JP4229182B2 - 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法、および、プログラム - Google Patents

無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法、および、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4229182B2
JP4229182B2 JP2006343661A JP2006343661A JP4229182B2 JP 4229182 B2 JP4229182 B2 JP 4229182B2 JP 2006343661 A JP2006343661 A JP 2006343661A JP 2006343661 A JP2006343661 A JP 2006343661A JP 4229182 B2 JP4229182 B2 JP 4229182B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
broadcast signal
transfer
counterpart
nodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006343661A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008160225A (ja
Inventor
一弘 渡邊
政明 礒津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006343661A priority Critical patent/JP4229182B2/ja
Priority to US11/954,567 priority patent/US8203990B2/en
Priority to CN2007103016054A priority patent/CN101207576B/zh
Publication of JP2008160225A publication Critical patent/JP2008160225A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4229182B2 publication Critical patent/JP4229182B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W40/00Communication routing or communication path finding
    • H04W40/24Connectivity information management, e.g. connectivity discovery or connectivity update
    • H04W40/28Connectivity information management, e.g. connectivity discovery or connectivity update for reactive routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/32Flooding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W40/00Communication routing or communication path finding
    • H04W40/24Connectivity information management, e.g. connectivity discovery or connectivity update

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に無線通信装置間でフレームを中継する無線通信システム、当該システムにおける無線通信装置、および、これらにおける処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
電子機器の小型化、高性能化が進み、簡単に持ち運び利用することが可能となったことから、必要になったその場で無線通信装置をネットワークに接続し、通信を可能とする環境が求められている。その一つとして、必要に応じて一時的に構築されるネットワーク、すなわち無線アドホックネットワーク技術の開発が進められている。この無線アドホックネットワークでは、特定のアクセスポイントを設けることなく、各無線通信装置(例えば、コンピュータ、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistance)、携帯電話等)が自律分散して相互に接続される。
この無線アドホックネットワークにおいて、ブロードキャストパケットのような同報信号は他の無線通信装置を経由して順次伝播される。このような信号の伝播はフラッディング(flooding)と呼ばれる。無線アドホックネットワークでは無線通信装置の参加により通信エリアの拡大が容易に実現できるため、何らかの手段によってフラッディングを制限する必要がある。
このフラッディングを制限する手段として、転送回数の上限を予め設定しておき、その制限された転送回数の上限まで達するまで同報信号をネットワーク全体にフラッディングさせるという技術が用いられている。例えば、IETF(Internet Engineering Task Force)のMANET WG(Mobile Ad hoc NETwork Working Group)で提案されているAODV(Ad hoc On-demand Distance Vector)プロトコルでは、転送回数により同報信号の転送を制限している(例えば、非特許文献1参照。)。
C. Perkins et al.: "Ad hoc On-Demand Distance Vector (AODV) Routing", RFC 3561, Network Working Group, IETF(http://www.ietf.org/rfc/rfc3561.txt)
しかしながら、ネットワークの規模はそのネットワークを形成する無線通信装置(ノード)の数によって計ることが妥当な場合が多く、同報信号の伝播を転送回数のみによって制限すると、ノードの位置関係によってネットワークの規模が大きく変動してしまうおそれがある。
例えば、図20のようなネットワーク例を想定する。このネットワークを形成しているノード数は合計18台である。ここで、フラッディング転送回数の上限値を「4」と想定した場合、ノード#B(612)を中心に考えるとネットワークの両端に位置するノード#A(611)およびノード#C(613)にもフラッディングの範囲が及ぶ。すなわち、ノード#B(612)は、ネットワークに存在する全てのノードをその通信範囲内とすることになる。
一方、この場合、ノード#A(611)のフラッディング範囲621には9台のノードが含まれ、ノード#C(613)のフラッディング範囲622には11台のノードが含まれる。したがって、ノード#A(611)および#C(613)から見たネットワーク規模は、ノード#B(612)から見た場合に比べて小さくなってしまう。しかも、この場合、ノード#A(611)および#C(613)は通信することができない。
これに対し、転送回数の上限値を「7」程度に設定すれば、ノード#A(611)および#C(613)は通信することができるようになる。しかし、無線アドホックネットワークではネットワークトポロジーは動的に変動するため、転送回数の上限値を変更する際にはシステムが想定するネットワーク規模を十分考慮する必要があり、ノード#A(611)および#C(613)の間にどの程度のノードが存在するかわからない以上、変更は容易ではない。
また、図21のネットワーク例の場合、ネットワークを形成しているノード数は合計44台であり、図20の例よりも規模が大きい。ここで、図20の例と同様にフラッディング転送回数の上限値を「4」と想定すると、この例においてもノード#B(612)はネットワークに存在する全てのノードをその通信範囲内とする。
すなわち、フラッディング転送回数の上限値が同じであっても、それにより形成されるネットワークの規模は隣接ノード数の規模によって大きく異なることがわかる。なお、図21の例において、ノード#B(612)から見て図20の例と同様のネットワーク規模を形成するには、転送回数の上限値は「2」となる。この場合のフラッディング範囲623には、24台のノードが含まれる。
図21のネットワーク例において、図22のようにノード#B(612)の周辺ノードが存在しなくなった場合、転送回数の上限値を「2」とした場合のフラッディング範囲624には、9台のノードしか含まれなくなり、極端にネットワーク規模が小さくなってしまう。図22においてノード#B(612)から見て図20の例と同様のネットワーク規模を形成するには、転送回数の上限値は「3」程度となる。
このように、ネットワークの規模をある程度同じにするためには、従来のように転送回数の上限値のみを用いてフラッディングの範囲を制限する方法では、十分対応しきれないおそれがある。
そこで、本発明は、無線アドホックネットワークにおいてネットワークの規模を基準として同報信号のフラッディングの範囲を制限することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、無線通信の範囲外に存在する他の無線通信装置との間では近隣の無線通信装置を介した経路により通信を行う無線通信装置であって、無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置を第1の相手局として当該第1の相手局に関する情報を保持する第1の識別情報保持手段と、上記無線通信の範囲外、かつ、上記第1の相手局の無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置を第2の相手局として当該第2の相手局に関する情報を保持する第2の識別情報保持手段と、伝播させるべき他の無線通信装置の数の閾値から上記第1の相手局の数と上記第2の相手局の数との総数を減じた数である伝播ノード数と、上記第1の相手局の数と上記第2の相手局の数との総数が上記閾値を超えている場合に転送終了を指示する転送終了指示信号とを含む同報信号を生成して他の無線通信装置へ送信させる同報信号生成手段と、第1の相手局の何れかから受信した上記同報信号の上記転送終了指示信号が転送終了を指示していない場合には、上記第2の相手局のうち上記同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるものを除いた数よりも上記同報信号に含まれる伝播ノード数の方が小さければ転送終了を指示するように上記転送終了指示信号を設定するとともに、上記第2の相手局のうち上記同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるものを除いた数を上記同報信号の伝播ノード数から減じた数を新たな伝播ノード数として設定した上で、上記同報信号を他の無線通信装置へ転送させる同報信号転送手段とを具備することを特徴とする無線通信装置である。これにより、無線通信装置において同報信号を転送する際に、第2の相手局のうち「同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるもの」を除いた数と同報信号に含まれる伝播ノード数とを比較することによって、同報信号を転送した際の再転送の可否を転送終了指示信号として含ませるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記同報信号生成手段は、上記同報信号が転送されるべき回数の閾値を転送回数として上記同報信号に含ませ、上記同報信号転送手段は、上記同報信号を転送するたびに上記同報信号に含まれる上記転送回数を更新して当該転送回数が所定の値に達すると上記同報信号の転送を中止させてもよい。これにより、伝播ノード数による転送制限とともに、転送回数による転送制限を実現させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第1の相手局に関する情報を含む状態通知信号を生成して上記第1の相手局へ送信させる状態通知信号生成手段と、上記第1の相手局から受信した上記状態通知信号に含まれる上記第1の相手局に関する情報に基づいて上記第1の識別情報保持手段および上記第2の識別情報保持手段を更新するリンク管理手段とをさらに具備してもよい。これにより、状態通知信号を介して第1の識別情報保持手段および第2の識別情報保持手段を更新させるという作用をもたらす。
また、本発明の第2の側面は、各無線通信装置が無線通信の範囲外に存在する他の無線通信装置との間では近隣の無線通信装置を介した経路により通信を行う無線通信システムであって、上記各無線通信装置は、無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置を第1の相手局として当該第1の相手局に関する情報を保持する第1の識別情報保持手段と、上記無線通信の範囲外、かつ、上記第1の相手局の無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置を第2の相手局として当該第2の相手局に関する情報を保持する第2の識別情報保持手段と、伝播させるべき他の無線通信装置の数の閾値から上記第1の相手局の数と上記第2の相手局の数との総数を減じた数である伝播ノード数と、上記第1の相手局の数と上記第2の相手局の数との総数が上記閾値を超えている場合に転送終了を指示する転送終了指示信号とを含む同報信号を生成して他の無線通信装置へ送信させる同報信号生成手段と、第1の相手局の何れかから受信した上記同報信号の上記転送終了指示信号が転送終了を指示していない場合には、上記第2の相手局のうち上記同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるものを除いた数よりも上記同報信号に含まれる伝播ノード数の方が小さければ転送終了を指示するように上記転送終了指示信号を設定するとともに、上記第2の相手局のうち上記同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるものを除いた数を上記同報信号の伝播ノード数から減じた数を新たな伝播ノード数として設定した上で、上記同報信号を他の無線通信装置へ転送させる同報信号転送手段とを具備することを特徴とする無線通信システムである。これにより、無線通信システム内の無線通信装置において同報信号を転送する際に、第2の相手局のうち「同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるもの」を除いた数と同報信号に含まれる伝播ノード数とを比較することによって、同報信号を転送した際の再転送の可否を転送終了指示信号として含ませるという作用をもたらす。
また、本発明の第3の側面は、各無線通信装置が無線通信の範囲外に存在する他の無線通信装置との間では近隣の無線通信装置を介した経路により通信を行い、無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置を第1の相手局として当該第1の相手局に関する情報を保持する第1の識別情報保持手段と、上記無線通信の範囲外、かつ、上記第1の相手局の無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置を第2の相手局として当該第2の相手局に関する情報を保持する第2の識別情報保持手段とを備える無線通信装置における無線通信方法であって、第1の相手局の何れかから受信した同報信号の転送終了指示信号が転送終了を指示しているか否かを判定する終了判定手順と、上記転送終了指示信号が転送終了を指示していない場合には上記第2の相手局のうち上記同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるものを除いた数よりも上記同報信号に含まれる伝播ノード数の方が小さければ転送終了を指示するように上記転送終了指示信号を設定する終了設定手順と、上記転送終了指示信号が転送終了を指示していない場合には上記第2の相手局のうち上記同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるものを除いた数を上記同報信号の伝播ノード数から減じた数を新たな伝播ノード数として設定した上で、上記同報信号を他の無線通信装置へ転送する転送手順とを具備することを特徴とする無線通信方法またはこれら手順をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。これにより、無線通信装置において同報信号を転送する際に、第2の相手局のうち「同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるもの」を除いた数と同報信号に含まれる伝播ノード数とを比較することによって、同報信号を転送した際の再転送の可否を転送終了指示信号として含ませるという作用をもたらす。
本発明によれば、無線アドホックネットワークにおいてネットワークの規模を基準として同報信号のフラッディングの範囲を制限することができるという優れた効果を奏し得る。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態の無線通信システムの一例を示す図である。この無線通信システムでは、無線通信装置100、200および300が無線通信により無線アドホックネットワークを構成している。ここでは、無線通信装置100、200および300の各々が自律分散して動作しており、インフラストラクチャネットワークのような制御局は存在しない。
この例で無線通信装置100から無線通信装置300にパケットを送信する場合、両者が互いの通信範囲101および301に入っていないため、直接無線通信を行うことはできない。そこで、両者を通信範囲201に持つ無線通信装置200が中継局として無線通信装置100からのパケットを一旦受信し、そのパケットを相手局である無線通信装置300に送信する。自律分散型の無線ネットワークでは、このように他の無線通信装置が中継局として機能することにより、通信範囲外の相手局との間で通信を行うことができる。
ここで、無線通信装置100が直接に通信を行う中継局との間の1対1の接続をリンクという。また、無線通信装置100が中継局を介して相手局に到達するまでの流れを経路という。
なお、ここでは中継局として機能する無線通信装置が1台の例を挙げて説明したが、この中継局は2台以上であっても構わない。また、以下では無線通信装置100を例に挙げてその構成を説明するが、他の無線通信装置200および300についても同様の構成を備えることはいうまでもない。
図2は、無線通信装置(ノード)間の関係を示す図である。あるノード#A(611)を中心として見た場合、他のノードは以下の集合N、集合N2もしくはこれら以外、の3つに種別することができる。
集合Nとは、あるノード#A(611)を中心として見た場合の近隣ノードの集合である。すなわち、ノード#A(611)の無線通信の範囲内に存在する他のノードの集合が集合Nである。したがって、集合Nに属するノードには、ノード#A(611)から1ホップで到達することができる。この例では、ノード1乃至4がこの集合Nに属することになる。
集合N2とは、集合Nに属する各ノードを中心として見た場合の近隣ノードの和集合であって、集合Nに属する各ノードを除いたものである。したがって、集合N2に属するノードには、ノード#A(611)から2ホップで到達することができる。この例では、ノード5乃至10がこの集合N2に属することになる。
各ノードでは集合Nならびに集合N2を把握するために、Helloパケット等の状態通知信号を利用して各近隣ノード間との間で自ノードから見た近隣ノードに関する情報を交換する。なお、この集合Nや集合N2の情報は、MPR(Multi Point Relay)技術でも一般的に利用される情報であり、本発明においても一般的な方法を用いて集合Nや集合N2の情報収集を行う。
図3は、本発明の実施の形態における無線通信装置100の機能構成の一例を示す図である。この無線通信装置100は、集合Nテーブル110と、集合N2テーブル120と、無線伝送部130と、リンク管理部140と、状態通知信号生成部150と、同報信号生成部160と、同報信号転送部170とを備えている。
集合Nテーブル110は、この無線通信装置100から見た集合Nに属する他の無線通信装置に関する情報を保持するテーブルである。この無線通信装置に関する情報としては、例えばその無線通信装置のMACアドレス(Media Access Control address)、その無線通信装置から見た近隣ノードのMACアドレス、その無線通信装置との間のリンクの通信状態などを含む。なお、本発明の実施の形態においては、双方向の安定した通信状態が確認された無線通信装置のみが集合Nテーブル110に登録されることを前提とする。
集合N2テーブル120は、この無線通信装置100から見た集合N2に属する他の無線通信装置に関する情報を保持するテーブルである。この無線通信装置に関する情報としては、例えばその無線通信装置のMACアドレスを含む。
無線伝送部130は、他の無線通信装置との間の無線通信を行うものである。この無線伝送部130にはアンテナ109が接続されており、このアンテナ109を通じて他の無線通信装置との間の無線通信が行われる。
リンク管理部140は、無線伝送部130を介して他の無線通信装置からHelloパケット等の状態通知信号を受信して、その状態通知信号に含まれる近隣ノードに関する情報に基づいて集合Nテーブル110および集合N2テーブル120の保持内容を更新することにより、リンク状態を管理するものである。
状態通知信号生成部150は、集合Nテーブル110に保持される他の無線通信装置(すなわち、近隣ノード)に関する情報を含むHelloパケット等の状態通知信号を生成するものである。この生成された状態通知信号は、無線伝送部130を介して他の無線通信装置に送信される。
同報信号生成部160は、無線通信装置100を発信元とするブロードキャストパケット等の同報信号を生成するものである。この生成された同報信号は、無線伝送部130を介して他の無線通信装置に送信される。
同報信号転送部170は、他の無線通信装置を発信元とするブロードキャストパケット等の同報信号を転送する際に、その同報信号の内容を更新するものである。この更新された同報信号は、無線伝送部130を介して他の無線通信装置に送信される。
図4は、本発明の実施の形態における状態通知信号の一例であるHelloパケットのフォーマットを示す図である。このHelloパケットは、IETFのOLSR(Optimized Link State Routing)プロトコル(RFC3626)に準拠するものであり、ヘッダ710とペイロード720とから構成される。
Helloパケットのペイロード720には、送信間隔(Htime)721、積極度(Willingness)722、リンクコード(Link Code)723、リンクメッセージサイズ(Link Message Size)724、近隣インターフェースアドレス(Neighbor Interface Address)725が含まれる。
送信間隔721は、Helloパケットの送信間隔を示すフィールドである。積極度722は、他のノードに転送を行うノード(MPR)を選択する際の指標を示すフィールドである。
リンクコード723は、近隣ノードに関する情報を保持するフィールドである。近隣ノードに関する情報としては、例えば、リンクタイプおよび近隣ノードタイプを含む。リンクタイプは、その近隣ノードとの間のリンクが双方向であるか、片方向であるか、もしくは安定な状態であるか等のリンクの状態を示すものである。近隣ノードタイプは、近隣ノードが少なくとも1つの安定リンクにより無線接続されているか、もしくは、送信元からMPRとして選択されているか等の近隣ノードの状態を示すものである。
リンクメッセージサイズ724は、上述のリンクコード723から次のリンクコード723までの間の長さをバイト数により示すフィールドである。これに続く近隣インターフェースアドレス725の数が不定であることから、このリンクメッセージサイズ724においてサイズが特定される。近隣インターフェースアドレス725は、近隣ノードのアドレス(例えば、MACアドレス)を示すフィールドである。
このように、Helloパケットでは、リンクコード毎に、対応する近隣ノードのアドレスが示される。このHelloパケットが各無線通信装置から送信されることにより、それらを受信した他の無線通信装置は、集合Nテーブル110および集合N2テーブル120の保持内容を随時更新することができる。すなわち、自ノードを近隣ノードとするHelloパケットを近隣ノードから受信した場合には、その近隣ノードとは双方向リンクによって無線接続されるものとして、その近隣ノードを集合Nテーブル110に登録する。また、あるノード#Aを近隣ノードとするHelloパケットを自ノードの近隣ノードから受信した際、ノード#Aが自ノードの近隣ノードでなければ、ノード#Aを集合N2テーブル120に登録する。
図5は、本発明の実施の形態における同報信号の一例であるブロードキャストパケットのフォーマットを示す図である。このブロードキャストパケットは、ヘッダ730とペイロード740とから構成される。ここでは、本発明の実施の形態において必要となるヘッダ730について説明する。ブロードキャストパケットのヘッダ730には、転送回数(fd_fc)731、伝播ノード数(fd_num)732および転送終了フラグ(fd_fflag)733が含まれる。
転送回数731は、当該ブロードキャストパケットがあと何回転送され得るかを示すフィールドである。この転送回数731は、ノード間で転送されるたびに1つずつ減算され、一定の値(例えば、「1」以下)になる場合、それ以上は転送されないように制御される。
伝播ノード数732は、当該ブロードキャストパケットがあと何台のノードに伝播され得るかを示すフィールドである。この伝播ノード数732は、ノード間で転送されるたびに伝播されるノード数が減算され、一定の値(例えば、「0」以下)になる場合、それ以上は転送されないように制御される。
転送終了フラグ733は、当該ブロードキャストパケットをそれ以上は転送しない旨を示すフィールドである。本発明の実施の形態では、伝播ノード数732が一定の値になる場合にはこの転送終了フラグ733が「転送終了」を示す値(例えば「1」)にセットされる。
次に本発明の実施の形態における無線通信装置100の動作について図面を参照して説明する。
図6は、本発明の実施の形態における無線通信装置100の同報信号送信処理の処理手順例を示す流れ図である。この処理手順において、ステップS911乃至S915については同報信号生成部160により実現され、ステップS916は無線伝送部130によって実現される。
ノード#Xが送信元となって同報信号(例えば、ブロードキャストパケット)を送信する際、まずノード#Xから見た集合Nに属するノード数numN[#X]および集合N2に属するノード数numN2[#X]の総和と、伝播ノード数の閾値TH_NUMとが比較される(ステップS911)。集合Nに属するノード数numN[#X]は、ノード#Xの集合Nテーブル110を参照することにより取得できる。また、集合N2に属するノード数numN2[#X]は、ノード#Xの集合N2テーブル120を参照することにより取得できる。また、伝播ノード数の閾値TH_NUMは想定するネットワークの規模に応じて予め定められるパラメータである。
ステップS911における比較の結果、集合Nに属するノード数numN[#X]と集合N2に属するノード数numN2[#X]の総和が伝播ノード数の閾値TH_NUMを超える場合には、送信先において同報信号の転送が行われないように、同報信号の転送終了フラグ733が「転送終了」を示す値(例えば「1」)にセットされる(ステップS912)。一方、集合Nに属するノード数numN[#X]と集合N2に属するノード数numN2[#X]の総和が伝播ノード数の閾値TH_NUMを超えない場合には、送信先において同報信号の転送が制限されないように、転送終了フラグ733が「転送未終了」を示す値(例えば「0」)にリセットされる(ステップS913)。
また、同報信号の転送回数731には、転送回数の閾値TH_FCが設定される(ステップS914)。この転送回数の閾値TH_FCは、想定するネットワークにおけるフラッディングの範囲に応じて予め定められるパラメータである。
また、伝播ノード数732には、伝播ノード数の閾値TH_NUMから集合Nに属するノード数numN[#X]と集合N2に属するノード数numN2[#X]の総和を減じた値が設定される(ステップS915)。これにより、その同報信号を受信したノードにおいて、周辺ノード数(具体的には、集合Nに属するノード数numN[#X]と集合N2に属するノード数numN2[#X]の総和)に応じて同報信号の転送が可能か否かの判断を行うことが可能となる。
その後、同報信号は無線伝送部130によって送信される(ステップS916)。
なお、ステップS915において、集合Nに属するノード数numN[#X]と集合N2に属するノード数numN2[#X]の総和が伝播ノード数の閾値TH_NUMを超える場合は、伝播ノード数732には「0」が設定される。これは、伝播ノード数の閾値TH_NUMを超える数のノードが近隣ノードとして存在する場合である。この場合、ステップS912において転送終了フラグ733に「転送終了」を示す値が設定されるため、同報信号は送信されるが、送信先において転送は行われない。
図7は、本発明の実施の形態における無線通信装置100の同報信号転送処理の処理手順例を示す流れ図である。この処理手順において、ステップS923乃至S929については同報信号転送部170により実現され、ステップS921、S922およびS931は無線伝送部130によって実現される。
同報信号を受信したノード#Yでは、まず、受信パケットの重複チェックが行われる(ステップS921)。もし、すでに受信したパケットである場合は、上位層へ渡されることなく、その受信したパケットは破棄されることになる。
受信したパケットが新規のパケットである場合、そのパケット(同報信号)は上位層へ渡され(ステップS922)、同報信号の転送終了フラグ733に「転送終了」を示す値が設定されているか否かがチェックされる(ステップS923)。そして、転送終了フラグ733に「転送終了」を示す値が設定されている場合、その時点でフラッディング処理は終了する。一方、転送終了フラグ733に「転送未終了」を示す値が設定されている場合、次に、転送回数731によりフラッディングを制限すべきか否かのチェックが行われる(ステップS924)。
ステップS924において転送回数の上限に達する場合には、転送処理は行われず、フラッディング処理は終了する。一方、転送回数の上限に達していない場合は、続いて伝播ノード数732によりフラッディングを制限すべきか否かのチェックが行われる(ステップS925)。
伝播ノード数732によりフラッディングを制限すべきか否かを判断するにあたり(ステップS925)、同報信号を受信したノード#Yにおいて、同報信号を送信したノード#Xを考慮した集合N2に属するノード数numN2[#X][#Y]を利用する。このノード数numN2[#X][#Y]は、ノード#Yから見た集合N2に属するノードのうち、ノード#Xとリンクを有さないノードの数を表す。すなわち、ノード数numN2[#X][#Y]は、ノード#Yが同報信号を近隣ノードに転送した場合を想定して、その近隣ノードから再転送されることによって新たに伝播されるノードの数を表すことになる。これに該当するノードは、集合N2テーブル120における無線通信装置のMACアドレスと、集合Nテーブル110における無線通信装置から見た近隣ノードのMACアドレスとを比較することにより取得することができる。
そして、ノード数numN2[#X][#Y]が伝播ノード数732を超える場合には、転送先において同報信号の再転送が行われないように、同報信号の転送終了フラグ733が「転送終了」を示す値(例えば「1」)にセットされる(ステップS926)。一方、ノード数numN2[#X][#Y]が伝播ノード数732を超えない場合には、転送先において同報信号の再転送が制限されないように、転送終了フラグ733は「転送未終了」を示す値(例えば「0」)のまま維持される。
また、同報信号の転送回数731には、受信した際の転送回数731の値から1つ減算した値が設定される(ステップS928)。
また、伝播ノード数732には、受信した際の伝播ノード数732の値からノード数numN2[#X][#Y]を減算した値が設定される(ステップS929)。すなわち、ノード#Yが同報信号を近隣ノードに転送した場合を想定して、その近隣ノードから再転送されることによって新たに伝播されるノードの数を伝播ノード数732から減じることにより、転送先である近隣ノードにおいて同報信号の再転送の可否をさらに判断することができる。
その後、同報信号は無線伝送部130によって転送される(ステップS931)。
次に本発明の実施の形態における処理の態様を具体例に基づいて説明する。
図8乃至11は、本発明の実施の形態における第1の具体例を示す図である。この第1の具体例では、転送回数の閾値TH_FCを「4」、伝播ノード数の閾値TH_NUMを「12」であると想定している。
図8に示すように、ノード#Bを送信元として同報信号が送信されるものとする。このノード#Bから見ると、集合Nに該当するのは、ノード#6、#7、#8、#9、#10、#11の6台である。また、集合N2に該当するのは、ノード#4、#5、#12、#13の4台である。したがって、ノード#Bにおける集合Nに属するノード数numN[#B]および集合N2に属するノード数numN2[#B]の総和は「10」となる。この数は伝播ノード数の閾値TH_NUMの「12」を超えないため、伝播ノード数の閾値TH_NUMから「10」を減算した「2」が同報信号の伝播ノード数732に設定され、また、転送回数731には閾値TH_FCである「4」が設定されて、同報信号が送信される。この同報信号を受信するのは、集合Nに該当するノード#6、#7、#8、#9、#10、#11の6台である。
図9に示すように、ノード#6から見ると、集合Nに該当するのは、ノード#4、#5、#7、#8、#Bの5台である。また、集合N2に該当するのは、ノード#1、#2、#3、#9、#10、#11の6台である。この場合、ノード#6から見た集合N2に属するノードのうち、ノード#Bとリンクを有さないノードは、ノード#1、#2、#3の3台である。したがって、ノード数numN2[#B][#6]は「3」であり、これは伝播ノード数732の「2」を超えるため、転送終了フラグ733には「転送終了」を示す値がセットされる。そして、伝播ノード数732に「0」、転送回数731に「3」が設定されて、同報信号が送信される。この同報信号を新たに受信する可能性があるのは、集合Nに該当するノードのうち、まだ同報信号を受信していないノード#4および#5の2台である。ノード#4および#5が同報信号を受信した場合、同報信号の転送終了フラグ733には「転送終了」を示す値がセットされていることから、さらに同報信号を転送することはない。
図10に示すように、ノード#10から見ると、集合Nに該当するのは、ノード#8、#B、#11、#13の4台である。また、集合N2に該当するのは、ノード#5、#6、#7、#9、#12、#14、#15の7台である。この場合、ノード#10から見た集合N2に属するノードのうち、ノード#Bとリンクを有さないノードは、ノード#5、#12、#14、#15の4台である。したがって、ノード数numN2[#B][#10]は「4」であり、これは伝播ノード数732の「2」を超えるため、転送終了フラグ733には「転送終了」を示す値がセットされる。そして、伝播ノード数732に「0」、転送回数731に「3」が設定されて、同報信号が送信される。この同報信号を新たに受信する可能性があるのは、集合Nに該当するノードのうち、まだ同報信号を受信していないノード#13だけである。ノード#13が同報信号を受信した場合、同報信号の転送終了フラグ733には「転送終了」を示す値がセットされていることから、さらに同報信号を転送することはない。
図11は、第1の具体例におけるフラッディング範囲625を示している。この第1の具体例では、伝播ノード数の閾値TH_NUM「12」に対して、実際に伝播されたノードは10台となっている。この例では伝播ノード数の閾値を超えない範囲において同報信号の伝播が行われているが、ネットワークのトポロジーによっては閾値を超える数のノードに対してフラッディングが行われる場合もある。本発明の実施の形態における制御方法では、厳密に閾値を超えないようにフラッディングの範囲を制限するのではなく、閾値に基づいてネットワークをある程度の規模に限定するようにフラッディングの範囲を制限するものである。
図12乃至19は、本発明の実施の形態における第2の具体例を示す図である。この第2の具体例では、転送回数の閾値TH_FCを「10」、伝播ノード数の閾値TH_NUMを「10」であると想定している。
図12に示すように、この第2の具体例では、8台のノードが直列に接続されている。この場合、転送回数のみで同報信号の転送を制御しようとすると、転送回数の閾値を「7」以上に設定しておかないと、両端のノード間(ノード#Aとノード#C)において通信することはできない。例えば、転送回数の閾値TH_FCを「10」と設定しただけでは、ネットワークは相当な規模になる可能性がある。これに対し、さらに伝播ノード数の閾値TH_NUMを「10」に設定することにより、ネットワークの規模をノード数=10程度に抑えつつ、両端のノード間の通信を実現することが可能となる。そして、その後、ノード数が増加して変化したときには、ネットワークの両端の端末(ノード#Aとノード#C)で通信はできなくなるものの、ノード#Aからみた場合において想定しているネットワークの規模に抑えるようにフラッディングを制限することができる。
図13に示すように、ノード#Aを送信元として同報信号が送信されるものとする。このノード#Aから見ると、集合Nに該当するのは、ノード#15だけである。また、集合N2に該当するのは、ノード#13だけである。したがって、ノード#Aにおける集合Nに属するノード数numN[#A]および集合N2に属するノード数numN2[#A]の総和は「2」となる。この数は伝播ノード数の閾値TH_NUMの「10」を超えないため、伝播ノード数の閾値TH_NUMから「2」を減算した「8」が同報信号の伝播ノード数732に設定され、転送回数731には閾値TH_FCである「10」が設定され、また、転送終了フラグ733には「転送未終了」を示す値が設定されて、同報信号が送信される。この同報信号を受信するのは、集合Nに該当するノード#15だけである。
図14に示すように、ノード#15から見ると、集合Nに該当するのは、ノード#Aおよび#13の2台である。また、集合N2に該当するのは、ノード#10だけである。この場合、ノード#15から見た集合N2に属するノード#10は、ノード#Aとリンクを有さない。したがって、ノード数numN2[#A][#15]は「1」であり、これは伝播ノード数732の「8」を超えないため、転送終了フラグ733には「転送未終了」を示す値が維持される。そして、伝播ノード数732に「7」、転送回数731に「8」が設定されて、同報信号が送信される。この同報信号を新たに受信する可能性があるのは、集合Nに該当するノードのうち、まだ同報信号を受信していないノード#13だけである。
図15に示すように、ノード#13から見ると、集合Nに該当するのは、ノード#10および#15の2台である。また、集合N2に該当するのは、ノード#8および#Aの2台である。この場合、ノード#13から見た集合N2に属するノードのうち、ノード#15とリンクを有さないノードは、ノード#8だけである。したがって、ノード数numN2[#15][#13]は「1」であり、これは伝播ノード数732の「7」を超えないため、転送終了フラグ733には「転送未終了」を示す値が維持される。そして、伝播ノード数732に「6」、転送回数731に「7」が設定されて、同報信号が送信される。この同報信号を新たに受信する可能性があるのは、集合Nに該当するノードのうち、まだ同報信号を受信していないノード#10だけである。
図16に示すように、ノード#10から見ると、集合Nに該当するのは、ノード#8および#13の2台である。また、集合N2に該当するのは、ノード#5および#15の2台である。この場合、ノード#10から見た集合N2に属するノードのうち、ノード#13とリンクを有さないノードは、ノード#5だけである。したがって、ノード数numN2[#13][#10]は「1」であり、これは伝播ノード数732の「6」を超えないため、転送終了フラグ733には「転送未終了」を示す値が維持される。そして、伝播ノード数732に「5」、転送回数731に「6」が設定されて、同報信号が送信される。この同報信号を新たに受信する可能性があるのは、集合Nに該当するノードのうち、まだ同報信号を受信していないノード#8だけである。
図17に示すように、ノード#8から見ると、集合Nに該当するのは、ノード#5および#10の2台である。また、集合N2に該当するのは、ノード#2および#13の2台である。この場合、ノード#8から見た集合N2に属するノードのうち、ノード#10とリンクを有さないノードは、ノード#2だけである。したがって、ノード数numN2[#10][#8]は「1」であり、これは伝播ノード数732の「5」を超えないため、転送終了フラグ733には「転送未終了」を示す値が維持される。そして、伝播ノード数732に「4」、転送回数731に「5」が設定されて、同報信号が送信される。この同報信号を新たに受信する可能性があるのは、集合Nに該当するノードのうち、まだ同報信号を受信していないノード#5だけである。
図18に示すように、ノード#5から見ると、集合Nに該当するのは、ノード#2および#8の2台である。また、集合N2に該当するのは、ノード#Cおよび#10の2台である。この場合、ノード#5から見た集合N2に属するノードのうち、ノード#8とリンクを有さないノードは、ノード#Cだけである。したがって、ノード数numN2[#8][#5]は「1」であり、これは伝播ノード数732の「4」を超えないため、転送終了フラグ733には「転送未終了」を示す値が維持される。そして、伝播ノード数732に「3」、転送回数731に「4」が設定されて、同報信号が送信される。この同報信号を新たに受信する可能性があるのは、集合Nに該当するノードのうち、まだ同報信号を受信していないノード#2だけである。
図19に示すように、ノード#2から見ると、集合Nに該当するのは、ノード#Cおよび#5の2台である。また、集合N2に該当するのは、ノード#8だけである。この場合、ノード#2から見た集合N2に属するノードのうち、ノード#5とリンクを有さないノードは、存在しない。したがって、ノード数numN2[#5][#2]は「0」であり、これは伝播ノード数732の「3」を超えないため、転送終了フラグ733には「転送未終了」を示す値が維持される。そして、伝播ノード数732に「2」、転送回数731に「3」が設定されて、同報信号が送信される。この同報信号を新たに受信する可能性があるのは、集合Nに該当するノードのうち、まだ同報信号を受信していないノード#Cだけである。
同報信号がノード#Cに到達すると、ネットワーク内の全てのノードに同報信号が行き渡ったことになる。このように、ネットワークトポロジーが直線的に広がっている場合においても、伝播ノード数によりネットワーク規模を制御することができる。転送回数による制限だけでは、図20の例のようにノード数が増加した場合にネットワーク規模を制限できなくなる。本発明の実施の形態によれば、ノード数が増加した場合には、ネットワークの両端の端末(ノード#Aとノード#C)で通信はできなくなるものの、ノード#Aからみた場合において想定しているネットワークの規模に抑えるようにフラッディングを制限することができる。
このように、本発明の実施の形態によれば、同報信号に伝播ノード数732を設定しておくことにより、伝播されるノード数を考慮して同報信号の転送範囲を制限することができる。これにより、動的に変化する無線アドホックネットワークにおいて、想定されるアプリケーションやシステムに適するようにネットワークに流れるトラフィック量を制限することができる。また、想定するネットワーク規模に対応したシステムを構築することができるため、システムとしての動作を保証することができ、信頼性の高い無線アドホックネットワークを構築することができる。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、以下に示すように特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有するが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
すなわち、請求項1および4において、第1の識別情報保持手段は例えば集合Nテーブル110に対応する。また、第2の識別情報保持手段は例えば集合N2テーブル120に対応する。また、同報信号生成手段は例えば同報信号生成部160に対応する。また、同報信号転送手段は例えば同報信号転送部170に対応する。
また、請求項3において、状態通知信号生成手段は例えば状態通知信号生成部150に対応する。また、リンク管理手段は例えばリンク管理部140に対応する。
また、請求項5および6において、第1の識別情報保持手段は例えば集合Nテーブル110に対応する。また、第2の識別情報保持手段は例えば集合N2テーブル120に対応する。また、終了判定手順は例えばステップS923に対応する。また、終了設定手順は例えばステップS925およびS926に対応する。また、転送手順は例えばステップS929に対応する。
なお、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。
本発明の実施の形態の無線通信システムの一例を示す図である。 無線通信装置(ノード)間の関係を示す図である。 本発明の実施の形態における無線通信装置100の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における状態通知信号の一例であるHelloパケットのフォーマットを示す図である。 本発明の実施の形態における同報信号の一例であるブロードキャストパケットのフォーマットを示す図である。 本発明の実施の形態における無線通信装置100の同報信号送信処理の処理手順例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態における無線通信装置100の同報信号転送処理の処理手順例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態における第1の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態における第1の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態における第1の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態における第1の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態における第2の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態における第2の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態における第2の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態における第2の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態における第2の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態における第2の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態における第2の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態における第2の具体例を示す図である。 ネットワークトポロジーの第1の例を示す図である。 ネットワークトポロジーの第2の例を示す図である。 ネットワークトポロジーの第3の例を示す図である。
符号の説明
100、200、300 無線通信装置
110 集合Nテーブル
120 集合N2テーブル
130 無線伝送部
140 リンク管理部
150 状態通知信号生成部
160 同報信号生成部
170 同報信号転送部

Claims (6)

  1. 無線通信の範囲外に存在する他の無線通信装置との間では近隣の無線通信装置を介した経路により通信を行う無線通信装置であって、
    無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置を第1の相手局として当該第1の相手局に関する情報を保持する第1の識別情報保持手段と、
    前記無線通信の範囲外、かつ、前記第1の相手局の無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置を第2の相手局として当該第2の相手局に関する情報を保持する第2の識別情報保持手段と、
    伝播させるべき他の無線通信装置の数の閾値から前記第1の相手局の数と前記第2の相手局の数との総数を減じた数である伝播ノード数と、前記第1の相手局の数と前記第2の相手局の数との総数が前記閾値を超えている場合に転送終了を指示する転送終了指示信号とを含む同報信号を生成して他の無線通信装置へ送信させる同報信号生成手段と、
    第1の相手局の何れかから受信した前記同報信号の前記転送終了指示信号が転送終了を指示していない場合には、前記第2の相手局のうち前記同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるものを除いた数よりも前記同報信号に含まれる伝播ノード数の方が小さければ転送終了を指示するように前記転送終了指示信号を設定するとともに、前記第2の相手局のうち前記同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるものを除いた数を前記同報信号の伝播ノード数から減じた数を新たな伝播ノード数として設定した上で、前記同報信号を他の無線通信装置へ転送させる同報信号転送手段と
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記同報信号生成手段は、前記同報信号が転送されるべき回数の閾値を転送回数として前記同報信号に含ませ、
    前記同報信号転送手段は、前記同報信号を転送するたびに前記同報信号に含まれる前記転送回数を更新して当該転送回数が所定の値に達すると前記同報信号の転送を中止させる
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記第1の相手局に関する情報を含む状態通知信号を生成して前記第1の相手局へ送信させる状態通知信号生成手段と、
