JP4249265B2 - ラスタデータをハイブリッド圧縮するための装置および方法 - Google Patents
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Description
本発明は、一般的にデータの圧縮および伸張に関し、さらに詳しく言えば、ラスタ化されたデータ内に存在する可能性のある異なるタイプの構造を決定し、そしてそれに適当な圧縮スキームを選択的に適用することに関する。
ディスプレイ指向の環境において、画像データは二次元のページ表示によって示される。ページは通常、ユーザによってディスクトップ・パブリッシング・アプリケーションを使用してワークステーション上に構成される。ページはテキスト,線画(「グラフィック」とも呼ばれる)および像(すなわちフォト)のオブジェクトを含み、そしてページ記述言語(PDL)により特定されたページ記述ファイルの形式でデスクトップ・パブリッシング・アプリケーションにより出力される。ページがプリンタまたは表示画面などの描写装置によって描きだされる前に、データは描写装置にラスタ化されたページの形式で提供される必要がある。ラスタ化された形式への変換は、使用するPDLに固有のPDLインタープリタによって行われる。
ラスタ化されたページは、各ピクセルが特定のカラーをもつピクセルの2次元アレイによるページのディジタル表示である。カラーは、各ピクセルに割当られたビット数に依存する範囲のもので、ビット数が大きければ大きいほど色解像度(色濃淡)が高くなる。プリンタの応用では、色を4つの基本インク,すなわち、シアン色(C),マゼンタ色(M),黄色(Y)および黒(K)に対応する4つの要素に分類すると都合が良い。例えば、商業的な用途では通常、色が各色の要素に割当られた記憶装置の8ビット(バイト)を用いて得た色解像度をもつことから、各ピクセルはそれに関連して4バイトを持つことになる。これにより、およそ40億通りのインクの組み合わせを作りだすことになる。
プリンタ,特にレーザプリンタは通常、一定の速度で印刷するプリントエンジンをもつ。ラスタデータは前記プリンタエンジンに出力速度と比例した速度で供給される必要があり、そうでなければプリシタのオバーランエラーが生じる可能性がある。少なくとも、前記プリンタエンジンはページ出力の過程でラスタデータを待つように構成されていない。したがって、入力データ速度とプリンタエンジンの出力速度間の不一致を調和させるために、プリントバッファ(またはフレームバッファとも呼ばれる)が少なくとも一つのラスタ化されたページを一時調和させるために用いられる。
ラスタ化されたページの二次元特性の結果、メモリは解像度の平方および/またはページの直線の長さの積で増加するページを格納する必要がある。例えば、適度なプリンタの解像度、例えば400dpi(1インチ長さ当たりのドット数)(すなわち157ドット毎cm)が8.5インチ×11インチ(すなわち21.6×27.9cm)のサイズのページに適用されると、ページに必要なメモリは60Mバイト(メガバイト)ほどになる。メモリコストが高くなると、この大きさのメモリはレーザプリンタの他の部品全部を合計したコストを容易に越えるコストがかかり、商業的または経済的に実現不能である。
プリンタバッファの大きさを極小化する一般的な解決法は、ラスタデータを格納する前に圧縮することである。1またはそれ以上のページの圧縮されたラスタデータが格納されると、それらはプリンタエンジンに適した制御速度で伸張される。
米国特許第5,479,587号には、プリンタバッファ極小化方法が開示されており、そこではラスタデータが所与のプリンタバッファに適合するように十分に圧縮されるまで圧縮率を上げて異なる圧縮処理を試みることによりラスタデータが圧縮される。毎回より高い圧縮率を持つ圧縮処理をそのような複数の処理の予め規定した能力から選択するもので、この処理は、ランレングス符号化などの非可逆処理から可逆処理まである。一般的に、可逆符号化はテキストおよび線画データに有効であるのに対して、非可逆符号化は画像データに有効である。しかしながら、この方法では、所定の圧縮率を達成するためにラスタページの特性が非可逆圧縮を必要とする場合、印刷品質が劣化してしまう。これは、選択した圧縮処理のうちの1つのみをページの各ストリップに簡潔に施すためであり、ストリップが画像データ以外にもテキストや線画データを含む場合には、可逆圧縮処理では一般的に、通常ではテキストまたは線画データを正確に描く鮮明なラインをぼやかしたり、または本来存在しなかった望ましくないものが生じてしまうこともある。
欧州特許公開第0597571号には、ページ内のオブジェクトのタイプを最初に抽出して、各オブジェクトの境界をラスタ化の前に決定する方法が開示されている。適切な圧縮処理を選択して各オブジェクトのタイプに施す。このようにして、可逆圧縮処理をテキストや線画オブジェクトに最適に施す一方で、非可逆圧縮処理を画像オブジェクトに施す。本質的に、この方法はページ記述ファイルとラスタ化されたページ間の中間的な形式であるディスプレイリストのレベルで動作する。オブジェクトとそれらのタイプは、ディスプレイリストにあるPDLの高水準の絶対的オブジェクト規定コマンドからの分析によって決定される。これにより、PDLコマンドの特定のブランドやバージョンの知識だけでなく、これらの暗黙の表現からあるオブジェクトを再生する方法が必要となる。いずれにしても、矩形ブロックで囲まれているオブジェクト等の最も簡単な境界を除くすべてが、ディスプレイリストのレベルでそのように解読することから現実的に決定可能なものである。
一般的にいって、ディスプレイリストは特定のPDLインタープリタで解釈されて、ページ表現にラスタデータを発生する。この解釈過程は「ブラックボックス」にリンクされており、ここではディスプレイリストが一端で入力され、他端でラスタデータが出力される。データがラスタ化されると、それはピクセルのアレイまたはビットマップの形式になり、個々の圧縮処理を施す明白な良く規定されたオブジェクトはなくなる。
本発明の目的および要約
したがって、本発明の一般的な目的は、データ劣化を最小限に抑えてラスタデータを最適にデータ圧縮するための方法および装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、すでにラスタ化されたデータ中に存在する可能性がある異なるタイプの構造を決定し、そして選択的にそれに対して適当な圧縮処理を施すことである。
本発明の他の目的は、プリントまたはフレームバッファに必要なメモリを最小限に抑えることである。
本発明の他の目的は、所望の圧縮率であれば、可逆圧縮処理と非可逆圧縮処理との調和法(および画質劣化量の制御法)を定めることで、少なくとも所望の圧縮率に対する圧縮を達成することである。
前記および追加の目的は、本発明の以下の特徴により達成される。
本発明の目的は、ページ上に存在する可能性のある異なるタイプのオブジェクトに最適な圧縮処理を施すことである。可逆ランレングス符号化等の第1のタイプの圧縮は、テキストまたは線画として認識されるデータに施すことが好ましい。しかしながら、第1のタイプの圧縮は、画像またはフォトとして認識されるデータに施す場合、有効でない場合がある。目標とする圧縮率をえるためには、変換符号化等の第2のタイプの圧縮をこれらのタイプのデータに施すことが好ましい。好適な実施形態において、変換符号化は8×8ピクセルの集積ブロックに適用される非可逆JPEG符号化である。しかしながら、ページがページ技術ファイルからラスタ化されたページデータに変換されると、ページからなる種々のオブジェクトのタイプやソースに関するすべての履歴情報がなくなる。
本発明の一つの重要な特徴は、ラスタ化された形式でページを分析することが可能であることである。これは、カラーパッチの形式でラスタデータにある構造を認識することにより達成される。パッチは同色のつながったピクセルの広がりとして見なされる。パッチが認識されると、パッチが第1のタイプの圧縮処理で効率的に圧縮することができるか否かということに基づいて、タイプ1パッチまたはタイプ2パッチに区別される。各々のパッチの大きさは、そこにあるピクセル数(「パッチピクセルカウント(PatchPixelCount)」)により測定される。タイプ1パッチは、所定数のD1以上のパッチピクセルカウントをもち、タイプ2パッチは、D1よりも少ないパッチピクセルカウントをもつ。好適な実施形態において、D1は6〜8である。次いで第1の圧縮処理をタイプ1パッチに施し、第2の圧縮処理をタイプ2パッチに施す。
したがって、ラスタ化された形式でも、テキストまたは線画のオブジェクトは一般的に認識可能であり、画像またはフォトオブジェクトとは区別される。次いで適切な圧縮処理を各タイプのデータに施して、品質を維持しながら有効な圧縮を最適にえることができる。
本発明の別の特徴によれば、2つのタイプのパッチ間にある任意の境界を取り扱うための規定を設ける。元のラスタデータはピクセルレベルの粒度をもつ。しかしながら、好適な第2の圧縮処理であるブロック指向JPEG圧縮では、ブロックレベル(8×8ピクセル)に対してタイプ2のデータの粒度が粗くなってしまい、ここでブロックレベルはタイプ1パッチと関連するタイプ1のデータと比較すると64:1の領域比率だけより大きいものである。2つのタイプの粒度が合わなければ、タイプ2とタイプ1データの境界が連続していないということである。この問題は、タイプ2パッチを透明ピクセルとしてそれらの元のピクセル粒度にもコード化することで処理される。後にドキュメントを再現する場合、透明ピクセルは伸張されたタイプ2データの1以上のウィンドウを形成して再現されたドキュメントで表示することにより、タイプ1とタイプ2のデータ間の境界にある元の精細な構造を保存できる。
境界においても、タイプ2パッチで部分的にのみ満たされているJPEGブロックがある。JPEG圧縮がそのようなブロックに施される場合、それらの不自然かつ不連続な構造により圧縮率を下げる傾向にある望ましくない周波数が発生してしまう。この影響をなくすために、圧縮を施す前にブロックの満たされていない部分にあるピクセル値がブロックにあるタイプ2のピクセルの平均値により置き換えられる。
好適な実施形態において、パッチ認識器は、作業ウィンド内にあるピクセルを行毎に走査し各行内をピクセル毎に走査してパッチを認識する。パッチがすべて分析された後で、パッチタイプ分別器によりタイプ1パッチとタイプ2パッチに分離する。第1の圧縮器はタイプ1パッチからのタイプ1ピクセルを圧縮するだけでなく、タイプ2パッチからのタイプ2ピクセルの位置を表す透明ピクセルも圧縮する。第1の圧縮器はタイプ2ピクセルをブロック毎に圧縮する。2つのタイプの圧縮された符号は圧縮ページバッファに個々に格納される。これらは、一緒にしてドキュメントを再現する前に第1および第2の伸張器によりそれぞれ伸張される。
代替実施形態の一つの特徴は、第1のパスにある第1の圧縮器もパッチ認識器として働くものとされることである。第1のパスにおいて、第1の圧縮器はランレングス符号器(RLE)をすべてのラスタデータに施す。RLEが同色ピクセルのランまたは広がりを示すので、パッチはRLE処理の集積部として認識される。この特徴は、タイプ1の圧縮とパッチ認識の処理を1つに組み合わせるため効果的なものである。
代替実施形態における別の特徴によれば、しきい値は、ブロックがJPEG圧縮すべきものであるか否かを決定するために設定される。ブロック(8×8ピクセル)がタイプ2ピクセルの小さな数(すなわちブロックP2カウントBrockP2Count)は所定のしきい値よりも小さい)のみをもてば、そのブロックにもJPEG圧縮を実効するため費用効率がよくない。その代わり、ブロック内のすべてのデータはタイプ1として処理される。好適な実施形態において、これはインブロックカウンタにより達成される。
本発明の別の態様によれば、圧縮処理中、現在まで達成される圧縮率は各ストリップ(ブロックの列)が終了した後にモニタされ、圧縮パラメータのセットページ全体に必要な圧縮率をえるために適応させて変更される。多数のパラメータは圧縮率に影響を及ぼすもので、これはJPEG符号化における量子化マトリックスに適用するQ_ファクタパラメータを含む。好適に実施形態では、Q_ファクタは必要な圧縮率内で最も良い画像品質を維持するように変更することができる。好適な実施形態において、これは適応圧縮率制御装置により達成される。
本発明の別の態様によれば、稀ではあるが伸張処理は必要な圧縮率が得られない場合に実行される。圧縮率に関連するパラメータのセットを調整する。圧縮されたドキュメントは前のパラメータのセットを部分毎使用して復号され、最新のパラメータのセットを使用して伸張されるものである。
本発明の追加の目的,特徴および利点は好適な実施例の以下の記載から理解され、その記載は添付の図面とともになされるものである。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明が適用可能な通常の環境を示す略図的システムブロック図である。
図2は、テキスト,グラフィックおよび画像オブジェクトを含むページの例である。
図3は、本発明の好適な実施形態によるハイブリッド圧縮の装置および方法のブロック図である。
図4aは、タイプ1のラスタデータを第1のラスタ層に分離した略図的分離図である。
図4bは、タイプ2のラスタデータを第2のラスタ層に分離した略図的分離図である。
図5は、本発明の別の好適な実施形態によるハイブリッド圧縮の装置および方法のブロック図である。
図6は、本発明の好適な実施形態によるランレンスグ符号のスケジュールを示す表である。
図7は、本発明の好適な実施形態により、ドキュメントを圧縮するシーケンスを示す流れ図である。
図8aは、図5および図7に示す第1の圧縮器の第1のパスに取り入れた処理を示す流れ図である。
図8bは、図8aで始まる流れの続きを示した流れ図である。
好適な実施形態の詳細な説明
図1は、本発明が適用可能な通常の環境を示す略図的システムブロック図である。ディスクトップ・パブリッシング・アプリケーションを動作するホストコンピュータまたはワークステーション10を用いて、最終的に印刷形式にされるかまたは画面に表示されるページ指向ドキュメントを作成する。より詳しく言えば、プロッタ,ファクシミリ機や表示画面等の他のタイプのレンダリングの応用が適用可能であることも理解されているが、プリンタ・アプリケーションを参照して示されている。
ホストコンピュータまたはワークステーション10で作成したページ指向ドキュメントは通常、テキスト,線画(代替的に「グラフィック」として知られている)および画像のオブジェクトが混合したものである。これらの内容や他の内容はページ記述言語(PDL)により特定され、ドキュメントはページ記述ファイル20として出力される。使用する特定のPDLに特有のPDLインタープリタ30は、ページ記述ファイルを解釈し、ラスタ化されたページデータのストリーム40で略式に表示したように、ビットマップ形式でページ毎にドキュメントを作成する。一般的なページメモリ50は、入力端52を介してラスタ化されたデータを受け、それを出力端54を介してプリントエンジン70と関連づける。プリントエンジン70は通常ページ毎に印刷をするので、一般的なページメモリ50はドキュメントの1枚以上のページを収集して、それをプリントエンジン70に送るように働く。PDLインタープリタ30から発生したラスタ化されたデータレートは一般的に、プリントエンジン70の取入レートとは異なるので、一般的なページメモリ50もまた、一時的に記憶領域を供給することで2つの異なるレートを和らげるように働く。
先に記載したように、ラスタ化されたデータのページは、記録領域用に数十〜数百メガバイトのメモリを必要とするので、非圧縮形式で格納するには非現実的なものである。このため、一般的なページメモリ50は、ラスタ化されたページデータのストリーム40を受けて一度にストリップ41のような一部を圧縮する圧縮機100を含む。圧縮されたラスタデータは圧縮されたページバッファ200に格納される。その後、圧縮されたページバッファ200から読みだされ、伸張器300により伸張された後にプリントエンジン70に供給されて印刷されるドキュメントをページ毎に出力する。このようにして、一般的なページメモリのメモリ要求は、圧縮過程で達成される圧縮率と同じ比率で減少される。
実際、PDLインタープリタ30や一般的なページメモリ200はプリントエンジン70で動作するプリンタ制御部を形成する。PDLインタープリタ30と圧縮器100と伸張器300は、専用ハードウェアプロセッサまたはマイクロプロセッサシステム部60のいずれかで実行される。後者の場合、マイクロプロセッサシステム60は、マイクロプロセッサ62と不揮発性読出し専用メモリ(ROM)64とランダムアクセスメモリ(RAM)66を含む。種々の要素の機能は、ROM64に記憶される手順として取り込まれており、マイクロプロセッサ62により実行可能である。また、RAM66は、ストリップ41の一時記憶容量としてだけでなく、圧縮されたページバッファ200としても作用する。
図2は、テキスト,グラフィックおよび画像のオブジェクトを含むページの例である。ここでは1枚のページを対象にして述べているが、ここで言うページとは複数のページを含む可能性がある1つのドキュメントを意味していることを理解されたい。例では、背面にテキスト92があるページ90が図示されている。これはまた、ハート形のデザイン96と、それに重複されている間に挟まれたリボン付のより大きいサイズのハート形のデザインからなる線画94をもつ。小さいサイズのハート96はまた、フォト98用のフレームを形成しており、ページの中央に「PHOTO」と記載されている。図2は略式的に白黒で記載しているが、種々の物体はカラーの場合もある。
ページ90がラスタ化される場合、それはピクセルの二次元アレイで表示される。好適な実施形態において、各ピクセルは4バイトで表示され、1バイトは各主要インクカラーCMYK用のものである。先に説明したように、これにより各ピクセルが約40億通りのインクの組み合わせのうちのものを表示できるようになる。
ラスタ化されたデータからの構造の決定およびそれらのタイプ
ページ90がページ記述ファイルからラスタ化されたページデータに変換されると、ページを含む種々のオブジェクトのタイプおよびソースに関する履歴情報のすべてが失われる。本発明の一つの重要な特徴は、ラスタ化された形式でページを分析でき、異なる構造やそれらのタイプを決定でき、そして各タイプの構造に適切な圧縮処理を施すことができることである。
図3は、本発明の好適な実施形態によるハイブリッド圧縮の装置および方法のブロック図である。再度図1を参照すると、一般的なページメモリ50は、圧縮器100と圧縮されたページバッファ200と伸張器300を含む。圧縮器100は入力端52からラスタ化されたデータをストリップ毎に受けて、作業バッファ110へと送る。好適な実施形態において、各ストリップは、ページ全体で8ピクセル高作業ウィンドウになる8行のピクセルである。パッチ認識器120は、作業ウィンドウ内のピクセルを行毎(ウィンドウの上から下)を走査し、各行内をピクセル毎(左から右)を走査して、同色の連なるピクセルのパッチを認識する。2つのピクセルは、それらが水平に,垂直にまたは斜めに互いに隣接しているものであれば、連結される。以下に説明するように、好適な実施形態において、ストリップのパッチは認識器120が実際に次のストリップを走査した後に認識される。パッチが認識されると、パッチタイプ分別器130は、大きさや各パッチにあるピクセル数(「パッチピクセルカウント」)により少なくとも2つのタイプのパッチ間を区別する。
テキストまたは線画の特性は、それらが通常より大きな大きさをもつカラーパッチからなるもので、各々は数ピクセルから数千ピクセルのものまであるパッチピクセルカウントをもつということである。大きいパッチは、タイプ1パッチとして参照される。そこにあるピクセルはタイプ1ピクセルp1(i,j)として参照され、ここでの座標(i,j)はページのピクセルアレイのi番目の行とj番目の列を表示している。大きいサイズカラーパッチの特徴は、1つのピクセルから別のピクセルヘと移る際の活動が低く冗長が高いということであり、一般的に可逆圧縮処理により効果的な圧縮が達成される。
一方で、画像やフォトオブジェクトは主に、より小さい大きさのカラーパッチからなり、各々は通常1ピクセルから数ピクセルの範囲のパッチピクセルカウントをもつ。小さいパッチはまた、タイプ2パッチとして参照され、それにあるピクセルはタイプ2ピクセル,p2(i,j)として参照される。この小さいサイズのカラーパッチの特徴は、1つのピクセルから別のピクセルへと移る際の活動が高く冗長が低いことである。一般的に、パッチサイズが小さくなると、可逆圧縮の効果はかなり下がることになる。実際、パッチがある一定の大きさよりも下に下がると、可逆圧縮は1よりも小さい圧縮率を生じる。これは、符号化に必要なコードがパッチが符号化しようとするパッチよりも多くのスペースを占めるためである。一般的に、画像オブジェクトは、変換コード化処理、特に非可逆式でより効果的に圧縮される。このタイプの圧縮は、いくつかの情報が圧縮・伸張サイクルで失われているため、「非可逆」という用語を用いる。しかしながら、画像オブジェクトに対しては圧縮率が10:1の場合でも、情報の損失は人間の目からは容易に分からないものである。
タイプ1(大きい)パッチとタイプ2(小さい)パッチの間の境界は、パッチにあるピクセル数,すなわちパッチピクセルカウントが所定の最小カウント(「パッチP1ミニマムカウント(PatchP1MinCount)」もしくは「D1」)と等しいかもしくはそれよりも大きいかどうかでそれぞれ区分けされる。言い換えれば、パッチはそのパッチピクセルカウント≧D1であればタイプ1で、パッチピクセルカウント<D1であればタイプ2ということである。このしきい値数D1は、ドキュメントに施されるタイプ1とタイプ2の圧縮処理の所望の割合を調整するためのパラメータを供給し、ここでしきい値数がより高ければタイプ2の圧縮割合が大きくなる。パラメータD1を予め決定するには、問題となるドキュメント上のグラフィックや画像オブジェクトの予測特性や特定の混合,そして目標となる圧縮率を全体的に達成するために施される特定のタイプの可逆および非可逆圧縮処理を考慮する必要がある。D1を決定するための1つの現実的な方法は、選択した可逆および非可逆圧縮処理を表示ページに施して、全体的に目標とする圧縮率内で、どのしきい値数が可逆圧縮の割合を最小にする混合を生じるかを検討する。好適な実施形態において、パッチP1ミニマムカウント(D1)の値は、6〜8個の範囲内である。
先に記載したように、作動ウィンドウまたはストリップ8ピクセル高がページ上の上部から底部へとストリップ毎に移動する。しかしながら、パッチが現在のストリップの外側で一部下がることを可能にするために、パッチ内のピクセルの係数は行が十分に考慮されるまで遅延される。つまり、係数は現在のウィンドウを越えて遅延される。パッチサイズの所定のしきい値数はD1であるので、極端な場合のパッチはピクセルが列D1に高く積み重なった場合のものである。したがって、パッチにあるピクセルの記録は、少なくともパッチの上部のピクセルのD1行を含むものである。好適な実施形態において、D1はストリップ高である8と同じ大きさである。したがって、パッチ認識は現在のストリップが走査された後に前のストリップに実行される。
グラフィックおよびフォト層への分離
パッチがパッチ認識器120により分析された後、それらはパッチタイプ分別器130によりタイプ1とタイプ2のパッチに分離される。一般的に、タイプ1パッチはテキストまたはグラフィックオブジェクトに関するもので、タイプ2パッチは画像オブジェクトに関するものである。元のラスタページは、タイプ1パッチを含む第1のラスタ層とタイプ2パッチを含む第2のラスタ層に分離されるものとして認識される。
図4aおよび図4bはそれぞれ、ラスタデータオブジェクトの第1のラスタ層410と第2のラスタ層420への略図的分離を示している。第1のラスタ層410は、第1の圧縮処理を受けるべきそれらのピクセルを収集し、第2のラスタ層420は、第2の圧縮処理を受けるべきそれらのピクセルを収集する。図2に示したページ90の例を用いると、テキスト92と線画94のようなグラッフィクが主な部分となるオブジェクトを示すタイプ1ピクセル,p1(i,j)は第1の層上に保持されているが、ハート形のフレーム96にある主にフォト98を示すタイプ2ピクセル,p2(i,j)は第2の層に分離される。同時に、p2(i,j)ピクセルの位置情報は、切り離し412を示す透明ピクセルt2(i,j)の形状の第1の層に保存されている。したがって、すべてのオブジェクトが元々第1のラスタ層410にあるかのようであり、次いで画像オブジェクトに関連するタイプ2パッチは切り離され、第2のラスタ層420上に配置される。
第1の圧縮
図3を再度参照すると、タイプ1パッチにあるピクセル,p1(i,j)は第1の圧縮器150に送られる。タイプ2パッチにあるピクセル,p2(i,j)は第2の圧縮器160に送られる。同時にp2(i,j)の座標は透明ピクセルt2(i,j)として処理される第1の圧縮器に送られる。第1の圧縮器150で実行される好適な可逆圧縮処理はランレングス符号化(RLE)であり、ここで色パッチが開始時の色ピクセルと同色のピクセルの1以上のランレングスにより符号化可能である。RLE圧縮処理はタイプ1ピクセルp1(i,j)と透明t2(i,j)ピクセルの両方に施す。その結果生じる圧縮されたコードは第1の圧縮された層210として圧縮されたページバッファ200に格納される。
第2の圧縮
第2の圧縮器160により実行される好適な圧縮処理は、非可逆圧縮スキームであるJPEG等のDCT(離散コサイン変換)である。JPEG圧縮処理は、国際標準化機構の委員会であるジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ(Joint Photographic Experts Group)により公表されたものである。JPEG圧縮をタイプ2ピクセルp2(i,j)のブロックに施す。第2の圧縮器160が圧縮を実行した後、その結果生じる圧縮されたコードは第2の圧縮された層220として圧縮されたページバッファ200内に格納される。
JPEG符号化処理は良く規定されており、次の3つのステップからなる。(1)変換係数を得るための8×8ピクセルブロックのDCT(離散コサイン変換)(2)係数の量子化(3)量子化した係数のエントロピー符号化(JPEGのベースライン・システムに対するデフォルトはハフマン符号化)。
JPEGの特徴は、個々のピクセルレベルではなく、8×8ピクセルの集積ブロックで動作する点である。この動作モードに適合するのに、第2のラスタ層420は図4bに示される8×8ピクセルブロックに略図的に区分される。ブロック432等の8×8ピクセルブロックのグリッド430(すべて図示せず)をページ全体に重ね合わせる。ページの行(または列)の数が8の倍数でなければ、さらに行(または列)をこの要求を満たすためにページに追加する。このように追加した行(または列)はページの最後の行(または列)の繰り返しである。
図示した例において、タイプ2ピクセルはより小さいハート96により境界を付けた領域に集まるものとされる。したがって、一般的に3つのタイプのブロックが生じることが分かる。それらは、タイプ2ピクセルをまったくもたないブロック(例えばブロック432),部分的にタイプ2ピクセルで満たされたブロック(例えばブロック444),そして完全にタイプ2ピクセルで満たされたブロック(例えばブロック446)である。
ブロックの各水平行はブロック行440のようなブロック行を形成する。標準のJPEG動作をブロック行毎、そしてブロック行内毎にページに施す。二次元の離散コサイン変換(DCT)は、完全にもしくは部分的にタイプ2ピクセルで満たされたブロックのいずれかのみに施す。したがって、ブロック行はJPEG符号化を受けるブロックがまったくないか,いくつかのブロックが受けるか,またはすべてのブロックが受けるものを含むことになる。JPEG符号化の標準的な実施において、現在のブロックのDC係数は前のブロックに対して規定され、したがって圧縮中のブロックシーケンスは伸張中のものと同じものでなければならない。ブロック行内にあるすべてのばらばらなブロックを一つに集めて、JPEG符号化をする前に隣接したひと続きのものを形成する。
好適な実施例において、ページ上のブロックの位置とタイプ情報も符号化されて圧縮された状態で格納される。2ビットコードは現在のブロック行をJPEGブロックがまったくないもの,いくつかのJPEGブロックがあるもの,多くのJPEGブロックがあるものを含むものとして分類し、完全にJPEG符号化する。ブロック行内に「いくつかの」ブロックしかJPEG符号化されない場合、位置付け情報はブロック行内にあるそれらの位置のリストに続くブロック行のJPEGブロック数により与えられる。「多くの」ブロックがJPEG符号化される場合、ブロック行内のすべてのブロックに対応するビットアレイは、それぞれJPEG符号化されているブロックかそうでないブロックかに応じてオンまたはオフにした各ブロックのビットで与えられる。「いくつかの」と「多くの」は、ブロック位置付け情報に必要なビット数を最小にする方法で決定される。
本発明の別の態様によれば、第1および第2のラスタ層410,420の両方に実行する特別な特徴により2つのタイプのデータ間の任意の境界を取り扱うようにする。
元のラスタデータはピクセルレベルの粒度をもつ。しかしながら、ブロック指向のJPEG圧縮はブロックレベルに対するタイプ2データの粒度を粗くし、データ1タイプのものと比較すると領域比率が64:1とより大きい。2つのタイプの間で粒度が合わないと、タイプ2とタイプ1のデータ間の各境界が不連続になってしまう。
タイプ1パッチ以外でも、第1のラスタ層410に元の精細の粒度のタイプ2パッチの位置が透明ピクセルt2(i,j)として保存される。以下に示すように、再現されたドキュメントが第1および第2の層を組み合わせることで形成される場合、透明ピクセルは第2の層に対して第1の層に1以上のウィンドウを形成し、ウィンドウにある第2の層のそれらの部分のみを組み合わせて選択する。第1のラスタ層にある透明ウィンドウが任意の形状であるため、すべてのJPEG符号化したブロックを再現されたドキュメントにおいて示す必要はない。したがって、JPEG圧縮はピクセルからブロックの粒度までタイプ2のデータを粗くするが、タイプ1とタイプ2データ間の領域での精細の構造は再現されたドキュメントに再度格納される。
第2のラスタ層420上に、部分的にタイプ2ピクセルで満たされた参照番号444のようなブロックは、タイプ1とタイプ2ピクセルを混合したものを含む元のページ上で個々の領域を覆う。分離後、タイプ1パッチは第1のラスタ層410で終了する。タイプ2パッチは、タイプ1パッチで元々占められた空所であるブロックに補足して、部分的に満たされたブロックにおいて第2のラスタ層420で終了する。しかしながら、DCTは規定されていないピクセルがあればブロックに施すことはできない。1つの可能性はタイプ1ピクセルを第1の場所にあるブロックから取り除くことで、空所がなくなる。その欠点は、DCTを混合したタイプのブロックに施す場合、その構造が不自然かつ不連続なために、圧縮率を下げる傾向をもつ望ましくない周波数が生じたり、本来存在していなかった望ましくない物が生じてしまう。この影響を軽減するために、DCTを施す前にブロックの補足領域にあるピクセル値はブロックにあるタイプ2ピクセルの平均値で置き換えられる。
最終的な装置の要求に応じて、JPEG符号化されたフォトデータは、ブロック,ブロック行またはページ全体をもとにインターリーブされる。
伸張
ドキュメントの1枚以上のページが圧縮されたプリントバッファ200に圧縮形式で格納されると、それらは伸張器300により伸張される段階に入る。伸張器300は、第1の伸張器310と第2の伸張器320からなる。
第1の伸張器310は第1の圧縮された層210に格納された符号化されたデータを伸張してピクセルp1(i,j)と略式的に第1のラスタ層410に存在する透明ピクセルt2(i,j)を回復する。ピクセルp1はタイプ1パッチからのものであり、透明ピクセルt2は空所を表すタイプ2パッチからくるもので、この空所は第2のラスタ層420に除去されたタイプ2パッチから残されたものである。
第2の伸張器320は第2の圧縮された層220に格納された符号化データを伸張して再現されたピクセルp2’(i,j)を回復する。非可逆圧縮スキームにおいて、これらの再現されたピクセルは、第2のラスタ層420に略式的に存在するタイプ2パッチを表す元のピクセルp2(i,j)と必ずしも同一のものでない。
伸張はブロック行毎に行われ、各ブロック行は8ピクセル行高である。前のブロック行の最後のピクセル行のみが可逆符号化されたデータのコピーと繰り返しに必要である(第1のブロック行の前のピクセル行は、インクがついていない紙に対応する値をもつとされる)。
メモリ空間は完全なブロック行に割り当てられる。再現下のブロック行がJPEG符号化ブロックを含めば、第2の伸張器はこれらのブロックをブロック行にあるそれらの位置に復号する。第1の伸張器310は符号化されたデータを第1の圧縮された層210から行毎そして各行内のピクセル毎に復号する。タイプ1ピクセルp1(i,j)はそれらのラスタ位置に復号されるが、透明ピクセルt2(i,j)は対応するJPEGの復号されたピクセルp2’(i,j)により置き換えられる。これは、ANDゲート330とORゲート340で略式的に表示されている。
好適な代替実施形態
図5は、本発明の別の好適な実施形態によるハイブリッド圧縮の装置および方法を示すブロック図である。2経路にある修正した第1の圧縮器はタイプ1データに可逆ランレングス符号化(RLE)を施し、第2の圧縮器160はタイプ2データに非可逆JPEG符号化を施す。
図3に示す実施形態と同様に、一般化されたページメモリ50は圧縮器100’と,圧縮されたページバッファ200と,伸張器300を含む。圧縮100’はラスタ化されたデータをストリップ毎に入力端52から作業バッッファ110へと受ける。次いでラスタ化されたデータはパッチ認識器120’,パッチタイプ分別器130’により処理されて、第1の圧縮器150’または第2の圧縮器160のいずれかへの経路を決定される。
代替実施形態における1つの特徴は、パッチ認識と第1の圧縮器の第1の経路は同じ過程に統合さていることである。第1の圧縮器の第1の経路(またはパッチ認識器120’)はRLEをすべてのラスタデータに施す。RLEが同色のピクセルのランまたは広がりを示すので、パッチはRLE処理の集積部分として認識される。
その後、パッチタイプ分別器130’はタイプ1とタイプ2パッチを整理する。これは、パッチサイズ比較器132とインブロック比較器134により達成される。パッチサイズ比較器132は、各パッチがパッチピクセルカウント≧D1または<D1かどうかでタイプ1とタイプ2を最初に分離する。パッチピクセルカウント≧D1であれば、ランレングス符号化されたタイプ1ピクセルは第1の圧縮器150’の第2の経路により処理されるようにその経路が決定される。これらのタイプ1ピクセルは可逆式で残る。パッチピクセルカウント<D1であれば、タイプ2ピクセルは第2の圧縮器160への経路が予定される。これらのピクセルは非可逆圧縮の候補となる。
代替実施形態における別の特徴は、ブロックのJPEG圧縮用のしきい値を設定することである。ブロック(8×8ピクセル)がタイプ2ピクセルの少ない数のみであれば、そのブロックでJPEG圧縮を行うにはコスト効率が良くない。好適な実施形態において、インブロック比較器134はさらにタイプ2ピクセルのスクリーニングを実行する。それは、パッチサイズ比較器132からのタイプ2ピクセルを受けて、個々のJPEGブロックにタイプ2ピクセルの数を決定する。JPEGブロックにあるすべてのタイプ2ピクセルが結合されたブロックP2カウント<6(ブロックのピクセルのおよそ10%)になれば、それらタイプ1パッチとして再度分類され、第1の圧縮器150’の第2の経路で処理されるように再度方向付けされる。そうでなければ、第1の実施形態と同様に、符号化されていないピクセルp2(i,j)の形式のタイプ2パッチは、個々のJPEGブロックで第2の圧縮器160へと経路を決定される。
同様に、残りのタイプ2ピクセルの位置情報は、第1の圧縮器150’の第2の経路で圧縮されるように透明ピクセルt2(i,j)の形式で経路を決定される。
第1の圧縮器150’の第2の経路は本質的に3つのソースからの入力を合わせる。1つはパッチサイズ比較器からの第1経路の符号化されたp1(i,j)である。第2のものはインブロック比較器134で「タイプ1」ピクセルとして再度方向付けされた最初はタイプ2ピクセルであったものである。第3の入力は第1の圧縮器150’の第2の経路で最初にランレングス符号化される透明ピクセルt2(i,j)であり、それらその後に他の2つの入力とこれらのピクセルがドキュメントページに表れる順番で統合される。
図6は、本発明の好適な実施形態によるランレングスコードのスケジュールをリストした表である。前と同じように、ピクセルとその色を行i,列jのp(i,j)で表す。タイプ1ピクセルはp1(i,j)となり、タイプ2ピクセルはp2(i,j)となり、その位置は透明ピクセルt2(i,j)となる。p(i,j)よりも上(行がi−1までとそれを含むもの)とその左側(ピクセルの行がiでj−1までとそれを含むもの)のすべてのピクセルはすでに符号化されたものとされている。
可逆符号化または復号過程において、ラスタ化されたドキュメントはインクがない紙で囲まれている。ドキュメントの境界の外側のピクセルを参照すると、その色は「インクなし」と仮定される。グラフィック層は現在の行内にある同色の繰り返しによりランレングス符号化され、前の行の区分または2つの組み合わせをコピーする。特定のコードは、新しいカラー,任意のカラー(32ビット)または限定されたパレットカラー数(オプション)を規定するように保存される。ランレングスはコード(1のランレングス,カラーの単一ピクセル)に埋め込まれているかもしくは短いランレングスまたは長いランレングスとして明確に規定されているかのいずれかである。
本質的に、各ランレングス符号はランレングスパラメータが続く4ビットタイプコードのシンタックスをもち、単一ピクセルp(i,j)から行iにおいてピクセルのラン(R=ランレングス)に符号化する。ランレングスパラメータは短いものかまたは長いものの場合がある。短いランレングスパラメータは4ビット数である。それは、それぞれ1〜15の値により2〜16ピクセルのランを表している(コード化されたパラメータ値は実際のランレングスから1を引いたものである)。17ピクセルまたはそれよりも長いランは、実際のランレングスの16ビットが後に続く4ビットの零前置をもつ長いランレングスパラメータにより表示される(このパラメータのすべてのビット数は20ビットである)。
一般的に、パッチはランレングス符号化中に確認され、その確認は、最初に現在の行(すなわち、行パッチ)に沿ってランを探し、そして前に符号化した領域にある同色の隣接パッチと行パッチとが結合できるものを探すことによりなされる。
より詳しく言えば、ドキュメントは行毎そして各行内でピクセル毎に走査され、一時的にランレングス(可逆)符号化される。各ニューカラーコード(すなわち、ピクセル行にある新しいランの開始)と関連するものは、零から従属の数をもつ行パッチ(すなわち、コピーや繰り返しコードによりニューカラーと関係する同色のピクセル)である。現在のピクセル行にある行パッチが前の符号化された領域(すなわち、行パッチの左側および/または上側)にある同色の別のパッチに隣接する場合、それらは合体されてより大きなパッチを形成する。このように、パッチはパッチ認識器120’により認識され、パッチにあるピクセル数の点から見た大きさが決定される。
図7は、本発明の好適な実施形態によるもので、ドキュメントを圧縮するシーケンスを示す流れ図である。この流れ図は図5に示すブロック図を参照すると理解しやすい。
一般的に、ドキュメントはページ毎,ページのストリップ毎,ストリップの行毎,そして行のピクセル毎に処理される。i番目の行とj番目の列に位置するピクセルをp(i,j)とする。ストリップはis=1〜8とラベル付けした8行をもつ。パッチ認識器120’で現在処理されるストリップを「ストリップカレント」とし、現在のストリップの直前に処理されたストリップを「ストリップラスト」とする。
認識からタイプ分離までの符号工程は、8ピクセル行(JPEGブロック行高)のストリップのステップにおいてページの上から下まで移動する水平ウィンドウと見ることができる。ウィンドウ高は少なくとも16行(すなわち、少なくとも2ストリップ高)である。一番上のストリップ(ストリップラスト)が前のステップで一時的に符号化された後、一番上のブロック行にある符号化方法を最終的に混合する決定は、ストリップラストの最後から少なくともパッチP1ミニマムカウント(D1)分遅延されて、ブロック行にあるすべての新しいカラーコードがそれ自体やそれらの従属を保護する機会の供与を保証する。本発明の実施形態においての工程を簡潔にするために、8行(1ストリップ)遅延を選択する。ストリップは、次のストリップの第1の圧縮器の第1の経路の終了地点で決定する。この選択は、パッチP1ミニマムカウントが8よりも大きい場合に限り、上述した遅延に従って行うものである。ストリップラストの符号化が終了すれば、現在のストリップカレントはストリップラストになり、ウィンドウは8行下に移動して新しいストリップカレントとなる次の行を曝す。
ステップ510において、圧縮すべきドキュメントにシーケンスを開始する。
ステップ520において、N×Mのピクセルアレイをもつ新しいラスタページを考慮する。初期段階では、i=0,ストリップラストのすべてのピクセルはインクなしと設定する。
ステップ530において、ラスタデータの新しいストリップ(ストリップカレント)を作業バッファ110に読み出す。
ステップ532において、ページの行カウントとストリップの行カウントをインクリメントするとき、ページの次の行を考慮する。
ステップ534において、第1の列からj=1と設定して処理を開始する。
ステップ536において、パッチ認識器120’は、現在の行に沿って新しいランを認識することで次の行パッチを見つけ、そしてそれをランの上部または左側の同色の隣接したピクセルとつなげる。本質的に、ストリップカレントに存在しストリップラストから延びている可能性のあるパッチを認識する。認識工程の一環として、パッチのランレングスコードも作られる。パッチ認識のより詳細なシーケンスは図8aおよび図8bと組み合わせて以下に記載される。
ステップ538において、次のピクセルがそのページ以外のものでなければ、すなわちjがNよりも大きくない場合、ステップ536に再度戻って制御を行ない次のランを認識する。行にある最後のピクセルが処理されると、制御はステップ539へと進む。
ステップ539において、最後の行が処理されるまで、ストリップにある次の行を処理するためにステップ532に戻り制御を行う。次いで制御はステップ540に進む。
ステップ540において、ストリップラストとストリップカレントの両方で認識された各パッチのサイズを利用する。パッチタイプの分別器130’は、ストリップラスト内にすべてまたは部分的に存在するパッチのみを検査して、タイプ1パッチおよびタイプ2パッチと符号化または非符号化形式の両方の関連するピクセルを分離する。
ステップ550において、第2の経路150’にある第1の圧縮器は透明ピクセルを符号化して、それらを符号化したタイプ1ピクセルと合わせる。第2の圧縮器160はタイプ2ピクセルをブロック毎に圧縮する。このようにして、ストリップラストにあるラスタデータはタイプ1とタイプ2に分離され、次いで圧縮されて個々に圧縮されたページバッファ200に格納される。圧縮されたタイプ1データは第1の圧縮された層210に格納され、圧縮されたタイプ2データは第2の圧縮された層220に格納される。
ステップ560において、ストリップラストは圧縮された状態であり、これまで圧縮されたデータの更新された圧縮率(CR)を計算する。以下により詳細に述べるように、適切な圧縮率制御器170はCRを目的の圧縮率と比較し、次のストリップ(すなわち、ストリップカレント)で始まる圧縮率に影響を及ぼす第2の圧縮器でのQ_ファクタのような圧縮パラメータを適切に調整する。
ステップ570において、ページの最後に達しなければ、制御はステップ572を介してステップ530に戻る。達した場合は、制御はステップ580に進む。
ステップ572において、ストリップラストにあるデータが圧縮され圧縮ページバッファ200に格納され、そしてストリップカレントがパッチ認識器を介したことから、処理されたストリップカレントはストリップラストを置き換える。制御はステップ530に戻って新しいストリップカレントを処理する。
ステップ580において、ストリップカレントとしてページの最後のストリップはパッチ認識器を介する。それが最後のストリップであることから、通常の1ストリップ遅延を行わずにパッチサイズの分別器にかける。
したがって、次のステップ582,584はそれぞれステップ540と550に平行するものである。
ステップ590において、制御はステップ520に戻り、ドキュメントの最後に達するまで新しいページを開始する。最後に達した場合は、圧縮処理がステップ592で終了する。
図8aは、図5および図7に示す第1の圧縮器の第1の経路での処理を示す流れ図である。図8bは、図8aで始まる流れ図の続きである。
ラスタドキュメントは行毎,そして各行内のピクセル毎に走査される。ラスタページの行1〜i−1と行iの1〜j−1のピクセルはすでに符号化されたものとする。一般的に、各パッチはニューカラーピクセルと同色の連結したピクセル(「従属」)の数をもつ。ニューカラーとしては規定されていないものですでに符号化したセクションにある各ピクセルp(i’,j’)は、p(i’,j’)に続くコピーと繰り返しチェーンの元であるニューカラーピクセルに対するポインタをもつ。行パッチがすでに符号化したパッチと隣接する場合は、すでに符号化されたパッチから参照ピクセル(REF)に対してランレングスコードの1つにより行パッチは既存するパッチと合体される。このREFピクセルは、ニューカラーピクセル自体でなければ、パッチのニューカラーピクセルを差し示すポインタをもつ。
上述の処理は以下のステップで詳細に記載する。
ステップ600において、列jの右側のランをチェックすることにより、次のパッチに新しい検索を開始する。これによりr0が決定され、同色のピクセルのランレングスが位置(i,j)で始まり、j<k<j+r0の関係にあるp(i,k)=p(i,j)のように、行iに沿った列jの右側に延びる。ランレングスは1ピクセルと同等の小ささからN−j+1と同等の大きさまでのものがあり、ここでNは行のピクセル数である。
次のステップにおいて、すでに符号化されたドキュメント部分にある隣接ピクセルは現在のランレングス(行パッチ)のカラーを合わせるために検索される。適合箇所が見つかれば、参照ピクセル(REF)がマークされ、現在のランレングスはコピーおよび繰り返しコードの1つを用いて符号化される。
ステップ610において、p(i,j)=p(i−1,j)であれば、コード11を適用できるが、例えば前の行のセグメントをコピーするよりコンパクトなコード(コード4またはコード5)は初めにチェックされる前には適用されない。それ以外は制御はステップ620に進む。j<k<j+rの関係をもつp(i,k)=p(i−1,k)とする(明らかに、前の行で合ったシーケンスであるrは少なくとも1である)。r≧r0であれば、前の行からコピーされたピクセルの数は少なくともr0であり、ランレングスR=rを更新して、C=2と設定する。つまり、ランレングスコードはコード4またはコード5のいずれかであり(Cは可変値であり、ステップ660においてランレングスがR=1またはR>1かどうかにより偶数または奇数コードのいずれかに後に変換されるものである)、各ピクセルp(i,k)はj≦k<j+rの関係のREF[p(i,k)]=p(i−1,k)をもつ。制御はステップ660へと進む。
r<r0の場合、C=5(つまりランレングスコードはコード11となる)、R=r0,そしてREF=p(i−1,j)に設定する。制御はステップ660に進む。
ステップ620において、p(i,j)=p(i,j−1)であれば、ランの左側のピクセルをチェックし(コード2または3)、そうでなければ制御はステップ630に進む。それが同じカラーをもてば、C=1,R=r0およびREF=p(i,j−1)と設定する。制御はステップ660に進む。
ステップ630において、p(i,j)=p(i−1,j−1)であれば、ランの斜め左上側にあるピクセルをチェックし(コード6または7)、そうでなければ制御はステップ640に進む。それが同色をもてば、C=3,R=r0およびREF=p(i−1,j−1)と設定する。制御はステップ660に進む。
ステップ640において、ランの斜め右上側にあるピクセルをチェックする(コード8または9)。j+r0≦Nであれば(すなわち、列がそのページ内のものである)、次いでp(i,j)=p(i−1,j+r0)であれば、C=4,R=r0,そして参照ピクセルREF=p(i−1,j+r0)と設定し、制御はステップ660に進む。そうでなければ、制御はステップ650に進む。
ステップ650において、r=r0と設定して、次のサイクルを繰り返すことで前の行(コード13)で最も遠くで合ったものを見つける。そのサイクルとは、p(i,j)=p(i−1,j+r−1)であれば、C=6,R=r,そしてREF=p(i−1,j+r−1)と設定し、制御はステップ660に進み、そうでなければrを1デクリメントし、新しい値r>1であれば、もう一度サイクルを繰り返すものである。そうでなければ、制御はステップ670に進む。
ステップ660において、p(i,j)で始まる行パッチを見つけて隣接するピクセルと合わせ、R=1のときコード=2×Cと設定し、そうでなければ、コード=2×C+1と設定する。参照ピクセルREFを検証する。それがニューカラーコードでマークされていれば、Rはその従属のカウントに加えられる。参照ピクセルREFがニューカラーでなければ、パッチのニューカラー参照ピクセルへのポインタをもつ。この場合、REFはニューカラーで置き換えられ、パッチの従属のカウントは更新される。前の行からピクセルをコピーする場合、それは単一のカラーである必要はないものであるが、このコードよりも下側に下がる各ピクセルはその参照ピクセルに上記処理を施す。制御はステップ680に進む。
ステップ670において、隣接するピクセルを合わせるための検索がうまくいかなければ、p(i,j)で始まるr0ピクセルのランはその付近のものにリンクすることはできない。p(i,j)が予め選択したカラーのパレットからのカラーに合えば、パラメータとして適合カラーのパレットインデックスをもつコード=1に設定する。そうでなければ、p(i,j)はニューカラーとして規定され、パラメータとしてフルカラー表示をもつコード=0となる。両者の場合において、R=1(1ピクセルのみがこのモードでコード化されたもの)であり、新しく規定された新しいカラーの従属のカウントは零に設定される。制御はステップ680に進む。
ステップ680において、この点でRピクセルは第1の圧縮器の第1の経路で符号化され、ピクセルポインタjはj+Rに更新され、そしてR=r0であれば、制御はステップ600に戻り次の行パッチを処理する。
ある場合において、ランレングスr0は完全に使い尽くされていない。r0−R>0であれば、この残りはコード=2または3で現在の行で繰り返しとして符号化され、ランレングスはr0−RでREF=p(i,j−1)である。また、ステップ660でのように、REFがニューカラーでない場合、そのポインタはニューカラーに再設定される。最後に、jは今度はr0−Rで再度インクリメントされる。制御はステップ600に戻り、ここでは次のランレングスの処理が始まる。
このようにして、第1の圧縮器120’の第1の経路は一度に1つの行ブロックのドキュメントを符号化する。すべてのパッチは図6にリストした割り当てられたランレングスコードであり、それに応じてそのパッチピクセルカウントが容易に決定される。
適切な圧縮率制御
本発明の別の特徴によれば、圧縮処理中これまで達成された圧縮率は各行ブロックが完了した後にモニタされ、圧縮パラメータのセットは適切に変更されて、ドキュメント全体に必要な圧縮率をえる。
ドキュメントの符号化の開始時に、所望の圧縮率(CR0)を特定する。いくつかのパラメータを適切に調整することでこの目的を達成する。これらのパラメータは、(a)パッチP1ミニマムカウントパラメータ,(b)ブロックP2ミニマムカウントパラメータおよび(c)JPEG符号化の再に量子化マトリックスに付加されるQ_ファクタパラメータを含む。第1の2つのパラメータはタイプ1とタイプ2の圧縮処理の相対比率を制御する。本発明の実施形態において、第1の2つのパラメータを固定する。Q_ファクタパラメータのみを適切に変更することができ、必要な圧縮率内での最高の画像品質を維持できる。
JPEG符号化において、再現エラーの主な原因はDCT係数の量子化である。第2の(および通常無視できる)原因は計算時のまるめ誤差である。本発明の実施形態では、8個の値がQ−ファクタパラメータに割り当てられている(3ビットにコード化された0〜7間のQ_レベルにより特定されている)。Q_ファクタ値が選択される場合、それは元の量子化マトリックスにあるすべての要素を乗算して現在の量子化マトリックスを決定する。Q_ファクタの値は小さい値から大きい値(0.25〜2.0)のもので、それらはそれぞれ精細な量子化から粗い量子化,低圧縮率から高圧縮率,または小さい認識エラーから大きな認識エラーになる。
ドキュメントの所望の圧縮率をCR0とすれば、許容間隔を規定する所定の低高制限による境界をもつマージン[CRL,CRH]内で瞬間圧縮率CRを維持しようとする。本発明の実施形態において、間隔の低高制限はそれぞれ、CRL=1.05×CR0および,CRH=1.10×CR0として選択されたものである。
図5は、第2の圧縮器160と圧縮されたページバッファ200と連動する適切な圧縮率制御器170を示している。圧縮率制御器は、図1に示すマイクロプロセッサベースの制御器の一部として実施されるのが好ましい。入力端172から、CRL,CRHのような圧縮パラメータおよびQ_ファクタ値の定義を受ける。好適な実施形態において、それはフィードバックループ174を介してQ_ファクタを調整することにより、第2の圧縮器160の圧縮率を制御するのに役立つ。
ドキュメントの符号化を開始した時、Q_ファクタは初期値,例えば最も精細な量子化(Q_レベル=0)に再設定される。各ブロック行の符号化の最後では、これまで達成された圧縮率CRを決定し、別の入力端176を介して適切な圧縮率制御器170に供給する。これは、ドキュメントの一番上から最後に符号化されたブロック行の終わりまでの元のデータの部分を表示するのに必要なビット数をこの部分の圧縮された表示にかかるビット数で除算した割合である。
適切な圧縮率制御器での処理はQ_ファクタをしかるべく調整する。CR<CRLであれば、瞬間圧縮率は十分ではなく、Q_ファクタが最も高い値でなければ、Q_ファクタを次に高い値に増やしQ_レベルを1インクリメントする。CR>CRHであれば、瞬間圧縮率は非可逆符号化で必要なものよりもより多くのエラーを引き起こすので必要なものよりもより高くし、次いでQ_ファクタが最も低い値でなければ、Q_ファクタを次に低い値に下げQ_レベルを1デクリメントする。CRが許容間隔の制限内であれば、調整する必要はない。調整がさらに必要になるまで、現在のQ_ファクタで圧縮を再開する。
瞬間圧縮率が必要な圧縮率よりも高いものであっても、可逆圧縮をドキュメントのすべての領域に無条件に施すことはない。Q_ファクタは非常に高品質の再現をわずかに生じるが、写真画像データはそれでもJPEG符号化される。
代替処理
本発明の別の態様によれば、必要な圧縮率が獲得されないような稀な場合に再圧縮処理が実行される。上述した符号化処理は一般的にほとんどのドキュメントに対して適度に必要な圧縮率をえる。しかしながら、この目的は最適なパラメータのセットで常に保証されるものではない。この場合、割り当てられた記憶領域はドキュメントの最後に達する前に消費される。この点で、すでに圧縮されたドキュメント部分の元のデータはおそらくほとんど利用できないものである。
圧縮率を上げるために調整可能なパラメータは、パッチP1ミニマムカウント,ブロックP2ミニマムカウント,およびQ_ファクタの値の範囲である。パッチP1Minカウントを上げブロックP2ミニマムカウントを下げると、可逆符号化されたパッチを非可逆モードにする。Q_ファクタのパラメータの値を粗くすると、ドキュメントのJPEG符号化された部分の圧縮率が上がる。
移動ウィンドウの概念を適用すると、ドキュメントの圧縮部分は(前のパラメータのセットを用いて)次第に復号され、(更新したパラメータのセットを用いて)再圧縮される。可逆/非可逆ピクセルの割当には変化はなく、JPEG符号化されたブロック用にショートカットをとるが、ブロックはより高いQ_ファクタで再圧縮されなければならない。このブロックはエントロピー復号され、量子化された係数は古(Q_ファクタ)/新(Q_ファクタ)の割合で乗算され、再度エントリピー符号化される。
これまで記載した本発明の種々の態様の実施例は好適な実施形態であるが、当業者にはそれらの変形も可能であることを理解されたい。ここに記載した装置および方法は一般的なラスタデータの圧縮に応用可能である。したがって、本発明は添付の請求の範囲の全範囲内で保護を受けるものである。
Claims (46)
- ラスタデータをハイブリッド圧縮するための装置であって、前記ラスタデータは各ピクセルがアレイのある位置でカラーを表示するピクセルのアレイである前記装置において、
ピクセルのアレイのサブアレイをバッファするための第1の記憶装置と、
個々のサブアレイで動作しそこにある同色の連結されたピクセルのパッチを認識するパッチ認識器であって、各パッチは確定可能なピクセル数をもつパッチ認識器と、
パッチにあるピクセルを第1の符号化処理によって効率的に圧縮可能であるか否かにそれぞれ応じて、個々のパッチを第1のタイプのパッチまたは第2のタイプのパッチのいずれかに分離し、かつ前記第1のタイプのパッチと前記第2のタイプのパッチのデータ間の各境界が不連続になる影響を軽減する透明ピクセルの第2のタイプのパッチに関する情報を保存するパッチタイプ分別器と、
第1のタイプの符号化されたデータに第1のタイプのパッチのピクセルと透明ピクセルを符号化するために第1の符号化処理を用いる第1の圧縮器と、
サブアレイを複数行に分割するのに適した第2の圧縮器であって、各行は複数のピクセルのブロックを含み、各ブロックは行の位置を含み、さらに前記第2の圧縮器は第2のタイプの符号化されたデータに第2のタイプのパッチのピクセルを含むピクセルのブロックだけを符号化し、行内の各符号化されたブロックの位置に関する情報を符号化するために第2の符号化処理を用いるのに適した第2の圧縮器と、を備え、
それによって、第1のタイプと第2のタイプの符号化されたデータを圧縮形式で記憶装置に格納し、前記アレイの再現されたピクセルを得るためにそれぞれの符号化処理を逆にすることによって実質的に再現可能にすることができるラスタデータをハイブリッド圧縮するための装置。 - 前記第1の符号化処理は可逆符号化であり、
前記第2の符号化処理は非可逆符号化である請求項1記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための装置。 - 前記第1の符号化処理は、ランレングス符号化を含む請求項1記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための装置。
- 前記第2の符号化処理は、変換符号化を含む請求項1記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための装置。
- 所定の瞬間に前記装置により獲得された圧縮率をモニタする適応制御器であって、前記圧縮率は、これまで符号化を受けたラスタデータ部分を格納するのに必要なビット数を対応する符号化されたラスタデータを格納するのに必要なビット数で除算したデータによって与えられる適応制御器とをさらに備え、
前記適応制御器は、モニタされた圧縮率と目的とする圧縮率との間の比較に応じて所与の瞬間に、目的とする圧縮率に合うために前記第2の圧縮処理の圧縮に影響する1以上の圧縮パラメータを適応させて調整する請求項1記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための装置。 - 前記装置は所与の圧縮率を獲得するための圧縮パラメータのセットに応答するものであり、前記圧縮率はラスタデータを格納するのに必要なビット数を符号化されたラスタデータを格納するのに必要なビット数で除算したものによって与えられる前記装置において、
再圧縮制御器であって、現在獲得した圧縮率が目的とする圧縮率に合わないという表示に応じて、符号化されたラスタデータをラスタデータに復号可能であり、前記現在獲得した圧縮率よりも高い圧縮率を発生させる別の圧縮パラメータのセットで前記装置がラスタデータを再圧縮可能である再圧縮制御器とをさらに備える請求項1記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための装置。 - 前記第1の符号化処理はランレングス符号化を含み、
前記第2の符号化処理は変換符号化されたデータを形成するために複数のブロックで動作する変換符号化を含む請求項1記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための装置。 - 変換符号化はJPEG符号化されたデータを形成するために複数のブロックで動作するJPEG符号化であり、各ブロックは8×8ピクセルブロックのアレイである請求項7記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための装置。
- 前記パッチタイプ分別器は、ブロックが少なくとも第2のタイプのパッチの所定のしきい値ピクセル数を含むことが真であるか否かを決定し、真でなければ、第1のタイプのパッチに属するものとしてこれらのピクセルを再分類して分離するインブロックカウンタをさらに備える請求項7記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための装置。
- 第2のタイプのパッチのピクセルで部分的に満たされたブロックに対して、前記ブロックの補完ピクセルはブロックを部分的に満たす前記ピクセルのカラー値を平均化することにより実質的に与えられるカラー値を個々にもつ請求項7記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための装置。
- 前記パッチタイプ分別器は第2のタイプのパッチのピクセルと関連する位置タグも発生させ、前記位置タグは前記第1の圧縮器に向けられて第1の符号化処理により符号化され、
第1のタイプおよび第2のタイプの符号化されたデータが再現されたピクセルに復号されるとき、ラスタデータは第1のタイプのパッチのそれらの再現されたピクセルと関連する位置タグをもつ第2のタイプのそれらの再現されたピクセルとから再現される請求項7記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための装置。 - 前記パッチタイプ分別器は第2のタイプのパッチのピクセルと関連する位置タグも発生させ、前記位置タグは前記第1の圧縮器に向けられて第1の符号化処理により符号化され、
第1のタイプおよび第2のタイプの符号化されたデータが再現されたピクセルに復号されるとき、ラスタデータは第1のタイプのパッチのそれらの再現されたピクセルと関連する位置タグをもつ第2のタイプのそれらの再現されたピクセルとから再現される請求項8記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための装置。 - 前記装置は前記パッチ認識器としても働くように前記第1の圧縮器の第1の経路を用いることで、前記第1の圧縮器の前記第1の経路は同色の連結されたピクセルのパッチを認識し、認識中に第1のタイプのパッチも符号化する請求項1乃至12記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための装置。
- 請求項1乃至13のいずれかの装置を用い、各ピクセルがアレイのある位置でカラーを表示するピクセルのアレイを備えて符号化されたラスタデータをハイブリッド伸張するための装置において、
符号化されたデータを格納するための第2の記憶装置と、
第1のタイプと第2のタイプの符号化されたデータを前記アレイの対応するピクセルにそれぞれ復号してラスタデータを再現するために前記第2の記憶装置に接続される第1および第2の伸張器と、
を備えるラスタデータをハイブリッド伸張するための装置。 - ラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための装置において、
請求項1乃至13のいずれか記載のハイブリッド圧縮するための装置と、
符号化されたデータを格納するための第2の記憶装置と、
第1のタイプと第2のタイプの符号化されたデータを前記アレイの対応するピクセルにそれぞれ復号してラスタデータを再現するために前記第2の記憶装置に接続される第1および第2の伸張器と、
を備えるラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための装置。 - 前記第1の伸張器は第1のタイプの符号化されたデータを第1のタイプの再現されたピクセルと第2のタイプのピクセルと関連する位置タグに復号し、
前記第2の伸張器は第2のタイプの符号化されたデータを第2のタイプの再現されたピクセルに復号し、
第1のタイプのそれらの再現されたピクセルと関連する位置タグをもつ第2のタイプのそれらの再現されたピクセルは、ラスタデータを再現するためにアレイのそれぞれの位置に復号される請求項15記載のラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための装置。 - ラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法であって、前記ラスタデータは各ピクセルがアレイのある位置でカラーを表示するピクセルのアレイである前記方法において、
同色の連結されたピクセルのパッチを確認するステップと、
パッチにあるピクセルを第1の符号化処理によって効率的に圧縮可能であるか否かにそれぞれ応じて、各パッチが第1のタイプまたは第2のタイプに属するかどうかを分別するステップと、
前記第1のタイプのパッチと前記第2のタイプのパッチのデータ間の各境界が不連続になる影響を軽減する透明ピクセルの第2のタイプのパッチに関する情報を保存するステップと、
第1の圧縮処理により前記第1のタイプと透明ピクセルに属するパッチを符号化するステップと、
アレイを複数行に分割するステップであって、各行は複数のピクセルのブロックを含み、各ブロックは行の位置を含む分割するステップと、
第2の圧縮処理により第2のタイプのパッチのピクセルを含むピクセルのブロックだけを符号化するステップと、
各行内の各符号化されたブロックの位置に関する情報を符号化するステップと、
を含むラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法。 - 前記第1の符号化処理は可逆符号化であり、
前記第2の符号化処理は非可逆符号化である請求項17記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法。 - 前記第1の符号化処理は、ランレングス符号化を含む請求項17記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法。
- 前記第2の符号化処理は、変換符号化を含む請求項17記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法。
- 少なくとも目的とする圧縮率を獲得しながら、ラスタページは前記第1の圧縮処理により優先的に圧縮される請求項17記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法。
- 所定の瞬間に前記方法により獲得された圧縮率をモニタするステップであって、前記圧縮率は、これまで符号化を受けたラスタデータ部分を格納するのに必要なビット数を対応する符号化されたラスタデータを格納するのに必要なビット数で除算したデータによって与えられる圧縮率をモニタするステップと、
モニタされた圧縮率と目的とする圧縮率との間の比較に応じて所与の瞬間に、目的とする圧縮率に合うために前記第2の圧縮処理の圧縮に影響する1以上の圧縮パラメータを適応させて調整するステップと、
をさらに含む請求項17記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法。 - 前記方法は所与の圧縮率を獲得するための圧縮パラメータのセットに応答するものであり、前記圧縮率はラスタデータを格納するのに必要なビット数を符号化されたラスタデータを格納するのに必腰なビット数で除算したものによって与えられる前記方法において、
現在獲得した圧縮率が目的とする圧縮率に合わないという表示に応じて、符号化されたラスタデータをラスタデータに復号するステップと、前記現在獲得した圧縮率よりも高い圧縮率を発生させる別の圧縮パラメータのセットでラスタデータを再圧縮するステップとをさらに含む請求項17記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法。 - 前記第1の符号化処理はランレングス符号化を含み、
前記第2の符号化処理は変換符号化されたデータを形成するために複数のブロックで動作する変換符号化を含む請求項17記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法。 - 変換符号化はJPEG符号化されたデータを形成するために複数のブロックで動作するJPEG符号化であり、各ブロックは8×8ピクセルブロックのアレイである請求項24記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法。
- 前記パッチタイプに分別するステップは、ブロックが少なくとも第2のタイプのパッチの所定のしきい値ピクセル数を含むことが真であるか否かを決定するステップと、真でなければ、第1のタイプのパッチに属するものとしてこれらのピクセルを再分類して分離するステップとをさらに含む請求項24記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法。
- 第2のタイプのパッチのピクセルで部分的に満たされたブロックに対して、前記ブロックの補完ピクセルはブロックを部分的に満たす前記ピクセルのカラー値を平均化することにより実質的に与えられるカラー値を個々にもつ請求項24記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法。
- 前記パッチタイプに分別するステップは第2のタイプのパッチのピクセルと関連する位置タグを発生させ、前記位置タグは前記第1の圧縮器に向けられて第1の符号化処理により符号化されるステップを含み、
第1のタイプおよび第2のタイプの符号化されたデータが再現されたピクセルに復号されるとき、ラスタデータは第1のタイプのパッチのそれらの再現されたピクセルと関連する位置タグをもつ第2のタイプのそれらの再現されたピクセルとから再現される請求項24記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法。 - 前記パッチタイプに分別するステップは第2のタイプのパッチのピクセルと関連する位置タグを発生させ、前記位置タグは前記第1の圧縮器に向けられて第1の符号化処理により符号化されるステップを含み、
第1のタイプおよび第2のタイプの符号化されたデータが再現されたピクセルに復号されるとき、ラスタデータは第1のタイプのパッチのそれらの再現されたピクセルと関連する位置タグをもつ第2のタイプのそれらの再現されたピクセルとから再現される請求項25記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法。 - 前記方法は前記第1の圧縮処理の第1の経路を用いて、同色の連結されたピクセルのパッチを確認し、パッチの確認中に第1のタイプのパッチも符号化する請求項17乃至29記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法。
- ラスタデータとして対応するピクセルアレイを個々にもつラスタデータの第1の層および第2の層を供給するステップと、
前記第1のタイプに属するパッチからの前記第1の層のピクセルと前記第2のタイプに属するパッチからのピクセルに対応する関連する位置タグに割り当てるステップと、
前記第2の層の前記第2のタイプに属するパッチからの前記第2の層のピクセルに割り当てるステップと、
ラスタデータの第1の層と第2の層を重ね合わせることによりラスタデータの表示を形成するステップと、
前記第1の圧縮処理を前記第1の層に施し、前記第2の圧縮処理を前記第2の層に施すステップと、
をさらに含む請求項17記載のラスタデータをハイブリッド圧縮するための方法。 - 符号化されたラスタデータをラスタデータにハイブリッド伸張するための方法であって、前記ラスタデータは請求項17乃至31のいずれかの方法に従って圧縮され、各ピクセルがアレイのある位置でカラーを表示するピクセルのアレイを備え、前記符号化されたラスタデータは第1のタイプおよび第2のタイプの符号化されたデータに分離可能である前記方法において、
第1のタイプの符号化されたデータを第1のタイプの再現されたピクセルと第2のタイプのピクセルと関連する位置タグに復号するステップと、
第2のタイプの符号化されたデータを第2のタイプの再現されたピクセルに復号するステップと、を含み
第1のタイプのそれらの再現されたピクセルと関連する位置タグをもつ第2のタイプのそれらの再現されたピクセルは、ラスタデータを再現するためにアレイのそれぞれの位置に復号される符号化されたラスタデータをラスタデータにハイブリッド伸張するための方法。 - ラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための方法であって、前記ラスタデータは各ピクセルがアレイのある位置でカラーを表示するピクセルのアレイである前記方法において、
第1の記憶装置においてピクセルのアレイのサブアレイをバッファするステップと、
個々のサブアレイで同色の連結されたピクセルのパッチを確認するステップであって、各パッチは確定可能なピクセル数をもつ確認するステップと、
パッチにあるピクセルを第1の符号化処理によって効率的に圧縮可能であるか否かにそれぞれ応じて、個々のパッチを第1のタイプのパッチまたは第2のタイプのパッチのいずれかに分別して分離し、かつ前記第1のタイプのパッチと前記第2のタイプのパッチのデータ間の各境界が不連続になる影響を軽減する透明ピクセルの第2のタイプのパッチに関する情報を保存するステップと、
第1のタイプの符号化されたデータに第1のタイプのパッチのピクセルと透明ピクセルを符号化するために第1の符号化処理を用いるステップと、
サブアレイを複数行に分割するステップであって、各行は複数のピクセルのブロックを含み、各ブロックは行の位置を含む分割するステップと、
第2のタイプの符号化されたデータに第2のタイプのパッチのピクセルを含むピクセルのブロックだけを符号化し、行内の各符号化されたブロックの位置に関する情報を符号化するために第2の符号化処理を用いるステップと、
第2の記憶装置において第1のタイプおよび第2のタイプの符号化されたデータを格納するステップと、
ラスタデータを再現するために第2の記憶装置にある第1のタイプと第2のタイプの符号化されたデータを前記アレイの対応するピクセルに復号するステップと、
を含むラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための方法。 - 第1のタイプの符号化されたデータは第1のタイプの再現されたピクセルと第2のタイプのピクセルと関連する位置タグに復号され、
第2のタイプの符号化されたデータは第2のタイプの再現されたピクセルに復号され、
第1のタイプのそれらの再現されたピクセルと関連する位置タグをもつ第2のタイプのそれらの再現されたピクセルは、ラスタデータを再現するためにアレイのそれぞれの位置に復号される請求項33記載のラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための方法。 - 前記第1の符号化処理は可逆符号化であり、
前記第2の符号化処理は非可逆符号化である請求項33記載のラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための方法。 - 前記第1の符号化処理は、ランレングス符号化を含む請求項33記載のラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための方法。
- 前記第2の符号化処理は、変換符号化を含む請求項33記載のラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための方法。
- 所定の瞬間に前記方法により獲得された圧縮率をモニタするステップであって、前記圧縮率は、これまで符号化を受けたラスタデータ部分を格納するのに必要なビット数を対応する符号化されたラスタデータを格納するのに必腰なビット数で除算したデータによって与えられる圧縮率をモニタするステップと、
モニタされた圧縮率と目的とする圧縮率との間の比較に応じて所与の瞬間に、目的とする圧縮率に合うために前記第2の圧縮処理の圧縮に影響する1以上の圧縮パラメータを適応させて調整するステップと、
をさらに含む請求項33記載のラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための方法。 - 前記方法は所与の圧縮率を獲得するための圧縮パラメータのセットに応答するものであり、前記圧縮率はラスタデータを格納するのに必腰なビット数を符号化されたラスタデータを格納するのに必要なビット数で除算したものによって与えられる前記方法において、
現在獲得した圧縮率が目的とする圧縮率に合わないという表示に応じて、符号化されたラスタデータをラスタデータに復号するステップと、前記現在獲得した圧縮率よりも高い圧縮率を発生させる別の圧縮パラメータのセットでラスタデータを再圧縮するステップとをさらに含む請求項33記載のラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための方法。 - 前記第1の符号化処理はランレングス符号化を含み、
前記第2の符号化処理は変換符号化されたデータを形成するために複数のブロックで動作する変換符号化を含む請求項33記載のラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための方法。 - 変換符号化はJPEG符号化されたデータを形成するために複数のブロックで動作するJPEG符号化であり、各ブロックは8×8ピクセルブロックのアレイである請求項40記載のラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための方法。
- 前記パッチタイプに分別するステップは、ブロックが少なくとも第2のタイプのパッチの所定のしきい値ピクセル数を含むことが真であるか否かを決定するステップと、真でなければ、第1のタイプのパッチに属するものとしてこれらのピクセルを再分類して分離するステップとをさらに含む請求項40記載のラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための方法。
- 第2のタイプのパッチのピクセルで部分的に満たされたブロックに対して、前記ブロックの補完ピクセルはブロックを部分的に満たす前記ピクセルのカラー値を平均化することにより実質的に与えられるカラー値を個々にもつ請求項40記載のラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための方法。
- 前記パッチタイプに分別するステップは第2のタイプのパッチのピクセルと関連する位置タグを発生させ、前記位置タグは前記第1の圧縮器に向けられて第1の符号化処理により符号化されるステップを含み、
第1のタイプおよび第2のタイプの符号化されたデータが再現されたピクセルに復号されるとき、ラスタデータは第1のタイプのパッチのそれらの再現されたピクセルと関連する位置タグをもつ第2のタイプのそれらの再現されたピクセルとから再現される請求項40記載のラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための方法。 - 前記パッチタイプに分別するステップは第2のタイプのパッチのピクセルと関連する位置タグを発生させ、前記位置タグは前記第1の圧縮器に向けられて第1の符号化処理により符号化されるステップを含み、
第1のタイプおよび第2のタイプの符号化されたデータが再現されたピクセルに復号されるとき、ラスタデータは第1のタイプのパッチのそれらの再現されたピクセルと関連する位置タグをもつ第2のタイプのそれらの再現されたピクセルとから再現される請求項41記載のラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための方法。 - 前記方法は前記第1の圧縮処理の第1の経路を用いて、同色の連結されたピクセルのパッチを確認し、パッチの確認中に第1のタイプのパッチも符号化する請求項33乃至45記載のラスタデータをハイブリッド圧縮および伸張するための方法。
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