JP4280296B2 - インクジェット記録用紙 - Google Patents

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Description

本発明は、顔料インク及び染料インクを用いるインクジェット記録に適するインクジェット記録用紙に関するものである。
インクジェットプリンタによる記録は、騒音が少なく高速記録が可能であり、かつ多色化が容易なために多方面で利用されている。インクジェット記録に用いるインク中には多量の溶媒が含まれているため速やかに用紙に浸透させる必要があり、当初は上質紙やマット調塗工紙のインクジェット記録用紙が主であったが、銀塩写真に近い画像が求められるにつれて、いわゆるキャストコート紙等の高光沢インクジェット記録用紙も増加してきている。
一方、現在では、従来の主流であった着色剤を使用した染料インクのみではなく、耐水性や耐光性に優れた着色顔料を分散した顔料インクも使用されるため、着色剤の浸透性が高い染料インクと着色顔料が表面に留まりやすい顔料インクとの双方に対応したインクジェット記録用紙が要求されている。
これらの要求に対応すべく、特許文献1では、ゲル化キャスト法を用いて、インクジェット記録で染料インク及び顔料インクのいずれを使用した場合においても印字濃度が高く、かつ印字ムラがなく、更に、塗工層に柔軟性があり、加工適性にも優れた高白色度を持つインクジェット記録用紙の製造方法が開示されている。
他方で、銀塩写真と同様にインクジェット記録用紙においても、長期保存による退色(色あせ)が問題となっており、退色を防止したインクジェット記録用紙の需要がある。しかしながら、特許文献1では、この退色に対する耐性が十分でなかった。
特願2007‐122659号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、インクジェット記録で染料インク及び顔料インクのいずれを使用した場合においても、長期保存による退色(色あせ)が少なく、かつ、染料インク及び顔料インクのいずれを使用した場合においても印字濃度が高く、印字ムラがないインクジェット記録用紙を提供することにある。
この課題を解決した本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
基材の一方又は双方の表面上に、インク受容層と、このインク受容層上に形成された光沢層とを有するインクジェット記録用紙であって、
前記光沢層が顔料、カチオン性化合物、アクリル系共重合ポリマーバインダー及び保水剤を含有する塗工液による塗工により形成され、
前記塗工液が、前記顔料100質量部に対し、前記カチオン性化合物が5〜15質量部、アクリル系共重合ポリマーが3〜15質量部、並びにバインダーが5〜50質量部含有するように調製され
前記保水剤がアルデヒド変性ヒドロキシエチルセルロースである、
ことを特徴とするインクジェット記録用紙。
〔請求項2記載の発明〕
前記カチオン性化合物がDADMAC系の化合物である、請求項1記載のインクジェット記録用紙。
〔請求項3記載の発明〕
前記アクリル系共重合ポリマーがスチレン−アクリル共重合ポリマーである、請求項1又は請求項2記載のインクジェット記録用紙。
〔請求項4記載の発明〕
前記光沢層上に最表層が設けられ、この最表層がジアミン系化合物とヒドラジド誘導体とを含有し、このヒドラジド誘導体がヒドラジド誘導体とアクリルアミドとの共重合体である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録用紙。
〔請求項5記載の発明〕
前記バインダーがアセトアセチル化ポリビニルアルコールである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録用紙。
本発明によると、インクジェット記録で染料インク及び顔料インクのいずれを使用した場合においても、長期保存による退色(色あせ)が少なく、かつ、染料インク及び顔料インクのいずれを使用した場合においても印字濃度が高く、印字ムラがないインクジェット記録用紙となる。
次に、本発明の実施の形態を説明する。
本実施の形態のインクジェット記録用紙は、基材の一方又は双方の表面上に、1層又は2層、3層、4層若しくはそれ以上の複数層のインク受容層と、このインク受容層上に形成された光沢層とを有する。
〔基材〕
基材は、その原料が特に限定されず、例えば、パルプを用いることができる。このパルプの種類も特に限定されず、例えば、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)や針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)や広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)等の化学パルプ;サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、リファイナーメカニカルパルプ(RMP)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、ケミグランドパルプ(CGP)、サーモグランドパルプ(TGP)、砕木パルプ(GP)、ストーングランドパルプ(SGP)、加圧ストーングランドパルプ(PGW)等の機械パルプ;デインキングパルプ(DIP)、ウェストパルプ(WP)等の化学パルプや機械パルプ由来の古紙パルプ等が挙げられ、これらの中から1種又は2種以上を選択して用いることができる。これらのうち、白色度、平滑性向上の点から、LBKPを原料パルプ全量の80〜100質量%用いることが好ましい。
パルプのカナダ標準濾水度(フリーネス)は、350〜500mlとすることが好ましい。350ml未満では基材のクッション性が低下し、反光沢面の印刷適性が低下する傾向がある。500mlを超えると、基材の強度が低下し、ギロチン断裁時に紙粉が発生しやすくなる。
基材は、JIS P 8251に準じた灰分率が1〜5質量%、好ましくは2〜4質量%となるように、填料を含有することが好ましい。填料は、平滑性向上によりオフセット印刷でのムラを改善し、葉書用途として使用するための不透明度を向上させ、さらにはパルプの繊維間結合を抑え基材に空隙を生じさせることでクッション性を向上させ、インクジェットプリンタにおける搬送ギアによる穴開きや、連続印字時の搬送ロール押し付けによって反光沢面−光沢面の擦れによる光沢面への傷を低減することができる。上記灰分率が1質量%未満では光沢面にキズ入りが見られる場合があり、5質量%を超えると反光沢面印刷時にブランケットに紙粉が付着しやすくなり、断裁時には紙粉が発生しやすくなる。前記填料は、特に限定されず、例えば、酸化チタン、クレー、タルク、炭酸カルシウム等が挙げられる。
オフセット印刷時の表面強度向上や紙粉低減の観点から、基材は、酸化澱粉、アセチル化澱粉、エステル化澱粉、エーテル化澱粉等の各種澱粉を、内添及び/又は表面塗工によって含有することが好ましい。基材中の含有量は1〜10g/m2が好ましい。1g/m2未満では表面強度低下により紙粉が発生しやすくなり、10g/m2を超えるとインク吸収性が低下する傾向がある。
基材は、その他の添加薬品として、例えば、紙力増強剤、内添サイズ剤、外添サイズ剤、歩留向上剤等、公知のものを含むことができる。
〔インク受容層〕
基材の一方又は双方の表面上には、インクを吸収して乾燥させるため、顔料及びバインダーを含むインク受容層を設ける。このインク受容層は、1層に限定されず、例えば、2層、3層、4層又はそれ以上の複数層とすることができる。
前記顔料の種類は特に限定されず、例えば、非晶質シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、クレー、炭酸カルシウム、タルク、炭酸マグネシウム、過硫酸バリウム、珪酸マグネシウム等の無機顔料が挙げられる。特に、非晶質シリカは細孔容積が大きいためインク吸収性が良好であり、好ましい。
前記顔料の粒子径は特に限定されないが、コールカウンター法による平均2次粒子径が1〜10μmの範囲が好ましい。1μm未満では層内の空隙がなくインク吸収性が低下する傾向があり、10μmを超えると層内の空隙が大きく印刷ムラが発生する傾向がある。
前記顔料を基材に接着させるバインダーは特に限定されず、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、酢酸ビニル、ポリビニルアセタール、酸化澱粉、エーテル化澱粉、アクリル酸エステル系樹脂、アクリルアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられ、これらのうち1種類以上を選択して使用することができる。特にスチレン−アクリル酸共重合体は塗料が増粘することなく光沢層の塗液に対する強度が得られるため好ましい。インク受容層におけるバインダー含有量を顔料100質量部に対して有効成分基準で20〜70質量部とすることが、インク吸収性、表面強度の点で好ましく、20質量部未満では表面強度が劣り、70質量部を超えると、インク吸収性が劣る。
インク受容層の塗工量は特に限定されず、例えば、乾燥質量で5〜15g/m2である。
〔光沢層〕
インク受容層の上には、顔料及びバインダーを含む光沢層を設け、この光沢層がカチオン性化合物とアクリル系共重合ポリマーとを含有することが必須である。
光沢層にカチオン性化合物を加えることにより、光沢層に染料インキの一部を定着させることができ、インキ受容層よりも表面である光沢層にインキが留まるため、印字濃度が高くなる。一方で、大部分のインキはインキ受容層に吸収されるため、光沢層にインキが吸収されることによる、印字ムラの悪化は発生しない。また、光沢層中では染料インキがカチオン性物質により吸着、固定化されるため、染料インキの構造が紫外線、可視光線で破壊されることを抑えることができ、長期保存による退色(色あせ)を抑えることができる。
また、アクリル系共重合ポリマーを光沢層に加えることにより、塗工層の硬度が向上でき、塗工層のひび割れが抑えられる。これにより、ひびに沿った顔料インキや、その溶剤(水や有機溶剤)の拡散を防止でき、印字ムラを防止できるだけでなく、塗工層への吸収性が均一になるため、印字濃度が向上する。
このように、光沢層にカチオン性化合物とアクリル系共重合ポリマーとを含有させることで、染料インク及び顔料インクのいずれを使用した場合においても、長期保存による退色(色あせ)が少なく、かつ、染料インク及び顔料インクのいずれを使用した場合においても印字濃度が高く、印字ムラがないインクジェット記録用紙が得られるのである。
カチオン性化合物の種類は特に限定されないが、インキ定着性を向上させる効果が高いDADMAC(Diallyldimethylammonium chloride、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド)系の化合物が好ましい。
カチオン性化合物の配合量は、顔料100質量部に対して有効成分基準で、好ましくは5〜15質量部、より好ましくは8〜12質量部である。配合量が5質量部未満では、インキの定着性が十分でないため印字濃度が低く、退色性が大きくなり、一方で、光沢層のインキ吸収性が低く、インキ受容層にインキが溜まり、印刷ムラが発生する。15質量部を超過すると、光沢層中でインキが拡散しやすく、印刷ムラが発生し、また、より表層に近い場所にインキが集中するため、退色性は劣るが、印字濃度は良好となる。
アクリル系共重合ポリマーの種類も特に限定されないが、表面強度の向上効果が高いスチレン−アクリル共重合ポリマーが好ましい。
アクリル系共重合ポリマーの配合量は、顔料100質量部に対して有効成分基準で、好ましくは3〜15質量部、より好ましくは5〜13質量部である。配合量が3質量部未満では、表面強度が低下するため、光沢層にひびが入りやすく、また、インクジェットプリンタで印刷した際に、プリンタ内部のローラーと接触した光沢層に、傷が入りやすくなる。その他、染料インキを定着するカチオン性化合物を固定しにくくなり、インキが沈み込み易くなり印字濃度が低下し、空隙が多くなるため印字ムラが発生する。15質量部を超過すると、光沢層中の空隙がポリマーによって埋まるためインキ吸収性が低下し、印刷ムラが発生する一方で、退色性は劣るが、印字濃度は良好となる。
光沢層に含まれる顔料としては、前記インク受容層と同様の顔料を使用することができるが、特に、気相法により生成された非晶質シリカが、顔料インクの定着性が良好で好ましい。非晶質シリカ粒子の大きさは特に限定されず、例えば、長径100〜200nmである。その他の顔料として、例えば、コロイダルシリカ、アルミナ、クレー、炭酸カルシウム、タルク、炭酸マグネシウム、過硫酸バリウム、珪酸マグネシウム等を使用することができる。
本形態では、光沢層中のバインダーとして、例えば、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、スチレンと無水マレイン酸共重合体、カルボキシメチルセルロース、多糖類等を使用することができるが、なかでもポリビニルアルコールが耐水性の点で好ましく、特にアセトアセチル化ポリビニルアルコールを使用することで、後述する最表層の塗工液との架橋反応性が良好となり、均一な塗工面を形成することができ好ましい。ここで、アセトアセチル化ポリビニルアルコールとは、アセトアセチル基を有する変性ポリビニルアルコールであり、なかでも、ケン化度98%以上の完全ケン化、重合度2000以上の高粘度のものが、ゲル化が容易で好ましい。ゲル化が促進されると耐水性が向上するため、例えば染料インキ定着後の印刷面に水が付着した場合、染料インキが水中に溶け出してにじむ作用を防止できる。
光沢層中におけるバインダーの含有量は、特に限定されないが、顔料100質量部に対して有効成分基準で5〜50質量部が好ましく、10〜40質量部がより好ましい。バインダー含有量が5質量部未満ではインク受容層への顔料の定着性が低下し印字濃度が低下し、50質量部を超えるとバインダーの被膜によりインク吸収性が低下して印字ムラが発生する傾向がある。
本形態では、光沢層の塗工液中に、保水剤を配合することがより好ましい。これにより、基材中へのバインダー成分の浸透が抑制されるため、塗工液がインク受容層や基材に吸収されにくく、塗工層表面のひび割れや、ひびによる光沢の低下を抑制し、更には、ひびに沿ったインキの拡散による印字ムラを抑制することができる。
また、バインダーとしてアセトアセチル化ポリビニルアルコールを使用する場合は、ゲル化が促進され、表面強度が向上する。更に、アセトアセチル化ポリビニルアルコールと保水剤とを併用することで、塗工面のひび割れや、染料インクでの印字時に表面の曇り(ヘイズ)が生じるのを抑制することもできる。
本形態において保水剤とは、塗工液の保水力を向上させる高分子化合物であり、塗工液の基材中への浸透を調整することができる。具体的には、特に限定されないが、ポリアクリル酸系、ポリウレタン系、ポリアクリルアミド系、セルロース誘導体系、バイオガム系、グアガム誘導体系等が挙げられる。
なかでもセルロース誘導体が、保水効果が高く均一な塗工面を形成することができるので好ましい。ここでセルロース誘導体とは、セルロースが持つ水酸基をエステル化又はエーテル化したもの、及び、その変性物を指し、例えば、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、これらの各種変性物(例えば、アルデヒド変性物、カチオン変性物、アルキル変性物等)等が挙げられる。特にアルデヒド変性ヒドロキシエチルセルロースは、アセトアセチル化ポリビニルアルコールのゲル化を促進するため、顔料インクにおいて印字濃度を高めることができ好ましい。
本形態において、保水剤の配合量は特に限定されないが、顔料100質量部に対して有効成分基準で0.01〜5質量部が好ましく、0.1〜3質量部がより好ましい。保水剤の配合量が少なすぎると、塗工層表面のバインダーが被膜化しインク吸収性が低下し、印刷ムラが発生する傾向がある。逆に多すぎると塗工液が増粘して、均一な塗工層形成が困難となり印字ムラが発生しやすくなる。
本形態において、光沢層の塗工量は特に限定されず、例えば、乾燥質量で5〜15g/m2程度である。
〔最表層〕
本形態では、光沢層上に、この光沢層をゲル化させることを目的として最表層を塗工形成するのが好ましい。最表層の塗工液(凝固液)は、光沢層中のバインダーを架橋反応させるため、架橋剤を含有させる。この架橋剤は特に限定されず、例えば、ホウ素化合物、エポキシ化合物、グリシジル化合物、ジルコニウム化合物、アルミニウム化合物、クロム化合物等が挙げられ、なかでも、ゲル化反応が早いホウ素化合物が好ましい。
本形態において、ホウ素化合物は特に限定されず、例えば、ホウ砂(Na2[B45(OH)4]・8H2O);ホウ酸(H3BO3);オルトホウ酸塩、二ホウ酸塩、四ホウ酸塩等の各種ホウ酸塩等を使用することができるが、速やかに架橋反応を起こし、均一な塗工層を形成することができるため、ホウ砂、及び、ホウ酸が好ましい。
さらには、光沢層中のバインダーがアセトアセチル化ポリビニルアルコールである場合には、その中のアセトアセチル基と架橋反応させるために、最表層には、多価金属化合物、アルデヒド化合物、エポキシ化合物、メチロール化合物等を配合することができ、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、酢酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酢酸亜鉛、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、乳酸アルミニウム、四塩化チタン、乳酸チタン、テトライソプロピルチタネート、酢酸ジルコニウム、塩化ジルコニウム、オキシ塩化ジルコニウム、炭酸ジルコニウムアンモニウム、クロムミョウバン、カリウムミョウバン、塩基性ポリ水酸化アルミニウム、塩化コバルト、塩化第一鉄、硫酸第一鉄、塩化第二鉄、酢酸クロム、酢酸バリウム等の多価金属化合物を配合するのがアセトアセチル化ポリビニルアルコールとの反応性が早いため好ましく、特に塩化ジルコニウム(ZrCl2)は速やかにゲル化され、均一な塗工層を形成することができ、好ましい。
光沢層の柔軟性が向上することによって塗工面のひび割れが抑制されるので、本形態では、最表層に、ジアミン系化合物とヒドラジド誘導体とを含有するのが好ましい。
この2つに加えて、さらにホウ素化合物を含有するのも好ましい。従来の、ホウ素化合物単独を用いたゲル化剤(架橋剤)は架橋密度が高くなりすぎて塗工面の表面が割れやすくなってしまう。そこで、ホウ素化合物の一部置き換えとしてジアミン系化合物とヒドラジド誘導体とを架橋剤として併用して架橋反応させることで架橋密度が減少し、塗工層に柔軟性を与えることができる。光沢層のバインダーがアセトアセチル化ポリビニルアルコールの場合、ホウ素化合物は、当該バインダー中の水酸基と架橋反応し、ジアミン系化合物及びヒドラジド誘導体は、当該バインダーに含まれるアセトアセチル基と架橋反応する。さらに、ジアミン系化合物とヒドラジド誘導体とを併用することにより、ジアミン系化合物単独からなるゲル化剤よりも塗工層表面のJIS P 8148に準じたISO白色度が向上し、ISO白色度90以上の高白色度を得ることができる。この要因として、ジアミン系化合物のみの架橋では、アミンの酸化や、共役形の存在による電子の励起による黄変化が発生するが、ヒドラジド誘導体と併用することで、ジアミン系化合物の配合を抑える事ができるためと考えられる。
本形態のジアミン系化合物は、アミノ基(特に1級アミノ基)を2個有する化合物であれば特に限定されないが、炭素原子に結合した1級アミノ基を2個有する化合物であることが好ましく、例えば、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、メタキシレンジアミン、ノルボルナンジアミン、エチレンジアミン、メタキシレンジアミンとエピクロルヒドリンとの重縮合物等が挙げられ、特に1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンは光沢層がムラになりにくいため好ましい。
本形態のヒドラジド誘導体としては、低分子のヒドラジド誘導体(アジピン酸ヒドラジド)ではなく、アクリルアミドとの共重合体を使用する。アクリルアミドとの共重合体が好ましい原因として、アクリルアミドが存在することにより、電子吸引性が増加し、他のヒドラジド誘導体よりも活性が高く、反応性、反応速度が高いことが考えられる。また、バインダーがアセトアセチル化ポリビニルアルコールの場合には、アセトアセチル基とのエナミン反応物を安定して与えることができる。
アクリルアミドとしては、アミノポリアクリルアミドであることで、よりインクの定着性を高めることができるため、特に好ましい。
ヒドラジド誘導体としては、アクリルアミドとの共重合体中において、ヒドラジン当量が通常50〜300の範囲にあるものが好ましく、150〜180の範囲にあるものがより好ましい。150未満では光沢ムラや印字ムラが発生しやすく、180を超えると染料インク使用時に曇りやすくなる。
ジアミン系化合物に対するヒドラジド誘導体の含有比率(質量比)は、通常1:0.1〜1:3であるのが好ましく、1:0.25〜1:1.5であるのがより好ましい。0.25未満では白色度が低下し、1.5を超えると光沢ムラ及び印字ムラが発生しやすくなる。
さらに、ホウ砂も併用する場合には、ホウ砂に対する架橋剤(ジアミン系化合物及びヒドラジド誘導体)の含有比率(質量比)は、通常1:2〜1:4であるのが好ましく、1:2.5〜1:3.5であるのがより好ましい。2未満では塗工層のひび割れが発生し、4を超えると光沢ムラや印字ムラが発生しやすい。
最表層の塗工量は特に限定されず、例えば、乾燥質量で0.5〜2g/m2である。
〔その他〕
インク受容層、光沢層、及び、最表層の塗工液の塗布方法は特に限定されず、例えば、エアーナイフコーター、ロールコーター、バーコーター、コンマコーター、ブレードコーター等の公知の塗工機を用いて塗工することができる。
本形態のインクジェット記録用紙では、銀塩写真並の高い光沢を持たせるため、鏡面仕上げを行うことが好ましい。鏡面仕上げの方法としては、光沢層用塗料又は最表層用塗料を塗布した塗工層の表面が湿潤状態にある間に、当該塗工層を加熱した鏡面に圧接した後、乾燥して行う、いわゆるキャストコート法によることが好ましい。キャストコート法は、一般に、(1)塗工層が湿潤状態にある間に、鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着(圧接)して乾燥するウェットキャスト法(直接法)、(2)湿潤状態の塗工層を一旦(半)乾燥した後に再湿潤液により膨潤可塑化(湿潤)させ、鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着し乾燥するリウェットキャスト法(再湿潤法)、(3)湿潤状態の塗工層を凝固液等の凝固処理によりゲル状態にして、鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着し乾燥するゲル化キャスト法(凝固法)、の3種類に分けることができる。本形態では、ゲル化キャスト法が、塗工層のクラック(ひび割れ)なく光沢層を形成することができ、特に顔料インクの沈み込みが抑制されるため好ましい。
以下に実施例を掲げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
1.基材
〔実施例1〜45、比較例1〜3〕
原料として広葉樹晒クラフトパルプ100%のパルプを使用し、フリーネスを370mlとした。紙力剤、サイズ剤を絶乾パルプ1tに対してそれぞれ有効成分基準で5kgずつ内添し、填料としてタルクを灰分3.0質量%となるよう内添した。長網抄紙機で抄造・乾燥後、サイズプレスを用いて酸化澱粉を乾燥質量3.0g/m2となるよう塗工し、米坪157g/m2の基材を得た。
2.インク受容層
〔実施例1〜45、比較例1〜3〕
非晶質シリカ(グレース社製、品番:ED5)100質量部に対して、バインダーとしてスチレン−アクリル酸共重合樹脂(日本NSC社製、品番:KE35)30質量部を含む塗工液を調製し、これを、前記基材の表面に、乾燥質量10g/m2となるよう塗工した。なお、各部数は有効成分基準の数字である(以下も同様。)。
3.光沢層及び最表層
〔実施例1〜31〕
気相法シリカ(日本アエロジル社製、品番:アエロジル300)100質量部に対して、カチオン性化合物としてDADMAC系化合物(センカ株式会社製、品番:CP102)、アクリル系共重合ポリマーとしてスチレン−アクリル共重合ポリマー(星光PMC株式会社製、品番:CT−100)、バインダーとしてアセトアセチル化ポリビニルアルコール(日本合成化学社製、品番:ゴーセファイマーZ410、ケン化度99%、重合度2100)、及び、保水剤としてアルデヒド変性ヒドロキシエチルセルロース(三昌社製、品番:SANHEC−HH)を添加した塗工液を調製し、これを、前記インク受容層の塗工・乾燥後の表面に、光沢層として、乾燥質量10g/m2となるよう塗工した。
さらに、ホウ砂(SVM社製)、ジアミン系化合物(三菱ガス化学社製、品番:1,3BAC、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン)、及び、ヒドラジド誘導体(大塚化学社製、品番:APAP250、ヒドラジド誘導体とアミノポリアクリルアミド、ヒドラジン当量164)を含有し、ホウ砂に対する架橋剤(ジアミン系化合物及びヒドラジド誘導体)の比率は1:3(質量比)の割合とし、ジアミン系化合物:ヒドラジド誘導体の比率は表1記載のとおりとした塗工液を調製し、これを光沢層上に乾燥質量1g/m2となるよう塗工し、ゲル化キャスト法により鏡面仕上げを行った。
Figure 0004280296
〔実施例32、33〕
カチオン性化合物として、ポリアリルアミン系化合物(日東紡績株式会社製、品番:PAA−HCI3L)、又は、ポリウレタン系化合物(日華化学株式会社製、品番:ネオフィックスIJ−150)を使用した以外は、実施例1と同様に調製した。
〔実施例34、35〕
アクリル系ポリマーとして、ウレタン系ポリマー(第一工業製薬株式会社製、品番:スーパーフレックス300)、又は、エチレン−酢酸ビニル共重合ポリマー(株式会社クラレ製、品番:OM−5010)を使用した以外は、実施例1と同様に調製した。
〔実施例36〕
バインダーとして、ポリビニルアルコール(株式会社クラレ製、品番:ポバールPVA110)を使用した以外は、実施例1と同様に調製した。
〔実施例37〜40〕
保水剤として、カルボキシルメチルセルロース(ダイセル化学社製、品番:CMC)、ポリアクリル酸系(サンノプコ社製、品番:SNシックナー926)、ポリウレタン系(サンノプコ社製、品番:SNシックナー625N)、又は、ポリアクリルアミド系(サンノプコ社製、品番:SN−4X4027)を使用した以外は、実施例1と同様に調製した。
〔実施例41〕
バインダー及び保水剤を無配合とした以外は、実施例1と同様に調製した。
〔実施例42〜44〕
ジアミン系化合物として、ガスカミン328(三菱ガス化学社製、品番:ガスカミン328、メタキシレンジアミンとエピクロルヒドリンの重縮合物)、又は、スミマールM−30W(住友化学社製、メチロール化メラミン)を使用し、ヒドラジド誘導体(アジピン酸ジヒドラジド、大塚化学(株)製、品番:ADH)を使用した以外は、実施例1と同様に調製した。
〔実施例45〕
ジアミン系化合物、ヒドラジド誘導体を使用せず、ホウ砂のみを使用した以外は、実施例1と同様に調製した。
〔比較例1〕
アクリル系ポリマーを無配合とした以外は、実施例1と同様に調整した。
〔比較例2〕
カチオン性化合物を無配合とした以外は、実施例1と同様に調整した。
〔比較例3〕
アクリル系ポリマー及びカチオン性化合物を無配合とした以外は、実施例1と同様に調整した。
4.測定・評価方法
上記によって製造したインクジェット記録用紙について、以下のとおり測定・評価を行った。結果は表1に示した。染料インク適性を測定、評価するにあたっては、エプソン社製のインクジェットプリンタ(品番:PM−G730)および純正インキ(品番:IC6CL32)を使用した。また、顔料インク適性を測定、評価するにあたっては、エプソン社製のインクジェットプリンタ(品番:PX−G930)および純正インキ(IC8CL33)を使用した。
1)印字ムラ
ベタ印字部分について、インク濃度ムラの有無を下記基準で目視評価した。
◎:インク濃度のムラは見られず、鮮明な印面であった。
〇:インク濃度ムラがほとんどなく、均一な印面であった。
△:インク濃度ムラが若干見られ、不均一な印面であった。
×:インク濃度ムラが見られ、不鮮明な印面であった。
2)印字濃度
ベタ印字部分について、印字濃度を下記基準で目視評価した。
◎:インクの沈みがなく、高い印字濃度が得られた。
〇:インク沈みはないが、印字濃度がやや劣った。
△:インク沈みが見られ、印字濃度が低かった。
×:インクの沈みにより、印字濃度が大幅に低かった。
3)退色性
印刷後サンプルについて、退色性を測定した。
JIS X 9201(S6)に準拠した画像を印刷した印刷試験体を、スガ試験機社製、FAL−3を用いて、波長340nmのキセノン光を35℃で、照射強度450W/m2で24時間照射した。照射前後のL値、a値、b値を、カラーアナライザー(型番:MS−2020PLUS、マクベスグレタグ社製、測定条件はUVIN(紫外線を含む)、SCI(反射光を含む)、C光源、視野角2°)にて測定し、照射前後のL値、a値、b値の差、ΔL、Δa、Δbを算出し、次の式に従ってΔE値を算出した。
ΔE=(ΔL2+Δa2+Δb21/2
墨色(K)、藍色(C)、紅色(M)、黄色(Y)印刷部のΔE値を合計したΔE合計値を耐退色性の指標とした。ΔE合計値が小さくなるほど耐退色性に優れていることを示す。
4)表面強度
エプソン社製のインクジェットプリンタ、品番:PM−G730を使用して印刷した印刷試験体において、用紙表面の傷の発生程度を下記基準で目視評価した。
◎:傷入りがなく、高い表面強度が得られた。
〇:傷入りが若干認められたが、十分な表面強度が得られた。
△:傷入りがあり、表面強度が劣った。
×:傷入りが多くあり、表面強度が最低レベルであった。
5)ISO白色度
JIS P 8148「紙,板紙及びパルプ−ISO白色度(拡散青色光反射率)の測定方法」に基づいて、印刷前の塗工面について測定した。
6)光沢度
JIS P−8142「紙及び板紙−75度鏡面光沢度の測定方法」に基づいて、印刷前の塗工面について測定した。
5.評価
表1の結果から、実施例1〜45では、染料インク・顔料インクのいずれを用いた場合でも印字濃度が高く、印字ムラや退色性が低く、表面強度が強いインクジェット記録用紙が得られたことが分かる。また、ISO白色度、光沢度も良好であった。
光沢層にカチオン性化合物及び/又はアクリル系共重合ポリマーを含有しなかった比較例1〜3では、上記のような良好な結果を得ることはできなかった。
本発明は、顔料インク及び染料インクを用いるインクジェット記録に適するインクジェット記録用紙として、適用可能である。

Claims (5)

  1. 基材の一方又は双方の表面上に、インク受容層と、このインク受容層上に形成された光沢層とを有するインクジェット記録用紙であって、
    前記光沢層が顔料、カチオン性化合物、アクリル系共重合ポリマーバインダー及び保水剤を含有する塗工液による塗工により形成され、
    前記塗工液が、前記顔料100質量部に対し、前記カチオン性化合物が5〜15質量部、アクリル系共重合ポリマーが3〜15質量部、並びにバインダーが5〜50質量部含有するように調製され
    前記保水剤がアルデヒド変性ヒドロキシエチルセルロースである、
    ことを特徴とするインクジェット記録用紙。
  2. 前記カチオン性化合物がDADMAC系の化合物である、請求項1記載のインクジェット記録用紙。
  3. 前記アクリル系共重合ポリマーがスチレン−アクリル共重合ポリマーである、請求項1又は請求項2記載のインクジェット記録用紙。
  4. 前記光沢層上に最表層が設けられ、この最表層がジアミン系化合物とヒドラジド誘導体とを含有し、このヒドラジド誘導体がヒドラジド誘導体とアクリルアミドとの共重合体である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録用紙。
  5. 前記バインダーがアセトアセチル化ポリビニルアルコールである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録用紙。
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