JP4378205B2 - ブレード型ネットワーク中継装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ホットスタンバイ機能を有するブレード型ネットワーク中継装置に関し、特に運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができるブレード型ネットワーク中継装置に関するものである。
従来、ネットワークを介して複数のクライアント端末装置にアプリケーションサービスを提供するアプリケーションサーバ装置に関する負荷分散、セキュリティ管理、帯域制御、SSL−VPNアクセラレータ等の機能を持つ複数の機能ブレードを有するブレード型ネットワーク中継装置が知られている。かかるブレード型ネットワーク中継装置は、複数の機能ブレードからなる待機冗長系を構成する場合、仮想ルータプロトコルなどの冗長プロトコルを使用して運用ブレード(以下においては、運用している機能ブレードを「運用ブレード」という。)と待機ブレード(以下においては、待機している機能ブレードを「待機ブレード」という。)の構成を設定していた。
しかしながら、前記のように仮想ルータプロトコルなどの冗長プロトコルを使用して運用ブレードと待機ブレードの構成を設定することができるが、運用ブレードと同数の待機ブレードが必要であった。また、最初に設定した運用ブレードと待機ブレードの構成を変更するには、システムを停止するか、該当するブレードの全てを停止する必要があり、さらにそれぞれの設定の整合性を取る必要があるという課題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができるブレード型ネットワーク中継装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係るブレード型ネットワーク中継装置は、ネットワークを介して複数のクライアント端末装置にアプリケーションサービスを提供するアプリケーションサーバ装置の中継をする複数の機能ブレードと、管理ブレードとを有するブレード型ネットワーク中継装置であって、前記管理ブレードは、前記機能ブレードが搭載されたことを検出するブレード搭載検出手段と、前記機能ブレードの構成を定義する情報である構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報を前記ブレード搭載検出手段によって検出された機能ブレードに転送し、機能ブレードが運用ブレードと該運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理する構成管理手段と、を備え、前記機能ブレードは、前記構成管理手段によって転送された構成定義情報に基づいて前記運用ブレードと前記待機ブレードを識別し、前記クライアント端末装置と前記アプリケーションサーバ装置との通信に必要な通信プロトコルに関する情報であるコネクション情報を共有する前記二重系を構成する二重系構成手段を備えたことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、機能ブレードが搭載されたことを検出し、機能ブレードの構成を定義する情報である構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報を検出された機能ブレードに転送し、機能ブレードが運用ブレードと運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理し、転送された構成定義情報に基づいて運用ブレードと待機ブレードを識別し、クライアント端末装置とアプリケーションサーバ装置との通信に必要な通信プロトコルに関する情報であるコネクション情報を共有する二重系を構成することとしたので、運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができる。
また、請求項2の発明に係るブレード型ネットワーク中継装置は、請求項1の発明において、前記構成情報を記憶する構成情報記憶手段をさらに備え、前記構成管理手段は、前記構成情報記憶手段によって記憶されている構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報を前記ブレード搭載検出手段によって検出された機能ブレードに転送し、機能ブレードが運用ブレードと該運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理することを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、構成情報を記憶し、記憶されている構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報を検出された機能ブレードに転送し、機能ブレードが運用ブレードと運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理することとしたので、機能ブレードの構成情報の不整合が生じないようにすることができ、もって運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができる。
また、請求項3の発明に係るブレード型ネットワーク中継装置は、請求項2の発明において、前記構成情報記憶手段は、前記機能ブレードの構成の識別情報と、該機能ブレードの位置情報と、該機能ブレードの内の現用数および待機数と、該機能ブレードの内のそれぞれに関する運用または待機を識別する属性情報、識別情報およびアドレス情報を含む構成定義情報と、を含む構成情報を記憶することを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、機能ブレードの構成の識別情報と、機能ブレードの位置情報と、機能ブレードの内の現用数および待機数と、機能ブレードの内のそれぞれに関する運用または待機を識別する属性情報、識別情報およびアドレス情報を含む構成定義情報と、を含む構成情報を記憶することとしたので、機能ブレードの構成情報の不整合が生じないようにすることができ、もって運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができる。
