JP4311856B2 - レーザ光伝送装置 - Google Patents
レーザ光伝送装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4311856B2 JP4311856B2 JP2000094776A JP2000094776A JP4311856B2 JP 4311856 B2 JP4311856 B2 JP 4311856B2 JP 2000094776 A JP2000094776 A JP 2000094776A JP 2000094776 A JP2000094776 A JP 2000094776A JP 4311856 B2 JP4311856 B2 JP 4311856B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- laser light
- laser
- light transmission
- connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
- Lasers (AREA)
Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、YAGレーザなどのような高エネルギーのレーザ光を利用して被加工物を加工する場合等に使用されるレーザ光伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、高エネルギーのレーザ光を被加工物に出射して、溶接、穴あけ、切断等の各種の加工が行われている。このような加工などに用いられるレーザ光伝送装置として、図3に示す構成のものがある。
【0003】
このレーザ光伝送装置は、YAGレーザやエキシマレーザなどのような高エネルギーのレーザ光を発生する光源6、この光源からのレーザ光を導くレーザ光伝送用ファイバ1、およびこのレーザ光伝送用ファイバ1で導かれたレーザ光を被加工物に向けて出射するレーザヘッド3を備えている。
【0004】
上記構成において、光源6からのレーザ光は、レーザ光伝送用ファイバ1、レーザヘッド3を通って被加工物に出射されて、溶接、穴あけ、切断等の各種の加工が行われる。
【0005】
ところでレーザ光伝送用ファイバ1が断線した場合など、加工がうまく行われなかったり、光ファイバの断線個所で問題が発生する虞があり、これを防止するため、断線検知用のモニタ手段が設けられ、断線が検知された場合、レーザ光の発生を停止させるなどの処置が講じられていた。
【0006】
図3においては、断線検知用ファイバ2をレーザ光伝送用ファイバ1に近接して設け、レーザ光伝送用ファイバ1からレーザヘッド3を通過して被加工物に出射されるレーザ光の一部がレーザヘッド3のレンズ5より反射されることを利用して、その反射光を断線検知用ファイバ2を通してモニタ装置7に取り込んでモニタするようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のレーザ光伝送装置においては、レーザ光伝送用ファイバと断線検知用ファイバとは、レーザ光伝送用ファイバ用コネクタ40と断線検知用ファイバ用コネクタ41とそれぞれ別々のコネクタに取り付けられ、端末処理されてレーザヘッド3に取り付けられていた。
【0008】
このため、装置が大型化し、またコネクタを取り付ける際の端末処理作業も手間がかかるものとなっていた。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、レーザ伝送用ファイバと断線検知用ファイバとを単一のコネクタに取り付けて端末処理し、レーザヘッドに取り付けることで、装置の小型化とコネクタ取付作業の容易化を図ったレーザ光伝送装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、高エネルギーのレーザ光を発生する光源と、前記光源からのレーザ光を導くレーザ光伝送用ファイバと、前記レーザ光伝送用ファイバで導かれたレーザ光を被加工物に向けて出射するレーザヘッドと、前記レーザヘッドからの反射光をモニタする断線検知用ファイバとを備えてなるレーザ光伝送装置において、前記レーザ光伝送用ファイバと前記断線検知用ファイバとが単一のコネクタを介してレーザヘッドに取り付けられており、前記レーザ光伝送用ファイバの先端面は前記コネクタの先端面と面一とされており、前記断線検知用ファイバの先端面は前記コネクタ先端面よりギャップ分奥まっているコネクタ先端部のエアギャップ面と面一とされていることを特徴としている。
【0011】
【作用】
レーザ光伝送用ファイバと断線検知用ファイバとが、単一のコネクタによってレーザーヘッドに取り付けられることにより、装置が小型化し、コネクタを取り付ける端末処理作業が容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るレーザ光伝送装置の実施形態を示す。
【0013】
同図において、1はレーザ光伝送用ファイバ、2は断線検知用ファイバ、3はレーザヘッド、4コネクタは、5はレンズ、6は光源である。
【0014】
このレーザ光伝送装置は、YAGレーザやエキシマレーザなどのような高エネルギーのレーザ光を発生する光源6、この光源6からのレーザ光を導くレーザ光伝送用ファイバ1、およびこのレーザ光伝送用ファイバ1で導かれたレーザ光を被加工物に向けて出射するレーザヘッド3、このレーザヘッド3からの反射光をモニタする断線検知用ファイバ2を備えている。そして、レーザ光伝送用ファイバ1と断線検知用ファイバ2とは、単一のコネクタ4を介してレーザヘッド3に取り付けられている。
【0015】
図2は、本発明に用いられるコネクタ4の断面図を示す。コネクタ4は、レーザ光伝送用ファイバ挿通孔と断線検知用ファイバ挿通孔とを有している。
【0016】
レーザ光伝送用ファイバ1は、コネクタ4の略中央部でインナースリーブ11により固定され、またビス15により、コネクタ本体10に固定されている。インナースリーブ11は、スリーブ本体20とナット21とからなり、ナットの締付けによりファイバがかしめ固定される。レーザ光伝送用ファイバ1の先端部分の被覆は剥かれており,裸ファイバとなっている。ファイバの先端面は研磨されており、コネクタ4の先端面と略面一とされている。
【0017】
