JP4255907B2 - 通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信システム及び通信方法に関する。
有線端末の広域な移動に関わる移動管理としては、IP(Internet Protocol)レイヤ(レイヤ3)による移動管理と、これより上位のレイヤによる移動管理とが主なものである。非特許文献1には、前者の移動管理、すなわち、モバイルIP技術について記載されている。以下に、モバイルIP技術について説明する。
モバイルIP技術においては、移動端末(MN:Mobile Node)に、ホームリンク(移動端末が本来属するネットワーク)で用いるホームアドレス(HoA:Home Address)と、外部リンク(移動端末の移動先ネットワーク)で用いる気付けアドレス(CoA:Care of Address)とが付与される。そして、このホームアドレスと気付けアドレスとの対応関係を専用エージェント(HA:Home Agent)に保持しておき、この専用エージェントを用いることにより移動端末へのパケット転送を可能としている。
まず、モバイルIPv4(Internet Protocol version 4)におけるモバイルIP技術の基本動作を説明する。移動端末が移動した際のモバイルIPネットワークの動作の過程は、大きく以下の3つからなる。
(1) 外部リンクにおける気付けアドレスの取得
移動端末は、自身のホームリンクの外に移動すると、外部エージェント(FA:Foreign Agent)からエージェント広告(Agent Advertisement)を受信し、外部リンクに移動したことを検出する。その際に、移動端末は、エージェント広告から気付けアドレスを取得する。この気付けアドレスは、外部エージェントのアドレスであり、当該外部エージェント配下の複数の移動端末で共有して使用することが可能である。
(2) 位置登録
移動端末は外部リンクにおける気付けアドレスの取得後、移動端末のホームアドレスと取得した気付けアドレスとの関係を対応づける位置登録メッセージ(Registration Request)を外部エージェントへ送出する。外部エージェントは、位置登録メッセージを処理した後、専用エージェントへ中継する。専用エージェントは、位置登録が成功すると、移動端末のホームアドレスと気付けアドレスの対応情報(Binding Cache Entry)を内部に保持する。
(3) パケット転送
位置登録が完了した専用エージェントは、それ以降、移動端末のホームアドレス宛のパケットを捕捉する。そして、位置登録時に内部に登録した移動端末のホームアドレスと気付けアドレスの対応情報を基に、気付けアドレスを取得する。そして、この気付けアドレスを宛先としたパケットの中に、捕捉したホームアドレス宛のパケットのIPデータをカプセル化して外部エージェントに向けて転送を行う。その後、気付けアドレスを宛先としたパケットを受信した外部エージェントは、移動端末に対しパケットを転送する。移動端末からパケット送信する場合は、専用エージェントを経由する必要がなければ、標準的なIPルーチングメカニズムによって、通信相手端末(CN:Correspondent Node)へ配送される。このように、専用エージェントにおいて、ホームアドレスと気付けアドレスとの対応を保持するため、通信相手端末は移動端末の移動を意識することなく、同じホームアドレス宛てのパケット送信が可能であり、移動端末は移動先の外部リンクにおいてもパケットを受信することができる。
次に、モバイルIPv6(Internet Protocol version 6)におけるモバイルIP技術の基本動作を説明する。IPv6では、モバイルIP技術を考慮した設計となっており、さらにモバイルIPv6自身もモバイルIPv4の検討を踏まえた改良がなされている。以下では上述したモバイルIPv4からの変更点を中心に説明する。
モバイルIPv6の動作は、経路最適化機能が標準で追加されたことから、大きく次の4つに分けられる。
(1) 外部リンクにおける気付けアドレスの取得
移動端末は、自身のホームリンクの外に移動すると、IPv6ルータからルータ広告(RA:Router Advertisement)を受信する。ことろで、IPv6を用いたパケットのアドレスの上位ビットには、ネットワークに固有の情報が含まれており、これをプリフィックス情報という。また、ネットワークに接続したノードにおいてアドレスの下位ビットを生成し、ネットワークから受信したプリフィックス情報と併せてユニークなアドレスを生成することができる。そこで、移動端末は、ルータ広告のアドレス情報から、移動前のネットワークとは異なるプリフィックス情報を検出することにより、現在の外部リンクに移動したことを検知する。その際、移動端末はIPv6のアドレス生成機能により、プリフィックス情報から気付けアドレスを生成する。
このように、IPv6では、豊富なアドレス空間を有するという特徴を活かし、気付けアドレスを移動端末個々に割り当てることが可能である。よって、IPv6では、IPv4の場合に必要であった外部エージェントの設置が不要となる。さらに、移動端末が自動アドレス生成機能を具備することから、IPアドレスを割り当てるDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)のような専用装置も不要である。
(2) 位置登録
移動端末は外部リンクでの気付けアドレスの生成後、モバイルIPv4の場合と同様、ホームアドレスと気付けアドレスの関係を対応づける位置登録メッセージ(モバイルIPv6では「Binding Update」と呼ばれる)を専用エージェントに対して送出する。専用エージェントは、移動端末のホームアドレスの認証を行い、正当性が確認された場合、移動端末のホームアドレスと気付けアドレスの対応情報(Binding Cache Entry)を内部に登録する。IPv6の場合、位置登録時に、IPパケットの暗号化と認証を行うためのIPsecを適用することが標準であるため、移動端末がどこに移動してもホームアドレスの正当性と登録メッセージのセキュリティを常に保証することができ、セキュアなモビリティサービスを容易に提供することが可能となっている。
(3) パケット転送
位置登録が完了した専用エージェントは、それ以降、移動端末のホームアドレス宛のパケットを捕捉する。そして、位置登録時に内部に登録した移動端末のホームアドレスと気付けアドレスの対応情報を基に、気付けアドレスを取得する。そして、この気付けアドレスを宛先としたパケットの中に、取り込んだホームアドレス宛のパケットのIPデータをカプセル化して移動端末へ転送する。また、移動端末からパケット送信する場合、後述の経路最適化を行う前は、リバーストンネリング機能(Reverse Tunneling)を使い、専用エージェントに対して逆方向のトンネルも設定し、専用エージェント経由で通信相手端末に対してパケットを送信する。
(4) 経路最適化機能
一般的にモバイルIPでは、通信相手端末から移動端末へのパケット転送及び移動端末から通信相手端末へのパケット転送が専用エージェントを経由することから、通信相手端末と移動端末が近くに存在する場合においても、わざわざ遠くの専用エージェントを経由した通信経路が形成される三角経路と呼ばれる問題が発生する可能性がある。この問題に対し、モバイルIPv6では、移動端末と通信相手端末が専用エージェント経由の通信を開始した後に、専用エージェント非経由の経路に変更し、移動端末-通信相手端末間で直接通信を行うことを可能とする経路最適化機能(Route Optimization)が基本機能として標準化されている。
モバイルIPv6の経路最適化機能では、移動端末が通信相手端末に対して移動端末の気付けアドレスを通知する必要がある。しかし、移動端末と専用エージェントの関係とは異なり、移動端末と通信相手端末は事前にセキュリティ情報を持ち合わない不特定多数の関係となるため、パケットの誤配や移動端末の成りすましを防止するためのテンポラリな信頼関係を築くことが必要となる。そのため、移動端末がホームアドレスと気付けアドレスの正当な持ち主であることを通信相手端末が確認するための試験手順(Return Routability Procedure)が規定されている。本手順では、経路最適化を起動する前に、移動端末と通信相手端末との間で、専用エージェント経由経路と最適化(専用エージェント非経由)経路の双方の経路を使って移動端末を認証するテンポラリな鍵の受け渡しを行い、双方の経路の鍵の一致によりホームアドレスと気付けアドレスの正当性を確認する。そして、さらにこの鍵を通信相手端末への位置登録メッセージに含めることで、移動端末−通信相手端末間の信頼関係の確立を可能としている。
上述したモバイルIP技術はIPレイヤでの移動管理であるが、上位レイヤにおいて移動管理を行う方法もある。例えば、IP電話のプロトコルであるSIP(Session Initiation Protocol)に用いられるアドレスであるSIP−URI(Universal Resource Identifier)により通信相手先を指定するとする。この場合、移動がなければ、SIP-URIをDNS(Domain Name System)で引くことにより相手のIPアドレスが取得できるので、相手に対しIPにて通信が可能となる。通信しようとする相手が移動し、新たにネットワークに接続して、SIP-URIを変更することなく、新たなIPアドレスを取得したとする。この場合、DynamicDNS技術により、SIP-URIと対応するIPアドレスの対応表が書き換わる。これにより、SIP-URIをもとにDNSを引くと新しいIPアドレスが得られ、所望の相手に対して通信ができる。
次に、既存の移動体通信ネットワークで採用されているPDC(第2世代携帯電話)のネットワーク(回線交換モード)の基本構成を述べる。
PDCのネットワークは、移動関門中継階梯と移動加入者階梯の2つの階梯で構成され、位置登録データベースとしてホームロケーションレジスタ(HLR:Home Location Register)が設けられている。PDCのネットワークは、以下の基本構成要素、他ネットワークとの相互接続機能、着信時の自動追跡接続機能および中継機能を有する関門中継系移動通信制御局(MGC:Mobile Gateway Center)、在圏管理および加入者接続機能を有する加入者系移動通信制御局(MCC:Mobile Control Center)、移動端末番号や在圏エリア等の加入者情報が登録されているHLR、基地局(BS:Base Station)および移動端末(移動機)(MS:Mobile Station)で構成されている。ここで、基地局制御の機能(無線チャンネルの移動端末への割り当てや切り替え制御の実行等)は、MCCに内蔵されている。
以下に移動体通信ネットワークの基本動作である(1)位置登録、(2)発信処理、(3)着信処理の手順の概要について述べる。
(1)位置登録
セル方式による移動体通信システムにおいては、移動端末そのものが空間的に移動するため、その存在場所をネットワーク側で常に把握しておく必要がある。このために必須なものが位置登録である。移動端末の位置はページングエリア(PA:Paging Area)単位で管理され、HLRには端末ごとのPAが保持されている。ページングというのは無線呼出しという意味であり、移動端末への着信があったとき、エリア内に一斉に呼び出すことからページングエリアと呼ばれる。位置登録の基本処理は以下のとおりである。
(i)移動体通信ネットワークでは、すべての移動端末が受信できる報知チャネルで、基地局からその場所のPAの番号を送信する。移動端末はPA番号を受信し内部に記憶する。
(ii)移動して移動端末が受信するPA番号の変化を検出すると、位置登録を行う。移動端末は位置登録要求をHLRに送信し、HLRは位置情報を書き換える。
(iii)位置登録が完了すると、HLRから移動端末に位置登録完了信号を送信する。
(2)発信処理
移動端末から発信する場合の基本的な接続手順の概要を以下に示す。
(i)発信端末からBSに対して呼設定の信号を転送するための信号チャネルの設定を要求し、BSでは信号チャネルを設定する。
(ii)発信端末から着信先の電話番号をダイヤルし、電話番号を含む呼設定要求をBS経由でMCCに送信する。MCCはHLRに格納されている加入者情報をもとに端末の認証を行う。
(iii)MCCはBSに通話用の音声チャネルを発信端末に割り当てるよう指示を出す。
(iv)MCCはMGCに呼設定の要求を出す。MGCは着信先が固定ネットワークあるいは他の事業者の移動端末であれば、呼をそちらへルーチングする。一方、着信先が自分のネットワークの加入者の移動端末であれば、HLRにその位置情報を問い合わせる。
(v)着信先が移動端末の場合は、その位置情報を基に呼設定信号がルーチングされ、着信先の移動端末の所属するページングエリアのBSから一斉呼び出しが行われる。接続対象である着信先が応答すると、コネクションが設定され通話が可能となる。
(3)着信処理
移動端末に着信するときの接続手順の概要を示す。
(i)固定ネットワークあるいは他の移動体通信ネットワークからの着信要求(呼設定要求)は、着信先の電話番号を含めて、まずMGCに届けられる。
(ii)MGCは呼を着信の移動端末の所属するMCCへルーチングする。このため、HLRは保持されている端末位置情報から、どのMCCのカバー範囲に着信先の移動端末が位置するかを調べる。MCCはHLRからの情報を基に該当するページングエリアのBSを介して一斉呼出しを行う。
(iii)呼出し信号を受信した移動端末は、BSに対して呼設定の信号を転送するための信号チャネル設定を要求し、BSでは信号チャネルを設定する。
(iv)MCCはHLRに格納されている加入者情報をもとに着信先の移動端末の認証を行い、呼設定要求信号を着信先の移動端末に送付するとともにBSに通話用の音声チャネルを端末に付与するよう指示を出す。
(v)着信先の移動端末が呼出し音を鳴らし、着信先が応答すると、コネクションが設定され通話が可能となる。
回線交換方式では、実際に情報が流れていないときにもワイヤレス回線を独占してしまうため、全体の通信時間に比べて実際のデータ伝送時間が短いデータ通信の場合は、ワイヤレス回線の使用効率は極端に悪化する。一方、パケット交換方式では、パケット単位に待ち合わせが可能となるため、複数の通信でワイヤレス回線を共用することができ、データ通信においてもその使用効率を高くすることができる。ワイヤレスパケットシステムとして代表的な既存のネットワークを説明する。パケット関門中継処理装置(PGW:Packet Gateway Module)は、インターネットや企業内ネットワークなど他ネットワークと相互接続するための装置であり、他ネットワークからのユーザパケット着信時に、移動通信サービス制御装置(M−SCP:Mobile-Service Control Point)の位置情報へアクセスし、移動端末の存在するエリアを管理しているパケット加入者系処理装置(PPM:Packet Processing Module)へルーチングする機能を持つ。PPMは基地局を介して移動端末と対向し、ユーザパケットを送受信し、ワイヤレス区間のパケットへの組立・分解、認証、秘匿、課金などの機能を具備する。また、データ通信を可能とするために、移動端末およびサーバとの通信プロトコルをそれぞれ終端し、それらを相互に接続するための機能を持つ移動メッセージ用パケット関門装置(M−PGW:Mobile Message-PGW)が配置されている。一方、管理サーバは当該ワイヤレスパケットシステムネットワークとインターネットを結ぶ関門機能を担っている。具体的には、情報配信やメールの送受信機能および蓄積機能および情報提供者管理機能、さらに情報料課金機能を具備している。ユーザIPパケットのIPアドレスはゲートウェイ機能を持つPGWで移動端末の電話番号と対応付けられ、M−SCPへアクセスして移動端末の位置情報等を取得し、それを用いて接続処理が行われる。移動により移動端末の位置が変われば、その経路にトンネリングを張りなおすことにより移動制御される構成である。
リックテレコム、「WIRELESSプラス」、[online]、[平成16年9月30日検索]、インターネット<URL:http://www2.ric.co.jp/plus/wireless/miOO1_01_0402.html>
しかしながら、上述する従来の技術は、移動端末が特定の無線端末であることが前提となっているため、それ以外の移動端末には適用できなかった。よって、移動端末が有線によりネットワークに接続される端末などであった場合の移動管理に適用することが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、移動端末の種類によらず、有線によりネットワークに接続される移動端末に対しても移動管理を行うことができる通信システム及び通信方法を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ネットワークを介して、接続制御装置、位置情報記憶装置、無線基地局、及び、複数の端末を接続してなる通信システムであって、通信先の前記端末は、前記無線基地局と無線により通信を行う無線送受信手段と、前記ネットワークを構成する通信装置と有線による通信を行う有線送受信手段と、有線を用いた通信に関わるメッセージである通信メッセージを前記無線基地局から受信し、該通信メッセージの発信元の端末と前記通信装置を介した通信を行う通信手段とを有し、発信元の前記端末は、通信先の端末の端末識別子と、通信メッセージとを前記接続制御装置に送信する通信メッセージ送信手段を有し、前記接続制御装置は、前記発信元の端末から通信先の端末の端末識別子と通信メッセージとを受信する通信メッセージ受信手段と、前記通信メッセージ受信手段が受信した通信先の端末の端末識別子を前記位置情報記憶装置へ送信する位置情報要求手段と、前記位置情報要求手段が前記位置情報記憶装置へ送信した通信先の端末の端末識別子に対応して、前記通信先の端末が属する無線基地局の識別情報を受信する位置情報要求回答受信手段と、前記位置情報要求回答受信手段が受信した無線基地局の識別情報により識別される無線基地局へ、前記通信メッセージ受信手段が受信した通信先の端末の端末識別子及び通信メッセージを送信する通信メッセージ転送手段とを有し、前記位置情報記憶装置は、端末識別子と、前記端末識別子で識別される端末が属する前記無線基地局の識別情報とを記憶する記憶手段と、前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子を受信し、この通信先の端末の端末識別子に対応する無線基地局の識別情報を前記記憶手段から読み出して返送する位置情報要求回答手段とを有し、前記無線基地局は、前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子及び通信メッセージを受信し、この通信先の端末の端末識別子で識別される端末へ前記通信メッセージを無線により送信する無線通信手段を有する、ことを特徴とする通信システムである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の通信システムであって、前記通信先の端末は、インターネットプロトコルを実装し、前記端末識別子は、インターネットプロトコルにおいて端末を識別するための情報とは異なり、かつ、端末の位置に依存しないことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の通信システムであって、前記通信メッセージは、発呼を要求するためのメッセージであることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の通信システムであって、前記通信先の端末の前記通信手段は、前記無線基地局から発呼を要求するためのメッセージを受信し、この発呼を要求するためのメッセージを送信した前記発信元の端末に対して発呼を行うためのメッセージを送信することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、ネットワークを介して、接続制御装置、位置情報記憶装置、無線基地局、及び、複数の端末を接続してなる通信システムであって、通信先の前記端末は、前記無線基地局と無線により通信を行う無線送受信手段と、前記無線基地局からアドレス要求を受信し、自身のネットワークアドレスを示すアドレス情報を返送するアドレス要求回答手段とを有し、発信元の前記端末は、通信先の端末の端末識別子と、通信に関わるメッセージである通信メッセージとを前記接続制御装置に送信する通信メッセージ送信手段を有し、前記接続制御装置は、前記発信元の端末から通信先の端末の端末識別子と通信メッセージとを受信する通信メッセージ受信手段と、前記通信メッセージ受信手段が受信した通信先の端末の端末識別子を前記位置情報記憶装置へ送信する位置情報要求手段と、前記位置情報要求手段が前記位置情報記憶装置へ送信した通信先の端末の端末識別子に対応して、前記通信先の端末が属する無線基地局の識別情報を受信する位置情報要求回答受信手段と、前記位置情報要求回答受信手段が受信した無線基地局の識別情報により識別される無線基地局へ、前記通信メッセージ受信手段が受信した通信先の端末の端末識別子を送信するアドレス要求手段と、前記アドレス要求手段が前記無線基地局へ送信した通信先の端末の端末識別子に対応して、前記通信先の端末のアドレス情報を受信するアドレス要求回答受信手段と、前記アドレス要求回答受信手段が受信した前記通信先の端末のアドレス情報を用いて、前記通信メッセージ受信手段が受信した前記通信メッセージを送信する通信メッセージ転送手段とを有し、前記位置情報記憶装置は、端末識別子と、前記端末識別子で識別される端末が属する前記無線基地局の識別情報とを記憶する記憶手段と、前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子を受信し、この通信先の端末の端末識別子に対応する無線基地局の識別情報を前記記憶手段から読み出して返送する位置情報要求回答手段とを有し、前記無線基地局は、前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子を受信し、この通信先の端末の端末識別子で識別される端末へアドレス要求を送信するアドレス要求通知手段と、前記アドレス要求通知手段が前記端末へ送信したアドレス要求に対応してアドレス情報を受信し、このアドレス情報を前記接続制御装置へ送信するアドレス要求回答手段とを有する、ことを特徴とする通信システムである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の通信システムであって、通信先の前記端末は、前記ネットワークを構成する通信装置と有線による通信を行う有線送受信手段をさらに有し、前記アドレス要求回答手段は、前記通信装置を介した通信に用いるネットワークアドレスを示すアドレス情報を返送する、ことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項5または請求項6に記載の通信システムであって、前記通信先の端末は、インターネットプロトコルを実装し、前記端末識別子は、インターネットプロトコルにおいて端末を識別するための情報とは異なり、かつ、端末の位置に依存しないことを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項5から請求項7のいずれかの項に記載の通信システムであって、前記通信メッセージは、通信の開始を要求するためのメッセージであることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、ネットワークを介して、接続制御装置、位置情報記憶装置、無線基地局、及び、複数の端末を接続してなる通信システムに用いられる通信方法であって、通信先の前記端末は、前記ネットワークを構成する通信装置と有線により接続されており、前記位置情報記憶装置は、端末識別子と、前記端末識別子で識別される端末が属する前記無線基地局の識別情報とを記憶する記憶手段を備え、発信元の前記端末が、通信先の端末の端末識別子と、有線を用いた通信に関わるメッセージである通信メッセージとを前記接続制御装置に送信し、前記接続制御装置が、前記発信元の端末から通信先の端末の端末識別子と通信メッセージとを受信し、受信した通信先の端末の端末識別子を前記位置情報記憶装置へ送信し、前記位置情報記憶装置が、前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子を受信し、この通信先の端末の端末識別子に対応する無線基地局の識別情報を前記記憶手段から読み出して返送し、前記接続制御装置が、前記位置情報記憶装置から前記通信先の端末が属する無線基地局の識別情報を受信し、受信した無線基地局の識別情報により識別される無線基地局へ、前記通信先の端末の端末識別子及び前記通信メッセージを送信し、前記無線基地局が、前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子及び通信メッセージを受信し、この通信先の端末の端末識別子で識別される端末へ前記通信メッセージを無線により送信し、通信先の前記端末が、前記通信メッセージを前記無線基地局から受信し、該通信メッセージの発信元の端末と前記通信装置を介した通信を行う、ことを特徴とする通信方法である。
また、請求項10に記載の発明は、ネットワークを介して、接続制御装置、位置情報記憶装置、無線基地局、及び、複数の端末を接続してなる通信システムに用いられる通信方法であって、前記位置情報記憶装置は、端末識別子と、前記端末識別子で識別される端末が属する前記無線基地局の識別情報とを記憶する記憶手段を備え、発信元の前記端末が、通信先の端末の端末識別子と、通信に関わるメッセージである通信メッセージとを前記接続制御装置に送信し、前記接続制御装置が、前記発信元の端末から通信先の端末の端末識別子と通信メッセージとを受信し、受信した通信先の端末の端末識別子を前記位置情報記憶装置へ送信し、前記位置情報記憶装置が、前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子を受信し、受信した通信先の端末の端末識別子に対応する無線基地局の識別情報を前記記憶手段から読み出して返送し、前記接続制御装置が、前記位置情報記憶装置から前記通信先の端末が属する無線基地局の識別情報を受信し、受信した無線基地局の識別情報により識別される無線基地局へ、前記通信先の端末の端末識別子を送信し、前記無線基地局が、前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子を受信し、この通信先の端末の端末識別子で識別される通信先の端末へアドレス要求を送信し、通信先の前記端末が、前記無線基地局からアドレス要求を受信し、自身のネットワークアドレスを示すアドレス情報を返送し、前記無線基地局が、前記通信先の端末から該通信先の端末のアドレス情報を受信し、このアドレス情報を前記接続制御装置へ送信し、前記接続制御装置が、前記無線基地局から前記通信先の端末のアドレス情報を受信し、受信した前記通信先の端末のアドレス情報を用いて、前記通信メッセージを送信する、ことを特徴とする通信方法である。
本発明によれば、移動端末の種類に関わらず、有線によりネットワークと接続される移動端末に対しても移動管理を行うことができる。また、電話などに用いられる移動管理との統合が容易となる。
以下、本発明の通信システムについて図面を参照して詳細に説明する。
図1に本発明の一実施の形態による通信システムの全体構成図を示す。同図において、端末101及び102は、IP(Internet Protocol)を用いて通信を行うIP端末であり、IP網であるネットワークと接続している。端末102は、ネットワーク内を移動する端末である。ネットワークには、さらに、位置登録データベース111、及び、接続制御サーバ112が接続されている。ネットワークは、加入者ルータ105,106,107及び108(以下、総称して単に「加入者ルータ」とも記載)、中継ルータ109,110(以下、総称して単に「中継ルータ」とも記載)など、IPパケットのルーチングを行う通信装置からなる。同図に示すネットワークにおいては、中継ルータ109と110とが接続されており、中継ルータ109の配下には加入者ルータ105及び106が、中継ルータ110の配下には加入者ルータ107及び108が接続されている。さらに、加入者ルータ106の配下には、無線基地局(以下、「BS」と記載、BS:Base Station)104が、加入者ルータ108の配下には、BS103が接続されており、加入者ルータ105の配下には端末101が、加入者ルータ107の配下には端末102が接続されている。位置情報記憶装置としての位置登録データベース111は、中継ルータ110に、接続制御装置としての接続制御サーバ112は、中継ルータ109に接続されている。
なお、端末101及び102がIP端末であること、及び、端末101及び102が接続されるネットワークがIP網であることは、本発明における必須要件ではない。ネットワークがIP網ではない場合、IPアドレスをネットワークアドレスと読み替えることにより、容易に類推可能である。また、BS103、104(以下、総称して単に「BS」とも記載)が加入者ルータに収容されているが、BSを収容する装置を一般の端末を収容する装置と同じにするか別装置とするかは、本発明の本質とは関係しない。
本実施の形態においては、端末101から端末102への通信要求が生じているものとして説明を行う。
BS103、104は、端末102と無線により通信を行う。BS103、104は、自身のページングエリア番号を無線により報知する。このページングエリア番号は、各BSを識別するための識別情報として用いることができる。
端末101は、例えば、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ端末であり、加入者ルータ105を介してネットワークとの間のデータの送受信を行う。端末101は、加入者ルータと有線により接続するための有線送受信装置を備える。
端末102は、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ(ノートパソコン)のような可搬のコンピュータ端末であり、加入者ルータ、または、BSを介してネットワークとの間のデータの送受信を行う。端末102は、加入者ルータと有線により接続するための有線送受信装置と、BSと無線により接続するための無線送受信装置とを有する。端末102は、BSの無線エリアにあるとき、無線送受信装置を用いてそのBSと通信可能である。端末102は、自身が存在するBSの無線エリアのページングエリア番号を内部に記憶している。
位置登録データベース111は、無線送受信装置を有する端末(例えば、端末102など)がどのBSに属しているかを示す位置情報や、各BSのネットワークアドレスを示すBSアドレス情報を記憶する装置である。接続制御サーバ112は、ネットワークに接続される端末間の通信要求を仲介する装置である。
次に、図1に示す通信システムの動作を説明する。
図2は、通信システムの信号シーケンスの概要図を、図3は、通信システムにおける接続動作のフローチャートを示す。
端末102は、上述するように可搬のコンピュータ端末であり、有線でネットワークと接続され、ネットワークを介した情報の送受を行うが、有線の接続位置、すなわち、接続先の加入者ルータがしばしば変更される。その結果、無線エリア変更を含む物理位置の変更と、端末102のIPアドレスの変更が生ずる。
BS103及び104は、自身のページングエリア番号を無線報知している。端末102は、自身が内部に保持しているページングエリア番号とは異なるページングエリア番号をBS103またはBS104から受信することにより、自身が現在存在する無線エリアである在圏エリアの変更を認識する。端末102は、在圏エリアの変更を認識すると、(1)自身の保持するページングエリア番号を更新し、(2)BS・加入者ルータ・中継ルータを介して、自身の在圏する無線エリアのページングエリア番号、すなわち、在圏エリア番号を、位置登録データベース111へ通知する。位置登録データベース111は、端末102から受信した通知に基づき、位置情報としての{端末ID、在圏エリア番号}の組を内部に記憶する。ここで用いられる端末IDは、端末を一意に識別する情報であり、IPにおいて端末を識別するために用いられる情報とは異なり、かつ、端末の位置に依存しない、すなわち、地理的な位置や、端末が属するBS、端末と接続される加入者ルータなどによって変更されることのない情報である。
同図において、端末102は、BS103の無線エリアに移動したとする。端末102は、BS103から無線報知されるページングエリア番号により、在圏エリアが変更されたことを認識する。端末102は、自身を識別する端末IDと、BS103のページングエリア番号を示す在圏エリア番号とを位置登録データベース111に通知する。これにより、位置登録データベース111は、内部に保持する、{端末ID、在圏エリア番号}表に、{端末ID:端末102の端末ID、在圏エリア番号:BS103のページングエリア番号}を登録する。さらに、端末102は、加入者ルータ107を介してネットワークとの通信を行うためのIPアドレスを取得する。例えば、端末102がIPv6を用いる場合、ネットワークから受信したIPアドレスの上位ビット(プリフィックス情報)と、自身のハードウェアに特有の識別情報から生成したIPアドレスの下位ビットとから、IPアドレスを生成する。または、ネットワークを介して接続されるDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)等の図示しないIPアドレス割り当て装置からIPアドレスを取得してもよい。
<図2ステップS210、図3ステップS310>
端末101は、端末102との通信要求を行うために、まず、通信要求メッセージを生成する。端末101は、この通信要求メッセージの発信者アドレスに自身を示す識別子を、着信者アドレスに端末102を示す識別子を設定する。端末102を示す識別子としては、端末IDや上位アドレスを用いる。上位アドレスには、例えば、SIP−URI(Session Initiation Protocol−Universal Resource Identifier)やtel−URIなどがある。SIP−URIは、IP電話プロトコルの一つであるSIPに用いられるURIであり、tel−URIは、電話番号として用いられるURIである。さらに、端末101は、生成した通信要求メッセージを入れたIPパケットを生成し、このIPパケットの発信者アドレスに自IPアドレスを、着信者アドレスに接続制御サーバ112のIPアドレスを設定する。具体的には、例えば、IPパケットは、発信者、着信者のIPアドレスなどルーチングのための情報が設定されるヘッダと、実際のデータが設定されるペイロードとからなるが、このペイロードの部分に通信要求メッセージを設定する。端末101は、IPパケットのヘッダ部分に発信者アドレスとしての自IPアドレスと、着信者アドレスとしての接続制御サーバ112のIPアドレスを設定して送信する。通信要求メッセージを含む当該IPパケットは、加入者ルータ105、中継ルータ109を介して、接続制御サーバ112に送信される。
<図2ステップS220、図3ステップS320>
接続制御サーバ112は、端末101が送信したIPパケットを受信すると、このIPパケットの中からメッセージを取り出し、通信要求メッセージであることを判断する。そして、接続制御サーバ112は、取り出した通信要求メッセージの着信者アドレスから通信要求先の端末の端末IDを特定する。通信要求メッセージの着信者アドレスに端末IDが用いられる場合は、この端末IDを使用する。また、通信要求メッセージの着信者アドレスに、端末IDではなく、上位アドレスが用いられる場合、接続制御サーバ112は、上位アドレスと端末IDとの対応表を予め内部に保持しておく。この上位アドレスと端末IDとの対応表は、端末の移動に対して更新する必要がない、固定的な表である。接続制御サーバ112は、この上位アドレスと端末IDとの対応表を参照することにより、通信要求メッセージに含まれる上位アドレスに対応した端末IDを取得する。
接続制御サーバ112は、端末IDと特定するときに、当該通信要求メッセージに際して、「位置登録データベースを参照すべき」か否かを判断する。これは、(1)着信者アドレスの下位ビットなど着信者アドレスの特定の部分を用いるか、(2)通信要求メッセージ自体を位置登録参照つき通信要求メッセージとするか、のいずれかの方法を用いる。
具体的には、(1)のように着信者アドレスの下位ビットを用いる場合、接続制御サーバ112は、位置登録データベースを参照すべき着信者アドレスの下位ビットを予め内部に記憶しておく。そして、この内部に記憶している位置登録データベースを参照すべき着信者アドレスの下位ビットと、通信要求メッセージに含まれる着信アドレスの下位ビットとが一致する場合に、位置登録データベースを参照すべきであると判断する。また、(2)のように通信要求メッセージ自体を位置登録参照つき通信要求メッセージとする場合、通信要求メッセージを受信した場合は、全て、位置登録データベースを参照すべきであると判断する。
接続制御サーバ112は、「位置登録データベースを参照すべき」と判断した場合、位置情報要求メッセージを通信要求先(端末102)の端末IDとともに位置登録データベース111へ送信する。具体的には、接続制御サーバ112は、位置情報要求メッセージと端末IDとを入れたIPパケットを生成し、このIPパケットの発信者アドレスに接続制御サーバ112のIPアドレスを、着信者アドレスに位置登録データベース111のIPアドレスを設定して送信する。
<図2ステップS330、図3ステップS330>
位置情報要求メッセージと端末IDとが含まれるIPパケットを受信した位置登録データベース111は、内部に記憶している{端末ID、在圏エリア番号}表を検索して、受信した端末IDに対応する在圏エリア番号を取得する。ここでは、端末102の端末IDに対応したBS103のページングエリア番号で示される在圏エリア番号が取得される。さらに、接続制御サーバ112は、あらかじめ内部に保持しているBSアドレス情報としての{在圏エリア番号、BSアドレス}の対応表から、取得した在圏エリア番号に対応するBS103のIPアドレスを読み出す。接続制御サーバ112は、位置情報要求回答メッセージを作成して、読み出した当該BSアドレスを端末IDとともに接続制御サーバ112に返送する。
<図2ステップS240、図3ステップS340>
位置情報要求回答メッセージを受信した接続制御サーバ112は、発信者アドレスに接続制御サーバ112のIPアドレスを、着信者アドレスに端末102の端末IDを設定したIPアドレス要求メッセージを生成する。そして、接続制御サーバ112は、このIPアドレス要求メッセージを入れたIPパケットを生成する。接続制御サーバ112は、このIPパケットの発信者アドレスに接続制御サーバ112のIPアドレスを、着信者アドレスに位置要求回答で得たBS103のIPアドレスを設定して、送信する。
<図2ステップS250、図3ステップS350>
IPアドレス要求メッセージを含むIPパケットを受信したBS103は、このIPパケットから、IPアドレス要求メッセージを取り出す。そして、BS103は、この取り出したIPアドレス要求メッセージを、当該IPアドレス要求メッセージの着信者アドレスに設定された端末IDで識別される端末102へ無線チャネルにより送信する。
<図2ステップS260、図3ステップS360>
IPアドレス要求メッセージを受信した端末102は、その時点の自IPアドレスを内部から読み出す。端末102は、読み出した自IPアドレスを通知するためのIPアドレス要求回答メッセージを作成し、端末IDとともに接続制御サーバ112に返送する。具体的には、作成したIPアドレス要求回答メッセージ及び端末IDをBS103へ無線チャネルにより送信する。
<図2ステップS270、図3ステップS370>
BS103は、IPアドレス要求回答メッセージ及び端末IDを端末102から受信すると、受信したIPアドレス要求回答メッセージ及び端末IDを入れたIPパケットを生成する。BS103は、このIPパケットの発信者アドレスにBS103のIPアドレスを、着信者アドレスに接続制御サーバ112のIPアドレスを設定して送信する。
<図2ステップS280、図3ステップS380、ステップS390>
接続制御サーバ112は、IPアドレス要求回答メッセージが含まれるIPパケットを受信する。接続制御サーバ112は、受信したIPパケットからIPアドレス要求回答メッセージを取り出し、端末102のIPアドレスを取得する。続いて、接続制御サーバ112は、ステップS320において受信した端末101から端末102への通信要求メッセージを入れたIPパケットを生成する。接続制御サーバ112は、このIPパケットの発信者アドレスに接続制御サーバ112のIPアドレスを、着信者アドレスにIPアドレス要求回答メッセージから取得した端末102のIPアドレスを設定して送信する。通信要求メッセージが含まれるIPパケットは、中継ルータ109,110、加入者ルータ107を経て端末102に送信される。これにより、端末101と端末102との間の通信が開始される。すなわち、通信要求メッセージを受信した端末102は、通信要求メッセージに含まれる端末101の識別子を用いて、端末101との間の通信を行う。なお、端末102は、通信要求メッセージを受信した以降の通信を、加入者ルータ107との間の有線を用いて行う。
なお、上記は、移動している可能性のある端末102との通信要求の例であるが、類似の形態として、端末102に対して端末101が発呼要求する方法がある。以下では、これを説明する。
端末101が端末102に対して発呼要求を行うために、発呼要求メッセージを生成する。端末101は、発呼要求メッセージの発信者アドレスに自身を示す識別子を設定し、着信者アドレスに端末102を示す識別子を設定する。端末102を示す識別子としては、端末IDや上位アドレス(SIP−URIやtel−URIなど)を用いる。そして、この生成した発呼要求メッセージを、発信者アドレスを自IPアドレス、着信者アドレスを接続制御サーバ112のIPアドレスとしたIPパケットに入れて送信する。発呼要求メッセージを含むIPパケットは、加入者ルータ105、中継ルータ109を介して、接続制御サーバ112に送信される。接続制御サーバ112は、受信したIPパケットの中からメッセージを取り出し、発呼要求メッセージであることを認識する。そして、接続制御サーバ112は、取り出した発呼要求メッセージの着信者アドレスから発呼要求先の端末IDを特定する。このとき、着信者アドレスが端末IDでなく、上位アドレスである場合、接続制御サーバ112は、予め内部に記憶しておいた上位アドレスと端末IDとの対応表を参照し、上位アドレスから端末IDを取得する。この上位アドレスと端末IDとの対応表は、端末102の移動に対して更新する必要がない、固定的な表である。
接続制御サーバ112は、発呼要求先(端末102)の端末IDを得て、位置登録データベース111へ位置情報要求メッセージを端末IDとともに送信する。具体的には、位置情報要求メッセージ及び端末IDを、発信者アドレスを接続制御サーバ112のIPアドレス、着信者アドレスを位置登録データベース111のIPアドレスとしたIPパケットに入れて、送信する。位置情報要求メッセージ及び端末IDを受け取った位置登録データベース111では、{端末ID、在圏エリア番号}表を検索して、受信した端末IDに対応する在圏エリア番号を取得する。そして、あらかじめ内部に保持している{在圏エリア番号場号、BSアドレス}の対応表から、取得した在圏エリア番号に対応するBS103のIPアドレスを読み出す。そして、位置情報要求回答メッセージを作成して、当該BSアドレスを端末IDとともに接続制御サーバ112に返送する。
位置情報要求回答メッセージを受け取った接続制御サーバ112は、発呼要求メッセージを入れたIPパケットを生成する。接続制御サーバ112は、このIPパケットの発信者アドレスに接続制御サーバ112のIPアドレスを、着信者アドレスに位置情報要求回答メッセージで得たBS103のIPアドレスを設定して送信する。発呼要求メッセージを含むIPパケットを受け取ったBS103は、このIPパケットから発呼要求メッセージを取り出す。BS103は、発呼要求メッセージの着信者アドレスに含まれる端末IDで識別される端末102にこの発呼要求メッセージを無線チャネルにより送信する。
発呼要求メッセージを受信した端末102は、発呼要求メッセージの発信者アドレスにより、発呼要求が端末101から要求されていることを認識する。端末102は、発呼要求メッセージの発信者アドレスに含まれる端末101の識別子を用い、加入者ルータ107との有線の接続を介して、通常の通信手順により端末101に発呼要求を送信する。これにより、端末102からの発呼要求メッセージを受信した端末101との間で呼の接続手順が行われる。
なお、上記実施の形態においては、端末101は、通信要求メッセージ、発呼要求メッセージを端末102へ送信する例について記載しているが、任意の通信または呼に関わるメッセージについて同様の処理を行ってもよい。
また、上記実施の形態においては、端末102が自身の端末IDと在圏エリア番号とを位置登録データベース111に通知しているが、端末が自身の端末IDを報知することにより、BSが自身のページングエリア内の端末から端末IDを受信し、新たに自身のページングエリア内に入ってきた端末を認識して当該端末の端末IDと、在圏エリア番号としての自身のページングエリア番号とを位置登録データベース111に通知することでもよい。
上記実施の形態によれば、移動端末の種類に関わらず、有線によりネットワークと接続される移動端末に対しても移動管理を行うことができる。これにより、例えば、主情報(音声や動画、テキストなど)を有線で送受信するパソコンなどの端末に小さな無線送受信モジュールを付け、この無線送受信モジュールにより端末の位置管理を行うことができる。さらには、電話などに用いられる移動管理との統合が容易となる。また、ネットワーク内を移動する移動端末のホームネットワークにおけるアドレス情報と、移動先ネットワークにおけるアドレス情報とを保持して移動管理を行うためのノードや、移動端末の位置情報を保持して移動管理を行うためのノードをホームネットワーク毎に設置したり、上位アドレスと移動先ネットワークにおけるIPアドレスとの対応情報の書換えを行うノードを設置したりする必要なく、移動端末の移動管理を効率的に行うことができる。
なお、上述の端末101及び102、BS103及び104、加入者ルータ105、106、107及び108、中継ルータ109及び110、位置登録データベース111、ならびに、接続制御サーバ112は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した端末101及び102、BS103及び104、加入者ルータ105、106、107及び108、中継ルータ109及び110、位置登録データベース111、ならびに、接続制御サーバ112の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ROMの他に、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のシステムやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
本発明の一実施の形態としての通信システムの構成図である。 同実施の形態による通信システムにおける信号シーケンスを示す図である。 同実施の形態による通信システムにおける接続動作のフローチャートを示す図である。
符号の説明
101、102…端末
103、104…BS(無線基地局)
105、106、107、108…加入者ルータ(通信装置)
109、110…中継ルータ(通信装置)
111…位置登録データベース(位置情報記憶装置)
112…接続制御サーバ(接続制御装置)

Claims (10)

  1. ネットワークを介して、接続制御装置、位置情報記憶装置、無線基地局、及び、複数の端末を接続してなる通信システムであって、
    通信先の前記端末は、
    前記無線基地局と無線により通信を行う無線送受信手段と、
    前記ネットワークを構成する通信装置と有線による通信を行う有線送受信手段と、
    有線を用いた通信に関わるメッセージである通信メッセージを前記無線基地局から受信し、該通信メッセージの発信元の端末と前記通信装置を介した通信を行う通信手段とを有し、
    発信元の前記端末は、
    通信先の端末の端末識別子と、通信メッセージとを前記接続制御装置に送信する通信メッセージ送信手段を有し、
    前記接続制御装置は、
    前記発信元の端末から通信先の端末の端末識別子と通信メッセージとを受信する通信メッセージ受信手段と、
    前記通信メッセージ受信手段が受信した通信先の端末の端末識別子を前記位置情報記憶装置へ送信する位置情報要求手段と、
    前記位置情報要求手段が前記位置情報記憶装置へ送信した通信先の端末の端末識別子に対応して、前記通信先の端末が属する無線基地局の識別情報を受信する位置情報要求回答受信手段と、
    前記位置情報要求回答受信手段が受信した無線基地局の識別情報により識別される無線基地局へ、前記通信メッセージ受信手段が受信した通信先の端末の端末識別子及び通信メッセージを送信する通信メッセージ転送手段とを有し、
    前記位置情報記憶装置は、
    端末識別子と、前記端末識別子で識別される端末が属する前記無線基地局の識別情報とを記憶する記憶手段と、
    前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子を受信し、この通信先の端末の端末識別子に対応する無線基地局の識別情報を前記記憶手段から読み出して返送する位置情報要求回答手段とを有し、
    前記無線基地局は、
    前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子及び通信メッセージを受信し、この通信先の端末の端末識別子で識別される端末へ前記通信メッセージを無線により送信する無線通信手段を有する、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記通信先の端末は、インターネットプロトコルを実装し、
    前記端末識別子は、インターネットプロトコルにおいて端末を識別するための情報とは異なり、かつ、端末の位置に依存しないことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信メッセージは、発呼を要求するためのメッセージであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記通信先の端末の前記通信手段は、前記無線基地局から発呼を要求するためのメッセージを受信し、この発呼を要求するためのメッセージを送信した前記発信元の端末に対して発呼を行うためのメッセージを送信することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. ネットワークを介して、接続制御装置、位置情報記憶装置、無線基地局、及び、複数の端末を接続してなる通信システムであって、
    通信先の前記端末は、
    前記無線基地局と無線により通信を行う無線送受信手段と、
    前記無線基地局からアドレス要求を受信し、自身のネットワークアドレスを示すアドレス情報を返送するアドレス要求回答手段とを有し、
    発信元の前記端末は、
    通信先の端末の端末識別子と、通信に関わるメッセージである通信メッセージとを前記接続制御装置に送信する通信メッセージ送信手段を有し、
    前記接続制御装置は、
    前記発信元の端末から通信先の端末の端末識別子と通信メッセージとを受信する通信メッセージ受信手段と、
    前記通信メッセージ受信手段が受信した通信先の端末の端末識別子を前記位置情報記憶装置へ送信する位置情報要求手段と、
    前記位置情報要求手段が前記位置情報記憶装置へ送信した通信先の端末の端末識別子に対応して、前記通信先の端末が属する無線基地局の識別情報を受信する位置情報要求回答受信手段と、
    前記位置情報要求回答受信手段が受信した無線基地局の識別情報により識別される無線基地局へ、前記通信メッセージ受信手段が受信した通信先の端末の端末識別子を送信するアドレス要求手段と、
    前記アドレス要求手段が前記無線基地局へ送信した通信先の端末の端末識別子に対応して、前記通信先の端末のアドレス情報を受信するアドレス要求回答受信手段と、
    前記アドレス要求回答受信手段が受信した前記通信先の端末のアドレス情報を用いて、前記通信メッセージ受信手段が受信した前記通信メッセージを送信する通信メッセージ転送手段とを有し、
    前記位置情報記憶装置は、
    端末識別子と、前記端末識別子で識別される端末が属する前記無線基地局の識別情報とを記憶する記憶手段と、
    前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子を受信し、この通信先の端末の端末識別子に対応する無線基地局の識別情報を前記記憶手段から読み出して返送する位置情報要求回答手段とを有し、
    前記無線基地局は、
    前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子を受信し、この通信先の端末の端末識別子で識別される端末へアドレス要求を送信するアドレス要求通知手段と、
    前記アドレス要求通知手段が前記端末へ送信したアドレス要求に対応してアドレス情報を受信し、このアドレス情報を前記接続制御装置へ送信するアドレス要求回答手段とを有する、
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 通信先の前記端末は、
    前記ネットワークを構成する通信装置と有線による通信を行う有線送受信手段をさらに有し、
    前記アドレス要求回答手段は、前記通信装置を介した通信に用いるネットワークアドレスを示すアドレス情報を返送する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記通信先の端末は、インターネットプロトコルを実装し、
    前記端末識別子は、インターネットプロトコルにおいて端末を識別するための情報とは異なり、かつ、端末の位置に依存しないことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記通信メッセージは、通信の開始を要求するためのメッセージであることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかの項に記載の通信システム。
  9. ネットワークを介して、接続制御装置、位置情報記憶装置、無線基地局、及び、複数の端末を接続してなる通信システムに用いられる通信方法であって、
    通信先の前記端末は、
    前記ネットワークを構成する通信装置と有線により接続されており、
    前記位置情報記憶装置は、
    端末識別子と、前記端末識別子で識別される端末が属する前記無線基地局の識別情報とを記憶する記憶手段を備え、
    発信元の前記端末が、
    通信先の端末の端末識別子と、有線を用いた通信に関わるメッセージである通信メッセージとを前記接続制御装置に送信し、
    前記接続制御装置が、
    前記発信元の端末から通信先の端末の端末識別子と通信メッセージとを受信し、
    受信した通信先の端末の端末識別子を前記位置情報記憶装置へ送信し、
    前記位置情報記憶装置が、
    前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子を受信し、この通信先の端末の端末識別子に対応する無線基地局の識別情報を前記記憶手段から読み出して返送し、
    前記接続制御装置が、
    前記位置情報記憶装置から前記通信先の端末が属する無線基地局の識別情報を受信し、
    受信した無線基地局の識別情報により識別される無線基地局へ、前記通信先の端末の端末識別子及び前記通信メッセージを送信し、
    前記無線基地局が、
    前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子及び通信メッセージを受信し、この通信先の端末の端末識別子で識別される端末へ前記通信メッセージを無線により送信し、
    通信先の前記端末が、
    前記通信メッセージを前記無線基地局から受信し、該通信メッセージの発信元の端末と前記通信装置を介した通信を行う、
    ことを特徴とする通信方法。
  10. ネットワークを介して、接続制御装置、位置情報記憶装置、無線基地局、及び、複数の端末を接続してなる通信システムに用いられる通信方法であって、
    前記位置情報記憶装置は、
    端末識別子と、前記端末識別子で識別される端末が属する前記無線基地局の識別情報とを記憶する記憶手段を備え、
    発信元の前記端末が、
    通信先の端末の端末識別子と、通信に関わるメッセージである通信メッセージとを前記接続制御装置に送信し、
    前記接続制御装置が、
    前記発信元の端末から通信先の端末の端末識別子と通信メッセージとを受信し、
    受信した通信先の端末の端末識別子を前記位置情報記憶装置へ送信し、
    前記位置情報記憶装置が、
    前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子を受信し、受信した通信先の端末の端末識別子に対応する無線基地局の識別情報を前記記憶手段から読み出して返送し、
    前記接続制御装置が、
    前記位置情報記憶装置から前記通信先の端末が属する無線基地局の識別情報を受信し、
    受信した無線基地局の識別情報により識別される無線基地局へ、前記通信先の端末の端末識別子を送信し、
    前記無線基地局が、
    前記接続制御装置から通信先の端末の端末識別子を受信し、この通信先の端末の端末識別子で識別される通信先の端末へアドレス要求を送信し、
    通信先の前記端末が、
    前記無線基地局からアドレス要求を受信し、自身のネットワークアドレスを示すアドレス情報を返送し、
    前記無線基地局が、
    前記通信先の端末から該通信先の端末のアドレス情報を受信し、このアドレス情報を前記接続制御装置へ送信し、
    前記接続制御装置が、
    前記無線基地局から前記通信先の端末のアドレス情報を受信し、
    受信した前記通信先の端末のアドレス情報を用いて、前記通信メッセージを送信する、
    ことを特徴とする通信方法。

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