また、請求項4の発明に係るブレード型ネットワーク中継装置は、請求項1の発明において、前記機能ブレードの故障を検出するブレード故障検出手段をさらに備え、前記構成管理手段は、前記ブレード故障検出手段によって故障が検出された故障ブレードの切替え要求を該故障ブレードと前記二重系を構成する待機ブレードに転送し、前記二重系構成手段は、前記待機ブレードが前記構成管理手段によって転送された切替え要求に該当しない場合は、前記故障ブレードとの二重系を解消し、または、前記待機ブレードが前記切替え要求に該当する場合は、待機から運用に移行し、前記故障ブレード以外の機能ブレードとの二重系を解消することを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、機能ブレードの故障を検出し、故障が検出された故障ブレードの切替え要求を故障ブレードと二重系を構成する待機ブレードに転送し、待機ブレードが転送された切替え要求に該当しない場合は、故障ブレードとの二重系を解消し、または、待機ブレードが切替え要求に該当する場合は、待機から運用に移行し、故障ブレード以外の機能ブレードとの二重系を解消することとしたので、運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができる。
また、請求項5の発明に係るブレード型ネットワーク中継装置は、請求項1〜4の発明において、前記構成管理手段は、仮想ルータプロトコルに基づく拡張プロトコルを使用して前記構成定義情報を含む制御パケットを生成し、生成した制御パケットを前記ブレード搭載検出手段によって検出された機能ブレードに転送し、前記二重系を構成するよう管理することを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、仮想ルータプロトコルに基づく拡張プロトコルを使用して構成定義情報を含む制御パケットを生成し、生成した制御パケットを検出された機能ブレードに転送し、二重系を構成するよう管理することとしたので、自律的に二重系を構成することができる。
請求項1の発明によれば、運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば、機能ブレードの構成情報の不整合が生じないようにすることができ、もって運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば、機能ブレードの構成情報の不整合が生じないようにすることができ、もって運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば、運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができるという効果を奏する。
また、請求項5の発明によれば、自律的に二重系を構成することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るブレード型ネットワーク中継システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。ここでは、(1)ブレード型ネットワーク中継装置の概要と主要な特徴、(2)ブレード型ネットワーク中継システムの構成、(3)ブレード型ネットワーク中継装置の運用構成構築手順、(4)故障によるブレード型ネットワーク中継装置の運用構成再構築手順の順番に説明する。
(1)ブレード型ネットワーク中継装置の概要と主要な特徴
まず、本発明に係るブレード型ネットワーク中継装置20の概要と主要な特徴について説明する。図1は、実施例1に係るブレード型ネットワーク中継システム1の構成を示す機能ブロック図である。本発明に係るブレード型ネットワーク中継装置20は、ネットワークを介して複数のクライアント端末装置1、2にアプリケーションサービスを提供する複数のアプリケーションサーバ装置11、12に関する負荷分散、セキュリティ管理、帯域制御、SSL−VPNアクセラレータ等の機能を持ち、管理ブレードと複数の機能ブレードから構成され、運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができることを特徴とする。
ブレード搭載検出部255bは、複数の機能ブレード21、22、23が搭載されたことを検出し、構成管理部255aは、複数の機能ブレード21、22、23の構成を定義する情報である構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報を検出された機能ブレードに転送し、複数の機能ブレード21、22、23が運用ブレードと運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理し、二重系構成部213a、223a、233aは、転送された構成定義情報に基づいて運用ブレードと待機ブレードを識別し、クライアント端末装置11、12とアプリケーションサーバ装置14、15との通信に必要な通信プロトコルに関する情報であるコネクション情報(ポート番号やIPアドレス番号等)を共有する二重系を構成することとしたので、運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができる。
(2)ブレード型ネットワーク中継システムの構成
図1に示すように、本実施例のブレード型ネットワーク中継システム1は、クライアント端末装置11、12、ネットワーク13、アプリケーッションサーバ装置14、15、スイッチ16、ブレード型ネットワーク中継装置20を有する。クライアント端末装置11、12は、TCP/IPプロトコルに基づいて通信を行う通信端末装置であり、ネットワーク13およびブレード型ネットワーク中継装置20を介してアプリケーションサーバ装置14、15からアプリケーションサービスの提供を受ける。また、ネットワーク13は、TCP/IPプロトコルに基づく通信ネットワークであり、LAN、専用回線またはインターネットなどのネットワークである。
アプリケーションサーバ装置14、15は、クライアント端末装置11、12にWebブラウザ、電子メール、遠隔ログイン、ファイル転送、ネットワーク管理などのアプリケーションサービスを提供するサーバ装置である。また、スイッチ16は、アプリケーションサーバ装置14、15を切替えるスイッチであり、ブレード型ネットワーク中継装置20の運用管理要求に基づいてアプリケーションサーバ装置14、15を切替える。
ブレード型ネットワーク中継装置20は、アプリケーションサーバ装置14、15に関する負荷分散、セキュリティ管理、帯域制御、SSL−VPNアクセラレータ等の機能を持つネットワーク中継装置であり、機能ブレード21、22、23、ルータ・スイッチブレード24、管理ブレード25を有する。機能ブレード21、22、23は、インタフェース部(以下においては「IF部」という。)211、221、231、記憶部212、222、232、制御部213,223,233をそれぞれ有する。
IF部211、221,231は、機能ブレード21,22,23とルータ・スイッチブレード24との間で行われる通信データの入出力インタフェースであり、具体的には、ネットワークインタフェースカード(以下においては「NIC」という。)である。
記憶部212,222,232は、ハードディスクドライブ(以下においては、「HDD」という。)などの記憶装置であり、構成定義情報記憶部212a、222a、232a、コネクション情報記憶部212b、222b、232bを有する。構成定義情報記憶部212a、222a、232aは、機能ブレード21、22、23を定義する情報である構成定義情報を記憶する記憶部であり、具体的には、運用または待機を識別する属性情報、識別情報およびアドレス情報を含む構成定義情報を記憶する。また、コネクション情報記憶部212b、222b、232bは、クライアント端末装置11、12とアプリケーションサーバ装置14、15との通信に必要な通信プロトコルに関する情報であるコネクション情報(ポート番号やIPアドレス等)を記憶する記憶部である。
制御部213、223、233は、機能ブレード21、22、23全体を制御する制御部であり、二重系構成部213a、223a、233aを有する。二重系構成部213a、223a,233aは、管理ブレード25によって転送された構成定義情報に基づいて運用ブレードと待機ブレードを識別し、クライアント端末装置11、12とアプリケーションサーバ装置14、15との通信に必要な通信プロトコルに関する情報であるコネクション情報を共有する二重系を構成する処理部である。また、二重系構成部213a、223a、233aは、自己の生存を通知する制御パケットに基づいて運用ブレードと待機ブレードを識別し、コネクション情報を共有する二重系を構成する。
ルータ・スイッチブレード24は、ネットワーク13を介してクライアント装置11、12と機能ブレード21、22、23との間の通信、機能ブレード21、22、23の間の通信、および機能ブレード21、22、23と管理ブレード25の間の通信を中継するルータである。また、管理ブレード25は、複数の機能ブレードの運用上の構成を管理する機能ブレードであり、IF部251、入力部252、表示部253、記憶部254、制御部255を有する。
IF部251は、ルータ・スイッチブレード24を介した機能ブレード21、22、23とのデータインタフェース部であり、具体的にはNICである。また、入力部252は、ユ−ザの要求または指示を入力する入力装置であり、キーボードやマウスなどである。また、表示部253は、ユーザが要求を入力する画面やブレード型ネットワーク中継装置20のステータスを表示する画像表示装置である。
記憶部254は、HDDなどの記憶装置であり、構成情報記憶部254aを有する。構成情報記憶部254aは、機能ブレードの構成の識別情報と、機能ブレードの位置情報と、機能ブレードの内の現用数および待機数と、機能ブレードの内のそれぞれに関する運用または待機を識別する属性情報、識別情報およびアドレス情報を含む構成定義情報と、を含む構成情報を記憶する記憶部である。
ここで、図2および図3を参照して、図1に示す構成情報記憶部254aが記憶する構成情報の一例について説明する、図2は、図1に示す構成情報記憶部254aが記憶する構成情報の一例を示す図である。また、図3は、図1に示す構成情報記憶部254aが記憶する構成情報の一例をさらに具体的に示す図である。図2に示すように、待機冗長系グループ名はG1、機能ブレード21,22,23の搭載位置は、スロット1、2、4、待機冗長系構成は、現用数2、待機数1、そして、機能ブレードの構成定義1は、識別ID1、個別IPアドレス1、代表IPアドレス1であることがわかる。
図3に示すように、各構成定義に関する個別IPアドレスおよび代表IPアドレスが具体的に示されている。個別IPアドレスは、ブレード型ネットワーク中継装置20内で通信を行うときに用いられるIPアドレスである。また、代表IPアドレスは、クライアント装置11、12がアプリケーションサーバ装置14,15と通信を行うときに用いられるIPアドレスであり、運用ブレードと運用ブレードと二重系を構成する待機ブレードに共通に用いられるIPアドレスである。代表IPアドレスを用いることによりクライアント装置11、12およびアプリケーションサーバ装置14、15は、運用ブレードが二重系を構成する待機ブレードと切り替わっても通信を支障なく続行することができる。
図1の説明に戻ると、制御部255は、管理ブレード25全体を制御する制御部であり、構成管理部255a、ブレード搭載検出部255b、ブレード故障検出部255cとを有する。構成管理部255aは、機能ブレードの構成を定義する情報である構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報をブレード搭載検出部255bによって検出された機能ブレードに転送し、機能ブレードが運用ブレードと運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理する制御部である。また、構成管理部255aは、ブレード故障検出部255cによって故障が検出された故障ブレードの切替え要求を故障ブレードと二重系を構成する待機ブレードに転送する。
ブレード搭載検出部255bは、機能ブレード21、22、23が搭載されたことを検出する検出部である。具体的には、機能ブレード21、22、23は、グローバルMACアドレスを持つNICが複数搭載されているので、NICのMACアドレスからリンクローカルアドレスを生成する。ここで、図4を参照して、図1に示すブレード検出部225bが検出する機能ブレードのIPアドレスの一例について説明する。図4は、図1に示すブレード検出部225bが検出する機能ブレードのIPアドレスの一例を示す図である。同図に示すようにIPアドレスの前半の64バイトがネットワークアドレス、後半の64バイトがMACアドレスとなっている。ブレード検出部255bは、機能ブレードが搭載されたことをNICのリンクローカルIPアドレスの近隣探索により検出する。
また、機能ブレード21、22、23は、グローバルMACアドレスを持つNICが複数搭載されているので、NICとのハード的な接触を検出して機能ブレード21、22、23の搭載位置、すなわち図2または図3に示されているスロット1、2、4を検出する。そして、搭載位置IDからリンクローカルアドレスを生成する。ここで、図5を参照して、図1に示すブレード検出部225bが検出する機能ブレードのIPアドレスの一例について説明する。図5は、図1に示すブレード検出部225bが検出する機能ブレードのIPアドレスの一例を示す図である。同図に示すようにIPアドレスの前半の64バイトがネットワークアドレス、後半の64バイトが搭載位置IDとなっている。ブレード検出部255bは、機能ブレード21、22、23のハード的な接触を検出して機能ブレード21、22、23の搭載位置からリンクローカルIPアドレスを認識する。
図1の説明に戻ると、ブレード故障検出部255cは、機能ブレードの故障を検出する検出部である。また、ブレード故障検出部255cは、機能ブレードから機能ブレードが故障したことを通知する制御パケットを受信し、または機能ブレードから定期的に転送される自己の生存を通知する制御パケットが途絶えたことを識別して機能ブレードの故障を検出する。
また、構成管理部255aは、仮想ルータプロトコルに基づく拡張プロトコルを使用して構成定義情報を含む制御パケットを生成し、生成した制御パケットをブレード搭載検出部255bによって検出された機能ブレードに転送し、二重系を構成するよう管理する。ここで、図6を参照して、図1に示す構成管理部255aが生成する制御パケットについて説明する。図6は、図1に示す構成管理部255aが生成する制御パケットの一例を示す図である。同図に示すように、制御パケットは、仮想ルータプロトコルに基づいた拡張プロトコルを使用し、VRRP拡張ヘッダには以下のデータが存在する。
バージョン情報:プロトコル世代
制御データ種別:制御パケットの種別
識別情報:ペア識別
メッセージ長:制御パケットのデータ長
制御パケット通番:制御パケットの順序制御用番号
なお、制御パケットには、生存制御パケット、ネゴシエーション要求制御パケット、ネゴシエーション応答制御パケット、切替え通知制御パケット、切替え指示制御パケット、切替え応答制御パケットなどがある。また、制御パケットの判定は、拡張ヘッダに存在する制御データ種別による。
生存制御パケットとは、機能ブレードが他の機能ブレードに対し自己の生存を示す情報である生存情報を定期的に送信する制御パケットであり、生存制御パケットの送信が途絶えると管理ブレードはその機能ブレードが故障したことを検出する。また、ネゴシエーション要求制御パケットは、運用ブレードと待機ブレードとの間で二重系を構成するためのネゴシエーションを要求する制御パケットであり、運用ブレードから待機ブレードに送信される。また、ネゴシエーション応答制御パケットは、ネゴシエーション要求制御パケットに応答する制御パケットであり、待機ブレードから運用ブレードに送信される。
切替え通知制御パケットは、故障した運用ブレードが管理ブレードに送信する制御パケットであり、故障を通知する。また、切替え指示制御パケットは、故障した機能ブレードから切替え通知制御パケットを受信した管理ブレードが全ての機能ブレードに送信する故障した機能ブレードの持つ識別情報を設定した制御パケットである。その結果、識別情報に一致しない機能ブレードは、二重系を解消し、単独動作に移行してコネクション情報の送信を停止する。一方、識別情報に一致する待機ブレードは、管理ブレードに切替え応答制御パケットを送信し、運用ブレードに移行することを通知する。
(3)ブレード型ネットワーク中継装置の運用構成構築手順
次に、図7を参照して、図1に示すブレード型ネットワーク中継装置20の運用構成構築手順について説明する。図7は、図1に示すブレード型ネットワーク中継装置20の運用構成構築手順を示すフローチャートである。同図に示すように、機能ブレード21が搭載されると(ステップS701)、管理ブレード25は、機能ブレード21の搭載を検出し(ステップS702)、検出した搭載位置から構成情報を特定し、運用属性の構成定義情報を機能ブレード21に送信する(ステップS703)。そして、機能ブレード21は、管理ブレード25から受信した構成定義情報を設定し(ステップS704)、単独動作を開始するために生存制御パケットを同じグループ内の他の機能ブレードに一定間隔で送信する(ステップS705)。
さらに、次の機能ブレード22が搭載されると(ステップS706)、管理ブレード25は、機能ブレード22の搭載を検出し(ステップS707)、検出した搭載位置から構成情報を特定し、次の運用属性の構成定義情報を機能ブレード22に転送する(ステップS708)。そして、機能ブレード22は、管理ブレード25から受信した構成定義情報を設定し(ステップS709)、単独動作を開始するために生存制御パケットを同じグループ内の他の機能ブレードに一定間隔で送信する(ステップS710)。
さらに、次の機能ブレード23が搭載されると(ステップS711)、管理ブレード25は、機能ブレード23の搭載を検出し(ステップS712)、検出した搭載位置から構成情報を特定し、次の運用属性の構成定義情報を探すが、構成情報に次の運用属性の構成定義情報が無いので、待機属性の構成定義情報を機能ブレード23に転送する(ステップS713)。そして、機能ブレード23は、管理ブレード25から受信した構成定義情報を設定し(ステップS714)、単独動作を開始するために生存制御パケットを同じグループ内の他の機能ブレードに一定間隔で送信する(ステップS715)。
さらに、運用属性の機能ブレード21は、対応する待機属性の機能ブレード23から生存制御パケットを受信すると、二重系を構成するために機能ブレード23にネゴシエーション要求制御パケットを送信する(ステップS716)。そして、機能ブレード23がネゴシエーション応答制御パケットを機能ブレード21に送信すると(ステップS717)、機能ブレード21は、二重系移行を開始する(ステップS718)。同時に、機能ブレード23も、二重系移行を開始する(ステップS719)。さらに、機能ブレード21から機能ブレード23にコネクション情報を送信する(ステップS720)。
また、運用属性の機能ブレード22は、対応する待機属性の機能ブレード23から生存制御パケットを受信すると、二重系を構成するために機能ブレード23にネゴシエーション要求制御パケットを送信する(ステップS721)。そして、機能ブレード23がネゴシエーション応答制御パケットを機能ブレード22に送信すると(ステップS722)、機能ブレード22は、二重系移行を開始する(ステップS723)。同時に、機能ブレード23も、二重系移行を開始する(ステップS724)。さらに、機能ブレード22から機能ブレード23にコネクション情報を送信する(ステップS725)。このようにして、本手順に依れば図1に示すブレード型ネットワーク中継装置20の運用構成を構築することができる。
(4)故障によるブレード型ネットワーク中継装置の運用構成再構築手順
次に、図8を参照して、図1に示すブレード型ネットワーク中継装置20の故障による運用構成再構築手順について説明する。図8は、図1に示すブレード型ネットワーク中継装置20の故障による運用構成再構築手順を示すフローチャートである。同図に示すように、クライアント端末装置11、12とアプリケーションサーバ装置14、15が機能ブレード22を経由して通信を行っており、機能ブレード22と機能ブレード23は二重系を構成している。この時、機能ブレード22で故障が発生する(ステップS801)。機能ブレード22が発生を通知できるような軽度の故障の場合、切替え通知制御パケットを管理ブレード25に送信する(ステップS802)。通知ができないような故障の場合、管理ブレード25は、機能ブレード22の生存制御パケットが途絶えたことを検出して、機能ブレード22の故障を認識する。
そして、管理ブレード25は、機能ブレード22の故障を検出すると、故障した機能ブレード22を除く同じグループ内の全ての機能ブレード21、23に故障した機能ブレード22の構成定義情報を含む切り替え指示制御パケットを送信する(ステップS803)。さらに、切替え指示制御パケットの識別情報と一致しない機能ブレード21は、切替え指示制御パケットの受信により二重系を解消し(ステップS804)、単独動作に移行して、機能ブレード23へのコネクション情報の転送を停止する(ステップS805)。
一方、切替え指示制御パケットの識別情報と一致する機能ブレード23は、管理ブレード25に切替え応答制御パケットを送信して(ステップS806)、機能ブレード21のコネクション情報を破棄して(ステップS807)、二重系を解消する(ステップS808)。そして、管理ブレード25は、切替え応答制御パケットを受信すると、故障した機能ブレード22が持つ構成定義情報を機能ブレード23に送信する(ステップS809)。機能ブレード23は、管理ブレード25から受信した構成定義情報を設定し、故障した機能ブレード22のコネクション情報を展開し、故障した機能ブレード22の制御を引き継ぐ(ステップS810)。このようにして、本手順に依れば、機能ブレード22が故障した場合でも新たな運用構成を再構築することができる。
上述してきたように、本実施例では、ブレード搭載検出部255bは、機能ブレードが搭載されたことを検出し、構成管理部255aは、機能ブレードの構成を定義する情報である構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報を検出された機能ブレードに転送し、機能ブレードが運用ブレードと運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理し、二重系構成部213a、223a、233aは、転送された構成定義情報に基づいて運用ブレードと待機ブレードを識別し、クライアント端末装置とアプリケーションサーバ装置との通信に必要な通信プロトコルに関する情報であるコネクション情報を共有する二重系を構成することとしたので、運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができる。
また、構成情報記憶部254aは、構成情報を記憶し、構成管理部255aは、構成情報記憶部254aによって記憶されている構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報を検出された機能ブレードに転送し、機能ブレードが運用ブレードと運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理することとしたので、機能ブレードの構成情報の不整合が生じないようにすることができ、もって運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができる。
また、構成情報記憶部254aは、機能ブレードの構成の識別情報と、機能ブレードの位置情報と、機能ブレードの内の現用数および待機数と、機能ブレードの内のそれぞれに関する運用または待機を識別する属性情報、識別情報およびアドレス情報を含む構成定義情報と、を含む構成情報を記憶することとしたので、機能ブレードの構成情報の不整合が生じないようにすることができ、もって運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができる。
また、ブレード故障検出部255cは、機能ブレードの故障を検出し、構成管理部255aは、ブレード故障検出部255cによって故障が検出された故障ブレードの切替え要求を故障ブレードと二重系を構成する待機ブレードに転送し、待機ブレードが転送された切替え要求に該当しない場合は、故障ブレードとの二重系を解消し、または、待機ブレードが切替え要求に該当する場合は、待機から運用に移行し、故障ブレード以外の機能ブレードとの二重系を解消することとしたので、運用ブレードと待機ブレードの構成を変更し、自由度の高い待機冗長系を構成することができる。
また、構成管理部255aは、仮想ルータプロトコルに基づく拡張プロトコルを使用して構成定義情報を含む制御パケットを生成し、生成した制御パケットを検出された機能ブレードに転送し、二重系を構成するよう管理することとしたので、自律的に二重系を構成することができる。
また、構成管理部255aは、機能ブレードから機能ブレードが故障したことを通知する制御パケットを受信し、または機能ブレードから定期的に転送される自己の生存を通知する制御パケットが途絶えたことを識別して機能ブレードの故障を検出することとしたので、容易に機能ブレードの故障を検出することができる。
また、二重系構成部213a、223a、233aは、自己の生存を通知する制御パケットに基づいて運用ブレードと待機ブレードを識別し、コネクション情報を共有する二重系を構成することとしたので、容易に二重系を構成することができる。
また、コネクション情報記憶部212b、222b、232bは、コネクション情報を記憶し、二重系構成部213a、223a、233aは、自己の生存を通知する制御パケットに基づいて運用ブレードと待機ブレードを識別し、記憶されたコネクション情報を共有する二重系を構成することとしたので、運用ブレードが故障した場合、故障した運用ブレードを容易に待機ブレードに切替えることができる。
さて、これまで本発明の実施例の形態について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
例えば、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置(ブレード型ネットワーク中継装置)の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
なお、本実施例で説明した待機冗長系構成方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
(付記1)ネットワークを介して複数のクライアント端末装置にアプリケーションサービスを提供するアプリケーションサーバ装置の中継をする複数の機能ブレードを有するブレード型ネットワーク中継装置であって、
管理ブレードは、
前記機能ブレードが搭載されたことを検出するブレード搭載検出手段と、
前記機能ブレードの構成を定義する情報である構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報を前記ブレード搭載検出手段によって検出された機能ブレードに転送し、機能ブレードが運用ブレードと該運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理する構成管理手段と、を備え、
前記機能ブレードは、
前記構成管理手段によって転送された構成定義情報に基づいて前記運用ブレードと前記待機ブレードを識別し、前記クライアント端末装置と前記アプリケーションサーバ装置との通信に必要な通信プロトコルに関する情報であるコネクション情報を共有する前記二重系を構成する二重系構成手段を備えたことを特徴とするブレード型ネットワーク中継装置。
(付記2)前記構成情報を記憶する構成情報記憶手段をさらに備え、
前記構成管理手段は、前記構成情報記憶手段によって記憶されている構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報を前記ブレード搭載検出手段によって検出された機能ブレードに転送し、機能ブレードが運用ブレードと該運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理することを特徴とする付記1に記載のブレード型ネットワーク中継装置。
(付記3)前記構成情報記憶手段は、前記機能ブレードの構成の識別情報と、該機能ブレードの位置情報と、該機能ブレードの内の現用数および待機数と、該機能ブレードの内のそれぞれに関する運用または待機を識別する属性情報、識別情報およびアドレス情報を含む構成定義情報と、を含む構成情報を記憶することを特徴とする付記2に記載のブレード型ネットワーク中継装置。
(付記4)前記機能ブレードの故障を検出するブレード故障検出手段をさらに備え、
前記構成管理手段は、前記ブレード故障検出手段によって故障が検出された故障ブレードの切替え要求を該故障ブレードと前記二重系を構成する待機ブレードに転送し、
前記二重系構成手段は、前記待機ブレードが前記構成管理手段によって転送された切替え要求に該当しない場合は、前記故障ブレードとの二重系を解消し、または、前記待機ブレードが前記切替え要求に該当する場合は、待機から運用に移行し、前記故障ブレード以外の機能ブレードとの二重系を解消することを特徴とする付記1に記載のブレード型ネットワーク中継装置。
(付記5)前記構成管理手段は、仮想ルータプロトコルに基づく拡張プロトコルを使用して前記構成定義情報を含む制御パケットを生成し、生成した制御パケットを前記ブレード搭載検出手段によって検出された機能ブレードに転送し、前記二重系を構成するよう管理することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載のブレード型ネットワーク中継装置。
(付記6)前記ブレード故障検出手段は、前記機能ブレードから該機能ブレードが故障したことを通知する前記制御パケットを受信し、または該機能ブレードから定期的に転送される自己の生存を通知する前記制御パケットが途絶えたことを識別して該機能ブレードの故障を検出することを特徴とする付記4に記載のブレード型ネットワーク中継装置。
(付記7)前記コネクション情報を記憶するコネクション情報記憶手段をさらに備え、
前記二重系構成手段は、自己の生存を通知する前記制御パケットに基づいて前記運用ブレードと前記待機ブレードを識別し、前記コネクション情報記憶手段によって記憶されたコネクション情報を共有する前記二重系を構成する二重系構成手段を備えたことを特徴とする付記1または4に記載のブレード型ネットワーク中継装置。
(付記8)ネットワークを介して複数のクライアント端末装置にアプリケーションサービスを提供するアプリケーションサーバ装置の中継をする複数の機能ブレードを有するブレード型ネットワーク中継装置に用いられる待機冗長系構成方法であって、
前記機能ブレードが搭載されたことを検出するブレード搭載検出工程と、
前記機能ブレードの構成を定義する情報である構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報を前記ブレード搭載検出手段によって検出された機能ブレードに転送し、機能ブレードが運用ブレードと該運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理する構成管理工程と、
前記構成管理工程によって転送された構成定義情報に基づいて前記運用ブレードと前記待機ブレードを識別し、前記クライアント端末装置と前記アプリケーションサーバ装置との通信に必要な通信プロトコルに関する情報であるコネクション情報を共有する前記二重系を構成する二重系構成工程を含んだことを特徴とする待機冗長系構成方法。
(付記9)前記構成情報を記憶する構成情報記憶工程をさらに含み、
前記構成管理工程は、前記構成情報記憶工程によって記憶されている構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報を前記ブレード搭載検出手段によって検出された機能ブレードに転送し、機能ブレードが運用ブレードと該運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理することを特徴とする付記8に記載の待機冗長系構成方法。
(付記10)前記構成情報記憶工程は、前記機能ブレードの構成の識別情報と、該機能ブレードの位置情報と、該機能ブレードの内の現用数および待機数と、該機能ブレードの内のそれぞれに関する運用または待機を識別する属性情報、識別情報およびアドレス情報を含む構成定義情報と、を含む構成情報を記憶することを特徴とする付記9に記載の待機冗長系構成方法。
(付記11)前記機能ブレードの故障を検出するブレード故障検出工程をさらに含み、
前記構成管理工程は、前記ブレード故障検出工程によって故障が検出された故障ブレードの切替え要求を該故障ブレードと前記二重系を構成する待機ブレードに転送し、
前記二重系構成工程は、前記待機ブレードが前記構成管理手段によって転送された切替え要求に該当しない場合は、前記故障ブレードとの二重系を解消し、または、前記待機ブレードが前記切替え要求に該当する場合は、待機から運用に移行し、前記故障ブレード以外の機能ブレードとの二重系を解消することを特徴とする付記8に記載の待機冗長系構成方法。
(付記12)ネットワークを介して複数のクライアント端末装置にアプリケーションサービスを提供するアプリケーションサーバ装置の中継をする複数の機能ブレードを有するブレード型ネットワーク中継装置に用いられる待機冗長系構成プログラムであって、
前記機能ブレードが搭載されたことを検出するブレード搭載検出手順と、
前記機能ブレードの構成を定義する情報である構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報を前記ブレード搭載検出手段によって検出された機能ブレードに転送し、機能ブレードが運用ブレードと該運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理する構成管理手順と、
前記構成管理手順によって転送された構成定義情報に基づいて前記運用ブレードと前記待機ブレードを識別し、前記クライアント端末装置と前記アプリケーションサーバ装置との通信に必要な通信プロトコルに関する情報であるコネクション情報を共有する前記二重系を構成する二重系構成手順をコンピュータに実行させることを特徴とする待機冗長系構成プログラム。
(付記13)前記構成情報を記憶する構成情報記憶手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記構成管理手順は、前記構成情報記憶手順によって記憶されている構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報を前記ブレード搭載検出手段によって検出された機能ブレードに転送し、機能ブレードが運用ブレードと該運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理することを特徴とする付記12に記載の待機冗長系構成プログラム。
(付記14)前記構成情報記憶手順は、前記機能ブレードの構成の識別情報と、該機能ブレードの位置情報と、該機能ブレードの内の現用数および待機数と、該機能ブレードの内のそれぞれに関する運用または待機を識別する属性情報、識別情報およびアドレス情報を含む構成定義情報と、を含む構成情報を記憶することを特徴とする付記13に記載の待機冗長系構成プログラム。
(付記15)前記機能ブレードの故障を検出するブレード故障検出手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記構成管理手順は、前記ブレード故障検出手順によって故障が検出された故障ブレードの切替え要求を該故障ブレードと前記二重系を構成する待機ブレードに転送し、
前記二重系構成手順は、前記待機ブレードが前記構成管理手順によって転送された切替え要求に該当しない場合は、前記故障ブレードとの二重系を解消し、または、前記待機ブレードが前記切替え要求に該当する場合は、待機から運用に移行し、前記故障ブレード以外の機能ブレードとの二重系を解消することを特徴とする付記12に記載の待機冗長系構成プログラム。
以上のように、本発明にかかるブレード型ネットワーク中継装置は、複数の運用系と複数の待機系から成るホットスタンバイシステムの管理に有用である。
実施例1に係るブレード型ネットワーク中継システムの構成を示す機能ブロック図である。 図1に示す構成情報記憶部が記憶する構成情報の一例を示す図である。 図1に示す構成情報記憶部が記憶する構成情報の一例をさらに具体的に示す図である。 図1に示すブレード検出部が検出する機能ブレードのIPアドレスの一例を示す図である。 図1に示すブレード検出部が検出する機能ブレードのIPアドレスの一例を示す図である。 図1に示す構成管理部が生成する制御パケットの一例を示す図である。 図1に示すブレード型ネットワーク中継装置の運用構成構築手順を示すフローチャートである。 図1に示すブレード型ネットワーク中継装置の故障による運用構成再構築手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ブレード型ネットワーク中継システム
11、12 クライアント端末装置
14、15 アプリケーションサーバ装置
16 スイッチ
20 ブレード型ネットワーク中継装置
21、22、23 機能ブレード
24 ルータ・スイッチブレード
25 管理ブレード
211、221、231 インタフェース部またはIF部
212、222、232 記憶部
212a、222a、232a 構成定義情報記憶部
212b、222b、232b コネクション情報記憶部
213、223、233 制御部
213a、223a、233a 二重系構成部
251 IF部
252 入力部
253 表示部
254 記憶部
254a 構成情報記憶部
255 制御部
255a 構成管理部
255b ブレード搭載検出部
255c ブレード故障検出部

Claims (5)

  1. ネットワークを介して複数のクライアント端末装置にアプリケーションサービスを提供する複数のアプリケーションサーバ装置の中継をする複数の機能ブレードと、管理ブレードとを有するブレード型ネットワーク中継装置であって、
    前記管理ブレードは、
    前記機能ブレードが搭載されたことを検出するブレード搭載検出手段と、
    前記機能ブレードの構成を定義する情報である構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報を前記ブレード搭載検出手段によって検出された機能ブレードに転送し、機能ブレードが運用ブレードと該運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理する構成管理手段と、を備え、
    前記機能ブレードは、
    前記構成管理手段によって転送された構成定義情報に基づいて前記運用ブレードと前記待機ブレードを識別し、前記クライアント端末装置と前記アプリケーションサーバ装置との通信に必要な通信プロトコルに関する情報であるコネクション情報を共有する前記二重系を構成する二重系構成手段を備えたことを特徴とするブレード型ネットワーク中継装置。
  2. 前記構成情報を記憶する構成情報記憶手段をさらに備え、
    前記構成管理手段は、前記構成情報記憶手段によって記憶されている構成情報を管理し、管理している構成情報から機能ブレードを定義する情報である構成定義情報を順次取出して、取出した構成定義情報を前記ブレード搭載検出手段によって検出された機能ブレードに転送し、機能ブレードが運用ブレードと該運用ブレードに対応する待機ブレードとからなる二重系を構成するよう管理することを特徴とする請求項1に記載のブレード型ネットワーク中継装置。
  3. 前記構成情報記憶手段は、前記機能ブレードの構成の識別情報と、該機能ブレードの位置情報と、該機能ブレードの内の現用数および待機数と、該機能ブレードの内のそれぞれに関する運用または待機を識別する属性情報、識別情報およびアドレス情報を含む構成定義情報と、を含む構成情報を記憶することを特徴とする請求項2に記載のブレード型ネットワーク中継装置。
  4. 前記機能ブレードの故障を検出するブレード故障検出手段をさらに備え、
    前記構成管理手段は、前記ブレード故障検出手段によって故障が検出された故障ブレードの切替え要求を該故障ブレードと前記二重系を構成する待機ブレードに転送し、
    前記二重系構成手段は、前記待機ブレードが前記構成管理手段によって転送された切替え要求に該当しない場合は、前記故障ブレードとの二重系を解消し、または、前記待機ブレードが前記切替え要求に該当する場合は、待機から運用に移行し、前記故障ブレード以外の機能ブレードとの二重系を解消することを特徴とする請求項1に記載のブレード型ネットワーク中継装置。
  5. 前記構成管理手段は、仮想ルータプロトコルに基づく拡張プロトコルを使用して前記構成定義情報を含む制御パケットを生成し、生成した制御パケットを前記ブレード搭載検出手段によって検出された機能ブレードに転送し、前記二重系を構成するよう管理することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のブレード型ネットワーク中継装置。
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