断線検知用ファイバ2は挿通孔に挿通され、先端面はコネクタ先端部のエアギャップ面と略面一とされている。また断線検知用ファイバ2の先端部には薄肉のSUSパイプ(図事せず)が被せられており、ファイバとパイプとは、接着剤で接着されている。そして、ビス14によってコネクタ本体10に固定されている。
【0018】
コネクタの基端部においては、レーザ光伝送用ファイバ1と断線検知用ファイバ2とは、SUS可とう管13に挿入されており、SUS可とう管13は、ビス16によりリング12と固定され、さらにビス17によりリング12がコネクタ本体10に固定されている。
【0019】
そして、このコネクタ4がレーザーヘッド3に取り付けられる。
【0020】
上記の構成では、レーザ光伝送用ファイバと断線検知用ファイバとが、単一のコネクタによってレーザーヘッドに取り付けられているので、装置が小型化し、コネクタを取り付ける端末処理作業が容易になる。
【0021】
レーザ光伝送用ファイバ1は、通常の石英系光ファイバよりもコア径を大きく設定した、いわゆる石英系大口径光ファイバでできており、また断線検知用ファイバ2も、レーザ光伝送用ファイバと同様に、大口径光ファイバでできている。
【0022】
上記の構成により、光源6からのレーザ光は、レーザ光伝送用ファイバ1、レーザヘッド3を通って被加工物に出射されて、溶接、穴あけ、切断等の各種の加工が行われる。また出射されるレーザ光の一部がレーザヘッド3のレンズ5より反射され、その反射光が断線検知用ファイバ2を通してモニタ装置7に取り込まれ、断線が検知される。
【0023】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明のレーザ光伝送装置は、レーザ光伝送用光ファイバと断線検知用ファイバとを単一のコネクタによってレーザーヘッドに取り付けているため、装置が小型化し、コネクタを取り付ける端末処理作業の容易化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ光伝送装置の構成図である。
【図2】コネクタの断面図である。
【図3】従来のレーザ光伝送装置の構成図である。
【符号の説明】
1 レーザ光伝送用光ファイバ
2 断線検知用モニタファイバ
3 レーザヘッド
4 コネクタ
5 レンズ
6 光源
7 モニタ装置
10 コネクタ本体
11 インナースリーブ
Claims (1)
- 高エネルギーのレーザ光を発生する光源と、前記光源からのレーザ光を導くレーザ光伝送用ファイバと、前記レーザ光伝送用ファイバで導かれたレーザ光を被加工物に向けて出射するレーザヘッドと、前記レーザヘッドからの反射光をモニタする断線検知用ファイバとを備えてなるレーザ光伝送装置において、前記レーザ光伝送用ファイバと前記断線検知用ファイバとが単一のコネクタを介してレーザヘッドに取り付けられており、前記レーザ光伝送用ファイバの先端面は前記コネクタの先端面と面一とされており、前記断線検知用ファイバの先端面は前記コネクタ先端面よりギャップ分奥まっているコネクタ先端部のエアギャップ面と面一とされていることを特徴とするレーザ光伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000094776A JP4311856B2 (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | レーザ光伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000094776A JP4311856B2 (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | レーザ光伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001276993A JP2001276993A (ja) | 2001-10-09 |
JP4311856B2 true JP4311856B2 (ja) | 2009-08-12 |
Family
ID=18609769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000094776A Expired - Lifetime JP4311856B2 (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | レーザ光伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4311856B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11231693B2 (en) | 2015-02-12 | 2022-01-25 | Glowforge Inc. | Cloud controlled laser fabrication |
US11281189B2 (en) | 2016-11-25 | 2022-03-22 | Glowforge Inc. | Controlled deceleration of moveable components in a computer numerically controlled machine |
US11305379B2 (en) | 2016-11-25 | 2022-04-19 | Glowforge Inc. | Preset optical components in a computer numerically controlled machine |
US11327461B2 (en) | 2015-02-12 | 2022-05-10 | Glowforge Inc. | Safety assurances for laser fabrication using temperature sensors |
US11860601B2 (en) | 2016-11-25 | 2024-01-02 | Glowforge Inc. | Calibration of a computer-numerically-controlled machine |
-
2000
- 2000-03-30 JP JP2000094776A patent/JP4311856B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11231693B2 (en) | 2015-02-12 | 2022-01-25 | Glowforge Inc. | Cloud controlled laser fabrication |
US11327461B2 (en) | 2015-02-12 | 2022-05-10 | Glowforge Inc. | Safety assurances for laser fabrication using temperature sensors |
US11537097B2 (en) | 2015-02-12 | 2022-12-27 | Glowforge Inc. | Visual preview for laser fabrication by assembling multiple camera images |
US11537095B2 (en) * | 2015-02-12 | 2022-12-27 | Glowforge Inc. | Multi-function computer numerically controlled machine |
US11880182B2 (en) | 2015-02-12 | 2024-01-23 | Glowforge Inc. | Safety and reliability for laser fabrication |
US11995159B2 (en) | 2015-02-12 | 2024-05-28 | Glowforge, Inc. | Multi-function computer numerically controlled machine |
US11281189B2 (en) | 2016-11-25 | 2022-03-22 | Glowforge Inc. | Controlled deceleration of moveable components in a computer numerically controlled machine |
US11305379B2 (en) | 2016-11-25 | 2022-04-19 | Glowforge Inc. | Preset optical components in a computer numerically controlled machine |
US11860601B2 (en) | 2016-11-25 | 2024-01-02 | Glowforge Inc. | Calibration of a computer-numerically-controlled machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001276993A (ja) | 2001-10-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4608980A (en) | Laser hand piece | |
JP6376723B2 (ja) | 光コネクタ及びそれを用いた光ファイバケーブル | |
JPS6257267A (ja) | 高パワ−レ−ザ用光フアイバビ−ム供給装置 | |
DE10123097B8 (de) | Werkzeugkopf zur Lasermaterialbearbeitung | |
JP4311856B2 (ja) | レーザ光伝送装置 | |
MY135049A (en) | Device for cleaving an optical fibre | |
KR20040047727A (ko) | 코어 드릴링 비트용 공구 고정부 | |
JPH02293638A (ja) | 光ファイバ安全装置 | |
JP2009089908A (ja) | 内視鏡 | |
JPH04138890A (ja) | レーザ光反射装置及びそのレーザ光反射装置を備えたレーザ加工装置 | |
JP2006034542A (ja) | 内視鏡とその製造方法、修理方法 | |
JP2001188145A (ja) | 光コネクタ清掃具のガイド治具 | |
JP4722604B2 (ja) | 内視鏡装置 | |
JP4188217B2 (ja) | 光ファイバユニットおよび光ファイバセンサ | |
JP2015163932A (ja) | 光ファイバ固定構造 | |
JP2000019351A (ja) | 医療機器用光源装置 | |
JP2007202272A (ja) | 電線端末処理装置における電線セット装置 | |
EP1249299A3 (en) | Nozzle system for laser machining | |
JP2008076629A (ja) | レーザフェルール | |
US20190117047A1 (en) | Assistant clamper having lens | |
CN213552563U (zh) | 一种半导体激光治疗仪 | |
CN219516170U (zh) | 一种医学硬管内窥镜与光导纤维耦合间隙的装置 | |
JPH0961669A (ja) | 光ファイバコネクタ | |
JP2009180770A (ja) | 光コネクタ構造 | |
JP6129613B2 (ja) | 光コネクタ及びそれを用いた光ファイバケーブル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050930 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070801 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070807 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070925 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080507 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090512 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4311856 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140522 Year of fee payment: 5 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |