JP4320951B2 - 記録装置及び記録・再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子透かしと称されるウォーターマークが埋め込まれたデータを記録する記録装置、及びウォーターマークが埋め込まれたデータを記録し再生する記録・再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、映像データやオーディオデータなどに、電子透かしと称されるウォーターマークを埋め込み、これらのデータの著作権を保護できるようにした技術が提案されている。このウォーターマークは、対象となるデータ(映像データ,オーディオデータなどのコンテンツ)の劣化がユーザにはほとんど知覚できない状態でデータに埋め込み、編集やダビングなどがあっても消失しないように埋め込むものである。
【0003】
ウォーターマークとして埋め込むデータとしては、例えば該当するコンテンツのコピー禁止情報やコピー回数制限情報が考えられる。このような情報をウォーターマークとして埋め込むことで、コンテンツが持つ著作権の侵害を効果的に防止することができる。
【0004】
ところで、ウォーターマークが埋め込まれたデータを何らかの記録媒体に記録し、その記録データを再生するときには、そのデータに埋め込まれたウォーターマークの変更又は追加が必要になる場合がある。即ち、例えばウォーターマークとしてコピー回数制限情報が埋め込まれていた場合には、このウォーターマークが埋め込まれたデータを媒体に記録したとき、コピーが1回行われたことになるので、許容されるコピー回数を減らす必要がある。具体的には、例えば特定のコンテンツに埋め込まれたコピー回数制限情報で1回だけコピーが許容されるとき、そのコンテンツを媒体に記録したとき、コピー回数制限情報として以後のコピーを禁止する情報に修正する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようにウォーターマークの修正を行うためには、大規模なデータ処理が必要になる問題があった。即ち、コンテンツデータに埋め込まれたウォーターマークを取り出すためには、データに何らかのデコード処理を行う必要がある。一般的には、このウォーターマークが取り出せるようにするためのデコードで、圧縮符号化されたデータの圧縮を解く処理が行われる。
【0006】
このようにデータの圧縮を解く処理を行うことで、コンテンツデータに埋め込まれたウォーターマークを取り出して、そのウォーターマークを修正することが可能になる。ここで、このようにウォーターマークが修正されたデータを媒体に記録させると、圧縮されて入力した(伝送された)データをそのまま媒体に記録させる場合に比べて、記録効率が悪くなる。即ち、圧縮されたデータを圧縮されたままで記録すれば、記録媒体の記録容量を効率良く使用できるが、ウォーターマークの修正のために圧縮を解いた状態で記録させると、記録媒体の記録容量が多く消費されて、記録効率が悪化してしまう。
【0007】
記録効率の悪化を防ぐためには、ウォーターマークが修正されたコンテンツデータを、再度圧縮させるエンコードを行えば良い。ところが、圧縮をかける処理は、一般に圧縮を解く処理より複雑であり、記録前にデータのデコードとエンコードを繰り返すことは、記録装置の負担が大きくなる問題があった。また、データのデコードとエンコードを繰り返すことで、記録されるデータが劣化する問題があった。
【0008】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、記録のために、データに埋め込まれたウォーターマークを修正する必要があるとき、その処理が少ない負担で行えるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コピー回数制限用のウォーターマークが埋め込まれた入力データを媒体に記録するとき、その入力データのウォーターマークの追加又は変更の必要の有無を記録前に判断して、ウォーターマークの追加又は変更の必要があると判断したデータに対しては、そのデータに埋め込まれたウォーターマークを修正し、そのウォーターマークが修正されたデータを記録用に圧縮してから媒体に記録し、その記録されたデータを媒体から再生したとき、記録時の圧縮を解く処理を行うようにしたものである。
【0012】
このようにしたことで、データを媒体に記録する前にウォーターマークが修正されたとき、そのウォーターマークが修正されたデータが圧縮処理されてから媒体に記録されるので、ウォーターマークの修正があっても、媒体に記録されるデータについては圧縮されたデータとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を、図1〜図3を参照して説明する。
【0014】
図1は、本例の記録・再生装置の全体構成を示す図である。本例の記録・再生装置10は、入力部11に得られるデータを、この装置に装着された記録媒体16に記録し、また記録媒体16に記録されたデータを再生して、出力部21から出力させるものである。ここで本例の記録・再生装置10は、入力部11に得られるデータとして、電子透かしと称されるウォーターマークが埋め込まれたデータが扱えるようにしてある。
【0015】
まず記録系の構成について説明すると、入力部11に得られるデータを、信号デコーダ(透かし検出部)12に供給し、この信号デコーダ12で入力データをデコードして、そのデコードされたデータに埋め込まれたウォーターマークを検出する。ここでのデコード処理としては、少なくとも入力データからウォーターマークを検出することができるようにデコードするものである。また、記録のために必要なデコードを同時に行うようにしても良い。信号デコーダ12で検出されたウォーターマークは、この記録・再生装置の動作を制御する制御部22に供給されて、そのウォーターマークとして埋め込まれたデータの内容が判別される。
【0016】
そして、入力部11に得られた入力データをデコードしたデータ(又はデコードしてないデータ)と、信号デコーダ12で検出されたウォーターマークのデータは、透かし追加/変更情報付加部13に供給し、制御部22の制御で、必要により透かし(ウォーターマーク)の追加又は変更を指示する付加情報を生成させて、その付加情報を、入力データとともに暗号化部14に送る。暗号化部14では、供給されるデータ(入力データと付加情報)を記録用に暗号化し、その暗号化されたデータを記録・再生部15に送る。
【0017】
記録・再生部15では、供給されたデータを、装着された記録媒体16に記録させる処理が行われる。記録媒体16としては、光磁気ディスク,光ディスク,ハードディスク,磁気テープ,半導体メモリなどの各種記録媒体が適用できる。また記録媒体16は、リムーバブル(即ち着脱自在)な媒体である場合と、交換ができない媒体である場合のいずれでも良い。
【0018】
次に、記録・再生部15に装着された記録媒体16からデータを再生するための構成について説明すると、制御部22の制御に基づいて、記録・再生部15で記録媒体16から再生されたデータは、復号部17に供給する。復号部17では、再生データが暗号化部14で暗号化されたデータであるとき、その暗号化からの復号化を行う。復号部17で復号された再生データは、透かし追加/変更情報分離部18に供給する。透かし追加/変更情報分離部18では、記録時に透かし追加/変更情報付加部13で付加された付加情報を分離する処理を行い、その分離された付加情報を制御部22に供給する。
【0019】
透かし追加/変更情報付加部13で付加情報が分離された再生データは、信号デコーダ12で透かし検出用のデコードを行い、そのデコードされた再生データを透かし追加/変更部19に供給し、制御部22からの制御に基づいて必要により透かし(ウォーターマーク)の追加又は変更を実行する。ここでのウォーターマークの追加又は変更は、透かし追加/変更情報付加部13で分離した付加情報を制御部22が判別して、実行される。
【0020】
透かし追加/変更部19で必要により処理された再生データは、信号エンコーダ20に供給して、伝送用に再生データをエンコードして、そのエンコードされた再生データを出力部21から他の機器に伝送させる。
【0021】
制御部22には、処理プログラムなどが記憶されたROM23と、制御データなどが記憶されるRAM24とが接続してある。また、図示しない操作キーなどからの操作指令が制御部22には届く。
【0022】
次に、本例の記録・再生装置10で入力データを記録させる際の処理を、図2のフローチャートを参照して説明する。本例の記録処理は、制御部22の制御に基づいて実行されるもので、まず制御部22は、信号デコーダ12に入力信号のデコードと、そのデコードされた入力データからの透かしの検出を指示する(ステップS11)。そして、透かしが検出できたとき、その透かしに含まれるコピー制御情報の内容を判別する(ステップS12)。
【0023】
このとき判別したコピー制御情報が、コピー禁止の情報であるか否か判断する(ステップS13)。ここで、コピー禁止の情報でないと判断ときには、制御部22は記録・再生部15に記録禁止を指示し(ステップS14)、終了する。
【0024】
そして、ステップS13の判断で、コピー制御情報がコピー禁止の情報でないと判断したときには、コピー制御情報としてコピー制限の情報があるか否か判断する(ステップS15)。ここで、コピー制御情報としてコピー制限の情報(ここでのコピー制限の情報とは例えばコピー回数を決められた回数に制限する情報)がある場合には、コピー制限情報を変更させる透かし追加情報(又は変更情報)を、透かし追加/変更情報付加部13で生成させる(ステップS16)。具体的には、例えば入力データに埋め込まれたウォーターマークで、コピー回数が2回に制限されていたとき、透かし追加情報又は変更情報で、コピー回数を1回に制限させるコピー制限情報を付加情報として生成させる。
【0025】
この情報の生成を行ったときには、この生成された情報を、入力データに付加するように、制御部22が透かし追加/変更情報付加部13に対して指示を行う(ステップS17)。また、ステップS15で、コピー制御情報としてコピー制限の情報がないと判断したときには、透かし追加/変更情報付加部13に対して、無効の情報を入力データに付加するように指示する(ステップS18)。なお、ここでの無効の情報とは、付加情報の内容が無効であることを示す情報である。
【0026】
そして、ステップS17又はステップS18で付加情報が付加された入力データを、暗号化部14で暗号化させ(ステップS19)、その暗号化された入力データと付加情報を記録・再生部15で記録媒体16に記録させる指示を行う(ステップS20)。
【0027】
次に、本例の記録・再生装置10で記録媒体16に記録されたデータを再生させる際の処理を、図3のフローチャートを参照して説明する。再生処理についても制御部22の制御に基づいて実行されるもので、まず制御部22は、記録・再生部15に対して記録媒体16に記録された所定のデータの再生を指示する(ステップS21)。この指示により媒体16から再生された再生データは、復号部17で復号させ(ステップS22)、記録時の暗号化からの復号を行う。復号された再生データは、透かし追加/変更情報分離部18で付加情報が分離される(ステップS23)。このとき分離される付加情報は、記録時に透かし追加/変更情報付加部13で付加された透かしの追加又は変更に関する付加情報である。
【0028】
ステップS23で付加情報を分離したとき、その付加情報が有効であるか無効であるか制御部22は判断する(ステップS25)。この判断で、付加情報が有効であると判断したとき、制御部22は、付加情報を透かし追加/変更部19に渡し、再生データに埋め込まれた透かし(ウォーターマーク)の追加又は変更を指示する(ステップS26)。また、ステップS25の判断で、付加情報が無効の情報であると判断したとき、制御部22は、透かし追加/変更部19での追加又は変更の機能を無効にする指示を行い、透かし追加/変更部19での追加又は変更を行わずに、そのまま再生データを通過させる(ステップS27)。
【0029】
そして、ステップS26又はステップS27の処理が行われて、透かし追加/変更部19が出力する再生データに対して、信号エンコーダ20で伝送用にエンコードさせる指示を行い(ステップS28)、エンコードされた再生データを出力部21から外部機器(図示せず)に伝送させる。
【0030】
このように記録と再生の処理が行われることで、入力部11に得られるデータを記録するとき、その入力データにコピー制御に関するウォーターマークが埋め込まれている場合、そのコピー制御情報に基づいた適切な処理が行われることになる。即ち、例えばコピー禁止が指示されたコピー制御情報がウォーターマークとして埋め込まれている場合には、そのときの入力情報を記録・再生部15で媒体16に記録させないように処理され、コピーが禁止されたデータが記録されることがない。
【0031】
そして、ウォーターマークとして埋め込まれたコピー制御情報で、コピー回数に制限がある場合には、記録前にコピー回数を減らすコピー制御情報が、付加情報として生成されて、媒体に記録される。そして、記録されたデータを再生したときに、付加情報が同時に媒体から再生され、その付加情報に基づいて、再生データに埋め込まれたウォーターマークの追加又は変更が処理される。従って、記録・再生装置10から出力される再生データに埋め込まれたウォーターマークは、コピー制限回数が1回減らされたものになり、コピー制御情報として良好に機能するようになる。この場合、本例の場合には記録媒体への記録前に記録データに埋め込まれたウォーターマークを修正する必要がなく、記録前にはそのデータを記録するために必要な処理だけを行うだけで良く、記録のための処理構成が簡単になる。また、媒体に記録されるデータは、ウォーターマークの追加又は変更が行える形態のデータである必要がないため、例えば入力データとして何らかの圧縮処理が施されたデータである場合、その圧縮されたままのデータで、媒体に記録させることができ、媒体の記録容量を有効に活用できるようになる。
【0032】
また本例の場合には、記録時に暗号化部14で暗号化されたデータを記録・再生部15に供給して媒体16に記録させ、再生時にこの暗号化からの復号化を復号部17で行うようにしたので、例えば記録媒体16がリムーバブルな記録メディアであり、記録媒体16が記録・再生装置10から外されたとしても、暗号化からの復号ができないとき、媒体16に記録されたデータの正しい再生ができないので、ウォーターマークが修正されずに記録されたデータの不正な再生が防止できる。
【0033】
なお、記録媒体16として例えばハードディスクのような記録・再生装置からの着脱が困難な媒体である場合には、暗号化部14と復号部17を設けない構成として、暗号化させずに媒体16に記録させるようにしても良い。また、同様に記録媒体16が記録・再生装置から着脱できない構成の場合には、透かし追加/変更情報付加部13と透かし追加/変更情報分離部18を設けない構成として、信号デコーダ12で入力データから検出した透かしの修正情報を、媒体16又は制御部22に接続されたメモリのいずれかのエリアに記録させて、再生時にはその媒体16に記録された透かしの修正情報を参照して、透かし追加/変更部19で透かしを修正させるように構成しても良い。
【0034】
また、再生時に信号デコーダ12で再生データから検出されるウォーターマークで、そのウォーターマークの追加又は変更の判断が制御部22で可能である場合には、記録時には透かし追加/変更情報付加部13で付加情報を生成させる処理を省略するようにしても良い。
【0035】
また、出力部21の前段に設けられた信号エンコーダ20でのエンコードは、必要がない場合には再生データをエンコードさせず、そのまま出力させるようにしても良い。さらに、この信号エンコーダ20でのエンコード処理は、入力データに対して施したデコード処理に対応したエンコード処理でなくても良く、例えば可逆圧縮処理を施して出力させるようにしても良い。
【0036】
また、上述したウォーターマークの追加又は変更の処理は、制御部22の制御に基づいて実行されるようにしたが、この制御部を介さずに直接それぞれの処理部が実行するように構成しても良い。
【0037】
次に、本発明の第2の実施の形態を、図4〜図6を参照して説明する。
【0038】
図4は、本例の記録・再生装置の全体構成を示す図である。本例の記録・再生装置30は、入力部31に得られるデータを、この装置に装着された記録媒体37に記録し、また記録媒体37に記録されたデータを再生して、出力部41から出力させるものである。ここで本例の記録・再生装置30は、入力部31に得られるデータとして、電子透かしと称されるウォーターマークが埋め込まれたデータが扱えるようにしてある。
【0039】
まず記録系の構成について説明すると、入力部31に得られるデータを、信号デコーダ(透かし検出部)32に供給し、この信号デコーダ32で入力データをデコードして、そのデコードされたデータに埋め込まれたウォーターマークを検出する。ここでのデコード処理としては、少なくとも入力データからウォーターマークを検出して、そのウォーターマークの追加又は変更ができるようにデコードするものである。信号デコーダ32で検出されたウォーターマークは、この記録・再生装置の動作を制御する制御部42に供給されて、そのウォーターマークとして埋め込まれたデータの内容が判別される。
【0040】
そして、信号デコーダ32でデコードされた入力データを、透かし追加/変更部33に供給し、制御部42の制御で、必要により透かし(ウォーターマーク)の追加又は変更を実行する。透かし追加/変更部33で、必要により透かしの追加又は変更が行われた入力データは、記録用エンコーダ34に供給し、記録用にデータ圧縮するエンコード処理を行う。本例の場合には、このエンコーダ34でのエンコードとして、デコード時に元のデータがほぼ完全に得られる可逆圧縮方式によりエンコードする。この可逆圧縮方式としては、例えばランレングス符号化方式、ZIP方式、LHA方式などが適用できる。
【0041】
記録用エンコーダ34で圧縮された入力データは、暗号化部35に送り、記録用に暗号化し、その暗号化されたデータを記録・再生部36に送る。
【0042】
記録・再生部36では、供給されたデータを、装着された記録媒体37に記録させる処理が行われる。記録媒体37としては、光磁気ディスク,光ディスク,ハードディスク,磁気テープ,半導体メモリなどの各種記録媒体が適用できる。また記録媒体37は、リムーバブル(即ち着脱自在)な媒体である場合と、交換ができない媒体である場合のいずれでも良い。
【0043】
次に、記録・再生部36に装着された記録媒体37からデータを再生するための構成について説明すると、制御部42の制御に基づいて、記録・再生部36で記録媒体37から再生されたデータは、復号部38に供給する。復号部38では、再生データが暗号化部35で暗号化されたデータであるとき、その暗号化からの復号化を行う。復号部38で復号された再生データは、再生用デコーダ39に供給し、記録用エンコーダ34でエンコードされて圧縮されたデータを、元に戻すデコード処理を行う。本例の場合には、記録用エンコーダ34で可逆圧縮方式によりエンコードしてあるので、再生用デコーダ39でほぼ完全な元のデータに復元させることができる。
【0044】
再生用デコーダ39でデコードされたデータは、信号エンコーダ40に供給して、伝送用に再生データをエンコードして、そのエンコードされた再生データを出力部41から他の機器に伝送させる。信号エンコーダ40でのエンコード処理としては、例えば非可逆圧縮による伝送用のエンコードが行える。例えば、動画や音声のデータの場合には、MPEG(Moving Picture Expers Group )方式によるエンコードが行える。
【0045】
制御部42には、処理プログラムなどが記憶されたROM43と、制御データなどが記憶されるRAM44とが接続してある。また、図示しない操作キーなどからの操作指令が制御部42には届く。
【0046】
次に、本例の記録・再生装置30で入力データを記録させる際の処理を、図5のフローチャートを参照して説明する。本例の記録処理は、制御部42の制御に基づいて実行されるもので、まず制御部42は、信号デコーダ32に入力信号のデコードと、そのデコードされた入力データからの透かしの検出を指示する(ステップS31)。そして、透かしが検出できたとき、その透かしに含まれるコピー制御情報の内容を判別する(ステップS32)。
【0047】
このとき判別したコピー制御情報が、コピー禁止の情報であるか否か判断する(ステップS33)。ここで、コピー禁止の情報でないと判断ときには、制御部42は記録・再生部36に記録禁止を指示し(ステップS34)、終了する。
【0048】
そして、ステップS33の判断で、コピー制御情報がコピー禁止の情報でないと判断したときには、コピー制御情報としてコピー制限の情報があるか否か判断する(ステップS35)。ここで、コピー制御情報としてコピー制限の情報(ここでのコピー制限の情報とは例えばコピー回数を決められた回数に制限する情報)がある場合には、透かし追加/変更部33に対して、コピー回数を減らすコピー制限の情報に、ウォーターマークを追加又は変更させる(ステップS36)。具体的には、例えば入力データに埋め込まれたウォーターマークで、コピー回数が2回に制限されていたとき、透かしの追加又は変更で、コピー回数を1回に制限させるコピー制限情報を含むウォーターマークが埋め込まれるようにする。
【0049】
また、ステップS35で、コピー制御情報としてコピー制限の情報がないと判断したときには、制御部42は、透かし追加/変更部33に対して、ウォーターマークを変更しないように、処理無効を指示する(ステップS37)。
【0050】
そして、ステップS36又はステップS37の処理が行われた後に、制御部42は記録用エンコーダ34に対して記録用のエンコードを指示し(ステップS38)、さらにそのエンコードされたデータに対して、暗号化部35で暗号化させ(ステップS39)、その暗号化されたデータを記録・再生部36で記録媒体37に記録させる指示を行う(ステップS40)。
【0051】
次に、本例の記録・再生装置30で記録媒体37に記録されたデータを再生させる際の処理を、図6のフローチャートを参照して説明する。再生処理についても制御部42の制御に基づいて実行されるもので、まず制御部42は、記録・再生部36に対して記録媒体37に記録された所定のデータの再生を指示する(ステップS41)。この指示により媒体37から再生された再生データは、復号部38で復号させ(ステップS42)、記録時の暗号化からの復号を行う。復号された再生データは、再生用デコーダ39で記録時の圧縮処理からのデコードを実行させ(ステップS43)、さらにそのデコードされた再生データを信号エンコーダ40で伝送用にエンコードさせる(ステップS44)。
【0052】
このように記録と再生の処理が行われることで、入力部31に得られるデータを記録するとき、その入力データにコピー制御に関するウォーターマークが埋め込まれている場合、そのコピー制御情報に基づいた適切な処理が行われることになる。即ち、例えばコピー禁止が指示されたコピー制御情報がウォーターマークとして埋め込まれている場合には、そのときの入力情報を記録・再生部36で媒体37に記録させないように処理され、コピーが禁止されたデータが記録されることがない。
【0053】
そして、ウォーターマークとして埋め込まれたコピー制御情報で、コピー回数に制限がある場合には、記録前にそのウォーターマークの修正が実行され、ウォーターマークが正しく修正された入力データが媒体に記録される。ここで本例の場合には、ウォーターマークの検出と、その検出したウォーターマークの追加又は変更が行われた後に、記録用エンコーダ34で記録用に可逆圧縮処理を行うようにしたので、記録・再生部36で媒体37に記録させるときには、データ量が圧縮された状態で少ない記録容量で記録でき、記録前にウォーターマークの修正を行ったにもかかわらず、媒体37の記録容量が有効に効率良く利用される。そして、再生した際のデコーダ39でのデコードでは、可逆圧縮処理を元に戻す処理が行われるので、ほぼ完全に元のデータを得ることができ、圧縮して記録することによるデータ劣化は生じない。
【0054】
なお、記録・再生装置30内において、記録用エンコーダ34でのエンコードで暗号化されたデータにエンコードされる場合には、暗号化部35での暗号化は必要ない。復号部38での復号についても、再生用デコーダ39でのデコードで暗号化からのデコードも行われる場合には、復号部38での復号が必要ない。
【0055】
また、記録媒体37として例えばハードディスクのような記録・再生装置からの着脱が困難な媒体である場合には、暗号化部35と復号部38を設けない構成として、暗号化させずに媒体37に記録させるようにしても良い。
【0056】
なお、上述した第1及び第2の実施の形態の記録処理では、入力データから検出したコピー制御情報で、コピー禁止を判別したとき、媒体への記録を行わないようにしたが、コピー禁止を判別したとき、媒体への記録だけは行い、その媒体からのデータの再生を禁止させたり、再生は出来ても、その再生されたデータの出力部からの出力を禁止させるようにしても良い。このようにしたことで、例えば記録されたデータに対する何らかの課金処理が行われたときだけ、正常に再生させて出力させる等の処理が可能になる。
【0057】
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、入力したデータの記録と記録されたデータの再生とを行う記録・再生装置として構成した例としたが、それぞれの実施の形態で説明した記録・再生装置の記録機能だけを備えた記録装置、或いは記録・再生装置の再生機能だけを備えた再生装置として構成しても良いことは勿論である。
【0058】
また、上述した各実施の形態で説明した装置は、記録や再生を行う専用の装置として構成したが、パーソナルコンピュータ装置などの各種情報処理装置に内蔵された記録装置や再生装置にも適用できるものである。また、装置内の各データ処理部は、ソフトウェアによる演算処理で同様の処理が行われるように構成しても良い。
【0061】
【発明の効果】
本発明の記録装置によると、データを媒体に記録する前にコピー回数制限用のウォーターマークが修正されたとき、そのウォーターマークが修正されたデータが圧縮処理されてから媒体に記録されるので、ウォーターマークの修正があっても、媒体に記録されるデータについては圧縮されたデータとなり、それだけ媒体に記録されるデータ量を削減させることができ、媒体の記録容量が有効に活用されるようになる。
【0068】
また本発明の記録・再生装置によると、データを媒体に記録する前にコピー回数制限用のウォーターマークが修正されたとき、そのウォーターマークが修正されたデータが圧縮処理されてから媒体に記録されるので、ウォーターマークの修正があっても、媒体に記録されるデータについては圧縮されたデータとなり、それだけ媒体に記録されるデータ量を削減させることができ、記録・再生装置が備える媒体の記録容量が有効に活用されるようになる。
【0069】
また本発明の記録・再生装置は、記録用エンコーダでデータ量を圧縮する処理と、再生用デコーダで元のデータ量に戻す処理として、可逆的な処理であることで、記録によるデータ劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による全体構成の例を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による記録処理例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態による再生処理例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態による全体構成の例を示す構成図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態による記録処理例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態による再生処理例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…記録・再生装置、11…入力部、12…信号デコーダ(透かし検出部)、13…透かし追加/変更情報付加部、14…暗号化部、15…記録・再生部、16…記録媒体、17…復号部、18…透かし追加/変更情報分離部、19…透かし追加/変更部、20…信号エンコーダ、21…出力部、22…制御部、23…ROM、24…RAM、30…記録・再生装置、31…入力部、32…信号デコーダ(透かし検出部)、33…透かし追加/変更部、34…記録用デコーダ、35…暗号化部、36…記録・再生部、37…記録媒体、38…復号部、39…再生用デコーダ、40…信号エンコーダ、41…出力部、42…制御部、43…ROM、44…RAM
Claims (3)
- 入力データを、その入力データに埋め込まれたウォーターマークを検出可能な状態にデコードするデコーダと、
上記デコーダがデコードした入力データに埋め込まれたコピー回数制限用のウォーターマークを検出するウォーターマーク検出手段と、
上記ウォーターマーク検出手段が検出したコピー回数制限用のウォーターマークを、コピー可能回数を1回減らしたコピー回数制限用のウォーターマークに追加又は変更し、その追加又は変更されたウォーターマークを、上記デコーダでデコードされた入力データに埋め込むウォーターマーク修正手段と、
上記ウォーターマーク修正手段によりウォーターマークが修正された入力データを、記録用にデータ量を可逆圧縮方式により圧縮するエンコーダと、
上記エンコーダでエンコードされたデータを所定の媒体に記録する記録手段とを備えた
記録装置。 - 入力データを、その入力データに埋め込まれたウォーターマークを検出可能な状態にデコードする入力用デコーダと、
上記入力用デコーダがデコードした入力データに埋め込まれたコピー回数制限用のウォーターマークを検出するウォーターマーク検出手段と、
上記ウォーターマーク検出手段が検出したコピー回数制限用のウォーターマークを、コピー可能回数を1回減らしたコピー回数制限用のウォーターマークに追加又は変更し、その追加又は変更されたウォーターマークを、上記デコーダでデコードされた入力データに埋め込むウォーターマーク修正手段と、
上記ウォーターマーク修正手段によりウォーターマークが修正された入力データを、記録用にデータ量を可逆圧縮方式により圧縮する記録用エンコーダと、
上記記録用エンコーダでエンコードされたデータを所定の媒体に記録し、その記録されたデータを再生する記録・再生手段と、
上記記録・再生手段で再生されたデータのデータ量を元のデータ量に戻す再生用デコーダと、
上記再生用デコーダでデコーダされた再生データを、出力用にエンコードする出力用エンコーダとを備えた
記録・再生装置。 - 請求項2記載の記録・再生装置において、
上記記録用エンコーダでデータ量を圧縮する処理と、上記再生用デコーダで元のデータ量に戻す処理は、可逆的な処理である
記録・再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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