車両の警報手段を作動させるための第2無線信号を送信し、各制御手段は、盗難防止モード設定時であって自車両が第2無線信号を受信したときには、自車両の警報手段を作動させるので、泥棒が車両の警報手段等を作動しないようにしても、その車両の周辺に存在している周辺車両の警報手段が作動し、その盗難を防止することができる。そのため、セキュリティ性能を向上させることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記第2無線信号を受信したときに上記警報手段の作動が可能な車両を上記各車両毎に予め記憶している記憶手段をさらに備えており、上記第2送信手段は、上記途絶検出手段により上記所定の端末装置にて上記第1送信手段からの上記第1無線信号の受信が途絶えたことが検出された場合であって該所定の端末装置にて電話通信で該第1送信手段が搭載された車両の周辺に周辺車両が存在していると判定されたときには、該周辺車両のうち上記記憶手段に予め記憶されている車両にのみ上記第2無線信号を送信するように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、記憶手段は、第2無線信号を受信したときに警報手段の作動が可能な車両を予め記憶しているので、第2無線信号を受信したときに警報手段の作動が可能な車両を予め記憶せずに、途絶検出手段により所定の端末装置にて第1送信手段からの第1無線信号の受信が途絶えたことが検出されたときに第2送信手段の第2無線信号の送信対象とする車両を一から決定する場合に比べて、第2送信手段の第2無線信号の送信対象とする車両を速やかに決定することができるとともに、警報手段を速やかに作動させることができる。そのため、セキュリティ性能をより向上させることができる。したがって、盗難防止性能をより向上させることができる。
また、第2送信手段は、途絶検出手段により所定の端末装置にて第1送信手段からの第1無線信号の受信が途絶えたことが検出された場合であって該第1送信手段が搭載された車両の周辺に記憶手段に予め記憶されている車両が存在しないときには、第2無線信号を送信しないので、記憶手段に予め記憶されている車両が盗難されようとしている車両の周辺に存在しないにも拘わらず、記憶手段に予め記憶されている車両の警報手段が作動して、その車両の近辺を通行する通行人等に迷惑がかかることを防止することができる。
第3の発明は、上記第1の発明において、上記第2送信手段は、上記途絶検出手段により上記所定の端末装置にて上記第1送信手段からの上記第1無線信号の受信が途絶えたことが検出された場合であって該所定の端末装置にて電話通信で該第1送信手段が搭載された車両の周辺に周辺車両が存在していると判定され、かつ、該所定の端末装置にて該端末装置の操作者による周辺車両に対する上記第2無線信号の送信を依頼する依頼操作が行われたときには、周辺車両に対して上記第2無線信号を送信する一方、上記所定の端末装置にて上記操作者による上記依頼操作が行われないときには、上記周辺車両に対して上記第2無線信号を送信しないように構成されているものである。
これにより、第2送信手段は、途絶検出手段により受信が途絶えたことが検出された場合であって所定の端末装置にて該端末装置の操作者による周辺車両に対する第2無線信号の送信を依頼する依頼操作が行われたときには、周辺車両に対して第2無線信号を送信する一方、所定の端末装置にて操作者による依頼操作が行われないときには、周辺車両に対して第2無線信号を送信しない。すなわち、途絶検出手段により受信が途絶えたことが検出されたときにおいて、必ず周辺車両の警報手段を作動させるのではなく、所定の端末装置の操作者による周辺車両の警報手段を作動させるか否かの決定に基づき周辺車両の警報手段を作動させる。そのため、例えば通信環境の悪化等を原因として途絶検出手段により受信が途絶えたことが検出されたとき、つまり、車両が盗難されようとしていないときにおいて、周辺車両の警報手段を誤って作動させてしまうことを防止することができる。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記各車両に搭載され、自車両の周辺を撮影する撮影手段と、上記各車両に搭載され、自車両の撮影手段により撮影された画像を上記所定の端末装置に対して送信する画像送信手段と、上記途絶検出手段により上記所定の端末装置にて上記第1送信手段からの上記第1無線信号の受信が途絶えたことが検出された場合であって該所定の端末装置にて電話通信で該第1送信手段が搭載された車両の周辺に周辺車両が存在していると判定されたときに該周辺車両に対して送信された画像要求信号に基づき該周辺車両の画像送信手段により送信された画像を上記所定の端末装置に表示する表示手段とをさらに備えており、上記依頼操作は、上記表示手段により上記所定の端末装置に表示された画像に基づき行わせるように構成されているものである。
これにより、表示手段は、途絶検出手段により受信が途絶えたことが検出されたときには、周辺車両の撮影手段により撮影されかつ該周辺車両の画像送信手段により送信された画像を所定の端末装置に表示し、依頼操作は、表示手段により所定の端末装置に表示された画像に基づき行わせるので、所定の端末装置の操作者はその画像に基づき周辺車両の警報手段を作動させるか否かを決定することができる。そのため、例えば通信環境の悪化等を原因として途絶検出手段により受信が途絶えたことが検出されたとき、つまり、車両が盗難されようとしていないときにおいて、周辺車両の警報手段を誤って作動させてしまうことを確実に防止することができる。