    前記第1の相手局から受信した前記状態通知信号に含まれる前記第1の相手局に関する情報に基づいて前記第1の識別情報保持手段および前記第2の識別情報保持手段を更新するリンク管理手段と
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  4. 各無線通信装置が無線通信の範囲外に存在する他の無線通信装置との間では近隣の無線通信装置を介した経路により通信を行う無線通信システムであって、
    前記各無線通信装置は、
    無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置を第1の相手局として当該第1の相手局に関する情報を保持する第1の識別情報保持手段と、
    前記無線通信の範囲外、かつ、前記第1の相手局の無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置を第2の相手局として当該第2の相手局に関する情報を保持する第2の識別情報保持手段と、
    伝播させるべき他の無線通信装置の数の閾値から前記第1の相手局の数と前記第2の相手局の数との総数を減じた数である伝播ノード数と、前記第1の相手局の数と前記第2の相手局の数との総数が前記閾値を超えている場合に転送終了を指示する転送終了指示信号とを含む同報信号を生成して他の無線通信装置へ送信させる同報信号生成手段と、
    第1の相手局の何れかから受信した前記同報信号の前記転送終了指示信号が転送終了を指示していない場合には、前記第2の相手局のうち前記同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるものを除いた数よりも前記同報信号に含まれる伝播ノード数の方が小さければ転送終了を指示するように前記転送終了指示信号を設定するとともに、前記第2の相手局のうち前記同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるものを除いた数を前記同報信号の伝播ノード数から減じた数を新たな伝播ノード数として設定した上で、前記同報信号を他の無線通信装置へ転送させる同報信号転送手段とを具備する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  5. 各無線通信装置が無線通信の範囲外に存在する他の無線通信装置との間では近隣の無線通信装置を介した経路により通信を行い、無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置を第1の相手局として当該第1の相手局に関する情報を保持する第1の識別情報保持手段と、前記無線通信の範囲外、かつ、前記第1の相手局の無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置を第2の相手局として当該第2の相手局に関する情報を保持する第2の識別情報保持手段とを備える無線通信装置における無線通信方法であって、
    第1の相手局の何れかから受信した同報信号の転送終了指示信号が転送終了を指示しているか否かを判定する終了判定手順と、
    前記転送終了指示信号が転送終了を指示していない場合には前記第2の相手局のうち前記同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるものを除いた数よりも前記同報信号に含まれる伝播ノード数の方が小さければ転送終了を指示するように前記転送終了指示信号を設定する終了設定手順と、
    前記転送終了指示信号が転送終了を指示していない場合には前記第2の相手局のうち前記同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるものを除いた数を前記同報信号の伝播ノード数から減じた数を新たな伝播ノード数として設定した上で、前記同報信号を他の無線通信装置へ転送する転送手順と
    を具備することを特徴とする無線通信方法。
  6. 各無線通信装置が無線通信の範囲外に存在する他の無線通信装置との間では近隣の無線通信装置を介した経路により通信を行い、無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置を第1の相手局として当該第1の相手局に関する情報を保持する第1の識別情報保持手段と、前記無線通信の範囲外、かつ、前記第1の相手局の無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置を第2の相手局として当該第2の相手局に関する情報を保持する第2の識別情報保持手段とを備える無線通信装置において、
    第1の相手局の何れかから受信した同報信号の転送終了指示信号が転送終了を指示しているか否かを判定する終了判定手順と、
    前記転送終了指示信号が転送終了を指示していない場合には前記第2の相手局のうち前記同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるものを除いた数よりも前記同報信号に含まれる伝播ノード数の方が小さければ転送終了を指示するように前記転送終了指示信号を設定する終了設定手順と、
    前記転送終了指示信号が転送終了を指示していない場合には前記第2の相手局のうち前記同報信号を送信した第1の相手局の無線通信の範囲内にあるものを除いた数を前記同報信号の伝播ノード数から減じた数を新たな伝播ノード数として設定した上で、前記同報信号を他の無線通信装置へ転送する転送手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2006343661A 2006-12-21 2006-12-21 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法、および、プログラム Expired - Fee Related JP4229182B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006343661A JP4229182B2 (ja) 2006-12-21 2006-12-21 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法、および、プログラム
US11/954,567 US8203990B2 (en) 2006-12-21 2007-12-12 Wireless-communication system, wireless-communication device, wireless-communication method, and program
CN2007103016054A CN101207576B (zh) 2006-12-21 2007-12-20 无线通信系统、无线通信设备及无线通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006343661A JP4229182B2 (ja) 2006-12-21 2006-12-21 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法、および、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008160225A JP2008160225A (ja) 2008-07-10
JP4229182B2 true JP4229182B2 (ja) 2009-02-25

Family

ID=39542653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006343661A Expired - Fee Related JP4229182B2 (ja) 2006-12-21 2006-12-21 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法、および、プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8203990B2 (ja)
JP (1) JP4229182B2 (ja)
CN (1) CN101207576B (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1608111A4 (en) * 2003-03-13 2010-11-17 Sony Corp AD HOC RADIO COMMUNICATION SYSTEM, TERMINAL, TERMINAL PROCESSING METHOD, AND TERMINAL METHOD OF EXECUTING THE METHOD
JP5241481B2 (ja) * 2008-12-26 2013-07-17 三菱電機株式会社 アドホックネットワークを含む通信システム、通信システムの移動通信装置、通信システムでの通信方法
CN101547491B (zh) * 2009-04-15 2010-12-08 电子科技大学 一种移动自组织网络系统路由方法
JP4865048B2 (ja) * 2010-03-15 2012-02-01 株式会社東芝 情報処理装置、その接続確立方法、および無線通信機器
GB201201915D0 (en) * 2012-02-03 2012-03-21 Nec Corp Mobile communications device and system
JP6015072B2 (ja) * 2012-03-30 2016-10-26 富士通株式会社 通信システム、通信装置、経路切替方法及び経路切替プログラム
US8923202B2 (en) 2012-07-23 2014-12-30 Adidas Ag Communication network for an athletic activity monitoring system
US9992021B1 (en) 2013-03-14 2018-06-05 GoTenna, Inc. System and method for private and point-to-point communication between computing devices
JP6217174B2 (ja) * 2013-06-25 2017-10-25 富士通株式会社 無線通信システム、無線端末、及び、障害検出方法
JP5991544B2 (ja) * 2013-10-09 2016-09-14 日本電信電話株式会社 無線ネットワークシステム、無線データ転送方法および端末装置
JP6201669B2 (ja) * 2013-11-15 2017-09-27 富士通株式会社 通信方法、通信装置、通信プログラム、および、通信システム
WO2015139026A2 (en) 2014-03-14 2015-09-17 Go Tenna Inc. System and method for digital communication between computing devices
US10229520B2 (en) * 2014-06-30 2019-03-12 Nec Corporation Feature-value display system, feature-value display method, and feature-value display program
US10833880B2 (en) * 2014-08-07 2020-11-10 Nokia Technologies Oy Controlled switching of multicast traffic between selective and inclusive routes based on number of multicast receivers
CN111148176B (zh) * 2018-11-05 2023-08-22 鹤壁天海电子信息系统有限公司 无线自组网的路由方法及装置
US11082344B2 (en) 2019-03-08 2021-08-03 GoTenna, Inc. Method for utilization-based traffic throttling in a wireless mesh network
CN111132236B (zh) * 2019-12-31 2021-11-02 南京航空航天大学 基于改进olsr协议的多无人机自组织网络mpr节点选择方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005303827A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Ntt Docomo Inc 無線基地局、通信経路制御方法およびパケット転送方法
GB0412846D0 (en) * 2004-06-09 2004-07-14 Nortel Networks Ltd Method for providing for interoperability between standards-compliant and radius-restricted OSPF routers
JP4379237B2 (ja) * 2004-07-14 2009-12-09 ソニー株式会社 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2006319676A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Oki Electric Ind Co Ltd フレーム送信方法、トポロジー取得方法、及び無線通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN101207576A (zh) 2008-06-25
US8203990B2 (en) 2012-06-19
US20080151810A1 (en) 2008-06-26
CN101207576B (zh) 2011-03-09
JP2008160225A (ja) 2008-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4229182B2 (ja) 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法、および、プログラム
JP4821600B2 (ja) 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法、および、プログラム
JP4732972B2 (ja) アドホックネットワーク、ノード、経路制御方法、及び経路制御プログラム
JP4800067B2 (ja) 通信ノード及びルーティング方法
KR100586233B1 (ko) 이동 애드혹 네트워크에서 최적 방향-기반 플러딩 방법
JP4214960B2 (ja) 無線通信ネットワークシステム
JP4689630B2 (ja) 通信端末及び通信制御方法
JPWO2010047024A1 (ja) ネットワーク通信システム、ノード装置、ルーティング方法、および、ルーティングプログラム
JP5287622B2 (ja) 通信システム、ノード、通信制御方法、およびプログラム
JP5036602B2 (ja) 無線アドホック端末およびアドホック・ネットワーク・システム
JP4572173B2 (ja) 無線通信装置、無線通信方法および経路情報テーブルの作成方法
JP5241481B2 (ja) アドホックネットワークを含む通信システム、通信システムの移動通信装置、通信システムでの通信方法
JP4830879B2 (ja) 無線データ通信システム
JP4569544B2 (ja) 無線マルチホップネットワークの経路制御システム
JP4978217B2 (ja) 通信装置および通信システム
JP2007235871A (ja) 無線装置およびそれを用いた無線ネットワークシステム
JP4855176B2 (ja) アドホック・ネットワークを構成するノード
JP4862674B2 (ja) 無線通信装置および無線通信システム
JP4754463B2 (ja) 通信ルート選択制御装置、無線装置及び通信ルート選択方法
JP5860135B2 (ja) 通信機器探索方法、通信機器、通信機器探索プログラムおよびアドホックネットワークシステム
WO2007080773A1 (ja) アドホック・ネットワーク・システムおよびそのノード装置
JP2012065116A (ja) 中継機、mpp、データ通信ネットワーク、ネットワーク間通信方法、プログラム及び記録媒体
Madummathodi et al. A bluetooth messaging system to enable users to communicate in a scatternet
JP2017163327A (ja) 通信装置
JP2009105936A (ja) ブロードキャストシステムとそのブロードキャスト方法、及びブロードキャストプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees