JP4366516B2 - Computer equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デバイスが着脱可能なコンピュータ装置、デバイスの着脱制御方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ノートブック型のPC(Personal Computer)においては、内蔵のHDD(Hard Disc Drive)以外に、FDD(Floppy Disc Drive)、CD(Compact Disc)−ROM(Read Only Memory)ドライブ、DVD(Digital Versatile Disc)−ROMドライブ、内蔵のHDDとは別の増設用HDD等の各種デバイスが装備できるようになっていた。ユーザは、購入時に、各種デバイスの中から好みのものを選択していた。
近年のPCにおいては、これら各種デバイスはベイ等と称される部分に着脱可能に装着するものがあり、必要に応じ、デバイスの交換がワンタッチでできるようになっている。
一般に、このようなデバイスの着脱を行なう際には、PCの電源をオフにする必要があるが、最近では、ホットスワップ・ウォームスワップ等と称して、PCの電源がオンの状態・サスペンド状態・スリープ状態であるときにもデバイスの着脱が可能となっているものがある。
【0003】
また、従来より、上記したような、FDD、CD−ROMドライブ、DVD−ROMドライブ、増設用HDD等の各種デバイス以外に、PCカードスロットに、PCカードや、フラッシュメモリ等の外部デバイスが装着できるようになっている。
【0004】
PCカードやフラッシュメモリの場合、特にPCの電源がオンの状態・サスペンド状態・スリープ状態でPCから取り外すことはできない(システム的に許されていない)。このため、PCがこれらの状態であるときには、ユーザはイジェクト処理を開始するためのアイコンを「クリック」し、さらに2個以上のPCカードが装着されている場合には取り外すPCカードが装着されているPCカードスロットを「指定」する。すると、PCカードをシステム的に取り外す処理をOSが実行するので、処理の完了が通知された時点で、ユーザは、PCカードを取り外すためのボタンやレバーを「操作」し、これによってPCカードの取り外しが行えるようになっている。さらに、PCが、サスペンド状態やスリープ状態であるときには、上記の操作に先立ち、PCをレジュームさせ、サスペンド状態やスリープ状態からオン状態に復帰させる必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の技術においては、以下に示すような問題が存在する。
図17に示すように、内蔵のHDD1と、ベイ(BAY)に装着されるデバイス2は、IDE(Integrated Device Electronics)コントローラ3に対して接続される構造となっている。現状のPCにおいては、IDEコントローラ3は、2チャンネルの制御系統を有し、HDD1とデバイス2は、それぞれのチャンネルに対して個別に接続され、一方(図17の例ではHDD1)がプライマリ(Primary)、他方(図17の例ではデバイス2)がセカンダリ(Secondary)としてコントロールされるようになっている。このため、従来は、IDEコントローラ3に対し、HDD1の他に、1種類(1台)のデバイス2が装着されていた。
このような構成において、IDEコントローラ3が現状の製品としては2チャンネルのものしか存在しないため、PCに対し、2種類(2台)以上のデバイス2を装着しようとした場合、デバイス2のホットスワップ・ウォームスワップ等を行なうことができないのである。
単に、2種類以上(例えば2種類)のデバイス2を装着するのであれば、図18に示すように、セカンダリのデバイス2に加え、プライマリ側にもデバイス2を装着することは可能である。この場合、プライマリには、HDD1とデバイス2とが直列に接続されることになり、HDD1がマスタ(Master)、デバイス2がスレーブ(Slave)として設定される。ちなみに、セカンダリには、デバイス2のみが接続されており、これはマスタとして設定される。
ところが、IDEの規格上、ホットスワップを実現するには、接続されているデバイス2がマスタとして設定されている必要がある。このような理由から、図18に示したような構成で複数のデバイス2を装着しても、プライマリ側のデバイス2はスレーブとして設定されているため、ホットスワップを行なうことはできないのである。
【0006】
このため、複数種のデバイス2を双方ともホットスワップ可能に装着するには、図19に示すように、IDEコントローラ3を複数備え、HDD1、デバイス2のそれぞれをマスタに設定するしかない。しかしながら、これでは、IC(Integrated Circuit)からなるIDEコントローラ3を追加しなければならず、相当のコスト上昇を招く要因となる。
【0007】
また、PCカードの場合、上記したように、PCの電源がオンの状態・サスペンド状態・スリープ状態でPCカードを取り外すには、ユーザは複数の操作を行わなければならず、特にベイに装着されるデバイス2ではホットスワップが可能となっているため、これを非常に面倒に感じることもある。
【0008】
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、デバイスをホットスワップ可能に装着することのできるコンピュータ装置、デバイスの着脱制御方法を提供することを主たる目的とする。
また、本発明のさらなる目的は、電源がオフ状態ではないときにも、外部デバイスを自由に取り外すことのできる技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的のもと、本発明のコンピュータ装置は、ベイ・デバイスが着脱可能に接続される複数のデバイス接続手段と、デバイス接続手段のそれぞれに接続されるベイ・デバイスの動作を制御するデバイス制御手段と、コンピュータ装置の電源がオンまたはスリープ状態にあるときにベイ・デバイスが着脱されると、着脱後の状態で接続されているベイ・デバイスに対してコンピュータ装置における制御の優先順位の設定を行なう優先順位設定手段とを備え、ベイ・デバイスの着脱操作を行なうための操作手段が操作されたことを検出したときに、これをトリガーとして優先順位の設定を実行することを特徴とする。このようにして、コンピュータ装置の電源がオンまたはスリープ状態にあるときに、ベイ・デバイスを着脱しようとすると、その時点で接続されているベイ・デバイスに対する電源の供給が一時的に中断され、この状態で着脱が行なわれる。そして、着脱の完了後、接続されているベイ・デバイスに対し、制御の優先順位、より具体的にはマスタ・スレーブの設定を行なうのである。このとき、ベイ・デバイスに対して優先順位の設定を行なうときに、デバイスに対する電源の供給を一時的に中断する。
【0010】
上記のようなデバイスとしては、CD−ROMドライブ、DVD―ROMドライブ、追加用のHDD等、デバイス制御手段によって制御される各種ドライブ装置があるが、このようなコンピュータ装置に、デバイス制御手段による制御を受けない、例えばFDDやバッテリーパック等をデバイスとして装着することもある。このような場合、接続されるデバイスがデバイス制御手段によって制御されるものであるか否かを検出し、デバイス制御手段によって制御されるものであるときに、このデバイスに対して優先順位の設定を行なうようにすることができる。
【0012】
ところで、このようなコンピュータ装置は、コネクタに接続される外部補助記憶デバイスを収納する収納ベイを備え、外部補助記憶デバイスは、収納ベイに応じた所定の外形形状を有する構成とすることができる。
また、デバイスコントローラは、ハードディスクドライブが接続される第一の制御チャンネルと、外部補助記憶デバイスを接続するための複数のコネクタを備えた第二の制御チャンネルを有した2チャンネルの構成とし、電源コントローラおよび着脱制御コントローラは、第二の制御チャンネルを対象としたものとすることができる。
さらに、着脱制御コントローラでは、コネクタに対して装着される外部補助記憶デバイスを識別し、外部補助記憶デバイスに応じたドライバを読み込むことによって外部補助記憶デバイスに対する設定を行なうことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態におけるコンピュータシステム(コンピュータ装置)10のハードウェア構成を示した図である。このコンピュータシステム10を備えるコンピュータ装置は、例えば、OADG(Open Architecture Developer's Group)仕様に準拠して、所定のOS(オペレーティングシステム)を搭載したノートブック型のPCとして構成されている。
【0018】
図1に示すコンピュータシステム10において、CPU11は、コンピュータシステム10全体の頭脳として機能し、OSの制御下で各種プログラムを実行している。CPU11は、システムバスであるFSB(Front Side Bus)12、高速のI/O装置用バスとしてのPCI(Peripheral Component Interconnect)バス20、低速のI/O装置用バスとしてのISA(Industry Standard Architecture)バス40という3段階のバスを介して、各構成要素と相互接続されている。このCPU11は、キャッシュメモリにプログラム・コードやデータを蓄えることで、処理の高速化を図っている。近年では、CPU11の内部に1次キャッシュとして128Kバイト程度のSRAMを集積させているが、容量の不足を補うために、専用バスであるBSB(Back Side Bus)13を介して、512K〜2Mバイト程度の2次キャッシュ14を置いている。尚、BSB13を省略し、FSB12に2次キャッシュ14を接続して端子数の多いパッケージを避けることで、コストを低く抑えることも可能である。
【0019】
FSB12とPCIバス20は、メモリ/PCIチップと呼ばれるCPUブリッジ(ホスト−PCIブリッジ)15によって連絡されている。このCPUブリッジ15は、メインメモリ16へのアクセス動作を制御するためのメモリコントローラ機能や、FSB12とPCIバス20との間のデータ転送速度の差を吸収するためのデータバッファ等を含んだ構成となっている。メインメモリ16は、CPU11の実行プログラムの読み込み領域として、あるいは実行プログラムの処理データを書き込む作業領域として利用される書き込み可能メモリである。この実行プログラムには、OSや周辺機器類をハードウェア操作するための各種ドライバ、特定業務に向けられたアプリケーションプログラム、後述するフラッシュROM44に格納されたBIOS(Basic Input/Output System:基本入出力システム)等のファームウェアが含まれる。
【0020】
ビデオサブシステム17は、ビデオに関連する機能を実現するためのサブシステムであり、ビデオコントローラを含んでいる。このビデオコントローラは、CPU11からの描画命令を処理し、処理した描画情報をビデオメモリに書き込むと共に、ビデオメモリからこの描画情報を読み出して、液晶ディスプレイ(LCD)18に描画データとして出力している。
【0021】
PCIバス20は、比較的高速なデータ転送が可能なバスであり、このPCIバス20には、I/Oブリッジ21、カードバスコントローラ22、オーディオサブシステム25、ドッキングステーションインターフェース(Dock I/F)26、miniPCIコネクタ27が夫々接続されている。
【0022】
カードバスコントローラ22は、PCIバス20のバスシグナルをカードバススロット(デバイス接続手段)23のインターフェースコネクタ(カードバス)に直結させるための専用コントローラである。
カードバススロット23には、PCカード(デバイス)24を装填することが可能である。このカードバススロット23は、図2に示すように、コンピュータシステム10の筐体の側面10a等に開口して形成されたスロット穴80を有している。この図2は、このスロット穴80の部分の構成を示すものである。スロット穴80には、PCカード24をガイドする一対のガイド部81が設けられている。また、このスロット穴80には、PCカード24がスロット穴80内の所定の位置まで挿入されるとPCカード24をラッチするラッチ部(図示無し)が設けられている。さらに、スロット穴80の部分には、ラッチ部にラッチされたPCカード24をスロット穴80から取り出すための取り出し機構(デバイス取り外し手段)82が設けられている。
【0023】
取り出し機構82は、スロット穴80の奥に位置し、PCカード24を押し出すためピボット83a回りに回動自在に支持されたアーム83、このアーム83を動かすためのシャフト84、シャフト84の一端に設けられた操作レバー85、を備えている。
操作レバー85は、ピボット85a回りに回動可能に支持されており、図2(a)に示すようにコンピュータシステム10の筐体の側面10aに沿った状態から、図2(b)に示すように筐体の側面10aに対してほぼ直立する状態に引き起こすことができる構成となっている。さらに、操作レバー85が引き起こされたことを検知するため、コンピュータシステム10の筐体の側面10aにセンサ86が設けられている。このセンサ86は、接触子86aが、側面10aに沿った状態の操作レバー85に接触するよう設けられている。
このような取り出し機構82では、図2(a)に示した状態から図2(b)に示したようにユーザが操作レバー85を引き起こし(図中矢印(i)参照)、これによって側面10aから突出した操作レバー85を押し込む(図中矢印(ii)参照)と、その変位がシャフト84を介してアーム83に伝わり、アーム83がピボット83a回りに回動するとともにラッチ部(図示無し)によるPCカード24のラッチが解除される。すると、PCカード24がアーム83に押されてスロット穴80から飛び出すようになっている(図中矢印(iii)参照)。
【0024】
ドッキングステーションインターフェース26は、コンピュータシステム10の機能拡張装置であるドッキングステーション(図示せず)を接続するためのハードウェアである。ドッキングステーションにノートブック型のPCがセットされると、ドッキングステーションの内部バスに接続された各種のハードウェア要素が、ドッキングステーションインターフェース26を介してPCIバス20に接続される。また、miniPCIコネクタ27には、ミニPCI(miniPCI)デバイス60が接続される。miniPCIデバイス60は、miniPCIの仕様に準拠して増設可能な拡張カード(ボード)である。このminiPCIは、モバイル向けPCI規格であり、PCIRev.2.2仕様書の付録として掲載されている。機能的にはフルスペックのPCIと同等である。
【0025】
I/Oブリッジ21は、PCIバス20とISAバス40とのブリッジ機能を備えている。また、DMAコントローラ機能、プログラマブル割り込みコントローラ(PIC)機能、プログラマブル・インターバル・タイマ(PIT)機能、IDE(Integrated Device Electronics)インターフェース機能、USB(Universal Serial Bus)機能、SMB(System Management Bus)インターフェース機能を備えると共に、リアルタイムクロック(RTC)を内蔵している。
【0026】
DMAコントローラ機能は、FDD等の周辺機器とメインメモリ16との間のデータ転送をCPU11の介在なしに実行するための機能である。PIC機能は、周辺機器からの割り込み要求(IRQ)に応答して、所定のプログラム(割り込みハンドラ)を実行させる機能である。PIT機能は、タイマ信号を所定周期で発生させる機能である。
また、IDEインターフェース機能によって実現されるインターフェースは、後に詳述するが、内蔵のHDD31が接続される他、ベイデバイス(デバイス、外部補助記憶デバイス)32が接続される。ここで、ベイデバイス32とは、例えば、ノートブック型のPC本体内のベイと呼ばれる収納場所(収納ベイ)に格納されるものである。なお、ベイは、複数(本実施の形態では例えば2個)が設けられ、ベイデバイス32は、ベイに応じた所定の外形形状を有したユニット状となっている。これによってこのコンピュータシステム10には、ベイデバイス32が複数装着可能な構成となっている。このようなベイデバイス32としては、CD−ROMドライブ、DVDドライブ等のIDEデバイスや、FDDや電池パックのような他のデバイス等がある。
また、I/Oブリッジ21にはUSBポートが設けられており、このUSBポートは、例えばノートブック型のPC本体の側壁面等に設けられたUSBコネクタ30と接続されている。
【0027】
更にまた、I/Oブリッジ21は、電源回路50に接続されている。電源回路50は、ACアダプタ51、バッテリ(2次電池)としてのメイン電池52またはセカンド電池53を充電すると共にACアダプタ51や各電池からの電力供給経路を切り換えるバッテリ切換回路54、およびコンピュータシステム10で使用される5V、3.3V等の直流定電圧を生成するDC/DCコンバータ(DC/DC)55等の回路を備えている。
【0028】
一方、I/Oブリッジ21を構成するコアチップの内部には、コンピュータシステム10の電源状態を管理するための内部レジスタと、この内部レジスタの操作を含むコンピュータシステム10の電源状態の管理を行なうロジック(ステートマシン)が設けられている。このロジックは、電源回路50との間で各種の信号を送受し、この信号の送受により、電源回路50からコンピュータシステム10への実際の給電状態を認識する。電源回路50は、このロジックからの指示に応じて、コンピュータシステム10への電力供給を制御している。
【0029】
ISAバス40は、PCIバス20よりもデータ転送速度が低いバスである。このISAバス40には、ゲートアレイ42に接続されたエンベデッドコントローラ41、CMOS(Complementary simmetry Metal Oxide Semiconductor)43、フラッシュROM44、Super I/Oコントローラ45が接続されている。更に、キーボード/マウスコントローラのような比較的低速で動作する周辺機器類を接続するためにも用いられる。このSuper I/Oコントローラ45にはI/Oポート46が接続されており、FDDの駆動やパラレルポートを介したパラレルデータの入出力(PIO)、シリアルポートを介したシリアルデータの入出力(SIO)を制御している。
【0030】
エンベデッドコントローラ41は、図示しないキーボードのコントロールを行なうと共に、電源回路50に接続されて、内蔵されたパワー・マネージメント・コントローラ(PMC:Power Management Controller)によってゲートアレイ42と共に、電源管理機能の一部、後述するベイデバイス32のホットスワップ・ウォームスワップ時における設定制御機能を担っている。
【0031】
さて、図3は、上記のような構成のコンピュータシステム10における、ベイデバイス32が接続されるI/Oブリッジ21の構成を示すものである。
すなわち、I/Oブリッジ21のIDEインターフェース機能によって実現されるIDEコントローラ(デバイス制御手段、デバイスコントローラ)70は、従来と同様、2チャンネルの制御系統(制御チャンネル)を有し、その一方のチャンネル(これをプライマリとする:第一の制御チャンネル)にHDD31が接続され、他方のチャンネル(これをセカンダリとする:第二の制御チャンネル)に例えば2個のベイデバイス32が接続可能な構成となっている。
IDEコントローラ70に対して接続されるベイデバイス32は、エンベデッドコントローラ41の設定制御機能によって、アタッチ・デタッチ時のコントロールがなされるようになっている。
【0032】
図4は、IDEコントローラ70のセカンダリ側に対して2個のベイデバイス32を接続するための回路構成を示すものである。この図4に示すように、一端がIDEコントローラ70のセカンダリ側に接続されたIDEバス71が設けられ、このIDEバス71の他端は、ノートブック型のPC本体の2個のベイに設けられたコネクタ(デバイス接続手段)72A、72Bに接続されている。
これらコネクタ72A、72Bには、ベイデバイス32が着脱可能に接続されるようになっている。コネクタ72A、72Bは、それぞれ、エンベデッドコントローラ41の設定制御機能によって実現されるベイコントローラ(優先順位設定手段、電源コントローラ、着脱制御コントローラ)73に接続されている。
さて、コネクタ72A、72Bには、スイッチ機能を担うFET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ:電源供給手段)74を介してVCC75に接続された端子VCC、VCC76によってプルアップされて装着されるベイデバイス32のIDを識別するための端子ID0〜ID3、装着されるベイデバイス32をマスタもしくはスレーブ(優先順位)に設定するための信号用の端子CSEL、接地された端子GNDが設けられている。これらの端子VCC、ID0〜ID3、CSEL、GNDは、それぞれ信号線を介してベイコントローラ73に接続され、ベイコントローラ73でそれぞれからの信号の変化を検出できるようになっている。そして、ベイコントローラ73は、検出した信号の変化に基づき、所定のプログラムに基づいた制御を行なうようになっている。
【0033】
また、ノートブック型のPC本体のベイの入り口の近傍には、コネクタ72A、72Bに対するベイデバイス32の着脱を検出するためのスイッチ(操作検出手段)SW1、SW2が設けられている。これらのスイッチSW1、SW2は、例えば図2に示した、PCカード24の取り出し機構82のような構成を有することによって、ベイデバイス32をコネクタ72A、72Bにアタッチするとき、およびベイデバイス32をコネクタ72A、72Bからデタッチするときに、ユーザが必ず操作するよう設計されたメカニカルなレバー等の機構(操作手段)の操作を検出し、ベイデバイス32のアタッチ・デタッチ(以下、これを適宜“着脱”と言う)を事前に検出する。
【0034】
さて次に、上記したような構成のコンピュータシステム10において、2個のベイに対し、ベイデバイス32を様々なパターンで着脱する場合について説明する。なお、以下の説明においては、ベイデバイス32のアタッチあるいは取り外しは、コンピュータシステム10の電源がオンの状態で行なわれるホットスワップあるいはサスペンド状態で行なわれるウォームスワップで行なわれるものとする。
【0035】
(1)ベイが2個とも空の状態で1個のベイデバイス32をアタッチする場合:
ベイが空の状態では、IDを識別するための端子ID0〜ID3はVCC76によってプルアップされており、ベイコントローラ73側で検出される信号(BAY1_ID0〜BAY1_ID3)はHighレベルとなっている。
このような状態で、図5(a)に示すように、ユーザが、一方のベイ(例えばコネクタ72A側のベイ:BAY1)にベイデバイス32を装着しようとした場合の流れについて、図6を参照しつつ説明する。
ユーザが、一方のベイ(例えばコネクタ72A側のベイ:BAY1)にベイデバイス32を装着しようとして、レバー等を操作すると、スイッチSW1が作動し、ベイコントローラ73が信号(BAY_SW)を検知する(ステップS101)。
そして、ユーザがベイのコネクタ72Aにベイデバイス32を装着すると、ベイコントローラ73は、IDを識別するための端子ID0〜ID3からの信号(BAY1_ID0〜BAY1_ID3)の変化を検出すると同時に、信号の変化によって特定されるIDから、装着されたベイデバイス32がCD−ROMドライブ、DVDドライブ等のIDEデバイスであるか否かを識別する(ステップS102)。その結果、装着されたベイデバイス32が電池パックのようなIDEデバイス以外のデバイスである場合は、IDEコントローラ70によるコントロールは行なわないので、従来と同様、そのまま必要なドライバをOS(Operating System)がロードし、使用可能な状態とする(ステップS103)。
【0036】
一方、装着されたベイデバイス32がIDEデバイスであると識別された場合、ベイコントローラ73は、所定のイベントを、OSを介してBIOSに通知する(ステップS104)。
これを受けたBIOSは、ベイコントローラ73に対してコネクタ72Aの電源を入れるように指示し、また、セカンダリ側のIDEバス71をイネーブルする(使用可能な状態とする)ようIDEコントローラ70に指示する(ステップS105)。
【0037】
すると、ベイコントローラ73では、所定の信号(BAY1_ON)を出力し、ベイデバイス32が装着される側のベイのFET74をオンに切り換え、コネクタ72Aに電源を供給し、IDEコントローラ70では、コネクタ72Aに対しIDEバス71をイネーブルする(ステップS106)。
この後、BIOSがOSに対し、セカンダリのマスタとして設定されるベイデバイス32をチェックするように指示し、これを受けたOSは、ベイデバイス32を発見して必要なドライバをロードし、コネクタ72Aに装着されたこのベイデバイス32を使用可能な状態とする(ステップS107)。
これにより、コネクタ72A側のベイにベイデバイス32をホットアタッチあるいはウォームアタッチできるのである。
なお、図5(b)に示すように、コネクタ72B側のベイにベイデバイス32をホットアタッチあるいはウォームアタッチする場合も同様に行なえるのは言うまでもない。また、装着されたベイデバイス32がFDDである場合は、IDEコントローラ70によるコントロールは行なわない点では異なるものの、それ以外の点においては、IDEデバイスの場合の上記ステップS104〜S107と同様の処理を行なえば良い。
【0038】
(2)1個のみのベイデバイス32が装着された状態で、これを取り外す場合:
一方のベイ(例えばコネクタ72A側のベイ)のみにベイデバイス32が装着されている状態で、ユーザがこのベイデバイス32を取り外そうとして、レバー等を操作すると、図7に示すように、スイッチSW1が作動して信号(BAY_SW)が変化し、ベイコントローラ73がこれを検知する(ステップS201)。
すると、ベイコントローラ73は、OSに対し、ベイデバイス32が取り外されようとしていることを通知する(ステップS202)。
これを受けたOSは、ベイデバイス32のドライバをアンロードする等、必要な処理を行なった後、ベイデバイス32をOSから電気的に切り離す(ステップS203)。
OSでの切り離し処理が終了すると、OSはこれをBIOSに通知する。これを受けたBIOSは、ベイコントローラ73に対し、コネクタ72Aに対する電源の供給を遮断するよう指示する(ステップS204)。
ベイコントローラ73は、所定の信号(BAY1_ON)を出力し、ベイデバイス32が装着される側のベイのFET74をオフに切り換え、コネクタ72Aに対する電源の供給を遮断する(ステップS205)。
これにより、コネクタ72A側の装着されたベイデバイス32をホットデタッチあるいはウォームデタッチできるのである。
なお、コネクタ72B側のベイに装着されたベイデバイス32をホットデタッチあるいはウォームデタッチする場合も同様に行なえるのは言うまでもない。
【0039】
(3)一方のベイにベイデバイス32が装着されている状態で、他方のベイにベイデバイス32を装着する場合:
図8に示すように、一方のベイ(例えばコネクタ72A側のベイ:BAY1)のみにベイデバイス(第一のデバイス)32が装着されている状態で、ユーザが他方のベイ(この場合、コネクタ72B側のベイ:BAY2)にもう一つのベイデバイス(第二のデバイス)32を装着しようとした場合について、図9に示す処理の流れを参照しつつ説明する。
図10(a)に示すように、一方のベイ(例えばコネクタ72A側のベイ)のみにベイデバイス32が装着されている状態で、ユーザが他方のベイ(この場合、コネクタ72B側のベイ)にもう一つのベイデバイス32を装着しようとしてレバー等を操作すると、スイッチSW2が作動して信号(BAY_SW)が変化し、ベイコントローラ73がこれを検知する(ステップS301)。
すると、ベイコントローラ73は、所定のイベントを、OSを介してBIOSに通知する(ステップS302)。
これを受けたBIOSは、IDEコントローラ70に対し、セカンダリ側のIDEバス71を電気的に切り離すように指示し、IDEコントローラ70はこれに応じてIDEバス71を電気的に切り離す(ステップS303)。
【0040】
この後、ユーザがベイのコネクタ72Bにベイデバイス32を装着すると、ベイコントローラ73は、IDを識別するための端子ID0〜ID3からの信号(BAY2_ID0〜BAY2_ID3)の変化を検出すると同時に、これによって特定されるIDから、装着されたベイデバイス32がCD−ROMドライブ、DVDドライブ等のIDEデバイスであるか否かを識別する(ステップS304)。その結果、装着されたベイデバイス32がFDDや電池パックのようなIDEデバイス以外のデバイスである場合は、IDEコントローラ70によるコントロールは行なわないので、IDEコントローラ70はIDEバス71を電気的に接続し、コネクタ72Aのベイデバイス32を使用可能な状態とするとともに、コネクタ72Bに新たに接続されたベイデバイス32に対しては、そのまま必要なドライバをOS(Operating System)がロードし、使用可能な状態とする(ステップS305)。
【0041】
一方、装着されたベイデバイス32がIDEデバイスであると識別された場合は、元々装着されていたコネクタ72A側のベイデバイス32を一旦切り離す処理を行なう。これには、図7に示したのと同様の処理を行なえば良い。
すなわち、ベイコントローラ73は、OSに対して所定の信号を出力し、これを受けたOSは、ベイデバイス32を電気的に切り離す(ステップS306)。
OSでの切り離し処理が終了すると、OSはこれをBIOSに通知する。これを受けたBIOSは、ベイコントローラ73に対し、コネクタ72Aに対する電源の供給を遮断するよう指示する(ステップS307)。
ベイコントローラ73は、所定の信号(BAY1_ON)を出力し、ベイデバイス32が装着される側のベイのFET74をオフに切り換え、コネクタ72Aに対する電源の供給を遮断する(ステップS308)。
これにより、図10(b)に示すように、コネクタ72A側の装着されたベイデバイス32が電気的に(仮想的)に一旦切り離された状態となる。
【0042】
続いて、ベイコントローラ73は、所定のイベントを、OSを介してBIOSに通知する(ステップS309)。
これを受けたBIOSは、ベイコントローラ73に対してコネクタ72A、72B双方の電源を入れるように指示し、また、セカンダリ側のIDEバス71をイネーブルする(使用可能な状態とする)ようIDEコントローラ70に指示する(ステップS310)。
【0043】
すると、ベイコントローラ73では、所定の信号(BAY1_ON、BAY2_ON)を出力し、双方のベイのFET74をオンに切り換え、コネクタ72A、72Bに電源を供給する。このとき、ベイコントローラ73は、予め決められた条件、例えば先に装着が検出されたベイデバイス32をセカンダリのマスタとし、後に装着が検出されたベイデバイス32をセカンダリのスレーブとして設定するよう、コネクタ72A、72Bに対して、一方(例えばコネクタ72A)に対する信号(BAY1_CSEL)をLOWにドライブし、他方(例えばコネクタ72B)に対する信号(BAY2_CSEL)をHIGHにドライブする。また、IDEコントローラ70では、コネクタ72A、72Bに対しIDEバス71をイネーブルする(ステップS311)。
この後、BIOSがOSに対し、新たにコネクタ72Bに装着されたベイデバイス32をチェックするように指示し、これを受けたOSは、ベイデバイス32を発見して必要なドライバをロードした後、図10(c)に示すように、コネクタ72A、72Bの双方に装着された二つのベイデバイス32をそれぞれ使用可能な状態とする(ステップS312)。
これにより、コネクタ72A側のベイにベイデバイス32が装着されている状態で、他方のコネクタ72B側にベイデバイス32をホットアタッチあるいはウォームアタッチできるのである。
なお、コネクタ72B側のベイにベイデバイス32が装着されている状態で、他方のコネクタ72A側にベイデバイス32をホットアタッチあるいはウォームアタッチする場合も同様に行なえるのは言うまでもない。
【0044】
(4)ベイが2個とも空の状態で、2個のベイデバイス32を装着する場合:
図11に示すように、ベイが2個とも空の状態で、2個のベイデバイス32を装着する場合には、現実的には2個のベイデバイス32が完全に同時に装着されるわけではないため、(1)の処理に連続して、(3)の処理を行なうようにすれば良い。すなわち、ベイが2個とも空の状態で、1個のベイデバイス32を装着する処理を行なった後、1個のベイデバイス32が装着された状態で、もう1個のベイデバイス32を追加装着するような処理を行なうのである。
【0045】
(5)両方のベイにベイデバイス32が装着されている状態で、一方のベイデバイス32を取り外す場合:
図12(a)に示すように、両方のベイにそれぞれベイデバイス(第一のデバイス、第二のデバイス)32が装着されている状態で、図12(b)に示すように、ユーザが一方のベイ(例えばコネクタ72B側のベイ)のベイデバイス(第一のデバイス)32を取り外そうとした場合について、図13に示す処理の流れを参照しつつ説明する。
図14(a)に示したように、両方のベイにそれぞれベイデバイス32が装着されている状態で、ユーザが一方のベイ(例えばコネクタ72B側のベイ)のベイデバイス32を取り外そうとしてレバー等を操作すると、スイッチSW2が作動し、これに応じて信号(BAY_SW)が変化してベイコントローラ73がこれを検知する(ステップS401)。
すると、ベイコントローラ73は、所定のイベントを、OSを介してBIOSに通知する(ステップS402)。
図14(a)に示すように、これを受けたBIOSは、IDEコントローラ70に対し、コネクタ72A、72B双方のIDEバス71を電気的に切り離すように指示し、図14(b)に示すように、IDEコントローラ70はこれに応じてIDEバス71を電気的に切り離す(ステップS403)。
【0046】
また、OSでは、コネクタ72B側のベイデバイス32のドライバをアンロードする等、必要な処理を行なった後、このベイデバイス32をOSから電気的に切り離す(ステップS404)。
OSでの切り離し処理が終了すると、OSはこれをBIOSに通知する。これを受けたBIOSは、ベイコントローラ73に対し、コネクタ72Bに対する電源の供給を遮断するよう指示する(ステップS405)。
ベイコントローラ73は、所定の信号(BAY2_ON)を出力し、ベイデバイス32が装着される側のベイのFET74をオフに切り換え、コネクタ72Bに対する電源の供給を遮断する(ステップS406)。
【0047】
また、図14(c)に示すように、ベイコントローラ73では、所定の信号(BAY1_ON)を出力し、残されたベイデバイス32側のFET74をオンに切り換え、コネクタ72Aに電源を供給する。ベイコントローラ73は、コネクタ72A側に残されたベイデバイス32をセカンダリのマスタとするよう、コネクタ72Aに対する信号(BAY1_CSEL)をLOWにドライブする。また、IDEコントローラ70では、コネクタ72Aに対しIDEバス71をイネーブルする。この後、OSが、残されているベイデバイス32をそれぞれ使用可能な状態とする(ステップS407)。
これによって、両方のベイにベイデバイス32が装着された状態で、一方のベイデバイス32のみをホットデタッチあるいはウォームデタッチすることができる。
なお、両方のベイにベイデバイス32が装着された状態で、コネクタ72A側のベイに装着されたベイデバイス32をホットデタッチあるいはウォームデタッチする場合も同様に行なえるのは言うまでもない。
【0048】
次に、コンピュータシステム10の電源がオンの状態・サスペンド状態・スリープ状態のいずれかであるとき、つまり電源がオフの状態以外であるときに、ユーザがカードバススロット23に装着されているPCカード24を取り外すときの処理について説明する。
図15に示すように、カードバススロット23に装着されているPCカード24を取り外すために操作レバー85を引き起こすと、センサ86の接触子86aが変位して所定の信号を発し、この信号がカードバスコントローラ22を介してエンベデッドコントローラ41に伝わり、エンベデッドコントローラ41がレバー操作がなされたことを検出する(ステップS501)。
【0049】
すると、エンベデッドコントローラ41は、OSに対しPCカード24が取り外されようとしていることを通知する。するとOSでは、その時点(=この一連の処理がスタートした時点)で、コンピュータシステム10の電源がサスペンド状態であったか否かを検出する(ステップS502)。その結果、サスペンド状態であった場合には、システムをレジュームさせた後(ステップS503)、次のステップS504に進む。また、サスペンド状態でなかった場合、つまりコンピュータシステム10の電源がオン状態であった場合には、そのまま次のステップS504に進む。
【0050】
ステップS504では、コンピュータシステム10が複数のカードバススロット23を備えている場合、カードバスコントローラ22にて、所定の信号を発したセンサ86を判別することによって、操作レバー85が操作されたカードバススロット23を特定し、これをOSに通知する。つまり、PCカード24が取り外されようとしているカードバススロット23を特定するのである。なお、このステップS504の処理は、コンピュータシステム10に複数のカードバススロット23を備えている場合に必要なものであり、カードバススロット23が一つのみの場合には省略することが可能である。
【0051】
これを受けたOSは、該当するカードバススロット23に装着されているPCカード24のドライバをアンロードする等、必要な処理を行なった後、PCカード24の作動(使用)を停止させる(ステップS505)。そして、液晶ディスプレイ18上に、例えば「PCカードの取り外し準備が完了しました。PCカードを取り外してください」等といった、PCカード24を取り外すための停止処理が完了した旨のメッセージを表示する(ステップS506)。
このメッセージが表示された時点で、ユーザはPCカード24を安全に取り外すことが可能となる。
【0052】
この後、OSでは、この一連の処理がスタートした時点で、コンピュータシステム10の電源がサスペンド状態であったか否かを検出し(ステップS507)。その結果、サスペンド状態ではなかった場合には、そのまま処理を終了し、サスペンド状態であった場合には、システムをサスペンド状態に戻した後(ステップS508)、処理を終了する。
【0053】
上述したような構成によれば、ベイデバイス32を二つのコネクタ72A、72Bに対してホットスワップ・ウォームスワップするときに、ベイコントローラ73が、コネクタ72A、72Bを電気的に(仮想的に)一旦切り離すことによって、ベイデバイス32の装着・取り外しを行なうようにした。さらにこのベイコントローラ73は、必要に応じて、マスタ、スレーブの設定を行なうこともできる。
このようにして、IDEコントローラ70が従来通り、2チャンネルの制御系統のものであっても、複数(本実施の形態の場合、2個)のベイデバイス32を自在にホットスワップ・ウォームスワップすることが可能となる。これにより、コスト上昇を招くことなく、コンピュータシステム10の高機能化を図ることが可能となるのである。
【0054】
また、コンピュータシステム10の電源がオフ状態ではないときにPCカード24を取り外す場合、ユーザが操作レバー85を引き起こした時点で、システム側がこれを検出し、PCカード24を取り外すために必要な処理を実行するようにした。これにより、ユーザは、コンピュータシステム10の電源がオフ状態ではないときにも、従来のようにマウス等による操作を複数段階に行うことなく、操作レバー85のみの操作でワンタッチでPCカード24を安全に取り外すことが可能となる。PCカード24は、従来より、コンピュータシステム10の電源がオフ状態ではないときに装着することは既に可能であるため、したがって、ベイデバイス32と同様、PCカード24もホットスワップ・ウォームスワップを自在に行うことが可能となる。
【0055】
なお、上記実施の形態では、IDEコントローラ70が2チャンネルであるとしたが、今後、3チャンネル以上のものが開発されれば、そのようなIDEコントローラにおいても、各チャンネルに対して上記と同様の構成を適用することが可能である。
また、図1に示したコンピュータシステム10において、ドッキングステーションインターフェース26にドッキングステーションを装着する場合、このドッキングステーションに対して接続するIDEデバイスに対しても同様の構成が適用できる。すなわち、IDEデバイスをコントロールするIDEコントローラやIDEデバイスを接続するためのコネクタ等をドッキングステーション側に設け、これらに対して上記と同様の構成を備えるのである。
ところで、上記したようなホットスワップ・ウォームスワップを実現するためのコントロール機能をエンベデッドコントローラ41に備える構成としたが、これに限るものではなく、TTL(Transistor Transistor Logic)やCMOS、ゲートアレイ42に上記と同様の機能を持たせるようにしても良い。
【0056】
ところで、上記実施の形態において、PCカード24を取り外すために操作レバー85を引き起こすと、これをトリガーとしてシステム側で所定の処理を実行し、停止処理が完了した時点でその旨を示すメッセージを液晶ディスプレイ18上に表示する構成としたが、システム側で停止処理が完了するまで、PCカード24をメカニカルに引き抜くことのできない構成とすることも可能である。
このような構成とするには、取り出し機構82のアーム83やシャフト84の動きを拘束するラッチ機構を追加して備え、システム側で停止処理が完了した時点で、このラッチ機構によるアーム83やシャフト84の拘束を解除し、操作レバー85をユーザが押すことができるようにすれば良い。
【0057】
また、上記実施の形態では、取り出し機構82として操作レバー85を引き起こすタイプのものを例に挙げたが、PCカード24を取り外すために少なくとも2アクション以上が必要な機構であれば、これ以外のタイプのものであっても良い。例えば、図16に示すように、取り出し機構(デバイス取り外し手段)82’として、アーム83を動かすシャフト84’の先端部をコンピュータシステム10の筐体の側面10aに露出させておき、シャフト84’の先端部を1回押すとアーム83やシャフト84’を拘束するラッチ機構(図示無し)が解除されて 、図16(b)に示すようにシャフト84’が側面10aから飛び出し(図中矢印(vi)参照)、もう1回押すとシャフト84’がアーム83を動かし(図中矢印(vii)参照)、これによってPCカード24がカードバススロット23から押し出される(図中矢印(viii)参照)タイプのものであっても良い。なお、この図16において、図2と共通する構成については同符号を付してある。
このようなタイプの場合、図16(a)に示した状態から図16(b)に示した状態となるとき、つまり、シャフト84’がその軸線方向に移動したことを検出するセンサ90を設ける。このセンサ90で、シャフト84’が押されて側面10aから飛び出したことを検出したときに、図15に示した一連の処理を実行するのである。
【0058】
ところで、上記したような、コンピュータシステム10の電源がオフ状態ではないときにPCカード24を取り外すことのできる構成は、PCカード24以外の、例えば、USB接続の外部デバイス等にも適用することができる。特に、USB接続のプリンタ等、コンピュータシステム10との間でデータをやり取りするような外部デバイスの場合、上記構成を適用することによって、作動を確実に停止させてからの取り外しが可能となる。
USB接続等の場合、ユーザがコネクタを引き抜こうとしていることを検出する仕組みが必要である。このため、例えばコネクタの受け口に、コネクタ端子をラッチする機構を備え、このラッチを解除するためのボタンや爪等を押したり掴んだりしたことを検出したときに、図15に示した一連の処理を実行するようにすれば良い。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数のデバイスをホットスワップすることが可能となり、コンピュータ装置の機能性を向上させることができる。また、本発明によれば、コンピュータ装置の電源がオフ状態ではないときに、デバイスを自由に取り外すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態におけるコンピュータシステムの全体構成を示す図である。
【図2】 PCカードの取り外し機構の構成を示す図である。
【図3】 IDEコントローラに対してデバイスが接続された状態を示す図である。
【図4】 IDEコントローラに対して2個のベイデバイスを接続するための回路構成を示すものである。
【図5】 一方のベイにベイデバイスを装着する状態の例を示す図である。
【図6】 一方のベイにベイデバイスを装着するときの流れを示す図である。
【図7】 一方のベイにベイデバイスが装着された状態で、これを取り外すときの流れを示す図である。
【図8】 一方のベイにベイデバイスが装着された状態で、もう一方のベイにベイデバイスを追加する場合の例を示す図である。
【図9】 図8の場合における処理の流れを示す図である。
【図10】 図8の場合における実際の処理の流れに沿った状態を示す図である。
【図11】 ベイが空の状態で、二つのベイデバイスを装着する状態の例を示す図である。
【図12】 両方のベイにベイデバイスが装着されている状態で、一方のベイデバイスを取り外す場合の例を示す図である。
【図13】 図12の場合における処理の流れを示す図である。
【図14】 図12の場合における実際の処理の流れに沿った状態を示す図である。
【図15】 PCカードを取り外すときの処理の流れを示す図である。
【図16】 PCカードの取り外し機構の他の例を示す図である。
【図17】 従来のIDEコントローラに対するデバイスの装着状態を示す図である。
【図18】 2つのIDEデバイスを備える場合の構成の例である。
【図19】 2つのIDEデバイスをホットスワップするための構成を示す図である。
【符号の説明】
10…コンピュータシステム(コンピュータ装置)、21…I/Oブリッジ、22…カードバスコントローラ(取り外し制御手段)、23…カードバススロット(デバイス接続手段)、24…PCカード(デバイス)、31…HDD、32…ベイデバイス(デバイス、外部補助記憶デバイス)、41…エンベデッドコントローラ、70…IDEコントローラ(デバイス制御手段、デバイスコントローラ)、72A、72B…コネクタ(デバイス接続手段)、73…ベイコントローラ(優先順位設定手段、電源コントローラ、着脱制御コントローラ)、74…FET(電源供給手段)、82、82’…取り出し機構(デバイス取り外し手段)、85…操作レバー、86、90…センサ、SW1、SW2…スイッチ(操作検出手段) [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a computer device to which a device can be attached and detached, a device attachment / detachment control method, and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a notebook PC (Personal Computer), besides a built-in HDD (Hard Disc Drive), an FDD (Floppy Disc Drive), a CD (Compact Disc) -ROM (Read Only Memory) drive, a DVD (Digital Various devices such as a Versatile Disc) -ROM drive and an expansion HDD other than the built-in HDD can be installed. The user has selected his / her favorite device from various devices at the time of purchase.
In recent PCs, these various devices are detachably attached to a portion called a bay or the like, and devices can be exchanged with one touch if necessary.
Generally, it is necessary to turn off the power of the PC when attaching or detaching such a device. Recently, the power of the PC is turned on, suspended, Some devices can be attached and detached even in the sleep state.
[0003]
Conventionally, in addition to various devices such as the FDD, CD-ROM drive, DVD-ROM drive, and extension HDD as described above, an external device such as a PC card or a flash memory can be mounted in the PC card slot. It is like that.
[0004]
In the case of a PC card or flash memory, it cannot be removed from the PC particularly when the PC is turned on, in a suspended state, or in a sleep state (not allowed in the system). For this reason, when the PC is in these states, the user “clicks” the icon for starting the ejection process, and when two or more PC cards are mounted, the PC card to be removed is mounted. “Specify” the PC card slot. Then, since the OS executes the process of systematically removing the PC card, when the completion of the process is notified, the user “operates” the button or lever for removing the PC card, and thereby the PC card is removed. It can be removed. Further, when the PC is in the suspend state or the sleep state, it is necessary to resume the PC from the suspend state or the sleep state before the above operation.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional techniques as described above have the following problems.
As shown in FIG. 17, the built-in
In such a configuration, the IDE
If two or more types (for example, two types) of
However, according to the IDE standard, in order to realize hot swapping, the connected
[0006]
For this reason, in order to mount both types of
[0007]
In the case of a PC card, as described above, in order to remove the PC card when the PC is turned on, in the suspended state, or in the sleep state, the user has to perform a plurality of operations, particularly in the bay. Since
[0008]
The present invention has been made based on such a technical problem, and a main object of the present invention is to provide a computer apparatus and a device attachment / detachment control method in which a device can be hot-swappable.
A further object of the present invention is to provide a technique that allows an external device to be removed freely even when the power is not turned off.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
For this purpose, the computer apparatus according to the present invention includes a plurality of device connection means to which the bay device is detachably connected, and a device control means for controlling the operation of the bay device connected to each of the device connection means. When the bay device is attached / detached when the computer apparatus is turned on or in the sleep state, the priority order of control in the computer apparatus is set for the bay device connected in the attached state. Priority order setting means, and when it is detected that an operation means for attaching / detaching a bay device has been operated, priority setting is executed using this as a trigger. In this way, if you try to insert or remove a bay device while the computer device is on or in a sleep state, the supply of power to the bay device that is connected at that time is temporarily interrupted. Detachment is performed in the state. Then, after the attachment / detachment is completed, the priority of control, more specifically, the setting of the master / slave is performed for the connected bay device. At this time, when the priority order is set for the bay device, the supply of power to the device is temporarily interrupted.
[0010]
Examples of such devices include various drive devices controlled by device control means, such as CD-ROM drives, DVD-ROM drives, and additional HDDs. For example, an FDD or a battery pack may be mounted as a device. In such a case, it is detected whether or not the connected device is controlled by the device control means, and when the device is controlled by the device control means, the priority setting is set for this device. Can be done.
[0012]
By the way, such a computer apparatus can include a storage bay that stores an external auxiliary storage device connected to the connector, and the external auxiliary storage device can have a predetermined outer shape corresponding to the storage bay.
The device controller has a two-channel configuration having a first control channel to which a hard disk drive is connected and a second control channel having a plurality of connectors for connecting an external auxiliary storage device. The attach / detach control controller may be intended for the second control channel.
Further, the attachment / detachment control controller can set the external auxiliary storage device by identifying the external auxiliary storage device attached to the connector and reading the driver corresponding to the external auxiliary storage device.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on embodiments shown in the accompanying drawings.
FIG. 1 is a diagram showing a hardware configuration of a computer system (computer apparatus) 10 in the present embodiment. The computer device including the
[0018]
In the
[0019]
The
[0020]
The video subsystem 17 is a subsystem for realizing functions related to video, and includes a video controller. The video controller processes a drawing command from the CPU 11, writes the processed drawing information into the video memory, reads out the drawing information from the video memory, and outputs the drawing information to the liquid crystal display (LCD) 18 as drawing data.
[0021]
The
[0022]
The
The
[0023]
The take-out
The
In such a take-out
[0024]
The
[0025]
The I /
[0026]
The DMA controller function is a function for executing data transfer between a peripheral device such as FDD and the
As will be described in detail later, an interface realized by the IDE interface function is connected to a built-in
The I /
[0027]
Furthermore, the I /
[0028]
On the other hand, in the core chip constituting the I /
[0029]
The
[0030]
The embedded
[0031]
FIG. 3 shows the configuration of the I /
In other words, an IDE controller (device control means, device controller) 70 realized by the IDE interface function of the I /
The
[0032]
FIG. 4 shows a circuit configuration for connecting two
The
Now, the
[0033]
Further, a switch for detecting the attachment / detachment of the
[0034]
Next, the case where the
[0035]
(1) When attaching one
When the bay is empty, the terminals ID0 to ID3 for identifying the ID are pulled up by the
In this state, as shown in FIG. 5A, refer to FIG. 6 for the flow when the user tries to install the
When a user operates a lever or the like to install the
When the user attaches the
[0036]
On the other hand, when the attached
Receiving this, the BIOS instructs the
[0037]
Then, the
Thereafter, the BIOS instructs the OS to check the
Thereby, the
As shown in FIG. 5B, it goes without saying that the same operation can be performed when the
[0038]
(2) When removing only one
When the user tries to remove the
Then, the
Receiving this, the OS performs necessary processing such as unloading the driver of the
When the disconnection process in the OS is completed, the OS notifies the BIOS of this. Receiving this, the BIOS instructs the
The
Thus, the
Needless to say, the
[0039]
(3) When the
As shown in FIG. 8, in a state where the bay device (first device) 32 is attached only to one bay (for example, the bay on the
As shown in FIG. 10A, in a state where the
Then, the
In response to this, the BIOS instructs the
[0040]
Thereafter, when the user attaches the
[0041]
On the other hand, when the attached
In other words, the
When the disconnection process in the OS is completed, the OS notifies the BIOS of this. Receiving this, the BIOS instructs the
The
As a result, as shown in FIG. 10B, the
[0042]
Subsequently, the
In response to this, the BIOS instructs the
[0043]
Then, the
Thereafter, the BIOS instructs the OS to check the
Accordingly, the
Needless to say, the same can be done when the
[0044]
(4) When two
As shown in FIG. 11, when two
[0045]
(5) When removing one
As shown in FIG. 12A, in the state where the bay devices (first device and second device) 32 are respectively attached to both bays, as shown in FIG. A case where an attempt is made to remove the bay device (first device) 32 of the bay (for example, the bay on the
As shown in FIG. 14A, in a state where the
Then, the
As shown in FIG. 14 (a), the BIOS that has received the instruction instructs the
[0046]
The OS performs necessary processing such as unloading the driver of the
When the disconnection process in the OS is completed, the OS notifies the BIOS of this. Receiving this, the BIOS instructs the
The
[0047]
Further, as shown in FIG. 14C, the
Thus, only one
Needless to say, the same operation can be performed when the
[0048]
Next, when the power of the
As shown in FIG. 15, when the
[0049]
Then, the embedded
[0050]
In step S504, when the
[0051]
Upon receiving this, the OS performs necessary processing such as unloading the driver of the
When this message is displayed, the user can safely remove the
[0052]
Thereafter, the OS detects whether or not the power source of the
[0053]
According to the configuration described above, when the
In this way, even if the
[0054]
Further, when removing the
[0055]
In the above embodiment, the
In the
By the way, the embedded
[0056]
By the way, in the above embodiment, when the
In order to obtain such a configuration, a latch mechanism for restraining the movement of the
[0057]
In the above-described embodiment, the type that causes the
In the case of such a type, a
[0058]
By the way, the above-described configuration in which the
In the case of USB connection or the like, a mechanism for detecting that the user is about to pull out the connector is necessary. For this reason, for example, a mechanism for latching the connector terminal is provided in the connector receptacle, and when it is detected that a button, a claw or the like for releasing the latch is pushed or grasped, the series of processing shown in FIG. Should be executed.
In addition to this, as long as it does not depart from the gist of the present invention, the configuration described in the above embodiment can be selected or changed to another configuration as appropriate.
[0059]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a plurality of devices can be hot swapped, and the functionality of the computer apparatus can be improved. Further, according to the present invention, it is possible to freely remove the device when the computer apparatus is not turned off.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an overall configuration of a computer system according to an embodiment.
FIG. 2 is a diagram showing a configuration of a PC card removal mechanism.
FIG. 3 is a diagram illustrating a state in which a device is connected to an IDE controller.
FIG. 4 shows a circuit configuration for connecting two bay devices to an IDE controller.
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a state in which a bay device is mounted in one bay.
FIG. 6 is a diagram showing a flow when a bay device is mounted in one bay.
FIG. 7 is a diagram showing a flow when a bay device is attached to one bay and is removed.
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of adding a bay device to the other bay in a state where the bay device is mounted in one bay.
FIG. 9 is a diagram showing a flow of processing in the case of FIG. 8;
10 is a diagram showing a state along the flow of actual processing in the case of FIG. 8;
FIG. 11 is a diagram illustrating an example of a state in which two bay devices are mounted in an empty bay state.
FIG. 12 is a diagram showing an example of removing one bay device in a state where bay devices are mounted in both bays.
13 is a diagram showing a flow of processing in the case of FIG.
14 is a diagram showing a state along the flow of actual processing in the case of FIG.
FIG. 15 is a diagram showing a flow of processing when removing a PC card.
FIG. 16 is a diagram showing another example of a PC card removal mechanism.
FIG. 17 is a diagram illustrating a device mounting state with respect to a conventional IDE controller.
FIG. 18 is an example of a configuration when two IDE devices are provided.
FIG. 19 is a diagram showing a configuration for hot swapping two IDE devices.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記第1のベイ・デバイスが着脱可能に装着される第1のベイと、 A first bay in which the first bay device is removably mounted;
前記第2のベイ・デバイスが着脱可能に装着される第2のベイと、 A second bay in which the second bay device is removably mounted;
前記第1のベイに対する前記第1のベイ・デバイスの着脱操作を行うための第1のレバーと、 A first lever for performing an attaching / detaching operation of the first bay device with respect to the first bay;
前記第2のベイに対する前記第2のベイ・デバイスの着脱操作を行うための第2のレバーと、 A second lever for attaching and detaching the second bay device to and from the second bay;
前記第1のレバーまたは前記第2のレバーが操作されたことを検出するベイコントローラと、 A bay controller for detecting that the first lever or the second lever is operated;
前記第1のベイ・デバイスに供給する電力を制御する第1のスイッチと、 A first switch for controlling power supplied to the first bay device;
前記第2のベイ・デバイスに供給する電力を制御する第2のスイッチとを有し、 A second switch for controlling power supplied to the second bay device;
前記ベイコントローラは、前記コンピュータ装置の電源がオン状態で前記第1のベイ・デバイスがマスタに設定されて前記第1のベイに装着されている間に、前記第2のベイ・デバイスが前記第2のベイに装着されて前記第2のレバーが操作されたことを検出したときに前記第1のスイッチをオフにして前記第1のベイ・デバイスに対する電力の供給を中断して前記第1のベイ・デバイスおよび前記第2のベイ・デバイスに対し所定の条件に基づいてマスタまたはスレーブの設定を行ない、その後前記第1のスイッチと前記第2のスイッチをオンにして前記第1のベイ・デバイスと前記第2のベイ・デバイスに電力を供給し、 The bay controller is configured such that the second bay device is in the first bay while the first bay device is set as a master and is installed in the first bay while the computer apparatus is powered on. When the second bay is detected that the second lever is operated, the first switch is turned off to interrupt the supply of power to the first bay device. The master device or the slave device is set based on a predetermined condition for the bay device and the second bay device, and then the first bay device is turned on by turning on the first switch and the second switch. And supplying power to the second bay device,
前記IDEコントローラは前記第2のレバーが操作されたことに応答して前記IDEバスをディスエーブルにし前記第1のベイ・デバイスと前記第2のベイ・デバイスに電力が供給されてから前記IDEバスをイネーブルにする The IDE controller disables the IDE bus in response to the operation of the second lever, and power is supplied to the first bay device and the second bay device before the IDE bus. Enable
コンピュータ装置。Computer device.
Priority Applications (1)
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