第5の発明は、上記第1の発明において、上記各車両に搭載され、自車両のバッテリー残量を検出する残量検出手段と、上記各車両に搭載され、上記残量検出手段により自車両のバッテリー残量が所定量以下であると検出されたときにその旨の情報を含む残量信号を上記所定の端末装置に対して送信する残量送信手段とをさらに備えており、上記第2送信手段は、上記所定の端末装置が上記残量送信手段から上記残量信号を受信した後に上記途絶検出手段により該所定の端末装置にて上記第1送信手段からの上記第1無線信号の受信が途絶えたことが検出されたときには、該残量送信手段が搭載された車両の周辺に存在している周辺車両に対して上記第2無線信号を送信しないように構成されているものである。
これにより、第2送信手段は、所定の端末装置が残量送信手段から残量信号を受信した後に途絶検出手段により受信が途絶えたことが検出されたときには、該残量送信手段が搭載された車両の周辺に存在している周辺車両に対して第2無線信号を送信しないので、自車両のバッテリー残量の低下により自車両の警報手段を作動することができないことを原因とする、周辺車両の警報手段の誤作動の発生を未然に防止することができる。
第6の発明は、上記第1の発明において、上記途絶検出手段により上記所定の端末装置にて上記第1送信手段からの上記第1無線信号の受信が途絶えたことが検出された場合であって上記第1送信手段が搭載された車両の周辺に上記盗難防止装置が搭載された車両が存在しないときに、その旨を上記所定の端末装置の操作者に対して通報する通報手段をさらに備えたものである。
これにより、通報手段は、途絶検出手段により受信が途絶えたことが検出された場合であって上記第1送信手段が搭載された車両の周辺に盗難防止装置が搭載された車両が存在しないときには、その旨を所定の端末装置の操作者に対して通報するので、盗難されようとしている車両の周辺に盗難防止装置が搭載された車両が存在しないときは、所定の端末装置の操作者はその車両の盗難を防止するための代替策を講じることができる。
第7の発明は、上記第1の発明において、上記各制御手段は、上記盗難判定手段により自車両が盗難されようとしていると判定されたときと自車両が上記第2無線信号を受信したときとで、自車両の警報手段を互いに異なる態様で作動させるように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、各制御手段は、盗難判定手段により自車両が盗難されようとしていると判定されたときと自車両が無線信号を受信したときとで、自車両の警報手段を互いに異なる態様で作動させるので、警報手段が作動している車両の近辺を通行する通行人等が、警報手段が作動している車両が盗難されようとしているのか、又はその車両の周辺に存在している車両が盗難されようとしているのかを識別することができる。そのため、セキュリティ性能をより向上させることができる。したがって、盗難防止性能をより向上させることができる。
第8の発明は、上記第7の発明において、上記各警報手段は、自車両の周辺に対して音による警報を行うように構成されており、上記各制御手段は、上記盗難判定手段により自車両が盗難されようとしていると判定されたときには、自車両が上記第2無線信号を受信したときよりも、自車両の警報手段を大きい音量で作動させるように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、各制御手段は、盗難判定手段により自車両が盗難されようとしていると判定されたときには、自車両が無線信号を受信したときよりも、自車両の警報手段を大きい音量で作動させるので、警報手段が作動している車両が、盗難されようとしているものか否かを識別することができる。
また、各制御手段は、盗難判定手段により自車両が盗難されようとしていると判定されたときには、自車両が無線信号を受信したときよりも、自車両の警報手段を大きい音量で作動させるので、盗難されようとしている車両の警報手段と周辺車両の警報手段とが同時に作動したときでも、盗難されようとしている車両の警報手段の音量が周辺車両よりも大きくなるため、盗難されようとしている車両の近辺を通行する通行人等がその車両を識別することができる。したがって、通行人等が、盗難されようとしている車両を誤認することを防止することができる。
本発明によれば、第2送信手段は、途絶検出手段により所定の端末装置にて第1送信手段からの第1無線信号の受信が途絶えたことが検出されたときには、該第1送信手段が搭載された車両の周辺に存在している周辺車両に対して該周辺車両の警報手段を作動させるための第2無線信号を送信し、各制御手段は、盗難防止モード設定時であって自車両が第2無線信号を受信したときには、自車両の警報手段を作動させるので、泥棒が車両の警報手段等を作動しないようにしても、その車両の周辺に存在している周辺車両の警報手段が作動し、その盗難を防止することができる。そのため、セキュリティ性能を向上させることができる。したがって、盗難防止性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、本発明の実施形態に係る車両用盗難防止システム1は、複数の車両10,…にそれぞれ搭載された盗難防止装置2,…と、それら車両10,…の所有者がそれぞれ所持する携帯端末装置50,…と、管理サーバ60と、それらの間の電話通信の送受信を互いに行うためのトークンリングネットワーク70とを備えている。本実施形態では、複数の車両10,…には、駐車時に所定の駐車位置に駐車している、泥棒の盗難対象である対象車両10と、駐車時にその対象車両10の周辺の所定の駐車位置に駐車している第1及び第2周辺車両10,10を含む周辺車両10,…等によって構成されている。これら周辺車両10,…は、駐車時には、対象車両10の駐車位置から所定の範囲(所定の範囲については後述する)内に存在している。
図2及び図3に示すように、各盗難防止装置2は、自車両10の乗員による所定の操作に基づき自車両10の盗難を防止する盗難防止モードに設定されるように構成されている。各盗難防止装置2は、自車両10の周辺に対して音による警報を行うバーグラホーン11と、自車両10の傾斜を計測する傾斜センサ12と、自車両10に対する衝撃を検出する衝撃センサ13,13,13と、ロックされているドアが開状態になったことを検出するドア開センサ14,14と、自車両10内を撮影する画像センサ15と、自車両10のバッテリーの残量を検出するバッテリー残量センサ16(図2では図示せず)と、電話通信の送受信を行うための電話アンテナ17と、その電話アンテナ17に接続された携帯電話18と、車両10,…間で互いに無線通信の送受信を行うための無線アンテナ19と、その無線アンテナ19に接続された無線送受信機20と、自車両10の現在位置の情報等の受信を行うためのGPSアンテナ21と、そのGPSアンテナ21に接続されたナビゲーションコントローラ22と、そのナビゲーションコントローラ22に接続されたDVDチェンジャ23と、音を集音するためのマイク24と、各種操作を行うための操作スイッチ25と、キーレスエントリーを行うためのキーレスエントリーユニット26と、自車両10の周辺を撮影する撮像カメラ27(図2では図示せず)と、各種制御を行う制御ユニット28と、メモリ29とを有している。なお、本発明に係る盗難判定手段、モード設定手段及び制御手段は制御ユニット28に対応し、警報手段はバーグラホーン11に対応し、残量検出手段はバッテリー残量センサ16に対応し、第1送信手段、画像送信手段及び残量送信手段は電話アンテナ17に対応し、撮影手段は撮像カメラ27に対応する。
バーグラホーン11は車両前端部に設けられている。衝撃センサ13,13,13は、車両前部及び左右のドアにそれぞれ設けられている。ドア開センサ14,14は、左右のドアにそれぞれ設けられている。電話アンテナ17は、自車両10の所有者が所持する携帯端末装置50に対して確認信号等を所定周期毎に送信する。この確認信号は、上述のように電話アンテナ17を介して携帯端末装置50に対して所定周期毎に送信されるものである。そして、通常時には、携帯端末装置50にて確認信号を周期的に受信し、車両10が盗難されようとしている等の非常事態が発生していないことが携帯端末装置50にて検知される。一方、例えば泥棒が電話アンテナ17を電波を透過させない布等で覆ったり若しくは電話アンテナ17を破壊したり、又は車両10と携帯端末装置50との間の通信を行うことができないようにしたときには、携帯端末装置50にて確認信号を受信できなくなり、車両10が盗難されようとしている等の非常事態が発生していることを携帯端末装置50にて検知される。
携帯電話18及びマイク24は車内に設けられている。無線アンテナ19は、詳しくは、DSRC(狭域)通信の送受信を行うためのものである。無線アンテナ19から送信される無線信号は、所定の範囲(例えば、無線アンテナ19から数メートル〜数百メートルの範囲)まで届く。無線送受信機20は、ナビゲーションコントローラ22に接続されている。撮像カメラ27は車両前部に取り付けられている。制御ユニット28には、バーグラホーン11、各センサ12,13,14,15,16、携帯電話18、ナビゲーションコントローラ22、マイク24、操作スイッチ25、キーレスエントリーユニット26、撮像カメラ27及びメモリ29がそれぞれ接続されている。制御ユニット28は、各センサ12,13,14,15の検出情報等に基づき自車両10のバーグラホーン11等を作動させる。具体的には、制御ユニット28は、各センサ12,13,14,15の検出情報に基づき自車両10が盗難されようとしているか否かを判定し、盗難防止モード設定時であって自車両10が盗難されようとしていると判定したときには、自車両10のバーグラホーン11を作動させる。また、制御ユニット28は、盗難防止モード設定時であって自車両10が携帯端末装置50からの警報依頼信号を受信したときには、自車両10のバーグラホーン11を作動させる。なお、制御ユニット28の処理の詳細については後述する。
図3に示すように、各携帯端末装置50は、ディスプレイ51と、メモリ52と、スピーカー53と、各種操作を行うための操作スイッチ54と、電話通信の送受信を行うための通信ユニット55と、各種制御を行う制御ユニット56とを有している。携帯端末装置50のメモリ52には、その携帯端末装置50の所持者が所有する車両10が盗難されようとしているときにバーグラホーン11の作動が可能な周辺車両10の各種データが予め登録されている。この各種データには、周辺車両10の駐車時の駐車位置や周辺車両10のID番号(登録番号)や周辺車両10の携帯電話18の電話番号等のデータが含まれている。本実施形態では、対象車両10の所有者が所持する携帯端末装置50のメモリ52には、第1及び第2周辺車両10,10の各種データが予め登録されている。携帯端末装置50の通信ユニット55は、その携帯端末装置50にて該携帯端末装置50の所持者が所有する車両10からの確認信号等を所定時間以上受信していないときには、周辺車両10に対して警報依頼信号を送信する。制御ユニット56には、ディスプレイ51、メモリ52、スピーカー53、操作スイッチ54及び通信ユニット55がそれぞれ接続されている。なお、携帯端末装置50の処理の詳細については後述する。また、本発明に係る記憶手段はメモリ52に対応し、第2送信手段は通信ユニット55に対応し、途絶検出手段、表示手段及び通報手段は制御ユニット56に対応する。
図1及び図3に示すように、管理サーバ60には、メモリ61と電話通信を行うための通信ユニット62に加えて、警察や警備会社等が接続されている。
−対象車両及び周辺車両の盗難防止装置の制御ユニット並びに対象車両の所有者の携帯端末装置の制御ユニットの処理工程−
以下に、対象車両10及び周辺車両10,…の盗難防止装置2の制御ユニット28並びに対象車両10の所有者が所持する携帯端末装置50の制御ユニット56の処理工程を、図4のフローチャートに基づき説明する。なお、各車両10は所定の駐車位置に駐車した状態にある。また、各車両10の盗難防止装置2は盗難防止モードに設定されている。さらに、図4の左側部分は対象車両10に関するものであり、中央部は携帯端末装置50に関するものであり、右側部分は周辺車両10に関するものである。
(対象車両の盗難防止装置の制御ユニットの処理工程)
ステップS1では、キーレスエントリーユニット26によりドアロックされているか否かを判定する。ステップS1の判定結果がYESであるときはステップS2に進む一方、NOであるときはスタートに戻る。
ステップS2では、自車両10が盗難されようとしているか否かを判定する。ステップS2の判定結果がYESであるときはステップS3に進む一方、NOであるときはステップS7に進む。
ステップS3では、自車両10のバーグラホーン11を音量がV1になるように作動させる。ここで、バーグラホーン11の作動後、キーレスアンロック信号を受信したとき、イグニッションスイッチがON状態になったとき又は所定時間経過したときには、バーグラホーン11の作動を停止する。
ステップS4では、自車両10のバーグラホーン11が正常に作動したか否かを判定する。具体的には、例えば、バーグラホーン11と制御ユニット28とが切断されているか否か、及びバーグラホーン11が音が出ないように塞がれているか否かを判定する。ここで、バーグラホーン11と制御ユニット28とが切断されているか否かは、例えば、バーグラホーン11と制御ユニット28との間に電圧を印加したときにそれらの間に電流が流れるか否かに基づき判定する。また、バーグラホーン11が音が出ないように塞がれているか否かは、例えば、マイク24により集音された、バーグラホーン11の音の大きさに基づき判定する。ステップS4の判定結果がYESであるときはステップS5に進む一方、NOであるときはステップS6に進む。
ステップS5では、対象車両10の所有者の携帯端末装置50に対して盗難警報信号を電話アンテナ17を介して送信する。このとき、盗難警報信号の送信後、キーレスアンロック信号を受信したとき、イグニッションスイッチがON状態になったとき又は所定時間経過したときには、盗難警報信号の送信を停止する。その後、ステップS7に進む。
ステップS6では、周辺車両10の盗難防止装置2に対して警報依頼信号を無線アンテナ19を介して送信する。
ステップS7では、対象車両10の所有者の携帯端末装置50に対して、確認信号、バッテリー残量信号、現在位置情報信号及び周辺車両10のID番号データを電話アンテナ17を介して送信する。ここで、バッテリー残量信号とは、バッテリー残量センサ16により対象車両10のバッテリー残量が所定量以下であると検出されたときに対象車両10の所有者の携帯端末装置50に対して送信されるものであって、対象車両10のバッテリー残量が所定量以下である旨の情報を含むものであり、現在位置情報信号とは、対象車両10の現在位置の情報を含むものである。その後、スタートに戻る。
(対象車両の所有者の携帯端末装置の制御ユニットの処理工程)
ステップS8では、盗難警報信号を通信ユニット55を介して受信したときには、対象車両10が盗難されようとしている旨をディスプレイ51に表示して、対象車両10の所有者に対して警報を行う。
ステップS9では、対象車両10からの確認信号等を所定時間以上受信していないか否かを判定する。すなわち、ステップS9では、確認信号等の受信が所定時間以上途絶えたか否かを判定する。ステップS9の判定結果がYESであるときはステップS10に進む一方、NOであるときはステップS9に戻る。
ステップS10では、第1及び第2周辺車両10,10の現在位置が、メモリ52に予め登録された所定の駐車位置にあるか否かを判定する。言い換えれば、ステップS10では、対象車両10の周辺に第1及び第2周辺車両10,10が存在するか否かを判定する。ステップS10の判定結果がYESであるときはステップS11に進む一方、NOであるときはステップS17に進む。
ステップS11では、対象車両10からの確認信号等の受信が所定時間以上途絶える前に、バッテリー残量信号を受信したか否かを判定する。ステップS11の判定結果がYESであるときはステップS17に進む一方、NOであるときはステップS12に進む。
ステップS12では、図5に示す盗難警報画面をディスプレイ51に表示して、対象車両10の所有者に盗難警報を実行させる。この盗難警報画面には画像確認アイコンと警報依頼アイコンとが含まれている。そして、盗難警報画面にて対象車両10の所有者が画像確認アイコンを選択したときは、周辺車両10の盗難防止装置2に対して画像要求信号を通信ユニット55を介して送信し、その後、周辺車両10の撮像カメラ27により撮影された画像を通信ユニット55を介して受信してディスプレイ51に表示する。それから、対象車両10の所有者に、ディスプレイ51に表示されたその画像に基づき盗難警報画面にて警報依頼アイコンを操作させる。すなわち、対象車両10の所有者に、その画像に基づき周辺車両10のバーグラホーン11を作動させるか否かを決定させる。言い換えれば、ディスプレイ51に画像を表示した上で、警報依頼アイコンの操作を受け付ける。
ステップS13では、警報依頼アイコンの操作が行われたか否かを判定する。ステップS13の判定結果がYESであるときはステップS14に進む一方、NOであるときはスタートに戻る。
ステップS14では、周辺車両10のうちメモリ52に予め登録されたもの、すなわち、第1及び第2周辺車両10,10の盗難防止装置2にのみ警報依頼信号を通信ユニット55を介して送信する。なお、対象車両10の周辺に第1及び第2周辺車両10が存在しないときには、警報依頼信号を送信しない。
ステップS15では、第1及び第2周辺車両10,10からの作動完了信号を通信ユニット55を介して受信したか否かを判定する。ステップS15の判定結果がYESであるときはステップS16に進む一方、NOであるときはスタートに戻る。
ステップS16では、第1及び第2周辺車両10,10のバーグラホーン11,11の作動が完了した旨をディスプレイ51に表示して、対象車両10の所有者に対して報知する。その後、スタートに戻る。
ステップS17では、第1及び第2周辺車両10,10の現在位置が予め登録された所定の駐車位置でない旨又は対象車両10のバッテリー残量が所定量以下であった旨をディスプレイ51に表示して、対象車両10の所有者に対して報知する。その後、スタートに戻る。
(周辺車両の盗難防止装置の制御ユニットの処理工程)
ステップS18では、自車両10が対象車両10の所有者の携帯端末装置50からの画像要求信号を電話アンテナ17を介して受信したときには、対象車両10の所有者の携帯端末装置50に対して、自車両10の撮像カメラ27により撮影した画像を電話アンテナ17を介して送信する。なお、自車両10がメモリ29に予め登録された対象車両10以外の車両10からの画像要求信号を受信したとき、又は自車両10が予め登録された所定の駐車位置から所定距離以上離れたところにあるときは、画像要求信号を受信しても無視する。さらに、事前に対象車両10の所有者の携帯端末装置50に対して周辺車両10の現在位置情報信号を送信することで、その携帯端末装置50にて画像要求信号の送信を規制しても良い。
ステップS19では、自車両10が対象車両10の所有者の携帯端末装置50からの警報依頼信号を電話アンテナ17を介して受信したか否かを判定する。ステップS19の判定結果がYESであるときはステップS20に進む一方、ステップS19の判定結果がNOであるときはスタートに戻る。
ステップS20では、自車両10のバーグラホーン11を音量がV2になるように作動させる。ここで、音量V2は音量V1よりも小さい。また、バーグラホーン11の作動後、警報依頼信号の送信が停止したとき、キーレスアンロック信号を受信したとき、イグニッションスイッチがON状態になったとき又は所定時間経過したときには、バーグラホーン11の作動を停止する。なお、自車両10がメモリ29に予め登録された対象車両10以外の車両10からの警報依頼信号を受信したとき、又は自車両10が予め登録された所定の駐車位置から所定距離以上離れたところにあるときは、警報依頼信号を受信しても無視する。さらに、事前に対象車両10の所有者の携帯端末装置50に対して周辺車両10の現在位置情報信号を送信することで、その携帯端末装置50にて警報依頼信号の送信を規制しても良い。
ステップS21では、自車両10のバーグラホーン11の作動が完了したときには、対象車両10の所有者の携帯端末装置50に対してその旨の情報を含む作動完了信号を電話アンテナ17を介して送信する。その後、スタートに戻る。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、携帯端末装置50の通信ユニット55は、該携帯端末装置50にて車両10の盗難防止装置2からの確認信号の受信が途絶えたことが検出されたときには、該盗難防止装置2が搭載された車両10の周辺に存在している周辺車両10に対して該周辺車両10のバーグラホーン11を作動させるための警報依頼信号を送信し、各盗難防止装置2の制御ユニット28は、盗難防止モード設定時であって自車両10が警報依頼信号を受信したときには、自車両10のバーグラホーン11を作動させるので、泥棒が車両10のバーグラホーン11や携帯電話18等を作動しないようにしても、その車両10の周辺に存在している周辺車両10のバーグラホーン11が作動し、その盗難を防止することができる。そのため、セキュリティ性能を向上させることができる。したがって、盗難防止性能を向上させることができる。
また、携帯端末装置50のメモリ52は、携帯端末装置50の通信ユニット55の警報依頼信号を受信したときにバーグラホーン11の作動が可能な車両10を予め記憶しているので、携帯端末装置50の通信ユニット55の警報依頼信号を受信したときにバーグラホーン11の作動が可能な車両10を予め記憶せずに、携帯端末装置50にて車両10の盗難防止装置2からの確認信号の受信が途絶えたことが検出されたときに警報依頼信号の送信対象とする車両10を一から決定する場合に比べて、警報依頼信号の送信対象とする車両10を速やかに決定することができるとともに、バーグラホーン11を速やかに作動させることができる。そのため、セキュリティ性能をより向上させることができる。したがって、盗難防止性能をより向上させることができる。
また、携帯端末装置50の通信ユニット55は、該携帯端末装置50にて車両10の盗難防止装置2からの確認信号の受信が途絶えたことが検出された場合であって該盗難防止装置2が搭載された車両10の周辺に携帯端末装置50のメモリ52に予め記憶されている車両10が存在しないときには、警報依頼信号を送信しないので、携帯端末装置50のメモリ52に予め記憶されている車両10が盗難されようとしている車両10の周辺に存在しないにも拘わらず、携帯端末装置50のメモリ52に予め記憶されている車両10のバーグラホーン11が作動して、その車両10の近辺を通行する通行人等に迷惑がかかることを防止することができる。
また、携帯端末装置50の通信ユニット55は、該携帯端末装置50にて車両10の盗難防止装置2からの確認信号の受信が途絶えたことが検出された場合であって携帯端末装置50にて該携帯端末装置50の操作者による周辺車両10に対する警報依頼信号の送信を依頼する警報依頼アイコンの操作が行われたときには、周辺車両10に対して警報依頼信号を送信する一方、携帯端末装置50にて操作者による警報依頼アイコンの操作が行われないときには、周辺車両10に対して警報依頼信号を送信しない。すなわち、携帯端末装置50にて車両10の盗難防止装置2からの確認信号の受信が途絶えたことが検出されたときにおいて、必ず周辺車両10のバーグラホーン11を作動させるのではなく、携帯端末装置50の操作者による周辺車両10のバーグラホーン11を作動させるか否かの決定に基づき周辺車両10のバーグラホーン11を作動させる。そのため、例えば通信環境の悪化等を原因として携帯端末装置50にて車両10の盗難防止装置2からの確認信号の受信が途絶えたことが検出されたとき、つまり、車両10が盗難されようとしていないときにおいて、周辺車両10のバーグラホーン11を誤って作動させてしまうことを防止することができる。
また、携帯端末装置50の制御ユニット56は、該携帯端末装置50にて車両10の盗難防止装置2からの確認信号の受信が途絶えたことが検出されたときには、周辺車両10の撮像カメラ27により撮影されかつ該周辺車両10の盗難防止装置2の電話アンテナ17により送信された画像をディスプレイ51に表示し、警報依頼アイコンの操作は、ディスプレイ51に表示された画像に基づき行わせるので、携帯端末装置50の操作者はその画像に基づき周辺車両10のバーグラホーン11を作動させるか否かを決定することができる。そのため、例えば通信環境の悪化等を原因として携帯端末装置50にて車両10の盗難防止装置2からの確認信号の受信が途絶えたことが検出されたとき、つまり、車両10が盗難されようとしていないときにおいて、周辺車両10のバーグラホーン11を誤って作動させてしまうことを確実に防止することができる。
また、携帯端末装置50の通信ユニット55は、該携帯端末装置50が車両10の盗難防止装置2からバッテリー残量信号を受信した後にその携帯端末装置50にてその車両10の盗難防止装置2からの確認信号の受信が途絶えたことが検出されたときには、該盗難防止装置2が搭載された車両10の周辺に存在している周辺車両10に対して警報依頼信号を送信しないので、自車両10のバッテリー残量の低下により自車両10のバーグラホーン11を作動することができないことを原因とする、周辺車両10のバーグラホーン11の誤作動の発生を未然に防止することができる。
また、携帯端末装置50の制御ユニット56は、該携帯端末装置50にて車両10の盗難防止装置2からの確認信号の受信が途絶えたことが検出された場合であって該盗難防止装置2が搭載された車両10の周辺に盗難防止装置2が搭載された車両10が存在しないときには、その旨を携帯端末装置50の操作者に対して通報するので、盗難されようとしている車両10の周辺に盗難防止装置2が搭載された車両10が存在しないときは、携帯端末装置50の操作者はその車両10の盗難を防止するための代替策を講じることができる。
また、各制御ユニット28は、該制御ユニット28により自車両10が盗難されようとしていると判定されたときと自車両10が警報依頼信号を受信したときとで、自車両10のバーグラホーン11を互いに異なる態様で作動させるので、バーグラホーン11が作動している車両10の近辺を通行する通行人等が、バーグラホーン11が作動している車両10が盗難されようとしているのか、又はその車両10の周辺に存在している車両10が盗難されようとしているのかを識別することができる。そのため、セキュリティ性能をより向上させることができる。したがって、盗難防止性能をより向上させることができる。
また、各制御ユニット28は、該制御ユニット28により自車両10が盗難されようとしていると判定されたときには、自車両10が警報依頼信号を受信したときよりも、自車両10のバーグラホーン11を大きい音量で作動させるので、バーグラホーン11が作動している車両10が、盗難されようとしているものか否かを識別することができる。
また、各制御ユニット28は、該制御ユニット28により自車両10が盗難されようとしていると判定されたときには、自車両10が警報依頼信号を受信したときよりも、自車両10のバーグラホーン11を大きい音量で作動させるので、盗難されようとしている車両10のバーグラホーン11と周辺車両10のバーグラホーン11とが同時に作動したときでも、盗難されようとしている車両10のバーグラホーン11の音量が周辺車両10よりも大きくなるため、盗難されようとしている車両10の近辺を通行する通行人等がその車両10を識別することができる。したがって、通行人等が、盗難されようとしている車両10を誤認することを防止することができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、対象車両10が便宜上泥棒の盗難対象となっているが、他の車両10,…も当然のことながら泥棒の盗難対象となり得る。その場合は、他の車両10,…の盗難も上述と同様に防止することができる。
また、上記実施形態では、本発明に係る警報手段がバーグラホーン11で構成されているが、これに限らず、警報手段がバーグラホーン11以外の、音により警報を行うものや光により警報を行うもの等であっても良い。さらに、例えば音により警報を行うものと光により警報を行う等、2種類以上の警報手段を併用しても良い。
また、上記実施形態では、本発明に係る端末装置が対象車両10の所有者の携帯端末装置50で構成されているが、管理サーバ60であっても良い。
また、上記実施形態では、本発明に係る記憶手段が対象車両10の所有者の携帯端末装置50のメモリ52で構成されているが、管理サーバ60のメモリ61であっても良い。
また、上記実施形態では、ステップS7において、対象車両10の所有者の携帯端末装置50に対して確認信号等を電話アンテナ17を介して送信しているが、無線アンテナ19を介して送信しても良い。
また、上記実施形態では、ステップS12において、画像確認アイコンを操作したときに周辺車両10に対して画像要求信号が送信され、その後、画像がディスプレイ51に表示されるが、何らの操作を伴うことなく、画像がディスプレイ51に自動的に表示されても良い。
また、上記実施形態では、ステップS16において、作動完了信号を受信したことをもって周辺車両10のバーグラホーン11の作動が完了した旨をディスプレイ51に表示しているが、これに限らず、警報依頼信号を送信する前にバーグラホーン11の作動が可能な周辺車両10を探し出し、その周辺車両10にのみ警報依頼信号を送信し、それをもって周辺車両10のバーグラホーン11の作動が完了した旨の情報と見なしても良い。
また、周辺車両10は、そのバッテリー残量が所定量以下であるときには、警報依頼信号を受信しても、自車両10のバーグラホーン11を作動させなくても良い。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、複数の車両にそれぞれ搭載され自車両の盗難を防止するための盗難防止装置を備えた車両用盗難防止システム等について有用である。
本発明の実施形態に係る車両用盗難防止システムの構成図である。 盗難防止装置の構成図である。 車両用盗難防止システムのブロック図である。 車両用盗難防止システムの処理工程を示すフローチャートである。 盗難警報画面を示す図である。
1 車両用盗難防止システム
2 盗難防止装置
10 車両
11 バーグラホーン(警報手段)
12 傾斜センサ
13 衝撃センサ
14 ドア開センサ
15 画像センサ
16 バッテリー残量センサ(残量検出手段)
17 電話アンテナ(第1送信手段、画像送信手段)
18 携帯電話
19 無線アンテナ
20 無線送受信機
24 マイク
27 撮像カメラ(撮影手段)
28 制御ユニット(盗難判定手段、モード設定手段、制御手段)
50 携帯端末装置
52 メモリ(記憶手段)
55 通信ユニット(第2送信手段)
56 制御ユニット(途絶検出手段、表示手段、通報手段)
60 管理サーバ
70 トークンリングネットワーク

Claims (8)

  1. 複数の車両にそれぞれ搭載され、かつ、それぞれ、自車両の周辺に対して警報を行う警報手段と自車両が盗難されようとしているか否かを判定する盗難判定手段と所定の操作に基づき自車両の盗難を防止する盗難防止モードに設定するモード設定手段と該盗難防止モード設定時であって上記盗難判定手段により自車両が盗難されようとしていると判定されたときに自車両の警報手段を作動させる制御手段とを有する盗難防止装置を備えた車両用盗難防止システムであって、
    上記各車両に搭載され、所定の端末装置に対して所定の第1無線信号を所定周期毎に送信する第1送信手段と、
    上記所定の端末装置にて上記第1送信手段からの上記第1無線信号の受信が途絶えたことを検出する途絶検出手段と、
    上記途絶検出手段により上記所定の端末装置にて上記第1送信手段からの上記第1無線信号の受信が途絶えたことが検出された場合であって該所定の端末装置にて電話通信で該第1送信手段が搭載された車両の周辺に周辺車両が存在していると判定されたときに、該周辺車両に対して該周辺車両の警報手段を作動させるための第2無線信号を送信する第2送信手段とをさらに備えており、
    上記各制御手段は、自車両が上記第2無線信号を受信したときには、自車両の警報手段を作動させるように構成されている
    ことを特徴とする車両用盗難防止システム。
  2. 請求項1記載の車両用盗難防止システムにおいて、
    上記第2無線信号を受信したときに上記警報手段の作動が可能な車両を上記各車両毎に予め記憶している記憶手段をさらに備えており、
    上記第2送信手段は、
    上記途絶検出手段により上記所定の端末装置にて上記第1送信手段からの上記第1無線信号の受信が途絶えたことが検出された場合であって該所定の端末装置にて電話通信で該第1送信手段が搭載された車両の周辺に周辺車両が存在していると判定されたときには、該周辺車両のうち上記記憶手段に予め記憶されている車両にのみ上記第2無線信号を送信するように構成されている
    ことを特徴とする車両用盗難防止システム。
  3. 請求項1記載の車両用盗難防止システムにおいて、
    上記第2送信手段は、
    上記途絶検出手段により上記所定の端末装置にて上記第1送信手段からの上記第1無線信号の受信が途絶えたことが検出された場合であって該所定の端末装置にて電話通信で該第1送信手段が搭載された車両の周辺に周辺車両が存在していると判定され、かつ、該所定の端末装置にて該端末装置の操作者による周辺車両に対する上記第2無線信号の送信を依頼する依頼操作が行われたときには、周辺車両に対して上記第2無線信号を送信する一方、
    上記所定の端末装置にて上記操作者による上記依頼操作が行われないときには、上記周辺車両に対して上記第2無線信号を送信しないように構成されている
    ことを特徴とする車両用盗難防止システム。
  4. 請求項3記載の車両用盗難防止システムにおいて、
    上記各車両に搭載され、自車両の周辺を撮影する撮影手段と、
    上記各車両に搭載され、自車両の撮影手段により撮影された画像を上記所定の端末装置に対して送信する画像送信手段と、
    上記途絶検出手段により上記所定の端末装置にて上記第1送信手段からの上記第1無線信号の受信が途絶えたことが検出された場合であって該所定の端末装置にて電話通信で該第1送信手段が搭載された車両の周辺に周辺車両が存在していると判定されたときに該周辺車両に対して送信された画像要求信号に基づき該周辺車両の画像送信手段により送信された画像を上記所定の端末装置に表示する表示手段とをさらに備えており、
    上記依頼操作は、上記表示手段により上記所定の端末装置に表示された画像に基づき行わせるように構成されている
    ことを特徴とする車両用盗難防止システム。
  5. 請求項1記載の車両用盗難防止システムにおいて、
    上記各車両に搭載され、自車両のバッテリー残量を検出する残量検出手段と、
    上記各車両に搭載され、上記残量検出手段により自車両のバッテリー残量が所定量以下であると検出されたときにその旨の情報を含む残量信号を上記所定の端末装置に対して送信する残量送信手段とをさらに備えており、
    上記第2送信手段は、上記所定の端末装置が上記残量送信手段から上記残量信号を受信した後に上記途絶検出手段により該所定の端末装置にて上記第1送信手段からの上記第1無線信号の受信が途絶えたことが検出されたときには、該残量送信手段が搭載された車両の周辺に存在している周辺車両に対して上記第2無線信号を送信しないように構成されている
    ことを特徴とする車両用盗難防止システム。
  6. 請求項1記載の車両用盗難防止システムにおいて、
    上記途絶検出手段により上記所定の端末装置にて上記第1送信手段からの上記第1無線信号の受信が途絶えたことが検出された場合であって上記第1送信手段が搭載された車両の周辺に上記盗難防止装置が搭載された車両が存在しないときに、その旨を上記所定の端末装置の操作者に対して通報する通報手段をさらに備えた
    ことを特徴とする車両用盗難防止システム。
  7. 請求項1記載の車両用盗難防止システムにおいて、
    上記各制御手段は、上記盗難判定手段により自車両が盗難されようとしていると判定されたときと自車両が上記第2無線信号を受信したときとで、自車両の警報手段を互いに異なる態様で作動させるように構成されている
    ことを特徴とする車両用盗難防止システム。
  8. 請求項7記載の車両用盗難防止システムにおいて、
    上記各警報手段は、自車両の周辺に対して音による警報を行うように構成されており、
    上記各制御手段は、上記盗難判定手段により自車両が盗難されようとしていると判定されたときには、自車両が上記第2無線信号を受信したときよりも、自車両の警報手段を大きい音量で作動させるように構成されている
    ことを特徴とする車両用盗難防止システム。
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